JP7304917B2 - 吸引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、超音波治療器や低周波治療器等における超音波振動子や電極を患部に密着させるために用いられる医療用吸引装置関する。
従来、人体の所定部位間に低周波電流により所定の電位差を与え、当該部位の筋肉に繰り返し収縮運動を行わせるようにした低周波治療器が知られている。また、骨折等の治療において、患部に超音波振動を与えることで新しい生体組織や骨組織等の形成を促進する超音波骨折治療器、および筋肉痛や関節痛を低減させる超音波治療器も従来知られている。
このような低周波治療器や超音波骨折治療器や超音波治療器等では、患部に通電するための電極や患部に超音波を照射するための超音波振動子を患部に密着させる手段として、医療用吸引装置が用いられる。この医療用吸引装置は、シリコーンゴム等からなる吸引カップの内部に電極や超音波振動子を配置し、この吸引カップの内部の空気を外部から吸引して負圧にすることによって、電極や超音波素子を患部に密着させるようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第4326807号公報
しかしながら、上記特許文献1の装置では、吸引カップ内部から吸引された空気が外部に排気される際に騒音を生じる可能性がある。このような騒音は患者に不快感を与える原因の1つとなるばかりでなく、医療現場における作業環境の劣化も招いてしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、騒音を低減することができる医療用吸引装置提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の吸引導子は、以下の手段を提案している。
本発明の一態様に係る吸引装置は、頂部に頂部開口と底部に底部開口を有する吸引カップと、調音手段と、を有する吸引装置であって、前記調音手段は、前記吸引カップに着脱可能に嵌合して設けられているとともに、インナーケースと、前記インナーケースに着脱可能に設けられて前記インナーケースを外側から覆うとともに、前記インナーケースとともに吸音空間を形成するアウターケースと、前記頂部開口に連通して前記頂部開口からの空気を前記吸音空間に流入させる第1開口と、前記吸音空間に開口して、前記吸音空間から空気が排出される第2開口と、を有し、前記吸音空間には、前記吸引カップと前記底部開口に接する人体とによって囲まれた空間内の空気が前記第1開口から流入して、前記流入した空気が一時的に滞留し、前記空気は前記第2開口から排出される。
上記調音手段は、前記吸引導子に着脱可能に設けられてもよい。
本発明の吸引導子によれば、騒音を低減することができる。
本発明の第一実施形態に係る医療用吸引装置の全体図である。 本発明の第一実施形態に係る吸引装置本体の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る吸引装置本体の断面図である。 本発明の第一実施形態に係る調整弁の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る調整弁の断面図である。 本発明の第二実施形態に係る吸引装置本体の斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る吸引装置本体の断面図である。 本発明の第三実施形態に係る吸引装置本体の斜視図である。 本発明の第三実施形態に係る吸引装置本体の断面図である。 本発明の第三実施形態に係るアタッチメントの斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るアタッチメントの側面図(a)、及び(a)におけるB-B線における断面図(b)である。 本発明の第三実施形態に係る吸引装置本体の変形例を示す斜視図である。 本発明の第三実施形態に係るアタッチメントの変形例を示す斜視図である。
[第一実施形態]
