JP7315785B2 - 手術システム、制御ユニットおよび手術システムの作動方法 - Google Patents
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Description
前記情報に基づいて、前記灌流液が濁っているか否かを検知し、前記灌流液が濁っている場合、第1の制御に移行し、前記灌流液が濁っていない場合、第2の制御に移行する。
前記本実施形態の手術システム1は、処置具装置3を備える(図1)。
さらに、手術システム1は、内視鏡装置2と、処置具装置3と、灌流装置6と、を備える。術者は、当該手術システム1によって、前十字靱帯再建術を行うことができる。
内視鏡21は、膝関節J1の関節腔C1内と皮膚外とを連通する第1のポータルP1から、挿入部211の一部が当該関節腔C1内に挿入される。そして、内視鏡21は、関節腔C1内に照射し、当該関節腔C1内で反射された照明光(被写体像)を取り込み、当該被写体像を撮像する。
第1の制御装置22は、内視鏡21と表示装置23に有線または無線で接続されている。第1の制御装置22は、内視鏡21によって撮像された撮像データに対して種々の画像処理を実行するとともに、当該画像処理後の撮像画像を表示装置23に表示させる。
処置具31は、本体311と、超音波プローブ(不図示)と、シース313とを備える(図1)。処置具31は、膝関節J1の関節腔C1内と皮膚外とを連通する第2のポータルP2から、シース313と超音波プローブの一部が当該関節腔C1内に挿入される。
本体311は、円筒状に形成されている。そして、本体311の内部には、ボルト締めランジュバン型振動子(Bolt-clamped Langevin-type transducer)によって構成され、供給された駆動電力に応じて超音波振動を発生する超音波振動子311aが収納されている。
第2の制御装置32は、術者によるフットスイッチ33等への操作に応じて、超音波振動子311aに対して当該駆動電力を供給する。
液体源61は、灌流液を収容する。例えば、生理食塩水の滅菌パックなどがある。送液チューブ62は、一端が液体源61に対して接続され、他端が内視鏡21に接続されている。さらに、液体源61を内視鏡21より高い場所に固定することにより、灌流液が送液チューブ62を介して、関節腔C1内に送出される。このことによって、関節腔C1内は、灌流液によって満たすことができる。
一方、関節腔C1内にある灌流液を排出するために排液チューブ65および排液ボトル64がある。排液ボトル64は、排液チューブ65に接続しており、排液チューブ65を介して排出された関節腔C1内にある灌流液等を収容する。さらに、排液ボトル64を関節腔C1より低い場所に固定することにより、排液チューブ65を介して、関節腔C1外に排出される。
図2を参照して手術システム1を用いて術者が行う処置フローを説明する。
術者は、膝関節J1の関節腔C1内と皮膚外とを連通する第1のポータルP1と第2のポータルP2を形成する(S1)。次に、術者は内視鏡21と処置具31をそれぞれ第1のポータルP1と第2のポータルP2から関節腔内C1に挿入する(S2)。
上記においては、2つのポータルを形成してから内視鏡21と処置具31を挿入すると記載したが、第1のポータルP1を形成し内視鏡21を挿入してから、第2のポータルP2を形成し処置具31を挿入してもよい。
処置具31を処置対象に当接させた後、切削処置を行う(S4)。
「術者」は、医師一人の場合で説明したが、医師と助手で適宜分担してもよい。
次に、図3を参照して切削処置(S4)の詳細なフローを説明する。
第2の制御装置32は、本体311に取り付けられた超音波プローブに基づいて設定を読み込む(S41)。設定を読み込むタイミングは、切削処置の初めであってもよいし、第2の制御装置32の主電源が入り本体311に超音波プローブが取り付けられた後すぐであってもよい。また、当該設定は、術者や助手によって、予め入力されていたものでもよい。
次に、具体的に濁りに関する情報に基づいて濁り検知するいくつかの方法について、以下に説明する。ここで、濁りに関する情報とは、内視鏡装置2で生成される撮像データから得られる値や、灌流液の物性値、処置具装置3から取得されたインピーダンス等である。
