JP7308781B2 - 芯金及び芯金の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ステアリングホイール用の芯金及び芯金の製造方法に関する。
従来、車両に搭載されるステアリングホイール用の芯金として下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1には、円環状のリング部と、ボス部と、リング部とボス部とを連結するスポーク部とを有する芯金が記載されている。このリング部は、弧状の中空材と中実材とを有しており、中実材の両端部は、中空材に対して挿入された状態で中空材に対して溶接されている。ボス部及びスポークは、ダイカスト鋳造によって形成され、リング部に連結されている。
実開平06-75955号公報
上記特許文献1に記載の芯金は、ダイカスト鋳造型にリング部をセットした状態で連結部を有するスポーク部を鋳造することにより製造される。このスポーク部の鋳造時には、中空材と中実材との間に形成された隙間から中空材の内部に溶融金属が入り込み、スポーク部の形状に欠陥が生じることがある。
したがって、鋳造欠陥が生じにくい芯金が求められている。
一態様では、ステアリングホイール用の芯金が提供される。この芯金は、円弧状に延在する第1の部材と、円弧状に延在し、中空構造を有する筒状の第2の部材と、を備え、第2の部材の両端部には略扁平状に潰された圧潰部が形成され、第2の部材の両端部に形成された圧潰部が第1の部材の両端部にそれぞれ溶接されている。なお、一実施形態では、第1の部材が中実構造を有していてもよい。
第2の部材の両端部に形成された圧潰部は、略扁平状に潰されているので、第2の部材の両端部が閉塞され、第2の部材内の空洞に溶融金属が入り込みにくくなる。したがって、この芯金によれば、鋳造欠陥を生じにくくすることができる。
一実施形態では、圧潰部が、該圧潰部の他の部分よりも肉厚が厚い肉厚部を有していてもよい。圧潰部の肉厚を部分的に厚くすることにより、略扁平状の圧潰部の幅を肉厚部の分だけ小さくすることができる。これにより、圧潰部の幅が過剰に大きくなって芯金の外形に影響を与えることを抑制することができる。
一実施形態では、鋳物であるスポーク部を更に備え、スポーク部が第1の部材及び第2の部材に接続されていてもよい。この実施形態では、スポーク部を鋳造する際に、第2の部材内に溶融金属が入り込むことを防止することができる。
一態様では、ステアリングホイール用の芯金の製造方法が提供される。この製造方法は、円弧状に延在し、中空構造を有する筒状の第2の部材の両端部を略扁平状に押し潰して圧潰部を形成する工程と、円弧状に延在する第1の部材の両端部に対して、第2の部材の両端部に形成された圧潰部をそれぞれ溶接する工程と、を含む。
この芯金の製造方法によれば、上述のように鋳造欠陥を生じにくくすることができる。
本発明の一態様及び種々の実施形態の芯金によれば、鋳造時にその内部に溶融金属が入り込むことを防止することができる。
ステアリングホイールを示す図である。 一実施形態の芯金のリム部を示す図である。 第1の部材と第2の部材との連結部を拡大して示す断面図である。 (a)は図3のA-A線に沿った断面図であり、(b)は図3のB-B線に沿った断面図である。 圧潰部の別の例を示す断面図である。 圧潰部の更に別の例を示す断面図である。 第1の部材と第2の部材との連結部を拡大して示す断面図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態に係るステアリングホイール用の芯金について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととし、同一又は相当の部分に対する重複した説明は省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、一実施形態の芯金を有するステアリングホイール1を示す図である。ステアリングホイール1は、車両の操舵に用いられるものであり、例えば芯金10の表面にウレタン樹脂を被覆することにより構成されている。図1に示すように、芯金10は、円環状のリム部12と、芯金10の略中央に配置されるボス部14と、リム部12とボス部14と連結するスポーク部16とを有している。
