JP7312654B2 - セメント用強度向上剤、セメント用添加剤、セメント組成物、セメント強度向上方法 - Google Patents
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Description
一般式(1)で表される環状イミノエーテル基を有する環状イミノエーテル基含有化合物(A)を含む。
一般式(1)で表される環状イミノエーテル基を有する環状イミノエーテル基含有化合物(A)と、アルカノールアミン化合物(B)および化合物(C)からなる群から選ばれる少なくとも1種とを含み、
該化合物(C)が、オキシカルボン酸もしくはその塩、ケト酸もしくはその塩、糖、糖アルコールからなる群から選ばれる少なくとも1種である。
本発明の実施形態によるセメント用強度向上剤は、一般式(1)で表される環状イミノエーテル基を有する環状イミノエーテル基含有化合物(A)を含む。
本発明の実施形態によるセメント用添加剤は、一般式(1)で表される環状イミノエーテル基を有する環状イミノエーテル基含有化合物(A)と、アルカノールアミン化合物(B)および化合物(C)からなる群から選ばれる少なくとも1種とを含む。
(i)環状イミノエーテル基含有化合物(A)を含み、アルカノールアミン化合物(B)と化合物(C)のいずれも含まないセメント用添加剤を用いて測定される長期強度をaとし、
(ii)環状イミノエーテル基含有化合物(A)を含まず、アルカノールアミン化合物(B)および化合物(C)からなる群から選ばれる少なくとも1種を含むセメント用添加剤を用いて測定される長期強度をbとし、
(iii)環状イミノエーテル基含有化合物(A)と、アルカノールアミン化合物(B)および化合物(C)からなる群から選ばれる少なくとも1種とを含むセメント用添加剤を用いて測定される長期強度をcとし、
(iv)環状イミノエーテル基含有化合物(A)を含まず、アルカノールアミン化合物(B)も化合物(C)も含まないセメント用添加剤を用いて測定される長期強度をdとすると、
c-d>(a-d)+(b-d)
の関係となる効果を発現し得る。
本発明の実施形態によるセメント用添加剤中の環状イミノエーテル基含有化合物(A)については、≪セメント用強度向上剤≫の項目における説明を援用し得る。
アルカノールアミン化合物(B)としては、本発明の効果を損なわない範囲で、任意の適切なアルカノールアミン化合物を採用し得る。このようなアルカノールアミン化合物としては、例えば、低分子型のアルカノールアミン化合物、高分子型のアルカノールアミン化合物などが挙げられる。
化合物(C)は、オキシカルボン酸もしくはその塩、ケト酸もしくはその塩、糖、糖アルコールから選ばれる少なくとも1種である。
本発明の実施形態によるセメント組成物は、本発明の実施形態によるセメント用添加剤を含む。
本発明の実施形態によるセメント強度向上方法は、一般式(1)で表される環状イミノエーテル基を有する環状イミノエーテル基含有化合物(A)を用いる。
(i)環状イミノエーテル基含有化合物(A)を添加し、アルカノールアミン化合物(B)と化合物(C)のいずれも添加しない場合に測定される長期強度をaとし、
(ii)環状イミノエーテル基含有化合物(A)を添加せず、アルカノールアミン化合物(B)および化合物(C)からなる群から選ばれる少なくとも1種を添加した場合に測定される長期強度をbとし、
(iii)環状イミノエーテル基含有化合物(A)と、アルカノールアミン化合物(B)および化合物(C)からなる群から選ばれる少なくとも1種とを添加した場合に測定される長期強度をcとすると、
(iv)環状イミノエーテル基含有化合物(A)を添加せず、アルカノールアミン化合物(B)も化合物(C)も添加しない場合に測定される長期強度をdとすると、
c-d>(a-d)+(b-d)
の関係となる効果を発現し得る。
ポリマー粒子の平均粒子径は、動的光散乱法による粒度分布測定器(大塚電子株式会社FPAR-1000)を用いて測定した。
固形分含量は、以下のようにして測定した。
1.アルミ皿を精秤する。
2.1で精秤したアルミ皿に固形分測定物を精秤する。
3.窒素雰囲気下130℃に調温した乾燥機に2で精秤した固形分測定物を1.5時間入れる。
4.1時間後、乾燥機から取り出し、室温のデシケーター内で15分間放冷する。
5.15分後、デシケーターから取り出し、アルミ皿+測定物を精秤する。
6.5で得られた質量から1で得られたアルミ皿の質量を差し引き、2で得られた固形分測定物の質量で除することで固形分を測定する。
・使用カラム:東ソー株式会社製、TSKguardcolumnα+TSKgelα-5000+TSKgelα-4000+TSKgelα-3000を各1本ずつ連結して使用した。
・溶離液:リン酸二水素ナトリウム・2H2O:62.4g、リン酸水素二ナトリウム・12H2O:143.3gを、イオン交換水:7794.3gに溶解させた溶液に、アセトニトリル:2000gを混合した溶液を用いた。
・検出器:Viscotek社製のトリプル検出器「Model302光散乱検出器」、直角光散乱として90°散乱角度、低角度光散乱として7°散乱角度、セル容量として18μL、波長として670nm。
・標準試料:東ソー株式会社製、ポリエチレングリコールSE-8(Mw=l07000)を用い、そのdn/dCを0.135ml/g、溶離液の屈折率を1.333として装置定数を決定した。
・打ち込み量
標準試料:ポリマー濃度が0.2vol%になるように上記溶離液で溶解させた溶液を100μL注入した。
サンプル:ポリマー濃度が1.0vol%になるように上記溶離液で溶解させた溶液を100μL注入した。
・流速:0.8ml/min
・カラム温度:40℃
セメントとして普通ポルトランドセメント(太平洋セメント社製)、細骨材として大井川水系産陸砂、粗骨材として青海産砕石、混練水として水道水を用い、セメント:382kg/m3、水:172kg/m3、細骨材:796kg/m3、粗骨材:930kg/m3、細骨材率(細骨材/細粗骨材+粗骨材)(容積比):47%、水/セメント比(質量比)=0.45の配合にてコンクリート組成物を調製した。なお、コンクリート組成物の温度が20℃の試験温度になるように、試験に使用する材料、強制練りミキサー、測定器具類を上記の試験温度雰囲気下で調温し、混練および各測定は上記の試験温度雰囲気下で行った。また、コンクリート組成物中の気泡がコンクリート組成物の流動性に及ぼす影響を避けるために、必要に応じてオキシアルキレン系消泡剤を用い、空気量が1.0±0.5%となるように調整した。
