JP7306817B2 - 床下作業で使用される床上室内防汚装置 - Google Patents
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Description
しかし、両特許文献ともに、床下にある防蟻工事方法やシロアリ防除方法を実施するためには、作業者が床下に入って実施作業をしなければならない。このとき、例えば台所の床面にある開口部から床下に出入りすると、作業による粉塵が開口部を介して床上室内に入り込み、また作業者が開口部から出るときに床上室内に粉塵などを誘導するという事態が生じる。これを防ぐために床上室内防汚装置の開発が従来行われていない、又は十分に行われてこなかった、というのが実情である。
しかし、特許文献1・2と全く同様の問題、即ち、作業による粉塵が開口部を介して床上室内に入り込み、人が生活する床上室内を汚染してしまうという問題がある。また、これを防ぐために床上室内防汚装置の開発が従来行われていない、又は十分に行われてこなかった、というのが実情である。
また、本発明の第2の目的は、開口部の上方を囲むように開口部用防汚装置を配置し、この開口部用防汚装置を、開口部の周囲を取り巻く開口部周囲床面の上に配置される開口部用枠体と、開口部の上方を囲むように開口部用枠体で囲まれた空間を包囲する包囲フィルムと、この包囲フィルムの一面に開放された又は開放可能に設けられた出入口から構成して、頑丈な開口部用枠体を用いて開口部用防汚装置を強固に構成して作業者の多数回の出入りに対応できる耐久性を有し、被覆された包囲フィルムにより塵埃などを完全に遮断できる開口部用防汚装置を提供することである。
更に、本発明の第3の目的は、前記開口部用防汚装置に形成された出入口の付近から床面の上に室内防汚用歩行路体を設けることにより、床面の開口部周辺に加えて床上室内の全領域を清浄に保持する床上室内防汚装置を提供することである。
また更に、本発明の第4の目的は、シート開口部を開口形成した掃出し窓用シートを用意し、掃出し窓用シートを建物の掃出し窓に合わせて張設し、掃出し窓用シートの周囲を掃出し窓の周囲に固定し、シート開口部を伸縮歩行路体の出口開口に接続して床上室内の防汚機能を高度化する床上室内防汚装置を提供することである。
また、前記開口部用防汚装置は、開口部の周囲を取り巻く開口部周囲床面の上に配置される開口部用枠体を基体としているから、極めて頑丈な構造体であり、作業者が多数回に亘って開口部を出入りしても安定かつ安全に構造体を維持することができる。しかも開口部用枠体は一定の重量を有するから、風や作業者の接触程度では移動せず、安定して定位置に保持できる利点がある。そして、前記開口部の上方を囲むように前記開口部用枠体で囲まれた空間を包囲フィルムにより包囲するから、前記開口部用枠体の内部空間を床上室内から密閉状に分離でき、開口部から開口部用枠体の内部空間を介して床上室内に塵埃などが侵入発散されるのを完全かつ確実に遮断できる機能を有する。
更に、包囲フィルムの一面には開放された又は開放可能に設けられた出入口が形成され、開放されている場合には必要に応じて遮断フィルムを設けて開閉すればよい。従って、作業者が出入口を通って開口部に出入りして床下作業することができ、床上室内の清浄性を保持しながら、床下作業を効率的に進行させることができる。
また更に、上記包囲フィルムを透明フィルムで形成すれば、内部の作業者の動作を外部から容易に視認でき、床上室内の点灯又は自然光により床面の開口部から床下に光が透過し、床下内に居る作業者が開口部の位置を簡単に確認でき、開口部が床下内での明かり窓として機能することができる。勿論、床下作業では開口部から床下内を点灯することもできることは云うまでもない。
また、開口部周囲シートの上又は近傍に床面保護用の1個以上の保護部材を配置してもよく、開口部周囲シートを設けないで開口部周囲床面に1個以上の保護部材を配置し、保護部材の上に開口部用枠体を配置して開口部用防汚装置を保護部材の上に構成することができる。このようにすれば、頑丈な開口部用枠体から
床面を保護することができ、床面を傷つけることも無いので、安心且つ安全な床上室内防汚装置を提供することができる。
また、保護部材としてはゴムや柔軟性樹脂から形成されれば、床面に対し高摩擦性を有し、保護部材が床面に対し滑り難いので、保護部材の上に開口部用防汚装置を組み立てると、作業者が接触しても開口部用防汚装置が左右に移動せず、開口部用防汚装置の位置安定性を確保することができる。
上述したように、開口部用防汚装置の包囲フィルムにより開口部を覆う開口部用防汚装置の内部と床上室内とは粉塵などに関し完全に遮断される。本第3形態により包囲フィルムの出入口から作業者の出入りに際して持ち出される粉塵などは、室内防汚用歩行路体により床上室内に拡散することが防止される。
室内防汚用歩行路体の例として、後述する床面シートや伸縮歩行路体などが存在する。幅広の床面シートを用いれば作業者が歩行しても塵埃などは床面シート上に落下するだけであり床上室内に拡散しない。また、外気から密閉された伸縮歩行路体であれば、その中を作業者が歩行しても塵埃などは伸縮歩行路体の内部に落下するだけであり、床上室内を清浄に保持することが可能になる。
少なくとも開口部周囲床面を被覆する開口部周囲シートの内端片を開口部側に長くして、その内端片を開口部の内方に垂下させ、又は内端片を床面の裏側に折曲させれば、開口部周囲シートと床面の間に塵埃が侵入することが防止でき、開口部の内端縁が塵埃で汚れることも防止することができる。
