JP7316895B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1は、インクジェット記録装置を開示する。インクジェット記録装置では、サブタンクのインク量が所定量以下である場合、メインタンク内のインクがインク補給路を介して送り込まれる。サブタンクには、第一インク供給路が取り付けられる。第一インク供給路は、流路径を大きくすることで流路抵抗を小さくする。第一インク供給路の上流側には、循環ポンプが設けられる。循環ポンプは、第一インク供給路の一端からサブタンクのインクを吸い上げ、インク供給路にインクを流し、第一インク供給路の他端からインクをサブタンクに戻す。第二インク供給路の第一部分は、循環ポンプより下流の第一インク供給路の部位と、インクジェットヘッドの共通インク室の一端側とを繋ぐ。第一部分は、第一インク供給路を流れるインクの一部を共通インク室に供給する。第二インク供給路の第二部分は、インクジェットヘッドの共通インク室の他端側と、第一部分との連通部より下流の第一インク供給路の部位とを繋ぐ。第二部分は、共通インク室を通過したインクを第一インク供給路へ戻す。第二インク供給路は、流路径を小さくすることで流路抵抗を大きくする。
出願人は、特許文献2でインクジェット記録装置を提案する。インクジェット記録装置は、インクジェットヘッドと、循環流路とを備える。インクジェットヘッドは、第一ヘッド部と、第二ヘッド部と、第三ヘッド部と、第一サブタンクと、第二サブタンクと、第三サブタンクとを備える。循環流路は、インクを循環する。循環流路は、第一供給流路と、第二供給流路と、第三供給流路と、第一マニホールドと、第一回収流路と、第二回収流路と、第三回収流路と、第二マニホールドと、連結流路と、第一回収弁と、第二回収弁と、第三回収弁と、バイパス流路と、バイパス弁とを備える。第一供給流路は、第一サブタンクに供給されるインクを流す。第二供給流路は、第二サブタンクに供給されるインクを流す。第三供給流路は、第三サブタンクに供給されるインクを流す。第一回収流路は、第一ヘッド部から流出するインクを流す。第二回収流路は、第二ヘッド部から流出するインクを流す。第三回収流路は、第三ヘッド部から流出するインクを流す。連結流路は、第二マニホールドと第一マニホールドとを繋ぎ、第二マニホールドから第一マニホールドにインクを流す。第一回収弁は、第一回収流路を開閉する。第二回収弁は、第二回収流路を開閉する。第三回収弁は、第三回収流路を開閉する。バイパス流路は、第一マニホールドと第二マニホールドとを繋ぎ、第一マニホールドから第二マニホールドにインクを流す。バイパス弁は、バイパス流路を開閉する。第一回収弁、第二回収弁及び第三回収弁が閉じられ、バイパス弁が開かれている場合、インクは、第一供給流路、第二供給流路及び第三供給流路に流出することなく、第一マニホールドの内部を流れて第一マニホールドから流出し、バイパス流路を第二マニホールドの側に流れる。バイパス弁は、第一回収弁、第二回収弁及び第三回収弁の一部又は全部が開かれている場合、閉じられる。
特開2008-55646号公報 特開2017-65034号公報
インクジェットヘッドを大型化する場合、複数のヘッドモジュールによって1個のインクジェットヘッドとすることがある。発明者は、インクジェットヘッドが複数のヘッドモジュールを含む場合、複数のヘッドモジュールに供給されるインクの温度を一定とする必要があると考えた。インクの温度が異なる場合、複数のヘッドモジュールの間でインクの吐出特性に差が生じ易くなる。これに伴い、記録される柄の品質が低下することがある。
本発明は、インクジェットヘッドの複数のヘッドモジュールの間でインクの吐出特性を安定化させることができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、インクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドに流入するインクを収容する第一収容器と、前記第一収容器と前記インクジェットヘッドとを接続し、前記第一収容器から流出し前記インクジェットヘッドに流入するインクが流れる供給流路と、前記インクジェットヘッドから流出したインクを収容する第二収容器と、前記インクジェットヘッドと前記第二収容器とを接続し、前記インクジェットヘッドから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる回収流路と、前記第二収容器と前記第一収容器とを接続し、前記第二収容器から流出し前記第一収容器に流入するインクが流れる連結流路と、前記第一収容器と前記第二収容器とを接続し、前記第一収容器から流出し前記第二収容器に流入するインクが流れるバイパス流路と、を備え、前記インクジェットヘッドは、インクを吐出するノズルを含む第一ヘッドモジュールと、インクを吐出するノズルを含む第二ヘッドモジュールと、を含み、前記第一ヘッドモジュールは、前記第二ヘッドモジュールと並んで設けられ、前記第一収容器は、前記第一ヘッドモジュールと前記第二ヘッドモジュールとが並ぶ配列方向を長手方向とする長尺形状を有し、前記第二収容器は、前記配列方向を長手方向とする長尺形状を有し、前記供給流路は、前記第一収容器と前記第一ヘッドモジュールとを接続し、前記第一収容器から流出し前記第一ヘッドモジュールに流入するインクが流れる第一流路と、前記第一収容器と前記第二ヘッドモジュールとを接続し、前記第一収容器から流出し前記第二ヘッドモジュールに流入するインクが流れる第二流路と、を含み、前記回収流路は、前記第一ヘッドモジュールと前記第二収容器とを接続し、前記第一ヘッドモジュールから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる第三流路と、前記第二ヘッドモジュールと前記第二収容器とを接続し、前記第二ヘッドモジュールから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる第四流路と、を含み、前記連結流路は、前記第一収容器に対する前記第一流路の第一接続位置より前記配列方向の第一側となる前記第一収容器の第一端部と、前記第一収容器に対する前記第二流路の第二接続位置より前記配列方向の第二側となる前記第一収容器の第二端部と、に接続され、前記バイパス流路は、前記配列方向において前記第一接続位置と前記第二接続位置との間となる前記第一収容器の中央領域内の第三接続位置に接続される、インクジェット記録装置である。
前記連結流路は、前記第三接続位置から前記配列方向の第一側に所定距離だけ離間する前記第一端部と、前記第三接続位置から前記配列方向の第二側に前記所定距離だけ離間する前記第二端部と、に接続される、ようにしてもよい。
