JP7322711B2 - 油脂感が増強された食品 - Google Patents
油脂感が増強された食品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7322711B2 JP7322711B2 JP2019559171A JP2019559171A JP7322711B2 JP 7322711 B2 JP7322711 B2 JP 7322711B2 JP 2019559171 A JP2019559171 A JP 2019559171A JP 2019559171 A JP2019559171 A JP 2019559171A JP 7322711 B2 JP7322711 B2 JP 7322711B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fat
- oil
- nanofibers
- food
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23D—EDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
- A23D7/00—Edible oil or fat compositions containing an aqueous phase, e.g. margarines
- A23D7/01—Other fatty acid esters, e.g. phosphatides
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23D—EDIBLE OILS OR FATS, e.g. MARGARINES, SHORTENINGS, COOKING OILS
- A23D7/00—Edible oil or fat compositions containing an aqueous phase, e.g. margarines
- A23D7/015—Reducing calorie content; Reducing fat content, e.g. "halvarines"
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L27/00—Spices; Flavouring agents or condiments; Artificial sweetening agents; Table salts; Dietetic salt substitutes; Preparation or treatment thereof
- A23L27/60—Salad dressings; Mayonnaise; Ketchup
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L29/00—Foods or foodstuffs containing additives; Preparation or treatment thereof
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Nutrition Science (AREA)
- Seasonings (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Description
[1] セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを含有する、油脂感が増強された低油脂食品または無油脂食品。
[2] ナノファイバーが、実質的に未変性のセルロースナノファイバーおよび実質的に未変性のキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーである、[1]に記載の食品。
[3] セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを含有する、低油脂乳化食品。
[4] ナノファイバーが、実質的に未変性のセルロースナノファイバーおよび実質的に未変性のキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーである、[3]に記載の食品。
[5] セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを、低油脂食品もしくは無油脂食品またはその原料に添加することを含む、油脂感が増強された低油脂食品もしくは無油脂食品の製造方法。
[6] ナノファイバーが、実質的に未変性のセルロースナノファイバーおよび実質的に未変性のキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーである、[5]に記載の方法。
[7] 低油脂食品もしくは無油脂食品が低油脂乳化食品である、[5]または[6]に記載の方法。
[8] セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを、低油脂食品もしくは無油脂食品またはその原料に添加することを含む、低油脂食品もしくは無油脂食品の油脂感を増強する方法。
