JP7324556B1 - プログラム及び避難者支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、災害発生時に各避難所での必要な避難支援を集計して短期間で非難支援の手配を行うことができるプログラムの提供を目的とする。【解決手段】本発明のプログラムは、複数の避難所のそれぞれに避難した各避難者を支援するためのプログラムであって、管理サーバーに、複数の端末から入力された支援要請を受信する受信機能と、記録サーバーにアクセスして、前記個人医療情報のうち支援要請を送信した前記複数の端末の各避難者のものと一致する一致情報を抽出する抽出機能と、前記一致情報及び前記複数の端末の位置情報に基づいて、各避難所で必要とされる避難支援の数量を集計する集計機能と、前記集計機能により集計した各避難所で必要とされる避難支援の数量に相当する数量以上の避難支援を各避難所へ手配する手配機能と、を実行させる。【選択図】図3

Description

本発明は、プログラム及び避難者支援システムに関する。
地震、津波、河川の氾濫等の自然災害のうち大規模なものが発生した場合、その住民、勤務者等は各地域の避難所に避難することが一般的である。そして、発生した自然災害の規模によっては、避難者はその避難所で数日の期間過ごすことがある。
特許文献1には、オペレータが、避難所に設置された避難所端末に、避難者が所持するICカードに記憶されている避難者固有のIDを読み取らせ、避難者に配給した食糧及び物資の品目、数量及び配給時間に関する配給情報を入力することで、上記避難者固有のIDに配給情報を対応付けて管理するシステムが提案されている。
特開2014-103517号公報
特許文献1で提案されている技術は、オペレータが各避難者が所持するICカードに配給情報を入力することにより、避難者ごとに必要な食料や物資の配給履歴を管理するためのものであって、各避難所において必要な物資及び医療サポート(例えば、診察支援等)を適切かつ迅速に把握するためのものではない。
本発明は、災害発生時に各避難所での必要な避難支援を集計して短期間で非難支援の手配を行うことができるプログラムの提供を目的の一つとする。
第1態様のプログラムは、
通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている、(1)管理サーバー、(2)各避難者が使用する複数の端末及び(3)定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバーで動作し、災害発生時に複数の避難所のそれぞれに避難した各避難者を支援するためのプログラムであって、
前記管理サーバーに、
前記複数の端末から入力された支援要請を受信する受信機能と、
前記記録サーバーにアクセスして、前記個人医療情報のうち支援要請を送信した前記複数の端末の各避難者のものと一致する一致情報を抽出する抽出機能と、
前記一致情報及び前記複数の端末の位置情報に基づいて、各避難所で必要とされる避難支援の数量を集計する集計機能と、
前記集計機能により集計した各避難所で必要とされる避難支援の数量に相当する数量以上の避難支援を各避難所へ手配する手配機能と、
を実行させる。
第2態様のプログラムは、
第1態様のプログラムであって、
前記抽出機能は、前記一致情報の抽出時に、前記個人医療情報のうち支援要請を送信した前記複数の端末の各避難者のものと一致しない不一致避難者数を抽出し、
前記手配機能は、前記各避難所で必要とされる避難支援に、少なくとも、前記一致情報の基となった避難者数に対する前記不一致避難者数の定められた比率分の避難支援を追加した数量の避難支援を、各避難所へ手配する。
第3態様のプログラムは、
第1又は第2態様のプログラムであって、
前記プログラムは、各避難所に配置され、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバーに通信可能な避難所用端末であって、端末を所持していない端末非所持避難者が支援要請とともに自身の年齢及び身体情報を含む申告情報を入力することが可能な避難所用端末で動作し、
前記受信機能は、各避難者用端末から入力される支援要請及び申告情報を受信可能とされ、
前記手配機能は、各避難所において前記端末非所有避難者に必要とされる避難支援を、複数の端末から支援要請を入力したすべての避難者のうち年齢及び身体情報が最も近い避難者のものを追加分と推定して、各避難所で必要とされる数量の避難支援に前記追加分を追加した避難支援を手配する。
第4態様のプログラムは、
第1又は第2態様のプログラムであって、
前記プログラムは、各避難所に配置され、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバーに通信可能な避難所用端末であって、端末を所持していない端末非所持避難者が支援要請とともに自身の年齢及び身体情報を含む申告情報を入力することが可能な避難所用端末で動作し、
前記受信機能は、各避難者用端末から入力される支援要請及び申告情報を受信可能とされ、
前記手配機能は、各避難所において前記端末非所有避難者に必要とされる避難支援を、複数の端末から支援要請を入力したすべての避難者の年齢及び身体情報と必要とされる避難支援との相関関係から算出したものを追加分と推定して、各避難所で必要とされる数量の避難支援に前記追加分を追加した避難支援を手配する。
第5態様のプログラムは、
通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている、(1)管理サーバー、(2)各避難者が使用する複数の端末、(3)定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバー及び(4)各避難所に配置されている避難所用端末であって端末を所持していない端末非所持避難者が支援要請を入力することが可能な避難所用端末で動作し、災害発生時に複数の避難所のそれぞれに避難した各避難者を支援するためのプログラムであって、