本発明の他の側面は、インクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドに流入するインクを収容する第一収容器と、前記第一収容器と前記インクジェットヘッドとを接続し、前記第一収容器から流出し前記インクジェットヘッドに流入するインクが流れる供給流路と、前記インクジェットヘッドから流出したインクを収容する第二収容器と、前記インクジェットヘッドと前記第二収容器とを接続し、前記インクジェットヘッドから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる回収流路と、前記第二収容器と前記第一収容器とを接続し、前記第二収容器から流出し前記第一収容器に流入するインクが流れる連結流路と、前記第一収容器と前記第二収容器とを接続し、前記第一収容器から流出し前記第二収容器に流入するインクが流れるバイパス流路と、を備え、前記インクジェットヘッドは、インクを吐出するノズルを含む第一ヘッドモジュールと、インクを吐出するノズルを含む第二ヘッドモジュールと、を含み、前記第一ヘッドモジュールは、前記第二ヘッドモジュールと並んで設けられ、前記第一収容器は、前記第一ヘッドモジュールと前記第二ヘッドモジュールとが並ぶ配列方向を長手方向とする長尺形状を有し、前記第二収容器は、前記配列方向を長手方向とする長尺形状を有し、前記供給流路は、前記第一収容器と前記第一ヘッドモジュールとを接続し、前記第一収容器から流出し前記第一ヘッドモジュールに流入するインクが流れる第一流路と、前記第一収容器と前記第二ヘッドモジュールとを接続し、前記第一収容器から流出し前記第二ヘッドモジュールに流入するインクが流れる第二流路と、を含み、前記回収流路は、前記第一ヘッドモジュールと前記第二収容器とを接続し、前記第一ヘッドモジュールから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる第三流路と、前記第二ヘッドモジュールと前記第二収容器とを接続し、前記第二ヘッドモジュールから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる第四流路と、を含み、前記連結流路は、前記配列方向において前記第一収容器に対する前記第一流路の第一接続位置と前記第一収容器に対する前記第二流路の第二接続位置との間となる前記第一収容器の中央領域内の第三接続位置に接続され、前記バイパス流路は、前記第一接続位置より前記配列方向の第一側となる前記第一収容器の第一端部と、前記第二接続位置より前記配列方向の第二側となる前記第一収容器の第二端部と、に接続される、インクジェット記録装置である。
前記バイパス流路は、前記第三接続位置から前記配列方向の第一側に所定距離だけ離間する前記第一端部と、前記第三接続位置から前記配列方向の第二側に前記所定距離だけ離間する前記第二端部と、に接続される、ようにしてもよい。
上述のインクジェット記録装置によれば、インクを循環させつつ、第一収容器内のインクの温度を第一接続位置と第二接続位置とで均一化することができる。第一ヘッドモジュールに供給されるインクの温度と第二ヘッドモジュールに供給されるインクの温度とを同等にすることができる。インクに含まれる成分の沈降を防止することができる。
本発明によれば、インクジェットヘッドの複数のヘッドモジュールの間でインクの吐出特性を安定化させることができるインクジェット記録装置を得ることができる。
インクジェット記録装置の概略構成の一例を示す斜視図である。 記録ユニットの概略構成の一例を示す断面図である。 記録ユニットの概略構成の他の例を示す断面図である。
本発明を実施するための実施形態について、図面を用いて説明する。本発明は、以下に記載の構成に限定されるものではなく、同一の技術的思想において種々の構成を採用することができる。例えば、以下に示す構成の一部は、省略し又は他の構成等に置換してもよい。他の構成を含むようにしてもよい。
<インクジェット記録装置>
インクジェット記録装置10について、図1を参照して説明する。インクジェット記録装置10は、各種の記録媒体15を搬送し、記録媒体15に柄を記録する。図1で記録媒体15の次の部分に付した模様は、記録媒体15に記録された柄に対応する。前述の部分は、後述する記録ユニット30Kより搬送方向の下流側となる記録媒体15の部分である。搬送方向は、インクジェット記録装置10で記録媒体15が搬送される方向である。記録媒体15としては、建築用資材又は布帛が例示される。実施形態では、記録媒体15として、短尺の記録媒体を例示する。但し、記録媒体は、長尺であってもよい。柄の記録に用いるインクとして、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色を例示する。但し、柄の記録には、これら各色のインクとは異なる色のインクを用いてもよい。インク色数は、3色以下又は5色以上としてもよい。
インクジェット記録装置10は、搬送機20と、記録ユニット30Y,30M,30C,30Kと、キャリッジ31と、メインタンク90Y,90M,90C,90Kと、補給流路91Y,91M,91C,91Kと、補給弁92Y,92M,92C,92Kとを備える。搬送機20は、記録媒体15を搬送方向に搬送する。インクジェット記録装置10では、搬送機20による記録媒体15の搬送は、連続的に行われる。搬送機20は、ベルトコンベアである。搬送機20は、公知のインクジェット記録装置の搬送機と同様である。従って、搬送機20に関するこの他の説明は、省略する。
記録ユニット30Yは、イエローインクによって記録媒体15に柄を記録する。記録ユニット30Yでは、イエローインクが記録媒体15に向けて吐出される。記録ユニット30Mは、マゼンタインクによって記録媒体15に柄を記録する。記録ユニット30Mでは、マゼンタインクが記録媒体15に向けて吐出される。記録ユニット30Cは、シアンインクによって記録媒体15に柄を記録する。記録ユニット30Cでは、シアンインクが記録媒体15に向けて吐出される。記録ユニット30Kは、ブラックインクによって記録媒体15に柄を記録する。記録ユニット30Kでは、ブラックインクが記録媒体15に向けて吐出される。図1では、記録ユニット30Y,30M,30C,30Kの図示は、簡略化されている。記録ユニット30Y,30M,30C,30Kに関するこの他の説明は、後述する。
キャリッジ31には、記録ユニット30Y,30M,30C,30Kが搬送方向に並んで搭載される。インクジェット記録装置10では、記録ユニット30Y,30M,30C,30Kは、搬送方向に、記録ユニット30Y、記録ユニット30M、記録ユニット30C及び記録ユニット30Kの順で設けられる。但し、搬送方向における記録ユニット30Y,30M,30C,30Kの順序は、前述の順序とは異なる順序としてもよい。これらの順序は、諸条件を考慮して適宜決定される。
メインタンク90Yは、イエローインクを収容する。補給流路91Yは、メインタンク90Yと、記録ユニット30Yとを接続する。補給弁92Yは、補給流路91Yに設けられる。補給弁92Yは、電磁弁である。補給弁92Yが開放状態である場合、イエローインクは、メインタンク90Yから流出し、補給流路91Yを流れて記録ユニット30Yに供給される。補給弁92Yが閉鎖状態である場合、イエローインクは、補給流路91Yを流れない。この場合、イエローインクは、メインタンク90Yから記録ユニット30Yに供給されない。
メインタンク90Mは、マゼンタインクを収容する。補給流路91Mは、メインタンク90Mと、記録ユニット30Mとを接続する。補給弁92Mは、補給流路91Mに設けられる。補給弁92Mは、電磁弁である。補給弁92Mが開放状態である場合、マゼンタインクは、メインタンク90Mから流出し、補給流路91Mを流れて記録ユニット30Mに供給される。補給弁92Mが閉鎖状態である場合、マゼンタインクは、補給流路91Mを流れない。この場合、マゼンタインクは、メインタンク90Mから記録ユニット30Mに供給されない。
