JP2013171365A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】移動体への搭載に適し、画像キャプチャが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】自動車等の移動体に搭載される表示装置10は、画像表示部13の画面上のユーザによるタッチ位置を検出するタッチパネル13aと、画像表示部13に表示されている画像データの一部を切り出して取得するキャプチャ処理を行う制御部15とを備える。キャプチャ範囲の設定は、タッチパネル13aに対するワンアクション操作またはワンタッチ操作によって行われ、キャプチャ処理が、キャプチャ範囲の設定と共に実行される。
【選択図】図1
【解決手段】自動車等の移動体に搭載される表示装置10は、画像表示部13の画面上のユーザによるタッチ位置を検出するタッチパネル13aと、画像表示部13に表示されている画像データの一部を切り出して取得するキャプチャ処理を行う制御部15とを備える。キャプチャ範囲の設定は、タッチパネル13aに対するワンアクション操作またはワンタッチ操作によって行われ、キャプチャ処理が、キャプチャ範囲の設定と共に実行される。
【選択図】図1
Description
本発明は、映像情報や文字情報を表示する表示装置に関し、特に、自動車等の移動体に搭載される表示装置に関するものである。
例えばテレビ放送の表示装置において、放送番組やコマーシャルの画面中に、商業施設や観光地等の名称やその所在を表す地図情報(地域名や住所、電話番号等)、懸賞の応募先などの文字情報が表示されることがある。このとき表示中の画像を即時にキャプチャ、すなわち表示中の画像データをメモリにコピーして保存することができれば、ユーザの手でそれらの情報をメモすることなく記録できる。
下記の特許文献1には、画面に表示中の画像およびテキスト(文字列)を取得可能な表示装置が開示されている。特許文献1の当該表示装置は、ユーザによりタッチ(押下)された画面上の位置(座標)を検出するタッチパネル機能を利用しており、画面内における画像または文字列を取得する範囲の指定を、ユーザによるタッチ操作で実現している。タッチパネル機能を用いることによって、直感的な操作による範囲指定が可能である。
特許文献1の表示装置では、画面上の画像または文字列を取得する操作は以下の手順で行われる。当該表示装置では、画像または文字列を取得する操作を行う場合、画面上に、画像または文字列を取得するため範囲の指定が可能な領域を示す半透明シートが表示される。ユーザは、画面の1回目のタッチ操作により、指定したい範囲が半透明シート内に含まれるように半透明シートを動かす。そして、2回目のタッチ操作により、半透明シート内の所望の範囲を指定する。すると、表示装置は、ユーザが指定した範囲の画像または文字列のデータを取得し、それを「OK」ボタンおよび「NG」ボタンと共に表示してユーザに確認を促す。ユーザは3回目のタッチ操作により、「OK」ボタンを押すと、その画像または文字が表示装置のメモリにコピーされて保存される。
また、特許文献1の表示装置では、取得した画像および文字列のデータを、Web(world wide web)検索やWeb翻訳、Web画像検索などの他のアプリケーションに渡して活用することができる。その場合、取得したデータをどのアプリケーションに渡すかを選択するボタンが表示され、4回目のタッチ操作により、ユーザが所望のボタンを押すと、選択されたアプリケーションにデータが渡される。
自動車や飛行機、船などの移動体に搭載される表示装置は、例えばナビゲーションシステムの表示装置に代表されるようにその普及が進んでいる。近年では、そのような表示装置の多機能化が進み、ナビゲーションのための地図情報だけでなく、テレビ放送やビデオ映像など、様々な情報が表示できるようになっている。また、移動体用の表示装置は、小型化の観点から、操作手段にタッチパネルを採用したものが多く存在しており、特許文献1のように画面のタッチ操作によって表示画像をキャプチャする技術は、有効に働くと考えられる。
しかし、特許文献1の手法で表示画像をキャプチャすると、ユーザは、キャプチャ範囲の指定可能領域(半透明シート)の位置決め、キャプチャ範囲指定、取得データの確認、という複数のタッチ操作を行う必要がある。さらに、取得したデータを他のアプリケーションに転送する場合には、アプリケーションを選択するタッチ操作も必要となる。
