JP7326626B2 - 硬化性組成物 - Google Patents
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Description
(a)下記式(I):
[式中:
R3は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または1価の有機基であり、
R4は、各出現においてそれぞれ独立して、水酸基または加水分解可能な基であり、
pは、各出現においてそれぞれ独立して、0~3の整数であり;
ただし、(SiR3 pR4 3-p)jにおいて少なくとも1つのSiR3 pR4 3-pは、pが0~2の整数であり、
qは、各出現においてそれぞれ独立して、0~3の整数であり;
ただし、(SiR3 qR4 3-q)jにおいて少なくとも1つのSiR3 qR4 3-qは、qが0~2の整数であり、
R5は、各出現においてそれぞれ独立して、j+1価の有機基であり、
R6は、各出現においてそれぞれ独立して、-R22-R21-R23-であり、
R21は、各出現においてそれぞれ独立して、シクロアルキレン含有基であり、
R22は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合または二価の有機基であり、
R23は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合または二価の有機基であり、
R7は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子またはC1-20アルキル基であり、
PFPE1は、各出現においてそれぞれ独立して、-RF-RFE-であり、
RFは、-(CfF2f)-であり(ここで、fは1~10の整数である)、
RFEは、式:
-(OCF2)a1-(OC2F4)a2-(OC3X10 6)a3-(OC4F8)a4-(OC5F10)a5-(OC6F12)a6-(OC7F14)a7-(OC8F16)a8-
(式中:
a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7およびa8は、それぞれ独立して0~200の整数であり、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7およびa8の和は、少なくとも5であり、添字a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7またはa8を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意であり、
X10は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子または塩素原子であり、ただし、全てのX10が水素原子または塩素原子であるとき、a1、a2、a4、a5、a6、a7およびa8の少なくとも1つは、1以上の整数である)
で表される2価のフルオロポリエーテル基であり、
jは、各出現において独立して、1~9の整数であり、
kは、1以上の整数である]
で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物;
(b)Si原子と結合したOR2基を少なくとも2個有する化合物(ここで、R2は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または1価の有機基である)(ただし、前記(a)に該当するものを除く)またはその部分加水分解縮合物;並びに
(c)縮合触媒
を含む、硬化性組成物が提供される。
[式中:
R3は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または1価の有機基であり、
R4は、各出現においてそれぞれ独立して、水酸基または加水分解可能な基であり、
pは、各出現においてそれぞれ独立して、0~3の整数であり;
ただし、(SiR3 pR4 3-p)jにおいて少なくとも1つのSiR3 pR4 3-pは、pが0~2の整数であり、
qは、各出現においてそれぞれ独立して、0~3の整数であり;
ただし、(SiR3 qR4 3-q)jにおいて少なくとも1つのSiR3 qR4 3-qは、qが0~2の整数であり、
R5は、各出現においてそれぞれ独立して、j+1価の有機基であり、
R6は、各出現においてそれぞれ独立して、-R22-R21-R23-であり、
R21は、各出現においてそれぞれ独立して、シクロアルキレン含有基であり、
R22は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合または二価の有機基であり、
R23は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合または二価の有機基であり、
R7は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子またはC1-20アルキル基であり、
PFPE1は、各出現においてそれぞれ独立して、-RF-RFE-であり、
RFは、-(CfF2f)-であり(ここで、fは1~10の整数である)、
RFEは、式:
-(OCF2)a1-(OC2F4)a2-(OC3X10 6)a3-(OC4F8)a4-(OC5F10)a5-(OC6F12)a6-(OC7F14)a7-(OC8F16)a8-
(式中:
a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7およびa8は、それぞれ独立して0~200の整数であり、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7およびa8の和は、少なくとも5であり、添字a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7またはa8を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意であり、
X10は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子または塩素原子であり、ただし、全てのX10が水素原子または塩素原子であるとき、a1、a2、a4、a5、a6、a7およびa8の少なくとも1つは、1以上の整数である)
で表される2価のフルオロポリエーテル基であり、
jは、各出現において独立して、1~9の整数であり、
kは、1以上の整数である]
で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物(以下において、「PFPE含有シラン化合物(a)」と称することがある)、
(b)Si原子と結合したOR2基(ここで、R2は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または1価の有機基である)を少なくとも2個有する有機ケイ素化合物(ただし、PFPE含有シラン化合物(a)を除く)またはその部分加水分解縮合物(以下において、「架橋剤(b)」と称することがある)、および
縮合触媒(c)
を有する。
上記PFPE含有シラン化合物(a)は、水酸基および加水分解可能な基からなる群より選ばれる少なくとも1の基と結合したSi原子を2以上、および、パーフルオロ(ポリ)エーテル基を有し、かつ、パーフルオロ(ポリ)エーテル基が連結する-C(=O)NH-で示される構造を少なくとも一つ有する化合物である。
-(OCF2)a1-(OC2F4)a2-(OC3X10 6)a3-(OC4F8)a4-(OC5F10)a5-(OC6F12)a6-(OC7F14)a7-(OC8F16)a8-
で表される2価のフルオロポリエーテル基である。式中、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7およびa8は、それぞれ独立して0以上200以下の整数であり、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7およびa8の和は、少なくとも5以上であり、より好ましくは10以上、例えば10以上200以下である。添字a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7またはa8を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。X10は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子または塩素原子であり、好ましくは水素原子またはフッ素原子であり、より好ましくはフッ素原子である。ただし、全てのX10が水素原子または塩素原子であるとき、a1、a2、a4、a5、a6、a7およびa8の少なくとも1つは、1以上の整数である。以下において、上記-RF-RFE-で表される構造を有するパーフルオロ(ポリ)エーテル基を、「PFPE1」と称することがある。本発明の硬化性組成物は、上記のようなPFPE1を有することにより、その硬化物が低いガラス転移温度(Tg)を有し得る。本明細書における-PFPE1-部分は、1種類または複数種類のフルオロアルキルエーテル構造を組み合わせてなるポリマー構造である。a1~a8またはそれらの和は、ポリマー中のフルオロアルキルエーテル構造の繰り返し単位数を指すが、これらの値は、ポリマー中の一構造単位における平均値であり、近似値であることが当業者には理解される。例えばPFPE1が-(CfF2f)-(OCF2)a1-(OC2F4)a2-で表されている場合、a1の値は各-PFPE1-部分の(OCF2)a1単位の数の平均を、a2の値は各-PFPE1-部分の(OC2F4)a2単位の数の平均をそれぞれ表し、a1+a2=のように記載されている場合、各繰り返し単位の合計の平均がその値(近似値)であることを表す。
-(OC3F6)a3- (f1)
[式中、a3は、5~200の整数である。];
-(OC4F8)a4-(OC3F6)a3-(OC2F4)a2-(OCF2)a1- (f2)
[式中、a4およびa3は、それぞれ独立して、0~30の整数であり、a2およびa1は、それぞれ独立して1~200の整数であり、 a4、a3、a2およびa1の和は5以上であり、添字a4、a3、a2またはa1を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序 は、式中において任意である。];
-(R6-R7)g- (f3)
[式中、R6は、OCF2またはOC2F4であり、R7は、OC2F4、OC3F6、OC4F8、OC5F10およびOC6F12から選択される基であるか、あるいは、これらの基から独立して選択される2または3つの基の組み合わせであり、gは、2~100の整数である。];
-(OC6F12)a6-(OC5F10)a5-(OC4F8)a4-(OC3F6)a3-(OC2F4)a2-(OCF2)a1- (f4)
[式中、a2は、1~200の整数であり、a6、a5、a4、a3およびa1は、それぞれ独立して0~200の整数であって、a6、a5、a4、a3、a2およびa1の和は少なくとも5であり、また、a6、a5、a4、a3、a2またはa1を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。]
-(OC6F12)a6-(OC5F10)a5-(OC4F8)a4-(OC3F6)a3-(OC2F4)a2-(OCF2)a1- (f5)
[式中、a1は、1~200の整数であり、a6、a5、a4、a3およびa2は、それぞれ独立して0~200の整数であって、a6、a5、a4、a3、a2およびa1の和は少なくとも5であり、また、a6、a5、a4、a3、a2またはa1を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。]
で表される基である。
-(CfF2f)-(OCF2)a1-(OCF2CF2)a2l-(OCF(CF3))a2’-(OCF2CF2CF2)a3l-(OCF2CF(CF3))a3’-(OCF(CF3)CF2)a3”-(OCF2CF2CF2CF2)a4-
