JP7299755B2 - 露光装置、および物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、露光装置、および物品の製造方法に関する。
液晶パネルや半導体デバイスの製造工程(リソグラフィ工程)で用いられる装置の1つとして、照明光学系により照明された原版のパターンを基板上に投影して該基板を露光する露光装置がある。露光装置で用いられる原版(マスク、レチクル)は、例えば、原版の周囲に存在する雰囲気中の酸や塩基、有機不純物と反応することによって曇ることが知られている。また、原版の曇りは、雰囲気中の水分によって加速されることも知られている。このように原版の曇りが生じると、露光量不足などの不具合が生じ、原版のパターンを基板上に精度よく転写することが困難になりうる。そのため、露光装置では、原版が配置されている空間を、不純物や湿度を調整(低減)したパージガスで充満させることが好ましい。特許文献1には、原版を保持する原版ステージの可動領域をプレートで覆い、不純物や湿度を低減したパージガスを当該プレートの内部空間に供給する構成が提案されている。
特開2015-228519号公報
露光装置では、ランニングコスト等の観点から、パージガスの使用量を低減することが望まれる。しかしながら、特許文献1に記載された発明は、原版ステージの可動領域の全体をプレートで覆う構成であるため、プレートの内部空間は、原版の体積と比べて非常に大きいものとなる。したがって、プレートの内部空間に外気が侵入することを防ぐには、大量のパージガスを該内部空間に供給し続ける必要があり、パージガスの使用量を低減するには不利である。
そこで、本発明は、原版が配置される空間を充満させるためのパージガスの使用量の点で有利な技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての露光装置は、原版と基板とを走査しながら前記基板を露光する露光装置であって、パージガスが供給される第1凹部および第2凹部が形成された第1面を有し、前記原版を保持して移動可能なステージと、前記第1面に対向する第2面を有する部材と、前記部材の前記第面に設けられた吹出口からパージガスを前記ステージの前記第1面に向けて吹き出すことにより、前記第1凹部および前記第2凹部にパージガスを供給する供給部と、走査方向に前記ステージを移動することにより前記基板の露光を制御する制御部と、を含み、前記第1凹部は、前記原版が配置される第1空間を規定するように前記ステージの前記第1面に設けられ、前記第2凹部は、前記第1空間より小さい容積を有する第2空間を規定するように、前記ステージの前記第1面に設けられており、前記第1凹部と前記第2凹部とは前記走査方向に並んで配置されている、ことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、原版が配置される空間を充満させるためのパージガスの使用量の点で有利な技術を提供することができる。
露光装置の全体構成を示す図である。 第1実施形態に係る原版ステージの周辺構成を示す図である。 走査露光時におけるパージガスの供給を説明するための図である。 第2実施形態に係る原版ステージの周辺構成を示す図である。 第3実施形態に係る原版ステージの周辺構成を示す図である。 第4実施形態に係る原版ステージの周辺構成を示す図である。 第5実施形態に係る原版ステージの周辺構成を示す図である。 第6実施形態に係る原版ステージの周辺構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
[露光装置の構成]
本発明に係る第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態の露光装置100の全体構成を示す図である。本実施形態の露光装置100は、原版Mと基板Wとを走査しながら基板Wを露光することで、原版Mのパターンを基板上に転写するステップ・アンド・スキャン方式の露光装置である。このような露光装置100は、走査露光装置やスキャナとも呼ばれる。本実施形態では、原版Mは、例えば石英製のマスク(レチクル)であり、基板Wにおける複数のショット領域の各々に転写されるべき回路パターンが形成されている。また、基板Wは、フォトレジストが塗布されたウェハであり、例えば単結晶シリコン基板等が用いられうる。
露光装置100は、照明光学系1と、原版Mを保持して移動可能な原版ステージ2と、投影光学系3と、基板Wを保持して移動可能な基板ステージ4と、制御部5とを含みうる。制御部5は、例えばCPUやメモリを有するコンピュータによって構成されるとともに、装置内の各部に電気的に接続され、装置全体の動作を統括して制御する。ここで、以下の説明では、照明光学系1から射出されて原版Mに入射する光の光軸に平行な方向をZ方向とし、該光軸に垂直な面内において互いに直行する2つの方向をX方向およびY方向とする。
照明光学系1は、水銀ランプ、ArFエキシマレーザ、KrFエキシマレーザなどの光源6から射出された光を、例えば帯状や円弧状のスリット光に整形し、そのスリット光で原版Mの一部を照明する。原版Mの一部を透過した光は、当該原版Mの一部のパターンを反映したパターン光として投影光学系3に入射する。投影光学系3は、所定の投影倍率を有し、パターン光により原版Mのパターンを基板上(具体的には、基板上のレジスト)に投影する。原版Mおよび基板Wは、原版ステージ2および基板ステージ4によってそれぞれ保持されており、投影光学系3を介して光学的に共役な位置(投影光学系3の物体面および像面)にそれぞれ配置される。制御部5は、原版ステージ2および基板ステージ4を、互いに同期しながら投影光学系の投影倍率に応じた速度比で相対的に走査する(本実施形態では、原版Mおよび基板Wの走査方向をX方向(第1方向)とする)。これにより、原版Mのパターンを基板上に転写することができる。
[原版ステージの周辺構成]
