JP7326476B2 - スクリーンショット方法及び電子装置 - Google Patents

Description

本願は、２０１９年５月７日に中国国家知識産権局に出願された「スクリーンショット方法及び電子装置」と題する中国特許出願第２０１９１０３７７１８７．Ｘ号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本願に組み込まれる。

本願は通信技術の分野に関し、とりわけ、スクリーンショット方法及び電子装置に関する。

スクリーンショット機能は携帯電話の一般的な機能である。既存のスクリーンショット方法では、携帯電話の現在の画面に表示されたインターフェイス全体を取り込み、インターフェイス全体を画像として保存する。しかしながら、携帯電話の機能の高性能化に伴い、デュアルスクリーンディスプレイやマルチスクリーンディスプレイを実施可能な携帯電話の数が増えてきている。すなわち、複数のアプリケーションのインターフェイスが画面上の１つのインターフェイスに表示される。この場合、携帯電話の画面に表示されるインターフェイスの一部を頻繁に取り込むする必要がある。依然として既存のスクリーンショット方法を用いた場合、インターフェイス全体を取り込んだ後で、携帯電話に内蔵された編集ツールや他社製の画像補正ソフトウェアを用いて取り込んだ画像を編集する必要がある。これは比較的複雑な操作であり、ユーザ体験が乏しい。

本願は、画面上の特定領域のスクリーンショットを迅速に撮影することによりユーザの体験を向上させるスクリーンショット方法及び電子装置を提供する。

第１の態様によれば、本願は下記を含む方法を提供する。

端末は第１のインターフェイスを表示し、該第１のインターフェイスはＮ個の領域を含み、Ｎは２以上の整数である。端末はユーザの第１の操作を受信する。端末は第１の操作に対応して第２のインターフェイスを表示し、第２のインターフェイスはＮ個のコントロールを含み、該Ｎ個のコントロールはＮ個の領域と１対１の対応関係にあり、該Ｎ個のコントロールのそれぞれは、対応する領域のコンテンツを選択又は選択解除するために用いられる。端末はユーザの第２の操作を受信し該第２の操作はＮ個のコントロールに対する操作である。端末は、第２の操作に対応してＮ個の領域のうちの選択された領域を決定する。端末はユーザの第３の操作を受信する。端末は、第３の操作に対応して第１の画像を生成し、該第１の画像は、Ｎ個の領域のうちの選択された領域のコンテンツを含む又は端末は、第３の操作に対応してＭ個の画像を生成し、Ｍ個の画像のそれぞれはＮ個の領域のうちの選択されたＸ個の領域のうちの１つのコンテンツを含む。

本願のこの実施形態で提供されるスクリーンショット方法では、携帯電話は、画面上の複数のアプリケーションウィンドウの表示領域を自動的に識別し、ユーザによる選択に基づいて、ユーザが必要とするアプリケーションウィンドウのコンテンツを自動的に取り込み、ＧＵＩ上の特定の領域のスクリーンショットを迅速に撮影し、ユーザの個人化された要件を満たし、ユーザ体験を向上させる。

可能な実施では、Ｎ個の領域のそれぞれは、アプリケーションのウィンドウ又はホームスクリーンインターフェイスの一部を表示する。

可能な実施では、第１の画像内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置は、第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置と同じである。あるいは、第１の画像内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び位置は、第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び位置と異なる。

可能な実施では、端末が第１の画像を生成すること又は端末がＭ個の画像を生成することの前で且つ端末がユーザの第１の操作を受信した後に、前記方法は、端末が、第１のインターフェイスに対してスクリーンショット動作を行って第２の画像を得ることをさらに含む。

端末が第１の画像を生成すること又は端末がＭ個の画像を生成することは、端末が前記第２の画像に基づいて第１の画像を生成すること又は端末が第２の画像に基づいてＭ個の画像を生成すること、を含む。

したがって、本願のこの実施形態は、ユーザによって選択されたアプリケーションウィンドウのコンテンツを取得するための方法を提供する。

可能な実施では、前記方法は、端末が第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置を取得することをさらに含む。

端末が第２の画像に基づいて第１の画像を生成すること又は端末が第２の画像に基づいてＭ個の画像を生成することは、端末が第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置及び第２の画像に基づいて第１の画像を生成すること又は端末が第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置及び第２の画像に基づいてＭ個の画像を生成することを含む。

可能な実施では、端末が第２の画像に基づいて第１の画像を生成することは、端末が、第２の画像内のＮ個の領域のうちの選択されていない領域のコンテンツを切り取って第１の画像を得ることを含む。あるいは、端末が第２の画像内のＮ個の領域のうちの選択されていない領域のコンテンツを予め設定されたパターンに変更して第１の画像を得る。

一部の実施形態では、第１の画像内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれのサイズ及び／又は位置は、第１のインターフェイス内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれのサイズ及び位置と同じである。一部の他の実施形態では、端末は、予約選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれをさらに調整、例えばサイズ又は位置を調整し得る。この場合、最初の画像内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれの位置及び／又はサイズは、第１のインターフェイス内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれの位置及び／又はサイズとは異なるため、第１の画像はより美しく且つコンパクトになるため、ユーザの多様化した要求が満される。

可能な実施では、端末が第２の画像に基づいて第１の画像を生成することは、端末が第２の画像からＮ個の領域のうちの選択された領域のコンテンツを別々に切り取り、切り取った領域のコンテンツを合成して第１の画像を得ることをさらに含む。

一部の実施形態では、第１の画像を得るために、選択された領域のコンテンツが直接合成される。この場合、第１の画像内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれのサイズ及び／又は位置は、第１のインターフェイス内の選択されたアプリケーションウィンドウのサイズ及び位置と同じである。一部の他の実施形態では、携帯電話は、選択され、切り取られたアプリケーションウィンドウのそれぞれを調整、例えばサイズ又は位置を調整し得る。この場合、第１の画像内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれの位置及び／又はサイズは、第１のインターフェイス内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれの位置及び／又はサイズと異なるため、第１の画像はより美しく且つコンパクトになるため、ユーザの多様化した要求が満される。

可能な実施では、端末が第１の画像を生成すること又は端末がＭ個の画像を生成することの前に、前記方法は、端末がＮ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュを取得することとをさらに含む。

端末が第１の画像を生成すること又は端末がＭ個の画像を生成することは、端末がＮ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいて第１の画像を生成すること又は端末がＮ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいてＭ個の画像を生成することを含む。

各アプリケーションの装飾ビューのキャッシュは、現在の画面上の各アプリケーションによって表示されるコンテンツである。したがって、本願のこの実施形態は、選択されたアプリケーションウィンドウのコンテンツを得るための別の方法を提供する。

可能な実施では、前記方法は、端末が第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置を取得することをさらに含む。

端末がＮ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいて第１の画像を生成すること又は端末がＮ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいてＭ個の画像を生成することは、端末がＮ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュ及び第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置に基づいて第１の画像を生成すること又は端末が、Ｎ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュ及び第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置に基づいてＭ個の画像を生成することを含む。

一部の実施形態では、端末は、第１のインターフェイス内の選択されて得られたアプリケーションウィンドウのサイズ及び位置に基づいて、得られたアプリケーションウィンドウのそれぞれのコンテンツを表示する。この場合、第１の画像内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれのサイズ及び／又は位置は、第１のインターフェイス内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれのサイズ及び位置と同じである。一部の他の実施形態では、携帯電話は、選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれを調整、例えばサイズ又は位置を調整し得る。この場合、第１の画像内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれの位置及び／又はサイズは、第１のインターフェイス内の選択されたアプリケーションウィンドウのそれぞれの位置及び／又はサイズと異なるため、第１の画像はより美しく且つコンパクトになるため、ユーザの多様化した要求が満される。

可能な実施では、第２のインターフェイスはＮ個のロックコントロールをさらに含み、該Ｎ個のロックコントロールはＮ個の領域と１対１の対応関係にあり、該ロックコントロールは、対応する領域のコンテンツをロック又はアンロックするために用いられる。端末がユーザの第３の操作を受信する前に、前記方法は、端末がユーザの第４の操作を受信することであって、該第４の操作は、Ｎ個のロックコントロールに対する操作である、ことを含む。端末は、第４の操作に対応してＮ個の領域のうちのロック領域を決定する。

端末が第３の操作に対応して第１の画像を生成した後に、前記方法は、以下を含む。

端末が第１のインターフェイスを表示する。端末がユーザの第５の操作を受信する。端末が第５の操作に対応して第３のインターフェイスを表示し、第３のインターフェイス内のＮ個の領域のうちのロック領域はデフォルトによる選択された領域である。

第２の態様によれば、プロセッサ、メモリ及びタッチスクリーンを含む端末が提供される。メモリ及びタッチスクリーンはプロセッサに連結され、メモリはコンピュータプログラムコードを記憶するように構成され、コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、プロセッサがメモリからコンピュータ命令を読み出した場合に、当該端末は、
第１のインターフェイスを表示することであって、該第１のインターフェイスはＮ個の領域を含み、Ｎは２以上の整数である、ことと、ユーザの第１の操作を受信することと、第１の操作に対応して第２のインターフェイスを表示することであって、該第２のインターフェイスはＮ個のコントロールを含み、該Ｎ個のコントロールはＮ個の領域と１対１の対応関係にあり、該Ｎ個のコントロールのそれぞれは、対応する領域のコンテンツを選択又は選択解除するために用いられる、ことと、ユーザの第２の操作を受信することであって、該第２の操作はＮ個のコントロールに対する操作である、ことと、第２の操作に対応してＮ個の領域のうちの選択された領域を決定することと、ユーザの第３の操作を受信することと、第３の操作に対応して第１の画像を生成することであって、該第１の画像は、Ｎ個の領域のうちの選択された領域のコンテンツを含む、こと又は第３の操作に対応してＭ個の画像を生成することであって、該Ｍ個の画像のそれぞれはＮ個の領域のうちの選択されたＸ個の領域のうちの１つのコンテンツを含む、こと、を行うことができる。

可能な実施では、Ｎ個の領域のそれぞれは、アプリケーションのウィンドウ又はホームスクリーンインターフェイスの一部を表示する。

可能な実施では、第１の画像内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置は、第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置と同じである。あるいは、第１の画像内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び位置は、第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び位置と異なる。

可能な実施では、端末により、第１の画像を生成すること又は端末によりＭ個の画像を生成することの前で且つ端末により、ユーザの第１の操作を受信することの後に、端末は、第１のインターフェイスに対してスクリーンショット動作を行って第２の画像を得ること、をさらに行う。

端末により、第１の画像を生成すること又は端末によりＭ個の画像を生成することは、端末により、第２の画像に基づいて第１の画像を生成すること又は端末により、第２の画像に基づいてＭ個の画像を生成すること、を含む。

可能な実施では、端末は、第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置を取得すること、をさらに行う。

端末により、第２の画像に基づいて第１の画像を生成すること又は端末により、第２の画像に基づいてＭ個の画像を生成することは、端末により、第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置及び第２の画像に基づいて第１の画像を生成すること又は端末により、第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置及び第２の画像に基づいてＭ個の画像を生成すること、を含む。

可能な実施では、端末により、第２の画像に基づいて第１の画像を生成することは、端末により、第２の画像内のＮ個の領域のうちの選択されていない領域のコンテンツを切り取って第１の画像を得ること、又は端末により、第２の画像内のＮ個の領域のうちの選択されていない領域のコンテンツを予め設定されたパターンに変更して第１の画像を得ること、を含む。

可能な実施では、端末により、第２の画像に基づいて第１の画像を生成することは、端末により、第２の画像からＮ個の領域のうちの選択された領域のコンテンツを別々に切り取り、切り取った領域のコンテンツを合成して第１の画像を得ること、をさらに含む。

可能な実施では、端末により、第１の画像を生成すること又は端末によりＭ個の画像を生成することの前に、端末は、Ｎ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュを取得すること、をさらに行う。

第１の画像を生成すること又は端末によりＭ個の画像を生成することは、Ｎ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいて第１の画像を生成すること又はＮ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいてＭ個の画像を生成すること、を含む。

可能な実施では、端末は、第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置を取得すること、をさらに行う。

端末により、Ｎ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいて第１の画像を生成すること又は端末により、Ｎ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいてＭ個の画像を生成することは、
端末により、Ｎ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュ及び第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置に基づいて第１の画像を生成すること又は端末により、Ｎ個の領域のうちの選択された領域に対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュ及び第１のインターフェイス内のＮ個の領域のうちの選択された領域のサイズ及び／又は位置に基づいてＭ個の画像を生成すること、を含む。

可能な実施では、第２のインターフェイスはＮ個のロックコントロールをさらに含み、該Ｎ個のロックコントロールはＮ個の領域と１対１の対応関係にあり、該ロックコントロールは、対応する領域のコンテンツをロック又はアンロックするために用いられる。端末により、ユーザの第３の操作を受信することとの前に、端末は、ユーザの第４の操作を受信することであって、該第４の操作は、Ｎ個のロックコントロールに対する操作である、ことと、第４の操作に対応してＮ個の領域のうちのロック領域を決定することと、をさらに行う。

端末により、第３の操作に対応して第１の画像を生成することの後に、端末は、第１のインターフェイスを表示することと、ユーザの第５の操作を受信することと、第５の操作に対応して第３のインターフェイスを表示することであって、該第３のインターフェイス内のＮ個の領域のうちのロック領域は、デフォルトによる選択された領域である、こと、をさらに行う。

第３の態様によれば、コンピュータ命令を含むコンピュータ記憶媒体が提供される。コンピュータ命令が端末上で実行された場合、端末は、第１の態様又は第１の態様の可能な実施のいずれか１つの方法を行うことができる。

第４の態様によれば、コンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行された場合、コンピュータは、第１の態様又は第１の態様の可能な実施のいずれか１つの方法を行うことができる。

図１は、本願の一実施形態に係る電子装置の概略構造図１である。 図２は、本願の一実施形態に係る電子装置の概略構造図２である。 図３Ａ－１及び図３Ａ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話のいくつかのユーザインターフェイスの概略図である。 図３Ｂ－１及び図３Ｂ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図３Ｃ－１及び図３Ｃ－３は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図３Ｄは、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図３Ｅ－１及び図３Ｅ－３は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図３Ｆ－１及び図３Ｆ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図３Ｇ－１及び図３Ｇ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図３Ｈ－１及び図３Ｈ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図４Ａ－１及び図４Ａ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図４Ｂ－１及び図４Ｂ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図４Ｃ－１及び図４Ｃ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。 図４Ｄ－１及び図４Ｄ－２は、本願の一実施形態に係る携帯電話の他のユーザインターフェイスの概略図である。

本願の実施形態における添付の図面を参照しながら、本願の実施形態における技術的解決策を以下で説明する。本願の実施形態の説明において、「／」は、別段定めがない限り「又は」を意味する。例えば、Ａ／ＢはＡ又はＢを表し得る。本明細書において、「及び／又は」は、関連するオブジェクトを説明するための関連のみを記載し、３つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Ａ及び／又はＢは、Ａのみが存在する場合、Ａ及びＢの両方が存在する場合及びＢのみが存在する場合という３つの場合を表す。

