JP7305926B2 - 分析方法、質量分析用試料調製用材料、質量分析用キット、糖鎖類分析用材料および糖鎖類質量分析用キット - Google Patents
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さらに好ましい実施形態では、前記ハロゲン原子は、フッ素原子である。
さらに好ましい実施形態では、前記マトリックス添加剤は、トリフルオロ酢酸塩である。
さらに好ましい実施形態では、前記マトリックス添加剤は、ナトリウム塩またはカリウム塩である。
さらに好ましい実施形態では、前記マトリックス試薬は、2,4,6-トリヒドロキシアセトフェノンまたはクマル酸、および、アミンまたはその塩を含む。
さらに好ましい実施形態では、前記アミンは、1,1,3,3-テトラメチルグアニジンまたは3-アミノキノリンである。
さらに好ましい実施形態では、前記試料は、糖、糖鎖、および糖または糖鎖の誘導体のうち少なくとも一つを含む分子を備える。
本発明の好ましい実施形態によるマトリックス添加剤は、1以上のハロゲン原子を含むカルボン酸またはその塩を備え、液体マトリックスに添加するためのものである。
さらに好ましい実施形態では、前記ハロゲン原子は、フッ素原子である。
さらに好ましい実施形態では、前記カルボン酸は、トリフルオロ酢酸である。
さらに好ましい実施形態では、前記カルボン酸の塩は、ナトリウム塩またはカリウム塩である。
本発明の好ましい実施形態による質量分析用キットは、上述のマトリックス添加剤を備える。
本発明の好ましい実施形態による糖鎖類分析用マトリックス添加剤は、上述のマトリックス添加剤を備え、前記マトリックス添加剤は、糖鎖および糖鎖誘導体のうち少なくとも一つを含む分子を備える試料の質量分析に用いられる。
本発明の好ましい実施形態による糖鎖類質量分析用キットは、上述の糖鎖類分析用マトリックス添加剤を備える。
本実施形態の分析方法で用いられるマトリックス添加剤は、液体マトリックスに添加するための添加剤である。マトリックス添加剤に含まれるカルボン酸またはその塩は、入手の容易さ等の観点から、フッ素原子を含むものが好ましい。マトリックス添加剤に含まれるカルボン酸は、トリフルオロ酢酸(以下、TFAと呼ぶ)が好ましい。液体マトリックスとTFAイオンとを含む質量分析用試料を用いて質量分析を行うと、感度の低下や夾雑物による悪影響が抑制された測定データを得ることができる。
なお、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸を含む溶液と、ナトリウムイオン等のカチオンを含む溶液とを別々に加えてもよい。カチオンを含む溶液としては、水酸化ナトリウム溶液等を用いることができる。
液体マトリックスを構成するマトリックス試薬は、質量分析用試料において液体マトリックスの少なくとも一部を構成する分子を含む。液体マトリックスとは、通常のMALDI質量分析計のイオン源である10-1Pa以下等の高真空条件下でも固化・気化せずに液体を維持する特徴を持ったマトリックスのことで、多くの場合は常温融解塩に分類される。マトリックス試薬は、アミンまたはその塩、および、有機物質またはその塩を含み、アミンがプロトンの受容体として働き、有機物質がプロトンの供与体となるものが好ましい。例えば、当該有機物質は酸性基を含有することが好ましい。上記アミンおよび有機物質のいずれかは、紫外~可視~赤外領域等に対応する波長のレーザー光を吸収する。マトリックス試薬に含まれるアミンまたはその塩と、有機物質またはその塩とを溶媒中で混合し、適宜溶媒を蒸発させ、液体マトリックスを調整することができる。
なお、複数の液体マトリックスを混合して用いてもよい。
なお、GCA、G2CAおよびG3CAの区別の方法は上記以外の割合に基づいてもよく、特に限定されない。また、GCA、G2CAおよびG3CA以外の、TMGとCAとの混合物を液体マトリックスとして用いてもよい。
