JP7304446B1 - 情報処理装置、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮想入力デバイスの入力の誤動作を低減しつつ、パームレストの領域を有効利用する。【解決手段】情報処理装置は、第1表示部及び第2表示部と、第1表示部の画面上に配置され、タッチ入力とペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、各領域におけるタッチセンサ部から受け付け可能な検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、OSに基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を第2表示部に表示させるメインシステムと、第1領域の画像データを生成して、第1表示部の第1領域に表示させるとともに、設定情報記憶部が記憶する検出設定情報に基づいて、各領域におけるタッチセンサ部からの検出情報を制限し、検出情報に基づく入力情報をメインシステムに出力する組込みシステムとを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、及び制御方法に関する。
近年、ノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPC:Personal Computer)などの情報処理装置では、表示画面をソフトウェアキーボードなどの仮想入力デバイスとして使用するものが知られている。また、1台で複数の表示部を使用できる複数表示(Multiple display)環境を提供可能な情報処理装置が提案されている。
特開2015-233198号公報
ところで、上述のような情報処理装置において、例えば、2つの表示部のうちの1つをメイン画面に使用し、もう1つの表示部をタッチスクリーンで構成してソフトウェアキーボード及びタッチパッドなどの仮想入力デバイスに使用することがある。また、この場合に、例えば、タッチパッドの左右の両側にあるパームレスト部を、ガジェット等に利用しようとすると、従来の情報処理装置では、パームレスト部のガジェット等による入力受付により、ソフトウェアキーボード及びタッチパッドなどの仮想入力デバイスの入力に誤動作や動作不良が生じる可能性があった。また、従来の情報処理装置では、上記とは反対に、ソフトウェアキーボードのタイピング中に、パームレスト部に表示したガジェットへの誤入力の可能性があった。
本発明は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、仮想入力デバイスの入力の誤動作を低減しつつ、パームレストの領域を有効利用することができる情報処理装置、及び制御方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の一態様は、第1表示部及び第2表示部と、前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムであって、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力する組込みシステムとを備える情報処理装置である。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記タッチセンサ部は、前記タッチ入力の検出及び前記ペン入力の検出のそれぞれについて前記領域ごとに検出禁止又は検出許可に設定変更可能であり、前記組込みシステムは、前記検出設定情報に基づいて、前記タッチセンサ部に対して、前記領域ごとに前記検出禁止又は前記検出許可に設定変更を実行して、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの前記検出情報を制限するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記設定情報記憶部は、前記第1領域に対応する前記検出設定情報に、前記タッチ入力を受け付けることを示す情報を記憶するともに、前記第2領域に対応する前記検出設定情報に、前記タッチ入力を受け付けないことを示す情報を記憶し、前記組込みシステムは、前記第1領域において検出した検出情報に基づく入力情報を、前記仮想入力デバイスが受け付けたデバイス入力情報として、前記メインシステムにより保護された汎用インターフェースを用いて、前記メインシステムに出力するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記第2領域には、左手用のパームレストの領域である左手領域と、右手用のパームレストの領域である右手領域とが含まれ、前記組込みシステムは、利用者の利き手に応じて、前記左手領域と、前記右手領域とで前記検出設定情報の入れ替えを行うようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記第2領域は、特定のガジェットを実行する領域であり、前記第1表示部は、前記特定のガジェットの表示情報を、前記第2領域に表示するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記設定情報記憶部は、前記領域識別情報と、前記検出設定情報と、前記特定のガジェットの種類及び位置を示すガジェット情報とを対応付けて記憶し、前記組込みシステムは、前記ガジェット情報に基づいて、前記特定のガジェットに対応する前記領域において、前記特定のガジェットの処理を実行するようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記ガジェットには、手書き入力によるメモ機能を実現するガジェットが含まれるようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記組込みシステムは、前記第1領域の画像データを前記メインシステムに出力し、前記メインシステムから前記第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記組込みシステムは、前記第1領域の画像データと、前記メインシステムから取得した表示情報とを合成した合成画像データを前記第1表示部に出力して、前記合成画像データを前記第1表示部に表示させるようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、上記の情報処理装置において、前記組込みシステムが出力する画像データと、前記メインシステムが出力する画像データとを切り替えて、前記第1表示部に出力する切替部を備えるようにしてもよい。
また、本発明の一態様は、第1表示部及び第2表示部と、前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムとを備える情報処理装置の制御方法であって、前記組込みシステムが、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力する制御方法である。
本発明の上記態様によれば、仮想入力デバイスの入力の誤動作を低減しつつ、パームレストの領域を有効利用することができる。
第1の実施形態によるノートPCの一例を示す外観図である。 第1の実施形態によるノートPCの主要なハードウェア構成の一例を示す図である。 第1の実施形態によるノートPCの機能構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態における設定情報記憶部のデータ例を示す図である。 第1の実施形態における領域設定の一例を示す図である。 第1の実施形態における利き手による左右の領域の入れ替え例を示す図である。 第1の実施形態によるノートPCの領域設定の変更処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるノートPCの利手設定の変更処理の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるノートPCの仮想入力デバイスの動作の一例を示す図である。 第1の実施形態によるノートPCのガジェットの動作の一例を示す図である。 第2の実施形態によるノートPCの機能構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態によるノートPCの仮想入力デバイスの動作の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による情報処理装置、及び制御方法について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態によるノートPC1の一例を示す外観図である。なお、本実施形態において、情報処理装置の一例として、ノートPC1について説明する。
図1に示すように、ノートPC1は、第1筐体101と、第2筐体102とを備え、ヒンジ機構により一方の筐体(第1筐体101)の側面が他方の筐体(第2筐体102)の側面に係合され、ヒンジ機構の回転軸周りに第1筐体101が第2筐体102に対して回動可能に構成されている。
また、ノートPC1は、タッチスクリーン14と表示部15とを備える。表示部15は、第1筐体101に配置されており、メインの表示部として機能する。タッチスクリーン14は、第2筐体102に配置されており、表示部141と、タッチセンサ部142とを備える。