また、直方体状開口部用防汚装置は略直方体状の開口部用枠体と略直方体状の包囲フィルムから構成されており、略直方体状の開口部用枠体は組み立てが容易で転がることが無く、所定の重量を有するから転動せず、横ずれせず、位置安定性を有している。また包囲フィルムを略直方体状の開口部用枠体に被せることも容易に行え、開口部用枠体の内部空間を確実に密閉できる利点を有する。
更に、包囲フィルム20は略直方体状の6面からなり、下端面が開口された下端開口を有し、正面には正面開口を有して前記出入口が形成されているか、又は正面フィルムを有し、正面フィルムには略L字状、略四角状又は略コ字状に開放用切線が形成され、該開放用切線を切って開放フィルム片を切り取るか、前方に垂らすか、又は上にまくり上げると前記出入口を容易に開放形成することができる。正面開口の場合には、正面開口を開閉できる開閉フィルムを別添するか、開放フィルム片を切り取らずに垂下又はまくり上げるだけで開放フィルム片により開閉自在に構成することができる。
また更に、包囲フィルムを下端開口から開口部用枠体に上側から下方に向けて包被して直方体状開口部用防汚装置を容易に構成することができる。
ロッドからなる2個の矩形枠と4本の接続棒を分解して現場に持参するから部材が嵩張らず、それらを現場で組み合わせるだけで、簡単に強固な構造体である直方体状開口部用防汚装置を組み立てることができる利点を有する。
パイプからなる8本の横管と4本の縦管と8個の三方継手を分解して現場に持参するから部材が嵩張らず、それらを現場で組み合わせるだけで、簡単に強固な構造体である直方体状開口部用防汚装置を組み立てることができ,種々のパイプを使用できる利点を有する。
第7形態と異なる点は、8本の横管と4本の縦管と8個の三方継手がそれらの伸縮紐により分離不能且つ伸縮可能な略自由状態に構成されていることである。従って、分解しても8本の横管と4本の縦管と8個の三方継手が伸縮紐により分離不能且つ伸縮可能な略自由状態になっており、相互にバラバラでないから、直方体状開口部用防汚装置を再組み立てすることが容易に行える利点を有する。
即ち、運搬するときには、分離不能且つ伸縮可能な略自由状態のまま袋に装入し、現場で基本形状に再組み立てすれば良いだけであるから、部材の紛失がなく、運搬が容易で、しかも再組み立てを迅速に行える直方体状開口部用防汚装置を実現することができる。
本第9形態は第8形態の下位概念としての実施例であり、上下端に伸縮輪を形成した4本の伸縮縦紐と、2本の伸縮環状紐を使用する点で特徴を有する。本発明者らは何回も分解と再組み立てを反復したが、伸縮紐をこのように構成することによって、運搬用に分解しても無理の無い分離不能且つ伸縮可能な略自由状態を実現でき、しかも再組み立てを迅速化することが実現できた。
ループ状の開口部用枠体は、上方にループ部を有し作業員が歩行できる程度の高さを有した直立形状の直立ループ枠体を2個用意し、開口部を内包するように2個の直立ループ枠体を連結棒で相互に離間するように連結して対向配置し、包囲フィルムは背面と正面と周面と下端面の4面からなり、下端面は開口されて下端開口を有し、正面は開口可能に形成され作業員が出入りする出入口を形成可能であり、背面を密封する背面フィルムと、2個の前記ループ部を含む周面を密封する周面フィルムから少なくとも構成される床上室内防汚装置が提供される。
2個の直立ループ枠体と離間用の連結棒を各面のフィルムから構成されるだけであるから、連結棒を脱離して包囲フィルムを抜脱させると、2個の直立ループ枠体を対面接触させるだけで各面のフィルムも収縮して、全体を容積縮小できる利点を有する。直立ループ枠体も組立可能にすることによって運搬が極めて容易になる。全体を分解して運搬し、現場で2個の直立ループ枠体を組み立て、連結棒で相互に離間させた後、包囲フィルムで包囲すれば、全体を簡単に組み立てることができる。
伸縮歩行路体は、上方にループ部を有し作業員が歩行できる程度の高さを有した直立形状の直立ループ枠体が離間した状態で2個以上連接されており、直立ループ枠体には複数個の直立ループ枠体孔が穿設されており、全ての隣接する2個の直立ループ枠体の間は底面フィルムと周面フィルムにより密封されており、全ての直立ループ枠体は作業員が歩行できるように開放されて、入口側は入口開口及び出口側は出口開口となっている。未使用時には全ての直立ループ枠体を圧縮状態に隣接させて容積縮小させ、使用時には必要な隣接する直立ループ枠体の間を連結棒により相互に離間状に連結して容積膨張させて歩行路体として使用することができる。このような伸縮歩行路体を有した床上室内防汚装置を提供することができる。
従って、容積縮小させて運搬でき、現場で容積膨張させることによって簡単かつ迅速に室内防汚用歩行路体を実現できる利点を有する。
たった1枚の掃出し窓用シートを用いて掃出し窓の清浄性を保持できる利点がある。しかもこの掃出し窓用シートのシート開口部を略同形状の伸縮歩行路体の出口開口と接合すれば、床面の開口部から掃出し窓までを一体化して床上室内の清浄化を完全に実現でき、床上室内を最高度の清浄性に保持しながら床下作業を実施することができる。
室内防汚用歩行路体として床面シートを用いるだけであるから、幅広の床面シートを用いるだけで簡単に床上室内の防汚を実現でき、簡単な構成で且つ低コストの床上室内防汚装置を提供できる。
室内防汚用歩行路体である第13形態の床面シートを掃出し窓用シートのシート開口部に接続するだけで、床面の開口部から掃出し窓までを一体化して床上室内の清浄化を完全に実現でき、床上室内の清浄性を保持しながら床下作業を実施することができる。
