JP7310342B2 - フィルム、該フィルムから構成される包装袋、該フィルムを備える積層体及び該積層体から構成される包装袋 - Google Patents
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Description
このような問題を解決すべく、基材と、シーラント層との間に白色顔料を含むインキにより背景層を形成し、内容物を隠蔽することが行われている。
しかしながら、背景層を形成した場合、基材とヒートシールとのラミネート強度が低下してしまったり、包装袋の手切れ性を低下させてしまったりという新たな問題が生じていた。
そして、基材と同様に、シーラント層をポリオレフィンから構成することにより、積層体のリサイクル性を顕著に高めることができるとの知見を得た。
また、本発明によれば、該フィルムにより構成される包装袋、該フィルムを備える積層体、及びこの積層体により構成される包装袋を提供することができる。
本発明のフィルムは、ポリエチレンまたはポリプロピレンから構成され、バイオマス由来のポリエチレンまたはバイオマス由来のポリプロピレンと、白色顔料とを含み、延伸処理および電子線照射処理の少なくとも一方が施されていることを特徴とする。
該延伸処理および電子線照射処理の少なくとも一方の処理を施すことにより、その耐熱性および強度を著しく向上させることができ、包装袋などを構成する材料として好適
に使用することができる。
また、本発明のフィルムが、バイオマス由来のポリエチレンまたはバイオマス由来のポリプロピレンを含むことにより、このフィルムを用いて作製される包装袋の環境負荷を低減することができる。
原料であるモノマーとしてバイオマス由来のエチレンを用いているため、重合されてなるポリエチレンはバイオマス由来となる。なお、ポリエチレンの原料モノマーは、バイオマス由来のエチレンを100質量%含むものでなくてもよい。
「バイオマス度」とは、放射性炭素(C14)測定によるバイオマス由来の炭素の含有量を測定した値である。
大気中の二酸化炭素には、C14が一定割合(105.5pMC)で含まれているため、大気中の二酸化炭素を取り入れて成長する植物、例えばトウモロコシ中のC14含有量も105.5pMC程度であることが知られている。また、化石燃料中にはC14が殆ど含まれていないことも知られている。
したがって、ポリエチレン中の全炭素原子中に含まれるC14の割合を測定することにより、バイオマス由来の炭素の割合を算出することができる。本発明においては、ポリエチレン中のC14の含有量をPC14とした場合の、バイオマス由来の炭素の含有量Pbioは、以下のようにして求めることができる。
Pbio(%)=PC14/105.5×100
また、化石燃料由来の原料のみで製造された化石燃料由来のポリエチレン中のバイオマス由来のエチレン濃度は0%であり、化石燃料由来のポリエチレンのバイオマス度は0%となる。
ポリプロピレンホモポリマーとは、プロピレンのみの重合体であり、ポリプロピレンランダムコポリマーとは、プロピレンとプロピレン以外の他のα-オレフィン(例えばエチレン、ブテン-1、4-メチル-1-ペンテンなど)などとのランダム共重合体であり、ポリプロピレンブロックコポリマーとは、プロピレンからなる重合体ブロックと、上記したプロピレン以外の他のα-オレフィンからなる重合体ブロックを有する共重合体である。
これらポリプロプロピレンの中でも、包装袋の剛性や耐熱性を重視する場合には、ホモポリマーを使用し、耐衝撃性などを重視する場合にはランダムコポリマーを使用することができる。
また、バイオマス由来のポリプロピレンのバイオマス度は、10%以上であることが好ましい。
さらに、このような構成のフィルムは、白色顔料を含むインキにより背景層を形成する必要がない。そのため、積層体とした場合の層間のラミネート強度の低下や、フィルムの手切れ性の低下をもたらすことがないため、好ましい。
フィルムにおける白色顔料の含有量を4質量%以上とすることにより、フィルム上に画像を形成した場合における、該画像の視認性をより向上することができる。また、フィルムの遮光性をより向上することができる。また、本発明のフィルムを用いて作製される包装袋に充填される内容物をより隠蔽することができる。
また、フィルムにおける白色顔料の含有量を20質量%以下とすることにより、製膜時に安定した膜厚のフィルムを製膜することができ、印刷やラミネート加工時に透明フィルムと遜色ない加工適性を維持でき、加工後の製品状態での物性を維持でき、フィルム価格の不必要な高騰を抑制することができる。
また、多層構造を有するフィルムにおいて、白色顔料は、少なくとも一層に含有されていればよい。この場合、フィルム上への印画適性という観点から、白色顔料は、中間層に含まれることが好ましい。
このような構成とすることにより、フィルムの強度および耐熱性をより向上することができる。また、フィルムにおけるカールの発生を防止することができる。また、フィルムの延伸適性を向上することもできる。
このとき、高密度ポリエチレン層の厚さは、中密度ポリエチレン層の厚さよりも薄いことが好ましい。
高密度ポリエチレン層の厚さと、中密度ポリエチレン層の厚さとの比は、1/10以上1/1以下であることが好ましく、1/5以上1/2以下であることがより好ましい。
高密度ポリエチレン層の厚さと、中密度ポリエチレン層の厚さとの比を1/10以上とすることにより、フィルムの強度および耐熱性をより向上することができる。また、高密度ポリエチレン層の厚さと、中密度ポリエチレン層の厚さとの比を1/1以下とすることにより、フィルムの延伸適性をより向上することができる。