前記管理サーバーに、
前記複数の端末及び前記避難所用端末から入力された支援要請を受信する受信機能と、
前記記録サーバーにアクセスして、前記個人医療情報のうち支援要請を送信した前記複数の端末の各避難者のものと一致する一致情報とともに一致しない不一致避難者を抽出する抽出機能と、
前記一致情報及び前記複数の端末の位置情報に基づいて、各避難所で必要とされる避難支援の数量を集計する集計機能と、
前記手配機能は、各避難所において前記端末非所持避難者及び前記端末非所有避難者に必要とされる避難支援を、複数の端末から支援要請を入力したすべての避難者の年齢及び身体情報と必要とされる避難支援との相関関係から算出したものを追加分と推定して、各避難所で必要とされる数量の避難支援に前記追加分を追加した避難支援を手配する。
第6態様のプログラムは、
第5態様のプログラムであって、
前記プログラムは、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバーに通信可能な他の記録サーバーであって、過去に発生した複数の災害時における、(A)全避難者数と、(B)前記一致情報の基となった避難者数と、(C)結果的に必要であった避難支援の数量との相関関係を記録している他の記録サーバーで動作し、
過去に発生した災害時における前記相関関係を教師データとして機械学習された予測モデルを用いて、全避難者数と、前記一致情報の基となった避難者数とから、前記追加分を推定する。
第1態様の避難者支援システムは、
管理サーバーと、
それぞれ各避難者が使用する複数の端末と、
定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバーと、
第1又は第2態様のプログラムであって、前記管理サーバー、前記複数の端末及び前記記録サーバーで動作し、災害発生時に各避難所に避難した避難者を支援するためのプログラムと、
を備え、
前記管理サーバー、前記複数の端末及び前記記録サーバーは、通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
第2態様の避難者支援システムは、
管理サーバーと、
それぞれ各避難者が使用する複数の端末と、
定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバーと、
各避難所に配置され、端末を所持していない端末非所持避難者が支援要請とともに自身の年齢及び身体情報を含む申告情報を入力することが可能な避難所用端末と、
第3又は第4態様のプログラムであって、前記管理サーバー、前記複数の端末、前記記録サーバー及び前記避難所用サーバーで動作し、災害発生時に各避難所に避難した避難者を支援するためのプログラムと、
を備え、
前記管理サーバー、前記複数の端末、前記記録サーバー及び前記避難所用端末は、通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
第3態様の避難者支援システムは、
管理サーバーと、
それぞれ各避難者が使用する複数の端末と、
定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバーと、
各避難所に配置され、端末を所持していない端末非所持避難者が支援要請とともに自身の年齢及び身体情報を含む申告情報を入力することが可能な避難所用端末と、
過去の複数の災害発生時における、(A)全避難者数と、(B)前記一致情報の基となった避難者数と、(C)結果的に必要であった避難支援の数量との相関関係を記録している他の記録サーバーと、
第5又は第6態様のプログラムであって、前記管理サーバー、前記複数の端末、前記記録サーバー及び前記他の記録サーバーで動作し、災害発生時に各避難所に避難した避難者を支援するためのプログラムと、
を備え、
前記管理サーバー、前記複数の端末、前記記録サーバー、前記避難所用端末及び前記他の記録サーバーは、通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている。
第4態様の避難者支援システムは、
第1~第3態様の避難者支援システムであって、
さらに、前記管理サーバーにより手配された前記物質を各避難所に輸送する無人輸送機、
を備える。
第1~第6態様のプログラムによれば、災害発生時に各避難所での必要な避難支援を集計して短期間で非難支援の手配を行うことができる。
第1~第4態様の避難者支援システムによれば、災害発生時に各避難所での必要な避難支援を集計して短期間で非難支援の手配を行うことができる。
第1実施形態の避難者支援システムの概略図である。 第1実施形態の管理サーバーの概略図である。 第1実施形態のプログラムのフロー図である。 第2実施形態のプログラムのフロー図である。 第3実施形態の避難者支援システムの概略図である。 第3実施形態のプログラムのフロー図である。 第4実施形態のプログラムのフロー図である。 第4実施形態の相関関係の特定フローのフロー図である。 第5実施形態の避難者支援システムの概略図である。 第5実施形態の予測モデルの概略図である。
≪概要≫
以下、複数の実施形態(第1~第6実施形態)について説明し、次いで、複数の変形例について説明する。複数の実施形態及び複数の変形例において、参照するすべての図面では同様の機能を有する構成要素に同様の符号を付し、明細書では適宜説明を省略する。
≪第1実施形態≫
以下、第1実施形態の避難者支援システムSS1(図1参照)の構成、機能及び効果について、図1~図3を参照しながら説明する。
<第1実施形態の避難者支援システムの構成及び機能>
