JP7305757B2 - 基地局、端末、通信システム、及び通信方法 - Google Patents

基地局、端末、通信システム、及び通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システムにおける基地局装置、及びユーザ装置に関連するものである。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化等を実現するために、5GあるいはNR(New Radio)と呼ばれる無線通信方式(以下、当該無線通信方式を「NR」という。)の検討が進んでいる。5Gでは、10Gbps以上のスループットを実現しつつ無線区間の遅延を1ms以下にするという要求条件を満たすために、様々な無線技術及びネットワークアーキテクチャの検討が行われている。
3GPP TS 38.321 V15.5.0(2019-03) 3GPP TS 38.213 V15.5.0(2019-03)
NRでもLTEと同様のランダムアクセス手順が規定されている(非特許文献1)。更に、NRでは、低遅延化、消費電力削減等のために、ステップ数の少ないランダムアクセス手順(2ステップRACHと呼ぶ)の検討が開始されている。
しかし、現状の2ステップRACHでは、メッセージの受信に失敗した場合等における具体的な手順は提案されていない。そのため、2ステップRACHの手順を適切に実行できない可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおいて、2ステップRACHの手順を適切に実行することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージを端末から受信する受信部と、
前記第1メッセージの応答である第2メッセージを前記端末に送信する送信部と、
を備え、
前記第2メッセージは、前記応答の内容を示すフィールドを有し、前記フィールドの値に応じて、前記第2メッセージに対するフィードバックを送信するための上り制御チャネルのリソースに関する情報と端末間の衝突を解決するための識別子を含む、基地局が提供される。
開示の技術によれば、無線通信システムにおいて、2ステップRACHの手順を適切に実行することを可能とする技術が提供される。
本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。 4ステップRACHを示す図である。 2ステップRACHを示す図である。 Msg.Aについての成功/失敗のパターンを示す図である。 Msg.Bについての成功/失敗のパターンを示す図である。 実施例1-1における動作例を示すシーケンス図である。 実施例1-2における動作例を示すシーケンス図である。 実施例1-3における動作例を示すシーケンス図である。 Msg.B(1メッセージの場合)の例を示す図である。 Msg.B(1メッセージの場合)の例を示す図である。 Msg.B(1メッセージの場合)の例を示す図である。 Msg.B(2メッセージの場合)の例を示す図である。 Msg.B(2メッセージの場合)の例を示す図である。 Msg.2とMsg.4のビームの例を示す図である。 実施例2-1における動作例を示すシーケンス図である。 実施例2-2における動作例を示すシーケンス図である。 実施例2-3における動作例を示すシーケンス図である。 実施例2-4における動作例を示すシーケンス図である。 PUCCHリソースの決定方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局装置10又はユーザ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例であり、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られない。
本発明の実施の形態の無線通信システムの動作にあたっては、適宜、既存技術が使用される。当該既存技術は、例えば既存のNRあるいはLTEであるが、既存のNRあるいはLTEに限られない。
また、本明細書では、PUSCH、PDCCH、PDSCH等の既存のNRあるいはLTEの仕様書で使用されている用語を用いているが、本明細書で使用するチャネル名、プロトコル名、信号名、機能名等で表わされるものが別の名前で呼ばれてもよい。
(システム構成)
図1は、本発明の実施の形態における無線通信システムを説明するための図である。本発明の実施の形態における無線通信システムは、図1に示されるように、基地局装置10及びユーザ装置20を含む。図1には、基地局装置10及びユーザ装置20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
基地局装置10は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置20と無線通信を行う通信装置である。無線信号の物理リソースは、時間領域及び周波数領域で定義され、時間領域はOFDMシンボル数で定義されてもよいし、周波数領域はサブキャリア数又はリソースブロック数で定義されてもよい。また、時間領域におけるTTI(Transmission Time Interval)がスロットであってもよいし、TTIがサブフレームであってもよい。
基地局装置10は、同期信号及びシステム情報をユーザ装置20に送信する。同期信号は、例えば、NR-PSS及びNR-SSSである。システム情報は、例えば、NR-PBCHあるいはPDSCHにて送信され、ブロードキャスト情報ともいう。図1に示されるように、基地局装置10は、DL(Downlink)で制御信号又はデータをユーザ装置20に送信し、UL(Uplink)で制御信号又はデータをユーザ装置20から受信する。なお、ここでは、PUCCH、PDCCH等の制御チャネルで送信されるものを制御信号と呼び、PUSCH、PDSCH等の共有チャネルで送信されるものをデータと呼んでいるが、このような呼び方は一例である。
ユーザ装置20は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置である。図1に示されるように、ユーザ装置20は、DLで制御信号又はデータを基地局装置10から受信し、ULで制御信号又はデータを基地局装置10に送信することで、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。なお、ユーザ装置20をUEと呼び、基地局装置10をgNBと呼んでもよい。
(ランダムアクセス手順について)
まず、図2を参照して、本実施の形態における無線通信システムにおいて実行され得る4ステップのランダムアクセス手順の例を説明する。なお、本実施の形態では、ステップ数を削減する対象となるCBRA(Contention based Random Access、衝突型ランダムアクセス)について説明している。CFRA(Contention Free Random Access、非衝突型ランダムアクセス)では、基本的にUEがMsg.2を受信することでランダムアクセス手順が完了するので、そのままでステップ数が少ない。ただし、本発明はCBRAに限定されるわけではなく、本発明がCFRAに適用されてもよい。
NRでは、SS/PBCHブロック(SSBとも呼ぶ。同期信号ブロックあるいは同期信号と呼んでもよい。)を選択することによりランダムアクセス手順を実行することもできるし、CSI-RS(Channel State Information-Reference Signal)を選択することによりランダムアクセス手順を実行することもできる。
基地局装置10は、例えば、ビーム毎にSSB(又はCSI-RS)を送信し、ユーザ装置20は各ビームのSSB(又はCSI-RS)を監視する。ユーザ装置20は、複数のSSB(又はCSI-RS)のうち、受信電力が所定閾値よりも大きいSSB(又はCSI-RS)を選択し、選択したSSB(又はCSI-RS)に対応するPRACHリソース(PRACH occasion)を用いてMessage1(Msg.1(=RA preamble))を送信する(図2のS1)。なお、RA preambleをpreambleと呼ぶ場合がある。