移動体に搭載される表示装置では、そのように多数の操作手順を踏むことが困難なことが少なくない。例えば自動車に搭載されるナビゲーションシステムの表示装置の場合、ユーザは主に運転者であり、表示装置の操作は信号待ちの停車中などの短期間に行う必要があるので、多数の操作手順を踏むのは難しい。特に、キャプチャの対象がテレビ放送の場合、表示される内容が刻々と変化するため所望の画像を取り逃がしてしまう。また、自動車の走行位置によってテレビ放送電波の受信状態が変化するため、ユーザが画面を見て即座に画像をキャプチャできることが望ましい。さらに、さらに表示装置の操作手順が複雑であると、運転への集中の妨げともなり得るため好ましくない。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、表示画像のキャプチャが可能であり、移動体への搭載に適した表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る表示装置は、移動体に搭載される表示装置であって、画像表示部と、画像表示部の画面に対するユーザのタッチ位置を検出するタッチパネルと、画像表示部に表示されている画像データの一部を切り出して取得するキャプチャ処理を、ユーザがタッチパネルに対してワンアクション操作またはワンタッチ操作を行うことによりキャプチャ処理の対象となるキャプチャ範囲が設定されることで、自動的に実行する制御部とを備える。
本発明に係る表示装置によれば、タッチパネルを用いたワンアクション操作またはワンタッチ操作によるキャプチャ範囲の指定を行うだけで、表示画像がキャプチャされるため、ユーザは画面に映った画像を即時且つ短時間にキャプチャさせることができる。よって、自動車等の移動体に搭載された場合でも、テレビ放送などの画像の取り逃がしが少なくなる。また、キャプチャに係る操作が簡単であるため、例えば自動車の運転者が使用する場合でも、運転への集中の妨げになることを防止できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る表示装置10の構成を示すブロック図である。本実施の形態では、表示装置10が自動車に搭載されるナビゲーションシステムの表示装置であると仮定して説明する。
但し、本発明は表示装置10における画像キャプチャに関するものであるため、具体的なナビゲーション動作並びにその動作を行うための構成要素については説明を省略する。なお、本発明は、ナビゲーションシステムの表示装置に限らず、あらゆる分野の表示装置に広く適用可能であるが、特に自動車や飛行機、船などの移動体に搭載される表示装置に効果的である。
図1の如く、表示装置10は、以下に説明するテレビ放送受信部11、画像処理部12、画像表示部13、フレームメモリ14、制御部15、メモリ16を含んでいる。
テレビ放送受信部11は、受信したテレビ放送の映像信号を復調・デコードして画像処理部12へ送る。画像処理部12は、その映像信号を実際に画像表示部13で表示するための表示用信号に調整し、画像表示部13へと送る。
画像表示部13は、画像処理部12から受けた表示用信号に基づく画像を表示する。画像表示部13は、その画面上にタッチパネル13aを備えており、ユーザによる画面のタッチ位置(座標)を検出する機能(タッチパネル機能)を備えている。なお、画像表示部13に表示されている1フレーム分の画像データは、RAM(Random Access Memory)で構成されるフレームメモリ14に一時的に保存される。
制御部15は、テレビ放送受信部11、画像処理部12および画像表示部13の動作制御、フレームメモリ14およびメモリ16へのアクセス制御、並びに、タッチパネル13aの操作に応じた各種の処理を行う。制御部15はさらに、画像表示部13に表示されている画像データを取得してメモリ16に保存するキャプチャ処理、キャプチャ処理で得られた画像に含まれる文字列を抽出する文字認識処理、キャプチャ処理で得られた画像データや文字認識処理で得られた文字データを他のアプリケーションに渡す転送処理も行う。