以下の「第１」及び「第２」という用語は説明を目的にしたものにすぎず、相対的重要性を示すか若しくは含意すること又は示された技術的特徴の数を暗示的に示すものとして理解すべきではない。したがって、「第１」又は「第２」によって限定される特徴は１つ以上の特徴を明示的又は暗示的に含み得る。本願の実施形態の説明において、別段定めがない限り、「複数の」とは２つ以上を意味する。

加えて、本願の実施形態では、「例」又は「例えば」という用語は、例、解説又は説明を示すために用いられる。本願の実施形態において「例」又は「例えば」という用語として説明される任意の実施形態又は設計スキームは、他の実施形態又は設計スキームよりも好ましいか又は利点を有するものとして説明されるものではない。厳密に言うと、「例」又は「例えば」という用語の使用は、関連する概念を具体的な方法で提示することを意図している。

例えば、本願における電子装置は、携帯電話、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ（personal computer、ＰＣ）、パーソナルデジタルアシスタント（personal
digital assistant、ＰＤＡ）、スマートウォッチ、ネットブック、ウェアラブル電子装置、拡張現実（augmented
reality、ＡＲ）装置、仮想現実（virtual reality、ＶＲ）装置、車載装置、スマートビークル、スマートスピーカ又はロボットであり得る。電子装置の特定の形態は本願では特に限定されない。

図１は、電子装置１００の概略構造図である。

電子装置１００は、プロセッサ１１０、外部メモリインターフェイス１２０、内部メモリ１２１、ユニバーサルシリアルバス（universal serial bus、ＵＳＢ）ポート１３０、充電管理モジュール１４０、電力管理モジュール１４１、バッテリ１４２、アンテナ１、アンテナ２、モバイル通信モジュール１５０、無線通信モジュール１６０、オーディオモジュール１７０、スピーカ１７０Ａ、レシーバ１７０Ｂ、マイクロフォン１７０Ｃ、ヘッドセットジャック１７０Ｄ、センサモジュール１８０、ボタン１９０、モータ１９１、インジケータ１９２、カメラ１９３、ディスプレイ１９４、加入者識別モジュール（subscriber identification module、ＳＩＭ）カードインターフェイス１９５等を含み得る。センサモジュール１８０は、圧力センサ１８０Ａ、ジャイロセンサ１８０Ｂ、気圧センサ１８０Ｃ、磁気センサ１８０Ｄ、加速度センサ１８０Ｅ、レンジセンサ１８０Ｆ、光近接センサ１８０Ｇ、指紋センサ１８０Ｈ、温度センサ１８０Ｊ、タッチセンサ１８０Ｋ、周辺光センサ１８０Ｌ、骨伝導センサ１８０Ｍ等を含み得る。

本願のこの実施形態で示す構造は、電子装置１００に対する特定の限定をなすものではないことが理解されよう。本願の他の一部の実施形態では、電子装置１００は、図示のものよりも多くの又は少ないコンポーネントを含み得るか又は一部のコンポーネントが組み合わされ得るか又は一部のコンポーネントが分割され得るか又は異なるコンポーネントの配置が用いられ得る。図示のコンポーネントは、ハードウェア、ソフトウェア又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施され得る。

プロセッサ１１０は１つ以上の処理ユニットを含み得る。例えば、プロセッサ１１０はアプリケーションプロセッサ（application processor、ＡＰ）、モデムプロセッサ、グラフィックス処理ユニット（graphics processing unit、ＧＰＵ）、画像信号プロセッサ（image
signal processor、ＩＳＰ）、コントローラ、ビデオコーデック、デジタル信号プロセッサ（digital
signal processor、ＤＳＰ）、ベースバンドプロセッサ及び／又はニューラルネットワーク処理ユニット（neural-network processing unit、ＮＰＵ）を含み得る。異なる処理ユニットは独立したコンポーネントであってもいいし又は１つ以上のプロセッサに統合されてもよい。

コントローラは、命令読み出し及び命令実行の制御を完了するために、命令動作コード及び時間シーケンス信号に基づいて動作制御信号を生成し得る。

メモリがプロセッサ１１０内にさらに配置されて、命令及びデータを記憶するように構成される。一部の実施形態では、プロセッサ１１０内のメモリはキャッシュメモリである。メモリは、プロセッサ１１０によってちょうど用いられるか又は周期的に用いられる命令又はデータを記憶し得る。プロセッサ１１０が命令又はデータを再び用いる必要がある場合、プロセッサ１１０はメモリから命令又はデータを直接呼び出し得る。これは、繰り返しアクセスすることを回避し、プロセッサ１１０の待ち時間を減らすため、システム効率が改善される。

一部の実施形態では、プロセッサ１１０は１つ以上のインターフェイスを含み得る。インターフェイスは集積回路間通信（inter-integrated circuit、Ｉ２Ｃ）インターフェイス、集積回路間音響（inter-integrated circuit sound、Ｉ２Ｓ）インターフェイス、パルスコード変調（pulse code modulation、ＰＣＭ）インターフェイス、ユニバーサル非同期受信機／送信機（universal asynchronous receiver/transmitter、ＵＡＲＴ）インターフェイス、モバイルインダストリープロセッサインターフェイス（mobile industry processor interface、ＭＩＰＩ）、汎用入出力（general-purpose input/output、ＧＰＩＯ）インターフェイス、加入者識別モジュール（subscriber identity module、ＳＩＭ）インターフェイス、ユニバーサルシリアルバス（universal serial bus、ＵＳＢ）インターフェイス等を含み得る。

Ｉ２Ｃインターフェイスは双方向同期シリアルバスであり、シリアルデータライン（serial data line、ＳＤＡ）及びシリアルクロックライン（derail
clock line、ＳＣＬ）を含む。一部の実施形態では、プロセッサ１１０は複数のI２Ｃバスのグループを含み得る。プロセッサ１１０は、異なるＩ２Ｃバスインターフェイスを介して、タッチセンサ１８０Ｋ、充電器、フラッシュ、カメラ１９３等に別々に連結され得る。例えば、プロセッサ１１０は、Ｉ２Ｃインターフェイスを用いることによりタッチセンサ１８０Ｋに連結され得るため、プロセッサ１１０は、Ｉ２Ｃバスインターフェイスを用いることによりタッチセンサ１８０Ｋと通信して、電子装置１００のタッチ機能を実施し得る。

Ｉ２Ｓインターフェイスはオーディオ通信を行うように構成され得る。一部の実施形態では、プロセッサ１１０は複数のＩ２Ｓバスのグループを含み得る。プロセッサ１１０は、プロセッサ１１０とオーディオモジュール１７０との間の通信を実施するために、Ｉ２Ｓバスを介してオーディオモジュール１７０に連結され得る。一部の実施形態では、オーディオモジュール１７０は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈヘッドセットを用いることにより電話に出るための機能を実施するために、Ｉ２Ｓインターフェイスを介してオーディオ信号を無線通信モジュール１６０に送信し得る。

ＰＣＭインターフェイスは、オーディオ通信を行い、アナログ信号のサンプリング、量子化及びコード化を行うようにも構成され得る。一部の実施形態では、オーディオモジュール１７０は、ＰＣＭバスインターフェイスを介して無線通信モジュール１６０に連結され得る。一部の実施形態では、オーディオモジュール１７０は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈヘッドセットを用いることにより通話に出るための機能を実施するために、代替的にＰＣＭインターフェイスを介してオーディオ信号を無線通信モジュール１６０に送信し得る。Ｉ２Ｓインターフェイス及びＰＣＭインターフェイスの双方は、オーディオ通信を行うように構成され得る。

ＵＡＲＴインターフェイスはユニバーサルシリアルデータバスであり、非同期通信を行うように設定されている。バスは双方向通信バスであり得る。シリアル通信とパラレル通信の間で送信すべきデータを変換する。一部の実施形態では、ＵＡＲＴインターフェイスは、プロセッサ１１０を無線通信モジュール１６０に接続するように通常構成されている。例えば、プロセッサ１１０は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ機能を実施するために、ＵＡＲＴインターフェイスを介して無線通信モジュール１６０内のＢｌｕｅｔｏｏｔｈモジュールと通信する。一部の実施形態では、オーディオモジュール１７０は、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈヘッドセットを用いて音楽を再生する機能を実施するために、ＵＡＲＴインターフェイスを介してオーディオ信号を無線通信モジュール１６０に送信し得る。

ＭＩＰＩインターフェイスは、プロセッサ１１０をディスプレイ１９４又はカメラ１９３等の周辺コンポーネントに接続するように構成され得る。ＭＩＰＩインターフェイスは、カメラシリアルインターフェイス（camera serial interface、ＣＳＩ）、ディスプレイシリアルインターフェイス（display serial interface、ＤＳＩ）等を含む。一部の実施形態では、プロセッサ１１０は、電子装置１００の写真撮影機能を実施するために、ＣＳＩインターフェイスを介してカメラ１９３と通信する。プロセッサ１１０は、電子装置１００の表示機能を実施するために、ＤＳＩインターフェイスを用いることによりディスプレイ１９４と通信する。

ＧＰＩＯインターフェイスは、ソフトウェアを介して構成され得る。ＧＰＩＯインターフェイスは制御信号又はデータ信号として構成され得る。一部の実施形態では、ＧＰＩＯインターフェイスは、プロセッサ１１０をカメラ１９３、ディスプレイ１９４、無線通信モジュール１６０、オーディオモジュール１７０、センサモジュール１８０等に接続するように構成され得る。ＧＰＩＯインターフェイスは、代替的にＩ２Ｃインターフェイス、Ｉ２Ｓインターフェイス、ＵＡＲＴインターフェイス、ＭＩＰＩインターフェイス等として構成され得る。

ＵＳＢポート１３０は、ＵＳＢ規格の仕様に準拠したインターフェイスであり、具体的にはミニＵＳＢポート、マイクロＵＳＢポート、ＵＳＢタイプＣインターフェイス等であり得る。ＵＳＢポート１３０は、電子装置１００を充電するために充電器に接続されるように構成されてもいいし、電子装置１００と周辺機器との間でデータを送信するように構成されてもいいし、ヘッドセットを用いてオーディオを再生するためにヘッドセットに接続するように構成されてもよい。あるいは、ポートは、他の電子装置、例えばＡＲ装置に接続されるようように構成され得る。

本発明のこの実施形態で示すモジュール間のインターフェイス接続関係は説明のための一例にすぎず、電子装置１００の構造に対する限定をなすものではないことが理解されよう。本願の一部の他の実施形態では、電子装置１００は、代替的に、前述の実施形態とは異なるインターフェイス接続方法又は複数のインターフェイス接続方法の組み合わせを用いり得る。

充電管理モジュール１４０は、充電器からの充電入力を受信するように構成されている。充電器は無線充電器でもいいし、有線充電器でもよい。有線充電の一部の実施形態では、充電管理モジュール１４０は、ＵＳＢポート１３０を介して有線充電器から充電入力を受信し得る。無線充電の一部の実施形態では、充電管理モジュール１４０は、電子装置１００の無線充電コイルを用いることにより無線充電入力を受信し得る。充電管理モジュール１４０は、バッテリ１４２を充電しながら、電力管理モジュール１４１を用いることによって電子装置に給電する。

電力管理モジュール１４１は、バッテリ１４２、充電管理モジュール１４０及びプロセッサ１１０に接続されるように構成されている。電力管理モジュール１４１は、バッテリ１４２の入力及び／又は充電管理モジュール１４０の入力を受信し、プロセッサ１１０、内部メモリ１２１、ディスプレイ１９４、カメラ１９３、無線通信モジュール１６０等に給電する。電力管理ユニット１４１は、バッテリ容量、バッテリサイクル数及びバッテリの健康状態（漏電又はインピーダンス）等のパラメータを監視するようにさらに構成され得る。一部の他の実施形態では、電力管理モジュール１４１は、代替的にプロセッサ１１０内に配置され得る。一部の他の実施形態では、電力管理モジュール１４１及び充電管理モジュール１４０は、代替的に同じ装置内に配置され得る。

電子装置１００の無線通信機能は、アンテナ１、アンテナ２、モバイル通信モジュール１５０、無線通信モジュール１６０、モデムプロセッサ、ベースバンドプロセッサ等を用いることにより実施され得る。

アンテナ１及びアンテナ２は電磁波信号を送受信するように構成されている。電子装置１００内の各アンテナは、１つ以上の通信周波数帯域をカバーするように構成され得る。アンテナの利用を改善するために、異なるアンテナがさらに多重化され得る。例えば、アンテナ１は、無線ローカルエリアネットワーク内のダイバーシチアンテナとして多重化され得る。一部の他の実施形態では、アンテナは同調スイッチと組み合わせて用いられ得る。

モバイル通信モジュール１５０は、電子装置１００に適用される解決策を２Ｇ、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇ等を含む無線通信に提供できる。モバイル通信モジュール１５０は、少なくとも１つのフィルタ、スイッチ、電力増幅器、低ノイズ増幅器（低ノイズ増幅器、ＬＮＡ）等を含み得る。モバイル通信モジュール１５０は、アンテナ１を用いることにより電磁波を受信し、受信した電磁波に対するフィルタリングや増幅等の処理を行い、処理した電磁波を復調のためにモデムプロセッサに転送し得る。モバイル通信モジュール１５０は、モデムプロセッサによって変調された信号をさらに増幅し、信号をアンテナ１を用いることにより放射するために電磁波に変換し得る。一部の実施形態では、モバイル通信モジュール１５０の少なくとも一部の機能モジュールはプロセッサ１１０内に配置され得る。一部の実施形態では、モバイル通信モジュール１５０の少なくとも一部の機能モジュール及びプロセッサ１１０の少なくとも一部のモジュールは同じ装置内に配置され得る。

モデムプロセッサは変調器及び復調器を含み得る。変調器は、送信すべき低周波ベースバンド信号を中間又は高周波信号に変調するように構成されている。復調器は、受信した電磁波信号を低周波ベースバンド信号に復調するように構成されている。そして、復調器は、復調によって得られた低周波ベースバンド信号を、処理のためにベースバンドプロセッサに移す。低周波ベースバンド信号はベースバンドプロセッサによって処理され、その後にアプリケーションプロセッサに移される。アプリケーションプロセッサは、オーディオ装置（限定されないが、スピーカ１７０Ａ、レシーバ１７０Ｂ等）を用いることにより音声信号を出力するか又はディスプレイ１９４を用いることにより画像若しくは映像を表示する。一部の実施形態では、モデムプロセッサは独立した装置であり得る。一部の他の実施形態では、モデムプロセッサはプロセッサ１１０から独立していてもよく、モバイル通信モジュール１５０又は別の機能モジュールと同じ装置内に配置される。

無線通信モジュール１６０は、電子装置１００に適用される解決策を、無線ローカルエリアネットワーク（wireless local area network、ＷＬＡＮ）(例えば、ワイヤレスフィデリティー（wireless fidelity、ｗｉ－ｆｉ）ネットワーク)、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（Bluetooth、ＢＴ）、衛星測位システム（global navigation
satellite system、ＧＮＳＳ）、周波数変調（frequency modulation、ＦＭ）、近距離無線通信（near field communication、ＮＦＣ）、赤外（infrared、ＩＲ）技術等を含む無線通信に提供し得る。無線通信モジュール１６０は、少なくとも１つの通信処理モジュールを統合する１つ以上の装置であり得る。無線通信モジュール１６０は、アンテナ２を介して電磁波を受信し、電磁波信号に対して周波数変調及びフィルタリング処理を行い、処理した信号をプロセッサ１１０に送信する。無線通信モジュール１６０は、送信すべき信号をプロセッサ１１０から受信し、その信号に対して周波数変調及び増幅を行い、信号をアンテナ２を用いた放射のために電磁波に変換し得る。