以下、図面を参照し、本発明の第一実施形態に係る医療用吸引装置100について図1から図5を適宜参照して説明する。図1に示すように、医療用吸引装置100は、吸引装置本体10と、排気調整部20と、圧縮機30と、を備える。本実施形態では、2つの吸引装置本体10に対して、1つの圧縮機30、及び排気調整部20が、配管チューブ15を介してそれぞれ接続されている。
圧縮機30は外部の空気を圧縮して圧縮空気を生成する。この圧縮空気は、配管チューブ15を介して2つの吸引装置本体10にそれぞれ送り込まれる。詳しくは後述するが、吸引装置本体10はこの圧縮空気の流通によって患者の患部上で吸着・保持される。排気調整部20は、圧縮機30からそれぞれの吸引装置本体10に向かう流路243から分岐する他の流路243と、調整弁21と、を有している。この調整弁21の開度を調整する(開放する)ことによって、圧縮機30で生成された圧縮空気の一部が外部に放出される。これにより、圧縮機30から吸引装置本体10に供給される圧縮空気の流量が調整され、吸引装置本体10の患部に対する吸着力が適宜調整される。
以下、上記の各部材の詳細な構成について説明する。吸引装置本体10は、カップ状に形成された吸引カップ11と、この吸引カップ11の内部に設けられた電極部材12と、吸引カップ11の頂部を支持する支持部材13と、この支持部材13の内部に設けられたサクションピン14(吸引排気部14)と、を有している。
吸引カップ11は、電極部材12を患部から離間させ、又は患部に密着させるように収容する役割を果たすものである。この吸引カップ11は、図1及び図2に示すように、頂部から底部に向かって徐々に拡径する略円錐台形状の外形を有し、その頂部及び底部には頂部開口111及び底部開口112(開口部112)がそれぞれ形成されている。また、吸引カップ11の内周面113には、母線方向に延びるリブ114が、周方向に所定間隔で6個設けられている。このように構成される吸引カップ11は、図1に示すように、その頂部開口111の縁部が支持部材13によって支持されている。
また、吸引カップ11は、半透明のシリコーンゴムによって一体に形成される。施術に際しては、吸引カップ11の一方側(すなわち、施術時において患部に臨む側)に形成された上記の開口部112によって患部が覆われた状態となる。
支持部材13は、上記の吸引カップ11の頂部開口111に嵌合する嵌合部131と、この嵌合部131から見て吸引カップ11とは反対側に向かって開口する略円筒状の外周壁132と、外周壁132の開口を閉塞する蓋部材133と、を有している。
図3に示すように、嵌合部131は略円筒状の基部134と、この基部134の外周に広がるつば状の第一フランジ部135と、第一フランジ部135から基部134の軸線方向に間隔を空けて設けられた第二フランジ部136と、を有している。第一フランジ部135は第二フランジ部136よりも吸引カップ11に近接する側に設けられている。吸引カップ11の頂部開口111の縁部は、第一フランジ部135と第二フランジ部136とによって形成される円環状の溝に嵌合される。なお、第二フランジ部136の径方向内側の領域には、隔壁部137が設けられている。この隔壁部137により、支持部材13における吸引カップ11側と、後述のサクションピン14側とが隔てられる。
外周壁132は上記の第二フランジ部136上で、基部134の軸線方向の一方側(すなわち、吸引カップ11とは反対の側)に向かって開口している。蓋部材133は、この外周壁132の開口を閉塞する円盤状の部材である。さらに、この外周壁132の一部には、内外を連通する2つの開口(外部排気口138)が形成されている。これら外部排気口138は、図2に示すように、外周壁132上で径方向に互いに離間する位置に設けられている。
このように構成された支持部材13の各部材のうち、隔壁部137と、外周壁132と、蓋部材133とは、サクションピン14(後述)を外側から覆う吸音部40とされている。さらに、これら隔壁部137と、外周壁132と、蓋部材133とによって形成される空間は、吸音空間41とされている。
電極部材12は、患部に密着して通電する役割を果たすものである。この電極部材12は、銅等の導電性材料により形成された板状の部材である。この電極部材12は、支持部材13によって上方から支持されることによって吸引カップ11の高さ方向中央部に位置している。
