JP7301908B2 - コネクタ及びコネクタ付き電線 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタ及びコネクタ付き電線に関する。
従来、コネクタとしては、端子金具が収容されたハウジングの中への水の浸入を抑える防水コネクタが知られている。このコネクタにおいては、防水機能を持たせることによって、ハウジングの中の液密性及び気密性が保たれる。このため、このコネクタにおいては、所定の条件下でハウジングの内圧が変化する。例えば、下記の特許文献1から8には、この種の防水コネクタであって、ハウジングの内圧変化を鑑みた上での各種技術が示されている。
例えば、このコネクタは、その端子金具に対して電線の端末を物理的且つ電気的に接続させ、その電線をハウジングの電線引出口から外に引き出させることによって、コネクタ付き電線を構成する。このようなコネクタにおいては、電線引出口からの水の浸入を抑えるべく、ハウジングにおける電線引出口側の端部の外周面に一端を密着状態で被せ、かつ、電線引出口から引き出された電線の外周側に他端を密着状態で被せることによって、その電線引出口を塞いだ防水部材が設けられる(特許文献1等)。この従来の防水部材は、ゴム等の弾性材料で成形され、その内側に空間を持たせぬようハウジングや電線に密着させている。
特開平9-35807号公報 特開2014-164825号公報 特開2009-193823号公報 特開平9-45425号公報 特開2016-201319号公報 特開2019-110096号公報 特開2018-121442号公報 特開2013-241143号公報
ところで、コネクタにおいては、防水部材の内側に空間を持たせないために、防水部材の内周面形状をハウジングや電線の外形に正確に合わせて成形しておいたり、防水部材の内周面形状をハウジングや電線の外形よりも小さくしておいたりする必要がある。よって、このコネクタにおいては、防水部材の成形精度を高めたり、防水部材の組付け作業性を犠牲にしたりしなければならず、原価の高騰を招く虞がある。このため、このコネクタにおいては、現実問題として、防水部材の内側に空間を設けておくことが望ましい。しかしながら、防水部材は、剛性の高いハウジングと比較して柔軟性が高いので、内側に空間があることで、ハウジングの内圧変化の影響を受けて形状変化し易くなる。そして、コネクタにおいては、その防水部材の形状変化に伴って、防水部材とハウジングの間などに隙間ができたり、防水部材に過荷重が加えられたりしてしまう虞がある。
そこで、本発明は、防水性を向上させ得るコネクタ及びコネクタ付き電線を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成する為、本発明に係るコネクタは、電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続された端子金具と、前記端子金具及び当該端子金具に接続された前記電線の端末が収容される収容室、前記電線を前記収容室の外に引き出させる電線引出口、前記収容室を当該収容室の外に連通させる連通孔、並びに、前記収容室の前記端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる相手方端子金具が挿入嵌合される部屋であり、前記相手方端子金具の外周面との間にできる隙間が第1シール部材で埋められる相手方嵌合室を有するハウジングと、前記連通孔を塞ぐ蓋部材と、前記蓋部材と前記連通孔との間の隙間を埋め、かつ、前記第1シール部材と相俟って前記ハウジングの中に第1密閉空間部を形成する第2シール部材と、前記ハウジングにおける前記電線引出口側の端部の外周面に内周面を密着させた一端部、前記電線引出口から引き出された前記電線の外周側に内周面を密着させた他端部、並びに、前記一端部及び前記他端部を繋ぐ筒状部を有し、前記第1密閉空間部に前記電線引出口を介して連通させた第2密閉空間部を前記筒状部に設けた弾性変形可能な防水部材と、前記蓋部材に組み付けられ、前記第1密閉空間部と前記ハウジングの外との間での気体の行き来を可能にする一方、この間での液体の行き来を不能にするための通気部品と、を備えることを特徴としている。