一部の実施形態では、電子装置１００において、アンテナ１とモバイル通信モジュール１５０とが連結され、アンテナ２と無線通信モジュール１６０とが連結されているため、電子装置１００は、無線通信技術を用いることによりネットワーク及び他の装置と通信できる。無線通信技術は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション（global system for mobile communication、ＧＳＭ）、汎用パケット無線サービス（general packet radio service、ＧＰＲＳ）、符号分割多元接続（code
division multiple access、ＣＤＭＡ）、広帯域符号分割多元接続（wideband
code division multiple access、ＷＣＤＭＡ）、時分割符号分割多元接続（time-division
code division multiple access、ＴＤ－ＳＣＤＭＡ）、ロングタームエボリューション（long
term evolution、ＬＴＥ）、ＢＴ、ＧＮＳＳ、ＷＬＡＮ、ＮＦＣ、ＦＭ、ＩＲ技術等を含み得る。ＧＮＳＳは全地球測位システム（global positioning system、ＧＰＳ）、グローバルナビゲーション衛星システム(global navigation satellite system、ＧＬＯＮＡＳＳ)、北斗衛星測位システム（beidou navigation satellite system、ＢＤＳ）、準天頂衛星システム（quasi-zenith satellite system、ＱＺＳＳ）及び／又は衛星航法補強システム（satellite based augmentation system、ＳＢＡＳ）を含み得る。

電子装置１００は、ＧＰＵ、ディスプレイ１９４、アプリケーションプロセッサ等を介してディスプレイ機能を実施する。ＧＰＵは画像処理のためのマイクロプロセッサであり、ディスプレイ１９４及びアプリケーションプロセッサに接続されている。ＧＰＵは数学的及び幾何学的計算を行うように構成され、グラフィックスレンダリングのために用いられる。プロセッサ１１０は、表示情報を生成又は変更するためのプログラム命令を実行する１つ以上のＧＰＵを含み得る。

ディスプレイ１９４は、画像、映像等を表示するように構成されている。ディスプレイ１９４はディスプレイパネルを含む。ディスプレイパネルは、液晶ディスプレイ（liquid crystal display、ＬＣＤ）、有機発光ダイオード（organic
light-emitting diode、ＯＬＥＤ）、アクティブマトリックス有機発光ダイオード又はアクティブマトリックス有機発光ダイオード（active-matrix organic light emitting diode、ＡＭＯＬＥＤ）、フレキシブル発光ダイオード（flexible light-emitting diode、ＦＬＥＤ）、ミニＬＥＤ、マイクロＬＥＤ、マイクロＯＬＥＤ、量子ドット発光ダイオード（quantum light emitting diodes、ＱＬＥＤ）等を用いり得る。一部の実施形態では、電子装置１００は１つ又はＮ個のディスプレイ１９４を含んでもよく、Ｎは１より大きい正の整数である。

電子装置１００は、ＩＳＰ、カメラ１９３、ビデオコーデック、ＧＰＵ、ディスプレイ１９４、アプリケーションプロセッサ等を介して撮影機能を実施し得る。

ＩＳＰは、カメラ１９３によってフィードバックされたデータを処理するように構成されている。例えば、撮影の間にシャッターが押されると、レンズを介してカメラの感光体に光が送られる。光信号が電気信号に変換され、カメラの感光体がＩＳＰに電気信号を処理のために送信し、電気信号を可視画像に変換する。ＩＳＰは、画像のノイズ、輝度及び外観に関してアルゴリズム最適化を行い得る。ＩＳＰは、撮影シナリオの露光及び色温度等のパラメータを最適化し得る。一部の実施形態では、ＩＳＰはカメラ１９３内に配置され得る。

カメラ１９３は静止画又は映像を取り込むように構成されている。物体の光学画像は、レンズを通して生成され、感光体上に投影される。感光体は電荷結合素子（charge coupled device、ＣＣＤ）又は相補型金属酸化物半導体（complementary
metal-oxide-semiconductor、ＣＭＯＳ）光電トランジスタであり得る。感光体は光信号を電気信号に変換し、次いでＩＳＰに電気信号を送信して、電気信号をデジタル画像信号に変換する。ＩＳＰはデジタル画像信号を処理のためにＤＳＰに出力する。ＤＳＰはデジタル画像信号をＲＧＢフォーマット、ＹＵＶフォーマット等の標準画像信号に変換する。一部の実施形態では、電子装置１００は１つ又はＮ個のカメラ１９３を含み得る。Ｎは１より大きい正の整数である。

デジタル信号プロセッサはデジタル信号を処理するように構成され、デジタル画像信号に加えて別のデジタル信号を処理し得る。例えば、電子装置１００が周波数を選択した場合、デジタル信号プロセッサは、周波数エネルギー等に対してフーリエ変換を行うように構成されている。

ビデオコーデックはデジタルビデオの圧縮又は解凍を行うように構成されている。電子装置１００は１つ以上のビデオコーデックをサポートし得る。したがって、電子装置１００は複数の符号化フォーマット、例えばＭＰＥＧ（moving picture expert group、ＭＰＥＧ）－１、ＭＰＥＧ－２、ＭＰＥＧ－３及びＭＰＥＧ－４で映像を再生又は記録し得る。

ＮＰＵはニューラルネットワーク（ニューラルネットワーク、ＮＮ）計算プロセッサである。ＮＰＵは生物学的ニューラルネットワークの構造を参照して、例えばヒト脳ニューロン間の伝達モードを参照して入力情報を素早く処理し、自己学習をさらに継続的に行い得る。電子装置１００のインテリジェント認知等のアプリケーション、例えば、画像認識、顔認識、音声認識及びテキスト理解等はＮＰＵを用いることによって実施され得る。

外部メモリインターフェイス１２０は、電子装置１００の記憶能力を拡張するために外部メモリカード、例えばマイクロＳＤカードに接続されるように構成され得る。外部記憶カードは外部メモリインターフェイス１２０を介してプロセッサ１１０と通信し、データ記憶機能を実施する。例えば、音楽や映像等のファイルが外部記憶カードに記憶される。

内部メモリ１２１は、コンピュータ実行可能プログラムコードを記憶するように構成され得る。実行可能プログラムコードは命令を含む。内部メモリ１２１はプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含み得る。プログラム記憶領域はオペレーティングシステム、少なくとも１つの機能（例えば、音声再生機能及び画像再生機能）によって必要とされるアプリケーション等を記憶し得る。データ記憶領域は、電子装置１００が用いられる場合に作成されるデータ（例えば、音声データ及び電話帳）等を記憶し得る。加えて、内部メモリ１２１は高速ランダムアクセスメモリを含み得るか又は不揮発性メモリ、例えば少なくとも１つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ又はユニバーサルフラッシュ記憶装置（universal flash storage、ＵＦＳ）を含み得る。プロセッサ１１０は、内部メモリ１２１に記憶された命令及び／又はプロセッサに配置されたメモリに記憶された命令を実行して、電子装置１００の様々な機能アプリケーション及びデータ処理を行う。

電子装置１００は、オーディオモジュール１７０、スピーカ１７０Ａ、レシーバ１７０Ｂ、マイクロフォン１７０Ｃ、ヘッドセットジャック１７０Ｄ、アプリケーションプロセッサを用いることによってオーディオ機能、例えば音楽の再生及び録音を実施し得る。例えば、機能は音楽の再生及び録音であり得る。

オーディオモジュール１７０は、デジタルオーディオ情報を出力のためにアナログオーディオ信号に変換するように構成され、アナログオーディオ入力をデジタルオーディオ信号に変換するようにも構成されている。オーディオモジュール１７０は、オーディオ信号を符号化及び復号化するようにさらに構成され得る。一部の実施形態では、オーディオモジュール１７０はプロセッサ１１０内に配置され得るか又はオーディオモジュール１７０の一部の機能モジュールはプロセッサ１１０内に配置され得る。

「ホーン」とも呼ばれるスピーカ１７０Ａは、オーディオ電気信号を音声信号に変換するように構成されている。電子装置１００は、スピーカ１７０Ａを介して音楽を聞いたり、ハンズフリーモードで電話に出るために用いられ得る。

「イヤピース」とも呼ばれるレシーバ１７０Ｂはオーディオ電気信号を音声信号に変換するように構成されている。電子装置１００を用いて電話に出るか又はオーディオ情報を聴く場合、レシーバ１７０Ｂを音声を聴くために人間の耳に近づけられ得る。

「マイク」又は「マイクロフォン」とも呼ばれるマイクロフォン１７０Ｃは音声信号を電気信号に変換するように構成されている。電話をかける場合又は音声情報の送信する場合に、ユーザはマイクロフォン１７０Ｃの近くで人間の口を動かして音声を発して、マイマイクロフォン１７０Ｃに音声信号を入力し得る。少なくとも１つのマイクロフォン１７０Ｃが電子装置１００内に配置され得る。一部の他の実施形態では、音声信号を収集し、ノイズ低減機能を実施するために２つのマイクロフォン１７０Ｃが電子装置１００内に配置され得る。一部の他の実施形態では、音声信号を収集し、ノイズ低減機能を実施し、音源を特定して方向性録音機能等を実施するために、３つ、４つ又はそれ以上のマイクロフォン１７０Ｃが電子装置１００内に配置され得る。

ヘッドセットインターフェイス１７０Ｄは有線ヘッドセットに接続されるように構成されている。ヘッドセットジャック１７０ＤはＵＳＢポート１３０であり得るか、３．５ｍｍのオープンモバイルターミナルプラットフォーム（open mobile terminal platform、ＯＭＴＰ）規格インターフェイス又は米国セルラー電気通信工業会（cellular telecommunications industry association of the USA、ＣＴＩＡ）規格インターフェイスであり得る。

圧力センサ１８０Ａは圧力信号を感知するように構成され、圧力信号を電気信号に変換できる。一部の実施形態では、圧力センサ１８０Ａはディスプレイ１９４上に配置され得る。複数の種類の圧力センサ１８０Ａ、例えば抵抗圧力センサ、誘導圧力センサ、容量性圧力センサがある。容量性圧力センサは導電性材料で作られた少なくとも２つの平行なプレートを含み得る。圧力センサ１８０Ａに力が加えられた場合、電極間の静電容量が変化する。電子装置１００は、静電容量の変化に基づいて圧力強度を判定する。ディスプレイ１９４上でタッチ操作が行われた場合、電子装置１００は圧力センサ１８０Ａを介してタッチ操作の強度を検出する。電子装置１００は、圧力センサ１８０Ａの検出信号に基づいてタッチ位置も計算し得る。一部の実施形態では、同じタッチ位置で行われるもののタッチ操作強度が異なるタッチ操作は、異なる操作命令に対応し得る。例えば、タッチ操作強度が第１の圧力閾値未満のタッチ操作を「メッセージ」アイコンに対して行った場合、ＳＭＳメッセージの閲覧するための命令が実行される。タッチ操作強度が第１の圧力閾値以上のタッチ操作をＳＭＳメッセージアプリケーションアイコンに対して行った場合、新たなＳＭＳメッセージを作成するための命令が実行される。

ジャイロセンサ１８０Ｂは、電子装置１００の移動姿勢を特定するように構成され得る。一部の実施形態では、ジャイロセンサ１８０Ｂを用いることにより、３つの軸（即ち、ｘ、ｙ及びｚ軸）を中心とする電子装置１００の角速度が特定され得る。ジャイロセンサ１８０Ｂは撮影の間の手ぶれを補正するように構成され得る。例えば、シャッターが押された場合、ジャイロセンサ１８０Ｂは、電子装置１００がジッタを発生させる角度を検出し、その角度に基づいてレンズモジュールが補償する必要がある距離を計算し、レンズが反転動作によって電子装置１００のジッタを相殺して手ぶれ補正を実施できるようにする。ジャイロセンサ１８０Ｂは、ナビゲーションシナリオ及び動作検知ゲームシナリオでさらに用いられ得る。

気圧センサ１８０Ｃは気圧を測定するように構成されている。一部の実施形態では、電子装置１００は、ポジショニング及びナビゲーションを支援するために、気圧センサ１８０Ｃによって測定される気圧を用いることにより高度を計算する。

磁気センサ１８０Ｄはホールセンサを含む。電子装置１００は、磁気センサ１８０Ｄを用いることにより、フリップレザーケースの開閉を検出し得る。一部の実施形態では、電子装置１００がクラムシェル電話の場合、電子装置１００は、磁気センサ１８０Ｄに基づいてフリップカバーの開閉を検出し得る。また、フリップカバーの自動アンロック等の機能は、検出されたスマートカバーの開閉状態又は検出されたフリップカバーの開閉状態に基づいて設定される。

加速度センサ１８０Ｅは、電子装置１００の様々な方向（通常は３軸上）の加速度を検出し、電子装置１００が静止している場合は重力の大きさ及び方向を検出し得る。加速度センサ１８０Ｅは、電子装置の姿勢を特定するようにさらに構成されてもよく、景観モードとポートレートモードとの切り替え又は歩数計等の用途で用いられる。

距離センサ１８０Ｆは距離を測定するように構成されている。電子装置１００は赤外線又はレーザで距離を測定し得る。一部の実施形態では、撮影シナリオにおいて、電子装置１００は高速なピント合わせを実施するために距離センサ１８０Ｆを用いることにより距離を測定し得る。

光学近接センサ１８０Ｇは、例えば発光ダイオード（ＬＥＤ）と、フォトダイオード等の光学検出器とを含み得る。発光ダイオードは赤外線発光ダイオードであり得る。電子装置１００は、発光ダイオードを用いることにより赤外線を放つ。電子装置１００は、フォトダイオードを用いることにより近くの物体から反射された赤外線光を検出する。十分な反射光が検出された場合、電子装置１００の近くに物体が存在すると判断され得る。不十分な反射光が検出された場合、電子装置１００は、電子装置１００の近くに物体が存在しないと判断し得る。電子装置１００は、光学近接センサ１８０Ｇを用いることにより、ユーザが電話をかけるために電子装置１００を耳の近くで持っていることを検出して、省電力のためのスクリーンオフを自動的に行い得る。光学近接センサ１８０Ｇは、スクリーンを自動的にロック解除又はロックするためにスマートカバーモード又はポケットモードでも用いられ得る。

周囲光センサ１８０Ｌは周囲光の明るさを感知するように構成されている。電子装置１００は、感知された周囲光の明るさに基づいてディスプレイ１９４の明るさを適応的に調整し得る。周囲光センサ１８０Ｌは、撮影の間にホワイトバランスを自動的に調整するようにも構成され得る。周囲光センサ１８０Lは、偶発的な接触を回避するために、電子装置１００がポケットに入っているかどうかを検出するために光学近接センサ１８０Ｇと協働してもよい。

