JP7306162B2 - サーバ、再生デバイス、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、及びプログラム - Google Patents

サーバ、再生デバイス、コンテンツ再生システム、コンテンツ再生方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザの再生デバイスでコンテンツの再生を行うためのサーバ等に関する。
観光客は、カメラによって風景を撮影したり、風景をバックに自分や同行者を撮影したりして観光を楽しんでいる。また、特許文献1のような据え置き型の写真撮影装置は観光施設や観光地等に設置されることがあり、観光客を撮影した画像からクロマキー処理により観光客の人物画像を抽出し、観光施設や観光地等に応じた所定の背景画像と合成して観光客に提供することができる。
また特許文献2には、AR(拡張現実)技術を利用し、観光施設や観光地等の展望鏡で実空間の画像上に仮想的な建築物等のコンテンツを表示させることが開示されており、観光客はあたかもその建築物等が実空間に存在するように感じることができる。
特開2019-003304号公報 特開2003-264740号公報
これらの技術はユーザの観光体験を豊かにするものであるが、観光施設や観光地等においては、ユーザの総合的な観光体験をより豊かにし、ユーザの満足度を高めて来客者数の増加につなげることが求められている。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの観光体験を豊かにできるサーバ等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスと通信可能に接続されたサーバであって、所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前に、前記キャラクターの映像が実空間を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第1の再生情報送信手段と、前記再生デバイスがセンサによって取得したセンサ情報を受信するセンサ情報受信手段と、前記センサ情報の解析結果に基づき、前記キャラクターの背景画像を決定する背景画像決定手段と、前記背景画像を前記再生デバイスに送信する背景画像送信手段と、前記撮影装置によるユーザの撮影時に、前記キャラクターの映像が前記背景画像を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第2の再生情報送信手段と、を有することを特徴とするサーバである。
本発明では、ユーザが観光を楽しんでその後記念撮影をする、という一連の行為のなかで、ユーザが装用等した再生デバイスでキャラクターの映像や音声を実空間等を背景にして再生することで、ユーザはあたかもキャラクターと一緒に観光や記念撮影を楽しんでいるという感覚を得ることができ、ユーザの総合的な観光体験をより豊かにすることができる。しかも、記念撮影時には、ユーザが視聴するキャラクターの背景を、センサ情報から判断したユーザの思い出の場所に関するものとでき、ユーザにとって印象深い写真撮影を実現できる。
前記背景画像送信手段は、前記撮影装置により撮影されるユーザの画像が前記背景画像と合成されるよう、前記背景画像を前記撮影装置に送信することが望ましい。
これにより、記念写真の背景をユーザの思い出の場所に関するものとでき、ユーザの印象に残る記念写真が得られる。
前記サーバは、前記再生デバイスとして眼鏡型のウェアラブルデバイスと通信可能に接続することが望ましい。
このような再生デバイスを用いることで、ユーザの没入感を高め、キャラクターがあたかも実在するかのように感じることができる。
前記センサ情報は、前記再生デバイスの周囲の画像情報を含むことが望ましい。前記背景画像決定手段は、例えば前記画像情報に含まれる顔画像の笑顔度を算出し、前記笑顔度を用いて前記背景画像を決定する。
これにより、ユーザが観光中に見たものを、前記の背景画像の決定に用いることができる。例えば複数のユーザが一緒に観光している場合、ユーザの見た他のユーザが笑顔であれば、その場所は観光を楽しんだ思い出深い場所であると推定できる。
前記第1、第2の再生情報送信手段は、共通のキャラクターを表示するコンテンツデータの再生情報を複数の前記再生デバイスに送信することが望ましい。
これにより、家族や友人同士で観光を行う際に、各人の観光体験を豊かにすることが可能になる。
第2の発明は、キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスであって、前記コンテンツデータを再生する再生手段を有し、前記再生手段は、所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前、前記キャラクターの映像を実空間を背景にして表示し、前記撮影装置によるユーザの撮影時、前記キャラクターの映像を、前記再生デバイスのセンサによって取得されたセンサ情報に応じた背景画像上で表示することを特徴とする再生デバイスである。
第2の発明は、キャラクターの映像や音声を実空間およびセンサ情報に応じた背景画像を背景として再生する再生デバイスである。
第3の発明は、キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスと、サーバとを含むコンテンツ再生システムであって、前記サーバは、所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前に、前記キャラクターの映像が実空間を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第1の再生情報送信手段と、前記再生デバイスがセンサによって取得したセンサ情報を受信するセンサ情報受信手段と、前記センサ情報の解析結果に基づき、前記キャラクターの背景画像を決定する背景画像決定手段と、前記背景画像を前記再生デバイスに送信する背景画像送信手段と、前記撮影装置によるユーザの撮影時に、前記キャラクターの映像が前記背景画像を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第2の再生情報送信手段と、を有することを特徴とするコンテンツ再生システムである。
