JPH1177241A - 鋳造方法 - Google Patents

鋳造方法

Info

Publication number
JPH1177241A
JPH1177241A JP23977897A JP23977897A JPH1177241A JP H1177241 A JPH1177241 A JP H1177241A JP 23977897 A JP23977897 A JP 23977897A JP 23977897 A JP23977897 A JP 23977897A JP H1177241 A JPH1177241 A JP H1177241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
cast product
resistant resin
casting
casting method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23977897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Noro
浩史 野呂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP23977897A priority Critical patent/JPH1177241A/ja
Publication of JPH1177241A publication Critical patent/JPH1177241A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中子を消失させずに鋳造品の軽量化を実現す
る。 【解決手段】 発泡耐熱性樹脂で中子4を形成し、側面
型10、11及び外周型12からなる外型の内部成形空
間へ入れ、中子4の周囲に所定のキャビティ13を形成
するよう位置決めする。この状態でキャビティ13内へ
注湯すると、中子4を耐熱性樹脂としたため消失せず、
鋳造品の内部に残存して空隙率の大きな中実の剛性部材
として機能し、鋳造金属部分と一緒になって剛性を高め
ることにより鋳造品の軽量化に貢献するとともに中空部
の共鳴音を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中子を用いて内
部を中空状等に形成する鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】実公平7ー35638号には、発泡スチ
ロールでブレーキキャリパの消失模型を成形し、この周
囲に砂を充填して砂型を形成してから、模型内に注湯し
て模型を燃焼消失させ、模型の閉めていた空間に鋳造品
を形成する方法が示されている。また特開平3−238
142号には、形状記憶合金を用いた中子を用いて中空
の模型を形成する方法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のように模
型を用いると、一般の砂型を中子とする鋳造方法のよう
な鋳造後に砂を砕いて取り出す工数や、図3中に仮想線
Aとして例示するような部位へ設けた砂抜き穴が不要に
なる利点がある反面、模型は鋳造時に消失してしまうた
め、鋳造品の剛性は注湯部分の金属のみで確保しなけれ
ばならないから、それだけ軽量化できる割合いが低くな
る。また、中空構造が共鳴空間となることによる騒音発
生の問題も生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本願の鋳造方法に係る第1の発明は、成形品の外形を形
成する外型の内部に耐熱性樹脂からなる中子を配置し、
この中子を内部に鋳込んで鋳造することを特徴とする。
【0005】第2の発明は上記第1の発明において、中
子を中空にしたことを特徴とする。
【0006】第3の発明は上記第1の発明において、中
子を発泡材を用いて形成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の効果】第1の発明によれば、中子を耐熱性樹脂
で形成したので、注湯時にも消失せず、鋳造品の内部に
鋳込まれて残る。その結果、中子が鋳造品の剛性部材と
なるため、鋳造品全体の剛性を同一にした場合には、そ
れだけ注湯量を少なくでき、全体の軽量化を実現でき
る。また、中子を樹脂化することによっても軽量化に貢
献できる。
【0008】第2の発明によれば、前記中子を中空にす
ることにより、さらに軽量化が促進される。
【0009】第3の発明によれば、前記中子を発泡材で
構成することにより、鋳造品の内部は空隙率の高い中実
構造になる。このため、中子全体を中空にしたときに生
じる共鳴音を防止して騒音の発生を抑制できるとともに
軽量化も同時に実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて自動2輪車の
車輪を鋳造する場合について説明する。図1は鋳造品で
ある自動2輪車の車輪の成形方法を示す図、図2は自動
2輪車の車輪の正面図、図3は図2の3−3線断面図で
ある。
【0011】図2及び図3に明らかなように、この自動
2輪車の車輪は、アルミ合金等の適宜軽合金材料で成形
され、中心部のハブ1、これから放射状に半径方向外方
へ延びるスポーク2、その外周部に形成されたリム3が
連続一体に形成されている。
【0012】ハブ1及びスポーク2の肉厚部には中子4
が鋳込まれており、ハブ1及びスポーク2及びリム3は
この中子4を最中状に包む外皮状に形成されている。
【0013】中子4は発泡耐熱性樹脂でハブ1とスポー
ク2の肉厚部を占めるような形状で予め別工程にて成形
される。このような発泡耐熱性樹脂としては、ポリエー
テルエーテルケトン等公知の種々のものが利用可能であ
る。
【0014】ハブ1の左右側面には、回転面と直交する
方向に取付穴5や車軸用軸受凹部6が形成されている。
【0015】なお、図3に仮想線で示す車軸穴7は鋳造
後に後加工で形成されるが、予め、中子4及び車軸用軸
受凹部6の対応位置に穴を開けておけば、鋳造時に一体
で形成することもできる。
【0016】次に、この自動2輪車の車輪の成形方法を
図1により説明する。図1は、図3の断面部に対応する
部位を成形する際における型構造を示し、鋳造品の外形
を形成する外型は、車輪の回転面で左右に分割された側
面型10、11と、リム3の外周側を形成するため回転
半径方向から合わさる外周型12とからなる割型として
構成される。
【0017】一方、中子4は予め、前記要領にて別工程
で成形されており、これらの側面型10、11及び外周
型12で形成される成形空間内へ各型面と所定のキャビ
ティ13を形成するように公知方法で位置決めされて収
容される。符号14、15は取付穴5及び車軸用軸受凹
部6を成形するための凸部である。
【0018】この状態でキャビティ13内へ注湯する
と、その後の冷却により湯が固化してハブ1、スポーク
2及びリム3からなる外皮部分を形成して自動2輪車用
車輪としての鋳造品が得られる。
【0019】このとき、中子4は発泡耐熱性樹脂湯から
なり温度よりも耐熱温度が高いので、消失せずそのまま
自動2輪車の車輪内へ残って剛性部材として機能し、鋳
造金属部分と一緒になって鋳造品の剛性を高める。
【0020】したがって、従来と同程度の剛性を得るた
めには、それだけ注湯量を少なくできるので、鋳造品全
体の軽量化を実現できる。また、中子4を樹脂化したこ
とによってもこの軽量化に貢献できている。
【0021】しかも、中子4を発泡材で構成することに
より、鋳造品の内部は空隙率の高い中実構造になる。こ
のため、中子4全体を中空にしたときに生じる共鳴音を
防止して騒音の発生を抑制できるとともに、さらなる軽
量化も同時に実現できる。
【0022】但し、本願発明は必ずしも上記発泡耐熱性
樹脂を用いる必要はなく、耐熱性樹脂による中空の中子
を使用することもできる。この場合にはさらに軽量化が
促進される。なお、本願発明は実施例の車輪に限らず、
車両用並びにその他用途における .各種鋳造品の製造に
適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 鋳造品である自動2輪車の車輪の成形方法を
示す図
【図2】 自動2輪車の車輪の正面図車全体の外観側面
【図3】 図2の3−3線断面図である。
【符号の説明】
1:ハブ、2:スポーク、3:リム、4:中子、10:
側面型(外型)、11:側面型(外型)、12:外周型
(外型)、13:キャビティ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形品の外形を形成する外型の内部に耐熱
    性樹脂からなる中子を配置し、この中子を内部に鋳込ん
    で鋳造することを特徴とする鋳造方法。
  2. 【請求項2】中子を中空にしたことを特徴とする請求項
    1記載の鋳造方法。
  3. 【請求項3】中子を発泡材を用いて形成したことを特徴
    とする請求項1記載の鋳造方法。
JP23977897A 1997-09-04 1997-09-04 鋳造方法 Withdrawn JPH1177241A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23977897A JPH1177241A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 鋳造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23977897A JPH1177241A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 鋳造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1177241A true JPH1177241A (ja) 1999-03-23

