JP2017197923A - 局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置 - Google Patents

局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置 Download PDF

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Kuniaki Tanaka
邦昭 田中
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Abstract

【課題】局部洗浄ノズルの2つの洗浄水供給路に供給される洗浄水の混合率の安定化を図り得る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置を提供する。
【解決手段】局部洗浄装置は、第1洗浄水供給路及び第2洗浄水供給路が設けられた局部洗浄ノズルと、回転部材30が軸回りに回転されて流路を切り替える構成とされた流路切替機構20と、を備えており、第1洗浄水供給路及び第2洗浄水供給路のそれぞれに連通される第1給水孔34及び第2給水孔36が互いに周方向に間隔を空けて設けられ、周方向に延びる第1給水溝35及び第2給水溝37が一方の部材側に向けて開口するように設けられており、第1給水溝35及び第2給水溝37は、流路断面積が周方向に均一状とされた均一状断面積領域の周方向に沿う寸法が、給水元側孔の各給水溝に対応する領域31a,31bの周方向に沿う寸法よりも大となるように設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置に関する。
従来より、使用者の局部に向けて洗浄水を供給するノズルを設けた局部洗浄装置が知られている。このような局部洗浄装置においては、異なる洗浄感(接触感)が得られるように、ノズル先端部から吐出される洗浄水の吐出パターンの変更が可能とされたものがある。
例えば、下記特許文献1には、固定ディスクに重ね合わせられた可動ディスクを回転させることで、洗浄ノズルに設けられた2つの流路の両方または一方に洗浄水を給水する構成とされた衛生洗浄装置が開示されている。この衛生洗浄装置は、固定ディスクに、各流路に連通される穴部のそれぞれに連通するように各穴部から離れるに従い底浅とされた円弧状の凹部を設け、可動ディスクに、固定ディスクの各穴部及び凹部に連通される2つの穴部を設けた構成とされている。また、可動ディスクの各穴部を、各流路に連通される穴部または凹部に連通させることで、両流路に洗浄水の給水が可能な構成とされている。
特開2006−104671号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された衛生洗浄装置では、各流路に連通される周方向に離間して形成された各穴部及びそれぞれに連通する凹部に対して、可動ディスクの穴部の位置が周方向にずれれば、各流路の流量に変動が生じ易くなることが考えられる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、局部洗浄ノズルの2つの洗浄水供給路に供給される洗浄水の混合率の安定化を図り得る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る局部洗浄装置は、第1洗浄水供給路及び第2洗浄水供給路が設けられた局部洗浄ノズルと、固定部材に重ね合わせるように配された回転部材が軸回りに回転されて流路を切り替える構成とされた流路切替機構と、を備えており、前記固定部材及び前記回転部材のうちの一方の部材には、給水元に連通される給水元側孔が前記軸方向に貫通するように設けられ、前記固定部材及び前記回転部材のうちの他方の部材には、前記軸方向に貫通するように、前記第1洗浄水供給路及び前記第2洗浄水供給路のそれぞれに連通される第1給水孔及び第2給水孔が互いに周方向に間隔を空けて設けられ、かつこれら第1給水孔及び第2給水孔のそれぞれの孔縁から径方向に並列状となるように周方向に延びる第1給水溝及び第2給水溝が前記一方の部材側に向けて開口するように設けられており、前記第1給水溝及び前記第2給水溝は、流路断面積が周方向に均一状とされた均一状断面積領域の周方向に沿う寸法が、前記給水元側孔の各給水溝に対応する領域の周方向に沿う寸法よりも大となるように設けられていることを特徴とする。
また、前記目的を達成するために、本発明に係る便器装置は、本発明に係る局部洗浄装置を備えていることを特徴とする。
本発明に係る局部洗浄装置及びこれを備えた便器装置は、上述のような構成としたことで、局部洗浄ノズルの2つの洗浄水供給路に供給される洗浄水の混合率の安定化を図ることができる。
(a)は、本発明の一実施形態に係る局部洗浄装置の一例及びこれを備えた便器装置の一例を模式的に示す概略斜視図、(b)は、同局部洗浄装置の一例を模式的に示す一部を省略した概略斜視図である。 (a)は、同局部洗浄装置の一部を省略した概略斜視図、(b)は、同局部洗浄装置の一部を省略した概略分解斜視図である。 (a)は、同局部洗浄装置が備える局部洗浄ノズルの一例を模式的に示す一部を省略した概略斜視図、(b)は、同局部洗浄ノズルの一部を省略した一部破断概略斜視図、(c)は、同局部洗浄ノズルの一部を省略した概略背面図である。 (a)は、同局部洗浄ノズルの一部を省略した一部破断概略縦断面図、(b)は、同局部洗浄装置が備える流路切替機構の一例を模式的に示す一部を省略した概略正面図、(c)は、同流路切替機構の一部を省略した概略分解斜視図である。 (a)は、同流路切替機構が備える回転部材の一例を模式的に示す概略背面図、(b)は、同回転部材の概略斜視図、(c)は、同流路切替機構が備える固定部材の一例を模式的に示す概略背面図、(d)は、同固定部材の概略斜視図、(e)は、(c)におけるX1−X1線矢視に対応させた一部破断概略斜視図、(f)は、(c)におけるX2−X2線矢視に対応させた一部破断概略斜視図である。 (a)〜(e)は、同流路切替機構の一部を省略した概略背面図である。 (a)は、同局部洗浄装置に適用される固定部材の一変形例を模式的に示す概略背面図、(b)は、同固定部材の概略斜視図、(c)は、(a)におけるX3−X3線矢視に対応させた一部破断概略斜視図、(d)は、(a)におけるX4−X4線矢視に対応させた一部破断概略斜視図、(e)、(f)は、同固定部材を備えた流路切替機構の一部を省略した概略背面図である。 (a)は、同局部洗浄装置に適用される固定部材の他の変形例を模式的に示す概略背面図、(b)は、同固定部材の概略斜視図、(c)、(d)は、同固定部材を備えた流路切替機構の一部を省略した概略背面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、以下の実施形態では、便器装置が設置された状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1〜図8は、本実施形態に係る局部洗浄装置の一例及びこれを備えた便器装置の一例並びに局部洗浄装置に適用される流路切替機構の一変形例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る局部洗浄装置10は、図1(a)に示すように、本実施形態に係る便器装置1に設けられている。この便器装置1は、床等の設置面に設置される着座式のいわゆる洋式の便器装置1とされている。
この便器装置1には、上方に向けて開口するすり鉢状とされたボウル部(便鉢)2や、便座5、便蓋6、これら便座5及び便蓋6を回転自在に支持する機構部等を覆う上ケース部7、給排水管に接続される給排水機構等が設けられている。
また、本実施形態では、便器装置1を、水洗タンク(ロータンク)を備えていない、いわゆるタンクレスタイプのものとした例を示している。なお、このような態様に代えて、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また、この便器装置1の給水機構としては、ボウル部2の上端に周方向に延びるように設けられたリム部に沿わせるように洗浄水(水道水)を供給する構成とされたものとしてもよい。また、この洗浄水の供給は、便器装置1の適所に設けられた洗浄操作部等の操作によってなされるものとしてもよい。
また、便器装置1の排水機構としては、ボウル部2の底部に設けられた排水口に接続された筒状トラップを駆動機構によって回動させて排水及び封水する構成とされたいわゆるターントラップ式のものとしてもよい。また、排水機構としては、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式、ネオボルテックス式、洗い落とし式等の他の排水機構を採用するようにしてもよい。
また、この便器装置1に、便座5や便蓋6を開閉する開閉装置や、脱臭装置、便座5を温める加熱装置、洗浄水に洗剤を含ませる洗剤供給装置、洗浄水に殺菌成分を含ませる殺菌成分供給装置等の各種機能装置や機構部材を設けた構成としてもよい。また、便器装置1に、人体検知センサーや着座センサー等の各種センサーを設けた構成としてもよく、上記した各種機能装置を操作する操作部としてのリモコン装置や、リモコン装置の各種信号の送受信を可能とする送受信装置等を設けた構成としてもよい。
局部洗浄装置10は、図1〜図3に示すように、第1洗浄水供給路14及び第2洗浄水供給路16が設けられ、局部に向けて洗浄水(局部洗浄水)を供給する局部洗浄ノズル11と、流路を切り替える流路切替機構20と、を備えている。
