JP7299809B2 - 浄水器の流路切換構造及び浄水器 - Google Patents
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Description
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、流路の切り換えを行う軸部材の小径化を図ることで小型化を達成することが期待できる浄水器の流路切換構造及び浄水器を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、軸部材に水を通過させるための孔を設ける必要性をなくすことで、軸部材の構造を簡易なものとすることができる浄水器の流路切換構造及び浄水器を提供することにある。
原水の受入口と、
前記受入口から受け入れられた原水を浄化する浄化手段と、
前記受入口に連なる原水流路上に設けられた原水導入口及び前記受入口に連なる浄水流路上に設けられた浄水導入口と、
前記原水導入口に導入された原水を吐出する原水吐出口及び前記浄水導入口に導入された浄水を吐出する浄水吐出口と、
前記原水導入口と原水吐出口との連通と、若しくは前記浄水導入口と浄水吐出口との連通を選択的に行う切換手段と、を備えた浄水器の流路切換構造において、
前記切換手段は、スパイラル溝を外周に備えた軸部材を含み、当該軸部材を周方向に回転させることによって前記連通が選択的に行われて前記原水吐出口から原水が吐出される一方、前記浄水吐出口から浄水が吐出される、という構成を採っている。
前記ケース内に配置されるとともに、前記受入口から受け入れられた原水を浄化する浄化手段と、
前記受入口に連なる原水流路上に設けられた原水導入口及び前記受入口に連なる浄水流路上に設けられた浄水導入口と、
前記ケースの他端側に設けられるとともに、前記原水導入口に導入された原水を吐出する原水吐出口及び前記浄水導入口に導入された浄水を吐出する浄水吐出口と、
前記原水導入口及び浄水導入口と、前記原水吐出口及び浄水吐出口との間に配置されて、原水の流通と浄水の流通とを選択的に切り換える切換手段と、を備えた浄水器の流路切換構造において、
前記切換手段は、前記原水導入口及び浄水導入口と、前記原水吐出口及び浄水吐出口との間で前記ケース内を横断する方向に配置された軸部材と、当該軸部材の一端側であって前記ケースの外周側に位置する操作部とを含み、
前記軸部材はスパイラル溝を外周に備え、前記操作部を周方向に回転させることによって前記原水導入口と原水吐出口との連通と、若しくは浄水導入口と浄水吐出口との連通を選択的に行って前記原水吐出口から原水が吐出される一方、前記浄水吐出口から浄水が吐出される、という構成を採用することが好ましい。
前記受入口から受け入れられた原水を浄化する浄化手段と、
原水流路上に設けられた原水導入口に導入された原水を吐出する原水吐出口及び前記浄水流路上に設けられた浄水導入口に導入された浄水を吐出する浄水吐出口と、
原水吐出と、浄水吐出とを選択的に行う切換手段とを備えた浄水器であって、
前記切換手段は、スパイラル溝を外周に備えた軸部材を含み、当該軸部材を周方向に回転させることによって前記連通が選択的に行われて前記原水吐出口から原水が吐出される一方、前記浄水吐出口から浄水が吐出される、という構成を採っている。
ここで、前記原水導入口及び浄水導入口は、前記軸部材の軸線方向に沿ってほぼ直線上に並設される少なくとも一以上の孔により構成されている一方、前記原水吐出口及び浄水吐出口は、前記軸部材の軸線方向に沿うとともに前記直線と異なる直線上に並設される少なくとも一以上の孔により構成され、また、前記原水導入口及び浄水導入口の間、原水吐出口及び浄水吐出口の間に遮断部材が配置され、当該遮断部材により、原水導入口及び浄水導入口、原水吐出口及び浄水吐出口がそれぞれ連通しないように設けられている。
また、スパイラル溝の溝内に原水、浄水を流して原水吐出口、浄水吐出口から吐出される構成となるから、原水及び浄水を別々に流通させるために軸部材を円筒型等の中空形状とし、貫通穴を複数個所に設ける必要がなく、これにより、軸部材を簡易な構成とすることができる。
更に、原水導入口及び浄水導入口と、原水吐出口及び浄水吐出口を軸部材の軸線方向に沿って位置する少なくとも一以上の孔により構成できるから、必要に応じて孔の増設を行うことが可能となる。
なお、前記遮断部材を配置することで、原水導入口及び浄水吐出口、浄水導入口及び原水吐出口がそれぞれ連通するような虞は回避される。
支持面16の中央部には、中央筒18の内側位置で浄水流路筒19に連通する中央孔20が形成されている。ここにおいて、浄水流路筒19、中央筒18及び中央孔20により浄水流路が形成されている。なお、支持面16の下面側には、中央筒18と略同心円上に位置するとともに中央筒18の外径よりも大きな外径となる円環状の遮断部材としてのリブ22が一体に設けられている。
また、ブロック部材30の下面側には、軸部材44の軸線方向に沿って並設されるとともに、軸挿入穴31に向かって上下に開通する3つの浄水吐出口37と、これらの外側に位置する2つの原水吐出口38が形成されている。
ブロック部材30の下面中央部には円環状の遮断部材としてのリブ40が形成されており、当該リブ40の先端すなわち下端は保持部材26の下端に取り付けられる丸板状の板状部材41の上面に形成された溝内に受容され、これにより、浄水吐出口37と原水吐出口38とが連通しないように遮断される。
なお、板状部材41には、その中央部に浄水吐出口37に連通する中央開口部42が形成されている一方、その周囲に原水吐出口38に連通する多数の小さな外側孔43が形成され、これにより、中央開口部42より浄水が吐出される一方、外側孔43からシャワー状に原水が吐出されるようになっている。
