JP7300732B2 - 補強構造及び補強構造の製造方法 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 令和2年3月24日に、国道481号にて、試験
本発明は、既設の信号機の信号柱や道路標識の標識柱、照明を支持する照明柱、電線やケーブルを支持する電化柱等の支柱を補強する補強構造及びその製造方法に関する。
従来から信号機は、信号部が腕金によって信号柱に対して片持ち状に支持された構造となっている。信号機の中には、鋼鉄製の芯材の表面に、防腐塗料やめっき等の保護層が設けられた信号柱を使用しているものがある。
このような信号柱の場合、衝突等の外部要因や経年劣化により、保護層が剥がれたり、保護層に傷がついたりすると、芯材の表面が露出し、その部分が雨水等に晒されて、芯材が腐食してしまうことがある。芯材の腐食が生じると、信号柱の強度が低下して、風等のあおりによって、信号機が腐食部分から折れ曲がることが生じうる。
このような場合、信号機そのものを取り換えることが好ましいが、信号機の交換は大掛かりな工事が必要となる問題がある。
そこで、特許文献1には、信号機を取り換えずに、金属製補強部材を二枚の繊維強化樹脂シートで挟んだ補強シートを、信号柱の腐食部分に巻きつけることで信号機を補強する金属製支柱構造が開示されている。
特開2017-2659号公報
しかしながら、特許文献1に記載の金属製支柱構造は、補強シートが外部に晒されているため、補強シートによる補強部分を傘等でつつく等の悪戯や補強シートを剥がす悪戯がされるおそれがある。
そこで、本発明は、補強部材による補強部分に対する悪戯等を防止できる補強構造及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、地面又は固化材が固化した固化面から中心軸が実質的に鉛直方向に延びる鉛直部を有する支柱の補強構造であって、補強部材と、カバー部材を有し、前記補強部材は、複数の補強片で構成され、前記複数の補強片が前記鉛直部の外周を囲繞するように配されており、前記カバー部材は、複数のカバー片で構成され、前記複数のカバー片が前記補強部材の外周を囲繞するように配されており、第1締結部材と、第2締結部材を有し、前記複数の補強片には、第1補強片と、第2補強片があり、前記第1補強片と前記第2補強片は、補強本体と、前記補強本体と間隔を空けて対向する対向部と、前記補強本体と前記対向部とを接続する接続壁部をそれぞれ有し、前記第1補強片の接続壁部と前記第2補強片の接続壁部は、周方向に対向しており、前記複数のカバー片には、第1カバー片と、第2カバー片があり、前記第1カバー片と前記第2カバー片は、一部に径方向における重なり部分があって、当該重なり部分が前記第1補強片の対向部と第2補強片の対向部に跨っており、前記第1締結部材は、前記第1カバー片と前記第2カバー片の前記重なり部分を挿通し、前記第1補強片の対向部と締結されており、前記第2締結部材は、前記第1カバー片と前記第2カバー片の前記重なり部分を挿通し、前記第2補強片の対向部と締結されていることを特徴とする補強構造である。
すなわち、本発明は、地面又は固化材が固化した固化面から中心軸が実質的に鉛直方向に延びる鉛直部を有する支柱の補強構造であって、補強部材と、カバー部材を有し、前記補強部材は、複数の補強片で構成され、前記複数の補強片が前記鉛直部の外周を囲繞するように配されており、前記カバー部材は、複数のカバー片で構成され、前記複数のカバー片が前記補強部材の外周を囲繞するように配されている。
本発明の構成によれば、カバー部材によって補強部材を保護できるので、補強部材による補強部分に対する悪戯等を防止できる。
請求項2に記載の発明は、前記補強部材は、下端部が地面よりも下方にあって前記固化材に埋没しており、前記カバー部材は、地面又は前記固化材上に載置されていることを特徴とする請求項1に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、カバー部材側から鉛直部側への水等の移動が補強部材によって縁切りされているため、カバー部材の外側から犬等の尿がかかっても鉛直部側に伝わらず、犬等の尿による鉛直部の腐食を防止できる。
請求項3に記載の発明は、前記補強部材と前記カバー部材との間に空間があり、前記補強部材又は前記カバー部材は、前記空間を上方側から覆う閉塞部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、補強部材とカバー部材との間に空間があるため、自動車等が衝突したときに支柱への衝撃を緩和できる。
