JP7306059B2 - インクリボン送り機構およびテープ印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクリボンを送るインクリボン送り機構およびテープ印刷装置に関するものである。
従来、特許文献1が開示するように、巻取りコアを備えたリボンカートリッジが搭載されるカートリッジ搭載部と、カートリッジ搭載部に設けられた巻取りボビンとを備えたリボン巻取り機構が知られている。巻取りボビンには、複数のボビン側リブが設けられている。ボビン側リブは、リボンカートリッジがカートリッジ搭載部に装着されるときに、巻取りコアに設けられた複数のコア側リブの相互間に挿入され、巻取りボビンが回転するときに、コア側リブと係合する。
特開2002-225372号公報
従来のリボン巻取り機構では、複数のボビン側リブの先端部が、装着方向において同じ位置に設けられている。このため、リボンカートリッジがカートリッジ搭載部に装着されるときに、複数のコア側リブが複数のボビン側リブの先端部に同時に突き当たる場合がある。この場合、巻取りボビンおよび巻取りコアの一方が他方に対して回転することができない状態となり、ボビン側リブがコア側リブの相互間に挿入されないために、ユーザーが、リボンカートリッジをスムーズに装着することができないおそれがある。
本発明のインクリボン送り機構は、インクリボンが巻回され、周方向において複数のコア側係合部および複数のコア側挿入凹部がそれぞれ交互に設けられた繰出しコア、を備えたカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、カートリッジ装着部に設けられた繰出し軸と、繰出し軸に回転可能に設けられ、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、繰出しコアに挿入される繰出し回転子と、繰出し回転子の外周面に、径方向に突出して設けられ、繰出し回転子が回転するときに、複数のコア側係合部と係合する複数の回転子側係合部と、を備え、複数の回転子側係合部は、カートリッジの装着方向手前側に設けられた突当部を有し、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、カートリッジの装着方向奥側に設けられたコア側係合部が突当部に突き当たると、繰出しコアおよび繰出し回転子の一方が他方に対して回転することで、回転子側係合部がコア側挿入凹部に挿入され、複数の突当部は、カートリッジの装着方向において相互に異なる位置に設けられている。
本発明のテープ印刷装置は、インクリボンが巻回され、周方向において複数のコア側係合部および複数のコア側挿入凹部がそれぞれ交互に設けられた繰出しコア、を備えたカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、カートリッジ装着部に設けられた繰出し軸と、繰出し軸に回転可能に設けられ、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、繰出しコアに挿入される繰出し回転子と、繰出し回転子の外周面に、径方向に突出して設けられ、繰出し回転子が回転するときに、複数のコア側係合部と係合する複数の回転子側係合部と、プラテンローラーとの間でインクリボンおよび印刷テープを挟持し、印刷テープに印刷を行う印刷ヘッドと、を備え、複数の回転子側係合部は、カートリッジの装着方向手前側に設けられた突当部を有し、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、カートリッジの装着方向奥側に設けられたコア側係合部が突当部に突き当たると、繰出しコアおよび繰出し回転子の少なくとも一方が回転することで、回転子側係合部がコア側挿入凹部に挿入され、複数の突当部は、カートリッジの装着方向において相互に異なる位置に設けられている。
テープカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態のテープ印刷装置を+Z側から見た図である。 リボンカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態のテープ印刷装置を+Z側から見た図である。 テープカートリッジおよびリボンカートリッジのいずれもカートリッジ装着部に装着されていない状態のテープ印刷装置を+Z側から見た図である。 テープカートリッジおよびリボンカートリッジのいずれもカートリッジ装着部に装着されていない状態のテープ印刷装置の斜視図である。 第1繰出しコアの斜視図である。 第1繰出しコアを-Y側から見た図である。 第1繰出しコアを-Z側から見た図である。 第1繰出し回転子の斜視図である。 第1繰出し回転子を-Y側から見た図である。 第1繰出し回転子を+Z側から見た図である。 第1繰出しコアに挿入された第1繰出し回転子の断面図である。 第1繰出しコアに挿入されるときの第1繰出し回転子を-Y側から見た図である。 変形例に係る第1繰出しコアの斜視図である。 変形例に係る第1繰出しコアを-Y側から見た図である。 変形例に係る第1繰出しコアを-Z側から見た図である。 変形例に係る第1繰出し回転子の斜視図である。 変形例に係る第1繰出し回転子を-Y側から見た図である。 変形例に係る第1繰出し回転子を+Z側から見た図である。 第1繰出しコアに挿入された、変形例に係る第1繰出し回転子の斜視図である。 第1繰出しコアに挿入された、変形例に係る第1繰出し回転子の断面図である。 変形例に係る第1繰出しコアに挿入された、変形例に係る第1繰出し回転子の斜視図である。 変形例に係る第1繰出しコアに挿入された、変形例に係る第1繰出し回転子の断面図である。 中心がずれた状態で第1繰出しコアに挿入された、変形例に係る第1繰出し回転子の断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、インクリボン送り機構およびテープ印刷装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面では、XYZ直交座標系を表示するが、説明の便宜上のものにすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。また、各部の個数などを示す数値は、いずれも例示にすぎず、以下の実施形態を何ら限定するものではない。