このような構成とすることにより、フィルムの延伸適性を向上することができる。また、フィルムの強度および耐熱性を向上することができる。また、基材におけるカールの発生を防止することができる。さらに、フィルムの生産効率を向上することができる。
このとき、高密度ポリエチレン層の厚さは、中密度ポリエチレン層の厚さよりも薄いことが好ましい。
高密度ポリエチレン層の厚さと、中密度ポリエチレン層の厚さとの比は、1/10以上1/1以下であることが好ましく、1/5以上1/2以下であることがより好ましい。
高密度ポリエチレン層の厚さと、中密度ポリエチレン層の厚さとの比を1/10以上とすることにより、フィルムの強度および耐熱性を向上することができる。また、高密度ポリエチレン層の厚さと、中密度ポリエチレン層の厚さとの比を1/1以下とすることにより、フィルムの延伸適性を向上することができる。
また、高密度ポリエチレン層の厚さは、低密度ポリエチレン層の厚さと同じまたは低密度ポリエチレンの厚さよりも厚いことが好ましい。
高密度ポリエチレン層の厚さと、低密度ポリエチレン層の厚さとの比は、1/0.25以上1/2以下であることが好ましく、1/0.5以上1/1以下であることがより好ましい。
高密度ポリエチレン層の厚さと、低密度ポリエチレン層の厚さとの比を1/0.25以上とすることにより、フィルムの耐熱性を向上することができる。また、高密度ポリエチレン層の厚さと、低密度ポリエチレン層の厚さとの比を1/1以下とすることにより、中密度ポリエチレン層間の密着性を向上することができる。
各高密度ポリエチレン層の厚さは、1μm以上、20μm以下であることが好ましく、2μm以上、10μm以下であることがより好ましい。高密度ポリエチレン層の厚さを、1μm以上とすることにより、本発明のフィルムの強度および耐熱性をより向上することができる。また、高密度ポリエチレン層の厚さを、20μm以下とすることにより、本発明のフィルムの加工適性をより向上することができる。
中密度ポリエチレン層の厚さは、1μm以上、30μm以下であることが好ましく、5μm以上、20μm以下であることがより好ましい。中密度ポリエチレン層の厚さを、1μm以上とすることにより、フィルムの延伸適性をより向上することができる。また、中密度ポリエチレン層の厚さを、30μm以下とすることにより、本発明のフィルムの加工適性をより向上することができる。
低密度ポリエチレン層の厚さは、1μm以上、10μm以下であることが好ましく、2μm以上、5μm以下であることがより好ましい。低密度ポリエチレン層の厚さを、1μm以上とすることにより、高密度ポリエチレン層と中密度ポリエチレン層との密着性をより向上することができる。また低密度ポリエチレン層の厚さを、5μm以下とすることにより、本発明のフィルムの加工適性をより向上することができる。
一実施形態において、このような構成のフィルムは、例えば、インフレーション法により作製することができる。
具体的には、外側から、高密度ポリエチレンと、中密度ポリエチレン層と、および低密度ポリエチレン層、直鎖状低密度ポリエチレン層または超低密度ポリエチレン層とをチューブ状に共押出し、次いで、対向する低密度ポリエチレン層、直鎖状低密度ポリエチレン層または超低密度ポリエチレン層同士を、これをゴムロールなどにより、圧着することによって作製することができる。
このような方法により作製することにより、製造における欠陥品数を顕著に低減することができ、最終的には、生産効率を向上することができる。
また、インフレーション製膜機において、延伸も合わせて行うことができ、これにより、生産効率をより向上することができる。
このような構成とすることにより、高密度ポリエチレン層と中密度ポリエチレン層との密着性を向上することができる。また、本発明のフィルムの加工適性を向上することができる。
各高密度ポリエチレン層の厚さは、1μm以上、20μm以下であることが好ましく、2μm以上、10μm以下であることがより好ましい。高密度ポリエチレン層の厚さを、1μm以上とすることにより、本発明のフィルムの強度および耐熱性をより向上することができる。また、高密度ポリエチレン層の厚さを、20μm以下とすることにより、本発明のフィルムの加工適性をより向上することができる。
各高密度ポリエチレンおよび中密度ポリエチレンのブレンド樹脂層の厚さは、1μm以上、20μm以下であることが好ましく、2μm以上、10μm以下であることがより好ましい。これにより、高密度ポリエチレン層と中密度ポリエチレン層との密着が向上することができる。また、本発明のフィルムの加工適性を向上することができる。
中密度ポリエチレン層の厚さは、1μm以上、30μm以下であることが好ましく、5μm以上、20μm以下であることがより好ましい。中密度ポリエチレン層の厚さを、1μm以上とすることにより、フィルムの延伸適性をより向上することができる。また、中密度ポリエチレン層の厚さを、30μm以下とすることにより、本発明のフィルムの加工適性をより向上することができる。
低密度ポリエチレン層の厚さは、1μm以上、10μm以下であることが好ましく、2μm以上、5μm以下であることがより好ましい。
低密度ポリエチレン層の厚さを、1μm以上とすることにより、高密度ポリエチレン層と中密度ポリエチレン層との密着性をより向上することができる。また低密度ポリエチレン層の厚さを、5μm以下とすることにより、本発明のフィルムの加工適性をより向上することができる。