この局部洗浄装置10には、局部洗浄ノズル11に洗浄水を供給する局部洗浄水供給部や局部洗浄水供給部の操作部としての局部洗浄操作部等が設けられている。局部洗浄水供給部には、局部洗浄ノズル11に向けて洗浄水を供給する給水元となる水道等に連通される給水管路43や、この給水管路43に設けられ洗浄水を供給または遮断する開閉弁、給水管路43を通過する洗浄水を加熱するヒーター等が設けられている。この給水管路43は、ボウル部2に洗浄水を供給する給水機構から分岐するように設けられたものとしてもよい。また、局部洗浄水供給部に、洗浄水を貯留して加熱する小型タンクを設けた構成としてもよく、この場合は、適宜のポンプ等を設けた構成としてもよい。
また、局部洗浄操作部は、便器装置1のリモコン装置や、便座5の側方部位等に設けられたものとしてもよい。また、後記するように、当該局部洗浄装置10を、臀部用とビデ用とに対応可能とした場合には、臀部用の局部洗浄操作部とビデ用の局部洗浄操作部とを設けた態様としてもよい。また、後記するように、複数の噴出パターン(噴出態様)で洗浄水の噴出を可能とした場合には、この局部洗浄操作部に、噴出態様を選択する操作部を設けた構成としてもよい。また、当該局部洗浄装置10に、洗浄水の水勢調整や洗浄水の温度調整を可能とする機構や操作部等を設けた態様としてもよい。
本実施形態では、この局部洗浄装置10を、便器装置1の便器奥行方向奥側の上側部位に設けられた上ケース部7内に組み込んだ構成としている。
局部洗浄ノズル11は、収納位置と洗浄位置とを進退自在とされている(図1参照)。この局部洗浄ノズル11は、略円筒状とされており、その長手方向に沿って進退される構成とされている。
本実施形態では、この局部洗浄ノズル11を、ボウル部2の上端部内壁3の便器奥行方向奥側に設けられた開口4を介して便器奥行方向手前側となるボウル部2内の中心側に向けて突出するように進出される構成としている。この開口4は、局部洗浄ノズル11の進出方向先側となるボウル部2の上端部内壁3を貫通するように設けられている。
また、この局部洗浄ノズル11は、斜め下方側に向けて進出する構成とされている。局部洗浄装置10には、この局部洗浄ノズル11を出し入れ自在にガイドするノズルケース42(図1(b)参照)が設けられている。このノズルケース42は、局部洗浄ノズル11の長手方向に長手方向を沿わせた筒状とされ、便器奥行方向手前側の斜め下方側に向けて開口している。また、このノズルケース42の先端部に、局部洗浄ノズル11の進出方向先側に設けられた開口4を開閉するノズル蓋45を設けた構成としている。
また、局部洗浄ノズル11は、臀部用とビデ用とに対応可能な構成とされている。本実施形態では、図2、図3及び図4(a)に示すように、局部洗浄ノズル11を、複数の洗浄水供給路14,16,18,19が設けられたノズル本体13と、このノズル本体13を覆うノズルカバー12と、を備えた二重筒構造としている。
ノズルカバー12は、進退方向に長尺な略円筒状とされ、先端側が封止され、基端側の開口を介してノズル本体13を受け入れる構成とされている。また、このノズルカバー12の先端部の上面側には、ノズル孔12aが設けられている。
ノズル本体13は、図3(a)及び図4(a)に示すように、ノズルカバー12よりも長尺状とされ、その先端部の上面側において開口するように、臀部用噴出孔(吐出口)15aとビデ用噴出孔(吐出口)18aとを設けた構成とされている。図例では、これら臀部用噴出孔15aとビデ用噴出孔18aとを長手方向に間隔を空けて設け、臀部用噴出孔15aをビデ用噴出孔18aよりも先側に位置するように設けた例を示している。
これら臀部用噴出孔15a及びビデ用噴出孔18aは、ノズルカバー12とノズル本体13とを相対的に進退方向にスライドさせることで、ノズルカバー12のノズル孔12aに選択的に連通される構成とされている。ノズルカバー12とノズル本体13との相対的なスライド及び局部洗浄ノズル11の進退は、ノズルケース42の外周側の適所に設けられたノズル駆動モーターによってなされるものとしてもよい。
また、ノズル本体13は、その基端部に、給水管路43の接続部を設けた構成とされている(図1(b)及び図2参照)。このノズル本体13には、給水管路43と流路切替機構20の入水孔23とを連通させる元側供給路13aが設けられている。この元側供給路13aは、図2(a)及び図3(b)に示すように、給水管路43との接続部において開口し、略円筒状とされた基端部を貫通するように、かつその内周面において開口するように設けられている。この略円筒状とされた基端部の開口を介して後記する流路切替機構20が嵌め込まれるように収容される(図2(b)も参照)。
また、このノズル本体13の基端部の先側に、図3(b)、(c)及び図4(a)に示すように、複数の洗浄水供給路14,16,18,19が分岐するように設けられている。本実施形態では、ノズル本体13に、第1洗浄水供給路を構成する直噴水供給路14と、第2洗浄水供給路を構成する旋回水供給路16と、ビデ用供給路18と、ノズル洗浄用供給路19と、を設けた構成としている。また、ノズル本体13の基端部を、長手方向に見て、概ね四等分したような構成とし、これら四等分に区画した領域のそれぞれを、直噴水供給路14、旋回水供給路16、ビデ用供給路18及びノズル洗浄用供給路19のそれぞれに連通させた構成としている。
ノズル洗浄用供給路19は、ノズル本体13の先端側ではなく、ノズル本体13の外周側に向けて貫通するように設けられた接続路19aに連通されている。この接続路19aには、ノズル洗浄水供給管路44(図1(b)参照)の一端部が接続されている。また、このノズル洗浄水供給管路44の他端部には、ノズルケース42の先端部において局部洗浄ノズル11の外周側に向けて洗浄水を供給するノズル洗浄吐出孔が設けられている。
直噴水供給路14、旋回水供給路16及びビデ用供給路18は、それぞれノズル本体13の先端側に向けて延びるように設けられている。図例では、ノズル本体13の上側部位に沿わせるようにビデ用供給路18を設け、ノズル本体13の下側部位に沿わせるように直噴水供給路14を設け、ノズル本体13の左右方向一方側部位に沿わせるように旋回水供給路16を設けた例を示している。
直噴水供給路14及び旋回水供給路16のノズル本体13先端側となる下流側端部は、これら直噴水供給路14及び旋回水供給路16を合流させるように、ノズル本体13の先端部に設けられた共通供給路15に連通されている。この共通供給路15は、ノズル本体13の下側部位から上面側に向けて延びるように略円筒状に設けられている。また、この共通供給路15の下流側端部には、ノズル本体13の上面側において開口するように臀部用噴出孔15aが設けられている。この臀部用噴出孔15aは、ノズル本体13の長手方向に対してノズル本体13の基端側となる斜め上方側に向けて洗浄水を噴出するように設けられている。
直噴水供給路14の下流側端部は、直噴水供給路14を経た洗浄水が共通供給路15内を臀部用噴出孔15aに向けて概ね直進状に流れるように共通供給路15の軸心に向けて開口している。この直噴水供給路14を経た洗浄水は、臀部用噴出孔15aから概ね直進状に噴出される。一方、旋回水供給路16の下流側端部は、旋回水供給路16を経た洗浄水が共通供給路15内を臀部用噴出孔15aに向けて旋回しながら流れるように共通供給路15の内周面に沿うように開口している。この旋回水供給路16を経た洗浄水は、共通供給路15において旋回されて臀部用噴出孔15aから離間するに従い拡開状(コーン状)に拡散するように噴出される。
また、ビデ用供給路18の下流側端部には、ノズル本体13の上面側において開口するようにビデ用噴出孔18aが設けられている。このビデ用噴出孔18aは、ノズル本体13の長手方向に対してノズル本体13の先端側となる斜め上方側に向けて洗浄水を噴出するように設けられている。また、図例では、複数のビデ用噴出孔18aを設けた例を示している。
流路切替機構20は、給水管路43に連通された元側供給路13aを、これら複数の洗浄水供給路14,16,18,19に選択的に連通させる構成とされている。また、流路切替機構20は、図4(c)に示すように、固定部材32に重ね合わせるように配された回転部材30が軸27回りに回転されて流路を切り替える構成とされている。つまり、流路切替機構20は、固定部材32に対して回転部材30を軸27回りに回転させることで、元側供給路13aを、複数の洗浄水供給路14,16,18,19に選択的に連通させる構成とされている。また、固定部材32及び回転部材30のうちの一方の部材30に、給水元となる給水管路43に連通される給水元側孔31を軸27方向に貫通するように設けた構成としている。
また、固定部材32及び回転部材30のうちの他方の部材32に、軸27方向に貫通するように、直噴水供給路14及び旋回水供給路16のそれぞれに連通される第1給水孔34及び第2給水孔36を互いに周方向に間隔を空けて設けた構成としている。また、この他方の部材32に、これら第1給水孔34及び第2給水孔36のそれぞれの孔縁から径方向に並列状となるように周方向に延びる第1給水溝35及び第2給水溝37を設けた構成としている(図5(c)〜(f)参照)。また、これら第1給水溝35及び第2給水溝37を、一方の部材30側に向けて開口するように設けた構成としている。また、第1給水溝35及び第2給水溝37を、流路断面積が周方向に均一状とされた均一状断面積領域35,37の周方向に沿う寸法が、給水元側孔31の各給水溝35,37に対応する領域31a,31bの周方向に沿う寸法よりも大となるように設けた構成としている(図6(e)参照)。