メインタンク90Cは、シアンインクを収容する。補給流路91Cは、メインタンク90Cと、記録ユニット30Cとを接続する。補給弁92Cは、補給流路91Cに設けられる。補給弁92Cは、電磁弁である。補給弁92Cが開放状態である場合、シアンインクは、メインタンク90Cから流出し、補給流路91Cを流れて記録ユニット30Cに供給される。補給弁92Cが閉鎖状態である場合、シアンインクは、補給流路91Cを流れない。この場合、シアンインクは、メインタンク90Cから記録ユニット30Cに供給されない。
メインタンク90Kは、ブラックインクを収容する。補給流路91Kは、メインタンク90Kと、記録ユニット30Kとを接続する。補給弁92Kは、補給流路91Kに設けられる。補給弁92Kは、電磁弁である。補給弁92Kが開放状態である場合、ブラックインクは、メインタンク90Kから流出し、補給流路91Kを流れて記録ユニット30Kに供給される。補給弁92Kが閉鎖状態である場合、ブラックインクは、補給流路91Kを流れない。この場合、ブラックインクは、メインタンク90Kから記録ユニット30Kに供給されない。
記録ユニット30Y,30M,30C,30Kは、同様の構成を有する。メインタンク90Y,90M,90C,90Kは、同様の構成を有する。補給流路91Y,91M,91C,91Kは、同様の構成を有する。補給弁92Y,92M,92C,92Kは、同様の構成を有する。インクジェット記録装置10では、次の第一構成、第二構成、第三構成及び第四構成は、同様の構成となる。第一構成は、記録ユニット30Y、メインタンク90Y、補給流路91Y及び補給弁92Yの組み合わせである。第二構成は、記録ユニット30M、メインタンク90M、補給流路91M及び補給弁92Mの組み合わせである。第三構成は、記録ユニット30C、メインタンク90C、補給流路91C及び補給弁92Cの組み合わせである。第四構成は、記録ユニット30K、メインタンク90K、補給流路91K及び補給弁92Kの組み合わせである。
実施形態では、記録ユニット30Y,30M,30C,30Kを区別しない場合、又はこれらを総称する場合、「記録ユニット30」という(図2及び後述する図3参照)。メインタンク90Y,90M,90C,90Kを区別しない場合、又はこれらを総称する場合、「メインタンク90」という(図2及び後述する図3参照)。補給流路91Y,91M,91C,91Kを区別しない場合、又はこれらを総称する場合、「補給流路91」という(図2及び後述する図3参照)。補給弁92Y,92M,92C,92Kを区別しない場合、又はこれらを総称する場合、「補給弁92」という(図2及び後述する図3参照)。記録ユニット30、メインタンク90、補給流路91及び補給弁92のうちの2個以上の組み合わせは、同一色用の組み合わせとなる。
インクジェット記録装置10で記録媒体15に柄が記録される場合、搬送機20は、記録媒体15を搬送方向に連続的に搬送する。記録ユニット30Y,30M,30C,30Kは、所定のタイミングで対応する色のインクを記録媒体15に向けて吐出する。記録ユニット30Y,30M,30C,30Kから吐出された各色のインクは、記録媒体15の表面に着弾する。着弾した各色のインクによって記録媒体15の表面に柄が記録される。
<記録ユニット>
記録ユニット30について、図2を参照して説明する。実施形態では、記録ユニット30の説明は、インク色を区別することなく行う。記録ユニット30は、インクジェットヘッド32と、第一収容器50と、供給流路55と、第二収容器60と、回収流路65と、連結流路70と、ポンプ76と、バイパス流路80と、加熱器85,86とを備える。第一収容器50及び第二収容器60は、インクジェットヘッド32より鉛直方向の上側に設けられる。第一収容器50は、第二収容器60より鉛直方向の上側に設けられる。図2に示す次の矢印は、その部分をインクが流れる方向を示す。前述の矢印は、供給流路55、回収流路65、連結流路70及びバイパス流路80の近傍に示す矢印である。
インクジェットヘッド32は、ライン型のインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド32は、複数のヘッドモジュール33を含む。換言すれば、インクジェットヘッド32は、複数のヘッドモジュール33によって形成される。実施形態では、インクジェットヘッド32は、2個のヘッドモジュール33を含む。2個のヘッドモジュール33を区別する場合、「第一ヘッドモジュール34」及び「第二ヘッドモジュール35」という。第一ヘッドモジュール34と第二ヘッドモジュール35とを区別しない場合、又はこれらを総称する場合、「ヘッドモジュール33」という。
第一ヘッドモジュール34は、第二ヘッドモジュール35と並んで設けられる。第一ヘッドモジュール34と第二ヘッドモジュール35とが並ぶ方向を「配列方向」という。配列方向は、搬送方向に直交し、搬送方向及び配列方向は、鉛直方向に直交する(図1,2参照。後述する図3において同じ)。配列方向の一方側を「第一側」といい、配列方向の他方側を「第二側」という。第一ヘッドモジュール34は、配列方向の第一側に設けられる。第二ヘッドモジュール35は、配列方向の第二側に設けられる。第一ヘッドモジュール34は、第二ヘッドモジュール35と同様の構成を有する。インクジェットヘッド32は、3個以上のヘッドモジュール33を含むようにしてもよい。1個(1色分)のインクジェットヘッド32でヘッドモジュール33の数及び配置は、諸条件を考慮して適宜決定される。
ヘッドモジュール33は、複数のノズル36と、第一接続口37と、第二接続口38と、内部流路39とを含む。複数のノズル36は、ヘッドモジュール33の鉛直方向の下側の面に配列方向に沿って設けられる。記録ユニット30では、ヘッドモジュール33は、複数のノズル36からインクを吐出する。実施形態では、ヘッドモジュール33に4個のノズル36が設けられている。但し、このようなノズル36の数は、例示である。ヘッドモジュール33に設けるノズル36の数は、諸条件を考慮して適宜決定される。第一接続口37及び第二接続口38は、ヘッドモジュール33の鉛直方向の上側の面に設けられる。第一接続口37は、ヘッドモジュール33に供給されるインクの流入口である。第二接続口38は、ヘッドモジュール33から回収されるインクの流出口である。
内部流路39は、ヘッドモジュール33の内部に設けられる。内部流路39は、本流部40と、複数の支流部41とを含む。本流部40は、第一接続口37及び第二接続口38を繋ぐ。支流部41は、本流部40から分岐し、ノズル36に繋がる。内部流路39は、ノズル36と同数の支流部41を含む。インクは、第一接続口37を通ってヘッドモジュール33に流入した後、本流部40を第二接続口38の側に流れる。その後、インクは、第二接続口38を通ってヘッドモジュール33から流出する。本流部40を流れるインクの一部は、複数の支流部41に流入し、複数のノズル36の側に流れる。
第一収容器50は、供給側のサブタンクである。第一収容器50は、インクジェットヘッド32に供給されるインクを収容する。換言すれば、第一収容器50は、第一ヘッドモジュール34に流入するインクと、第二ヘッドモジュール35に流入するインクとを収容する。第一収容器50は、配列方向を長手方向とする長尺形状を有する。