第3の発明は、第1の発明のサーバを含むコンテンツ再生システムである。
第4の発明は、キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスと通信可能に接続されたサーバが、所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前に、前記キャラクターの映像が実空間を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信するステップと、前記再生デバイスがセンサによって取得したセンサ情報を受信するステップと、前記センサ情報の解析結果に基づき、前記キャラクターの背景画像を決定するステップと、前記背景画像を前記再生デバイスに送信するステップと、前記撮影装置によるユーザの撮影時に、前記キャラクターの映像が前記背景画像を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信するステップと、を実行することを特徴とするコンテンツ再生方法である。
第4の発明は、第1の発明のサーバによるコンテンツ再生方法である。
第5の発明は、キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスと通信可能に接続されたサーバを、所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前に、前記キャラクターの映像が実空間を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第1の再生情報送信手段と、前記再生デバイスがセンサによって取得したセンサ情報を受信するセンサ情報受信手段と、前記センサ情報の解析結果に基づき、前記キャラクターの背景画像を決定する背景画像決定手段と、前記背景画像を前記再生デバイスに送信する背景画像送信手段と、前記撮影装置によるユーザの撮影時に、前記キャラクターの映像が前記背景画像を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第2の再生情報送信手段と、として機能させるためのプログラムである。
第5の発明は、第1の発明のサーバを機能させるためのプログラムである。
第6の発明は、キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスを、前記コンテンツデータを再生する再生手段であって、所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前、前記キャラクターの映像を実空間を背景にして表示し、前記撮影装置によるユーザの撮影時、前記キャラクターの映像を、前記再生デバイスのセンサによって取得されたセンサ情報に応じた背景画像上で表示する再生手段として機能させるためのプログラムである。
第6の発明は、第2の発明の再生デバイスを機能させるためのプログラムである。
本発明により、ユーザの観光体験を豊かにできるサーバ等を提供することが可能となる。
コンテンツ再生システム1の構成を示す図。 再生デバイス2の外観を示す図。 再生デバイス2のハードウェア構成を示す図。 サーバ3のハードウェア構成を示す図。 撮影装置4のハードウェア構成を示す図。 購入情報322、ランドマークデータ323を示す図。 デバイス情報324を示す図。 コンテンツ再生システム1の機能構成を示す図。 コンテンツ再生システム1で行われる処理について示すフローチャート。 画像情報3241の例。 ユーザaとキャラクターbの位置関係を示す図。 キャラクターbの映像の表示の例。 コンテンツ再生システム1で行われる処理について示すフローチャート。 背景画像を説明する図。 透過型ディスプレイ206での表示の例。 合成画像77の例。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.コンテンツ再生システム1)
図1は本発明の実施形態に係るコンテンツ再生システム1の構成を示す図である。図1に示すように、コンテンツ再生システム1は、再生デバイス2、サーバ3、撮影装置4等をネットワーク5により通信可能に接続して構成される。
本実施形態のコンテンツ再生システム1は、観光施設や観光地、例えばアミューズメント施設やテーマパーク、動物園、美術館、博物館、名所旧跡等においてユーザがコンテンツデータを視聴するものであり、ユーザが再生デバイス2を装用して観光施設や観光地等で観光を行った後、撮影装置4で記念撮影を行う際に利用される。
再生デバイス2は、キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータを実空間や仮想空間(後述する背景画像)を背景にしてユーザが視聴するためのデバイスであり、例えば、眼鏡型のスマートグラスやヘッドマウントディスプレイなどのウェアラブルデバイスが用いられる。本実施形態では、再生デバイス2としてスマートグラスを用いる例を説明する。
図2は再生デバイス2(スマートグラス)の外観を示す図であり、図3は再生デバイス2のハードウェア構成を示す図である。再生デバイス2は、フレーム200に制御部201、記憶部202、通信部203、モーションセンサ204、位置センサ205、透過型ディスプレイ206、マイク207、スピーカ208、カメラ209、周辺機器I/F部210等を設けて構成される。ただし、再生デバイス2の構成はこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部201は、CPU、ROM、RAM等により構成される。CPUは、記憶部202、ROM等の記憶媒体に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、再生デバイス2の各部を駆動制御する。ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部201が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部202はフラッシュメモリ等の記憶媒体である。記憶部202には、制御部201が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、オペレーティングシステム等が格納されている。
