JP7322469B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G15/065Arrangements for controlling the potential of the developing electrode

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
いわゆるタンデム型の画像形成装置が知られている。このタンデム型の画像形成装置には、複数の像保持部と、それら複数の像保持部各々に対面して複数の像保持部各々の静電潜像をトナーで現像する複数の現像部とが備えられている。そして、複数の像保持部上の静電潜像は、中間転写ベルト上に一次転写されてから用紙上に二次転写される。
このタンデム型の画像形成装置の中で、カラー画像を形成するモードと、モノクロ画像を形成するモードとを切り替えるタイプの画像形成装置が存在する。この、モードを切り換えるタイプの画像形成装置の場合、モノクロ画像形成のモードでは、中間転写ベルトが、K色(黒色)のトナー像を形成する像保持部以外の像保持部から離れた状態となり、不使用の状態にある像保持部や現像部の劣化を防ぐ工夫がなされている。
像保持部上の静電潜像を現像するにあたっては、現像部に現像バイアスが印加される。従来は、現像部に現像バイアスを印加する電源部として、K色(黒色)のトナーで現像する現像部用と、その他の色のトナーで現像する現像部用とで別々の電源部を備えて別々の現像バイアスを印加する構成が採用されている場合が多い。
ここで低コスト化のために、現像バイアス印加のための、共通の1つの電源部のみを備えることが考えられている。
特許文献1には、共通の1つの電源部のみを備え、モードに応じて現像バイアスを印加するか否かをスイッチで切りかえることが提案されている。
また、特許文献2には、電源部を2系統備えていて、モノクロ画像形成のモードでは、現像部内のトナーの固着を防ぐために、K色(黒色)のトナーで現像する現像部以外の不使用の現像部をゆっくりと駆動し、あるいは間欠駆動することが提案されている。
特開平08-278679号公報 特開2005-173228号公報
現像部に現像バイアスが印加されたまま像保持部が停止していると、特に高温高湿環境下において、像保持部の、現像部に対面している領域が現像バイアスの影響で帯電され、それが画像上に筋状の画像欠陥として現れるおそれがある。
本発明は、電源部を1つにし、上記の画像欠陥抑制のための新たな部品を追加することなく上記の画像欠陥が抑制された画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、
回転しながら、現像によりトナー像が形成される複数の像保持部と、
各々に現像バイアスが印加されて前記複数の像保持部各々に対面し該複数の像保持部各々の静電潜像をトナーで現像する複数の現像部と、
前記複数の現像部に現像バイアスを印加する、該複数の像保持部に共通の電源部と、
前記複数の像保持部に沿った移動経路を含んで循環移動しながら該複数の像保持部からトナー像の転写を受けて該トナー像を被転写体に転写する、該複数の像保持部からトナー
像の転写を受ける第1のモードと、該複数の像保持部のうちの第1の像保持部以外の第2の像保持部から離間して該第1の像保持部からトナー像の転写を受ける第2のモードとを有する中間転写部と、
前記複数の像保持部を回転駆動する駆動部と
環境の温湿度を測定する測定部とを備え、
前記駆動部が、前記第2のモードであって、さらに前記測定部により予め定められた高温高湿環境下にあることが測定された場合に、前記第2の像保持部の前記現像部との対面箇所が時間的に変更されるように該第2の像保持部を駆動することを特徴とする画像形成装置である。
請求項に係る発明は、
前記駆動部が、前記第2のモードであって、さらに前記測定部により予め定められた高温高湿環境下にあることが測定された場合において、該高温高湿環境よりも低温低湿側にある環境からの環境上の距離に応じて、前記第2の像保持部を、該距離が近いほど遅い回転速度で連続駆動することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置である。