本実施形態では、一方の部材を、回転部材30とし、他方の部材を、固定部材32としている。
また、流路切替機構20は、図2及び図4(c)に示すように、これら回転部材30及び固定部材32を収容して保持するハウジング21と、流路切替モーター40に連結され回転部材30の軸(回転軸)27を構成する軸部材25と、を備えている。
ハウジング21は、ノズル本体13の略円筒状とされた基端部に嵌め込まれる円筒部22を有している。この円筒部22は、回転軸27方向と同方向となるノズル本体13の長手方向に貫通する構成とされている。また、この円筒部22の側周部を貫通するように、上記したノズル本体13の元側供給路13aに連通される入水孔23が設けられている。また、円筒部22のノズル本体13先端側となる先端部には、切欠状の係合凹部24が設けられている。また、円筒部22の基端側部位には、ノズル本体13の基端部周縁部に弾性的に接触されるOリング状のシール部材が設けられている。
軸部材25は、ハウジング21の円筒部22に収容される円盤状とされ、流路切替モーター40側に、流路切替モーター40のモーター軸41に連結される連結部26を設け、ノズル本体13先端側に、回転軸27を設けた構成とされている。この軸部材25の連結部26は、流路切替モーター40のモーター軸41に直接的に連結される態様に限られず、モーター軸41に適宜の減速ギア等を介して連結されるものとしてもよい。
また、軸部材25の円盤状とされた部位(円盤状部位)の外周部には、円筒部22の内周面に弾性的に接触されるOリング状のシール部材が設けられている。つまり、ハウジング21の円筒部22の流路切替モーター40側の開口は、軸部材25によって水密的に封止される。
回転軸27は、軸部材25の円盤状部位からノズル本体13先端側に向けて突出するように設けられている。図例では、回転軸27の径方向両側にDカット面状の平坦面を設けた例を示している。また、この回転軸27の先端部に、小径状の円筒状突部27aを設けた構成としている。
回転部材30は、ハウジング21の円筒部22に収容される円盤状とされ、円筒部22内において回転可能なように外周面が円筒部22の内周面に近接または密接するように形成されている。また、この回転部材30には、その円心部を回転軸27方向に貫通するように、軸部材25の回転軸27が挿通される挿通孔30aが設けられている。この挿通孔30aは、軸部材25と供回りするように回転軸27に応じた形状とされている(図5(a)、(b)も参照)。円筒部22の入水孔23は、円筒部22に収容された軸部材25の円盤状部位と回転部材30との間において開口するように設けられている。つまり、入水孔23を経た洗浄水は、円筒部22内の軸部材25の円盤状部位と回転部材30との間に供給される。
また、この回転部材30のノズル本体13先端側(固定部材32側)に向く面は、図4(c)に示すように、平滑な平坦面状とされている。一方、回転部材30の流路切替モーター40側には、その円心部となる中央部に挿通孔30aが設けられた円筒状突部が設けられている(図5(a)、(b)参照)。また、この円筒状突部の基端部外周から放射状に延びる複数本の突条を周方向に等間隔を空けて設け、回転部材30の外周縁部に、全周に亘って突段部を設けた構成としている。
給水元側孔31は、回転部材30の周方向の一部分を軸方向に貫通するように設けられている。本実施形態では、この給水元側孔31を、図5(a)に示すように、軸方向に見て、周方向両側縁のそれぞれが回転軸27の軸心(当該回転部材30の円心)を通る直線に平行状に形成された扇孔状としている。つまり、この給水元側孔31は、軸方向に見て、当該回転部材30に同心状の扇孔状とされている。
また、本実施形態では、この給水元側孔31を、径方向外側に開口するように切欠状に設けた構成としている。なお、このような態様に代えて、回転部材30の外周側縁部を残存させるように給水元側孔31を設けた構成としてもよい。また、この給水元側孔31の当該回転部材30円心側を区画する円心側縁部を、軸方向に見て、当該回転部材30に同心状の円弧状とした例を示しているが、直線状等としてもよい。
この給水元側孔31の径方向に沿う位置や寸法、周方向に沿う寸法は、後記する固定部材32の各給水孔34,36,38,39や各給水溝35,37に応じて適宜、設定するようにしてもよい。この給水元側孔31の径方向に沿う寸法を、軸方向に見た回転部材30の半径の1/5以上の寸法としてもよく、図例では、1/2程度の寸法とした例を示している。つまり、図例では、給水元側孔31を、回転部材30の径方向外方側の略半部に位置するように設けた例を示している。また、この給水元側孔31の周方向に沿う寸法は、回転軸27方向に見た状態における給水元側孔31の周方向両側縁のなす開き角(回転側開き角)θ1として把握するようにしてもよい。つまり、この回転側開き角θ1は、回転軸27方向に見た状態における給水元側孔31の周方向一方側縁と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、周方向他方側縁と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、のなす角のうち劣角側のなす角である。この回転側開き角θ1は、例えば、10度〜45度程度としてもよく、図例では、15度程度とした例を示している。
また、本実施形態では、この回転部材30を固定部材32に向けて押し付けるように付勢する付勢部材28を設けた構成としている。この付勢部材28は、軸部材25の円盤状部位と回転部材30との間に設けられている。図例では、この付勢部材28を、軸部材25の回転軸27が挿通された圧縮コイルばねとした例を示している。なお、付勢部材28としては、圧縮コイルばねに限られず、その他、種々のばね部材を採用するようにしてもよく、また、ばね部材に限られず、ゴム等の弾性部材を付勢部材28として採用するようにしてもよい。このような付勢部材28としては、円筒部22の入水孔23と回転部材30の給水元側孔31との間の洗浄水の流路を閉鎖しない構成とされたものであればよい。
固定部材32は、ハウジング21の円筒部22のノズル本体13先端側の開口を覆うように配される構成とされ、円盤状とされている。本実施形態では、この固定部材32の流路切替モーター40側(回転部材30側)に、軸部材25の回転軸27の円筒状突部27aを回転自在に保持する軸受凹部32aを設けた構成としている(図5(c)〜(f)参照)。また、この固定部材32の回転部材30側に、円筒部22の先端部に嵌め込まれる小径円盤状部を設けた構成としている。この小径円盤状部の外径は、円筒部22に対して密接的に嵌め込み可能なように、円筒部22の内径に応じた径とされている。本実施形態では、図6に示すように、この小径円盤状部の外径を、回転部材30の外径よりも僅かに大径状としている。
また、この小径円盤状部の周方向の一部分に、円筒部22の係合凹部24に嵌め込まれるように係合し、円筒部22に対する固定部材32の回転を抑止する係合突部33を設けた構成としている。
また、本実施形態では、この固定部材32に、上記したノズル本体13の複数の洗浄水供給路14,16,18,19に対応させて、4つの給水孔34,36,38,39を設けた構成としている。これら4つの給水孔34,36,38,39は、固定部材32を回転軸27方向に貫通するように、かつ周方向に間隔を空けて設けられている。また、これら4つの給水孔34,36,38,39は、上記のように概ね四等分に区画されたノズル本体13の基端部の各区画部に連通するように設けられている(図3(c)及び図4(b)、(c)参照)。本実施形態では、固定部材32のノズル本体13先端側に、ノズル本体13の基端部の各区画部に応じた形状となるように、概ね四等分に区画された突部を設け、これら各突部において開口するように各給水孔34,36,38,39を設けた構成としている。また、固定部材32のこれら4つに区画された各突部を、ノズル本体13の基端部の各区画部に嵌め込まれる構成としている。
また、本実施形態では、この固定部材32のノズル本体13先端側に配され、ノズル本体13の基端部の各区画部を区画する区画壁部に弾性的に接触されるシール部材29を設けた構成としている。このシール部材29は、Oリング部の内周側に、Oリング部内を概ね四等分するように区画壁部に対応させて形成された区画シール部を設けた構成とされている。また、このシール部材29は、固定部材32の4つに区画された各突部を受け入れるように、各区画シール部及びOリング部が各突部の外周部に沿うように配される構成とされている。このシール部材29によって固定部材32の各給水孔34,36,38,39とこれらのそれぞれに対応するノズル本体13の各洗浄水供給路14,16,18,19とがそれぞれに水密的に連通される。
また、この固定部材32の回転部材30側に向く面は、回転部材30の給水元側孔31に連通されていない各給水孔34,36,38,39及び各給水溝35,37が閉鎖されるように、回転部材30の固定部材32側に向く面に当接される構成とされている(図6参照)。
各給水孔34,36,38,39は、直噴水供給路14に連通される第1給水孔34と、旋回水供給路16に連通される第2給水孔36と、ビデ用供給路18に連通される第3給水孔38と、ノズル洗浄用供給路19に連通される第4給水孔39と、からなる。