避難者支援システムSS1は、図1に示されるように、管理サーバー10と、記録サーバー20と、複数の端末30(30A、30B、30C、30D、30E、30F、・・・)と、複数の無人輸送機40(40A、40B、40C、・・・)と、通信ネットワークNWと、プログラムPG1とを備えている。避難者支援システムSS1は災害発生時に複数の避難所R1、R2、・・・のそれぞれに避難した各避難者E1、E2、E3、E4、E5、E6、・・・を支援するためのシステムである。
〔管理サーバー及び通信ネットワーク〕
管理サーバー10は、図1に示されるように、一例としてクラウドCLD上に配置されたクラウドサーバーであって、各自治体が管理するものである。管理サーバー10は、通信ネットワークNW(インターネットはその一例)を介して、記録サーバー20、複数の端末30及び複数の無人輸送機40と通信可能に接続されている。
管理サーバー10は、プログラムPG1によって、後述する、送信機能S10、受信機能S20、抽出機能S30、集計機能S40、手配機能S50及び輸送機能S60を実行する機能を有する(図3参照)。
管理サーバー10は、図2に示されるように、処理部12(CPU(Central Processing Unit(中央演算処理装置))はその一例)と、記憶部14(Memoly(メモリー)はその一例)とを備えている。
処理部12は、記憶部14に格納されているデータを読み出して演算処理を行う。当該データには、一例として、アプリケーションAPが含まれている。アプリケーションAPは、プログラムPG1と、データファイルDFと、各種ライブラリLBとを含んで構成されている。
また、記憶部14には、複数の避難所R1、R2、・・・の地図情報が予め記憶されている。
〔記録サーバー〕
記録サーバー20は、図1に示されるように、一例としてクラウドCLD上に配置されたクラウドサーバーであって、その記憶部24に、個人の健康診断の結果、服薬履歴その他の医療データであるPHR(Personal Health Record(個人健康情報記録)、個人医療情報の一例)が記録されている。PHRは、記録サーバー20が通信ネットワークNWを介して病院等の医療機関(図示省略)から各個人の健康診断の結果等を受信することにより定期的に又は不定期的に更新されるようになっている。
記録サーバー20は、管理サーバー10との間で、Web API(Application Programming Interface)により、管理サーバー10からのPHRに関するリクエストを受信してその演算結果を管理サーバー10に送信するようになっている。
〔複数の端末〕
複数の端末30は、図1に示されるように、一例として、各避難者E1、E2、E3、・・・が所持するGPS対応スマートフォンである。前述のとおり、複数の端末30は、管理サーバー10と通信可能にされている。そして、複数の端末30は、それぞれにインストールされた専用アプリ(図示省略)により又はインターネット用ブラウザで動作するウェブアプリ(図示省略)によりプログラムPG1が動作可能となっている。
〔複数の無人輸送機〕
複数の無人輸送機40(40A、40B、40C、・・・)は、管理サーバー10により手配された物質(食料品、防寒具、医薬品その他の避難時に必要な物品)を各避難所R1、R2、・・・に輸送する機能を有する。図1では、ドローンが、無人輸送機40A、40B、40C、・・・の一例とされている。
複数の無人輸送機40(40A、40B、40C、・・・)も、複数の端末30と同様に、GPS機能を有しており、管理サーバー10により位置が把握されるようになっている。
〔第1実施形態のプログラム〕
プログラムPG1は、通信ネットワークNWを介して互いに通信可能に接続されている、管理サーバー10、記録サーバー20及び複数の端末30(30A、30B、30C、30D、30E、30F、・・・)で動作する。そして、プログラムPG1は、災害発生時に複数の避難所R1、R2、・・・のそれぞれに避難した各避難者E1、E2、E3、・・・を支援するために利用される。
プログラムPG1は、図3に示されるように、管理サーバー10に、送信機能S10、受信機能S20、抽出機能S30、集計機能S40、手配機能S50及び輸送機能S60を実行させる機能を有する。また、これらの機能は、これらの記載順に実行される。別言すると、プログラムPG1を実行すること(プログラムPG1の全工程S100)は、それぞれ、送信機能S10、受信機能S20、抽出機能S30、集計機能S40、手配機能S50及び輸送機能S60に相当する、送信工程、受信工程、抽出工程、集計工程、手配工程及び輸送工程をこれらの記載順で実行することを意味する。
以下、これらの機能について、図3のフロー図を参照しながら説明する。
(送信機能)
送信機能S10は、各避難所R1、R2、・・・に避難してきた複数の避難者E1、E2、E3、・・・がそれぞれ自身が所有する端末30を使用して、管理サーバー10に支援要請を送信するものである。具体的には、複数の避難者E1、E2、E3、・・・は、それぞれの端末30にインストールされた専用アプリ(図示省略)により又はウェブアプリ(図示省略)により各端末30の画面に表示されるユーザーインターフェイス(図示省略)に支援要請を選択により入力して送信する。また、各端末30は、それら自身に搭載されているGPS機能により、支援要請の送信とともに位置情報(どこから送信したかを示す地図情報又はGPS情報)を管理サーバー10に送信する。
(受信機能)
受信機能S20は、送信機能S10の終了後に実行される機能であって、複数の端末30から入力された支援要請をその支援要請をした端末30の位置情報とともに受信するものである。この場合、管理サーバー10は、例えば、記憶部14に予め記憶されている複数の避難所R1、R2、・・・の地図情報と、複数の端末30から送信される各GPS情報(各位置情報)とを突き合わせることで、複数の端末30の各所有者(避難者)がどの避難所R1、R2、・・・に避難したかを特定するようになっている。