指紋センサ１８０Ｈは指紋を収集するように構成されている。電子装置１００は、指紋ベースのロック解除、アプリケーションロックアクセス、指紋ベースの撮影、指紋ベースの電話応答等を実施するために収集された指紋の特徴を用いり得る。

温度センサ１８０Ｊは温度を検出するように構成されている。一部の実施形態では、電子装置１００は、温度センサ１８０Ｊによって検出された温度を用いることにより温度処理ポリシーを実行する。例えば、温度センサ１８０Ｊによって報告される温度が閾値を超えている場合、電子装置１００は、熱保護のための電力消費を下げるために、温度センサ１８０Ｊの近くのプロセッサのパフォーマンスを下げる。一部の他の実施形態では、温度が別の閾値より低い場合、電子装置１００は、低温により電子装置１００が非正常な形でシャットダウンするのを防止するためにバッテリ１４２を加熱する。一部の他の実施形態では、温度がさらに別の閾値よりも低い場合、電子装置１００は、低温によって引き起こされる非正常な形のシャットダウンを回避するためにバッテリ１４２の出力電圧を上げる。

タッチセンサ１８０Ｋは「タッチ制御装置」とも呼ばれる。タッチセンサ１８０Ｋはディスプレイ１９４上に配置されてもよく、タッチセンサ１８０Ｋ及びディスプレイ１９４は「タッチスクリーン」とも呼ばれるタッチ画面を構成する。タッチセンサ１８０Ｋは、タッチセンサ１８０Ｋ上で又は近くで行われるタッチ操作を検出するように構成されている。タッチセンサは、タッチイベントの種類を特定するために、検出されたタッチ操作をアプリケーションプロセッサに転送し得る。ディスプレイ１９４はタッチ操作に関連する視覚出力を提供し得る。一部の他の実施形態では、タッチセンサ１８０Ｋは、電子装置１００の表面のディスプレイ１９４とは異なる位置にも配置され得る。

骨伝導センサ１８０Ｍは振動信号を取得し得る。一部の実施形態では、骨伝導センサ１８０Ｍは、人間の声帯部の振動骨の振動信号を取得し得る。骨伝導センサ１８０Ｍは人間の心拍と接触し、血圧拍動信号を受信し得る。一部の実施形態では、骨伝導センサ１８０Ｍは、代替的に、、骨伝導ヘッドセットを形成するためにヘッドセット内に配置されてもよい。オーディオモジュール１７０は、音声機能を実現するために、声帯部の振動骨の、骨伝導センサ１８０Ｍによって得られる振動信号に基づく解析を介して音声信号を得てもよい。アプリケーションプロセッサは、心拍数検出機能を実施するために、骨伝導センサ１８０Ｍによって得られる血圧拍動信号に基づいて心拍数情報を解析してもよい。

ボタン１９０は電源ボタン、音量ボタン等を含む。ボタン１９０は機械式のボタンであり得るか又はタッチボタンであり得る。電子装置１００はボタン入力を受信し、電子装置１００のユーザ設定及び機能制御に関連するボタン信号入力を生成し得る。

モータ１９１は振動プロンプトを生成し得る。モータ１９１は、着信振動プロンプト又はタッチ振動フィードバックを提供するように構成され得る。例えば、異なる用途（例えば、写真撮影及びオーディオ再生）で行われるタッチ操作は異なる振動フィードバック効果に対応し得る。モータ１９１は、ディスプレイ１９４の異なる領域で行われるタッチ操作のための異なる振動フィードバック効果にも対応し得る。異なる用途シナリオ（例えば、時間リマインダ、情報受信、目覚まし時計及びゲーム）も異なる振動フィードバック効果に対応し得る。タッチ振動フィードバック効果はさらにカスタム化され得る。

インジケータ１９２はインジケータ光であってもよく、充電状態及び電力変化を示すように構成され得るか又はメッセージ、不在着信、通知等を示すように構成され得る。

ＳＩＭカードインターフェイス１９５はＳＩＭカードに接続されるように構成されている。ＳＩＭカードは電子装置１００との接触又は電子装置１００からの分離を実施するために、ＳＩＭカードインターフェイス１９５に挿入され得るか又はＳＩＭカードインターフェイス１９５から取り外され得る。電子装置１００は１つ又はＮ個のＳＩＭカードインターフェイスをサポートし、Ｎは１より大きい正の整数である。ＳＩＭカードインターフェイス１９５はナノＳＩＭカード、マイクロＳＩＭカード、ＳＩＭカード等をサポートし得る。複数のカードが同じＳＩＭカードインターフェイス１９５に同時に挿入されてもよい。複数のカードは同じ種類のものであっていいし、異なる種類のものであってもよい。ＳＩＭカードインターフェイス１９５は異なる種類のＳＩＭカードとも互換性があってもよい。ＳＩＭカードインターフェイス１９５は外部記憶カードとも互換性があってもよい。電子装置１００は、会話及びデータ通信等の機能を実施するために、ＳＩＭカードを用いることによりネットワークとやりとりする。一部の実施形態では、電子装置１００はｅＳＩＭ、すなわち埋め込みＳＩＭカードを用いる。ｅＳＩＭカードは電子装置１００内に埋め込まれてもよく、電子装置１００から分離することはできない。

電子装置１００のソフトウェアシステムは層状アーキテクチャ、イベントドリブンアーキテクチャ、マイクロカーネルアーキテクチャ、マイクロサービスアーキテクチャ又はクラウドアーキテクチャを用いり得る。本願のこの実施形態では、電子装置１００のソフトウェア構造を説明するための一例として層状アーキテクチャのＡｎｄｒｏｉｄシステムを用いる。

図２は、本発明の一実施形態に係る電子装置１００のソフトウェア構造のブロック図である。

階層アーキテクチャでは、ソフトウェアはいくつかの層に分割され、各層は明確な役割及びタスクを有する。これらの層はソフトウェアインターフェイスを介して互いに通信する。いくつかの実施形態において、Ａｎｄｒｏｉｄシステムは、上から下に、アプリケーション層と、アプリケーションフレームワーク層と、Ａｎｄｒｏｉｄランタイム（Android runtime）及びシステムライブラリと、カーネル層という４つの層に分割されている。

アプリケーション層は一連のアプリケーションパッケージを含み得る。

図２に示すように、アプリケーションパッケージは、カメラ、ギャラリー、カレンダー、電話、マップ、ナビゲーション、ＷＬＡＮ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、音楽、ビデオ及びメッセージ等のアプリケーションを含み得る。

本願の一部の実施形態では、アプリケーションパッケージは、スクリーンショットアプリケーション、例えばＳｙｓｔｅｍＵＩをさらに含み得る。スクリーンショットプレビュー画像を描くために、具体的には、現在のスクリーン全体を取り込むことにより得られるスクリーンショット、すなわち第１のスクリーンショットを描き、第１のスクリーンショットを切り取り、合成し、修正して現在のスクリーン上のアプリケーションウィンドウの一部を含む第２のスクリーンショットを生成する等のためにスクリーンショットアプリケーションが用いられる。

アプリケーションフレームワーク層はアプリケーションプログラミングインターフェイス（application programming interface、ＡＰＩ）と、アプリケーション層におけるアプリケーションのためのプログラミングフレームワークを提供する。アプリケーションフレームワーク層は予め定義された一部の機能を含む。

図２に示すように、アプリケーションフレームワーク層は、ウィンドウマネージャ、コンテンツプロバイダー、ビューシステム、電話マネージャ、リソースマネージャー、通知マネージャ等を含み得る。

ウィンドウマネージャはウィンドウプログラムを管理するように構成されている。ウィンドウマネージャはディスプレイのサイズを取得し、ステータスバーが存在するかどうか判定し、スクリーンをロックし、スクリーンショットを撮影する等を行い得る。

本願の一部の実施形態では、ウィンドウマネージャは、具体的にはウィンドウ管理サービス（WindowManagerService、ＷＭＳ）であり得る。ＷＭＳは、現在の画面に表示されている各アプリケーションウィンドウに関する情報、例えば、各アプリケーションウィンドウの座標及びサイズ等の情報を記憶する。

アプリケーション層のアプリケーションの実行が開始されると、ＷＭＳは、開始されたアプリケーションウィンドウのサイズ及び位置等の情報が通知される。加えて、その後にアプリケーションウィンドウのサイズ及び位置が変更された場合、変更されたデータもやがてＷＭＳに対して更新される。したがって、現在の画面上に表示されている各アプリケーションウィンドウに関する情報はＷＭＳから取得され得る。

コンテンツプロバイダーは、データを記憶及び取得し、データがアプリケーションによってアクセスできるようにするように構成されている。データは、映像、画像、オーディオ、発信及び受信した通話、閲覧履歴及びブックマーク、電話帳等を含み得る。

ビューシステムは、テキストを表示するためのコントロール及び画像を表示するためのコントロール等のビジュアルコントロールを含む。ビューシステムはアプリケーションを構築するように構成され得る。ディスプレイインターフェイスは１つ以上のビューを含み得る。例えば、メッセージ通知アイコンを含むディスプレイインターフェイスは、テキスト表示ビュー及びピクチャ表示ビューを含み得る。

電話マネージャは、電子装置１００の通信機能、例えば、通話状態の管理（応答、拒否等を含む）を提供するように構成されている。

リソースマネージャーは、ローカライズされた文字列、アイコン、ピクチャ、レイアウトファイル及び映像ファイル等のアプリケーションのための様々なリソースを提供する。

通知マネージャは、アプリケーションが通知情報をステータスバーに表示することを可能にし、通知メッセージを伝達するように構成され得る。通知マネージャは、ユーザインタラクションを必要とせずに、少しの時間を置いた後で自動的に消え得る。例えば、通知マネージャは、ダウンロード完了の通知し、メッセージ通知等を行うように構成されている。あるいは、通知マネージャは、グラフ又はスクロールバーテキストの形式でシステムの上部ステータスバーに現れる通知、例えばバックグラウンドで実行中のアプリケーションの通知又はダイアログウィンドウの形式で画面上に現れる通知であり得る。例えば、テキスト情報がステータスバーに表示されたり、プロンプトトーンが再生されたり、電子装置が振動したり、インジケータ光が点滅したりする。

Ａｎｄｒｏｉｄランタイムはカーネルライブラリ及び仮想マシンを含む。Ａｎｄｒｏｉｄランタイムは、Ａｎｄｒｏｉｄシステムのスケジューリング及び管理に関与する。

カーネルライブラリは、ｊａｖａ言語で呼び出す必要のある機能及びＡｎｄｒｏｉｄのカーネルライブラリという２つの部分を含む。

アプリケーション層及びアプリケーションフレームワーク層は仮想マシン上で動作する。仮想マシンは、アプリケーション層及びアプリケーションフレームワーク層でｊａｖａファイルをバイナリファイルとして実行する。仮想マシンは、オブジェクトライフサイクル管理、スタック管理、スレッド管理、セキュリティ例外管理及びガーベジコレクション等の機能を行うように構成されている。

システムライブラリは、例えば、サーフェスマネージャ（surface manager）、メディアライブラリ（media library）、３次元グラフィックス処理ライブラリ（例えば、ＯｐｅｎＧＬ ＥＳ）及び２Ｄグラフィックスエンジン（例えば、ＳＧＬ）等の複数の機能モジュールを含み得る。

サーフェスマネージャは、ディスプレイサブシステムを管理し、複数のアプリケーションのために２Ｄ及び３Ｄ層の融合を提供するように構成されている。

メディアライブラリは、複数の一般的に用いられるオーディオ及びビデオフォーマット、静止画像ファイル等の再生及び記録をサポートする。メディアライブラリは、ＭＰＥＧ－４、Ｈ．２６４、ＭＰ３、ＡＡＣ、ＡＭＲ、ＪＰＧ及びＰＮＧ等の複数のオーディオ及びビデオ符号化フォーマットをサポートし得る。

３次元グラフィックス処理ライブラリは、３次元グラフィックス描画、画像レンダリング、合成、レイヤ処理等を実施するように構成されている。

２Ｄグラフィックスエンジンは２Ｄ描画のための描画エンジンである。

カーネル層はハードウェアとソフトウェアとの間の層である。カーネル層は少なくともディスプレイドライバ、カメラドライバ、オーディオドライバ及びセンサドライバを含む。

スクリーンショットシナリオを参照して、電子装置１００のソフトウェア及びハードウェアの作業プロセスの一例を以下で説明する。

タッチセンサ１８０Ｆがタッチ操作を受信した場合、対応するハードウェア割り込みがカーネル層に送信される。カーネル層は、タッチ操作をオリジナル入力イベント（タッチ座標及びタッチ操作のタイムスタンプ等の情報を含む）に処理する。オリジナル入力イベントはカーネル層に記憶される。アプリケーションフレームワーク層は、カーネル層からオリジナル入力イベントを取得し、入力イベントに対応する制御を特定する。例えば、タッチ操作はシングルタップ操作であり、シングルタップ操作に対応する制御は、ドロップダウン通知バーのスクリーンショット制御である。スクリーンショットアプリケーションは、現在のスクリーン全体のピクセルのピクセル値を取り込むためにアプリケーションフレームワーク層のインターフェイスを起動し、スクリーン全体のスクリーンショットを描画する。また、カーネル層を呼び出すことによってディスプレイドライバが起動され、対応するインターフェイスがディスプレイ１９４に表示される。

以下の実施形態に含まれる全ての技術的解決策は、前述のハードウェアアーキテクチャ及びソフトウェアアーキテクチャを有する電子装置１００内で実施できる。電子装置が携帯電話である例を用いて以下で説明を提供する。

図３Ａ－１及び図３Ａ－２～図３Ｈ－１及び図３Ｈ－２は、携帯電話の一部のインターフェイスの概略図である。以下では、添付の図面を参照しながら、本願の実施形態で提供されるインターフェイス内の一部のアプリケーションウィンドウに対するスクリーンショット操作を行うための方法を詳細に説明する。

携帯電話の画面が増加し、とりわけ、折りたたみ可能な携帯電話の出現により、ユーザは複数のアプリケーションを開始するために携帯電話を用い、画面の１つのディスプレイインターフェイス（すなわち、第１のインターフェイス）内で複数のアプリケーションに対して操作を行い得る。図３Ａ－１及び図３Ａ－２に示すように、インターフェイス３００は第１のインターフェイスの一例であり、複数のアプリケーションのウィンドウ、例えば、ブラウザアプリケーションのウィンドウ３０１、ＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウ３０２、ビデオアプリケーションのウィンドウ３０３、文書アプリケーションのウィンドウ３０４、フォトアプリケーションのウィンドウ３０５がインターフェイス３００内に表示される。

スクリーンショット操作の検出に応答して、携帯電話は、画面全体のスクリーンショット（すなわち、第１のインターフェイスのスクリーンショット、略して第１のスクリーンショット）を取り込み得る。加えて、携帯電話は、現在の画面（即ち、第１のインターフェイス）上の各アプリケーションウィンドウに関する情報、例えば各アプリケーションの識別子や各アプリケーションウィンドウのサイズ及び座標等の情報を取得する。このように、携帯電話は、画面上の各アプリケーションウィンドウの表示領域、すなわち画面全体のスクリーンショット（すなわち、第１のスクリーンショット）上の各アプリケーションウィンドウの位置を特定し得る。