本形態の長尺部材とは、例えば電気ケーブル、水道ホース、薬液ホース、その他の長尺部材であり、床上室内又は建物の外側から長尺部材を伸縮導管に挿通して開口部から床下に配設できるから、長尺部材による床上室内の汚染を防止でき、床上室内の清浄性を効率的に保持することができる。
2本以上の伸縮導管を接続すれば任意長の長尺部材に対応することができる利点を有する。
差込端部にロック用ボタンを有し受入端部にロック用孔を有した伸縮導管を2本以上ロックして接続できるから、分離操作をする以外には途中で分離不能であり、長尺部材による床上室内の汚染をその長さに拘わらず防止することができる利点がある。
台所部屋には台所装置Aが存在し、その床面5に床下に通じる開口部4が開口されている。床下作業をするために、床上室内防汚装置1が配置されている。前記床上室内防汚装置1は、開口部4を上方から包囲する開口部用防汚装置2と、作業者3が床上室内を歩行する室内防汚用歩行路体40から構成されている。
開口部用防汚装置2が室内を包囲フィルム20の正面側には開放用切線24がコ字状に形成され、この開放用切線24を切ることにより開放フィルム片25が前方に倒れて出入口が開口される。開口部4の周囲に存在する開口部周囲床面6には開口部周囲シート30が矩形環状に敷設され、この開口部周囲シート30上の左右両側には保護部材35、35が配置されている。保護部材35、35の上側に前記開口部用枠体10が載置されている。
保護部材35はゴムや柔軟性樹脂や強力スポンジ体などから形成されており、頑丈な開口部用枠体10で床面5が傷つかないように構成されている。しかも、保護部材35は床面に対する移動に際して大きな摩擦力を作用し、開口部用枠体10が床面に対し移動しないように構成されている。つまり保護部材35は床面保護と開口部用枠体10の定位置安定性を保証している。
本実施形態では、前記室内防汚用歩行路体40は幅広の床面シート41からなり、この床面シート41は開口部用防汚装置2の正面側下縁から前方まで敷設されており、室内の必要な途中まででも良いし、建物の外壁面まで敷設されてもよく、その長さは必要に応じて長短に調整される。
開放用切線24を切ることにより開放フィルム片25が前方に倒れて出入口26が開口され、この出入口を通じて作業者3が開口部4に対し出入可能になる。作業者3が開口部4を出入りしても開口部用防汚装置2により床上室内に粉塵などが侵入することはない。また、出入口26には開閉フィルム片を張り付けることもでき、出入りの際に開閉フィルム片を開放した後閉じるようにすれば密閉性を確保できるから、清浄性をより一層に向上できる。更に、作業者3が出入口26を介して床面シート41を歩行しても幅広の床面シート41により塵埃などが床上室内を汚染することが防止される。
(3A)は拡大斜視図であり、床面5上に床面シート41と開口部周囲シート30により開口部4の周囲の清浄性を確保できる。また、開口部周囲シート30の内端片31が開口部4の周囲4辺から下方に垂下しているから、床面5との間に隙間がなくなり、作業者3が出入りしても開口部4からの塵埃などが隙間から床面5の上に入り込むことが完全に防止でき、床面5の清浄性を確保できる利点がある。開口部周囲シート30は上述した包囲フィルム20の下端周縁を内方に折り曲げて形成しても良いし、独立した矩形環状シートを開口部周囲床面6に載置してもよいなど、種々の方法で構成することができる。
(3B)は内端片31の垂下状態の断面図であり、開口部周囲シート30の内端片31が開口部4の中へと下方に向かって垂下していることが分かる。この垂下によって、床面5への塵埃などの侵入が遮断で切ることは云うまでもない。延長シート29は床面シート41であっても良いし、開口部周囲シート30の一辺が長い目に延長されて床面シート41と連設されてもよい。
(3C)は内端片31の折曲状態の断面図であり、開口部周囲シート30の内端片31が床面5の裏面側に折り曲げられた状態を示している。折曲させた方が塵埃などの遮断作用が効果的に働き、床面5の清浄性の保持には好都合である。開口部4の中へと下方に向かって垂下していることが分かる。
(4A)は開口部用枠体10の組立分解図である。前記直方体状開口部用防汚装置2Aにおいて、前記開口部用枠体10の組立は、4隅に矩形枠孔11aを穿設した2個の矩形枠11が左右に対向して配置される。2個の前記矩形枠11、11が離間した状態で、矩形枠11の四隅の間に、左右端に接続棒突起12a、12aを突設した4本の接続棒12、12、12、12が横設される。
(4B)は開口部用枠体10の組立完成図であり、各接続棒12の左右の接続棒突起12a、12aを左右の前記矩形枠11の矩形枠孔11a、11aに夫々挿着固定すると、略直方体状の前記開口部用枠体10が完成される。
このように、この開口部用枠体10は組み立て容易であり、一定の重量を有しているから移動し難くまた転がることもないから、開口部4に配置すれば定位置安定性に優れている。
(5A)は図4で完成された略直方体状の開口部用枠体10の斜視図であり、分解して現場へ運搬され、図示のように現場で容易に組み立てられる。
(5B)は略直方体状の包囲フィルム20の斜視図である。前記包囲フィルム20は略直方体状の6面からなり、下端面が開口された下端開口21を有し、正面側には正面フィルム27を有し、前記正面フィルム27には略四角状又は略コ字状に開放用切線24が形成され、該開放用切線24を切って開放フィルム片25を切り取るか又は前方に垂らすと前記出入口26が開放形成される。従って、密閉性を確保できるだけでなく、出入りが極めて簡単に行える利点がある。