請求項に係る発明は、
前記駆動部が、前記第2のモードであって、さらに前記測定部により予め定められた高温高湿環境下にあることが測定された場合において、該高温高湿環境よりも低温低湿側にある環境からの環境上の距離に応じて、前記第2の像保持部を、該距離が近いほど時間間隔を空けて間欠駆動することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置である。
請求項1の画像形成装置によれば、現像バイアスの影響による画像欠陥の発生が抑制される。
また、請求項1の画像形成装置によれば、環境温湿度に無関係に像保持部を駆動する場合と比べ、像保持部の無駄な駆動が抑えられる。
請求項および請求項の画像形成装置によれば、高温高湿環境下において像保持部を常に同一条件で駆動する場合と比べ、像保持部の無駄な駆動が抑えられる。
本発明の第1実施形態としての画像形成装置の外観斜視図である。 図1に外観を示した画像形成装置の内部構成を示す模式図である。 図1、図2に示した画像形成装置1の、本実施形態の特徴部分を示した模式図である。 現像バイアス電圧と、現像ロールおよび像保持体を通って流れる電流値との関係を示した図である。 ある一定時間同じ値の電流を流し続けたときの電流と色筋との関係を示した図である。 高温高湿環境下での現像バイアスの印加時間と色筋との関係を示した図である。 高温高湿環境下における、現像バイアスの印加を停止した後の放置時間と色筋との関係を示した図である。 環境センサで測定され得る環境温湿度の領域を示した図である。 環境上の距離に応じた制御を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態としての画像形成装置の外観斜視図である。
この画像形成装置1は、装置筐体90を有し、その装置筐体90の上に載置されたスキャナ10とその装置筐体90内に構成されたプリンタ20とを備えている。
スキャナ10は、原稿に描かれている画像を読み取って画像信号を生成する装置である。また、プリンタ20は、画像信号に基づく画像を、用紙上に、いわゆる電子写真方式によりプリント出力する装置である。
スキャナ10は、原稿トレイ11と原稿排紙トレイ12を有する。原稿トレイ11上に、原稿を積み重ねた状態に載せてスタートボタン32を押すと、その原稿が1枚ずつ順次に送り込まれて読み取られ、原稿排紙トレイ12上に排出される。また、このスキャナ10は、奥側に、左右に延びるヒンジ(不図示)が設けられており、矢印M,よりも上の部分を持ち上げて開くことができる。矢印M,の直ぐ下には、透明ガラス板13(図2参照)が広がっている。その透明ガラス板13に上に原稿を1枚、下向きに載せ、矢印M,から上の部分を閉じてスタートボタン32を押すことにより、その透明ガラス板13上の原稿を読み取ることもできる。
また、プリンタ20は、用紙トレイ21内に積み重ねられている用紙を1枚ずつ順次に取り出し、その取り出した用紙上に、画像信号に基づく画像をプリントする装置である。画像がプリントされた用紙は、排紙トレイ22上に排出される。
また、この画像形成装置1には、ユーザインタフェース(UI)30が備えられている。このUI30は、電源ボタン31やスタートボタン32、その他の複数の押しボタン33と、タッチパネル式の表示画面34が備えられている。このUI30を操作することにより、プリント枚数の指示や動作スタートの指示などの各種の指示が行われる。また、表示画面34には、この装置の状態や各種の押ボタンが表示される。この表示画面34上に表示される押しボタンも操作の対象となる。
図2は、図1に外観を示した画像形成装置の内部構成を示す模式図である。
スキャナ10の原稿トレイ11上に置かれた原稿Sは、スタートボタン32(図1参照)が押されると1枚ずつ送り込まれて搬送ロール14により搬送路101上を搬送され、その搬送の途中で透明ガラス板13に接する読取位置Rを通過して原稿排紙トレイ12上に排出される。そして、その原稿Sは、読取位置Rを通過する際に、その読取位置Rに対面して静止している読取装置15によって、その原稿Sに記録されている画像が読み取られて画像信号に変換される。
