JP7300269B2 - 毛髪手入れ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪手入れ方法に関する。
毛髪のスタイリングにおいて、トップ、サイドなどの毛髪にボリューム感を出すためにヘアカーラーを用いられることがある。ヘアカーラーのうち、いわゆる「マジックカーラー」は、面ファスナーを備え、簡便で、カール跡が付きにくく、自然な仕上がりで利点があり、近年使用者が増加しつつある。
また、ヘアカーラー等に用いられる織物に関して、特許文献1(特開2014-155594号公報)に記載の技術がある。同文献には、基布を構成している地経糸、地緯糸および基布の表面から立ち上がる立毛素子が、ともにポリエステル系樹脂から形成されている糸であり、該地緯糸が芯鞘型の熱融着性ポリエステル系繊維を含み、立毛素子が、所定の高さおよび形状を有し、基布を構成する該熱融着性繊維により固定されている、髪留め用織物について記載されている。また、かかる織物は、しっかりと毛髪を把持することで髪留めの機能を有し、かつ接着樹脂層が存在しないことで柔軟性を有するとともに立毛素子が倒れにくく、そして打抜き、縫製などの後加工性にも優れ、端部に触れても肌を刺激することが少ない髪留め用織物であるとされている。
特開2014-155594号公報
本発明者らは、自然な仕上がりで持続性に優れるヘアスタイリング技術を得るべく検討した。その結果、以下のことが明らかになった。
まず、ヘアカーラーを用いてスタイリングしようとすると、カール跡がついて仕上がりが不自然になることがあった。この点、面ファスナー付きのカーラーを用いると、前述のようにカール跡が付きにくく、より自然な仕上がりとなる一方、ボリューム感の向上およびスタイリング後のヘアスタイルの持続性の点で改善の余地があった。
そこで、本発明者らは、ボリューム感と持続性向上のため、皮膜形成ポリマーを含むスタイリング剤を用いることを検討した。すると、スタイリングの工程中で面ファスナーに固定していた毛髪を外す時に、たとえば形成された膜が壊れたり、毛髪がひっかかりによってスムーズにはずせなかったり、仕上がりの毛髪がごわつき指通り性・クシ通し性が悪くなったり、太い束が形成されたりすることで、動きのない不自然な仕上がりになったりしてしまい、ふんわりした自然な仕上がりを得るという点で改善の余地があった。
これらの検討結果を踏まえ、本発明は、自然な仕上がりで持続性に優れるヘアスタイリング技術を提供する。
本発明者らは、特定の毛髪化粧料を毛髪に適用するとともに特定のヘアスタイリング道具に毛髪を固定し、整髪することにより、上述の課題が解決されることを見出した。
すなわち、本発明は、毛髪を、以下のヘアスタイリング道具(A)に固定されているとともに以下の成分(B)を含む毛髪化粧料が塗布されている状態で、整髪する工程を含む、毛髪手入れ方法を提供するものである。
(A)面ファスナーが一体化しているヘアスタイリング道具
(B)平均重合度が700以上20000以下であるシリコーン
また、本発明は、上記本発明における毛髪手入れ方法に用いられ、前記成分(B)を含む、毛髪化粧料を提供するものである。
本発明は、以下のヘアスタイリング道具(A)と、以下の成分(B)を含有する毛髪化粧料と、を含む整髪キットを提供するものである。
(A)面ファスナーが一体化しているヘアスタイリング道具
(B)平均重合度が700以上20000以下であるシリコーン
また、本発明は、前記ヘアスタイリング道具(A)と、前記成分(B)を含有する前記毛髪化粧料と、を含み、上記本発明における毛髪手入れ方法に用いられる、整髪キットを提供するものである。
本発明によれば、自然な仕上がりで持続性に優れるヘアスタイリング技術を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、各成分の具体例を挙げて説明する。なお、本実施形態において、組成物は、各成分をいずれも単独でまたは2種以上を組み合わせて含むことができる。
