JP7288919B2 - 端末、通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムにおけるユーザ装置、基地局及び通信方法に関する。
現在、3rd Generation Partnership Project(3GPP)のLTE Internet of Things(IoT),すなわちNB-IoT(Narrow Band IoT)又はeMTC(enhanced Machine Type Communication)のリリース16に向けたEnhancementにおいてPreconfigured Uplink(UL) resources(PUR)に関する議論が行われている。また、3GPPのリリース17以降のNew Radio(NR)において、アイドルモードのユーザ装置向けのPower savingが議論される可能性がある。この場合において、アイドルモードのユーザ装置向けに、ネットワーク側からのユーザ装置に対する無線リソースの割り当てを前提としない(Grant less、又はGrant Free)送信方法がNRで規定される可能性がある。
PURを使用した無線通信は、主に3GPPのリリース16のeMTC/NB-IoT enhancementを対象とするが、PURを使用した無線通信は、3GPPのリリース16のeMTC/NB-IoT enhancementに限定されず、NRシステムに適用されることが想定されている。
3GPP TS 38.304 V15.2.0(2018-12) 3GPP TS 38.213 V15.3.0 (2018-09) 3GPP TS 38.331 V15.3.0 (2018-09)
PURを割り当てられたユーザ装置が、突然、遮蔽物に囲まれ、上りの無線リンクが切れてしまったと仮定する。この場合、基地局では、ユーザ装置が送信すべきデータがないため、スリープモードに遷移しているのか、又はユーザ装置が別のセルに移動してPURが使用できない状態にあるのか、判定することができない可能性がある。つまり、基地局は、ユーザ装置に割り当てたPURを削除すべきか否かを判断することができず、ユーザ装置に割り当てられたPURは無駄になってしまう可能性がある。ユーザ装置に割当てられたPURが無駄であるか否かを判定する方法が必要とされている。
本発明の一態様によれば、事前設定されたアップリンク無線リソースに関する設定情報を受信する受信部と、前記事前設定されたアップリンク無線リソースを解放するために、アイドルモードにおいて、前記設定情報に基づいて、所定の回数データの送信をスキップする送信部と、を備え、前記設定情報は、前記事前設定されたアップリンク無線リソースの周期を示す情報を含む、端末が提供される。
開示の技術によれば、ユーザ装置に割当てられたPURが無駄であるか否かを判定する方法が提供される。
本実施の形態における通信システムの構成図である。 PURを使用した無線通信の例を示す図である。 Dedicated PURを使用した、ユーザ装置によるデータ送信の動作例を示す図である。 CBS PURを使用した、ユーザ装置によるデータ送信の動作例を示す図である。 CFS PURを使用した、ユーザ装置によるデータ送信の動作例を示す図である。 ページング用のサーチスペースに加えて、追加のサーチスペースを設定する例を示す図である。 DRXを使用している場合において、ユーザ装置が送達確認情報を受信する動作例を示す図である。 eDRXを使用している場合において、ユーザ装置が送達確認情報を受信する動作例を示す図である。 LTEのULのSPSのリソース配置の例を示す図である。 SPSのリソースを開放する方法の例を示す図である。 TAタイマが失効した場合に、TAが適切であることを再度検証する方式の例を示す図である。 PURのリリースの必要性を例示する図である。 TAが適切である間、PURで常に上りリンクのデータを送信する例を示す図である。 ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。 基地局20の機能構成の一例を示す図である。 ユーザ装置10及び基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態には限定されない。
以下の実施の形態における無線通信システムは基本的にNRに準拠することを想定しているが、それは一例であり、本実施の形態における無線通信システムはその一部又は全部において、NR以外の無線通信システム(例:LTE)に準拠していてもよい。
(システム全体構成)
図1に本実施の形態に係る無線通信システムの構成図を示す。本実施の形態に係る無線通信システムは、図1に示すように、ユーザ装置10、及び基地局20を含む。図1には、ユーザ装置10、及び基地局20が1つずつ示されているが、これは例であり、それぞれ複数であってもよい。
ユーザ装置10は、スマートフォン、携帯電話機、タブレット、ウェアラブル端末、M2M(Machine-to-Machine)用通信モジュール等の無線通信機能を備えた通信装置であり、基地局20に無線接続し、無線通信システムにより提供される各種通信サービスを利用する。基地局20は、1つ以上のセルを提供し、ユーザ装置10と無線通信する通信装置である。
本実施の形態において、複信(Duplex)方式は、TDD(Time Division Duplex)方式でもよいし、FDD(Frequency Division Duplex)方式でもよい。
(事前設定された上りリンクのリソース(PUR))
事前設定された上りリンクのリソース(PUR)の例について、図2を参照して説明する。以下の図2で説明するPURを使用した無線通信は、主に3GPPのリリース16のeMTC/NB-IoT enhancementを対象とするが、PURを使用した無線通信は、3GPPのリリース16のeMTC/NB-IoT enhancementに限定されず、NRシステムに適用されてもよい。
図2に示されるように、通信を行う前に、基地局20とユーザ装置10との間で、ユーザ装置がデータの送信を行うためのPURの設定を行う。その後、ユーザ装置10は、PURを使用して、データの送信を周期的に行う。つまり、基地局20とユーザ装置10との間でPURの設定を行った後、ユーザ装置10は、基地局20から別途、無線リソースを割り当てられることなく、PURを使用してデータの送信を行う。
なお、上記のPURを使用したユーザ装置10のデータ送信の方式は、データの送信をアイドルモード(アイドルモード)のユーザ装置10が行うことを想定している。この点において、上述のPURを使用したデータ送信の方式は、セミパーシステントスケジューリングを使用したユーザ装置10のデータの送信の方式とは異なる。
PURを使用したユーザ装置10によるデータ送信の方式は、アイドルモードのユーザ装置10をサポートする。
上りの送信を行うことになるので、ユーザ装置10は、ユーザ装置10自身の適切な送信のタイミング、すなわち、適切なタイミングアドバンス(TA: Timing Advance)を保持していることが必要となる。特に、上述のように、PURを使用したデータ送信の方式では、アイドルモードのユーザ装置10をサポートするので、適切なTAを保持しているユーザ装置10のみがPURを使用してデータを送信することが許可されるべきである。