一般に、露光装置に用いられる原版Mは、例えば原版Mの周囲に存在する雰囲気中の酸や塩基、有機不純物と反応することによって曇ることが知られている。また、そのような原版Mの曇りは、雰囲気中の水分によって加速されることも知られている。このように原版Mの曇りが生じると、露光量不足などの不具合が生じ、原版Mのパターンを基板上に精度よく転写することが困難となりうる。そのため、露光装置では、原版Mが配置されている空間を、不純物や湿度を調整(低減)したパージガスで充満させることが好ましい。さらに、露光装置では、ランニングコスト等の観点から、パージガスの使用量を低減することが望まれる。そこで、本実施形態の露光装置100は、原版Mが配置されている空間をパージガスで充満させ、且つ、その際のパージガスの使用量を低減することができるように構成されている。ここで、パージガスとは、酸や塩基、有機不純物、更には湿度も低減するように調整された気体のことであり、例えばクリーンドライエアーや窒素ガスが用いられうる。
以下に、本実施形態の露光装置100の具体的な構成について説明する。図2は、本実施形態の露光装置100における原版ステージ2の周辺構成を示す図である。図2(a)は、露光装置100における原版ステージ2の周辺構成(XZ断面)を示す図であり、照明光学系1、原版ステージ2、投影光学系3、第2プレート7、供給部8a(第1供給部)が図示されている。また、図2(b)は、本実施形態の原版ステージ2を上方(+Z方向側)から見た図である。
まず、原版ステージ2の構成について説明する。原版ステージ2の上面(第1面20)には、図2に示すように、後述する供給部8aからパージガスが供給される第1凹部20aおよび第2凹部20bが形成されている。第1凹部20aは、原版Mが配置される第1空間(原版配置空間)を規定するように原版ステージ2の上面(第1面20)に設けられる。第1凹部20aは、原版ステージ2を上方から見たときに原版Mより大きい寸法を有し、且つ、原版Mの厚さ以上の深さを有するように形成されうる。
また、第2凹部20bは、第1空間より小さい容積を有する第2空間を規定するように、原版ステージ2の上面(第1面20)における第1凹部20aの外側に設けられる。本実施形態では、第2凹部20bは、走査露光中における原版ステージ2の走査方向(±X方向、以下では単に「走査方向」と呼ぶことがある)において第1凹部20aを挟み込むように複数設けられている。即ち、第2凹部20bは、原版ステージの上面における第1凹部20aの走査方向側(±X方向側)に設けられている。
第2凹部20bは、原版ステージ2を上方から見たときに、走査方向(X方向)における長さが、走査方向と垂直な方向(±Y方向、以下では単に「垂直方向」と呼ぶことがある)における長さより短くなるように構成される。即ち、第2凹部20bは、垂直方向(Y方向)に沿って原版ステージ2の上面に延設された溝部である。本実施形態の第2凹部20bは、垂直方向(Y方向)を長手方向とする矩形形状を有しているが、それに限られず、曲線形状であってもよい。
ここで、具体的な原版ステージ2の構成について説明する。原版ステージ2は、例えば、原版Mを保持する保持部21と、原版ステージ2の上面(第1面20)を構成する第1プレート22とを含みうる。
保持部21は、基台21aと、第1突出部21bと、第2突出部21cとで構成され、リニアモータなどの駆動機構(不図示)により、少なくとも±X方向に駆動されうる。基台21aは、真空吸着や静電吸着などによって原版Mの周縁領域を保持するように構成され、原版Mの中央領域(回路パターンの形成領域)が配置される部分には、原版Mを透過した光が投影光学系に入射するように開口が形成されている。該開口には、例えばガラスなどの透明部材が設けられてもよい。
第1突出部21bは、基台21aを底面とし第1突出部21bを側壁とする第1凹部20a(第1空間)が規定されるように、原版Mの周囲において基台21aから上方(+Z方向)に向けて突出した部分である。第1突出部21bは、その高さが原版Mの厚さ以上になるように構成されるとよい。また、第2突出部21cは、基台21aを底面とし第1突出部21bおよび第2突出部21cを側壁とする第2凹部20b(第2空間)が規定されるように、第1突出部21bの外側において基台21aから上方(+Z方向)に向けて突出した部分である。第2突出部21cは、その高さが第1突出部21bの高さと同じになるように構成されるとよい。つまり、第2凹部20bは、その深さが第1凹部20aの深さと同じになるように構成されうる。ここで、第2凹部20bは、第1凹部20aの深さ以下であってもよい。
第1プレート22は、照明光学系1から射出された光の光軸方向と垂直な第1面20を有する部材であり、該第1面20によって原版ステージ2の上面を構成する。第1プレート22は、保持部21の第1突出部21bおよび第2突出部21cの端部に接続され、第2突出部21cの端部から走査方向に沿って延設された延設領域22aを有するように構成される。また、第1プレート22には、第1凹部20a(第1空間)が形成される部分と、第2凹部20b(第2空間)が形成される部分とに開口部が設けられる。なお、本実施形態では、第1面20を有する部材として板状の第1プレート22を用いているが、該部材は、板状のプレート以外の構成であってもよい。
ここで、第1プレート22は、走査露光中の原版ステージ2の移動に伴って、延設領域22aと後述する第2プレート7との隙間から第1凹部20aおよび第2凹部20bに流入する外気を低減することができるように構成されるとよい。例えば、第1プレート22は、延設領域22aにおいて、後述する第2プレート7(第2面70)との間隔が最も狭くなる部分を含むように構成されるとよい。また、延設領域22aは、その走査方向の長さが、走査露光時における原版ステージ2の移動ストローク(移動距離)の半分以上の長さになるように設けられるとよく、より好ましくは、当該移動ストロークの長さ以上になるように設けられるとよい。即ち、第2凹部は、原版ステージ2の移動中に第2プレート7の外形より外側に出ないように設けられるとよい。
次に、第2プレート7および供給部8aについて説明する。