また、上記目的を達成する為、本発明に係るコネクタ付き電線は、電線と、前記電線の端末に取り付けられたコネクタと、を備え、前記コネクタは、前記電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続された端子金具と、前記端子金具及び当該端子金具に接続された前記電線の端末が収容される収容室、前記電線を前記収容室の外に引き出させる電線引出口、前記収容室を当該収容室の外に連通させる連通孔、並びに、前記収容室の前記端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる相手方端子金具が挿入嵌合される部屋であり、前記相手方端子金具の外周面との間にできる隙間が第1シール部材で埋められる相手方嵌合室を有するハウジングと、前記連通孔を塞ぐ蓋部材と、前記蓋部材と前記連通孔との間の隙間を埋め、かつ、前記第1シール部材と相俟って前記ハウジングの中に第1密閉空間部を形成する第2シール部材と、前記ハウジングにおける前記電線引出口側の端部の外周面に内周面を密着させた一端部、前記電線引出口から引き出された前記電線の外周側に内周面を密着させた他端部、並びに、前記一端部及び前記他端部を繋ぐ筒状部を有し、前記第1密閉空間部に前記電線引出口を介して連通させた第2密閉空間部を前記筒状部に設けた弾性変形可能な防水部材と、前記蓋部材に組み付けられ、前記第1密閉空間部と前記ハウジングの外との間での気体の行き来を可能にする一方、この間での液体の行き来を不能にするための通気部品と、を備えることを特徴としている。
本発明に係るコネクタ及びコネクタ付き電線においては、周辺の温度変化等、ハウジングの収容室の内圧を変化させる状況になったとしても、その内圧の変化を通気部品で抑止することができる。よって、このコネクタ及びコネクタ付き電線においては、防水部材の伸縮を抑えることができるので、一端部とハウジングにおける電線引出口側の端部を密着状態のままに保つことができ、かつ、他端部と電線の外周側を密着状態のままに保つことができる。そして、このコネクタ及びコネクタ付き電線においては、防水部材の伸縮の抑制によって、この防水部材に対して過荷重を作用させずともすむ。従って、本発明に係るコネクタ及びコネクタ付き電線は、防水部材の防水機能を保ち続けることができ、防水性の向上が可能になる。
図1は、実施形態のコネクタ及びコネクタ付き電線を示す斜視図である。 図2は、図1のX-X線断面の一方のコネクタ側を示す図である。 図3は、図1のX-X線断面の一方のコネクタ側を相手方端子金具と共に示す図である。 図4は、実施形態のコネクタ付き電線で一方のコネクタ側を分解した分解斜視図である。 図5は、通気部品の一例の組付け前の断面を模式的に示す図である。 図6は、通気部品の一例の組付け後の断面を模式的に示す図である。 図7は、通気部品の一例の断面を模式的に示す分解図である。 図8は、通気部品の一例の組付け後の断面を筒状保護壁と共に模式的に示す図である。 図9は、変形形態の通気部品の組付け後の断面を模式的に示す図である。
以下に、本発明に係るコネクタ及びコネクタ付き電線の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るコネクタ及びコネクタ付き電線の実施形態の1つを図1から図9に基づいて説明する。
図1から図4の符号1は、本実施形態のコネクタ付き電線を示す。このコネクタ付き電線1は、電線10と、この電線10の端末に取り付けられたコネクタ20と、を備える(図2から図4)。
ここで示すコネクタ付き電線1においては、電線10の一方の端末と他方の端末にコネクタ20が1つずつ取り付けられている(図1及び図4)。更に、ここで示すコネクタ付き電線1は、その2つのコネクタ20の間の電線10に被せた外装部材15を備えている(図1から図4)。
電線10は、導体たる芯線11と、この芯線11を覆う被覆12と、を備える(図2及び図3)。ここで示す電線10は、その軸線方向に対する直交断面が円形を成している。よって、この電線10においては、円柱状の芯線11を円筒状の被覆12が同心上で覆っている。
コネクタ20は、端子金具30とハウジング40を備える(図2から図4)。このコネクタ20においては、電線10の端末に対して物理的且つ電気的に接続された端子金具30がハウジング40に収容され、かつ、その電線10がハウジング40の中から外に引き出される。
端子金具30は、金属等の導電性材料で成形される。例えば、ここで示す端子金具30は、矩形の平板状の端子接続部31と、電線10の端末の芯線11に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部32と、を有する(図2から図4)。この端子金具30は、相手方機器EPが備える相手方端子金具EP1に対して物理的且つ電気的に接続させる(図3)。ここで示す端子金具30は、その相手方端子金具EP1に螺子止め固定させる。例えば、ここでは、端子接続部31にボルト挿通孔としての円形の貫通孔31aが形成され、この貫通孔31aに挿通させた雄螺子部材B1を相手方端子金具EP1の雌螺子部B2に螺合させることによって、端子接続部31を相手方端子金具EP1に螺子止め固定させる(図2及び図3)。また、電線接続部32は、例えば、電線10の端末の芯線11に対して加締め圧着させる。