本実施形態では、これら給水孔34,36,38,39を、図5(c)に示すように、軸方向に見て、周方向両側縁のそれぞれが回転軸27の軸心(当該固定部材32の円心)を通る直線に平行状に形成された扇孔状としている。つまり、これら給水孔34,36,38,39は、軸方向に見て、当該固定部材32に同心状の扇孔状とされている。
また、これら給水孔34,36,38,39は、給水元側孔31とは異なり、当該固定部材32の径方向途中部位のみを軸方向に貫通するように設けられている。つまり、これら給水孔34,36,38,39は、固定部材32の外周側縁部を残存させるように設けられている。また、これら給水孔34,36,38,39の当該固定部材32の円心側を区画する円心側縁部及び外周側を区画する外周側縁部を、それぞれ当該固定部材32に同心状の円弧状とした例を示しているが、直線状等としてもよい。
また、これら給水孔34,36,38,39は、図6(a)〜(d)に示すように、給水元側孔31が回転軸27方向に見て重ね合わせられた状態で、径方向の全体に亘って給水元側孔31と重合し、周方向の一部分において給水元側孔31と重合する構成とされている。つまり、これら給水孔34,36,38,39は、径方向に沿う寸法が給水元側孔31の径方向に沿う寸法よりも小とされ、周方向に沿う寸法が給水元側孔31の周方向に沿う寸法よりも大とされている。
これら給水孔34,36,38,39の径方向に沿う寸法を、軸方向に見た固定部材32の半径の1/8以上の寸法としてもよい。図例では、第1給水孔34、第2給水孔36及び第4給水孔39の径方向に沿う寸法を、互いに略同寸法で、かつ第3給水孔38の径方向に沿う寸法よりも大とした例を示している。また、第1給水孔34、第2給水孔36及び第4給水孔39の径方向に沿う寸法を、固定部材32の半径の1/3程度の寸法とし、第3給水孔38の径方向に沿う寸法を、固定部材32の半径の1/5程度の寸法とした例を示している。
また、これら給水孔34,36,38,39の周方向に沿う寸法は、上記同様、それぞれの周方向両側縁のなす開き角θ2,θ3,θ4,θ5として把握するようにしてもよい。これら給水孔34,36,38,39の開き角θ2,θ3,θ4,θ5は、固定部材32に対する回転部材30の回転ずれを吸収する観点等から適宜の角度としてもよい。例えば、これら給水孔34,36,38,39の開き角θ2,θ3,θ4,θ5を、回転側開き角θ1の1.1倍〜4倍程度としてもよい。図例では、第1給水孔34の開き角θ2と第2給水孔36の開き角θ3とを、略同角度(図例では、30度程度)とし、第3給水孔38の開き角θ4と第4給水孔39の開き角θ5とを、略同角度(図例では、35度程度)とした例を示している。
第1給水溝35と第2給水溝37とは、径方向に見て互いに重なり合う領域が形成されるように、径方向に並列状となるように設けられている。
第1給水溝35は、第1給水孔34の周方向両側縁のうちの第2給水孔36側の孔縁から周方向に延びるように設けられている。つまり、第1給水溝35は、第1給水孔34の第2給水孔36側の孔縁から第2給水孔36側に向けて周方向に延びるように設けられている。この第1給水溝35は、第2給水孔36に至らないように、末端縁となる反第1給水孔側端縁(第2給水孔36側端縁)が第1給水孔34と第2給水孔36との間に位置するように設けられている。
第2給水溝37は、第2給水孔36の周方向両側縁のうちの第1給水孔34側の孔縁から周方向に延びるように設けられている。つまり、第2給水溝37は、第2給水孔36の第1給水孔34側の孔縁から第1給水孔34側に向けて周方向に延びるように設けられている。この第2給水溝37は、第1給水孔34に至らないように、末端縁となる反第2給水孔側端縁(第1給水孔34側端縁)が第2給水孔36と第1給水孔34との間に位置するように設けられている。
また、本実施形態では、第1給水溝35を、第2給水溝37よりも径方向外側に位置するように設けた構成としている。図例では、第1給水溝35を、第1給水孔34の第2給水孔36側の孔縁の径方向外側部位に連なるように設け、第2給水溝37を、第2給水孔36の第1給水孔34側の孔縁の径方向内側部位に連なるように設けた例を示している。
また、これら第1給水溝35及び第2給水溝37を、図5(c)に示すように、軸方向に見て、周方向両側縁のそれぞれが回転軸27の軸心(当該固定部材32の円心)を通る直線に平行状に形成された扇(円弧)溝状としている。つまり、これら第1給水溝35及び第2給水溝37は、軸方向に見て、当該固定部材32に同心状の円弧溝状とされている。また、これら第1給水溝35及び第2給水溝37のそれぞれの溝幅方向両側を区画する両側縁部(当該固定部材32の円心側を区画する円心側縁部及び外周側を区画する外周側縁部)を、それぞれ当該固定部材32に同心状の円弧状としている。つまり、本実施形態では、これら第1給水溝35及び第2給水溝37の各溝幅寸法(当該固定部材32の径方向に沿う寸法)を、周方向の全体に亘って一様な寸法、つまり、均一状としている。
また、本実施形態では、第1給水溝35及び第2給水溝37の各溝深さ寸法(回転軸27方向に沿う寸法)を、図5(e)、(f)に示すように、周方向の全体に亘って一様な寸法、つまり、均一状としている。つまり、本実施形態では、これら第1給水溝35及び第2給水溝37の流路断面積(各給水溝35,37を周方向(溝長手方向)に見た状態の面積)を、周方向の全体に亘って一様な面積、つまり、均一状としている。つまりは、本実施形態では、これら第1給水溝35及び第2給水溝37の全体を、流路断面積が周方向に均一状とされた均一状断面積領域35,37としている。
また、本実施形態では、第1給水溝35及び第2給水溝37の流路断面積を、給水元側孔31の各給水溝35,37に対応する領域31a,31bの軸方向に見た面積以下としている(図6(e)参照)。つまり、給水元側孔31を介して各給水孔34,36に供給される洗浄水の流量が各給水溝35,37の流路断面積によって決定される構成としている。
給水元側孔31の第1給水溝35に対応する領域(第1溝対応領域)31aは、図6(e)に示すように、給水元側孔31が各給水溝35,37に跨るように配された状態で、回転部材30側から回転軸27方向に見て、第1給水溝35が露見する領域である。また、給水元側孔31の第2給水溝35に対応する領域(第2溝対応領域)31bは、給水元側孔31が各給水溝35,37に跨るように配された状態で、回転部材30側から回転軸27方向に見て、第2給水溝37が露見する領域である。本実施形態では、第1給水溝35及び第2給水溝37の溝幅寸法を互いに略同寸法とし、給水元側孔31を扇孔状としているので、外周側となる第1溝対応領域31aの軸方向に見た面積が内周側となる第2溝対応領域31bの軸方向に見た面積よりも大となる。
また、本実施形態では、図5(e)、(f)に示すように、第1給水溝35の溝深さ寸法を、第2給水溝37の溝深さ寸法よりも大としている。つまり、第1給水溝35の流路断面積を、第2給水溝37の流路断面積よりも大としている。つまり、給水元側孔31の第1溝対応領域31a及び第1給水溝35を経て第1給水孔34に供給される洗浄水の流量が、給水元側孔31の第2溝対応領域31b及び第2給水溝37を経て第2給水孔36に供給される洗浄水の流量よりも大となる構成としている。つまりは、給水元側孔31が各給水溝35,37に跨るように配された状態では、旋回水供給路16を流れる洗浄水の流量よりも直噴水供給路14を流れる洗浄水の流量が大となる。これにより、局部洗浄ノズル11の先端部の臀部用噴出孔15aからは、拡開状(コーン状)に拡散するように噴出される拡散状洗浄水よりも、概ね直進状に噴出される直進状洗浄水が多量となる。これら直噴水供給路14を流れる洗浄水と旋回水供給路16を流れる洗浄水との流量比は、直進状洗浄水に含ませたい拡散状洗浄水の割合や所望する接触感や洗浄感等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。また、第1給水溝35及び第2給水溝37の流路断面積を決定する溝幅寸法や溝深さ寸法は、各供給路14,16を流れる洗浄水の流量が所望する流量となるように、適宜、設定するようにしてもよい。
また、これら第1給水溝35及び第2給水溝37の周方向に沿う寸法は、上記と概ね同様、各給水溝35,37が設けられた各給水孔34,36の孔縁と末端縁とのなす開き角として把握するようにしてもよい。本実施形態では、これら第1給水溝35及び第2給水溝37の開き角を、互いに略同角度としている。
また、本実施形態では、回転軸27方向に見た状態における第1給水溝35の末端縁と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、第2給水溝37の末端縁と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、のなす開き角(溝開き角)θ6を、回転側開き角θ1よりも大としている。
この溝開き角θ6は、固定部材32に対する回転部材30の回転ずれを吸収する観点等から適宜の角度としてもよい。例えば、この溝開き角θ6を、上記同様、回転側開き角θ1の1.1倍〜4倍程度としてもよく、図例では、50度程度とした例を示している。
上記構成とされた流路切替機構20は、ハウジング21の円筒部22をノズル本体13の基端部に嵌め入れて組み付けるようにしてもよい(図2(b)参照)。また、流路切替モーター40のモーター軸41を軸部材25に連結し、ハウジング21の基端部のフランジ部を介して流路切替モーター40の固定部とノズル本体13の基端部の被固定部とをねじ等の固定具によって固定し、これらを組み付けるようにしてもよい。また、流路切替モーター40としては、回転角制御の可能なサーボモーターやステッピングモーター等としてもよい。