供給流路55は、第一収容器50とインクジェットヘッド32とを接続する。供給流路55には、第一収容器50から流出しインクジェットヘッド32に流入するインクが流れる。供給流路55は、ヘッドモジュール33の数に対応する数の流路を含む。実施形態では、供給流路55は、ヘッドモジュール33と同数の流路を含む。即ち、供給流路55は、第一流路56と、第二流路57とを含む。
第一流路56は、第一収容器50と第一ヘッドモジュール34とを接続する。第一流路56には、第一収容器50から流出し第一ヘッドモジュール34に流入するインクが流れる。インクは、第一流路56を流れた後、第一ヘッドモジュール34の第一接続口37を通って第一ヘッドモジュール34に流入する。第一収容器50に対する第一流路56の接続位置を「第一接続位置P1」という。
第二流路57は、第一収容器50と第二ヘッドモジュール35とを接続する。第二流路57には、第一収容器50から流出し第二ヘッドモジュール35に流入するインクが流れる。インクは、第二流路57を流れた後、第二ヘッドモジュール35の第一接続口37を通って第二ヘッドモジュール35に流入する。第一収容器50に対する第二流路57の接続位置を「第二接続位置P2」という。
第一流路56は、第二流路57と同じ流路とするとよい。即ち、第一流路56の流路長は、第二流路57の流路長と等しく設定するとよく、第一流路56の流路径は、第二流路57の流路径と等しく設定するとよい。これに伴い、第一流路56の流路抵抗と第二流路57の流路抵抗とを等しくすることができる。
第二収容器60は、回収側のサブタンクである。第二収容器60は、インクジェットヘッド32から回収されたインクを収容する。換言すれば、第二収容器60は、第一ヘッドモジュール34から流出したインクと、第二ヘッドモジュール35から流出したインクとを収容する。第二収容器60は、配列方向を長手方向とする長尺形状を有する。実施形態では、第二収容器60は、第一収容器50と同様の構成を有する。
回収流路65は、インクジェットヘッド32と第二収容器60とを接続する。回収流路65には、インクジェットヘッド32から流出し第二収容器60に流入するインクが流れる。回収流路65は、ヘッドモジュール33の数に対応する数の流路を含む。実施形態では、回収流路65は、ヘッドモジュール33と同数の流路を含む。即ち、回収流路65は、第三流路66と、第四流路67とを含む。
第三流路66は、第一ヘッドモジュール34と第二収容器60とを接続する。第三流路66には、第一ヘッドモジュール34から流出し第二収容器60に流入するインクが流れる。インクは、第三流路66を流れた後、第二収容器60に流入する。第二収容器60に対する第三流路66の接続位置を「第四接続位置P4」という。
第四流路67は、第二ヘッドモジュール35と第二収容器60とを接続する。第四流路67には、第二ヘッドモジュール35から流出し第二収容器60に流入するインクが流れる。インクは、第四流路67を流れた後、第二収容器60に流入する。第二収容器60に対する第四流路67の接続位置を「第五接続位置P5」という。
第三流路66は、第四流路67と同じ流路とするとよい。即ち、第三流路66の流路長は、第四流路67の流路長と等しく設定するとよく、第三流路66の流路径は、第四流路67の流路径と等しく設定するとよい。これに伴い、第三流路66の流路抵抗と第四流路67の流路抵抗とを等しくすることができる。
連結流路70は、第二収容器60と第一収容器50とを接続する。連結流路70には、第二収容器60から流出し第一収容器50に流入するインクが流れる。連結流路70は、第一収容器50の第一端部E1及び第二端部E2に接続され、第二収容器60の第三端部E3及び第四端部E4に接続される。第一端部E1は、第一接続位置P1より配列方向の第一側となる第一収容器50の端部である。第二端部E2は、第二接続位置P2より配列方向の第二側となる第一収容器50の端部である。第三端部E3は、第四接続位置P4より配列方向の第一側となる第二収容器60の端部である。第四端部E4は、第五接続位置P5より配列方向の第二側となる第二収容器60の端部である。
連結流路70は、第一部分71と、第二部分72と、第三部分73と、第四部分74とを含む。第一部分71は、第一収容器50の第一端部E1に接続される。第二部分72は、第一収容器50の第二端部E2に接続される。第三部分73は、第二収容器60の第三端部E3に接続される。第四部分74は、第二収容器60の第四端部E4に接続される。第一部分71、第二部分72、第三部分73及び第四部分74を除く連結流路70の部分を「共通部分75」という。共通部分75は、連結流路70の分岐位置F1で第一部分71と第二部分72とに分岐する。第三部分73及び第四部分74は、連結流路70の合流位置F2で合流し、1本の共通部分75へと連続する。共通部分75は、分岐位置F1と合流位置F2とを両端とする連結流路70の部分ともいえる。
第一部分71は、第二部分72と同じ流路とするとよい。即ち、第一部分71の流路長は、第二部分72の流路長と等しく設定するとよく、第一部分71の流路径は、第二部分72の流路径と等しく設定するとよい。これに伴い、第一部分71の流路抵抗と第二部分72の流路抵抗とを等しくすることができる。第三部分73は、第四部分74と同じ流路とするとよい。即ち、第三部分73の流路長は、第四部分74の流路長と等しく設定するとよく、第三部分73の流路径は、第四部分74の流路径と等しく設定するとよい。これに伴い、第三部分73の流路抵抗と第四部分74の流路抵抗とを等しくすることができる。第二収容器60から第一収容器50へのインクの流れに関し、第三部分73又は第四部分74と第一部分71又は第二部分72との組み合わせによる連結流路70内の2系統の流路で、インクの流量を等しくすることができる。
ポンプ76は、連結流路70の共通部分75に設けられる。ポンプ76は、第二収容器60内のインクを第三端部E3及び第四端部E4から連結流路70に流出させる。ポンプ76は、連結流路70を流れたインクを第一端部E1及び第二端部E2から第一収容器50に流入させる。即ち、ポンプ76は、連結流路70にインクを流す。
バイパス流路80は、第一収容器50と第二収容器60とを接続する。バイパス流路80には、第一収容器50から流出し第二収容器60に流入するインクが流れる。バイパス流路80は、第一収容器50の中央領域内の位置と、第二収容器60の中央領域内の位置とに接続される。バイパス流路80が接続される第一収容器50の中央領域内の位置を「第三接続位置P3」といい、バイパス流路80が接続される第二収容器60の中央領域内の位置を「第六接続位置P6」という。第一収容器50の中央領域は、配列方向において第一接続位置P1と第二接続位置P2との間となる第一収容器50の領域である。第二収容器60の中央領域は、配列方向において第四接続位置P4と第五接続位置P5との間となる第二収容器60の領域である。
第三接続位置P3は、配列方向において第一収容器50の中心位置である(図2参照)。第一端部E1と第三接続位置P3との間の配列方向の距離は、第二端部E2と第三接続位置P3との間の配列方向の距離と等しくなる。第一接続位置P1は、配列方向において第一端部E1と第三接続位置P3との中心位置であり、第二接続位置P2は、配列方向において第二端部E2と第三接続位置P3との中心位置である(図2参照)。この場合、距離W1,W2,W3,W4は、全て等しい距離となる。距離W1は、第一端部E1と第一接続位置P1との間の配列方向の距離である。距離W2は、第一接続位置P1と第三接続位置P3との間の配列方向の距離である。距離W3は、第二端部E2と第二接続位置P2との間の配列方向の距離である。距離W4は、第二接続位置P2と第三接続位置P3との間の配列方向の距離である。