ハウジング40は、合成樹脂等の絶縁性材料又は金属等の導電性材料で成形される。
このハウジング40は、端子金具30及び当該端子金具30に接続された電線10の端末が収容される収容室40aを有する(図2から図4)。更に、このハウジング40は、その電線10を収容室40aの外に引き出させる電線引出口40bを有する(図2及び図3)。また更に、このハウジング40は、収容室40aを当該収容室40aの外に連通させる連通孔40cを有する(図2から図4)。また更に、このハウジング40は、収容室40aに連通させ、相手方端子金具EP1を端子挿入口40dから挿入嵌合させる相手方嵌合室40eを有する(図2及び図3)。ここで示すハウジング40は、電線10の引出方向(以下、「電線引出方向」という。)と相手方端子金具EP1の挿入嵌合方向とを交差(具体的には直交)させている。
ハウジング40は、内方の空間が収容室40a及び相手方嵌合室40eとして利用されるハウジング本体41と、このハウジング本体41から電線10の引出方向に突出させた電線引出口40b側の端部(以下、「電線引出部」という。)42と、を有する(図2から図4)。
ハウジング本体41は、2つの筒体を交差(具体的には直交)させた形状に形成される。ここで示すハウジング本体41は、角筒状に形成された第1筒体41aと、この第1筒体41aの筒軸に直交させた筒軸を有する円筒状の第2筒体41bと、を有し、この第1筒体41aと第2筒体41bのそれぞれの端部が交わる交差部41cが設けられたL字状に形成されている(図1から図4)。このハウジング本体41においては、その第1筒体41aの一方の端部の開口から第2筒体41bの一方の端部の開口に亘って、内方の空間を連通させている。例えば、このハウジング本体41においては、第1筒体41aにおける一方の端部の開口から交差部41cの内方に至るまでの間、その矩形の開口形状を保ったままの内部空間が形成され、かつ、第2筒体41bにおける一方の端部の開口から交差部41cの内方に至るまでの間、その円形の開口形状を保ったままの内部空間が形成されている。
また、ここで示すハウジング本体41は、交差部41cから突出させた突出部を第1筒体41aと第2筒体41bとが各々有しており、そのそれぞれの突出部における突出方向側の端部(つまり、第1筒体41aと第2筒体41bのそれぞれの一方の端部)、及び、その交差部41cにおける第2筒体41bの他方の端部の3箇所のみを開口させている。
第1筒体41aにおいては、その一方の端部の開口の周縁から電線引出部42を突出させる。ここで示すハウジング本体41は、第1筒体41aの一方の角筒状の端部における角環状の末端を電線引出部42の外周面に繋ぐ壁部41dを有しており(図1)、この壁部41dに電線引出部42の外周形状に合わせた開口が設けられている。ここでは、その開口が円形に形成されている。このハウジング本体41においては、第1筒体41aの突出部と交差部41cとにおけるそれぞれの内方の空間が収容室40aとして利用される。そして、このハウジング本体41においては、その交差部41cの内方の空間に、第2筒体41bと貫通孔31aとが略同心となるように端子接続部31が配置される。
また、第2筒体41bにおいては、その一方の円筒状の端部における円環状の末端の内方の円形の開口が端子挿入口40dとして利用される。そして、この第2筒体41bにおいては、その突出部の内方の円柱状の空間が相手方嵌合室40eとして利用される。その相手方嵌合室40eは、収容室40aの端子金具30の端子接続部31に対して物理的且つ電気的に接続させる相手方端子金具EP1が挿入嵌合される部屋であり、端子挿入口40dから挿入嵌合された円柱状の相手方端子金具EP1が雌螺子部B2と共に同心上に配置される。ハウジング本体41においては、収容室40aにおける端子接続部31の平面と相手方嵌合室40eにおける相手方端子金具EP1の端面とを面接触させ、かつ、その端子接続部31の貫通孔31aと相手方端子金具EP1の雌螺子部B2とを略同心上に配置させる。