これについて、アイドルモードのユーザ装置10がどのようにして、適切な(validな)TAを取得するのかという問題がある。
適切なTAを保持しているユーザ装置10のみがPURを使用してデータを送信できることが前提とされる場合において、ユーザ装置10が適切なTAを保持していない場合には、ユーザ装置10は、Random Access Channel(RACH) procedure又はEarly Data Transmission(EDT) procedureにフォールバックして、適切なTAを取得し直す方法が考えられる。
(PURの種別)
PURの種別として、3GPPのワーキンググループでは、以下の3種類のPURが現状で合意されている。
(1)Dedicated PUR
(2)Contention-based shared preconfigured UL resource (CBS PUR)
(3)Contention-free shared preconfigured UL resource (CFS PUR)
上記(1)のDedicated PURは、特定のユーザ装置10に対して専用に設定されるPURとされている。Dedicated PURを使用してユーザ装置10が送信する場合、その送信リソースは専用のリソースとされているため、競合解決の手順を適用することは必要とされない。このDedicated PURの設定を行う場合、LTEのセミパーシステントスケジューリングにおけるリソース割り当ての方法が流用されてもよい。
上記(2)及び(3)のユーザ装置10の間でPURを共有する方法については、現時点では、まだその仕組みの詳細は定められていない。
上記(2)のContention-based shared preconfigured UL resource (CBS PUR)は、複数のユーザ装置10の間で共有されるPURである。複数のユーザ装置10がCBS PURで送信を行う場合、複数のユーザ装置10の間で送信が競合することがあり得る。従って、複数のユーザ装置10がCBS PURで送信を行う場合、競合を解決することが必要になると考えられる。
上記(3)のContention-free shared preconfigured UL resource (CFS PUR)は、PURの一部が複数のユーザ装置10の間で共有され、かつ当該PURの他の一部が複数のユーザ装置10では共有されず、各ユーザ装置10に専用に割り当てられる、PURである。例えば、CFS PURの例として、Multi-user, Multiple Input, Multiple Output(MU-MIMO)の場合において、Demodulation Reference Signal(DM-RS)は複数のユーザ装置10に対して個別に割り当てておき、チャネル推定は複数のユーザ装置10に対して個別に行うことはできるが、データ自体は、複数のユーザ装置10の間で同じ周波数リソースを用いて送信を行う場合が考えられる。
図3は、(1)Dedicated PURを使用したユーザ装置10によるデータ送信の動作例を示す図である。まず、ステップS101で、ユーザ装置10及び基地局20は、Dedicated PURの設定を行う。その後、ユーザ装置10は、Dedicated PURが設定されているタイミングのうち、所望のタイミングで、該当するDedicated PURを使用してデータを送信する(ステップS102)。データを送信する際に、ユーザ装置10は、アイドルモードの状態のままデータを送信してもよい。
図4は、(2)CBS PURを使用したユーザ装置10によるデータ送信の動作例を示す図である。まず、ステップS201で、複数のユーザ装置10及び基地局20は、共有のPURの設定を行う。次にステップS202において、ユーザ装置10は、共有のPURを使用してデータの送信を行う。また、その際、ステップS202'においてユーザ装置10'は、共有のPURを使用してデータの送信を行う。この場合、ステップS203において、基地局20では、ユーザ装置10から送信されるデータとユーザ装置10'から送信されるデータとの競合が発生する。従って、基地局20は、その後、競合解決の手順を実行する。例えば、基地局20は、ユーザ装置10に対して、指定したタイミングのPURを使用してデータを再送するように指示を行ってもよい。
図5は、(3)CFS PURを使用したユーザ装置10によるデータ送信の動作例を示す図である。まず、ステップS301で、複数のユーザ装置10及び基地局20は、共有のPURの設定を行う。次にステップS302において、ユーザ装置10及び基地局20は、ユーザ装置10に固有のリソースの設定を行う(ステップS302'において、ユーザ装置10'及び基地局は、ユーザ装置10'に固有のリソースの設定を行う)。次に、ステップS303において、ユーザ装置10は、ステップS301で設定したPUR及びステップS302で設定したユーザ装置10に固有のリソースを使用して、データの送信を行う。この際に、ステップS303'において、ユーザ装置10'は、ステップS301で設定したPUR及びステップS302'で設定したユーザ装置10'に固有のリソースを使用して、データの送信を行う。ここで、ステップS303におけるユーザ装置10によるデータの送信には、ユーザ装置10に固有のリソースが使用され、かつステップS303'におけるユーザ装置10'によるデータの送信には、ユーザ装置10'に固有のリソースが使用されるので、競合解決を行わなくても、基地局20ではユーザ装置10から送信されたデータとユーザ装置10'から送信されたデータとを分離して受信することができる。例えば、ユーザ装置10に固有なリソースとして、ユーザ装置10に固有な拡散符号を使用して、ユーザ装置10'に固有なリソースとして、ユーザ装置10'に固有な拡散符号を使用することができる。
(PDCCH scheduling for preconfigured UL resources)
上述の動作例のように、アイドルモードのユーザ装置10が、基地局20からのグラントを伴わないデータの送信を行った後、基地局20から送信される送達確認情報(acknowledgement(ACK)/negative-acknowledgement(NACK))を受信する際の動作は、現時点では、不明となっている。ユーザ装置10の状態は、データを送信した後も、アイドルモードのままとなることが想定されており、この場合にどのようにしてユーザ装置10が送達確認情報を受信するのか不明となっている。アイドルモードのユーザ装置10が基地局20から送信される送達確認情報を受信する方法が必要とされている。
(解決方法1)
ユーザ装置10は、ページング用のサーチスペース(paging search space)を使用して、基地局20から送信される送達確認情報を受信してもよい。一般に、アイドルモードのユーザ装置10は、ページング用の信号及びブロードキャスト信号をモニタすることが必要とされている。従って、アイドルモードのユーザ装置10は、PURを用いてデータを送信した後、ページング用のサーチスペースをモニタすることで、基地局20から送信される送達確認情報を検出及び受信してもよい。