本発明の構成によれば、補強部材とカバー部材との間の空間を上方側から閉塞部が覆うため、補強部材とカバー部材との間の空間に雨等が入りにくく、外部からゴミ等を入れる悪戯も防止できる。
請求項4に記載の発明は、前記カバー片は、前記補強片の大部分を覆っていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の補強構造である。
ここでいう「大部分」とは、全体の80%以上の部分をいう。以下、同様とする。
本発明の構成によれば、補強片の大部分がカバー片によって保護されているため、外部要因等によって補強片が傷つきにくい。
請求項5に記載の発明は、前記補強部材と前記鉛直部との間には、隙間があり、前記隙間の大部分に充填材が充填されて前記補強部材と前記鉛直部が接着されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、支柱の鉛直部と補強部材との間の隙間の大部分に充填材が充填されているため、充填材によって鉛直部に対して補強部材が一体となり、より補強強度を向上できる。
本発明の構成によれば、鉛直部の外面形状と補強部材の内面形状が相違していても鉛直部と補強部材との隙間を充填材で埋めるため、多種多様の外面形状をもつ鉛直部に対応できる。
請求項に記載の発明は、第1締結部材と、第2締結部材を有し、前記複数の補強片には、第1補強片と、第2補強片があり、前記第1補強片と前記第2補強片は、補強本体と、前記補強本体と間隔を空けて対向する対向部と、前記補強本体と前記対向部とを接続する接続壁部をそれぞれ有し、前記第1補強片の接続壁部と前記第2補強片の接続壁部は、周方向に対向しており、前記複数のカバー片には、第1カバー片と、第2カバー片があり、前記第1カバー片と前記第2カバー片は、一部に径方向における重なり部分があって、当該重なり部分が前記第1補強片の対向部と第2補強片の対向部に跨っており、前記第1締結部材は、前記第1カバー片と前記第2カバー片の前記重なり部分を挿通し、前記第1補強片の対向部と締結されており、前記第2締結部材は、前記第1カバー片と前記第2カバー片の前記重なり部分を挿通し、前記第2補強片の対向部と締結されている。
本発明の構成によれば、隣接する第1カバー片と第2カバー片の重なり部分に締結部材を挿通し、第1補強片と第2補強片に締結するだけで第1補強片と第2補強片の離反が防止されるので、熟練者によらずとも容易に支柱の鉛直部に補強部材及びカバー部材を固定することができる。
請求項に記載の発明は、第3締結部材を有し、前記第3締結部材は、第1補強片の接続壁部と第2補強片の接続壁部を挿通し、前記第1補強片と前記第2補強片を連結していることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、第1補強片と第2補強片が第3締結部材によって連結されているため、第1補強片と第2補強片の離反をより防止できる。
請求項に記載の発明は、前記カバー片は、前記補強片の補強本体を覆う第1カバー本体と、前記第1カバー本体よりも前記鉛直部側に位置し前記重なり部分を構成する第1連結部を有し、前記第1締結部材は、前記第1カバー片の前記第1カバー本体よりも前記鉛直部側に位置していることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、第1締結部材が第1カバー本体よりも鉛直部側に位置するため、第1締結部材が外面から出っ張らず、安全性が高い。
請求項に記載の発明は、前記第1カバー片は、前記第1カバー本体と前記第1連結部を接続する第1接続部を有し、前記第2カバー片は、前記第2補強片の補強本体を覆う第2カバー本体と、前記第2カバー本体よりも前記鉛直部側に位置し前記重なり部分を構成する第2連結部と、前記第2カバー本体と前記第2連結部を接続する第2接続部を有し、前記カバー部材は、前記第1接続部と前記重なり部と前記第2接続部によって連続したカバー凹部を構成しており、前記カバー凹部は、鉛直方向成分を持って延びていることを特徴とする請求項に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、鉛直方向成分を持って延びた凹部が形成されているため、鉛直部の曲げ剛性をより補強できる。
請求項に記載の発明は、前記カバー部材は、アルミニウム製又は樹脂製であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、カバー部材が雨等に晒されても、腐食しにくい。
請求項10に記載の発明は、前記カバー部材は、土台部を有しており、自立可能であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、カバー部材の位置決めがより容易である。