(ここで、fは、1以上4以下の整数であり、a1、a2l、a2’、a3l、a3’、a3”およびa4は、それぞれ独立して0以上200以下の整数であり、a2lおよびa2’の和はa2に等しく、a3l、a3’およびa3”の和はa3に等しく、a1、a2l、a2’、a3l、a3’、a3”およびa4の和は5以上であり、各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である)で示される2価のパーフルオロ(ポリ)エーテル基である。一態様としてより好ましい例において、PFPE1は、上記式においてa1が0以上50以下の整数であり、a2が0以上50以下の整数であり、a3が0以上30以下の整数であり、a4が0以上30以下の整数であり、a1、a2、a3およびa4の和が5以上200以下である、2価のパーフルオロ(ポリ)エーテル基である。一態様としてさらに好ましい例において、PFPE1は、-(OCF2CF(CF3))a3’-および/または-(OCF(CF3)CF2)a3”-で示される繰り返し単位を有するパーフルオロ(ポリ)エーテル基である。すなわち、別のより好ましい一態様において、PFPE1は、分岐状のパーフルオロアルキル基、特にパーフルオロプロピル基を有する。具体的な例としては、以下のような構造を挙げることができる。
-(CfF2f)-(OCF2CF(CF3))a3’-(OCF2CF2)-(OCF(CF3)CF2)a3”-(OCF(CF3))-
-(CfF2f)-(OCF2CF(CF3))a3’-(OCF2CF2CF2CF2)-(OCF(CF3)CF2)a3”-(OCF(CF3))-
-PFPE1-C(=O)NR7-R6-NR7C(=O)-
で示される構造の繰り返し単位の数を表す。kの値は1以上である。したがって、上記PFPE含有シラン化合物(a)は、-PFPE1-の両末端に-C(=O)NR7-で示される構造を有する単位が少なくとも2つ存在する。すなわち、上記PFPE含有シラン化合物(a)は、-C(=O)NR7-で示される構造を少なくとも4つ有する。kの値は、上記PFPE含有シラン化合物(a)が調製可能な範囲であれば特に制限されないが、1以上5以下の整数であることが好ましい。これにより、硬化性組成物の深部硬化性に寄与しうると考えられる部分を1分子中に多数設けることができる。
[式中、R22は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合またはC1-6アルキレン基であり、R23は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合またはC1-6アルキレン基であり、R24は、各出現においてそれぞれ独立して、C1-6アルキレン基、好ましくは-CH2CH2-または-CH2-である。]から選択される基である。
[式中、R22は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合またはC1-6アルキレン基であり、R23は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合またはC1-6アルキレン基であり、R24は、各出現においてそれぞれ独立して、C1-6アルキレン基、好ましくは-CH2CH2-または-CH2-である。]から選択される基である。
末端化率は、例えばNMR測定により決定することができる。一般式(I)の化合物の場合、PFPE1の末端に存在するCF2基、即ちリンカーと結合しているアミド基に隣接するCF2基を19F NMRで測定することで、分子末端にどの程度シリル基が導入されているかを求めることができる。一般式(I)の化合物とは異なる構造を有する化合物においても、末端がシリル化されたものとそうでないものとで異なる部分のNMR測定によって末端化率を算出することができ、その方法は、当業者にとって周知である。
(式中、PFPE1、R6、R7は、上記と同定義である。)
-(R31)p’-(Xa)q’-
[式中:
R31は、単結合、-(CH2)s’-またはo-、m-もしくはp-フェニレン基を表し、好ましくは-(CH2)s’-であり、
s’は、1~20の整数、好ましくは1~6の整数、より好ましくは1~3の整数、さらにより好ましくは1または2であり、
Xaは、-(Xb)l’-を表し、
Xbは、各出現においてそれぞれ独立して、-O-、-S-、o-、m-もしくはp-フェニレン基、-C(O)O-、-Si(R33)2-、-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-、-CONR34-、-O-CONR34-、-NR34-および-(CH2)n’-からなる群から選択される基を表し、
R33は、各出現においてそれぞれ独立して、フェニル基、C1-6アルキル基またはC1-6アルコキシ基を表し、好ましくはフェニル基またはC1-6アルキル基であり、より好ましくはメチル基であり、
R34は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フェニル基またはC1-6アルキル基(好ましくはメチル基)を表し、好ましくは水素原子であり、
m’は、各出現において、それぞれ独立して、1~100の整数、好ましくは1~20の整数であり、
n’は、各出現において、それぞれ独立して、1~20の整数、好ましくは1~6の整数、より好ましくは1~3の整数であり、
l’は、1~10の整数、好ましくは1~5の整数、より好ましくは1~3の整数であり、
p’は、0または1であり、
q’は、0または1であり、
ここに、p’およびq’の少なくとも一方は1であり、p’またはq’を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は任意である]
で表される2価の基が挙げられる。ここに、R31およびXa(典型的にはR31およびXaの水素原子)は、フッ素原子、C1-3アルキル基およびC1-3フルオロアルキル基から選択される1個またはそれ以上の置換基により置換されていてもよい。ただし、R31が単結合であるかp’が0であるとき、Xaは、-CONR34-または-NR34-ではない。
単結合、
C1-20アルキレン基、
-R31-Xc-R32-、または
-Xd-R32-
[式中、R31およびR32は、上記と同意義である。]
であり得る。なお、アルキレン基とは、-(CδH2δ)-構造を有する基であり、置換または非置換であってよく、直鎖状または分枝鎖状であってもよい。
単結合、
C1-20アルキレン基、
-(CH2)s’-Xc-、
-(CH2)s’-Xc-(CH2)t’-、
-Xd-、または
-Xd-(CH2)t’-
[式中、s’およびt’は、上記と同意義である。]
である。
-Xf-、
-Xf-C1-20アルキレン基、
-Xf-(CH2)s’-Xc-、
-Xf-(CH2)s’-Xc-(CH2)t’-
-Xf-Xd-、または
-Xf-Xd-(CH2)t’-
である。式中、s’およびt’は、上記と同意義である。
上記式中、Xfは、炭素原子数1~6、好ましくは炭素原子数1~4、より好ましくは炭素原子数1~2のアルキレン基、例えばメチレン基である。Xf中の水素原子は、フッ素原子、C1-3アルキル基およびC1-3フルオロアルキル基から選択される1個またはそれ以上の置換基により置換されていてもよく、好ましくは置換されている。Xfは、直鎖状または分枝鎖状であってもよく、好ましくは直鎖状である。
-O-、
-S-、
-C(O)O-、
-CONR34-、
-O-CONR34-、
-Si(R33)2-、
-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-、
-O-(CH2)u’-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-、
-O-(CH2)u’-Si(R33)2-O-Si(R33)2-CH2CH2-Si(R33)2-O-Si(R33)2-、
-O-(CH2)u’-Si(OCH3)2OSi(OCH3)2-、
-(CH2)u’-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-、
-(CH2)u’-N(R34)-、
-(o-、m-またはp-フェニレン)-Si(R33)2-、
-CONR34-(CH2)u’-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-、
-CONR34-(CH2)u’-N(R34)-、または
-CONR34-(o-、m-またはp-フェニレン)-Si(R33)2-
[式中、R33、R34およびm’は、上記と同意義であり、
u’は1~20の整数、好ましくは2~6の整数、より好ましくは2~3の整数である。]を表す。但し、R31が単結合である場合、Xcは、-CONR34-を末端に有する基ではない。好ましくは-O-である。
-S-、
-C(O)O-、
-(CH2)u’-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-、
-(CH2)u’-N(R34)-、
-(o-、m-またはp-フェニレン)-Si(R33)2-、
-CONR34-、
-CONR34-(CH2)u’-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-、
-CONR34-(CH2)u’-N(R34)-、または
-CONR34-(o-、m-またはp-フェニレン)-Si(R33)2-
[式中、各記号は、上記と同意義である。]
を表す。
-Xf-、
-Xf-C1-20アルキレン基、
-Xf-(CH2)s’-Xc-、
-Xf-(CH2)s’-Xc-(CH2)t’-
-Xf-Xd-、または
-Xf-Xd-(CH2)t’-
[式中、Xf、s’およびt’は、上記と同意義であり、
Xcが、-O-、または-CONR34-であり、
Xdが、-CONR34-であり、
R34は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フェニル基またはC1-6アルキル基(好ましくはメチル基)を表す。]
で表される基である。
-Xf-(CH2)s’-Xc-、
-Xf-(CH2)s’-Xc-(CH2)t’-
-Xf-Xd-、または
-Xf-Xd-(CH2)t’-
[式中、Xf、s’およびt’は、上記と同意義であり、
Xcが、-CONR34-であり、
Xdが、-CONR34-であり、
R34は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フェニル基またはC1-6アルキル基(好ましくはメチル基)を表す。]
で表される基である。
単結合、
C1-20アルキレン基、
-(CH2)s’-Xc-(CH2)t’-、または
-Xd-(CH2)t’-
[式中、各記号は、上記と同意義である。]
であり得る。但し、このときXdは、-CONR34-ではない。
単結合、
C1-20アルキレン基、
-(CH2)s’-O-(CH2)t’-、
-(CH2)s’-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-(CH2)t’-、
-(CH2)s’-O-(CH2)u’-(Si(R33)2O)m’-Si(R33)2-(CH2)t’-、または
-(CH2)s’-O-(CH2)t’-Si(R33)2-(CH2)u’-Si(R33)2-(CvH2v)-
[式中、R33、m’、s’、t’およびu’は、上記と同意義であり、vは1~20の整数、好ましくは2~6の整数、より好ましくは2~3の整数である。]
である。
[式中、R41は、それぞれ独立して、水素原子、フェニル基、炭素原子数1~6のアルキル基、またはC1-6アルコキシ基、好ましくはメチル基であり;
Dは、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CF2O(CH2)3-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、および