また、図6に示すように、上記構成とされた流路切替機構20の回転部材30を固定部材32に対して回転させることで、以下のような流路の切り替えが可能となる。
図6(a)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32の第3給水孔38に連通した回転位置としている。つまり、回転軸27方向に見て、給水元側孔31が第3給水孔38に重ね合わせられた状態としている。この回転位置とすれば、洗浄水は、給水元側孔31及び第3給水孔38を介して局部洗浄ノズル11のビデ用供給路18に供給され、ビデ用噴出孔18aから吐出される(図4(a)参照)。
図6(b)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32の第4給水孔39に連通した回転位置としている。つまり、回転軸27方向に見て、給水元側孔31が第4給水孔39に重ね合わせられた状態としている。この回転位置とすれば、洗浄水は、給水元側孔31及び第4給水孔39並びにノズル洗浄用供給路19を介してノズル洗浄水供給管路44(図1(b)参照)に供給され、ノズル洗浄吐出孔から吐出される。
図6(c)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32の第2給水孔36に連通した回転位置としている。つまり、回転軸27方向に見て、給水元側孔31が第2給水孔36に重ね合わせられた状態としている。この回転位置とすれば、洗浄水は、給水元側孔31及び第2給水孔36を介して局部洗浄ノズル11の旋回水供給路16に供給され、臀部用噴出孔15aから拡散状に吐出される(図4(a)参照)。
図6(d)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32の第1給水孔34に連通した回転位置としている。つまり、回転軸27方向に見て、給水元側孔31が第1給水孔34に重ね合わせられた状態としている。この回転位置とすれば、洗浄水は、給水元側孔31及び第1給水孔34を介して局部洗浄ノズル11の直噴水供給路14に供給され、臀部用噴出孔15aから概ね直進状に吐出される(図4(a)参照)。
図6(e)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32の第1給水溝35及び第2給水溝37に連通した回転位置としている。つまり、回転軸27方向に見て、給水元側孔31が第1給水溝35及び第2給水溝37に重ね合わせられた状態としている。この回転位置とすれば、洗浄水は、給水元側孔31並びに第1給水孔34及び第2給水孔36を介して局部洗浄ノズル11の直噴水供給路14及び旋回水供給路16に供給され、臀部用噴出孔15aから混合されて吐出される(図4(a)参照)。つまり、臀部用噴出孔15aから直進状洗浄水と拡散状洗浄水とが混和した状態で噴出される。
なお、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32の各給水孔34,36,38,39及び各給水溝35,37のいずれにも連通しない回転位置とし、洗浄水の供給を停止させるようにしてもよい。また、このような回転位置として洗浄水の供給を停止させる態様に代えて、または加えて、給水管路43に設けられた開閉弁を閉鎖して停止させる態様等としてもよい。また、上記のような流路切替機構20の回転部材30の回転制御は、当該局部洗浄装置10(または便器装置1)の適所に設けられたCPU等の制御部によって予め定められた所定のプログラム等に従ってなされるものとしてもよい。
本実施形態に係る局部洗浄装置10及びこれを備えた便器装置1は、上述のような構成としたことで、局部洗浄ノズル11の2つの洗浄水供給路14,16に供給される洗浄水の混合率の安定化を図ることができる。
つまり、固定部材32及び回転部材30のうちの他方の部材としての固定部材32に、軸(回転軸)27方向に貫通するように、局部洗浄ノズル11の各洗浄水供給路14,16に連通される第1給水孔34及び第2給水孔36を互いに周方向に間隔を空けて設けた構成としている。また、これら第1給水孔34及び第2給水孔36のそれぞれの孔縁から径方向に並列状となるように周方向に延びる第1給水溝35及び第2給水溝37を一方の部材としての回転部材30側に向けて開口するように設けた構成としている。従って、これら第1給水溝35及び第2給水溝37に、回転部材30の給水元側孔31を連通させれば、給水元側からの洗浄水を、局部洗浄ノズル11の第1洗浄水(直噴水)供給路14及び第2洗浄水(旋回水)供給路16の両方に供給することができる。
また、第1給水溝35及び第2給水溝37を、均一状断面積領域(本実施形態では、各給水溝35,37の全体)の周方向に沿う寸法が、給水元側孔31の各溝対応領域31a,31bの周方向に沿う寸法よりも大となるように設けた構成としている。従って、固定部材32に対する回転部材30の回転位置(回転角度)にずれが生じた場合にも、直噴水供給路14及び旋回水供給路16のそれぞれを流れる洗浄水の流量の変動を生じ難くすることができる。これにより、直噴水供給路14を流れる洗浄水と旋回水供給路16を流れる洗浄水との混合率の安定化を向上させることができる。
また、本実施形態では、給水元側孔31が設けられた一方の部材を、回転部材30とし、各洗浄水供給路14,16に連通される各給水孔34,36が設けられた他方の部材を、固定部材32としている。従って、給水先側となる他方の部材32を回転されるものとした場合と比べて、給水先側の構造の簡略化を図ることができる。このような態様に代えて、給水元側に配される一方の部材30を固定部材とし、給水先側に配される他方の部材32を回転部材とした態様とすれば、構造が複雑化する傾向がある。つまり、他方の部材32の各給水孔34,36と各洗浄水供給路14,16とをフレキシブルチューブ等で接続したり、ノズル本体13等に回転部を設けたりする必要が生じ、構造が複雑化する傾向があるが、上記構成とすれば、構造の簡略化を図ることができる。
また、本実施形態では、給水元側孔31を、軸方向に見て、周方向両側縁のそれぞれが回転軸27の軸心を通る直線に平行状に形成された扇孔状としている。また、軸方向に見た状態における第1給水溝35の末端縁と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、第2給水溝37の末端縁と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、のなす溝開き角θ6を、給水元側孔31の周方向両側縁のなす回転側開き角θ1よりも大としている。従って、給水元側孔31が周方向に延びるように円弧溝状に形成された第1給水溝35及び第2給水溝37に応じた形状となる。これにより、例えば、給水元側孔31を回転軸27方向に見て方形孔状等としたものと比べて、給水元側孔31がこれら第1給水溝35及び第2給水溝37の末端縁付近に位置した場合における流量変動を生じ難くすることができる。また、例えば、各供給路に連通される各給水孔に応じて2つの給水元側孔を設けたようなものや、給水元側孔の周方向両側縁を段差状としたようなもの等と比べて、給水元側の部材(回転部材)30の構造の簡略化を図ることができる。
また、本実施形態では、第1給水溝35及び第2給水溝37の均一状断面積領域(本実施形態では、各給水溝35,37の全体)の流路断面積を、給水元側孔31の各溝対応領域31a,31bの回転軸27方向に見た面積以下としている。従って、上述のように、給水元側孔31を介して各供給路14,16に供給される洗浄水の流量が各給水溝35,37(の均一状断面積領域)の流路断面積によって決定されることとなる。これにより、各給水溝35,37(の均一状断面積領域)の流路断面積を、適宜、設定することで、各供給路14,16に供給される洗浄水の流量が所望する流量比となるように設定することができる。
次に、本実施形態に係る局部洗浄装置に適用される流路切替機構の変形例について説明する。
なお、以下の変形例では、上記した例との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
図7は、第1変形例に係る流路切替機構の一例を模式的に示す図である。
本変形例に係る流路切替機構20Aは、他方の部材としての固定部材32Aの構成が上記した例とは主に異なる。
本変形例においても、図7(a)に示すように、固定部材32Aに、4つの給水孔34A,36A,38A,39Aを設けた構成としているが、これら給水孔34A,36A,38A,39Aの径方向に沿う寸法を、上記した例よりも小さい寸法としている。図例では、第1給水孔34A及び第2給水孔36Aの径方向に沿う寸法を、固定部材32Aの半径の1/5程度の寸法とした例を示している。また、第3給水孔38Aの径方向に沿う寸法を、固定部材32Aの半径の1/6程度の寸法とし、第4給水孔39Aの径方向に沿う寸法を、固定部材32Aの半径の1/7程度の寸法とした例を示している。
また、図例では、第4給水孔39Aを、他の給水孔34A,36A,38Aよりも径方向で中央側に位置するように設けた例を示している。