(毛髪手入れ方法)
本実施形態において、毛髪手入れ方法は、毛髪を、以下のヘアスタイリング道具(A)に固定されているとともに以下の成分(B)を含む毛髪化粧料が塗布されている状態で、整髪する工程を含む。
(A)面ファスナーが一体化しているヘアスタイリング道具
(B)平均重合度が700以上20000以下であるシリコーン
整髪する工程において、毛髪のヘアスタイリング道具(A)への固定、および、毛髪化粧料の毛髪への塗布の順序に制限はない。ヘアスタイルの持続性を安定的に向上する観点から、好ましくは、整髪する工程が、毛髪に毛髪化粧料を塗布する工程と、毛髪化粧料を塗布する工程の後、毛髪をヘアスタイリング道具(A)に固定する工程と、を含む。
毛髪化粧料を毛髪に塗布する方法は、簡便に所望の領域に一様に塗布する観点から、好ましくは、毛髪化粧料を噴霧して毛髪に塗布する方法であり、より好ましくは、非エアゾール型の噴霧式スプレー容器から毛髪化粧料を霧状に吐出して毛髪に塗布する。
また、毛髪化粧料が適用される毛髪は、乾いていても濡れていてもよく、短時間で自然な仕上がりでボリューム感のあるヘアスタイルを得る観点から、乾いていることが好ましい。
整髪する工程は、所望のスタイルを安定的に形成する観点から、好ましくは、毛髪を所定の時間静置する工程を含む。静置時間は、毛髪のクセ付性およびヘアスタイルの持続性を高める観点から、好ましくは1分以上、より好ましくは3分以上である。また、自然な仕上がりのヘアスタイルを簡便に形作る観点から、静置時間は、好ましくは10分以下である。
また、整髪する工程は、静置する工程の後、ヘアスタイリング道具(A)から毛髪を外し、ついた形を櫛でとかして、ほぐして整える工程を含んでもよい。このとき、ついた形をほぐす方法は、限定されないが、簡便で容易に毛髪をほぐす観点から、指、ブラシ、櫛等を用いて毛髪をほぐすことが好ましい。
また、整髪する工程は、ヘアスタイルのボリューム感と持続性を向上する観点から、好ましくは毛髪を加温しながら整髪する工程を含み、より好ましくは毛髪を加温しながら所定の時間静置する工程を含む。整髪する工程では、さらに好ましくは、毛髪化粧料を毛髪に噴霧塗布した後、ヘアスタイリング道具(A)に所望の形で毛髪を固定し、そのまま加温し乾かし、乾いた後、ヘアスタイリング道具(A)から毛髪を外し、その後、毛髪についた形をほぐして整える。
毛髪を加温する方法として、たとえば、ドライヤー等の温風を毛髪に適用する方法が挙げられる。また、加温する際の毛髪表面の温度は、毛髪のクセ付性およびヘアスタイルの持続性を高めるとともに、自然な仕上がりを得る観点から、好ましくは40℃以上であり、より好ましくは50℃以上、さらに好ましくは60℃以上、さらにより好ましくは70℃以上、殊更好ましくは75℃以上である。また、自然な仕上がりを得るとともに、毛髪の過度のダメージを抑制する観点から、加温する際、毛髪表面の温度は、好ましくは100℃以下であり、より好ましくは95℃以下、さらに好ましくは90℃以下、さらにより好ましくは85℃以下である。
また、加温時間については、たとえば塗布した毛髪化粧料が乾くことを前提として設定することができる。毛髪のクセ付性およびヘアスタイルの持続性を高める観点から、加温時間は、好ましくは1分以上、より好ましくは10分以上である。
また、自然な仕上がりで持続性に優れるヘアスタイルを安定的に得る観点から、好ましくは、ヘアスタイリング道具(A)が、円筒体の表面に面ファスナーが一体化しているヘアカーラーであり、整髪する工程において、毛髪をヘアカーラーに巻き付けた状態で固定する。
以下、ヘアスタイリング道具および毛髪化粧料についてさらに詳細に説明する。
(ヘアスタイリング道具(A))
本実施形態において、ヘアスタイリング道具(A)は、面ファスナーが一体化している構成を有する。たとえば、ヘアスタイリング道具(A)は、面ファスナーから構成されていてもよいし、基材の表面に面ファスナーが固定化されて一体化している構成であってもよい。