本実施形態では、第2筐体102に配置されたタッチスクリーン14により、仮想入力デバイスであるOSK(On Screen Keyboard)及びガジェットを実行する場合の一例について説明する。また、本実施形態では、ガジェットの一例として、ペン30を使用した手書き入力のメモ機能及び時計機能を実装する例について説明する。
図2は、本実施形態によるノートPC1の主要なハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、ノートPC1は、CPU11と、メインメモリ12と、ビデオサブシステム13と、タッチスクリーン14と、表示部15と、切替部16と、チップセット21と、BIOSメモリ22と、HDD23と、オーディオシステム24と、WLANカード25と、USBコネクタ26と、撮像部27と、エンベデッドコントローラ31と、入力部32と、電源回路33と、MCU(Micro Control Unit)40とを備える。
なお、本実施形態において、CPU11と、メインメモリ12と、ビデオサブシステム13と、チップセット21と、BIOSメモリ22と、HDD23と、オーディオシステム24と、WLANカード25と、USBコネクタ26と、撮像部27と、エンベデッドコントローラ31と、入力部32と、電源回路33とは、OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行するメインシステム10に対応する。
メインシステム10は、例えば、Windows(登録商標)に基づいて、各種処理を実行する。
CPU(Central Processing Unit)11は、プログラム制御により種々の演算処理を実行し、ノートPC1全体を制御している。
メインメモリ12は、CPU11の実行プログラムの読み込み領域として、又は、実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。メインメモリ12は、例えば、複数個のDRAM(Dynamic Random Access Memory)チップで構成される。この実行プログラムには、OS、周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、各種サービス/ユーティリティ、アプリケーションプログラム等が含まれる。
ビデオサブシステム13は、画像表示に関連する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオコントローラを含んでいる。このビデオコントローラは、CPU11からの描画命令を処理し、処理した描画情報をビデオメモリに書き込むとともに、ビデオメモリからこの描画情報を読み出して、表示部15及び表示部141に描画データ(画像データ)として出力する。ビデオサブシステム13は、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface(登録商標))やDP(Display Port)により出力する。
タッチスクリーン14は、図1に示すように、第2筐体102に配置され、表示部141と、タッチセンサ部142とを備える。
表示部141(第1表示部の一例)は、例えば、液晶ディスプレイや電子ペーパーなどであり、画像データを表示画面に表示する。
タッチセンサ部142は、表示部141の表示画面に重ねて配置され、表示部141の表示画面上における物体(人体の一部やペン30を含む)との接触を検出する。タッチセンサ部142は、例えば、物体の接触を検出可能な静電容量式のタッチセンサと、ペン30を検出可能な電磁誘導方式のタッチセンサとを備える。すなわち、タッチセンサ部142は、表示部141の画面上に配置され、画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペン30の接触によるペン入力とを検出可能である。
ペン30は、ペン形状の操作媒体であり、例えば、タッチペン、スタイラスペンなどである。ペン30は、共振回路LC1を備えている。ペン30は、共振回路LC1のコイルへの電磁誘導により、電源が供給され、共振回路を利用して、表示部141の画面上におけるペン30の位置を検出可能に構成されている。
表示部15(第2表示部の一例)は、第1筐体101に配置され、ノートPC1のメイン表示部として機能する。表示部15は、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどであり、画像データを表示画面に表示する。
切替部16は、例えば、切り替えスイッチであり、MCU40が出力する画像データと、メインシステム10が出力する画像データとを切り替えて、表示部141に出力する。
チップセット21は、USB(Universal Serial Bus)、シリアルATA(AT Attachment)、SPI(Serial Peripheral Interface)バス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、PCI-Expressバス、及びLPC(Low Pin Count)バスなどのコントローラを備えており複数のデバイスが接続される。図2では、デバイスの例示として、BIOSメモリ22と、HDD23と、オーディオシステム24と、WLANカード25と、USBコネクタ26と、撮像部27とが、チップセット21に接続されている。
BIOS(Basic Input Output System)メモリ22は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュROMなどの電気的に書き換え可能な不揮発性メモリで構成される。BIOSメモリ22は、BIOS、及びエンベデッドコントローラ31などを制御するためのシステムファームウェアなどを記憶する。
HDD(Hard Disk Drive)23(不揮発性記憶装置の一例)は、OS、各種ドライバ、各種サービス/ユーティリティ、アプリケーションプログラム、及び各種データを記憶する。
オーディオシステム24は、音データの記録、再生、出力を行う。
WLAN(Wireless Local Area Network)カード25は、ワイヤレス(無線)LANにより、ネットワークに接続して、データ通信を行う。WLANカード25は、例えば、ネットワークからのデータを受信した際に、データを受信したことを示すイベントトリガを発生する。
USBコネクタ26は、USBを利用した周辺機器類を接続するためのコネクタである。
撮像部27は、例えば、Webカメラであり、画像を撮像する。撮像部27は、例えば、USBインターフェースによりチップセット21と接続されている。
エンベデッドコントローラ31は、ノートPC1のシステム状態に関わらず、各種デバイス(周辺装置やセンサ等)を監視し制御するワンチップマイコン(One-Chip Microcomputer)である。また、エンベデッドコントローラ31は、電源回路33を制御する電源管理機能を有している。なお、エンベデッドコントローラ31は、不図示のCPU、ROM、RAMなどで構成されるとともに、複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、及びデジタル入出力端子を備えている。エンベデッドコントローラ31には、それらの入出力端子を介して、例えば、入力部32、及び電源回路33などが接続されており、エンベデッドコントローラ31は、これらの動作を制御する。
入力部32は、例えば、電源スイッチなどの制御スイッチである。
電源回路33は、例えば、DC/DCコンバータ、充放電ユニット、電池ユニット、AC/DCアダプタなどを含んでおり、AC/DCアダプタ、又は電池ユニットから供給される直流電圧を、ノートPC1を動作させるために必要な複数の電圧に変換する。また、電源回路33は、エンベデッドコントローラ31からの制御に基づいて、ノートPC1の各部に電力を供給する。
MCU40は、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、内蔵するファームウェアを実行することで、メインシステム10とは異なる独立した組込みシステム(サブシステム)として機能する。MCU40は、例えば、USBインターフェースによって、チップセット21と接続されている。MCU40は、仮想入力デバイスのための入力領域の画像データを生成し、入力領域の画像データを、メインシステム10により保護された汎用インターフェース(例えば、UVC(USB Video Class))を用いて、メインシステム10に出力する。
また、MCU40は、タッチセンサ部142が入力領域において検出した検出情報に基づく入力情報を、仮想入力デバイスが受け付けた入力情報として、メインシステム10により保護された汎用インターフェース(例えば、USBのHID(Human Interface Device)クラス)を用いて、メインシステム10(チップセット21)に出力する。
また、MCU40は、表示部141の画面上の領域におけるタッチセンサ部142から受け付け可能な検出設定を変更可能である。なお、MCU40の詳細については、図3を参照して後述する。
次に、図3を参照して、本実施形態によるノートPC1の機能構成について説明する。
図3は、本実施形態によるノートPC1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、ノートPC1は、メインシステム10と、タッチスクリーン14と、表示部15と、切替部16と、MCU40とを備える。なお、図3において、ノートPC1の構成として、本実施形態の発明に関する主要な機能構成のみを記載している。