また、これら給水孔34A,36A,37A,39Aの開き角θ2A,θ3A,θ4A,θ5Aを、上記した例よりも小さい角度としている。つまり、給水孔34A,36A,37A,39Aの周方向に沿う寸法を、上記した例よりも小さい寸法としている。図例では、第1給水孔34Aの開き角θ2A及び第2給水孔36Aの開き角θ3Aを、20度程度とし、第3給水孔38Aの開き角θ4A及び第4給水孔39Aの開き角θ5Aを、25度程度とした例を示している。
また、本変形例では、固定部材32Aは、第1給水溝35A及び第2給水溝37Aに、回転軸27方向に沿う溝深さ寸法及び径方向に沿う溝幅寸法のうちの両方または一方が第1給水孔34A及び第2給水孔36Aのそれぞれから離れるに従い段階的に小とされた複数段の均一状断面積領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adを設けた構成とされている。つまり、第1給水溝35Aに、第1給水孔34Aから離れるに従い溝深さ寸法及び溝幅寸法のうちの両方または一方が段階的に小とされた複数段の均一状断面積領域35Aa〜35Adを設けた構成としている。また、第2給水溝37Aに、第2給水孔36Aから離れるに従い溝深さ寸法及び溝幅寸法のうちの両方または一方が段階的に小とされた複数段の均一状断面積領域37Aa〜37Adを設けた構成としている。
本変形例では、図7(b)〜(d)に示すように、第1給水溝35A及び第2給水溝37Aのそれぞれに、各給水孔34A,36Aから離れるに従い溝深さ寸法が段階的に小とされた複数段の均一状断面積領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adを設けた構成としている。また、本変形例においても、上記同様、第1給水溝35A及び第2給水溝37Aの溝幅寸法を、これらの周方向の全体に亘って一様な寸法、つまり、均一状としている。つまり、第1給水溝35A及び第2給水溝37Aの各均一状断面積領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adは、溝深さ寸法を段階的に小とすることで、各給水孔34A,36Aから離れるに従い流路断面積が段階的に小とされている。
また、本変形例では、第1給水溝35A及び第2給水溝37Aのそれぞれに、4段の均一状断面積領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adを設けた構成としている。つまり、第1給水溝35Aに、それぞれが均一状断面積領域を構成する第1段領域35Aa、第2段領域35Ab、第3段領域35Ac及び第4段領域35Adを、第1給水孔34Aの孔縁から第2給水孔36A側に向けてこの順に設けた構成としている。また、第2給水溝37Aに、それぞれが均一状断面積領域を構成する第1段領域37Aa、第2段領域37Ab、第3段領域37Ac及び第4段領域37Adを、第2給水孔36Aの孔縁から第1給水孔34A側に向けてこの順に設けた構成としている。
また、第1給水溝35Aの均一状断面積領域35Aa〜35Adの各段と第2給水溝37Aの均一状断面積領域37Aa〜37Adの各段とは、径方向に見て互いに重なり合う位置となるように、各段同士が径方向に並列状となるように設けられた構成とされている。つまり、第1給水溝35Aの最深部となる第1段領域35Aaと第2給水溝37Aの最浅部となる第4段領域37Adとが径方向に見て互いに重なり合う位置となるように径方向に並列状に設けられている。また、第1給水溝35Aの第2段領域35Abと第2給水溝37Aの第3段領域37Acとが径方向に見て互いに重なり合う位置となるように径方向に並列状に設けられている。また、第1給水溝35Aの第3段領域35Acと第2給水溝37Aの第2段領域37Abとが径方向に見て互いに重なり合う位置となるように径方向に並列状に設けられている。また、第1給水溝35Aの最浅部となる第4段領域35Adと第2給水溝37Aの最深部となる第1段領域37Aaとが径方向に見て互いに重なり合う位置となるように径方向に並列状に設けられている。これら第1給水溝35A及び第2給水溝37Aの各領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adの溝深さ寸法(流路断面積)は、各領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adに回転部材30の給水元側孔31が連通された状態で、第1給水孔34Aに供給される洗浄水と第2給水孔36Aに供給される洗浄水とが所望する流量比となるように、適宜、設定するようにしてもよい。
また、これら第1給水溝35Aの各領域35Aa〜35Ad及び第2給水溝37Aの各領域37Aa〜37Adの周方向に沿う寸法は、上記と概ね同様、互いに径方向に並列状に設けられる各領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Ad同士の周方向両側縁のなす開き角(溝開き角)θ6Aとして把握するようにしてもよい。
つまり、互いに径方向に並列状とされた第1段領域35Aa及び第4段領域37Adの周方向に沿う寸法を、回転軸27方向に見た状態における第1給水溝35Aの第1段領域35Aaの反第1給水孔側端縁(末端縁)と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、第2給水溝37Aの第4段領域37Adの反第2給水孔側端縁(末端縁)と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、のなす溝開き角θ6Aとしてもよい。また、同様に、互いに径方向に並列状とされた第2段領域35Ab及び第3段領域37Acの周方向に沿う寸法を、回転軸27方向に見た状態における第1給水溝35Aの第2段領域35Abの反第1給水孔側端縁(末端縁)と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、第2給水溝37Aの第3段領域37Acの反第2給水孔側端縁(末端縁)と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、のなす溝開き角θ6Aとしてもよい。また、互いに径方向に並列状とされた第3段領域35Ac及び第2段領域37Abの周方向に沿う寸法を、回転軸27方向に見た状態における第1給水溝35Aの第3段領域35Acの反第1給水孔側端縁(末端縁)と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、第2給水溝37Aの第2段領域37Abの反第2給水孔側端縁(末端縁)と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、のなす溝開き角θ6Aとしてもよい。また、互いに径方向に並列状とされた第4段領域35Ad及び第1段領域37Aaの周方向に沿う寸法を、回転軸27方向に見た状態における第1給水溝35Aの第4段領域35Adの反第1給水孔側端縁(末端縁)と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、第4給水溝37Aの第1段領域37Aaの反第2給水孔側端縁(末端縁)と回転軸27の軸心とを結ぶ仮想線と、のなす溝開き角θ6Aとしてもよい。また、図例では、各給水溝35A,37Aの第1段領域35Aa,37Aa、第2段領域35Ab,37Ab及び第3段領域35Ac,37Acの各末端縁を、各領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adの段差部としている。つまり、各給水溝35A,37Aの第2段領域35Ab,37Ab、第3段領域35Ac,37Ac及び第4段領域35Ad,37Adの各基端(始端)縁は、それぞれが周方向に隣り合う第1段領域35Aa,37Aa、第2段領域35Ab,37Ab及び第3段領域35Ac,37Acの各末端縁ともなる。
また、本変形例では、これら径方向に並列状とされた各領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Ad同士の各溝開き角θ6Aを、互いに同角度としている。これら溝開き角θ6Aは、上記同様、回転側開き角θ1の1.1倍〜4倍程度としてもよく、図例では、1.2倍程度の18度程度とした例を示している。
上記構成とされた固定部材32Aに対して回転部材30を回転させれば、上記した例のような流路の切替に加え、以下のように、直進状洗浄水と拡散状洗浄水との流量比の切替も可能となる。
図7(e)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32Aの第1給水溝35Aの第4段領域35Ad及び第2給水溝37Aの第1段領域37Aaに連通した回転位置としている。この回転位置とすれば、第2給水溝37Aの第1段領域37Aaの流路断面積が第1給水溝35Aの第4段領域35Adの流路断面積に比べて大となり、局部洗浄ノズル11の臀部用噴出孔15aからは、直進状洗浄水よりも拡散状洗浄水が多量に噴出される。
一方、図7(f)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32Aの第1給水溝35Aの第1段領域35Aa及び第2給水溝37Aの第4段領域37Adに連通した回転位置としている。この回転位置とすれば、第1給水溝35Aの第1段領域35Aaの流路断面積が第2給水溝37Aの第4段領域37Adの流路断面積に比べて大となり、局部洗浄ノズル11の臀部用噴出孔15aからは、拡散状洗浄水よりも直進状洗浄水が多量に噴出される。