基地局装置10は、preambleを検出すると、その応答であるMessage2(Msg.2(=RAR:Random Access Response))をユーザ装置20に送信する(S2)。Msg.2を受信したユーザ装置20は、所定の情報を含むMessage3(Msg.3)を基地局装置10に送信する(S3)。
Msg.3を受信した基地局装置10は、Message4(Msg.4)をユーザ装置10に送信する(S4)。ユーザ装置10は、上記の所定の情報がMsg.4に含まれていることを確認すると、当該Msg.4が、上記のMsg.3に対応する自分宛てのMsg.4であることを認識する(Contention resolution :OK)。
上記のランダムアクセス手順は、4ステップからなるので、これを4ステップRACH(あるいは4ステップのランダムアクセス手順)と呼ぶ。
次に、低遅延化、消費電力削減等のために、ステップ数を削減したランダムアクセス手順を図3を参照して説明する。
S11において、ユーザ装置20は、preambleとデータを有するMessageA(Msg.A)を基地局装置10に送信する。一例として、ユーザ装置20は、4ステップRACHでのPRACHリソース(PRACH occasion)の選択と同様にしてPRACHリソースを選択して当該PRACHリソースでpreambleを送信するとともに、PRACHリソースに紐付けられたPUSCHリソースでデータを送信する。なお、ここでのpreambleとデータは、例えば、4ステップRACHでのMsg.1とMsg.3に相当する。なお、2ステップRACHにおいて、データを送信するためのリソースはPUSCHのリソースに限られるわけではなく、データ(あるいは制御情報)を送信するいかなるチャネルのリソースを使用してもよい。
S12において、基地局装置10は、MessageB(Msg.B)をユーザ装置20に送信する。Msg.Bのコンテンツは、例えば、4ステップRACHでのMsg.2とMsg.4に相当する。
上記のランダムアクセス手順は、2ステップからなるので、これを2ステップRACH(あるいは2ステップのランダムアクセス手順)と呼ぶ。2ステップRACHは、ステップ数を削減したランダムアクセス手順の例である。
なお、本実施の形態において、2ステップRACHに関する説明の中で登場するMsg.1、Msg.2、Msg.3、Msg.4はそれぞれ、4ステップRACHにおけるMsg.1、Msg.2、Msg.3、Msg.4と同じであるとは限らない。2ステップRACHに関するMsg.1、Msg.2、Msg.3、Msg.4については、Msg.1相当メッセージ(Msg.1-like Message)、Msg.2相当メッセージ(Msg.2-like Message)、Msg.3相当メッセージ(Msg.3-like Message)、Msg.4相当メッセージ(Msg.4-like Message)と呼んでもよい。
以下、2ステップRACHに関して“Msg.1”、“Msg.2”、“Msg.3”、“Msg.4”が使用される場合、これらは、Msg.1相当メッセージ(Msg.1-like)、Msg.2相当メッセージ(Msg.2-like Message)、Msg.3相当メッセージ(Msg.3-like Message)、Msg.4相当メッセージ(Msg.4-like Message)に置き換えられてもよい。
(課題について)
2ステップRACHにおいて、基地局装置10は、ユーザ装置20が送信したMsg.Aを正常に受信できる場合と、正常に受信できない場合がある。より詳細には、例えば図4に示すパターンがある。図4に示すように、Msg.Aを構成するpreambleとMsg.3のそれぞれについて失敗と成功の場合がある。
また、ユーザ装置20は、基地局装置10が、Msg.Aに対する応答として送信したMsg.Bを正常に受信できる場合と、正常に受信できない場合がある。より詳細には、例えば図5に示すパターンがある。図5に示すように、Msg.Bが1つのメッセージで構成される場合には、その失敗と成功の場合がある。Msg.BがMsg.2とMsg.4の2メッセージに分けられる場合、Msg.Bを構成するMsg.2とMsg.4のそれぞれについて失敗と成功の場合がある。なお、Msg.Bが1つのメッセージで構成されるとは、Msg.Bが一度に送信されることを意味し、当該“1つのメッセージ”が連続する複数メッセージから構成されていてもよい。
しかし、従来技術では、2ステップRACHにおいて、基地局装置10あるいはユーザ装置20がメッセージ受信に失敗した場合における具体的な手順は明確でない。また、Msg.Bの内容も明確でない。
以下、基地局装置10あるいはユーザ装置20がメッセージ受信に失敗した場合等における動作例を実施例1、実施例2として説明する。これら実施例の中で、Msg.Bの詳細な内容の例も説明する。
まず、実施例1を説明する。実施例1は、2ステップRACHにおいて、基地局装置10がMsg.Aを正常に受信できなかった場合についての実施例である。実施例1は実施例1-1、実施例1-2、実施例1-3からなる。以下、それぞれについて説明する。
(実施例1-1)
図6は、実施例1-1における2ステップRACHの動作例を示すシーケンス図である。S101において、ユーザ装置20は、RA preambleとMsg.3からなるMsg.Aを送信する。しかし、S102において、基地局装置10はRA preambleのみを正しく受信する。
S102において、基地局装置10は、このRA preamble自体から、あるいは、RA preambleが送信されたリソース(PRACH occasion)から、当該RA preambleに係るRACH手順が2ステップRACHであると判断すると、基地局装置10は、何もフィードバックを返さないことを決定する。
ユーザ装置20は、例えば、Msg.Bを待ち受ける時間ウィンドウで何も受信しないことを検知すると、S103において、以下のオプション1~オプション3のうちのいずれかのオプションの動作を実行する。
<オプション1>
ユーザ装置20は、2ステップRACHを再実行する。すなわち、ユーザ装置20は、予め定めた最大送信回数に達するまで、RA preambleとMsg.3を含むMsg.Aを送信する。初送を含むMsg.Aの送信回数が最大送信回数に達しても、2ステップRACHに成功しない場合(基地局装置10からMsg.Bを受信しない場合)、ユーザ装置20は、4ステップRACHにフォールバックしてRA preambleを送信する、あるいは、上位レイヤに問題を通知(indicate)する。
<オプション2>
ユーザ装置20は、4ステップRACHにフォールバックする。つまり、ユーザ装置20は、RA preambleの送信から始めて、例えば非特許文献1に記載された4ステップRACHを実行する。
<オプション3>
オプション3では、RACHリソース(PRACH occasion)が4ステップRACH用のリソースと、2ステップRACH用のリソースとに区別できることを想定している。
ユーザ装置20は、RACH手順を再度実行することを決定した時点(あるいは、Msg.Bを受信せずにMsg.Bを待ち受ける時間ウィンドウが経過した時点)から、時間ドメインにおいて、最も近いRACHリソース(PRACH occasion)が、4ステップRACH用のリソースであれば4ステップRACHにフォールバックする。最も近いRACHリソース(PRACH occasion)が、2ステップRACH用のリソースであれば2ステップRACHを再実行する。
なお、オプション1~3のような動作を定めずに、ユーザ装置20の実装に基づいた動作を行うこととしてもよい。
(実施例1-2)