メインシステム10は、OSに基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を表示部15に表示させる。
また、メインシステム10は、メインシステム10のUSBドライバ51と、アプリケーション52とを備える。
USBドライバ51は、CPU11とチップセット21とにより実現される機能部であり、USBインターフェースを制御する。本実施形態では、USBインターフェースとして、HIDクラスと、VIDEOクラス(UVC)とを使用する。
アプリケーション52は、CPU11とチップセット21とにより実現される機能部であり、例えば、OSK、タッチパッド、及びガジェットを使用するためのAPI(Application Programming Interface)である。アプリケーション52は、OSKを使用する場合に、まず、USBドライバ51のHIDクラスを用いて、OSKの設定情報であるOSK情報をMCU40に送信する。ここで、OSK情報には、例えば、仮想入力デバイスの種類(例えば、ソフトウェアキーボードやタッチパッドなど)を示す種類情報や、表示部141における入力領域の表示位置を示す表示位置情報が含まれる。
また、アプリケーション52は、ガジェットを使用する場合に、まず、USBドライバ51のHIDクラスを用いて、ガジェットをの設定情報であるガジェット情報をMCU40に送信する。ここで、ガジェットは、表示部141に表示可能なアプリケーションソフトであり、ガジェットには、例えば、ペン30による手書きメモソフトや、時計ソフト、カレンダソフトなどが含まれる。
また、アプリケーション52は、USBドライバ51のVIDEOクラスを用いて、MCU40から出力されたOSKの画像データ(以下、OSK画像データという)やガジェットの画像データを受信し、上述した表示部141におけるOSK又はガジェットの領域の表示位置に、当該OSK画像データ又はガジェットの画像データを表示させる。
また、アプリケーション52は、USBドライバ51のHIDクラスを用いて、OSKのキーコードなどの入力情報をMCU40から受信する。
なお、アプリケーション52は、OSK又はガジェットが操作された際に、OSK又はガジェットの操作に応じたフィードバックの画像データを、USBドライバ51のVIDEOクラスを用いて、MCU40から受信し、当該フィードバックの画像データを表示部141に表示させる。
MCU40(組込みシステムの一例)は、OSK、タッチパッド、及び各種ガジェットの制御を行う。MCU40は、例えば、OSKやタッチパッドなどの仮想入力デバイスの領域、及び各種ガジェットの領域の画像データを生成して、当該領域の画像データを表示部141の領域に表示させるとともに、それぞれの領域におけるタッチセンサ部142からの検出情報を制限する。MCU40は、それぞれの領域における制限された検出情報に基づく入力情報をメインシステム10に出力する。
MCU40は、設定情報記憶部41と、利手設定記憶部42と、設定制御部43と、入力処理部44と、表示処理部45とを備える。
設定情報記憶部41は、例えば、MCU40が内蔵するRAM(不図示)又はフラッシュメモリ(不図示)などで構成される記憶部である。設定情報記憶部41は、表示部141の画面上の領域を示す領域識別情報と、当該領域におけるタッチセンサ部142から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する。ここで、表示部141の画面上の領域は、複数あり、OSK及びタッチパッドなどの仮想入力デバイスの領域(第1領域)と、パームレストの領域(第2領域)とを含む。また、検出設定情報は、表示部141の画面上の複数の領域のそれぞれに対応して設定される。ここで、図4を参照して、設定情報記憶部41のデータ例について説明する。
図4は、本実施形態における設定情報記憶部41のデータ例を示す図である。
図4に示すように、設定情報記憶部41は、領域名と、領域情報と、検出設定情報とを対応付けて記憶する。
図4において、領域名は、領域識別情報の一例であり、“キーボード領域”、“タッチパッド領域”、“左手領域”、及び“右手領域”などである。ここで、“キーボード領域”、及び“タッチパッド領域”は、仮想入力デバイストの領域(第1領域)に相当し、“左手領域”、及び“右手領域”は、パームレストの領域(第2領域)に相当する。左手領域は、左手用のパームレストの領域である。また、右手領域は、右手用のパームレストの領域である。
また、領域情報には、領域種類、領域始点位置、横サイズ、及び縦サイズが含まれる。領域種類は、領域の種類を示す情報であり、例えば、“OSK”、“タッチパッド”、“時計”、“メモ帳”などである。ここで、“OSK”、及び“タッチパッド”が、仮想入力デバイスに対応し、“時計”、及び“メモ帳”がガジェットに対応する。
また、領域始点位置、横サイズ、及び縦サイズは、領域の位置情報に対応する。ここで、領域始点位置は、領域の始点位置を示し、横サイズ及び縦サイズは、領域の縦横のサイズを示している。
また、検出設定情報は、当該領域におけるタッチセンサ部142から受け付け可能な検出設定を示し、各領域における、例えば、タッチ入力、及びペン入力の検出の許可又は禁止を示している。
なお、本実施形態において、上述したガジェットに対応する領域種類及び領域の位置情報は、ジェット情報に対応する。
すなわち、設定情報記憶部41は、領域識別情報と、検出設定情報と、特定のガジェットの種類及び位置を示すガジェット情報とを対応付けて記憶する。
例えば、図4に示す例では、領域名が“キーボード領域”である領域が、領域種類が“OSK”であり、タッチ入力の検出が“許可”であり、ペン入力の検出が“禁止”であることを示している。
また、領域名が“タッチパッド領域”である領域が、領域種類が“タッチパッド”であり、タッチ入力の検出が“許可”であり、ペン入力の検出が“禁止”であることを示している。
また、領域名が“左手領域”である領域が、領域種類が“時計”であり、タッチ入力の検出が“禁止”であり、ペン入力の検出が“禁止”であることを示している。
また、領域名が“右手領域”である領域が、領域種類が“メモ帳”であり、タッチ入力の検出が“禁止”であり、ペン入力の検出が“許可”であることを示している。
このように、設定情報記憶部41は、仮想入力デバイスの領域に対応する検出設定情報に、タッチ入力を受け付けることを示す情報を記憶するともに、ガジェットの領域に対応する検出設定情報に、タッチ入力を受け付けないことを示す情報を記憶する。
また、図5は、本実施形態における領域設定の一例を示す図である。ここでは、上述した図4に示す設定情報記憶部41のデータ例による設定例を示している。
図5に示す例では、領域A1は、仮想入力デバイスの領域を示し、領域A2は、パームレストの領域を示している。領域A1は、タッチ入力の検出が許可され、ペン入力の検出が禁止された領域であり、OSKの領域であるキーボード領域A11と、タッチパッド領域A12とを含む。
また、領域A2には、時計のガジェットの左手領域A21と、メモ帳のガジェットの右手領域A22とが含まれる。左手領域A21は、時計のガジェット領域であるため、タッチ入力の検出及びペン入力の検出が“禁止”に設定されている。また、右手領域A22は、メモ帳のガジェット領域であるため、タッチ入力の検出が“禁止”に、ペン入力の検出が“許可”に設定されている。
図3の説明に戻り、利手設定記憶部42は、例えば、MCU40が内蔵するRAM(不図示)又はフラッシュメモリ(不図示)などで構成される記憶部である。利手設定記憶部42は、利用者の利き手を示す利手情報を記憶する。利手情報は、右利きを示す情報、又は左利きを示す情報であり、利手設定記憶部42には、右利きを示す情報、又は左利きを示す情報が設定情報(利手情報)として、記憶される。
設定制御部43は、MCU40により実現される機能部であり、設定情報記憶部41が記憶する検出設定情報に基づいて、それぞれの領域におけるタッチセンサ部142からの検出情報を制限する。設定制御部43は、例えば、設定情報記憶部41が記憶する検出設定情報に基づいて、各領域に対応するタッチセンサ部142の検出設定(例えば、タッチセンサ部142のファームウェアの各領域に対応する検出設定)を変更する。
なお、タッチセンサ部142は、タッチ入力の検出及びペン入力の検出のそれぞれについて領域ごとに検出禁止又は検出許可に設定変更可能である。設定制御部43は、検出設定情報に基づいて、タッチセンサ部142に対して、領域ごとに検出禁止又は検出許可に設定変更を実行して、それぞれの領域におけるタッチセンサ部142からの検出情報を制限する。
また、設定制御部43は、利用者の利き手に応じて、左手領域と、右手領域とで検出設定情報の入れ替えを行う。すなわち、設定制御部43は、利手設定記憶部42が記憶する利手情報に基づいて、例えば、上述した左手領域A21の設定情報(ガジェット情報及び検出設定情報)と右手領域A22の設定情報(ガジェット情報及び検出設定情報)とを入れ替える。ここで、図6を参照して、利用者の利き手に応じた左右領域の入れ替えについて説明する。
図6は、本実施形態における利き手による左右の領域の入れ替え例を示す図である。
図6(a)は、利手設定記憶部42の利手情報が“右手”に設定されている場合の一例を示している。この場合、仮想入力デバイスの領域A1は、タッチ入力の検出が許可され、ペン入力の検出が禁止されている。また、左手領域A21が、タッチ入力及びペン入力の検出が禁止されている。また、右手領域A22が、ペン入力の検出が許可され、タッチ入力の検出が禁止されている。なお、図6(a)において、左手領域A21のガジェットが“時計”であり、左手領域A21のガジェットが“メモ帳”である。