具体的な実施では、スクリーンショット操作の検出に対応して、携帯電話のスクリーンショットアプリケーション又は機能がＳｕｒｆａｃｅＣｏｎｔｒｏｌ．ｓｃｒｅｅｎｓｈｏｔを呼び出して画面全体のスクリーンショット、すなわち第１のスクリーンショットを取り込み得る。加えて、スクリーンショットアプリケーション又は機能は、アプリケーションフレームワーク層でウィンドウ管理サービスを呼び出して、各アプリケーションウィンドウのサイズ及び座標等の情報を取得する。スクリーンショットアプリケーション又は機能は、第１のスクリーンショットを各アプリケーションウィンドウの表示領域に関連付け、例えば第１のスクリーンショット上の各アプリケーションウィンドウに関連付けられたコントロールを描画する。その後、スクリーンショットアプリケーションは、コントロールに対してユーザによって行われる操作に基づいて、第１のスクリーンショット上のいくつかのアプリケーションウィンドウを保持するか又は取り除くかを判断し、最終的なスクリーンショット、すなわち第２のスクリーンショットを生成する。次に、第２のスクリーンショットがギャラリーアプリケーションに保存される。

もちろん、スクリーンショット操作を検出した後に、携帯電話は、代替的に、ＷＭＳを呼び出すことにより、現在の画面上に表示されている各アプリケーションウィンドウに関する情報を取得し、現在の画面上に表示されている各アプリケーションウィンドウと１対１の対応関係にあるコントロールを確立し得る。次に、ユーザは、コントロールを介して、最終的なスクリーンショットで保持する必要があるアプリケーションウィンドウを選択する。次に、携帯電話は、第１のスクリーンショットで保持する必要のあるアプリケーションウィンドウの位置を特定し、保持する必要のあるアプリケーションウィンドウのコンテンツを第１のスクリーンショットから取得する。この場合、携帯電話は、スクリーンショット操作を検出した時点と、第１のスクリーンショット上の保持する必要のあるアプリケーションウィンドウの位置を特定した時点との間の任意の時点で第１のインターフェイスのスクリーンショット（すなわち、第１のスクリーンショット）を取り込み得る。すなわち、第１のインターフェイスのスクリーンショットを取り込む時間は、本願のこの実施形態では限定されない。

スクリーンショット操作は、例えば、ユーザが物理キーを押す操作（例えば、電源キーと音量キーを同時に押す操作）又はユーザが所定のジェスチャを実行する操作（例えば、画面上を３本の指で下にスワイプすること又は指関節で画面上をタップすること）又はユーザが画面上で対応するボタンを操作する操作（例えば、通知バーでスクリーンショットコントロールをタップする操作)であり得る。スクリーンショット操作は、本願のこの実施形態では具体的に限定されない。

画面上の各アプリケーションウィンドウの表示領域が特定された場合、画面上の表示領域は各アプリケーションウィンドウの４つの頂点の座標を用いることにより表されるか又はアプリケーションウィンドウの１つの頂点の座標及びサイズを用いることにより表される。画面上の各アプリケーションウィンドウの表示領域は、代替的に別の方法で表され得る。これは、本願では具体的に限定されない。

例えば、携帯電話の画面が前方に置かれた場合、座標系は画面の左上の頂点（例えば、点Ｏ）を原点として用い、画面の上端に対して平行な方向であって、携帯電話の左端から右端を指す方向はＸ軸の正方向であり、画面の左端に平行な方向であって、携帯電話の上端から下端を指す方向はＹ軸の正方向である。座標系の単位はピクセル単位でもいいし、物理単位（例えば、ｍｍ）でもいいし、別の単位でもよい。これは、本願のこの実施形態では具体的に限定されない。

画面上のアプリケーションウィンドウの表示領域は４つの頂点の座標を用いることにより表される。例えば、ブラウザアプリケーションのウィンドウは、左上の頂点の座標（点Ａ）、右上の頂点の座標（点Ｂ）、左下の頂点の座標（点Ｃ）、右下の頂点の座標（点Ｄ）を用いることにより表され得る。他のアプリケーションウィンドウの表示領域を表す方法は同様であり、詳細については説明しない。あるいは、画面上のアプリケーションウィンドウの表示領域はウィンドウの１つの頂点及びサイズを用いることにより表され得る。例えば、ブラウザアプリケーションのウィンドウは、ウィンドウの左上の頂点（点Ａ）及びサイズ（例えば、Ｍ×Ｎ）の座標を用いることにより表され得る。他のアプリケーションウィンドウの表示領域を表す方法も同様であり、詳細については説明しない。

なお、座標系の原点は、代替的に画面上の任意の他の点、例えば画面の中心でもいいし、Ｘ軸及びＹ軸の方向は代替的に他の方向であってもよい。座標系は本願のこの実施形態では限定されない。

画面上の各アプリケーションウィンドウの表示領域が特定された後で、画面全体のスクリーンショット（すなわち、第１のスクリーンショット）上で各アプリケーションウィンドウの表示領域が決定され得る。次に、各アプリケーションウィンドウの表示エリアは対応するコントロールに関連付けられる。このように、ユーザはコントロールを操作することにより各アプリケーションウィンドウの表示領域内の対応する選択を行い得る。例えば第１のスクリーンショット上のアプリケーションウィンドウの表示領域を保持することを選択するか又は第１のスクリーンショットからアプリケーションウィンドウの表示領域を取り除くことを選択し得る。すなわち、本願では、ユーザによる選択に基づいて、携帯電話はユーザが表示したいと望むアプリケーションウィンドウのコンテンツを画面全体のスクリーンショット上で保持し得るか又はユーザが表示を望まないアプリケーションウィンドウのコンテンツを画面全体のスクリーンショットから取り除き得る。すなわち、本願は、画面全体の特定の領域のスクリーンショットを素早く撮影する。

一部の実施形態では、画面全体のスクリーンショット（すなわち、第１のスクリーンショット）が取り込まれた後で、第１のスクリーンショット（すなわち、第２のインターフェイス）が画面上に表示され、各アプリケーションウィンドウに関連するいくつかのコントロール、例えば選択コントロール及び削除コントロールが第２のインターフェイス上に表示される。アプリケーションウィンドウを選択するために、すなわち最終のスクリーンショットで保持する必要があるアプリケーションウィンドウを選択するために選択コントロールが用いられ得る。アプリケーションウィンドウの選択を解除するために、すなわち、最終のスクリーンショットで保持する必要のないアプリケーションウィンドウを選択するために削除コントロールが用いられ得る。このように、最終のスクリーンショット上に保持する必要のあるアプリケーションウィンドウのコンテンツを選択するか又は最終のスクリーンショット上で削除する必要のあるアプリケーションウィンドウのコンテンツを選択するために、ユーザは、各アプリケーションウィンドウに対応するコントロールを直接操作し得る。任意で、第２のインターフェイスを表示する場合、携帯電話は、ユーザが第１のインターフェイスと第２のインターフェイスとを区別できるように、適切な比率で第１のスクリーンショットをピンチし得る。任意で、携帯電話が第１のスクリーンショットを取り込む場合、携帯電話は、第１のインターフェイスに対してスクリーンショット操作が行われたことをユーザに知らせるために、撮影トーン等のプロンプトトーンを再生し得る。

各アプリケーションウィンドウに関連付けられたコントロールは、各アプリケーションウィンドウの表示領域上に表示され得るか又は各アプリケーションウィンドウの表示領域の周囲に表示され得る。あるいは、コントロールはリスト形式で別の領域に表示され得る。制御コントロールの表示方法、位置等は本願のこの実施形態では限定されない。

例えば、図３Ａ－１及び図３Ａ－２に示すように、インターフェイス３０６は第２のインターフェイスの一例である。ピンチされた第１のスクリーンショット３０７がインターフェイス３０６Ａに表示される。ピンチされた第１のスクリーンショット３０７上では、各アプリケーションウィンドウの表示領域も適切に小さくされている。加えて、各アプリケーションウィンドウに対応するコントロールはインターフェイス３０６にさらに表示されている。一部の例では、第１のインターフェイスのスクリーンショットを取り込んだ後で、携帯電話は、デフォルトで、第１のインターフェイス内の各アプリケーションが選択されていないとも考え得る。すなわち、デフォルトで、ユーザが最終のスクリーンショット上にアプリケーションウィンドウのコンテンツを保持しないと考える。次に、ユーザは、選択コントロールをタップすることにより、ユーザが保持することを希望するアプリケーションウィンドウのコンテンツを選択し得る。一部の他の例では、第１のインターフェイスのスクリーンショットを取り込んだ後に、携帯電話は、デフォルトで、第１のインターフェイス内の各アプリケーションが選択されていること考え得る。すなわち、ユーザが最終のスクリーンショット上に各アプリケーションウィンドウのコンテンツを保持することを望んでいるとデフォルトで考える。次に、ユーザは、削除コントロールをタップすることにより、アプリケーションのウィンドウを取り除くために選択し得る。

例えば、削除コントロール３０８は、文書アプリケーションに対応する表示領域に表示される。ユーザが削除コントロール３０８をタップしたことを携帯電話が検出すると、携帯電話は、文書アプリケーションと他のアプリケーションウィンドウとを区別するために用いることができるグレー等の色で文書アプリケーションのウィンドウが位置する表示領域を表示する。あるいは、文書アプリケーションのウィンドウは、文書アプリケーションと他のアプリケーションウィンドウとを区別するために用いることができる別の方法で表示され得る。これは、ユーザが最終のスクリーンショットからアプリケーションウィンドウのコンテンツを取り除くために選択する、すなわちアプリケーションウィンドウのコンテンツが最終のスクリーンショットに表示されないことを示す。

任意で、他のコントロール、例えば、マージコントロール３１１、分離コントロール３１０、反転コントロール３１２及び編集コントロール３１３がインターフェイス３０６内にさらに表示され得る。マージコントロール３１１は、複数の選択されたアプリケーションのウィンドウのコンテンツを１つのスクリーンショット（すなわち、１つの画像）に表示することを示すために用いられる。一実施形態では、複数のアプリケーションのウィンドウはスクリーンショット上で重ならない。すなわち、複数の選択されたアプリケーションのウィンドウのコンテンツのマージ表示機能を実施するためにマージコントロール３１１が用いられる。この機能を以下ではマージ機能という。分離コントロール３１０は、複数のスクリーンショット（すなわち、複数の画像）上に複数の選択されたアプリケーションのウィンドウのコンテンツを表示することを示すために用いられる。たとえば、１つだけのアプリケーションのウィンドウのコンテンツが各スクリーンショットに表示される。すなわち、分離コントロール３１０は、複数の選択されたアプリケーションのウィンドウのコンテンツを別々に表示する機能を実施するために用いられる。この機能を以下では分離機能という。反転コントロール３１２は、現在のスクリーンショット上のアプリケーションを選択状態から非選択状態に迅速に切り替え、現在のスクリーンショット上のアプリケーションを非選択状態から選択状態に切り替えるために用いられる。編集コントロール３１３は現在のスクリーンショットを編集することを示すために用いられ、切り取り、落書き、モザイク又は転送等の操作が現在のスクリーンショットに対して行われ得る。

図３Ｂ－１及び図３Ｂ－２に示すように、インターフェイス３１４は、ユーザが削除コントロール３０８をタップしたことを携帯電話が検出した後に表示されるインターフェイスである。削除コントロール３０８に対応する文書アプリケーションのウィンドウの表示方法は、他のアプリケーションのウィンドウの表示方法とは異なることが分かり、図では陰影を用いて区別を行っている。任意で、削除されるべき選択されたアプリケーションウィンドウは、追加コントロール、例えば追加コントロール３１５と関連付けられてもよく、ユーザは追加コントロールを用いることによりアプリケーションウィンドウを戻す、すなわち最終のスクリーンショット上にアプリケーションウィンドウのコンテンツを表示する。

任意で、表示すべきアプリケーションウィンドウを選択した後で（又は表示しないアプリケーションウィンドウを選択した後で）、選択されたアプリケーションウィンドウの全てが１つのスクリーンショットに表示され得るか又は選択されたアプリケーションウィンドウが複数のスクリーンショット上に別々に表示され得る。すなわち、マージ機能又は分離機能が選択される。

先ず、マージ機能を説明する。

第２のインターフェイスでは、ユーザがマージコントロール３１１をタップしたことが検出されると、携帯電話は、ユーザによる現在の選択に基づいて最終のスクリーンショット（すなわち、第２のスクリーンショット）を生成する。第２のスクリーンショットは、表示するためにユーザが現在選択している複数のアプリケーションウィンドウのコンテンツを表示する。第２のスクリーンショットのサイズは第１のスクリーンショットのサイズと同じであり、第２のスクリーンショット上の各アプリケーションウィンドウのサイズも第１のスクリーンショット上の対応するアプリケーションウィンドウのサイズと同じである。

例えば、第２のインターフェイスがインターフェイス３１４である場合、インターフェイス３１４内では、ユーザが文書アプリケーションのウィンドウを削除するために選択した後に、携帯電話は、ユーザがマージコントロール３１１をタップしたことの検出に対応して第２のスクリーンショットを生成する。第２のスクリーンショットはブラウザアプリケーションのウィンドウ、ＷｅＣｈａｔのチャットウィンドウ、ビデオアプリケーションの再生ウィンドウ及びギャラリーアプリケーションのウィンドウを含む。図３Ｂ－１及び図３Ｂ－２に示すように、画像３１６は、携帯電話によって生成される第２のスクリーンショットの一例である。スクリーンショットは、ユーザが削除するために選択したアプリケーションウィンドウ（すなわち、文書アプリケーションのウィンドウ）のコンテンツを表示しない。特定の実施では、表示領域が黒、グレー、白又はモザイク等の特定のパターンで表示されるように、ユーザが第１のスクリーンショットから削除するために選択したアプリケーションウィンドウ（例えば、文書アプリケーションのウィンドウ）の表示領域のピクセル値が変更され得る。これは、本願のこの実施形態では具体的に限定されない。

なお、第２のスクリーンショット上に複数のアプリケーションウィンドウのコンテンツが表示される場合、各アプリケーションウィンドウの元の位置が維持され得る。すなわち各アプリケーションウィンドウの表示領域は変更されずに保持される。すなわち、第２のスクリーンショットのサイズは第１のインターフェイスのサイズと同じであり、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの位置は、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウの位置と同じである。別の具体的な実施では、携帯電話は、ユーザによる選択に基づいて、第１のスクリーンショットから、第１のスクリーンショットにあり且つユーザが保持するために選択しなかったアプリケーションウィンドウ（又はユーザが除去するために選択したアプリケーションウィンドウ）を自動的に切り取って第２のスクリーンショットを取得し得る。すなわち、第２のスクリーンショットのサイズは第１のインターフェイスのサイズよりも小さい。しかしながら、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションの相対位置は、第１のインターフェイス内の各アプリケーションの相対位置と同じである。