通信部203は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信等の通信装置を有し、ネットワーク5等を介した通信や、Bluetooth(登録商標)対応機器・非接触型ICカード等との通信を制御する。
モーションセンサ204は、9軸センサ(地磁気センサ・加速度センサ・ジャイロセンサ)を含み、再生デバイス2の向いている方角や姿勢(傾きや回転)、動きの情報等を取得する。
位置センサ205は、再生デバイス2の現在位置を取得するものである。位置センサ205は、GPS(Global Positioning System)のように衛星からの信号によって自デバイスの位置を検出するものとしてもよいし、携帯電話の無線基地局や無線LANのアクセスポイントからの電波強度等によって自デバイスの位置を検出してもよい。
透過型ディスプレイ206は、シースルー方式の表示装置であり、例えばスマートグラスの両眼部にそれぞれ設けられる。透過型ディスプレイ206は、制御部201の制御により入力されたキャラクターの映像を、透過型ディスプレイ206の先にある実空間あるいは透過型ディスプレイ206で表示した仮想空間に重畳して表示させる。キャラクターの表示は、2Dまたは3Dのいずれでもよい。なお、透過型ディスプレイ206の代わりに網膜走査型のディスプレイを用いることも可能である。
マイク207はユーザ等の音声を集音する音声センサであり、スピーカ208はユーザ等に対し音声を出力するものである。
カメラ209は、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を用いた画像センサであり、動画または静止画を撮影する。カメラ209は、図2に示すように、再生デバイス2の中央部に配置されるセンターカメラ209a、左右に配置されるステレオカメラ209bを含む。
周辺機器I/F部210は、周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部210を介して周辺機器とのデータの送受信が行われる。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。本実施形態では、周辺機器I/F部210に、再生デバイス2に対する操作指示を入力するためのコントローラ(不図示)が接続される。なお、再生デバイス2に対する操作指示はマイク207を介して音声によって行うことも可能である。
図1の説明に戻る。サーバ3は、コンテンツ再生システム1における各種の処理を実行するものである。これらの処理については後述する。
図4はサーバ3のハードウェア構成を示す図である。サーバ3は、制御部301、記憶部302、通信部303等を有するコンピュータによって実現できる。但し、サーバ3の構成はこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。またサーバ3は複数のコンピュータから構成されてもよい。
制御部301は、CPU、ROM、RAM等により構成される。CPUは、記憶部302、ROM等の記憶媒体に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、サーバ3の各部を駆動制御する。ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部301が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部302は、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等の記憶媒体である。記憶部302には、制御部301が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、オペレーティングシステム等が格納される。
通信部303は、通信制御装置及び通信ポートを有し、ネットワーク5等を介した通信を制御する。サーバ3はネットワーク5を介して再生デバイス2や撮影装置4と通信可能に接続し、各種のデータを送受信可能である。
図1の説明に戻る。撮影装置4は、ユーザの撮影を行うためのものであり、撮影スタジオなど、観光施設や観光地等の所定の撮影場所に設けられる。撮影装置4は、カメラマンにより操作されるものでもよいし、ユーザが自分で操作を行うものでもよい。
図5は撮影装置4のハードウェア構成を示す図である。撮影装置4は、制御部401、記憶部402、通信部403、入力部404、表示部405、周辺機器I/F部406、カメラ407等を備える。
制御部401は、CPU、ROM、RAM等により構成される。CPUは記憶部402、ROM等の記憶媒体に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、撮影装置4の各部を駆動制御する。ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部401が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。
記憶部402は、例えば、ハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリ等の記憶媒体である。記憶部402には制御部401が実行するプログラムや、プログラム実行に必要なデータ、オペレーティングシステム等が格納されている。
通信部403は、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、近距離無線通信等の通信装置を有し、ネットワーク5等を介した通信や、Bluetooth(登録商標)対応機器・非接触型ICカード等との通信を制御する。
入力部404は、例えば、キーボードやマウス等のポインティングデバイス、ディスプレイと一体的に設けられたタッチパネル等であり、撮影装置4に対する操作指示の入力に用いられる。
表示部405は、液晶パネル等のディスプレイ装置を有し、撮影装置4での撮影に係る表示をディスプレイ装置上で行う。