一実施形態において、このような構成の延伸ポリエチレンフィルムは、上記したインフレーション法により作製することができる。
このような方法により作製することにより、製造における欠陥品数を顕著に低減することができ、最終的には、生産効率を向上することができる。
また、インフレーション製膜機において、延伸も合わせて行うことができ、これにより、生産効率をより向上することができる。
フィルムの長手方向(MD)の延伸倍率は、2倍以上10倍以下であることが好ましく、3倍以上7倍以下であることが好ましい。
フィルムの長手方向(MD)の延伸倍率を2倍以上とすることにより、フィルムの強度および耐熱性を向上することができる。さらに、フィルムへの印刷適性を向上することができる。また、フィルムの透明性を向上することができる。一方、フィルムの長手方向(MD)の延伸倍率の上限値は、特に制限されるものではないが、フィルムの破断限界の観点からは10倍以下とすることが好ましい。
また、フィルムの横手方向(TD)の延伸倍率は、2倍以上10倍以下であることが好ましく、3倍以上7倍以下であることが好ましい。
フィルムの横手方向(TD)の延伸倍率を2倍以上とすることにより、フィルムの強度および耐熱性を向上することができる。さらに、フィルムへの印刷適性を向上することができる。また、フィルムの透明性を向上することができる。一方、フィルムの横手方向(TD)の延伸倍率の上限値は、特に制限されるものではないが、フィルムの破断限界の観点からは10倍以下とすることが好ましい。
一方の面におけるポリエチレンのみを電子線照射により架橋させることにより、該面の強度および耐熱性を向上でき、また、他方の面のヒートシール性は維持されているため、本発明のフィルムのみにより包装袋を作製することができる。
強度および耐熱性という観点からは、全体におけるポリエチレンの架橋密度が電子線照射により向上されていることが好ましい。
また、電子線の加速電圧は、30kV以上300kV以下の範囲が好ましく、50kV以上300kV以下の範囲がより好ましく、50kV以上250kV以下の範囲がさらに好ましい。
また、電子線の照射エネルギーは、20keV以上750keV以下の範囲であることが好ましく、25keV以上500keV以下の範囲であることがより好ましく、30keV以上400keV以下の範囲であることがさらに好ましく、20keV以上200keV以下の範囲であることが特に好ましい。
表面処理の方法は特に限定されず、例えば、コロナ放電処理、オゾン処理、酸素ガスおよび/または窒素ガスなどを用いた低温プラズマ処理、グロー放電処理などの物理的処理、並びに化学薬品を用いた酸化処理などの化学的処理が挙げられる。
また、フィルム表面に従来公知のアンカーコート剤を用いて、アンカーコート層を形成してもよい。
環境負荷の観点から、フィルムへの印刷層形成は、バイオマス由来のインキを用いて行われることが好ましい。
印刷層の形成方法は、特に限定されるものではなく、グラビア印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法などの従来公知の印刷法を挙げることができる。これらの中でも、環境負荷の観点から、フレキソ印刷法が好ましい。
フィルムの厚さを10μm以上とすることにより、その強度および耐熱性をより向上することができる。また、フィルム上に画像を形成した場合における、該画像の視認性をより向上することができる。また、本発明のフィルムを用いて作製される包装袋に充填される内容物をより隠蔽することができる。さらに、フィルムの遮光性をより向上することができる。
また、フィルムの厚さを50μm以下とすることにより、その加工適性を向上することができる。
蒸着膜の厚さを1nm以上とすることにより、フィルムの酸素バリア性および水蒸気バリア性をより向上することができる。また、蒸着膜の厚さを150nm以下とすることにより、蒸着膜におけるクラックの発生を防止することができる。また、後述する積層体としたときのリサイクル性を維持することができる。
フィルムが、蒸着膜を備える場合、該バリアコート層は、上記蒸着膜上に設けられていても、蒸着膜下に設けられていてもよい。
また、上記蒸着膜が、無機酸化物から構成される場合、バリアコート層にポリビニルアルコールを含有させることにより、蒸着膜におけるクラックの発生を効果的に防止することができる。
バリアコート層の厚さを0.01μm以上とすることにより、酸素バリア性および水蒸気バリア性をより向上することができる。バリアコート層の厚さを10μm以下とすることにより、後述する積層体としたときのリサイクル性を維持することができる。
フィルムが、無機酸化物から構成される蒸着膜を備える場合、該形態のバリアコート層を、蒸着膜と隣接するように設けることにより、蒸着膜におけるクラックの発生を効果的に防止することができる。
R1nM(OR2)m
(ただし、式中、R1、R2は、それぞれ、炭素数1~8の有機基を表し、Mは金属原子を表し、nは0以上の整数を表し、mは1以上の整数を表し、n+mはMの原子価を表す。)
また、R1およびR2で表される有機基としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、i-プロピル基、n-ブチル基およびi-ブチル基などのアルキル基を挙げることができる。