なお、図示は省略しているが、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32Aの第1給水溝35Aの第3段領域35Ac及び第2給水溝37Aの第2段領域37Abに連通した回転位置としてもよい。また、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32Aの第1給水溝35Aの第2段領域35Ab及び第2給水溝37Aの第3段領域37Acに連通した回転位置としてもよい。これらの回転位置とすれば、それぞれに上記した各回転位置とは直進状洗浄水と拡散状洗浄水との流量比が異なることとなる。
本変形例に係る流路切替機構20Aを備えた局部洗浄装置10及びこれを備えた便器装置1においても、上記した例と概ね同様の効果を奏する。
また、本変形例では、第1給水溝35A及び第2給水溝37Aに、溝深さ寸法及び溝幅寸法のうちの両方または一方が第1給水孔34A及び第2給水孔36Aのそれぞれから離れるに従い段階的に小とされた複数段の均一状断面積領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adを設けた構成としている。従って、一方の部材(回転部材)30と他方の部材(固定部材)32Aとを相対的に回転させることで、直噴水供給路14及び旋回水供給路16のうちの一方の流量を段階的に増加させ、他方の流量を段階的に減少させることができる。これにより、直噴水供給路14を流れる洗浄水と旋回水供給路16を流れる洗浄水との混合率を変更することができる。また、各給水溝35A,37Aにおける各領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adの周方向に沿う寸法が給水元側孔31の各溝対応領域31a,31bの周方向に沿う寸法よりも大とされることとなる。従って、上記同様、固定部材32Aに対する回転部材30の回転位置(回転角度)にずれが生じた場合にも、直噴水供給路14及び旋回水供給路16のそれぞれの流量が設定された流量から乖離するようなことを抑制することができる。
また、本変形例では、第1給水溝35A及び第2給水溝37Aのそれぞれの溝幅寸法を周方向の全体に亘って均一状とし、各領域35Aa〜35Ad,37Aa〜37Adの溝深さ寸法を段階的に小として流路断面積を段階的に小とした構成としている。従って、後記する第2変形例のように、溝幅寸法を異ならせたものと比べて、他方の部材(固定部材)32Aの小径化を効率的に図ることができる。
次に、本実施形態に係る局部洗浄装置に適用される流路切替機構の他の変形例について説明する。
なお、以下の変形例では、上記した各例との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一の符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
図8は、第2変形例に係る流路切替機構の一例を模式的に示す図である。
本変形例に係る流路切替機構20Bは、他方の部材としての固定部材32Bの構成が上記した各例とは主に異なる。
本変形例においても、図8(a)に示すように、固定部材32Bに、第1変形例に係る固定部材32Aと概ね同様な4つの給水孔34B,36B,38A,39Aを設けた構成としている。
また、本変形例においても、固定部材32Bは、第1給水溝35B及び第2給水溝37Bに、溝深さ寸法及び溝幅寸法のうちの両方または一方が第1給水孔34B及び第2給水孔36Bのそれぞれから離れるに従い段階的に小とされた複数段の均一状断面積領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bdを設けた構成とされている。また、本変形例では、図8(a)、(b)に示すように、第1給水溝35B及び第2給水溝37Bのそれぞれに、各給水孔34B,36Bから離れるに従い溝幅寸法が段階的に小とされた複数段の均一状断面積領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bdを設けた構成としている。また、本変形例においては、上記した固定部材32と同様、第1給水溝35B及び第2給水溝37Bの溝深さ寸法を、これらの周方向の全体に亘って一様な寸法、つまり、均一状としている。つまり、第1給水溝35B及び第2給水溝37Bの各均一状断面積領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bdは、溝幅寸法を段階的に小とすることで、各給水孔34B,36Bから離れるに従い流路断面積が段階的に小とされている。
また、本変形例においても、第1給水溝35B及び第2給水溝37Bのそれぞれに、4段の均一状断面積領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bdを設けた構成としている。つまり、第1給水溝35Bに、それぞれが均一状断面積領域を構成する第1段領域35Ba、第2段領域35Bb、第3段領域35Bc及び第4段領域35Bdを、第1給水孔34Bの孔縁から第2給水孔36B側に向けてこの順に設けた構成としている。また、第2給水溝37Bに、それぞれが均一状断面積領域を構成する第1段領域37Ba、第2段領域37Bb、第3段領域37Bc及び第4段領域37Bdを、第2給水孔36Bの孔縁から第1給水孔34B側に向けてこの順に設けた構成としている。
また、第1給水溝35Bの均一状断面積領域35Ba〜35Bdの各段と第2給水溝37Bの均一状断面積領域37Ba〜37Bdの各段とは、第1変形例と同様、径方向に見て互いに重なり合う位置となるように、各段同士が径方向に並列状となるように設けられた構成とされている。
また、本変形例では、第1給水溝35Bの溝幅方向一方側となる当該固定部材32Bの外周側を区画する外周側縁部を、溝長手方向の全体に亘って同一円周上に位置する構成としている。一方、第1給水溝35Bの溝幅方向他方側となる当該固定部材32Bの円心側を区画する円心側縁部を、第1給水孔34Bから離れるに従い段階的に径方向外側に位置するように設けた構成としている。つまり、第1給水溝35Bの各領域35Ba〜35Bdの円心側縁部を、第1給水孔34Bから離れるに従い段階的に大径状となる円弧状とし、各領域35Ba〜35Bdの溝幅寸法を段階的に小とした構成としている。なお、このような態様に代えて、または加えて、第1給水溝35Bの各領域35Ba〜35Bdの外周側縁部を、第1給水孔34Bから離れるに従い段階的に小径状となる円弧状とし、各領域35Ba〜35Bdの溝幅寸法を段階的に小とした構成としてもよい。
また、第2給水溝37Bの溝幅方向他方側となる当該固定部材32Bの円心側を区画する円心側縁部を、溝長手方向の全体に亘って同一円周上に位置する構成としている。一方、第2給水溝37Bの溝幅方向一方側となる当該固定部材32Bの外周側を区画する外周側縁部を、第2給水孔36Bから離れるに従い段階的に円心側に位置するように設けた構成としている。つまり、第2給水溝37Bの各領域37Ba〜37Bdの外周側縁部を、第2給水孔36Bから離れるに従い段階的に小径状となる円弧状とし、各領域37Ba〜37Bdの溝幅寸法を段階的に小とした構成としている。なお、このような態様に代えて、または加えて、第2給水溝37Bの各領域37Ba〜37Bdの円心側縁部を、第2給水孔36Bから離れるに従い段階的に大径状となる円弧状とし、各領域37Ba〜37Bdの溝幅寸法を段階的に小とした構成としてもよい。これら第1給水溝35B及び第2給水溝37Bの各領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bdの溝幅寸法(流路断面積)は、上記同様、各領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bdに回転部材30の給水元側孔31が連通された状態で、第1給水孔34Bに供給される洗浄水と第2給水孔36Bに供給される洗浄水とが所望する流量比となるように、適宜、設定するようにしてもよい。
また、これら第1給水溝35Bの各領域35Ba〜35Bd及び第2給水溝37Bの各領域37Ba〜37Bdの周方向に沿う寸法は、上記と概ね同様、互いに径方向に並列状に設けられる各領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bd同士の周方向両側縁のなす開き角(溝開き角)θ6Aとして把握するようにしてもよい。本変形例では、図8(a)に示すように、上記第1変形例とは異なり、溝幅寸法を段階的に小さくするための区画壁部が形成され、この区画壁部の周方向に向く面が各領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bdの各末端縁を構成することとなる。また、本変形例においても、径方向に並列状とされた各領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bd同士の各溝開き角θ6Aを、互いに同角度としている。これら溝開き角θ6Aは、上記同様、回転側開き角θ1の1.1倍〜4倍程度としてもよい。
上記構成とされた固定部材32Bに対して回転部材30を回転させれば、上記第1変形例と同様、流路の切替に加え、以下のように、直進状洗浄水と拡散状洗浄水との流量比の切替も可能となる。