図6(a)の状態において、利手設定記憶部42の利手情報が“右手”から“左手”に変更されると、設定制御部43は、設定情報記憶部41の左手領域A21と右手領域A22の設定情報を入れ替える。その結果、図6(b)に示すように、左手領域A21が、ペン入力の検出が許可され、タッチ入力の検出が禁止されている設定に変更され、右手領域A22が、タッチ入力及びペン入力の検出が禁止されている。また、この場合、左手領域A21のガジェットが“メモ帳”となり、左手領域A21のガジェットが“時計”となる。
再び、図3の説明に戻り、入力処理部44は、MCU40により実現される機能部である。入力処理部44は、USBインターフェースのHIDクラスを用いて、表示部141及びタッチセンサ部142の領域の種類情報及び表示位置情報をメインシステム10から受信し、種類情報に基づいて、仮想入力デバイスの領域及びガジェットの領域の種類を設定するとともに、表示位置情報に基づいて、仮想入力デバイスの領域及びガジェットの領域を設定する。
なお、入力処理部44は、領域の種類及び領域の設定情報を設定情報記憶部41に記憶させる。また、種類情報には、例えば、OSK、タッチパッド、手書き入力デバイス、各種ガジェット(メモ機能、時計機能、等)などが含まれる。また、入力処理部44は、受信した種類情報及び表示位置情報を表示処理部45に出力して、OSK画像データ及びガジェットの画像データを生成させる。
また、入力処理部44は、タッチセンサ部142が検出した検出情報を取得し、OSKやタッチパッドなどの仮想入力デバイスの領域において検出した検出情報を、キーコードなどの入力情報に変換する。入力処理部44は、変換した入力情報をUSBインターフェースのHIDクラスを用いて、メインシステム10に出力する。
また、入力処理部44は、タッチセンサ部142の検出情報を表示処理部45に出力して、検出情報に応じたフィードバックのOSK画像データ及びガジェットの画像データを生成させる。
表示処理部45は、MCU40により実現される機能部である。表示処理部45は、種類情報及び表示位置情報に基づいて、OSK画像データ及びガジェットの画像データを生成し、生成したOSK画像データ及びガジェットの画像データを、USBインターフェースのVIDEOクラス(UVC)を用いてメインシステム10に出力する。なお、表示処理部45は、生成したOSK画像データ及びガジェットの画像データを、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの圧縮形式により、圧縮して、メインシステム10に出力するようにしてもよい。
また、表示処理部45は、切替部16に制御信号を出力し、切替部16の切り替えを制御する。表示処理部45は、例えば、上述したように、MCU40から表示部141に表示する画像データを、メインシステム10経由で出力する場合には、切替部16を、メインシステム10の出力を表示部141に表示するように切り替える制御信号を出力する。
また、表示処理部45は、例えば、MCU40から直接、表示部141に表示する画像データを出力する場合には、切替部16を、MCU40の出力を表示部141に表示するように切り替える制御信号を出力する。
次に、図面を参照して、本実施形態によるノートPC1の動作について説明する。
まず、図7を参照して、本実施形態によるノートPC1のタッチスクリーン14の各領域の設定変更の処理について説明する。
図7は、本実施形態によるノートPC1の領域設定の処理の一例を示すフローチャートである。
図7に示すように、ノートPC1のMCU40は、まず、領域の設定要求があるか否かを判定する(ステップS101)。MCU40の入力処理部44は、メインシステム10から、仮想入力デバイス又はパームレストの領域の設定要求を受信したか否かを判定する。入力処理部44は、領域の設定要求がある場合(ステップS101:YES)に、処理をステップS102に進める。また、入力処理部44は、領域の設定要求がない場合(ステップS101:NO)に、処理をステップS101に戻す。
ステップS102において、入力処理部44は、設定情報記憶部41の設定情報を記憶させる。すなわち、入力処理部44は、領域の設定要求に応じて、設定情報記憶部41に、対応する領域の設定情報を、例えば、図4に示すように記憶させる。
次に、MCU40の設定制御部43は、タッチセンサ部142の領域の検出設定を変更する(ステップS103)。設定制御部43は、対応する領域の検出設定をタッチセンサ部142に出力し、タッチセンサ部142に、領域に対応する検出設定を変更させる。すなわち、設定制御部43は、タッチセンサ部142に対して、領域の検出禁止又は検出許可に設定変更を実行して、領域におけるタッチセンサ部142からの検出情報を制限する。ステップS103の処理後に、設定制御部43は、処理をステップS101に戻す。
次に、図8を参照して、利用者の利手設定の変更処理について説明する。
図8は、本実施形態によるノートPC1の利手設定の変更処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すように、ノートPC1のMCU40は、まず、利手設定の変更要求があるか否かを判定する(ステップS201)。MCU40の入力処理部44は、メインシステム10から、仮想入力デバイス又はパームレストの利手設定の変更要求を受信したか否かを判定する。入力処理部44は、利手設定の変更要求がある場合(ステップS201:YES)に、処理をステップS202に進める。また、入力処理部44は、利手設定の変更要求がない場合(ステップS201:NO)に、処理をステップS201に戻す。
ステップS202において、入力処理部44は、利手設定記憶部42の利手情報を変更する。すなわち、入力処理部44は、利手設定の変更要求に応じて、利手設定記憶部42が記憶する利手情報を、“右手”から“左手”に、又は“左手”から“右手”に変更する。
次に、MCU40の設定制御部43は、設定情報記憶部41の左右設定を入れ替える(ステップS203)。設定制御部43は、例えば、図6に示すように、左手領域A21と、右手領域A22との設定情報を入れ替える。
次に、設定制御部43は、タッチセンサ部142の領域の検出設定を変更する(ステップS204)。設定制御部43は、対応する領域の検出設定をタッチセンサ部142に出力し、タッチセンサ部142に、領域に対応する検出設定を変更させる。すなわち、設定制御部43は、タッチセンサ部142に対して、左手領域A21と右手領域A22との検出禁止又は検出設定を入れ替える変更を実行する。ステップS204の処理後に、設定制御部43は、処理をステップS201に戻す。
次に、図9を参照して、本実施形態によるノートPC1の仮想入力デバイスの動作について説明する。
図9は、本実施形態によるノートPC1の仮想入力デバイスの動作の一例を示す図である。ここでは、上述した仮想入力デバイスの領域A1(キーボード領域A11)にOSKを実現する場合の一例について説明する。
図9に示すように、ノートPC1のメインシステム10は、まず、OSK領域の設定要求をMCU40に送信する(ステップS301)。メインシステム10のアプリケーション52は、USBドライバ51のHIDクラスを用いて、例えば、上述したキーボード領域A11の設定情報を含む設定要求をMCU40に送信する。なお、キーボード領域A11の設定情報には、タッチ入力の検出が許可され、ペン入力の検出が禁止である検出設定情報が含まれる。
次に、MCU40は、設定情報記憶部41の設定情報を設定する(ステップS302)。MCU40の入力処理部44は、メインシステム10からの設定要求に応じて、設定情報記憶部41に、OSK領域(キーボード領域A11)の設定情報を記憶させる(図4参照)。
次に、MCU40は、OSK領域の検出設定の変更要求をタッチセンサ部142に送信する(ステップS303)。MCU40の設定制御部43は、設定情報記憶部41の設定情報に基づいて、タッチセンサ部142に対して、OSK領域(キーボード領域A11)のタッチ入力の検出を許可し、ペン入力の検出を禁止するように、検出設定の変更要求を送信する。
次に、タッチセンサ部142は、OSK領域の検出設定を変更する(ステップS304)。タッチセンサ部142は、MCU40からの検出設定の変更要求に応じて、OSK領域(キーボード領域A11)のタッチ入力の検出を許可し、ペン入力の検出を禁止するように、ファームウェアの検出設定を変更する。
次に、メインシステム10は、OSK情報をMCU40に出力する(ステップS305)。メインシステム10のアプリケーション52は、USBドライバ51のHIDクラスを用いて、例えば、種類情報及び表示位置情報を含むOSK情報をMCU40に送信する。
次に、MCU40は、OSK画像を生成する(ステップS306)。すなわち、MCU40の表示処理部45は、種類情報及び表示位置情報に基づいて、例えば、図5の表示部141のキーボード領域A11に示すようなOSK画像データを生成する。
次に、MCU40の表示処理部45は、生成したOSK画像データを、USBインターフェースのVIDEOクラス(UVC)を用いてメインシステム10に出力する(ステップS307)。なお、表示処理部45は、OSK画像データをJPEGなどで圧縮して、メインシステム10に出力するようにしてもよい。