画像表示部13に表示されている1フレーム分の画像データはフレームメモリ14に一時的に保存されているため、制御部15が行うキャプチャ処理は、フレームメモリ14内の画像データをメモリ16にコピーすることによって実現可能である。このキャプチャ処理では、フレームメモリ14内の画像データの一部分をメモリ16にコピーすることによって、画像表示部13の画面上の特定範囲内の画像を切り出してキャプチャすることもできる。画像表示部13の画面上のキャプチャ対象となる範囲(キャプチャ範囲)は、ユーザが画像表示部13の画面上でタッチパネル13aを操作すること(タッチ操作)によって指定される。
なお、制御部15が行う文字認識処理は、レイアウト解析やパターンマッチングなどの手法を用いた一般的な処理でよいため、ここでの説明は省略する。
以下、表示装置10に表示画像のキャプチャを行わせるための操作、並びに、それに伴う表示装置10の動作について説明する。
まず、ユーザは、画像表示部13の表示画像のキャプチャを行うのに先立って、当該表示装置10をキャプチャ動作のためのモード(キャプチャモード)に移行させる。キャプチャモードでは、原則として、ユーザによるタッチパネル13aの操作(画面へのタッチ)は全てキャプチャ範囲の指定操作として判断される。このようにキャプチャ専用の動作モードを設けることにより、ユーザによる画面タッチが、キャプチャ範囲の指定操作であるのか、画面に表示されたアイコンやボタン等のGUI(Graphical User Interface)の操作であるのかを、制御部15が明確に区別できる。また、ユーザによるGUIの操作ミスも防ぐことができる効果も期待できる。
キャプチャモードのオン/オフの切り替え操作の方法は任意でよい。但し、それをタッチパネル13aの操作で実現する場合、キャプチャモードのオン操作は問題なく可能であるが、キャプチャモード中の画面タッチを全てキャプチャ範囲の指定操作とみなすと、事実上、オフ操作が不可能になる。よってその場合は、画面内の特定箇所のタッチや、特定のタッチジェスチャーを、キャプチャモードのオフ操作とみなすなどの配慮が必要である。
そのため、制御部15でのキャプチャ処理の簡略化の観点からは、キャプチャモードのオン/オフ操作にはタッチパネル13aを使用しない方法が望ましい。例えば、図2のように、表示装置10の画像表示部13の画面の外側に、キャプチャモードのオン/オフ操作ためのハードキー21([CAPTURE]キー)を設けることが有効である。
あるいは、キャプチャモードのオン/オフ操作専用のハードキーを設けずに、他のハードキーにその機能を持たせる態様も考えられる。例えば、テレビ画面の表示中にだけ画像のキャプチャを行えば足りるのであれば、テレビ表示のオン/オフ切り替えのハードキーに、キャプチャモードのオン/オフ切り替えの機能も持たせればよい。
また、表示装置10が音声認識機能を備える場合には、音声による命令によってキャプチャモードのオン/オフが切り替わるようにすることも有効である。
図3は、キャプチャモードにおける表示装置10の動作を示すフローチャートである。キャプチャモードに移行すると、制御部15は、画像表示部13に表示する画像の更新を行いながら(ステップS1)、ユーザがタッチパネル13aを操作するのを待つ(ステップS2)。
ユーザは、画像表示部13の画面(タッチパネル13a)のタッチ操作により、キャプチャ範囲の指定する。ユーザが画像表示部13の画面にタッチすると、タッチパネル13aがそれを検出し(ステップS2においてYes)、タッチ位置を示す情報(タッチ座標情報)を制御部15に通知する(ステップS3)。制御部15は、取得したタッチ座標情報に基づいて、ユーザが指定した範囲を特定し、それをキャプチャ範囲として決定する(ステップS4)。
本発明では、ユーザがキャプチャ範囲を指定する方法は、タッチパネル13aを用いたワンアクション(連続的な1つの動き)またはワンタッチ(1回の押下)の操作によってキャプチャ範囲を特定可能な方法とする。
そのようなキャプチャ範囲の指定方法の幾つかの例を、図4〜図12を用いて説明する。なお、図4では、ユーザによるタッチ位置の移動した軌跡(タッチ軌跡)が太線で示されており、キャプチャ範囲として決定される領域に斜線が施されている。また図5〜図12では、ユーザによるタッチ位置が黒い丸印で示されており、キャプチャ範囲として決定される領域に斜線が施されている。これらのタッチ軌跡、タッチ位置およびキャプチャ範囲は、実際に画像表示部13の画面に表示される必要はないが、表示されるようにしてもよい。