更に、相手方嵌合室40eにおいては、その内周面と相手方端子金具EP1の外周面との間に隙間ができるので、その隙間を第1シール部材EP2で埋めて、端子挿入口40dからの液体(水等)の浸入を抑える(図3)。ここでは、相手方嵌合室40eの内周面と相手方端子金具EP1の外周面との間に環状(具体的には円環状)の隙間が形成されるので、この環状の隙間を環状(具体的には円環状)の第1シール部材EP2で埋める。この例示では、その第1シール部材EP2としてのOリングが相手方端子金具EP1の外周壁に予め組み付けられており、この相手方端子金具EP1を第1シール部材EP2と共に相手方嵌合室40eに挿入嵌合させることによって、第1シール部材EP2が相手方嵌合室40eの内周面と相手方端子金具EP1の外周面との間の環状の隙間に配置される。
また、交差部41cには、第2筒体41bの他方の円筒状の端部における円環状の末端よりも小径で、かつ、その末端と同心の円形の開口が形成されている。このハウジング本体41においては、その開口が連通孔40cとして利用される。ここで示すコネクタ20において、その連通孔40cは、端子金具30を相手方端子金具EP1に螺子止め固定する際の作業用開口として利用される。つまり、このコネクタ20においては、その連通孔40cから雄螺子部材B1を工具のソケット(図示略)と共に交差部41cの中の収容室40aに差し入れ、その雄螺子部材B1を端子接続部31の貫通孔31aに挿通させた上で、相手方端子金具EP1の雌螺子部B2に螺合させる。
コネクタ20は、その連通孔40cを塞ぐ蓋部材50を備える(図1から図4)。この蓋部材50は、円板状の蓋本体51と、この蓋本体51から同軸上で膨出させた当該蓋本体51よりも小径の円板部であり、連通孔40cに嵌め込ませる嵌合部52と、を有する(図2及び図3)。コネクタ20は、この蓋部材50と連通孔40cとの間の隙間を埋めて、その連通孔40cからの液体(水等)の浸入を抑える第2シール部材59を備える。ここでは、連通孔40cの周縁の内壁面と嵌合部52の外周面との間に環状(具体的には円環状)の隙間が形成されるので、この環状の隙間を環状(具体的には円環状)の第2シール部材59で埋める。この例示では、その第2シール部材59としてのOリングが嵌合部52の外周壁に予め組み付けられており、この嵌合部52を第2シール部材59と共に連通孔40cに嵌合させることによって、第2シール部材59が連通孔40cの周縁の内壁面と嵌合部52の外周面との間の環状の隙間に配置される。
また、ここで示す電線引出部42は、ハウジング本体41の壁部41dの開口の周縁部から同軸上で突出させた円筒状の第1電線引出部42aと、この第1電線引出部42aの突出方向側の端面の内周縁側から突出させ、第1電線引出部42aの内方の空間をハウジング40の外に連通させる筒状の第2電線引出部42bと、を有する(図2から図4)。この電線引出部42においては、その第2電線引出部42bにおける突出方向側の開口を電線引出口40bとして利用する。このコネクタ20においては、その電線引出口40bから端子金具30と電線10の端末を挿入し、電線引出部42を介して端子金具30と電線10の端末を収容室40aに差し入れることによって、電線引出口40bから電線10が収容室40aの外に引き出される。
ここで示すコネクタ20は、所謂シールドコネクタとして構成する。このため、このコネクタ20においては、収容室40aへの外部ノイズの侵入を抑制するべく、ハウジング40を金属等の導電性材料で成形し、このハウジング40を相手方機器EPの金属製の筐体に対して電気接続させる。更に、ここで示すコネクタ付き電線1においては、電線10における電線引出口40bから引き出された先を筒状の編組線16で覆っている(図2から図4)。この編組線16は、金属製の線材を網目状で且つ円筒状に編み込んだ部材であり、電線10への外部ノイズの侵入を抑制する。ここで示す編組線16は、第2電線引出部42bの外周面に被せて当該第2電線引出部42bに電気接続させる。
このコネクタ付き電線1においては、その編組線16を径方向の外側から外装部材15が覆っている。この外装部材15は、合成樹脂等の絶縁性材料で筒状に成形され、その内方に電線引出口40bから引き出された電線10を編組線16と共に挿通させる。これにより、この外装部材15は、電線引出口40bから引き出された電線10と当該電線10を覆う編組線16とに対して被せられる。ここで示す外装部材15は、円筒状に成形されており、略同心上で電線10と編組線16とに被せている。例えば、この外装部材15には、円筒状で且つ蛇腹状のコルゲートチューブを用いている。
