JP7316844B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、空調の対象空間に対して冷房と除湿とを行う空気調和機に関する。
従来、空調の対象空間に対して冷房と除湿とを行う空気調和機が知られている。たとえば、特許第4670935号公報(特許文献1)には、顕熱負荷および潜熱負荷に応じて運転モードを切り替える空気調和機が開示されている。当該空気調和機によれば、被空調域の温度および湿度を無駄なく短時間で所望の状態にすることができる。
特許第4670935号公報
空調対象の空間の温度および湿度が所望の温度および湿度に近づく空調の過程に応じて、当該空間の快適性は変化し得る。しかし、特許文献1に開示されている空気調和機においては、空調の過程における空調対象の空間の快適性については考慮されていない。その結果、空気調和機に対するユーザの満足感が十分に得られない可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、空調の対象空間の快適性を向上させることである。
本発明に係る空気調和装置は、冷媒を循環させることによって対象空間を空調する。空気調和装置は、圧縮機と、第1熱交換器と、第2熱交換器と、第1膨張弁と、第1送風装置とを備える。第1熱交換器は、対象空間に配置されている。第2熱交換器は、対象空間の外に配置されている。第1送風装置は、第1熱交換器に送風する。冷媒は、圧縮機、第2熱交換器、第1膨張弁、および第1熱交換器の第1循環方向に循環する。対象空間の温度および湿度を用いて算出される快適性指数が基準値よりも大きい場合の第1送風装置の単位時間当たりの送風量は、快適性指数が基準値より小さい場合の第1送風装置の単位時間当たりの送風量よりも大きい。
本発明によれば、快適性指数が基準値よりも大きい場合の第1送風装置の単位時間当たりの送風量が、快適性指数が基準値より小さい場合の第1送風装置の単位時間当たりの送風量よりも大きいことにより、空調の対象空間の快適性を向上させることができる。
実施の形態1に係る空気調和機の構成を示す機能ブロック図である。 図1の制御装置の構成を示す機能ブロック図である。 図1の制御装置によって行われる運転モードの切り替え処理を説明するためのフローチャートである。 空調の過程における室内空間の空気の状態変化を示す湿り空気線図である。 WBGTが「警戒」の領域に空調の開始状態が含まれる場合の室内空間の空気の状態変化を示す湿り空気線図である。 WBGTが「危険」の領域に空調の開始状態が含まれる場合の空調の他の過程における室内空間の空気の状態変化を示す湿り空気線図である。 実施の形態2に係る空気調和機の構成および冷房運転における冷媒の流れを併せて示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る空気調和機の構成および再熱除湿運転における冷媒の流れを併せて示す図である。 実施の形態3に係る空気調和機の構成および冷房運転における冷媒の流れを示す図である。 実施の形態3に係る空気調和機の構成および再熱除湿運転における冷媒の流れを示す図である。 実施の形態3に係る空気調和機の構成および暖房運転における冷媒の流れを併せて示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰り返さない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和機100の構成を示す機能ブロック図である。図1に示されるように、空気調和機100は、室内機110と、室外機120とを備える。
室内機110は、室内熱交換器5(第1熱交換器)と、室内ファン6(第1送風装置)と、温度センサTsと、湿度センサHsとを含む。室内機110は、空気調和機100による空調の対象である室内空間(対象空間)に配置されている。
室外機120は、圧縮機1と、室外熱交換器2(第2熱交換器)と、室外ファン3(第2送風装置)と、膨張弁4(第1膨張弁)と、制御装置10とを含む。室外機120は、室内空間の外である室外空間に配置されている。制御装置10は、室内機110に配置されてもよいし、室内機110および室外機120とは別個に設けられてもよい。
冷媒は、圧縮機1、室外熱交換器2、膨張弁4、および室内熱交換器5の循環方向(第1循環方向)に循環する。室外熱交換器2は、凝縮器として機能する。室外熱交換器2を通過する冷媒は、凝縮熱を室外空間に放出する。室内熱交換器5は、蒸発器として機能する。室内熱交換器5を通過する冷媒は、室内熱交換器5の周辺の空気から蒸発熱を吸収する。当該冷媒の温度(蒸発温度)が室内空間の空気の露点温度よりも低い場合、室内熱交換器5の周辺の空気中の水分が液化する。空気調和機100は、室内空間の温度Tnおよび湿度Hnがユーザによって設定された所望の温度(設定温度)および所望の湿度(設定湿度)に近づくように、室内空間に対して冷房運転および除湿運転を行う。