また、別実施例として前記正面フィルム27には正面開口を初めから有して、その正面開口が前記出入口26にされても良い。この場合には、正面開口を開閉する開閉フィルム片を前記正面フィルム27に取着して開閉自在にするように構成すると、密閉性を確保でき、粉塵などの遮断効果が高くなる。残り3面は側面フィルム22、22、22からなり、上面側には上面フィルム23が配置されている。
(5C)前記包囲フィルム20を前記下端開口21から前記開口部用枠体10に包被して下方に降ろすと、直方体状開口部用防汚装置2Aが完成される。下方には、開口部4の周囲に開口部周囲シート30が敷設され、その4辺の内端片31が下方に垂下されている。勿論、床面の下側に沿って折曲してもよく、開口部周辺の清浄性を確保できる。その左右両側には、床面材36と側面材37を略直角状に形成した保護部材35、35が配置されている。床面が傷つかず、保護部材の高摩擦性により移動や転がりが防止でき、一安定性に優れている。また、室内防汚用歩行路体40として床面シート41が床面に敷設されている。従って、開口部周囲シート30の上側に又は近傍に配置された保護部材35の上に、上述した直方体状開口部用防汚装置2Aを載置すれば、直方体状開口部用防汚装置2Aと床面シート41からなる床上室内防汚装置1が構成される。床面シート41の端縁は開口部周囲シート30の上側又は下側に重ねるだけでよい。従って、全体構成の組立が迅速かつ簡単に行える。
この床上室内防汚装置1では、開口部用防汚装置2として上述した直方体状開口部用防汚装置2Aが使用され、室内防汚用歩行路体40として伸縮歩行路体43が使用されている。前記直方体状開口部用防汚装置2Aで開放フィルム片25を前方に垂らすと出入口26が形成され、この出入口26に接続して伸縮歩行路体43が床面5に載置されている。
この伸縮歩行路体43は、作業員が歩行できる程度の高さを有した直立形状の直立ループ枠体44が離間した状態で2個以上連設されている。全ての隣接する2個の直立ループ枠体44、44の間は底面フィルム46と周面フィルム47により密封されており、全ての直立ループ枠体44は作業員3が歩行できるように開放されている。伸縮歩行路体43の入口側には入口開口43a及び出口側には出口開口43bが形成される。伸縮歩行路体43の未使用時には全ての直立ループ枠体44を圧縮状態に隣接させて容積縮小させて運搬を可能にする。使用時には直立ループ枠体44を相互に離間させて容積膨張させ、必要な隣接する直立ループ枠体44、44の間を連結棒45により連結して離間状態を安定に保持させる。従って、伸縮歩行路体43は、容積膨張させて歩行路体として使用される。
前記直方体状開口部用防汚装置2Aの出入口26と伸縮歩行路体43の入口開口43aを合致させるから作業者3は通行でき、出口開口43bから外方へ出入りすることができる。このように、この伸縮歩行路体43は運搬と組立が容易であるだけでなく、密閉性に優れているから床上室内の防汚特性が格段に優れている利点を有する。
最前列と最後列の直立ループ枠体44には適当間隔で磁石48が取着され、2段以上の伸縮歩行路体43を接続する場合には、1段目の最後列の直立ループ枠体44の磁石48と、2段目の最前列の直立ループ枠体44の磁石48とを磁着させれば、簡単に2段以上の伸縮歩行路体43を相互に接続することができ、任意長の室内防汚用歩行路体40を構成することができる。
この床上室内防汚装置1では、開口部用防汚装置2として新しくループ状開口部用防汚装置2Bが使用され、室内防汚用歩行路体40として上述した伸縮歩行路体43が使用されている。ループ状開口部用防汚装置2Bはループ状の開口部用枠体10とループ状の包囲フィルム20から構成される。
ループ状の前記開口部用枠体10は、上方にループ部44aを有し作業員が歩行できる程度の高さを有した直立形状の直立ループ枠体44を2個用意し、床面の開口部4を内包するように2個の前記直立ループ枠体44を連結棒45で相互に離間するように連結して対向配置されている。
ループ状の前記包囲フィルム20は背面と正面と周面と下端面の4面からなり、下端面は開口されて下端開口21を有し、正面は開放されて出入口42となっており、又は開口可能に形成される正面フィルムを設けて一部開口して作業者3が出入りする出入口42を形成可能であり、背面を密封する背面フィルム49と、2個の前記ループ部44a、44aを含む周面を密封する周面フィルム47から少なくとも構成される。
また、前述したように、開口部4の周囲に開口部周囲シート30が敷設され、その4辺の内端片31が下方に垂下されている。その左右両側には、床面材36と側面材37を略直角状に形成した保護部材35、35が配置されている。相互に離間された2個の直立ループ枠体44、44は、開口部4を挟んで対向配置された2本の保護部材35、35の上に載置される。保護部材により床面を保護すると同時に、保護部材の高摩擦性によりループ状開口部用防汚装置2Bが移動することを防止し、定位置安定性を確保できる。また、作業者3が2個の直立ループ枠体44、44を掴めば簡単に場所替えもでき、設置後は転倒しないなどの作用効果を発揮できる。
開口部周囲シート30は矩形環状シートを開口部周囲床面6に敷設して設けても良いし、背面フィルム49と周面フィルム47と必要に応じて正面フィルムの下端周縁部を内方へ折曲させて形成しても良いなど、種々の方法で配置できることは云うまでもない。