第2プレート7は、照明光学系1から射出された光の光軸方向と垂直な第2面70を有する部材であり、当該第2面70が、原版ステージ2(第1プレート)の第1面20に対向するように、原版ステージ2の上方に、原版ステージ2から離間して配置される。第2プレート7は、例えば、原版ステージ2と共に移動しないように照明光学系1またはその他の構造体に設けられ、本実施形態の場合、照明光学系1に固定されている。
また、第2プレート7は、原版ステージ2(第1プレート22)の第1面20と第2プレート7の第2面70との隙間が可能な限り小さくなるように(即ち、微小な隙間が形成されるように)配置されるとよい。これにより、第2凹部20bに供給されたパージガスが第1面20と第2面70との隙間から抜け出すことによる第2凹部20bの気圧の時間変化を緩やかにすることができる。例えば、原版ステージ2の移動時の振動(±Z方向)によっても第1面20と第2面70とが接触しない程度において、第1面20と第2面70との隙間が可能な限り小さくなるように第2プレート7を配置するとよい。一例として、第2プレート7は、第1面20と第2面70との間隔が第2凹部20bの走査方向の長さ以下になるように配置されるとよい。なお、本実施形態では、第2面70を有する部材として板状の第2プレート7を用いているが、該部材は、板状のプレート以外の構成であってもよく、照明光学系1の構造体の一部から構成される部材であってもよい。
供給部8aは、第1プレート22と第2プレート7の間の空間、原版ステージ2の第1凹部20aおよび第2凹部20bにパージガスを供給する。例えば、供給部8aは、第2プレート7(第2面70)に設けられた吹出口71からパージガスを吹き出すことにより、原版ステージ2の移動中に第1凹部20aおよび第2凹部20bにパージガスを供給するように構成される。本実施形態では、パージガスの吹出口71は、走査方向において照明光学系1を挟み込むように複数(2箇所)設けられている。
[原版ステージへのパージガスの供給]
図3は、走査露光時における原版ステージ2(第1凹部20a、第2凹部20b)へのパージガスの供給を説明するための図である。まず、原版ステージ2は、図3(a)に示すように、-X方向側の第2凹部20bが、+X方向側の吹出口71bの下方に配置されるように駆動される。このとき、-X方向側の第2凹部20bには、供給部8aによって吹出口71bからパージガスが供給され、該第2凹部20bは、パージガスで満たされるとともに、原版ステージ2の外部気圧より高い気圧を有する状態となる。この状態では、第2凹部20bに供給されたパージガスが、第1面20と第2面70との隙間から徐々に抜け出るため、該隙間を通って流入する外気を防ぐことができる。また、この状態において原版ステージ2を-X方向に移動させると、原版ステージ2の移動に伴って第1面20と第2面70との隙間から外気が侵入しうるが、その外気は第2凹部20bに流入して薄まってから、第1凹部20aに流入しうる。つまり、第1凹部20aへの外気の流入を低減(防止)することができる。
次いで、原版ステージ2は、図3(b)に示すように、照明光学系1の下方に原版Mが配置されるように駆動され、原版ステージ2を-X方向に移動させながら走査露光が行われる。また、図3(a)に示す状態から図3(b)に示す状態に原版ステージ2が移動する間に、第2凹部20bには供給部8aの吹出口71aから供給されるパージガスで満たされる。また、第2凹部20bはパージガスで満たされることで、原版ステージ2の外部気圧より高い気圧を有する状態となる。このとき、第1凹部20aは、吹出口71(71a、71b)の下方に配置され、供給部8aによって吹出口71(71a、71b)からパージガスが供給される。そのため、第1凹部20aは、パージガスで満たされるとともに、原版ステージ2の外部気圧より高い気圧を有する状態となり、第1面20と第2面70との隙間を通って第1凹部20aに流入する外気を防ぐことができる。
-X方向への走査露光(原版ステージ2の走査)が終了すると、逆方向(+X方向)への走査露光(原版ステージ2の走査)が行われる。そのため、原版ステージ2は、図3(c)に示すように、+X方向側の第2凹部20bが、-X方向側の吹出口71aの下方に配置されるように駆動される。このときの状態は、図3(a)の状態と同様に、+X方向側の第2凹部20bには、供給部8aによって吹出口71aからパージガスが供給され、原版ステージ2の外部気圧より高い気圧を有する状態となる。この状態では、図3(a)を参照して説明したのと同様に、該隙間を通って流入する外気を防ぐことができるとともに、原版ステージ2の移動に伴って第1面20と第2面70との隙間から第1凹部20aに流入する外気を低減(防止)することができる。そして、原版ステージ2は、照明光学系1の下方に原版Mが配置されるように駆動され、原版ステージ2を+X方向に移動させながら走査露光が行われる。また、図3(c)に示す状態から原版ステージ2が+X方向側に移動する間に、第2凹部20bには供給部8aの吹出口71bから供給されるパージガスで満たされる。また、第2凹部20bはパージガスで満たされることで、原版ステージ2の外部気圧より高い気圧を有する状態となる。
このように、本実施形態の原版ステージ2では、原版Mが配置される第1凹部20a(第1空間)の走査方向側に第2凹部20b(第2空間)を設け、第2凹部20bを、第1凹部20aへの外気の流入を低減(防止)するための空間としている。そのため、第2凹部20bは、走査方向(±X方向)における第1凹部20aの両側に配置されることが好ましいが、片側のみに配置されてもよい。ただし、第2凹部20bが第1凹部20aの片側のみに配置される場合、その効果は半減されうる。しかしながら、原版ステージ2の周囲における外気の流れが、原版ステージ2の移動速度に対して、極端に大きな追い風または向かい風であるような環境下においては、外気の流入を防ぐべき方向側に第2凹部20bを1つだけ設ければ十分な効果が期待できる。