上記条件下に強制練りミキサーを用いて混練時間90秒間でコンクリートを製造し、スランプ値、フロー値及び空気量を測定した。なお、スランプ値、フロー値、および空気量の測定は、日本工業規格(JIS-A-1101、1128)に準拠して行った。また、セメント混和剤の添加量は、フロー値が37.5~42.5cmになる添加量とした。このように、フロー値を一定の範囲に収まるように揃えることにより、セメントの分散状態を一定の範囲に揃えることができる。特に、後述の28日圧縮強度の測定にあたっては、セメントの分散状態を一定の範囲に揃えないと、セメント用強度向上剤やセメント用添加剤の強度向上効果を比較することができない。すなわち、後述の表2、表3においては、セメント混和剤の添加量が少し変動しているが、これは上述のように、後述の28日圧縮強度の測定を正確に行うためにフロー値を一定の範囲に収まるように揃えるために、セメント混和剤の添加量を調整しているからである。
混練後、フロー値と空気量を測定し、圧縮強度試験用試料を作成し、以下の条件にて、28日後の圧縮強度を測定した。
供試体作成:100mm×200mm
供試体養生(28日):温度約20℃、湿度60%、恒温恒湿空気養生を24時間行った後、27日間水中で養生
供試体研磨:供試体面研磨(供試体研磨仕上げ機使用)
圧縮強度測定:自動圧縮強度測定器(前川製作所)
ジムロート冷却管、テフロン(登録商標)製の撹拌翼と撹拌シール付の撹拌器、窒素導入管、温度センサーを備えたガラス製反応容器にイオン交換水80.0部を仕込み、250rpmで撹拌下、窒素を200mL/分で導入しながら70℃まで加温した。次に、メトキシポリエチレングリコールモノメタクリル酸エステル(エチレンオキシドの平均付加モル数9個)133.4部、メタクリル酸26.6部、メルカプトプロピオン酸1.53部およびイオン交換水106.7部の混合溶液を4時間かけて滴下し、それと同時に過硫酸アンモニウム1.19部とイオン交換水50.6部の混合溶液を5時間かけて滴下した。滴下完了後1時間、70℃に保って重合反応を完結させた。そして、水酸化ナトリウム水溶液で中和して、重量平均分子量100000の重合体(1)の水溶液を得た。
ジムロート冷却管、テフロン(登録商標)製の撹拌翼と撹拌シール付の撹拌器、窒素導入管、温度センサーを備えたガラス製反応容器に、3-メチル-3-ブテン-1-オール(イソプレノール)の水酸基にエチレンオキシドを付加(エチレンオキシドの平均付加モル数50)させたもの(以下、IPN-50と称す)(80%水溶液)198.2部、アクリル酸0.32部、過酸化水素水(2%水溶液)12.47部、イオン交換水44.75部を仕込み、250rpmで撹拌下、窒素を200mL/分で導入しながら58℃まで加温した。次に、アクリル酸27.12部、イオン交換水108.5部からなる混合溶液を3時間かけ滴下し、それと同時にL-アスコルビン酸0.74部、3-メルカプトプロピオン酸1.61部、イオン交換水86.31部からなる混合溶液を3時間30分かけて滴下した。滴下完了後1時間、58℃に保って重合反応を完結させた。そして、水酸化ナトリウム水溶液で中和して、重量平均分子量140000の重合体(2)の水溶液を得た。
特表2008-517080号公報記載の方法に準じて縮合反応を行い、ポリエチレングリコール(エチレンオキシドの平均付加モル数:20モル)モノフェニルエーテルとフェノキシエタノールホスフェートのホルムアルデヒドによる縮合によって、ポリエチレングリコール(エチレンオキシドの平均付加モル数:20モル)モノフェニルエーテルとフェノキシエタノールホスフェートの比率が30/70(モル%)、質量平均分子量(Mw)が25000の縮合体を含有するリン酸系分散剤である重合体(3)の水溶液を得た。
特表2004-519406号公報記載の方法に準じて共重合反応を行い、メタリルアルコールにエチレンオキシドを平均50モル付加した不飽和ポリアルキレングリコールエーテルとアクリル酸ナトリウムの共重合組成比が85/15(質量%)、19/81(モル%)、重量平均分子量(Mw)が32000の重合体(4)の水溶液を得た。
マイティ150(花王社製)を分散剤(5)とした。
マスターポゾリスNo.8(BASFジャパン社製)を分散剤(6)とした。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)として、水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)を採用し、これをセメント用強度向上剤(1)とした。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)として、水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)を採用し、これをセメント用強度向上剤(2)とした。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、TIPA(トリイソプロパノールアミン、富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(1)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A))としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、TIPA(トリイソプロパノールアミン、富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(2)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、TIPA(トリイソプロパノールアミン、富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(3)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、EDIPA(ヒドロキシエチルジイソプロパノールアミン、アルドリッチ社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(4)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、EDIPA(ヒドロキシエチルジイソプロパノールアミン、アルドリッチ社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(5)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、EDIPA(ヒドロキシエチルジイソプロパノールアミン、アルドリッチ社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(6)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、TIPA(トリイソプロパノールアミン、富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(7)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、TIPA(トリイソプロパノールアミン、富