濁り検知の第1実施形態は、内視鏡装置2で生成される撮像データから濁りに関する情報を取得し、濁りを検知する実施形態である。実施形態は、内視鏡装置2で生成される撮像データを記憶するストレージ(不図示)を備える第1の制御装置22によって実装される。当該ストレージは外部装置でもよい。また、濁り検知の第1実施形態において、検知部は第1の制御装置22に設けられる。
第1の制御装置22は、内視鏡装置2からの第1撮像データを読み込み、第1の制御装置22に設けられるストレージに記憶する(S431)。その後、第1の制御装置22は、第1撮像データのコントラストc0(第1の値)を公知の技術を用いて算出する(S432)。次に、第1の制御装置22に設けられる検知部は、内視鏡装置2から出力された第2撮像データを読み込み(S433)、第2撮像データのコントラストc1(第2の値)を公知の技術を用いて算出する(S434)。次に、第1の制御装置22に設けられる検知部は、c0とc1の大小を比較する(S435)。c1の方が小さい場合は、濁りを検知したと判断して、濁り検知=1とする(S436:図5B参照)。c1とc0が等しい、または、c1の方が大きい場合は、濁りを検知していないとして濁り検知=0とする(S437:図5B参照)。検出結果を出したら、濁り検知のフローは終了する。
第1の制御装置22に設けられる検知部は、あらかじめ設定された閾値を読み込む(S430)。その後、第1の制御装置22に設けられる検知部は、前述のとおりS431からS434まで行う。その後、第1の制御装置22に設けられる検知部は、c0とc1の差分をとって変化量を算出し、算出された変化量に基づいて、濁りが生じているか否かを判定する(S438:図5C参照)。
ここで、閾値とは、あらかじめ数値を設定してもよいし、濁りが発生している画像と濁りが発生していない画像を集めて機械学習を行い算出した閾値を用いてもよい。
次に、濁り検知の第1実施形態の第1変形例を示す。濁り検知の第1実施形態の第1変形例は、第1の制御装置22に設けられる検知部が、第1撮像データと第2撮像データのエッジを比較し、エッジの変化量に基づいて濁りを検知する方法である。
ここで、第1撮像データは第2撮像データより数秒前、または数フレーム前に撮像されている撮像データである。
e1がe0より小さければ、関節腔C1内に濁りが発生したとして、S436と同様に濁りを検知する(図6B参照)。逆にe1がe0と等しい、または、e0より大きければ、関節腔C1内の濁りは発生していない、または、減っているとして、S437と同様に濁りを検知しない(図6B参照)。
ここで、閾値とは、あらかじめ数値を設定してもよいし、濁りが発生している画像と濁りが発生していない画像を集めて機械学習を行い算出した閾値を用いてもよい。
次に、濁り検知の第1実施形態の第2変形例を示す。濁り検知の第1実施形態の第2変形例は、第1撮像データと第2撮像データの輝度を比較し、輝度の変化量に基づいて濁りを検知する方法である。
ここで、第1撮像データは第2撮像データより数秒前、または数フレーム前に撮像されている撮像データである。
r1がr0より大きければ関節腔C1内に濁りが発生したとして、S436と同様に濁りを検知する。逆にr1がr0と等しい、または、r0より小さければ、関節腔C1内の濁りは発生していない、または、減っているとして、S437と同様に濁りを検知しない(図7B参照)。
ここで、閾値とは、あらかじめ数値を設定してもよいし、濁りが発生している画像と濁りが発生していない画像を集めて機械学習を行い算出した閾値を用いてもよい。
次に、濁り検知の第1実施形態の第3変形例を示す。濁り検知の第1実施形態の第3変形例は、第1撮像データと第2撮像データの画素を比較し、画素の変化量を算出し、画素の変化量と閾値を比較して濁りを検知する方法である。
ここで、第1撮像データは第2撮像データより数秒前、または数フレーム前に撮像されている撮像データである。
第2実施形態は、灌流液の物性値から濁りを検知する手段である。