[第1実施形態]
図1ないし図3に示すように、第1実施形態のテープ印刷装置1は、テープカートリッジ101およびリボンカートリッジ201が択一的に装着されるカートリッジ装着部3を備えている。なお、図示省略したが、テープ印刷装置1は、カートリッジ装着部3を開閉する装着部カバーを備えている。
図1に示すように、テープカートリッジ101は、テープコア103と、第1プラテンローラー105と、第1繰出しコア107と、第1巻取りコア109と、これらを収容した第1カートリッジケース111とを備えている。テープコア103には、第1印刷テープ113が巻回されている。テープコア103から繰り出された第1印刷テープ113は、第1カートリッジケース111の-X側の周壁部に設けられたテープ送出口115から、第1カートリッジケース111外へ送り出される。第1繰出しコア107には、第1インクリボン117が巻回されている。第1繰出しコア107から繰り出された第1インクリボン117は、第1巻取りコア109に巻き取られる。第1カートリッジケース111には、第1ヘッド挿通孔119が、Z方向に貫通して設けられている。
図2に示すように、リボンカートリッジ201は、第2プラテンローラー205と、第2繰出しコア207と、第2巻取りコア209と、これらを収容した第2カートリッジケース211とを備えている。第2繰出しコア207には、第2インクリボン217が巻回されている。第2繰出しコア207から繰り出された第2インクリボン217は、第2巻取りコア209に巻き取られる。第2カートリッジケース211には、第2ヘッド挿通孔219が、Z方向に貫通して設けられている。また、第2カートリッジケース211には、第2テープ経路220が設けられている。第2テープ経路220には、図示省略したが、テープ印刷装置1外に設けられたテープロールから繰り出された第2印刷テープが導入される。
なお、未使用状態のテープロールにおける第2印刷テープの長さおよび未使用状態のリボンカートリッジ201に収容された第2インクリボン217の長さは、特に限定されるものではないが、本実施形態では、それぞれ、未使用状態のテープカートリッジ101に収容された第1印刷テープ113の長さおよび第1インクリボン117の長さよりも長くなっている。このため、例えば、一度に大量のラベルを作成する場合に、リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着される。
図3および図4に示すように、カートリッジ装着部3は、+Z側が開放された凹状に形成されている。カートリッジ装着部3の底面すなわち-Z側の面である装着底面5には、印刷ヘッド7およびヘッドカバー9が+Z側に突出して設けられている。印刷ヘッド7は、発熱素子を備えたサーマルヘッドである。ヘッドカバー9は、印刷ヘッド7の一部を覆っている。ヘッドカバー9は、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、第1ヘッド挿通孔119に挿通され(図1参照)、テープカートリッジ101の装着をガイドする。また、ヘッドカバー9は、リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着される際に、第2ヘッド挿通孔219に挿通され(図2参照)、リボンカートリッジ201の装着をガイドする。
また、装着底面5には、-X側から順に、プラテン軸11と、第1巻取り軸15と、第1繰出し軸13と、第2繰出し軸17と、第2巻取り軸19とが、+Z側に突出して設けられている。
プラテン軸11は、印刷ヘッド7の+Y側に設けられている。プラテン軸11は、第1繰出し軸13、第1巻取り軸15、第2繰出し軸17および第2巻取り軸19に比べて、+Z側への突出量が大きい。プラテン軸11は、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、第1プラテンローラー105に挿通され(図1参照)、ヘッドカバー9と共に、テープカートリッジ101の装着をガイドする。また、プラテン軸11は、リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着されるときに、第2プラテンローラー205に挿通され(図2参照)、ヘッドカバー9と共に、リボンカートリッジ201の装着をガイドする。なお、装着方向とは、テープカートリッジ101の装着方向或いはリボンカートリッジ201の装着方向を意味する。装着方向は、プラテン軸11の延びる方向、すなわちZ方向と平行である。また、装着方向手前側とは、+Z側を意味し、装着方向奥側とは、-Z側を意味する。
プラテン軸11、第1繰出し軸13、第1巻取り軸15、第2繰出し軸17および第2巻取り軸19には、それぞれ、プラテン回転子(図示省略)、第1繰出し回転子23、第1巻取り回転子25、第2繰出し回転子27および第2巻取り回転子29が、回転可能に支持されている。プラテン回転子、第1繰出し回転子23、第1巻取り回転子25、第2繰出し回転子27および第2巻取り回転子29には、送り輪列31を介して、送りモーター33の回転が伝達される。
ここで、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されたときに、テープ印刷装置1が行う印刷処理について説明する。図1に示すように、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されると、プラテン回転子、第1繰出し回転子23および第1巻取り回転子25が、それぞれ、第1プラテンローラー105、第1繰出しコア107および第1巻取りコア109に挿入される。テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着された後、装着部カバーが閉められると、図示省略したヘッド移動機構により、印刷ヘッド7がプラテン軸11に向けて移動する。これにより、印刷ヘッド7と第1プラテンローラー105との間に、第1印刷テープ113および第1インクリボン117が挟持される。