[9] ナノファイバーが、実質的に未変性のセルロースナノファイバーおよび実質的に未変性のキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーである、[8]に記載の方法。
[10] 低油脂食品もしくは無油脂食品が低油脂乳化食品である、[8]または[9]に記載の方法。
[11] セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを含有する、油脂感増強剤。
[12] ナノファイバーが、実質的に未変性のセルロースナノファイバーおよび実質的に未変性のキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーである、[11]に記載の油脂感増強剤。
[13] 低油脂食品または無油脂食品用の[11]または[12]に記載の油脂感増強剤。
[14] 低油脂乳化食品用の[11]または[12]に記載の油脂感増強剤。
本発明は、セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを含有する、油脂感が増強された低油脂食品または無油脂食品を提供する。
本発明はまた、セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを含有する、低油脂乳化食品を提供する。
無油脂食品としては、ノンオイルドレッシング(食用油脂を使用していないドレッシングタイプ調味料)等が挙げられる。
「低油脂乳化食品」とは、前記の乳化食品のうち、食品中の油脂含量が、40重量%以下である乳化食品をいう。油脂含量は、例えば、35重量%以下、30重量%以下、または25重量%以下であってもよい。油脂含量は、例えば、5重量%以上、10重量%以上、または15重量%以上であってもよい。油脂含量は、例えば、5重量%~40重量%、10重量%~40重量%、または10重量%~35重量%であってもよい。
食感の官能評価では、「粘性」および「べたつき(付着性)のなさ」を評価項目として評価する。ナノファイバーを添加する前の低油脂食品または無油脂食品を陰性対照とし、油脂含量が40重量%を超える食品を陽性対照とする。陽性対照の評価項目を5点、陰性対照の評価項目を3点とし、それを基準に、ナノファイバーを添加した低油脂食品または無油脂食品の評価項目を1~5点で評価する。粘性の平均点が3点を超え、べたつき(付着性)のなさの平均点が3点を超える場合、「油脂感が増強された」と判定する。
本明細書において、ポリグリセリン縮合リシノレイン酸エステルは「PGPR」と記載する場合がある。
ここで「PGPRのグリセリン重合度」とは、グリセリン分子が結合している割合をいい、重合度(n)は、〔水酸基価=56110(n+2)/(74n+18)〕という計算式を用いた末端基分析法により求められる。また、「水酸基価」とは、試料1gを完全にアセチル化するのに要する酢酸を中和するために必要な水酸化カリウムのmg数をいう。
ここで「PGPRのエステル化度」とは、ポリグリセリン部分への縮合リシノレイン酸の結合している割合をいう。ポリグリセリンは、平均重合度をnとすると、分子内に平均(n+2)個の水酸基を有し、ポリグリセリン1分子に対し、1~(n+2)分子までの縮合リシノレイン酸をエステル結合することが可能である。縮合リシノレイン酸がエステル結合されていない場合をエステル化度0%といい、全ての水酸基に縮合リシノレイン酸がエステル結合されている場合をエステル化度100%という。PGPRには種々のエステル化度のものが含まれているが、本明細書においては、それらの平均エステル化度をPGPRのエステル化度とする。
ここで「PGPRのリシノレイン酸縮合度」とは、リシノレイン酸が脱水縮合している割合をいう。例えば、リシノレイン酸のカルボキシル基と他のリシノレイン酸の水酸基がエステル化し、2分子のリシノレイン酸が縮合している場合を縮合度2といい、6分子のリシノレイン酸が縮合している場合を縮合度6という。PGPRには種々の縮合度のリシノレイン酸が含まれているが、本明細書においては、それらの平均縮合度をPGPRのリシノレイン酸縮合度とする。
なお、W/O/W型の乳化食品の場合、内水相の水相原料と外水相の水相原料とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
本発明は、セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを、低油脂食品もしくは無油脂食品またはその原料に添加することを含む、油脂感が増強された低油脂食品もしくは無油脂食品の製造方法を提供する。
セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーは、食品の油脂感を増強するために添加される油脂感増強剤として用いることができる。特に、低油脂食品もしくは無油脂食品用、または低油脂乳化食品用の油脂感増強剤として用いることができる。
低油脂食品として、油脂含量23%のマヨネーズ様調味料を使用して、油脂感の増強効果を評価した。
実施例1~6、比較例1~4のサンプルは、陰性対照1(マヨネーズ様調味料)に表1に記載の添加剤を表1に記載の添加量で添加して製造した。
評価項目:粘性(粘度感)およびべたつき(付着性)のなさを評価した。