図2は、芯金10のリム部12を示している。図2に示すように、リム部12は、第1の部材21及び第2の部材22を有している。第1の部材21は、例えば中実構造の鋼材によって構成されており、正面視において半円環形状を有している。すなわち、第1の部材21は、円弧状に延在している。
第2の部材22は、例えば中空構造を有する筒状の鋼材であり、正面視において半円環形状を有している。すなわち、第2の部材22は、円弧状に延在している。リム部12は、第1の部材21の両端部と第2の部材22の両端部とが互いに連結されることで略円環状に形成されている。
図3は、第1の部材21と第2の部材22との連結部を拡大して示す断面図である。図2及び図3に示すように、第2の部材22の両端部には、第2の部材22の壁面が略扁平状に潰された圧潰部23が形成されている。
図4(a)は、図3のA-A線に沿った第2の部材22の断面図であり、図4(b)は図3のB-B線に沿った第2の部材22の断面図である。図4(a)に示すように、第2の部材22の圧潰部23以外の部分は、円筒形状を有し、その内部に空洞22sが形成されている。一方、図4(b)に示すように、圧潰部23では、第2の部材22の壁面が扁平状に押し潰されて、第2の部材22の対向する壁面同士が略密着することで第2の部材22の空洞22sが閉塞されている。圧潰部23は、例えば第2の部材22の両端部を径方向からプレス加工することにより形成される。
なお、一実施形態では、圧潰部には、他の部分よりも肉厚が厚い肉厚部が形成されていてもよい。図5は、圧潰部の別の一例を示す断面図である。図5に示す圧潰部23Aには、肉厚部26が形成されている。この肉厚部26は、圧潰部23Aの他の部分の肉厚T1よりも厚い肉厚T2を有している。図5では、圧潰部23Aの厚さ方向(潰れ方向)及び第2の部材22の軸線方向に対して垂直な圧潰部23Aの幅方向の略中央位置に肉厚部26が形成されている。
図6は、圧潰部の更に別の一例を示す断面図である。図6に示す圧潰部23Bには、肉厚部27が形成されている。肉厚部27は、圧潰部23Bの他の部分の肉厚T1よりも厚い肉厚T3を有している。図6では、圧潰部23Aの幅方向の両端部に肉厚部27が形成されている。上述した肉厚部26,27は、例えば凹部が形成された一対の金型を用いて、第2の部材22の両端部をプレス加工することにより形成することができる。
図3を再び参照する。図3に示すように、第2の部材22の圧潰部23と第1の部材21の端面21tとの間には、溶接部Wが隙間なく形成されている。第1の部材21と第2の部材2とはこの溶接部Wを介して一体化されている。第1の部材21と第2の部材22とが溶接されて連結されることで、円環状のリム部12が形成される。
ボス部14及びスポーク部16は、例えばアルミニウム合金によって構成された鋳物である。例えば金型内にリム部12を配置した状態で溶融金属を注入することにより、ボス部14及びスポーク部16が一体的にダイカスト成形される。この成形により、ボス部14及びスポーク部16が、リム部12の第1の部材21及び第2の部材22に接続される。
次に、一実施形態のステアリングホイール用の芯金10の製造方法について説明する。この製造方法では、まず中実構造を有する第1の部材21と中空構造を有する第2の部材22とが準備される。次に、プレス装置を用いて第2の部材22の両端部を扁平状に押し潰すことで、第2の部材22の両端部に圧潰部23を形成する。
次に、第2の部材22の両端部に形成された圧潰部23を第1の部材21の一対の端面21tに当接させた状態で圧潰部23を第1の部材21の一対の端面21tに溶接する。これにより、半円環状の第1の部材21と半円環状の第2の部材22とが連結され、円環状のリム部12が形成される。
次に、金型内にリム部12を配置してから当該金型内に溶融金属を注入して、ボス部14及びスポーク部16を一体的に成型する。これにより、リム部12、ボス部14及びスポーク部16を有する芯金10が形成される。