この状態で、送りモーター33が第1方向に回転すると、装着方向手前側から見て、第1プラテンローラー105が時計回りに回転すると共に、第1巻取りコア109が反時計回りに回転する。これにより、第1印刷テープ113が、カートリッジ装着部3の-X側に設けられたテープ排出口(図示省略)に向けて送られる共に、第1インクリボン117が第1巻取りコア109に巻き取られる。このとき、印刷ヘッド7が発熱することで、キーボード等から入力された印刷情報が第1印刷テープ113に印刷される。
第1印刷テープ113の印刷済み部分は、図示省略したが、カートリッジ装着部3とテープ排出口との間に設けられたカッターにより切り離される。その後、送りモーター33が第1方向とは反対の第2方向に回転すると、装着方向手前側から見て、第1プラテンローラー105が反時計回りに回転すると共に、第1繰出しコア107が反時計回りに回転する。これにより、第1印刷テープ113の先端が、印刷ヘッド7と第1プラテンローラー105との挟持位置の近傍にくるまで、第1印刷テープ113が引き戻される。したがって、次に印刷される第1印刷テープ113の長さ方向前方に生じる余白を、短くすることができる。
続いて、リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着されたときに、テープ印刷装置1が行う印刷処理について説明する。テープ印刷装置1は、リボンカートリッジ201が装着されたときにも、テープカートリッジ101が装着されたときと同様にして、印刷処理を行う。すなわち、図2に示すように、リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着されると、プラテン回転子、第2繰出し回転子27および第2巻取り回転子29が、それぞれ、第2プラテンローラー205、第2繰出しコア207および第2巻取りコア209に挿入される。リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着された後、装着部カバーが閉められると、ヘッド移動機構により、印刷ヘッド7がプラテン軸11に向けて移動する。これにより、印刷ヘッド7と第2プラテンローラー205との間に、第2印刷テープおよび第2インクリボン217が挟持される。
この状態で、送りモーター33が第1方向に回転すると、装着方向手前側から見て、第2プラテンローラー205が時計回りに回転すると共に、第2巻取りコア209が反時計回りに回転する。これにより、第2印刷テープがテープ排出口に向けて送られると共に、第2インクリボン217が第2巻取りコア209に巻き取られる。このとき、印刷ヘッド7が発熱することで、キーボード等から入力された印刷情報が第2印刷テープに印刷される。
第2印刷テープの印刷済み部分は、カッターにより切り離される。その後、送りモーター33が第2方向に回転すると、装着方向手前側から見て、第2プラテンローラー205が反時計回りに回転すると共に、第2繰出しコア207が反時計回りに回転する。これにより、第2印刷テープの先端が、印刷ヘッド7と第2プラテンローラー205との挟持位置の近傍にくるまで、第2印刷テープが引き戻される。したがって、次に印刷される第2印刷テープの長さ方向前方に生じる余白を、短くすることができる。
なお、カートリッジ装着部3、第1繰出し軸13、第2繰出し軸17、第1繰出し回転子23および第2繰出し回転子27を備えた機構は、「インクリボン送り機構」の一例である。
図5ないし図7に基づいて、第1繰出しコア107について説明する。なお、第1繰出しコア107と第2繰出しコア207とは、同様に構成されているため、第1繰出しコア107について代表的に説明する。第1繰出しコア107は、略円筒状に形成されており、装着方向奥側の端部の内周面には、6つのコア側係合部121と6つのコア側挿入凹部123とが設けられている。コア側係合部121とコア側挿入凹部123とは、第1繰出しコア107の周方向において、交互に設けられている。コア側係合部121は、第1繰出しコア107の装着方向奥側の端面である奥側端面125よりも、装着方向奥側に突出して設けられ、コア側挿入凹部123は、奥側端面125よりも、装着方向手前側に凹んで設けられている。なお、6つのコア側係合部121の突出高さ、すなわち装着方向における寸法、は略同じである(図6参照)。
コア側係合部121の装着方向奥側の端部には、第1係合斜面127と、第2係合斜面129とが設けられている。第1係合斜面127は、装着方向奥側から見て、時計回り方向の先方に設けられ、第2係合斜面129は、装着方向奥側から見て、時計回り方向の後方に設けられている。第1係合斜面127は、コア側挿入凹部123側の端部が装着方向手前側となる傾斜面に形成されている。同様に、第2係合斜面129は、コア側挿入凹部123側の端部が装着方向手前側となる傾斜面に形成されている。
図8ないし図10に基づいて、第1繰出し回転子23について説明する。なお、第1繰出し回転子23と第2繰出し回転子27とは、同様に構成されているため、第1繰出し回転子23について代表的に説明する。第1繰出し回転子23には、Z方向に貫通した軸挿入穴35が設けられている。軸挿入穴35には、第1繰出し軸13が挿入されている。第1繰出し回転子23は、装着方向奥側の小径部37と、装着方向手前側の大径部39とを備えている。小径部37は、略円筒状に形成されており、装着方向の略中間部には、フランジ部41が設けられている。
大径部39は、小径部37よりも大径の略円筒状に形成されている。大径部39は、装着方向手前側の角部が面取りされた面取り部43を備えている。これにより、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、大径部39が第1繰出しコア107にスムーズに挿入される。