-(1,3-フェニレン)-Si(R42)2-(CH2)2-
(式中、R42は、それぞれ独立して、水素原子、C1-6のアルキル基またはC1-6のアルコキシ基、好ましくはメチル基またはメトキシ基、より好ましくはメチル基を表す。)
から選択される基であり、
Eは、-(CH2)ne-(neは2~6の整数)であり、
Dは、分子主鎖のPFPE1基がある側に結合し、Eは、PFPE1がある側と反対の基に結合する。]
単結合、
-CH2OCH2-、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CH2O(CH2)6-、
-CF2-CH2-O-CH2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)3-、
-CF2-CH2-O-(CH2)6-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)2Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)3Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)10Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)20Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2OCF2CHFOCF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2OCH2(CH2)7CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)3-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)2OSi(OCH2CH3)2(CH2)3-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)2OSi(OCH2CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、
-(CH2)5-、
-(CH2)6-、
-CF2-、
-(CF2)2-、
-CF2-CH2-、
-CF2-(CH2)2-、
-CF2-(CH2)3-、
-CF2-(CH2)4-、
-CF2-(CH2)5-、
-CF2-(CH2)6-、
-CO-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)6-、
-S-(CH2)3-、
-(CH2)2S(CH2)3-、
-(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)2Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)3Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)10Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)20Si(CH3)2(CH2)2-、
-C(O)O-(CH2)3-、
-C(O)O-(CH2)6-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)2-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-CH(CH3)-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)3-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-CH(CH3)-CH2-、
-OCH2-、
-O(CH2)3-、
-OCFHCF2-、
1,3-フェニレン、
-(1,3-フェニレン)-Si(CH3)2-(CH2)2-
などが挙げられる。
単結合、
-CH2OCH2-、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CH2O(CH2)6-、
-CF2-CH2-O-CH2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)3-、
-CF2-CH2-O-(CH2)6-、
-CH2OCF2CHFOCF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、
-(CH2)5-、
-(CH2)6-、
-CF2-、
-(CF2)2-、
-CF2-CH2-、
-CF2-(CH2)2-、
-CF2-(CH2)3-、
-CF2-(CH2)4-、
-CF2-(CH2)5-、
-CF2-(CH2)6-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)6-、
-OCH2-、
-O(CH2)3-、または
-OCFHCF2-、
であることが好ましい。
単結合、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)6-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
である。
単結合、
-Xf-、
炭素原子数1~6、好ましくは炭素原子数1~3のアルキレン基、
-Xf-C1-6アルキレン基、好ましくは-Xf-C1-3アルキレン基、より好ましくは
-Xf-C1-2アルキレン基、
-C6H4-R52’-、
-R52’-、
-C6H4-R52’-、
-Xf-CONR4’-R52’-、
-Xf-CONR4’-C6H4-R52’-、
-CO-R52’-、
-CO-C6H4-R52’-、
-SO2NR4’-R52’-、
-SO2NR4’-C6H4-R52’-、
-SO2-R52’-、
-SO2-C6H4-R52’-、
-R51’-C6H4-、
-R51’-CONR4’-、
-R51’-CONR4’-C6H4-、
-R51’-CO-、
-R51’-CO-C6H4-、
-R51’-SO2NR4’-、
-R51’-SO2NR4’-C6H4-、
-R51’-SO2-、
-R51’-SO2-C6H4-、
-C6H4-、
-Xf-CONR4’-、
-Xf-CONR4’-C6H4-、
-CO-、
-CO-C6H4-、
-SO2NR4’-、
-SO2NR4’-C6H4-、
-SO2-、または
-SO2-C6H4-
(式中、R51’およびR52’は、それぞれ独立して、炭素原子数1~6、好ましくは炭素原子数1~3の直鎖のアルキレン基である。上記したように、上記アルキレン基は、置換または非置換であり、上記アルキレン基の置換基としては、例えばハロゲン原子、好ましくはフッ素原子を挙げることができる。R4’は、水素原子またはメチル基である。)
であり得る。
-Xf-、
炭素原子数1~6、好ましくは炭素原子数1~3のアルキレン基、
-Xf-C1-6アルキレン基、好ましくは-Xf-C1-3アルキレン基、より好ましくは
-Xf-C1-2アルキレン基、
-R52’-、
-C6H4-R52’-、
-Xf-CONR4’-R52’-、
-Xf-CONR4’-C6H4-R52’-、
-R51’-CONR4’-、
-R51’-CONR4’-C6H4-、
-Xf-CONR4’-、
-Xf-CONR4’-C6H4-、
-R51’-CONR4’-、または
-R51’-CONR4’-C6H4-、
であり得る。式中、Xf、R51’およびR52’は、それぞれ上記と同意義である。
単結合、
-R52’-、
-C6H4-R52’-、
-Xf-CONR4’-R52’-、
-Xf-CONR4’-C6H4-R52’-、
-R51’-CONR4’-、
-R51’-CONR4’-C6H4-、
-C6H4-、
-Xf-CONR4’-、または
-Xf-CONR4’-C6H4-、
であり得る。
単結合、
炭素原子数1~6のアルキレン基、
炭素原子数1~6のパーフルオロアルキレン基(例えば-CF2-、-(CF2)2-等)、
-CF2-C1-6アルキレン基、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-CF2-CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2-CON(CH3)-、
-CF2-CON(CH3)CH2-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CH2-CONH-、
-CH2-CONH-CH2-、
-CH2-CONH-(CH2)2-、
-CH2-CONH-(CH2)3-、
-CF2-CH2-CONH-、
-CF2-CH2-CONH-CH2-、
-CF2-CH2-CONH-(CH2)2-、
-CF2-CH2-CONH-(CH2)3-、
-C6H4-、
-CH2-CON(CH3)-CH2-、
-CH2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CH2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CONH-C6H4-、
-CF2-CON(CH3)-C6H4-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-CH2-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(CH3)-C6H4-、
-CO-、
-CO-C6H4-、
-C6H4-、
-SO2NH-、
-SO2NH-CH2-、
-SO2NH-(CH2)2-、
-SO2NH-(CH2)3-、
-SO2NH-C6H4-、
-SO2N(CH3)-、
-SO2N(CH3)-CH2-、
-SO2N(CH3)-(CH2)2-、
-SO2N(CH3)-(CH2)3-、
-SO2N(CH3)-C6H4-、
-SO2-、
-SO2-CH2-、
-SO2-(CH2)2-、
-SO2-(CH2)3-、または
-SO2-C6H4-
などが挙げられる。
単結合、
炭素原子数1~6のアルキレン基、
炭素原子数1~6のパーフルオロアルキレン基(例えば、-CF2-、-(CF2)2-等)、
-CF2-C1-6アルキレン基、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2-CON(CH3)-、
-CF2-CON(CH3)CH2-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CH2-CONH-、
-CH2-CONH-CH2-、
-CH2-CONH-(CH2)2-、
-CH2-CONH-(CH2)3-、
-CF2-CH2-CONH-、
-CF2-CH2-CONH-CH2-、
-CF2-CH2-CONH-(CH2)2-、
-CF2-CH2-CONH-(CH2)3-、
-C6H4-、
-CH2-CON(CH3)-CH2-、
-CH2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CH2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CONH-C6H4-、
-CF2-CON(CH3)-C6H4-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-CH2-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(CH3)-C6H4-、
などが挙げられる。
単結合、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2-CON(CH3)-、
-CF2-CON(CH3)CH2-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CH2-CONH-、