請求項11に記載の発明は、前記支柱は、信号柱、標識柱、電化柱、又は照明柱であることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の補強構造である。
本発明の構成によれば、好適に補強できる。
請求項12に記載の発明は、請求項1~11のいずれか1項に記載の補強構造の製造方法であって、前記鉛直部の周囲を掘削し、前記鉛直部を囲む凹部を形成する掘削工程と、前記凹部に前記補強部材の下端部を進入させた状態で前記補強部材を前記鉛直部の周囲に囲繞させる補強取付工程と、前記凹部に前記固化材を充填させ前記補強部材の下端部を前記固化材に埋設する埋設工程と、前記補強部材の外周を前記カバー部材で囲繞させて前記補強部材に対して前記カバー部材を取り付けるカバー取付工程を含むことを特徴とする補強構造の製造方法である。
本発明の構成によれば、カバー部材によって補強部材を保護できるので、補強部材による補強部分に対する悪戯等を防止できる。
本発明の構成によれば、カバー部材によって補強部材を保護できるので、補強部材による補強部分に対する悪戯等を防止できる。
本発明の第1実施形態の補強構造の設置状況を示す概念図である。 図1の補強構造の斜視図である。 図2の補強構造からカバー部材を分解した分解斜視図である。 図3の補強構造から補強部材を分解した分解斜視図である。 図2の支柱の中心軸に対して直交する断面の断面図である。 図2の補強構造のA-A断面図である。 図1の補強構造の施工手順の説明図であり、(a),(b)は各工程での位置関係を示す断面図である。 図7に続く補強構造の施工手順の説明図であり、(c),(d)は各工程での位置関係を示す断面図である。 図8に続く補強構造の施工手順の説明図であり、(e),(f)は各工程での位置関係を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下左右の位置関係は、通常の設置位置を基準とする。
本発明の第1実施形態の補強構造1は、図1のように、既設の信号機の信号柱や道路標識の標識柱、照明を支持する照明柱、電線やケーブルを支持する電化柱等の支柱100の根本部分を補強するものである。
支柱100は、図1のように、地面105又は固化材103が固化した固化面106から実質的に鉛直に立ち上がった鉛直部101を有している。
鉛直部101は、図2のように、筒状であって中心軸C1が実質的に鉛直方向に延びており、中心軸C1に対して直交する断面(以下、横断面ともいう)の外郭形状は、円形、楕円形、又は多角形状をしている。
本実施形態の鉛直部101の外郭形状は、正多角形状であり、具体的には正八角形状である。
本実施形態の支柱100は、金属支柱であり、鉛直部101が鋼鉄製の金属芯材の表面にめっき層が積層されている。
補強構造1は、図2~図4のように、補強部材2と、カバー部材3と、締結要素5~7と、充填材8によって構成されている。
補強部材2は、図4のように、複数の補強片10a,10bによって構成されており、補強片10a,10bが支柱100の周囲を囲繞して補強するものである。
補強片10a,10bは、樹脂又はアルミニウム等の支柱100の鉛直部101よりも水分によって腐食しにくい材質で構成されている。
本実施形態の補強片10a,10bは、アルミニウム製の板体であり、折り曲げ加工又は溶接加工によって構成されている。なお、補強片10a,10bは、押し出し成形によって構成されていてもよい。
第1補強片10aは、図4のように、補強本体20aと、対向部21a,22aと、接続壁部23a,24aを備えている。
補強本体20aは、主に鉛直部101を覆う部位であり、円弧状に反って湾曲した板状部位であり、内側面が曲面となっている。
対向部21a,22aは、補強本体20aの周方向の端部付近において補強本体20aと径方向(鉛直部101の中心軸C1に対して直交する方向)に間隔を空けて対向する板状部位である。
対向部21a,22aは、第1締結要素5と締結可能な締結穴26a,27aを備えている。
締結穴26a,27aは、対向部21a,22aの外側から内側(支柱100側)に向かって深さを持った貫通穴又は有底穴であり、第1締結要素5の軸部と係合可能となっている。
接続壁部23a,24aは、補強本体20aと対向部21a,22aを接続する部位であり、補強本体20aから外側に向けて立ち上がった立壁部である。
すなわち、第1接続壁部23aは、補強本体20aの周方向の一方の端部と、対向部21aの端部を接続しており、第2接続壁部24aは、補強本体20aの周方向の他方の端部と、対向部22aの端部を接続している。