大径部39の外周面には、3つの回転子側係合部45が径方向に突出して設けられている。3つの回転子側係合部45は、第1繰出し回転子23の周方向において、略等間隔に設けられている。回転子側係合部45は、大径部39の装着方向奥側の端部から装着方向手前側に延在している。回転子側係合部45は、装着方向手前側の端部に設けられた突当部47を備えている。すなわち、回転子側係合部45の装着方向手前側の端部は、第1繰出し回転子23の径方向外側から見て、略山形状に形成されており、その山頂部に相当する部位が、突当部47である。突当部47は、第1繰出し回転子23の径方向に延在している。
テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されると、図11に示すように、3つの回転子側係合部45が、6つのコア側係合部121の相互間に挿入される。すなわち、3つの回転子側係合部45は、6つのコア側挿入凹部123のうち、1つ置きに計3つのコア側挿入凹部123に挿入される。これにより、第1繰出し回転子23が回転したときに、回転子側係合部45がコア側係合部121と係合し、第1繰出し回転子23の回転が第1繰出しコア107に伝達される。
テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、コア側挿入凹部123が突当部47に対向した状態でテープカートリッジ101が装着方向奥側に進入すると、コア側係合部121が突当部47に当たることなく、回転子側係合部45がコア側係合部121の相互間に挿入される。
一方、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、コア側係合部121が突当部47に対向した状態でテープカートリッジ101が装着方向奥側に進入すると、コア側係合部121の第1係合斜面127或いは第2係合斜面129が突当部47に突き当たる。第1係合斜面127が突当部47に突き当たったときには、第1繰出し回転子23が装着方向手前側から見て反時計回りに回転することで、回転子側係合部45がコア側係合部121の相互間に挿入される。また、第2係合斜面129が突当部47に突き当たったときには、第1繰出し回転子23が装着方向手前側から見て時計回りに回転することで、回転子側係合部45がコア側係合部121の相互間に挿入される。
ここで、図9に示すように、3つの突当部47は、装着方向において相互に異なる位置に設けられている。図9に示した3本の2点鎖線は、3つの突当部47の装着方向における位置の違いを示している。また、3つの回転子側係合部45における装着方向奥側の面と、大径部39における装着方向奥側の面とは、略面一に形成されている。換言すると、3つの回転子側係合部45の、装着方向における長さは、それぞれ異なる。
ここで、本実施形態とは異なり、3つの突当部47が、装着方向において相互に同じ位置に設けられている構成では、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、一の突当部47に一のコア側係合部121の第1係合斜面127が突き当たるのと略同時に、他の突当部47に他のコア側係合部121の第2係合斜面129が突き当たる場合がある。この場合、第1繰出し回転子23を装着方向手前側から見て反時計回りに回転させる力と、時計回りに回転される力とが拮抗してしまい、第1繰出し回転子23がいずれの方向にも回転することができない。そのため、回転子側係合部45がコア側係合部121につかえてしまい、ユーザーが、テープカートリッジ101をカートリッジ装着部3にスムーズに装着することができない。
これに対し、本実施形態では、上述したように、3つの突当部47が、装着方向において相互に異なる位置に設けられている。例えば、図12に示すように、破線で示された回転子側係合部45の突当部47、すなわち最も装着方向手前側に位置する突当部47に対し、一のコア側係合部121の第1係合斜面127が突き当たったときに、他の2つの突当部47には、他の2つのコア側係合部121の第1係合斜面127および第2係合斜面129のいずれも突き当たっていない。このように、一の突当部47に一のコア側係合部121の第1係合斜面127が突き当たるのと略同時に、他の突当部47に他のコア側係合部121の第2係合斜面129が突き当たることが抑制される。
そして、一の突当部47に一のコア側係合部121の第1係合斜面127或いは第2係合斜面129が突き当たることで、第1繰出し回転子23が装着方向手前側から見て反時計回り或いは時計回りに回転することができ、回転子側係合部45がコア側係合部121につかえることなく、回転子側係合部45がコア側係合部121の相互間に挿入される。なお、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、3つの突当部47のうち1つの突当部47のみにコア側係合部121が突き当たってもよく、3つの突当部47に3つのコア側係合部121が順に突き当たってもよい。
以上のように、第1実施形態のテープ印刷装置1によれば、第1繰出し回転子23に設けられた3つの突当部47が、装着方向において相互に異なる位置に設けられている。これにより、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、一の突当部47に一のコア側係合部121の第1係合斜面127が突き当たるのと略同時に、他の突当部47に他のコア側係合部121の第2係合斜面129が突き当たることが抑制される。それゆえ、一の突当部47に一のコア側係合部121が突き当たったときに、第1繰出し回転子23が回転することができ、回転子側係合部45がコア側係合部121につかえることなく、回転子側係合部45がコア側係合部121の相互間に挿入される。したがって、ユーザーが、テープカートリッジ101をカートリッジ装着部3にスムーズに装着することができる。なお、以上のことは、リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着される場合についても、同様に当てはまる。