サクションピン14は、吸引カップ11の内部に対して空気を流出入させる管状の部材である。このサクションピン14には、図1に示すように、その内部に流通路141が形成され、その一端側の開口が流入口142とされ、他端側の開口が排気口143とされている。流通路141上には、他の領域に比べて小さな断面積を有するオリフィス144が局所的に形成されている。
このように構成されるサクションピン14は、その流通路141を吸引カップ11の軸線方向に対して略直交させるようにして、支持部材13の内部に配置される。そして、このサクションピン14の一端側の開口である流入口142は、配管チューブ15を介して圧縮機30に接続される。一方で、他端側の開口である排気口143は、支持部材13の外部に露出した状態となっている。更に、サクションピン14には、流通路141を横切って略直交方向(すなわち、支持部材13の軸線方向)の吸引カップ11側に向かって開口する吸引口145が形成されている。
以上のような構成により、サクションピン14の排気口143から排気された圧縮空気は、上記の吸音空間41内に導かれる。このとき、排気口143から排気される圧縮空気は、周囲との擦過音を生じる。詳しくは後述するが、この擦過音は吸音空間41内で吸収、又は拡散される。
なお、上記の圧縮機30としては、外部の空気を圧縮して圧縮空気を生成することが可能な種々の装置から、流量や圧縮比等の設計値に基づいて好適な態様が適宜選択される。
排気調整部20は、図1に示すように、配管チューブ15を介して圧縮機30、及び吸引装置本体10に接続された弁装置(調整弁21)である。本実施形態では、このような調整弁21として図4、又は図5に示すソレノイドバルブが用いられる。この調整弁21は、電気信号によって進退動するピン23を有するソレノイド本体22と、このソレノイド本体22の一端側に一体に設けられた弁部24と、この弁部24の一部に接続されたサイレンサチューブ25(第二吸音部25)と、を備えている。
より詳しくは図5に示すように、弁部24は、内部に流路243が形成された弁本体241と、この流路243の流通状態(開度)を調整する弁体242と、を備えている。弁本体241は、外形視で略函体状に形成された部材であって、その内部には断面視で略L字状の流路243と、この流路243に連通されるとともに、後述の弁体242を内部に収容する収容空間244と、が形成されている。この流路243の一方側の端部は、外部に向かって開口する導入口245とされている。この導入口245には、圧縮機30から延びる配管チューブ15が接続される。すなわち、圧縮空気が導入口245を通じて上記の流路243中に流れ込む。
一方で、上記の流路243の両端部のうち、導入口245とは反対側の端部(弁座246)は、弁体242によって閉塞可能とされている。この弁体242は、上記のソレノイド本体22のピン23に一体に接続されている。すなわち、ピン23の進退動に伴って弁体242も一方向に移動する。ピン23がソレノイド本体22側に移動した場合には、弁体242は弁座246から離間することで、上記導入口245から導かれた圧縮空気の流通を可能にする。以下の説明では、この状態を調整弁21の開放状態と呼ぶ。
一方で、ピン23がソレノイド本体22から離間する方向に移動した場合には、弁体242は弁座246に当接することで、圧縮空気の流れを閉塞する。以下の説明では、この状態を調整弁21の閉止状態と呼ぶ。なお、ピン23の移動量は、外部から入力される電気信号に基づいて無段階、又は段階的に調整することが可能とされている。
さらに、上記の収容空間244の一部には、第二排気口247が形成されている。第二排気口247は、収容空間244と外部とを連通する開口である。すなわち、調整弁21が開放状態にあるときには、収容空間244内に流入した圧縮空気は、この第二排気口247を通じて外部に排気される。
さらに、第二排気口247の外側には、第二吸音部25としてのサイレンサチューブ25が接続されている。本実施形態では、サイレンサチューブ25は、第二排気口247の外縁に設けられたねじ等によって固定される略円柱状の部材である。サイレンサチューブ25は中空に形成されることで、その内部空間は第二吸音空間411とされている。すなわち、第二排気口247から空気が排気される際に生じる周囲との擦過音は、このサイレンサチューブ25の第二吸音空間411内で吸収、又は拡散される。