本実施形態の分析方法において分析対象となる試料は、液体マトリックスを用いてイオン化を行うことができれば特に限定されない。分析対象となる試料は、糖、糖鎖、糖若しくは糖鎖の誘導体、またはこれらを含む分子(糖関連分子)が好ましい。すなわち、当該試料は、糖、糖鎖、および糖または糖鎖の誘導体のうち少なくとも一つを含む分子を備えることが好ましい。糖関連分子は、酸性糖鎖、中性糖鎖、糖脂質、糖タンパク質および糖ペプチド等を含む。糖鎖誘導体を生成する際の誘導体化の方法は特に限定されず、例えば還元末端のピリジルアミノ化等による還元アミノ化を用いることができる。糖関連分子は、ナトリウム塩やカリウム塩等のカチオン塩との親和性が高いため、イオン化の際にこれらのカチオンが優位に付加されたイオンを効率的に生成することができる。
本実施形態の分析方法に好適に用いられる質量分析用キットが提供される。
なお、質量分析用キット100は、マトリックス添加剤10やマトリックス試薬20に加える溶媒等の、質量分析で用いられるその他の物品を含んでもよい。また、質量分析用キット100は、マトリックス添加剤10を備えれば、マトリックス試薬20や試料プレート30を備えなくともよい。また、添加剤用容器11とマトリックス用容器21の形状は特に限定されない。
なお、試料プレート30の表面の親水性を特に変化させず、試料配置部位31に形成された円形の溝等により目的の範囲に混合液を残すようにしてもよい。
<1-1.マトリックス添加剤の種類の検討>
試料としてピリジルアミノ化されたNA4型糖鎖(タカラバイオ)(モノアイソトピック質量:2448.9)を用い、G3CAマトリックスに対するマトリックス添加剤(以下、単に添加剤と呼ぶ)の検討を行った。G3CAマトリックスは、p-クマル酸10mgを10mg/mLになるように50%アセトニトリル(ACN)に溶解し、1,1,3,3-テトラメチルグアニジンを23.1μL加えることにより調製した。MALDI試料プレートは、700um uFocus plate (Hudson Surface Technology) を用いた。それぞれのウェル(試料配置部位)に対して100fmol/μLの試料溶液0.5μL、添加剤であるナトリウム塩(5mM)0.5μLを滴下し、その後液体マトリックスを含むマトリックス溶液を0.5μL滴下し、余剰溶媒を風乾させることで質量分析用試料とした。添加剤については、(a)添加剤なしのコントロールの他、(b)塩化ナトリウム(NaCl)、(c)水酸化ナトリウム(NaOH)、(d)酢酸ナトリウム、(e)NaTFA、(f)リン酸水素二ナトリウム、(g)炭酸水素ナトリウム、(h)クエン酸二水素ナトリウムの各化合物を添加剤としてMALDI試料プレートに滴下した。(e)が実施例であり、その他は比較例である。質量分析は、MALDI-イオントラップ-飛行時間型質量分析計(MALDI-QIT-TOFMS) (AXIMA-Resonance, Shimadzu/Kratos)で行った。
添加剤としてNaTFA(5mM)およびNaCl(5mM)を用い、各ウェルに試料として加えるNA4型糖鎖の量を変化させた他は、1-1と同様の条件で質量分析を行い、NA4型糖鎖の検出限界の比較を行った。NaTFAについては、各ウェルに10fmol, 5fmol, 2.5fmol, 1.3fmol, 0.7fmolおよび0.3fmolのNA4型糖鎖を加えて質量分析を行った(本実施例)。NaClについては、各ウェルに10fmol, 5fmol, 2.5fmolおよび1.3fmolのNA4型糖鎖を加えて質量分析を行った。(比較例)
糖鎖の質量分析の際に用いられる他の液体マトリックス(GTHAP)でも効果を確めた。GTHAPの調製では、2,4,6-トリヒドロキシアセトフェノン(2,4,6-Trihydroxyacetophenone) 10mgを50%ACN 1mLに溶解して10mg/mLとし、1,1,3,3-テトラメチルグアニジンを6.8μL加えてGTHAP液体マトリックス溶液とした。(a)ナトリウム塩を添加していないGTHAPとNA4型糖鎖 50fmolとを含む質量分析用試料、(b) NaCl(5mM)を添加剤として加えたGTHAPとNA4型糖鎖 50fmolとを含む質量分析用試料および、(c) NaTFA(5mM)を添加剤として加えたGTHAPとNA4型糖鎖 50fmolとを含む質量分析用試料を調製し、上記1-1と同様の方法で質量分析を行った。
