JP7321597B2 - 商品販売データ処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
そこで、商品区分ごとに、商品の商品コードと免税種別(商品区分)とを対応付けた免税種別情報を記憶しておき、登録対象とされた商品の商品コードに対応付けられた免税種別情報が示す免税種別により区分して商品を登録するようにされたPOSレジスタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[第1実施形態]
図1は、本発明の一実施形態であるPOSレジスタ(商品販売データ処理装置)が適用されたPOSシステムの概略のブロック図である。図1に示すように、POSシステム1は、3台のPOSレジスタ3と、ストアコントローラ4と、ローカルエリアネットワーク(Local Area Network;LAN)5とを含む。3台のPOSレジスタ3とストアコントローラ4とは、LAN5を介してそれぞれ接続されている。なお、図1には、3台のPOSレジスタ3の例を示すが、これらPOSレジスタ3の台数は3台に限られるものではない。
(1)購入者の氏名、国籍、生年月日、在留資格、及び上陸年月日
(2)購入者の所持する旅券等の種類及び番号
(3)輸出物品販売場を経営する事業者の氏名または名称
(4)輸出物品販売場を経営する事業者の納税地及び所轄税務署名、輸出物品販売場の所在地
(5)購入年月日
(6)品名、品名ごとの数量、及び価額、物品の価額の合計額、販売価額の合計額
上記の(6)として、POSレジスタ3が印刷した商品の明細書が用いられる。つまり、購入記録票の貼付用明細書を購入記録票に貼付し割印することによって、項目(6)の購入記録票への記載が省略できる。
(1)購入者の氏名、国籍、生年月日、在留資格、及び上陸年月日
(2)購入者の所持する旅券等の種類及び番号
(3)輸出物品販売場を経営する事業者の氏名または名称
(4)購入年月日
(5)品名、品名ごとの数量、及び価額、物品の価額の合計額、販売価額の合計額
(6)購入後において輸出することを誓約する旨(消耗品の場合、購入した日から30日以内に輸出することを誓約する旨)及び購入者の署名
上記の(5)として、POSレジスタ3が印刷した商品の明細書が用いられる。つまり、購入者誓約書の貼付用明細書を購入者誓約書に貼付し割印することによって、項目(5)の購入者誓約書への記載が省略できる。
LAN5は、店舗内に敷設されたコンピュータネットワークである。LAN5は、インターネットと接続されていてもよい。
POSレジスタ3は、タッチパネル付表示部14と、キー操作部15と、顧客用表示部16と、自動釣銭機17と、スキャナ部18と、印字部19と、ドロア30とを備える。キー操作部15及びスキャナ部18は、商品コード入力部である。また、キー操作部15及び自動釣銭機17は、入金部である。また、タッチパネル付表示部14及び顧客用表示部16は、報知部である。
免税指定受付部は、商取引(以下、単に「取引」とも記載する場合がある。)が免税対象であることの指定を受け付ける。例えば、POSレジスタ3のオペレータが、顧客である非居住者から旅券を提示された場合、商取引が免税対象であることの指定を後述する免税指定キーの操作によって行う。また、例えば、免税指定受付部は、ICチップ(集積回路)が埋め込まれた旅券の当該ICチップに記憶された情報を読み取り可能な読取り装置としてもよい。これにおいて、免税指定受付部は、顧客から提示された旅券のICチップから国籍情報を読み取り、国籍情報が示す国籍が日本国でない場合に、商取引が免税対象であることの指定を受け付ける。
あるいは、同日の同一店舗における複数回の取引により合算額が免税対象額に達する場合の会計としては、以下のような処理によって行われてもよい。即ち、同日の同一店舗のおける複数回の取引のうち、免税対象額に達していないことで免税対象とならなかった取引については、「返品」、「訂正」、「取り消し」などにより一旦キャンセルされた状態とする。そのうえで、同日の同一店舗におけるこれまでの各取引をまとめて会計するようにしてもよい。
なお、顧客の要求に応じて、所定のキーを押下することにより、印刷制御部は、後の合算精算の意思があることを示す文章またはマーキングを、消耗品に該当する商品の明細書と取引番号とともに、紙媒体に印刷させてもよい。
なお、分割部は、免税指定キーが操作されたことに応じて上記の処理を行うようにされてもよい、また、同日の同一店舗における複数の取引をまとめて会計した場合には、一般物品と消耗品とが混在する可能性がある。そこで、このような状況に対応して、POSレジスタ3について以下のように構成してもよい。つまり、POSレジスタ3が、まとめられた複数の取引のうちから消耗品を選別して免税対象額に達しているか否かについて判定したうえで、一般物品の明細と消耗品の明細とを個別に発行するようにしてもよい。この際、免税対象額に達しているとの判定が得られていれば、消耗品の明細には、免税を適用して会計された結果が示されるように印字が行われる。このような構成とすれば、例えば店員が一般物品と消耗品とを振り分けて、消耗品について免税対象額に達しているか否かをPOSレジスタ3に判定させる操作を行わなくともよくなり、利便性が向上する。
頁数情報は、例えば、“1”から始まる頁番号と総頁数とを、“頁番号/総頁数”として含む。印字制御部は、頁数情報を、例えば、紙媒体の下端部付近または上端部付近に印字部19により印字させる。なお、例えば、商品名の左側に“□”マークを印刷するようにしてもよい。これにより、梱包の内容物のチェックを行う場合に、“□”マークに印を記入して用いる等の利用が可能である。
また、商品情報テーブルには、商品名、大分類、中分類、及び小分類の各項目について、日本語のほか、外国語の項目を含めてもよい。または、商品コードと、商品名と、大分類と、中分類と、小分類とを関係付けた言語ごとのテーブルを設けてもよい。この場合、商品コードをキーとして、所望の言語の商品名を読み出すことができる。
なお、図11(a)、(b)において、組み合わせ数が1個である場合は、単価及び組み合わせ数の記載を省略してもよい。
なお、梱包リストには、内容物の品名及び品名ごとの数量が記載されていればよいため、図14(a)、(b)において梱包リスト用明細書の小計以下の欄を省略してもよい。また、図14(a)、(b)において、組み合わせ数が1個である場合は、単価及び組み合わせ数の記載を省略してもよい。
図17及び図18は、POSレジスタ3の処理手順の例を示すフローチャートである。CPU11がROM12に記憶されたプログラムを読み込んで実行し、免税モード設定キーが押下されることにより、POSレジスタ3は免税処理モードに設定され、本フローチャートによる処理が実行される。
次に、ステップS3において、制御部は、商品コードをキーとして、ストアコンピュータから予め取得した商品情報テーブルを検索し、商品コードに対する商品情報(商品名、大分類、中分類、小分類、税区分、税率、免税種類、価格等)を抽出する。
次に、ステップS4において、制御部は、商品情報のうち購入情報(例えば、商品名、税区分、税率、価格等)をタッチパネル付表示部14に表示させる。なお、制御部は、購入情報を顧客用表示部16にも表示させてもよい。次に、制御部は、ステップS1の処理に戻す。
次に、ステップS9において、制御部は、紙幣及び硬貨またはいずれかが自動釣銭機17に投入されるまで待機する(ステップS9:NO)。
図19は、本発明の第2実施形態であるPOSレジスタの電気的な構成を示すブロック図である。図19に示すブロック図は、上述した実施形態における図4のブロック図に対して、通信部20にラベルプリンタ40(印刷部)が追加されたものである。ラベルプリンタ40は、台紙付ラベルに印刷するプリンタでもよいし、台紙レスラベル(ロール式ラベル紙)に印刷するプリンタでもよい。ラベルは、紙媒体である。ラベルプリンタ40が用いるラベルは、貼付後の引き剥がしが容易なように、弱粘着タイプであることが好ましい。免税指定受付部が、商取引が免税対象であることの指定を受け付けた場合、印刷制御部は、商品登録処理部が登録した商品の明細のうち、消耗品に該当する商品の明細を、ラベルプリンタ40によりラベルに印刷させる。または、印刷制御部は、印字部19に印刷する内容を、ラベルプリンタ40によりラベルに印刷させてもよい。
また、一般的なプリンタ(例えば、レーザプリンタ、インクジェットプリンタ)をPOSレジスタに接続し、POSレジスタが、商品名や数量を含む取引データをもとに、購入記録票や購入者誓約書の印字フォーマットにデータを埋め込んで印刷してもよい。また、選択部は、印刷形態がそれぞれ異なる、レシートの印刷部である印字部19と、ラベルプリンタ40と、上記の一般的なプリンタとを、帳票の種類に応じて選択できるようにしてもよい。また、POSレジスタをコンピュータ装置に接続し、POSレジスタが、コンピュータ装置を介して印刷を行ってもよい。
(1)購入者の氏名、国籍、生年月日、在留資格、及び上陸年月日の記載欄
(2)購入者の所持する旅券等の種類及び番号の記載欄
(3)輸出物品販売場を経営する事業者の氏名または名称の記載欄
(4)輸出物品販売場を経営する事業者の納税地及び所轄税務署名、輸出物品販売場の所在地の記載欄
(5)購入年月日の記載欄
(1)購入者の氏名、国籍、生年月日、在留資格、及び上陸年月日の記載欄
(2)購入者の所持する旅券等の種類及び番号の記載欄
(3)輸出物品販売場を経営する事業者の氏名または名称の記載欄
(4)購入年月日の記載欄
(5)購入後において輸出することを誓約する旨(消耗品の場合、購入した日から30日以内に輸出することを誓約する旨)及び購入者の署名の記載欄
続いて第3実施形態について説明する。
一回の商取引について免税対象であることが指定されたのであるが、例えば顧客(非居住者)の勘違いなどで、小計キーに対する操作(小計操作)に応じてPOSレジスタ3が算出した登録商品についての小計金額が下限免税対象額に到達していなかったという状況となる可能性がある。ここで、下限免税対象額とは、免税対象になるものとして定められた購入金額の範囲における最小額である。具体的に、一般物品の下限免税対象額は10001円であり、消耗品の下限免税対象額は5001円である。
免税対象額不足通知画面DLB1においては、小計金額が下限免税対象額未満であることを店員に通知するメッセージが表示される。同図では「免税額に達していません」とのメッセージが表示された例が示されている。
小計金額が下限免税対象額未満であった場合の会計方法としては、3つの選択肢がある。まず、1つの会計方法は、「商品追加」である。「商品追加」の会計方法の場合、POSレジスタ3は、最後に行われた小計操作を取り消して商品登録が可能なモードに戻すことで、買上対象として登録する商品を追加できるようにする。「商品追加」の会計方法は、商品追加ボタンBT1を操作することによって選択される。
もう1つの会計方法は、「免税無効」である。「免税無効」の会計方法の場合、POSレジスタ3は、今回の取引について先に行われた免税対象としての指定を解除(無効化)し、免税を行うことなく規定の税率を適用した通常の小計金額を算出し直したうえで、会計を行う。「免税無効」の会計方法は、免税無効ボタンBT2を操作することによって選択される。
もう1つの会計方法は、「免税有効」である。POSレジスタ3が配置された店で、今回の商取引を行った顧客が、当日において既に下限免税対象額以上の商取引を行って免税を受けている場合がある。この場合、今回の商取引における小計金額が下限免税対象額であっても、当日における買上金額としては、既に下限免税対象額以上となっている。この場合、例えば顧客が、当日において既に下限免税対象額以上の買い物を行ったことを証明するレシート(お客様控)や領収書などを店員に提示すれば、今回の商取引については、小計金額が下限免税対象額未満であっても免税対象となる。この場合、POSレジスタ3は、「免税有効」の会計方法として、今回の小計操作に応じて、免税を適用して求められた小計金額に応じた会計を行う。「免税有効」の会計方法は、免税有効ボタンBT3を操作することによって選択される。
具体的に、免税対象額不足通知画面においては、小計金額が下限免税対象額未満であった場合に対応し得る会計方法を選択可能なようにされている。これにより、顧客の意思や、同じ店舗における前回までの買い物の実績に応じて、迅速に適切な対応を図ることができる。