[第2実施形態]
続いて、第2実施形態のテープ印刷装置1、テープカートリッジ101およびリボンカートリッジ201について、説明する。第2実施形態のテープ印刷装置1、テープカートリッジ101およびリボンカートリッジ201は、それぞれ、第1実施形態のテープ印刷装置1、テープカートリッジ101およびリボンカートリッジ201と略同様に構成されているため、異なる点を中心に説明する。
第2実施形態のテープカートリッジ101は、収容された第1印刷テープ113および第1インクリボン117の幅に応じて、異なる種類の第1繰出しコア107を備えている。すなわち、幅の狭い第1印刷テープ113および第1インクリボン117が収容されたテープカートリッジ101は、上記の第1繰出しコア107を備えている。一方、幅の広い第1印刷テープ113および第1インクリボン117が収容されたテープカートリッジ101は、第1繰出しコア107の変形例である第1繰出しコア107aを備えている。
同様に、第2実施形態のリボンカートリッジ201は、収容された第2インクリボン217の幅に応じて、異なる種類の第2繰出しコア207を備えている。すなわち、幅の狭い第2インクリボン217が収容されたリボンカートリッジ201は、上記の第2繰出しコア207を備えている。一方、幅の広い第2インクリボン217が収容されたリボンカートリッジ201は、第2繰出しコア207の変形例である第2繰出しコア207aを備えている。第1繰出しコア107aと第2繰出しコア207aとは、同様に構成されているため、第1繰出しコア107aについて代表的に説明する。
図13ないし図15に示すように、第1繰出しコア107aは、6つのコア側係合部121を囲むリング部131を備えている。すなわち、第1繰出しコア107aでは、6つのコア側係合部121が、リング部131の内周面から突出して設けられている。また、第1繰出しコア107aのコア側係合部121は、第1繰出しコア107のコア側係合部121よりも厚く形成されている。このため、第1繰出しコア107aの、6つのコア側係合部121に囲まれた空間の径Aa(図15参照)は、第1繰出しコア107の、6つのコア側係合部121に囲まれた空間の径A(図7参照)よりも小さい。なお、コア側係合部121の厚さとは、第1繰出しコア107或いは第1繰出しコア107aの径方向における寸法を意味する。このように、第1繰出しコア107aは、リング部131を備え、また、コア側係合部121が厚く形成されていることで、耐衝撃強度が向上し、テープカートリッジ101が落下したときなどに、コア側係合部121が破損することが抑制されている。
第2実施形態のテープ印刷装置1は、上記の第1繰出し回転子23の変形例である第1繰出し回転子23aと、上記の第2繰出し回転子27の変形例である第2繰出し回転子27aとを備えている。第1繰出し回転子23aと第2繰出し回転子27aとは、同様に構成されているため、第1繰出し回転子23aについて代表的に説明する。
図16ないし図18に示すように、第1繰出し回転子23aの回転子側係合部45は、ガイド斜面49を備えている。ガイド斜面49は、突当部47よりも第1繰出し回転子23aの径方向内側且つ装着方向手前側に設けられている。ガイド斜面49は、略二等辺三角形状に形成されており、装着方向奥側が第1繰出し回転子23aの径方向外側となる傾斜面に形成されている。
また、上述したように、第1繰出しコア107aの、6つのコア側係合部121に囲まれた空間の径Aaは、第1繰出しコア107の、6つのコア側係合部121に囲まれた空間の径Aよりも小さいため、その分、第1繰出し回転子23aの大径部39の径Ba(図17参照)は、第1繰出し回転子23の大径部39の径B(図9参照)よりも小さくなっている。
なお、第1繰出し回転子23aにおいても、第1繰出し回転子23と同様に、3つの突当部47は、装着方向において相互に異なる位置に設けられている。図17に示した3本の2点鎖線は、3つの突当部47の装着方向における位置の違いを示している。これにより、一の突当部47に一のコア側係合部121の第1係合斜面127が突き当たるのと略同時に、他の突当部47に他のコア側係合部121の第2係合斜面129が突き当たることが抑制される。
第1繰出しコア107を備えたテープカートリッジ101が、第1繰出し回転子23aが設けられたカートリッジ装着部3に装着されると、図19および図20に示すように、第1繰出し回転子23aの大径部39が第1繰出しコア107に挿入され、3つの回転子側係合部45が、6つのコア側係合部121の相互間に挿入される。また、第1繰出しコア107aを備えたテープカートリッジ101が、第1繰出し回転子23aが設けられたカートリッジ装着部3に装着されると、図21および図22に示すように、第1繰出し回転子23aの大径部39が第1繰出しコア107aに挿入され、3つの回転子側係合部45が、6つのコア側係合部121の相互間に挿入される。このように、第1繰出し回転子23aが設けられたカートリッジ装着部3には、第1繰出しコア107を備えたテープカートリッジ101、および第1繰出しコア107aを備えたテープカートリッジ101、のいずれをも、装着することができる。
ここで、上述したように、大径部39の径が比較的小さい第1繰出し回転子23aが設けられたカートリッジ装着部3に、6つのコア側係合部121に囲まれた空間の径が比較的大きい第1繰出しコア107を備えたテープカートリッジ101が装着されるときには、大径部39の外周面と6つのコア側係合部121の内周面との間に比較的大きな隙間が生じることになる(図20参照)。このため、第1繰出し回転子23aの大径部39の中心に対して第1繰出しコア107の中心がずれやすい。仮に、図23に示すように、第1繰出し回転子23aの大径部39の中心に対して第1繰出しコア107の中心がずれた状態のまま、回転子側係合部45の突当部47にコア側係合部121が突き当たると、一の突当部47に一のコア側係合部121の第1係合斜面127が突き当たるのと略同時に、他の突当部47に他のコア側係合部121の第2係合斜面129が突き当たるおそれがある。この場合、上述したように、第1繰出し回転子23aが、装着方向手前側から見て反時計回りおよび時計回りのいずれにも回転することができず、回転子側係合部45がコア側係合部121の相互間に挿入されなくなってしまう。
