JP7321865B2 - 外壁パネルの固定構造 - Google Patents

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Description

この発明は、外壁パネルを建物躯体の外側に取り付ける外壁パネルの固定構造に関する。
特許文献1には、外壁パネルの上部側について、ボルトとナットによる固定が行え、外壁パネルの下部側で引っ掛け固定とすることができるようにした外壁パネルの固定構造が開示されている。
特開2016-102338号公報
しかしながら、上記従来の外壁パネルの固定構造のように、外壁パネルの上部側でボルトとナットによる固定をする場合においては、高層住宅やラーメン構造住宅のように柱径が大きくなると、上記ボルトとナットによる固定のための工具を外壁パネルの裏と柱との間に入れること等が難しくなるという問題があった。
この発明は、上記の事情に鑑み、外壁パネルの上部側を、ボルト固定に依らないで固定できる外壁パネルの固定構造を提供する。
この発明の外壁パネルの固定構造は、上記の課題を解決するために、外壁パネルの屋内側の上部側に、首部とこの首部よりも大きな頭部とを備えたフック部材が設けられており、
柱の屋外側には、上記頭部を略水平に挿入できる貫通孔を有する立板部を備えた突出支持部が設けられており、
上記貫通孔よりも大きな本体部を有するとともに上記頭部よりも小さな幅で上記首部が入り込むカット部を有する止め部材が、上記立板部の屋内側で上記貫通孔から挿入された上記フック部材の上記首部に上記カット部によって引っ掛けられており、
上記突出支持部は、上面に開口部を有しており、上記止め部材は上記開口部から挿入されて上記フック部材を係止することを特徴とする。
上記の構成であれば、上記止め部材が、上記立板部の屋内側で上記貫通孔から挿入された上記フック部材の上記首部に引っ掛けられるので、外壁パネルの上部側における面外方向への移動を上記フック部材によって規制することができる。すなわち、外壁パネルの上部側を、ボルト固定に依らないで固定できる。
上記止め部材の上方移動を制限する制限部を備えてもよい。これによれば、上記止め部材の外れを防止することができる。
上記制限部は、上記止め部材の上方に位置してもよい。上記制限部は、上記突出支持部の側面部に固定された棒状部材からなっていてもよい。
上記制限部で制限される上記止め部材の上方移動量は、上記外壁パネルの下部側の留め構造における鉛直方向許容移動量よりも小さいのがよい。これによれば、地震による振動で上記外壁パネルに鉛直方向移動が生じても、上記外壁パネルの外れは生じない。
上記外壁パネルの屋内側の下部側にも、首部とこの首部よりも大きな頭部を備えるフック部材が設けられ、建物側には上記フック部材を受ける下支持部が設けられていてもよい。これによれば、上記外壁パネルの屋内側の上部側および下部側の両方でフック部材を用いた部品共通化によってコスト低減を図ることができる。
本発明であれば、外壁パネルの上部側を、ボルト固定に依らないで固定することができる等の諸効果を奏する。
この実施形態の外壁パネルの固定構造を示した図であって、外壁パネルの下部側の固定構造を示した説明図である。 図1の下部側の固定構造における受け部を示した説明図である。 図1の下部側の固定構造における受け部とこの受け部に嵌り揉むフック部材とを示した説明図である。 実施形態の外壁パネルの固定構造を示した図であって、外壁パネルの上部側の固定構造を正面側から示した説明図である。 図4の上部側の固定構造を側面側から示した説明図である。 図4の上部側の固定構造に用いる止め金具、突出支持部、制限部等を示した斜視説明図である。
以下、この発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1、図2および図3に示すように、この実施形態の外壁パネル1の固定構造10において、外壁パネル1の屋内側の下部側には、円柱状の首部11aおよびこの首部11aの先端側に当該首部11aよりも大きな略円盤形の頭部11bを同芯に備えたフック部材11が設けられている。なお、上記フック部材11において、上記首部11aには、上記頭部11bよりも大径の座金11cが外嵌め固定されている。また、柱2の下部側の屋外側面には下支持部3が設けられている。この下支持部3は、上記フック部材11の首部11aを下から受け止める半円凹部3aを有する。なお、外壁パネル1の固定構造10の下部側は、上記半円凹部3aを有する下支持部3に限らず、躯体側に立設されたピンに上から差し込む構造としてもよい。これら下部側におけるパネル留め構造は、外壁パネル1の下部側の支持において、当該外壁パネル1の柱2に対する上移動が生じ得る構造であり、外壁パネル1が当該留め構造における鉛直方向許容移動量を越えて上移動すると、外壁パネル1の下部側が躯体側から外れるおそれがある。
また、図4および図5に示すように、上記外壁パネル1の屋内側の上部側においては、円柱状の首部12aおよびこの首部12aの先端側に当該首部12aよりも大きな略円盤形の頭部12bを同芯に備えたフック部材12が設けられている。なお、上記フック部材12にも、上記フック部材11と同様に、座金が外嵌め固定されている。そして、上記柱2の上部側の屋外側面には突出支持部4が設けられている。
上記突出支持部4は、図6にも示すように、上記柱2の屋外側面から離間する立板部41と、上記立板部41の上部中央のみを上記柱2の屋外側面に固定する上板部42と、上記立板部41の側面側を上記柱2の屋外側面に固定する側面板部43と、を備える鋼板からなっている。そして、上記突出支持部4の上面は、上記上板部42以外の箇所が開口部になっている。また、上記側面板部43にはボルトが挿通される貫通孔が形成されている。
また、上記立板部41には、上記フック部材12の頭部12bを略水平に挿入できる円形の貫通孔41aが形成されている。上記外壁パネル1の下側の上記フック部材11を先に上記半円凹部3aで受け止めさせた斜め状態から、上記外壁パネル1の上側を柱2に近づけると、上記フック部材12の頭部12bを上記貫通孔41aに入れることができる。
そして、上記立板部41の屋内側で上記貫通孔41aから挿入された上記フック部材12の上記首部12aに止め金具(止め部材)5が引っ掛けられることで、上記外壁パネル1の上部が、上記突出支持部4に支持される。上記止め金具5は、上記突出支持部4の上側の上記開口部から下方向に挿入される。上記止め金具5には左右は存在しない。
上記止め金具5は、上記貫通孔41aよりも大きな本体部を有するとともに上記頭部12bよりも小さな幅で上記首部12aが入り込むカット部5aを有している。上記止め金具5の板厚は、上記止め金具5が入る上記立板部41の屋内面と上記頭部12bの上記首部12a側の面との隙間と略同じとされ、ボルト・ナットによる締結構造を備えなくても、上記フック部材12と上記止め金具5とによって、上記外壁パネル1を面外方向に固定することができる。また、上記止め金具5は上部に曲げ辺部5bを有する。
また、この固定構造10は、上記止め金具5の上方移動を制限する制限部6を備える。上記制限部6は、上記止め金具5の上方に位置する。そして、上記制限部6は、この実施形態では、上記突出支持部4の側面板部43の貫通孔に挿通され、当該側面板部43に固定される棒状部材からなり、長ボルトとナットにより構成される。さらに、上記制限部6で制限される上記止め金具5の上方移動量(上記制限部6のボルト部周面と上記曲げ辺部5bとの間隔)は、上記外壁パネル1の下部側の留め構造における鉛直方向許容移動量よりも小さい。なお、上記制限部6を短ボルトとナットとにより構成し、上記ナットを上記側面板部43の貫通孔に設け、上記側面板部43の各々から上記短ボルトを上記曲げ辺部5bの上方に突出させてもよい。
上記の構成であれば、上記止め金具5が、上記立板部41の屋内側で上記貫通孔41aから挿入された上記フック部材12の上記首部12aに引っ掛けられるので、外壁パネル1の上部側における面外方向への移動を上記フック部材12によって規制することができる。すなわち、外壁パネル1の上部側を、ボルト固定に依らないで固定できる。
上記止め金具5の上方移動を制限する制限部6を備えると、上記止め金具5の外れを防止することができる。上記制限部6で制限される上記止め金具5の上方移動量が上記外壁パネル1の下部側の留め構造における鉛直方向許容移動量よりも小さいと、地震による振動で上記外壁パネル1に鉛直方向移動が生じても、上記外壁パネル1の外れは生じない。
上記フック部材11およびフック部材12が設けられると、上記外壁パネル1の屋内側の上部側および下部側の両方でフック部材を用いた部品共通化によってコスト低減を図ることができる。
なお、上記止め金具5が上記突出支持部4内に挿入されて上記カット部5aに上記首部12aが入り込む状態で当該止め金具5に上記首部12aを中心とした回転が生じる場合でも、この回転は、上記側面板部43や上記制限部6によって回転途中で阻止される。また、上記回転を生じさせないために、例えば、上記止め金具5に凸部を形成し、上記立板部41に上記凸部が係合する孔部を形成してもよいものである。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :外壁パネル
2 :柱
3 :下支持部
3a :半円凹部
4 :突出支持部
5 :止め金具(止め部材)
5a :カット部
5b :曲げ辺部
6 :制限部
10 :固定構造
11 :フック部材
11a :首部
11b :頭部
11c :座金
12 :フック部材
12a :首部
12b :頭部
41 :立板部
41a :貫通孔
42 :上板部
43 :側面板部