-CH2-CONH-CH2-、
-CH2-CONH-(CH2)2-、
-CH2-CONH-(CH2)3-、
-CF2-CH2-CONH-、
-CF2-CH2-CONH-CH2-、
-CF2-CH2-CONH-(CH2)2-、
-CF2-CH2-CONH-(CH2)3-、
-C6H4-、
-CH2-CON(CH3)-CH2-、
-CH2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CH2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CONH-C6H4-、
-CF2-CON(CH3)-C6H4-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-CH2-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-(CH2)2-、
-CF2-CH2-CON(CH3)-(CH2)3-、または
-CF2-CON(CH3)-C6H4-、
などが挙げられる。
[式中、
R41は、それぞれ独立して、水素原子、フェニル基、炭素原子数1~6のアルキル基、またはC1-6アルコキシ基、好ましくはメチル基であり;
各X1基において、Tのうち一つは、分子主鎖のPFPE1に連結するアミド結合に結合する以下の基:
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CF2O(CH2)3-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、または
-(1,3-フェニレン)-Si(R42)2-(CH2)2-
[式中、R42は、それぞれ独立して、水素原子、C1-6のアルキル基またはC1-6のアルコキシ基、好ましくはメチル基またはメトキシ基、より好ましくはメチル基を表す。]
であり、別のTのいくつかは、分子主鎖のPFPEと反対の基に結合する-(CH2)n”-(n”は2~6の整数)であり、存在する場合、残りのTは、それぞれ独立して、メチル基、フェニル基、C1-6アルコキシ基またはラジカル捕捉基もしくは紫外線吸収基であり得る。なお、上記態様においても、X1として記載している基において、左側がPFPE1で表される基に連結するアミド結合に、右側がPFPE1で表される基の逆側に、それぞれ結合する。
[式中:
PFPE1、R6およびR7は、それぞれ独立して、上記定義のとおりであり;
R13は、各出現においてそれぞれ独立して、水酸基または加水分解可能な基を表し;
R14は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~22のアルキル基を表し;
R11は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子またはハロゲン原子を表し;
R12は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または低級アルキル基を表し;
R11”、R12”、R13”、およびR14”は、それぞれ、R11、R12、R13、およびR14と同意義であり;
n1は、1~3の整数であり、好ましくは3であり;
X1は、各出現においてそれぞれ独立して、-O-CFR20-(CF2)e’-であり;
R20は、各出現においてそれぞれ独立して、フッ素原子または低級フルオロアルキル基であり;
e’は、各出現においてそれぞれ独立して、0または1であり;
X2は、-(CH2)u-であり;
uは、各出現においてそれぞれ独立して、0~2の整数であり;
tは、各出現においてそれぞれ独立して、2~10の整数である。]
で表される化合物である。
-CH2OCH2-、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CH2O(CH2)6-、
-CF2-CH2-O-CH2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)3-、
-CF2-CH2-O-(CH2)6-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)2Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)3Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)10Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)20Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2OCF2CHFOCF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2OCH2(CH2)7CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)3-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)2OSi(OCH2CH3)2(CH2)3-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)2OSi(OCH2CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、
-(CH2)5-、
-(CH2)6-、
-CF2-、
-(CF2)2-、
-CF2-CH2-、
-CF2-(CH2)2-、
-CF2-(CH2)3-、
-CF2-(CH2)4-、
-CF2-(CH2)5-、
-CF2-(CH2)6-、
-CO-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)6-、
-S-(CH2)3-、
-(CH2)2S(CH2)3-、
-(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)2Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)3Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)10Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)20Si(CH3)2(CH2)2-、
-C(O)O-(CH2)3-、
-C(O)O-(CH2)6-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)2-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-CH(CH3)-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)3-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-CH(CH3)-CH2-、
-OCH2-、
-O(CH2)3-、
-OCFHCF2-、
1,3-フェニレン、
-(1,3-フェニレン)-Si(CH3)2-(CH2)2-
などが挙げられる。
-CH2OCH2-、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CH2O(CH2)6-、
-CF2-CH2-O-CH2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)3-、
-CF2-CH2-O-(CH2)6-、
-CH2OCF2CHFOCF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CF2-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、
-(CH2)5-、
-(CH2)6-、
-CF2-、
-(CF2)2-、
-CF2-CH2-、
-CF2-(CH2)2-、
-CF2-(CH2)3-、
-CF2-(CH2)4-、
-CF2-(CH2)5-、
-CF2-(CH2)6-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)6-、
-OCH2-、
-O(CH2)3-、
-OCFHCF2-、
であることが好ましい。
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CF2-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)6-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
である。
[式中:
PFPE1、R6およびR7は、上記定義のとおりであり;
R13は、各出現においてそれぞれ独立して、水酸基または加水分解可能な基を表し;
R14は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~22のアルキル基を表し;
R13”、およびR14”は、それぞれ、R13、およびR14と同意義であり;
n1は、1~3の整数であり、好ましくは3であり;
X3は、炭素数1~20のアルキレン基、-CH2O(CH2)2-、-CH2O(CH2)3-または-CH2O(CH2)6-である。]
で表される化合物である。
-CH2OCH2-、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CH2O(CH2)6-、
-CF2-CH2-O-CH2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)3-、
-CF2-CH2-O-(CH2)6-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)2Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)3Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)10Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)20Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2OCF2CHFOCF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2OCH2(CH2)7CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)3-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)2OSi(OCH2CH3)2(CH2)3-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)2OSi(OCH2CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、
-(CH2)5-、
-(CH2)6-、
-CF2-、
-(CF2)2-、
-CF2-CH2-、
-CF2-(CH2)2-、
-CF2-(CH2)3-、
-CF2-(CH2)4-、
-CF2-(CH2)5-、
-CF2-(CH2)6-、
-CO-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)6-、
-S-(CH2)3-、
-(CH2)2S(CH2)3-、
-(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)2Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)3Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)10Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)20Si(CH3)2(CH2)2-、