(抽出機能)
抽出機能S30は、受信機能S20の終了後に実行される機能であって、記録サーバー20にアクセスして、Web APIを利用することにより、PHRのうち支援要請を送信した複数の端末30の各避難者E1、E2、E3、・・・のものと一致する一致情報を抽出する機能である。
(集計機能)
集計機能S40は、抽出機能S30の終了後に実施される機能であって、一致情報及び複数の端末30の各位置情報(各GPS情報)に基づいて、各避難所R1、R2、・・・で必要とされる避難支援の数量を集計するものである。
ここで、避難支援とは、複数の避難者E1、E2、E3、・・・が各避難所R1、R2、・・・での避難生活を行うために必要となる、物資及び医療サポートを意味する。避難支援における必要な物資とは、食料品、防寒具、医薬品その他の避難時に必要な物品のことを意味する。また、医療サポートとは、医師による診断サービスのことを意味する。
また、避難生活の期間がどの程度となるかについて災害発生時に把握することは不可能であるが、本プログラムPG1では一旦3日間等の一定の期間になると仮定して当該機関分の避難支援の数量を集計すればよい。そして、その後も避難生活が続く場合は、例えば、再度本プログラムPG1を実行すればよい。
(手配機能)
手配機能S50は、集計機能S40の終了後に実行される機能であって、集計機能S40により集計した各避難所R1、R2、・・・で必要とされる避難支援の数量に相当する数量以上の避難支援を各避難所R1、R2、・・・へ手配するものである。具体的には、管理サーバー10が、避難支援用物質等を保管している避難支援用倉庫(図示省略)を管理する倉庫管理サーバー(図示省略)にアクセスして、当該倉庫管理サーバーからの指示に従って複数のロボット(図示省略)が集計機能S40により集計した各避難所R1、R2、・・・に必要な避難支援又はそれ以上の物資を準備するとともに、医療サポートを必要とする避難者に対しては医師による診断等を受けることができるように例えばその予約を行う。
(輸送機能)
輸送機能S60は、手配機能S50の終了後に実行される機能であって、手配機能S50により各避難所R1、R2、・・・のそれぞれに手配された物質を各避難所R1、R2、・・・に輸送するものである。具体的には、複数の無人輸送機40A、40B、40C、・・・が、避難支援用倉庫の敷地内に避難所R1、R2、・・・ごとに分けて配置された複数の箱(それぞれの中に物資が収容されている箱)を管理サーバー10から送信される輸送先(各避難所R1、R2、・・・)に輸送する。
以上が、第1実施形態の避難者支援システムSS1の構成及び機能についての説明である。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態のプログラムPG1は、図3に示されるとおり、管理サーバー10に、送信機能S10、受信機能S20、抽出機能S30、集計機能S40及び手配機能S50をこれらの記載順で実行させる。ここで、送信機能S10では、支援要請とともにGPS機能を使用して位置情報も送信する。抽出機能S30では、Web APIを利用してPHRから避難者E1、E2、E3、・・・の正確な個人の健康記録を入手する。集計機能S40では、受信機能S20の実行時に入手した位置情報及び抽出機能S30の実行時に入手した各避難者E1、E2、E3、・・・のPHRを利用して各避難所R1、R2、・・・で必要な避難支援を集計する。そして、手配機能S50では、集計機能S40の実行時に集計した必要な避難支援の数量に相当する数量以上の避難支援を各避難所R1、R2、・・・へ手配する。
したがって、第1実施形態のプログラムPG1を用いれば、災害発生時に各避難所R1、R2、・・・での必要な避難支援を集計して短期間で非難支援の手配を行うことができる。
以上が第1実施形態の効果についての説明である。また、以上が第1実施形態についての説明である。
≪第2実施形態≫
次に、第2実施形態の避難者支援システムSS2の構成、機能及び効果について、図4を参照しながら説明する。第2実施形態については、前述の第1実施形態(図1~図3参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第2実施形態の構成及び機能>
第2実施形態の避難者支援システムSS2は、第1実施形態(図1~図3参照)に対して、管理サーバー10に実行させるプログラムPG2のアルゴリズム(図4参照)が異なる。
具体的には、第1実施形態のプログラムPG1で実行される抽出機能S30及び手配機能S50が、それぞれ抽出機能S30A、手配機能S50Aに変更されている。
〔第2実施形態のプログラム〕
以下、第2実施形態のプログラムPG2の全工程S100Aのうち、第1実施形態の場合と異なる、抽出機能S30A及び手配機能S50Aについて説明する。
(抽出機能)
第2実施形態の抽出機能S30Aは、図4に示されるように、受信機能S20の終了後に実行される機能であって、(1)記録サーバー20にアクセスして、Web APIを利用することにより、PHRのうち支援要請を送信した複数の端末30の各避難者E1、E2、E3、・・・のものと一致する一致情報を抽出するとともに、(2)PHRのうち支援要請を送信した複数の端末30の各避難者のものと一致しない不一致避難者数を抽出するものである。つまり、抽出機能S30Aは、第1実施形態の抽出機能S30とは、上記(2)を付加的に実行する点で異なる。
(手配機能)
第2実施形態の手配機能S50Aは、図4に示されるように、(1)各避難所R1、R2、・・・で必要とされる避難支援に、少なくとも、一致情報の基となった避難者数に対する不一致避難者数の定められた比率分の避難支援を追加した数量の避難支援を各避難所R1、R2、・・・へ手配するものである。つまり、手配機能S50Aは、第1実施形態の手配機能S50とは、上記(2)を付加的に実行する点で異なる。