また、第2凹部20bによって第1凹部20aへの外気の流入を防ぐ観点から第2凹部20bの垂直方向(Y方向)の長さは、第1凹部20aの垂直方向の長さ以上であることが好ましい。第2凹部20bは、原版ステージ2の走査中に供給部8aから吹出口71を介して供給されるパージガスの流量により、第2凹部20bをパージガスで満すことができる容積であることが好ましい。この範囲内で、第2凹部20bの走査方向の長さ、垂直方向の長さ、および深さを決定することができる。
また、本実施形態の露光装置100では、第2凹部20bの局所的な一部のみで気圧が高くなってしまうと、気圧が高くならなかった部分から外気が第1凹部20aへ流入する可能性がある。そのため、第2凹部20bの気圧が全体的に均一に高くなるように、垂直方向において、供給部8aから吹出口71を介してパージガスが供給される範囲と、第2凹部20bの範囲(長さ)とが同程度である(例えば一致している)ことが好ましい。即ち、垂直方向において、第2凹部20bにパージガスが均一に供給されるように、第2プレート7に設けられる吹出口71の範囲が、第2凹部20bの範囲以上であるとよい。さらに、第2プレート7に設けられる吹出口71は、原版ステージ2を往復移動させる際の移動範囲の中心位置に対して対称に設けられることが好ましい。
ここで、原版ステージ2に第2凹部20bを設けた効果について説明する。原版ステージ2に第2凹部20bを設けなかった場合、第1凹部20aをパージガスで満たし、第1凹部20aへの外気の流入を低減することができるレベルまで第1凹部20aの気圧を高めるようにパージガスを第1凹部20aに供給する必要がある。この場合、第1凹部20aは、第2凹部20bと比べて容積が大きいため、そのようなレベルまで第1凹部20aの気圧を高めるためには大量のパージガスが必要となる。その一方、本実施形態のように、第1凹部20aより容積が小さい第2凹部20bを第1凹部20aの走査方向側に設けた場合、第1凹部20aの気圧を高めるためのパージガスの量より少ない量で、第2凹部20bの気圧を高めることができる。そして、気圧を高めた第2凹部20bは、第1面20と第2面70との隙間を通ってきた外気を一時的に流入させて、外気の濃度を薄める機能を有するため、第1凹部20aへの外気の流入を低減(防止)することができる。つまり、本実施形態のように原版ステージ2に第2凹部20bを設けると、パージガスの使用量を低減することができるとともに、第1凹部20aへの外気の流入を低減(防止)し、原版Mの曇りを防ぐことができる。
[原版ステージの周囲構成の具体例]
次に、原版ステージ2の周囲構成の具体例について説明する。例えば、原版ステージ2の移動速度は、100mm/sのような低速から、10000mm/sのような高速まであり、原版ステージ2の移動ストロークは、数10mmから数mまである。第1面20と第2面70との間隔は、数ミクロンから数ミリである。また、原版ステージ2の垂直方向の幅は、数10mmから約1mである。供給部8aから吹出口71を介して供給されるパージガスの流量は、数10L/minから数1000L/minである。
このようなスケールにおいて、第2凹部20bは、原版ステージ2の走査中に供給部8aから吹出口71を介して供給されるパージガスの流量により、第2凹部20bをパージガスで満すことができる容積であることが好ましい。例えば、第2凹部20bの容積Vは、V≦V1+V2の関係になっていることが好ましい。ここで、「V1」は、吹出口71の下方を第2凹部20bが通過中に吹出口71から供給される気体の体積であり、「V2」は、吹出口71の下方を第2凹部20bが通過していない際に吹出口71から供給される気体の体積である。この範囲内で、第2凹部20bの走査方向の長さ、垂直方向の長さ、および深さを決定することができる。ただし、第2凹部20bの深さは、原版Mの厚さ以上であるとよい。また、第2凹部20bの深さは、第1凹部20aの深さと同程度であるとよく、第1凹部20aより深く構成することがより好ましい。
もし、第2凹部20bが、原版ステージ2の移動中にパージガスで満たすことができない容積を有する場合であっても、外気を一時的に流入させて外気の濃度を薄めるといった第2凹部20bの機能は維持されうる。外気を一時的に流入させて外気の濃度を薄めるといった第2凹部20bの機能の好ましい条件は、d×W×L≦Vの関係になっていることが好ましい。ここで、「V」は第2凹部20bの容積、「d」は第1面20と第2面70との隙間、「W」は第2凹部20bの垂直方向の長さ、「L」は、第2凹部より内側に吹出口71がある状態で走査移動する距離である。
以上は、好ましい条件ではあるが、第2プレート7の形状、第2凹部20bの形状、原版ステージ2の形状、周囲環境によっては、より厳しい関係式の場合もあれば、より容易な関係式の場合もある。例えば、第2凹部20bの深さが、走査方向の長さ、垂直方向の長さに対して、極端に大きい場合や、第2凹部20bの開口形状に対して内部が大きい場合では、第2凹部20bの容積全体を十分に有効利用することができない。そのため、より厳しい関係式となる可能性がある。また、周囲環境が排気環境である場合や、局所的な強風を原版ステージ2に対して吹き付けている状態である場合では、関係式が異なることがある。
また、第1面20と第2面70との隙間に第2凹部20bから抜け出るパージガスの流速が、原版ステージ2の移動速度より大きくなるようにすることが好ましい。第1面20と第2面70との隙間dに第2凹部20bから抜け出るパージガスの流速vは、おおよそv=F/{(d×W)×2+(d×D)×2}と表される。ここで、「D」は第2凹部20bの走査方向の長さ、「W」は第2凹部20bの垂直方向の長さ、「F」は、吹出口71からの単位時間あたりの供給量である。よって、原版ステージ2の移動速度VRをすると、v≧VRの関係になっていることが好ましい。そのため、第2凹部20bの開口形状、第1面20と第2面70との隙間dおよび原版ステージ2の移動速度に基づいて、供給部8aから第2凹部20bに供給されるパージガスの流量を決定するとよい。もし、第2凹部20bから抜け出るパージガスの流速が原版ステージ2の移動速度より大きくならない場合であっても、外気を一時的に流入させて外気の濃度を薄めるといった第2凹部20bの機能は維持されうる。