しかしながら、アイドルモードのユーザ装置10は、通常、消費電力を低減するために、Discontinuous Reception (DRX)を使用する。この場合、ユーザ装置10は、DRXサイクル毎に、1つのpaging occasion (PO)をモニタする。ここで、POとは、Physical Downlink Control Channel(PDCCH)モニタリング機会(PDCCH monitoring occasion)のセットであり、Downlink Control Information(DCI)が送信され得る複数の時間スロット(例えば、サブフレーム又はOFDMシンボル)からなる。1つのページングフレーム(PF)は、1つの無線フレームであり、1つ又は複数のPOを含むか、又はPOの開始点(starting point)を含む。
このように、ユーザ装置10がDRXを使用しており、ユーザ装置10がDRXサイクルにおいて、POをモニタした直後に、データを送信した場合、ユーザ装置10が送達確認情報を受信できる機会は、次のDRXサイクルのPOとなる。例えば、ユーザ装置10が送達確認情報を受信できる機会は、データを送信してから40分後等、比較的、長い時間が経過した後となってしまう可能性がある。
(解決方法2)
上記の解決方法1とは別の解決方法として、PURを使用したユーザ装置10によるデータの送信に対する送達確認情報をユーザ装置10が受信するために、追加のサーチスペースを定義する方法が考えられる。その上で、アイドルモードのユーザ装置10が、ページング用のサーチスペースに加えて、追加のサーチスペースをモニタするように設定することにより、アイドルモードのユーザ装置10に、送達確認情報を受信させることができる。図6は、ページング用のサーチスペースに加えて、追加のサーチスペースを設定する例を示す図である。
ユーザ装置10がモニタするサーチスペースについては、例えば、ネットワークがユーザ装置10に対して設定することが可能であってもよい。例えば、ユーザ装置10に対してPURが設定されている場合において、ユーザ装置10は、ページング用のサーチスペースだけをモニタするように設定されてもよい。代替的に、ユーザ装置10は、追加のサーチスペースだけをモニタするように設定されてもよい。代替的に、ユーザ装置10は、ページング用のサーチスペース及び追加のサーチスペースをモニタするように設定されてもよい。
追加のサーチスペースの配置方法として、例えば、PURを周期的に設定する場合において、当該PURの周期と同じ周期で追加のサーチスペースを配置する方法が考えられる。例えば、PURの直後に追加のサーチスペースを配置してもよい。代替的に、1つのPURと別のPURの間に追加のサーチスペースを配置してもよい。すなわち、追加のサーチスペースの配置される位置は、PURからの相対的な位置として指定されてもよい。また、追加のサーチスペースは、PURの配置と関連付けて配置されてもよい。例えば、PURの2つのセットに対して追加のサーチスペースが1つ配置されてもよい。例えば、ユーザ装置10と基地局20との間で、PURを設定する際に、追加のサーチスペースの配置が設定されてもよい。すなわち、PURの設定情報には、追加のサーチスペースの設定情報が含まれてもよい。PURが周期的に設定される場合には、追加のサーチスペースの時間位置(time occasion)は、PURの時間位置と関連付けられていてもよく、又は追加のサーチスペースの周期は、PURの周期と関連付けられていてもよく,又は同一でもよい。追加のサーチスペースをモニタする際に使用するRadio Network Temporary Identifier(RNTI)としては、ページング用のRNTIを使用してもよいし、コネクテッドモードで割り当てられたRNTIをアイドルモードにおいて引き継いでもよい。代替的に、追加のサーチスペース専用のRNTIを定義した上で、追加のサーチスペース専用のRNTIを使用して追加のサーチスペースのブラインドデコーディングを行ってもよい。
(動作例1)
上述した通り、POとは、PDCCHモニタリング機会(PDCCH monitoring occasion)のセットであり、DCIが送信され得る複数の時間スロット(例えば、サブフレーム又はOFDMシンボル)からなる。1つのページングフレーム(PF)は、1つの無線フレームであり、1つ又は複数のPOを含むか、又はPOの開始点(starting point)を含む。
図7は、基地局20とユーザ装置10との間でPURを設定し、ユーザ装置10がDRXを使用している場合において、ユーザ装置10が送達確認情報を受信する動作例を示す図である。ユーザ装置10は、DRXサイクル毎に、1つのページングフレームに含まれる1つのpaging occasion (PO)をモニタする。
まず、ステップS401において、基地局20及びユーザ装置10は、ユーザ装置10によるデータの送信のためのPURを設定する。
次に、最初のDRXサイクルにおいて、ページングフレームが発生する(ステップS402)。その後、同じDRXサイクルにおいて、ユーザ装置10は、PURを使用してデータの送信を行う(ステップS403)。同じDRXサイクルのステップS404において、ユーザ装置10は、追加のサーチスペースをモニタし、ステップS403で送信したデータに対する送達確認情報を受信する。
ここで、基地局20は、ステップS403で受信したデータに対する送達確認情報を、追加のサーチスペースで送信するか、又はページング用のサーチスペースで送信するかを選択してもよい。ステップS404は、基地局20が追加のサーチスペースで送達確認情報を送信することを選択した場合に該当する。仮に、基地局20がページング用のサーチスペースのみで送達確認情報を送信することを選択した場合には、ステップS404での送達確認情報の送信は行われず、次のDRXサイクルにおけるPFにおいて、基地局20は送達確認情報を送信する。このDRXサイクルにおけるPFに含まれるPOにおいて、ユーザ装置10は、送達確認情報を受信する(ステップS405)。
上述の動作例では、ステップS404の追加のサーチスペースと、ステップS405のページング用のサーチスペースとが、別々のサブフレームに設定される場合について説明した。しかしながら、本発明の実施例は、この動作例には限定されない。例えば、追加のサーチスペースと、ページング用のサーチスペースとを同じサブフレームに配置してもよい。ここで、1つのサブフレームにおけるPDCCHのブラインド復号化の回数には上限値が設定されている。従って、追加のサーチスペースとページング用のサーチスペースとを同じサブフレームに配置する場合には、追加のサーチスペースに対するブラインド復号化の回数とページング用のサーチスペースに対するブラインド復号化の回数との合計が上述の上限値以下となるように設定してもよい。サブフレーム内にページング用のサーチスペースが既に設定してあり、同じサブフレーム内に追加のサーチスペースを設定する場合には、ページング用のサーチスペース向けに用意されていたブラインド復号化の回数を減らして、追加のサーチスペースにおける復号化の回数として配分するといった方法が考えられる。これにより、追加のサーチスペースに対するブラインド復号化の回数とページング用のサーチスペースに対するブラインド復号化の回数との合計が上述の上限値以下となるようにすることができる。