図7は、実施例1-2における2ステップRACHの動作例を示すシーケンス図である。S201において、ユーザ装置20は、RA preambleとMsg.3からなるMsg.Aを送信する。しかし、S202において、基地局装置10はRA preambleのみを正しく受信する。
S203において、基地局装置10は、このRA preamble自体から、あるいは、RA preambleが送信されたリソース(PRACH occasion)から、当該RA preambleに係るRACH手順が2ステップRACHであると判断すると、基地局装置10は、RA-RNTI(ランダムアクセス応答用のRNTI)でスクランブルしたCRCを有するMsg.Bをユーザ装置20に送信する。なお、Msg.Bの詳細については後述する。
S203で送信されるMsg.Bは、例えば、Msg.2相当メッセージのみを含む。この場合、当該Msg.Bを「Msg.2」と呼んでもよい。
また、S203で送信されるMsg.Bは、ユーザ装置20が4ステップRACHへのフォールバックが必要か否かを判断するために、Msg.2相当メッセージに加えて、2ステップRACHに対するレスポンスなのか4ステップRACHに対するレスポンスなのかを判断可能な情報を含んでいてもよい。例えば、そのメッセージがMsg.Bなのか従来のMsg.2なのかを示す情報を含んでいてもよい。
また、S203で送信されるMsg.Bは、Msg.2相当メッセージとMsg.4相当メッセージを含むこととしてもよい。なお、RAR(Msg.2)におけるUL grantはUL DCIサイズに比べて限られたサイズである。そこで、Msg.2とMsg.4を含めることで、Msg.3送信のための十分なスケジュール情報をより柔軟に含めることができ、また、TAコマンドのような他の情報もより良好な粒度で含めることができる。
S204において、ユーザ装置20はMsg.3を送信する。より詳細には、S204において、ユーザ装置20は、Msg.2であるRAR(Random Access Response)に基づいて、常に初送としてのMsg.3を送信する。この場合、ユーザ装置20はデータを再生成する。
あるいは、S204において、ユーザ装置20は、Msg.2であるRAR(Random Access Response)に基づいて、Msg.3を再送してもよい。この場合、ユーザ装置20はデータを再生成する必要はない。また、RARにおいて、Msg.3を初送として送信するか、再送で送信するかが指示されてもよい。
(実施例1-3)
図8は、実施例1-3における2ステップRACHの動作例を示すシーケンス図である。S301において、ユーザ装置20は、RA preambleとMsg.3からなるMsg.Aを送信する。しかし、S302において、基地局装置10はRA preambleのみを正しく受信する。
S303において、基地局装置10は、このRA preamble自体から、あるいは、RA preambleが送信されたリソース(PRACH occasion)から、当該RA preambleに係るRACH手順が2ステップRACHであると判断すると、基地局装置10は、特定のRNTI(specific RNTI)でスクランブルしたCRCを有するDCIをPDCCHでユーザ装置20に送信する。当該特定のRNTIは、例えば、S301で使用されたRACHリソースに基づき決定される値を有するものである。
ユーザ装置20は、上記特定のRNTIを用いることでDCIを復号すると、基地局装置10から再送要求があったと判断し、S304において、Msg.3(Msg.A PUSCHと呼んでもよい)あるいはMsg.A(RA preambleとMsg.3を含む)を送信(又は再送)する。Msg.3とMsg.Aのどちらを送信するか、再送か初送か、がS303で送信されるDCIでユーザ装置20に指示されてもよい。また、S303で送信されるDCIにより、4ステップRACHへのフォールバックが指示されてもよい。この場合、S304において、ユーザ装置20はRA preambleを送信する、あるいは、ユーザ装置20は、S304を行わずに、RARを待ち受ける。
以上説明した実施例1の動作により、基地局装置10がMsg.Aを正しく受信できなかった場合でも、適切に動作を継続することができる。つまり、2ステップRACHの手順を適切に実行することができる。
なお、実施例1では、Msg.AのRA preambleのみを正しく受信できた場合を例として説明しているが、RA preambleに限らずに、Msg.Aに含まれる複数メッセージのうち、一部のメッセージのみを正しく受信した場合に、実施例1で説明した動作と同様の動作が適用されてもよい。
(Msg.Bの詳細)
以下、実施例1、実施例2のいずれにも適用可能なMsg.Bの詳細例を説明する。
<ケース1>
2ステップRACHにおいて、基地局装置10が、ユーザ装置20から送信されたMsg.Aを正しく受信できた場合において、基地局装置10は、少なくとも、RAPID(RA preambleのID)とUE CRI(UE Contention Resolution Identity)を含むMsg.Bを送信する。なお、当該Msg.Bに、更に、RARの一部又は全部が含まれていてもよい。
<ケース2>
2ステップRACHにおいて、基地局装置10が、ユーザ装置20から送信されたMsg.AにおけるRA preambleのみを正しく受信できた場合、基地局装置10は、例えば、少なくともRAPIDを含むMsg.Bを送信する。当該Msg.Bに、更に、RARが含まれていてもよい。このようなMsg.BはMsg.2と呼ばれてもよい。
RARを含むMsg.Bを受信したユーザ装置20は、実施例1-2で説明したように、例えば、RARに基づいて、常に初送としてのMsg.3を送信する。この場合、ユーザ装置20はデータを再生成する。
また、ユーザ装置20は、RARに基づいて、Msg.3を再送として送信してもよい。この場合、ユーザ装置20はデータを再生成する必要はない。また、RARがNDIフィールドを含み、NDIの値で、Msg.3を初送として送信するか、再送で送信するかが指示されてもよい。例えば、NDI=0はMsg.3を初送として送信することを意味し、NDI=1はMsg.3を再送として送信することを意味する。NDIフィールドはRARにおけるUL grantに含まれていてもよく、従来のRAR grantフィールド中のCSI requestフィールドを読み替えてNDIフィールドとして用いてもよい。
また、Msg.B(あるいはMsg.2)は、当該メッセージがケース1かケース2のどちらに該当するかを示す機能フィールドを含んでもよい。つまり、例えば、基地局装置10がMsg.A全体の受信に成功したのか、Msg.AにおけるRA preambleのみの受信に成功したのか、を示すフィールドを含んでいてもよく、それに基づいてユーザ装置20はメッセージの中身を判別することができる。
また、Msg.Bが1つのメッセージである場合、そのサイズはOct alignedとされてもよい。また、Msg.Bが2つのメッセージに分離されている場合、Msg.2相当メッセージのサイズはOct alignedとされてもよい。なお、Oct alignedとは、後述する図9等で示されるように、メッセージが8ビット(1オクテット)の倍数の長さを持つように構成されることである。
<Msg.Bのフォーマットの具体例>
次に、図9~図13を参照して、Msg.Bのフォーマットの具体例を説明する。本実施の形態でのMsg.Bのフォーマットは、非特許文献1に記載されたMAC PDUのフォーマットをベースとしている。
図9~図11は、Msg.Bが1メッセージである場合の例を示す図である。図9に示すように、この場合のMsg.Bは、RAPIDとメッセージXとが連結されたメッセージ(MAC subPDUと呼んでもよい)である。より詳細には、RAPIDは、例えば「E+T+RAPID」として構成される1オクテット長のMAC subheaderである。非特許文献1に記載のとおり、EはExtension fieldであり、TはType fieldである。