評価点数:陽性対照1の評価項目を5点、陰性対照1の評価項目を3点とし、それを基準に、3名の評価員により点数を1~5点で評価した。
陽性対照1:ピュアセレクト(登録商標)マヨネーズ(味の素株式会社)
陰性対照1:ピュアセレクト(登録商標)コクうま(登録商標)65%カロリーカット(味の素株式会社)
使用した添加剤
セルロースナノファイバー:株式会社スギノマシン、Wfo-10002(商品名)、繊維径20-50 nm
キチンナノファイバー:株式会社スギノマシン、Sfo-20002(商品名)、繊維径10-50 nm
CM(カルボキシメチル)化セルロースナノファイバー(紛体品):日本製紙株式会社、繊維径3-15 nm
Avicel(登録商標)BV1518(商品名)、FMC社、表面を多糖類でコーティングした微結晶セルロース
ヒドロキシプロピル化デンプン:N-LITE CL(商品名)、Ingredion社
粘性3.5点以上、べたつきのなさ3点以上をやや効果ありとした。
セルロースナノファイバーまたはキチンナノファイバーは、べたつきを弱め、粘性を向上させた。CM化セルロースナノファイバーは、べたつきの変化はなく、粘性を向上させた。ナノファイバーの添加により、油脂含量の高い陽性対照の食感に近づき、油脂感が増強された。
試験例1-1で製造した実施例1のサンプルと陰性対照1を2対でランダムに提示し点数評価をブラインド条件で行った。
評価項目:粘性(粘度感)、べたつき(付着性)のなさ、および油脂の好ましさを評価した。
評価点数:陽性対照1の評価項目を5点、陰性対照1の評価項目を3点とし、それを基準に、3名の評価員により3回の計9回、点数を1~5点で評価した。
陽性対照1:ピュアセレクト(登録商標)マヨネーズ(味の素株式会社)
陰性対照1:ピュアセレクト(登録商標)コクうま(登録商標)65%カロリーカット(味の素株式会社)
使用した添加剤
セルロースナノファイバー:株式会社スギノマシン、Wfo-10002(商品名)、繊維径20-50 nm
表2の結果を棒グラフにして図1、図2および図3に示す。
図1:粘性(粘度感)に関する評価結果
図2:べたつき(付着性)のなさに関する評価結果
図3:油脂の好ましさに関する評価結果
試験例1-1で製造した実施例1~4のサンプルの動的粘弾性を測定した。
測定機器:ARES TA Instruments Japan Inc.
測定方法:サンプル約2 mlを治具の真下に滴下しギャップに到達後、はみ出たサンプルをふき取り測定した。G’およびG”の最大値と油脂含量を表3に示す。
測定条件
歪スイープ:0.1%-1000%
周波数:1 Hz
ギャップ:0.2 mm
治具:パラレルプレート(φ50 mm)
G’:貯蔵弾性率(弾性的性質の指標)
G”:損失弾性率(粘性的性質の指標)
低油脂食品として、油脂含量23%のマヨネーズ様調味料を使用して、油脂感の増強効果を評価した。
実施例1A~8Aのサンプルは、陰性対照1(マヨネーズ様調味料)に表4に記載の添加剤を表4に記載の添加量で添加して製造した。
評価項目:粘性(粘度感)およびべたつき(付着性)のなさを評価した。
評価点数:陽性対照1の評価項目を5点、陰性対照1の評価項目を3点とし、それを基準に、3名の評価員により点数を1~5点で評価した。
陽性対照1:ピュアセレクト(登録商標)マヨネーズ(味の素株式会社)
陰性対照1:ピュアセレクト(登録商標)コクうま(登録商標)65%カロリーカット(味の素株式会社)
使用した添加剤
セルロースナノファイバー:株式会社スギノマシン、Wfo-10002(商品名)、繊維径20-50 nm
粘性3.5点以上、べたつきのなさ3点以上をやや効果ありとした。
セルロースナノファイバーは、添加量0.03%~1.0%(実施例2A~7A)においてべたつきを弱め、粘性を向上させ、添加量0.03%~0.3%(実施例2A~5A)において特にべたつきを弱め、粘性を向上させた。
調整方法
低油脂食品として、油脂含量10%または20%のマヨネーズ様調味料を使用して、油脂感の増強効果を評価した。
表5に記載の配合のそれぞれの全卵、サラダ油以外の原料をスパチュラで撹拌して混合した。全卵を投入し、ハンドブレンダー(デロンギ・ジャパン株式会社製“マルチクイックMQ5075ハンドブレンダー”)で1.5分間混合した。サラダ油を投入し、ハンドブレンダーで1.5分間混合した。
評価項目:粘性(粘度感)を評価した。
評価点数:陽性対照Bの評価項目を5点、陰性対照1B、2Bの評価項目を1点とし、それを基準に、3名の評価員により点数を1~5点で評価した。
使用した添加剤
セルロースナノファイバー:株式会社スギノマシン、Wfo-10002(商品名)、繊維径20-50 nm
セルロースナノファイバーは、添加量1.07%~1.27%においてカロリーの増加なしに粘性を向上させた。
低油脂食品として、油脂含量23%または38%のローファットスプレッドを使用して、油脂感の増強効果を評価した。
実施例7のサンプルは、陰性対照2のファットスプレッドに表7に記載の添加剤を表7に記載の添加量で添加して製造した。実施例8のサンプルは、陰性対照3のファットスプレッドに表7に記載の添加剤を表7に記載の添加量で添加して製造した。
評価項目:粘性、べたつき(付着性)のなさ、口どけのよさを評価した。