ステップS102:ステップS101により商品登録操作の行われたことが判定されると、POSレジスタ3は、商品登録処理を行う。この際、POSレジスタ3は、登録された商品について、通常に税率を適用して会計に関する処理を行うモード(通常モード)に対応する商品データと、免税を適用して会計に関する処理を行うモード(免税処理モード)に対応する商品データとをバッファに保持させる。また、免税処理モードが設定されたうえで商品登録が行われた場合には、商品登録画面に表示される商品登録内容として免税を適用した商品の単価が示される。一方、免税処理モードが設定されない通常モードのもとで商品登録が行われた場合には、商品登録画面に表示される商品登録内容として規定の税率が適用された商品の単価が示される。
ステップS103:ステップS101にて商品登録操作が行われなかったことが判定された場合、あるいはステップS102の処理の後、POSレジスタ3は、免税宣言操作が行われたか否かについて判定する。免税宣言操作は、通常モードが設定されている状態での免税指定キーに対する操作である。
ステップS104:ステップS103により免税宣言操作が行われたことが判定された場合、POSレジスタ3は免税処理モードを設定する。
小計操作が行われないことが判定された場合にはステップS101に処理が戻される。なお、商取引が開始されていない段階、即ち、1回目の商品登録操作と免税宣言操作とのいずれもが行われていない段階において小計キーに対する操作が行われたとしても、この際の小計キーに対する操作は小計操作としては無効であるとして扱われ、ステップS101に処理が戻される。
ステップS107:免税処理モードが設定されてないことが判定された場合、POSレジスタ3は、通常モードに対応する小計金額を算出する。つまり、POSレジスタ3は、これまでの商品登録処理によってバッファに保持された商品ごとの商品データのうち、通常モードの会計に対応する商品データを利用して小計金額を算出する。このように算出される小計金額は、規定の税率が適用された金額となる。
ステップS108:次に、POSレジスタ3は、ステップS107により算出された通常モード対応の小計金額が示される小計画面を表示する。
ステップS109:次に、POSレジスタ3は、通常モードに対応した会計処理を実行する。ステップS109の会計処理において、POSレジスタ3は、規定の税率が適用された小計金額に対応する会計結果が示されたレシート(お客様控え用明細書)を発行する。この場合、購入記録票の貼付用明細書、購入者誓約書の貼付用明細書及び梱包リスト用明細書については発行されない。
ステップS111:次にPOSレジスタ3は、ステップS110により算出された小計金額が下限免税対象額以上であるか否かについて判定する(ステップS111)。
ステップS112:算出された小計金額が下限免税対象額未満であった場合、POSレジスタ3は、図20に例示したように免税対象額不足通知画面をタッチパネル付表示部14に表示させる。
そこで、POSレジスタ3は、商品追加ボタンBT1、免税無効ボタンBT2及び免税有効ボタンBT3のいずれかが操作されたことに応じて、選択された会計方法が「商品追加」と「免税無効」と「免税有効」とのうちのいずれであるのかについて判定する。
ステップS113にて選択された会計方法が「商品追加」であることが判定された場合、ステップS101に処理が戻される。これにより、免税処理モードが維持されたうえで、商品登録が可能な状態となる。
ステップS116:次に、POSレジスタ3は、免税処理モードに対応した会計処理を実行する。ステップS116の会計処理において、POSレジスタ3は、免税が適用された小計金額に対応する会計結果が示されたレシート(お客様控え用明細書)、購入記録票の貼付用明細書、購入者誓約書の貼付用明細書及び梱包リスト用明細書などを発行する。
続いて、第4実施形態について説明する。先に図8、図9、図11、図12及び図14に示したように、購入記録票の貼付用明細書、購入者誓約書の貼付用明細書及び梱包リスト用明細書においては、税率と、免税により価格から差し引かれる金額(免税額)とが印刷(印字)されていた。更に、釣銭の金額などについても印刷されていた。
ここで、購入記録票の貼付用明細書と梱包リスト用明細書は、税関にて職員が梱包された商品の内容を確認し、例えば免税適用が取り消されるべき場合には、税額を不足分として徴収するのに用いられる。この点で、購入記録票の貼付用明細書と梱包リスト用明細書とにおいて必要な情報は、商品ごとの税率適用後の価格(少なくとも単価)と個数である。このような観点からすると、例えば、図8などのように、合計金額または小計金額として税率適用価格を示したうえで、税率と免税額とを示し、税率適用価格から免税額を減算した価格を現計として示す様式は冗長であって、かえって紛らわしく見づらくなる場合もある。
また、店舗が保管する購入者誓約書の貼付用明細書は、店舗にて帳簿に記入する際に用いられるが、この際には、免税が適用された金額を記入することが行われる。この場合にも、税率、免税額、釣銭などの情報は記入する必要がないことから不要であり、これらの情報が印刷されていることで、免税が適用された金額を即座に認識しにくくなる可能性がある。
このような観点からすれば、税率適用価格、税率、免税額を示したうえで現計として免税適用価格を示すという様式は、購入記録票の貼付用明細書、購入者誓約書の貼付用明細書及び梱包リスト用明細書には不向きであるとの考え方をとることができる。
そこで、本実施形態におけるPOSレジスタ3は、購入記録票の貼付用明細書、購入者誓約書の貼付用明細書及び梱包リスト用明細書について、以下のような様式で印刷を行うように構成される。
商品1については、免税適用による単価(即ち、税率が適用されてない本体価格)が1,019円であり、5個が購入されたことに応じて、免税適用による合計価格が5,095円であることが示されている。ここで、5,095円の金額には「免」の文字が付加されていることで、免税適用による合計価格であることが示されている。
同様に、商品2については、免税適用による単価が1,112円であり、1個が購入されたことに応じて免税適用による合計価格も同じ1,112円であることが示されている。
同様に、商品3については、免税適用による単価が463円であり、1個が購入されたことに応じて免税適用による合計価格も同463円であることが示されている。
また、各商品の会計内容の欄の下において会計の集計的な内容を示す集計欄においては、小計金額と買上点数が示されているが釣銭については示されていない。なお、釣銭のほか、例えば顧客が支払いのために店員に渡した預け入れ金額など、精算に関する内容も印字が省略されている。
このように、本実施形態の購入記録票の貼付用明細書においては、商品ごとの購入数と免税適用後の価格(単価及び合計金額)とについては示されているが、税率、免税額及び精算に関する内容については省略されている。
また、上記のように顧客の会計内容の確認に用いられるものであることを考慮すれば、レシートに関しては、購入記録票の貼付用明細書、購入者誓約書の貼付用明細書及び梱包リスト用明細書とは異なり、税率、免税額についても印刷されるようにしてよい。
非居住者への商品の販売にあたり、免税に加えて、更に店舗独自のサービスとしてクーポンなどの提示に応じた割引きをすることも考えられる。このように免税と割引きとを併用した会計が行われた場合に応じてPOSレジスタ3が発行する購入記録票の貼付用明細書の一例を図26(a)に示す。
そのうえで、お土産品1については、1個あたり20%の割引きが行われることに応じて、割引率が20%であることと、免税適用による合計金額である5,095円の20%である1,020円の割引額を減額することが示されている。
また、お土産品2ついては、免税適用による単価が1,112円であり、1個が購入されたことに応じて免税適用による合計価格も同じ1,112円であることが示されている。
同様に、お土産品3については、免税適用による単価が463円であり、1個が購入されたことに応じて免税適用による合計価格も同463円であることが示されている。
なお、同図の購入記録票の貼付用明細書についても、図22と同様に、集計欄においては、小計金額と買上点数は示されているが、釣銭などの精算に関する内容の印刷は省略されている。
同図と図26(a)とを比較して分かるように、お土産品1については、購入数が5個であることが示されるとともに、免税を適用し、かつ20%の割引きも適用した後の単価が815円であることが示される。そして、5個のお土産品1の合計金額としては、免税を適用し、かつ20%の割引きも適用した後の4,075円(=815円×5個)が示される。
同図では、お土産品1について、免税適用による単価が1,019円であり、購入数が5個であることと、5個のお土産品1についての免税適用による合計金額が5,095円であることが示されている。そのうえで、5個のうちの3個が組み合わせ値引きの対象となることに応じて、300円の組み合わせ値引き額が合計金額から減算されることが示されている。
お土産品2、お土産品3ごとの会計内容と集計欄の内容については、図26(a)と同様である。
同図と図27(a)とを比較して分かるように、お土産品1に関して、5個の購入数のうちの2個については、免税は適用されるが組み合わせ値引きの適用されない1,019円の単価であることが示される。また、5個の購入数のうちの3個については、免税適用と組み合わせ値引きの適用とが併用されたことで、919円の単価であることが示される。919円の単価は、3個の組み合わせで300円の値引きが行われることに応じて、300円の組み合わせ値引き額を「3」で除算した金額である100円を1,019円から減算して得られるものである。また、お土産品1について組み合わせ値引き後の単価が示される形式とされたことに伴い、免税適用されたお土産品1の総額は、4,795円となる。
お土産品2、お土産品3ごとの会計内容と集計欄の内容については、図27(a)と同様である。
続いて、上記第1~第4実施形態における各種変形例について説明する。
(第1の変形例)
例えば切手、商品券などのように課税対象とされていない、非課税商品と呼ばれる商品がある。このような非課税商品は免税対象とすることができない場合がある。そこで、このような場合に対応して、POSレジスタ3について、免税宣言操作が行われて免税処理モードとされた状態において、非課税商品については商品登録処理を行わないように構成してもよい。
また、POSレジスタ3について、非課税商品と分類外商品との少なくともいずれか一方が登録された後においては免税宣言が行えないように構成されてもよい。
また、店舗の運用により、非居住者には店舗の会員となる資格を与えないものと定めている場合がある。このような場合に対応して、POSレジスタ3について、会員向けに値引き価格や特売価格などが設定された商品については免税対象から除外するように構成してもよい。
また、一般物品に関して購入金額が規定の金額(現状では100万円)を超えた場合には、パスポートの写しを店舗で管理することが定められている。そこで、POSレジスタ3について、登録された商品についての小計金額が上記の規定の金額を超えた場合には、規定の金額を超過した旨(即ち、パスポートの写しが必要である旨)を店員に報知するように構成してもよい。
なお、消耗品について上記の規定が適用された場合には、消耗品に関しても上記と同様の構成が採られればよい。
また、例えば酒類やたばこなどのように未成年が購入することのできない商品(未成年購入禁止商品)がある。このような未成年購入禁止商品の購入に際しては、年齢確認の操作を受け付けた後でなければ会計ができないようにされたPOSレジスタがある。
しかし、免税品として購入される場合には、免税適用を受けた国内で消費しないことが前提であり、また、国によっては、18歳で飲酒、喫煙が可能である。
そこで、上記したことを考慮して、POSレジスタ3について、未成年購入禁止商品が購入される場合であっても、免税宣言操作が行われた場合には、年齢確認の操作を受け付けなくとも会計が行えるように構成してもよい。