また、矢印M,よりも上の部分を開き、1枚の原稿を透明ガラス板13上に下向きに載せて上の部分を閉じ、スタートボタン32を押す。すると今度は、読取装置15が矢印X方向に移動しながら、その透明ガラス板13上の原稿を読み取って画像信号に変換する。
また、プリンタ20には、ほぼ横に1列に配列された4つの像形成部50Y,50M,50C,50Kを有する。これらの像形成部50Y,50M,50C,50Kでは、それぞれ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナーによるトナー像が形成される。ここでは、これらの像形成部50Y,50M,50C,50Kに共通の説明については、トナーの色の区別を表わす、Y,M,C,Kの符号を省略し、像形成部50と表記する。像形成部以外の他の構成要素についても同様である。
各像形成部50には、像保持体51が備えられている。この像保持体51は、駆動力を受けて矢印A方向に回転しながら、その表面に静電潜像が形成され、さらに現像によりトナー像が形成される。
各像形成部50に備えられている各像保持体51の周りには、帯電器52、露光器53、現像器80、1次転写器62、およびクリーナ55が備えられている。ここで、1次転写器62は、像保持体51との間に、後述する中間転写ベルト61を挟んだ位置に置かれている。
帯電器52は、像保持体51の表面を一様に帯電する。
露光器53は、一様に帯電された像保持体51に、画像信号に基づいて変調された露光光を照射して、像保持体51上に静電潜像を形成する。
現像器80は、像保持体51上に形成された静電潜像を、各像形成部50Y,50M,50C,50Kに応じた色のトナーで現像して、像保持体51上にトナー像を形成する。具体的には、この現像器80には、トナーとキャリアとからなる現像剤が収容されている。そして、この現像器80は、像保持体51に対面した位置に、現像ロール81を備えている。その現像ロール81には、ここには不図示の現像バイアス電源44(図3参照)により現像バイアスが印加される。現像器80内の現像剤は現像ロール81によって像保持体51に対面した位置に運ばれ、その現像ロール81に印加されている現像バイアスの作用を受けて、像保持体51上に形成された静電潜像が現像剤中のトナーで現像される。
ここで、像保持体51は、本発明にいう像保持部に一例に相当し、現像器80、あるいはその現像器80を構成している現像ロール81、は本発明にいう現像部の一例に相当する。また、現像バイアス電源44は、本発明にいう電源部の一例に相当する。この現像バイアス電源44は、4つの像形成部50Y,50M,50C,50Kに共通に1つ備えられている電源である。
1次転写器62は、像保持体51上に形成されたトナー像を、後述する中間転写ベルト61上に転写する。
クリーナ55は、ブレードを備え、そのブレードが像保持体51に押し当てられていて、転写後の像保持体51に付着している残留トナー等を像保持体51から掻き取る。
4つの像形成部50の上部には、中間転写ベルト61が備えられている。この中間転写ベルト61は、複数のロール63a,63b,63cに支持されている。そして、この中間転写ベルト61は、4つの像形成部50に備えられている4つの像保持体51に沿う経路を含む循環経路上を、矢印B方向に循環移動する。
各像保持体51上のトナー像は1次転写器62の作用により、中間転写ベルト61上に順次重なるように転写される。そして、中間転写ベルト61上に転写されたトナー像は、その中間転写ベルト61により、2次転写位置T2に搬送される。
この2次転写位置T2には、2次転写器71が備えられている。この2次転写器71は、その2次転写位置T2に搬送されてきた用紙Pの、中間転写ベルト61側を向いた第1面に対する裏面である第2面に接し、転写電圧の印加を受けて、中間転写ベルト61上のトナー像を用紙P側に引き寄せてその用紙P上に転写させる作用を担っている。
用紙Pへのトナー像の転写後の、中間転写ベルト61上に残存するトナー等は、中間転写ベルトクリーナ64により、その中間転写ベルト61から取り除かれる。