ワンアクションによるキャプチャ範囲の指定方法としては、例えば、画像表示部13がユーザによるタッチ位置が移動した軌跡(タッチ軌跡)を取得する機能を有する場合に、ユーザが画像表示部13の画面上の指定したい範囲を囲むように指先でなぞると、図4のように、そのタッチ軌跡で囲まれた領域に応じた範囲がキャプチャ範囲として決定される方法がある。図4では、その一例として、タッチ軌跡で囲まれた領域に外接する矩形内がキャプチャ範囲となる例を示している。この方法によれば、ユーザが、キャプチャ範囲の位置および面積を任意に指定できるため、必要最低限の面積をキャプチャ範囲にできる。
ワンタッチによるキャプチャ範囲の指定方法としては、例えば、画像表示部13の画面を上下に分割した2つの領域を予め規定しておき、図5(a)、(b)のように、ユーザによるタッチ位置に応じて、その片方がキャプチャ範囲として決定される方法がある。具体的には、ユーザが画像表示部13の画面の下半分にタッチすると、図5(a)のように画面の下半分がキャプチャ範囲となり、上半分の領域にタッチすると図5(b)のように画面の上半分がキャプチャ範囲となる。
上記のワンタッチ操作によるキャプチャ範囲の例において、予め規定する領域は、画像表示部13の画面を左右に分割した2つの領域としてもよい。すなわち、ユーザが画像表示部13の画面の右半分の部分にタッチすると、図6(a)のように画面の右半分がキャプチャ範囲となり、左半分の部分にタッチすると図6(b)のように画面の左半分がキャプチャ範囲となるようにしてもよい。
また、予め規定する領域の数は3つ以上でもよい。例えば、画像表示部13の画面を上下左右に分割した4つの領域を予め規定しておき、ユーザによるタッチ位置に応じて、そのいずれかがキャプチャ範囲として決定されるようにしてもよい。その場合、例えば、ユーザが画像表示部13の画面の左上部分にタッチすると、図7(a)のように画面の左上4分の1がキャプチャ範囲となり、右下部分にタッチすると図7(b)のように画面の右下4分の1がキャプチャ範囲となる。
ワンタッチによるキャプチャ範囲の他の指定方法としては、例えば、キャプチャ範囲となる領域を予め規定することなく、ユーザによるタッチ位置を含む一定面積の領域がキャプチャ範囲として決定される方法がある。その場合、ユーザが画像表示部13の画面の任意の部分にタッチすると、図8(a)のように、そのタッチ位置を中心とする一定面積の領域がキャプチャ範囲となる。キャプチャ範囲となる領域を予め規定する方法では2つの領域に跨る範囲をキャプチャ範囲とすることができないが、この方法ではキャプチャ範囲の位置を任意に指定できるためその問題が生じない。なお、タッチパネル13aが同時に複数のタッチ位置を認識可能であれば、図8(b)のように、各タッチ位置を中心とする複数の領域をキャプチャ範囲としてもよい。
また、タッチパネル13aが同時に2箇所のタッチ位置を認識可能な場合には、2箇所のワンタッチによってキャプチャ範囲が決定される方法を用いてもよい。例えば、図9のように各タッチ位置を通る2本の垂直ラインで挟まれた領域をキャプチャ範囲とする方法や、図10のように各タッチ位置を通る2本の水平ラインで挟まれた領域をキャプチャ範囲とする方法、あるいは、図11のように2つのタッチ位置を対角とする矩形の領域(すなわち上記2本の水平ラインと2本の垂直ラインにより囲まれる領域)をキャプチャ範囲とする方法などがある。
さらに、タッチパネル13aがタッチの圧力も検出可能である場合には、上記した各指定方法において、指定されるキャプチャ範囲の面積が、タッチの圧力に応じて変化するようにしてもよい。例えば、図8(a)で示した指定方法において、ユーザが画像表示部13の画面に軽くタッチした状態では図12(a)のように比較的狭い領域がキャプチャ範囲となり、さらに力を加えると図12(b)のようにキャプチャ範囲が広がるようにするとよい。ユーザは、タッチする力によってキャプチャ範囲の広さを調整できるため、ワンタッチで、図4の場合と同様に、必要最低限の面積をキャプチャ範囲にすることができる。この場合には、キャプチャ範囲を示す枠や半透明の図形を画面に表示させて、どの程度の面積がキャプチャ範囲となるのかをユーザが認識できるようにすると、さらに効果的である。