接続壁部23a,24aは、第3締結要素7を挿通可能な挿通孔28a,29aを備えている。
挿通孔28a,29aは、接続壁部23a,24aを厚み方向に貫通する貫通孔である。
第2補強片10bは、第1補強片10aと構成自体は同様である。そこで、以下の説明では、第2補強片10bの構成については、「a」の代わりに「b」を付して説明を省略する。
なお、第2補強片10bの対向部21b,22bの締結穴26b,27bは、第2締結要素6と締結可能となっている。
カバー部材3は、図3のように、複数のカバー片50a,50bによって構成されており、カバー片50a,50bが補強部材2を囲繞して保護する保護カバーである。
カバー片50a,50bは、樹脂又はアルミニウム等の支柱100の鉛直部101よりも水分によって腐食しにくい材質で構成されている。
第1カバー片50aは、図3のように、カバー本体60a(第1カバー本体)と、連結部61a,62a(第1連結部)と、接続壁部63a,64a(第1接続部)と、閉塞部65a,土台部66aを備えている。
カバー本体60aは、主に補強部材2の補強本体20aの外側を覆う部位であり、支柱100の鉛直部101の外郭形状に沿った板状部位である。
連結部61a,62aは、カバー部材3を組み立てたときに、隣接するカバー片50bと重なり部分を構成し、連結される部位である。
連結部61a,62aは、締結要素5,6を挿通可能な挿通孔68a,69aを備えている。
挿通孔68a,69aは、連結部61a,62aを厚み方向に貫通する貫通孔である。
接続壁部63a,64aは、図5のように、カバー本体60aと連結部61a,62aを接続する部位であり、カバー本体60aから内側(支柱100の鉛直部101側)に向けて立ち上がった立壁部である。すなわち、第1接続壁部63aは、カバー本体60aの周方向の一方の端部と、連結部61aの端部を接続しており、第2接続壁部64aは、カバー本体60aの周方向の他方の端部と、連結部62aの端部を接続している。
閉塞部65aは、図2,図6のように、カバー本体60aの上端部から内側(支柱100側)に向かって庇状に延び、補強本体20aとカバー本体60aの間の空間を上方側から塞ぐ板状部位である。
土台部66aは、図3のように、カバー本体60aの下端部に設けられ、カバー片50aの転倒を防止する部位である。土台部66aは、カバー本体60aの下端部から外側に向かってフランジ状に延びている。
第2カバー片50bは、第1カバー片50aと構成自体はほぼ同様である。そこで、以下の説明では、第2カバー片50bの構成については、「a」の代わりに「b」を付して説明を省略する。
すなわち、第2カバー片50bは、カバー本体60b(第2カバー本体)と、連結部61b,62b(第2連結部)と、接続壁部63b,64b(第2接続部)と、閉塞部65b,土台部66bを備えている。
なお、第2カバー片50bの接続壁部63b,64bの高さは、接続壁部63a,64aの高さよりも大きい。
第1締結要素5(第1締結部材)は、補強片10aの締結穴26a,27aと締結可能な締結部材であって、カバー片50a,50bを補強片10aに対して固定する固定部材である。
具体的には締結要素5は、ボルトであり、頭部と軸部を有しており、軸部が締結穴26a,27aと締結可能となっている。
第2締結要素6(第2締結部材)は、補強片10bの締結穴26b,27bと締結可能な締結部材であって、カバー片50a,50bを補強片10bに対して固定する固定部材である。
具体的には締結要素6は、ボルトであり、頭部と軸部を有しており、軸部が締結穴26b,27bと締結可能となっている。
第3締結要素7(第3締結部材)は、補強片10a,10b同士を固定する部材である。
第3締結要素7は、具体的には、頭部と軸部を有するボルトと、軸受け部を有するナットの組み合わせであり、軸部が挿通孔28a,29a,28b,29bに挿通可能となっている。
充填材8は、補強本体20a,20bを鉛直部101に対して接着する接着材であり、補強本体20a,20bと、鉛直部101との間の隙間を埋めるものである。
充填材8は、補強本体20a,20bと鉛直部101との間の接着機能を有するものであれば特に限定されるものではないが、例えば、無収縮モルタル等が使用できる。
続いて、本実施形態の補強構造1の各部材の位置関係について説明する。
補強部材2は、図4のように、補強片10a,10bが支柱100の鉛直部101を中心として周方向に並んでおり、鉛直部101の周囲を囲繞している。具体的には、補強片10a,10bの補強本体20a,20bの内面は、平面視したときに一つの円を構成しており、その内部に鉛直部101が位置している。