入口側には入口開口43a及び出口側には出口開口43bが形成されている。本実施形態では、入口開口43aはループ状開口部用防汚装置2Bの出入口42と共用して使用されている。また、伸縮歩行路体43の入口側の直立ループ枠体44はループ状開口部用防汚装置2Bの出入口42側の直立ループ枠体44と共用して使用されている。直立ループ枠体44を共用しない場合には、伸縮歩行路体43の入口側の直立ループ枠体44とループ状開口部用防汚装置2Bの出入口42側の直立ループ枠体44とが隣接された状態になり、入口開口43aと出入口42も隣接された状態で連通することになる。
伸縮歩行路体43は未使用時には運搬し易いように全ての直立ループ枠体44を圧縮状態に容積縮小させ、使用時には直立ループ枠体44を相互に離間させて必要な隣接する直立ループ枠体44、44の間を連結棒45により相互に連結して容積膨張させて歩行路体として使用する。
伸縮歩行路体43の最前列と最後列の直立ループ枠体44には適当間隔で磁石48が取着され、2段以上の伸縮歩行路体43を接続する場合には、1段目の最後列の直立ループ枠体44の磁石48と、2段目の最前列の直立ループ枠体44の磁石48とを磁着させれば、簡単に2段以上の伸縮歩行路体43を相互に接続することができ、任意長の室内防汚用歩行路体40を構成することができる。
この実施形態では、開口部用防汚装置2と伸縮歩行路体43をほぼ同一形状に構成できるから、運搬や組み立てが一層迅速かつ容易に行え、装置全体の背が高いから作業者3の歩行が無理なく行える特性を有する。
(8A)は半開き状態にある伸縮歩行路体43の斜視図である。上述したように、本形態の伸縮歩行路体43は、上方にループ部44aを有して作業員が歩行できる程度の高さを有した直立形状の直立ループ枠体44が離間した状態で2個以上連設されている。また、直立ループ枠体44には複数個の直立ループ枠体孔44bが穿設されている。全ての隣接する2個の直立ループ枠体44、44の間は床面フィルム46と周面フィルム47により密封されており、全ての直立ループ枠体44は作業員3が通行できるように開放されている。従って、入口側には入口開口43a及び出口側には出口開口43bが開口されている。
(8B)は複数本の連結棒45の斜視図である。連結棒45は隣接する直立ループ枠体44、44を相互に連結するための棒体であり、両端には連結棒突起45a、45aが突設されている。隣接する直立ループ枠体44、44の直立ループ枠体孔44b、44bに連結棒突起45a、45aを挿着固定して、直立ループ枠体44、44を相互に離間させるものである。
従って、未使用時には現場に運搬し易いように全ての直立ループ枠体44を圧縮状態に隣接させて容積縮小させ、使用時には現場で必要な隣接する直立ループ枠体44、44の間を連結棒45により相互に離間状に連結して容積膨張させて歩行路体として使用する
伸縮歩行路体43の最前列と最後列の直立ループ枠体44には適当間隔で磁石48が取着され、2段以上の伸縮歩行路体43を接続する場合には、1段目の最後列の直立ループ枠体44の磁石48と、2段目の最前列の直立ループ枠体44の磁石48とを磁着させれば、簡単に2段以上の伸縮歩行路体43を相互に接続することができ、任意長の室内防汚用歩行路体40を構成することができる。
以上のように、この伸縮歩行路体43を室内防汚用歩行路体40として用いれば、倉庫から現場への運搬や現場での組み立てが迅速容易に行え、広大な室内であっても複数段の接続が磁石だけで簡単に行える利点がある。
先端側に差込端部50aを有した伸縮導管50が床面5に配置され、開口部用防汚装置2の連結用孔2cに前記差込端部50aが挿着されている。この伸縮導管50の中に、長尺部材を挿通させて、外部から必要な物資を供給するように構成されている。長尺部材とは、例えば電気ケーブル、水道水チューブ、薬液供給チューブなど各種部材が存在する。これにより、床上室内を汚染せずに床下に必要物資を供給して床下作業を支援することができる。
(10A)は伸縮導管50の短縮状態図である。この伸縮導管50は、差込端部50aにロック用ボタン50cを有し、後端の受入端部50bにロック用孔50dが形成されている。作業に使用していない場合には、運搬するために伸縮導管50を短縮状態にしている。
(10B)は伸縮導管50の伸長状態図である。作業現場では、伸縮導管50を伸長させ、その中に電気ケーブル、水道水チューブ、薬液供給チューブなどの長尺部材51を挿通させる。
床上室内が広大な場合には、1本の伸縮導管50では長さ不足の場合が生じる。そこで、伸縮導管50を2本以上用意する。一方の伸縮導管50の差込端部50aを他方の伸縮導管50の受入端部50bに内入させてロック用ボタン50cをロック用孔50dにロックさせて両者を分離不能に接続する。これを繰り返して任意長の前記長尺部材51でも、外部から床面5の開口部4を経て床下に導入できるから、通常の室内から広大な室内にまで対応でき、床下作業を強力に支援することができる。
(11A)は掃出し窓用シート65の取着方法図である。掃出し窓61は建物外壁面60に形成され、窓開口部63と引き戸62から構成される。シート開口部66を開口形成した1枚の掃出し窓用シート65を前記掃出し窓61に張り付ける。
(11B)は掃出し窓用シート65の張付構造図である。前記掃出し窓用シート65のシート開口部66を窓開口部63に対面させて張設し、前記掃出し窓用シート65の周囲を前記掃出し窓61の周囲にクリップ67で固定することにより、掃出し窓61及び建物外壁面60を含む建物内外周辺を清浄に保持することができる。