ヘアスタイリング道具(A)は、さらに具体的には、毛髪が固定される1または2以上の固定面を有し、固定面に複数の係合素子が立設されている。
固定面の形状に制限はなく、たとえば、矩形等の所定の形状のシート状;楕円筒状、円筒状等の筒状であってもよく、所望の長さの毛髪を安定的に固定する観点から、好ましくは筒状であり、より好ましくは円筒状である。
ヘアスタイリング道具(A)が面ファスナーを備える筒状体を備えるとき、ヘアスタイリング道具(A)は、たとえば、上記筒状体から構成されてもよいし、コンコルドクリップ等のクリップに上記筒状体が固定されている構成であってもよい。
また、係合素子の形状に制限はなく、たとえば、ループ状、フック状が挙げられる。
ヘアスタイリング道具(A)の材料に制限はなく、面ファスナーの結合素子を構成する材料は、巻いた毛髪の把持性や濡れた毛髪に取り付けても性能が変わらない耐水性に優れていることから、合成繊維製のモノフィラメント糸が望ましく、具体例としてポリエステル系、ポリブチレンヘレフタレート系ポリエステルなどが挙げられる。
ヘアスタイリング道具(A)は、所望の長さの毛髪を安定的に固定する観点から、好ましくは円筒体の表面に面ファスナーが一体化しているヘアカーラーである。
ヘアカーラーの面ファスナーを構成する係合素子の高さは、毛髪のクセ付性およびボリューム感を向上する観点から、好ましくは1.5mm以上であり、より好ましくは2mm以上、さらに好ましくは2.5mm以上であり、また、好ましくは5mm以下であり、より好ましくは4.5mm以下、より好ましくは4.0mm以下である。
また、係合素子の立設密度については、毛髪を固定しやすくし毛髪のクセ付性を向上する観点から、好ましくは10本/cm2以上であり、より好ましくは20本/cm2以上、さらに好ましくは24本/cm2以上であり、また、好ましくは90本/cm2以下、より好ましくは80本/cm2以下、さらに好ましくは40本/cm2以下である。
毛髪を固定しやすくし毛髪のクセ付性を向上する観点から、ヘアカーラーにおいて、面ファスナーを構成する係合素子の高さが1.5mm以上4.0mm以下であり、係合素子の立設密度が10本/cm2以上40本/cm2以下である構成とすることも好ましい。
ヘアカーラーの大きさに制限はないが、ボリューム感を向上する観点から、ヘアカーラーの直径は、形付する毛髪の長さに対して1.25倍以上3.77倍以下が好ましく、さらに好ましくは1.88倍以上2.83倍以下が好ましい。また、自然な仕上がりの観点から、ヘアカーラーの幅は、500mm以上1200mm以下が好ましい。
(毛髪化粧料)
本実施形態において、毛髪化粧料は、成分(B):平均重合度が700以上20000以下であるシリコーンを含み、前述した本実施形態における毛髪手入れ方法に用いられる。これにより、毛髪をごわつかせず、ふっくらした自然な仕上がりで、充分なボリューム感が得られるとともに、持続性に優れるヘアスタイルを得ることができる。
成分(B)の平均重合度は、毛髪のクセ付およびボリューム感を向上する観点、および、自然な仕上がりおよび感触でセット持続性に優れるスタイルとする観点から、700以上であり、好ましくは750以上であり、さらに好ましくは800以上である。同様の観点から、成分(B)の平均重合度は、20000以下であり、好ましくは15000以下であり、さらに好ましくは8000以下であり、さらに好ましくは5000以下、さらに好ましくは4500以下、さらに好ましくは4000以下である。
ここで、成分(B)の平均重合度は、成分(B)の25℃における動粘度に基づき、以下の方法で算出される。
すなわち、平均重合度は、25℃における動粘度(N)(cs=mm2/s)と分子量(M)から算出でき、計算には、A. J. Barry、「Viscometric Investigation of Dimethylsiloxane Polymers」、Journal of Applied Physics 17、P. 1020(1946年)に記載のA.J.Barryの式(A)を用いる。平均重合度(n)は、分子量(M)と重合体の基本単位の分子量Kより算出される。