任意で、携帯電話は、代替的に、アプリケーションウィンドウの位置を自動的に調整し得るため、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのレイアウトはよりコンパクトで美しいものになる。これは、第２のスクリーンショットに対するその後の他の処理、例えば切り取り又は圧縮を容易にする。ユーザは、代替的に、ドラッグ等によりアプリケーションウィンドウの位置を手動で移動させてもよい。アプリケーションウィンドウの位置を調整する方法は本願のこの実施形態では具体的に限定されない。具体的な実施形態では、携帯電話は、ユーザによる選択に基づいて、ユーザが保持するために選択したアプリケーションウィンドウを自動的に切り取り、次いで、画面のサイズに基づいて、切り取ったアプリケーションウィンドウの位置を再配置し、合成を通じて第２のスクリーンショットを取得し得る。すなわち、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのサイズは、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウのサイズと同じであるが、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの位置は、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウの位置とは異なる。任意で、携帯電話は、代替的に、画面のサイズに基づいて、切り取ったアプリケーションウィンドウの位置及びサイズを再配置して、合成を通じて第２のスクリーンショットを取得し得る。すなわち、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置は、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置とは異なる。

例えば、図３Ｃ－１～図３Ｃ－３に示すように、ユーザがインターフェイス３１７内で保持するために選択したアプリケーションウィンドウは、ブラウザアプリケーションのウィンドウ及びビデオアプリケーションの再生ウィンドウを含む。この場合、ユーザがマージコントロールをタップしたことを検出した後に、携帯電話は、複数のアプリケーションウィンドウのコンテンツを含む第２のスクリーンショットを生成する。第２のスクリーンショットは、例えば画像３１８であり得る。すなわち、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの位置は、第１のスクリーンショット内の対応するアプリケーションウィンドウのサイズ及び位置と同じである。第２のスクリーンショットは、代替的に、例えば画像３１９であり得る。すなわち、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのサイズは、第１のスクリーンショット内の対応するアプリケーションウィンドウのサイズと同じであるが、第２のスクリーンショット内の一部のアプリケーションウィンドウの位置は、第１のスクリーンショット内の対応するアプリケーションウィンドウの位置とは異なり得る。すなわち、一部のアプリケーションウィンドウの位置が調整されている。たとえば、以前に接続されていないアプリケーションウィンドウが共に表示されるため、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのレイアウトがよりコンパクトになる。任意で、携帯電話は、代替的に、第２のスクリーンショットにアプリケーションウィンドウが表示されない領域を自動的に切り取り得る。すなわち、第２のスクリーンショットのサイズは第１のスクリーンショットのサイズよりも小さくなる。第２のスクリーンショットは、代替的に、例えば、図３Ｄに示す画像３３２であり得る。すなわち、一部のアプリケーションウィンドウの位置及びサイズが調整される。例えば、ビデオアプリケーションのウィンドウの長さ及び幅が特定の比率で拡大されるため、第２のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの配置がよりコンパクトで美しくなる。

別の例として、図３Ｅ－１～図３Ｅ－３に示すように、ユーザがインターフェイス３２０内で保持するために選択したアプリケーションウィンドウは、ブラウザアプリケーションのウィンドウ、ＷｅＣｈａｔのチャットウィンドウ及びビデオアプリケーションの再生ウィンドウを含む。この場合、ユーザがマージコントロールをタップしたことを検出した後で、携帯電話は、複数のアプリケーションウィンドウのコンテンツを含む第２のスクリーンショットを生成する。第２のスクリーンショットは、例えば画像３２１であってもよい。画像３２１では、各アプリケーションウィンドウは、第１のスクリーンショット内のアプリケーションウィンドウの位置を維持する。第２のスクリーンショットは、代替的に、例えば、画像３２２であってもよい。画像３２２では一部のアプリケーションウィンドウの位置が調整されるため、第２のスクリーンショットのレイアウトはよりコンパクトになる。これは、第２のスクリーンショットに対するその後の他の処理、例えば切り取り又は圧縮を容易にする。任意で、携帯電話は、代替的に、第２のスクリーンショット内のアプリケーションウィンドウが表示されていない領域を自動的に切り取り得る。すなわち、第２のスクリーンショットのサイズは第１のスクリーンショットのサイズよりも小さい。

次に、分離機能について説明する。

第２のインターフェイスにおいて、ユーザが分離コントロール３１０をタップしたことを検出した場合、携帯電話は、ユーザによる現在の選択に基づいて複数の第２のスクリーンショットを生成する。各第２のスクリーンショットは、ユーザによって選択された１つだけのアプリケーションウィンドウのコンテンツを表示する。任意で、各第２のスクリーンショットのサイズは第１のスクリーンショットのサイズよりも小さい。

例えば、図３Ｆ－１及び図３Ｆ－２に示すように、インターフェイス３２３は第２のインターフェイスの一例である。ユーザが第２のスクリーンショット内で表示するように選択したアプリケーションウィンドウは、ブラウザアプリケーションのウィンドウ及びＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウを含む。ユーザが分離コントロール３１０をタップしたことを検出するのに対応して、携帯電話は２つの第２のスクリーンショット、例えば、画像３２４及び画像３２５を自動的に生成する。画像３２４はブラウザアプリケーションのウィンドウを表示し、画像３２４のサイズはブラウザアプリケーションのウィンドウのサイズと一致する。画像３２５はＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウを表示し、画像３２５のサイズはＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウのサイズと一致する。

一部の他の実施形態では、スクリーンスクロール機能との組み合わせで分離機能がさらに用いられ得る。例えば、第２のインターフェイスは、各アプリケーションに関連するスクロールコントロールをさらに表示し得る。すなわち、選択された画面スクロール機能でアプリケーションウィンドウに対してスクリーンショットのスクローリングを行って、アプリケーションウィンドウのインターフェイス全体のスクリーンショットが取得され得る。

例えば、図３Ｇ－１及び図３Ｇ－２に示すように、インターフェイス３２６は第２のインターフェイスの一例である。インターフェイス３２６では、ユーザが表示するために選択したアプリケーションウィンドウは、ブラウザアプリケーションのウィンドウ及びＷｅＣｈａｔのチャットウィンドウを含む。ユーザがＮｅｔＥａｓｅニュースアプリケーションのウィンドウに関連するスクロールコントロール３０９及び分離コントロール３１０をタップした後で、携帯電話は２つの第２のスクリーンショットである画像３２７及び画像３２８を生成する。画像３２７はＮｅｔＥａｓｅニュースアプリケーションの現在のウィンドウのインターフェイス全体を示すことが分かる。画像３２８はＷｅＣｈａｔアプリケーションの現在のチャットウィンドウのインターフェイスを示す。

携帯電話は、画像３２７を生成する際に、選択された画面スクロール機能でアプリケーションウィンドウに対して画面スクロール操作を自動的に行い、画面スクロール操作を実行するプロセスでウィンドウのインターフェイス全体のスクリーンショットを取り込み得る。

別の機能の内容については、マージ機能の関連する内容の説明を参照されたい。詳細についてはここでは再度説明しない。

ユーザがスクリーンショット操作をトリガする場合、携帯電話は、マージ機能又は分離機能のいずれか１つをデフォルトで用いることにより第２のスクリーンショットを生成し得るか又はマージ機能及び分離機能の双方を用いることにより第２のスクリーンショットを生成し得ることが理解されよう。これは、本願のこの実施形態では限定されない。

任意で、携帯電話が、予め設定された期間内に、ユーザによるマージコントロール３１１又は分離コントロール３１０のタップを検出しない場合、携帯電話は、ユーザによって選択されたアプリケーションに基づいて、マージ機能又は分離機能をデフォルトで用いることにより自動的に第２のスクリーンショットを生成する。任意で、ユーザがスクリーンショット操作を連続的にトリガしたことを携帯電話が検出した場合、携帯電話は、代替的に、マージ機能又は分離機能をデフォルトで用いることにより第２のスクリーンショットを生成し得る。これは、本願のこの実施形態では限定されない。

任意で、ユーザが異なるスクリーンショット操作を行うことが検出された場合、携帯電話は、代替的に、異なる方法をデフォルトで用いることにより第２のスクリーンショットを生成し得る。例えば、ユーザが電源キー及び音量アップキーを押した場合、携帯電話はマージ機能をデフォルトで用いることにより第２のスクリーンショットを生成する。ユーザが電源キー及び音量ダウンキーを押した場合、携帯電話は分離機能をデフォルトで用いることにより第２のスクリーンショットを生成する。別の例として、ユーザが電源キー及び音量キーを押した場合、携帯電話はマージ機能をデフォルトで用いることにより第２のスクリーンショットを生成する。ユーザが通知バー内のスクリーンショットコントロールをタップした場合、携帯電話は分離機能をデフォルトで用いることにより第２のスクリーンショットを生成する。

加えて、第２のスクリーンショットを生成する場合、携帯電話はプロンプト情報、例えば「写真保存中」をさらに表示し得る。

一部の例では、第２のスクリーンショットを生成した後で、携帯電話は第２のスクリーンショットを自動的にギャラリーアプリケーションに保存し、携帯電話はスクリーンショットの前のインターフェイスに自動的に戻る。すなわち、第１のインターフェイスを表示する。一部の他の例では、第２のスクリーンショットを生成した後に、携帯電話は第２のスクリーンショットをギャラリーアプリケーションに自動的に保存し、表示された第１のインターフェイスに第２のスクリーンショットのサムネイルを表示する。第２のスクリーンショットのサムネイルをユーザがタップした場合に、携帯電話が第２のスクリーンショットの編集インターフェイスを表示した場合、第２のスクリーンショットに対して切り取り、落書き、転送等の操作が行われ得る。任意で、第２のスクリーンショットが編集された後で、携帯電話は第１のインターフェイスに戻る。第２のスクリーンショットのサムネイルが消えた場合にユーザが第１のインターフェイス内の第２のスクリーンショットのサムネイル以外の位置をタップした場合、携帯電話は第１のインターフェイスを表示する。これは、本願のこの実施形態では具体的に限定されない。

本願のこの実施形態で提供されるスクリーンショット方法では、携帯電話は画面上の複数のアプリケーションウィンドウの表示領域を自動的に特定し、ユーザによる選択に基づいて、ユーザが必要とするアプリケーションウィンドウのコンテンツを自動的に取り込んで、インターフェイス内の特定の領域のスクリーンショットを迅速に撮るため、ユーザの個人化された要件を満たし、ユーザ体験を向上させる。

前述の実施形態は、携帯電話の画面がアプリケーションウィンドウで覆われている例、すなわち、第１のインターフェイスが複数のアプリケーションウィンドウを含む例を用いて説明した。一部の他の実施形態では、携帯電話の画面はアプリケーションウィンドウで覆われない場合がある。具体的には、アプリケーションウィンドウに加えて、第１のインターフェイスは、ホームスクリーンの一部、ステータスバー、ドッキングバー（dock）等をさらに表示し得る。この場合、画面上の非アプリケーションウィンドウの表示領域が１つ以上の独立した表示領域として用いられ得る。ユーザは、１つ以上の独立した表示領域を最終のスクリーンショットに保持するかどうかも選択し得る。すなわち、１つ以上の独立した表示領域も１つ以上のコントロール、例えば削除コントロール又は追加コントロールに関連付けられ得る。

例えば、図３Ｈ－１及び図３Ｈ－２に示すように、インターフェイス３２９は第１のインターフェイスの別の例である。インターフェイス３２９では、複数のアプリケーションのウィンドウ及びホーム画面３３０の一部が表示されている。ユーザがスクリーンショット操作を行うことを検出した場合、携帯電話は現在の画面のスクリーンショットを撮影し、現在の画面上の各アプリケーションに関する情報を取得し、各アプリケーションの表示領域を特定する。携帯電話は、各アプリケーションの表示領域に関する取得された情報に基づいて、第１のインターフェイス内のホーム画面の一部が位置する表示領域をさらに特定し得る。次に、携帯電話は第２のインターフェイス、すなわち、インターフェイス３２９を表示し得る。インターフェイス３２９内の各アプリケーションウィンドウの表示領域は削除コントロールと関連付けられ、ホーム画面を表示するための領域も削除コントロール３３１と関連付けられている。すなわち、ユーザは、削除コントロール３３１を操作することにより、ホーム画面の一部の内容を第２のスクリーンショット内で保持するかどうかを選択し得る。

上記では、複数のアプリケーションウィンドウのインターフェイスの１つのスクリーンショットを撮るプロセスを詳細に説明してきた。このようなシナリオを考えた場合、１回のスクリーンショットを撮った後に、ユーザはインターフェイス内の一部のアプリケーションウィンドウのコンテンツに対して何らかの操作を実行し、これらのアプリケーションウィンドウのスクリーンショットを再度撮る必要があり得る。したがって、本願の実施形態は、スクリーンショット処理において次回スクリーンショットを取る必要があるアプリケーションウィンドウをロックする操作をさらに提供する。この場合、ユーザは別のスクリーンショットを撮った場合、ロックされたアプリケーションウィンドウがデフォルトで選択され得る。

図４Ａ－１及び図４Ａ－２～図４Ｄ－１及び図４Ｄ－２は、携帯電話の他のインターフェイスの概略図である。以下では、添付の図面を参照しながら、本願の実施形態で提供されるロック解決策を詳細に説明する。

ユーザは、第１のインターフェイスに対してスクリーンショット操作を行い（説明を容易にするため、現在のスクリーンショット操作を第１のスクリーンショット操作と表記する）、携帯電話は第２の画面を表示する。第２のインターフェイスは、各アプリケーションウィンドウに関連付けられたロックコントロールを表示し、ユーザはロックコントロールを用いることにより、次のスクリーンショット操作で保持する必要があるアプリケーションウィンドウを選択し得る。具体的には、次回のスクリーンショット操作で、デフォルトでロックされてたアプリケーションウィンドウのコンテンツを最終のスクリーンショットで保持する必要があり、デフォルトでロックされていないアプリケーションウィンドウのコンテンツを最終のスクリーンショットで保持する必要はない。

一部の実施形態では、携帯電話は、デフォルトで、現在のスクリーンショット操作で保持する必要があるアプリケーションウィンドウがロック状態にあり、現在のスクリーンショット操作で保持する必要のないアプリケーションウィンドウはロック解除状態（非ロック状態とも呼ばれ得る）にあるとデフォルトで考え得る。そして、ユーザは、ロックコントロールを操作することにより、アプリケーションウィンドウをロック状態とロック解除状態との間で切り替え得る。

例えば、図４Ａ－１及び図４Ａ－２に示すように、インターフェイス４００は第２のインターフェイスの一例である。インターフェイス４００では、各アプリケーションウィンドウの表示領域は対応するロックコントロールを表示する。ユーザは、ロックする必要のあるアプリケーションウィンドウを選択するために、各アプリケーションウィンドウに関連するロックコントロールを用いり得る。例えば、ブラウザアプリケーションのウィンドウ、ＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウ、ギャラリーアプリケーションのウィンドウがロック状態にあり、ビデオアプリケーションのウィンドウ及び文書アプリケーションのウィンドウはロック解除状態にある。ユーザがマージコントロールをタップする操作に対応して、携帯電話は現在のスクリーンショット操作において画像、例えば画像４０２を生成する。画像４０２はブラウザアプリケーションのウィンドウ、ＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウ、ギャラリーアプリケーションのウィンドウ及びビデオアプリケーションのウィンドウを表示する。現在のスクリーンショット操作とその後のスクリーンショット操作とを区別するために、現在のスクリーンショット操作を第１のスクリーンショット操作と表記する。