次に、本発明の実施形態に係る医療用吸引装置100の取扱方法の一例、及び作用について説明する。
まず、医療用吸引装置100の使用前の状態では、図3に示すように、電極部材12は、吸引カップ11の高さ方向中央部(すなわち、吸引カップ11の軸線方向における中央部)に位置している。従って、吸引カップ11の底部が人体に接触しても、その内部に設けられた電極部材12は人体に接触しない。
一方、医療用吸引装置100の使用時には、まず使用者は、半透明の吸引カップ11の内部を視認しながら、患部に対して吸引カップ11を押し当てる。そして使用者は、圧縮機30を操作することにより、配管チューブ15を介して流入口142から流通路141の内部に圧縮空気を吹き込む。吹き込まれた圧縮空気はオリフィス144を通過した後、排気口143からサクションピン14の外部へ流出する。ここで、空気がオリフィス144を通過する際に、いわゆるベルヌーイの定理により吸引カップ11と患部とによって囲まれた空間内の空気が吸引口145を通って排気口143へ流れるような空気の流れが発生する。これにより、吸引カップ11の内部が真空に近い状態となり、その内部に吸引力が発生することにより、吸引カップ11が患部に吸着する。ここで、吸引カップ11の底部はシリコーンゴムで形成されているため、患部に長時間に渡って吸着しても患部に鬱血が生じにくい。
そして、吸引カップ11が患部に吸着し、その内部に十分な大きさの吸引力が発生した場合、吸引カップ11の底部側の部分が、高さ方向(すなわち、吸引カップ11の軸線方向)に潰れるように弾性変形する。これにより、吸引カップ11の内部に設けられた電極部材12が、水を含んだスポンジ(不図示)を介して患部に接触することにより、患部への通電による電気治療が開始される。
なお、吸引カップ11は、その内側面に6個のリブ114が設けられて構造的に補強されることにより、ある程度の腰が付与されている。従って、内部の吸引力が増加しても、吸引カップ11は略円錐台形状の外形をある程度保持している。
医療用吸引装置100の使用を終了する場合、上記の外周壁132に形成された2つの外部排気口138をそれぞれ指などで閉塞する。そうすると、圧縮機30から流通路141に吹き込まれた空気は、吸引口145を通って吸引カップ11の内部へ流入する。これにより、吸引カップ11の内部において吸引力が喪失するため、吸引カップ11を患部から容易に取り外すことができる。以上により、医療用吸引装置100による治療が完了する。
ここで、医療用吸引装置100による治療中にわたって、サクションピン14に導かれた圧縮空気は、排気口143を通じて外部に連続的に排気されている。この排気に伴う騒音(周囲の部材や外気との擦過音)が継続した場合、患者はもとより、静粛性が要求される医療現場の環境を損なう可能性が懸念される。
しかしながら、上述の構成によれば、サクションピン14の排気口143で生じる排気音は吸音空間41内で吸収される。これにより、排気音が周囲に拡散する可能性を低減することができる。より具体的には、排気口143を通じて排気された圧縮空気は、吸音空間41内で一時的に滞留した後、上記の外部排気口138を通じて外部に排気される。このとき、吸音空間41内では、排気口143における排気音のエネルギーが吸収、拡散される。これにより、外部排気口138における排気音の大きさは、排気口143における排気音の大きさに比して相対的に小さくなる。
以上により、本実施形態に係る医療用吸引装置100では圧縮空気の流通(排気)に伴って発生する騒音が低減されるため、患者に対する負担を軽減することが可能となる。
さらに、上述の構成によれば、排気調整部20の第二排気口247で生じる排気音は第二吸音空間411内で吸収される。これにより、排気音が周囲に拡散する可能性をさらに低減することができる。また、本実施形態では、排気調整部20としてソレノイドバルブ(調整弁21)を適用している。したがって、調整弁21の開度を調整することにより、排気調整部20を通じて外部に取り出される圧縮空気の量を自在に調整することができる。これにより、患部に対する吸引カップ11の吸引力を適切な大きさにすることができる。特に、患部表面の状態に応じた適切な吸引力を選択することで、吸引カップ11の吸引力による患部への負担を軽減することができる。