空気調和機100による冷房運転は、室内空間の空気の温度を低下させ、当該空気の顕熱を除去する。空気調和機100による除湿運転は、室内空間の空気中の水分を液体に状態変化させることによって当該空気中の水分量を減少させ、当該空気中の水分の潜熱を除去する。
制御装置10は、圧縮機1の駆動周波数を制御することにより、圧縮機1が単位時間当たりに吐出する冷媒量を制御する。制御装置10は、圧縮機1から吐出されて膨張弁4によって減圧される前の冷媒と膨張弁4によって減圧されて圧縮機1に吸入される前の冷媒との圧力差が所望の範囲の値となるように膨張弁4の開度を制御する。膨張弁4は、冷媒の過熱度および過冷却度が目標値となるように制御されてもよい。
制御装置10は、室外ファン3の回転速度を制御することにより、室外ファン3の単位時間当たりの送風量を制御する。制御装置10は、室外ファン3を制御することにより、室外熱交換器2における冷媒と空気との間の熱交換量を調節する。制御装置10は、室内ファン6の回転速度を制御することにより、室内ファン6の単位時間当たりの送風量を制御する。制御装置10は、室内ファン6を制御することにより、室内熱交換器5における冷媒と空気との間の熱交換量を調節する。制御装置10は、室内ファン6の単位時間当たりの送風量を減少させて冷媒の蒸発温度を室内空気の露点温度よりも低くすることにより、室内空間に対する除湿運転を行う。
制御装置10は、室内空間に配置された温度センサTsおよび湿度センサHsからサンプリングタイム毎に室内空間の温度Tnおよび湿度Hnをそれぞれ取得する。湿度センサHsによって測定される湿度Hnは、相対湿度である。制御装置10が湿度センサHsから取得する湿度は、絶対湿度でもよい。制御装置10は、温度Tnおよび湿度Hnが設定温度および設定湿度に近づくように、空気調和機100を統合的に制御する。
図2は、図1の制御装置10の構成を示す機能ブロック図である。図2に示されるように、制御装置10は、処理回路11と、メモリ12と、入出力部13とを含む。処理回路11は、専用のハードウェアであってもよいし、メモリ12に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)であってもよい。処理回路11が専用のハードウェアである場合、処理回路11は、たとえば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、あるいはこれらを組み合わせたものが該当する。処理回路11がCPUの場合、制御装置10の機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアあるいはファームウェアはプログラムとして記述され、メモリ12に格納される。処理回路11は、メモリ12に記憶されたプログラムを読み出して実行する。メモリ12には、不揮発性または揮発性の半導体メモリ(たとえばRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、あるいはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory))、および磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、あるいはDVD(Digital Versatile Disc)が含まれる。なお、CPUは、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、あるいはDSP(Digital Signal Processor)とも呼ばれる。
一般に、室内空間にいるユーザにとって、室内空間の湿度の変化よりも室内空間の空気の温度の変化の方が感じ易いことが多い。また、空気調和機100を起動してから、冷媒の蒸発温度が室内熱交換器5の周辺の空気の露点温度以下となり除湿運転が可能となるまで或る程度の時間を要する。そのため、空気調和機100においては、室内空間の快適性が比較的低下している場合、室内空間の空気の冷却を、当該空気の除湿よりも優先する。空調の過程において室内空間の快適性が迅速に改善されるため、室内空間の快適性を向上させることができる。
実施の形態に係る空気調和機においては、室内空間の温度および湿度を用いて算出される快適性指数を用いて室内空間の快適性の低下を検知する。快適性指数としては、たとえば、不快指数DI(Discomfort Index)、新標準有効温度SET*(Standard Effective Temperature)、あるいは湿球黒球温度WBGT(Wet Bulb Globe Temperature)を挙げることができる。
不快指数DIは、室内空間の温度および湿度を総合的に評価することができる主観的かつ経験的な快適性指数であり、以下の式(1)で表される。