-C(O)O-(CH2)3-、
-C(O)O-(CH2)6-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)2-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-CH(CH3)-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)3-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-CH(CH3)-CH2-、
-OCH2-、
-O(CH2)3-、
-OCFHCF2-、
1,3-フェニレン、
-(1,3-フェニレン)Si(CH3)2-(CH2)2-
などが挙げられる。
-CH2OCH2-、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CH2O(CH2)6-、
-CF2-CH2-O-CH2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)3-、
-CF2-CH2-O-(CH2)6-、
-CH2OCF2CHFOCF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CF2-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、
-(CH2)5-、
-(CH2)6-、
-CF2-、
-(CF2)2-、
-CF2-CH2-、
-CF2-(CH2)2-、
-CF2-(CH2)3-、
-CF2-(CH2)4-、
-CF2-(CH2)5-、
-CF2-(CH2)6-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)6-、
-OCH2-、
-O(CH2)3-、
-OCFHCF2-、
であることが好ましい。
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CF2-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)6-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
である。
単結合、
-CH2OCH2-、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CH2O(CH2)6-、
-CF2-CH2-O-CH2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)3-、
-CF2-CH2-O-(CH2)6-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)2Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)3Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)10Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)20Si(CH3)2(CH2)2-、
-CH2OCF2CHFOCF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2OCH2(CH2)7CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)3-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)2OSi(OCH2CH3)2(CH2)3-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH3)2OSi(OCH3)2(CH2)2-、
-CH2OCH2CH2CH2Si(OCH2CH3)2OSi(OCH2CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、
-(CH2)5-、
-(CH2)6-、
-CF2-、
-(CF2)2-、
-CF2-CH2-、
-CF2-(CH2)2-、
-CF2-(CH2)3-、
-CF2-(CH2)4-、
-CF2-(CH2)5-、
-CF2-(CH2)6-、
-CO-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CONH-(CH2)2NH(CH2)3-、
-CONH-(CH2)6NH(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)6-、
-S-(CH2)3-、
-(CH2)2S(CH2)3-、
-(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2OSi(CH3)2OSi(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)2Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)3Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)10Si(CH3)2(CH2)2-、
-(CH2)3Si(CH3)2O(Si(CH3)2O)20Si(CH3)2(CH2)2-、
-C(O)O-(CH2)3-、
-C(O)O-(CH2)6-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)2-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-CH(CH3)-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-(CH2)3-、
-CH2-O-(CH2)3-Si(CH3)2-(CH2)2-Si(CH3)2-CH(CH3)-CH2-、
-OCH2-、
-O(CH2)3-、
-OCFHCF2-、
1,3-フェニレン、
-(1,3-フェニレン)-Si(CH3)2-(CH2)2-
などが挙げられる。
-CH2OCH2-、
-CH2O(CH2)2-、
-CH2O(CH2)3-、
-CH2O(CH2)6-、
-CF2-CH2-O-CH2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)2-、
-CF2-CH2-O-(CH2)3-、
-CF2-CH2-O-(CH2)6-、
-CH2OCF2CHFOCF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CF2CF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2-、
-CH2OCH2CHFCF2OCF(CF3)CF2OCF2CF2CF2-、
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CF2-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)4-、
-(CH2)5-、
-(CH2)6-、
-CF2-、
-(CF2)2-、
-CF2-CH2-、
-CF2-(CH2)2-、
-CF2-(CH2)3-、
-CF2-(CH2)4-、
-CF2-(CH2)5-、
-CF2-(CH2)6-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)3-、
-CH2O-CONH-(CH2)6-、
-OCH2-、
-O(CH2)3-、
-OCFHCF2-、
であることが好ましい。
-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CF2-CH2OCF2CHFOCF2CF2CF2-C(O)NH-CH2-、
-CH2-、
-(CH2)2-、
-(CH2)3-、
-(CH2)6-、
-CF2CONH-、
-CF2CONHCH2-、
-CF2CONH(CH2)2-、
-CF2CONH(CH2)3-、
-CF2CONH(CH2)6-、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)3-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)3-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-CF2-CON(CH3)-(CH2)6-、
-CF2-CON(Ph)-(CH2)6-(式中、Phはフェニルを意味する)、
-(CH2)2NH(CH2)3-、
-(CH2)6NH(CH2)3-、
である。
より好ましくは、2以上の-Y-SiR85 n2R86 3-n2で表される基に結合した炭素原子が1以上存在し、2以上の-Y-SiR85” n2R86” 3-n2で表される基に結合した炭素原子が1以上存在する。式中、n2は1~3の整数である。
即ち、-C-Rd k2(Y-SiR85 n2R86 3-n2)l2Rf m2で表される基(ただし、l2は2または3であり、k2、l2およびm2の合計は3である)および-C-R81 p2(Y-SiR85 n2R86 3-n2)q2R83 r2で表される基(ただし、q2は2または3であり、p2、q2およびr2の合計は3である)から選ばれる基が1以上、かつ、-C-Rd k2(Y-SiR85” n2R86” 3-n2)l2Rf m2で表される基(ただし、l2は2または3であり、k2、l2およびm2の合計は3である)および-C-R81 p2(Y-SiR85” n2R86” 3-n2)q2R83 r2で表される基(ただし、q2は2または3であり、p2、q2およびr2の合計は3である)で表される基が1以上存在することが好ましい(式中、n2は1~3の整数である)。
本発明の硬化性組成物には、架橋剤として、Si原子と結合したOR2基を少なくとも2個有する化合物(ここで、R2は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または1価の有機基である)(ただし、前記(a)に該当するものを除く)またはその部分加水分解縮合物が含まれる(以下、「架橋剤」ともいう。)。本発明における架橋剤は、PFPE含有シラン化合物(a)(具体的には、PFPE含有シラン化合物(a)のSi原子に結合した水酸基または加水分解可能な基)と架橋反応(縮合反応)をする化合物である。PFPE含有シラン化合物(a)と架橋剤(b)とを含むことにより、硬化性組成物から得られる硬化物の物性(例えば、引張強度、弾性率)が良好になる。
(B1)反応性官能基を有さない架橋剤としては、例えばR1 nSi(OR2)4-n(式中、R1は、各出現においてそれぞれ独立して、置換または非置換の1価の炭化水素基であり、R2は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または1価の有機基であり、nは、0、1または2である)で表される有機ケイ素化合物を挙げることができる。
であることが好ましい。R2は、置換または非置換の炭素原子数1~3のアルキル基であることがより好ましく、特に好ましくは、CH3-またはC2H5-である。
分子内にシラノール基を有する化合物としては、Rg1 3SiO1/2、Rg1 2SiO2/2、Rg1SiO3/2、およびSiO4/2単位の1種または2種以上の組合せとシラノール基との結合で構成される樹脂状化合物が挙げられる。上記樹脂状化合物中の構成単位同士は、直接結合していてもよいし、2価以上の炭化水素基を介して結合していてもよい。