評価点数:陽性対照2の評価項目を5点、陰性対照2の評価項目を3点とし、それを基準に、2名の評価員により実施例7の点数を1~5点で評価した。また、陽性対照3の評価項目を5点、陰性対照3の評価項目を3点とし、それを基準に、2名の評価員により実施例8の点数を1~5点で評価した。
陽性対照2:明治コーンソフト(株式会社明治)
陰性対照2:明治オフスタイル脂肪分70%オフ(株式会社明治)
陽性対照3:ネオソフト(雪印メグミルク株式会社)
陰性対照3:ネオソフトハーフ(雪印メグミルク株式会社)
使用した添加剤
セルロースナノファイバー:株式会社スギノマシン、Wfo-10002(商品名)、繊維径20-50 nm
セルロースナノファイバーは、べたつきを弱め、口どけのよさと粘性を向上させた。ナノファイバーの添加により、油脂含量の高い陽性対照の食感に近づき、油脂感が増強された。
無油脂食品として、油脂含量2%のドレッシングタイプ調味料を使用して、油脂感の付与効果を評価した。
実施例9のサンプルは、陰性対照4のドレッシングタイプ調味料に表7に記載の添加剤を表8に記載の添加量で添加して製造した。実施例10のサンプルは、陰性対照5のドレッシングタイプ調味料に表8に記載の添加剤を表8に記載の添加量で添加して製造した。評価項目:粘性およびべたつき(付着性)のなさを評価した。
評価点数:陽性対照4の評価項目を5点、陰性対照4の評価項目を3点とし、それを基準に、2名の評価員により実施例9の点数を1~5点で評価した。また、陽性対照5の評価項目を5点、陰性対照5の評価項目を3点とし、それを基準に、2名の評価員により実施例10の点数を1~5点で評価した。
陽性対照4:キューピー深煎りごまドレッシング(キューピー株式会社)
陰性対照4:キューピーノンオイル香りのごま(キューピー株式会社)
陽性対照5:キューピーシーザーサラダドレッシング(キューピー株式会社)
陰性対照5:キューピーノンオイル4種のチーズ(キューピー株式会社)
使用した添加剤
セルロースナノファイバー:株式会社スギノマシン、Wfo-10002(商品名)、繊維径20-50 nm
セルロースナノファイバーは、べたつきを弱め、粘性を向上させた。ナノファイバーの添加により、油脂含量の高い陽性対照の食感に近づき、油脂感が付与された。
Claims (6)
- セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを、低油脂食品またはその原料に、低油脂食品中の前記ナノファイバーの含有量が0.01重量%~10重量%となるように添加することを含む、低油脂食品の油脂感を増強する方法。
- ナノファイバーが、未変性のセルロースナノファイバーおよび未変性のキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーである、請求項1に記載の方法。
- 低油脂食品が低油脂乳化食品である、請求項1または2に記載の方法。
- セルロースナノファイバーおよびキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーを含有し、低油脂食品またはその原料に、低油脂食品中の前記ナノファイバーの含有量が0.01重量%~10重量%となるように添加して用いる、低油脂食品用の油脂感増強剤。
- ナノファイバーが、未変性のセルロースナノファイバーおよび未変性のキチンナノファイバーからなる群より選択される少なくとも1種のナノファイバーである、請求項4に記載の油脂感増強剤。
- 低油脂乳化食品用の請求項4または5に記載の油脂感増強剤。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017238682 | 2017-12-13 | ||
JP2017238682 | 2017-12-13 | ||
PCT/JP2018/045673 WO2019117197A1 (ja) | 2017-12-13 | 2018-12-12 | 油脂感が増強された食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2019117197A1 JPWO2019117197A1 (ja) | 2020-12-03 |
JP7322711B2 true JP7322711B2 (ja) | 2023-08-08 |
Family
ID=66820348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019559171A Active JP7322711B2 (ja) | 2017-12-13 | 2018-12-12 | 油脂感が増強された食品 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7322711B2 (ja) |
WO (1) | WO2019117197A1 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002536507A (ja) | 1999-02-10 | 2002-10-29 | ハーキュリーズ・インコーポレイテッド | 誘導微小繊維ポリサッカライド |
JP2016027795A (ja) | 2014-07-10 | 2016-02-25 | 国立大学法人鳥取大学 | バイオナノファイバーにより穀物粉生地強度を高める技術 |