logNcs/25℃=1.00+0.0123M0.5 (A)
(上記式(A)中、cs/25℃は25℃における動粘度(CS=mm2/s)である。)
n=M/K
成分(B)は、平均重合度が上述した範囲にあるシリコーンであればよく、具体例として、TSE200A(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製;高重合ジメチコン)、SH200-1,000,000cs(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコン)、TSF451-100MA(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製;高重合ジメチコン)、BY11-026(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコンの低粘度シリコーンによる希釈溶液)、KF9008(信越化学工業社製;高重合ジメチコンの環状シリコーンによる希釈溶液)、BY22-050A(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコンのアニオンエマルション)、BY22-060(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコンを低粘度シリコーンで希釈した溶液のカチオンエマルション)、BY22-020(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコンを軽質流動イソパラフィンで希釈した溶液のカチオンエマルション)、KM904(信越化学工業社製;高重合ジメチコンを低粘度シリコーンで希釈した溶液のカチオンエマルション)、DC1501 Fluid(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコノールの環状シリコーンによる希釈溶液)、DC1503 Fluid(東レ・ダウコーニング社製;高重合ジメチコノールの低粘度ジメチコンによる希釈溶液)、X-21-5849(信越化学工業社製;高重合ジメチコノール)、X21-5661(信越化学工業社製)X-21-5666(信越化学工業社製;高重合ジメチコノールの環状シリコーンによる希釈溶液)、X-21-5613(信越化学工業社製;高重合ジメチコノールの低粘度ジメチコンによる希釈溶液)、BY22-129(東レ・ダウコーニング社製;高重合メチルポリシロキサンエマルション)、X-52-2162(信越化学工業社製;高重合メチルポリシロキサンエマルジョン)XF49-C2497(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製)、1501 FLUID(東レ・ダウコーニング社製)、1503 FLUID(東レ・ダウコーニング社製)、X-25-9074(信越化学工業社製)等が挙げられる。
成分(B)のシリコーン類の含有量は、ボリューム感を向上させる観点から、本実施形態における毛髪化粧料の全体に対して0.1質量%以上20質量%以下が好ましく、また、べたつきを抑え、ボリューム感を損なわない観点から、0.2質量%以上10質量%以下が好ましい。
毛髪のクセ付およびボリューム感を向上する観点、および、自然な仕上がりでセット持続性に優れるスタイルとする観点から、成分(B)は、好ましくは成分(B1):オルガノポリシロキサンを含有する。
成分(B1)の具体例として、ポリ(N-ホルミルエチレンイミン)オルガノポリシロキサン、ポリ(N-アセチルエチレンイミン)オルガノポリシロキサン、ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)オルガノポリシロキサン等のポリシリコーン-9からなる群から選択される1種または2種以上が挙げられる。