さらに、第2凹部20bの垂直方向の長さは、第1凹部20aの垂直方向の長さ以上であることが好ましい。このような構成にすれば、原版ステージ2の走査方向側から流入する外気が第1凹部20aに流入することを、第2凹部20bによって低減(防止)することができる。なお、第2凹部20bの垂直方向の長さに応じて、第1凹部20aへの外気の流入を防ぐ効果も変化しうる。例えば、第2凹部20bの垂直方向の長さを、第1凹部20aの垂直方向の長さの50%にすると、第1凹部20aへの外気の流入を防ぐ効果も50%に減少しうる。ここで、吹出口71の開口形状の垂直方向の長さは、第2凹部20bの垂直方向の長さと同等であることが好ましい。ただし、吹出口71の開口形状の垂直方向の長さは、第2凹部全体への供給が可能であれば、第2凹部20bの垂直方向の長さより小さくても構わない。
次に、このような条件下で構成した本実施形態の露光装置100の効果について説明する。一例として、供給部8aから供給されるパージガスの流量を500L/minとした場合、第1凹部20aの湿度は、原版ステージ2の外部湿度が50%RHであるのに対し、0.15%RHであった。一方、第2凹部20bを設けない構成では、供給部8aから供給されるパージガスの流量を550L/minまで増加させた場合であっても、第1凹部20aの湿度は1.5%であった。この結果からも、本実施形態のように原版ステージ2に第2凹部20bを設けると、第1凹部20aへの外気の流入を低減(防止)することができるとともに、パージガスの使用量を低減することができることが分かる。
ここで、原版ステージ2の外部空間では、原版ステージ2の位置を制御するため、原版ステージ2の位置を計測する計測部(例えばレーザ干渉計)が設けられうる。このような計測部では、温度や気圧、湿度などレーザ光の光路環境が変化すると、それに伴って計測誤差が生じうる。つまり、第1凹部20aおよび第2凹部20bに供給されるパージガスが原版ステージ2の外部空間に大量に流出してしまうと、その分、レーザ光の光路環境が変化し、計測誤差が生じうる。本実施形態の露光装置100の構成では、パージガスの使用量を低減することができるため、このような計測誤差も低減されうる。
<第2実施形態>
本発明に係る第2実施形態について説明する。図4は、本実施形態の露光装置200における原版ステージ2の周辺構成を示す図である。図4(a)は、露光装置200における原版ステージ2の周辺構成(XZ断面)を示す図であり、照明光学系1、原版ステージ2、投影光学系3、第2プレート7、供給部8aが図示されている。また、図4(b)は、本実施形態の原版ステージ2を上方(+Z方向側)から見た図である。なお、以下の説明で特に言及されていない箇所については、第1実施形態と同様である。
本実施形態の露光装置200では、第1実施形態と比べて、第2凹部20b(第2空間)の形状が異なることを特徴とする。本実施形態では、第2凹部20bは、第1凹部20a(第1空間)の外側を取り囲むように原版ステージ2(第1プレート22、第1面20)に設けられている。このような第2凹部20bは、第1凹部20aの走査方向側と垂直方向側とで同じ幅を有する溝部として形成してもよいし、第1凹部20aの走査方向側と垂直方向側とで異なる幅を有する溝部として形成してもよい。また、1つの連続した溝部として形成してもよいし、互いに分離した複数の溝部として形成してもよい。本実施形態の第2凹部20bにおいても、第1実施形態で説明したのと同様に、第2凹部20bをパージガスで満たして気圧を高め、外気を第2凹部20bに一時的に流入させて外気の濃度を低下させることができる。これにより、第1凹部20aに流入する外気を低減(防止)することができる。
本実施形態の原版ステージ2では、第1凹部20aの外側を取り囲むように第2凹部20bを設けることにより、垂直方向(±Y方向)からの外気の流入を低減(防止)することができる。これは、例えば、原版ステージ2に対し、垂直方向からの気流が大きい場合に有効である。この場合、第2凹部20bのうち、第1凹部20aの垂直方向側に配置された部分をパージガスで満たして気圧を高くするように、供給部8aから吹出口71を介して当該部分にパージガスを供給するとよい。即ち、第2凹部20bの形状は、第2凹部20bの気圧が高くなるように、走査方向の長さ(幅)と垂直方向の長さ(幅)とが設計されるとよい。また、第2凹部20bの形状は、供給部8aの配置スペースおよび配置位置に応じて、第2凹部20bの気圧が高くなるように設計されるとよい。
本実施形態の原版ステージ2では、垂直方向側にも第2凹部20bを設けた分だけ、第1実施形態よりもパージガスの使用量が多くなる傾向と、第2凹部20bの配置スペースが大きくなる傾向とがある。また、1つの連続した溝部として第2凹部20bを形成した場合、第1実施形態より第2凹部20bの容積が大きくなるため、第2凹部20bをパージガスで満たして気圧を高めるためのパージガスの使用量が多くなりうる。しかしながら、第2凹部20bは、それによって規定される空間(第2空間)が、第1凹部20aで規定される空間(第1空間)より小さく構成される。そのため、原版ステージ2に第1凹部20aのみが設けられて第1凹部20aにパージガスを供給する構成と比べ、より少ないパージガスの使用量で容易に第2凹部20bの気圧を高め、第1凹部20aへの外気の流入を効率的に低減(防止)することができる。第2凹部20bを複数の溝部(小空間)で形成する場合であっても、同様の効果を得ることができる。
<第3実施形態>
本発明に係る第3実施形態について説明する。図5は、本実施形態の露光装置300における原版ステージ2の周辺構成を示す図である。図5(a)は、露光装置300における原版ステージ2の周辺構成(XZ断面)を示す図であり、照明光学系1、原版ステージ2、投影光学系3、第2プレート7、供給部8aが図示されている。また、図5(b)は、本実施形態の原版ステージ2を上方(+Z方向側)から見た図である。なお、以下の説明で特に言及されていない箇所については、第1実施形態と同様である。