以上、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明した。しかしながら、上記の説明はあくまで一例であって、上記構成に対して種々の変更を施すことが可能である。 例えば、圧縮空気をオリフィス144に供給することによって負圧を作用させる方式のみならず、不図示の真空ポンプにより吸引カップ11の内部に直接負圧を作用させても良い。
また、上記の吸音空間41内に、排気音のさらなる吸収、拡散を志向して、スポンジ等の発泡性材料を吸音材として配置することも可能である。
さらに、上記の実施形態では、1個のみの電極部材12を備える構成について説明した。しかしながら、電極部材12の個数は上記に限定されず、後に参照する図7、図9に示すように、2個、又は3個以上の電極部材12を設ける構成を採ることも可能である。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図6又は図7を参照して説明する。本実施形態では、吸音部40の一部を形成する外周壁132が、支持部材13(又は、吸引排気部14)に対して着脱可能とされている点で、上記の第一実施形態とは構成が異なっている。
より具体的には、図7に示すように、本実施形態では支持部材13の隔壁部137の一方側(すなわち、隔壁部137を基準として吸引カップ11とは反対の側)に、おおむね皿状のインナーケース51と、このインナーケース51を覆うアウターケース52と、がそれぞれ配置されている。
インナーケース51は、例えばシリコーン等の樹脂材料で形成される。インナーケース51の一部には、上記のサクションピン14が挿通される第一開口53と、後述のアウターケース52に形成された外部排気口138に連通する第二開口54と、が形成されている。また、インナーケース51は、隔壁部137(支持部材13)に対して着脱可能とされている。
アウターケース52は、上記のインナーケース51を、支持部材13の軸線方向一方側から覆っている。すなわち、このアウターケース52は、上述の第二実施形態における外周壁132、及び蓋部材133のそれぞれを兼ねている。また、アウターケース52もインナーケース51と同様に、隔壁部137(支持部材13)に対して着脱可能とされている。以上の構成により、アウターケース52とインナーケース51の内側には空間が形成される。すなわち、上記のサクションピン14の排気口143の周囲には、上記第一実施形態と同様の吸音空間41が形成される。
以上のような構成によっても、排気口143から排気される圧縮空気の排気音を低減することができる。具体的には、排気口143における排気音は、吸音空間41内でそのエネルギーが吸収、拡散される。これにより、外部排気口138における排気音の大きさは、排気口143における排気音の大きさに比して相対的に小さくなる。このように騒音が低減されることによって、患者に対する治療時の負担を軽減することが可能となる。
なお、上記の吸音空間41内に、排気音のさらなる吸収、拡散を志向して、スポンジ等の発泡性材料を吸音材として配置することも可能である。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態に係る医療用吸引装置100について図8から図11を参照して説明する。本実施形態における吸引装置本体10は、以下の点で上記の各実施形態とは異なっている。
まず、図8に示すように、本実施形態における吸引装置本体10では、支持部材13の形状が、平面視で略矩形とされている。さらに、支持部材13の一部には、外部排気口138が形成されている。サクションピン14の排気口143は、この外部排気口138を通じて外部に連通されている。言い換えると、上記の実施形態における吸音空間41、吸音部40材は本実施形態における吸音装置本体には設けられていない。これにより、排気口143から排気された空気は、外部排気口138を通じて外部に放出される。なお、本実施形態では、この外部排気口138の断面形状(開口形状)は略円形とされている。