であることができる。ここで、ORg3を含む単位およびRg4を含む単位は上記式(B1-3)で示されるとおりに配列している必要はなく、例えば、両者が交互に存在する等、その配列順が任意であることが理解される。
である。
(B2)反応性官能基を有する架橋剤は、PFPE含有シラン化合物(a)の架橋反応(縮合反応)に寄与するだけではなく、接着性付与剤としても機能する化合物である。本発明の硬化性組成物は、(b)成分として、上記(B1)に加えてこのような化合物を更に含んでいてもよい。(B2)成分としては、
で表される化合物を使用することができる。
炭素原子数1~3のアルキレン基、
CH2CH2-NH-CH2CH2CH2、または
CH2-O-CH2CH2CH2である。
縮合触媒(c)は、上記PFPE含有シラン化合物(a)と上記架橋剤(b)との加水分解縮合を促進する成分である。
本発明の硬化性組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、上記PEPE含有シラン化合物(a)、架橋剤(b)、縮合触媒(c)以外の更なる成分を含むことができる。このような成分として、(d)接着性付与剤、(a2)後述する一般式(II)で示されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物、(e)無機充填剤、(f)表面処理シリカ、(g)その他PFPE含有シラン化合物、(h)溶剤、(i)各種添加剤等が挙げられる(以下、「(d)成分」などと略記することがある)。
本発明の硬化性組成物において接着性付与剤として用いられる化合物は、1分子中に2個以上のアルコキシシリル基を含有し、かつ、アルコキシシリル基間を連結する基が-O-基;およびシロキサン結合を有する基以外の基である化合物、またはその部分加水分解縮合物(ただし、(a)に該当するものを除く。)である(以下、1分子中に2個以上のアルコキシシリル基を含有する接着性付与剤ともいう。)。(d)成分は、組成物の硬化物の、ガラス、金属、プラスチック等の基材への密着性を向上させる成分である。
-O-C(=O)-C=C-C(=O)-O-、または
を含む基であることがさらに好ましく、
-(CH2)b-O-C(=O)-C=C-C(=O)-O-(CH2)b-、
または
(式中、R5は、各出現においてそれぞれ独立して、炭素数1~4のアルキル基であり、好ましくはメチル基またはエチル基であり、bおよびcは、各出現において独立して、1~8の整数であり、好ましくは1~4の整数である。)であることが特に好ましい。
本発明の硬化性組成物は、(a)以外のPFPE含有シラン化合物として、(a2)下記一般式(II):
[式中、R3、R4、R5、R6、R7、PFPE1、p、q、jは、上記定義のとおりである]
で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物をさらに含んでいてもよい。PFPE含有シラン化合物(a2)は、前記PFPE含有シラン化合物(a)と類似の構造を有するが、-PFPE1-C(=O)NR7-R6-NR7C(=O)-で示される構造を有さないものである。換言すると、前記式(I)におけるkを0とした場合が、一般式(II)で示されるPFPE含有シラン化合物(a2)に相当する。PFPE含有シラン化合物(a2)におけるそれぞれの基の意味するところは、先にPFPE含有シラン化合物(a)について記載した定義と同じであり、好ましい態様としても同じものを採用することができる。ただし、前記式(I)として表すことができる構造については、PFPE含有シラン化合物(a2)には含めない。好ましいPFPE含有シラン化合物(a2)としては、前記一般式(II)において、R5が2価のアルキレン基であり、jが2である、化合物である。このような、式(I)で示される化合物より短い分子構造を有するPFPE含有シラン化合物を硬化性組成物に配合することで、組成物の相溶性がより良好になり、硬化性組成物の取り扱い性がより良好になる。さらに、硬化物としたときに耐クラック性が優れた硬化性組成物を得ることができる。具体的なPFPE含有シラン化合物(a2)の非限定的な例としては、(a)として挙げた化合物から、-PFPE1-C(=O)NR7-R6-NR7C(=O)-に対応する繰り返し単位を除いた構造を有する化合物が挙げられる。すなわち、以下のような構造の化合物を挙げることができる。
(CH3O)3Si-CH2CH2CH2-NHCO-CF2-(OCF2)29-(OCF2CF2)17-OCF2-CONH-CH2CH2CH2-Si(OCH3)3
上記式(A2)、(B2)、(C2)または(D2)で表される化合物は、(a)について先に述べた式(A)、(B)、(C)または(D)で表されるPFPE含有シラン化合物において、rが0である場合の化合物に相当する。また、各式中に存在する基の示す内容も、前記式(A)、(B)、(C)または(D)において説明されたとおりである。
硬化性組成物は、さらに、PFPE含有シラン化合物(a)または(a2)以外のPFPEを含有するシラン化合物を含んでいてもよい。本発明の硬化性組成物は、例えば、以下の式(G-1)、(G-2)、(G-3)または(G-4)で表される化合物(以下において、「PFPE含有シラン化合物(b)」と称することがある)を含み得る。
上記-Si-(Z3-SiR72 3)2で表される基としては、具体的には、
-Si-Ra 2Rb m1Rc n1において、Raが-Z3-SiR72 3で表される基であり、m1およびn1の和が1である、
-Si-Ra 2Rb m2Rc n2において、Raが-Z3-SiR72 3で表される基であり、m2およびn2の和が1である、または
-Si-R71 2R72 q1R73 r1において、R71の末端が-Z3-SiR72 3で表される基であり、q1およびr1の和が1である、を挙げることができる。
であることが好ましく、より好ましくは、CH3-またはC2H5-である。
本発明の硬化性組成物は、組成物の流動性を抑制するために無機充填剤をさらに含んでもよい。無機充填剤としては、一次粒子径が0.01~0.1μmである無機充填剤が好ましくは用いられる。(e)無機充填剤の一次粒子径を上記範囲とすることにより、塗布後に組成物が流れ出さず、流動性が抑えられた組成物を得ることができる。(e)無機充填剤の一次粒子径は、0.02~0.08μmであることが好ましく、より好ましくは0.03~0.07μmである。一次粒子径の測定値は、電子顕微鏡法による測定値である。
流動性試験:硬化性組成物を、45度に傾斜させたアルミニウム板に0.1g塗布し、10秒後に流れた距離(mm)を測定し、その値を流動性値とする。
本発明の硬化性組成物は、無機充填剤としてさらに(f)表面処理シリカを含んでいてもよい。表面処理シリカは、組成物の流動性を抑制し、かつ、組成物の硬化物に機械的強度を付与する成分である。本明細書において、表面処理とは、シリカ表面のシラノール基との反応性を有する化合物を用い、シラノール基を別種の基に共有結合的に処理することを指す。
また、(f)表面処理シリカには、表面処理剤が有するアルキル基など炭化水素基の炭素に由来して、表面に炭素が存在することがある。炭化水素基はシリカ表面の疎水化に有効であるため、上記例示のような-Si-(CH3)n(ここでnは1~3の値であり、3であることが好ましい)で示される構造を有する化合物で表面処理がなされていることが好ましい。このときの表面処理の度合いは、シリカ表面のカーボン量で表すことができる。表面処理シリカは、粒子表面のカーボン量が0.8質量%以上であることが好ましく、2.0質量%以上であるとより好ましい。さらに好ましくは3.0質量%以上である。カーボン量が0.8質量%以上であると、カーボンの量に伴い表面処理の程度が大きくなるために表面状態の安定性がより向上する。カーボン量の上限は特に制限されないが、20質量%以下であることが好ましく、12質量%以下であることがより好ましく、8質量%以下であることがさらに好ましい。カーボン量の測定方法は公知であり、表面処理に用いた表面処理剤の量から求めることができるほか、元素分析等の手法によっても求めることができる。
硬化性組成物は、溶剤を含んでいてもよい。この場合、硬化性組成物の用途、目的に応じて適当な溶剤(例えばフッ素原子含有溶剤)に所望の濃度に溶解して使用し得る。上記溶剤の濃度は、例えば、硬化性組成物100質量部に対して、80質量部以下であってもよく、50質量部以下であってもよく、30質量部以下であってもよく、20質量部以下であってもよい。硬化性組成物の粘度を調整する観点からは、溶剤を含むことが好ましい。溶剤を含むことにより、硬化性組成物の取り扱い性の面が良好になり得る。また、硬化性組成物から形成される硬化物の形状のコントロールが容易になり得、例えば厚みの大きな硬化物の形成が容易になり得る。
パーフルオロヘキサン、CF3CF2CHCl2、CF3CH2CF2CH3、CF3CHFCHFC2F5、1,1,1,2,2,3,3,4,4,5,5,6,6-トリデカフルオロオクタン、1,1,2,2,3,3,4-ヘプタフルオロシクロペンタン((ゼオローラH(商品名)等)、C4F9OCH3、C4F9OC2H5、CF3CH2OCF2CHF2、C6F13CH=CH2、キシレンヘキサフルオリド、パーフルオロベンゼン、メチルペンタデカフルオロヘプチルケトン、トリフルオロエタノール、ペンタフルオロプロパノール、ヘキサフルオロイソプロパノール、HCF2CF2CH2OH、メチルトリフルオロメタンスルホネート、トリフルオロ酢酸およびCF3O(CF2CF2O)w1(CF2O)w2CF2CF3[式中、w1およびw2は、それぞれ独立して0以上1000以下の整数であり、w1またはw2を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意であり、ただしw1およびw2の和は1以上である。]、1,1-ジクロロ-2,3,3,3-テトラフルオロ-1-プロペン、1,2-ジクロロ-1,3,3,3-テトラフルオロ-1-プロペン、1,2-ジクロロ-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン、1,1-ジクロロ-3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン、1,1,2-トリクロロ―3,3,3-トリフルオロ-1-プロペン、1,1,1,4,4,4-ヘキサフルオロ-2-ブテン、エチルパーフルオロブチルエーテル、およびメチルパーフルオロブチルエーテルからなる群から選択されるフッ素原子含有溶剤等が挙げられる。これらの溶剤は、単独で、または、2種以上の混合物として用いることができる。
硬化性組成物は、さらに、各種添加剤を含んでいてもよい。各種添加剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、含フッ素オイルとして理解され得る(非反応性の)フルオロポリエーテル化合物、好ましくはパーフルオロ(ポリ)エーテル化合物(以下、「含フッ素オイル」と言う)、安定化剤(脱水剤、モレキュラーシーブ、硫酸マグネシウムまたはオルソギ酸メチル)、粘度調節剤、蛍光剤、着色剤、耐熱性向上剤、耐寒性向上剤、防錆剤、液状補強剤等を含んでいてもよい。
Rf5-(OC4F8)a’-(OC3F6)b’-(OC2F4)c’-(OCF2)d’-Rf6 ・・・(III)
a’、b’、c’およびd’は、ポリマーの主骨格を構成するパーフルオロ(ポリ)エーテルの4種の繰り返し単位数をそれぞれ表し、互いに独立して0以上300以下の整数であって、a’、b’、c’およびd’の和は少なくとも1、好ましくは1~300、より好ましくは20~300である。添字a’、b’、c’またはd’を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。これら繰り返し単位のうち、-(OC4F8)-は、-(OCF2CF2CF2CF2)-、-(OCF(CF3)CF2CF2)-、-(OCF2CF(CF3)CF2)-、-(OCF2CF2CF(CF3))-、-(OC(CF3)2CF2)-、-(OCF2C(CF3)2)-、-(OCF(CF3)CF(CF3))-、-(OCF(C2F5)CF2)-および-(OCF2CF(C2F5))-のいずれであってもよいが、好ましくは-(OCF2CF2CF2CF2)-である。-(OC3F6)-は、-(OCF2CF2CF2)-、-(OCF(CF3)CF2)-および-(OCF2CF(CF3))-のいずれであってもよく、好ましくは-(OCF2CF2CF2)-である。-(OC2F4)-は、-(OCF2CF2)-および-(OCF(CF3))-のいずれであってもよいが、好ましくは-(OCF2CF2)-である。