まず、第1制御装置22に設けられる検知部は、あらかじめ設定されている第1pHw0を読み込む(S4310)。次に、第1制御装置22に設けられる検知部は、排液ボトル64または内視鏡21の挿入部211に設けられるpHセンサーから検出される第2pHw1を受信する(S4311)。その後、第1制御装置22に設けられる検知部に記憶されている第1pHw0と排液ボトル64または内視鏡21の挿入部211に設けられるpHセンサーから取得したpHw1を比較する(S4312)。w1がw0より大きければ(「No」)、関節腔C1内に濁りが発生したとして濁りを検知する(S4313:図9C参照)。逆にw1がw0と等しい、または、w0より小さい(「Yes」)であれば、関節腔C1内の濁りは発生していない、または、減っているとして、濁りを検出しない(S4314)。
第1制御装置22に設けられる検知部は、あらかじめ設定された閾値を読み込む(S439)。その後、前述のとおり第1制御装置22に設けられる検知部は、S4310からS4311まで行う。その後、第1制御装置22に設けられる検知部は、w0とw1の差分をとって変化量を算出し、算出された変化量に基づいて、濁りが生じているか否かを判定する(S4315:図9D参照)。
ここで、閾値とは、あらかじめ数値を設定してもよいし、濁り発生時の灌流液のpHと通常時の灌流液のpHを集めて機械学習を行い算出した閾値を用いてもよい。
濁り検知の第3実施形態は、処置具31から取得されるインピーダンスに基づいて濁りを検知する方法である。当該方法は、ストレージ(不図示)を備える第2の制御装置32によって実装され、検知部は第2の制御装置32に設けられる。当該ストレージは外部装置でもよい。
第2の制御装置32に設けられる検知部は、S4310のw0に替えてあらかじめ設定される第1インピーダンスi0を読み込む。その後、S4311のw1に替えて任意のタイミングで算出される第2インピーダンスi1を算出する。S4312における濁り検知(w0≧w1)に替えて、読み込まれた第1インピーダンスi0と算出された第2インピーダンスi1を用いて濁り検知の条件を説明する。
i1がi0より大きければ(「No」)、関節腔C1内に濁りが発生したとして、S4313と同様に、濁りを検知する(「濁り検知」=1:図10A参照)。逆にi1がi0と等しい、または、i0より小さければ(「Yes」)、関節腔C1内の濁りは発生していない、または、減っているとして、S4314と同様に、濁りを検知しない(「濁り検知」=0)。
ここで、閾値とは、あらかじめ数値を設定してもよいし、濁り発生時のインピーダンスと通常時のインピーダンスを集めて機械学習を行い算出した閾値を用いてもよい。
上記記載した濁り検知の方法は、組み合わせて使用してもよい。
2つの濁り検知を組み合わせて使う場合は、両方の検知方法でも濁りを検知した時に濁り検知=1としてもよい。この場合は、どちらかが誤作動で濁りを検知してしまっても、両方が濁りを検知しないと濁り検知=1とならないので、慎重に濁り検知を行うことができる。
また、どちらか一方の検知方法が濁りを検出した時に濁り検知=1としてもよい。この場合は、小さい変化でも濁りを検知することができる。
次に、図3に示す濁り対応制御S44の具体例を示す。以下に記載する濁り対応制御の実施形態は上記の濁り検知と組み合わせることができる。
ここで、制御部は、第1の制御装置22または第2の制御装置32の少なくとも1つに設けられ、検知部での検知結果を無線または有線を介して送受信を行えるように構成されている。制御部は、取得した検知結果を基に、濁り対応制御を行う。このように、検知部での検知結果を制御部に伝えることができる構成としたことによって、検知部の配置に関わらず、制御部が濁り対応制御を行うことを可能にした。
初めに、濁り対応制御の第1実施形態を示す。濁り対応制御の第1実施形態は、第1の制御装置22または第2の制御装置32の少なくとも1つに設けられる検知部から濁り検知結果=1を受信すると、表示装置23に出力される内視鏡視野の映像に処置具31や生体組織のエッジが強調された画像が重畳される(図11参照)濁り対応制御である。
本実施形態において、制御部は第1の制御装置22に設けられる。
一方、本実施形態における通常制御は、エッジが強調された画像が重畳されていない内視鏡視野の映像を表示装置23に出力する制御を行う。
