JP7325178B2 - 外装板先付プレキャストコンクリート部材及び外装板先付プレキャストコンクリート部材の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施例1の外装板先付プレキャストコンクリート部材を示す斜視図である。図2は、実施例1の外装板先付プレキャストコンクリート部材を示す断面図である。図3は、実施例1の外装板先付プレキャストコンクリート部材を示す分解斜視図である。以下、図1~図3に基づいて、実施例1の外装板先付プレキャストコンクリート部材の構成を説明する。なお、外装板10の表面が向いている方向を外方向D1とし、外装板10の裏面が向いている方向を内方向D2とする。
図4は、実施例1の貫通穴形成工程を説明する斜視図である。図5は、実施例1の固定ピン挿入工程を説明する分解断面図である。図6は、実施例1の仮固定部取付工程を説明する断面図である。図7は、実施例1の配筋工程を説明する断面図である。図8は、実施例1のコンクリート打設工程を説明する断面図である。以下、図4~図8に基づいて、実施例1の外装板先付プレキャストコンクリート部材の製造方法を説明する。
貫通穴形成工程では、図4に示すように、ドリル等の工具を使用して、外装板10に貫通穴10aを加工する。なお、外装板10に貫通穴10aを形成する前に、外装板10の裏面に緩衝層11を形成してもよいし、外装板10に貫通穴10aを形成した後に、外装板10の裏面に緩衝層11を形成してもよい。
固定ピン挿入工程では、図5に示すように、外装板10に形成された貫通穴10aに、外装板10の表面側から固定ピン21を挿入する。
仮固定部取付工程では、図6に示すように、外装板10の貫通穴10aに挿入された固定ピン21の本体部21aに、ワッシャー24と、ナット22を取り付ける。これにより、固定ピン21は、外装板10に仮固定される。
配筋工程では、図7に示すように、箱状の型枠5の底面に、固定ピン21が仮固定された外装板10を設置する。また、型枠5内に、鉄筋3を設置する。鉄筋3を設置する際、鉄筋3は、線状部材23に干渉する場合があるが、線状部材23は、可撓性を有するため、鉄筋3を避けるように変形する。つまり、上から鉄筋を下した際に、丸みのあるフック部23aにあたることで、線状部材23が撓んで広がる。この際、作業者が、線状部材23のフック部23aを鉄筋3に引っ掛けるようにしてもよい。
コンクリート打設工程では、図8に示すように、コンクリート2Aを、外装板10の裏面側で型枠5の内側に充填する。以上の工程を経て、外装板先付プレキャストコンクリート部材1が製造される。
次に、実施例1の外装板先付プレキャストコンクリート部材1及びその製造方法の作用を説明する。実施例1の外装板先付プレキャストコンクリート部材1は、外装板10の裏面側にコンクリートを打設して外装板10を取り付ける外装板先付プレキャストコンクリート部材1である。この外装板先付プレキャストコンクリート部材1は、頭部21bと、コンクリートに埋設される本体部21aと、を有する固定ピン21と、本体部21aが外装板10の貫通穴10aに表面側から挿入された状態で、外装板10の裏面側に配置されて、固定ピン21を外装板10に仮固定する仮固定部(ナット22)と、を備える(図2)。
図9は、実施例2の外装板先付プレキャストコンクリート部材を示す断面図である。以下、図9に基づいて、実施例2の外装板先付プレキャストコンクリート部材の構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
次に、実施例2の外装板先付プレキャストコンクリート部材及び外装板先付プレキャストコンクリート部材の製造方法の作用を説明する。実施例2の外装板先付プレキャストコンクリート部材101は、定着部は、仮固定部(ナット22)に取り付けられる、本体部21aより長く形成される圧縮バネ123である(図9)。
図10は、実施例3の外装板先付プレキャストコンクリート部材を示す断面図である。以下、図10に基づいて、実施例3の外装板先付プレキャストコンクリート部材の構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
次に、実施例3の外装板先付プレキャストコンクリート部材の作用を説明する。実施例3の外装板先付プレキャストコンクリート部材201では、仮固定部は、本体部21aに脱着可能な脱着部材(ナット222)と、外装板10と脱着部材(ナット222)との間に設けられる圧縮バネ223と、で構成される(図10)。
図11は、実施例4の外装板先付プレキャストコンクリート部材を示す断面図である。以下、図11に基づいて、実施例4の外装板先付プレキャストコンクリート部材の構成を説明する。なお、上記実施例で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語又は同一の符号を用いて説明する。
10 外装板
10a 貫通穴
21 固定ピン
21a 本体部
21b 頭部
22 ナット(仮固定部の一例)
23 線状部材(定着部の一例)
23a フック部
123 圧縮バネ(定着部の一例)
222 ナット(仮固定部の一例)
223 圧縮バネ(仮固定部の一例)
224 ノロ止め部材
Claims (2)
- 外装板の裏面側にコンクリートを打設して前記外装板を取り付けた外装板先付プレキャストコンクリート部材であって、
頭部と、前記コンクリートに埋設される本体部と、を有する固定ピンと、
前記本体部が前記外装板の貫通穴に表面側から挿入された状態で、前記外装板の裏面側に配置されて、前記固定ピンを前記外装板に仮固定する仮固定部と、を備え、
前記仮固定部は、
前記本体部に脱着可能な脱着部材と、
前記外装板と前記脱着部材との間に設けられる圧縮バネと、で構成される
ことを特徴とする、外装板先付プレキャストコンクリート部材。 - 外装板の裏面側にコンクリートを打設して前記外装板を取り付けた外装板先付プレキャストコンクリート部材の製造方法であって、
前記外装板に貫通穴を形成する貫通穴形成工程と、
前記外装板の前記貫通穴に、頭部と前記コンクリートに埋設される本体部とを有する固定ピンを、前記外装板の表面側から挿入する固定ピン挿入工程と、
前記貫通穴に挿入された前記固定ピンを前記外装板に仮固定する仮固定部を、前記外装板の裏面側から取り付ける仮固定部取付工程と、
前記固定ピンが、前記仮固定部によって、前記外装板に仮固定された状態で、前記コンクリートを前記外装板の裏面側に打設するコンクリート打設工程と、を含み、
前記仮固定部取付工程では、
前記本体部に脱着可能な脱着部材と、圧縮バネと、で構成される前記仮固定部の取り付けが、
前記外装板と前記脱着部材との間に設けられる前記圧縮バネを圧縮させることで行われる
ことを特徴とする、外装板先付プレキャストコンクリート部材の製造方法。
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