毛髪化粧料中の成分(B)の含有量は、毛髪のクセ付およびボリューム感を向上する観点から、毛髪化粧料全体に対して好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.3質量%以上である。
また、ヘアスタイルの仕上がりをより自然でふんわりした感触のものとする観点から、毛髪化粧料中の成分(B)の含有量は、毛髪化粧料全体に対して好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下である。なお、前掲の市販品は成分(B)のシリコーンのほかに、溶媒または分散媒を含んでいる場合がある。このため、成分(B)の含有量を決定するに際しては、市販品中におけるこれら成分の含有比率を勘案する必要がある。
毛髪化粧料は、成分(B)以外の成分を含んでもよい。たとえば、毛髪化粧料は、毛髪のクセ付性およびスタイルの持続性をさらに高める観点から、好ましくは成分(C):アクリル酸系ポリマーをさらに含む。
成分(C)の具体例として、特開平2-180911号公報に記載のアルキルアクリルアミド/アクリレート/アルキルアミノアルキルアクリルアミド/ポリエチレングリコールメタクリレート共重合体、アクリレーツ/メタクリル酸メトキシPEG-23共重合体、ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩が挙げられる。
毛髪化粧料中の成分(C)の含有量は、毛髪のクセ付およびボリューム感を向上する観点から、毛髪化粧料全体に対して好ましくは0.05質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは0.3質量%以上である。
また、ヘアスタイルの仕上がりをより自然でふんわりした感触のものとする観点から、毛髪化粧料中の成分(C)の含有量は、毛髪化粧料全体に対して好ましくは15質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下、さらにより好ましくは1質量%以下である。
毛髪化粧料中の成分(C)の含有量に対する成分(B)の含有量の質量比((B)/(C))は、毛髪のクセ付およびボリューム感を向上する観点、および、自然な仕上がりで持続性に優れるヘアスタイルを得る観点から、好ましくは0.4以上であり、より好ましくは1以上、さらに好ましくは3以上、さらにより好ましくは4以上である。同様の観点から、毛髪化粧料中の成分(C)の含有量に対する成分(B1)の含有量の質量比((B1)/(C))は、好ましくは0.4以上であり、より好ましくは1以上、さらに好ましくは3以上、さらにより好ましくは4以上である。
また、毛髪のクセ付およびボリューム感を向上する観点、自然な仕上がりで持続性に優れるヘアスタイルを得る観点、および、整髪後の毛髪にヘアスタイリング道具(A)の跡がつかないようにする観点から、上記質量比((B)/(C))は、たとえば160以下であってよく、好ましくは90以下であり、より好ましくは80以下、さらに好ましくは70以下、さらにより好ましくは65以下、よりいっそう好ましくは60以下、殊更好ましくは50以下、殊更好ましくは40以下である。同様の観点から上記質量比((B1)/(C))は、たとえば160以下であってよく、好ましくは90以下であり、より好ましくは80以下、さらに好ましくは70以下、さらにより好ましくは65以下、よりいっそう好ましくは60以下、殊更好ましくは50以下、殊更好ましくは40以下である。
毛髪化粧料は、さらに水を含んでもよい。水の含有量は、たとえば毛髪化粧料中の水以外の成分を除いた残部とすることができる。
また、毛髪化粧料は、たとえば、上述した成分(B1)、(C)および水、エタノールなどの希釈剤などから構成されてもよい。