補強部材2は、鉛直部101の形状と相違し、鉛直部101との間に隙間が形成されており、隙間全体に充填材8が充填されている。
第1補強片10aの第1接続壁部23aは、挿通孔28aが第2補強片10bの第2接続壁部24bの挿通孔29bとともに一つの連続した連通孔を構成しており、当該連通孔に第3締結要素7の軸部が挿通されている。
同様に、第2接続壁部24aは、挿通孔29aが第1接続壁部23bの挿通孔28bとともに一つの連続した連通孔を構成しており、当該連通孔に第3締結要素7の軸部が挿通されている。
第1補強片10aの第1接続壁部23aからの対向部21aの延び方向は、第2補強片10bの第2接続壁部24bからの対向部22bの延び方向とは逆向きとなっている。
同様に、第2接続壁部24aからの対向部22aの延び方向は、第2接続壁部23bからの対向部21bの延び方向とは逆向きとなっている。
第1補強片10aの対向部21aは、第2補強片10bの対向部22bとともに一つの平面又は曲面を構成している。同様に、対向部22aは、対向部21bとともに一つの平面又は曲面を構成している。
カバー部材3は、図3のように、カバー片50a,50bが支柱100の鉛直部101を中心として周方向に並んでおり、補強部材2の周囲を囲繞している。
カバー片50a,50bのカバー本体60a,60bの横断面の外郭形状は、支柱100の鉛直部101の外郭形状と相似形状となっており、具体的には一つの正八角形状となっている。
第1カバー片50aは、連結部61a,62aが第2カバー片50bの連結部61b,62bの外側を覆っている。すなわち、カバー片50a,50bは、支柱100の鉛直部101を中心として径方向の内外において連結部61a,62aと連結部61b,62bに重なり部分が形成されている。
カバー片50a,50bの連結部61a,62bのうち、内側に位置する連結部62bは、図5のように、周方向において第1補強片10aの対向部21aと第2補強片10bの対向部22bとに跨っており、外側に位置する連結部61aは、連結部62bを挟んで第1補強片10aの対向部21aと第2補強片10bの対向部22bとに跨っている。
カバー片50aの連結部61aとカバー片50bの連結部62bの重なり部分では、第1カバー片50aの挿通孔68a,68aと第2カバー片50bの挿通孔69b,69bと補強片10a,10bの締結穴26a,27bが、それぞれ連続した一つの連通孔を構成しており、当該連通孔に締結要素5,6が挿入されている。
カバー部材3は、カバー片50aの接続壁部63aと連結部61aと、カバー片50bの接続壁部64bによって一つのカバー凹部80を構成している。
カバー凹部80は、内外方向に深さをもち鉛直方向に延びた凹溝であり、内部に締結要素5,6の頭部が位置している。すなわち、締結要素5,6は、カバー片50a,50bのカバー本体60a,60bよりも鉛直部101側に位置しており、カバー部材3から外側に張り出していない。
同様に、カバー片50a,50bの連結部61a,62bのうち、内側に位置する連結部61bは、周方向において第1補強片10aの対向部22aと第2補強片10bの対向部21bとに跨っており、外側に位置する連結部62aは、連結部61bを挟んで第1補強片10aの対向部22aと第2補強片10bの対向部21bとに跨っている。
連結部62aと連結部61bの重なり部分においても、第1カバー片50aの挿通孔69a,69aと第2カバー片50bの挿通孔68b,68bと補強片10b,10aの締結穴27a,26bが、それぞれ連続した一つの連通孔を構成しており、当該連通孔に締結要素5,6が挿入されている。
カバー部材3は、カバー片50aの連結部62a及び接続壁部64aと、カバー片50bの接続壁部63bによって一つのカバー凹部81を構成している。
カバー凹部81は、内外方向に深さをもち鉛直方向に延びた凹溝であり、内部に締結要素5,6の頭部が位置している。
すなわち、締結要素5,6は、カバー片50a,50bのカバー本体60a,60bよりも鉛直部101側に位置しており、カバー部材3から外側に張り出していない。
続いて、既設の支柱100に対して補強構造1を施工する際の推奨される手順について説明する。
まず、図7(a),図7(b)のように、支柱100の鉛直部101の根元付近であって支柱100の鉛直部101の周囲を掘削し、支柱100の鉛直部101を囲む凹部102を形成する(掘削工程)。
このとき、凹部102の深さ(地面105から底部までの距離)は、5cm以上10cm以下であることが好ましい。
続いて、必要に応じて支柱100の鉛直部101の凹部102から露出する部分に錆止め剤を塗布する。