メッセージXは、7オクテットからなるメッセージであり、“F”のビットは、上述したケース1あるいはケース2を示す。例えば、F=1のとき、メッセージXはケース1に該当するメッセージであり、F=0のとき、メッセージXはケース2に該当するメッセージである。
図10は、F=1(ケース1:Msg.A受信成功)の場合のメッセージXの例を示す。図10において、RはReserved bitである。PRIは、PUCCH resource indicatorであり、Msg.BについてのHARK-ACK(ACK/NACK)送信のためのリソースを示す。PRIの使用例については後述する。
図10のUE CRIはUE Contention Resolution Identityである。UE CRIのフィールドには、例えば、Msg.3に含まれるUL CCCH SDUの全部又は一部が含まれる。
図11(a)は、F=0(ケース0:RA preambleのみ受信成功)の場合のメッセージXの例を示す。このメッセージXは、非特許文献1に記載されているMAC RARのフォーマットにおけるRが、F(この場合は0)に置き換えられたものに相当する。F=0以外の各フィールドの意味は非特許文献1に記載されているとおりである。
図11(b)は、UL grantの内容を示す。図11(b)は、非特許文献2の「Table 8.2-1: Random Access Response Grant Content field size」において、CSI requestを、前述したNDIに置き換えたものである。本実施の形態で想定しているCBRAでは、CSIリポートをトリガしないので、CSI requestをNDIに置き換えている。
図12~図13は、Msg.Bが2メッセージ(Msg.2相当メッセージとMsg.4相当メッセージ)に分離されている場合の例を示す図である。ただし、ケース2(Ra preambleのみ受信成功)の場合には、Msg.4相当メッセージは送信されないこととしてもよい。
図12はMsg.2相当メッセージを示す。図12に示すように、この場合のMsg.2相当メッセージは、RAPIDとメッセージXとが連結されたメッセージ(MAC subPDUと呼んでもよい)である。より詳細には、RAPIDは、例えば「E+T+RAPID」として構成される1オクテット長のMAC subheaderである。
メッセージXは、7オクテットからなるメッセージである。例えば、Msg.2の次にMsg.4が続く場合には、メッセージXには、Msg.4受信のためのスケジューリング情報(例:Msg.4受信時間、ビームの情報等)が含まれる。また、Msg.2の次にMsg.4が続かない場合(ケース2の場合)には、メッセージXには、RAR相当の情報(Msg.3送信のスケジューリング情報等)が含まれる。
図13は、Msg.4相当メッセージの例であり、図示のとおりにUE Contention Resolution Identityが含まれる。
以下、Msg.Bの送信方法についてのオプション1~オプション3を説明する。
<Msg.Bの送信方法のオプション1>
Msg.Bが1メッセージで送信される場合、Msg.Bは、RA-RNTIでスクランブルしたCRCを有する、PDCCHで送信されるDCIでスケジュールされたPDSCHにより送信される。
<Msg.Bの送信方法のオプション2>
Msg.Bが1メッセージで送信される場合、Msg.Bは、C-RNTIでスクランブルしたCRCを有する、PDCCHで送信されるDCIでスケジュールされたPDSCHにより送信される。当該C-RNTIは、例えば、PUSCHで送信されるMsg.A(つまり、Msg.3)により送信されるUE-identityである。
<Msg.Bの送信方法のオプション3>
Msg.Bが2メッセージで送信される場合、Msg.2は、RA-RNTIでスクランブルしたCRCを有する、PDCCHで送信されるDCIでスケジュールされたPDSCHにより送信される。Msg.4は、C-RNTIでスクランブルしたCRCを有する、PDCCHで送信されるDCIでスケジュールされたPDSCHにより送信される。当該C-RNTIは、当該Msg.2で基地局装置10からユーザ装置20に通知されてもよい。
Msg.2とMsg.4が異なるスロットで送信される場合に、Msg.2とMsg.4との間の時間ギャップが定義されてもよい。この時間ギャップは、Msg.BにおけるMsg.2で基地局装置10からユーザ装置20に通知されてもよい。
また、ユーザ装置20がMsg.4の受信の際に想定する受信ビームを示す情報であるTCI stateが、Msg.2で基地局装置10からユーザ装置20に通知されてもよい。当該TCI stateは、Msg.4をスケジューリングするPDCCHで送信されるDCIで基地局装置10からユーザ装置20に通知されてもよい。
また、ユーザ装置20は、Msg.4の受信の際に想定する受信ビームが、Msg.4をスケジューリングするPDCCHの受信の際に想定した受信ビームと同じであると判断してもよい。また、ユーザ装置20は、Msg.4の受信の際に想定する受信ビームが、Msg.2の受信の際に想定した受信ビームと同じであると判断してもよい。また、ユーザ装置20は、Msg.4の受信の際に想定する受信ビームが、Msg.2をスケジューリングするPDCCHの受信の際に想定した受信ビームと同じであると判断してもよい。
Msg.2とMsg.4の受信ビームの一例を図14に示す。Msg.2の送信にはRA-RNTIが使用される。RA-RNTIはユーザ装置のグループをターゲットとするため、ビームの粒度は粗い。つまり、ビーム幅が広い。一方、Msg.4の送信にはC-RNTIが使用される。C-RNTIは特定のユーザ装置をターゲットとするため、ビームの粒度は細かい。つまり、ビーム幅が狭い。
続いて、実施例2を説明する。実施例2は、2ステップRACHにおいて、ユーザ装置20がMsg.Bを正常に受信できなかった場合についての実施例である。実施例2は実施例2-1、実施例2-2、実施例2-3、実施例2-4からなる。以下、それぞれについて説明する。
(実施例2-1)
図15は、実施例2-1における2ステップRACHの動作例を示すシーケンス図である。S401において、ユーザ装置20は、RA preambleとMsg.3からなるMsg.Aを送信する。S402において、基地局装置10はMsg.Bを送信する。
ユーザ装置20はMsg.Bの受信に失敗する(S403)。ここでの受信失敗とは、例えば、Msg.Bが1メッセージからなる場合において、ユーザ装置20が、Msg.Bを待ち受ける時間ウィンドウで、Msg.BをスケジューリングするPDCCH(DCI)を検出できなかったことである。また、ここでの受信失敗とは、例えば、Msg.Bが2メッセージからなる場合において、ユーザ装置20が、Msg.Bを待ち受ける時間ウィンドウで、Msg.2とMsg.4のいずれもデコードに失敗したことである。
Msg.Bの受信失敗に対し、基地局装置10は何もフィードバックを返さない。S404において、ユーザ装置20は、以下のオプション1~オプション3のうちのいずれかのオプションの動作を実行する。
<オプション1>
ユーザ装置20は、2ステップRACHを再実行する。すなわち、ユーザ装置20は、予め定めた最大送信回数に達するまで、RA preambleとMsg.3を含むMsg.Aを送信する。初送を含むMsg.Aの送信回数が最大送信回数に達しても、2ステップRACHに成功しない場合(基地局装置10からのMsg.Bを検出しない場合)、ユーザ装置20は、4ステップRACHにフォールバックしてRA preambleを送信する、あるいは、上位レイヤに問題を通知(indicate)する。
<オプション2>
ユーザ装置20は、4ステップRACHにフォールバックする。つまり、ユーザ装置20は、RA preambleの送信から始めて、例えば非特許文献1に記載された4ステップRACHを実行する。
<オプション3>
オプション3では、RACHリソース(PRACH occasion)が4ステップRACH用のリソースと、2ステップRACH用のリソースとに区別できることを想定している。