本実施形態の露光装置300では、第1実施形態と比べ、原版ステージ2(第1プレート22、第1面20)における第2凹部20bの外側に、第2凹部20c(第3凹部20cと称してもよい)が更に設けられている。第2凹部20cは、第1空間(第1凹部20a)より小さい容積を有する第3空間を規定する溝部として原版ステージ2に形成され、第2凹部20bの走査方向側に設けられている。本実施形態では、走査方向(±X方向)において第1凹部20aおよび第2凹部20bを挟み込むように複数(2つ以上)の第2凹部20cが原版ステージ2に設けられている。ここで、第2凹部20cは、その容積が第2凹部20bの容積と同じ、もしくは原版ステージ2の走査中に供給部8aから吹出口71を介して供給されるパージガスの流量により、第2凹部20cをパージガスで満すことができる容積であることが好ましい。その形状は、第2凹部20bの形状と同じであってもよい。
本実施形態の原版ステージ2では、第2凹部20cを更に設けることにより、第1凹部20aへの外気の流入をより効率的に低減(防止)することができる。特に、走査方向における原版ステージ2の移動ストロークが大きく、移動時間が長い場合に有効である。本実施形態の原版ステージ2では、原版ステージ2の移動中に、第2凹部20c、第2凹部20b、第1凹部20aの順番で供給部8aから吹出口71を介してパージガスが順次供給され、上記の順番でパージガスを充満させて気圧を高めることができる。これにより、外気を第2凹部20cに一時的に流入させて外気の濃度を低減させるとともに、第2凹部20cから抜け出た外気を第2凹部20bに一時的に流入させて外気の濃度を更に低減させることができる。つまり、第1凹部20aに流入する外気をより効率的に低減(防止)することができる。また、このように原版ステージ2に第2凹部20cを更に設けたとしても、第1実施形態と比べて、供給部8a(吹出口71)の位置を変更する必要はない。つまり、本実施形態の露光装置300では、原版ステージ2の構成の変更のみで、第1凹部20aへの外気の流入を低減する効果をより高めることができる。
<第4実施形態>
本発明に係る第4実施形態について説明する。図6は、本実施形態の露光装置400における原版ステージ2の周辺構成を示す図である。図6(a)は、露光装置に400おける原版ステージ2の周辺構成(XZ断面)を示す図であり、照明光学系1、原版ステージ2、投影光学系3、第2プレート7、供給部8aが図示されている。また、図6(b)は、本実施形態の原版ステージ2を上方(+Z方向側)から見た図である。なお、以下の説明で特に言及されていない箇所については、第1実施形態および第2実施形態と同様である。
本実施形態の露光装置400では、第2実施形態と比べ、原版ステージ2(第1プレート22、第1面20)における第2凹部20bの外側を取り囲むように、第2凹部20c(第3凹部20cと称してもよい)が更に設けられている。第2凹部20cは、第1空間(第1凹部20a)より小さい容積を有する第3空間を規定する溝部として原版ステージ2に形成され、第2凹部20bの外側を取り囲むように設けられている。ここで、第2凹部20cは、その形状(幅、深さ)が第2凹部20bと同じであってもよい。
本実施形態の原版ステージ2では、第2凹部20cを更に設けることにより、第3実施形態と同様に、第1凹部20aへの外気の流入をより効率的に低減(防止)することができる。また、本実施形態の原版ステージ2では、第2凹部20bの外側を取り囲むように第2凹部20cを更に設けることにより、第2実施形態と比べ、垂直方向(±Y方向)からの外気の流入をより効率的に低減(防止)することができる。ここで、本実施形態の原版ステージ2では、第2凹部20cの設置によるパージガスの使用量の増加を可能な限り抑制するため、互いに分離した複数の溝部として第2凹部20cを形成してもよい。このように第2凹部20cを複数の溝部として形成することにより、供給部8aからパージガスを局所的に供給し、第2凹部20cの気圧を局所的に増加させることができる。
<第5実施形態>
本発明に係る第5実施形態について説明する。図7は、本実施形態の露光装置500における原版ステージ2の周辺構成を示す図である。図7(a)は、露光装置500における原版ステージ2の周辺構成(XZ断面)を示す図であり、照明光学系1、原版ステージ2、投影光学系3、第2プレート7、供給部8aが図示されている。また、図7(b)は、本実施形態の原版ステージ2を上方(+Z方向側)から見た図である。なお、以下の説明で特に言及されていない箇所については第1実施形態と同様である。また、原版ステージ2の構成は、第1実施形態で説明した構成に限られず、第2~第4実施形態で説明した構成を適用してもよい。
本実施形態の原版ステージ2には、第2凹部20b(第2空間)にパージガスを供給する第2供給部8bが設けられている。第2供給部8bは、第2凹部20bに常にパージガスを供給するように構成されてもよいし、特定の期間において第2凹部20bにパージガスを供給するように構成されてもよい。特定の期間とは、第1凹部20aと第2凹部20bとの配列方向(即ち、走査方向(±X方向))に沿って原版ステージ2が移動している期間でありうる。このような構成により、第2凹部20bの気圧が原版ステージ2の外部気圧より高くなるように第2凹部20bにパージガスを供給し、第1凹部20aへの外気の流入を低減(防止)することができる。
<第6実施形態>
本発明に係る第6実施形態について説明する。図8は、本実施形態の露光装置600における原版ステージ2の周辺構成を示す図である。図8(a)は、露光装置600における原版ステージ2の周辺構成のXZ断面を示す図であり、照明光学系1、原版ステージ2、投影光学系3、第2プレート7、供給部8aが図示されている。また、図8(b)は、本実施形態の原版ステージ2を上方(+Z方向側)から見た図である。なお、以下の説明で特に言及されていない箇所については第5実施形態と同様である。また、原版ステージ2の構成は、第1実施形態で説明した構成に限られず、第2~第4実施形態で説明した構成を適用してもよい。