第1の制御装置22または第2の制御装置32の少なくとも1つに設けられる検知部から第1の制御装置22に設けられる制御部に対して濁りを検知する信号が送られると、第1の制御装置22に設けられる制御部が撮像データを取得し、公知の方法でエッジを抽出する。その後、第1の制御装置22に設けられる制御部がエッジを抽出して生成したエッジ強調画像データと撮像データから生成した通常の画像データを重畳し、表示装置23で表示を行う。
次に、濁り対応制御の第2実施形態を示す。濁り対応制御の第2実施形態は、第1の制御装置22または第2の制御装置32の少なくとも1つに設けられる検知部から濁り検知結果=1を制御部が受信すると、処置具31の駆動電力を低くして第2の駆動電力とする濁り対応制御である。
本実施形態において、制御部は第2の制御装置32に設けられる。
一方、本実施形態における通常制御は、第2の駆動電力より大きい駆動電力である第1の駆動電力で処置具31を駆動させる制御である。
第1の制御装置22または第2の制御装置32の少なくとも1つに設けられる検知部から第2の制御装置32に設けられる制御部に対して濁りを検知する信号が送られると、第2の制御装置32に設けられた制御部が処置具31に供給する駆動電力を調整する。その結果、処置具31は第1の駆動電力より低い第2の駆動電力で超音波振動を行う。
これにより、処置具31の超音波振動を止めることなく、術者は手技を中断せず継続して行うことができる。
次に、濁り対応制御の第2実施形態の第1変形例を示す。濁り対応制御の第2実施形態の第1変形例は、濁りを検知すると第1の駆動電力より大きい第3の駆動電力で処置具31を駆動させる濁り対応制御である。
また、本実施形態の本変形例における通常制御は、第3の駆動電力より小さい駆動電力である第1の駆動電力で処置具31を駆動させる制御である。
第1の制御装置22または第2の制御装置32の少なくとも1つに設けられる検知部から第2の制御装置32に設けられる制御部に対して濁りを検知する信号が送られると、第2の制御装置32に設けられる制御部が処置具31に供給する駆動電力を調整する。その結果、処置具31は第1の駆動電力より大きい第3の駆動電力で超音波振動を行う。
次に、濁り対応制御の第2実施形態の第2変形例を示す。濁り対応制御の第2実施形態の第2変形例は、濁りを検知すると処置具31の駆動が停止と発信を繰り返す濁り対応制御である。
また、本実施形態の本変形例における通常制御は、断続的に処置具31を駆動させる制御である。
第1の制御装置22または第2の制御装置32の少なくとも1つに設けられる検知部から第2の制御装置32に設けられる制御部に対して濁りを検知する信号が送られると、第2の制御装置32に設けられる制御部が処置具31に供給する駆動電力を停止したり供給したりを繰り返す制御を行う。
次に、濁り対応制御の第3実施形態を示す。濁り対応制御の第3実施形態は、濁りを検知すると灌流装置6の送水量が増加する(送水速度を強める)対応制御である。
手術システム1との相違点のみを説明する。灌流装置6に送水ポンプ63が設けられる。
本実施形態において、制御部は送水ポンプ63または第1の制御装置22に設けられる。
制御部が第1の制御装置22に設けられる場合は、第1の制御装置22と送水ポンプ63が無線または有線で信号が送受信できるように構成されている。
送水ポンプ63または第1の制御装置22に設けられる制御部は、取得した検知結果をもとに、液体源61から内視鏡21に向けて流れる灌流液の送水量を増加させて第2の送水量とする信号を生成し、送水ポンプ63に対して制御を行う。
一方、本実施形態における通常制御は、第2の送水量より小さい第1の送水量で送水を行う制御である。
次に、濁り対応制御の第3実施形態の第1変形例を示す。濁り対応制御の第3実施形態の第1変形例は、濁りを検知すると灌流装置6の灌流液の吸引量が増加する対応制御である。
本実施形態の本変形例において、制御部は吸引ポンプ66または第1の制御装置22に設けられる。
制御部が第1の制御装置22に設けられる場合は、第1の制御装置22と吸引ポンプ66が無線または有線で信号が送受信できるように構成されている。
吸引ポンプ66または第1の制御装置22に設けられる制御部は、取得した検知結果をもとに、関節腔C1内の灌流液を排液ボトル64に排出するための吸引量を増加させて第2の吸引量とする信号を生成し、吸引ポンプ66に対して制御を行う。
一方、本実施形態の本変形例における通常制御は、第2の吸引量より小さい第1の吸引量で吸引を行う制御である。