続いて、図8(c)のように、凹部102に補強部材2の下端部を進入させ、補強部材2の補強片10a,10bを、支柱100の鉛直部101の周囲を囲繞するように凹部102の底部から取り付ける(補強取付工程)。
このとき、第3締結要素7の軸部を挿通孔28a,29b及び挿通孔29a,28bに挿入して補強片10a,10bを固定する。
このとき、補強部材2の地面105からの高さ(グランドレベルGLからの高さ)は、30cm以上100cm以下であることが好ましい。
続いて、図8(d)のように、支柱100の外面と補強片10a,10bの内面の隙間に充填材8を注入し充填する(隙間充填工程)。
このとき、隙間の大部分が充填材8によって充填されており、隙間の80%以上の部分に充填されていることが好ましく、95%以上の部分に充填されていることが好ましい。
続いて、図9(e)のように凹部102に流体状の固化材103を地面105の高さと等しくなるまで充填して固化させ、補強部材2の下端部を固化材103に埋没させる(埋設工程)。
このとき、補強部材2の固化材103による埋没高さは、補強部材2の高さの1/4以上1/2以下であることが好ましく、1/3以上であることがより好ましい。
続いて、図9(f)のように固化材103又は地面105上にカバー部材3を載置し、カバー部材3を補強部材2の外周を囲繞させて補強部材2に対して取り付ける(カバー取付工程)。
このとき、第1カバー片50aの挿通孔68a,68aと第2カバー片50bの挿通孔69b,69bと補強片10a,10bの締結穴26a,27bに締結要素5,6を挿入して固定する。
このとき、カバー部材3の地面105からの高さ(グランドレベルGLからの高さ)は、40cm以上120cm以下であることが好ましい。
本実施形態の補強構造1によれば、補強部材2がカバー部材3によって保護されているため、補強部材2による補強部分に対する悪戯等を防止できる。
本実施形態の補強構造1によれば、カバー部材3側から鉛直部101側への水等の移動が補強部材2によって縁切りされているため、カバー部材3の外側から犬等の尿がかかっても鉛直部101側に伝わらず、犬等の尿による鉛直部101の腐食を防止できる。
本実施形態の補強構造1によれば、補強片10a,10bの補強本体20a,20bと、カバー片50a,50bのカバー本体60a,60bとの間の空間があるため、自動車等がぶつかったときに支柱100への衝撃を緩和できる。
本実施形態の補強構造1によれば、カバー片50a,50bの閉塞部65a,65bが、カバー片50a,50bのカバー本体60a,60bとの間の空間を上方側から覆っているため、補強片10a,10bの補強本体20a,20bと、カバー片50a,50bのカバー本体60a,60bとの間の空間に外部からゴミ等を入れる悪戯を防止できる。
本実施形態の補強構造1によれば、補強片10a,10bの補強本体20a,20bがカバー片50a,50bによって保護されているため、補強片10a,10bが外部要因等によって傷つきにくい。
本実施形態の補強構造1によれば、支柱100の鉛直部101の外面と補強片10a,10bの補強本体20a,20bの内面の隙間を充填材8が充填されて接着されているため、補強片10a,10bが分解しにくい。
本実施形態の補強構造1によれば、一対の補強片10a,10bが支柱100の鉛直部101の外周を囲繞するように配されており、第1カバー片50aの連結部61a(62a)と第2カバー片50bの連結部62b(61b)の重なり部分が第1補強片10aの対向部21a(21b)と第2補強片10bの対向部22b(22a)に跨っている。
そして、本実施形態の補強構造1によれば、第1締結要素5が重なり部分の第1カバー片50aの挿通孔68a,69aと第2カバー片50bの挿通孔69b,68bを挿通して補強片10aの対向部21a,22aの締結穴26a,27aと締結されており、第2締結要素6が重なり部分の第1カバー片50aの挿通孔68a,69aと第2カバー片50bの挿通孔69b,68bを挿通して補強片10bの対向部22b,21bの締結穴27b,26bと締結されている。すなわち、第1カバー片50aと第2カバー片50bの重なり部分に締結要素5,6を挿通し、補強片10a,10bに締結するだけで第1補強片10aと第2補強片10bの離反が防止されるので、熟練者によらずとも容易に支柱100の鉛直部101に補強部材2及びカバー部材3を固定することができる。
本実施形態の補強構造1によれば、第1補強片10aと第2補強片10bが第3締結要素7によって連結されているので、カバー部材3を補強片10a,10bに取り付けずとも、第1補強片10aと第2補強片10bの離反を防止できる。