第六接続位置P6は、配列方向において第二収容器60の中心位置である(図2参照)。第三端部E3と第六接続位置P6との間の配列方向の距離は、第四端部E4と第六接続位置P6との間の配列方向の距離と等しくなる。第四接続位置P4は、配列方向において第三端部E3と第六接続位置P6との中心位置であり、第五接続位置P5は、配列方向において第四端部E4と第六接続位置P6との中心位置である(図2参照)。この場合、距離W5,W6,W7,W8は、全て等しい距離となる。距離W5は、第三端部E3と第四接続位置P4との間の配列方向の距離である。距離W6は、第四接続位置P4と第六接続位置P6との間の配列方向の距離である。距離W7は、第四端部E4と第五接続位置P5との間の配列方向の距離である。距離W8は、第五接続位置P5と第六接続位置P6との間の配列方向の距離である。
第三接続位置P3は、配列方向において第一収容器50の中央領域内の位置であればよく、配列方向において第一収容器50の中心位置とは異なる位置としてもよい。第一端部E1、第一接続位置P1、第三接続位置P3、第二接続位置P2及び第二端部E2の配列方向の配置に関し、距離W1,W2,W3,W4のうちの1つ以上の距離は、他の距離とは異なる距離であってもよい。この場合、距離W1,W2,W3,W4は、全て異なる距離であってもよい。
第六接続位置P6は、配列方向において第二収容器60の中央領域内の位置であればよく、配列方向において第二収容器60の中心位置とは異なる位置としてもよい。第三端部E3、第四接続位置P4、第六接続位置P6、第五接続位置P5及び第四端部E4の配列方向の配置に関し、距離W5,W6,W7,W8のうちの1つ以上の距離は、他の距離とは異なる距離であってもよい。この場合、距離W5,W6,W7,W8は、全て異なる距離であってもよい。
バイパス流路80の流路抵抗は、第一ヘッドモジュール34及び第二ヘッドモジュール35を介した第一収容器50から第二収容器60に至る次の流路の全体の流路抵抗より低くするとよい。前述の流路は、第一流路56と、第一ヘッドモジュール34の内部流路39の本流部40と、第三流路66と、第二流路57と、第二ヘッドモジュール35の内部流路39の本流部40と、第四流路67とである。流路抵抗は、流路径を大きくすることで低下させることができる。流路抵抗は、流路長を短くすることで低下させることができる。
バイパス流路80の流路抵抗を低下させることで、第一収容器50からバイパス流路80に流出するインクの量を第一収容器50から供給流路55に流出するインクの量より多くすることができる。図2の記録ユニット30では、第一収容器50から供給流路55に流出するインクの量は、次の第一量と次の第二量との合計である。第一量は、第一収容器50から第一流路56に流出するインクの量である。第二量は、第一収容器50から第二流路57に流出するインクの量である。これに伴い、第一収容器50内で配列方向の第一側及び第二側から中央に向かうインクの流れを生じさせることができる。第一収容器50内のインクを攪拌することができる。
加熱器85,86としては、公知のヒータを採用することができる。例えば、記録ユニット30は、加熱器85,86としてシート状のラバーヒータを採用する。加熱器85は、第一収容器50の外周面に貼り付けられる。加熱器85は、第一収容器50に収容されたインクを加熱する。加熱器86は、第二収容器60の外周面に貼り付けられる。加熱器86は、第二収容器60に収容されたインクを加熱する。
加熱器86によって加熱されたインクは、第二収容器60から流出し、連結流路70を流れて第一収容器50に流入する。インクは、加熱器85によって第一収容器50内で再び加熱される。その後、インクは、第一収容器50から流出し、供給流路55を流れて第一ヘッドモジュール34及び第二ヘッドモジュール35に流入する。第一ヘッドモジュール34及び第二ヘッドモジュール35に対して、吐出に適した温度のインクを供給することができる。
第一収容器50及び第二収容器60は、減圧装置に接続される。減圧装置は、第一収容器50及び第二収容器60の内部の圧力を負圧に調整する。この場合、第二収容器60の圧力は、第一収容器50の圧力よりも低く設定される。第一収容器50と第二収容器60との間に前述した関係の圧力差を設けることで、第一収容器50に収容されたインクは、第一流路56、第一ヘッドモジュール34の内部流路39の本流部40及び第三流路66と、第二流路57、第二ヘッドモジュール35の内部流路39の本流部40及び第四流路67とを流れて第二収容器60に流入する。
第一収容器50及び第二収容器60の内部の圧力調整に関し、例えば、減圧装置と第一収容器50とを接続する流路には、第一真空レギュレータを設けてもよく、減圧装置と第二収容器60とを接続する流路には、第二真空レギュレータを設けてもよい。第一真空レギュレータは、第一収容器50の内部の圧力(負圧)を設定する。第二真空レギュレータは、第二収容器60の内部の圧力(負圧)を設定する。
記録ユニット30Y,30M,30C,30Kの第一収容器50及び第二収容器60に対する減圧装置、第一真空レギュレータ及び第二真空レギュレータの数は、諸条件を考慮して適宜決定される。例えば、減圧装置は、1色分の記録ユニット30における第一収容器50と第二収容器60とに対して1台としてもよく、又は記録ユニット30Y,30M,30C,30Kにおける4個の第一収容器50と4個の第二収容器60とに対して1台としてもよい。記録ユニット30Y,30M,30C,30Kにおける4個の第一収容器50と4個の第二収容器60とに対して1台の減圧装置とする場合、第一真空レギュレータ及び第二真空レギュレータの設置は、次のようにしてもよい。即ち、第一真空レギュレータは、4個の第一収容器50に対して1個としてもよい。第二真空レギュレータは、4個の第二収容器60に対して1個としてもよい。
この他、記録ユニット30Y,30M,30C,30Kにおける4個の第一収容器50に対して1台の減圧装置と1個の第一真空レギュレータを設けてもよい。この場合、記録ユニット30Y,30M,30C,30Kにおける4個の第二収容器60に対して別の1台の減圧装置と1個の第二真空レギュレータとを設けてもよい。但し、4個の第一収容器50と4個の第二収容器60に対して異なる2台の減圧装置を設ける場合、第一真空レギュレータ及び第二真空レギュレータの一方又は両方は、省略してもよい。図1,2及び後述する図3では、減圧装置、第一真空レギュレータ、第二真空レギュレータ、減圧装置と第一収容器50との間の流路及び減圧装置と第二収容器60との間の流路の図示は、省略されている。
<実施形態の効果>