ユーザ装置20は、RACH手順を再度実行することを決定した時点(あるいは、Msg.Bを受信せずにMsg.Bを待ち受ける時間ウィンドウが経過した時点)から、時間ドメインにおいて、最も近いRACHリソース(PRACH occasion)が、4ステップRACH用のリソースであれば4ステップRACHにフォールバックする。最も近いRACHリソース(PRACH occasion)が、2ステップRACH用のリソースであれば2ステップRACHを再実行する。
なお、オプション1~3のような動作を定めずに、ユーザ装置20の実装に基づいた動作を行うこととしてもよい。
(実施例2-2)
図16は、実施例2-2における2ステップRACHの動作例を示すシーケンス図である。S501~S503は、実施例2-1におけるS401~S403と同じである。
例えば、ユーザ装置20が、Msg.Bを待ち受ける時間ウィンドウで、Msg.Bを検出できなかった場合、S504において、ユーザ装置20は再送要求を基地局装置10に送信する。当該再送要求は、RA preamble(再送要求を意味するpreamble)であってもよいし、SR(Scheduling Request)であってもよいし、これら以外の信号であってもよい。S505において、基地局装置10は、Msg.Bを再送する。
(実施例2-3)
図17は、実施例2-3における2ステップRACHの動作例を示すシーケンス図である。実施例2-3では、Msg.BはMsg.2とMsg.4の2メッセージからなる。
S601において、ユーザ装置20は、RA preambleとMsg.3からなるMsg.Aを送信する。S602において、基地局装置10はMsg.B(Msg.2とMsg.4)を送信する。
ユーザ装置20は、Msg.2の受信に成功するが、Msg.4の受信に失敗する(S603)。S604において、ユーザ装置20は、Msg.4受信に対するNACKを基地局装置10に送信する。S605において、基地局装置10はMag.BにおけるMag.4をユーザ装置20に再送する。
(実施例2-4)
図18は、実施例2-4における2ステップRACHの動作例を示すシーケンス図である。実施例2-4では、Msg.BはMsg.2とMsg.4の2メッセージからなる。
S701において、ユーザ装置20は、RA preambleとMsg.3からなるMsg.Aを送信する。S702において、基地局装置10はMsg.B(Msg.2とMsg.4)を送信する。
ユーザ装置20は、Msg.2の受信に成功するが、Msg.4の受信に失敗する(S703)。S704において、ユーザ装置20は、Msg.2に対するACKを基地局装置10に送信する。S705において、基地局装置10はMag.BにおけるMag.4をユーザ装置20に再送する。
なお、実施例2-3、2-4において、Msg.4の受信に失敗したユーザ装置20は、基地局装置10に何も送らないこととしてもよい。
以上説明した実施例2の動作により、ユーザ装置20がMsg.Bを正しく受信できなかった場合でも、適切に動作を継続することができる。つまり、2ステップRACHの手順を適切に実行することができる。
なお、実施例2-3、2-4では、Msg.BのMsg.2のみを正しく受信できた場合を例として説明しているが、Msg.2に限らずに、Msg.Bに含まれる複数メッセージのうち、一部のメッセージのみを正しく受信した場合に、実施例2で説明した動作と同様の動作が適用されてもよい。
<Msg.BについてのHARQ-ACKフィードバック>
ここで、実施例1,2のいずれにも適用できるMsg.BについてのHARQ-ACKフィードバックの方法の例を説明する。
Msg.Bが1つのメッセージから構成される場合、ユーザ装置20がHARQ-ACK情報(ACK又はNACK)を送信するために使用するPUCCHリソースを示す情報は、Msg.BにおけるMsg.4相当の部分に含まれる。例えば、図10に示したPRIが、PUCCHリソースを示す情報である。当該PRIは、下記に記載した3ビットPRI(4ビットRMSI等との組み合わせでPUCCHリソースが決まるもの)であってもよいし、単独でユーザ装置20用のPUCCHリソースを示すものであってもよい。
Msg.Bが2つのメッセージから構成される場合、ユーザ装置20がHARQ-ACK情報(ACK又はNACK)を送信するために使用するPUCCHリソースは、ブロードキャスト情報である4ビットRMSI(Remaining Minimum System Information)と、DCIにおける3ビットPRIと、CCE-based implicit 1-bitに基づき決定される。当該DCIは、例えば、Msg.4のスケジューリング用のDCIである。CCEは、DCIが配置されるlowest CCE indexである。
4ビットRMSI、3ビットPRI等の組み合わせでPUCCHリソースを決定する方法自体は非特許文献2等に記載の既存技術である。具体的には、図19(a)に示すように、4ビットRMSIによりセル固有のPUCCHリソースセットが決まる。次に、図10(b)(4ビットRMSI=1101の場合)に示すように、3ビットDCI(=3ビットPRI)、及びCCE-based implicit 1-bitに基づき、該当のユーザ装置20が使用するPUCCHリソースが決定される。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理及び動作を実行する基地局装置10及びユーザ装置20の機能構成例を説明する。基地局装置10及びユーザ装置20は上述した実施例1、実施例2を実施する機能を含む。ただし、基地局装置10及びユーザ装置20はそれぞれ、実施例1、実施例2の中の一部の機能のみを備えることとしてもよい。
<基地局装置10>
図20は、基地局装置10の機能構成の一例を示す図である。図20に示されるように、基地局装置10は、送信部110と、受信部120と、設定部130と、制御部140とを有する。図20に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、ユーザ装置20側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部120は、ユーザ装置20から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、送信部110は、ユーザ装置20へNR-PSS、NR-SSS、NR-PBCH、DL/UL制御信号、DLデータ等を送信する機能を有する。
設定部130は、予め設定される設定情報、及び、ユーザ装置20に送信する各種の設定情報を設定部130が備える記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。設定情報の内容は、例えば、ランダムアクセス手順のために用いるpreambleリソース、PUSCHリソース等である。
制御部140は、基地局装置10を制御する。また、例えば、制御部140は、Msg.Aに含まれる複数メッセージのうち、一部のメッセージのみを正しく受信した場合に、ユーザ装置に対して何もフィードバックを返さないことを決定する。
<ユーザ装置20>
図21は、ユーザ装置20の機能構成の一例を示す図である。図21に示されるように、ユーザ装置20は、送信部210と、受信部220と、設定部230と、制御部240とを有する。図21に示される機能構成は一例に過ぎない。本発明の実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部220は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部220は、DL信号の測定を行う。
設定部230は、受信部220により基地局装置10から受信した各種の設定情報を設定部230が備える記憶装置に格納し、必要に応じて記憶装置から読み出す。また、設定部230は、予め設定される設定情報も格納する。設定情報の内容は、例えば、ランダムアクセス手順のために用いるpreambleリソース、PUSCHリソース等である。制御部240は、ユーザ装置20の制御を行う。