(動作例2)
図8は、基地局20とユーザ装置10との間でPURを設定し、ユーザ装置10がextended Discontinuous Reception(eDRX)を使用している場合において、ユーザ装置10が送達確認情報を受信する動作例を示す図である。eDRXでは、ユーザ装置10のスリープ状態を長くすることで、バッテリセービング効果を向上させている。1つのeDRXサイクル内には、複数のPOが設定されている。eDRXのサイクルは、通常のDRXのサイクルよりも長いため、ユーザ装置10は、Paging Hyperframe(PH)内に含まれるPOだけをモニタする。PH外に配置されているPFはinvalidな状態とされ、eDRXを使用しているユーザ装置10は、そのようなPFをモニタしなくてもよい。この場合において、追加的なサーチスペースの配置を行うには、PF及びPOは既に定義されているので、使用していないPFのPOを追加的なサーチスペースとすることができる。
図8の例では、まず、ステップS501で、ユーザ装置10及び基地局20は、ユーザ装置10のデータ送信のためのPURを設定する。ステップS502において、PHが発生し、ユーザ装置10は、PH内のPOをモニタする。ステップS503で、ユーザ装置10は、PURを用いてデータを送信する。ステップS504で、ユーザ装置10は、PH外のPOに設定された追加的なサーチスペースをモニタして、送達確認情報を受信する。
ここで、基地局20は、ステップS503で受信したデータに対する送達確認情報を、追加のサーチスペースで送信するか、又はページング用のサーチスペースで送信するかを選択してもよい。ステップS504は、基地局20が追加のサーチスペースで送達確認情報を送信することを選択した場合に該当する。仮に、基地局20がページング用のサーチスペースのみで送達確認情報を送信することを選択した場合には、ステップS504での送達確認情報の送信は行われず、次のeDRXサイクルにおけるPHに含まれるPOにおいて、基地局20は送達確認情報を送信する。このeDRXサイクルにおけるPHに含まれるPOにおいて、ユーザ装置10は、送達確認情報を受信する(ステップS505)。
(Release mechanism for preconfigured UL resource)
上述の例では、基地局20とユーザ装置10との間でPURを設定して、ユーザ装置10がPURを使用してデータの送信を行う例を説明した。以下の例では、設定したPURを開放する(リリース)方法について説明する。
ここで、例えば、Dedicated PURを開放する方法として、既存のLTEにおけるセミパーシステントスケジューリング(SPS)で設定されているリソースを開放する方法を応用することができる。図9A及び図9Bを参照して、この方法の例を説明する。
図9Aは、LTEのULのSPSのリソース配置の例を示す図である。図9Aには、ユーザ装置10に対して、ULのデータ送信用のリソースが周期的に割り当てられる例が示されている。図9Bには、ユーザ装置10がMedium Access Control(MAC)レベルでゼロだけのパケットを作成し、繰り返し送信することにより、図9Aの例に示されるセミパーシステントに割り当てられたリソースを開放する方法が示されている。ユーザ装置10から空のMAC Protocol Data Unit(PDU)、すなわちMAC Service Data Unit(SDU)を含まないMAC PDU、が所定の数だけ送信されたことに応じて、ネットワーク側では、ユーザ装置10側で送信すべきデータが存在しないことを黙示的に検出して、セミパーシステントに割り当てられたリソースを開放する。このような方法を応用して、ユーザ装置10が、例えば、物理レイヤの信号を利用してネットワーク側に黙示的にシグナリングを行う方法により、PURを開放してもよい。
設定されたPURを開放する別の方法として、例えば、ネットワークがRadio Resource Control(RRC) connection reconfiguration messageをユーザ装置10に送信することで、PURを開放する方法も考えられる。しかしながら、PURを使用するユーザ装置10の状態は、アイドルモードであることが前提とされているので、このようなアイドルモードのユーザ装置10は、通常は、RRCメッセージをモニタすることはできないと考えられる。従って、この方法を適用するには、システムの設計変更が必要となる可能性がある。
図9Bに示される例のような黙示的なシグナリングを使用する方法の場合、大きなシステムの設計変更を行わなくてもアイドルモードのユーザ装置10に適用することができると考えられる。従って、黙示的なシグナリングを使用する方法は、RRCメッセージを使用する方法よりも有利であると考えられる。
PURを使用したデータの送信に関して、アイドルモードのユーザ装置10のタイミングアドバンス(TA)の検証(Validation)の方式が現在検討されている。アイドルモードのユーザ装置10がPURを使用してデータを送信するには、ユーザ装置10が適切なTAを保持している必要がある。従って、図10に示されるように、ユーザ装置10が保持するTAタイマが失効した場合に、TAが適切であることを再度検証(revalidation)する方式が必要とされている。
TAの検証に関して、3GPPの会合において、現時点では、以下の事項が合意されている。
(1)サービングセルが変更された場合、それまで適切であると考えられていたTAは、適切なTAではなくなる。
(2)Time Alignment Timerが現状定義されていて、ユーザ装置10が保持しているTAは、Time Alignment Timerの動作中においてのみ適切であるとされている。Time Alignment Timerは、コネクテッドモードのユーザ装置10だけで使用できるとされているが、これを拡張して、アイドルモードのユーザ装置10でも使用できるようにする。
(3)ユーザ装置10は、サービングセルのReference Signal Received Power(RSRP)を測定する。サービングセルのRSRPが大きく変化した場合には、ユーザ装置10がそれまで保持していたTAは、適切なTAではなくなる。
ユーザ装置10がデータの送信を完了して、PURをリリースする場合、少なくとも、上述の黙示的なシグナリングを使用する方法により、PURをリリースすることが可能である。
ユーザ装置10がデータの送信を完了した場合以外に、アイドルモードのユーザ装置10が、Time Alignment Timerの失効、又はRSRPが変化したことに応じて、ユーザ装置10がそれまで保持していたTAは適切ではないと判断する場合があり得る。この場合には、ユーザ装置10は、フォールバック手順(fallback procedure)を適用して、RACH手順/EDT手順により、適切なTAを取得することができる。このように、ユーザ装置10が適切なTAを取得し直すことができた場合には、ユーザ装置10に対して設定されているPURを使用することが可能であると考えられる。