次に、濁り対応制御の第3実施形態の第2変形例を示す。濁り対応制御の第3実施形態の第2変形例は、濁りを検知すると灌流装置6の灌流液の吸引量と送水量が増加する対応制御である。
本実施形態において、制御部は送水ポンプ63と吸引ポンプ66の両方、または、第1の制御装置22に設けられる。
制御部が第1の制御装置22に設けられる場合は、第1の制御装置22と送水ポンプ63と吸引ポンプ66が無線または有線で信号が送受信できるように構成されている。
送水ポンプ63と吸引ポンプ66の両方または第1の制御装置22に設けられる制御部は、取得した検知結果をもとに、液体源61から内視鏡21に向けて流れる灌流液の送水量を増加させて第2の送水量とする信号を生成し、送水ポンプ63に対して制御を行い、また、関節腔C1内の灌流液を排液ボトル64に排出するための吸引量を増加させて第2の吸引量とする信号を生成し、吸引ポンプ66に対して制御を行う。
また、本実施形態の本変形例における通常制御は、第2の送水量より小さい第1の送水量で送水を行う制御かつ、第2の吸引量より小さい第1の吸引量で吸引を行う制御である。
上記記載した濁り対応制御は、濁り対応制御同士を組み合わせて使うこともできる。これにより、より術者が中断しにくい状況を作ることができる。
2 内視鏡装置
3 処置具装置
6 灌流装置
21 内視鏡
22 第1の制御装置
23 表示装置
31 処置具
32 第2の制御装置
33 フットスイッチ
61 液体源
62 送液チューブ
63 送水ポンプ
64 排液ボトル
65 排液チューブ
66 吸引ポンプ
211 挿入部
311 本体
311a 超音波振動子
313 シース
C1 関節腔
J1 膝関節
P1 第1のポータル
P2 第2のポータル
Claims (26)
- 手術システムであって、
液中で生体組織を処置する処置具装置と、
前記処置具装置によって発生した前記液中の濁りに関する情報を検知する検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記手術システムの制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記処置具装置の駆動電力を下げる、
手術システム。 - 手術システムであって、
液中で生体組織を処置する処置具装置と、
前記処置具装置によって発生した前記液中の濁りに関する情報を検知する検知部と、
前記検知部の検知結果に基づいて、前記手術システムの制御を行う制御部と、
を有し、
前記制御部は、前記処置具装置の駆動電力を上げる、
手術システム。 - 前記濁りに関する情報とは、濁り発生と相関して増減する値である、
請求項1または2に記載の手術システム。 - 前記濁りに関する情報とは、生体組織に起因する情報である、
請求項1または2に記載の手術システム。 - 処置対象を撮像する内視鏡装置と、前記内視鏡装置から得られる撮像データを画像データに変換する第1の制御装置とを有する内視鏡装置と、
を備え、
前記第1の制御装置は、前記検知部を備え、前記内視鏡装置による撮像データから前記濁りに関する情報を検知する、
請求項1または2に記載の手術システム。 - 前記内視鏡装置の撮像データを記憶するストレージをさらに備え、
前記検知部は、
前記内視鏡装置から第1撮像データを取得し、
前記ストレージから第2撮像データを取得し、
前記第1撮像データと前記第2撮像データの同一座標の画素の値の変化量を算出し、
前記変化量に応じて前記濁りを検知する、
請求項5に記載の手術システム。 - 前記内視鏡装置の撮像データを記憶するストレージをさらに備え、
前記検知部は、
前記内視鏡装置から第1撮像データを取得し、
前記ストレージから第2撮像データを取得し、
前記第1撮像データと前記第2撮像データのコントラストの変化量を算出し、
前記変化量によって前記濁りを検知する、
請求項5に記載の手術システム。 - 前記内視鏡装置の撮像データを記憶するストレージをさらに備え、
前記検知部は、
前記内視鏡装置から第1撮像データを取得し、
前記ストレージから第2撮像データを取得し、
前記第1撮像データと前記第2撮像データのエッジの変化量を算出し、
前記変化量によって前記濁りを検知する、