これに対し、本実施形態では、第1繰出し回転子23aの回転子側係合部45にガイド斜面49が設けられているため、第1繰出し回転子23aの大径部39の中心に対して第1繰出しコア107の中心がずれていると、コア側係合部121がガイド斜面49に突き当たることになる。そして、ガイド斜面49は、ガイド斜面49に突き当たったコア側係合部121を、第1繰出し回転子23aの径方向外側にガイドする。これにより、第1繰出しコア107の中心が第1繰出し回転子23aの大径部39の中心に合致するように、第1繰出しコア107が径方向に移動し、第1繰出しコア107の位置が補正される。なお、第1繰出しコア107は、第1カートリッジケース111との間隙分、第1繰出しコア107の径方向に移動可能である。
図17に示すように、3つのガイド斜面49は、装着方向において相互に異なる位置に設けられている。図17に示した3本の1点鎖線は、3つのガイド斜面49の装着方向における位置の違いを示している。3つのガイド斜面49のうち、最も装着方向手前側に設けられたガイド斜面49は、大径部39に設けられた面取り部43と連続している。このため、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、面取り部43に突き当たったコア側係合部121が、ガイド斜面49にスムーズに導かれる。なお、最も装着方向奥側に設けられたガイド斜面49は、最も装着方向手前側に設けられた突当部47より、装着方向手前側に設けられている。
ここで、本実施形態とは異なり、3つのガイド斜面49が、装着方向において相互に同じ位置に設けられている構成では、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、一のガイド斜面49に一のコア側係合部121が突き当たるのと略同時に、他のガイド斜面49に他のコア側係合部121が突き当たる場合がある。この場合、一のガイド斜面49に突き当たった一のコア側係合部121がガイドされる力と、他のガイド斜面49に突き当たった他のコア側係合部121がガイドされる力とが拮抗してしまい、第1繰出しコア107がいずれの方向にも移動できないおそれがある。
これに対し、本実施形態では、上述したように、3つのガイド斜面49が、装着方向において相互に異なる位置に設けられている。これにより、一のガイド斜面49に一のコア側係合部121が突き当たるのと略同時に、他のガイド斜面49に他のコア側係合部121が突き当たることが抑制される。そして、一のガイド斜面49に一のコア側係合部121が突き当たることで、第1繰出しコア107の中心が第1繰出し回転子23aの大径部39の中心に合致するように、第1繰出しコア107が移動する。したがって、第1繰出し回転子23aの大径部39の中心に対して第1繰出しコア107の中心がずれた状態のまま、回転子側係合部45の突当部47にコア側係合部121が突き当たることを、抑制することができる。なお、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、一のガイド斜面49に一のコア側係合部121が突き当たり、他の2つのガイド斜面49には他の2つのコア側係合部121が突き当たらなくてもよく、3つのガイド斜面49に3つのコア側係合部121が順に突き当たってもよい。
以上のように、第2実施形態のテープ印刷装置1によれば、第1実施形態のテープ印刷装置1と同様に、第1繰出し回転子23aに設けられた3つの突当部47が、装着方向において相互に異なる位置に設けられている。これにより、テープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、一の突当部47に一のコア側係合部121の第1係合斜面127が突き当たるのと略同時に、他の突当部47に他のコア側係合部121の第2係合斜面129が突き当たることが抑制される。それゆえ、一の突当部47に一のコア側係合部121が突き当たったときに、第1繰出し回転子23aが回転することができ、回転子側係合部45がコア側係合部121につかえることなく、回転子側係合部45がコア側係合部121の相互間に挿入される。したがって、ユーザーが、テープカートリッジ101をカートリッジ装着部3にスムーズに装着することができる。なお、以上のことは、リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着される場合についても、同様に当てはまる。
また、第2実施形態のテープ印刷装置1によれば、第1繰出し回転子23aにガイド斜面49が設けられている。これにより、第1繰出しコア107を備えたテープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着されるときに、第1繰出し回転子23aの大径部39の中心に対して第1繰出しコア107の中心がずれた状態のまま、回転子側係合部45の突当部47にコア側係合部121が突き当たることが抑制される。したがって、一の突当部47に一のコア側係合部121の第1係合斜面127が突き当たるのと略同時に、他の突当部47に他のコア側係合部121の第2係合斜面129が突き当たることを、抑制することができる。なお、以上のことは、第1繰出しコア107aを備えたテープカートリッジ101がカートリッジ装着部3に装着される場合についても、同様に当てはまる。また、リボンカートリッジ201がカートリッジ装着部3に装着される場合についても、同様に当てはまる。
[その他の変形例]
上記の実施形態に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採用可能であることは言うまでもない。例えば、上記の実施形態は、上述したほか、以下のような形態に変更することができる。