第１のスクリーンショットが完了した後、携帯電話は第１のインターフェイスに戻る。ユーザは第１のインターフェイスでの操作を続ける。例えば、ユーザはブラウザアプリケーションを用いることにより他のニュースを閲覧し、第３のインターフェイスを得るためにＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウに新たな情報がある。ユーザが第３のインターフェイスにおいてスクリーンショット操作（第２のスクリーンショット操作）を行うことを検出した場合、携帯電話は第３のインターフェイスのスクリーンショットを取り込む。第３のインターフェイスのスクリーンショットは、表示のために適切にピンチされている。すなわち、第４のインターフェイスが表示される。

例えば、図４Ｂ－１及び図４Ｂ－２に示すように、インターフェイス４０３は第４のインターフェイスの一例である。デフォルトで、インターフェイス４０３においては、先のスクリーンショット操作（すなわち、第１のスクリーンショット操作）でロックされたアプリケーションウィンドウは、現在のスクリーンショット操作（すなわち、第２のスクリーンショット操作）で保持する必要があるアプリケーションウィンドウであり、先のスクリーンショット操作でロックされていないアプリケーションウィンドウは、現在のスクリーンショット操作で保持する必要がないアプリケーションウィンドウである。すなわち、ブラウザアプリケーションのウィンドウ、ＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウ及びピクチャアプリケーションのウィンドウは、デフォルトで、第２のスクリーンショット操作で保持する必要があるアプリケーションウィンドウである。もちろん、ユーザは、削除コントロールを用いることにより、ユーザが保持したくないアプリケーションウィンドウを削除してもいいし、追加コントロールを用いることにより、ユーザが保持したいアプリケーションウィンドウを復元してもよい。ここでは、デフォルトで保持されているアプリケーションウィンドウをユーザが変更しない例を説明のために用いている。第３のインターフェイス内のマージコントロールをタップするユーザの操作に対応して、携帯電話は新たなスクリーンショット、例えば画像４０４を生成する。画像４０４は、ブラウザアプリケーションのウィンドウのコンテンツ、ＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウのコンテンツ及びギャラリーアプリケーションのウィンドウのコンテンツを表示する。任意で、携帯電話は、代替的に、スクリーンショットのサイズを小さくするために、アプリケーションウィンドウのコンテンツが表示されていない領域を自動的に切り取り得る。

ユーザは、アプリケーションウィンドウに関連付けられたロックコントロールを操作することにより、アプリケーションウィンドウをロック状態とロック解除状態との間でさらに切り替え得る。あるいは、ユーザは、ロックされたアプリケーションウィンドウをさらに終了して、アプリケーションウィンドウをロック状態からロック解除状態に切り替え得る。これは本願では限定されない。

例えば、インターフェイス４０３が第４のインターフェイスである例を説明のために依然として用いる。図４Ｃ－１及び図４Ｃ－２に示すように、インターフェイス４０３内に表示されるギャラリーアプリケーションのウィンドウはロック状態にある。ロックコントロール４０１をタップするユーザの操作に対応して、携帯電話は、インターフェイス４０５に示すように、ギャラリーアプリケーションのウィンドウをロック解除状態に切り替える。すなわち、携帯電話が第２のスクリーンショット操作を完了した後で、ユーザがスクリーンショット操作（第３のスクリーンショット操作と表記）を行ったことを再度検出すると、携帯電話は、デフォルトで、ギャラリーアプリケーションのウィンドウは第３のスクリーンショット操作で保持する必要がないアプリケーションウィンドウであると考える。すなわち、第３のスクリーンショット操作で生成されるスクリーンショットはギャラリアプリケーションウィンドウのコンテンツを表示しないとデフォルトで考える。

なお、アプリケーションウィンドウがロックされた後で、アプリケーションウィンドウの位置は変化するが、アプリケーションウィンドウは依然ロック状態にある。

例えば、インターフェイス４０３が第４のインターフェイスである例を説明のために依然として用いる。第２のスクリーンショット操作が完了した場合、携帯電話は第３のインターフェイスに戻る。第３のインターフェイス内のアプリケーションウィンドウの配置は、第４のインターフェイス内のアプリケーションウィンドウの配置と同じである。ユーザが一部のアプリケーションウィンドウの位置を動かした場合、アプリケーションウィンドウは依然としてロック状態にある。例えば、第３のインターフェイスでは、ユーザーはＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウをギャラリーアプリケーションのウィンドウと交換する。携帯電話が、図４Ｄ－１及び図４Ｄ－２に示すように、スクリーンショット操作（すなわち、第３のスクリーンショット操作）を再度検出すると、携帯電話はインターフェイス４０６を表示する。インターフェイス４０６では、ブラウザアプリケーションのウィンドウ、ギャラリーアプリケーションのウィンドウ及びＷｅＣｈａｔアプリケーションのチャットウィンドウは、第３のスクリーンショット操作においてデフォルトで保持する必要がある全てのアプリケーションウィンドウであり、それら全てはロック状態にある。ユーザがマージコントロールをタップする操作に対応して、携帯電話は第３のスクリーンショット操作でスクリーンショット、例えば画像４０７を生成する。

以下では、一部のアプリケーションウィンドウのロックの内部で実施する例を説明する。

ユーザが第１のインターフェイスでスクリーンショット操作を行うことが検出され、携帯電話は第２のインターフェイスを表示する。ユーザは、ロックコントロールを用いることにより、第２のインターフェイス内でロックされたアプリケーションウィンドウを選択し得る。この場合、携帯電話（例えば、スクリーンショットアプリケーション）は、ロック状態にあるアプリケーションウィンドウの識別子（又はアプリケーションのＩＤ、例えばアプリケーションのパッケージ名）を記録する。すなわち、携帯電話はロック状態にあるアプリケーション又はロック状態にあるアプリケーションのウィンドウのリストを維持する。

その後、現在のスクリーンショット操作が完了した後で、携帯電話は第１のインターフェイスに戻る。ユーザは、第３のインターフェイスを得るために、第１のインターフェイスに対する操作を続ける。ユーザが第３のインターフェイスに対してスクリーンショット操作を再度行うことを検出した後で、携帯電話は第３のインターフェイスのインターフェイス全体のスクリーンショットを取り込み、第３のインターフェイス内の各アプリケーションの識別子、座標及び位置等の情報を取得する。加えて、携帯電話は、ロック状態にある記憶されたアプリケーション又はロック状態にあるアプリケーションのウィンドウの記憶されたリストを読み出す。

次に、リストに含まれるアプリケーションのウィンドウを、現在取得されたアプリケーションのウィンドウ（すなわち、第３のインターフェイスに表示されるアプリケーションのウィンドウ）と比較し、重複したアプリケーションウィンドウを最終のスクリーンショットで維持する必要があるアプリケーションウィンドウとして設定する。

リストがアプリケーションのウィンドウを含むが、第３のインターフェイスがそのアプリケーションのウィンドウを表示しない場合、ユーザがアプリケーションを終了したことを示す。この場合、携帯電話はリストを更新するか、アプリケーションのウィンドウの識別子を削除するか又はアプリケーションのウィンドウを非ロック状態に設定し得る。もちろん、一部の他の実施形態では、ロック状態にあるアプリケーションのウィンドウが終了された場合、携帯電話はリストを直ちに更新するか、終了されたアプリケーションのウィンドウの識別子を削除するか又はアプリケーションの終了されたウィンドウを非ロック状態に設定し得る。

第３のインターフェイスがアプリケーションのウィンドウを表示するが、そのアプリケーションのウィンドウがリストに含まれていない場合、そのアプリケーションはユーザによって新たに開かれたアプリケーションであるか又はロック解除されたアプリケーションであり得ることを示す。

次に、ユーザは、第３のインターフェイス内のロックコントロールを操作することにより、アプリケーションのウィンドウのロック状態をさらに切り替え、携帯電話はユーザの操作に応じてリストを時間内に更新するため、リストが次のスクリーンショットで呼び出される。

加えて、他のシナリオでは、ユーザは一部のアプリケーションのウィンドウ、例えばメッセージアプリケーションのウィンドウ、ＷｅＣｈａｔのウィンドウ、ビデオアプリケーションのウィンドウ及びブラウザアプリケーションのウィンドウのスクリーンショットを頻繁に撮り得る。ユーザは、スクリーンショットが頻繁に撮られるアプリケーションを構成し得る。すなわち、スクリーンショットが頻繁に撮られるアプリケーションをロック状態に設定し得る。このように、ユーザがスクリーンショット操作を行う場合、携帯電話は、現在の画面に含まれるアプリケーションのウィンドウであって、頻繁にスクリーンショットが撮られるウィンドウを、保持する必要があるウィンドウとしてデフォルトで設定し得る。このように、スクリーンショットの効率が改善され、ユーザ体験が向上する。このシナリオでは、スクリーンショットが頻繁に撮られるアプリケーションのロック状態を解除することはユーザによって設定される。

特定の実施では、ユーザは、システム設定又はスクリーンショットアプリケーションの設定を介して、スクリーンショットが頻繁に撮られるアプリケーションをロック状態に設定するために選択し得る。その後、ユーザは、システム設定又はスクリーンショットアプリケーションの設定を介してのみ、ロック状態をロック解除状態に切り替えることができる。

ユーザは、異なるスクリーンショット操作を行うことにより、異なるシナリオでロック方法を選択し得ることが理解されよう。例えば、ユーザが電源キー及び音量キーを押した場合、携帯電話は、デフォルトで保持する必要のあるアプリケーションウィンドウを設定するために第１のシナリオのロック方法をデフォルトで用いる。ユーザが通知バー内のスクリーンショットコントロールをタップした場合、携帯電話は、デフォルトで保持する必要のあるアプリケーションウィンドウを設定するために第２のシナリオのロック方法をデフォルトで用いる。

前述の実施形態では、ユーザのスクリーンショット操作を検出した後に、画面全体のスクリーンショット（例えば、第１のスクリーンショット）が先ず取り込まれ、次に、アプリケーションウィンドウに対してユーザによって行われる操作に対応して、保持又は削除する必要のある１つ以上のアプリケーションウィンドウが画面全体のスクリーンショットから選択されて最終のスクリーンショット（例えば、第２のスクリーンショット）が得られる。一部の他の実施形態では、画面全体のスクリーンショットが撮り込まれず、ユーザによって保持又は削除される必要があるアプリケーションウィンドウは、アプリケーションウィンドウに対してユーザによって行われる操作に基づいて直接決定され、保持される必要がある１つ以上のアプリケーションウィンドウのスクリーンショットを直接得て最終のスクリーンショットが得られる。

例えば、第１のインターフェイスに対してユーザによって行われるスクリーンショット操作の検出に対応して、携帯電話内のスクリーンショットアプリケーション又は機能がアプリケーションフレームワーク層にあるウィンドウ管理サービスを呼び出して、現在の画面に表示されるアプリケーションウィンドウ（又はアプリケーションの識別子）の識別子、例えばＡＰＰ１の識別子、ＡＰＰ２の識別子及びＡＰＰ３の識別子を取得し得る。次に、携帯電話は、現在のアプリケーションウィンドウのそれぞれに関連付けられたコントロール、例えば、ＡＰＰ１に関連付けられた第１のコントロール、ＡＰＰ２に関連付けられた第２のコントロール及びＡＰＰ３に関連付けられた第３のコントロールを第１のインターフェイス又は新たなインターフェイスに描画する。ユーザは、コントロールを操作することにより、各コントロールに対応するアプリケーションウィンドウを選択又は選択解除し得る。選択操作は、最終のスクリーンショットに保持する必要があるアプリケーションウィンドウを選択することである。選択解除操作は、最終のスクリーンショットに保持する必要がないアプリケーションウィンドウを選択することである。

最終のスクリーンショットに保持する必要があるアプリケーションウィンドウは、各アプリケーションウィンドウに対応するコントロールに対してユーザが行う操作に従って決定される。例えば、ユーザによって選択されたアプリケーションウィンドウはＡＰＰ１及びＡＰＰ２であるか又はユーザによって選択解除されたアプリケーションウィンドウはＡＰＰ３である。この場合、携帯電話は、最終のスクリーンショットがＡＰＰ１及びＡＰＰ２のアプリケーションウィンドウを表示する必要があり、ＡＰＰ３のアプリケーションウィンドウを表示する必要がないと判断し得る。

その後、携帯電話は、選択されたアプリケーションウィンドウの識別子又は選択されたアプリケーションの識別子（例えば、ＡＰＰ１の識別子及びＡＰＰ２の識別子）に基づいて、ＷＭＳから対応するアプリケーションウィンドウに関する情報（例えば、ＡＰＰ１のアプリケーションウィンドウのサイズ及び座標並びにＡＰＰ２のアプリケーションウィンドウのサイズ及び座標等の情報）を取得し得る。加えて、携帯電話は、選択されたアプリケーションウィンドウの識別子に基づいて、各アプリケーション内の各アプリケーションの装飾ビュー（decor view）を取得するキャッシュ（cache）を取得し得る。すなわち、各アプリケーションウィンドウのインターフェイスコンテンツ（例えば、ＡＰＰ１のインターフェイスコンテンツ及びＡＰＰ２のインターフェイスコンテンツ）を取得する。例えば、装飾ビューのキャッシュはＡＰＰ１から取得される。すなわち、ＡＰＰ１のウィンドウに表示されるコンテンツが取得される。装飾ビューのキャッシュはＡＰＰ２から取得される。すなわち、ＡＰＰ２のウィンドウに表示されるコンテンツが取得される。なお、一実施形態では、ユーザによって選択解除されたアプリケーションウィンドウのインターフェイスコンテンツを取得する必要はない。例えば、ＡＰＰ３のウィンドウ内のディスプレイコンテンツを取得する必要はない。

そして、各アプリケーションウィンドウのサイズ及び座標等の情報（第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置を表すのに各アプリケーションウィンドウのサイズ及び座標等の情報が用いられる）及び各アプリケーションウィンドウのインターフェイスコンテンツに基づいて最終のスクリーンショットが描画される。一部の例では、各アプリケーションウィンドウの得られたスクリーンショットは、元のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置を保持する。

ユーザがマージ機能を選択した場合、最終のスクリーンショットは、保持する必要がある複数のアプリケーションウィンドウのコンテンツを含む。一部の例では、最終のスクリーンショットのサイズは第１のインターフェイスのサイズと同じであり、最終のスクリーンショット内の複数のアプリケーションウィンドウの位置及びサイズは、第１のインターフェイス内の複数のアプリケーションウィンドウの位置及びサイズと同じである。すなわち、各アプリケーションウィンドウのサイズ及び座標等の取得情報を用いることにより、各アプリケーションウィンドウのインターフェイスコンテンツが提示される。一部の他の例では、最終のスクリーンショットのサイズは第１のインターフェイスのサイズと同じであり、最終のスクリーンショット内の複数のアプリケーションウィンドウの位置及びサイズは、第１のインターフェイス内の複数のアプリケーションウィンドウの位置及びサイズと異なる。すなわち、適切な調整が行われた後に、各アプリケーションウィンドウのサイズ及び座標等の取得情報に基づいて各アプリケーションウィンドウのインターフェイスコンテンツが提示される。例えば、ＡＰＰ１の得られたサイズが特定の割合でスケーリングされ、最終のスクリーンショットでＡＰＰ１のウィンドウの実際のサイズとして用いられる。この場合、最後のスクリーンショットのＡＰＰ１のウィンドウサイズは、第１のインターフェイス内のＡＰＰ１のサイズと異なる。別の例では、ＡＰＰ１の得られた座標が変更される。例えば、ＡＰＰ１のアプリケーションウィンドウの左上の頂点ＡがＡ’に変換され、ＡＰＰ１のサイズは変わらない。この場合、スクリーンショット内のＡＰＰ１のウィンドウの位置は、第１のインターフェイス内のＡＰＰ１のウィンドウの位置とは異なり、スクリーンショット内のＡＰＰ１のウィンドウのサイズは、第１のインターフェイス内のＡＰＰ１のウィンドウのサイズと異なる。他の例では、最終のスクリーンショットのサイズは、第１のインターフェイスのサイズと異なり得る。この場合、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの相対位置は、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウの相対位置と同字であり得るか又は異なり得る。