このように、ワンアクションまたはワンタッチによるキャプチャ範囲の指定方法は、複数の方法が考えられるが、予め特定の方法に設定されているものとする。また、どの方法を採用するのかを、ユーザが任意に変更できるようにしてもよい。
キャプチャ範囲が決定すると、制御部15は、フレームメモリ14に一時保存されている画像データ(キャプチャ範囲の決定時に表示されている画像データ)を取得し(ステップS5)、そのうちのキャプチャ範囲に相当する部分の画像データを切り出して(ステップS6)、切り出された画像データ(キャプチャ画像データ)をメモリ16に保存する(ステップS7)。さらに、制御部15は、キャプチャ画像データに対して文字認識処理を行い、キャプチャ画像に含まれている文字列を抽出する(ステップS8)。
キャプチャ画像から抽出された文字列に対応する文字データは、自動的に所定のアプリケーションへと転送される(ステップS9)。文字データの転送先は、予め一つに設定されていることが望ましいが、その転送先をユーザが任意に変更できるようにしてもよい。
本実施の形態のように表示装置10がナビゲーションシステムに属する場合であれば、目的地登録用のアプリケーションを文字データの転送先とすることが考えられる。例えば、画像表示部13にテレビ番組が表示されている状態でキャプチャモードに移行しておき、その番組内で紹介された商業施設や観光地の名称や地図情報(地域名や住所)が表示されたときに、ユーザがその表示位置をキャプチャ範囲に指定すると、そこに表示されている文字列が抽出されて、目的地登録画面に自動的に入力される。それにより、テレビ番組で紹介された商業施設や観光地を、ユーザがその名称や地図情報をメモすることや入力作業を行うことなく、ナビゲーションシステムの目的地として登録することができる。
図13に、ナビゲーションシステムの目的地登録画面の一例を示す。制御部15から文字データを受け取った目的地登録用アプリケーションは、その文字データの文字列をそのまま目的地として登録するのではなく、一旦ユーザに対し、その文字列を登録するかどうか確認を促すことが望ましい。例えば図13(a)のように、抽出された文字列が書かれたボタンを表示し、ユーザがそのボタンをタッチ操作で押下した場合に限り、その文字列が目的地として登録されるようにするとよい。ユーザが目的地の登録をすぐに変更したくない場合や、文字認識処理によって誤認識された文字列が抽出される場合もあるからである。
また、複数のキャプチャ範囲のそれぞれで文字列が抽出された場合や、1つのキャプチャ範囲から複数の文字列が抽出された場合には、制御部15は、目的地登録用アプリケーションへ複数の文字データを渡す。その場合は、例えば図13(b)のように、抽出された文字列のそれぞれが書かれた複数のボタンを表示し、ユーザに選択を要求するとよい。ユーザがそのいずれかのボタンを押下することによって、そのボタンの文字列が目的地として登録される。
以上の説明から分かるように、本実施の形態に係る表示装置10では、画像表示部13(タッチパネル13a)に対するワンアクションまたはワンタッチによる1回の操作によって、キャプチャ範囲の指定、画像のキャプチャおよび文字列の抽出という一連の処理が自動的に実行される(図3のフローにおいてステップS2以外は、ユーザの操作を必要としない)。よって、ユーザは画像表示部13の画面に映った画像の必要な部分を即時且つ短時間にキャプチャさせることができ、テレビ放送などの画像の取り逃がしを少なくできる。
さらに本実施の形態では、抽出された文字列の転送先のアプリケーションも予め設定されているため、キャプチャ範囲の指定から文字列の入力処理までがワンアクションまたはワンタッチによる1回の操作により実行され、ユーザはアプリケーションへの文字入力を確定させるための最後の確認または選択だけを行えばよい。
この効果は、操作可能な時間が限られる自動車等の移動体に搭載される表示装置に非常に有効である。また、画像キャプチャのために必要な操作手順が非常に少ないため、ユーザが運転へ集中できるという利点もある。なお、ユーザが持ち運び可能なスマートフォンなどのモバイル機器も、広義には移動体の一つと言える。実際に、ナビゲーション機能を備えるスマートフォンなどが存在し、本実施の形態はそのようなモバイル機器に適用することもできる。