コア側係合部121が突当部47に突き当たったときに、第1繰出し回転子23が回転することで、回転子側係合部45がコア側係合部121の相互間に挿入される構成に限定されず、第1繰出し回転子23および第1繰出しコア107の一方が他方に対して回転すればよい。例えば、第1繰出しコア107が回転する構成でもよく、第1繰出し回転子23および第1繰出しコア107が相反する方向に回転する構成でもよい。
3つの回転子側係合部45における装着方向奥側の面と、大径部39における装着方向奥側の面とは、略面一に形成され、また、3つの回転子側係合部45の、装着方向における長さは、それぞれ異なるとしたが、これらに限定されない。すなわち、3つの突当部47が、装着方向において相互に異なる位置に設けられていれば、3つの回転子側係合部45における装着方向奥側の面と、大径部39における装着方向奥側の面とは、略面一に形成されなくてもよい。また、3つの突当部47が、装着方向において相互に異なる位置に設けられていれば、3つの回転子側係合部45は、同じ長さであってもよい。
テープ印刷装置1は、第1繰出し回転子23および第2繰出し回転子27の双方を備えた構成に限定されず、第1繰出し回転子23および第2繰出し回転子27のいずれか一方を備えた構成でもよい。すなわち、カートリッジ装着部3は、テープカートリッジ101およびリボンカートリッジ201の双方が択一的に装着可能な構成に限定されず、テープカートリッジ101およびリボンカートリッジ201のいずれか一方が装着可能な構成でもよい。
また、上記した実施形態や変形例を組み合わせた構成でもよい。
[付記]
以下、インクリボン送り機構およびテープ印刷装置について付記する。
インクリボン送り機構は、インクリボンが巻回され、周方向において複数のコア側係合部および複数のコア側挿入凹部がそれぞれ交互に設けられた繰出しコア、を備えたカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、カートリッジ装着部に設けられた繰出し軸と、繰出し軸に回転可能に設けられ、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、繰出しコアに挿入される繰出し回転子と、繰出し回転子の外周面に、径方向に突出して設けられ、繰出し回転子が回転するときに、複数のコア側係合部と係合する複数の回転子側係合部と、を備え、複数の回転子側係合部は、カートリッジの装着方向手前側に設けられた突当部を有し、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、カートリッジの装着方向奥側に設けられたコア側係合部が突当部に突き当たると、繰出しコアおよび繰出し回転子の一方が他方に対して回転することで、回転子側係合部がコア側挿入凹部に挿入され、複数の突当部は、カートリッジの装着方向において相互に異なる位置に設けられている。
この構成によれば、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、一の突当部に一のコア側係合部が突き当たるのと略同時に、他の突当部に他のコア側係合部が突き当たることが抑制される。それゆえ、一の突当部に一のコア側係合部が突き当たったときに、繰出し回転子が回転することができ、回転子側係合部がコア側係合部につかえることなく、回転子側係合部がコア側係合部の相互間に挿入される。したがって、ユーザーが、カートリッジをカートリッジ装着部にスムーズに装着することができる。
この場合、回転子側係合部は、突当部よりも繰出し回転子の径方向内側且つ装着方向手前側に設けられたガイド斜面、を有し、ガイド斜面は、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、ガイド斜面に突き当たった繰出し回転子を、繰出し回転子の径方向外側にガイドすることが好ましい。
この構成によれば、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、繰出し回転子の中心に対して繰出しコアの中心がずれた状態のまま、回転子側係合部の突当部にコア側係合部が突き当たることが抑制される。したがって、一の突当部に一のコア側係合部が突き当たるのと略同時に、他の突当部に他のコア側係合部が突き当たることを、抑制することができる。
この場合、複数のガイド斜面は、装着方向において相互に異なる位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、一のガイド斜面に一のコア側係合部が突き当たるのと略同時に、他のガイド斜面に他のコア側係合部が突き当たることが抑制される。
この場合、繰出し回転子は、装着方向手前側の角部が面取りされた面取り部、を有することが好ましい。
この構成によれば、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、繰出し回転子が繰出しコアにスムーズに挿入される。
この場合、面取り部は、最も装着方向手前側に設けられたガイド斜面と連続していることが好ましい。
この構成によれば、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、面取り部に突き当たったコア側係合部が、ガイド斜面にスムーズに導かれる。
テープ印刷装置は、インクリボンが巻回され、周方向において複数のコア側係合部および複数のコア側挿入凹部がそれぞれ交互に設けられた繰出しコア、を備えたカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、カートリッジ装着部に設けられた繰出し軸と、繰出し軸に回転可能に設けられ、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、繰出しコアに挿入される繰出し回転子と、繰出し回転子の外周面に、径方向に突出して設けられ、繰出し回転子が回転するときに、複数のコア側係合部と係合する複数の回転子側係合部と、プラテンローラーとの間でインクリボンおよび印刷テープを挟持し、印刷テープに印刷を行う印刷ヘッドと、を備え、複数の回転子側係合部は、カートリッジの装着方向手前側に設けられた突当部を有し、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、カートリッジの装着方向奥側に設けられたコア側係合部が突当部に突き当たると、繰出しコアおよび繰出し回転子の少なくとも一方が回転することで、回転子側係合部がコア側挿入凹部に挿入され、複数の突当部は、カートリッジの装着方向において相互に異なる位置に設けられている。