Claims (6)

  1. 外壁パネルの屋内側の上部側に、首部とこの首部よりも大きな頭部とを備えたフック部材が設けられており、
    柱の屋外側には、上記頭部を略水平に挿入できる貫通孔を有する立板部を備えた突出支持部が設けられており、
    上記貫通孔よりも大きな本体部を有するとともに上記頭部よりも小さな幅で上記首部が入り込むカット部を有する止め部材が、上記立板部の屋内側で上記貫通孔から挿入された上記フック部材の上記首部に上記カット部によって引っ掛けられており、
    上記突出支持部は、上面に開口部を有しており、上記止め部材は上記開口部から挿入されて上記フック部材を係止することを特徴とする外壁パネルの固定構造。
  2. 請求項1に記載の外壁パネルの固定構造において、上記止め部材の上方移動を制限する制限部を備えることを特徴とする外壁パネルの固定構造。
  3. 請求項2に記載の外壁パネルの固定構造において、上記制限部は、上記止め部材の上方に位置することを特徴とする外壁パネルの固定構造。
  4. 請求項3に記載の外壁パネルの固定構造において、上記制限部は、上記突出支持部の側面部に固定された棒状部材からなることを特徴とする外壁パネルの固定構造。
  5. 請求項2~請求項3のいずれか1項に記載の外壁パネルの固定構造において、上記制限部で制限される上記止め部材の上方移動量は、上記外壁パネルの下部側の留め構造における鉛直方向許容移動量よりも小さいことを特徴とする外壁パネルの固定構造。
  6. 請求項1~請求項4のいずれか1項に記載の外壁パネルの固定構造において、上記外壁パネルの屋内側の下部側にも、首部とこの首部よりも大きな頭部を備えるフック部材が設けられ、建物側には上記フック部材を受ける下支持部が設けられていることを特徴とする外壁パネルの固定構造。
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