(ハードウェア構成)
上記実施形態の説明に用いたブロック図(図20及び図21)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)あるいは送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
例えば、本開示の一実施の形態における基地局装置10、ユーザ装置20等は、本開示の無線通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図22は、本開示の一実施の形態に係る基地局装置10及びユーザ装置20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の基地局装置10及びユーザ装置20は、物理的には、プロセッサ1001、記憶装置1002、補助記憶装置1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニット等に読み替えることができる。基地局装置10及びユーザ装置20のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
基地局装置10及びユーザ装置20における各機能は、プロセッサ1001、記憶装置1002等のハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、記憶装置1002及び補助記憶装置1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインタフェース、制御装置、演算装置、レジスタ等を含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、上述の制御部140、制御部240等は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータ等を、補助記憶装置1003及び通信装置1004の少なくとも一方から記憶装置1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、図20に示した基地局装置10の制御部140は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。また、例えば、図21に示したユーザ装置20の制御部240は、記憶装置1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
記憶装置1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)等の少なくとも1つによって構成されてもよい。記憶装置1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)等と呼ばれてもよい。記憶装置1002は、本開示の一実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール等を保存することができる。
補助記憶装置1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)等の光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等の少なくとも1つによって構成されてもよい。補助記憶装置1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、記憶装置1002及び補助記憶装置1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、送受信アンテナ、アンプ部、送受信部、伝送路インターフェース等は、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサ等)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプ等)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及び記憶装置1002等の各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、基地局装置10及びユーザ装置20は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態により、少なくとも下記の各項に記載された基地局装置及びユーザ装置が提供される。
(第1項)
2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージをユーザ装置から受信するように構成される受信部と、
前記受信部が、前記第1メッセージに含まれる複数メッセージのうち、一部のメッセージのみを正しく受信した場合に、前記ユーザ装置に対して何もフィードバックを返さないことを決定する制御部と
を備える基地局装置。
(第2項)
2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージをユーザ装置から受信するように構成される受信部と、
前記受信部が、前記第1メッセージに含まれる複数メッセージのうち、一部のメッセージのみを正しく受信した場合に、前記ユーザ装置に対して、ランダムアクセス応答用のRNTIを用いて第2メッセージを送信する送信部と
を備える基地局装置。
(第3項)
2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージをユーザ装置から受信するように構成される受信部と、
前記受信部が、前記第1メッセージに含まれる複数メッセージのうち、一部のメッセージのみを正しく受信した場合に、前記ユーザ装置に対して、再送要求を送信する送信部と
を備える基地局装置。
(第4項)
2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージに対する応答として基地局装置から送信される第2メッセージを受信するように構成される受信部と、
前記受信部が、前記第2メッセージを正しく受信しなかった場合に、前記第1メッセージを繰り返し送信する、又は、4ステップのランダムアクセス手順へフォールバックしてプリアンブルを送信する送信部と
を備えるユーザ装置。
(第5項)
2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージに対する応答として基地局装置から送信される第2メッセージを受信するように構成される受信部と、
前記受信部が、前記第2メッセージに含まれる複数メッセージのうちの一部のメッセージのみを正しく受信しなかった場合に、正しく受信しなかったメッセージについてのNACKを前記基地局装置に送信する送信部と
を備えるユーザ装置。
(第6項)
2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージに対する応答として基地局装置から送信される第2メッセージを受信するように構成される受信部と、
前記受信部が、前記第2メッセージに含まれる複数メッセージのうちの一部のメッセージのみを正しく受信した場合に、正しく受信したメッセージについてのACKを前記基地局装置に送信する送信部と
を備えるユーザ装置。
上記の第1項~第6項のそれぞれにより、無線通信システムにおいて、2ステップRACHの手順を適切に実行することを可能とする技術が提供される。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、基地局装置10及びユーザ装置20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従って基地局装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従ってユーザ装置20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