周辺機器I/F部406は、周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部406を介して周辺機器とのデータの送受信が行われる。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。
カメラ407は例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの撮像素子を用いたデジタルカメラであり、周辺機器I/F部406を介して制御部401等と通信可能に接続される。
(2.サーバ3に記録されるデータ)
図4に示すように、サーバ3の記憶部302にはコンテンツデータ321、購入情報322、ランドマークデータ323、デバイス情報324等が記録される。
コンテンツデータ321は、例えば所定のキャラクターの映像や音声のデータである。キャラクターは例えばアニメやゲーム等の架空のキャラクターであるが、これに限ることはなく、実在する有名人等のものであってもよい。本実施形態では、ユーザが事前に購入したコンテンツデータ321がユーザの再生デバイス2で再生されるものとする。
購入情報322は、コンテンツデータ321を購入する際に登録される情報である。購入情報322は、例えば図6(a)に示すように、購入ID3221、コンテンツID3222、購入者情報3223等の情報を紐づけたものである。
購入ID3221は、コンテンツID3222、購入者情報3223などの購入記録を識別する識別情報であり、コンテンツデータ321を購入する際に生成される。
コンテンツID3222は、ユーザが購入したコンテンツデータ321を識別する識別情報である。
購入者情報3223は、コンテンツデータ321の購入者の氏名、連絡先、決済情報等であり、コンテンツデータ321の購入時に登録される。
ランドマークデータ323は、図6(b)に示すように、観光施設や観光地内のランドマーク3231に対し、その位置3232、画像3233、及び推奨背景画像3234等を紐づけたものである。
ランドマーク3231は、観光施設や観光地内のランドマークの名称である。ただし、ランドマーク3231は観光施設や観光地内の場所を指定できるものであれば何でも構わない。
位置3232は、ランドマーク3231の位置を示す情報であり、例えば緯度と経度によって表される。
画像3233は、ランドマーク3231の画像である。
推奨背景画像3234は、後述する背景画像として用いられる画像データであり、ランドマーク3231ごとに関係ある画像が定められる。推奨背景画像3234は例えば無人時のランドマーク3231周辺の画像などであるが、これに限ることはなく、ランドマーク3231に関係があればよい。
デバイス情報324は、図7に示すように、コンテンツデータ321の購入ID3221と紐づけて画像情報3241、音声情報3242、位置情報3243、デバイスの向き3244等を記録した構成となっている。
画像情報3241は、再生デバイス2のカメラ209で撮影された再生デバイス2の周囲の画像のデータである。
音声情報3242は、再生デバイス2のマイク207で集音された音声のデータである。
位置情報3243は、再生デバイス2の位置センサ205で取得した再生デバイス2の位置のデータである。位置情報3243は例えば緯度、経度等で表される。
デバイスの向き3244は、再生デバイス2のモーションセンサ204で取得した再生デバイス2の向きに関するデータである。デバイスの向き3244は例えば角度等で表される。
これらの画像情報3241、音声情報3242、位置情報3243、デバイスの向き3244のデータは、再生デバイス2のセンサ(モーションセンサ204、位置センサ205、マイク207、カメラ209等)で取得されるものであり、以下センサ情報3240ということがある。センサ情報3240は再生デバイス2からサーバ3へと短い時間間隔で定期的に送信され、各時間におけるセンサ情報3240が履歴としてデバイス情報324に記録される。センサ情報3240の履歴は、再生デバイス2を装用して観光を行ったユーザの体験に関する情報でもある。
(3.コンテンツ再生システム1の機能)
次に、コンテンツ再生システム1の機能構成について説明する。図8に示すように、コンテンツ再生システム1において、再生デバイス2は再生手段21とセンサ22を有し、サーバ3は第1の再生情報送信手段31、センサ情報受信手段32、背景画像決定手段33、背景画像送信手段34、第2の再生情報送信手段35等を有する。
再生手段21は、再生デバイス2の制御部201が透過型ディスプレイ206やスピーカ208によってキャラクターの映像や音声(コンテンツデータ321)を再生するものである。
センサ22は、再生デバイス2のモーションセンサ204、位置センサ205、マイク207、カメラ209等に対応し、前記したセンサ情報3240の取得を行うものである。
第1の再生情報送信手段31は、サーバ3の制御部301が、ユーザの観光時(撮影装置4によるユーザの記念撮影前)に、コンテンツデータ321の再生情報を通信部303を介して再生デバイス2に送信するものである。コンテンツデータ321の再生情報は、例えばそのキャラクターの映像の表示を行うための動画データや音声の出力を行うための音声データであり、再生デバイス2ではキャラクターの映像が透過型ディスプレイ206の先にある実空間を背景にして表示される。
センサ情報受信手段32は、サーバ3の制御部301が、再生デバイス2から送信されたセンサ情報3240を通信部303を介して受信するものである。
背景画像決定手段33は、サーバ3の制御部301が、上記センサ情報3240の解析結果に基づき、背景画像を決定するものである。
背景画像送信手段34は、サーバ3の制御部301が、上記背景画像を通信部303を介して再生デバイス2と撮影装置4に送信するものである。
第2の再生情報送信手段35は、サーバ3の制御部301が、撮影装置4によるユーザの記念撮影時に、コンテンツデータ321の再生情報を通信部303を介して再生デバイス2に送信するものである。この時、再生デバイス2ではキャラクターの映像が背景画像上に重畳して表示される。
(4.コンテンツ再生方法)
次に、本発明の実施形態に係るコンテンツ再生システム1における処理(コンテンツ再生方法)について説明する。前記したように、本実施形態ではユーザが観光施設や観光地等で観光を行った後、撮影スタジオ等で記念撮影を行うので、以下ではそれぞれの場面におけるコンテンツ再生システム1の処理について説明する。