さらに別の場合として、例えば、図11に示されるような場合が考えられる。ユーザ装置10のサービングセルが変更された場合、又はユーザ装置10の上りの無線リンクが切れてしまった場合に効率的にPURをリリースする方法が必要とされている。例えば、PURを割り当てられたユーザ装置10が、突然、遮蔽物に囲まれ、上りの無線リンクが切れてしまったと仮定する。この場合、基地局20では、ユーザ装置10において送信すべきデータがないため、ユーザ装置10がスリープモードに遷移しているのか、又はユーザ装置10が別のセルに移動してPURを使用できない状態にあるのか、判定することができない可能性がある。この場合、ユーザ装置10に割り当てられたPURは無駄になってしまう可能性がある。このような、無駄になってしまうPURをリリースする方法が必要とされている。
(Alt.1)
上述の例において、基地局20では、ユーザ装置10がPURを使用できるのか、又はPURを使用できないのか不明な状態になっている。ユーザ装置10では、PURが使用できなくなっている。このような場合に、無駄になっているPURをリリースする方法の例を以下において説明する。そのような方法の1つの例として、ユーザ装置10は、ユーザ装置10のプレゼンス(ユーザ装置10がPURを使用できる状態にあること)を示すために、PURで常に上りリンクのデータを送信する方法が考えられる。
例えば、図12に示されるように、ユーザ装置10は、TAが適切である間は、PURで常に上りリンクのデータを送信している。しかしながら、例えば、サービングセルの変更に伴い、TAが適切ではなくなった場合、ユーザ装置10は、上りリンクのデータの送信を停止する。PURで上りリンクのデータが送信されないことを検出した基地局20は、PURをリリースする(PURで上りリンクのデータを検出できなかった場合に、基地局20は、PURをリリースしてもよい)。ここで、基地局20は、ユーザ装置10が上りリンクのデータを送信しなかったPURからPURのカウントを開始して、ユーザ装置10から上りリンクのデータが送信されないPURの数が所定数に達した時点で、PURを開放してもよい。なお、基地局20は、上りリンクのデータを検出できなかったことをカウントしてもよい。
(Alt.2)
IoTの場合、PURで常にデータを送信することは、電力の削減の観点から好ましくない場合も考えられる。別の方法の例として、ユーザ装置10は、PURを使用した上りのデータの送信をスキップしてもよい。時間軸上に並べられた複数のPURのうち、ユーザ装置10は、特定のPURを使用してデータを送信した後、連続する所定数のPURでのデータの送信を行わなくてもよい。例えば、ユーザ装置10は、時間軸上に並べられた複数のPURのうち、特定のPURでデータを送信した後、5番目のPUR毎にデータを送信してもよい。すなわち、ユーザ装置10は、複数のPURのうち、所定の頻度のPURで、ユーザ装置10のプレゼンスを基地局20に示すために、上りデータを送信してもよい。
この場合、例えば、ユーザ装置10は、TAが適切である間は、所定の頻度のPURで上りリンクのデータを送信する。しかしながら、例えば、サービングセルの変更に伴い、TAが適切ではなくなった場合、ユーザ装置10は、上りリンクのデータの送信を停止する。所定の頻度のPURで上りリンクのデータが送信されないことを検出した基地局20は、PURをリリースする。ここで、基地局20は、ユーザ装置10から上りリンクのデータが送信されなかった(上りリンクのデータを検出できなかった)PURから所定の頻度でPURのカウントを開始して、ユーザ装置10から上りリンクのデータが送信されない(上りリンクのデータを検出できなかった)PURの数が所定数に達した時点で、PURを開放してもよい。
なお、ネットワークは、ユーザ装置10がPURで常に上りリンクのデータを送信するか、又はユーザ装置10が所定の頻度のPURで上りリンクのデータを送信するかについて、ユーザ装置10に対して設定することが可能であってもよい。
(装置構成)
次に、これまでに説明した処理動作を実行するユーザ装置10及び基地局20の機能構成例を説明する。ユーザ装置10及び基地局20は、本実施の形態で説明した全ての機能を備えている。ただし、ユーザ装置10及び基地局20は、本実施の形態で説明した全ての機能のうちの一部のみの機能を備えてもよい。なお、ユーザ装置10及び基地局20を総称して通信装置と称してもよい。
<ユーザ装置>
図13は、ユーザ装置10の機能構成の一例を示す図である。図13に示すように、ユーザ装置10は、送信部110と、受信部120と、制御部130と、を有する。図13に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部110は、送信データから送信信号を作成し、当該送信信号を無線で送信する。受信部120は、各種の信号を無線受信し、受信した物理レイヤの信号からより上位のレイヤの信号を取得する。また、受信部120は受信する信号の測定を行って、受信電力等を取得する測定部を含む。
制御部130は、ユーザ装置10の制御を行う。なお、送信に関わる制御部130の機能が送信部110に含まれ、受信に関わる制御部130の機能が受信部120に含まれてもよい。
ユーザ装置10において、例えば、送信部110は、基地局20に対してPURの設定を要求する信号を送信してもよい。受信部120は、基地局20から送信されるPURの割り当て情報を受信してもよい。制御部130は、受信部120が受信したPURの割り当て情報を記憶し、送信すべきデータが生成された際に、データを送信するPURを記憶された割り当て情報に従って割り当ててもよい。送信部110は、制御部130により割り当てられたPURを使用してデータを基地局20に送信してもよい。
また、制御部130は、PURの設定時に、受信部120が基地局10から受信した、ページング用のサーチスペースのみをモニタして送達確認情報を受信すべきか、又はページング用のサーチスペース及び追加のサーチスペースをモニタして送達確認情報を受信すべきかを示す設定情報を記憶してもよい。送信部110がPURを使用してデータを送信した後、制御部130は、記憶された前述の設定情報に従って、受信部120に対して、ページング用のサーチスペースのみをモニタすべきか、又はページング用のサーチスペース及び追加のサーチスペースをモニタすべきかについての指示を行ってもよい。
また、送信部110がPURを使用してデータを送信した後、ユーザ装置10において基地局20に送信すべきデータが存在しないことを検出した場合、制御部130は、物理レイヤの信号としてゼロだけのパケットを作成し、送信部110に当該物理レイヤの信号を繰り返し送信するように指示してもよい。
また、制御部130は、PURの設定時に、受信部120が基地局10から受信した、PURで常にユーザ装置10のプレゼンスを示すデータを送信すべきか、又は所定の頻度のPURでユーザ装置10のプレゼンスを示すデータを送信すべきかを示す設定情報を記憶してもよい。その上で、制御部130は、前述の設定情報に従い、送信部110にPURで常にユーザ装置10のプレゼンスを示すデータを送信させるか、又は送信部110に所定の頻度のPURでユーザ装置10のプレゼンスを示すデータを送信させてもよい。