このコネクタ20には、端子金具30に水を触れさせぬための防水機能を持たせる。先に示したように、ハウジング40においては、相手方嵌合室40eの防水性を第1シール部材EP2で確保し、かつ、収容室40aにおける連通孔40c側の防水性を第2シール部材59で確保している。よって、このハウジング40においては、その第1シール部材EP2と第2シール部材59とが相俟ってハウジング40の中に第1密閉空間部40f(図2及び図3)を形成する。この第1密閉空間部40fは、このコネクタ20におけるハウジング40の中の密閉された空間である。この第1密閉空間部40fは、収容室40aと電線引出部42の内方の空間とによって形成されている。このコネクタ20においては、更に電線引出口40b側に防水機能を持たせることによって、ハウジング40の中に第1密閉空間部40fを形成することができる。
このコネクタ20は、電線引出口40b側に防水機能を持たせるべく、この電線引出口40bへの外部の液体(水等)の浸入を抑制するための弾性変形可能な防水部材60を備える(図1から図4)。この防水部材60は、ハウジング40における電線引出口40b側の端部(電線引出部42)の外周面に内周面を密着させた一端部60aと、電線引出口40bから引き出された電線10の外周側に内周面を密着させた他端部60bと、その一端部60a及び他端部60bを繋ぐ筒状部60cと、を有する(図1から図4)。この防水部材60は、例えば、合成ゴム材料によって成形される。
ここで示す防水部材60は、円筒状の第1防水部61と、この第1防水部61よりも小径の円筒状の第2防水部62と、この第1防水部61及び第2防水部62を同軸上で繋ぐ筒状のテーパ部63と、を有する(図1から図4)。
この防水部材60においては、第1防水部61における開口側の端部が電線引出部42の外周面に内周面を密着させる一端部60aとして利用される。この一端部60aは、電線引出部42の第1電線引出部42aに外周面側から被せて、その第1電線引出部42aの外周面に内周面を密着させる。この例示では、この一端部60aを外周面側から結束バンド69で締め付けて、この一端部60aと第1電線引出部42aとの密着性を高めている(図1)。
また、この防水部材60においては、第2防水部62が電線引出口40bから引き出された電線10の外周側に内周面を密着させる他端部60bとして利用される。この他端部60b(第2防水部62)は、コネクタ付き電線1が外装部材15と編組線16を備えるものでなければ、電線引出口40bから引き出された電線10に外周面側から被せて、その電線10の外周面に内周面を密着させる。一方、ここで示す他端部60b(第2防水部62)は、コネクタ付き電線1が外装部材15と編組線16を備えているので、電線引出口40bから引き出された電線10を外側から覆っている外装部材15に外周面側から被せて、その外装部材15の外周面に内周面を密着させる。ここでは、外装部材15が蛇腹状のコルゲートチューブであるので、この外装部材15の複数の山部に他端部60b(第2防水部62)の内周面を密着させている。この例示では、この他端部60b(第2防水部62)を外周面側から結束バンド69で締め付けて、この他端部60b(第2防水部62)と電線10の外周側(ここでは、外装部材15の山部の外周面)との密着性を高めている(図1)。
また、この防水部材60においては、第1防水部61における一端部60aを除いた残りとテーパ部63とが筒状部60cとして利用される。この筒状部60cには、第1密閉空間部40fに電線引出口40bを介して連通させた第2密閉空間部64が設けられる(図2及び図3)。例えば、この筒状部60cは、その内周面と電線引出部42の第2電線引出部42bの外周面(編組線16)との間、そして、この内周面と電線10の外周面(編組線16)との間に隙間が設けられるように形成されている。つまり、この防水部材60は、筒状部60cの内周面と電線引出部42の第2電線引出部42bの外周面との間、及び、筒状部60cの内周面と電線10の外周面との間に環状の空間部が設けられるように形成されている。よって、この防水部材60においては、その環状の空間部が第2密閉空間部64となる。
このように、このコネクタ20及びコネクタ付き電線1においては、防水部材60の内側に第2密閉空間部64が設けられている。このため、このコネクタ20及びコネクタ付き電線1においては、周辺の温度変化等に伴ってハウジング40の第1密閉空間部40fの内圧が変化すると、この内圧変化の影響を受けて防水部材60が伸縮してしまう可能性がある。そして、防水部材60においては、その伸縮が過度なものになると、例えば、一端部60aと第1電線引出部42aとの間に隙間を生じさせたり、他端部60bと電線10の外周側(ここでは、外装部材15の外周面)との間に隙間を生じさせたりしてしまう可能性がある。また、その過度な伸縮は、防水部材60に対して過荷重を作用させてしまう可能性がある。