ここで、このプリンタ20では、黒色(K)のトナーでトナー像を形成する、配列の一方の端(図2の1番左側の端)に位置する像形成部50Kのみで用紙P上にモノクロ画像をプリントするモノクロモードと、4つの像形成部50Y,50M,50C,50Kを用いて用紙P上にカラー画像をプリントするカラーモードとを有する。中間転写ベルト61は、図示しないカム機構により、カラーモードのときは、4つの像形成部50Y,50M,50C,50Kを構成する4つの像保持体51に接しながら移動し、モノクロモードのときは、配列の一方の端(図2の1番左側の端)に位置する像形成部50Kの像保持体51Kのみに接して他の全ての像形成部50Y,50M,50Cの像保持体51Y,51M,51Cからは離間するように、その循環移動経路が変更される。
ここで、中間転写ベルト61は、本発明にいう中間転写部の一例に相当する。また、カラーモードは、本発明にいう第1のモードの一例に相当し、モノクロモードは、本発明にいう第2のモードの一例に相当する。さらに、4つの像保持体51Y,51M,51C,51Kのうちの、モノクロ画像の形成を担う像保持体51Kは、本発明にいう第1の像保持部の一例に相当し、それ以外の3つの像保持体51Y,51M,51Cは、本発明にいう第2の像保持部の一例に相当する。
中間転写ベルト61の上部には、各色のトナーが収容されたトナーカートリッジ23が備えられている。現像器80内のトナーが現像により消費されると、対応する色のトナーを収容したトナーカートリッジ23から現像器80に、不図示のトナー供給路を経由してトナーが供給される。トナーカートリッジ23は着脱自在に構成されており、空になると取り出されて、新たなトナーカートリッジ23が装着される。
また、このプリンタ20の下部には、2台の用紙トレイ21が備えられている。各用紙トレイ21には、プリント前の用紙Pが積み重ねられた状態に収容される。これらの用紙トレイ21は、用紙の補充や交換のために引出し自在に構成されている。
画像形成にあたっては2台の用紙トレイ21のうちのいずれか一方の用紙トレイが指定される。そして画像形成にあたり、指定された用紙トレイ21から、ピックアップロール211により用紙Pが1枚取り出され、搬送ロール23により、搬送路201上を矢印C方向に、タイミング調整ロール24まで搬送される。このタイミング調整ロール24まで搬送されてきた用紙Pは、そのタイミング調整ロール24により、中間転写ベルト61上のトナー像が2次転写位置T2に到達するタイミングに合わせて2次転写位置T2に到達するように、その2次転写位置に向かって送り出される。タイミング調整ロール24により送り出された用紙Pは、2次転写位置T2において、2次転写器71の作用により、中間転写ベルト61からトナー像の転写を受ける。トナー像の転写を受けた用紙Pは、さらに矢印D方向に搬送されて定着器72を通過する。用紙P上のトナー像は、この定着器72により加熱および加圧を受けて用紙P上に定着される。これにより、用紙P上には、定着されたトナー像からなる画像が形成される。定着器72によりトナー像の定着を受けた用紙は、搬送ロール25によりさらに搬送され、排紙ロール26により、排紙トレイ22上に送り出される。
また、このプリンタ20は、用紙Pの両面に画像をプリントする両面プリントモードを有する。この両面プリントモードにおいては、上記と同様にして用紙Pの第1面に画像がプリントされた後、その第1面に画像がプリントされた用紙Pが、排紙ロール26により、排紙トレイ22に向けて途中まで送り出される。そしてその排紙ロール26は、回転方向を反転させて、排紙トレイ22上に途中まで送り出した用紙Pを引き戻す。
排紙ロール26の反転により引き戻された用紙Pは、今度は、搬送ロール27により搬送路202上を矢印Gで示す向きに搬送されて、再びタイミング調整ロール24に到達する。このとき用紙Pは、第1面に画像がプリントされたときとは表裏が反転した状態にある。タイミング調整ロール24に再び到達した後は、上記と同様にして、但し今度はその用紙Pの第2面に、画像がプリントされる。こうして画像が両面にプリントされた用紙Pは、排紙ロール26により、今度は、排紙トレイ22上に送り出される。