次に、メインシステム10のアプリケーション52は、MCU40から受信したOSK画像データを表示部141に出力する(ステップS308)。アプリケーション52は、OSK画像データが圧縮されている場合に、OSK画像データを伸張する。また、アプリケーション52は、タッチセンサ部142において、設定されたキーボード領域A11とOSK画像データが一致するように、OSK画像データを、例えば、HDMI(登録商標)などのインターフェースにより、表示部141に出力する。
次に、表示部141は、受信したOSK画像データを表示する(ステップS309)。表示部141は、OSK画像データが、タッチセンサ部142に設定されたOSK領域(キーボード領域A11)と一致するように、OSK画像データを表示する。
また、一方で、タッチセンサ部142は、OSKの入力を検出したか否かを判定する(ステップS310)。タッチセンサ部142は、OSKの入力を検出した場合(ステップS310:YES)に、処理をステップS311に進める。また、タッチセンサ部142は、OSKの入力を検出していない場合(ステップS310:NO)に、処理をステップS310に戻す。
ステップS311において、タッチセンサ部142は、OSKの入力を検出した検出情報を、MCU40に送信する。ここでは、タッチセンサ部142は、OSK領域(キーボード領域A11)のタッチ入力の検出情報を、MCU40に送信する。
次に、MCU40の入力処理部44は、OSKの入力を検出した検出情報をキーコードに変換し、変換したキーコードをUSBインターフェースのHIDクラスを用いて、メインシステム10に送信する(ステップS312)。
次に、メインシステム10のアプリケーション52は、受信したキーコードを、OSKの入力として受け付ける(ステップS313)。アプリケーション52は、受信したキーコードを各種処理の入力として利用する。
また、MCU40の表示処理部45は、OSKの入力フィードバック画像を生成する(ステップS314)。表示処理部45は、例えば、OSKの押下されたキーの位置に対応するOSK画像の位置を反転するなどの入力フィードバックのOSK画像データを生成する。
次に、MCU40の表示処理部45は、生成した入力フィードバックのOSK画像データを、USBインターフェースのVIDEOクラス(UVC)を用いてメインシステム10に出力する(ステップS315)。
次に、メインシステム10のアプリケーション52は、MCU40から受信した入力フィードバックのOSK画像データを表示部141に出力する(ステップS316)。
次に、表示部141は、入力フィードバックのOSK画像を表示する(ステップS317)。表示部141は、受信した入力フィードバックのOSK画像データにより、例えば、OSKの押下されたキーの部分が反転するなどのフィードバック画像を表示する。
なお、上述した図9では、OSKの処理について説明したが、タッチパッドの処理(タッチパッド領域A12の処理)についても同様である。
次に、図10を参照して、本実施形態によるノートPC1のガジェットの動作について説明する。
図10は、本実施形態によるノートPC1のガジェットの動作の一例を示す図である。ここでは、上述したパームレストの領域A2(右手領域A22)にペン30によるメモ帳を実現する場合の一例について説明する。なお、図10において、パームレストの領域A2(右手領域A22)をガジェット領域として説明する。
図10に示すように、ノートPC1のメインシステム10は、まず、ガジェット領域の設定要求をMCU40に送信する(ステップS401)。メインシステム10のアプリケーション52は、USBドライバ51のHIDクラスを用いて、例えば、上述した右手領域A22の設定情報を含む設定要求をMCU40に送信する。なお、右手領域A22の設定情報には、ペン入力の検出が許可され、タッチ入力の検出が禁止である検出設定情報が含まれる。
次に、MCU40は、設定情報記憶部41の設定情報を設定する(ステップS402)。MCU40の入力処理部44は、メインシステム10からの設定要求に応じて、設定情報記憶部41に、ガジェット領域(右手領域A22)の設定情報を記憶させる(図4参照)。
次に、MCU40は、ガジェット領域の検出設定の変更要求をタッチセンサ部142に送信する(ステップS403)。MCU40の設定制御部43は、設定情報記憶部41の設定情報に基づいて、タッチセンサ部142に対して、ガジェット領域(右手領域A22)のペン入力の検出を許可し、タッチ入力の検出を禁止するように、検出設定の変更要求を送信する。
次に、タッチセンサ部142は、ガジェット領域の検出設定を変更する(ステップS404)。タッチセンサ部142は、MCU40からの検出設定の変更要求に応じて、ガジェット領域(右手領域A22)のペン入力の検出を許可し、タッチ入力の検出を禁止するように、ファームウェアの検出設定を変更する。
次に、メインシステム10は、ガジェット情報をMCU40に出力する(ステップS405)。メインシステム10のアプリケーション52は、USBドライバ51のHIDクラスを用いて、例えば、種類情報及び表示位置情報を含むガジェット情報をMCU40に送信する。
次に、MCU40は、ガジェット画像を生成する(ステップS406)。すなわち、MCU40の表示処理部45は、種類情報及び表示位置情報に基づいて、例えば、図5の表示部141の右手領域A22に示すようなガジェット画像データを生成する。なお、MCU40の入力処理部44は、メインシステム10から受信したガジェット情報を、設定情報記憶部41の対応する領域の設定情報に追加して記憶する(図4参照)。
次に、MCU40の表示処理部45は、生成したガジェット画像データを、USBインターフェースのVIDEOクラス(UVC)を用いてメインシステム10に出力する(ステップS407)。
次に、メインシステム10のアプリケーション52は、MCU40から受信したガジェット画像データを表示部141に出力する(ステップS408)。アプリケーション52は、タッチセンサ部142において、設定された右手領域A22とガジェット画像データが一致するように、ガジェット画像データを、例えば、HDMI(登録商標)などのインターフェースにより、表示部141に出力する。
次に、表示部141は、受信したガジェット画像データを表示する(ステップS409)。表示部141は、ガジェット画像データが、タッチセンサ部142に設定されたガジェット領域(右手領域A22)と一致するように、ガジェット画像データを表示する。
また、一方で、タッチセンサ部142は、ガジェットのメモ帳にペン入力を検出したか否かを判定する(ステップS410)。タッチセンサ部142は、ペン入力を検出した場合(ステップS410:YES)に、処理をステップS411に進める。また、タッチセンサ部142は、ペン入力を検出していない場合(ステップS410:NO)に、処理をステップS410に戻す。
ステップS411において、タッチセンサ部142は、ペン入力を検出した検出情報を、MCU40に送信する。ここでは、タッチセンサ部142は、ガジェット領域(右手領域A22)のペン入力の検出情報を、MCU40に送信する。
次に、MCU40の表示処理部45は、ガジェットの入力フィードバック画像を生成する(ステップS412)。表示処理部45は、例えば、ペン入力された手書きメモの画像データを生成する。
次に、MCU40の表示処理部45は、生成した入力フィードバックの画像データを、USBインターフェースのVIDEOクラス(UVC)を用いてメインシステム10に出力する(ステップS413)。このように、MCU40は、ガジェット情報に基づいて、メモ帳のガジェット処理(特定のガジェットの処理)を実行する。
次に、メインシステム10のアプリケーション52は、MCU40から受信した入力フィードバックの画像データを表示部141に出力する(ステップS414)。
次に、表示部141は、入力フィードバックの画像を表示する(ステップS415)。表示部141は、受信した入力フィードバックの画像データにより、例えば、ペン入力された手書きメモなどのフィードバック画像を表示する。
なお、MCU40は、メモ帳のガジェットにより生成された手書きメモの情報を、例えば、USBインターフェースを用いて、メインシステム10に送信し、メインシステム10内に保存するようにしてもよい。
また、上述した図10では、ガジェットの一例としてメモ帳の処理について説明したが、時計のガジェット処理(左手領域A21の処理)などの他のガジェット処理についても同様である。
以上説明したように、本実施形態によるノートPC1(情報処理装置)は、表示部141(第1表示部)及び表示部15(第2表示部)と、タッチセンサ部142と、設定情報記憶部41と、メインシステム10と、MCU40(組込みシステム)とを備える。タッチセンサ部142は、表示部141の画面上に配置され、画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペン30の接触によるペン入力とを検出可能である。設定情報記憶部41は、仮想入力デバイスの領域A1(第1領域)と、パームレストの領域A2(第2領域)とを少なくとも含む画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域におけるタッチセンサ部142から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する。メインシステム10は、OSに基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を表示部15に表示させる。MCU40は、メインシステム10とは異なる独立した組込みシステムであって、領域A1の画像データを生成して、当該仮想入力デバイスの領域A1の画像データを表示部141の仮想入力デバイスの領域A1に表示させるとともに、設定情報記憶部41が記憶する検出設定情報に基づいて、それぞれの領域におけるタッチセンサ部142からの検出情報を制限する。また、MCU40は、それぞれの領域における検出情報に基づく入力情報をメインシステム10に出力する。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、例えば、パームレストの領域A2におけるタッチセンサ部142からの検出情報を制限できるため、仮想入力デバイスの入力の誤動作を低減しつつ、パームレストの領域A2を有効利用することができる。