そこで、本実施形態のコネクタ20は、蓋部材50に組み付けられ、第1密閉空間部40fとハウジング40の外との間での気体の行き来を可能にする一方、この間での液体の行き来を不能にするための通気部品70を備える(図1から図4)。この通気部品70は、蓋部材50の貫通孔50aに組み付ける(図2から図4)。この貫通孔50aは、蓋本体51と嵌合部52とを貫いて形成され、第1密閉空間部40fとハウジング40の外とを連通させる。ここで示す貫通孔50aは、その蓋本体51及び嵌合部52と同心の円柱形状に形成されている。
通気部品70は、気体の通過が可能である一方、液体の通過が不能な通気部材71と、この通気部材71を収容し且つ保護する保護部材72と、を備える(図5から図7)。更に、この通気部品70は、蓋部材50の貫通孔50aからの液体(水等)の浸入を抑えるための第3シール部材73を備える。
通気部材71には、例えば、多孔質部材を用いる。この多孔質部材とは、例えば、PTFE(Poly Tetra Fluoro Ethylene)を多孔質化した多孔質膜のことである。ここで示す通気部材71は、円板状に成形されている。
保護部材72は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。この保護部材72は、第1密閉空間部40fとハウジング40の外とに各々連通させ、かつ、通気部材71を介してのみ第1密閉空間部40fとハウジング40の外との間での気体の行き来を可能にするべく通気部材71が収容された通気室72aを有する(図5及び図6)。そして、この保護部材72は、その通気室72aを第1密閉空間部40fに連通させる第1連通部72bと、その通気室72aをハウジング40の外に連通させる第2連通部72cと、を有する(図5及び図6)。
例えば、この保護部材72は、その通気室72aが設けられた主部72Aと、この主部72Aから突出させ、かつ、蓋部材50の貫通孔50aに挿通させる軸部72Bと、蓋部材50に固定させる固定部72Cと、を有する(図5から図7)。第1連通部72bは、例えば、主部72Aから軸部72Bに亘って通路として形成される。また、第2連通部72cは、例えば、主部72Aに通路又は開口として形成される。第3シール部材73は、軸部72Bを挿通させる環状に成形される。この第3シール部材73は、主部72Aと蓋部材50の蓋本体51の外壁面との間でこれらに密着させることによって、蓋部材50の貫通孔50aからの液体の浸入を抑える。
具体的に、ここで示す保護部材72は、第1保護部材74と第2保護部材75とが組み付けられたものであり、主部72Aが第1保護部材74側と第2保護部材75側とに分割されている(図5から図7)。第1保護部材74と第2保護部材75は、例えば、爪部等によるロック機構(図示略)で互いを組付け状態のまま保持させてもよく、互いを接着剤で接着してもよい。
第1保護部材74は、主部72Aの一方の分割体たる板状の台座部74aと、この台座部74aから垂設させた片持ちの軸部72Bと、この軸部72Bの自由端の外周面から突出させた複数の爪状の固定部72Cと、を有する(図5から図7)。そして、この第1保護部材74は、第1連通部72bが形成されている。
この第1保護部材74においては、台座部74aが円環の板状に形成され、かつ、軸部72Bが台座部74aと同軸の円筒状に形成されている。そして、この第1保護部材74においては、台座部74aと軸部72Bのそれぞれの内方の空間が円柱状の第1連通部72bとして利用されている。
また、固定部72Cは、第1密閉空間部40fで蓋部材50の嵌合部52の内壁面に係止させる係止部である。この固定部72Cは、第1密閉空間部40fの中まで差し込まれて、その嵌合部52の内壁面における貫通孔50aの周縁に係止させる。
通気部材71は、第1連通部72bの台座部74a側の開口を塞いだ状態で当該台座部74aに取り付けられる。例えば、この通気部材71は、台座部74aに溶着してもよく、この台座部74aに接着剤で接着してもよい。
第2保護部材75は、主部72Aの他方の分割体である。この第2保護部材75は、台座部74aに取り付けられた通気部材71を収容させる通気室72aとしての空間部を有する。そして、この第2保護部材75は、第2連通部72cが形成されている。
この第2保護部材75は、一端の開口を閉塞させた円筒状に成形され、その周壁に第2連通部72cを成す少なくとも1つの溝部が形成されている。
