JP7303498B2 - 上死点位置評価装置 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、複数の第1計測センサ及び複数の第2計測センサの位置を個別に指定する必要がなく、様々なエンジン機種に容易に対応させることができる。
上記構成によれば、第1駆動装置の駆動によって複数の第1計測センサ及び複数の第2計測センサを同時に第1方向に対称に移動させることができるので、簡単な構成で様々なエンジン機種に対応させることができる。
上記構成によれば、第1駆動装置の駆動によって複数の第1計測センサ及び複数の第2計測センサを同時に第1方向に対称に移動させることができるので、簡単な構成で様々なエンジン機種に対応させることができる。
上記構成によれば、複数の第1計測センサの第1方向の各間隔が等しいまま間隔が調整され、複数の第2計測センサの第1方向の各間隔が等しいまま間隔が調整されるので、簡単な構成で様々なエンジン機種に対応させることができる。
上記構成によれば、第2駆動装置の駆動によって複数の第2計測センサを同時に第2方向に対称に移動させることができるので、簡単な構成で様々なエンジン機種に対応させることができる。
上記構成によれば、計測前に計測基準位置を学習させた接触式のリニアセンサを使用するので、各ピストンの傾きがあってもピストンのトップ面位置を正確に計測して、各ピストンの上死点位置を正確に評価することができる。
上記構成によれば、計測基準位置になった脚部の下端を、デッキ面に当接させて計測するので、計測誤差の発生を抑えることができる。
図1に示すように上死点位置評価装置1は、評価対象のエンジン10を載置するステージ3と、エンジン10の所定の計測ポイントの高さを計測するためにステージ3の上方に配置された計測装置20と、計測装置20を上下、前後、左右の3方向に移動可能に支持する支持フレーム30と、エンジン10のクランクシャフト11を回転させる駆動装置5と、回転させたクランクシャフト11の回転角度を計測する回転角度計測装置6等を有する。
図3は、エンジン10の1例として、シリンダヘッド装着前の直列6気筒エンジンのシリンダブロックをデッキ面12側から見た要部平面図である。6つのシリンダ13a~13fが、クランクシャフト11の軸が延びるA1方向(第1方向)に沿って1列に配設され、A1方向と平行に延びるシリンダ列の中心線C1が表示されている。また、A1方向に直交するA2方向(第2方向)と平行な各シリンダ13a~13fの中心線C2a~C2fが表示されている。
図6に示すように、計測装置20は、複数の第1計測センサとして例えば7つの第1計測センサ21a~21gと、複数の第2計測センサとして例えば6組の第2計測センサペア22a~22fが装備された矩形状且つ平板状のベース部材23を有する。ステージ3に載置された例えば直列6気筒のエンジン10について、第1計測センサ21a~21g及び第2計測センサペア22a~22fによって、対応するデッキ面位置の計測ポイントDa~Dgと、トップ面位置の計測ポイントTa1,Ta2~Tf1,Tf2を計測する。
マスタープレート37は平坦な矩形状の板である。図1に示すようにマスタープレート37は、上昇させた計測装置20とステージ3に載置されたエンジン10の間に進出可能なように、上死点位置評価装置1に装備されている。例えば、マスタープレート37を前後方向に案内するためのガイドレール38aを夫々備えた2つのアーム38が、固定フレーム31に固定されている。そして、これら2つのアーム38に架設されたマスタープレート37が、図示外のアクチュエータによってガイドレール38aに沿って進出、後退される。
評価対象のエンジン10がステージ3に載置されると、エンジン機種検出装置7がエンジン機種を検出し、エンジン機種情報を制御部90に出力する(機種検出工程)。制御部90は、エンジン機種情報に基づいて、駆動装置5と回転角度計測装置6の位置とステージ3の位置を所定の計測位置に調整すると共に、計測装置20の位置調整及び上記間隔調整を行う(計測準備工程)。
上死点位置評価装置1は、計測するエンジン機種に応じて、複数の第1計測センサ21a~21gと、複数の第2計測センサペア22a~22fのA1方向の間隔及びA2方向の間隔を調整する。従って、上死点位置評価装置1を様々なエンジン機種に対応させることができる。
3 :ステージ
5 :駆動装置
6 :回転角度計測装置
7 :エンジン機種検出装置
10 :エンジン
11 :クランクシャフト
12 :デッキ面
13a~13f :シリンダ
14a~14f :ピストン
15a :ピストンピン
16a :コネクティングロッド
17a :クランクピン
18a :クランクジャーナル
20 :計測装置
21a~21g :第1計測センサ
22a~22f :第2計測センサペア
23 :ベース部材
24 :開口部
25a~25c,25e~25f,26a~26f :支持部材
27 :脚部
30 :支持フレーム
31 :固定フレーム
32 :左右移動フレーム
33 :前後移動フレーム
34 :上下移動フレーム
37 :マスタープレート
41 :第1間隔調整装置
42 :第1直動機構
43a,43b :ボールねじ直動機構
44 :回転軸