また、毛髪化粧料は、上述した成分以外の成分を含んでもよく、このような成分としては、乳酸、リンゴ酸等の有機酸、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、植物性抽出物、生薬抽出物、タンパク質加水分解物、ビタミン、染料等の着色剤、香料、紫外線吸収剤等が挙げられる。
毛髪化粧料の剤型に制限はなく、たとえば、液状、乳液状、非エアゾール型またはエアゾール型の霧状、泡状等とすることができる。なお、毛髪化粧料を、エアゾール原液と噴射剤からなるエアゾール型の霧状とする場合、各成分の含有量は、噴射剤を含まない原液の全組成を「毛髪化粧料全体」としたときの含有量をいう。
簡便に所望の領域に一様に毛髪化粧料を塗布する観点から、好ましくは、非エアゾール型またはエアゾール型の霧状であり、より好ましくは非エアゾール型の霧状である。このとき、毛髪化粧料は、たとえば非エアゾール型の噴霧式スプレー容器に充填されている。
(整髪キット)
本実施形態において、整髪キットは、前述したヘアスタイリング道具(A)と、前述の成分(B)を含有する毛髪化粧料と、を含む。かかる整髪キットを用いることにより、毛髪をごわつかせず、ふっくらした自然な仕上がりで、充分なボリューム感が得られるとともに、持続性に優れるヘアスタイルを得ることができる。また、かかる整髪キットは、前述の毛髪手入れ方法に好適に用いられる。
整髪キット中のヘアスタイリング道具(A)および毛髪化粧料についても、前述したヘアスタイリング道具(A)および毛髪化粧料の構成をそれぞれ好ましくは採用することができる。たとえば、整髪キット中の毛髪化粧料は、毛髪のクセ付性およびボリューム感を向上する観点およびヘアスタイルの持続性を高める観点から、好ましくは前述の成分(C)を含む構成とする。
本実施形態においては、特定のスタイリング道具と、特定の成分を含む毛髪化粧料とを組み合わせて整髪することにより、毛髪をごわつかせず、ふっくらした自然な仕上がりで、充分なボリューム感があるとともに、持続性に優れるヘアスタイルを形作ることができる。
(実施例1~17、比較例1~5)
表1および表2に記載の毛髪化粧料を常法により調製した。また、以下のヘアスタイリング道具1~7を準備した。これらを用いて以下の方法で毛髪を手入れし、評価した。
ヘアスタイリング道具1:面ファスナー付カーラー、係合素子の高さ2.5mm、係合素子の立設密度32本/cm2(SHO-BI製、商品名:リッチカーラー)
ヘアスタイリング道具2:面ファスナー付カーラー、係合素子の高さ1.25mm、係合素子の立設密度32本/cm2(クラレファスニング社製 マジックテープ(登録商標))
ヘアスタイリング道具3:面ファスナー付カーラー、係合素子の高さ6mm、係合素子の立設密度32本/cm2(クラレファスニング社製 マジックテープ(登録商標))
ヘアスタイリング道具4:面ファスナー付ヘアスタイリング道具(ノーブル社製、商品名:くるんっと前髪カーラー)、係合素子の高さ2.5mm、係合素子の立設密度32本/cm2
ヘアスタイリング道具5:面ファスナー付ヘアスタイリング道具(ダリヤ社製、商品名:前髪とめーる)、係合素子の高さ2.5mm、係合素子の立設密度32本/cm2
ヘアスタイリング道具6:ヘアスタイリング道具1から面ファスナーを取り除いたもの(面ファスナーを有しないヘアカーラー)
ヘアスタイリング道具7:ヘアスタイリング道具4から面ファスナーを取り除いたもの(面ファスナーを有しないピンタイプのヘアスタイリング道具)
また、表1および表2に記載の毛髪化粧料の成分の詳細を以下に示す。なお、表1および表2中、各成分量はアクティブ含量である。
(B1)シリコーン1:ポリシリコーン-9(花王社製);シリコーン1-1(平均重合度800)、シリコーン1-2(平均重合度1350)、シリコーン1-3(平均重合度1500)の混合物
シリコーン2:BY22-129(東レ・ダウコーニング社製)、高重合メチルポリシロキサンエマルション(60%)、平均重合度1400
シリコーン3:シリコーン X-25-9074(信越化学工業社製(30%)、平均重合度3750