シランカップリング剤としては、既知の有機反応性基含有オルガノアルコキシシランを用いることができるが、特に、エポキシ基を有するオルガノアルコキシシランが好ましい。エポキシ基を有するオルガノアルコキシシランとしては、例えば、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランおよびβ-(3,4-エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどが挙げられる。
ガスバリア性塗布膜における水溶性高分子の含有量を、金属アルコキシド100質量部に対して5質量部以上とすることにより、酸素バリア性および水蒸気バリア性をより向上することができる。また、ガスバリア性塗布膜における水溶性高分子の含有量を、金属アルコキシド100質量部に対して500質量部以下とすることにより、ガスバリア性塗布膜の製膜性を向上することができる。
ガスバリア性塗布膜の厚さを0.01μm以上とすることにより、酸素バリア性および水蒸気バリア性を向上することができる。また、無機酸化物から構成される蒸着膜と隣接するように設けた場合に、蒸着膜におけるクラックの発生を防止することができる。また、ガスバリア性塗布膜の厚さを100μm以下とすることにより、後述する積層体としたときのリサイクル性を維持することができる。
ゾルゲル法触媒としては、酸またはアミン系化合物が好適である。アミン系化合物としては、水に実質的に不溶であり、且つ有機溶媒に可溶な第3級アミンが好適であり、例えば、N,N-ジメチルベンジルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミンなどが挙げられる。これらの中でも、N,N-ジメチルべンジルアミンが好ましい。
ゾルゲル法触媒は、金属アルコキシド100質量部当り、0.01質量部以上1.0質量部以下の範囲で使用することが好ましく、0.03質量部以上0.3質量部以下の範囲で使用することがより好ましい。
ゾルゲル法触媒の使用量を金属アルコキシド100質量部当り、0.01質量部以上とすることにより、その触媒効果を向上することができる。また、ゾルゲル法触媒の使用量を金属アルコキシド100質量部当り、1.0質量部以下とすることにより、形成されるガスバリア性塗布膜の厚さを均一にすることができる。
酸としては、硫酸、塩酸、硝酸などの鉱酸、ならびに酢酸、酒石酸などの有機酸が用いられる。酸の使用量は、アルコキシドおよびシランカップリング剤のアルコキシド分(例えばシリケート部分)の総モル量に対して、0.001モル以上0.05モル以下であることが好ましい。
酸の使用量をアルコキシドおよびシランカップリング剤のアルコキシド分(例えばシリケート部分)の総モル量に対して、0.001モル以上とすることにより、触媒効果を向上することができる。また、アルコキシドおよびシランカップリング剤のアルコキシド分(例えばシリケート部分)の総モル量に対して、0.05モル以下とすることにより、形成されるガスバリア性塗布膜の厚さを均一にすることができる。
水の含有量をアルコキシドの合計モル量1モルに対して、0.1モル以上とすることにより、酸素バリア性および水蒸気バリア性を向上することができる。また、水の含有量をアルコキシドの合計モル量1モルに対して、100モル以上とすることにより、加水分解反応を速やかに行うことができる。
まず、金属アルコキシド、水溶性高分子、ゾルゲル法触媒、水、有機溶媒および必要に応じてシランカップリング剤などを混合し、組成物を調製する。該組成物中では次第に重縮合反応が進行する。
次いで、フィルム上に、上記従来公知の方法により、該組成物を塗布、乾燥する。この乾燥により、アルコキシドおよび水溶性高分子(組成物が、シランカップリング剤を含む場合は、シランカップリング剤も)の重縮合反応がさらに進行し、複合ポリマーの層が形成される。
最後に、該組成物を20~250℃、好ましくは50~220℃の温度で、1秒~10分間加熱することにより、ガスバリア性塗布膜を形成することができる。
インフレーション法により製膜することにより、延伸工程を同時に行うことができる。
延伸および電子線照射を共に行う場合は、いずれを先に行ってもよいが、延伸加工適性という理由からは、延伸を先に行うことが好ましい。
樹脂組成物のMFRを3g/10分以上とすることにより、フィルムの加工適性を向上することができる。また、樹脂組成物のMFRを20g/10分以下とすることにより、フィルムが延伸時に破断してしまうことを防止することができる。
樹脂組成物のMFRを0.5g/10分以上とすることにより、フィルムの加工適性を向上することができる。また、樹脂組成物のMFRを5g/10分以下とすることにより、製膜性を向上することができる。
本発明の包装袋は、上記電子線処理が一方の面のみに施されたフィルムにより構成されることを特徴とする。
また、一実施形態において、本発明の包装袋30は、内容物が、洗剤やシャンプーなどといった、液体や粘調体や粉末である場合、図4に示されるような注出用ノズル部31を備えるスタンドパウチであってもよい。
また、開封容易性の観点から、図4に示されるような、包装袋30が内側に湾曲した湾曲部32を備えていてもよい。
さらに、レーザー光線などにより形成される切り取り部33を備えていてもよい。
また、他の実施形態において、包装袋は、2枚のフィルムを、電子線非照射面が向かい合うように重ね合わせ、その端部をヒートシールすることによっても製造することができる。