そのうえで、例えば商品の登録操作または小計操作などに際して、国と最低年齢との組み合わせを示すボタンをタッチパネル付表示部14に表示させ、客からの年齢の申し出に応じて店員が該当のボタンを操作したことに応じて、未成年購入禁止商品についての購入が可能となるようにPOSレジスタ3を構成することもできる。
あるいは、POSレジスタ3について、以下のように構成することができる。つまり、POSレジスタ3は、例えば非居住者に関する情報が記憶されたICチップを備えるパスポートから国及び年齢の情報を読み込み、最低年齢情報と照合する。そして、POSレジスタ3は、照合の結果、未成年購入禁止商品の購入が可能であることが判定されれば、未成年購入禁止商品についての購入が可能なようにする。
また、例えば商品マスタなどの商品管理情報において、消耗品については、容積や重量などの容量に関する容量関連情報を記憶させておく。そして、例えば小計の際などにおいて、POSレジスタ3が、容量関連情報に基づいて、消耗品について最適とされる包装の仕方を特定し、特定した包装の仕方をタッチパネル付表示部14に表示して店員に提示するように構成してもよい。包装の仕方として、例えば商品を容れる包装用品の種別(段ボール製の箱、プラスチック製の袋などの種別)、包装用品のサイズ、包装用品の数などを提示することができる。
また、これまでの説明において図により示した購入記録票の貼付用明細書、購入者誓約書の貼付用明細書、お客様控え用明細書、及び梱包リスト用明細書などには、発行を行った店舗の名称及び住所などの店舗を示す情報が印字されることが好ましい。
また、現状において、免税による商品の販売にあっては、非居住者である顧客に免税手続についての説明シートを店員が提示して説明を行ったり、免税品が消耗品である場合には免税向けの特有の梱包を行ったりすることが必要である。このため、現状では有人対応による会計が行われている。その一方で、POSシステムとして、店員が商品の登録を行う登録装置と顧客が精算を行う精算装置とが分離された構成が知られている。このようなPOSシステムは、登録装置は有人対応であるものの、精算装置は店員による対応がない。
しかし、例えば上記のようなPOSシステムについて、登録装置にて免税宣言操作を行ってから精算装置にて顧客が精算を完了するまでの所定のタイミング(例えば支払いのための現金の投入に応じたタイミング(投入開始時、投入中、または投入完了時)、あるいはクレジットカードの読み込みが行われたタイミングなど)で、説明シートで説明を行う店員を呼び出すように構成する。店員の呼出は、例えばランプなどの点灯、店員の端末への通知などにより実現できる。そして、精算後において店員により梱包が行われるようにする。このようにすれば、登録装置と精算装置とが分離された構成のPOSシステムにも本実施形態の構成を適用可能になる。
また、商品の登録から精算までを店員が対応せずに顧客自身が行うようにされた、セルフ型のPOSレジスタも知られている。例えば免税手続の説明について、対人によらず、例えば画面に表示させた説明シートの内容に対して顧客が確認の操作を行うようにしてもよい状況となった場合には、例えば以下のように、セルフ型のPOSレジスタによっても免税適用の会計に対応することができる。
つまり、顧客は、旅券のICチップをPOSレジスタに読み取らせることで免税宣言を行う。そのうえで、顧客はPOSレジスタに対して商品登録と精算とに応じた操作を行う。POSレジスタは、操作に応じて免税適用に応じた商品登録処理と会計処理とを行うようにされる。この際、POSレジスタは、会計が完了するまでの所定のタイミングで、免税手続の説明シートを画面に表示させる。免税手続の説明シートの表示にあたっては、所定の複数の言語による説明シートが表示されるようにしてよい。そして、顧客が表示された説明シートの内容に対して確認(承諾)したことの操作を行うと、POSレジスタは免税適用に応じた会計を許可する。
以上、説明したように、実施形態であるPOSレジスタ3は、商品コード入力部によって入力された商品コードに基づいて、商品登録処理部が買上げ対象の商品を登録するPOSレジスタである。POSレジスタ3は、商品ごとに、商品の商品コードと商品の免税の種別を表す免税種別情報とを関係付けて記憶する免税種別情報記憶部と、商取引が免税対象であることの指定を受け付ける免税指定受付部と、免税指定受付部が、商取引が免税対象であることの指定を受け付けた場合、商品コード入力部によって入力された商品コードに関係付けられた免税種別情報を免税種別情報記憶部から読み出し、免税種別情報に基づいて商品コードに対応する商品の免税の種別を判定する判定部と、を備える。
この構成により、商取引が免税対象である場合、POSレジスタ3は、取引する商品が免税対象であるか否か、また、免税対象である場合は、その種別を取得することができる。
これにより、商取引が免税対象である場合、非免税対象物品を誤って免税により精算するおそれを低減することができる。
これにより、商取引が免税対象である場合、免税の種別に応じた免税ルール、例えば、免税対象額の範囲内に入っているか否か等を判定して、正しい免税の精算を行うことができる。
また、POSレジスタ3において、免税指定受付部が、商取引が免税対象であることの指定を受け付けた場合、印刷制御部は、商品の明細を、購入記録票の貼付用明細書、購入者誓約書の貼付用明細書、及び控えとして、前記印刷部によりそれぞれ紙媒体に印刷させてもよい。
この構成により、顧客及び輸出物品販売場の免税店の店員は、購入記録票や購入者誓約書への、商品の品名、品名ごとの数量及び価格、物品の価格の合計額、販売価格の合計額等の記入の手間を省くことができる。
これにより、POSレジスタ3のオペレータは、所望の帳票を選んで印刷させることができる。
これにより、例えば、消耗品が箱詰めされて外側から内容物を確認できない場合等に、箱の内容を示す梱包リストとして用いることができる。
この構成により、複数の箱を用いて商品を梱包する場合に、梱包リストを箱の数量分だけ印刷することができる。
この構成により、商品の明細を、免税の種別ごとの紙媒体に印刷することができる。
この構成により、商品の明細を、免税の種別ごとに区分して、一枚の紙媒体に印刷することができる。
この構成により、免税の種別ごとに、買上げ対象の商品を登録することができる。
この構成により、同一日において同一店舗における複数回にわたる商品の明細を用いて合計額の合算をすることができる。これにより、一取引では免税対象額に達していない場合でも、同日の複数回の取引により合算額が免税対象額に達する場合は、免税対象の精算処理を行うことができる。
この構成により、所望の言語による商品の明細書を得ることができる。
この構成により、言語選択キーを選ぶ手間が省ける。
これにより、店舗のオペレータにも、顧客である非居住者にも見易い明細書を得ることができる。
これにより、小計結果が免税対象となる条件を満たさない状態のまま免税が適用された会計が行われてしまうことが防がれる。ここで、小計結果が免税対象となる条件を満たさない場合とは、これまでに説明した、小計金額が下限免税対象額に満たない場合のほか、例えば、消耗品についての小計金額が規定の免税対象上限金額(例えば現行では50万円)を超える場合も含まれてよい。また、例えば購入商品数について免税対象の条件が適用されることとなった場合には、小計結果が免税対象となる条件を満たさない場合として、購入商品数が上限より多かったり下限より少なかったりした場合も含まれてよい。
なお、ここでの「小計結果」とは、必ずしも小計キー操作などの小計操作が行われたことに応じて求められる小計に限定されない。例えば、ここでの「小計結果」は、小計操作が行われる前において免税宣言操作が行われたときにおいて、これまでに登録された商品について求められる小計も含まれてよい。この場合においては、免税宣言操作が行われた後においてもPOSレジスタ3に対する商品の登録が可能である。そこで、この場合のPOSレジスタ3は、免税宣言操作後において、小計結果が免税対象となる条件が満たされる状態となるまで、小計結果が免税対象となる条件を満たさないことを報知する状態を継続する。そして、POSレジスタ3は、或る商品が登録された段階で小計結果が免税対象となる条件を満たしたことに応じて、小計結果が免税対象となる条件が満たされたことの報知に切り替えるようにしてもよい。このような構成において、小計結果が免税対象となる条件を満たさないことを報知する態様としては、例えば、タッチパネル付表示部14に表示される商品登録画面の所定位置におけるメッセージの表示、商品登録画面の全体もしくは一部について警告を表す色で表示したり点滅あるいは明滅させたりするといった例を挙げることができる。また、小計結果が免税対象となる条件が満たされる状態となったことを報知する態様としては、商品登録画面に表示されていた小計結果が免税対象となる条件を満たさないことを報知するメッセージの消去、商品登録画面の全体もしくは一部において行われていた警告を表す色や点滅、明滅などの表示の停止、更には、例えば商品登録画面における免税宣言キーなどの特定のキーについて免税適用可能であることを表す所定の態様の表示に変更するなどの例を挙げることができる。
これにより、小計結果が免税対象となる条件を満たさなかった場合に、迅速に適切な対応を図ることができる。
なお、小計結果が免税対象となる条件を満たさなかった場合の対応としては、上記実施形態にて挙げた、小計金額が下限免税対象額に満たない場合に応じた例のほか、消耗品についての小計金額が規定の免税対象上限金額を超えた場合において、「返品」、「訂正」、「取り消し」等の処理によって登録された商品の内訳を変更して、免税対象となる条件が満たされるように処理することも含まれてよい。
また、購入商品数が上限より多かったり下限より少なかったりした場合に、「返品」、「訂正」、「取り消し」「登録追加」の処理などによって、購入商品数が免税対象となる条件を満たすように処理することも含まれてよい。
続いて、第5実施形態について説明する。なお、以降の説明にあたり、免税を適用して会計処理が行われた取引については免税適用取引といい、免税を適用せずに会計処理が行われた取引については免税非適用取引という。
例えば非居住者が下限免税対象額やパスポート所持などの免税適用条件を満たしていたにもかかわらず、POSレジスタ3を操作するオペレータ(店員)が免税を適用せずに商品税率を適用して非居住者の買い物についての会計処理を行ってしまう場合がある。
このように誤って免税を非適用として会計処理を行ってしまったことによる免税非適用取引は、例えばPOSレジスタ3にて非居住者が会計を受けている際に、オペレータへの免税適用の申告やパスポートの提示などが遅れてしまったような場合に生じる。あるいは、POSレジスタ3にて会計処理を受けていた際には、非居住者がパスポートを所持し忘れたため免税適用条件を満たしていないと思い込んでいたのであるが、会計を受け終わってから改めて身の回りを確認してみたところパスポートを所持していたといったような場合に生じる。
このような免税非適用取引が行われた後に、例えば非居住者から免税適用条件が満たされていたことを伝えられたなどにより、免税を適用してよい取引であったことが判明した場合の対応としては、例えば以下のように行われていた。つまり、オペレータは、対象の免税非適用取引そのものを一旦取り消す操作を行ったうえで、再度、免税を適用した会計処理の操作を行っていた。あるいは、免税非適用から免税適用への変更に応じた会計金額の変更を店員が計算して改めて会計を行うようなことが行われていた。このような作業はかなりの手間と時間がかかっていた。
そこで、本実施形態のPOSレジスタ3は、上記のように免税非適用取引が行われた場合の対応として、これまでに会計処理が行われた取引のうちから、訂正対象の免税非適用取引を検索する。そのうえで、POSレジスタ3は、検索された免税非適用取引について、免税が適用された内容に訂正できるように構成される。即ち、本実施形態におけるPOSレジスタ3は、免税非適用取引を免税適用取引に変更する検索訂正を行うことができる。
このような免税適用取引は、例えばPOSレジスタ3にて非居住者が会計を受ける際に、免税適用を申告していないのにかかわらず、店員が免税適用の申告があったと勘違いして会計処理を行ってしまったような場合に生じる。あるいは、免税適用取引は、POSレジスタ3に第3実施形態の構成が適用されていない場合に、登録された商品の小計が下限免税対象額に満たなかったのであるが、オペレータが下限免税対象額以上であると勘違いして免税を適用して会計処理を行ってしまった場合に生じる。