本実施形態の補強構造1によれば、締結要素5,6がカバー片50a,50bのカバー本体60a,60bの外面よりも鉛直部101側に位置するので、締結要素5,6の頭部がカバー本体60a,60bの外面から出っ張らず、安全性が高い。
本実施形態の補強構造1によれば、カバー部材3に鉛直方向に延びたカバー凹部80が形成されているので、鉛直部101の曲げ剛性をより補強できる。
本実施形態の補強構造1によれば、補強片10a,10bの補強本体20a,20bの内側面が円柱状の空間となっているので、様々な形状の鉛直部101に対応することができる。
上記した実施形態では、支柱100の鉛直部101は、中空であったが、本発明はこれに限定されるものではない。支柱100の鉛直部101は、中実であってもよい。
上記した実施形態では、補強部材2が2つの補強片10a,10bによって構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。補強部材2は3つ以上の補強片10によって構成されていてもよい。
同様に、上記した実施形態では、カバー部材3が2つのカバー片50a,50bによって構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。カバー部材3は3つ以上のカバー片50によって構成されていてもよい。
上記した実施形態では、補強部材2及びカバー部材3は、同一素材で構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。補強部材2及びカバー部材3は、異なる素材で構成されていてもよい。例えば、補強部材2を金属製とし、カバー部材3を樹脂製にしてもよい。
上記した実施形態では、補強部材2の補強本体20a,20bとカバー部材3のカバー本体60a,60bとの間に空間が形成され、空洞であったが、本発明はこれに限定されるものではない。空間内に充填材が充填されていてもよい。
上記した実施形態では、補強片取付工程において補強片10a,10bを支柱100に取り付けてから隙間充填工程において支柱100の外面と補強片10a,10bの内面の隙間に充填材8を注入し、充填材8を固化させたが、本発明はこれに限定されるものではない。あらかじめ充填材8を補強片10a,10bの内面に塗布した状態で支柱100に補強片10a,10bに取り付けてもよい。
上記した実施形態では、カバー凹部80は、鉛直方向に延びていたが、本発明はこれに限定されるものではない。カバー凹部80は、支柱100の延び方向成分、すなわち、鉛直方向成分をもって延びていれば、支柱100の周方向成分をもって延びていてもよい。
上記した実施形態では、カバー片50a,50bは、補強片10a,10b全体を覆っていたが、本発明はこれに限定されるものではない。カバー片50a,50bは、補強片10a,10bの大部分を覆っていれば、補強片10a,10bから一部が露出していてもよい。
上記した実施形態は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各実施形態間で各構成部材を自由に置換や付加できる。
1 補強構造
2 補強部材
3 カバー部材
5 第1締結要素(第1締結部材)
6 第2締結要素(第2締結部材)
7 第3締結要素(第3締結部材)
8 充填材
10a 第1補強片
10b 第2補強片
20a,20b 補強本体
21a,21b 対向部
22a,22b 対向部
23a,23b 第1接続壁部
24a,24b 第2接続壁部
26a,26b 第1締結穴
27a,27b 第2締結穴
28a,28b,29a,29b 挿通孔
50a 第1カバー片
50b 第2カバー片
60a カバー本体(第1カバー本体)
60b カバー本体(第2カバー本体)
61a,62a 連結部(第1連結部)
61b,62b 連結部(第2連結部)
63a 第1接続壁部(第1接続部)
63b 第1接続壁部(第2接続部)
64a 第2接続壁部(第1接続部)
64b 第2接続壁部(第2接続部)
65a,65b 空間覆部
66a,66b 土台部
68a,68b 挿通孔
69a,69b 挿通孔
80,81 カバー凹部
100 支柱
101 鉛直部
102 凹部
103 固化材
105 地面
106 固化面

Claims (12)

  1. 地面又は固化材が固化した固化面から中心軸が実質的に鉛直方向に延びる鉛直部を有する支柱の補強構造であって、
    補強部材と、カバー部材を有し、
    前記補強部材は、複数の補強片で構成され、前記複数の補強片が前記鉛直部の外周を囲繞するように配されており、
    前記カバー部材は、複数のカバー片で構成され、前記複数のカバー片が前記補強部材の外周を囲繞するように配されており、