さらに、この支持部材13の外側には調音アタッチメント60(調音部60)が嵌合される。図8又は図9に示すように、この調音アタッチメント60は、矩形をなす支持部材13の互いに対向する長辺に当接する一対の挟持部61と、これら一対の挟持部61の端部を接続する調音部本体62と、を有している。
挟持部61は、図10又は図11に示すように、支持部材13の長手方向における寸法とおおむね同等の寸法を有する樹脂性の板状部材である。特に、一対の挟持部61における互いに対向する一対の面には、それぞれ3つの係合突起63が形成されている。この係合突起63は、挟持部61の長手方向に間隔を空けて配列されている。これらの係合突起63は、支持部材13の表面に形成された係合凹部(不図示)にそれぞれ係合する。すなわち、支持部材13における一対の側面には、それぞれ3つの係合凹部が形成されている。それぞれの係合突起63はこれら係合凹部に係合することで、調音アタッチメント60を支持部材13に対して脱落不能に固定する。
調音部本体62は、上記一対の挟持部61の長手方向におけるそれぞれの端部を接続する接続部64と、この接続部64の長手方向における中央部に設けられた調音チューブ65と、を有している。
図9又は図11に示すように、調音チューブ65は、接続部64を厚さ方向に貫通するチューブ固定孔に挿通される略筒状の部材である。調音チューブ65の内側には流路243が形成されている。この流路243の一方側の端部は、上記の外部排気口138と対応する形状と寸法を有する開口(チューブ開口66)とされている。すなわち、本実施形態では、このチューブ開口66は上記した外部排気口138と同様に略円形とされている。
一方で、流路243の他方側の端部開口(チューブ排気口67)は、このチューブ開口66とは異なる断面形状(開口形状)を有している。より具体的には、図11(a)に示すように、このチューブ排気口67は、接続部64の長手方向に延びる長円形をなしている。
上記のチューブ開口66と、チューブ排気口67との間の空間には、外部排気口138から排気された圧縮空気が流通するとともに、その排気音の特性を変更するための調音流路68とされている。すなわち、略円形のチューブ開口66を通じて調音流路68に流れ込んだ圧縮空気は、調音流路68中で一時的に滞留したのち、長円形のチューブ排気口67から外部に排気される。
以上の構成によれば、排気口143(外部排気口138)から排気された空気が調音流路68内を通過することで排気音の特性が変更される。より具体的には、チューブ排気口67における排気音は、振動数帯域や振幅等が変更されることで、外部排気口138から直接排気した際の排気音に比して十分に低減されている。これにより、排気音による患者への負担や不快感を軽減することができる。
特に、上記の構成によれば、調音アタッチメント60は支持部材13に対して着脱可能とされている。これにより、既存の吸引装置本体10に対しても容易に装着することが可能である。
さらに、調音アタッチメント60を支持部材13に取り付けるに当たっては、挟持部61の長手方向に配列された3つの係合突起63が、支持部材13上に設けられた係合凹部に係合することで両者が固定される。これにより、調音アタッチメント60の支持部材13に対する位置決めを容易に行うことができる。例えば、1つずつのみの係合突起63、及び係合凹部を設けた場合、該係合突起63、係合凹部を中心として調音アタッチメント60が回動してしまう可能性がある。しかしながら、上記の構成によれば、3つの係合突起63(係合凹部)が設けられていることから、このような回動や位置ずれが生じる可能性を低減することができる。
なお、調音アタッチメント60は、上記の構成に代えて、図12と図13に示す構成とすることも可能である。この例では、支持部材13がおおむね円形の断面形状を有する場合に、この支持部材13の外周面を挟持するため、一対の挟持部61がそれぞれ支持部材13の外周形状に対応するように略円弧状に湾曲している。