インクジェット記録装置10は、記録ユニット30を備える(図1参照)。記録ユニット30は、インクジェットヘッド32と、第一収容器50と、供給流路55と、第二収容器60と、回収流路65と、連結流路70と、バイパス流路80とを備える(図2参照)。インクジェットヘッド32は、第一ヘッドモジュール34と、第二ヘッドモジュール35とを含む。第一ヘッドモジュール34は、第二ヘッドモジュール35と並んで設けられる。第一収容器50は、配列方向を長手方向とする長尺形状を有する。第二収容器60は、配列方向を長手方向とする長尺形状を有する。供給流路55は、第一流路56と、第二流路57とを含む。第一流路56は、第一収容器50と第一ヘッドモジュール34とを接続する。第一流路56には、第一収容器50から流出し第一ヘッドモジュール34に流入するインクが流れる。第二流路57は、第一収容器50と第二ヘッドモジュール35とを接続する。第二流路57には、第一収容器50から流出し第二ヘッドモジュール35に流入するインクが流れる。回収流路65は、第三流路66と、第四流路67とを含む。第三流路66は、第一ヘッドモジュール34と第二収容器60とを接続する。第三流路66には、第一ヘッドモジュール34から流出し第二収容器60に流入するインクが流れる。第四流路67は、第二ヘッドモジュール35と第二収容器60とを接続する。第四流路67には、第二ヘッドモジュール35から流出し第二収容器60に流入するインクが流れる。
第一収容器50に対して、第一流路56は、第一接続位置P1に接続され、第二流路57は、第二接続位置P2に接続され、連結流路70は、第一端部E1及び第二端部E2に接続され、バイパス流路80は、第三接続位置P3に接続される。第三接続位置P3は、第一収容器50の中央領域内の位置であり、前述の中央領域は、配列方向において第一接続位置P1と第二接続位置P2との間となる第一収容器50の領域である。
第一収容器50では、第一端部E1と第三接続位置P3との間の配列方向の距離(W1+W2)は、第二端部E2と第三接続位置P3との間の配列方向の距離(W3+W4)と等しく設定される(W1+W2=W3+W4)。
そのため、インクを循環させつつ、第一収容器50内のインクの温度を第一接続位置P1と第二接続位置P2とで均一化することができる。第一ヘッドモジュール34に供給されるインクの温度と第二ヘッドモジュール35に供給されるインクの温度とを同等にすることができる。インクに含まれる成分の沈降を防止することができる。第一ヘッドモジュール34と第二ヘッドモジュール35との間でインクの吐出特性を安定化させることができる。
<変形例>
実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下では、上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は、適宜省略する。
(1)記録ユニット30では、第一収容器50は、複数のヘッドモジュール33に流入するインクを収容する供給側のサブタンクであり、第二収容器60は、複数のヘッドモジュール33から流出したインクを収容する回収側のサブタンクである(図2参照)。第一収容器50は、供給側の第一マニホールドであってもよく、第二収容器60は、回収側の第二マニホールドであってもよい。前述の第一マニホールドは、特許文献2の第一マニホールドに対応し、前述の第二マニホールドは、特許文献2の第二マニホールドに対応する。連結流路は、上述した記録ユニット30と同様、第二収容器としての第二マニホールドと、第一収容器としての第一マニホールドとを接続する。連結流路には、第二収容器としての第二マニホールドから流出し第一収容器としての第一マニホールドに流入するインクが流れる。バイパス流路は、上述した記録ユニット30と同様、第一収容器としての第一マニホールドと、第二収容器としての第二マニホールドとを接続する。バイパス流路には、第一収容器としての第一マニホールドから流出し第二収容器としての第二マニホールドに流入するインクが流れる。第一マニホールド及び第二マニホールドは、公知のインクジェット記録装置でも採用される。従って、第一マニホールド及び第二マニホールドに関するこの他の説明は、省略する。
(2)連結流路70は、第一部分71で第一収容器50の第一端部E1と接続され、第二部分72で第一収容器50の第二端部E2と接続され、第三部分73で第二収容器60の第三端部E3と接続され、第四部分74で第二収容器60の第四端部E4と接続される(図2参照)。バイパス流路80は、第一収容器50の中央領域内の第三接続位置P3と、第二収容器60の中央領域内の第六接続位置P6とに接続される(図2参照)。即ち、記録ユニット30は、2系統の流路を含む連結流路70と、1本のバイパス流路80とを含む。記録ユニットは、図3に示すような記録ユニット30としてもよい。図3では、図2の記録ユニット30との対応を明らかにするため、各部に対する符号は、上記と同様としている。
図3の記録ユニット30は、図2の記録ユニット30と同様、インクジェットヘッド32と、第一収容器50と、供給流路55と、第二収容器60と、回収流路65と、連結流路70と、ポンプ76と、バイパス流路80と、加熱器85,86とを備える。但し、図3の記録ユニット30では、連結流路70及びバイパス流路80が図2の記録ユニット30と相違する。
図3の連結流路70は、分岐位置F1及び合流位置F2を含まない1本の流路である。この連結流路70は、図2のバイパス流路80と同様、第一収容器50の中央領域内の第三接続位置P3と、第二収容器60の中央領域内の第六接続位置P6とに接続される。この場合、第三接続位置P3は、連結流路70が接続される第一収容器50の中央領域内の位置といえる。第六接続位置P6は、連結流路70が接続される第二収容器60の中央領域内の位置といえる。
図3のバイパス流路80は、第一収容器50の第一端部E1及び第二端部E2に接続され、第二収容器60の第三端部E3及び第四端部E4に接続される。このバイパス流路80は、2本の独立した第一バイパス流路81と第二バイパス流路82とを含む。第一バイパス流路81は、第一収容器50の第一端部E1と、第二収容器60の第三端部E3とに接続される。第二バイパス流路82は、第一収容器50の第二端部E2と、第二収容器60の第四端部E4とに接続される。第一バイパス流路81は、第二バイパス流路82と同じ流路とするとよい。即ち、第一バイパス流路81の流路長は、第二バイパス流路82の流路長と等しく設定するとよく、第一バイパス流路81の流路径は、第二バイパス流路82の流路径と等しく設定するとよい。これに伴い、第一バイパス流路81の流路抵抗と第二バイパス流路82の流路抵抗とを等しくすることができる。
図3のバイパス流路80の流路抵抗は、図2のバイパス流路80と同様、第一ヘッドモジュール34及び第二ヘッドモジュール35を介した第一収容器50から第二収容器60に至る次の流路の全体の流路抵抗より低くするとよい。前述の流路は、上述した通り、第一流路56と、第一ヘッドモジュール34の内部流路39の本流部40と、第三流路66と、第二流路57と、第二ヘッドモジュール35の内部流路39の本流部40と、第四流路67とである。図3のバイパス流路80の流路抵抗は、第一バイパス流路81の流路抵抗と第二バイパス流路82の流路抵抗との合計である。
図3のバイパス流路80の流路抵抗を低下させることで、第一収容器50からこのバイパス流路80に流出するインクの量を第一収容器50から供給流路55に流出するインクの量より多くすることができる。図3の記録ユニット30では、第一収容器50から供給流路55に流出するインクの量は、図2の記録ユニット30と同様、第一量と第二量との合計である。第一量及び第二量は、上述した通りである。これに伴い、図3の第一収容器50内で配列方向の中央から第一側及び第二側に向かうインクの流れを生じさせることができる。第一収容器50内のインクを攪拌することができる。