上述した芯金10では、第2の部材22の両端部に扁平状に潰された圧潰部23が形成され、これらの圧潰部23によって第2の部材22の両端部が閉塞されている。したがって、ボス部14及びスポーク部16の鋳造時に第2の部材22内の空洞22sに溶融金属が入り込むことを防止することができる。したがって、ボス部14及びスポーク部16の造型時に充填不良が生じることを抑制することができる。
なお、鋳造時に第2の部材22内に溶融金属が入り込むことを防止するためには、図7に示すように、第2の部材22内の両端部に空洞22sを封止するサブリング28を挿入し、サブリング28と第1の部材21の両端部とを溶接すると共に、サブリング28と第2の部材22の両端部とを溶接して芯金を形成することも考えられる。しかしながら、図7の芯金では、サブリング28の分だけ部品点数が増加すると共に、溶接箇所が増加する。これに対し、上述の実施形態に係る芯金10では、第1の部材21と第2の部材22とを直接溶接することができるので、ステアリングホイール1の部品点数及び溶接箇所を低減することが可能となり、その結果、製造コストを削減することができる。
図5及び図6に示すように、圧潰部23A,23Bに肉厚が厚い肉厚部26,27が形成されている場合には、圧潰部23A,23Bの幅を肉厚部26,27の分だけ小さくすることができる。これにより、圧潰部23A,23Bの幅が第1の部材21の外径よりも大きくなるなどして芯金10の外形に影響を与えることを抑制することができる。
以上、種々の実施形態に係る芯金について説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形態様を構成可能である。
例えば、圧潰部23,23A,23Bは、第2の部材22の両端部を完全に封止している必要はなく、少なくとも第2の部材22の両端部の部分的に閉塞していればよい。より詳細には、圧潰部23,23A,23B内の空洞22sの断面積が、第2の部材22の他の部分の空洞22sの断面積よりも狭められていればよい。空洞22sの断面積が狭められていれば、第2の部材22内の空洞22s内に溶融金属が流れ込みにくくすることができる。すなわち、略扁平状に潰された状態とは、空洞22sの断面積が狭められて、溶融金属が流れ込みにくくなった状態を表している。
また、第1の部材21及び第2の部材22は、半円環状を有している必要はなく、円弧状に延在していれば任意の長さを有することができる。第1の部材21は、必ずしも中実構造である必要はなく、例えば両端部が閉塞された中空構造を有していてもよい。
1…ステアリングホイール、10…芯金、12…リム部、14…ボス部、16…スポーク部、21…第1の部材、22…第2の部材、22s…空洞、23,23A,23B…圧潰部、26,27…肉厚部。

Claims (5)

  1. ステアリングホイール用の芯金であって、
    円弧状に延在する第1の部材と、
    円弧状に延在し、中空構造を有する筒状の第2の部材と、
    を備え、
    前記第2の部材の両端部には略扁平状に潰された圧潰部が形成され、前記第2の部材の両端部に形成された前記圧潰部が前記第1の部材の両端部にそれぞれ溶接されている、芯金。
  2. 前記第1の部材が中実構造を有する、請求項1に記載の芯金。
  3. 前記圧潰部が、該圧潰部の他の部分よりも肉厚が厚い肉厚部を有する、請求項1又は2に記載の芯金。
  4. 鋳物であるスポーク部を更に備え、
    前記スポーク部が前記第1の部材及び前記第2の部材に接続されている、請求項1~3の何れか一項に記載の芯金。
  5. ステアリングホイール用の芯金の製造方法であって、
    円弧状に延在し、中空構造を有する筒状の第2の部材の両端部を略扁平状に押し潰して圧潰部を形成する工程と、
    円弧状に延在する第1の部材の両端部に対して、前記第2の部材の両端部に形成された前記圧潰部をそれぞれ溶接する工程と、
    を含む、芯金の製造方法。
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