図8(c)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32Bの第1給水溝35Bの第4段領域35Bd及び第2給水溝37Bの第1段領域37Baに連通した回転位置としている。この回転位置とすれば、第2給水溝37Bの第1段領域37Baの流路断面積が第1給水溝35Bの第4段領域35Bdの流路断面積に比べて大となり、局部洗浄ノズル11の臀部用噴出孔15aからは、直進状洗浄水よりも拡散状洗浄水が多量に噴出される。
一方、図8(d)では、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32Bの第1給水溝35Bの第1段領域35Ba及び第2給水溝37Bの第4段領域37Bdに連通した回転位置としている。この回転位置とすれば、第1給水溝35Bの第1段領域35Baの流路断面積が第2給水溝37Bの第4段領域37Bdの流路断面積に比べて大となり、局部洗浄ノズル11の臀部用噴出孔15aからは、拡散状洗浄水よりも直進状洗浄水が多量に噴出される。
また、図示は省略しているが、上記同様、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32Bの第1給水溝35Bの第3段領域35Bc及び第2給水溝37Bの第2段領域37Bbに連通した回転位置としてもよい。また、回転部材30を、給水元側孔31が固定部材32Bの第1給水溝35Bの第2段領域35Bb及び第2給水溝37Bの第3段領域37Bcに連通した回転位置としてもよい。
本変形例に係る流路切替機構20Bを備えた局部洗浄装置10及びこれを備えた便器装置1においても、上記した例と概ね同様の効果を奏する。
また、本変形例では、第1給水溝35B及び第2給水溝37Bのそれぞれの溝深さ寸法を周方向の全体に亘って均一状とし、各領域35Ba〜35Bd,37Ba〜37Bdの溝幅寸法を段階的に小として流路断面積を段階的に小とした構成としている。従って、上記第1変形例のように、溝深さ寸法を異ならせたものと比べて、他方の部材(固定部材)32Bの薄型化を効率的に図ることができる。
なお、第1変形例と第2変形例とを組み合わせた構成としてもよい。つまり、固定部材を、第1給水溝及び第2給水溝に、溝深さ寸法及び溝幅寸法の両方が第1給水孔及び第2給水孔のそれぞれから離れるに従い段階的に小とされた複数段の均一状断面積領域が設けられた構成としてもよい。
また、上記した各例では、固定部材32,32A,32Bに、4つの給水孔34,34A,34B,36,36A,36B,38,38A,39,39Aを設けた例を示しているが、少なくとも第1給水孔及び第2給水孔を設けた構成とすればよい。この場合は、局部洗浄ノズル11に、第3洗浄水供給路を構成するビデ用供給路18及び第4洗浄水供給路を構成するノズル洗浄用供給路19のうちの両方または一方を設けないようにしてもよい。
また、上記した例では、第1洗浄水供給路を、概ね直進状の洗浄水となる洗浄水を供給する直噴水供給路14とし、第2洗浄水供給路を、拡散状の洗浄水となる洗浄水を供給する旋回水供給路16とした例を示しているが、このような態様に限られない。第1洗浄水供給路14及び第2洗浄水供給路16のそれぞれを、例えば、温度や空気の混入量等の異なる洗浄水を供給するものとしてもよい。
また、上記した各例では、回転部材30及び固定部材32,32A,32Bを、円盤状(ディスク状)とした例を示しているが、どのような形状とされたものでもよい。また、上記した各例では、給水元側に配される一方の部材を回転部材30とし、給水先側に配される他方の部材を固定部材32,32A,32Bとした例を示しているが、これらを逆にしてもよい。つまり、給水元側に配される一方の部材を固定部材とし、給水先側に配される他方の部材を回転部材とした態様としてもよい。この場合は、他方の部材の各給水孔と各洗浄水供給路とをフレキシブルチューブ等で接続したり、ノズルに回転部を設けたりした態様等としてもよい。一方の部材(回転部材)30及び他方の部材(固定部材)32,32A,32Bとしては、その他、種々の変形が可能である。
また、本実施形態では、局部洗浄装置10を、便器装置1に組み込んだ例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、局部洗浄装置10を、暖房便座や便蓋を備えたいわゆる温水洗浄便座等とし、後付的に既設の便器に設置されるものとしてもよい。
1 便器装置
10 局部洗浄装置
11 局部洗浄ノズル
14 直噴水供給路(第1洗浄水供給路)
16 旋回水供給路(第2洗浄水供給路)
20,20A,20B 流路切替機構
27 回転軸(軸)
30 回転部材(一方の部材)
31 給水元側孔
31a 第1溝対応領域(第1給水溝に対応する領域)
31b 第2溝対応領域(第2給水溝に対応する領域)
32,32A,32B 固定部材(他方の部材)
34,34A,34B 第1給水孔
35 第1給水溝(均一状断面積領域)
35A,35B 第1給水溝
35Aa,35Ba 第1段領域(均一状断面積領域)
35Ab,35Bb 第2段領域(均一状断面積領域)
35Ac,35Bc 第3段領域(均一状断面積領域)
35Ad,35Bd 第4段領域(均一状断面積領域)
36,36A,36B 第2給水孔
37 第2給水溝(均一状断面積領域)
37A,37B 第2給水溝
37Aa,37Ba 第1段領域(均一状断面積領域)
37Ab,37Bb 第2段領域(均一状断面積領域)
37Ac,37Bc 第3段領域(均一状断面積領域)
37Ad,37Bd 第4段領域(均一状断面積領域)
43 給水管路(給水元)
θ1 回転側開き角(軸方向に見た状態における給水元側孔の周方向両側縁のなす開き角)
θ6,θ6A 溝開き角(軸方向に見た状態における第1給水溝の均一状断面積領域の反第1給水孔側端縁と軸心とを結ぶ仮想線と、第2給水溝の均一状断面積領域の反第2給水孔側端縁と軸心とを結ぶ仮想線と、のなす開き角)

Claims (5)

  1. 第1洗浄水供給路及び第2洗浄水供給路が設けられた局部洗浄ノズルと、固定部材に重ね合わせるように配された回転部材が軸回りに回転されて流路を切り替える構成とされた流路切替機構と、を備えており、
    前記固定部材及び前記回転部材のうちの一方の部材には、給水元に連通される給水元側孔が前記軸方向に貫通するように設けられ、前記固定部材及び前記回転部材のうちの他方の部材には、前記軸方向に貫通するように、前記第1洗浄水供給路及び前記第2洗浄水供給路のそれぞれに連通される第1給水孔及び第2給水孔が互いに周方向に間隔を空けて設けられ、かつこれら第1給水孔及び第2給水孔のそれぞれの孔縁から径方向に並列状となるように周方向に延びる第1給水溝及び第2給水溝が前記一方の部材側に向けて開口するように設けられており、
    前記第1給水溝及び前記第2給水溝は、流路断面積が周方向に均一状とされた均一状断面積領域の周方向に沿う寸法が、前記給水元側孔の各給水溝に対応する領域の周方向に沿う寸法よりも大となるように設けられていることを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 請求項1において、
    前記給水元側孔は、前記軸方向に見て、周方向両側縁のそれぞれが前記軸の軸心を通る直線に平行状に形成された扇孔状とされ、
    前記軸方向に見た状態における前記第1給水溝の前記均一状断面積領域の反第1給水孔側端縁と前記軸心とを結ぶ仮想線と、前記第2給水溝の前記均一状断面積領域の反第2給水孔側端縁と前記軸心とを結ぶ仮想線と、のなす開き角が、前記給水元側孔の周方向両側縁のなす開き角よりも大とされていることを特徴とする局部洗浄装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1給水溝及び前記第2給水溝の前記均一状断面積領域の流路断面積は、前記給水元側孔の各給水溝に対応する領域の前記軸方向に見た面積以下とされていることを特徴とする局部洗浄装置。
  4. 請求項3において、
    前記第1給水溝及び前記第2給水溝には、前記軸方向に沿う溝深さ寸法及び径方向に沿う溝幅寸法のうちの両方または一方が前記第1給水孔及び前記第2給水孔のそれぞれから離れるに従い段階的に小とされた複数段の前記均一状断面積領域が設けられていることを特徴とする局部洗浄装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の局部洗浄装置を備えていることを特徴とする便器装置。
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KR102434533B1 (ko) * 2021-12-14 2022-08-18 임영균 세척용 분사노즐
KR102604375B1 (ko) * 2022-12-29 2023-11-23 임영균 세척기용 나선형 분출수 노즐 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102434533B1 (ko) * 2021-12-14 2022-08-18 임영균 세척용 분사노즐
WO2023113207A1 (ko) * 2021-12-14 2023-06-22 임영균 세척용 분사노즐
KR102604375B1 (ko) * 2022-12-29 2023-11-23 임영균 세척기용 나선형 분출수 노즐 구조

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