図3の第一収容器50では、第一端部E1、第一接続位置P1、第三接続位置P3、第二接続位置P2及び第二端部E2の配列方向の配置と、距離W1,W2,W3,W4とは、図2の記録ユニット30と同様に設定される。例えば、図3の第一収容器50では、図2の第一収容器50と同様、第一端部E1と第三接続位置P3との間の配列方向の距離(W1+W2)は、第二端部E2と第三接続位置P3との間の配列方向の距離(W3+W4)と等しく設定される(W1+W2=W3+W4)。図3の第二収容器60では、第三端部E3、第四接続位置P4、第六接続位置P6、第五接続位置P5及び第四端部E4の配列方向の配置と、距離W5,W6,W7,W8とは、図2の記録ユニット30と同様に設定される。例えば、図3の第二収容器60では、図2の第二収容器60と同様、第三端部E3と第六接続位置P6との間の配列方向の距離(W5+W6)は、第四端部E4と第六接続位置P6との間の配列方向の距離(W7+W8)と等しく設定される(W5+W6=W7+W8)。
バイパス流路の接続先を第一収容器50の第一端部E1及び第二端部E2と第二収容器60の第三端部E3及び第四端部E4とする場合、このバイパス流路は、図2の連結流路70のような態様としてもよい。即ち、このバイパス流路は、図2の連結流路70の第一部分71、第二部分72、第三部分73、第四部分74及び共通部分75に対応する部分を含む。このバイパス流路は、図2の連結流路70の第一部分71に対応する部分で第一収容器50の第一端部E1に接続され、図2の連結流路70の第二部分72に対応する部分で第一収容器50の第二端部E2に接続される。このバイパス流路は、図2の連結流路70の第三部分73に対応する部分で第二収容器60の第三端部E3に接続され、図2の連結流路70の第四部分74に対応する部分で第二収容器60の第四端部E4に接続される。このバイパス流路の流路抵抗は、図2,3のバイパス流路80と同様、第一ヘッドモジュール34及び第二ヘッドモジュール35を介した第一収容器50から第二収容器60に至る上述の流路の全体の流路抵抗より低くするとよい。
(3)記録ユニット30は、1本のバイパス流路80を備える(図2参照)。このバイパス流路80は、第一収容器50の中央領域内の第三接続位置P3と、第二収容器60の中央領域内の第六接続位置P6とに接続される。バイパス流路の本数は、2本以上としてもよい。この場合、複数のバイパス流路は、第一収容器50の中央領域内の複数の位置と、第二収容器60の中央領域内の複数の位置とに接続されてもよい。
複数のバイパス流路を設ける場合、バイパス流路は、第一収容器50に対して、第一端部E1と第二端部E2との間で且つ第一流路56の配列方向の両側及び第二流路57の配列方向の両側となる複数の位置に接続してもよい。この場合、バイパス流路は、第二収容器60に対して、第三端部E3と第四端部E4との間で且つ第三流路66の配列方向の両側及び第四流路67の配列方向の両側となる複数の位置に接続してもよい。
例えば、記録ユニットが、図2の記録ユニット30と同様、供給流路55として2本の第一流路56及び第二流路57を備え、回収流路65として2本の第三流路66及び第四流路67を備えるとする。この場合、バイパス流路は、第一バイパス流路、第二バイパス流路及び第三バイパス流路の3本とされる。
第一バイパス流路は、第一収容器50の第一側領域内の位置に接続され、第二収容器60の第一側領域内の位置に接続される。第一収容器50の第一側領域は、配列方向において第一端部E1と第一接続位置P1との間となる第一収容器50の領域である。第二収容器60の第一側領域は、配列方向において第四端部E4と第四接続位置P4との間となる第二収容器60の領域である。第二バイパス流路は、第一収容器50の第二側領域内の位置に接続され、第二収容器60の第二側領域内の位置に接続される。第一収容器50の第二側領域は、配列方向において第二端部E2と第二接続位置P2との間となる第一収容器50の領域である。第二収容器60の第二側領域は、配列方向において第四端部E4と第五接続位置P5との間となる第二収容器60の領域である。第三バイパス流路は、第一収容器50の中央領域内の第三接続位置P3に接続され、第二収容器60の中央領域内の第六接続位置P6に接続される。
第一収容器50では、第一端部E1、第一バイパス流路の接続位置、第一接続位置P1、第三接続位置P3、第二接続位置P2、第二バイパス流路の接続位置及び第二端部E2は、配列方向に等間隔に配置するとよい。但し、第一収容器50では、第一端部E1、第一バイパス流路の接続位置、第一接続位置P1、第三接続位置P3、第二接続位置P2、第二バイパス流路の接続位置及び第二端部E2は、配列方向に任意の間隔で配置してもよい。第二収容器60では、第三端部E3、第一バイパス流路の接続位置、第四接続位置P4、第六接続位置P6、第五接続位置P5、第二バイパス流路の接続位置及び第四端部E4は、配列方向に等間隔に配置するとよい。但し、第二収容器60では、第三端部E3、第一バイパス流路の接続位置、第四接続位置P4、第六接続位置P6、第五接続位置P5、第二バイパス流路の接続位置及び第四端部E4は、配列方向に任意の間隔で配置してもよい。
(4)インクジェット記録装置を、記録ユニット30がライン型のインクジェットヘッド32を備えるインクジェット記録装置10とした(図1参照)。インクジェット記録装置としては、インクジェット記録装置10とは異なるタイプの装置が実用化されている。この説明では、この異なるタイプのインクジェット記録装置を「シリアル型」という。シリアル型のインクジェット記録装置では、柄の記録は、記録ユニットを搭載したキャリッジを次の方向に往復移動させながら行われる。前述の方向は、搬送方向に直交する。この説明では、前述の方向を「主走査方向」という。搬送方向及び主走査方向は、鉛直方向に直交する。搬送機は、キャリッジの主走査方向の一方側から他方側への移動と、キャリッジの主走査方向の他方側から一方側への移動とに対応させて、記録媒体を搬送方向に搬送する。即ち、搬送機による記録媒体の搬送は、キャリッジが主走査方向の一方側又は他方側の移動端に到達したタイミングで間欠的に行われる。
シリアル型のインクジェット記録装置が複数色の記録ユニットを備える場合、キャリッジには、各色用の記録ユニットが主走査方向に並んで搭載される。インクジェットヘッドは、複数のヘッドモジュールを含む。例えば、インクジェットヘッドが、上記同様、第一ヘッドモジュールと、第二ヘッドモジュールとを含むとする。この場合、第一ヘッドモジュールは、第二ヘッドモジュールと並んで設けられる。但し、シリアル型のインクジェット記録装置では、第一ヘッドモジュールと第二ヘッドモジュールとが並ぶ配列方向は、搬送方向に沿った方向となる。配列方向の第一側は、搬送方向の上流側又は下流側の一方側となり、配列方向の第二側は、搬送方向の上流側又は下流側の他方側となる。複数のノズルは、ヘッドモジュールの鉛直方向の下側の面に配列方向に沿って設けられる。シリアル型のインクジェット記録装置は、既に実用化された公知の装置である。従って、これに関するこの他の説明は、省略する。
10 インクジェット記録装置、 15 記録媒体、 20 搬送機
30,30Y,30M,30C,30K 記録ユニット、 31 キャリッジ
32 インクジェットヘッド、 33 ヘッドモジュール
34 第一ヘッドモジュール、 35 第二ヘッドモジュール、 36 ノズル
37 第一接続口、 38 第二接続口、 39 内部流路、 40 本流部