このような免税適用取引が行われた後に、免税を適用できない取引であったことが判明した場合にも、オペレータは、免税適用取引が行われた取引そのものを一旦取り消す操作を行い、再度、免税を適用しない会計処理を行うようにされていた。あるいは、免税適用から免税非適用への変更に応じた会計金額の変更を店員が計算して改めて会計を行うようなことが行われていた。
そこで、本実施形態のPOSレジスタ3は、上記のように免税適用取引による取引が行われた場合の対応として、これまでに会計処理が行われた取引のうちから、免税適用取引が行われた訂正対象の取引を検索する。そのうえで、POSレジスタ3は、検索された取引について、免税が適用されない内容に訂正できるように構成される。即ち、本実施形態におけるPOSレジスタ3は、免税適用取引を免税非適用取引に変更する検索訂正を行うことができる。
このような場合にも、オペレータは、免税を適用して会計処理を行った対象の免税適用取引を取り消す操作を行ったうえで、返品されずに残った商品について会計処理を行って取引のデータを変更し、返品に応じた返金金額を計算するようにされていた。この場合において、例えば返品後においては、小計が下限免税対象額に満たなくなったために、取引について免税が適用できなくなる場合がある。このような場合の払い戻しの再計算も店員が行っていることから、店員の負担も大きかった。
そこで、本実施形態のPOSレジスタ3は、免税適用取引について返品に応じた訂正を行うにあたり、免税適用から免税非適用への変更に応じた会計処理が可能なように構成される。この場合のPOSレジスタ3は、これまでに会計処理が行われた取引のうちから、返品の申し出があった免税適用取引を検索する。POSレジスタ3は、オペレータの操作に応じて検索された取引のうちから返品に対応する商品を取り消し、取り消しに応じて会計金額の再計算を行うように会計処理を行う。
また、以降の説明にあたり、消費税率は一律で8%である場合を例に挙げる。
ここでの第1免税対応検索訂正の説明にあたっては、消耗品の免税対象物品であって税抜価格が10000円の商品を1つ購入した取引を例に挙げる。
この場合、オペレータは、税抜価格が10000円の商品を1つ登録する。また、この場合の店員は、免税が適用されない取引であるとの認識であることから、免税ボタンBT10を操作しないようにして、免税を適用しない。そのうえで、オペレータは小計操作を行い、非居住者である顧客から預かり金などを預かったうえで現計操作を行う。現計操作は、例えばキー操作部15または小計画面の所定位置に配置された預かり/現計キーに対する操作である。
登録商品エリアAR11には、今回の取引においてこれまでに登録された商品についての各項目が、上段から下段にかけて登録順に従った配列順で配置される。同図の登録商品エリアAR11の場合には、「商品1」の項目が1つ配置される。「商品1」の項目においては、「商品1」の税抜金額が10000円であることが示されている。
精算エリアAR13は、精算に関する金額が示される。同図の精算エリアAR13においては、小計金額と税額合計とを合わせた合計金額が10800円であること、現計金額も合計金額と同じ10800円であることが示される。
この場合、オペレータは、例えば顧客から10800円を支払ってもらい、現計操作を行うことで、取引を完了させている。このように1つの取引が完了することで、POSレジスタ3は、締め処理に際して、例えば今回の会計処理が反映された内容を印字したレシート等の伝票を発行し、完了した取引を記憶する。つまり、POSレジスタ3は、取引について行われた会計処理の結果を示す取引データを記憶する。本実施形態において会計処理は、1取引に対応する商品の登録処理から、登録された商品についての精算処理までを含む。
検索訂正指示操作に応じてタッチパネル付表示部14には取引検索画面が表示される。図29は、取引検索画面の一例を示している。同図の取引検索画面においては、「営業日」、「レジ番号」、「レシート番号」及び「合計金額」の各項目に対応する入力ボックスが配置されている。
本実施形態のレシートには、取引が行われた営業日、会計処理が行われたPOSレジスタ3の番号(レジ番号)、レシートごとに付与された連番であるレシート番号、及び合計金額の各情報を含むバーコードが印字されている。オペレータは、例えば取引検索画面が表示された状態のもとで、顧客から受け取ったレシートに印字されたバーコードをスキャナ部18により読み取らせる操作を行う。バーコードがスキャナ部18により読み取られることで、バーコードに含まれていた営業日、レジ番号、レシート番号及び合計金額が、それぞれ、取引検索画面における対応の項目の入力ボックスにて表示される。
検索処理によって訂正対象の免税非適用取引が検索される。POSレジスタ3は、検索された免税非適用取引についての検索訂正画面を表示させる。図30は、このように表示される検索訂正画面の一例を示している。
同図の検索訂正画面においては、登録商品エリアAR21、合計内訳エリアAR22及び精算エリアAR23が配置されている。
また、免税設定ボタンBT30は、ボタン上の表示により、訂正対象の取引についての現在における免税適用の可否についての設定状態を示す。
また、初期表示の状態では、前述のように訂正前の状態であることから、現段階において返金に対応する差額は発生していない。このため、精算エリアAR23における返金金額については0円であることが示されている。
「免税しない」が表示された免税設定ボタンB30に対する操作は、検索訂正画面に表示されている訂正対象の免税非適用取引を免税適用取引に変更(訂正)する指示である。この場合のPOSレジスタ3は、免税設定ボタンB30の操作に応じて、訂正対象の免税非適用取引を免税適用取引に変更して、支払金額の再計算を含む会計処理を実行する。ここでの会計処理において、POSレジスタ3は、訂正前の取引における支払金額と再計算された支払金額とを利用して、免税適用取引への変更に応じた返金金額を算出する。
同図の検索訂正画面において、免税設定ボタンBT30は、先の図30の「免税しない」との表示から「免税する」との表示に変更されていることで、現在における訂正対象の取引は、免税が適用されて会計処理が行われたものであることを示している。
顧客に対して800円の返金のあることについては、同図の精算エリアAR23において示されるように、「-800円」の返金金額として示される。「-800円」との表示は、店側が先の免税非適用で行われた取引において客から受領した10800円のうちから800円を客に払い戻すことを示す。
本実施形態において、返金金額は、上記のように負の値により店側から顧客への払戻金を示す。また、本実施形態の返金金額は、正の値により、顧客から店側に支払われる代金の不足金を示す。
同図の例では、金種変更画面AR24は、図31の検索訂正画面上に重畳するように表示されている。金種変更画面AR24は、訂正後に顧客からの不足金の受領が発生した場合に、顧客からの預かり金などを入力することができる画面である。
この場合のオペレータは、今回の訂正に応じた精算の締め処理を指示する操作として、例えば、金種変更画面AR24に配置される実行ボタンBT40に対する操作を行う。
締め処理において、POSレジスタ3は、取引についての訂正後の内容が反映されたレシートを発行する。また、締め処理において、POSレジスタ3は、今回の検索訂正で検索された取引データに今回の訂正による会計処理の内容を追加するように変更する。
締め処理が終了すると、検索訂正画面上に表示されたメッセージウィンドウMW21が消去される。この後、オペレータは、画面またはキー操作部15に対する所定操作によって商品登録画面などの他の画面に遷移させることができる。なお、例えば締め処理に応じて、メッセージウィンドウMW21とともに検索訂正画面も消去し、例えば商品登録画面などの所定の画面に遷移するようにしてもよい。
つまり、POSレジスタ3に旅券の旅券番号が入力されない場合、免税非適用から免税適用への設定変更が不可となるように構成されてもよい。旅券番号の入力については、例えば店員が旅券に印刷されている番号を確認して置数の操作を行うようにされればよい。あるいは、旅券に記憶されている旅券番号をカードリーダにより読み取ったり、旅券にバーコードまたは二次元コードとして印刷された旅券番号をスキャナ部18により読み取ったりすることで、旅券番号が入力されるようにしてもよい。
上記構成の場合、「免税しない」との表示の免税設定ボタンBT30を操作した後に旅券番号の入力が行われたことに応じて、免税非適用から免税適用への設定変更が行われるようにされればよい。この際、例えば「免税しない」との表示の免税設定ボタンBT30が操作されたことに応じて、旅券番号の入力を店員に促すメッセージが表示や音声などによって出力されるようにするとよい。
あるいは、先に旅券番号を入力する操作を行ってから、「免税しない」との表示の免税設定ボタンBT30を操作する手順により、免税非適用から免税適用への設定変更が行われるようにしてもよい。この場合、旅券番号を入力されることなく「免税しない」との表示の免税設定ボタンBT30が操作された場合には、旅券番号が入力されていないことを店員に通知するエラーメッセージが表示や音声などによって出力されるようにするとよい。
また、前述のように、旅券番号の入力がなくとも免税非適用から免税適用への設定変更が行えるようにされている場合においても、以下のようにメッセージが出力されてもよい。つまり、例えば「免税しない」の表示の免税設定ボタンBT30が操作されたタイミングで、「お客様のパスポートを確認してください。」といったように旅券の確認を店員に促すメッセージが表示や音声などによって出力されるようにしてもよい。
この場合、オペレータは、税抜価格が10000円の商品を2つ登録する。また、この場合の店員は、今回の取引が免税適用条件を満たしているとの認識であることから、免税ボタンBT10を操作し、免税を適用する。そのうえで、オペレータは小計操作を行い、非居住者である顧客から預かり金などを預かったうえで現計操作を行う。
同図の登録商品エリアAR11には、今回の取引において2つの商品が登録されたことに応じて、1つ目の「商品1」の項目と、続く2つ目の「商品2」の項目との2つの項目が配置される。また、「商品1」、「商品2」の各項目においては、それぞれ、対応の商品の税抜金額が10000円であることが示されている。
精算エリアAR13は、精算に関する金額が示される。同図の精算エリアAR13においては、小計金額と税額合計とを合わせた合計金額が21600円であることが示されている。また、この場合は、免税適用が指定された取引であることから、精算エリアAR13においては、免税金額が1600円であることが示されている。この場合、顧客が支払うべき免税後の支払金額は20000円となる。顧客の支払金額である20000円は、精算エリアAR13において不足金額として示されるようになっている。
この場合、オペレータは、例えば顧客から20000円を支払ってもらい、現計操作を行うことでPOSレジスタ3に締め処理を実行させ、取引を完了させている。このように1つの免税適用の取引が完了した場合にも、POSレジスタ3は、締め処理に際して、例えば今回の会計処理が反映された内容を印字したレシート等の伝票を発行し、完了した取引を記憶する。
同図の場合のように免税適用が設定されていることを示す免税設定ボタンBT30に対する操作は、訂正対象の免税適用取引を免税非適用取引に変更する指示である。POSレジスタ3は、免税設定ボタンB30の操作に応じて、訂正対象の免税適用取引を免税非適用取引に変更して会計処理を再実行する。POSレジスタ3は、免税適用取引への変更に応じた会計処理にあたり、免税非適用取引への変更に応じた返金金額(不足金)を算出する。
同図の検索訂正画面において、免税設定ボタンBT30は、免税適用であることを示す表示(図35)から免税非適用であることを示す表示に変更されていることで、現在における訂正対象の取引は、免税が適用されることなく会計処理が行われたものであることを示している。
顧客が支払うこととなる不足金が1600円であることについては、同図の精算エリアAR23において示されるように、「1600円」の返金金額として示される。
しかしながら、例えば免税設定の変更のための検索訂正を行う場合には、POSレジスタ3に対して先に免税設定の変更を宣言する操作を行ったうえで、訂正対象の取引の検索を実行させるという手順としてもよい。免税設定の変更を宣言する操作にあっては、免税非適用から免税適用への変更を宣言する操作と、免税適用から免税非適用への変更を宣言する操作とのいずれかが行われる。
また、上記の構成が採られる場合において、免税非適用から免税適用への変更を宣言する操作に際しては、前述のように、旅券番号の入力が行われなければ、免税非適用から免税適用への変更が有効とならないように構成してもよい。あるいは、免税非適用から免税適用への変更を宣言する操作が行われたことに応じて、旅券の確認を店員に促すメッセージが表示や音声などによって出力されるようにしてもよい。
オペレータは、はじめに税抜価格が10000円の1つの商品を登録し、次に税抜価格が1000円の1つの商品を登録した。この場合、2つの商品の小計金額は11000円であって下限免税対象額を超えており、他の免税適用条件も満たされていた。そこで、オペレータは、免税ボタンBT10を操作し、免税を適用して精算を行った。
同図の登録商品エリアAR11には、今回の取引において2つの商品が登録されたことに応じて、1つ目の「商品1」の項目と、続く2つ目の「商品2」の項目との2つの項目が配置される。「商品1」の項目においては、「商品1」としての商品の税抜金額が10000円であることが示される。「商品2」の項目においては、「商品2」としての商品の税抜金額が1000円であることが示される。
同図の精算エリアAR13においては、小計金額と税額合計とを合わせた合計金額が211800円であることが示されている。また、この場合は、免税適用が指定された取引であることから、精算エリアAR13においては、免税金額が880円であることが示されている。この場合、顧客が支払うべき免税後の支払金額は11000円となる。顧客の支払金額である11000円は、精算エリアAR13において不足金額として示されている。
この場合、オペレータは、例えば顧客から11000円を支払ってもらい、現計操作を行うことでPOSレジスタ3に締め処理を実行させ、取引を完了させている。このように1つの免税適用の取引が完了した場合にも、POSレジスタ3は、締め処理に際して、例えば今回の会計処理が反映された内容を印字したレシート等の伝票を発行し、完了した取引を記憶する。
なお、POSレジスタ3は、「商品1」の登録の取り消しに応じて小計金額を再計算することで、訂正後の小計金額が下限免税対象額以下となることを判定できる。そこで、POSレジスタ3は、免税設定ボタンBT30の操作を受け付けなくとも、訂正後の小計金額が下限免税対象額以下となったことを判定した場合に、免税非適用の設定に変更するようにしてもよい。
同図の検索訂正画面における免税設定ボタンBT30は、免税非適用であることを示す状態となっている。
本実施形態のPOSレジスタ3は、上記のような第2免税対応検索訂正における精算処理として、上記のような釣銭の計算に対応している。つまり、上記の場合であれば、オペレータは、1600円の不足金支払いに対して顧客から2100円を受け取ると、例えば金種変更画面に対して預かり金としての2100円をPOSレジスタ3に入力する。POSレジスタ3は、1600円の不足金に対する2100円の預かり金の差額をお釣りの金額として算出し、検索訂正画面における精算エリアAR23に500のお釣りの金額も表示させることができる。
ステップS201:検索訂正にあたっては、前述のように訂正対象の取引の検索に関連する操作がオペレータによって行われる。POSレジスタ3は、訂正対象の取引の検索に関連する操作に応じて、訂正対象の取引の検索に関連する処理を実行する。具体的に、POSレジスタ3は、検索訂正指示操作が行われたことに応じて、取引検索画面を表示する。
POSレジスタ3は、レシートのバーコードの読み取りもしくは取引検索画面に対する数値などの入力操作が行われることに応じて、取引検索画面における項目の入力を行う。POSレジスタ3は、取引検索画面における実行ボタンBT20に対する操作に応じて、POSレジスタ3において記憶されている取引のうちから、取引検索画面に対して入力された項目に対応する検索キーに一致する取引を検索する。
ステップS202:POSレジスタ3は、ステップS201により訂正対象の取引を検索すると、先に図30などに例示したように、検索訂正画面を表示する。検索訂正画面の初期表示における免税設定ボタンBT30では、前述のように、検索された訂正対象の取引が免税適用の取引であれば、免税適用であることを示す表示が行われ、免税非適用の取引であれば免税適用で無いことを示す表示が行われる。
ステップS204:免税設定ボタンBT30が操作された場合、POSレジスタ3は、今回の免税設定ボタンBT30の操作が、免税非適用から免税適用への変更を指示するものであるか、あるいは免税適用から免税非適用への変更を指示するものであるかについて判定する。免税非適用であることを示す表示が行われている免税設定ボタンBT30に対して操作が行われたのであれば、免税非適用から免税適用への変更の指示であり、免税適用であることを示す表示が行われている免税設定ボタンBT30に対して操作が行われたのであれば、免税適用から免税非適用への変更の指示である。
ステップS206:免税設定ボタンBT30の操作が、免税適用から免税非適用への変更を指示するものであった場合、POSレジスタ3は、免税適用から免税非適用への変更に応じた返金金額(不足金額)を算出し、算出した返金金額を検索訂正画面における精算エリアAR23に表示する。
ステップS208:商品取消操作が行われた場合、POSレジスタ3は、商品の取り消しに応じて支払金額の再計算(訂正)を実行し、再計算された支払金額を、検索訂正画面における精算エリアAR23に表示させる。
ステップS209:POSレジスタ3は、ステップS208により再計算後の合計金額を表示した後、免税設定ボタンBT30が操作されたか否かについて判定する。
訂正対象の取引が免税適用であったが、商品の取り消しに応じてステップS208により表示された再計算後の合計金額が下限免税対象額未満となった場合、訂正対象の取引について免税適用から免税非適用に訂正する必要も生じる。この場合、オペレータは、免税設定ボタンを操作して、免税適用から免税非適用への変更を指示する。
ステップS209にて免税設定ボタンが操作された場合には、POSレジスタ3は、ステップS206の処理に移行する。
訂正対応精算指示操作が行われないと判定した場合、ステップS203に処理が戻される。これにより、オペレータは、引き続き、検索訂正画面に上での免税適用と免税非適用の切り替えや、追加で商品を取り消す操作などを行うことができる。
ステップS212:金種変更画面AR24が表示された状態のもとで、POSレジスタ3は、金種変更画面AR24に対して行われる精算関連の操作を受け付ける。例えば、ここでの精算関連の操作には、例えば第2免税対応検索訂正または第3免税対応検索訂正に応じて顧客が支払うべき不足金額(返金金額)が発生した場合において、顧客から不足金額の支払いのために受け取った預かり金の金額を入力する操作が含まれる。
ステップS214:実行ボタンの操作されたことが判別されると、POSレジスタ3は、締め処理を実行する。締め処理に際して、POSレジスタ3は、不足金が発生していたことに応じて預かり金の金額が入力されていた場合には、お釣りの金額を計算する。また、締め処理において、POSレジスタ3は、前述のように取引の訂正内容と訂正に応じた精算結果を示すレシートを発行し、今回の検索訂正で検索された取引データに、今回の訂正による会計処理の内容を追加するように変更する。
例えば、本来は1つ登録すればよい商品を、店員の操作ミスやPOSレジスタ3の誤動作などにより重複して2回以上登録してしまうような場合がある。このように商品の登録が重複した場合、本来の小計金額であれば免税非適用であるにもかかわらず、本来よりも小計金額が多くなったため免税適用として扱われて会計処理が行われる場合がある。第3免税対応検索訂正は、このような場合に対応して登録数を訂正し、免税非適用となるように会計処理のやり直しを行うようにしてもよい。
また、商品の価格を本来よりも高い金額で入力するような操作ミスやPOSレジスタ3の誤動作が生じた場合にも、本来は免税非適用である取引が免税適用となる場合がある。第3免税対応検索訂正は、このような場合にも対応して商品の価格を訂正し、免税非適用となるように会計処理のやり直しを行うようにしてもよい。
また、上記とは逆に、商品の登録数を本来の数よりも少ない数で入力してしまったり、商品の価格を本来よりも低い金額で入力するような操作ミスやPOSレジスタ3の誤動作の発生により、本来は免税適用である取引が免税非適用となる場合がある。第3免税対応検索訂正は、このような場合にも対応して、商品の登録数や価格を訂正し、免税適用となるように会計処理のやり直しを行うようにしてもよい。
このような免税手続一括カウンターにPOSレジスタ3が対応している場合、例えば、複合店舗施設における免税店の取引のみを合算し、免税に対応しない非免税店の取引については合算しないように構成することができる。
一具体例として、各店舗での取引(会計結果)を入力する際に店員がPOSレジスタ3に店舗番号を入力する操作を行うようにされる。そして、POSレジスタ3は、入力された店舗番号が免税店ではない場合には、その旨を店員に通知するメッセージを、表示や音声などにより出力するようにしてもよい。このようなメッセージの出力により、店員が免税店でない店舗での会計を免税対象として合算してしまうような誤操作を防ぐことができる。
また、免税手続一括カウンターに対応するPOSレジスタ3は、複合店舗施設における各店舗について、免税店と免税に対応しない非免税店とで区分して管理するようにしてもよい。そのうえで、POSレジスタ3は、免税対応検索訂正(第1免税対応検索訂正、第2免税対応検索訂正、第3免税対応検索訂正)のいずれかを行う場合に、上記の店舗区分に基づいて、非免税店の取引については検索対象から除外するようにしてもよい。これにより、例えば誤って非免税店の取引を指定して検索したとしても検索結果が得られないことから、非免税店の取引について免税対応検索訂正を行ってしまうことが防がれる。
客への返金が発生した理由としては、第1免税対応検索訂正により免税非適用取引から免税適用取引に変更されたため、あるいは第3免税対応検索訂正により返品に対応したため、などが挙げられる。客から受け取るべき不足金が発生した理由としては、第2免税対応検索訂正により免税適用取引から免税非適用取引に変更されたため、といったものが挙げられる。
また、上記の理由の表示は、メッセージウィンドウとは別の表示としてタッチパネル付表示部14において行われてもよい。また、上記の理由の表示は、顧客用表示部16において客向けに行われてもよい。
また、上記のような理由を締め処理に際して発行されるレシートに印字するようにしてもよい。
このように理由が表示あるいは印字などとして出力されることで、店員や顧客は、返金あるいは不足金が発生した理由を確認できるために、円滑に会計を進めることができる。
上記のような免税対応検索訂正発生の理由の入力としては、例えば予め用意した複数の理由を選択肢として表示させ、表示された理由のうちから店員が該当すると判断した理由を選択する操作を行うようにされればよい。一例として、第1免税対応検索訂正が発生した理由としては、店員の操作ミス、旅券の提示が無かったこと、などが挙げられる。
POSレジスタ3は、入力された理由を、訂正が行われた対象の取引のデータに対応付けて記憶する。このように記憶された理由のデータは、例えば免税対応検索訂正の発生を抑止するための対策を考える場合の参考として用いることができる。
続いて、第6実施形態について説明する。本実施形態が対応する免税制度では、免税適用条件の1つに「同一の非居住者に対して、同一店舗における1日の販売合計額が下限免税対象額以上であること」という条件が含まれる。
そこで、前述のように、第3実施形態のもとでは、POSレジスタ3は、今回の取引を行った顧客が、当日に同じ店舗において既に下限免税対象額以上の取引を行って免税を受けている場合に応じて、「免税有効」の会計処理を行うようにされている。「免税有効」の会計処理は、既に下限免税対象額以上の買い物を行ったことを証明するレシートがオペレータに提示されたことに応じて、今回の取引が下限免税対象額未満であっても、POSレジスタ3が今回の取引について免税を適用して行う会計処理である。
そこで、本実施形態のPOSレジスタ3は、既に行われた下限免税対象額未満の取引と今回の取引とを連結した場合に、下限免税対象額以上となって免税適用条件が満たされる場合に対応して、会計処理(取引連結対応会計処理)が可能なように構成される。
ステップS301:オペレータは、非居住者である顧客の1取引に対応する買上商品の登録操作をPOSレジスタ3に対して行う。商品の登録操作に応じて、POSレジスタ3は商品登録処理を実行する。
ステップS302:オペレータは、今回の取引における全ての商品についての登録操作を終えると小計操作を行う。小計操作が行われたことに応じて、POSレジスタ3は、小計画面を表示する。小計画面においては、登録された商品ごとの項目のリストと、小計金額、課税対象額、税額合計、合計金額などが表示される。
なお、ここで、顧客が店舗にて当日に既に会計処理を行った取引が複数であって、これらの複数の取引における小計金額を合算した金額が下限免税額未満であるという場合がある。この場合、顧客は、当日に既に行った複数の取引ごとに対応する複数枚のレシートをオペレータに渡せばよい。
この場合、オペレータは、小計画面が表示されている状態において、顧客から受け取ったレシートを利用して、今回の取引に連結する会計処理済みの取引(連結対象取引)を検索する操作を行う。この際、オペレータは、例えば連結対象取引の検索を指示(連結対象取引検索宣言操作)する操作を行って、取引検索画面を表示させる。そのうえで、オペレータは、レシートのバーコードをPOSレジスタ3のスキャナ部18により読み取らせることで、読み取られたバーコードにおいて示されている営業日、レジ番号、レシート番号、及び合計金額などの情報を検索キーとして入力する。あるいは、オペレータは、キー操作部15に対する操作により取引検索画面に対する検索キーの入力を行う。そして、オペレータが検索実行のための操作を行うことで、POSレジスタ3は、検索処理を実行する。
なお、複数のレシートを受け取った場合には、オペレータは、複数のレシートごとに対応する検索キーの入力を行う。この場合のPOSレジスタ3は複数の取引を検索する。
なお、オペレータは、今回の取引と会計処理済の当日の取引とを連結する必要の無い場合には、上記のような検索に関する操作は必要ない。
なお、ステップS306の処理は、第3実施形態における「免税有効」の会計処理の一態様としても捉えられる。
そこで、この場合のPOSレジスタ3は、免税適用連結取引に対応する精算処理を実行する。つまり、POSレジスタ3は、今回の取引について免税適用による合計金額を算出する。また、POSレジスタ3は、連結対象取引について免税非適用から免税適用に変更したことに応じて発生する顧客への払戻金の金額(返金金額)を算出する。そのうえで、POSレジスタ3は、今回の取引について算出した合計金額から払戻金の金額を減算した金額を顧客の支払金額とする精算処理を行う。また、この場合には、POSレジスタ3は、精算処理の終了に応じた締め処理にあたり、連結対象取引の取引データについて免税適用への変更が反映されるように変更する。
つまり、POSレジスタ3は、連結小計金額と下限免税対象額との差額を算出して、算出された差額以上の買い物をすれば免税対象となる旨を通知するメッセージを表示や音声などによって出力するようにしてもよい。具体的に、算出された差額が100円であれば、「あと100円以上の買い物をすれば免税対象になります。」といったメッセージの内容とすればよい。また、表示によりメッセージを出力する場合は、例えばタッチパネル付表示部14により店員に向けて行うようにしてもよいし、顧客用表示部16により顧客に向けて行うようにしてもよい。
また、上記のような差額を通知するメッセージの出力は、本実施形態のような連結取引のもとで行うだけではなく、単独の取引の際にも行われるようにしてよい。
また、単独の取引あるいは連結取引における小計金額が免税対象上限金額を超えた場合には、免税対象上限額を超えてしまったことを店員や客に通知するメッセージを表示や音声などによって出力するようにしてもよい。例えば小計金額が免税対象上限金額を1000円超えた場合には、「小計金額が免税対象上限金額を1000円超えています」といった内容のメッセージを出力することができる。
POSレジスタ3は、免税適用に関して誤りのある取引であることを判定した場合には、免税適用が誤っていることを通知するメッセージを出力するようにしてもよい。例えば、免税適用に誤りのある取引として、下限免税対象額以上の小計金額であるのに免税適用されていない取引であることが判定された場合には、「検索された取引は免税適用に訂正できます。」といった内容のメッセージを出力することができる。一方、下限免税対象額未満の小計金額であるのに免税適用された取引であることが判定された場合には、「検索された取引は免税適用ではありません。訂正してください。」といった内容のメッセージとすることができる。
以上説明したように、本実施形態の一態様は、会計処理が行われた取引を検索する取引検索手段と、取引検索手段により検索された取引について、免税適用の可否を宣言する免税適用可否宣言手段とを備えるPOSレジスタ3(商品販売データ処理装置)である。
上記構成によれば、会計処理が行われた取引のうちから訂正対象の取引を検索し、検索された取引について免税適用の可否を設定できる。これにより、会計処理が行われた取引に関して免税適用の可否の変更についての訂正が行えるようになる。
上記構成によれば、免税を適用せずに会計処理が行われた取引について、免税が適用された会計処理に訂正することができる。
上記構成によれば、免税を適用して会計処理が行われた取引について、免税を適用しない会計処理に訂正することができる。
上記構成によれば、免税が適用されて会計処理が行われた取引について、例えば商品の一部返品などに応じて、一部商品の取り消しの訂正を行ったことに応じて免税適用条件が満たされなくなった場合に、免税を適用しない会計処理に訂正することができる。
上記構成によれば、訂正対象の取引についての免税の適用への変更または免税の取り消しへの変更に応じて生じる顧客への払戻金または顧客が支払うべき不足金を算出することができる。
上記構成によれば、例えば個々の取引では免税適用条件が満たされない場合であっても、これらの取引を連結した場合に免税適用条件が満たされる場合に対応して、適切に取引について免税が適用されるか否かについて判定できる。
続いて、第7実施形態について説明する。
先の各実施形態では、免税制度における免税適用条件として、一般物品は、1万円を超える場合に免税となり、消耗品は、5千円を超え50万円までの範囲内である場合に免税となるように条件が定められていた。そのうえで、消耗品については、指定の方法による包装が行われ、出国まで開封されないことが規定される。また、一般物品と消耗品とは、それぞれ個別の合計金額を対象として免税適用が行われ、一般物品と消耗品とを合算した合計金額を対象として免税適用が行われることはなかった。
また、本実施形態においては、先の各実施形態と同様に、一般物品と消耗品とで個別の合計金額を対象として免税(個別免税)を適用することも可能である。
個別免税モードにおいて、消耗品の合計金額が下限免税対象額以上であり、一般物品の合計金額が下限免税対象額以上である場合には、消耗品と一般物品とのいずれについても免税が適用される。
また、個別免税モードにおいて、消耗品の合計金額が下限免税対象額未満であり、一般物品の合計金額が下限免税対象額以上である場合には、消耗品については非免税となり、一般物品について免税が適用される。
また、個別免税モードにおいて、消耗品の合計金額が下限免税対象額以上であり、一般物品の合計金額が下限免税対象額未満である場合には、消耗品については免税が適用され、一般物品について非免税となる。
また、個別免税モードにおいて、消耗品の合計金額が下限免税対象額未満であり、一般物品の合計金額が下限免税対象額未満である場合には、消耗品と一般物品とのいずれも非免税となる。
合算免税モードにおいて、消耗品の合計金額が下限免税対象額以上であり、一般物品の合計金額が下限免税対象額以上である場合には、消耗品と一般物品とで合算された合計金額は必ず下限免税対象額(5000円)以上となる。従って、この場合には、消耗品と一般物品とのいずれについても免税が適用される。
消耗品の合計金額が下限免税対象額未満であり、一般物品の合計金額が下限免税対象額以上である場合には、消耗品と一般物品とで合算された合計金額は必ず下限免税対象額以上となる。従って、この場合には、消耗品と一般物品とのいずれについても免税が適用される。
消耗品の合計金額が下限免税対象額以上であり、一般物品の合計金額が下限免税対象額未満である場合には、消耗品と一般物品とで合算された合計金額は必ず下限免税対象額以上となる。従って、この場合には、消耗品と一般物品とのいずれについても免税が適用される。
消耗品の合計金額が下限免税対象額未満であり、一般物品の合計金額が下限免税対象額未満である場合、消耗品と一般物品とで合算された合計金額が下限免税対象額未満となる場合と下限免税対象額以上となる場合がある。消耗品と一般物品とで合算された合計金額が下限免税対象額未満となる場合、消耗品と一般物品とのいずれもが非免税となる。これに対して、消耗品と一般物品とで合算された合計金額が下限免税対象額以上となる場合、消耗品と一般物品とのいずれもが免税となる。
POSレジスタ3を操作する店員は、会計を受けようとする顧客への応対として、顧客が購入対象としてPOSレジスタ3にまで持ってきた商品を、一取引に対応させて商品種別ごとに順次登録していくようにして商品登録操作を行っていく。
上記のように商品登録操作が行われていく過程において、一取引において最初の免税対象の商品についての商品登録操作が行われた。この場合、POSレジスタ3は、タッチパネル付表示部14において免税処理確認画面を表示させる。
なお、以降の説明にあたり、個々の商品登録タブTAB1-1、TAB1-2、TAB1-3等について特に区別しない場合には、商品登録タブTAB1と記載する。
店員は、商品登録タブTAB1に対する操作(タッチ操作)を行うことで、操作された商品登録タブTAB1の付された商品登録シートを最前面に移動させ、最前面に移動された商品登録シートに対応する取引の商品登録を行うことができる。つまり、店員は、商品登録タブTAB1に対する操作によって複数の商品登録中の取引のうちから任意の1つの取引に対応する商品登録シートをアクティブとなるように選択し、アクティブの商品登録シートに対応する取引における商品登録操作を行うことができる。
店員は、商品登録操作において、商品ボタンに対する操作を行うことで、登録対象の商品の指定を行うことができる。店員は、買上商品ごとに対応する商品ボタンに対する操作を行っていくことで、順次、商品の登録を行っていくことができる。
免税処理確認画面DLB11は、対応の一取引について免税処理を適用するか否かを店員に確認する画面である。同図の免税処理確認画面DLB11においては、店員に免税処理を適用するか否かの確認を求めるメッセージが表示される。また、免税処理確認画面DLB11においては、「はい」ボタンBT51-1と「いいえ」ボタンBT51-2が配置される。
このような場合、例えば一取引ごとに応じた免税処理の適用にあたり、利用される頻度の高いほうの免税モードをデフォルトとして設定しておいたうえで、取引ごとに免税処理を適用するにあたりデフォルトの免税モードが設定されるようにするとよい。このようにすれば、個別免税モードと合算免税モードとのいずれかを都度に指定する操作を行う場合と比較して、店員が行う操作回数を削減できることになる。
本実施形態では、個別免税と合算免税とで個別免税のほうが顧客により利用される頻度が高い場合に対応して、個別免税をデフォルトとして設定した例を挙げている。