前述した室内防汚用歩行路体40が前記伸縮歩行路体43で構成される場合には、前記シート開口部66を前記伸縮歩行路体43の前記出口開口43bと略同形状に形成する。そうすれば、前記伸縮歩行路体43の前記出口開口43bを前記シート開口部66に連通して接続するだけで床上室内の防汚機能を高度化することができる。
前記室内防汚用歩行路体40が、前記開口部用防汚装置2の出入口26、42から床面5に敷設された床面シート41である場合には、床面シート41の最終端部である床面シート端部41aをシート開口部66から外方に床面シート端部垂下部41として垂下させればよい。即ち、シート開口部66を開口形成した1枚の掃出し窓用シート65を用意し、前記掃出し窓用シート65を建物の掃出し窓61に合わせて張設し、前記掃出し窓用シート65の周囲を前記掃出し窓61の周囲にクリップ67で固定すれば、前記床面シート41を前記シート開口部66に接続でき、防汚機能を向上させた床下作業で使用される床上室内防汚装置1を構成することができる。
前記直方体状開口部用防汚装置2Aにおいて、略直方体状の前記開口部用枠体10は、まず4本の横管13を矩形状に配置した上段矩形体19Aと、4本の横管13を矩形状に配置した下段矩形体19Bとを離間して上下に対向配置する。
前記上段矩形体19Aと前記下段矩形体19Bの4隅には上下に連結される4本の縦管14が立設されて略直方体が形成される。次に、前記略直方体の8個の角部に三方に継手孔部15aを形成した三方継手15が配置され、夫々の前記三方継手15の三方の継手孔部15aに2本の横管13の端部と1本の縦管14の端部が挿着されて強固な略直方体状の開口部用枠体10が構成される。左右の保護部材35、35は一点鎖線で示されている。
従って、この直方体状開口部用防汚装置2Aからなる開口部用枠体10は極めて強固であり、両手で開口部用枠体10を把持すれば前記開口部4を覆うように配置することが容易である。しかも重量があるから移動し難く、転がることもないから、定位置に安定して存在する利点がある。更に、保護部材35の上に配置すれば、床面を傷つけることもない。その重量性と保護部材35のクッション性及び高摩擦性により床面を移動したり転がることもなく、定位置安定性に優れている。
この三方継手15には、X・Y・Z方向に対応して3個の継手孔部15a、15a、15aが開孔されている。X・Yに対応する継手孔部15a、15aには横管13、13が挿着されており、Zに対応する継手孔部15aには縦管14が挿着されている。この三方継手15aにより上述した開口部用枠体10の組立が容易であり、かつ強固な構造を容易に実現できる。また、結合方式は挿着でも螺着でもよく、組み立てた後に分解できるような結合であればよい。
本形態では、図12に示された前記開口部用枠体10において、前記上段矩形体19Aを構成する4本の前記横管13と、前記下段矩形体19Bを構成する4本の前記横管13と、立設された4本の前記縦管14の夫々には伸縮紐が挿通されている点に特徴を有する。しかも、これらの伸縮紐が8個の前記三方継手15の中で相互に伸縮可能に連結されているから、全体を構成する部品が分離できない状態で纏まっている。即ち、8個の前記三方継手15から前記横管13と前記縦管14を抜脱させた状態であっても、8本の前記横管13と4本の前記縦管14と8個の前記三方継手15がそれらの伸縮紐により分離不能且つ伸縮可能な略自由状態になっており、全部品が伸縮紐で相互に結ばれて離散しないように構成されている。従って、8個の前記三方継手15に8本の前記横管13と4本の前記縦管14を装着させれば、前記直方体状開口部用防汚装置2Aを容易に再組み立てることができ、床下作業で使用される床上室内防汚装置1の最高性が簡単かつ迅速に行える利点を有する。
更に具体的には、4本の前記縦管14に夫々挿通される前記伸縮紐は上下端に伸縮輪17aを形成した伸縮縦紐17であり、前記上段矩形体19Aを構成する4本の前記横管13に挿通される前記伸縮紐は、4本の前記伸縮縦紐17の上方の4個の伸縮輪17aを挿通する一本の伸縮環状紐16で形成され、前記下段矩形体19Bを構成する4本の前記横管13に挿通される前記伸縮紐は、4本の前記伸縮縦紐17の下方の4個の伸縮輪17aを挿通する一本の伸縮環状紐16で形成されている特徴を有する。
従って、上段側では一本の伸縮環状紐16を4本の前記伸縮縦紐17の上方の4個の伸縮輪17aを挿通するだけでよく、下段側では一本の伸縮環状紐16を4本の前記伸縮縦紐17の下方の4個の伸縮輪17aを挿通するだけでよいから、伸縮紐同士の結合が簡単に行える利点がある。しかも、上方の4個の伸縮輪17aと下方の4個の伸縮輪17aを8個の三方継手15の中に内装すれば、伸縮紐同士の継目が外部から視認できず、継目が外力で解かれる可能性がなくなり、長期耐久性を維持できる特徴がある。
(15A)は三方継手15を表側から見た斜視図であり、3個の継手孔部15aの周囲にはねじ部15bが形成されている。(15B)は三方継手15を裏側から見た斜視図であり、3個の継手孔部15aの周囲にはねじ部15bが形成されていることが分かる。従って、三方継手15に2本の横管13と1本の縦管14を挿着して締付管15c(図16に図示)で螺合すれば、開口部用枠体10を強固に組み立てることができる。
下側の手前角の三方継手15に2本の横管13と1本の縦管14が挿着されて3個の締付管15cで螺合されている状態が明示されている。また、その上側の手前角では、縦管14の上側に露出した伸縮環状紐16と伸縮縦紐17が示されている。伸縮環状紐16と伸縮縦紐17との挿通状態は後述する図18に明示される。全体が頑丈に組み立てられていることが分かる。