例えば、一致情報の基となった避難者数が1,000人、不一致避難者数が100人であった場合、避難者数に対する不一致避難者数の比率は10%である。そして、定められた比率を、例えば1.2と設定すると、避難者数に対する不一致避難者数の定められた比率分は12%となる。そのため、この設定の場合は、手配機能S50Aは、追加する数量の避難支援として、必要な避難支援の12%相当の数量の避難支援を手配する。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態のプログラムPG2は、図4に示されるように、抽出機能S30Aにおいて、第1実施形態の抽出機能S30の実行内容に加えて、PHRのうち支援要請を送信した複数の端末30の各避難者のものと一致しない不一致避難者数を抽出する。そのうえで、手配機能S50Aにおいて、一致情報の基となった避難者数に対する不一致避難者数の定められた比率分の避難支援を追加した数量の避難支援を各避難所R1、R2、・・・へ手配する。
したがって、第2実施形態のプログラムPG2は、第1実施形態のプログラムPG1に比べて、より高精度の避難支援を集計することができる。
以上が、第2実施形態についての説明である。
≪第3実施形態≫
次に、第3実施形態の避難者支援システムSS3の構成、機能及び効果について、図5及び図6を参照しながら説明する。第3実施形態については、前述の第1実施形態(図1~図3参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第3実施形態の構成及び機能>
第3実施形態の避難者支援システムSS3は、第1実施形態(図1~図3参照)に対して、(1)各避難所R1、R2、・・・にそれぞれ配置されている避難所用端末50A、50B、・・・を備えていること(図5参照)、及び、(2)管理サーバー10に実行させるプログラムPG3のアルゴリズム(図6参照)が異なる。
避難所用端末50A、50B、・・・は、各避難所R1、R2、・・・に配置され、通信ネットワークNWを介して管理サーバー10に通信可能で、端末30を所持していない避難者(端末非所持避難者)が支援要請とともに自身の年齢及び身体情報を含む申告情報を入力することが可能なユーザーインターフェイス(図示省略)を有している。ここで、身体情報とは、一例として、身長、体重、病歴、現在の病気及び怪我その他の身体に関する情報を意味する。
また、プログラムPG3は、第1実施形態のプログラムPG1で実行される送信機能S10、受信機能S20及び手配機能S50が、それぞれ送信機能S10B、受信機能S20B及び手配機能S50Bに変更されている。
〔第3実施形態のプログラム〕
以下、第3実施形態のプログラムPG3の全工程S100Bのうち、第1実施形態の場合と異なる、送信機能S10B、受信機能S20B及び手配機能S50Bについて説明する。
(送信機能及び受信機能)
第3実施形態の送信機能S10Bは、第1実施形態の送信機能S10の実行内容に加えて、端末30を所持していない端末非所持避難者が避難所用端末50から支援要請とともに自身の年齢及び身体情報を含む申告情報を入力するものである(図5及び図6参照)。これに伴い、第3実施形態の受信機能S20Bは、第1実施形態の受信機能S20の実行内容に加えて、端末30を所持していない端末非所持避難者が避難所用端末50から送信した支援要請及び申告情報を受信するものである(図5及び図6参照)。なお、避難所用端末50への避難支援及び申告情報の入力は、避難所用端末50に対して行われれば足りる。すなわち、これらの情報を入力する者は、避難者であっても避難所の管理者であってもよい点はいうまでもない。
(手配機能)
第3実施形態の手配機能S50Bは、各避難所R1、R2、・・・において端末非所有避難者に必要とされる避難支援を、複数の端末30から支援要請を入力したすべての避難者E1、E2、E3、・・・のうち年齢及び身体情報が最も近い避難者のものを追加分と推定して、各避難所R1、R2、・・・で必要とされる数量の避難支援に前記追加分を追加した避難支援を手配する。
<第3実施形態の効果>
第3実施形態のプログラムPG3は、図6に示されるように、送信機能S10B及び受信機能S20Bにおいて、第1実施形態の送信機能S10及び受信機能S20の実行内容に加えて、端末30を所持していない端末非所持避難者が避難所用端末50から支援要請とともに申告情報を送信及び受信する。そのうえで、手配機能S50Bにおいて、端末非所有避難者に必要とされる避難支援を複数の端末30から支援要請を入力したすべての避難者E1、E2、E3、・・・のうち年齢及び身体情報が最も近い避難者のものと推定して、追加分とする。
したがって、第3実施形態のプログラムPG3は、第1実施形態のプログラムPG1に比べて、より高精度の避難支援を集計することができる。
以上が、第3実施形態についての説明である。
≪第4実施形態≫
次に、第4実施形態の避難者支援システムSS4の構成、機能及び効果について、図7及び図8を参照しながら説明する。第4実施形態については、前述の第3実施形態(図5及び図6参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第4実施形態の構成及び機能>
第4実施形態の避難者支援システムSS4は、第3実施形態(図5及び図6参照)に対して、管理サーバー10に実行させるプログラムPG4のアルゴリズム(図7参照)が異なる。プログラムPG4は、第3実施形態のプログラムPG3で実行される手配機能S50Bが手配機能S50Cに変更されている。
〔第4実施形態のプログラム〕