この構成によれば、カートリッジがカートリッジ装着部に装着されるときに、一の突当部に一のコア側係合部が突き当たるのと略同時に、他の突当部に他のコア側係合部が突き当たることが抑制される。それゆえ、一の突当部に一のコア側係合部が突き当たったときに、繰出し回転子が回転することができ、回転子側係合部がコア側係合部につかえることなく、回転子側係合部がコア側係合部の相互間に挿入される。したがって、ユーザーが、カートリッジをカートリッジ装着部にスムーズに装着することができる。
1…テープ印刷装置、3…カートリッジ装着部、7…印刷ヘッド、13…第1繰出し軸、17…第2繰出し軸、23…第1繰出し回転子、23a…第1繰出し回転子、27…第2繰出し回転子、27a…第2繰出し回転子、43…面取り部、45…回転子側係合部、47…突当部、49…ガイド斜面、101…テープカートリッジ、107…第1繰出しコア、107a…第1繰出しコア、113…第1印刷テープ、117…第1インクリボン、121…コア側係合部、123…コア側挿入凹部、201…リボンカートリッジ、207…第2繰出しコア、207a…第2繰出しコア、217…第2インクリボン。

Claims (5)

  1. インクリボンが巻回され、周方向において複数のコア側係合部および複数のコア側挿入凹部がそれぞれ交互に設けられた繰出しコア、を備えたカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、
    前記カートリッジ装着部に設けられた繰出し軸と、
    前記繰出し軸に回転可能に設けられ、前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記繰出しコアに挿入される繰出し回転子と、
    前記繰出し回転子の外周面に、径方向に突出して設けられ、前記繰出し回転子が回転するときに、複数の前記コア側係合部と係合する複数の回転子側係合部と、を備え、
    複数の前記回転子側係合部は、前記カートリッジの装着方向手前側に設けられた突当部を有し、前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記カートリッジの装着方向奥側に設けられた前記コア側係合部が前記突当部に突き当たると、前記繰出しコアおよび前記繰出し回転子の一方が他方に対して回転することで、前記回転子側係合部が前記コア側挿入凹部に挿入され、
    複数の前記突当部は、前記カートリッジの装着方向において相互に異なる位置に設けられ
    前記回転子側係合部は、前記突当部よりも前記繰出し回転子の径方向内側且つ前記装着方向手前側に設けられたガイド斜面、を有し、
    前記ガイド斜面は、前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記ガイド斜面に突き当たった前記コア側係合部を、前記繰出し回転子の径方向外側にガイドすることを特徴とするインクリボン送り機構。
  2. 複数の前記ガイド斜面は、前記装着方向において相互に異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項に記載のインクリボン送り機構。
  3. 前記繰出し回転子は、前記装着方向手前側の角部が面取りされた面取り部、を有することを特徴とする請求項に記載のインクリボン送り機構。
  4. 前記面取り部は、最も前記装着方向手前側に設けられた前記ガイド斜面と連続していることを特徴とする請求項に記載のインクリボン送り機構。
  5. インクリボンが巻回され、周方向において複数のコア側係合部および複数のコア側挿入凹部がそれぞれ交互に設けられた繰出しコア、を備えたカートリッジが装着されるカートリッジ装着部と、
    前記カートリッジ装着部に設けられた繰出し軸と、
    前記繰出し軸に回転可能に設けられ、前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記繰出しコアに挿入される繰出し回転子と、
    前記繰出し回転子の外周面に、径方向に突出して設けられ、前記繰出し回転子が回転するときに、複数の前記コア側係合部と係合する複数の回転子側係合部と、
    プラテンローラーとの間で前記インクリボンおよび印刷テープを挟持し、前記印刷テープに印刷を行う印刷ヘッドと、を備え、
    複数の前記回転子側係合部は、前記カートリッジの装着方向手前側に設けられた突当部を有し、前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記カートリッジの装着方向奥側に設けられた前記コア側係合部が前記突当部に突き当たると、前記繰出しコアおよび前記繰出し回転子の少なくとも一方が回転することで、前記回転子側係合部が前記コア側挿入凹部に挿入され、
    複数の前記突当部は、前記カートリッジの装着方向において相互に異なる位置に設けられ
    前記回転子側係合部は、前記突当部よりも前記繰出し回転子の径方向内側且つ前記装着方向手前側に設けられたガイド斜面、を有し、
    前記ガイド斜面は、前記カートリッジが前記カートリッジ装着部に装着されるときに、前記ガイド斜面に突き当たった前記コア側係合部を、前記繰出し回転子の径方向外側にガイドすることを特徴とするテープ印刷装置。
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