これを更に詳述すると、軸部材44のスパイラル溝45は、原水導入口34と原水吐出口38とを連通させる一方、浄水導入口33と浄水吐出口38とを連通させることができるピッチで形成されている。つまり、原水導入口34と原水吐出口38が連通するときは、浄水導入口33と浄水吐出口37との連通は行われず、浄水導入口33と浄水吐出口37が連通するときは、原水導入口34と原水吐出口38の連通が行われないようになっており、これにより、原水と浄水の吐出が選択的に行われることとなる。
図5に示されるように、操作部47の外周部分には軸部材44の周方向回転位置を示す目印50が設けられており、操作部47の内側の縮径部51回りには、凸部53が設けられている。この凸部53は、図1に示されるように、保持部材26の右端側に設けられた突片26Aに当接して左回りの回転規制が行われる。この突片26Aは、図1中紙面直交方向の奥側にも配置されて一対をなし、当該奥側の図示しない突片に凸部53が当接したときに、右回り方向への回転規制が行われるようになっている。つまり、図1に示される浄水器10を右側から見た場合、突片26Aは左右両側に対称的に位置することとなる。
軸部材44の他端側(図2中左端側)は幾分細径化されて保持部材26よりも外側に突出し、当該突出した部分をEリング等で固定し、さらに、キャップ54を嵌合させることにより、軸部材44の抜け止めが行われるようになっている。
なお、図5に示されるように、軸部材44の右側外周と、左側外周には、Oリング55がそれぞれ配置されており、当該Oリング55により、軸挿入穴31の両端側からの水漏れ防止が図られる。
図1に示されるように、切換手段25の操作部47に設けられた凸部53が保持部材26の右端側に位置する図示の突片26Aに当接した位置を初期位置とした場合、軸部材44は、図2に示されるように、浄水導入口33、浄水吐出口37がスパイラル溝45に臨む一方で、原水導入口34、原水吐出口38は軸部材44の外周面によって閉塞されることとなる。
従って、受入口13より原水を供給すると、この原水は、浄化手段14で浄化された後に浄水流路筒19内に流れ、中央孔20、浄水導入口33、スパイラル溝45、浄水吐出口37を経て中央開口部42より吐出される。なお、浄化手段14を支持する支持面16の下面側のリブ22は浄水導入口33の外側で上板29に当接している一方、ブロック部材30の下面側のリブ40は浄水吐出口37の外側で板状部材41に当接しているため、浄水導入口33及び原水導入口34の間、浄水吐出口37及び原水吐出口38の間はそれぞれ連通することなく遮断される。
従って、受入口13より原水を供給すると、この原水は、浄化手段14の外周側及び支持面16の下面側の原水流路を流れ、原水導入口34、スパイラル溝45、原水吐出口38を経て外側穴43よりシャワー状に吐出される。この際、リブ22及びリブ40により、浄水導入口33及び原水導入口34の間、浄水吐出口37及び原水吐出口38の間はそれぞれ連通することなく遮断される。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
例えば、上記に開示した浄水導入口33、浄水吐出口37、原水導入口34、原水吐出口38を構成する孔の数は、期待する流量や切換流路数に応じて、増加、減少することを妨げない。この場合、スパイラル溝45のピッチを変更することで、上記した作用と同一の作用を達成することができる。
Claims (4)
- 原水の受入口と、
前記受入口から受け入れられた原水を浄化する浄化手段と、
前記受入口に連なる原水流路上に設けられた原水導入口及び前記受入口に連なる浄水流路上に設けられた浄水導入口と、
前記原水導入口に導入された原水を吐出する原水吐出口及び前記浄水導入口に導入された浄水を吐出する浄水吐出口と、
前記原水導入口と原水吐出口との連通と、若しくは前記浄水導入口と浄水吐出口との連通を選択的に行う切換手段と、を備えた浄水器の流路切換構造において、
前記切換手段は、スパイラル溝を外周に備えた軸部材を含み、当該軸部材を周方向に回転させることによって前記連通が選択的に行われて前記原水吐出口から原水が吐出される一方、前記浄水吐出口から浄水が吐出されることを特徴とする浄水器の流路切換構造。 - 前記原水導入口及び浄水導入口は、前記軸部材の軸線方向に沿ってほぼ直線上に並設される少なくとも一以上の孔により構成されている一方、前記原水吐出口及び浄水吐出口は、前記軸部材の軸線方向に沿うとともに前記直線と異なる直線上に並設される少なくとも一以上の孔により構成されていることを特徴とする請求項1記載の浄水器の流路切換構造。
- 前記原水導入口及び浄水導入口の間、原水吐出口及び浄水吐出口の間に遮断部材が配置され、当該遮断部材により、原水導入口及び浄水導入口、原水吐出口及び浄水吐出口がそれぞれ連通しないように設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の浄水器の流路切換構造。
- 原水の受入口と、
前記受入口から受け入れられた原水を浄化する浄化手段と、
原水流路上に設けられた原水導入口に導入された原水を吐出する原水吐出口及び前記浄水流路上に設けられた浄水導入口に導入された浄水を吐出する浄水吐出口と、
原水吐出と、浄水吐出とを選択的に行う切換手段とを備えた浄水器であって、
前記切換手段が、請求項1ないし3の何れかの流路切換構造によって構成されていることを特徴とする浄水器。
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JP2019174956A JP7299809B2 (ja) | 2019-09-26 | 2019-09-26 | 浄水器の流路切換構造及び浄水器 |
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JP2021049507A JP2021049507A (ja) | 2021-04-01 |
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2019
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