また、本実施形態では、タッチセンサ部142は、タッチ入力の検出及びペン入力の検出のそれぞれについて領域ごとに検出禁止又は検出許可に設定変更可能である。MCU40は、検出設定情報に基づいて、タッチセンサ部142に対して、領域ごとに検出禁止又は検出許可に設定変更を実行して、それぞれの領域におけるタッチセンサ部142からの検出情報を制限する。
また、本実施形態によるノートPC1は、タッチセンサ部142において、タッチ入力の検出及びペン入力の検出のそれぞれについて領域ごとに検出禁止又は検出許可に設定変更できるため、例えば、パームレストの領域A2におけるタッチ入力の検出をタッチセンサ部142において禁止することができる。そいのため、本実施形態によるノートPC1では、MCU40が、検出情報を制限する必要がなく、MCU40に処理負荷をかけずに、タッチセンサ部142からの検出情報を制限することができる。すなわち、本実施形態によるノートPC1は、例えば、パームレストの領域A2におけるタッチ入力の検出の禁止を、MCU40に処理負荷をかけずに簡単に行うことができる。
また、本実施形態では、設定情報記憶部41は、仮想入力デバイスの領域A1に対応する検出設定情報に、タッチ入力を受け付けることを示す情報を記憶するともに、パームレストの領域A2に対応する検出設定情報に、タッチ入力を受け付けないことを示す情報を記憶する。また、MCU40は、仮想入力デバイスの領域A1において検出した検出情報に基づく入力情報を、仮想入力デバイスが受け付けたデバイス入力情報として、メインシステム10により保護された汎用インターフェースを用いて、メインシステム10に出力する。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、パームレストの領域A2がタッチ入力を受け付けないようになるため、パームレストの領域A2の検出が、仮想入力デバイスの入力の妨害になることを防止することができる。本実施形態によるノートPC1は、例えば、仮想入力デバイスの領域A1にソフトウェアキーボード(OSK)を実装し、パームレストの領域A2にガジェットを実装する場合に、ソフトウェアキーボード(OSK)を操作する際に、パームレストの領域A2に手が触れて誤検出が発生し、入力の妨害になることを防止することができる。
また、本実施形態によるノートPC1は、メインシステム10により保護された汎用インターフェースを用いて、入力情報をメインシステム10に出力するため、他のソフトウェアから干渉を受ける懸念を低減することができる。すなわち、本実施形態によるノートPC1では、例えば、メインシステム10のOSが、コンピュータウイルスやマルウェアなどに感染した場合であっても、仮想入力デバイスへの入力が読み取られる心配がない。
また、本実施形態では、パームレストの領域A2には、左手用のパームレストの領域である左手領域A21と、右手用のパームレストの領域である右手領域A22とが含まれる。MCU40は、利用者の利き手に応じて、左手領域A21と、右手領域A22とで検出設定情報の入れ替えを行う。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、利用者の利き手に応じて、パームレストの左右の領域に表示するガジェットを入れ替えることが可能であり、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、パームレストの領域A2は、特定のガジェットを実行する領域である。表示部141は、特定のガジェットの表示情報を、パームレストの領域A2に表示する。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、パームレストの領域A2を、特定のガジェットの領域として利用できるため、パームレストの領域A2をさらに有効利用することができる。
また、本実施形態では、設定情報記憶部41は、領域識別情報と、検出設定情報と、特定のガジェット(例えば、メモ帳や時計など)の種類及び位置を示すガジェット情報とを対応付けて記憶する。MCU40は、ガジェット情報に基づいて、特定のガジェットに対応する領域において、特定のガジェットの処理を実行する。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、設定情報記憶部41を使用した簡易な構成により、例えば、パームレストの領域A2を、容易にガジェットに利用することができる。
また、本実施形態では、ガジェットには、手書き入力によるメモ機能を実現するガジェット(例えば、メモ帳のガジェット)が含まれる。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、パームレストの領域A2でメモ機能のガジェットを実現するため、利用者は、例えば、OSKの入力を行いながら、簡単にメモ機能を利用することができ、利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、MCU40は、仮想入力デバイスの領域A1の画像データをメインシステム10に出力し、メインシステム10から仮想入力デバイスの領域A1の画像データを表示部141の仮想入力デバイスの領域A1に表示させる。なお、MCU40は、仮想入力デバイスの領域A1の画像データをメインシステム10により保護された汎用インターフェースを用いて、メインシステム10に出力する。
これにより、本実施形態によるノートPC1は、表示部141の制御を、メインシステム10が行うことで、MCU40の処理負荷を低減することができ、メインシステム10のOSによる制約を受けずに自由度の高い仮想入力デバイスを実現することができる。
また、本実施形態によるノートPC1は、MCU40が出力する画像データと、メインシステム10が出力する画像データとを切り替えて、表示部141に出力する切替部16を備える。
これにより、本実施形態によるノートPC1では、仮想入力デバイス及びガジェットの画像データを、メインシステム10から表示部141に表示させる場合と、MCU40から直接表示させる場合との両方に対応することができ、自由度を高めることができる。
また、本実施形態による制御方法は、表示部141及び表示部15と、タッチセンサ部142と、設定情報記憶部41と、メインシステム10と、メインシステム10とは異なる独立したMCU40(組込みシステム)とを備えるノートPC1(情報処理装置)の制御方法であって、以下の制御処理を実行する。なお、タッチセンサ部142は、表示部141の画面上に配置され、画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペン30の接触によるペン入力とを検出可能である。また、設定情報記憶部41は、仮想入力デバイスの領域A1(第1領域)と、パームレストの領域A2(第2領域)とを少なくとも含む画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域におけるタッチセンサ部142から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する。また、メインシステム10は、OSに基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を表示部15に表示させる。そして、制御処理として、MCU40が、仮想入力デバイスの領域A1の画像データを生成して、当該仮想入力デバイスの領域A1の画像データを表示部141の仮想入力デバイスの領域A1に表示させるとともに、設定情報記憶部41が記憶する検出設定情報に基づいて、それぞれの領域におけるタッチセンサ部142からの検出情報を制限し、それぞれの領域における検出情報に基づく入力情報をメインシステム10に出力する。
これにより、本実施形態による制御方法は、上述したノートPC1と同様の効果を奏し、仮想入力デバイスの入力の誤動作を低減しつつ、パームレストの領域A2を有効利用することができる。
[第2の実施形態]
次に、図面を参照して、第2の実施形態によるノートPC1aについて説明する。
第2の実施形態では、MCU40aが、切替部16を用いて、メインシステム10を介さずに直接、画像データを表示部141に表示する変形例について説明する。
図11は、本実施形態によるノートPC1aの機能構成の一例を示すブロック図である。なお、ノートPC1aの外観図及び主要なハードウェア構成は、第1の実施形態(図1及び図2)と同様であるため、ここではその説明を省略する。
図11に示すように、ノートPC1は、メインシステム10と、タッチスクリーン14と、表示部15と、切替部16と、MCU40aとを備える。なお、図11において、ノートPC1aの構成として、本実施形態の発明に関する主要な機能構成のみを記載している。
MCU40aは、例えば、CPUなどを含むプロセッサであり、内蔵するファームウェアを実行することで、メインシステム10とは異なる独立した組込みシステム(サブシステム)として機能する。