なお、本システムを利用する場合は、前記したように事前にコンテンツデータ321の購入を行う必要がある。ユーザは、ユーザ端末(不図示)を用いてサーバ3にアクセスし、サーバ3の提供するWebサイト上でコンテンツデータ321の購入を行う。この際、前記した購入者情報3223を入力し、コンテンツデータ321を選択する。サーバ3は、ユーザに対し購入ID3221を発行し、選択されたコンテンツデータ321に対応するコンテンツID3222を、上記の購入ID3221および購入者情報3223と紐づけ、購入情報322の登録を行う。
コンテンツデータ321を購入したユーザは、再生デバイス2を観光施設や観光地等の係員から受け取り、再生デバイス2に購入ID3221を入力することで、購入したコンテンツデータ321を視聴可能となる。購入ID3221は、再生デバイス2の貸出時に係員が入力してもよいし、サーバ3からユーザ端末(不図示)に送信された購入ID3221をユーザ自身で再生デバイス2に入力してもよい。その他、ユーザのウェアラブルデバイスや非接触型ICカードに購入ID3221を記録しておき、これらの媒体から再生デバイス2に購入ID3221を送信してもよい。
(4-1.観光施設や観光地等の観光時(撮影装置4による記念撮影前))
ユーザは、上記の再生デバイス2を装用し、観光施設や観光地等を観光する。この際、再生デバイス2では購入ID3221に対応するコンテンツデータ321の再生が適宜行われ、ユーザはキャラクターと一緒に観光をしているような感覚を得ることができる。
図9は、ユーザの観光時にコンテンツ再生システム1で行われる処理について示すフローチャートである。図9のS101~S102、S107~S108は再生デバイス2の制御部201が再生デバイス2の各部を制御して実行する処理であり、S103~S106はサーバ3の制御部301がサーバ3の各部を制御して実行する処理である。
ユーザの観光時、再生デバイス2は、前記した画像情報3241、音声情報3242、位置情報3243、デバイスの向き3244等をセンサ情報3240として取得する(S101)。画像情報3241は、カメラ209によってユーザの視線方向の画像を撮影することで得られ、音声情報3242はマイク207により周囲の音声を集音することで得られる。位置情報3243は前記したように位置センサ205により得ることができ、デバイスの向き3244はモーションセンサ204によって得ることができる。
図10は上記の画像情報3241の例である。本実施形態では、家族や友人同士など複数のユーザが再生デバイス2の貸出を受けて一緒に観光を行うものとし、ユーザが別のユーザを見ている場合、画像情報3241には当該別のユーザの顔画像が含まれる。
再生デバイス2は、センサ情報3240を再生デバイス2の購入ID3221とともにサーバ3に送信する(S102)。
サーバ3は、上記のセンサ情報3240と購入ID3221を受信すると(S103)、センサ情報3240を購入ID3221と紐づけ、デバイス情報324として記録する(S104)。
サーバ3は、また、S103で受信したセンサ情報3240を解析し(S105)、必要に応じて、購入ID3221に対応するコンテンツデータ321について、そのキャラクターの映像の表示や音声の出力を行うための再生情報を再生デバイス2に送信する(S106)。前記したように、再生情報は、例えばキャラクターの映像の表示を行うための動画データや音声の出力を行うための音声データである。
再生デバイス2は、再生情報を受信する(S107)と、その再生情報に基づくコンテンツデータ321の再生を行う(S108)。この際、上記したキャラクターの映像や音声が再生デバイス2により再生されることになる。キャラクターの映像は、再生デバイス2の透過型ディスプレイ206の先に存在するリアルタイムの実空間を背景として、透過型ディスプレイ206にて表示される。
S103でサーバ3が受信するセンサ情報3240と、S106でサーバ3が送信する再生情報の関係は様々に設定することができ、その一例として、例えばユーザの視線方向すなわち再生デバイス2の向きに応じてキャラクターの特定の映像や音声を再生することが可能である。
例えば図11(a)に示すようにユーザa(再生デバイス2)が特定の向き以外の向きcを向いているとき、キャラクターbの映像や音声は再生されないが、図11(b)に示すようにユーザaが視線を移して特定の向きc’にすると、キャラクターbの映像が図12(a)のように実空間を背景にして表示され、またキャラクターbの特定の音声が再生されるようにする。これらの映像や音声は、例えばユーザの観光を盛り上げるような内容とするが、特に限定されることはない。
上記の処理は、ユーザaとキャラクターbが図11(a)に示すような位置関係(ユーザaから見て右隣にキャラクターbが存在する)であるという仮想的な状況を設定し、そのキャラクターbが図11(b)に示すようにユーザの視野d内に入るときにキャラクターbがユーザaから見えて、キャラクターbからユーザaに音声コミュニケーションがなされるといった交流場面を実現するものである。
その他、S103でセンサ情報3240として受信した位置情報3243に近い位置3232のランドマーク3231がランドマークデータ323に存在し、且つ、S103で同じくセンサ情報3240として受信した画像情報3241に対し画像処理を行うことにより、上記ランドマーク3231の画像3233と一致するランドマークが画像情報3241内に存在すると判定された場合に、図12(b)に示すようにキャラクターbの映像を実空間を背景にして再生デバイス2で表示し、そのランドマーク3231に応じたキャラクターbの音声を出力することも考えられる。これらの映像や音声は、例えばランドマーク3231の紹介等をするような内容とするが、特に限定されることはない。
上記の処理は、ユーザがランドマーク3231の近くに居てランドマーク3231を見ている場合に、キャラクターbからユーザaにランドマーク3231の紹介等がなされるといった交流場面を実現するものである。
これらの処理により、ユーザはあたかもキャラクターbと同伴しながら観光をしているような感覚を得ることができ、ユーザの観光体験をより豊かにすることができる。本実施形態では一緒に観光をする複数のユーザが再生デバイス2でコンテンツデータ321の再生を行っており、各人の再生デバイス2では共通のキャラクターが表示される。