本実施形態の原版ステージ2では、第2凹部20b(第2空間)にパージガスを供給する第2供給部8bが設けられるとともに、第1凹部20a(第1空間)にパージガスを供給する第3供給部8cが設けられている。本実施形態では、第3供給部8cによって第1凹部20aにパージガスを供給する構成であるため、第2プレート7の吹出口71からパージガスを吹き出すことにより第1凹部20aにパージガスを供給する供給部8aは設けられていない。したがって、本実施形態の構成は、配置スペースなどに起因して、供給部8a(吹出口71)を第2プレート7に設けることができない場合などに有用である。
このように第1凹部20aにパージガスを供給する第3供給部8cを原版ステージ2に設けることにより、原版ステージ2の移動中(例えば走査露光中)に第1凹部20aに供給されるパージガスの流量を一定にすることができる。そのため、第1凹部20aの湿度分布を均一にすることができるとともに、第1凹部20aを充填するパージガスの使用量を低減することができる。
<第7実施形態>
本発明に係る第7実施形態について説明する。第1~第6実施形態では、第2面70を有する部材(第2プレート7)を原版ステージ2の照明光学系側に設け、原版ステージ2の上面を第1面20として第1凹部20aおよび第2凹部20bを設けた例について説明した。その一方、露光装置では、原版ステージ2の下面を第1面20として第1凹部20aおよび第2凹部20bを設け、その第1面20に対抗する第2面を有する部材を原版ステージ2の投影光学系側に設けた構成であってもよい。この構成の露光装置では、例えば、図2~図7に示すように、例えば、第2面としての面90を有する部材(プレート9)が原版ステージ2の投影光学系側に設けられる。そして、原版ステージ2は、図2~図7に示す構成に対し、上下を反転した構成となる。つまり、原版ステージ2は、第1凹部20aおよび第2凹部20bが設けられた第1面20が、投影光学系に設けられたプレート9の面90に対面するように構成されうる。このような構成においても、第1~第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に塗布された感光剤に上記の露光装置を用いて潜像パターンを形成する工程(基板を露光する工程)と、かかる工程で潜像パターンが形成された基板を現像(加工)する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
1:照明光学系、2:原版ステージ、20:第1面、20a:第1凹部、20b、20c:第2凹部、21:保持部、22:第1プレート、3:投影光学系、7:第2プレート、70:第2面、8a:供給部

Claims (23)

  1. 原版と基板とを走査しながら前記基板を露光する露光装置であって、
    パージガスが供給される第1凹部および第2凹部が形成された第1面を有し、前記原版を保持して移動可能なステージと、
    前記第1面に対向する第2面を有する部材と、
    前記部材の前記第面に設けられた吹出口からパージガスを前記ステージの前記第1面に向けて吹き出すことにより、前記第1凹部および前記第2凹部にパージガスを供給する供給部と、
    走査方向に前記ステージを移動することにより前記基板の露光を制御する制御部と、
    を含み、
    前記第1凹部は、前記原版が配置される第1空間を規定するように前記ステージの前記第1面に設けられ、
    前記第2凹部は、前記第1空間より小さい容積を有する第2空間を規定するように、前記ステージの前記第1面に設けられており、
    前記第1凹部と前記第2凹部とは前記走査方向に並んで配置されている、ことを特徴とする露光装置。
  2. 前記走査方向における前記第2凹部の長さは、前記走査方向と垂直方向における前記第2凹部の長さより短い、ことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記走査方向と垂直方向において、前記第2凹部の長さは、前記第1凹部の長さ以上である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の露光装置。
  4. 前記第1面と前記第2面との間隔は、前記走査方向における前記第2凹部の長さより短い、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の露光装置。
  5. 前記ステージの前記第1面は、前記走査方向に垂直な方向側に配置され前記第2凹部に連続した溝部を有する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の露光装置。
  6. 前記ステージの前記第1面において、前記第2凹部の外側の領域は、前記第1面と前記第2面との間隔が最も狭くなる部分を有する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 前記第1凹部および前記第2凹部は、前記原版の厚さ以上の深さを有する、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の露光装置。
  8. 前記第2凹部の深さは、前記第1凹部の深さ以下である、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の露光装置。
  9. 前記第1面には、第3凹部が前記第1凹部より小さい容積を有する空間を規定するように配置され、
    前記第2凹部と前記第3凹部とは前記走査方向に並んで配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の露光装置。
  10. 前記供給部は、前記部材の前記第1面に設けられた前記吹出口から前記パージガスを吹き出すことにより、前記ステージの移動中に前記第1凹部および前記第2凹部に前記パージガスを供給する、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の露光装置。
  11. 前記ステージに設けられ、前記第2凹部にパージガスを供給する第2供給部を更に含む、ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の露光装置。