<基地局20>
図14は、基地局20の機能構成の一例を示す図である。図14に示されるように、基地局20は、送信部210と、受信部220と、制御部230と、を有する。図14に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
送信部210は、ユーザ装置10側に送信する信号を生成し、当該信号を無線で送信する機能を含む。受信部220は、ユーザ装置10から送信された各種の信号を受信し、受信した信号から、例えばより上位のレイヤの情報を取得する機能を含む。また、受信部220は受信する信号の測定を行って、受信電力等を取得する測定部を含む。
制御部230は、基地局20の制御を行う。なお、送信に関わる制御部230の機能が送信部210に含まれ、受信に関わる制御部230の機能が受信部220に含まれてもよい。
基地局20において、例えば、受信部220は、ユーザ装置10からPURの設定を要求する信号を受信してもよい。制御部230は、受信部220がユーザ装置10からPURの設定を要求する信号を受信したことに応じて、ユーザ装置10に対するPURの割り当て情報を作成してもよい。送信部210は、PURの割り当て情報をユーザ装置10に送信してもよい。
また、制御部230は、PURの設定時に、ユーザ装置10がページング用のサーチスペースのみをモニタして送達確認情報を受信すべきか、又はページング用のサーチスペース及び追加のサーチスペースをモニタして送達確認情報を受信すべきかを示す設定情報を作成してもよい。送信部210は当該設定情報をユーザ装置10に送信してもよい。
また、制御部230は、受信部220が、ユーザ装置10から送信される、物理レイヤの信号としてゼロだけのパケットをユーザ装置10から繰り返し受信したことに応答して、ユーザ装置10に対して設定されているPURをリリースしてもよい。
また、制御部230は、ユーザ装置10に対するPURの設定時に、ユーザ装置10が当該PURで常にユーザ装置10のプレゼンスを示すデータを送信すべきことを示す設定情報を作成して、当該設定情報を送信部210に送信させてもよい。この場合、制御部230は、受信部220が、PURで、ユーザ装置10のプレゼンスを示すデータを受信しなかった場合、PURのカウントを開始し、ユーザ装置10のプレゼンスを示すデータが送信されないPURの数が所定数に達した時点で、PURを開放してもよい。
また、制御部230は、ユーザ装置10に対するPURの設定時に、ユーザ装置10が所定の頻度のPURでユーザ装置10のプレゼンスを示すデータを送信すべきことを示す設定情報を作成して、当該設定情報を送信部210に送信させてもよい。この場合、制御部230は、受信部220が、特定のPURで、ユーザ装置10のプレゼンスを示すデータを受信しなかった場合、所定の頻度でのPURのカウントを開始し、ユーザ装置10のプレゼンスを示すデータが送信されないPURの数が所定数に達した時点で、PURを開放してもよい。
<ハードウェア構成>
上記実施の形態の説明に用いたブロック図(図13~図14)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及びソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的又は論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的又は間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置又は上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
また、例えば、本発明の一実施の形態におけるユーザ装置10と基地局20はいずれも、本実施の形態に係る処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図15は、本実施の形態に係るユーザ装置10と基地局20のハードウェア構成の一例を示す図である。上述のユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置10と基地局20のハードウェア構成は、図に示した1001~1006で示される各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置10と基地局20における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述のベースバンド信号処理部104、呼処理部105などは、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003及び通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ装置10の制御部401は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係る無線通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及びストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線ネットワーク及び無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)及び時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の送受信アンテナ101、アンプ部102、送受信部103、伝送路インターフェース106などは、通信装置1004によって実現されてもよい。送受信部103は、送信部103aと受信部103bとで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
また、ユーザ装置10と基地局20はそれぞれ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には、少なくとも下記の通信装置及び通信方法が開示されている。
ユーザ装置の動作モードをアイドルモードに設定する制御部と、前記制御部により維持されるタイムアライメントが有効である間において、前記アイドルモードでデータを送信するために事前に設定され、かつ時間方向に配列された、複数の送信リソースのうち、前記時間方向における所定の頻度の送信リソースそれぞれで前記ユーザ装置のプレゼンスを示す情報を送信し、かつ前記タイムアライメントが無効となったことに応答して、前記ユーザ装置のプレゼンスを示す情報の送信を停止する送信部と、を備えるユーザ装置。
上記の構成によれば、ユーザ装置は、ユーザ装置が維持するタイムアライメントが無効となったことに応答して、ユーザ装置のプレゼンスを示す情報の送信を停止する。このため、基地局側では、ユーザ装置が割り当てられたPURを使用してデータを送信することができなくなったことを把握できるため、無駄となったPURをリリースすることができる。