以上示したように、本実施形態のコネクタ20及びコネクタ付き電線1においては、周辺の温度変化等、ハウジング40の第1密閉空間部40fの内圧を変化させる状況になったとしても、その内圧の変化を通気部品70で抑止することができる。よって、このコネクタ20及びコネクタ付き電線1においては、防水部材60の伸縮を抑えることができるので、一端部60aと第1電線引出部42aを密着状態のままに保つことができ、かつ、他端部60bと電線10の外周側(ここでは、外装部材15の外周面)を密着状態のままに保つことができる。そして、このコネクタ20及びコネクタ付き電線1においては、防水部材60の伸縮の抑制によって、この防水部材60に対して過荷重を作用させずともすむ。従って、本実施形態のコネクタ20及びコネクタ付き電線1は、防水部材60の防水機能を保ち続けることができ、防水性の向上が可能になる。これに加えて、本実施形態のコネクタ20及びコネクタ付き電線1は、電線10とハウジング40との間にシール部材等の防水機能を持たせずとも、防水性を確保することができるので、体格の小型化が可能になる。
また、本実施形態のコネクタ20及びコネクタ付き電線1は、ハウジング40と防水部材60と外装部材15とで囲まれた空間内に編組体16を配置しており、これ故、その編組体16に対する防水機能も持たせることができる。
また、本実施形態のコネクタ20及びコネクタ付き電線1においては、相手方機器EPのコネクタ形状(例えば、相手方端子金具EP1の形状)に合わせた形にハウジング40を作ることがあるのだが、通気部品70を蓋部材50に組み付けることにしているので、ハウジング40の形状に影響されることなく、蓋部材50と通気部品70に汎用性を持たせることができる。
また、本実施形態のコネクタ20及びコネクタ付き電線1は、柔軟な防水部材60ではなく、剛性が高く且つ平面を確保し易い蓋部材50に通気部品70を組み付けるので、この通気部品70の容易な組付けが可能になる。
また、本実施形態のコネクタ20及びコネクタ付き電線1は、通気部品70を予めコネクタ20に組み付けておくことができるので、この通気部品70がコネクタ20の相手方への組付け作業に特段支障を与えることがない。
ところで、本実施形態のコネクタ付き電線1においては、双方のコネクタ20の収容室40aが外装部材15を介して繋がっているので、一方のコネクタ20にのみ通気部品70を設けるだけで、それぞれの収容室40aにおける第1密閉空間部40fの内圧の変化を抑止することができる。このため、本実施形態のコネクタ付き電線1は、一方のコネクタ20にのみ通気部品70を設けたとしても、先に示したものと同様の効果を得ることができる。この場合には、通気部品70の組付けが可能な蓋部材50を一方のコネクタ20に対して用意し、貫通孔50aの無い蓋部材(図示略)を他方のコネクタ20に対して用意すればよい。これにより、このコネクタ付き電線1においては、通気部品70の有無でハウジング40の形状を変更する必要がないので、原価の低減を図ることができる。
また、このコネクタ20及びコネクタ付き電線1においては、保護部材72の主部72Aの周縁を囲う筒状保護壁53を蓋部材50の蓋本体51に設けることによって、通気部材71の保護機能を高めてもよい(図8)。
また、このコネクタ20及びコネクタ付き電線1においては、軸部72Bの外周面に設けた雄螺子部を固定部72Cとし、少なくとも蓋部材50の貫通孔50aの周壁面に設けた雌螺子部54に固定部72Cを螺合させることによって、通気部品70の蓋部材50への組付けを行ってもよい(図9)。ここでは、雄螺子部たる固定部72Cと雌螺子部54との間の軸力を確保するため、蓋部材50の嵌合部52の内壁面に円筒状の固定部55を設け、この固定部55の内周面にまで雌螺子部54を延在させている(図9)。
1 コネクタ付き電線
10 電線
15 外装部材
20 コネクタ
30 端子金具
40 ハウジング
40a 収容室
40b 電線引出口
40c 連通孔
40e 相手方嵌合室
40f 第1密閉空間部
42 電線引出部(電線引出口側の端部)
50 蓋部材
50a 貫通孔
54 雌螺子部(固定部)
59 第2シール部材
60 防水部材
60a 一端部
60b 他端部
60c 筒状部
64 第2密閉空間部
70 通気部品
71 通気部材
72 保護部材
72a 通気室
72A 主部
72B 軸部
72C 固定部
73 第3シール部材
EP1 相手方端子金具
EP2 第1シール部材

Claims (7)

  1. 電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続された端子金具と、