Figure 0007316844000001
式(1)において変数T,RHは、空気の温度(℃)および相対湿度(%)をそれぞれ表す。温度Tおよび相対湿度RHには、室内空間の温度Tnおよび湿度Hnがそれぞれ対応する。
新標準有効温度SET*(Standard Effective Temperature)は、ASHRAE(American Society of Heating, Refrigerating and Air-Conditioning Engineers)において標準的体感温度として採用されている快適性指数である。新標準有効温度SET*は、室内空間の温度、湿度、風速、輻射温度、およびユーザの着衣量を用いて算出される。
湿球黒球温度WBGTは、熱中症の予防のために考案された快適性指数であり、以下の式(2)で表される。
Figure 0007316844000002
式(2)において、変数T,RHは、式(2)と同様に空気の温度(℃)および相対湿度(%)をそれぞれ表す。変数SR,WSは、全天日射量(kW/m)および平均風速(m/s)をそれぞれ表す。全天日射量SRは、たとえば研究機関あるいは公的な機関が公表するデータ(たとえば気象庁の数値予報データ)、または赤外線センサによる室内空間の計測値を用いて決定される。平均風速WSは、室内ファン6の回転速度を用いて算出される。空気調和機100による空調開始時において、室内ファン6は停止しているため、平均風速WSは0となる。
日本生気象学会が公表する日常生活における熱中症予防指針によると、室内空間のWBGTが28℃を超えるとすべての生活活動において熱中症が発生する危険性がある。具体的には、WBGTが25℃未満である生活環境は「注意」と判定され、25℃以上28℃未満の範囲である生活環境は「警戒」と判定され、WBGTが28℃以上31℃未満の範囲である生活環境は「厳重警戒」と判定され、WBGTが31℃以上の生活環境は「危険」と判定される。たとえば、夏期において室内空間のWBGTが29℃である場合、熱中症の危険性を安全な程度まで低下させるために、室内空間においてユーザが実際に感じる快適性を早急に改善する必要がある。
空気調和機100においては、WBGTが25℃(基準値)より大きい場合、室内空間のWBGTを速やかに低下させる快適性優先モードによって空調が行われる。選択される。WBGTが25℃よりも低い場合、室内空間の温度および湿度を設定温度および設定湿度にできるだけ速く到達させる効率性優先モードによって空調が行われる。
快適性指数が基準値より大きい場合、室内空間の温度および湿度を設定温度および設定湿度にそれぞれ近づける空調の過程において、快適性優先モードおよび効率性優先モードの順に運転モードが切り替えられることにより、当該過程の最初から効率性優先モードが行われている場合よりも快適性の改善をユーザが感じ易くなる。空気調和機100によれば室内空間の快適性が向上するため、空気調和機100に対するユーザの満足度を向上させることができる。
図3は、図1の制御装置10によって行われる運転モードの切り替え処理を説明するためのフローチャートである。図3に示される処理は、空気調和機100を統合的に制御する不図示のメインルーチンによってサンプリングタイム毎に呼び出される。以下では、ステップを単にSと記載する。
図3に示されるように、制御装置10は、S101において温度センサTsおよび湿度センサHsから室内空間の温度Tnおよび湿度Hnをそれぞれ取得して処理をS102に進める。制御装置10は、S102において温度Tnおよび湿度Hnを用いて快適性指数を算出し、処理をS103に進める。制御装置10は、S103において快適性指数が基準値よりも大きいか否かを判定する。快適性指数が基準値よりも大きい場合(S103においてYES)、制御装置10は、S104において運転モードを快適性優先モードに設定して処理をメインルーチンに返す。快適性指数が基準値以下である場合(S103においてNO)、制御装置10は、S105において運転モードを効率性優先モードに設定して処理をメインルーチンに返す。
快適性優先モードの室内ファン6の単位時間あたりの送風量は、効率性優先モードの室内ファン6の単位時間あたりの送風量よりも大きい。快適性優先モードにおいては、室内熱交換器5によって冷却された空気が比較的短時間で室内に送風されるため、冷媒の蒸発温度の低下が抑制されるとともに室内熱交換器5による冷却が室内空間の温度に反映され易い。すなわち、快適性優先モードにおいては、冷却が除湿よりも優先される。効率性優先モードにおいては、室内空気の温度および湿度が設定温度および設定湿度にできるだけ短時間で到達するように冷却および除湿が行われる。