また、情報の通知は、本開示で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージ等であってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャート等は、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本明細書において基地局装置10によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局装置10を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、ユーザ装置20との通信のために行われる様々な動作は、基地局装置10及び基地局装置10以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GW等が考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局装置10以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、他のネットワークノードは、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
本開示において説明した情報又は信号等は、上位レイヤ(又は下位レイヤ)から下位レイヤ(又は上位レイヤ)へ出力され得る。複数のネットワークノードを介して入出力されてもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本開示における判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUSCH、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「基地局装置」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局装置は、ユーザ装置で読み替えてもよい。例えば、基地局装置及びユーザ装置間の通信を、複数のユーザ装置20間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局装置10が有する機能をユーザ装置20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。
同様に、本開示におけるユーザ装置は、基地局装置で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ装置が有する機能を基地局装置が有する構成としてもよい。
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量又は順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1及び第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、又は何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
上記の各装置の構成における「手段」を、「部」、「回路」、「デバイス」等に置き換えてもよい。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
無線フレームは時間領域において1つ又は複数のフレームによって構成されてもよい。時間領域において1つ又は複数の各フレームはサブフレームと呼ばれてもよい。サブフレームは更に時間領域において1つ又は複数のスロットによって構成されてもよい。サブフレームは、ニューメロロジ(numerology)に依存しない固定の時間長(例えば、1ms)であってもよい。
ニューメロロジは、ある信号又はチャネルの送信及び受信の少なくとも一方に適用される通信パラメータであってもよい。ニューメロロジは、例えば、サブキャリア間隔(SCS:SubCarrier Spacing)、帯域幅、シンボル長、サイクリックプレフィックス長、送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)、TTIあたりのシンボル数、無線フレーム構成、送受信機が周波数領域において行う特定のフィルタリング処理、送受信機が時間領域において行う特定のウィンドウイング処理などの少なくとも1つを示してもよい。
スロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボル(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボル、SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル等)で構成されてもよい。スロットは、ニューメロロジに基づく時間単位であってもよい。
スロットは、複数のミニスロットを含んでもよい。各ミニスロットは、時間領域において1つ又は複数のシンボルによって構成されてもよい。また、ミニスロットは、サブスロットと呼ばれてもよい。ミニスロットは、スロットよりも少ない数のシンボルによって構成されてもよい。ミニスロットより大きい時間単位で送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプAと呼ばれてもよい。ミニスロットを用いて送信されるPDSCH(又はPUSCH)は、PDSCH(又はPUSCH)マッピングタイプBと呼ばれてもよい。
無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、いずれも信号を伝送する際の時間単位を表す。無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルは、それぞれに対応する別の呼称が用いられてもよい。
例えば、1サブフレームは送信時間間隔(TTI:Transmission Time Interval)と呼ばれてもよいし、複数の連続したサブフレームがTTIと呼ばれてよいし、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれてもよい。つまり、サブフレーム及びTTIの少なくとも一方は、既存のLTEにおけるサブフレーム(1ms)であってもよいし、1msより短い期間(例えば、1-13シンボル)であってもよいし、1msより長い期間であってもよい。なお、TTIを表す単位は、サブフレームではなくスロット、ミニスロットなどと呼ばれてもよい。
ここで、TTIは、例えば、無線通信におけるスケジューリングの最小時間単位のことをいう。例えば、LTEシステムでは、基地局が各ユーザ装置20に対して、無線リソース(各ユーザ装置20において使用することが可能な周波数帯域幅、送信電力など)を、TTI単位で割り当てるスケジューリングを行う。なお、TTIの定義はこれに限られない。
TTIは、チャネル符号化されたデータパケット(トランスポートブロック)、コードブロック、コードワードなどの送信時間単位であってもよいし、スケジューリング、リンクアダプテーションなどの処理単位となってもよい。なお、TTIが与えられたとき、実際にトランスポートブロック、コードブロック、コードワードなどがマッピングされる時間区間(例えば、シンボル数)は、当該TTIよりも短くてもよい。
なお、1スロット又は1ミニスロットがTTIと呼ばれる場合、1以上のTTI(すなわち、1以上のスロット又は1以上のミニスロット)が、スケジューリングの最小時間単位となってもよい。また、当該スケジューリングの最小時間単位を構成するスロット数(ミニスロット数)は制御されてもよい。