以下、第4実施形態のプログラムPG4の全工程S100Cのうち、第3実施形態の場合と異なる、手配機能S50Cについて説明する。
(手配機能)
第4実施形態の手配機能S50Cは、各避難所R1、R2、・・・において端末非所有避難者に必要とされる避難支援を、複数の端末30から支援要請を入力したすべての避難者E1、E2、E3、・・・の年齢及び身体情報と必要とされる避難支援との相関関係から算出したものを追加分と推定して、各避難所R1、R2、・・・で必要とされる数量の避難支援に前記追加分を追加した避難支援を手配する。
ここで、「すべての避難者E1、E2、E3、・・・の年齢及び身体情報と必要とされる避難支援との相関関係」(以下、第4実施形態の相関関係という。)とは、図8に示されるフローS50Cのように、(1)すべての避難者E1、E2、E3、・・・を年代毎にグループ分けし(10才未満、10代、20代、・・・)(図8のS50C1参照)、(2)各グループで必要な避難支援を算出して(図8のS50C2参照)、(3)各グループにおいて算出される、各避難者に必要な避難支援の標準偏差(体重と必要な避難支援との関係)(図8のS50C3参照)をいう。そして、端末非所有避難者に必要とされる避難支援は、(4)上記標準偏差(体重と必要な避難支援との関係)から推定される(図8のS50C4参照)。
<第4実施形態の効果>
前述のとおり、第4実施形態における第3実施形態との相違点は、第3実施形態の手配機能S50Bが手配機能S50Cに変更されたことである。
第3実施形態の場合(図6参照)、前述のとおり、手配機能S50Bにおいて、端末非所有避難者に必要とされる避難支援を複数の端末30から支援要請を入力したすべての避難者E1、E2、E3、・・・のうち年齢及び身体情報が最も近い避難者のものと推定する。
これに対して、第4実施形態の場合、前述の第4実施形態の相関関係に基づいて端末非所有避難者に必要とされる避難支援を推定する。
したがって、第4実施形態のプログラムPG4は、第3実施形態のプログラムPG3に比べて、より高精度の避難支援を集計することができる。
以上が、第4実施形態についての説明である。
≪第5実施形態≫
次に、第5実施形態の避難者支援システムSS5の構成、機能及び効果について、図9及び図10を参照しながら説明する。第5実施形態については、前述の第4実施形態(図7及び図8参照)と異なる部分のみについて説明する。
<第5実施形態の構成及び機能>
第5実施形態の避難者支援システムSS5は、第4実施形態(図7及び図8参照)に対して、(1)通信ネットワークNWを介して管理サーバー10に通信可能で、過去に発生した複数の災害時における、(A)全避難者数と、(B)記録サーバー20にアクセスして、Web APIを利用することにより、PHRのうち支援要請を送信した複数の端末30の各避難者E1、E2、E3、・・・のものと一致する一致情報の基となった避難者数と、(C)結果的に必要であった避難支援の数量との相関関係を記録している記録サーバー60(他の記録サーバーの一例)を備えていること(図9参照)、及び、(2)管理サーバー10に実行させるプログラムPG5のアルゴリズム(図10参照)が異なる。
〔第5実施形態のプログラム〕
第5実施形態のプログラムPG5は、第4実施形態のプログラムPG4の手配機能S50Cが手配機能S50Dに変更されている点のみ異なる。
下、第5実施形態のプログラムPG5の全工程S100Dのうちの手配機能S50Dについて説明する。
(手配機能)
第4実施形態の手配機能S50Dは、(1)記録サーバー60に記録されている、過去に発生した複数の災害時における、(A)全避難者数と、(B)記録サーバー20にアクセスして、Web APIを利用することにより、PHRのうち支援要請を送信した複数の端末30の各避難者E1、E2、E3、・・・のものと一致する一致情報の基となった避難者数と、(C)結果的に必要であった避難支援の数量との相関関係を教師データとして機械学習された予測モデルを用いて、(2)今回の特定の対象となる、(2A)全避難者数と、(2B)一致情報の基となった避難者数と、(2C)端末非所有避難者の人数及び申告情報とから、全端末非所有避難者の追加分を推定する(AI機能)。
<第5実施形態の効果>
第3実施形態の場合(図6参照)、前述のとおり、手配機能S50Bにおいて、端末非所有避難者に必要とされる避難支援を複数の端末30から支援要請を入力したすべての避難者E1、E2、E3、・・・のうち年齢及び身体情報が最も近い避難者のものと推定する。
これに対して、第5実施形態の場合、記録サーバー60に記録されている過去の複数の災害時の相関関係に基づいて端末非所有避難者に必要とされる避難支援を推定する。
したがって、第5実施形態のプログラムPG5は、第3実施形態のプログラムPG3に比べて、より高精度の避難支援を集計することができる。
以上が、第5実施形態についての説明である。
≪複数の変形例≫
以上のとおり、本発明について前述の第1~第5実施形態を例示して説明したが、本発明の技術的範囲に含まれる形態はこれらの実施形態に限られない。例えば、以下の複数の変形例も含まれる。
例えば、前述の各実施形態では、各端末30の一例は、GPS対応スマートフォンであるとして説明した。しかしながら、通信ネットワークNWを介して管理サーバー10と通信可能であれば、各端末30の一例はGPS対応スマートフォンでなくてもよい。例えば、タブレット、ウォッチ等の携帯情報端末(モバイルコンピュータ)でもよい。
例えば、前述の第1実施形態の送信機能S10では、複数の避難者E1、E2、E3、・・・が、それぞれの端末30にインストールされた専用アプリ等により各端末30の画面に表示されるユーザーインターフェイスに支援要請を選択により入力して送信するとして説明した。ここで、この入力は、例えば、日本語以外の言語で入力できるようにしてもよく、また、文字情報によるユーザーインターフェイスのみならず対話式のユーザーインターフェイスであってもよい。