前記ユーザ装置は、前記所定の頻度で前記ユーザ装置のプレゼンスを示す情報を前記ユーザ装置に送信させるための設定情報を受信する受信部をさらに備え、前記送信部は、前記設定情報に従って、前記所定の頻度を設定し、前記タイムアライメントが有効である間において、前記所定の頻度の送信リソースのそれぞれで前記プレゼンスを示す情報を送信してもよい。IoTの場合、PURで常にデータを送信することは、電力の削減の観点から好ましくない場合も考えられる。上記の構成によれば、ユーザ装置10は、PURのうち、所定の頻度の送信リソースでユーザのプレゼンスを示す情報を送信するので、電力を削減することができる。なお、前記所定の頻度は、前記時間方向に配列された複数の送信リソース全てにおいて前記ユーザ装置のプレゼンスを示す情報を送信する場合の頻度であってもよい。
アイドルモードのユーザ装置にデータを送信させるために事前に設定され、かつ時間方向に配列された複数の送信リソースの割り当て情報を、前記ユーザ装置に送信する送信部と、前記時間方向に配列された複数の送信リソースのうち、前記時間方向における所定の頻度の送信リソースで前記ユーザ装置のプレゼンスを示す情報を受信する受信部と、前記受信部が前記プレゼンスを示す情報を受信しない、前記所定の頻度の送信リソースのうちの最初の送信リソースから、前記時間方向における所定の頻度の送信リソースの数のカウントを開始して、前記プレゼンスを示す情報が受信されない送信リソースの数が所定数に達したことに応答して、前記事前に設定された複数の送信リソースのうちの1又は複数の送信リソースを解放する制御部と、を備える基地局。この構成によれば、ユーザ装置は、PURでデータの送信を行える場合には、所定の頻度でユーザ装置のプレゼンスを示す情報を送信し、PURでデータの送信を行えない場合には、ユーザ装置のプレゼンスを示す情報を送信しない。このため、基地局は、ユーザ装置のプレゼンスを示す情報を受信しない場合において、無駄に設定されているPURをリリースすることが可能となる。
前記制御部は、前記所定の頻度で前記ユーザ装置のプレゼンスを示す情報を前記ユーザ装置に送信させるための設定情報を作成し、前記送信部は、前記設定情報を前記ユーザ装置に送信してもよい。この構成によれば、ネットワーク側で、ユーザ装置が送信するユーザ装置のプレゼンスを示す情報の送信の頻度を設定することが可能となる。
ユーザ装置の動作モードをアイドルモードに設定するステップと、前記ユーザ装置により維持されるタイムアライメントが有効である間において、前記アイドルモードでデータを送信するために事前に設定され、かつ時間方向に配列された、複数の送信リソースのうち、前記時間方向における所定の頻度の送信リソースそれぞれで前記ユーザ装置のプレゼンスを示す情報を送信し、かつ前記タイムアライメントが無効となったことに応答して、前記ユーザ装置のプレゼンスを示す情報の送信を停止するステップと、を備える、ユーザ装置による通信方法。
上記の構成によれば、基地局側では、ユーザ装置が割り当てられたPURを使用してデータを送信することができなくなったことを把握できるため、無駄となったPURをリリースすることができる。
(実施形態の補足)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。実施の形態で述べた処理手順については、矛盾の無い限り処理の順序を入れ替えてもよい。処理説明の便宜上、ユーザ装置10と基地局20は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明の実施の形態に従ってユーザ装置10が有するプロセッサにより動作するソフトウェア及び本発明の実施の形態に従って基地局20が有するプロセッサにより動作するソフトウェアはそれぞれ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD-ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は、LTE(Long Term Evolution)、LTE-A(LTE-Advanced)、SUPER 3G、IMT-Advanced、4G(4th generation mobile communication system)、5G(5th generation mobile communication system)、FRA(Future Radio Access)、NR(new Radio)、W-CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、UMB(Ultra Mobile Broadband)、IEEE 802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE 802.16(WiMAX(登録商標))、IEEE 802.20、UWB(Ultra-WideBand)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及びこれらに基づいて拡張された次世代システムの少なくとも一つに適用されてもよい。また、複数のシステムが組み合わされて(例えば、LTE及びLTE-Aの少なくとも一方と5Gとの組み合わせ等)適用されてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
本開示において基地局20によって行われるとした特定動作は、場合によってはその上位ノード(upper node)によって行われることもある。基地局20を有する1つ又は複数のネットワークノード(network nodes)からなるネットワークにおいて、端末との通信のために行われる様々な動作は、基地局20及び基地局20以外の他のネットワークノード(例えば、MME又はS-GWなどが考えられるが、これらに限られない)の少なくとも1つによって行われ得ることは明らかである。上記において基地局20以外の他のネットワークノードが1つである場合を例示したが、複数の他のネットワークノードの組み合わせ(例えば、MME及びS-GW)であってもよい。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:true又はfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)及び無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本開示において説明した用語及び本開示の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及びシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
本開示において使用する「システム」及び「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)及び情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネル及び情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