本発明による包装袋によれば、内容物が、洗剤などの着色されたものであっても、基材に形成された画像に影響を与えることがないため、好適に充填することができる。
本発明の積層体50は、図6に示すように、基材として、上記フィルム10と、シーラント層51とを備える。
なお、フィルム10の一方の面にのみ電子線照射処理が施されている場合、フィルムの電子線照射面が積層体の最表面となるように基材は設けられる。
本発明の積層体において、シーラント層はフィルム(基材)と同一の材料、すなわち、ポリエチレンまたはポリプロピレンにより構成されており、これにより、積層体のリサイクル性を向上することができる。
さらに、本発明の積層体50は、任意の層間、例えば、図6に示すように基材10と、シーラント層51との間に、接着剤層53を備えることができる。
一実施形態において、シーラント層は、フィルム(基材)と同一材料、すなわち、ポリエチレンまたはポリプロピレンから構成されることを特徴とする。これにより、該積層体のリサイクル性を向上することができる。
耐熱性の観点からは、シーラント層は、ポリプロピレンを含むことが好ましい。
さらに、本発明の積層体を用いて作製した包装袋の落下強度向上のため、シーラント層は、直鎖状低密度ポリエチレンを含むことが好ましい。直鎖状低密度ポリエチレンとしては、C-4LLDPEおよびC-6LLDPEが挙げられる。引き裂き性と耐衝撃強度のバランスという観点からは、C-4LLDPEが好ましく、耐落下強度向上という観点からは、C-6LLDPEが好ましい。
シーラント層は、C-4LLDPEおよびC-6LLDPEを共に含むことが好ましい。
また、直鎖状低密度ポリエチレンの含有量は、65質量%以上90質量%以下であることが好ましく、70質量%以上80質量%以下であることがより好ましい。直鎖状低密度ポリエチレンの含有量を65質量%以上とすることにより、本発明の積層体を用いて作製した包装袋の落下強度をより向上することができる。直鎖状低密度ポリエチレンの含有量を90質量%以下とすることにより、スリップ剤やブロッキング防止剤などの添加剤を加えることができ、加工性に優れた品質のフィルムを得ることができる。
シーラント層における白色顔料の含有量は、2質量%以上15質量%以下であることが好ましく、4質量%以上10質量%以下であることがより好ましい。
シーラント層における白色顔料の含有量を2質量%以上とすることにより、フィルム(基材)上に画像を形成した場合における、該画像の視認性をより向上することができる。また、本発明の積層体を用いて作製される包装袋に充填される内容物をより隠蔽することができる。また、積層体の遮光性をより向上することができる。
また、シーラント層における白色顔料の含有量を15質量%以下とすることにより、フィルムの機械的性質を損なわず、コストの上昇を抑制したフィルムを得ることができる。
また、多層構造を有するシーラント層において、白色顔料は、少なくとも一層に含有されていればよい。
隣接する層との密着性およびヒートシール性という観点からは、中間層が、白色顔料を含むことが好ましい。
例えば、フィルム(基材)とラミネートされるラミネート層と、白色顔料を含む中間層と、ヒートシール層とから構成される。
中間層として、中密度ポリエチレンおよび高密度ポリエチレンの少なくとも一方を含む層の具体例としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、および超低密度ポリエチレンの少なくともいずれかを含む層と、中密度ポリエチレンおよび高密度ポリエチレンの少なくともいずれかを含む層と、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、および超低密度ポリエチレンの少なくともいずれかを含む層とを備える構成が挙げられる。
からなる構成とすることができる。
上記のような構成とすることにより、ヒートシール性を維持しつつ、本発明の積層体の製袋適性および強度をより向上することができる。
接着剤層は、従来公知の接着剤により形成してもよい。該接着剤は、1液硬化型若しくは2液硬化型、または非硬化型のいずれも接着剤であってもよい。
また、接着剤は、無溶剤型の接着剤であっても、溶剤型の接着剤であってもよいが、環境負荷の観点からは、無溶剤型の接着剤が好ましく使用できる。
無溶剤型接着剤としては、例えば、ポリエーテル系接着剤、ポリエステル系接着剤、シリコーン系接着剤、エポキシ系接着剤およびウレタン系接着剤などが挙げられ、これらのなかでも2液硬化型のウレタン系接着剤を好ましく使用することができる。
溶剤型接着剤としては、例えば、ゴム系接着剤、ビニル系接着剤、シリコーン系接着剤、エポキシ系接着剤、フェノール系接着剤およびオレフィン系接着剤などが挙げられる。
このような接着剤としては、例えば、ロックペイント製のアドロックRU-80、東洋インキ(株)製のECOAD、DICグラフィックス(株)製のHA-233B-EM等が挙げられる。
蒸着膜を備えた積層体を包装袋に成形する際には、成形機などにより積層体に屈曲負荷がかかるため、アルミニウム蒸着膜に亀裂などが生じる恐れがある。接着剤層を上記した構成とすることにより、アルミニウム蒸着膜に亀裂の発生を防止できると共に、亀裂が生じた場合であっても、酸素バリア性および水蒸気バリア性の低下を抑制することができる(耐屈曲負荷性)。
〔第1例〕オルト配向多価カルボン酸またはその無水物と、多価アルコールとを重縮合して得られるポリエステルポリオール