MCU40aは、設定情報記憶部41と、利手設定記憶部42と、設定制御部43と、入力処理部44と、表示処理部45aとを備える。
表示処理部45aは、MCU40aにより実現される機能部である。表示処理部45aは、生成した画像データをメインシステム10に出力せずに、切替部16を介して、表示部141に出力して表示させる。表示処理部45aは、例えば、仮想入力デバイスの領域A1の画像データと、パームレストの領域A2の画像データとを合成した合成画像データを表示部141に出力して、合成画像データを表示部141に表示させる。
また、表示処理部45aは、メインシステム10から取得した表示情報(例えば、時計の時刻などのガジェット表示情報)とを合成した合成画像データを表示部141に出力して、合成画像データを表示部141に表示させるようにしてもよい。
次に、図面を参照して、本実施形態の動作について説明する。
図12は、本実施形態によるノートPC1aの仮想入力デバイスの動作の一例を示す図である。ここでは、上述した仮想入力デバイスの領域A1(キーボード領域A11)にOSKを実現する場合の一例について説明する。
図12に示すように、ノートPC1aのメインシステム10は、まず、OSK領域の設定要求をMCU40aに送信する(ステップS501)。
なお、図12において、ステップS501からステップS506までの処理は、上述した図9に示すステップS301からステップS306までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS507において、MCU40aの表示処理部45aは、生成したOSK画像データを表示部141に出力する。すなわち、表示処理部45aは、生成したOSK画像データを、切替部16を介して、表示部141に出力する。
次に、表示部141は、受信したOSK画像データを表示する(ステップS508)。表示部141は、OSK画像データが、タッチセンサ部142に設定されたOSK領域(キーボード領域A11)と一致するように、OSK画像データを表示する。
続く、ステップS509からステップS513までの処理は、上述した図9に示すステップS310からステップS314までの処理と同様であるため、ここではその説明を省略する。
ステップS514において、表示処理部45aは、生成した入力フィードバックのOSK画像データを、切替部16を介して、表示部141に出力する。
次に、表示部141は、入力フィードバックのOSK画像を表示する(ステップS515)。表示部141は、受信した入力フィードバックのOSK画像データにより、例えば、OSKの押下されたキーの部分が反転するなどのフィードバック画像を表示する。
なお、上述した図12に示す例では、本実施形態によるノートPC1aによる仮想入力デバイスの動作について説明したが、ノートPC1aによるガジェットの動作についても同様である。ガジェットの動作の場合も、表示処理部45aは、生成した入力フィードバックのOSK画像データを、切替部16を介して、表示部141に直接出力する。
また、表示処理部45aは、メインシステム10から取得した表示情報(例えば、時計の時刻などのガジェット表示情報)とを合成した合成画像データを表示部141に出力して、合成画像データを表示部141に表示させるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態によるノートPC1aでは、MCU40a(表示処理部45a)が、切替部16を介して、表示部141に画像データ(例えば、OSK画像データやガジェット画像データ、等)を表示させる。
これにより、本実施形態によるノートPC1aでは、仮想入力デバイス及びガジェットの画像データを、MCU40から直接表示させることで、仮想入力デバイス及びガジェットの処理を、メインシステム10が関与せずに、MCU40aで自己完結することができ、他のソフトウェアから干渉を受ける懸念を低減することができる。すなわち、本実施形態によるノートPC1aは、安全性を向上させることができる。
また、本実施形態では、MCU40aは、仮想入力デバイスの領域A1の画像データと、メインシステム10から取得した表示情報(例えば、時計の表示情報)とを合成した合成画像データを表示部141に出力して、合成画像データを表示部141に表示させてもよい。
これにより、本実施形態によるノートPC1aは、自由度をさらに高めることができる。
なお、本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、上記の各実施形態において、情報処理装置がノートPC1(1a)である例を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、タブレット端末やスマートフォンなどの他の情報処理装置であってもよい。
また、上記の各実施形態において、MCU40(40a)が、タッチセンサ部142の検出設定を変更して、タッチセンサ部142からの領域の検出情報を制限する例を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タッチセンサ部142の同時検出可能な数が、非常に多くて処理能力が高く、且つ、MCU40(40a)の処理能力が高い場合には、タッチセンサ部142側で検出を制限せずに、MCU40(40a)の内部処理により、領域の検出情報を制限するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態において、表示部15が、通常の表示部である例を説明したが、これに限定されるものではなく、表示部15をタッチセンサ部を備えたタッチスクリーンにより構成してもよい。
また、上記の各実施形態において、仮想入力デバイスとして、OSK及びタッチパッドを実装し、ガジェットとして、時計及びメモ帳を実装する例を説明したが、これに限定されるものではなく、他の仮想入力デバイス及び他のガジェットの組合せが実装しされてもよい。
また、上記の各実施形態において、ノートPC1(1a)が、切替部16を備える例を説明したが、これに限定されるものではなく、切替部16を備えずに、メインシステム10を経由して表示部141に表示するMCU40と、表示部141に直接表示するMCU40aとのいずれかであってもよい。
また、上記の各実施形態において、MCU40(40a)が、設定情報記憶部41及び利手設定記憶部42を備える例を説明したが、これに限定されるものではなく、設定情報記憶部41及び利手設定記憶部42を、MCU40(40a)の外部に備えるようにしてもよい。
なお、上述したノートPC1(1a)が備える各構成は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述したノートPC1(1a)が備える各構成の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述したノートPC1(1a)が備える各構成における処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。
また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部又は外部に設けられた記録媒体も含まれる。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後にノートPC1(1a)が備える各構成で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した機能の一部又は全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。上述した各機能は個別にプロセッサ化してもよいし、一部、又は全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
1、1a ノートPC
10 メインシステム
11 CPU
12 メインメモリ
13 ビデオサブシステム
14 タッチスクリーン
15、141 表示部
16 切替部
21 チップセット
22 BIOSメモリ
23 HDD
24 オーディオシステム
25 WLANカード
26 USBコネクタ
27 撮像部
30 ペン
31 エンベデッドコントローラ(EC)
32 入力部
33 電源回路
40、40a MCU
41 設定情報記憶部
42 利手設定記憶部
43 設定制御部
44 入力処理部
45、45a 表示処理部
51 USBドライバ
52 アプリケーション
101 第1筐体
102 第2筐体
142 タッチセンサ部

Claims (12)

  1. 第1表示部及び第2表示部と、
    前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、
    仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、
    OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、
    前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムであって、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力する組込みシステムと
    を備え
    前記タッチセンサ部は、前記タッチ入力の検出及び前記ペン入力の検出のそれぞれについて前記領域ごとに検出禁止又は検出許可に設定変更可能であり、