(4-2.撮影装置4による記念撮影時)
こうしてユーザは観光を行い、その後、所定場所にある撮影スタジオで撮影装置4によって記念撮影を行う。図13はこの際コンテンツ再生システム1で行われる処理について示すフローチャートである。図13のS201~S202、S210~S213は撮影装置4の制御部401が撮影装置4の各部を制御して実行する処理であり、S203~S206はサーバ3の制御部301がサーバ3の各部を制御して実行する処理である。S207~S209は再生デバイス2の制御部201が再生デバイス2の各部を制御して実行する。
本実施形態では、記念撮影時、撮影スタジオでユーザ等が撮影装置4に購入ID3221を入力する。購入ID3221は、ユーザ等が撮影装置4の入力部404から直接入力してもよいし、ウェアラブルデバイスや非接触式ICカードに購入ID3221を記録している場合では、これらの媒体から撮影装置4に購入ID3221を送信してもよい。
撮影装置4は購入ID3221の入力を受け付け(S201)、購入ID3221をサーバ3に送信する(S202)。
サーバ3は、購入ID3221を受信すると(S203)、その購入ID3221に対応するデバイス情報324を取得し、そのセンサ情報3240の解析を行って(S204)、解析結果に基づき記念撮影時の背景画像を決定する(S205)。本実施形態ではこの背景画像として前記した推奨背景画像3234(図6(b)参照)が用いられる。
センサ情報3240とS205で決定される背景画像の関係は様々に設定することができるが、その一例として、例えば画像情報3241に含まれるユーザの顔画像について笑顔度を算出し、この笑顔度に基づいて背景画像を決定することが可能である。
例えば、各ユーザの再生デバイス2で撮影した画像情報3241から顔画像を含むものを抽出し、その顔画像について笑顔度を算出する。次に、最も笑顔度の高い顔画像を含む画像情報3241を求め、それが撮影された際の位置情報3243をデバイス情報324から取得する。そして、その位置情報3243に近い位置3232を有するランドマーク3231をランドマークデータ323から検索し、検索されたランドマーク3231に対応する推奨背景画像3234を前記の背景画像として決定する。
これは、笑顔度が高い場合、その画像情報3241が撮影された場所でユーザが十分楽しんでいたことが推定され、そのような思い出深い場所に関する画像を記念撮影時の背景画像とするためである。なお、笑顔度の算出については既知の画像解析手法を用いることができ、複数の顔画像が画像情報3241に含まれている場合は、各顔画像の笑顔度を加算して評価に用いることも、各顔画像の笑顔度の平均をとって評価に用いることも可能である。また一緒に観光している複数のユーザのメンバー属性、例えば個々のユーザが大人であるか子供であるか、男性であるか女性であるかなどを考慮し、笑顔度の高い人物が子供や女性であるときに、その画像情報3241から前記と同様に推奨背景画像3234を決定することも可能である。
サーバ3は、S205で決定した背景画像(推奨背景画像3234)を再生デバイス2と撮影装置4に送信する(S206)。
再生デバイス2は、背景画像を受信すると(S207)と、これを透過型ディスプレイ206に表示させる(S208)。この背景画像(推奨背景画像3234)は、図14に示すようにユーザaの全方位を囲む360度分の画像とされており、そのうちユーザa(再生デバイス2)の向きcに応じた画像が図15(a)に示すように透過型ディスプレイ206に表示される。
なお、本実施形態では後述するクロマキー処理を行うため撮影スタジオ内の内壁は単色で構成されているが、記念撮影時には透過型ディスプレイ206に背景画像が表示されることで、その向こう側にある撮影スタジオの内壁がユーザに見えることはない。すなわち、記念撮影時には、透過型ディスプレイ206が背景画像を表示することによりVR空間(仮想空間)が実現されている。
本実施形態では、記念撮影時にも、図11で説明した例と同様に、センサ情報3240、特にデバイスの向き3244に応じたコンテンツデータ321の再生が図9で説明したフローで行われる(S209)。記念撮影時には、図15(b)に示すようにキャラクターb(図11参照)の映像が上記の背景画像上に重畳して表示される。
この時再生されるキャラクターbの映像や音声は、例えばユーザに対して撮影時の表情やポーズを提案する等、記念撮影を盛り上げるようなものとするが、特に限定されることはない。また本実施形態では一緒に記念撮影をする複数のユーザが再生デバイス2でコンテンツデータ321の再生と背景画像の表示を行っており、各人の再生デバイス2では共通のキャラクターと背景画像が表示される。
一方、撮影装置4も、サーバ3から背景画像を受信すると(S210)と、これを表示部405等に表示させる(S211)。カメラ407には前記したモーションセンサ204と同様のセンサが設けられており、再生デバイス2と同様、カメラ407の向きに応じた背景画像の表示を行うことができる。また、撮影装置4が、再生デバイス2と同様に図9で説明したフローによってコンテンツデータ321の再生を行うようにしてもよい。この場合、撮影装置4では再生デバイス2で再生されるキャラクターと同じキャラクターを表示することができる。
撮影装置4は、カメラマン等の操作に応じてユーザを撮影し(S212)、撮影画像から抽出したユーザの人物画像を背景画像と合成した合成画像を作成する(S213)。作成した合成画像は、データやプリント物として出力し、ユーザに提供される。また合成画像をサーバ3にアップロードし、後日ユーザが有償あるいは無償でダウンロードできるようにしてもよい。
図16(a)は上記の合成画像77の例である。前記したように、ユーザaは実際には撮影スタジオの内壁をバックに撮影されるので、撮影画像から当該内壁の色の部分を除去する処理(クロマキー処理)を行うことでユーザaの人物画像を抽出できる。また、ユーザaの人物画像と合成する背景画像は、例えば360度分の画像である推奨背景画像3234のうち、ユーザaの撮影時のカメラ407の向きに応じたものとできる。