〔第2例〕グリセロール骨格を有するポリエステルポリオール
〔第3例〕イソシアヌル環を有するポリエステルポリオール
以下、各ポリエステルポリオールについて説明する。
特に、オルトフタル酸およびその無水物の、多価カルボン酸全成分に対する含有率が70~100質量%であるポリエステルポリオールが好ましい。
具体的には、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸およびドデカンジカルボン酸など脂肪族多価カルボン酸、無水マレイン酸、マレイン酸およびフマル酸などの不飽和結合含有多価カルボン酸、1,3-シクロペンタンジカルボン酸および1,4-シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族多価カルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ピロメリット酸、トリメリット酸、1,4-ナフタレンジカルボン酸、2,5-ナフタレンジカルボン酸、2,6-ナフタレンジカルボン酸、ナフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、1,2-ビス(フェノキシ)エタン-p,p’-ジカルボン酸、これらジカルボン酸の無水物およびこれらジカルボン酸のエステル形成性誘導体などの芳香族多価カルボン酸、p-ヒドロキシ安息香酸、p-(2-ヒドロキシエトキシ)安息香酸およびこれらのジヒドロキシカルボン酸のエステル形成性誘導体などの多塩基酸などが挙げられる。これらの中でも、コハク酸、1,3-シクロペンタンジカルボン酸、イソフタル酸が好ましい。
なお、上記その他の多価カルボン酸を2種以上使用してもよい。
但し、R1、R2、R3のうち少なくとも一つは、一般式(2)で表される基を表す。
Xが置換基によって置換されている場合、1または複数の置換基で置換されていてもよく、該置換基は、X上の、遊離基とは異なる任意の炭素原子に結合している。該置換基としては、クロロ基、ブロモ基、メチル基、エチル基、i-プロピル基、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、メチルチオ基、フェニルチオ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、フタルイミド基、カルボキシル基、カルバモイル基、N-エチルカルバモイル基、フェニル基およびナフチル基などが挙げられる。
これらの化合物は、芳香環の任意の炭素原子に置換基を有していても良い。該置換基としては、クロロ基、ブロモ基、メチル基、エチル基、i-プロピル基、ヒドロキシル基、メトキシ基、エトキシ基、フェノキシ基、メチルチオ基、フェニルチオ基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、フタルイミド基、カルボキシル基、カルバモイル基、N-エチルカルバモイル基、フェニル基およびナフチル基などが挙げられる。
Xは1,2-フェニレン基、1,2-ナフチレン基、2,3-ナフチレン基、2,3-アントラキノンジイル基、および2,3-アントラセンジイル基から成る群から選ばれ、置換基を有していてもよいアリーレン基を表す。
Xの置換基は、中でもヒドロキシル基、シアノ基、ニトロ基、アミノ基、フタルイミド基、カルバモイル基、N-エチルカルバモイル基およびフェニル基が好ましくヒドロキシル基、フェノキシ基、シアノ基、ニトロ基、フタルイミド基およびフェニル基が最も好ましい。
中でも、イソシアヌル環を有するトリオール化合物として1,3,5-トリス(2-ヒドロキシエチル)イソシアヌル酸、または1,3,5-トリス(2-ヒドロキシプロピル)イソシアヌル酸を使用し、カルボン酸がオルト位に置換された芳香族多価カルボン酸またはその無水物としてオルトフタル酸無水物を使用し、多価アルコールとしてエチレングリコールを使用したイソシアヌル環を有するポリエステルポリオール化合物が、酸素バリア性や接着性に特に優れ好ましい。
また、イソシアネート化合物は、芳香族であっても、脂肪族であってもよく、低分子化合物であっても、高分子化合物であってもよい。
さらに、イソシアネート化合物は、公知のイソシアネートブロック化剤を用いて公知慣用の適宜の方法より付加反応させて得られたブロック化イソシアネート化合物であってもよい。
中でも、接着性や耐レトルト性の観点から、イソシアネート基を3個以上有するポリイソシアネート化合物が好ましく、酸素バリア性および水蒸気バリア性の観点からは、芳香族であることが好ましい。
低分子活性水素化合物としては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、メタキシリレンアルコール、1,3-ビスヒドロキシエチルベンゼン、1,4-ビスヒドロキシエチルベンゼン、トリメチロールプロパン、グリセロール、ペンタエリスリトール、エリスリトール、ソルビトール、エチレンジアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンおよびメタキシリレンジアミンなどが挙げられ、分子活性水素化合物としては、各種ポリエステル樹脂、ポリエーテルポリオールおよびポリアミドの高分子活性水素化合物などが挙げられる。
リン酸変性化合物の含有量を0.005質量%以上とすることにより、本発明の積層体の酸素バリア性および水蒸気バリア性を向上することができる。また、リン酸変性化合物の含有量を10質量%以下とすることにより、接着剤層の接着性を向上することができる。