  12. 前記ステージに設けられ、前記第1凹部にパージガスを供給する第3供給部を更に含む、ことを特徴とする請求項11に記載の露光装置。
  13. 前記原版を照明する照明光学系を更に含み、
    前記部材は、前記ステージの前記照明光学系側に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の露光装置。
  14. 前記原版のパターンを前記基板上に投影する投影光学系を更に含み、
    前記部材は、前記ステージの前記投影光学系側に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の露光装置。
  15. 前記原版を照明する照明光学系又は前記原版のパターンを前記基板に投影する投影光学系である光学系をさらに含み、
    前記部材は、前記ステージの前記光学系側に設けられ、前記吹出口は前記部材の前記第2面において前記光学系の外側に設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の露光装置。
  16. 前記制御部は、前記走査方向に前記ステージを移動させて前記基板の露光を行う前に前記第2凹部を前記吹出口の下方に配置して、前記吹出口から吹き出された前記パージガスを前記第2凹部に供給するように、前記ステージの移動を制御する、ことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の露光装置。
  17. 前記ステージを前記走査方向に移動させて前記基板の露光を行っている状態で、前記吹出口から吹き出された前記パージガスを前記第1凹部に供給する、ことを特徴とする請求項16に記載の露光装置。
  18. 前記走査方向と垂直な方向において、前記部材の前記第2面に設けられている前記吹出口の範囲は、前記ステージの前記第1面に設けられている前記第2凹部の範囲以上である、ことを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の露光装置。
  19. 2つの前記第2凹部が前記第1面に前記第1凹部を挟み込むように設けられ、前記ステージは、前記2つの前記第2凹部のそれぞれが前記吹出口の下方に配置されるように、前記走査方向に移動する、ことを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の露光装置。
  20. 原版と基板とを走査しながら前記基板を露光する露光装置であって、
    パージガスが供給される第1凹部および第2凹部が形成された第1面を有し、前記原版を保持して移動可能なステージと、
    前記第1面に対向する第2面を有する部材と、
    前記部材の前記第2面に設けられた吹出口からパージガスを吹き出すことにより、前記第1凹部および前記第2凹部にパージガスを供給する供給部と、
    走査方向に前記ステージを移動することにより前記基板の露光を制御する制御部と、
    を含み、
    前記第1凹部は、前記原版が配置される第1空間を規定するように前記ステージの前記第1面に設けられ、
    前記第2凹部は、前記第1空間より小さい容積を有する第2空間を規定するように、前記ステージの前記第1面に設けられており、
    前記第1凹部と前記第2凹部とは前記走査方向に並んで配置されており、
    前記走査方向における前記第2凹部の長さは、前記走査方向と垂直な方向における前記第2凹部の長さより短い、ことを特徴とする露光装置。
  21. 原版と基板とを走査しながら前記基板を露光する露光装置であって、
    パージガスが供給される第1凹部および第2凹部が形成された第1面を有し、前記原版を保持して移動可能なステージと、
    前記第1面に対向する第2面を有する部材と、
    前記部材の前記第2面に設けられた吹出口からパージガスを吹き出すことにより、前記第1凹部および前記第2凹部にパージガスを供給する供給部と、
    走査方向に前記ステージを移動することにより前記基板の露光を制御する制御部と、
    を含み、
    前記第1凹部は、前記原版が配置される第1空間を規定するように前記ステージの前記第1面に設けられ、
    前記第2凹部は、前記第1空間より小さい容積を有する第2空間を規定するように、前記ステージの前記第1面に設けられており、
    前記第1凹部と前記第2凹部とは前記走査方向に並んで配置されており、
    前記第1凹部および前記第2凹部は、前記原版の厚さ以上の深さを有する、ことを特徴とする露光装置。
  22. 原版と基板とを走査しながら前記基板を露光する露光装置であって、
    パージガスが供給される第1凹部および第2凹部が形成された第1面を有し、前記原版を保持して移動可能なステージと、
    前記第1面に対向する第2面を有する部材と、
    前記部材の前記第2面に設けられた吹出口からパージガスを吹き出すことにより、前記第1凹部および前記第2凹部にパージガスを供給する第1供給部と、
    前記ステージに設けられ、前記第2凹部にパージガスを供給する第2供給部と、
    走査方向に前記ステージを移動することにより前記基板の露光を制御する制御部と、
    を含み、
    前記第1凹部は、前記原版が配置される第1空間を規定するように前記ステージの前記第1面に設けられ、
    前記第2凹部は、前記第1空間より小さい容積を有する第2空間を規定するように、前記ステージの前記第1面に設けられており、
    前記第1凹部と前記第2凹部とは前記走査方向に並んで配置されている、ことを特徴とする露光装置。
  23. 請求項1乃至22のいずれか1項に記載の露光装置を用いて基板を露光する工程と、
    前記工程で露光を行われた前記基板を現像する工程と、を含み、
    現像された前記基板から物品を製造することを特徴とする物品の製造方法。
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