JP2016069589A (ja) | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 第一工業製薬株式会社 | セルロースナノファイバー水分散体の製造方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6841586B2 (ja) * | 2015-05-13 | 2021-03-10 | 日本製紙株式会社 | 食品用添加剤 |
JP2018187619A (ja) * | 2017-04-28 | 2018-11-29 | 国立大学法人鳥取大学 | 乳化剤 |
-
2018
- 2018-12-12 WO PCT/JP2018/045673 patent/WO2019117197A1/ja active Application Filing
- 2018-12-12 JP JP2019559171A patent/JP7322711B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002536507A (ja) | 1999-02-10 | 2002-10-29 | ハーキュリーズ・インコーポレイテッド | 誘導微小繊維ポリサッカライド |
JP2016027795A (ja) | 2014-07-10 | 2016-02-25 | 国立大学法人鳥取大学 | バイオナノファイバーにより穀物粉生地強度を高める技術 |
JP2016069589A (ja) | 2014-10-01 | 2016-05-09 | 第一工業製薬株式会社 | セルロースナノファイバー水分散体の製造方法 |
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Journal of Texture Studies,2016年,vol. 47, no. 5,403-412 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2019117197A1 (ja) | 2019-06-20 |
JPWO2019117197A1 (ja) | 2020-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4110030B2 (ja) | 液状食品の膜生成抑制方法 | |
JP4926050B2 (ja) | 酸性水中油滴型エマルジョン及びその食品への応用 | |
JPWO2007043678A1 (ja) | W1/o/w2型複合乳化ドレッシング類およびその製造方法 | |
JP6360278B2 (ja) | W1/o/w2型乳化物 | |
JP6345907B2 (ja) | ドレッシング | |
CA2932632C (en) | Method for preparation of an oil-in-water emulsion | |
JP2017099308A (ja) | 酸性液状調味料 | |
JP6137305B2 (ja) | 複合乳化調味料 | |
JPWO2017065240A1 (ja) | マヨネーズ様調味料 | |
JP7322711B2 (ja) | 油脂感が増強された食品 | |
JP6114145B2 (ja) | ウニ含有水中油型乳化ソース | |
JP2008253161A (ja) | 酸性液状調味料 | |
EP3550984B1 (en) | An oil-in-water emulsion and a process for its preparation | |
JP5796296B2 (ja) | 焙煎ごま含有食品 | |
JP2020184920A (ja) | 酸性乳化液状調味料 | |
JP7143618B2 (ja) | W1/o/w2型乳化食品 | |
JP7047175B1 (ja) | 酸性液状調味料 | |
JP7438423B1 (ja) | マヨネーズ様食品 | |
WO2020008677A1 (ja) | 酸性乳化液状調味料 | |
JP2019088238A (ja) | 半固体状水中油型乳化食品及びその製造方法 | |
JP6584051B2 (ja) | 米飯食品用酸性水中油型乳化調味料 | |
JP7442010B1 (ja) | 酸性水中油型乳化調味料 | |
JP7438422B1 (ja) | マヨネーズ様食品 | |
JP2018174798A (ja) | 容器詰めごま含有液状調味料 | |
JP6822272B2 (ja) | 水中油型乳化食品の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20211109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230309 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230627 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230710 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7322711 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |