JP7321255B2 - 端末、基地局、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

端末、基地局、通信システム、及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置、及び基地局装置に関する。
現在、3rd Generation Partnership Project(3GPP)のLTE Internet of Things(IoT),すなわちNB-IoT(Narrow Band IoT)又はeMTC(enhanced Machine Type Communication)のリリース16に向けたEnhancementにおいてPreconfigured Uplink(UL) resources(PUR)に関する議論が行われている。
また、3GPPのリリース17以降のNew Radio(NR)において、アイドルモードのユーザ装置向けのPower savingが議論される可能性がある。この場合において、アイドルモードのユーザ装置向けに、ネットワーク側からのユーザ装置に対する無線リソースの割り当てを前提としない(Grant less、又はGrant Free)送信方法がNRで規定される可能性がある。
PURを使用した無線通信は、主に3GPPのリリース16のeMTC/NB-IoT enhancementを対象とするが、PURを使用した無線通信は、3GPPのリリース16のeMTC/NB-IoT enhancementに限定されず、NRシステムに適用されることが想定されている。
3GPP TS 36.321 V15.4.0 (2018-12)
3GPPで規定される無線通信システムにおいて、アップリンクのタイミングを基地局装置側で揃えるために、タイミングアドバンス(以下、TA)が使用される(例えば非特許文献1)。また、タイミングアドバンスの有効期間を計時するタイムアラインメントタイマ(以下、TAタイマ)が使用される。
しかし、PURを用いたアップリンク送信においては、TAタイマに関わる規定等は存在しない。そのため、TAタイマを適切に制御できずに、結果として、PURを用いたアップリンク送信を行う場合におけるタイミングアドバンスの有効/無効の制御が適切に行えない可能性がある。
TAタイマを適切に制御できないという上記の課題は、PURを用いたアップリンク送信において、TAタイマに限らず、他のタイマについても生じ得る課題である。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、事前設定されたアップリンクのリソースを用いた送信が行われる無線通信システムにおいて、適切にタイマの制御を行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、基地局から受信した、アップリンク信号のリソースに関する設定情報に基づいて、前記アップリンク信号の送信に関するタイミングアドバンスの有効期間を計時する、アイドルモードでのタイムアラインメントタイマを起動又は再起動する制御部と、
前記リソースを用いて前記アップリンク信号を前記基地局に送信する送信部と、
前記アップリンク信号に対する応答信号を受信するためのサーチスペースで、前記応答信号を受信する受信部と、
を備え、
前記受信部は、前記タイミングアドバンスの調整値を前記基地局から受信し、
前記制御部は、前記調整値に基づいて、タイミングアドバンスの値を調整する、
端末が提供される。
開示の技術によれば、事前設定されたアップリンクのリソースを用いた送信が行われる無線通信システムにおいて、適切にタイマの制御を行うことを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。 PURを使用した無線通信の例を示す図である。 Dedicated PURを使用した、ユーザ装置によるデータ送信の動作例を示す図である。 CBS PURを使用した、ユーザ装置によるデータ送信の動作例を示す図である。 CFS PURを使用した、ユーザ装置によるデータ送信の動作例を示す図である。 ページング用のサーチスペースに加えて、追加のサーチスペースを設定する例を示す図である。 TAタイマが失効した場合に、TAが適切であることを再度検証する方式の例を示す図である。 本発明の実施の形態における動作例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態における動作例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態における動作例を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10又はユーザ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
また、以下の説明では、主に、アイドルモードにあるユーザ装置の動作を対象としているが、以下で説明する技術は、アイドルモードのユーザ装置に限らず、コネクティッドモードのユーザ装置に適用してもよい。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示されるように、基地局装置10及びユーザ装置20を含む。図1には、基地局装置10及びユーザ装置20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
基地局装置10は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はOFDMシンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。また、時間領域におけるTTI(Transmission Time Interval)がスロットであってもよいし、TTIがサブフレームであってもよい。
基地局装置10は、同期信号及びシステム情報をユーザ装置20に送信する。同期信号は、例えば、PSS及びSSSである。システム情報は、例えば、PBCHあるいはPDSCHにて送信され、ブロードキャスト情報ともいう。図1に示されるように、基地局装置10は、DL(Downlink)で制御信号又はデータをユーザ装置20に送信し、UL(Uplink)で制御信号又はデータをユーザ装置20から受信する。なお、ここでは、PUCCH、PDCCH等の制御チャネルで送信されるものを制御信号と呼び、PUSCH、PDSCH等の共有チャネルで送信されるものをデータと呼んでいるが、このような呼び方は一例である。例えば、制御信号とデータを総称して「信号」と呼んでもよい。
ユーザ装置20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図1に示されるように、ユーザ装置20は、DLで制御信号又はデータを基地局装置10から受信し、ULで制御信号又はデータを基地局装置10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。なお、ユーザ装置20をUEと呼び、基地局装置10をeNB(あるいはgNB)と呼んでもよい。
(事前設定された上りリンクのリソース(PUR))
本実施の形態では、事前設定された上りリンク(アップリンク)のリソース(PUR)を用いることを前提とすることから、まず、PURに関わる無線通信システムの動作例について、図2を参照して説明する。以下の図2で説明するPURを使用した無線通信は、主に3GPPのリリース16のeMTC/NB-IoT enhancementを対象とするが、PURを使用した無線通信は、3GPPのリリース16のeMTC/NB-IoT enhancementに限定されず、NRシステムに適用されてもよい。また、PURを使用した無線通信は、LTE、NRのいずれとも異なる無線通信システムに適用されてもよい。
図2に示されるように、通信を行う前に、基地局装置10とユーザ装置20との間で、ユーザ装置20がデータの送信を行うためのPURの設定(PUR setup)を行う。その後、ユーザ装置20は、PURを使用して、データの送信を例えば周期的に行う。つまり、基地局装置10とユーザ装置20との間でPURの設定を行った後、ユーザ装置20は、基地局装置10から別途、アップリンクの無線リソースを割り当てられることなく、PURを使用してデータの送信を行うことができる。
なお、上記のPURを使用したユーザ装置20のデータ送信の方式は、データの送信をアイドルモード(アイドルモード)のユーザ装置20が行うことを想定している。この点において、上述のPURを使用したデータ送信の方式は、セミパーシステントスケジューリングを使用したユーザ装置20のデータの送信の方式とは異なる。
(PURの種別)
PURの種別として、本実施の形態では、以下の3種類のPURを使用できる。ただし、下記の3種類は例であり、これらに限定されるわけではない。
(1)Dedicated PUR
(2)Contention-based shared preconfigured UL resource (CBS PUR)
(3)Contention-free shared preconfigured UL resource (CFS PUR)
上記(1)のDedicated PURは、個々のユーザ装置20に対して専用に設定されるPURである。Dedicated PURを使用してユーザ装置20がデータを送信する場合、その送信リソースは専用のリソースとされているため、競合解決の手順を適用することは必要とされない。このDedicated PURの設定を行う場合、LTEのセミパーシステントスケジューリングにおけるリソース割り当ての方法が流用されてもよい。
上記(2)のContention-based shared preconfigured UL resource (CBS PUR)は、複数のユーザ装置20の間で共有されるPURである。複数のユーザ装置20がCBS PURで送信を行う場合、複数のユーザ装置20の間で送信が競合することがあり得る。従って、複数のユーザ装置20がCBS PURで送信を行う場合、競合を解決する手順が適用される。
上記(3)のContention-free shared preconfigured UL resource(CFS PUR)は、PURが複数のユーザ装置20の間で共有されるが、競合解決メカニズムは不要である。
例えば、CFS PURの例として、Multi-user,Multiple Input,Multiple Output(MU-MIMO)を用いるCFS PURがある。この場合、Demodulation Reference Signal(DM-RS、UE個別RS)を複数のユーザ装置20に対して個別に割り当てておき、基地局装置10におけるチャネル推定は複数のユーザ装置20に対して個別に行うことができるようにする。データ自体は、MU-MIMOにより、複数のユーザ装置20の間で同じ時間・周波数リソースを用いて送信を行うことができる。
図3は、(1)Dedicated PURを使用したユーザ装置20によるデータ送信の動作例を示す図である。まず、S101で、ユーザ装置20及び基地局装置10は、Dedicated PURの設定を行う。その後、ユーザ装置20は、Dedicated PURが設定されているタイミングのうち、所望のタイミングで、該当するDedicated PURを使用してデータを送信する(S102)。データを送信する際に、ユーザ装置20は、アイドルモードの状態のままデータを送信してよい。
図4は、(2)CBS PURを使用したユーザ装置20によるデータ送信の動作例を示す図である。まず、S201で、複数のユーザ装置20及び基地局装置10は、共有のPURの設定を行う。次にS202において、ユーザ装置20は、共有のPURを使用してデータの送信を行う。また、その際、S202'においてユーザ装置20'は、共有のPURを使用してデータの送信を行う。
この場合、S203において、基地局装置10では、ユーザ装置20から送信されるデータとユーザ装置20'から送信されるデータとの競合が発生し得る。従って、基地局装置10は、その後、競合解決の手順を実行する。例えば、基地局装置10は、ユーザ装置20に対して、指定したタイミングのPURを使用してデータを再送するように指示を行ってもよい。
図5は、(3)CFS PURを使用したユーザ装置20によるデータ送信の動作例を示す図である。まず、S301で、複数のユーザ装置20及び基地局装置10は、共有のPURの設定を行う。次にS302において、基地局装置10は、UE固有RSの設定をユーザ装置20に対して行う(S302'において、基地局装置10は、UE固有RSの設定をユーザ装置20'に対して行う)。
次に、S303において、ユーザ装置20は、S301で設定したPUR及びS302で設定したUE固有RSを使用して、データの送信を行う。この際に、S303'において、ユーザ装置20'は、S301で設定したPUR及びS302'で設定したUE固有RSを使用して、データの送信を行う。ここで、MU-MIMOを使用するので、競合解決を行わなくても、基地局装置10ではユーザ装置20から送信されたデータとユーザ装置20'から送信されたデータとを分離して受信することができる。
(ACK/NACKフィードバック)
アイドルモードのユーザ装置20が、基地局装置10からのグラントを伴わないデータの送信を行った後、基地局装置10から送信される送達確認情報(acknowledgement(ACK)/negative-acknowledgement(NACK))を受信する際の動作として、本実施の形態の無線通信システムでは、例えば以下に説明するオプション1あるいはオプション2の動作を行うことができる。
<オプション1>
ユーザ装置20は、ページング用のサーチスペース(paging search space)を使用して、基地局装置10から送信される送達確認情報を受信する。アイドルモードのユーザ装置20でも、ページング用の信号及びブロードキャスト信号をモニタする。従って、アイドルモードのユーザ装置20は、PURを用いてデータを送信した後、ページング用のサーチスペースをモニタすることで、基地局装置10から送信される送達確認情報を受信することができる。
<オプション2>
ページング用サーチスペースのみでは、PUR用のACK/NACKフィードバックに用いるリソースが十分に確保できない可能性がある。そこで、オプション2では、PURを使用したユーザ装置20によるデータの送信に対する送達確認情報をユーザ装置20が受信するために、追加のサーチスペースが定義される。
その上で、アイドルモードのユーザ装置20が、ページング用のサーチスペースに加えて、追加のサーチスペースをモニタするように設定することにより、アイドルモードのユーザ装置20に、送達確認情報を受信させることができる。図6は、ページング用のサーチスペースに加えて、追加のサーチスペースを設定する例を示す図である。
ユーザ装置20がモニタするサーチスペースについては、例えば、ネットワーク(つまり、基地局装置10)がユーザ装置20に対して設定する。例えば、ユーザ装置20に対してPURが設定されている場合において、ユーザ装置20は、ページング用のサーチスペースだけをモニタするように設定されてもよい。代替的に、ユーザ装置20は、追加のサーチスペースだけをモニタするように設定されてもよい。代替的に、ユーザ装置20は、ページング用のサーチスペース及び追加のサーチスペースの両方をモニタするように設定されてもよい。
追加のサーチスペースの配置方法として、例えば、PURを周期的に設定する場合において、当該PURの周期と同じ周期で追加のサーチスペースを配置する方法がある。例えば、PURの(時間方向での)直後に追加のサーチスペースを配置してもよい。
代替的に、1つのPURと別のPURのと間に追加のサーチスペースを配置してもよい。すなわち、追加のサーチスペースの配置される位置は、PURからの相対的な位置として指定されてもよい。また、追加のサーチスペースは、PURの配置と関連付けて配置されてもよい。例えば、PURの2つのセットに対して追加のサーチスペースが1つ配置されてもよい。
例えば、ユーザ装置20と基地局装置10との間で、PURを設定する際に、追加のサーチスペースが設定されてもよい。すなわち、基地局装置10からユーザ装置20に送信されるPURの設定情報には、追加のサーチスペースの設定情報が含まれてもよい。PURが周期的に設定される場合には、追加のサーチスペースの時間位置(time occasion)は、PURの時間位置と関連付けられていてもよく、又は追加のサーチスペースの周期は、PURの周期と関連付けられていてもよく、又は同一でもよい。
ユーザ装置20が追加のサーチスペースをモニタする際に使用するRadio Network Temporary Identifier(RNTI)としては、ページング用のRNTIを使用してもよいし、コネクテッドモードで割り当てられたRNTIをアイドルモードにおいて引き継いでもよい。代替的に、追加のサーチスペース専用のRNTIを定義した上で、追加のサーチスペース専用のRNTIを使用して追加のサーチスペースのブラインドデコーディングを行ってもよい。
(TAについて)
PURでの上りの送信を行うにあたって、ユーザ装置20は、ユーザ装置20自身の適切な送信のタイミング、すなわち、適切なタイミングアドバンス(TA: Timing Advance)を保持していることが必要となる。
PURを使用したデータの送信に際して、アイドルモードのユーザ装置20は、自身が保持するTAが有効であるかどうかを検証し、有効なTAを保持していない場合には、ユーザ装置20は、例えば、Random Access Channel(RACH)procedure又はEarly Data Transmission(EDT)procedureにフォールバックして、適切なTAを取得し直す。
上記の検証(TA validation)に関して、本実施の形態では、ユーザ装置20は、例えば下記の方法で検証を行うことができる。
(1)サービングセルが変更された場合、ユーザ装置20は、それまでのサービングセルで有効であったTAは有効でないと判断する。
(2)ユーザ装置20は、Time Alignment Timerが動作中である場合に、TAは有効であると判断する。従来、Time Alignment Timerは、コネクティッドモードのユーザ装置20だけで使用できるとされているが、これを拡張して、本実施の形態では、アイドルモードのユーザ装置20でもTime Alignment Timerを使用できる。これを「PUR Time Alignment Timer」と呼んでもよい。以降、「PUR Time Alignment Timer」を「TAタイマ」と呼ぶ。
(3)ユーザ装置20は、サービングセルのReference Signal Received Power(RSRP)を測定し、サービングセルのRSRPが大きく変化したことを検知した場合(例えばある閾値以上変化した場合)には、ユーザ装置20は、それまで保持していたTAは有効ではないと判断する。
上記(2)のTAタイマによる検証方法を用いる場合におけるシーケンス例を図7に示す。図7の例では、S401、S402の時点でTAタイマが満了していないので、ユーザ装置20は、自身が保持するTAは有効であると判断する。S403において、TAタイマが満了すると、ユーザ装置20は、TAは有効でないと判断する。
(TAタイマについて)
本実施の形態の無線通信システムでは、基地局装置10からユーザ装置20に対して、TA検証設定情報(TA validation configuration)が送信される。TA検証設定情報には、TAタイマの設定値が含まれることとしてもよい。
TAタイマの設定値は、個々のユーザ装置に固有であってもよいし、セル内で共通であってもよい。また、TAタイマの設定値は、タイマの時間長を表す値であってもよい。当該値は、サブフレーム数又はスロット数又はシンボル数で表現されてもよい。また、"TAタイマ"との記載がTAタイマの設定値を表すこととしてもよい。
ユーザ装置20は、例えば、「(現在時刻-直近のTA更新時刻)>TAタイマ」である場合に、TAは無効(invalid)であると判断する。一例として、TAタイマの設定値(最大値)が10分であるとして、直近のTA起動(又は再起動)時刻が「14時40分」であり、現在の時刻が「14時51分」である場合、現在の時点で、ユーザ装置20はTAを無効であると判断する。
なお、本実施の形態において、「TAタイマ」は、例えば、起動する前にその設定値(基地局装置10から設定されるTAタイマの最大値)を持ち、起動(start)したら、時刻の経過とともに、値が減算され、0になったら満了する、というものである。また、このTAタイマが満了後に起動する場合、再び設定値から開始し、時刻の経過とともに、値が減算され、0になったら満了する。また、このTAタイマが動作中(起動後、満了前)に、再起動(restart)された場合には、再び設定値から開始し、時刻の経過とともに、値が減算され、0になったら満了する。
また、「TAタイマ」は、起動する前にその値が0であり、起動したら、時刻の経過とともに、値が増加し、値が設定値になったら満了する、というものでもよい。また、このTAタイマが満了後に起動する場合、再び0から開始し、時刻の経過とともに、値が増加され、設定値になったら満了する。また、このTAタイマが動作中(起動後、満了前)に、再起動(restart)された場合には、再び0から開始し、時刻の経過とともに、値が増加され、設定値になったら満了する。
ただし、上記のようなTAタイマの動作は例であり、上記以外の動作を行うこととしてもよい。
以下、本実施の形態におけるTAタイマに関わる制御についての詳細な例を実施例として説明する。
(実施例)
本実施例において、基地局装置10とユーザ装置20はそれぞれ、PURでの送信に関するタイムアラインメントを管理するためのTAタイマを有する。より具体的には、TAタイマは、保持しているタイミングアドバンス(の値)の有効期間を計時する。
また、本実施例では、基地局装置10はユーザ装置20に対してPUR_TAコマンドを送信することができる。PUR_TAコマンドは、PURが設定されたユーザ装置20に対するTAコマンドであり、3GPPの仕様書で既に規定されているMAC RARに含まれるTAコマンドあるいはTiming Advance Command MAC CEとは別のTAコマンドである。ただし、3GPPの仕様書で既に規定されているMAC RARに含まれるTAコマンドあるいはTiming Advance Command MAC CEが、PUR_TAコマンドとして流用されてもよい。
PUR_TAコマンドは、例えば、ページングサーチスペースにおけるページングPDCCHにより送信されるDCI又はULグラントに基づくものであってもよいし、追加サーチスペースにおけるPDCCH(ページングPDCCHあるいはその他のPDCCH)により送信されるDCI又はULグラントに基づくものであってもよい。
「DCI又はULグラントに基づく」とは、PUR_TAコマンドがDCI又はULグラントに含められることであってもよいし、PUR_TAコマンドが、DCI又はULグラントで指示されたリソースで送信されることであってもよい。
また、PUR_TAコマンドが、基地局装置10からユーザ装置20に対し、explicit ACK、explicit NACK、又は、PUR送信のためのULグラント(サポートされている場合)とともに送信されてもよい。
なお、explicit ACK、explicit NACKは、暗黙的なACK/NACK(例えば再送要求を受信しなければACKがあったと見なすなど)ではなく、明示的に送信されるACK、NACKである。以下、特に断らない限り、ACK、NACKはexplicit ACK、explicit NACKを意味する。
後述するように、本実施例において、PUR_TAコマンドにより、ユーザ装置20におけるTAタイマを再起動(restart)することができる。
なお、ユーザ装置20は、基地局装置10から起動信号(WUS:wake-up signal)を受信することで、TAタイマを起動又は再起動(restart)してもよい。WUSは、IoT-UE(NB-IoT/eMTC)の省電力(power saving)を目的として導入された信号である。
PUR_TAコマンドには、Timing Advance Command MAC CEと同様に、TAの調整値が含まれる。ただし、PUR_TAコマンドに、TAの調整値が含まれないこととしてもよい。例えば、ユーザ装置20がほとんど移動しない端末である場合、TAの調整値が含まれないPUR_TAコマンドを利用することができる。
本実施例では、ユーザ装置20は、アイドルモードになる前のコネクティッドモードで取得したTAを引き継いで、アイドルモードにおける送信のタイミング調整に利用することができる。また、もしもアイドルモード中にTAが無効になった場合には、Random Access Channel(RACH)procedure又はEarly Data Transmission(EDT)procedureにフォールバックして、適切なTAを取得し直すことができる。
図8に、PUR_TAコマンドの送信が行われる場合のシーケンスの例を示す。なお、図中のPF(Paging Frame)は、アイドルモードのDRX(間欠受信)中のユーザ装置20が、ページングの受信を試みるシステムフレームである。
S501において、例えば、基地局装置10からユーザ装置20に対し、PURのリソースの情報(例:周期、リソース位置、リソースサイズ等)が送信されることで、PURの設定がなされる。
S501において、PURの設定とともに、追加サーチスペースの設定がなされてもよい。更に、S501において、TAタイマの設定(TAタイマの設定値を通知すること)がなされてもよい。このとき、TAタイマの設定情報に、TAの値のデフォルト値が含まれていてもよい。
S502において、ユーザ装置20は、PURを用いてデータ送信を行う。S503とS504については、いずれかが行われる。S503において、基地局装置10は、PUR用に追加で設定されたサーチスペースで、ACK/NACKとともにPUR_TAコマンドをユーザ装置20に送信する。当該ACK/NACKは、S502でのデータ送信に対するACK/NACKである。
S504において、基地局装置10は、ページングサーチスペースで、ACK/NACKとともにPUR_TAコマンドをユーザ装置20に送信する。当該ACK/NACKは、S502でのデータ送信に対するACK/NACKである。
次に、ユーザ装置20と基地局装置10のそれぞれにおけるTAタイマの再起動(restart)について説明する。なお、本明細書における"再起動(restart)"は、動作中のタイマを初期化して起動することを意味する。"起動(start)"は、動作していないタイマを起動することを意味する。また、"再起動(restart)"を、更新(update)、リセット(reset)、初期化(initialize)のいずれかに置き換えてもよい。
以下、TAタイマの再起動に関する制御の例を説明するが、以下で説明する制御は、動作していないTAタイマに対する起動の制御に適用してもよい。
<ユーザ装置20におけるTAタイマの再起動>
まず、ユーザ装置20におけるTAタイマの再起動について説明する。本実施例では、ユーザ装置20は、例えば、PUR_TAコマンド、PUR設定情報(PUR setup)、又は、PUR再設定情報(PUR reconfiguration)を基地局装置10から受信したことに基づいて、TAタイマを再起動する。これらPUR_TAコマンド、PUR設定情報(PUR setup)、及び、PUR再設定情報(PUR reconfiguration)のいずれにもTA更新コマンド(TA update command)が含まれていてもよい。また、受信する情報にTA更新コマンドが含まれていることをユーザ装置20が検知した場合に、TAタイマを再起動することとしてもよい。
また、ユーザ装置20は、PUR又はPUR以外のリソースにおいて、上記の信号以外の下りの信号(又はデータ)を基地局装置10から受信した場合に、TAタイマを再起動してもよい。
ユーザ装置20は、TAタイマが満了したことを検知すると、ユーザ装置20に設定されているPURが解放(release)されたと判断する。つまり、TAタイマが満了した後、ユーザ装置20は、PURでの送信を行わない。
<基地局装置10におけるTAタイマの再起動>
次に、基地局装置10におけるTAタイマの再起動について説明する。基地局装置10は、通信相手であるユーザ装置毎にTAタイマを持つ。本実施例では、基地局装置10は、例えば、「PUR_TAコマンド、PUR設定情報(PUR setup)、又は、PUR再設定情報(PUR reconfiguration)」に対するACKフィードバックをユーザ装置20から受信したことに基づいて、当該ユーザ装置20についてのTAタイマを再起動する。これらのACKフィードバックのいずれにもTA更新コマンド(TA update command)が含まれていてもよい。
また、基地局装置10は、PUR又はPUR以外のリソースにおいて、上記の信号以外の上りの信号(又はデータ)をユーザ装置10から受信した場合に、TAタイマを再起動してもよい。
基地局装置10は、TAタイマが満了したことを検知すると、基地局装置10において設定されているユーザ装置20に対するPURが解放(release)されたと判断する。つまり、TAタイマが満了した後、基地局装置10は、ユーザ装置20からPURで信号を受信することを期待しない。
<TAタイマ再起動に関わるシーケンス例>
図9は、TAタイマ再起動に関わるシーケンス例を示す。S501において、PURの設定が行われる。ここでは、例えば、ユーザ装置20は、PUR設定情報を受信したときに、TAタイマを起動する。また、基地局装置10は、例えば、PUR設定情報送信に対する応答(例:ACK、設定完了を示すメッセージ)をユーザ装置20から受信したときに、TAタイマを起動する。
S502において、ユーザ装置20がPURを用いてデータを送信する。基地局装置10は、当該データを受信すると、TAタイマを再起動する。
S503又はS504において、基地局装置10は、S502に対するACK/NACKとともに、PUR_TAコマンドを送信する。ユーザ装置20は、当該PUR_TAコマンドを受信すると、TAタイマを再起動する。
S503又はS504において、基地局装置10は、S502に対するACK/NACKを、PUR_TAコマンドを付加せずに送信することとしてもよい。この場合、例えば、ユーザ装置20は、ACK/NACKを受信したことをトリガにして、TAコマンドを再起動してもよい。
上記のように、図9の例では、基地局装置10におけるデータ受信、及びユーザ装置20におけるACK/NACK受信に基づきTAタイマを再起動するので、PURでのデータ送受信が所定期間ない場合には、基地局装置10とユーザ装置20のいずれにおいてもTAタイマが満了し、PURが解放される。そのため、例えば、他のユーザ装置がそのPURのリソースを利用することができ、リソースの有効活用を実現できる。
図10は、TAタイマ再起動に関わる他のシーケンス例を示す。S501、S502は図9の例と同じである。
S511(PURでの下り送信)又はS512(追加サーチスペースでの下り送信)又はS513(ページングサーチスペースでの下り送信)において、基地局装置10は、下りのデータ(信号でもよい)を送信する。当該データは、例えば、PUR再設定情報(PUR reconfiguration)である。ユーザ装置20は、当該データを受信したことをトリガにしてTAタイマを再起動する。また、基地局装置20は、上記下りデータとともに、PUR_TAコマンドを送信してもよい。
また、基地局装置10は、PURに紐付いて設定される下り制御チャネル上で送信する信号とともに、PUR_TAコマンドをユーザ装置20に送信してもよい。この信号は、ACK/NACKであってもよいし、ACK/NACK以外の信号であってもよい。この下り制御チャネルは、例えば、S501のPUR設定時に基地局装置10からユーザ装置20に設定してもよいし、S501以外のタイミングで基地局装置10からユーザ装置20に設定してもよい。また、PURと上記下り制御チャネルとの紐付けの関係が仕様書に記載され、ユーザ装置20及び基地局装置10は仕様書の記載に従って、PURに紐付いた下り制御チャネルを設定してもよい。なお、「紐付け」の例は、例えば、PURの時間位置から所定時間後における所定帯域のリソースを当該下り制御チャネルとして使用することであってもよい。S512の追加サーチスペースが、PURに紐付いて設定される下り制御チャネルの一例であってもよい。
上記のように、図10の例では、基地局装置10におけるデータ受信、及びユーザ装置20におけるデータ受信に基づきTAタイマを再起動するので、データ送受信が所定期間ない場合には、基地局装置10とユーザ装置20のいずれにおいてもTAタイマが満了し、PURが解放される。そのため、例えば、他のユーザ装置がそのPURのリソースを利用することができ、リソースの有効活用を実現できる。
なお、本実施例では、TAタイマに関する制御の例を説明したが、これまでに説明したTAタイマに関する制御を他のタイマに適用してもよい。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置10及びユーザ装置20の機能構成例を説明する。基地局装置10及びユーザ装置20は上述した全ての機能を含む。ただし、基地局装置10及びユーザ装置20はそれぞれ、上述した全ての機能のうちのいずれかの機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局装置10>
図11は、基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。図11に示されるように、基地局装置10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図11に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、ユーザ装置20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置20に送信する各種の設定情報を、設定部130が有する記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。制御部140は、TAタイマ等のタイマを有する。例えば、制御部140は、ユーザ装置から信号を受信したことに応じて、TAタイマ等のタイマを起動又は再起動する。なお、制御部140における信号送信に関する機能部を送信部110に含め、制御部140における信号受信に関する機能部を受信部120に含めてもよい。
<ユーザ装置20>
図12は、ユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。図12に示されるように、ユーザ装置20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図12に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。
設定部230は、受信部220により基地局装置10から受信した各種の設定情報を、設定部230が有する記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。制御部240は、TAタイマ等のタイマを有する。例えば、制御部240は、基地局装置10から信号を受信したことに応じて、TAタイマ等のタイマを起動又は再起動する。なお、制御部240における信号送信に関する機能部を送信部210に含め、制御部240における信号受信に関する機能部を受信部220に含めてもよい。
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(図11及び図12)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)あるいは送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局装置10、ユーザ装置20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図13は、本開示の一実施の形態に係る基地局装置10及びユーザ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置10及びユーザ装置20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局装置10及びユーザ装置20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置10及びユーザ装置20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図11に示した基地局装置10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図12に示したユーザ装置20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局装置10及びユーザ装置20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
本実施の形態により、少なくとも下記の各項に記載されたユーザ装置、基地局装置及び通信方法が提供される。
(第1項)
事前設定されたアップリンクのリソースを用いて、信号を基地局装置に送信する送信部と、
前記基地局装置から信号を受信する受信部と、
前記基地局装置から前記信号を受信したことに応じて、所定のタイマを起動又は再起動する制御部と
を備えるユーザ装置。
なお、「信号を受信したことに応じて、所定のタイマを起動又は再起動する」とは、信号を受信することを所定のタイマの起動又は再起動のトリガにすること、及び、信号を受信した上でそのコンテンツ(例:再起動を指示する情報)に応じて所定のタイマの再起動のトリガをかけることの両方の意味を少なくとも含む。
(第2項)
前記受信部は、前記信号を、前記リソースで送信されるアップリンクの信号に対するACK又はNACKを受信するためのサーチスペース、又は、前記リソースで受信する
第1項に記載のユーザ装置。
(第3項)
前記所定のタイマは、前記リソースでの送信に関するタイミングアドバンスの有効期間を計時するタイムアラインメントタイマである
第1項又は第2項に記載のユーザ装置。
(第4項)
アップリンクのリソースを事前設定するための設定情報をユーザ装置に送信する送信部と、
前記リソースを用いて、信号をユーザ装置から受信する受信部と、
前記信号を受信したことに応じて、所定のタイマを起動又は再起動する制御部と
を備える基地局装置。
(第5項)
前記送信部は、前記リソースを用いて受信した信号に対するACK又はNACKとともに、又は、事前設定されたアップリンクのリソースに紐付いて設定される下り制御チャネル上で送信される信号とともに、タイミングアドバンスコマンドを前記ユーザ装置に送信する
第4項に記載の基地局装置。
(第6項)
事前設定されたアップリンクのリソースを用いて、信号を基地局装置に送信する送信ステップと、
前記基地局装置から信号を受信する受信ステップと、
前記基地局装置から前記信号を受信したことに応じて、所定のタイマを起動又は再起動する制御ステップと
を備える、ユーザ装置が実行する通信方法。
第1項、第4項、第6項により、事前設定されたアップリンクのリソースを用いた送信が行われる無線通信システムにおいて、適切にタイマの制御を行うことを可能とする技術が提供される。また、第2項、第3項、第5項により、例えば、信号送受信がない場合にタイマが満了し、リソースを有効活用できる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置10及びユーザ装置20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置20との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置10及び基地局装置10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局装置は、ユーザ装置で読み替えてもよい。例えば、基地局装置及びユーザ装置間の通信を、複数のユーザ装置20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局装置10が有する機能をユーザ装置20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ装置は、基地局装置で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ装置が有する機能を基地局装置が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ装置20に対して、無線リソース(各ユーザ装置20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa, an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
なお、本開示において、SSブロック又はCSI-RSは、同期信号又は参照信号の一例である。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 基地局装置
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (5)

  1. 基地局から受信した、アップリンク信号のリソースに関する設定情報に基づいて、前記アップリンク信号の送信に関するタイミングアドバンスの有効期間を計時する、アイドルモードでのタイムアラインメントタイマを起動又は再起動する制御部と、
    前記リソースを用いて前記アップリンク信号を前記基地局に送信する送信部と、
    前記アップリンク信号に対する応答信号を受信するためのサーチスペースで、前記応答信号を受信する受信部と、
    を備え、
    前記受信部は、前記タイミングアドバンスの調整値を前記基地局から受信し、
    前記制御部は、前記調整値に基づいて、タイミングアドバンスの値を調整する、
    端末。
  2. 前記受信部は、ランダムアクセス手順を実行した後、前記タイミングアドバンスの値を再取得する、
    請求項1に記載の端末。
  3. アップリンク信号のリソースに関する設定情報に基づいて、前記アップリンク信号に関するタイミングアドバンスの有効期間を計時する、アイドルモードでのタイムアラインメントタイマを起動又は再起動する制御部と、
    前記リソースを用いて前記アップリンク信号を端末から受信する受信部と、
    前記アップリンク信号に対する応答信号を送信するためのサーチスペースで、前記応答信号を送信する送信部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記タイミングアドバンスの調整値を前記端末に送信し、
    前記制御部は、前記調整値に基づいて、タイミングアドバンスの値を調整する、
    基地局。
  4. アップリンク信号のリソースに関する設定情報に基づいて、前記アップリンク信号に関するタイミングアドバンスの有効期間を計時する、アイドルモードでのタイムアラインメントタイマを起動又は再起動する制御部と、
    前記リソースを用いて前記アップリンク信号を端末から受信する受信部と、
    前記アップリンク信号に対する応答信号を送信するためのサーチスペースで、前記応答信号を送信する送信部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記タイミングアドバンスの調整値を前記端末に送信し、
    前記制御部は、前記調整値に基づいて、タイミングアドバンスの値を調整する、
    基地局と、
    前記基地局から受信した、アップリンク信号のリソースに関する設定情報に基づいて、前記アップリンク信号の送信に関するタイミングアドバンスの有効期間を計時する、アイドルモードでのタイムアラインメントタイマを起動又は再起動する制御部と、
    前記リソースを用いて前記アップリンク信号を前記基地局に送信する送信部と、
    前記アップリンク信号に対する応答信号を受信するためのサーチスペースで、前記応答信号を受信する受信部と、
    を備え、
    前記受信部は、前記タイミングアドバンスの調整値を前記基地局から受信し、
    前記制御部は、前記調整値に基づいて、タイミングアドバンスの値を調整する、
    端末と、
    を備える通信システム。
  5. 基地局から受信した、アップリンク信号のリソースに関する設定情報に基づいて、前記アップリンク信号の送信に関するタイミングアドバンスの有効期間を計時する、アイドルモードでのタイムアラインメントタイマを起動又は再起動する制御ステップと、
    前記リソースを用いて前記アップリンク信号を前記基地局に送信する送信ステップと、
    前記アップリンク信号に対する応答信号を受信するためのサーチスペースで、前記応答信号を受信する受信ステップと、
    を備え、
    前記受信ステップは、前記タイミングアドバンスの調整値を前記基地局から受信し、
    前記制御ステップは、前記調整値に基づいて、タイミングアドバンスの値を調整する、
    端末の通信方法。
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