    前記端子金具及び当該端子金具に接続された前記電線の端末が収容される収容室、前記電線を前記収容室の外に引き出させる電線引出口、前記収容室を当該収容室の外に連通させる連通孔、並びに、前記収容室の前記端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる相手方端子金具が挿入嵌合される部屋であり、前記相手方端子金具の外周面との間にできる隙間が第1シール部材で埋められる相手方嵌合室を有するハウジングと、
    前記連通孔を塞ぐ蓋部材と、
    前記蓋部材と前記連通孔との間の隙間を埋め、かつ、前記第1シール部材と相俟って前記ハウジングの中に第1密閉空間部を形成する第2シール部材と、
    前記ハウジングにおける前記電線引出口側の端部の外周面に内周面を密着させた一端部、前記電線引出口から引き出された前記電線の外周側に内周面を密着させた他端部、並びに、前記一端部及び前記他端部を繋ぐ筒状部を有し、前記第1密閉空間部に前記電線引出口を介して連通させた第2密閉空間部を前記筒状部に設けた弾性変形可能な防水部材と、
    前記蓋部材に組み付けられ、前記第1密閉空間部と前記ハウジングの外との間での気体の行き来を可能にする一方、この間での液体の行き来を不能にするための通気部品と、
    を備えることを特徴としたコネクタ。
  2. 前記通気部品は、気体の通過が可能である一方、液体の通過が不能な通気部材と、前記通気部材を収容し且つ保護する保護部材と、を備え、
    前記保護部材は、前記第1密閉空間部と前記ハウジングの外とに各々連通させ、かつ、前記通気部材を介してのみ前記第1密閉空間部と前記ハウジングの外との間での気体の行き来を可能にするべく前記通気部材が収容された通気室を有することを特徴とした請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記蓋部材は、前記第1密閉空間部と前記ハウジングの外とを連通させる貫通孔を有し、
    前記保護部材は、前記通気室が設けられた主部と、前記主部から突出させ、かつ、前記貫通孔に挿通させる軸部と、前記蓋部材に固定させる固定部と、を有し、
    前記通気部品は、前記軸部を挿通させ、かつ、前記主部と前記蓋部材の外壁面との間でこれらに密着させた環状の第3シール部材を備えることを特徴とした請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記端子金具は、前記相手方端子金具に螺子止め固定され、
    前記連通孔は、前記端子金具を前記相手方端子金具に螺子止め固定する際の作業用開口として利用されることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ。
  5. 電線と、
    前記電線の端末に取り付けられたコネクタと、
    を備え、
    前記コネクタは、
    前記電線の端末に対して物理的且つ電気的に接続された端子金具と、
    前記端子金具及び当該端子金具に接続された前記電線の端末が収容される収容室、前記電線を前記収容室の外に引き出させる電線引出口、前記収容室を当該収容室の外に連通させる連通孔、並びに、前記収容室の前記端子金具に対して物理的且つ電気的に接続させる相手方端子金具が挿入嵌合される部屋であり、前記相手方端子金具の外周面との間にできる隙間が第1シール部材で埋められる相手方嵌合室を有するハウジングと、
    前記連通孔を塞ぐ蓋部材と、
    前記蓋部材と前記連通孔との間の隙間を埋め、かつ、前記第1シール部材と相俟って前記ハウジングの中に第1密閉空間部を形成する第2シール部材と、
    前記ハウジングにおける前記電線引出口側の端部の外周面に内周面を密着させた一端部、前記電線引出口から引き出された前記電線の外周側に内周面を密着させた他端部、並びに、前記一端部及び前記他端部を繋ぐ筒状部を有し、前記第1密閉空間部に前記電線引出口を介して連通させた第2密閉空間部を前記筒状部に設けた弾性変形可能な防水部材と、
    前記蓋部材に組み付けられ、前記第1密閉空間部と前記ハウジングの外との間での気体の行き来を可能にする一方、この間での液体の行き来を不能にするための通気部品と、
    を備えることを特徴としたコネクタ付き電線。
  6. 前記電線引出口から引き出された前記電線に対して被せた筒状の外装部材を備え、
    前記防水部材は、前記外装部材の外周面に前記他端部の内周面を密着させることを特徴とした請求項5に記載のコネクタ付き電線。
  7. 前記コネクタは、前記電線の一方の端末と他方の端末に各々取り付けることを特徴とした請求項5又は6に記載のコネクタ付き電線。
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