上の説明では、制御部15が、キャプチャ処理の直後にそのキャプチャ画像データから文字列を抽出するケースについて説明したが、制御部15は、過去にキャプチャされてメモリ16に蓄積されている画像データに対しても、文字列の抽出処理やその文字データの転送処理を実施できるように構成することが好ましい。それにより、キャプチャ画像データおよびそれに含まれる文字列のデータの活用を事後的に行うことができる。
本実施の形態では、画像表示部13の画面全体をキャプチャするのではなく、キャプチャ範囲をある程度絞り込んでいる。これにより、1回のキャプチャ処理で取得する画像データが小さくなり、より多くのキャプチャ画像をメモリ16に保存することができる。このことは、制御部15が、メモリ16に蓄積された過去の画像データに対する処理を行う場合に、活用できる画像が増えるため有効である。また、キャプチャ画像に余分な領域の画像を含ませないことによって、文字認識処理が容易になり、処理効率の向上を図ることもできる。
また本実施の形態では、文字データの転送先をナビゲーションシステムの目的地登録用アプリケーションとしたが、その転送先は任意でよく、例えばWeb検索やWeb翻訳のアプリケーションでもよい。また、転送先のアプリケーションが画像を扱えるものであれば、文字データではなくキャプチャ画像データそのものを転送してもよい。
文字データまたはキャプチャ画像データの転送先は、表示装置10と同じシステム内のものに限られず、例えば、無線LANやBluetooth(登録商標)などの無線通信を通して、ユーザ所有のモバイル機器などの外部装置のアプリケーションへ転送してもよい。それにより、キャプチャ画像データおよび文字データを広く活用することができる。例えば、転送先が携帯電話であれば、電話番号やメールアドレスの登録用アプリケーションでの活用が考えられる。また、無線通信を介して転送する場合には、本実施の形態のようにキャプチャ範囲を絞り込んで画像データを小さくすることにより、転送が容易になるという利点が得られる。
また表示装置10がキャプチャする対象は、テレビ画像に限られず、例えば、インターネットを通して配信される映像や、DVDなどの記録媒体に保存されたビデオソフトの映像などでもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
10 表示装置、11 テレビ放送受信部、12 画像処理部、13 画像表示部、13a タッチパネル、14 フレームメモリ、15 制御部、16 メモリ。
Claims (7)
- 移動体に搭載される表示装置であって、
画像表示部と、
前記画像表示部の画面に対するユーザのタッチ位置を検出するタッチパネルと、
前記画像表示部に表示されている画像データの一部を切り出して取得するキャプチャ処理を、ユーザが前記タッチパネルに対してワンアクション操作またはワンタッチ操作を行うことにより前記キャプチャ処理の対象となるキャプチャ範囲が設定されることで、自動的に実行する制御部と、
を備える表示装置。 - 前記制御部は、さらに、前記キャプチャ処理で取得した画像データから文字列を抽出する文字認識処理を行い、当該文字列のデータを所定のアプリケーションへ転送する
請求項1記載の表示装置。 - 前記表示装置は、前記移動体のナビゲーションシステムに属しており、
前記アプリケーションは、前記ナビゲーションシステムの目的地登録用アプリケーションである
請求項1または請求項2記載の表示装置。 - 前記画像表示部の画面内に、前記キャプチャ範囲となる複数の領域が予め規定されており、
前記キャプチャ範囲の設定は、前記複数の領域のいずれかをワンタッチ操作で選択することによって行われる
請求項1から請求項3のいずれか一項記載の表示装置。 - 前記キャプチャ範囲は、前記画像表示部の画面をワンタッチ操作した位置を含む所定面積の領域として決定される
請求項1から請求項3のいずれか一項記載の表示装置。 - 前記タッチパネルは、同時に2点のタッチ位置を検出可能であり、
前記キャプチャ範囲は、2点のタッチ位置に挟まれる領域として決定される
請求項1から請求項3のいずれか一項記載の表示装置。 - 前記タッチパネルは、タッチの圧力を検出可能であり、
前記キャプチャ範囲の面積は、当該キャプチャ範囲を設定するためのタッチ操作の圧力に応じて変化する
請求項1から請求項6のいずれか一項記載の表示装置。
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