図4~図6は、室内空間の空気の状態変化を示す湿り空気線図である。図4~図6において設定温度(24℃)および設定湿度(50%)によって指定される設定状態Cuは同じ状態である。図4~図6に示される曲線SCは、相対湿度が100%である状態を示す飽和曲線である。図4~図6においては飽和曲線上にWBGTの値が示されているとともに、「警戒」の領域、「厳重警戒」の領域、および「危険」の領域に互いに異なるハッチングが付されている。図4~図6の違いは、空気調和機100による空調の開始時の室内空間の温度Tnおよび湿度Hnによって指定される空調の開始状態、および開始状態から設定状態Cuに至る空調の過程である。
図4には、WBGTが25℃未満である領域に開始状態C11が含まれている場合が示されている。開始状態C11の温度および湿度は、それぞれ27℃および70%である。図4に示される場合、室内空間の快適性を改善する緊急性は比較的低いため、空気調和機100の運転モードは、効率性優先モードに設定される。図4に示されるように、空気調和機100による空調の過程は、湿り空気線図において開始状態C11から設定状態Cuに直接向かう直線的な過程となる。
図5には、WBGTが25℃以上28℃未満である「警戒」の領域に開始状態C21が含まれている場合が示されている。開始状態C21の温度および湿度は、それぞれ31℃および60%である。図5に示される場合、室内空間の快適性を改善する緊急性が比較的高いため、空気調和機100の運転モードは、まず快適性優先モードに設定される。図5に示されるように、空気調和機100による空調の過程は、湿り空気線図において開始状態C21からほぼ水平方向に冷却過程を経て状態C22に至る。状態C22の温度および湿度は、26℃および80%の状態である。状態C22におけるWBGTは、25℃より小さい。状態C22において空気調和機100の運転モードは効率性優先モードに切り替えられる。空調の過程は、状態C22からの空調の過程は、設定状態Cuに直接向かう直線的な過程である。
図6には、WBGTが31℃以上である「危険」の領域に開始状態C31が含まれている場合が示されている。開始状態C31の温度および湿度は、それぞれ36℃および60%である。図6に示される場合、室内空間の快適性を改善する緊急性が比較的高いため、空気調和機100の運転モードは、まず快適性優先モードに設定される。図6に示されるように、空気調和機100による空調の過程は、湿り空気線図において開始状態C31からほぼ水平方向に冷却過程を経て飽和曲線SC上の状態C32に至る。状態C32におけるWBGTは、25℃より大きいため快適性優先モードが継続される。空調の過程は、状態C32からほぼ飽和曲線SCに沿って変化して状態C33に至る。状態C33のWBGTは25℃よりも小さい。状態C33において空気調和機100の運転モードは効率性優先モードに切り替えられる。状態C33からの空調の過程は、設定状態Cuに直接向かう直線的な過程である。
以上、実施の形態1に係る空気調和機によれば、空調の対象空間の快適性を向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2においては、再熱除湿運転を行う空気調和機について説明する。図7は、実施の形態2に係る空気調和機200の構成および冷房運転における冷媒の流れを併せて示す機能ブロック図である。空気調和機200の構成は、図1の空気調和機100の構成において制御装置10が10Aに置き換えられているとともに、室内熱交換器7(第3熱交換器)および膨張弁8(第2膨張弁)が追加された構成である。これら以外は同様であるため、説明を繰り返さない。なお、図7および図8においては、全開の膨張弁を点線で示している。実施の形態3において参照する図9~図11においても同様である。
図7に示されるように、室内熱交換器7および膨張弁8は、膨張弁4と室内熱交換器5との間で、この順に直列に接続されている。室内熱交換器7は、室内空間に配置されている。制御装置10Aは、膨張弁4の開度を制御するとともに膨張弁8を全開として、室内熱交換器5および7を蒸発器として機能させる。
図8は、実施の形態2に係る空気調和機200の構成および再熱除湿運転における冷媒の流れを併せて示す図である。図8に示されるように、制御装置10Aは、膨張弁4を全開とするとともに膨張弁8を制御することにより、室外熱交換器2および室内熱交換器7を凝縮器として機能させる。再熱除湿運転においては、室内熱交換器5によって冷却および除湿された空気が室内熱交換器7によって暖められるため、温度低下を抑制しながら除湿を行うことができる。
制御装置10Aは、室外ファン3の単位時間当たりの送風量を制御して、空調における冷却および除湿のバランスを調節する。空調における除湿の割合を高める場合、制御装置10Aは、室外ファン3の単位時間当たりの送風量を小さくして室外熱交換器2から放出される凝縮熱(凝縮能力)を抑制することにより、室内熱交換器7から放出される凝縮熱を増加させる。