店員は、免税処理を適用すべきと判断した場合には、「はい」ボタンBT51-1を操作する。POSレジスタ3は、「はい」ボタンBT51-1に対する操作が行われると、免税処理確認画面DLB11を消去して商品登録画面が最前面で表示されるようにする。そのうえで、POSレジスタ3は、これまでの免税モードが設定されていない通常の会計モード(非免税モード)が設定されていた状態から、デフォルトの免税モードとして指定された個別免税モードに設定を変更する。個別免税モードが設定されたPOSレジスタ3は、会計処理に際して、商品登録処理によって登録された免税対象の商品について、消耗品と一般物品とでそれぞれ個別に免税処理を行うようにされる。
同図に示されるように、個別免税モードが設定された状態の商品登録画面においては、免税モード報知エリアAR40と免税モード切替ボタンBT52が配置される。
免税モード報知エリアAR40は、現在において設定されている免税モードを表示するエリアである。この場合には、「はい」ボタンBT51-1が操作された直後であることから、デフォルトの免税モードである個別免税モードが設定されていることを示す表示が行われている。
免税モード切替ボタンBT52は、免税モードを切り替える操作が行われるボタンである。この場合の免税モード切替ボタンBT52は、現在において個別免税モードが設定されていることに応じて、もう一方の免税モードである合算免税モードへの切り替えに対応する機能を有するものとなる。合算免税モードへの切り替えの機能を有することに応じて、免税モード切替ボタンBT52においては、切り替え先である合算免税モードを示す表示が行われている。
免税モード切替ボタンBT52が操作されたことに応じて、POSレジスタ3は、免税モードの設定を個別免税モードから合算免税モードに切り替える。合算免税モードに切り替えられたことに応じて、免税モード報知エリアAR40は合算免税モードであることを示す表示に変化する。また、「はい」ボタンBT51-1は、操作に応じて個別免税モードへの切り替えを行う機能を有するものに変化する。個別免税モードへの切り替えの機能を有することに応じて、免税モード切替ボタンBT52においては、切り替え先である個別免税モードを示す表示が行われる。
免税モード切替ボタンBT52に対する操作は、例えば現計操作が行われて会計処理結果が確定されるまで行うことができるようにされてよい。
同図の小計画面においては、登録商品エリアAR51、合計内訳エリアAR52及び精算エリアAR53が配置されている。同図の説明にあたり、税率は8%である場合を例に挙げる。
登録商品エリアAR51には、今回の取引においてこれまでに登録された商品についての各項目が、上段から下段にかけて登録順に従った配列順で配置される。
同図の登録商品エリアAR51においては、登録順に従って、「商品A」、「商品B」、「商品C」の3商品ごとの項目が配置されている。
「商品A」の項目においては、当該「商品A」が免税対象の商品として消耗品に区分されることを示している。また、「商品A」の項目においては、単価1000円の「商品A」が6個登録されたことで金額が6000円であるので、合算免税のもとで免税対象とされていることが示されている。
「商品B」の項目においては、当該「商品B」が免税対象の商品として一般物品に区分されることを示している。また、「商品B」の項目においては、単価1000円の「商品B」が4個登録されたことで金額が4000円であるので、合算免税のもとで「商品A」の金額免税対象とされていることが示されている。つまり、商品Bの金額が4000円である場合、個別免税では下限免税対象額未満となることから免税適用とならない。しかし、この場合には合算免税であることから、消耗品である「商品A」の金額である6000円に4000円を合算することで、金額は10000円となり、免税適用となる。
「商品C」の項目においては、単価1000円の「商品C」が6個登録されたことで6000円であり、当該「商品A」が免税対象外の商品であることが示される。
即ち、同図の合計内訳エリアAR52においては、登録された商品の数(買上点数)が16個であること、商品についての小計金額が16000円であること、課税対象額が小計金額の16000円のうち「商品C」に対応する6000円であること、税額合計が480円であることが示されている。さらに、合計内訳エリアAR52においては、消耗品免税対象額が「商品B」に対応する4000円であること、一般免税対象額(一般物品に対応する免税対象額)が6000円であることが示されている。
精算エリアAR53は、精算に関する金額が示される。同図の精算エリアAR53においては、小計金額と税額合計とを合わせた合計金額が16480円であることが示される。
例えば、同図の状態のもとで免税モード切替ボタンBT52が操作された場合、POSレジスタ3は、免税モードを個別免税モードに切り替える。これにより、登録商品エリアAR51において、消耗品である「商品A」の欄は、個別免税により免税適用であることが示される。一方、一般物品である「商品B」の欄は、個別免税のもとでは下限免税対象額未満であることで免税が非適用となることが示される。
これに伴い、合計内訳エリアAR52においても、個別免税モードにより免税処理を実行した結果が反映されるように表示が変化する。つまり、この場合には、課税対象額が10000円に変更され、これに伴って税額合計も800円に変更される。また、一般免税対象額の欄は非表示(もしくは0円の表示)となる。これに伴い、精算エリアAR53における合計金額は、16800円に変化する。
図46は、図45に示される小計結果について現計操作を行ったことに応じて発行されたレシートの一例を示す。同図のレシートにおいては、図45に示される小計結果と同じ内容が会計処理結果として反映されている。そのうえで、レシートにおいては、商品Aに関しては、合算免税における免税対象品のうち消耗品に区分される商品であることを示すマークMK-1が付されている。また、商品Bに関しては、合算免税における免税対象品のうち一般物品に区分される商品であることを示すマークMK-2が付されている。このようなマークMK(MK-1、MK-2)を付すことにより、商品Aは合算免税の対象とされた消耗品であり、商品Bは合算免税の対象とされた一般物品であり、マークの付されていない商品Cは免税対象外の商品であることを容易に把握できる。
同図のレシートにおいては、現金による精算(決済)が行われており、現金による16500円の預かり金の受け取りに対して20円の釣銭を返却したことが示されている。
なお、同図のレシートでは、外税の形式で税額に関する計算結果が示されているが、内税の形式で税額に関する計算結果が示されてもよい。
図47は、図45及び図46に示したのと同じ一取引についての会計処理の結果を示す電子ジャーナルの表示態様例を示している。
図48は、図47に示したのと同じ一取引についての会計処理の結果を示す印刷ジャーナルの態様例を示している。同図では、印刷ジャーナルにおいて、電子ジャーナルでは示されていた預かり金額、釣銭の情報を省略した例が示されている。
ステップS401:店員は、一取引に対応する会計操作として、まず、客が購入対象とする商品ごとに登録していくようにして商品登録操作を行っていく。POSレジスタ3は、一取引において、1つの商品種別に対応する商品登録操作が行われたか否かについて判定する。
ステップS402:ステップS401において商品登録操作の行われたことが判定された場合、POSレジスタ3は、今回の商品登録操作によって登録対象とされた商品が、今回の取引において最初の免税対象の商品であるか否かについて判定する。
ステップS403:ステップS402にて今回の取引において最初の免税対象の商品であることが判定された場合、POSレジスタ3は、免税処理確認画面DLB11を表示させる。
ステップS404:免税処理確認画面DLB11に対して、店員は、「はい」ボタンBT51-1に対する操作、もしくは「いいえ」ボタンBT51-2に対する操作を行う。そこで、POSレジスタ3は、免税処理確認画面DLB11を表示させた状態において、「はい」ボタンBT51-1に対する操作による免税処理の宣言が得られたか否かについて判定する。
ステップS405:ステップS404にて免税処理の宣言が得られたことが判定された場合、POSレジスタ3は、デフォルトの免税モードを設定する。先の図44、図45における説明との対応では、当該ステップS405により個別免税モードが設定される。
なお、通常の会計モードが設定されている状態においては、例えば免税モード切替ボタンBT52は非表示とされてよい。この場合、通常の会計モードが設定されている状態では、免税モード切替操作が不可となるので、ステップS407~S409の処理はスキップされてよい。あるいは、通常の会計モードが設定されている状態において、免税モード切替ボタンBT52は、通常の会計モードから免税モードへの切り替えを指示する操作が行われるボタンとして機能してもよい。この場合にも、例えば免税モード切替ボタンBT52を操作して通常の会計モードから免税モードへの切り替えを行った際には、デフォルトの免税モードが設定されるようにしてよい。
ステップS409:免税モードの設定が切り替えられたことに応じて、POSレジスタ3は、現在における商品の登録状態に対して、切り替え後の免税モードに応じた免税処理を実行して金額の再計算を実行する。
ステップS411:ステップS410にて小計操作の行われたことが判定された場合、POSレジスタ3は、これまでの商品登録処理の結果が反映された(免税モードが設定されていた場合には、設定された免税モードに応じた免税処理結果も反映される)小計画面をタッチパネル付表示部14に表示させる。
なお、通常の会計モード(非免税モード)が設定された状態で小計画面が表示された場合、ステップS412~S414の処理については省略されてよい。
ステップS414:POSレジスタ3は、現在の商品の登録状態に対応させて、ステップS413により設定された免税モードに応じた免税処理を実行することで、金額についての再計算を行う。
現計操作の行われなかったことが判定された場合には、ステップS412に処理が戻される。
ステップS416:ステップS415にて現計操作の行われたことが判定された場合、POSレジスタ3は、今回の取引に対応する精算処理を実行する。精算処理に際しては、選択された決済方法に応じた決済処理が実行され、精算の完了に応じてレシートが発行される。
上記のような免税対象額不足通知画面による報知は、個別免税モードと合算免税モードとで切り替えが可能とされている本実施形態にも適用されてよい。以下、本実施形態における免税対象額不足通知画面の表示による報知の態様例について説明する。
免税対象額不足通知画面DLB21においては、小計金額が下限免税対象額未満であることを店員に通知するメッセージが表示される。同図では「消耗品、一般商品(一般物品を指す)共に免税額に達していません」とのメッセージが表示された例が示されている。
本実施形態において、小計金額が下限免税対象額未満であった場合の会計方法としては、第3実施形態において挙げた「商品追加」、「免税無効」、及び「免税有効」に加えて、「合算免税」の4つの選択肢がある。
「商品追加」、「免税無効」、及び「免税有効」の各会計方法については、第3実施形態と同様である。「商品追加」の会計方法は、商品追加ボタンBT53-1を操作することによって選択される。「免税無効」の会計方法は、免税無効ボタンBT53-2を操作することによって選択される。「免税有効」の会計方法は、免税有効ボタンBT53-3を操作することによって選択される。
個別免税のもとでの小計金額としては、消耗品と一般物品とのいずれも下限免税対象額未満であるが、合算免税に変更して消耗品と一般物品とのそれぞれの小計金額を合算すれば、下限免税対象額以上となる場合がある。そこで、本実施形態においては、消耗品と一般物品とのそれぞれの小計金額を合算することで下限免税対象額以上となる場合には、個別免税モードから合算免税モードに免税処理を変更し、免税が適用された会計が行えるようにする。
なお、消耗品と一般物品とのそれぞれの小計金額を合算しても下限免税対象額に満たない場合には、免税対象額不足通知画面DLB21において、合算免税ボタンBT53-4は、例えばグレーアウトさせるなどして操作が不可であることが示されるようにしてよい。あるいは、この場合には、免税対象額不足通知画面DLB21において合算免税ボタンBT53-4を表示させないようにしてよい。