また、図16(b)に示すように、合成画像77において、さらにキャラクターbの画像を合成することも可能であり、ユーザaとキャラクターbが一緒に撮影したかのような合成画像77を得ることができる。
キャラクターbの画像は、記念撮影時において再生デバイス2が表示するキャラクターと同じキャラクターのものを撮影装置4がサーバ3から受信して得ることができる。キャラクターbを合成する位置は、例えば図11(a)で説明したようなユーザaとキャラクターbの位置関係に合致する位置(例えばユーザaから見て右隣となる位置)とすることができる。
以上説明したように、本実施形態では、ユーザが観光を楽しんでその後記念撮影をする、という一連の行為のなかで、ユーザが装用した再生デバイス2でキャラクターの映像や音声を実空間等を背景にして再生することで、ユーザはあたかもキャラクターと一緒に観光や記念撮影を楽しんでいるという感覚を得ることができ、ユーザの総合的な観光体験をより豊かにすることができる。しかも、記念撮影時には、ユーザが視聴するキャラクターの背景を、センサ情報3240から判断したユーザの思い出の場所に関するものとでき、ユーザにとって印象深い写真撮影を実現できる。また、撮影されたユーザの人物画像は上記背景と合成されるので、ユーザの印象に残る記念写真を得ることができる。
また、本実施形態では再生デバイス2として眼鏡型のウェアラブルデバイスであるスマートグラスが用いられるので、ユーザの没入感を高め、キャラクターがあたかも実在するかのように感じることができる。
また、本実施形態では前記のセンサ情報3240に画像情報3241が含まれており、ユーザが観光中に見たものを、背景画像の決定に用いることができる。特に本実施形態では、画像情報3241から得られる笑顔度を用いて背景画像を決定しており、複数のユーザが一緒に観光している場合、ユーザの見た他のユーザが笑顔であれば、その場所は観光を楽しんだ思い出深い場所であると推定できる。
また本実施形態では、コンテンツデータ321を購入した際に発行される購入ID3221を複数の再生デバイス2に入力することで、これらの再生デバイス2で共通のキャラクターのコンテンツデータ321を再生することができ、家族や友人同士での観光を行う際に、各人の観光体験を豊かにすることが可能になる。
しかしながら、本発明は以上の実施形態に限らない。例えば、再生デバイス2としてスマートフォン等の携帯端末を用いることも可能であり、この場合、観光時にはスマートフォン等のカメラで撮影した実空間の画像にキャラクターの映像を重畳したものがスマートフォン等の表示部に表示される。その後の記念撮影時には、前記した背景画像にキャラクターの映像を重畳したものがスマートフォン等の表示部に表示される。
また、背景画像の決定方法も画像情報3241から笑顔度を算出するものに限定されず、例えば画像情報3241から「絶叫している表情」や「驚いている表情」等、様々な表情についてその度合いを絶叫度や驚愕度などとして算出し、背景画像の決定に用いることもできる。また、ユーザが笑っているか、絶叫しているか、といった観点から音声情報3242に基づいて背景画像を決定することも可能である。
また、本実施形態ではランドマーク3231に対応する推奨背景画像3234を記念撮影時の背景画像としているが、これに限ることはない。例えば、笑顔度が最も高かった画像情報3241に画像補正処理、例えば画像サイズの調整、伸縮、回転、色調整、不要な人物消去等を施し、これを背景画像として用いることも可能である。上記の画像情報3241の代わりに、当該画像情報3241と同じ位置で別のユーザの再生デバイス2が取得した画像情報3241を用いてもよい。
また、本実施形態ではユーザの観光中に再生デバイス2で取得したセンサ情報3240を記念撮影時の背景画像の決定に用いるが、センサ情報3240を記念撮影時に再生デバイス2で表示されるキャラクターの決定に用いることも可能である。例えば前記した背景画像の決定時の処理では観光中の思い出深い場所として特定のランドマーク3231がわかるので、そのランドマーク3231に関係のあるキャラクターの映像を表示するコンテンツデータ321の再生情報を記念撮影時に再生デバイス2に送信すればよい。
また、本実施形態ではコンテンツデータ321の再生情報としてキャラクターの映像の表示を行うための動画データや音声の出力を行うための音声データをサーバ3から再生デバイス2に送信しているが、例えばこれらの動画データや音声データを事前に再生デバイス2にダウンロードさせておき、サーバ3から再生デバイス2に送信する再生情報を、再生デバイス2で再生する動画データや音声データを指定する情報としてもよい。
また、本実施形態では背景画像を決定するためのセンサ情報3240の解析(図13のS204)をサーバ3が行っているが、ランドマークデータ323などの必要な情報を予め再生デバイス2にダウンロードさせておくことで、再生デバイス2がこれを行うことも可能である。これは前記した図9のS105における解析についても同様である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:コンテンツ再生システム
2:再生デバイス
3:サーバ
4:撮影装置
21:再生手段
22:センサ
31:第1の再生情報送信手段
32:センサ情報受信手段
33:背景画像決定手段
34:背景画像送信手段
35:第2の再生情報送信手段
77:合成画像
321:コンテンツデータ
322:購入情報
323:ランドマークデータ
324:デバイス情報
3221:購入ID
3222:コンテンツID
3223:購入者情報
3231:ランドマーク
3232:位置
3233:画像
3234:推奨背景画像
3240:センサ情報
3241:画像情報
3242:音声情報
3243:位置情報
3244:デバイスの向き

Claims (11)

  1. キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスと通信可能に接続されたサーバであって、
    所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前に、前記キャラクターの映像が実空間を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第1の再生情報送信手段と、