さらに、この調音アタッチメント60は、コネクタ保持部90を有している。コネクタ保持部90は、チューブ接続部80を周囲から覆うことで、配管チューブ15の不用意な脱落を抑制するための部材である。なお、上記チューブ接続部80は、上記の配管チューブ15と、この配管チューブ15の端部に固定されたエアコネクタ81と、を有している。
より具体的には図13に示すように、コネクタ保持部90は、一対の挟持部61の一方側の端縁(すなわち、挟持部61の延在方向における両端縁のうち、調音チューブ65が設けられる側とは反対側の端縁)に一体に設けられた略コの字型の部材である。より詳細には、このコネクタ保持部90は、一対の挟持部61にそれぞれ接続された一対の延長部91と、これら一対の延長部91同士の端縁(すなわち、挟持部61から離間する側の端縁同士)を互いに接続するとともに、後述のエアコネクタ81を脱落不能に支持する抜け止め支持部92と、を有している。
抜け止め支持部92は、延長部91の延在方向におおむね直交する方向に延びている。さらに、抜け止め支持部92は、平板状に形成された一対の接続部94と、これら接続部94同士の間に設けられた半円筒状のチューブ嵌合部93と、を有している。チューブ嵌合部93は、接続部94の延びる平面から法線方向に向かって、断面視で円弧状に突出している。
さらに、エアコネクタ81はその一方側の端部が配管チューブ15に固定されるとともに、他方側の端部は吸引装置本体10の支持部材13に脱着可能とされている。一例として、エアコネクタ81は、サクションピン14の一方側の端部に係止されるラッチと、このラッチを付勢することでエアコネクタ81をサクションピン14に係止するバネと、を有する構成が考えられる。
以上のような構成によれば、既存の吸引装置本体10に対しても調音アタッチメント60を容易に装着することが可能となることに加えて、支持部材13を略円盤状に形成することで、上記の各実施形態における吸音空間41を内部に形成するための余地を十分に確保することができる。
さらに、調音アタッチメント60を吸引装置本体10に取り付けた状態においては、上記のコネクタ保持部90は、図12に示すように配管チューブ15との接続部に設けられたエアコネクタ81を外周側から囲むように配置される。特に、チューブ嵌合部93には、配管チューブ15の外周面下半が嵌合する。
加えて、エアコネクタ81は、配管チューブ15よりも大きな外径を有している。これにより、エアコネクタ81は、抜け止め支持部92によって吸引装置本体10から容易に抜けないように保持される。したがって、上記のようにエアコネクタ81に内蔵されたバネ等の係止装置のみによってチューブ接続部80を構成した場合に比べて、エアコネクタ81が吸引装置本体10から不用意に脱落する可能性を低減することができる。さらに、上記のようなバネの付勢力、復元力が経時変化によって失われた場合でも、コネクタ保持部90によってエアコネクタ81を安定的に保持することができる。
なお、他の実施形態として、医療用吸引装置は、頂部に頂部開口部及び底部に底部開口部が形成され、頂部から底部に向かって徐々に拡径する部分を含む吸引カップと、前記頂部開口部を閉塞する隔壁部、前記頂部開口部の縁部から前記吸引カップとは反対側に向かって開口する円筒状をなすとともに内外を貫通する外部排気口が形成された外周壁、及び、該外周壁の開口を着脱可能に閉塞する蓋部材とを有し、これら隔壁部、外周壁及び蓋部材の内側に吸音空間を形成する吸音部と、管状をなして、一端が外部に露出する流入口とされ他端が前記吸音空間に開口する排気口とされるとともに、前記一端と前記他端との間に前記吸引カップと前記底部開口部に接する人体とによって囲まれた空間内の空気を吸引する吸引口が形成された吸引排気部と、前記吸引カップの内部に設けられて前記吸引排気部による吸引に伴って人体に電流供給を可能とする電極部材と、を備える。