    前記組込みシステムは、前記検出設定情報に基づいて、前記タッチセンサ部に対して、前記領域ごとに前記検出禁止又は前記検出許可に設定変更を実行して、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの前記検出情報を制限する
    報処理装置。
  2. 第1表示部及び第2表示部と、
    前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、
    仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、
    OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、
    前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムであって、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力する組込みシステムと
    を備え、
    前記設定情報記憶部は、前記第1領域に対応する前記検出設定情報に、前記タッチ入力を受け付けることを示す情報を記憶するともに、前記第2領域に対応する前記検出設定情報に、前記タッチ入力を受け付けないことを示す情報を記憶し、
    前記組込みシステムは、前記第1領域において検出した検出情報に基づく入力情報を、前記仮想入力デバイスが受け付けたデバイス入力情報として、前記メインシステムにより保護された汎用インターフェースを用いて、前記メインシステムに出力する
    報処理装置。
  3. 第1表示部及び第2表示部と、
    前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、
    仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、
    OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、
    前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムであって、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力する組込みシステムと
    を備え、
    前記第2領域には、左手用のパームレストの領域である左手領域と、右手用のパームレストの領域である右手領域とが含まれ、
    前記組込みシステムは、利用者の利き手に応じて、前記左手領域と、前記右手領域とで前記検出設定情報の入れ替えを行う
    報処理装置。
  4. 第1表示部及び第2表示部と、
    前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、
    仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、
    OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、
    前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムであって、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力する組込みシステムと
    を備え、
    前記第2領域は、特定のガジェットを実行する領域であり、
    前記第1表示部は、前記特定のガジェットの表示情報を、前記第2領域に表示し、
    前記設定情報記憶部は、前記領域識別情報と、前記検出設定情報と、前記特定のガジェットの種類及び位置を示すガジェット情報とを対応付けて記憶し、
    前記組込みシステムは、前記ガジェット情報に基づいて、前記特定のガジェットに対応する前記領域において、前記特定のガジェットの処理を実行する
    報処理装置。
  5. 前記ガジェットには、手書き入力によるメモ機能を実現するガジェットが含まれる
    請求項に記載の情報処理装置。
  6. 前記組込みシステムは、前記第1領域の画像データを前記メインシステムに出力し、前記メインシステムから前記第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させる
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記組込みシステムは、前記第1領域の画像データと、前記メインシステムから取得した表示情報とを合成した合成画像データを前記第1表示部に出力して、前記合成画像データを前記第1表示部に表示させる
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記組込みシステムが出力する画像データと、前記メインシステムが出力する画像データとを切り替えて、前記第1表示部に出力する切替部を備える
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 第1表示部及び第2表示部と、前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムとを備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記組込みシステムが、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力し、
    前記タッチセンサ部は、前記タッチ入力の検出及び前記ペン入力の検出のそれぞれについて前記領域ごとに検出禁止又は検出許可に設定変更可能であり、
    前記組込みシステムは、前記検出設定情報に基づいて、前記タッチセンサ部に対して、前記領域ごとに前記検出禁止又は前記検出許可に設定変更を実行して、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの前記検出情報を制限する
    制御方法。
  10. 第1表示部及び第2表示部と、前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムとを備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記組込みシステムが、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力し、
    前記設定情報記憶部は、前記第1領域に対応する前記検出設定情報に、前記タッチ入力を受け付けることを示す情報を記憶するともに、前記第2領域に対応する前記検出設定情報に、前記タッチ入力を受け付けないことを示す情報を記憶し、
    前記組込みシステムが、前記第1領域において検出した検出情報に基づく入力情報を、前記仮想入力デバイスが受け付けたデバイス入力情報として、前記メインシステムにより保護された汎用インターフェースを用いて、前記メインシステムに出力する
    制御方法。
  11. 第1表示部及び第2表示部と、前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムとを備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記組込みシステムが、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力し、
    前記第2領域には、左手用のパームレストの領域である左手領域と、右手用のパームレストの領域である右手領域とが含まれ、
    前記組込みシステムが、利用者の利き手に応じて、前記左手領域と、前記右手領域とで前記検出設定情報の入れ替えを行う
    制御方法。
  12. 第1表示部及び第2表示部と、前記第1表示部の画面上に配置され、前記画面上における物体の接触によるタッチ入力と、ペンの接触によるペン入力とを検出可能なタッチセンサ部と、仮想入力デバイスの第1領域と、パームレストの第2領域とを少なくとも含む前記画面上の複数の領域のそれぞれに対応した領域識別情報と、それぞれの領域における前記タッチセンサ部から受け付け可能な検出設定を示す検出設定情報とを対応付けて記憶する設定情報記憶部と、OS(オペレーティングシステム)に基づく処理を実行し、当該処理に関する情報を前記第2表示部に表示させるメインシステムと、前記メインシステムとは異なる独立した組込みシステムとを備える情報処理装置の制御方法であって、
    前記組込みシステムが、前記第1領域の画像データを生成して、当該第1領域の画像データを前記第1表示部の前記第1領域に表示させるとともに、前記設定情報記憶部が記憶する前記検出設定情報に基づいて、それぞれの前記領域における前記タッチセンサ部からの検出情報を制限し、それぞれの前記領域における検出情報に基づく入力情報を前記メインシステムに出力し、
    前記第2領域は、特定のガジェットを実行する領域であり、
    前記第1表示部は、前記特定のガジェットの表示情報を、前記第2領域に表示し、
    前記設定情報記憶部は、前記領域識別情報と、前記検出設定情報と、前記特定のガジェットの種類及び位置を示すガジェット情報とを対応付けて記憶し、
    前記組込みシステムが、前記ガジェット情報に基づいて、前記特定のガジェットに対応する前記領域において、前記特定のガジェットの処理を実行する
    制御方法。
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