請求項5に記載の手術システム。 - 前記内視鏡装置の撮像データを記憶するストレージをさらに備え、
前記検知部は、
前記内視鏡装置から第1撮像データを取得し、
前記ストレージから第2撮像データを取得し、
前記第1撮像データと前記第2撮像データの輝度の変化量を算出し、
前記変化量によって前記濁りを検知する、
請求項5に記載の手術システム。 - 前記検知部は、前記濁りに関する情報を前記液から検知する、
請求項1または2に記載の手術システム。 - 前記検知部は、前記液のpHを検知するセンサーを有し、
前記センサーから取得した前記pHの値に基づいて前記濁りを検出する、
請求項10に記載の手術システム。 - 前記検知部は、所定値よりも前記センサーで検出した前記pHが大きい場合、前記濁りを検知する、
請求項11に記載の手術システム。 - 前記検知部は、前記処置具装置のインピーダンスを算出し、
算出された前記インピーダンスから前記液の粘性を予測し、濁りを検知する、
請求項10に記載の手術システム。 - 前記制御部は、前記撮像データのエッジを強調する制御を行う、
請求項5に記載の手術システム。 - 前記液を送水する灌流液装置を有し、
前記制御部は、前記液の送水速度を強める信号を前記灌流液装置に送る、
請求項1または2に記載の手術システム。 - 前記液を吸引する灌流液装置と、を有し、
前記制御部は、前記液の吸引量を増加させる信号を前記灌流液装置に送る、
請求項1または2に記載の手術システム。 - 前記液を送水吸引する灌流液装置と、を有し、
前記制御部は、前記液の送水量を増加させる信号を前記灌流液装置に送り、
前記制御部は、前記液の吸引量を増加させる信号を前記灌流液装置に送る、
請求項1または2に記載の手術システム。 - 前記処置具装置は、超音波処置具である、
請求項1または2に記載の手術システム。 - 前記濁りに関する情報は、超音波によって骨を切削した際に発生した濁りに関するものである、
請求項3に記載の手術システム。 - 前記生体組織に起因する情報は、超音波によって骨を切削した際に発生した骨粉に起因するものである、
請求項4に記載の手術システム。 - 前記濁りに関する情報は、濁りの色に関し、白色である、
請求項5に記載の手術システム。 - 前記濁りに関する情報は、前記液の物性値に関するものである、
請求項10に記載の手術システム。 - 液中で生体組織を処置する手術システムの制御ユニットであって、
内視鏡装置の画像を表示可能な表示装置と、
少なくとも1以上の制御装置と、
を備え、
前記少なくとも1以上の制御装置のうちの一つの制御装置は、
前記内視鏡装置または処置具装置から情報を受信し、
前記情報に基づいて、前記液による濁りが発生しているか否かを検知し、
前記検知の結果に基づいて前記処置具装置の駆動電力を下げることによって、前記手術システムの制御を行う、
制御ユニット。 - 液中で生体組織を処置する手術システムの制御ユニットであって、
内視鏡装置の画像を表示可能な表示装置と、
少なくとも1以上の制御装置と、
を備え、
前記少なくとも1以上の制御装置のうちの一つの制御装置は、
前記内視鏡装置または処置具装置から情報を受信し、
前記情報に基づいて、前記液による濁りが発生しているか否かを検知し、
前記検知の結果に基づいて前記処置具装置の駆動電力を上げることによって、前記手術システムの制御を行う、
制御ユニット。 - 液中で生体組織を処置する処置具装置と、前記処置具装置によって発生した前記液中の濁りに関する情報を検知する検知部と、前記検知部の検知結果に基づいて制御を行う制御部と、を備える手術システムの作動方法であって、
前記制御部が、前記検知部の検知結果に基づいて前記処置具装置の駆動電力を下げることによって、前記手術システムの制御を行う、
手術システムの作動方法。 - 液中で生体組織を処置する処置具装置と、前記処置具装置によって発生した前記液中の濁りに関する情報を検知する検知部と、前記検知部の検知結果に基づいて制御を行う制御部と、を備える手術システムの作動方法であって、
前記制御部が、前記検知部の検知結果に基づいて前記処置具装置の駆動電力を上げることによって、前記手術システムの制御を行う、
手術システムの作動方法。
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