JP7316124B2 - 観測機器用断熱容器及び観測装置 - Google Patents
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Description
これによれば、受光観測機器の受光部に対応する位置の第1の透光部材と第2の透光部材で受光観測機器の受光を行うことができると共に、断熱容器本体と断熱蓋体で断熱することができることから、高温空間や低温空間など室温と温度差が大きい空間で受光観測機器を使用することが可能となる。また、外部から熱や冷気が流入し易い断熱蓋体の開口部において、断熱空間を規定する第1の透光部材と耐熱性の第2の透光部材を設けることにより、断熱性を飛躍的に向上することができる。また、第1の透光部材が内蓋の開口部に取り付けられ、第2の透光部材が外蓋の開口部に取り付けられる構成であることから、劣化したり、透光性が低下した場合等に第1、第2の透光部材を取り換えることが可能であり、メンテナンス性に優れる。また、受光観測機器には、市販のカメラなど多様な受光観測機器を使用することが可能であり、汎用性に優れる。また、例えば冷却水が流れる冷却用の外部の配管等を受光観測機器に配設することも不要であり、観測機器用断熱容器で構成される観測装置を小型化することができる。
これによれば、断熱空間を減圧空間とすることにより、観測機器用断熱容器の断熱性をより一層高めることができる。また、断熱蓋体に真空引き用バルブを設けることにより、例えば劣化に伴い第1、第2の透光部材を交換する場合等に、真空引き用バルブからの真空引きで断熱蓋体に減圧空間の断熱空間を容易に再度設けることができ、断熱蓋体に減圧空間を有する観測機器用断熱容器のメンテナンス性を高めることができる。
これによれば、第1、第2の透光部材が第1、第2の周状シール材に押圧するように設けられることにより、断熱蓋体の断熱空間の気密性を高い信頼性で確保することができる。また、第1、第2の透光部材の押圧状態を付勢によって保持する第1、第2の枠状ホルダーを着脱自在に取り付けることにより、劣化に伴い第1、第2の透光部材を交換する作業を容易化することができ、観測機器用断熱容器のメンテナンス性を非常に高めることができる。また、第1、第2の枠状ホルダーで枠状に付勢して第1、第2の透光部材の押圧状態を枠状に保持することにより、押圧力が局所的に劣る箇所が発生することを防止し、断熱空間の気密の信頼性、安定性を一層高めることができる。
これによれば、第1の透光部材の熱線反射層で熱線を反射し、断熱容器内への輻射伝熱を抑制することができ、観測機器用断熱容器の断熱性をより一層高めることができる。
これによれば、受光観測機器と外部との伝熱を蓄熱材で一層抑制し、断熱性をより高めることができ、受光観測機器の正常動作をより確実に図ることができる。
これによれば、本発明の観測機器用断熱容器の効果を奏する観測装置を得ることができる。
これによれば、第1の透光部材-断熱空間-第2の透光部材の領域で、反射による映り込み等の余分な情報を無くし、観測装置による観測対象の情報に絞り込み、観測対象の情報を確実に得ることができる。
本発明による実施形態の観測機器用断熱容器1は、図1~図5に示すように、内容器21と外容器22との間に断熱空間S1が設けられている二重壁の構造で略凹形の断熱容器本体2と、内蓋31と外蓋32との間に断熱空間S2が設けられている二重壁の構造で略凹形の断熱蓋体3を備える。断熱蓋体3は、断熱容器本体2の凹側と断熱蓋体3の凹側を合わせるようにして断熱容器本体2に外挿され、断熱容器本体2が断熱蓋体3で着脱自在に閉じられるようになっている。
本明細書開示の発明は、発明として列記した各発明、実施形態の他に、適用可能な範囲で、これらの部分的な内容を本明細書開示の他の内容に変更して特定したもの、或いはこれらの内容に本明細書開示の他の内容を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な内容を部分的な作用効果が得られる限度で削除して上位概念化して特定したものを包含する。そして、本明細書開示の発明には下記変形例や追記した内容も含まれる。
Claims (6)
- 略凹形の断熱容器本体と、
内蓋と外蓋との間に断熱空間が設けられる略凹形の断熱蓋体と、
受光観測機器の受光部に対応する位置で前記内蓋の開口部に取り付けられる第1の透光部材と、
前記第1の透光部材に対応する位置で前記外蓋の開口部に取り付けられる耐熱性の第2の透光部材を備え、
前記断熱容器本体の凹側と前記断熱蓋体の凹側を合わせるようにして前記断熱容器本体が前記断熱蓋体で着脱自在に閉じられると共に、
前記第1の透光部材と前記第2の透光部材が前記断熱空間を規定するように設けられ、
前記断熱空間が減圧空間とされ、
前記断熱蓋体に真空引き用バルブが設けられていることを特徴とする観測機器用断熱容器。 - 略凹形の断熱容器本体と、
内蓋と外蓋との間に断熱空間が設けられる略凹形の断熱蓋体と、
受光観測機器の受光部に対応する位置で前記内蓋の開口部に取り付けられる第1の透光部材と、
前記第1の透光部材に対応する位置で前記外蓋の開口部に取り付けられる耐熱性の第2の透光部材を備え、
前記断熱容器本体の凹側と前記断熱蓋体の凹側を合わせるようにして前記断熱容器本体が前記断熱蓋体で着脱自在に閉じられると共に、
前記第1の透光部材と前記第2の透光部材が前記断熱空間を規定するように設けられ、
前記内蓋の開口部の周縁近傍に第1の周状シール材が設けられ、
前記断熱蓋体の外側から前記第1の周状シール材に押圧するようにして前記第1の透光部材が設けられ、
前記内蓋に着脱自在に取り付けられる第1の枠状ホルダーの付勢で前記第1の透光部材の押圧状態が保持されると共に、
前記外蓋の開口部の周縁近傍に第2の周状シール材が設けられ、
前記断熱蓋体の外側から前記第2の周状シール材を押圧するようにして前記第2の透光部材が設けられ、
前記外蓋に着脱自在に取り付けられる第2の枠状ホルダーの付勢で前記第2の透光部材の押圧状態が保持されることを特徴とする観測機器用断熱容器。 - 前記第1の透光部材が、基材の前記断熱空間側に熱線反射層が設けられている構成であることを特徴とする請求項1又は2記載の観測機器用断熱容器。
- 受光観測機器の背面と周側面の外側を略覆う形状の機器収容部を有する蓄熱材が前記断熱容器本体に内装されていることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の観測機器用断熱容器。
- 請求項1~4の何れかに記載の観測機器用断熱容器に受光観測機器が内装されていることを特徴とする観測装置。
- 前記受光観測機器の受光部に偏光フィルターが設けられていることを特徴とする請求項5記載の観測装置。
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JP2005146164A (ja) | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Nippon Steel Corp | 炉壁観察装置 |
KR101261190B1 (ko) | 2012-03-09 | 2013-05-13 | 이미출 | 수도미터기 보호통의 구조 |
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