シリコーン4:KF-96-1000cs(信越化学工業社製;高重合ジメチコノール)、平均重合度650
アクリル酸系ポリマー1:プラスサイズ L-188K、互応化学工業社製、(アクリレーツ/メタクリル酸メトキシPEG-23)コポリマー(40%)
アクリル酸系ポリマー2:ガフカット734、ISPジャパン社製、ビニルピロリドン・N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液(50%)
(毛髪手入れ方法)
各例のヘアスタイリング道具および毛髪化粧料をキットとして用い、各例の使用方法(加温有無)に基づき、以下の方法で整髪した。
毛髪径をそろえた直毛の毛髪を、ゴム製のシート(サイズ:8cm×8cm)に、植毛範囲:6cm×6cm、植毛角度:70°、毛根本数:1穴/3本、密度:160本/cm2、(2.0mm×2.5mmピッチ)の条件で植毛した後、毛髪の長さを一律12cmに整え毛髪トレスを作成した。この毛髪トレスに対し、毛髪に、各例における液状の毛髪化粧料を噴霧塗布した。その後、各例におけるヘアスタイリング道具で、所望の形で毛髪の化粧料が塗布された領域を固定し、そのまま室温(25℃、以下同じ。)で放置した。10分放置することにより毛髪を乾かした後、ヘアスタイリング道具を外し、ついた形を櫛でとかして、ほぐして整えた。
加温する工程が入る場合は、毛髪に液状の毛髪化粧料を噴霧塗布した。そして、ヘアスタイリング道具で、所望の形で毛髪の化粧料が塗布された領域を固定した後、1200Wのヘアドライヤー(パナソニック社製、EH-NA99)を用い、吹き出し口からヘアスタイリング道具に巻かれた状態の毛髪までの距離を10cmにし、毛髪表面の温度が70℃になる条件下で1分間温風を当てた。その後、室温で10分放置することにより乾かした後、ヘアスタイリング道具を外し、ついた形を櫛でとかして、ほぐして整えた。
(評価方法)
整髪後の「くせ付性」、「ボリューム」、「カール跡がつかない」、「自然な仕上がり」、「感触」(コンディショニング効果)、および、「セット持続性」について、5名の専門パネラーが官能評価をおこない、下記の判定基準により評価した。評点は、下記基準に従い未処理毛(毛髪トレスを洗髪後乾かした状態。)と比較して評価し、その合計をそれぞれ算出し、下記評価とした。A~Cは合格、D、Eは不合格とした。
<判定基準>
A:合計が5以上
B:合計が4
C:合計が3
D:合計が1または2
E:合計が0
<くせ付け性・ボリューム>
整髪後の毛髪トレスの根元からの立ち上がりを比較し、ボリューム判断をした。
3:未処理毛と比べ、クセ付性、ボリュームが出る
2:未処理毛に比べ、カール跡が残る(使用上問題はない)
1:未処理毛に比べ、カール跡が目立つ
<カール跡がつかない>
3:未処理毛と比べ、同等である
2:未処理毛に比べ、カール跡が残る(使用上問題はない)
1:未処理毛に比べ、カール跡が目立つ
<自然な仕上がり>
3:未処理毛と比べ、同等である
2:未処理毛に比べ、細い束が形成されている(使用上問題はない)
1:未処理毛に比べ、太い束が形成されている
<感触>
3:未処理毛に比べ、よい、同等である
2:未処理毛に比べ、べたつきがある(使用上問題はない)
1:悪い(未処理毛に比べ、ごわつき、ひっかかりがある)
<セット持続性>
整髪した毛髪トレスを、25℃、60%環境下で、60代女性の歩行速度に準じた上下振動(120回/分)させ、8時間後の毛髪トレスの根元からの立ち上がりを比較し、ボリューム判断をした。
3:整髪直後のボリュームと同等である
2:未処理毛に比べ、ボリュームが残っている
1:未処理毛に比べ、同等である
Figure 0007300269000001
Figure 0007300269000002
表1および表2より、各実施例におけるスタイリング道具と毛髪化粧料との組み合わせにおいては、クセ付性、ボリューム、カール跡がつかない、自然な仕上がり、感触、および、セット持続性の各効果のバランスに優れていた。