以上、実施の形態2に係る空気調和機によれば、空調の対象空間の快適性を、再熱除湿運転によって実施の形態1よりもさらに向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3においては冷媒の循環方向を冷房運転および再熱除湿運転の循環方向とは逆の循環方向(第2循環方向)に切り替えることにより、暖房運転を行う空気調和機について説明する。図9および図10は、実施の形態3に係る空気調和機300の構成を示す機能ブロック図である。図9および図10は、冷房運転および再熱除湿運転における冷媒の流れをそれぞれ示す。空気調和機300の構成は、図7の空気調和機200の構成において制御装置10Aが10Bに置き換えられているとともに、四方弁9(流路切替弁)が追加された構成である。これら以外は同様であるため、説明を繰り返さない。
図9および図10に示されるように、制御装置10Bは、四方弁9を制御して、圧縮機1の吐出口と室外熱交換器2とを連通させるとともに、室内熱交換器5と圧縮機1の吸入口とを連通させる。
図11は、実施の形態3に係る空気調和機300の構成および暖房運転における冷媒の流れを併せて示す図である。図11に示されるように、空気調和機300の構成を示す機能ブロック図である。制御装置10Bは、四方弁9を制御して、圧縮機1の吐出口と室内熱交換器5とを連通させるとともに、室外熱交換器2と圧縮機1の吸入口とを連通させる。暖房運転において、室内熱交換器5および7は凝縮器として機能し、室外熱交換器2は蒸発器として機能する。
以上、実施の形態3に係る空気調和機によれば、実施の形態2と同様に空調の対象空間の快適性を向上させることができるとともに、対象空間に対する暖房を行うことができる。
今回開示された各実施の形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて実施することも予定されている。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機、2 室外熱交換器、3 室外ファン、4,8 膨張弁、5,7 室内熱交換器、6 室内ファン、9 四方弁、10,10A,10B 制御装置、11 処理回路、12 メモリ、13 入出力部、100,200,300 空気調和機、110 室内機、120 室外機。

Claims (5)

  1. 冷媒を循環させることによって対象空間を空調する空気調和機であって、
    圧縮機と、
    前記対象空間に配置された第1熱交換器と、
    前記対象空間の外に配置された第2熱交換器と、
    第1膨張弁と、
    前記第1熱交換器に送風する第1送風装置と、
    前記対象空間の温度および湿度を取得して前記第1送風装置を制御する制御装置とを備え、
    前記冷媒は、前記圧縮機、前記第2熱交換器、前記第1膨張弁、および前記第1熱交換器の第1循環方向に循環し、
    前記制御装置は、前記温度および前記湿度を用いて算出される快適性指数が基準値よりも大きい第1の場合の前記第1送風装置の単位時間当たりの送風量を前記快適性指数が前記基準値より小さい第2の場合の前記第1送風装置の単位時間当たりの送風量よりも増加させ、前記第1の場合の前記第1送風装置の単位時間当たりの送風量が前記第2の場合の前記第1送風装置の単位時間当たりの送風量より大きい状態を、前記快適性指数が前記基準値よりも小さくなるまで継続する、空気調和機。
  2. 前記対象空間に配置され、前記第1循環方向において前記第1膨張弁からの前記冷媒が流入する第3熱交換器と、
    前記第2熱交換器に送風する第2送風装置と、
    前記第3熱交換器と前記第1熱交換器との間に接続された第2膨張弁とをさらに備え、
    前記第1の場合において、前記第2膨張弁は全開とされて前記第3熱交換器は蒸発器として機能し、
    前記第2の場合において、前記第1膨張弁は全開とされて前記第3熱交換器は凝縮器として機能し、
    前記第1の場合の前記第2送風装置の単位時間当たりの送風量は、前記第2の場合の前記第2送風装置の単位時間当たりの送風量よりも大きい、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記冷媒の循環方向を、前記第1循環方向とは逆の第2循環方向との間で切り替える流路切替弁をさらに備える、請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 前記快適性指数は、湿球黒球温度である、請求項1~3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 前記制御装置は、前記第2の場合、設定温度および設定湿度に特定される設定状態に向かって、前記温度および前記湿度によって特定される状態を湿り空気線図上で直線的に変化させる、請求項1~4のいずれか1項に記載の空気調和機。
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