JP7304110B1 - バンドブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このような背景から、発明者は、従来有りそうで無かった上記3つの課題を満足したバンドブレーキ装置の発明を行ったものである。
本発明のバンドブレーキ装置によれば、ドラムの外周面の外側円周方向に略円板状の放熱板をドラムに延設するようにしたので、ブレーキをかけた際の帯状バンドとドラムの外周面の間で発生する摩擦熱の放熱性を顕著に高めることができる。
このように、本発明のバンドブレーキ装置は、放熱性の改良、容易且つ正確なブレーキ隙間調整作業、低価格の維持といった3つの課題をシンプルな構成で解決することに成功した。
覗き孔及び調整ボルトの数はそれぞれ1つでもよいが、同じ数だけ複数形成することが好ましい。覗き孔及び調整ボルトを複数形成した場合、複数の調整ボルトの延長線上に複数の覗き孔がそれぞれ位置する位置関係に形成されていることが好ましい。このように、複数の覗き孔は複数の調整ボルトの延長線上にそれぞれ形成したので、それぞれの調整ボルトが帯状バンドをドラム側に押す様子をそれぞれの覗き孔から見ながらブレーキ隙間調整作業を行うことができる。これによって、ブレーキ隙間調整作業の作業効率が向上するだけでなく、作業を正確に行うことができる。
なお、本実施の形態のように、覗き孔及び調整ボルトの数を同じ数だけ複数形成することが好ましいが、同じ数に限定するものではなく、異なる数であっていてもよい。
本発明は以下の好ましい実施の形態により説明される。本発明の範囲を逸脱することなく、多くの手法により変更を行うことができ、本実施の形態以外の他の実施の形態を利用することができる。したがって、本発明の範囲内における全ての変更が特許請求の範囲に含まれる。
本発明の実施の形態のバンドブレーキ装置10は、主として、ドラム12と、ハウジング14と、帯状バンド16と、調整ボルト18と、放熱板20と、放熱板20に形成された覗き孔22とで構成される。そして、帯状バンド16が例えば車輪(図示せず)と共に回転するハブ体15(図6参照)と一体的に回転するドラム12の外周面12Aを圧接することによって摩擦を発生させてハブ体15の回転にブレーキをかけるようにしている。なお、ハブ体は車輪と共に回転する。
なお、図6の符号24は回転しない車軸を示し、ハブ体15は車軸24上にベアリング(図示せず)を介して回転自在に支持される。
図1~図3に示すように、ドラム12は円筒状の外周面12Aを有する円筒状外周枠12Bと円板状のドラム側板12Cとからなる略円筒碗状に形成される。即ち、ドラム12の円筒状外周枠12Bは図1の場合には表面側に突起しており、図2の場合には裏面側に突起している。略円筒碗状に形成されたドラム12の円筒状外周枠12Bの幅Dは、帯状バンド16の幅よりも僅かに大きい程度の小幅に形成されている(図3参照)。
(ハウジング)
図4に示すように、帯状バンド16は、ハウジング14の円弧状外周枠14Aの内面側に円弧状に配設される。これにより、ドラム12とハウジング14とを自転車に取り付けてドラム12とハウジング14とが組み立てられたときに、帯状バンド16はドラム12の外周面12Aを囲うように円弧状に配設される。そして、帯状バンド16の一方端が円弧状外周枠14Aの一端部に固定ピン34で固定され、帯状バンド16の他方端がクランク部材28の作用点部28Bに設けられた連結ピン36に連結される。また、クランク部材28の力点部28Cには、ブレーキワイヤ(図示せず)の一端を連結する連結ボルト38が設けられる。
図4及び図5に示すように、調整ボルト18はハウジング14の円弧状外周枠14Aに複数個設けられる。本実施の形態では、調整ボルト18を2本設けた例で説明する。2本の調整ボルト18は、円弧状外周枠14Aの円弧中央部近傍に所定間隔を置いて形成された雌ネジ孔に螺合した状態で支持される。
図1~図3に示すように、放熱板20は、ドラム12の外周面12Aの外側円周方向に延設された略円板状に形成され、中心部にはドラム12がハブ体15に固定される固定用孔12Dと同径の中心孔20Bが形成されている。
図1~図3に示すように、放熱板20の外周面部におけるドラム12の外周面12Aに近い部分には、調整ボルト18によってドラム12の外周面12Aと帯状バンド16との隙間距離を調整する際の覗き孔22が形成されている。これにより、ドラム12とハウジング14とを自転車に取り付けるようにドラム12とハウジング14とを組み立てたときに、ハウジング14の円状空間部14Gに対応するエリアに覗き孔22が形成されことになる。放熱板20に形成される覗き孔22は、丸形状や四角形状でもよいが、ドラム12の外周面12Aと同心円上に円弧状長孔として形成されることが好ましい。
なお、本実施の形態のように、覗き孔22及び調整ボルト18の数を同じ数だけ複数形成することが好ましいが、同じ数に限定するものではなく、異なる数であっていてもよい。
ここでは、2本の調整ボルト18の例で説明するので、2個の覗き孔22が形成されているが、3本以上の調整ボルト18の場合にも同様である。
次に、図6を使用して、上記の如く構成された本発明の実施の形態のバンドブレーキ装置10の作用について説明する。なお、図6では、帯状バンド16を破線で図示すると図が混雑するので、帯状バンド16は図示していない。
Claims (5)
- 車輪と共に回転するハブ体に固定され、前記ハブ体と一体的に回転すると共に円筒状の外周面を有するドラムと、
車両の車両本体部に固定され、前記ドラムの外周面の外側に円状空間部を有して前記ドラムを囲繞する円筒碗状の囲繞部分を有するハウジングと、
前記ハウジングに設けられ、前記円状空間部に前記ドラムの前記外周面を囲うように配設された円弧状の帯状バンドと、
前記ハウジングに設けられ、前記帯状バンドの外面を前記ドラムの側に押すことによって前記ドラムの前記外周面と前記帯状バンドとの隙間距離を調整する調整ボルトと、を備え、
前記帯状バンドが前記ドラムの前記外周面を圧接して摩擦を発生させて前記ハブ体の回転にブレーキをかけるバンドブレーキ装置において、
前記ドラムに設けられ、前記外周面の外側円周方向に延設された略円板状の放熱板と、
前記放熱板の前記円状空間部に対応するエリアに形成され、前記調整ボルトによって前記ドラムの前記外周面と前記帯状バンドとの隙間距離を調整する際の覗き孔と、を有することを特徴とするバンドブレーキ装置。 - 前記放熱板に形成された覗き孔及び前記ハウジングに設けられた前記調整ボルトは同じ数だけ複数形成されると共に、前記複数の調整ボルトの延長線上に前記複数の覗き孔がそれぞれ位置する位置関係に形成されている請求項1に記載のバンドブレーキ装置。
- 前記放熱板に形成された前記覗き孔は、前記ドラムの前記外周面と同心円上に円弧状長孔として形成されている請求項1又は2に記載のバンドブレーキ装置。
- 前記放熱板に形成された前記覗き孔は、前記円弧状長孔の幅方向の下側円弧線が前記ドラムの前記外周面に一致すると共に前記円弧状長孔の幅方向中央部に前記調整ボルトで前記隙間距離を適切に調整した適切調整位置がくるように形成されている請求項3に記載のバンドブレーキ装置。
- 前記放熱板に形成された前記覗き孔には、透明板が設けられていると共に前記透明板には前記適切調整位置であることを示すマーキング線が施されている請求項4に記載のバンドブレーキ装置。
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JPH01143434U (ja) * | 1988-03-25 | 1989-10-02 | ||
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