41 支流部、 50 第一収容器、 55 供給流路、 56 第一流路
57 第二流路、 60 第二収容器、 65 回収流路、 66 第三流路
67 第四流路、 70 連結流路、 71 第一部分、 72 第二部分
73 第三部分、 74 第四部分、 75 共通部分、 76 ポンプ
80 バイパス流路、 81 第一バイパス流路、 82 第二バイパス流路
85,86 加熱器、 90,90Y,90M,90C,90K メインタンク
91,91Y,91M,91C,91K, 補給流路
92,92Y,92M,92C,92K 補給弁、 E1 第一端部
E2 第二端部、 E3 第三端部、 E4 第四端部、 F1 分岐位置
F2 合流位置、 P1 第一接続位置、 P2 第二接続位置
P3 第三接続位置、 P4 第四接続位置、 P5 第五接続位置
P6 第六接続位置、 W1,W2,W3,W4,W5,W6,W7,W8 距離

Claims (4)

  1. インクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドに流入するインクを収容する第一収容器と、
    前記第一収容器と前記インクジェットヘッドとを接続し、前記第一収容器から流出し前記インクジェットヘッドに流入するインクが流れる供給流路と、
    前記インクジェットヘッドから流出したインクを収容する第二収容器と、
    前記インクジェットヘッドと前記第二収容器とを接続し、前記インクジェットヘッドから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる回収流路と、
    前記第二収容器と前記第一収容器とを接続し、前記第二収容器から流出し前記第一収容器に流入するインクが流れる連結流路と、
    前記第一収容器と前記第二収容器とを接続し、前記第一収容器から流出し前記第二収容器に流入するインクが流れるバイパス流路と、を備え、
    前記インクジェットヘッドは、
    インクを吐出するノズルを含む第一ヘッドモジュールと、
    インクを吐出するノズルを含む第二ヘッドモジュールと、を含み、
    前記第一ヘッドモジュールは、前記第二ヘッドモジュールと並んで設けられ、
    前記第一収容器は、前記第一ヘッドモジュールと前記第二ヘッドモジュールとが並ぶ配列方向を長手方向とする長尺形状を有し、
    前記第二収容器は、前記配列方向を長手方向とする長尺形状を有し、
    前記供給流路は、
    前記第一収容器と前記第一ヘッドモジュールとを接続し、前記第一収容器から流出し前記第一ヘッドモジュールに流入するインクが流れる第一流路と、
    前記第一収容器と前記第二ヘッドモジュールとを接続し、前記第一収容器から流出し前記第二ヘッドモジュールに流入するインクが流れる第二流路と、を含み、
    前記回収流路は、
    前記第一ヘッドモジュールと前記第二収容器とを接続し、前記第一ヘッドモジュールから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる第三流路と、
    前記第二ヘッドモジュールと前記第二収容器とを接続し、前記第二ヘッドモジュールから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる第四流路と、を含み、
    前記連結流路は、
    前記第一収容器に対する前記第一流路の第一接続位置より前記配列方向の第一側となる前記第一収容器の第一端部と、
    前記第一収容器に対する前記第二流路の第二接続位置より前記配列方向の第二側となる前記第一収容器の第二端部と、に接続され、
    前記バイパス流路は、前記配列方向において前記第一接続位置と前記第二接続位置との間となる前記第一収容器の中央領域内の第三接続位置に接続される、インクジェット記録装置。
  2. 前記連結流路は、
    前記第三接続位置から前記配列方向の第一側に所定距離だけ離間する前記第一端部と、
    前記第三接続位置から前記配列方向の第二側に前記所定距離だけ離間する前記第二端部と、に接続される、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. インクジェットヘッドと、
    前記インクジェットヘッドに流入するインクを収容する第一収容器と、
    前記第一収容器と前記インクジェットヘッドとを接続し、前記第一収容器から流出し前記インクジェットヘッドに流入するインクが流れる供給流路と、
    前記インクジェットヘッドから流出したインクを収容する第二収容器と、
    前記インクジェットヘッドと前記第二収容器とを接続し、前記インクジェットヘッドから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる回収流路と、
    前記第二収容器と前記第一収容器とを接続し、前記第二収容器から流出し前記第一収容器に流入するインクが流れる連結流路と、
    前記第一収容器と前記第二収容器とを接続し、前記第一収容器から流出し前記第二収容器に流入するインクが流れるバイパス流路と、を備え、
    前記インクジェットヘッドは、
    インクを吐出するノズルを含む第一ヘッドモジュールと、
    インクを吐出するノズルを含む第二ヘッドモジュールと、を含み、
    前記第一ヘッドモジュールは、前記第二ヘッドモジュールと並んで設けられ、
    前記第一収容器は、前記第一ヘッドモジュールと前記第二ヘッドモジュールとが並ぶ配列方向を長手方向とする長尺形状を有し、
    前記第二収容器は、前記配列方向を長手方向とする長尺形状を有し、
    前記供給流路は、
    前記第一収容器と前記第一ヘッドモジュールとを接続し、前記第一収容器から流出し前記第一ヘッドモジュールに流入するインクが流れる第一流路と、
    前記第一収容器と前記第二ヘッドモジュールとを接続し、前記第一収容器から流出し前記第二ヘッドモジュールに流入するインクが流れる第二流路と、を含み、
    前記回収流路は、
    前記第一ヘッドモジュールと前記第二収容器とを接続し、前記第一ヘッドモジュールから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる第三流路と、
    前記第二ヘッドモジュールと前記第二収容器とを接続し、前記第二ヘッドモジュールから流出し前記第二収容器に流入するインクが流れる第四流路と、を含み、
    前記連結流路は、前記配列方向において前記第一収容器に対する前記第一流路の第一接続位置と前記第一収容器に対する前記第二流路の第二接続位置との間となる前記第一収容器の中央領域内の第三接続位置に接続され、
    前記バイパス流路は、
    前記第一接続位置より前記配列方向の第一側となる前記第一収容器の第一端部と、
    前記第二接続位置より前記配列方向の第二側となる前記第一収容器の第二端部と、に接続される、インクジェット記録装置。
  4. 前記バイパス流路は、
    前記第三接続位置から前記配列方向の第一側に所定距離だけ離間する前記第一端部と、
    前記第三接続位置から前記配列方向の第二側に前記所定距離だけ離間する前記第二端部と、に接続される、請求項3に記載のインクジェット記録装置。
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