また、このプリンタ20には手差しトレイ28が備えられている。この手差しトレイ28に用紙を置いてスタートボタン32を押すと、この手差しトレイ28上の用紙が搬送ロール29により搬送路203上を矢印H方向に搬送されてタイミング調整ロール24に到達する。その後のプリント動作は、用紙トレイ21から引き出された用紙Pへのプリント動作と同様である。
また、画像形成装置1には、各部を制御する制御部40が備えられていて、この画像形成装置1の各部がこの制御部40により制御される。
さらに、この画像形成装置1には装置内の温湿度を測定する環境センサ41が備えられている。この環境センサ41による温湿度の測定値は、制御部40に伝えられる。そして、制御部40では、その温湿度にも基づいて各種の制御が行われる。
図3は、図1、図2に示した画像形成装置1の、本実施形態の特徴部分を示した模式図である。
この図3には、4つの像保持体51Y,51M,51C,51Kと、それらの像保持体51Y,51M,51C,51Kをそれぞれ駆動する4つのモータ43Y,43M,43C,43Kと、それらの像保持体51Y,51M,51C,51K上の静電潜像をトナーで現像する現像器80Y,80M,80C,80Kの要素である現像ロール81Y,81M,81C,81Kと、それらの現像ロール81Y,81M,81C,81Kに現像バイアスを印加する現像バイアス電源44とが示されている。コストを抑えるために、現像バイアス電源44は、4つの現像ロール81Y,81M,81C,81Kに共通に1台のみ備えられている。また、現像バイアス電源44と4つの現像ロール81Y,81M,81C,81Kとの間には、現像バイアスの印加をオン、オフするスイッチ類も備えられていない。なお、各モータ43Y,43M,43C,43Kと各像保持体51Y,51M,51C,51Kとの間の駆動力伝達機構についての図示は省略している。
ここで、図2を参照して説明した通り、この画像形成装置1は、カラーモードとモノクロモードとを有する。カラーモードでは、4つの像保持体51Y,51M,51C,51Kが4つとも回転して、各像保持体51Y,51M,51C,51K上に、Y,M,C,Kの各色のトナー像が形成され、最終的には用紙上にカラー画像が形成される。一方、モノクロモードでは、4つの像保持体51Y,51M,51C,51Kのうちの像保持体51Kを除く3つの像保持体51Y,51M,51Cからは中間転写ベルト61が離間し、像保持体51KのみでK色単色のモノクロ画像が形成される。
従来は、K色用の現像ロール81Kに現像バイアスを印加する現像バイアス電源と、K色以外のY,M,Cの3色用の現像バイアス電源とを別々に備えている。その場合は、モノクロモードでは、Y,M,Cの3色用の現像バイアス電源がオフに制御され、現像ロール81K以外の3つの現像ロール81Y,81M,81Cには、現像バイアスは印加されない。
これに対し、この図3に示す実施形態の場合は、現像バイアス電源44は1台のみである。このため、モノクロモードであっても現像ロール81Kに現像バイアスを印加する必要上、その現像バイアス電源44はオンのままである。したがって、現像ロール81K以外の3つの現像ロール81Y,81M,81Cにも現像バイアスが印加され続けるとを意味している。この図3に示すように、像保持体51と現像ロール81との間には、僅かな隙間が存在する。ただし、その隙間には現像剤(不図示)が存在し、像保持体51と現像ロール81は、その現像剤を介してほぼ接した状態にある。このため、現像ロール81K以外の3つの現像ロール81Y,81M,81Cも現像バイアスが印加され続け、一方では、3つの像保持体51Y,51M,51Cの作動が停止していると、それらの像保持体51Y,51M,51Cの、現像ロール81Y,81M,81Cに対面した領域が、現像バイアスの影響を受け続けることになる。すると、モノクロモードの後で、それら3つの像保持体51Y,51M,51C上にもトナー像が形成されるカラーモードに戻った後、帯電器52Y,52M,52Cによる像保持体51Y,51M,51Cの帯電によってもその現像バイアスの影響が直ちには消えずに、形成した画像上に、色筋と呼ばれる、周囲とは色が変わった筋状の画像欠陥が現れることがある。