本開示においては、「基地局(BS:Base Station)」、「無線基地局」、「固定局(fixed station)」、「NodeB」、「eNodeB(eNB)」、「gNodeB(gNB)」、「アクセスポイント(access point)」、「送信ポイント(transmission point)」、「受信ポイント(reception point)、「送受信ポイント(transmission/reception point)」、「セル」、「セクタ」、「セルグループ」、「キャリア」、「コンポーネントキャリア」などの用語は、互換的に使用され得る。基地局は、マクロセル、スモールセル、フェムトセル、ピコセルなどの用語で呼ばれる場合もある。
基地局は、1つ又は複数(例えば、3つ)のセルを収容することができる。基地局が複数のセルを収容する場合、基地局のカバレッジエリア全体は複数のより小さいエリアに区分でき、各々のより小さいエリアは、基地局サブシステム(例えば、屋内用の小型基地局(RRH:Remote Radio Head)によって通信サービスを提供することもできる。「セル」又は「セクタ」という用語は、このカバレッジにおいて通信サービスを行う基地局及び基地局サブシステムの少なくとも一方のカバレッジエリアの一部又は全体を指す。
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、又はいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
基地局及び移動局の少なくとも一方は、送信装置、受信装置、通信装置などと呼ばれてもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、移動体に搭載されたデバイス、移動体自体などであってもよい。当該移動体は、乗り物(例えば、車、飛行機など)であってもよいし、無人で動く移動体(例えば、ドローン、自動運転車など)であってもよいし、ロボット(有人型又は無人型)であってもよい。なお、基地局及び移動局の少なくとも一方は、必ずしも通信動作時に移動しない装置も含む。例えば、基地局及び移動局の少なくとも一方は、センサなどのIoT(Internet of Things)機器であってもよい。
また、本開示における基地局は、ユーザ端末で読み替えてもよい。例えば、基地局及びユーザ端末間の通信を、複数のユーザ端末間の通信(例えば、D2D(Device-to-Device)、V2X(Vehicle-to-Everything)などと呼ばれてもよい)に置き換えた構成について、本開示の各態様/実施形態を適用してもよい。この場合、上述の基地局20が有する機能をユーザ端末20が有する構成としてもよい。また、「上り」及び「下り」などの文言は、端末間通信に対応する文言(例えば、「サイド(side)」)で読み替えられてもよい。例えば、上りチャネル、下りチャネルなどは、サイドチャネルで読み替えられてもよい。同様に、本開示におけるユーザ端末は、基地局で読み替えてもよい。この場合、上述のユーザ端末20が有する機能を基地局20が有する構成としてもよい。
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、又はこれらのあらゆる変形は、2又はそれ以上の要素間の直接的又は間接的なあらゆる接続又は結合を意味し、互いに「接続」又は「結合」された2つの要素間に1又はそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合又は接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1又はそれ以上の電線、ケーブル及びプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域及び光(可視及び不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」又は「結合」されると考えることができる。
参照信号は、RS(Reference Signal)と略称することもでき、適用される標準によってパイロット(Pilot)と呼ばれてもよい。
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」及びそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示において、例えば、英語でのa、an及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
101 送信部
102 受信部
103 制御部
201 送信部
202 受信部
203 制御部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (4)

  1. 事前設定されたアップリンク無線リソースに関する設定情報を受信する受信部と、
    前記事前設定されたアップリンク無線リソースを解放するために、アイドルモードにおいて、前記設定情報に基づいて、所定の回数データの送信をスキップする送信部と、
    を備え
    前記設定情報は、前記事前設定されたアップリンク無線リソースの周期を示す情報を含む、
    端末。
  2. 事前設定されたアップリンク無線リソースに関する設定情報を端末に送信する送信部と、
    アイドルモードにおける前記端末から事前設定されたアップリンク無線リソースを用いて送信されたデータを前記端末から受信する受信部と、
    前記データを前記設定情報に基づいた所定の回数受信しなかった場合、前記端末の前記事前設定されたアップリンク無線リソースを解放する制御部と、
    を備え
    前記設定情報は、前記事前設定されたアップリンク無線リソースの周期を示す情報を含む、
    基地局装置。
  3. 事前設定されたアップリンク無線リソースに関する設定情報を基地局装置から受信する受信部と、
    前記事前設定されたアップリンク無線リソースを解放するために、アイドルモードにおいて、前記設定情報に基づいて、所定の回数データの送信をスキップする送信部と、
    を備え
    前記設定情報は、前記事前設定されたアップリンク無線リソースの周期を示す情報を含む、
    端末と、
    事前設定されたアップリンク無線リソースに関する前記設定情報を前記端末に送信する送信部と、
    アイドルモードにおける前記端末から事前設定されたアップリンク無線リソースを用いて送信されたデータを前記端末から受信する受信部と、
    前記データを前記設定情報に基づいた所定の回数受信しなかった場合、前記端末の前記事前設定されたアップリンク無線リソースを解放する制御部と、
    を備える基地局装置と、
    を備える通信システム。
  4. 事前設定されたアップリンク無線リソースに関する設定情報を受信するステップと、
    前記事前設定されたアップリンク無線リソースを解放するために、アイドルモードにおいて、前記設定情報に基づいて、所定の回数データの送信をスキップするステップと、
    を備え
    前記設定情報は、前記事前設定されたアップリンク無線リソースの周期を示す情報を含む、
    端末による通信方法。
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