Rf5-(OCF2CF2CF2)b’’-Rf6 ・・・(IIIa)
Rf5-(OCF2CF2CF2CF2)a’’’-(OCF2CF2CF2)b’’’-(OCF2CF2)c’’’-(OCF2)d’’’-Rf6 ・・・(IIIb)
これら式中、Rf5およびRf6は上記の通りであり;式(IIIa)において、b’’は1以上100以下の整数であり;式(IIIb)において、a’’’およびb’’’は、それぞれ独立して1以上30以下の整数であり、c’’’およびd’’’はそれぞれ独立して1以上300以下の整数である。添字a’’’、b’’’、c’’’、d’’’を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。
硬化性組成物は、必須成分である(a)~(c)成分および任意成分である(d)以下の成分を、万能混練機、ニーダー等の混合手段によって均一に混練して製造することができる。各成分の添加順は、任意であるが、(a)成分並びに場合によりその他のシラン化合物の混合物中に任意成分である充填剤等を加えて分散させた後に、架橋剤、触媒等の残りの成分を加えて混合することが好ましい。
本発明の硬化性組成物の硬化物は、例えば、ポッティング材、シール材等に使用し得る。また、基材との高い密着性を奏するため、接着剤としても有用に使用し得る。本発明の硬化性組成物の硬化物は、例えば、電子部材の空隙(例えば、筐体とプリント基板の張り合わせ部、または樹脂モールドされた金属端子部とモールド樹脂の隙間等)に充填し、充填後、乾燥させることによって使用し得る。
・PFPE含有シラン化合物(a)の調製
還流冷却器、温度計および撹拌機を取り付けた2000mLの4つ口フラスコに、平均組成CH3CH2OCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-COOCH2CH3(m≒12、n≒12)で表されるPFPE変性エステル体1000g、1,3-ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン500gを仕込み、窒素気流下、ビス(4-アミノシクロヘキシル)メタン40gを加えた後、25℃にて1時間攪拌した。続いて、3-アミノプロピルトリメトキシシラン67mLを加えた後、25℃にて1時間攪拌した。その後減圧下で揮発分を留去することにより、下式で表されるPFPE含有シラン化合物(a)を得た。得られたPFPE含有シラン化合物(a)は、19F-NMR分析により、-CF 2 -CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)3と原料である-CF 2 -COOCH2CH3のピークの積分値を比較し、シラン末端化率を97mol%と算出した。なお、下式中のR’としては、1H-NMR分析により、CH3が87mol%、CH2CH3が13mol%であった。
PFPE含有シラン化合物(a)
(R’O)3Si-CH2CH2CH2-NHCO-CF2-(OCF2)12-(OCF2CF2)12-OCF2-CONH-C6H10-CH2-C6H10-NHCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)3
(m≒12、n≒12)
・PFPE含有シラン化合物(b)の調製
還流冷却器、温度計および撹拌機を取り付けた2000mLの4つ口フラスコに、平均組成CH3CH2OCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-COOCH2CH3(m≒12、n≒12)で表されるPFPE変性エステル体1000g、1,3-ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン500gを仕込み、窒素気流下、ビス(4-アミノシクロヘキシル)メタン40gを加えた後、25℃にて1時間攪拌した。続いて、3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン66mLを加えた後、25℃にて1時間攪拌した。その後減圧下で揮発分を留去することにより、下式で表されるPFPE含有シラン化合物(b)を得た。得られたPFPE含有シラン化合物(b)は、19F-NMR分析により、-CF 2 -CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)2(CH3)と原料である-CF 2 -COOCH2CH3のピークの積分値を比較し、シラン末端化率を97mol%と算出した。なお、下式中のR’としては、1H-NMR分析により、CH3が85mol%、CH2CH3が15mol%であった。
PFPE含有シラン化合物(b)
(R’O)2(CH3)Si-CH2CH2CH2-NHCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-CONH-C6H10-CH2-C6H10-NHCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)2(CH3)
(m≒12、n≒12)
・PFPE含有シラン化合物(c)の調製
還流冷却器、温度計および撹拌機を取り付けた1000mLの4つ口フラスコに、平均組成CH3CH2OCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-COOCH2CH3(m≒12、n≒12)で表されるPFPE変性エステル体1000gを仕込み、窒素気流下、3-アミノプロピルトリメトキシシラン143mLを加えた後、25℃にて1時間攪拌した。その後減圧下で揮発分を留去することにより、下式で表されるPFPE含有シラン化合物(c)を得た。得られたPFPE含有シラン化合物(c)は、19F-NMR分析により、-CF 2 -CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)3と原料である-CF 2 -COOCH2CH3のピークの積分値を比較し、シラン末端化率を99mol%と算出した。なお、下式中のR’としては、1H-NMR分析により、CH3が91mol%、CH2CH3が9mol%であった。
PFPE含有シラン化合物(c)
(R’O)3Si-CH2CH2CH2-NHCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)3
(m≒12、n≒12)
・PFPE含有シラン化合物(d)の調製
還流冷却器、温度計および撹拌機を取り付けた1000mLの4つ口フラスコに、平均組成CH3CH2OCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-COOCH2CH3(m≒12、n≒12)で表されるPFPE変性エステル体1000gを仕込み、窒素気流下、3-アミノプロピルメチルジメトキシシラン131mLを加えた後、25℃にて1時間攪拌した。その後減圧下で揮発分を留去することにより、下式で表されるPFPE含有シラン化合物(d)を得た。得られたPFPE含有シラン化合物(d)は、19F-NMR分析により、-CF 2 -CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)2(CH3)と原料である-CF 2 -COOCH2CH3のピークの積分値を比較し、シラン末端化率を100mol%と算出した。なお、下式中のR’としては、1H-NMR分析により、CH3が88mol%、CH2CH3が12mol%であった。
PFPE含有シラン化合物(d)
(R’O)2(CH3)Si-CH2CH2CH2-NHCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)2(CH3)
(m≒12、n≒12)
・PFPE含有シラン化合物(e)の調製
還流冷却器、温度計および撹拌機を取り付けた2000mLの4つ口フラスコに、平均組成CH3CH2OCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-COOCH2CH3(m≒12、n≒12)で表されるPFPE変性エステル体1000g、1、3-ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン500gを仕込み、窒素気流下、滴下漏斗を用いてエチレンジアミン13mLを加えた後、25℃にて1時間攪拌した。続いて、3-アミノプロピルトリメトキシシラン67mLを加えた後、25℃にて1時間攪拌した。その後減圧下で揮発分を留去することにより、下式で表されるPFPE含有シラン化合物(e)を得た。得られたPFPE含有シラン化合物(e)は、19F-NMR分析により、-CF 2 -CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)3と原料である-CF 2 -COOCH2CH3のピークの積分値を比較し、シラン末端化率を99mol%と算出した。なお、下式中のR’としては、1H-NMR分析により、CH3が89mol%、CH2CH3が11mol%であった。
PFPE含有シラン化合物(e)
(R’O)3Si-CH2CH2CH2-NHCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-CONHCH2CH2NHCO-CF2-(OCF2)m-(OCF2CF2)n-OCF2-CONH-CH2CH2CH2-Si(OR’)3
(m≒12、n≒12)
・硬化性組成物の調製
PFPE含有シラン化合物(a)100質量部、架橋剤としてメチルトリメトキシシラン4質量部、および触媒としてジイソプロポキシチタンビス(エチルアセトアセテート)2質量部を混合用のプラスチック容器に秤量し、自転公転ミキサーを用いて撹拌を行い、硬化性組成物を調製した。
PFPE含有シラン化合物(a)の代わりにPFPE含有シラン化合物(b)を用いた以外は実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
触媒としてジイソプロポキシチタンビス(エチルアセトアセテート)に代えてジブチルビス(トリエトキシシロキシ)スズ0.1質量部を用い、さらに3-アミノプロピルトリエトキシラン0.5質量部を加えた以外は、実施例1と同様に行い、硬化性組成物を調製した。
PFPE含有シラン化合物(a)80質量部、PFPE含有シラン化合物(c)20質量部、架橋剤としてメチルトリメトキシシラン4質量部、および触媒としてジイソプロポキシチタンビス(エチルアセトアセテート)2質量部を混合用のプラスチック容器に秤量し、自転公転ミキサーを用いて撹拌を行い、硬化性組成物を調製した。
実施例4の組成に加えて、さらにトリス(3-トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート0.3質量部を加え、硬化性組成物を調製した。
実施例5の組成に加えて、さらにヘキサメチルジシラザンで表面処理されたフュームドシリカ3.0質量部を加え、硬化性組成物を調製した。ここで、本実施例で用いたフュームドシリカのカーボン量は3.5質量%であった。
PFPE含有シラン化合物(a)を60部、PFPE含有シラン化合物(d)を40部、架橋剤としてメチルトリメトキシシラン4質量部、トリス(3-トリメトキシシリルプロピル)イソシアヌレート0.3質量部、および触媒としてジイソプロポキシチタンビス(エチルアセトアセテート)2質量部を混合用のプラスチック容器に秤量し、自転公転ミキサーを用いて撹拌を行い、硬化性組成物を調製した。
PFPE含有シラン化合物(a)とPFPE含有シラン化合物(d)の配合比を80:20に変更した以外は実施例7と同様にして、硬化性組成物を調製した。