上記の医療用吸引装置では、前記外部排気口から空気が排気される方向が前記排気口から空気が排気される方向とは異なっていてもよい。本発明の一態様に係る医療用吸引装置は、頂部に頂部開口部及び底部に底部開口部が形成され、頂部から底部に向かって徐々に拡径する部分を含む吸引カップと、前記吸引カップと、前記底部開口部に接する人体とによって囲まれた空間内の空気を吸引するための吸引口、及び前記空気を外部に排気するための排気口が形成された吸引排気部と、前記排気口から前記空気が流入する空間であって、外部排気口より前記空気が排気されるときには排気音を小さくする吸音空間を前記排気口の周囲に形成した吸音部と、前記吸引カップの内部に設けられて前記吸引排気部による吸引に伴って人体に電流供給を可能とする電極部材と、を備え、前記外部排気口は、前記頂部開口部の縁部から前記吸引カップとは反対側に向かって開口する円筒状をなす外周壁を貫通するように形成されており、該外部排気口から前記空気が排気される方向が、前記排気口から前記空気が排気される方向とは異なる。
上記の医療用吸引装置では、前記外部排気口は、前記外周壁の径方向に互いに離間する位置に2つが形成されていてもよい。
上記の医療用吸引装置では、前記電極部材は、水を含んだスポンジを介して人体に接触することで前記人体に通電するものであってもよい。
さらに、他の実施形態として、上記課題を解決するため、本発明の調音手段は、以下の手段を提案している。本発明の一態様に係る調音手段は、排気口を有する吸引カップに着脱可能な調音手段であって、前記調音手段は、前記吸引カップに着脱可能に設けられるとともに、インナーケースと、該インナーケースを着脱可能に閉塞し、前記インナーケースとともに吸音空間を形成するアウターケースと、前記排気口に連通して該排気口からの空気を前記吸音空間に流入させる第1開口と、前記吸音空間に開口して、該吸音空間から空気が排出される第2開口と、を有し、前記吸音空間には前記排気口から流入した空気が一時的に滞留し、前記空気は前記第2開口から排出される。
上記調音手段は、前記排気口から流入した空気が一時的に滞留し、前記空気は前記第2開口から排出されることで、前記排気口から流入した前記空気の排気音を低減してもよい。
10…吸引装置本体 11…吸引カップ 12…電極部材 13…支持部材 14…吸引排気部 14…サクションピン 15…配管チューブ 20…排気調整部 21…調整弁 22…ソレノイド本体 23…ピン 24…弁部 25…サイレンサチューブ 25…第二吸音部 30…圧縮機 40…吸音部 41…吸音空間 51…インナーケース 52…アウターケース 53…第一開口 54…第二開口 60…調音アタッチメント 60…調音部 61…挟持部 62…調音部本体 63…係合突起 64…接続部 65…調音チューブ 66…チューブ開口 67…チューブ排気口 68…調音流路 80…チューブ接続部 81…エアコネクタ 90…コネクタ保持部 91…延長部 92…抜け止め支持部 93…チューブ嵌合部 94…接続部 100…医療用吸引装置 111…頂部開口 112…開口部 112…底部開口 113…内周面 114…リブ 131…嵌合部 132…外周壁 133…蓋部材 134…基部 135…第一フランジ部 136…第二フランジ部 137…隔壁部 138…外部排気口 141…流通路 142…流入口 143…排気口 144…オリフィス 145…吸引口 241…弁本体 242…弁体 243…流路 244…収容空間 245…導入口 246…弁座 247…第二排気口 411…第二吸音空間

Claims (1)

  1. 頂部に頂部開口と底部に底部開口を有する吸引カップと、調音手段と、を有する吸引装置であって、
    前記調音手段は、前記吸引カップに着脱可能に嵌合して設けられているとともに、
    インナーケースと、
    前記インナーケースに着脱可能に設けられて前記インナーケースを外側から覆うとともに、前記インナーケースとともに吸音空間を形成するアウターケースと、
    前記頂部開口に連通して前記頂部開口からの空気を前記吸音空間に流入させる第1開口と、
    前記吸音空間に開口して、前記吸音空間から空気が排出される第2開口と、
    を有し、
    前記吸音空間には、前記吸引カップと前記底部開口に接する人体とによって囲まれた空間内の空気が前記第1開口から流入して、前記流入した空気が一時的に滞留し、前記空気は前記第2開口から排出される吸引装置。
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