1msの時間長を有するTTIは、通常TTI(LTE Rel.8-12におけるTTI)、ノーマルTTI、ロングTTI、通常サブフレーム、ノーマルサブフレーム、ロングサブフレーム、スロットなどと呼ばれてもよい。通常TTIより短いTTIは、短縮TTI、ショートTTI、部分TTI(partial又はfractional TTI)、短縮サブフレーム、ショートサブフレーム、ミニスロット、サブスロット、スロットなどと呼ばれてもよい。
なお、ロングTTI(例えば、通常TTI、サブフレームなど)は、1msを超える時間長を有するTTIで読み替えてもよいし、ショートTTI(例えば、短縮TTIなど)は、ロングTTIのTTI長未満かつ1ms以上のTTI長を有するTTIで読み替えてもよい。
リソースブロック(RB)は、時間領域及び周波数領域のリソース割当単位であり、周波数領域において、1つ又は複数個の連続した副搬送波(subcarrier)を含んでもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに関わらず同じであってもよく、例えば12であってもよい。RBに含まれるサブキャリアの数は、ニューメロロジに基づいて決定されてもよい。
また、RBの時間領域は、1つ又は複数個のシンボルを含んでもよく、1スロット、1ミニスロット、1サブフレーム、又は1TTIの長さであってもよい。1TTI、1サブフレームなどは、それぞれ1つ又は複数のリソースブロックで構成されてもよい。
なお、1つ又は複数のRBは、物理リソースブロック(PRB:Physical RB)、サブキャリアグループ(SCG:Sub-Carrier Group)、リソースエレメントグループ(REG:Resource Element Group)、PRBペア、RBペアなどと呼ばれてもよい。
また、リソースブロックは、1つ又は複数のリソースエレメント(RE:Resource Element)によって構成されてもよい。例えば、1REは、1サブキャリア及び1シンボルの無線リソース領域であってもよい。
帯域幅部分(BWP:Bandwidth Part)(部分帯域幅などと呼ばれてもよい)は、あるキャリアにおいて、あるニューメロロジ用の連続する共通RB(common resource blocks)のサブセットのことを表してもよい。ここで、共通RBは、当該キャリアの共通参照ポイントを基準としたRBのインデックスによって特定されてもよい。PRBは、あるBWPで定義され、当該BWP内で番号付けされてもよい。
BWPには、UL用のBWP(UL BWP)と、DL用のBWP(DL BWP)とが含まれてもよい。UEに対して、1キャリア内に1つ又は複数のBWPが設定されてもよい。
設定されたBWPの少なくとも1つがアクティブであってもよく、UEは、アクティブなBWPの外で所定の信号/チャネルを送受信することを想定しなくてもよい。なお、本開示における「セル」、「キャリア」などは、「BWP」で読み替えられてもよい。
上述した無線フレーム、サブフレーム、スロット、ミニスロット及びシンボルなどの構造は例示に過ぎない。例えば、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレーム又は無線フレームあたりのスロットの数、スロット内に含まれるミニスロットの数、スロット又はミニスロットに含まれるシンボル及びRBの数、RBに含まれるサブキャリアの数、並びにTTI内のシンボル数、シンボル長、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)長などの構成は、様々に変更することができる。
本開示において、例えば、英語でのa,an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
なお、本開示において、SSブロック又はCSI-RSは、同期信号又は参照信号の一例である。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
10 基地局装置
110 送信部
120 受信部
130 設定部
140 制御部
20 ユーザ装置
210 送信部
220 受信部
230 設定部
240 制御部
1001 プロセッサ
1002 記憶装置
1003 補助記憶装置
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (7)

  1. 2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージを端末から受信する受信部と、
    前記第1メッセージの応答である第2メッセージを前記端末に送信する送信部と、
    を備え、
    前記第2メッセージは、前記応答の内容を示すフィールドを有し、前記フィールドの値に応じて、前記第2メッセージに対するフィードバックを送信するための上り制御チャネルのリソースに関する情報と端末間の衝突を解決するための識別子を含む、基地局。
  2. 前記送信部は、C-RNTIでスクランブルしたCRCを有する下りチャネル制御情報でスケジュールされた下りデータチャネルにより前記第2メッセージを前記端末に送信する請求項1に記載の基地局。
  3. 2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージを基地局に送信する送信部と、
    前記第1メッセージの応答である第2メッセージを前記基地局から受信する受信部と、
    を備え、
    前記第2メッセージは、前記応答の内容を示すフィールドを有し、前記フィールドの値に応じて、前記第2メッセージに対するフィードバックを送信するための上り制御チャネルのリソースに関する情報と端末間の衝突を解決するための識別子を含む、端末。
  4. 前記受信部は、C-RNTIでスクランブルしたCRCを有する下りチャネル制御情報でスケジュールされた下りデータチャネルにより前記第2メッセージを前記基地局から受信する請求項3に記載の端末。
  5. 2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージを端末から受信する受信部と、
    前記第1メッセージの応答である第2メッセージを前記端末に送信する送信部と、
    を備え、
    前記第2メッセージは、前記応答の内容を示すフィールドを有し、前記フィールドの値に応じて、前記第2メッセージに対するフィードバックを送信するための上り制御チャネルのリソースに関する情報と端末間の衝突を解決するための識別子を含む、基地局と、
    前記第1メッセージを基地局に送信する送信部と、
    前記第2メッセージを前記基地局から受信する受信部と、
    を備える端末と、
    を備える通信システム。
  6. 2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージを端末から受信するステップと、
    前記第1メッセージの応答である第2メッセージを前記端末に送信するステップと、
    を備え、
    前記第2メッセージは、前記応答の内容を示すフィールドを有し、前記フィールドの値に応じて、前記第2メッセージに対するフィードバックを送信するための上り制御チャネルのリソースに関する情報と端末間の衝突を解決するための識別子を含む、基地局の通信方法。
  7. 2ステップのランダムアクセス手順における第1メッセージを基地局に送信するステップと、
    前記第1メッセージの応答である第2メッセージを前記基地局から受信するステップと、
    を備え、
    前記第2メッセージは、前記応答の内容を示すフィールドを有し、前記フィールドの値に応じて、前記第2メッセージに対するフィードバックを送信するための上り制御チャネルのリソースに関する情報と端末間の衝突を解決するための識別子を含む、端末の通信方法。
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