糖鎖の質量分析の際に用いられる他の液体マトリックス(3AQ/CA)でも効果を確かめた。p-クマル酸を100mM, 3-アミノキノリンを900mMの濃度で含む50%ACN溶液を調製し、この溶液をさらに50%ACNで1/5に希釈した溶液を3AQ/CA液体マトリックス溶液とした。(a)ナトリウム塩を添加していない3AQ/CAとNA4型糖鎖 500fmolとを含む質量分析用試料および、(b) NaTFA(5mM)を添加剤として加えた3AQ/CAとNA4型糖鎖500fmolとを含む質量分析用試料を調製し、質量分析を行った。
Claims (14)
- 試料を調製することと、
液体マトリックスを構成する物質を含むマトリックス試薬と、1以上のハロゲン原子を含むカルボン酸またはその塩を備えるマトリックス添加剤とを混合して質量分析用試料調製用材料を調製することと、
前記試料と前記質量分析用試料調製用材料を混合して質量分析用試料を調製することと、
前記質量分析用試料にレーザー光を照射してイオン化を行うことと、
前記イオン化により生じたイオンまたは前記イオンを解離したイオンを質量分離して検出することと、
を備える分析方法であって、
前記マトリックス試薬は、アミンまたはその塩、および、有機物質またはその塩を含み、アミンがプロトンの受容体として働き、有機物質がプロトンの供与体となるものであり、
前記マトリックス添加剤が塩を含むものであり、
前記イオン化により生じるイオンまたは前記イオンを解離したイオンを、前記マトリックス添加剤に含まれる塩に由来するカチオンが付加したイオンに収束させ、該塩に由来するカチオンが付加したイオンを検出する、分析方法。 - 請求項1に記載の分析方法において、
前記ハロゲン原子は、フッ素原子である分析方法。 - 請求項1または2に記載の分析方法において、
前記マトリックス添加剤は、トリフルオロ酢酸塩である分析方法。 - 請求項1から3までのいずれか一項に記載の分析方法において、
前記マトリックス添加剤は、ナトリウム塩またはカリウム塩である分析方法。 - 請求項1から4までのいずれか一項に記載の分析方法において、
前記有機物質は、2,4,6-トリヒドロキシアセトフェノンまたはクマル酸を含む分析方法。 - 請求項1に記載の分析方法において、
前記アミンは、1,1,3,3-テトラメチルグアニジンまたは3-アミノキノリンである分析方法。 - 請求項1から6までのいずれか一項に記載の分析方法において、
前記試料は、糖、糖鎖、および糖または糖鎖の誘導体のうち少なくとも一つを含む分子を備える分析方法。 - 1以上のハロゲン原子を含むカルボン酸またはその塩を備えるマトリックス添加剤と、
液体マトリックスを構成する物質を含むマトリックス試薬であって、アミンまたはその塩、および、有機物質またはその塩を含み、アミンがプロトンの受容体として働き、有機物質がプロトンの供与体となるものであるマトリックス試薬と
を含み、前記マトリックス添加剤が塩を含むものであって、それによって、該マトリックス試薬及び該マトリックス添加剤と混合された試料のイオン化により生じるイオンまたは該イオンが解離したイオンが、前記マトリックス添加剤に含まれる塩に由来するカチオンが付加したイオンに収束される、質量分析用試料調製用材料。 - 請求項8に記載の質量分析用試料調製用材料において、
前記ハロゲン原子は、フッ素原子である質量分析用試料調製用材料。 - 請求項8または9に記載の質量分析用試料調製用材料において、
前記カルボン酸は、トリフルオロ酢酸である質量分析用試料調製用材料。 - 請求項8から10までのいずれか一項に記載の質量分析用試料調製用材料において、
前記カルボン酸の塩は、ナトリウム塩またはカリウム塩である質量分析用試料調製用材料。 - 請求項8から11までのいずれか一項に記載の質量分析用試料調製用材料を備える質量分析用キット。
- 請求項8から10までのいずれか一項に記載の質量分析用試料調製用材料を備え、
前記マトリックス添加剤は、糖鎖および糖鎖誘導体のうち少なくとも一つを含む分子を備える試料の質量分析に用いられる糖鎖類分析用材料。 - 請求項13に記載の糖鎖類分析用材料を備える糖鎖類質量分析用キット。
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