    第1締結部材と、第2締結部材を有し、
    前記複数の補強片には、第1補強片と、第2補強片があり、
    前記第1補強片と前記第2補強片は、補強本体と、前記補強本体と間隔を空けて対向する対向部と、前記補強本体と前記対向部とを接続する接続壁部をそれぞれ有し、
    前記第1補強片の接続壁部と前記第2補強片の接続壁部は、周方向に対向しており、
    前記複数のカバー片には、第1カバー片と、第2カバー片があり、
    前記第1カバー片と前記第2カバー片は、一部に径方向における重なり部分があって、当該重なり部分が前記第1補強片の対向部と第2補強片の対向部に跨っており、
    前記第1締結部材は、前記第1カバー片と前記第2カバー片の前記重なり部分を挿通し、前記第1補強片の対向部と締結されており、
    前記第2締結部材は、前記第1カバー片と前記第2カバー片の前記重なり部分を挿通し、前記第2補強片の対向部と締結されていることを特徴とする補強構造。
  2. 前記補強部材は、下端部が地面よりも下方にあって前記固化材に埋没しており、
    前記カバー部材は、地面又は前記固化材上に載置されていることを特徴とする請求項1に記載の補強構造。
  3. 前記補強部材と前記カバー部材との間に空間があり、
    前記補強部材又は前記カバー部材は、前記空間を上方側から覆う閉塞部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の補強構造。
  4. 前記カバー片は、前記補強片の大部分を覆っていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の補強構造。
  5. 前記補強部材と前記鉛直部との間には、隙間があり、
    前記隙間の大部分に充填材が充填されて前記補強部材と前記鉛直部が接着されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の補強構造。
  6. 第3締結部材を有し、
    前記第3締結部材は、第1補強片の接続壁部と第2補強片の接続壁部を挿通し、前記第1補強片と前記第2補強片を連結していることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の補強構造。
  7. 前記カバー片は、前記補強片の補強本体を覆う第1カバー本体と、前記第1カバー本体よりも前記鉛直部側に位置し前記重なり部分を構成する第1連結部を有し、
    前記第1締結部材は、前記第1カバー片の前記第1カバー本体よりも前記鉛直部側に位置していることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の補強構造。
  8. 前記第1カバー片は、前記第1カバー本体と前記第1連結部を接続する第1接続部を有し、
    前記第2カバー片は、前記第2補強片の補強本体を覆う第2カバー本体と、前記第2カバー本体よりも前記鉛直部側に位置し前記重なり部分を構成する第2連結部と、前記第2カバー本体と前記第2連結部を接続する第2接続部を有し、
    前記カバー部材は、前記第1接続部と前記重なり部と前記第2接続部によって連続したカバー凹部を構成しており、
    前記カバー凹部は、鉛直方向成分を持って延びていることを特徴とする請求項に記載の補強構造。
  9. 前記カバー部材は、アルミニウム製又は樹脂製であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の補強構造。
  10. 前記カバー部材は、土台部を有しており、自立可能であることを特徴とする請求項1~のいずれか1項に記載の補強構造。
  11. 前記支柱は、信号柱、標識柱、電化柱、又は照明柱であることを特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の補強構造。
  12. 請求項1~11のいずれか1項に記載の補強構造の製造方法であって、
    前記鉛直部の周囲を掘削し、前記鉛直部を囲む凹部を形成する掘削工程と、
    前記凹部に前記補強部材の下端部を進入させた状態で前記補強部材を前記鉛直部の周囲に囲繞させる補強取付工程と、
    前記凹部に前記固化材を充填させ前記補強部材の下端部を前記固化材に埋設する埋設工程と、
    前記補強部材の外周を前記カバー部材で囲繞させて前記補強部材に対して前記カバー部材を取り付けるカバー取付工程を含むことを特徴とする補強構造の製造方法。
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