実施例8の組成に加えて、さらにヘキサメチルジシラザンで表面処理されたフュームドシリカ3.0質量部を加え、硬化性組成物を調製した。
PFPE含有シラン化合物(a)の代わりにPFPE含有シラン化合物(c)を用いた以外は実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
PFPE含有シラン化合物(a)の代わりにPFPE含有シラン化合物(e)を用い、メチルトリメトキシシランの量を2質量部に変更した以外は実施例1と同様にして、硬化性組成物を調製した。
PFPE含有シラン化合物(a)の代わりにPFPE含有シラン化合物(e)を用いた以外は実施例3と同様にして、硬化性組成物を調製した。
実施例および比較例の各硬化性組成物を、基材であるエポキシガラス板(新神戸電機株式会社製、KEL-GEF)に、スキージングにて20mm×20mm、厚み500μmとなるように塗布し、23℃/50%RH環境下で7日間硬化させた。このようにして得た硬化物にカッターで20mmの長さの切れ目を入れ、切れ目より指で硬化物をゆっくりと剥がした。剥がした後の硬化物の凝集破壊率を目視で判定し、以下の基準で基材との密着性を評価した。
4:凝集破壊率80%以上
3:凝集破壊率60%以上80%未満
2:凝集破壊率30%以上60%未満
1:凝集破壊率30%未満
実施例6および9で調製した硬化性組成物0.1gを、45度に傾斜させたアルミニウム板(JIS H 4000 A1050Pに準拠)にシリンジを用いて円状に塗布し、10秒後に流れた距離(mm)を測定し、流動性値とした。流動性値は、15mm以下の範囲であると、組成物の流動性が抑えられ、安定な硬化物の形成性に優れている。流動性値は、より好ましくは10mm以下、特に好ましくは5mm以下の範囲である。実施例6および9の組成物は、いずれも流動性値が3mmであり、組成物の流動性が抑えられていることが示された。
Claims (11)
- (a)下記式(I):
[式中:
R3は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~4のアルキル基であり、
R4は、各出現においてそれぞれ独立して、水酸基、メトキシ基またはエトキシ基であり、
pは、各出現においてそれぞれ独立して、0~3の整数であり;
ただし、(SiR3 pR4 3-p)jにおいて少なくとも1つのSiR3 pR4 3-pは、pが0~2の整数であり、
qは、各出現においてそれぞれ独立して、0~3の整数であり;
ただし、(SiR3 qR4 3-q)jにおいて少なくとも1つのSiR3 qR4 3-qは、qが0~2の整数であり、
R5は、各出現においてそれぞれ独立して、j+1価の非置換の脂肪族炭化水素基であり、
R6は、下記式:
[式中、
R22は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合であり、
R23は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合であり、
R24は、各出現においてそれぞれ独立して、C1-6アルキレン基である。]
から選択される基であり、
R7は、水素原子であり、
PFPE1は、各出現においてそれぞれ独立して、-RF-RFE-であり、
RFは、-(CfF2f)-であり(ここで、fは1~10の整数である)、
RFEは、式:
-(OCF2)a1-(OC2F4)a2-(OC3X10 6)a3-(OC4F8)a4-(OC5F10)a5-(OC6F12)a6-(OC7F14)a7-(OC8F16)a8-
(式中:
a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7およびa8は、それぞれ独立して0~200の整数であり、a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7およびa8の和は、少なくとも5であり、添字a1、a2、a3、a4、a5、a6、a7またはa8を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意であり、
X10は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子、フッ素原子または塩素原子であり、ただし、全てのX10が水素原子または塩素原子であるとき、a1、a2、a4、a5、a6、a7およびa8の少なくとも1つは、1以上の整数である)
で表される2価のフルオロポリエーテル基であり、
jは、各出現において独立して、1~3の整数であり、
kは、1~5の整数である]
で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物;
(b)下記式:
R1 nSi(OR2)4-n
(式中、
R1は、各出現においてそれぞれ独立して、炭素原子数1~12の1価の炭化水素基であり、
R2は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~3のアルキル基であり、
nは、0、1または2である)
で示される化合物;並びに
(c)前記PFPE含有シラン化合物(a)と上記化合物(b)との加水分解縮合を促進することができる縮合触媒
を含む、硬化性組成物。 - 前記(a)式(I)で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物において、X10が、全てフッ素原子である、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記(a)式(I)で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物において、
RFEが、各出現においてそれぞれ独立して、下記式(f1)、(f2)、(f3)、(f4)または(f5):
-(OC3F6)a3- (f1)
[式中、a3は5~200の整数である。]
-(OC4F8)a4-(OC3F6)a3-(OC2F4)a2-(OCF2)a1- (f2)
[式中、a3およびa4は、それぞれ独立して、0~30の整数であり;
a1およびa2は、それぞれ独立して、1~200の整数であり;
a1、a2、a3およびa4の和は、10~200の整数であり;
添字a1、a2、a3またはa4を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は、式中において任意である。]
-(R16-R17)g- (f3)
[式中、R16は、OCF2またはOC2F4であり;
R17は、OC2F4、OC3F6、OC4F8、OC5F10およびOC6F12から選択される基であるか、あるいは、これらの基から選択される2または3つの基の組み合わせであり;
gは、2~100の整数である。]
-(OC6F12)a6-(OC5F10)a5-(OC4F8)a4-(OC3F6)a3-(OC2F4)a2-(OCF2)a1- (f4)
[式中、a2は、1~200の整数であり、a1、a3、a4、a5およびa6は、それぞれ独立して0~200の整数であって、a1、a2、a3、a4、a5およびa6の和は少なくとも5であり、また、a1、a2、a3、a4、a5またはa6を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。]
-(OC6F12)a6-(OC5F10)a5-(OC4F8)a4-(OC3F6)a3-(OC2F4)a2-(OCF2)a1- (f5)
[式中、a1は、1~200の整数であり、a2、a3、a4、a5およびa6は、それぞれ独立して0~200の整数であって、a1、a2、a3、a4、a5およびa6の和は少なくとも5であり、また、a1、a2、a3、a4、a5またはa6を付して括弧でくくられた各繰り返し単位の存在順序は式中において任意である。]
で表される基である、請求項1に記載の硬化性組成物。 - 前記(a)式(I)で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物において、R5がともに二価の非置換の脂肪族炭化水素基であり、jが1である、請求項1に記載の硬化性組成物。
- 前記(a)式(I)で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物において、R5がともにC1-6アルキレン基であり、jが1である、請求項4に記載の硬化性組成物。
- 前記(a)式(I)で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物が、下記式(A)または(B):
[式中:
R11およびR11”は、各出現において、それぞれ独立して、水素原子であり、
R12およびR12”は、各出現において、それぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~20のアルキル基であり、
R13およびR13”は、各出現においてそれぞれ独立して、水酸基、メトキシ基またはエトキシ基であり、
R14およびR14”は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~4のアルキル基であり、
X2は、各出現においてそれぞれ独立して、単結合または炭素原子数1~20のアルキレン基であり、
n1は、(-SiR13 n1R14 3-n1)単位毎、または(-SiR13” n1R14” 3-n1)単位毎に独立して、0~3の整数であり、
X1は、それぞれ独立して、アミド結合に連結する単結合または2~4価の脂肪族炭化水素基であり、
tは、それぞれ独立して、1~10の整数であり、
α1は、1~3の整数であり、
X3は、それぞれ独立して、2~4価の炭化水素基であり、
β1は、1~3の整数であり、
rは、1~5の整数であり、
R6、R7、PFPE1は、請求項1に定義されたとおりである]
で表される、請求項1に記載の硬化性組成物。 - さらに、下記式(B2):
(式中、
Rg3は、各出現においてそれぞれ独立して、水素原子または炭素原子数1~3のアルキル基であり、
Rg4は、炭素原子数1~12の1価の炭化水素基であり、
Rg6は、各出現においてそれぞれ独立して、Rg8-Rg7-であり、
Rg7は、各出現においてそれぞれ独立して、炭素原子数1~10のアルキレン基、または、炭素原子数1~10であり主鎖中に窒素原子もしくは酸素原子を含む基であり、
Rg8は、各出現においてそれぞれ独立して、第1級アミノ基、エポキシ基、(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロキシ基、メルカプト基またはイソシアナト基であり、
ε4は、2または3であり、
ε5は、0または1であり、
ε6は、1または2であるが、ただし、ε4、ε5およびε6の和は4である)
で示される化合物を含む、請求項1に記載の硬化性組成物。 - さらに、
(d)1分子中に2個以上のアルコキシシリル基を含有し、かつ、アルコキシシリル基間を連結する基が、
-(CH2)b-O-C(=O)-C=C-C(=O)-O-(CH2)b-、
または
(式中、-OR5で示される部分におけるR5は、炭素数1~4のアルキル基であり、bおよびcは、各出現において独立して、1~8の整数である)である化合物を含む、請求項1記載の硬化性組成物。 - さらに、
(a2)下記一般式(II):
[式中、R3、R4、R5、R6、R7、PFPE1、p、q、jは、請求項1に定義したとおりである]
で表されるパーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物
を含む、請求項1記載の硬化性組成物。 - 前記パーフルオロ(ポリ)エーテル基含有シラン化合物(a)と(a2)の質量比が、10:90~90:10の範囲である、請求項9記載の硬化性組成物。
- 接着剤として用いるための、請求項1~10のいずれか一項記載の硬化性組成物。
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