(キット例)
毛髪化粧料を以下の処方に従いミスト剤型の組成物として調製し、ポンプ式のミスト用容器に充填(吉野容器社製、スプレー型番:Y-70、ボトル容器)する。得られた毛髪化粧料と、面ファスナー一体型のヘアカーラー(径40mm、長さ10mm)とをキットとする。なお、以下の処方において、各成分量はアクティブ含量である。
(処方)
No. 原料名(一部除く) 化粧品表示名 処方(質量%)
1.コータミン 86W ステアリルトリモニウムクロリド 0.85
2.ソフタノール 90 (C12-14)s-パレス-9 0.1
3.95度合成アルコール エタノール 21.3
4.DPG-RF DPG 0.2
5.シリコーン1-1 ポリシリコーン-9 1.17
6.シリコーン1-2 ポリシリコーン-9 0.58
7.シリコーン1-3 ポリシリコーン-9 1.31
8.アクリル酸系ポリマー1 (アクリレーツ/メタクリル酸メトキシPEG-23)コポリマー 0.64
9.クエン酸(結晶) クエン酸 0.03
10.クエン酸三ナトリウム(結晶) クエン酸三ナトリウム 0.035
11.クレワット N EDTA2-Na 0.1
12.F-5422 香料 0.05
13.他エキス類 エキス 0.042
14.精製水 水 バランス
合計 100

Claims (12)

  1. 毛髪を、以下のヘアスタイリング道具(A)に固定されているとともに以下の成分(B)を含む毛髪化粧料が塗布されている状態で、整髪する工程を含む、毛髪手入れ方法。
    (A)面ファスナーが一体化しているヘアスタイリング道具
    (B)平均重合度が800以上4000以下であるシリコーン
  2. 整髪する前記工程が、
    前記毛髪に前記毛髪化粧料を塗布する工程と、
    毛髪化粧料を塗布する前記工程の後、前記毛髪を前記ヘアスタイリング道具(A)に固定する工程と、
    を含む、請求項1に記載の毛髪手入れ方法。
  3. 整髪する前記工程が、前記毛髪を加温しながら整髪する工程を含む、請求項1または2に記載の毛髪手入れ方法。
  4. 前記毛髪化粧料が、以下の成分(C)をさらに含む、請求項1~3いずれか1項に記載の毛髪手入れ方法。
    (C)アクリル酸系ポリマー
  5. 前記毛髪化粧料中の前記成分(C)の含有量に対する前記成分(B)の含有量の質量比((B)/(C))が、1以上65以下である、請求項4に記載の毛髪手入れ方法。
  6. 前記成分(B)が、成分(B1):オルガノポリシロキサンを含有する、請求項1~5いずれか1項に記載の毛髪手入れ方法。
  7. 前記ヘアスタイリング道具(A)が、円筒体の表面に前記面ファスナーが一体化しているヘアカーラーであり、
    整髪する前記工程において、前記毛髪を前記ヘアカーラーに巻き付けた状態で固定する、請求項1~6いずれか1項に記載の毛髪手入れ方法。
  8. 前記ヘアカーラーにおいて、
    前記面ファスナーを構成する係合素子の高さが1.5mm以上4.0mm以下であり、
    前記係合素子の立設密度が10本/cm2以上40本/cm2以下である、請求項に記載の毛髪手入れ方法。
  9. 請求項1~8いずれか1項に記載の毛髪手入れ方法に用いられ、前記成分(B)を含む、毛髪化粧料。
  10. 以下のヘアスタイリング道具(A)と、以下の成分(B)を含有する毛髪化粧料と、を含む整髪キット。
    (A)面ファスナーが一体化しているヘアスタイリング道具
    (B)平均重合度が800以上4000以下であるシリコーン
  11. 前記毛髪化粧料が、以下の成分(C)をさらに含む、請求項10に記載の整髪キット。
    (C)アクリル酸系ポリマー
  12. 前記ヘアスタイリング道具(A)と、前記成分(B)を含有する前記毛髪化粧料と、を含み、請求項1~8いずれか1項に記載の毛髪手入れ方法に用いられる、整髪キット。
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