板状無機化合物としては、例えば、カオリナイト-蛇紋族粘土鉱物(ハロイサイト、カオリナイト、エンデライト、ディッカイト、ナクライト、アンチゴライト、クリソタイルなど)およびパイロフィライト-タルク族(パイロフィライト、タルク、ケロライなど)などが挙げられる。
具体的には、例えば、シクロデキストリン、アルキル化シクロデキストリン、アセチル化シクロデキストリンおよびヒドロキシアルキル化シクロデキストリンなどのシクロデキストリンのグルコース単位の水酸基の水素原子を他の官能基で置換したものなどを用いることができる。また、分岐環状デキストリンも用いることができる。
また、シクロデキストリンおよびシクロデキストリン誘導体におけるシクロデキストリン骨格は、6個のグルコース単位からなるα-シクロデキストリン、7個のグルコース単位からなるβ-シクロデキストリン、8個のグルコース単位からなるγ-シクロデキストリンのいずれであってもよい。
これらの化合物は単独で用いても2種以上を併用してもよい。また、これらシクロデキストリンおよび/またはその誘導体を以降、デキストリン化合物と総称する場合がある。
一実施形態において、本発明の積層体は、中間層として、ポリエチレンまたはポリプロピレンにより構成される層を備える。
中間層における白色顔料の含有量は、2質量%以上15質量%以下であることが好ましく、4質量%以上10質量%以下であることがより好ましい。
中間層における白色顔料の含有量を2質量%以上とすることにより、フィルム(基材)上に画像を形成した場合における、該画像の視認性をより向上することができる。また、本発明の積層体を用いて作製される包装袋に充填される内容物をより隠蔽することができる。また、積層体の遮光性をより向上することができる。
また、中間層における白色顔料の含有量を15質量%以下とすることにより、フィルムの機械的性質を損なわず、コストの上昇を抑制したフィルムを得ることができる。
また、中間層は、ポリエチレンまたはポリプロピレンを溶融押出することにより形成した押出樹脂層であってもよい。
中間層が白色顔料を含む場合に、基材上に画像を形成した場合における、該画像の視認性をより向上することができる。また、本発明の積層体を用いて作製される包装袋に充填される内容物をより隠蔽することができる。また、積層体の遮光性をより向上することができる。
本発明の積層体がこのような中間層を備えることにより、酸素バリア性および水蒸気バリア性を向上することができる。
ガスバリア性樹脂としては、例えば、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ナイロン6、ナイロン6,6およびポリメタキシリレンアジパミド(MXD6)などのポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン、並びに(メタ)アクリル樹脂などが挙げられる。
ガスバリア層における白色顔料の含有量は、1質量%以上10質量%以下であることが好ましく、2質量%以上8質量%以下であることがより好ましい。
ガスバリア層における白色顔料の含有量を1質量%以上とすることにより、フィルム(基材)上に画像を形成した場合における、該画像の視認性をより向上することができる。また、本発明の積層体を用いて作製される包装袋に充填される内容物をより隠蔽することができる。また、積層体の遮光性をより向上することができる。
また、ガスバリア層における白色顔料の含有量を10質量%以下とすることにより、ガスバリア性を維持しつつ、ガスバリア層の白色度を向上できる。
ガスバリア層の厚さを0.01μm以上とすることにより、本発明の積層体の酸素バリア性および水蒸気バリア性をより向上することができる。ガスバリア層の厚さを10μm以下とすることにより、本発明の積層体のリサイクル性を維持することができる。
また、中間層が白色顔料を含む場合に、フィルム(基材)上に画像を形成した場合における、該画像の視認性をより向上することができる。また、本発明の積層体を用いて作製される包装袋に充填される内容物をより隠蔽することができる。また、積層体の遮光性をより向上することができる。
本発明の包装袋は、上記積層体から構成されていることを特徴とする。
包装袋の形状などは、特に限定されるものではなく、図3~5に示すようなものとすることができる。
また、他の実施形態において、包装袋は、2枚の積層体を、シーラント層が向かい合うように重ね合わせ、その端部をヒートシールすることによっても製造することができる。
本発明による包装袋によれば、内容物が、洗剤などの着色されたものであっても、基材に形成された画像に影響を与えることがないため、好適に充填することができる。
バイオマス由来の低密度ポリエチレン(LLDPE、密度0.937g/m3、バイオマス度16%)及び酸化チタンを含む樹脂組成物を、インフレーション押出機を用いて製膜し、厚さ25μmのポリエチレンフィルムを得た。酸化チタンの含有量は、4質量%となるよう調整した。
このポリエチレンフィルムの一方の面に、電子線照射装置(ライン照射型低エネルギー電子線照射装置EES-L-DP01、浜松ホトニクス株式会社製)を用いて以下の条件にて電子線を照射した
(照射条件)
電圧:70kV
照射線量:280kGy
装置内酸素濃度:100ppm以下
ライン速度:25m/min