以下、この色筋が現れる条件について、実験データをもって説明する。
図4は、現像バイアス電圧と、現像ロールおよび像保持体を通って流れる電流値との関係を示した図である。この図4の横軸は現像バイアス電圧、縦軸は電流である。
ここでは、高温高湿環境、常温常湿環境、および低温低湿環境に分けて、各環境下における電圧と電流との関係が示されている。高温高湿環境下では、電流値が上昇している。これは、高温高湿環境下では像保持体51の抵抗値が下がることを意味している。そして、次の図5に示すように、電流値が閾値Thを超えると色筋が観察されることがある。すなわち、色筋は、高温高湿環境下で現れやすいことが分かる。
図5は、ある一定時間同じ値の電流を流し続けたときの電流と色筋との関係を示した図である。この図5の横軸は電流、縦軸は色筋のグレードである。色筋のグレードは、人の目による観察で評価したものである。色筋のグレード3が許容限界であり、3を超えると許容されないグレードとなる。
この図5から分かる通り、色筋は、高温高湿環境下で閾値Thを超える電流を流し続けると、許容レベルを超えた色筋が観察される。
図6は、高温高湿環境下での現像バイアスの印加時間と色筋との関係を示した図である。
現像バイアスの印加時間が長いほど、そして強い現像バイアスを印加するほど、グレードの高い色筋が発生していることが分かる。
図7は、高温高湿環境下における、現像バイアスの印加を停止した後の放置時間と色筋との関係を示した図である。
この図から分かる通り、許容限界を超える色筋が発生するレベルの現像バイアスを印加した後であっても、現像バイアスの印加を停止すると、その後は発生する色筋のレベルが下がっていくことが分かる。
以上の図4~図7の結果を踏まえ、以下、本実施形態における色筋を抑える技術について説明する。
図8は、環境センサで測定され得る環境温湿度の領域を示した図である。この図8の横軸は温度、縦軸は湿度である。
ここでは、温湿度に応じて、低温低湿、常温常湿、および高温高湿の3種類の環境に分けて示している。低温低湿と常温常湿との境の温湿度、および常温常湿と高温高湿との境の温湿度は、予め定められている。
この図8には、環境センサ41(図2参照)で測定された温湿度を例示的に×印でプロットしている。
モノクロモードであって、さらに環境センサ41により、この図8に×印で示したように高温高湿環境下にあることが測定されると、制御部40は、像保持体51Kを除く3つの像保持体51Y,51M,51Cの、現像ロール81Y,81M,81Cとの対面箇所が時間的に変更されるようにモータ43Y,43M,43Cを制御して、モータ43Y,43M,43Cにそれらの像保持体51Y,51M,51Cを駆動させる。この駆動にあたっては、環境センサ41により高温高湿環境領域内の温湿度が測定された場合に、常に一定の駆動条件で駆動してもよいが、本実施形態では、高温高湿環境下において、さらに下記の通り条件を分けた制御を行っている。
すなわち、本実施形態の制御部40は、高温高湿環境下にあることが測定された場合に、その高温高湿環境よりも低温低湿側にある環境からの環境上の距離dに応じて、3つの像保持体51Y,51M,51Cの回転を制御している。
距離dの計算方法には任意性があり、例えば、常温常湿との境界からの垂直の湿度あるいは温度の距離d1であってもよい。あるいは常温常湿の境界の角部付近ではその角部からの距離d2であってもよい。あるいは、高温高湿環境以外の常温常湿環境あるいは低温低湿環境の領域内に原点を定め、その原点からの距離であってもよい。この図8には低温低湿環境の、常温常湿環境との境界の角部を原点とする距離d3が示されている。すなわち、ここでの距離dは、色筋が強く現れる程度を指標する距離であればよい。
図9は、環境上の距離に応じた制御を示した図である。ここでは、図8に示す距離d1および距離d2の計算方法により算出された距離dを例示している。