なお、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置と、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置との関係については、前述の実施形態の説明を参照されたい。詳細についてはここでは再度説明しない。

ユーザが分離機能を選択した場合、最終のスクリーンショットは複数の画像を含み、各画像は、ユーザによって選択された、保持する必要がある少なくとも１つのアプリケーションウィンドウのコンテンツを含む。ＡＰＰ１、ＡＰＰ２、ＡＰＰ３のウィンドウが第１のインターフェイスに表示され、ユーザがＡＰＰ１及びＡＰＰ２を最終のスクリーンショットに保持するために選択する例を依然として用いる。この場合、最終のスクリーンショットは２つの画像を含み、一方の画像がＡＰＰ１のウィンドウのコンテンツを表示し、他方の画像がＡＰＰ２のウィンドウのコンテンツを表示する。一部の例では、最終のスクリーンショットのサイズが第１のインターフェイスのサイズと同じである場合、携帯電話は、保持する必要がある各アプリケーションウィンドウのサイズ及び座標等の情報並びに各アプリケーションウィンドウのインターフェイスコンテンツに基づいて描画を別々に行って、複数の画像、すなわち最終のスクリーンショットを得る。この場合、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの位置及びサイズは、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウの位置及びサイズと同じである。例えば、ＡＰＰ１のウィンドウのコンテンツを含むスクリーンショットは、先に取得したＡＰＰ１のサイズ及び位置等の情報と、ＡＰＰ１のウィンドウのコンテンツとに基づいて描画される。同様に、ＡＰＰ２のウィンドウのコンテンツを含むスクリーンショットが得られ得る。一部の他の例では、１つのアプリケーションウィンドウのみが最終のスクリーンショットに含まれると考えられ、アプリケーションウィンドウの位置及び／又はサイズも調整され得る。例えば、携帯電話は、保持する必要がある各アプリケーションウィンドウのサイズと、各アプリケーションウィンドウのインターフェイスコンテンツに基づいて描画を別々に行って最終のスクリーンショットを得る。すなわち、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの特定の位置はデフォルト位置（例えば、中心位置）であり得る。この場合、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのサイズは、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウのサイズと同じであるが、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの位置は、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウの位置とは異なる。別の例として、携帯電話は、保持する必要がある各アプリケーションウィンドウのインターフェイスコンテンツに基づいて描画を別々に行って最終のスクリーンショットを得る。すなわち、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウの特定の位置と、各アプリケーションウィンドウの予め設定されたサイズとがデフォルトで設定され得る。この場合、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置は、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置と異なる。一部の他の例では、最終のスクリーンショットのサイズは、第１のインターフェイスのサイズと異なり得る。

なお、最終のスクリーンショット内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置と、第１のインターフェイス内の各アプリケーションウィンドウのサイズ及び位置との関係については、前述の実施形態の説明を参照されたい。詳細についてはここでは再度説明しない。

本実施形態では、その他のコンテンツについては、前述の実施形態の関連するコンテンツの説明を参照されたい。詳細については再度説明しない。

なお、前述の実施形態は、解決策が矛盾しないことを前提として、ランダムに組み合わされ得る。

前述の機能を実施するために、端末等は、機能を行うための対応するハードウェア構造及び／又はソフトウェアモジュールを含むことが理解されよう。当業者であれば、本明細書で開示した実施形態で説明した例との組み合わせで、ユニット、アルゴリズム及びステップが、本願においてハードウェア又はハードウェアとコンピュータソフトウェアとの組み合わせによって実施され得ることを容易に理解すべきである。機能がハードウェア又はコンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって行われるかは、技術的解決策の特定の用途及び設計上の制約に依存する。当業者であれば、各特定の用途のために説明した機能を実施するために異なる方法を用いり得るが、その実施は本発明の実施形態の範囲を超えるものであると考えるべきではない。

本願の実施形態では、端末等は前述の方法の例に基づいて機能モジュールに分割され得る。例えば、各機能モジュールは、各対応する機能に基づく分割を通じて得られ得るか又は２つ以上の機能が１つの処理モジュールに統合され得る。統合されたモジュールはハードウェアの形態で実施され得るか又はソフトウェア機能モジュールの形態で実施され得る。なお、本発明のこの実施形態では、モジュール分割は一例であり、論理的な機能分割にすぎない。実際の実施では、別の分割方法が用いられ得る。

実施に関する前述の説明は、便宜上及び説明を簡潔にするために、前述の機能モジュールの分割は説明のための一例であると当業者が理解できるようにする。実際の用途では、前述の機能を異なるモジュールに割り当て、要件に従って実施できる。すなわち、装置の内部構造が異なる機能モジュールに分割されて、前述の機能の全て又は一部が実施できる。前述のシステム、装置及びユニットの詳細な作業プロセスについては、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照されたい。詳細についてはここでは再度説明しない。

本願の実施形態における機能ユニットは１つの処理ユニットに統合され得るか又はユニットのそれぞれは物理的に単独で存在し得るか又は２つ以上のユニットが１つのユニットに統合される。統合されたユニットはハードウェアの形態で実施され得るか又はソフトウェア機能ユニットの形態で実施され得る。

統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実施され、独立した製品として販売又は用いられる場合、統合されたユニットはコンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶され得る。このような理解に基づいて、本願の実施形態の技術的解決策は本質的に又は従来技術に寄与する部分又は技術的解決策の全て若しくは一部がソフトウェア製品の形態で実施され得る。コンピュータソフトウェア製品は記憶媒体に記憶され、（パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置であり得る）コンピュータ装置又はプロセッサに、本願の実施形態で説明する方法のステップの全て又は一部を行わせるよう指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、フラッシュメモリ、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶可能な任意の媒体を含む。

前述の説明は本出願の具体的な実施にすぎず、本願の保護範囲を限定することを意図していない。本願に開示の技術的範囲内の変更又は置換は本願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本願の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。

Claims (21)

1. スクリーンショット方法であって、
   端末により、第１のインターフェイスを表示することであって、該第１のインターフェイスはＮ個のアプリケーションのウィンドウを含み、Ｎは２以上の整数である、ことと、
   前記端末により、ユーザの第１の操作を受信することと、
   前記端末により、前記第１の操作に対応して前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのスクリーンショットを撮影し、第２のインターフェイスを表示することであって、該第２のインターフェイスはＮ個のコントロールを含み、該Ｎ個のコントロールは前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウと１対１の対応関係にあり、該Ｎ個のコントロールのそれぞれは、対応するウィンドウの内容を選択又は選択解除するために用いられる、ことと、
   前記端末により、前記ユーザの第２の操作を受信することであって、該第２の操作は前記Ｎ個のコントロールのうちの１つに対する操作である、ことと、
   前記端末により、前記第２の操作に対応して前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの選択ウィンドウを決定することと、
   前記端末により、前記ユーザの第３の操作を受信することと、
   前記端末により、前記第３の操作に対応して、前記スクリーンショットの、選択されたウィンドウに対応する領域を第１のピクチャとしてギャラリーアプリケーションに保存することであって、該第１のピクチャは、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの選択されていないウィンドウの領域を含まず、該選択されていないウィンドウは該ギャラリーアプリケーションに保存されない、こと、
   を含む、方法。
2. 前記ユーザの第１の操作を受信した後に、前記端末により、ウィンドウ管理サービスを呼び出すことにより前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウの情報を取得することを含む、請求項１に記載の方法。
3. 前記第１のピクチャのサイズは、前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズと一致する、請求項１に記載の方法。
4. 前記端末により、前記第１のピクチャを生成することの前で且つ前記端末により、前記ユーザの第１の操作を受信することの後に、前記方法は、
   前記端末により、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウに対してスクリーンショット動作を行って第２のピクチャを得ること、
   をさらに含み、
   前記端末により、第１のピクチャを生成することは、
   前記端末により、前記第２のピクチャに基づいて前記第１のピクチャを生成すること、
   を含み、
   前記第１のピクチャのサイズは前記第２のピクチャのサイズ未満であり、
   前記第１のピクチャ内の前記選択されたウィンドウの位置は前記第１のインターフェイス内の前記選択されたウィンドウの位置と異なる、
   請求項１乃至３のいずれか一項に記載の方法。
5. 前記方法は、
   前記端末により、前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズ及び位置を取得することと、
   をさらに含み、
   前記端末により、前記第２のピクチャに基づいて前記第１のピクチャを生成することは、
   前記端末により、前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズ及び位置並びに前記第２のピクチャに基づいて前記第１のピクチャを生成すること、
   を含む、請求項４に記載の方法。
6. 前記端末により、前記第２のピクチャに基づいて前記第１のピクチャを生成することは、
   前記端末により、前記第２のピクチャ内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの選択されていないウィンドウを切り取って前記第１のピクチャを得ること、
   を含む、請求項４又は５に記載の方法。
7. 前記第２のピクチャの表示は前記第１のインターフェイスの表示よりも小さい、請求項４に記載の方法。
8. 前記端末により、前記第１のピクチャを生成することの前に、前記方法は、
   前記端末により、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウに対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュを取得すること、
   をさらに含み、
   前記端末により、前記第１のピクチャを生成することは、
   前記端末により、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウに対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいて前記第１のピクチャを生成すること、
   をさらに含む、請求項１又は２に記載の方法。
9. 前記方法は、
   前記端末により、前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズ及び位置を取得すること、
   をさらに含み、
   前記端末により、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウに対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいて前記第１のピクチャを生成することは、
   前記端末により、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウに対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュ及び前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズ及び位置に基づいて前記第１のピクチャを生成すること、
   をさらに含む、請求項８に記載の方法。
10. 前記選択されたウィンドウは区別可能な表示方法で表示される、請求項１に記載の方法。
11. プロセッサ、メモリ及びタッチスクリーンを含む端末であって、該メモリ及び該タッチスクリーンは該プロセッサに連結され、前記メモリはコンピュータプログラムコードを記憶するように構成され、該コンピュータプログラムコードはコンピュータ命令を含み、前記プロセッサが前記メモリから前記コンピュータ命令を読み出した場合に、当該端末は、
    第１のインターフェイスを表示することであって、該第１のインターフェイスはＮ個のアプリケーションのウィンドウを含み、Ｎは２以上の整数である、ことと、
    ユーザの第１の操作を受信することと、
    前記第１の操作に対応して前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのスクリーンショットを撮影し、第２のインターフェイスを表示することであって、該第２のインターフェイスはＮ個のコントロールを含み、該Ｎ個のコントロールは前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウと１対１の対応関係にあり、該Ｎ個のコントロールのそれぞれは、対応するウィンドウの内容を選択又は選択解除するために用いられる、ことと、
    前記ユーザの第２の操作を受信することであって、該第２の操作は前記Ｎ個のコントロールのうちの少なくとも１つに対する操作である、ことと、
    前記第２の操作に対応して前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの選択ウィンドウを決定することと、
    前記ユーザの第３の操作を受信することと、
    前記第３の操作に対応して前記スクリーンショットの、選択されたウィンドウに対応する領域を第１のピクチャとしてギャラリーアプリケーションに保存することであって、該第１のピクチャは、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの選択されていないウィンドウの領域を含まず、該選択されてないウィンドウは該ギャラリーアプリケーションに保存されない、こと、
    を行うことができる、端末。
12. 前記ユーザの第１の操作を受信した後に、前記端末はウィンドウ管理サービスを呼び出すことにより前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウの情報を取得する、請求項１１に記載の端末。
13. 前記第１のピクチャのサイズは、前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズと一致する、請求項１１に記載の端末。
14. 前記端末により、前記第１のピクチャを生成することの前で且つ前記端末により、前記ユーザの第１の操作を受信することの後に、前記端末は、
    前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウに対してスクリーンショット動作を行って第２のピクチャを得ること、
    をさらに行い、
    前記端末により、前記第１のピクチャを生成することは、
    前記端末により、前記第２のピクチャに基づいて前記第１のピクチャを生成すること、
    を含み、
    前記第１のピクチャのサイズは前記第２のピクチャのサイズ未満であり、
    前記第１のピクチャ内の前記選択されたウィンドウの位置は前記第１のインターフェイス内の前記選択されたウィンドウの位置と異なる、
    請求項１１乃至１３のいずれか一項に記載の端末。
15. 前記端末は、
    前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズ及び位置を取得することと、
    をさらに行い、
    前記端末により、前記第２のピクチャに基づいて前記第１のピクチャを生成することは、
    前記端末により、前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズ及び位置並びに前記第２のピクチャに基づいて前記第１のピクチャを生成すること、
    を含む、請求項１４に記載の端末。
16. 前記端末により、前記第２のピクチャに基づいて前記第１のピクチャを生成することは、
    前記端末により、前記第２のピクチャ内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの選択されていないウィンドウを切り取って前記第１のピクチャを得ること、
    を含む、請求項１４又は１５に記載の端末。
17. 前記第２のピクチャの表示は前記第１のインターフェイスの表示よりも小さい、請求項１６に記載の端末。
18. 前記端末により、前記第１のピクチャを生成することの前に、前記端末は、
    前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウに対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュを取得することと、
    をさらに行い、
    前記第１のピクチャを生成することは、
    前記端末により、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウに対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいて前記第１のピクチャを生成すること、
    をさらに含む、請求項１２又は１３に記載の端末。
19. 前記端末は、
    前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズ及び位置を取得すること、
    をさらに行い、
    前記端末により、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウに対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュに基づいて前記第１のピクチャを生成することは、
    前記端末により、前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウに対応するアプリケーションの装飾ビューのキャッシュ及び前記第１のインターフェイス内の前記Ｎ個のアプリケーションのウィンドウのうちの前記選択されたウィンドウのサイズ及び位置に基づいて前記第１のピクチャを生成すること、
    をさらに含む、請求項１８に記載の端末。
20. 前記選択されたウィンドウは区別可能な表示方法で表示される、請求項１１に記載の端末。
21. コンピュータ命令を含むコンピュータ読み取り可能記憶媒体であって、該コンピュータ命令が端末上で実行された場合、該端末は、請求項１乃至１０のいずれか一項に記載のスクリーンショット方法を行うことができる、コンピュータ読み取り可能記憶媒体。
    

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