Family

ID=17049762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23977897A Withdrawn JPH1177241A (ja) 1997-09-04 1997-09-04 鋳造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1177241A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0507540A2 (en) * 1991-04-01 1992-10-07 Ge Fanuc Automation North America, Inc. Method for operating a networked computer system to minimize data conversion overhead
CN114012039A (zh) * 2021-09-29 2022-02-08 浙江亚太机电股份有限公司 一种特殊工艺的制动钳减重制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0507540A2 (en) * 1991-04-01 1992-10-07 Ge Fanuc Automation North America, Inc. Method for operating a networked computer system to minimize data conversion overhead
CN114012039A (zh) * 2021-09-29 2022-02-08 浙江亚太机电股份有限公司 一种特殊工艺的制动钳减重制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3242889B2 (ja) 自動車用のホイール
US3253862A (en) Wheel and method of making the same
JPH1177241A (ja) 鋳造方法
JP3110144B2 (ja) 車両用軽合金ホイールの低圧鋳造方法
KR20010072401A (ko) 자동차용 휠
JP3279886B2 (ja) 自動二輪車のキャストホイール
JP2517383Y2 (ja) 軽合金製鋳造ホイール
JP4276144B2 (ja) 自動2輪車用ホイール及びその製法
JP2000255202A (ja) 鋳造アルミホイールおよびその製造方法
JPS6192754A (ja) 鋳造車輪
JPS63268551A (ja) 軽合金鋳物
JP4295019B2 (ja) 二輪車用ホイールの鋳造金型
JP3691788B2 (ja) 自動二輪車のキャストホイールの製造方法
JPS63203263A (ja) 軽合金鋳物
JP2566696B2 (ja) 二輪車用鋳造車輪
CN220679278U (zh) 一种用于花篮式差壳的铸造模型结构
JPS63268550A (ja) 軽合金鋳物の製造方法
JPH091315A (ja) 車両用ホイールの鋳造方法
JPH0547401B2 (ja)
JP4309510B2 (ja) 車両用ホイール及びその製法
KR102340498B1 (ko) 상용차 차축의 중공형 휠 허브 주조용 중자
JPH09132003A (ja) 鋳造製ドラムハブ
JP2006327351A (ja) 車両用ホイールおよびその製造方法
JPH0736801Y2 (ja) 車両のホイール
JP2000218343A (ja) 車両用軽合金ホイールの鋳造方法および鋳型

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207