三方継手15は3個の締付蓋15cで2本の横管13、13と1本の縦管14に対し連結されていることが分かる。締付蓋15cによる螺合で自然に緩んで分解することは無く、開口部用枠体10と装置としての安定性が保証される。
縦管14の上端には伸縮縦紐17の伸縮輪17aが配置され、横管13、13を挿通する伸縮環状紐16は前記伸縮輪17aを挿通していることが分かる。開口部用枠体10の8ケ所のコーナーで、伸縮環状紐16と伸縮輪17aとの伸縮状の係合が行われるから、仮に三方継手15による継合が解除されても全部品が分離不能で且つ略自由状態にあることが理解できる。
(19A)の第1状態図では、8本の横管と4本の縦管からなるパイプ群18と1個の三方継手が折り畳んで配置され、3本管の端部が第1角10A~第4角10Dと配置されている。(19B)の第2状態図では、第2角10Bと第3角10Cが前方に展開された状態が示されている。
(19C)の第3状態図では、第2角10Bと第3角10Cを左右に開き、第4角10Dを第2角10Bと対称位置に移動させると、全体が左右対称形に再配置された状態が示されている。(19D)の第4状態図では、第2角10Bと第4角10Dを上方に吊り上げて、略直方体形状の立体化した状態が示されている。この立体形を横転させれば、図16の立体が形成されることが明白である。
(19A)の状態は倉庫から現場への運搬状態を示し、極めてコンパクトに纏められるから運搬が容易であることが分かる。また、現場に到着すると、各部品が分離しても離散することが無く、(19A)の状態から(19D)の状態へと極めて容易に且つ迅速に前記開口部用枠体10を組み立てることができる。
また、開口部の上方を囲むように包囲フィルムで包被された開口部用防汚装置を配置して、耐久性を有し塵埃などを完全に遮断できる開口部用防汚装置を提供する。更に、開口部用防汚装置に室内防汚用歩行路体を連設して床上室内の全領域を清浄に保持する床上室内防汚装置を提供できる。また更に、掃出し窓用シートを建物の掃出し窓に合わせて張設して、床上室内の防汚機能を一層高度化する床上室内防汚装置を提供するものでる。
2 開口部用防汚装置
2A 直方体状開口部用防汚装置
2B ループ状開口部用防汚装置
2c 連結用孔
3 作業員
4 開口部
5 床面
6 開口部周囲床面
10 開口部用枠体
10A 第1角
10B 第2角
10C 第3角
10D 第4角
11 矩形枠
11a 矩形枠孔
12 接続棒
12a 接続棒突起
13 横管
14 縦管
15 三方継手
15a 継手孔部
15b ねじ部
15c 締付蓋
16 伸縮環状紐
17 伸縮縦紐
17a 伸縮輪
18 パイプ群
19A 上段矩形体
19B 下段矩形体
20 包囲フィルム
21 下端開口
22 側面フィルム
23 上面フィルム
24 開放用切線
25 開放フィルム片
26 出入口
27 正面フィルム
30 開口部周囲シート
31 内端片
35 保護部材
36 床面材
37 側面材
40 室内防汚用歩行路体
41 床面シート
41a 床面シート端部
41b 床面シート端部垂下部
42 出入口
43 伸縮歩行路体
43a 入口開口
43b 出口開口
44 直立ループ枠体
44a ループ部
44b 直立ループ枠体孔
45 連結棒
45a 連結棒突起
46 床面フィルム
47 周面フィルム
48 磁石
50 導管
50a 差込端部
50b 受入端部
50c ロック用ボタン
50d ロック用孔
51 長尺部材
60 建物外壁面
61 掃出し窓
62 引き戸
63 窓開口部
65 掃出し窓用シート
66 シート開口部
67 クリップ
66 シート開口部
A 台所装置
Claims (11)
- 建物の床下作業を実施する際に塵埃などで床上室内が汚染されることを防止する床上室内防汚装置であり、作業員が床下に出入するために床面に開口された開口部と、前記開口部の上方を囲むように配置される開口部用防汚装置と、前記開口部用防汚装置は、前記開口部の周囲を取り巻く開口部周囲床面の上に配置される開口部用枠体と、前記開口部の上方を囲むように前記開口部用枠体で囲まれた空間を包囲する包囲フィルムと、前記包囲フィルムの一面に開放された又は開放可能に設けられた出入口からなり、前記出入口を通って前記開口部に出入りして床下作業することができ、
前記開口部用防汚装置は直方体状に組み立てられた直方体状開口部用防汚装置であり、前記直方体状開口部用防汚装置は略直方体状の前記開口部用枠体と略直方体状の前記包囲フィルムから構成され、前記包囲フィルムは略直方体状の6面からなり、下端面が開口された下端開口を有し、正面には正面開口を有して前記出入口が形成されているか、又は正面フィルムを有し、前記正面フィルムには略L字状、略四角状又は略コ字状に開放用切線が形成され、該開放用切線を切って開放フィルム片を切り取るか、前方に垂らすか、又は上にまくり上げると前記出入口が開放形成され、前記包囲フィルムを前記下端開口から前記開口部用枠体に包被して前記直方体状開口部用防汚装置を構成し、
前記直方体状開口部用防汚装置において、略直方体状の前記開口部用枠体は、4本の横管を矩形状に配置した上段矩形体と、4本の横管を矩形状に配置した下段矩形体と、前記上段矩形体と前記下段矩形体を離間して上下に対向配置し、前記上段矩形体と前記下段矩形体の4隅を上下に連結する4本の縦管を立設して略直方体を形成し、前記略直方体の8個の角部に三方に継手孔部を形成した三方継手を配置し、夫々の前記三方継手の三方の継手孔部に2本の横管の端部と1本の縦管の端部を挿着して強固な略直方体に構成され、