ここで、図9(A)は、連続駆動する場合の制御を示している。 図9(A)では、距離dを、0≦d≦D1と、D1≦d≦D2と、D2<dとの3つの領域に分けて、モノクロモードにあるときに、3つの像保持体51Y,51M,51Cを、それぞれ、amm/sec.,bmm/sec.,cmm/sec.(a<b<c)の回転速度で回転させる。ただし、ここでの最強速度であるcmm/sec.であっても、画像形成時の通常の回転速度よりも遥かに低速の回転速度とする。色筋の発生を抑える程度にできるだけ低速回転とすることにより、省電力化や部品の長寿命化が図られる。
また、図9(B)は、間欠駆動する場合の制御を示している。 図9(B)でも、距離dが、0≦d≦D1と、D1≦d≦D2と、D2<dとの3つの領域に分けられている。そして、モノクロモードにあるときに、3つの像保持体51Y,51M,51Cを、それぞれ、Asec.,Bsec.,Csec.(A>B>C)の時間間隔を空けて回転させる。ここでは1回の回転量は、像保持体51Y,51M,51Cの、現像ロール81Y,81M,81Cとの対面箇所を避けるだけの短い回転量とする。すなわち、像保持体51Y,51M,51Cは、何回も間欠駆動されて初めて1回転する。このように、1回の回転量を色筋の発生を抑える程度にできるだけ短い回転量とすることにより、省電力化や部品の長寿命化が図られる。
なお、本実施形態において、図9(A)の連像駆動と図9(B)の間欠駆動の両方を行なう必要はなく、いずれか一方の機能を備えていればよい。
ここでは、環境上の距離dを算出してその距離dに応じた制御を行っているが、距離dとは無関係に、環境センサ41で高温高湿環境領域内の温湿度が測定されたことをもって、一様な制御を行ってもよい。
あるいは、環境センサ41を備えることなく、あるいは備えていても高温高湿環境下にあるか否かにかかわらずに、一様な制御を行ってもよい。
1 画像形成装置
10 スキャナ
20 プリンタ
40 制御部
41 環境センサ
51 像保持体
61 中間転写ベルト
80 現像器
81 現像ロール

Claims (3)

  1. 回転しながら、現像によりトナー像が形成される複数の像保持部と、
    各々に現像バイアスが印加されて前記複数の像保持部各々に対面し該複数の像保持部各々の静電潜像をトナーで現像する複数の現像部と、
    前記複数の現像部に現像バイアスを印加する、該複数の像保持部に共通の電源部と、
    前記複数の像保持部に沿った移動経路を含んで循環移動しながら該複数の像保持部からトナー像の転写を受けて該トナー像を被転写体に転写する、該複数の像保持部からトナー像の転写を受ける第1のモードと、該複数の像保持部のうちの第1の像保持部以外の第2の像保持部から離間して該第1の像保持部からトナー像の転写を受ける第2のモードとを有する中間転写部と、
    前記複数の像保持部を回転駆動する駆動部と
    環境の温湿度を測定する測定部とを備え、
    前記駆動部が、前記第2のモードであって、さらに前記測定部により予め定められた高温高湿環境下にあることが測定された場合に、前記第2の像保持部の前記現像部との対面箇所が時間的に変更されるように該第2の像保持部を駆動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動部が、前記第2のモードであって、さらに前記測定部により予め定められた高温高湿環境下にあることが測定された場合において、該高温高湿環境よりも低温低湿側にある環境からの環境上の距離に応じて、前記第2の像保持部を、該距離が近いほど遅い回転速度で連続駆動することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動部が、前記第2のモードであって、さらに前記測定部により予め定められた高温高湿環境下にあることが測定された場合において、該高温高湿環境よりも低温低湿側にある環境からの環境上の距離に応じて、前記第2の像保持部を、該距離が近いほど時間間隔を空けて間欠駆動することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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