上記バイオマス由来のLLDPE及び酸化チタンを含む樹脂組成物を、インフレーション押出機を用いて製膜し、厚さ125μmのポリエチレンフィルムを作製し、これを縦一軸延伸し、厚さ25μmのフィルムを得た。酸化チタンの含有量は、4質量%となるよう調整した。
このフィルムの一方の面に、グラビア印刷機により画像を形成し、本発明のフィルムを得た。
実施例2と同様にして、本発明のフィルムを作製した。
バイオマス由来のポリエチレン(密度:0.916g/m3、MFR:1.0g/10分)18.5質量部と、
LDPE(密度:0.919g/m3、MFR:2.0g/10分)20.0質量部と、
LDPEベースの添加剤(密度:0.921g/m3、MFR:5.4g/10分)1.0質量部とを混合し、樹脂組成物とし、これを、インフレーション押出機を用い、厚さ80μm、密度:0.918g/m3、バイオマス度16.0%のシーラント層用未延伸フィルムを作製した。
電子線照射処理を行わなかった以外は、実施例1と同様にして、フィルムを作製した。
延伸処理を行わなかった以外は、実施例2と同様にして、積層体を作製した。
フィルムの作製において、酸化チタンを使用しなかった以外は、実施例2と同様にして、積層体を作製した。
フィルムの画像形成面に内容物を隠蔽するための厚さ1μmの白インキ層を設けた以外は、比較例3と同様にして、積層体を作製した。
上記実施例1および比較例1において作製したフィルムを、縦220mm×横130mmのサイズにカットした。
上記のようにカットしたフィルムを2枚、電子線非照射面(比較例1のフィルムはいずれの面でもよい)が向かい合うようにして重ね合わせると共に、胴部の一端から上記実施例および比較例において作製したフィルムを、電子線非照射面が外側となるように、V字状に折ったものを挟み込んだ。
次いで、縦2辺およびV字状の積層体を挟み込んだ辺をヒートシールした。なお、ヒートシール温度は、155℃とした。
比較例1のフィルムは、耐熱性が十分ではなく、ヒートシールすることができなかった。
上記のようにカットした積層体を2枚シーラント層が向かい合うようにして重ね合わせると共に、胴部の一端から上記実施例および比較例において作製した積層体を、シーラント層が外側となるように、V字状に折ったものを挟み込んだ。
次いで、縦2辺およびV字状の積層体を挟み込んだ辺をヒートシールした。なお、ヒートシール温度は、155℃とした。
比較例2の積層体は、フィルム(基材)の耐熱性が十分ではなく、ヒートシールすることができなかった。
この包装袋に青色の液体洗剤300mLを充填し、残り一辺をヒートシールし、包装袋とした。
(評価基準)
A:内容物の色は確認されず、高い内容物隠蔽性が確認された。
NG:内容物の色が確認され、基材上に形成した画像の色味に影響を与えてしまっていた。
上記実施例2~3および比較例2~4において作製した積層体を用いて作製した包装袋を、フィルムの流れ方向に15mm幅にカットし、試験片を得た。この試験辺のフィルム(基材)とシーラント層との界面で剥離させ、この剥離を途中で止め、途中まで剥離した試験片の両端部を試験速度300mm/分で上下に引っ張り、その際の応力を測定することで、ラミネート強度を評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:白インキ層の凝集破壊がなく、一定強度で剥離した。
NG:白インキ層の凝集破壊による剥離が確認された。
上記内容物隠蔽性試験において得られた包装袋を、手で開封し、その容易性を以下の評価基準に基づいて、評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:力をほとんど加えることなく、開封することができた。
NG:力を強く加える必要があり、伸びや千切れが発生する等、実用上問題があった
上記内容物隠蔽性試験において得られた包装袋を100cmの高さから、包装袋の胴部を地面と水平にした状態で、硬い床に10回自由落下させた。該試験を10袋ずつ行い、破損の有無を目視により観察し、以下の評価基準に基づいて、強度を評価した。評価結果を表1にまとめた。
(評価基準)
A:10袋全てにおいて破損が確認できなかった
NG:10袋中1袋以上において破損が確認され、実用上問題があった。
Claims (5)
- ポリエチレンまたはポリプロピレンから構成されるフィルムであって、
白色顔料を含み、
延伸処理および電子線照射処理の少なくとも一方が施されており、
前記フィルムの厚さは10μm以上50μm以下であり、
前記白色顔料の含有量が2質量%以上20質量%以下であり、
バイオマス由来のポリエチレンまたはバイオマス由来のポリプロピレンを含むことを特徴とする、フィルム。 - 請求項1に記載のフィルムにより構成される包装袋であって、
前記フィルムは、その一方の面にのみ電子線照射処理が施され、
電子線非照射面が内側となるように配置されていることを特徴とする、包装袋。 - 請求項1に記載のフィルムと、シーラント層とを備える積層体であって、
前記シーラント層は、前記フィルムと同一の材料により構成され、
前記同一材料が、ポリエチレンまたはポリプロピレンであることを特徴とする、積層体。 - 前記シーラント層が、バイオマス由来のポリエチレンまたはバイオマス由来のポリプロピレンを含む、請求項3に記載の積層体。
- 請求項3または4に記載の積層体により構成されることを特徴とする、包装袋。
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