略直方体に構成された前記開口部用枠体において、前記上段矩形体を構成する4本の前記横管と、前記下段矩形体を構成する4本の前記横管と、立設された4本の前記縦管の夫々には伸縮紐が挿通され、それらの伸縮紐が8個の前記三方継手の中で相互に伸縮可能に連結されており、8個の前記三方継手から前記横管と前記縦管を抜脱させた状態では8本の前記横管と4本の前記縦管と8個の前記三方継手がそれらの伸縮紐により分離不能且つ伸縮可能な略自由状態になり、前記直方体状開口部用防汚装置を容易に組み立てることがで
きることを特徴とする床下作業で使用される床上室内防汚装置。 - 開口部周囲シートを前記開口部周囲床面に敷設し、前記開口部周囲シートの上又は近傍に床面保護用の1個以上の保護部材を配置し、前記保護部材の上に前記開口部用枠体を配置して前記開口部用防汚装置を前記保護部材の上に構成し、床面を保護することができる請求項1に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
- 前記開口部用防汚装置に形成された前記出入口の付近から床面の上に室内防汚用歩行路体を設ける請求項1又は2に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
- 開口部周囲シートから連続して内端片を前記開口部の内方に垂下させ、又は前記内端片を前記床面の裏側に折曲させて防汚機能を高める請求項2又は3に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
- 前記直方体状開口部用防汚装置において、前記開口部用枠体は、4隅に矩形枠孔を穿設した2個の矩形枠と、左右端に接続棒突起を突設した4本の接続棒とからなり、2個の前記矩形枠を離間した状態で左右に対向して配置し、前記矩形枠の間の4隅に4本の前記接続棒を横設し、各接続棒の左右の接続棒突起を左右の前記矩形枠の矩形枠孔に夫々挿着して直方体状に構成される請求項1~4のいずれか1項に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
- 直方体状の前記開口部用枠体において、4本の前記縦管に夫々挿通される前記伸縮紐は上下端に伸縮輪を形成した伸縮縦紐であり、前記上段矩形体を構成する4本の前記横管に挿通される前記伸縮紐は、4本の前記伸縮縦紐の上方の4個の伸縮輪を挿通する一本の伸縮環状紐で形成され、前記下段矩形体を構成する4本の前記横管に挿通される前記伸縮紐は、4本の前記伸縮縦紐の下方の4個の伸縮輪を挿通する一本の伸縮環状紐で形成されている請求項1~5のいずれか1項に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
- 前記開口部用防汚装置はループ状に組み立てられたループ状開口部用防汚装置であり、前記ループ状開口部用防汚装置はループ状の前記開口部用枠体とループ状の前記包囲フィルムから構成され、ループ状の前記開口部用枠体は、上方にループ部を有し作業員が歩行できる程度の高さを有した直立形状の直立ループ枠体を2個用意し、前記開口部を内包するように2個の前記直立ループ枠体を連結棒で相互に離間するように連結して対向配置し、前記包囲フィルムは背面と正面と周面と下端面の4面からなり、下端面は開口されて下端開口を有し、正面は開口可能に形成され作業員が出入りする出入口を形成可能であり、背面を密封する背面フィルムと、2個の前記ループ部を含む周面を密封する周面フィルムから少なくとも構成される請求項1~4のいずれか1項に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
- 室内防汚用歩行路体は、前記開口部用防汚装置の出入口から床面に敷設された床面シートである請求項3~7のいずれか1項に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
- シート開口部を開口形成した1枚の掃出し窓用シートを用意し、前記掃出し窓用シートを建物の掃出し窓に合わせて張設し、前記掃出し窓用シートの周囲を前記掃出し窓の周囲に固定し、前記床面シートを前記シート開口部に接続して防汚機能を向上させる請求項8に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
- 先端側に差込端部を有し後端側に受入端部を有した伸縮導管を用意し、前記伸縮導管は伸縮して長短調節可能であり、前記伸縮導管の中に長尺部材を挿通させ、前記差込端部を前記開口部用防汚装置に接続し、前記長尺部材を床面の開口部から床下に導入して床下作業
を支援する請求項1~9のいずれか1項に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。 - 前記差込端部にロック用ボタンを有し前記受入端部にロック用孔を有した伸縮導管を2本以上用意し、一方の伸縮導管の差込端部を他方の伸縮導管の受入端部に内入させてロック用ボタンをロック用孔にロックさせて両者を分離不能に接続し、これを繰り返して任意長の前記長尺部材でも床面の開口部から床下に導入して床下作業を支援可能である請求項10に記載の床下作業で使用される床上室内防汚装置。
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