本実施形態においては、POSレジスタ3について、上記の第1免税対応検索訂正~第3免税対応検索訂正に加えて、合算免税に対応する検索訂正が可能なように構成される。合算免税に対応する検索訂正としては、以下の第4免税対応検索訂正~第7免税対応検索訂正の4つの検索訂正が可能なようにされる。
このような第4免税対応検索訂正は、以下のようなケースに対応できる。例えば非居住者である顧客が、合算免税が可能であることを知らずにいた(あるいは忘れていた)ため、個別免税を適用した会計処理が行われたが、この後に、顧客が、合算免税が可能であることを知り(あるいは思い出し)、合算免税を適用した会計のし直しを店員に依頼したような場合である。
第4免税対応検索訂正を行うことで、例えば訂正前の個別免税のもとでは、合計金額が下限免税対象額未満であったために免税が適用されなかったが、合算免税に変更されることで、一般物品と消耗品とを合算した合計金額が下限免税対象額以上となって、免税が適用されることになる。
このような第5免税対応検索訂正は、以下のようなケースに対応できる。例えば顧客が、合算免税を適用して消耗品と一般物品とを併せて購入したが、一般物品を梱包してしまって国外に出るまで使用できないことに不都合のあることに気付いた。そこで、顧客が、一般物品を国外に出る前に使用できるように、合算免税を適用した取引を、個別免税を適用した取引に変更することを店員に依頼した。
あるいは、顧客が、消耗品と一般物品とを合算しないと合計金額が下限免税対象額以上にならないと予想していたために合算免税により会計を受けたが、会計後に確認してみると、消耗品の合計金額と一般物品の合計金額とのそれぞれが下限免税対象額以上であった。客としては、一般物品については国外に出る前に使用したいので、合算免税を適用した取引を、個別免税を適用した取引に変更することを店員に依頼した。
(第1の変形例)
一取引に対応する免税モードの設定は、例えばICチップを備えるパスポートから読み込んだ非居住者に関する所定の情報(非居住者関連情報)の内容に基づいて行われるようにされてよい。
本変形例を適用した運用の具体例として、1つには、例えば非居住者の国の都合などで個別免税と合算免税とのいずれか一方の利用が指定あるいは推奨されているといった場合に対応して免税モードを設定することができる。
この運用において、POSレジスタ3は、国ごとに個別免税モードと合算免税モードとのいずれかを対応付けた情報(国対応免税モードテーブル)を記憶する。国対応免税モードテーブルは、POSレジスタ3と通信可能に接続された上位装置等に記憶されてもよい。この場合、店員は、会計に際して、顧客のパスポートのICカードに記憶される非居住者関連情報をPOSレジスタ3に読み取らせる操作を行う。POSレジスタ3は、読み込まれた非居住者関連情報のうちで国を示す国情報(客に対応する識別情報の一例)を取得する。POSレジスタ3は、国対応免税モードテーブルを参照して、取得された国情報が示す国に対応付けられた免税モードを特定する。POSレジスタ3は、今回の取引について、特定された免税モードを設定する。
また、本変形例を適用した運用のもう1つの具体例として、以下のような例を挙げることができる。
例えば滞在日数が長いような顧客については、顧客登録を行ってもらうようにする。顧客登録によって登録された顧客情報には、顧客を一意に識別する情報(顧客識別情報)とともに、顧客が利用する免税モードが個別免税モードと合算免税モードとのいずれであるのかを示す情報(利用免税モード情報)が含まれる。
この場合、店員は、会計に際して顧客のパスポートのICカードに記憶される非居住者関連情報をPOSレジスタ3に読み取らせる操作を行うことで、POSレジスタ3に顧客識別情報を取得させる。POSレジスタ3は、顧客識別情報を参照して、取得された顧客情報が対応する利用免税モードを特定する。POSレジスタ3は、今回の取引について、特定された免税モードを設定する。
このような本変形例によれば、パスポートから情報を読み込ませる操作を行うことで、顧客に応じた免税モードを簡易かつ的確に設定できる。
なお、免税モードの設定については、例えば、商品登録画面や小計画面の所定の領域に配置されたボタンに対する操作によって行われるようにされてよい。このようなボタンは、例えば、商品登録画面や小計画面の下側にて、免税モード報知エリアAR40と免税モード切替ボタンBT52を含んで横方向に設けられる領域に配置されてよい。
このようなボタンとして、例えば、「個別免税」を指示するボタンと「合算免税」を指示するボタンとの2つのボタンが配置されるようにしてよい。一取引に対応してこれらのボタンを操作するタイミング、即ち、免税モードを指定するタイミングは、例えば1つ目の商品の登録が開始されてから現計操作が行われるまでの間において任意とされればよい。このような変形例の場合、デフォルトの免税モードを設定しなくともよい。
また、デフォルトの免税モードを設定しない場合の態様として、免税処理確認画面DLB11において、それぞれの免税モードに対応するボタンを配置し、操作されたボタンが対応する免税モードが設定されるようにしてよい。
なお、これまでに説明した個別免税モードは、消耗品と一般物品とがそれぞれ個別であるが、いずれも免税処理の対象となる免税モード(物品制限無し個別免税モード)であった。つまり、これまでに説明した個別免税モードは、免税対象の商品であれば、特に制限無く免税処理対象とする免税モードであった。
これに対して、個別免税モードとして、免税対象の商品のうち免税処理対象とする商品に制限が与えられる物品制限付き個別免税モードについても設定されてよい。具体的に、物品制限付き個別免税モードは、消耗品のみを免税処理の対象とする消耗品免税モードと、一般物品のみを免税処理の対象とする一般物品免税モードとがあるようにされてよい。そのうえで、個別免税モードに関して、物品制限無し個別免税モードと、上記2つの物品制限付き個別免税モード(消耗品免税モード、一般物品免税モード)とのうちからいずれかを選択して設定可能なようにされてよい。
なお、例えば顧客の都合等により、商品登録に際して免税対象の商品のみを確実に登録したい場合がある。
そこで、本変形例としては、上記のような場合に対応して、合算免税モードとされた場合には、消耗品と一般物品に該当しない免税対象外の商品(例えば、非課税の商品券を含む)については商品登録が不可とされ、店員が商品登録操作を行っても受け付けられないようにしてよい。
さらに、例えば一取引の会計処理の途中において合算免税モードが設定された場合において、合算免税モードの設定前に登録済みとされた免税対象外の商品については、POSレジスタ3が登録の取り消しの処理を実行可能なようにされてよい。この場合において、POSレジスタ3は、会計処理の途中において合算免税モードが設定されたことに応じて、免税対象外の商品の登録の取り消しのための操作を行うように店員に報知する画面を表示させるようにしてよい。
さらに、例えば一取引の会計処理の途中において物品制限付き個別免税モードが設定された場合において、物品制限付き個別免税モードの設定前に登録済みとされた免税処理の対象に該当しない商品については、POSレジスタ3が登録の取り消しの処理を実行可能なようにされてよい。この場合において、POSレジスタ3は、会計処理の途中において物品制限付き個別免税モードが設定されたことに応じて、免税処理の対象に該当しない商品の登録の取り消しのための操作を行うように店員に報知する画面を表示させるようにしてよい。
このような本変形例の構成であれば、商品登録に際して免税対象の商品のみを確実に登録できるようになる。
(1)以上説明したように、本実施形態は、一取引に対応する会計にあたり、第1免税処理(個別免税に対応する免税処理)と前記第1免税処理とは異なる第2免税処理(合算免税に対応する免税処理)とのいずれかの実行を宣言する宣言手段を備える商品販売データ処理装置(例えば、POSレジスタ3)である。
上記の宣言手段によっては、例えば図43に示される免税処理確認画面DLB11における「はい」ボタンBT51-1に対する操作に応じたデフォルトの免税モードの設定、免税切替ボタンBT52に対する操作に応じた免税モードの設定(切り替え)、図50の免税対象額不足通知画面DLB21における合算免税ボタンBT53-4に対する操作に応じた合算免税モードの設定等が実現される。
上記構成によれば、複数の異なる商品区分の混合(例えば、合算免税)を対象として免税が可能とされる場合に対応して、効率よく会計が行われるようにすることが可能になる。
上記構成によれば、消耗品と一般物品とをそれぞれ個別に免税対象とする個別免税と、消耗品と一般物品とを混合して免税対象とする合算免税とのそれぞれに応じた免税処理を適宜切り替えて実行することが可能となる。
上記の報知手段によっては、図50の免税対象額不足通知画面DLB21における合算免税ボタンBT53-4の表示が実現される。
上記構成によれば、個別免税を適用して会計を行ったところ免税適用の条件を満たさなかった場合において、合算免税を適用すれば免税が適用されることを的確に把握できる。
上記構成によれば、例えば、免税モードのうちで顧客が利用する頻度が高いものをデフォルトとして設定しておくことで、店員の免税モード選択のための操作を簡易化することが可能になる。
上記構成によれば、顧客ごとに応じて免税モードを的確かつ簡易に設定することが可能になる。
上記構成によれば、前記第1免税処理を伴う会計処理が行われた取引と、第2免税処理を伴う会計処理が行われた取引とのいずれも対象として訂正することが可能になる。
Claims (6)
- 一取引に対応する会計にあたり、第1免税処理と前記第1免税処理とは異なる第2免税処理とのいずれかの実行を宣言する宣言手段を備え、
前記第1免税処理は、免税に関して合計金額が所定の第1金額以上から第2金額以下であるとの第1条件が定められた第1商品種別に区分される第1種商品については前記第1条件に従って免税処理を実行し、免税に関して合計金額が所定の第3金額以上であるとの第2条件が定められた第2商品種別に区分される第2種商品については前記第2条件に従って免税処理を実行するものであり、
前記第2免税処理は、前記第1種商品と第2種商品とを混在させ、免税に関して最低限度額が所定の第4金額であるとの第3条件に従って免税処理を実行するものである
情報処理装置。 - 会計対象の第2種商品において、前記第2免税処理の対象として前記第1種商品と混在させた第2種商品を認識可能に表示する表示手段をさらに備える
請求項1に記載の情報処理装置。 - 会計結果を示す伝票であって、前記第2免税処理の免税対象として混在された第1種商品の項目と第2商品の項目とを所定の態様により区分して示し、前記第2免税処理の結果が反映された金額を示した内容の伝票を発行させる発行手段をさらに備える
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - コンピュータを、
一取引に対応する会計にあたり、第1免税処理と前記第1免税処理とは異なる第2免税処理とのいずれかの実行を宣言する宣言手段として機能させるためのプログラムであって、
前記第1免税処理は、免税に関して合計金額が所定の第1金額以上から第2金額以下であるとの第1条件が定められた第1商品種別に区分される第1種商品については前記第1条件に従って免税処理を実行し、免税に関して合計金額が所定の第3金額以上であるとの第2条件が定められた第2商品種別に区分される第2種商品については前記第2条件に従って免税処理を実行するものであり、
前記第2免税処理は、前記第1種商品と第2種商品とを混在させ、免税に関して最低限度額が所定の第4金額であるとの第3条件に従って免税処理を実行するものである
プログラム。 - 前記コンピュータを、
会計対象の第2種商品において、前記第2免税処理の対象として前記第1種商品と混在させた第2種商品を認識可能に表示する表示手段としてさらに機能させるための
請求項4に記載のプログラム。 - 前記コンピュータを、
会計結果を示す伝票であって、前記第2免税処理の免税対象として混在された第1種商品の項目と第2商品の項目とを所定の態様により区分して示し、前記第2免税処理の結果が反映された金額を示した内容の伝票を発行させる発行手段としてさらに機能させるための
請求項4または5に記載のプログラム。
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