また、例えば、前述の各実施形態では、通信ネットワークNWの一例はインターネットであるとして説明した。しかしながら、避難支援システムSS1等を構成するハードウェア同士の間で通信可能な回線であれば、通信ネットワークNWの一例はインターネットでなくてもよい。例えば、Bluetooth(登録商標)等の電磁波を用いた通信回線であってもよい。
また、例えば、前述の各実施形態では、複数の無人輸送機40(40A、40B、40C、・・・)の一例がドローンであるとして説明した。しかしながら、管理サーバー10により手配された物質(食料品、防寒具、医薬品その他の避難時に必要な物品)を各避難所R1、R2、・・・に輸送する機能を有すれば、無人輸送機の一例はドローンでなくてもよい。例えば、自動車、船、ロボット等であっても、これらの組合せであってもよい。
また、例えば、前述の第1実施形態では、管理サーバー10は、プログラムPG1によって、送信機能S10、受信機能S20、抽出機能S30、集計機能S40、手配機能S50及び輸送機能S60を実行する機能を有するとした(図3参照)。しかしながら、送信機能S10、受信機能S20、抽出機能S30及び集計機能S40を実行することができれば、輸送機能S60は必須の構成要素ではない。この点については、他の実施形態の場合も同様である。
また、例えば、前述の各実施形態では、管理サーバー10と、記録サーバー20とは、それぞれ別のハードウェアであるとして説明した。しかしながら、管理サーバー10が記録サーバー20の機能を有すれば、記録サーバー20を管理サーバー10と別にする必要はない。この点については、記録サーバー60の場合についても同様である。
また、例えば、前述の第5実施形態では、記録サーバー20と、記録サーバー60とは、それぞれ別のハードウェアであるとして説明した。しかしながら、記録サーバー60が記録サーバー20の機能を有すれば、記録サーバー60を記録サーバー20と別にする必要はない。
また、例えば、前述の各実施形態では、複数の無人輸送機40(40A、40B、40C、・・・)の機能は、管理サーバー10により手配された物質(食料品、防寒具、医薬品その他の避難時に必要な物品)を各避難所R1、R2、・・・に輸送することであるとして説明した。しかしながら、これらの無人輸送機40にカメラ(図示省略)を搭載させ、避難所への物資の輸送時に輸送経路を撮影させて、その映像を管理サーバー10に送信するようにしてもよい。このような使用方法によれば、避難所までの物資の輸送経路の状況を管理者に知らせることができる。
また、これらの無人輸送機40にカメラ(図示省略)を搭載させ、各避難所R1、R2、・・・に到着した後で、各避難所における医療支援を必要とする避難者の医師による遠隔診断に使用してもよい。
また、例えば、各実施形態では、記録サーバー20の記憶部24に、個人の健康診断の結果、服薬履歴その他の医療データであるPHR(Personal Health Record(個人健康情報記録)、個人医療情報の一例)が記録されているとして説明した。しかしながら、個人医療情報の一例は、個人の健康、医療等のデータに関する情報であればよい。例えば、電子母子手帳のデータであってもよく、当該データとPHRとの組合せであってもよい。
また、例えば、管理サーバー10は、一例として、各自治体が管理するものであるとして説明した。しかしながら、プログラムによって管理サーバー10の基本的な機能(送信機能S10、受信機能S20、抽出機能S30及び集計機能S40)を実行することができれば、管理サーバー10の管理者は自治体でなくてもよい。例えば、防衛省、自衛隊等の国の機関であってもよい。
また、例えば、管理サーバー10の管理者は、駐日外国公館であってもよい。この場合、複数の避難者E1、E2、E3、・・・に当該外国の外国人が含まれる場合、駐日外国公館に当該外国人を避難者として知らせることができる点で有効である。さらに、この場合、当該駐日外国公館が管理する管理サーバーを管理サーバー10とし、記録サーバー20を当該外国のPHR(Personal Health Record(個人健康情報記録))に相当する情報を管理するサーバーとしてもよい。
これらの変形例を実現するためには、管理サーバー10が複数の管理サーバー、具体的には、自治体が管理するもの、駐日外国公館が管理するもの等、複数のサーバーで構成されていてもよい。記録サーバー20についても同様である。
なお、各実施形態のプログラムPG1~PG5及びこれらの変形例のプログラムは、外国人が入国した後に、当該外国人が使用する携帯情報端末(モバイルコンピュータ)にインストールさせることが好ましい。
10 管理サーバー
12 処理部
14 記憶部
20 記録サーバー
24 記憶部
30 端末
30A 端末
30B 端末
30C 端末
30D 端末
30E 端末
30F 端末
40 無人輸送機
40A 無人輸送機
40B 無人輸送機
40C 無人輸送機
50 避難所用端末
50A 避難所用端末
50B 避難所用端末
60 記録サーバー(他の記録サーバーの一例)
AP アプリケーション
CLD クラウド
DF データファイル
E1 避難者
E2 避難者
E3 避難者
LB 各種ライブラリ
NW 通信ネットワーク
PG1 プログラム
PG2 プログラム
PG3 プログラム
PG4 プログラム
PG5 プログラム
R1 避難所
R2 避難所
S10 送信機能
S10B 送信機能
S20 受信機能
S20B 受信機能
S30 抽出機能
S30A 抽出機能
S40 集計機能
S50 手配機能
S50A 手配機能
S50B 手配機能
S50C 手配機能
S50D 手配機能
S60 輸送機能
SS1 避難者支援システム
SS2 避難者支援システム
SS3 避難者支援システム