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(8)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、TIPA(トリイソプロパノールアミン、富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(9)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、EDIPA(ヒドロキシエチルジイソプロパノールアミン、アルドリッチ社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(10)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、EDIPA(ヒドロキシエチルジイソプロパノールアミン、アルドリッチ社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(11)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、EDIPA(ヒドロキシエチルジイソプロパノールアミン、アルドリッチ社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(12)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、グルコン酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(13)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、グルコン酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(14)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、グルコン酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(15)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、ソルビトール(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(16)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、ソルビトール(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(17)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-300、不揮発分(固形分)=10質量%)と、ソルビトール(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(18)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、グルコン酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(19)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、グルコン酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(20)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、グルコン酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(21)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、ソルビトール(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(22)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、ソルビトール(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(23)を調製した。
環状イミノエーテル基含有化合物(A)としての水溶性オキサゾリン基含有化合物((株)日本触媒製、商品名:エポクロスWS-700、不揮発分(固形分)=25質量%)と、ソルビトール(富士フイルム和光純薬工業社製)とを、表1の条件で配合して、セメント用添加剤(24)を調製した。
表1のように、TIPA(トリイソプロパノールアミン、富士フイルム和光純薬工業社製)をセメント用添加剤(C1)とした。
表1のように、EDIPA(ヒドロキシエチルジイソプロパノールアミン、アルドリッチ社製)をセメント用添加剤(C2)とした。
表1のように、グルコン酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬工業社製)をセメント用添加剤(C3)とした。
表3のように、ソルビトール(富士フイルム和光純薬工業社製)をセメント用添加剤(C4)とした。
表2に示す条件にて、セメント混和剤と、セメント用強度向上剤またはセメント用添加剤を用いて、28日後の圧縮強度を測定した。結果を表2に示した。
表2に示す条件にて、セメント混和剤を用いて、28日後の圧縮強度を測定した。結果を表2、表3に示した。
表3に示す条件にて、セメント混和剤とセメント用添加剤を用いて、28日後の圧縮強度を測定した。比較例5の結果とともに、結果を表3に示した。
Claims (4)
- 前記環状イミノエーテル基がオキサゾリン基である、請求項1に記載のセメント用添加剤。
- 前記アルカノールアミン化合物(B)が、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、メチルエタノールアミン、メチルイソプロパノールアミン、メチルジエタノールアミン、メチルジイソプロパノールアミン、ジエタノールイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールエタノールアミン、テトラヒドロキシエチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’-テトラキス(2-ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、およびトリス(2-ヒドロキシブチル)アミンからなる群から選ばれる少なくとも1種である、請求項1または2に記載のセメント用添加剤。
- 請求項1から3までのいずれか1項に記載のセメント用添加剤を含む、セメント組成物。
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