    前記再生デバイスがセンサによって取得したセンサ情報を受信するセンサ情報受信手段と、
    前記センサ情報の解析結果に基づき、前記キャラクターの背景画像を決定する背景画像決定手段と、
    前記背景画像を前記再生デバイスに送信する背景画像送信手段と、
    前記撮影装置によるユーザの撮影時に、前記キャラクターの映像が前記背景画像を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第2の再生情報送信手段と、
    を有することを特徴とするサーバ。
  2. 前記背景画像送信手段は、前記撮影装置により撮影されるユーザの画像が前記背景画像と合成されるよう、前記背景画像を前記撮影装置に送信することを特徴とする請求項1記載のサーバ。
  3. 前記再生デバイスとして眼鏡型のウェアラブルデバイスと通信可能に接続することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のサーバ。
  4. 前記センサ情報は、前記再生デバイスの周囲の画像情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のサーバ。
  5. 前記背景画像決定手段は、前記画像情報に含まれる顔画像の笑顔度を算出し、前記笑顔度を用いて前記背景画像を決定することを特徴とする請求項4に記載のサーバ。
  6. 前記第1、第2の再生情報送信手段は、共通のキャラクターを表示するコンテンツデータの再生情報を複数の前記再生デバイスに送信することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のサーバ。
  7. キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスであって、
    前記コンテンツデータを再生する再生手段を有し、
    前記再生手段は、
    所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前、前記キャラクターの映像を実空間を背景にして表示し、
    前記撮影装置によるユーザの撮影時、前記キャラクターの映像を、前記再生デバイスのセンサによって取得されたセンサ情報に応じた背景画像上で表示することを特徴とする再生デバイス。
  8. キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスと、サーバとを含むコンテンツ再生システムであって、
    前記サーバは、
    所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前に、前記キャラクターの映像が実空間を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第1の再生情報送信手段と、
    前記再生デバイスがセンサによって取得したセンサ情報を受信するセンサ情報受信手段と、
    前記センサ情報の解析結果に基づき、前記キャラクターの背景画像を決定する背景画像決定手段と、
    前記背景画像を前記再生デバイスに送信する背景画像送信手段と、
    前記撮影装置によるユーザの撮影時に、前記キャラクターの映像が前記背景画像を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第2の再生情報送信手段と、
    を有することを特徴とするコンテンツ再生システム。
  9. キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスと通信可能に接続されたサーバが、
    所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前に、前記キャラクターの映像が実空間を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信するステップと、
    前記再生デバイスがセンサによって取得したセンサ情報を受信するステップと、
    前記センサ情報の解析結果に基づき、前記キャラクターの背景画像を決定するステップと、
    前記背景画像を前記再生デバイスに送信するステップと、
    前記撮影装置によるユーザの撮影時に、前記キャラクターの映像が前記背景画像を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信するステップと、
    を実行することを特徴とするコンテンツ再生方法。
  10. キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスと通信可能に接続されたサーバを、
    所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前に、前記キャラクターの映像が実空間を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第1の再生情報送信手段と、
    前記再生デバイスがセンサによって取得したセンサ情報を受信するセンサ情報受信手段と、
    前記センサ情報の解析結果に基づき、前記キャラクターの背景画像を決定する背景画像決定手段と、
    前記背景画像を前記再生デバイスに送信する背景画像送信手段と、
    前記撮影装置によるユーザの撮影時に、前記キャラクターの映像が前記背景画像を背景にして前記再生デバイスで表示されるよう、前記コンテンツデータの再生情報を前記再生デバイスに送信する第2の再生情報送信手段と、
    として機能させるためのプログラム。
  11. キャラクターの映像及び音声を含むコンテンツデータをユーザが視聴するための再生デバイスを、
    前記コンテンツデータを再生する再生手段であって、
    所定の撮影場所に設けられた撮影装置によるユーザの撮影前、前記キャラクターの映像を実空間を背景にして表示し、
    前記撮影装置によるユーザの撮影時、前記キャラクターの映像を、前記再生デバイスのセンサによって取得されたセンサ情報に応じた背景画像上で表示する再生手段として機能させるためのプログラム。
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