SS4 避難者支援システム
SS5 避難者支援システム

Claims (6)

  1. 通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている、(1)管理サーバー、(2)各避難者が使用する複数の端末及び(3)定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバーで動作し、災害発生時に複数の避難所のそれぞれに避難した各避難者を支援するためのプログラムであって、
    前記管理サーバーに、
    前記複数の端末から入力された支援要請を受信する受信機能と、
    前記記録サーバーにアクセスして、前記個人医療情報のうち支援要請を送信した前記複数の端末の各避難者のものと一致する一致情報を抽出する抽出機能と、
    前記一致情報及び前記複数の端末の位置情報に基づいて、各避難所で必要とされる避難支援の数量を集計する集計機能と、
    前記集計機能により集計した各避難所で必要とされる避難支援の数量に相当する数量以上の避難支援を各避難所へ手配する手配機能と、
    を実行させ、
    前記抽出機能は、前記一致情報の抽出時に、前記個人医療情報のうち支援要請を送信した前記複数の端末の各避難者のものと一致しない不一致避難者数を抽出し、
    前記手配機能は、前記各避難所で必要とされる避難支援に、少なくとも、前記一致情報の基となった避難者数に対する前記不一致避難者数の定められた比率分の避難支援を追加した数量の避難支援を、各避難所へ手配する、
    プログラム。
  2. 通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている、(1)管理サーバー、(2)各避難者が使用する複数の端末、(3)定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバー及び(4)各避難所に配置されている避難所用端末であって端末を所持していない端末非所持避難者が支援要請を入力することが可能な避難所用端末で動作し、災害発生時に複数の避難所のそれぞれに避難した各避難者を支援するためのプログラムであって、
    前記管理サーバーに、
    前記複数の端末及び前記避難所用端末から入力された支援要請を受信する受信機能と、
    前記記録サーバーにアクセスして、前記個人医療情報のうち支援要請を送信した前記複数の端末の各避難者のものと一致する一致情報とともに一致しない不一致避難者を抽出する抽出機能と、
    前記一致情報及び前記複数の端末の位置情報に基づいて、各避難所で必要とされる避難支援の数量を集計する集計機能と、
    避難所において前記端末非所持避難者に必要とされる避難支援を、複数の端末から支援要請を入力したすべての避難者の年齢及び身体情報と必要とされる避難支援との相関関係から算出したものを追加分と推定して、各避難所で必要とされる数量の避難支援に前記追加分を追加した避難支援を手配する手配機能と
    を実行させ、
    前記プログラムは、前記通信ネットワークを介して前記管理サーバーに通信可能な他の記録サーバーであって、過去に発生した複数の災害時における、(A)全避難者数と、(B)前記一致情報の基となった避難者数と、(C)結果的に必要であった避難支援の数量との相関関係を記録している他の記録サーバーで動作し、
    過去に発生した災害時における前記相関関係を教師データとして機械学習された予測モデルを用いて、全避難者数と、前記一致情報の基となった避難者数とから、前記追加分を推定する、
    プログラム。
  3. 管理サーバーと、
    それぞれ各避難者が使用する複数の端末と、
    定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバーと、
    請求項に記載のプログラムであって、前記管理サーバー、前記複数の端末及び前記記録サーバーで動作し、災害発生時に各避難所に避難した避難者を支援するためのプログラムと、
    を備え、
    前記管理サーバー、前記複数の端末及び前記記録サーバーは、通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている、
    避難者支援システム。
  4. 管理サーバーと、
    それぞれ各避難者が使用する複数の端末と、
    定期的に又は不定期的に更新される個人医療情報が記録されている記録サーバーと、
    各避難所に配置され、端末を所持していない端末非所持避難者が支援要請とともに自身の年齢及び身体情報を含む申告情報を入力することが可能な避難所用端末と、
    過去の複数の災害発生時における、(A)全避難者数と、(B)前記一致情報の基となった避難者数と、(C)結果的に必要であった避難支援の数量との相関関係を記録している他の記録サーバーと、
    請求項に記載のプログラムであって、前記管理サーバー、前記複数の端末、前記記録サーバー及び前記他の記録サーバーで動作し、災害発生時に各避難所に避難した避難者を支援するためのプログラムと、
    を備え、
    前記管理サーバー、前記複数の端末、前記記録サーバー、前記避難所用端末及び前記他の記録サーバーは、通信ネットワークを介して互いに通信可能に接続されている、
    避難者支援システム。
  5. さらに、前記管理サーバーにより手配された前記避難支援を各避難所に輸送する無人輸送機、
    を備える請求項に記載の避難者支援システム。
  6. さらに、前記管理サーバーにより手配された前記避難支援を各避難所に輸送する無人輸送機、
    を備える請求項に記載の避難者支援システム。
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