44a :連結部材
45 :ギヤ
46 :支軸部材
47a~47c :ナットユニット
52 :第2直動機構
53a,53b :ボールねじ直動機構
54 :回転軸
54a :連結部材
55 :ギヤ
56 :支軸部材
57a~57c :ナットユニット
61 :第1駆動装置
61a,61b :駆動軸
62 :第1連動機構
63 :伝達機構
70a,70b :動力伝達板
71 :第2間隔調整装置
72 :第2駆動装置
73 :第2連動機構
74,75 :第3直動機構
76a,76b :ボールねじ直動機構
77 :回転軸
78 :ギヤ
79 :支軸部材
80a,80bナットユニット
81,82 :駆動軸
83 :伝達機構
85a,85b :貫通孔
86a,86b :スライドガイド
87a,87b :スライド板
88a,88b :係合部材
90 :制御部
91 :演算装置
C1 :中心線
Claims (8)
- エンジンのクランクシャフトを所定速度で回転させる駆動装置と、前記クランクシャフトの回転角度を計測する回転角度計測装置を備え、前記クランクシャフトを所定速度で回転させながら、前記クランクシャフトに連結されたピストンの上死点に対応する前記回転角度を評価する上死点位置評価装置において、
シリンダブロックのデッキ面であって、前記クランクシャフトの軸に沿う第1方向のシリンダの中心線に沿ってシリンダの外側の複数のデッキ面位置を計測するために1列に配列された複数の第1計測センサと、
前記シリンダ内で往復移動する前記ピストンのトップ面であって、前記ピストンの前記第1方向と直交する第2方向に離隔した複数のトップ面位置を計測するために前記第1方向と平行に2列に配列された複数の第2計測センサと、
エンジン機種を検出する機種検出装置と、
前記エンジン機種に応じて前記複数の第1計測センサ及び前記複数の第2計測センサの前記第1方向の間隔を夫々調整する第1間隔調整装置と、
前記エンジン機種に応じて前記複数の第2計測センサの前記第2方向の間隔を調整する第2間隔調整装置と、
前記回転角度と、前記トップ面位置と、前記複数のデッキ面位置に基づいて前記ピストンの上死点位置を算出する演算装置を有することを特徴とする上死点位置評価装置。 - 前記第1間隔調整装置は、前記複数の第1計測センサの前記第1方向の間隔が等しくなるように且つ前記複数の第2計測センサの前記第1方向の間隔が等しくなるように、前記複数の第1計測センサの列中央及び前記複数の第2計測センサの列中央から前記第1方向に対称に夫々列中央から遠い第1、第2計測センサほど大きく移動させ、
前記第2間隔調整装置は、2列に配列された前記複数の第2計測センサを前記中心線に対して前記第2方向に対称に等しく移動させることを特徴とする請求項1に記載の上死点位置評価装置。 - 前記第1間隔調整装置は、前記複数の第1計測センサを前記第1方向に対称に移動させる第1直動機構と、前記複数の第2計測センサを前記第1方向に対称に移動させる第2直動機構を有し、前記第1方向と夫々平行に配設された前記第1直動機構と前記第2直動機構が、第1駆動装置を備えた第1連動機構によって連動駆動されることを特徴とする請求項2に記載の上死点位置評価装置。
- 前記第1直動機構と第2直動機構の各々は、リードが異なる複数のねじ軸が同軸状に連結された回転軸を備えた2つのボールねじ直動機構を有し、2つのボールねじ直動機構がギヤを介して互いに反対方向に駆動するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の上死点位置評価装置。
- 前記第1直動機構の回転軸は、前記ギヤに最も近いギヤ側部分のリードに対して、前記ギヤから離れる方向に段階的に整数倍になるようにリードが設定され、前記第2直動機構の回転軸は、前記ギヤに最も近いギヤ側部分のリードに対して、前記ギヤから離れる方向に段階的に奇数倍になるようにリードが設定されたことを特徴とする請求項4に記載の上死点位置評価装置。
- 前記第2間隔調整装置は、前記第2方向に平行に配設された1対の第3直動機構と、第2駆動装置を備えた第2連動機構を有し、2列に配列された前記複数の第2計測センサを前記中心線に対して前記第2方向に対称に移動させるように連動駆動されることを特徴とする請求項2に記載の上死点位置評価装置。
- 前記第1計測センサと前記第2計測センサは接触式のリニアセンサであり、計測前に前記第1計測センサと前記第2計測センサを上面に接触させることによってこれらの計測基準位置を学習させるためのマスタープレートを有することを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の上死点位置評価装置。
- 前記複数の第1計測センサ及び前記複数の第2計測センサは、前記第1間隔調整装置と前記第2間隔調整装置が配設されたベース部材から下方に突出した状態に装備され、
前記ベース部材は、前記計測基準位置の学習時に前記マスタープレートに当接させるために下方に突出した複数の脚部を有し、計測時には前記複数の脚部を前記デッキ面に当接させることを特徴とする請求項7に記載の上死点位置評価装置。
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