JP7299152B2 - メカニカルシール - Google Patents

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Description

本発明は、メカニカルシールに関する。
回転機器の内部の被密封流体をシールするものとして、ケーシングに取り付けられた静止密封環と、回転軸に一体回転可能に取り付けられた回転密封環とを軸方向に並べて配置し、静止密封環及び回転密封環の互いに対向するシール面同士を摺接させるメカニカルシールが知られている。かかるメカニカルシールでは、シール面同士が常に密接した状態で維持されるように、ケーシングに対して静止密封環を軸方向に移動可能とし、スプリングの付勢力により静止密封環を回転密封環側に常に押し付けている。そして、静止密封環の外周面とケーシングの内周面との間には、二次シール用のOリングが装着されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、二次シール用のOリングが装着されているシール空間に被密封流体が浸入し、その被密封流体に含まれる微粒子がシール空間に堆積すると、ケーシングに対する静止密封環の移動が阻害され、回転密封環に対する静止密封環の追従性が低下するおそれがある。このように静止密封環の追従性が低下すると、シール面同士の接触面圧が不足し、メカニカルシールのシール性能が低下することになる。このため、特許文献1に記載されたメカニカルシールでは、シール空間における被密封流体側の開口部に、軟質ゴム製のOリングを別途装着することで、シール空間に被密封流体が浸入するのを防止している。
特開2005-172107号公報
特許文献1に記載された軟質ゴム製のOリングは、その材質上、被密封流体の性状によっては適用することができず、使用条件が大幅に制限される。例えば、軟質ゴムは耐食性に優れたものではないので、被密封流体が腐食性を有するものである場合には軟質ゴム製のOリングを使用することができない。このため、軟質ゴム製のOリングは、汎用性に欠けるという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、二次シール部材が装着されるシール空間に被密封流体に含まれる微粒子が堆積してシール性能が低下するのを、汎用性に優れた構成で抑制することができるメカニカルシールを提供することを目的とする。
(1)本発明は、回転軸に一体回転可能に設けられ、回転密封環を有する回転側ユニットと、前記回転密封環が摺接する静止密封環を有する静止側ユニットと、前記静止側ユニットが前記回転軸の軸方向に移動可能に取り付けられるシールケースと、前記静止側ユニットの外周と前記シールケースの内周との間をシールするために、これらの間に形成された環状のシール空間に装着された二次シール部材と、を備え、前記シールケースは、前記回転密封環と前記静止密封環との摺接部分を冷却するフラッシング流体が流れるフラッシング流路を有し、前記フラッシング流路は、前記シール空間にフラッシング流体を導入する導入流路を有する、メカニカルシールである。
本発明によれば、フラッシング流路の導入流路により、二次シール部材が装着されたシール空間にフラッシング流体が導入されるので、被密封流体に含まれる微粒子がシール空間に堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体で洗い流すことができる。これにより、シール空間における微粒子の堆積が低減されるので、回転密封環に対する静止密封環の追従性が低下するのを抑制することができる。その結果、メカニカルシールのシール性能が低下するのを抑制することができる。また、回転密封環と静止密封環との摺接部分の冷却用のフラッシング流体が流れるフラッシング流路を備えたメカニカルシールであれば、フラッシング流路に前記導入流路を設けることによって本発明を採用することができる。このため、本発明のメカニカルシールは、従来の軟質ゴム製のOリングを用いる場合に比べて汎用性に優れている。
(2)前記導入流路は、前記シール空間に装着された前記二次シール部材に向けてフラッシング流体を導入するように形成されているのが好ましい。
シール空間において被密封流体に含まれる微粒子は、二次シール部材の周辺に堆積し易い。上記(2)では二次シール部材に向けてフラッシング流体が導入されるので、二次シール部材の周辺に堆積した微粒子が洗い流され易くなる。これにより、シール空間に微粒子が堆積するのをさらに低減することができる。
(3)前記フラッシング流路は、前記シールケースの周方向に環状に形成された環状流路と、前記シールケースの周方向に間隔をあけて形成され、前記環状流路と前記シール空間とを連通する複数の前記導入流路と、を有するのが好ましい。
この場合、フラッシング流路の環状流路から、その周方向に間隔をあけて形成された複数の導入流路を介してシール空間にフラッシング流体が導入されるので、被密封流体に含まれる微粒子がシール空間の周方向に沿って堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体で洗い流すことができる。これにより、シール空間に微粒子が堆積するのをさらに低減することができる。
(4)前記導入流路の少なくとも一部が、前記シールケースに形成されたスリット溝を用いて構成されているのが好ましい。
この場合、シールケースに孔を形成して導入流路を構成する場合に比べて、導入流路を容易に構成することができる。
本発明によれば、二次シール部材が装着されるシール空間に被密封流体に含まれる微粒子が堆積してシール性能が低下するのを、汎用性に優れた構成で抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るメカニカルシールを示す断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 第1実施形態の第1ケース体を機内側から見た側面図である。 本発明の第2実施形態に係るメカニカルシールを示す拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るメカニカルシールを示す断面図である。 図5の要部拡大断面図である。 第3実施形態の第1ケース体を機内側から見た側面図である。
[第1実施形態]
<全体構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るメカニカルシールを示す断面図である。図1において、本実施形態のメカニカルシール10は、ポンプ、撹拌機等の回転機器1に設けられている。回転機器1は、回転軸2と、回転軸2を包囲しているケーシング3と、備えている。以下、本明細書において、説明の便宜上、図1の左側を機外側、図1の右側を機内側、図1の上下方向を径方向、図1の左右方向を軸方向という(図2及び図4~図6についても同様)。
メカニカルシール10は、回転機器1の機内側の被密封流体(溶剤、水又は油等)が機外側へ漏洩するのを抑制するものである。本実施形態のメカニカルシール10は、後述する回転密封環23と静止密封環43との摺接部分の径方向外側が機内側の領域となり、当該摺接部分の径方向内側が機外側の領域となる、いわゆるインサイド型のメカニカルシールである。
メカニカルシール10は、回転軸2に一体回転可能に設けられた回転側ユニット20と、ケーシング3に固定されたシールケース30と、シールケース30に設けられた静止側ユニット40と、静止側ユニット40の外周とシールケース30の内周との間をシールする二次シール部材50と、を備えている。
<回転側ユニット>
メカニカルシール10の回転側ユニット20は、回転軸2の外周に嵌合されたスリーブ21と、スリーブ21の機内側の外周に嵌合されたドライブリング22と、ドライブリング22の機外側の内周に嵌合された回転密封環23と、を備えている。
スリーブ21は、回転軸2の外周面に嵌合された状態で一体回転可能に固定されている。スリーブ21の機内側の内周面と回転軸2の外周面との間は、Oリング24によりシールされている。スリーブ21の機内側端部には、径方向外側に突出する円環状のスリーブ円環部21aが形成されている。
ドライブリング22は、スリーブ円環部21aの外周面に嵌合されており、ドライブリング22の機内側端部にセットスクリュー25を螺合して締め付けることで、スリーブ21に一体回転可能に固定されている。ドライブリング22の内周面とスリーブ円環部21aの外周面との間は、Oリング26によりシールされている。
ドライブリング22は、スリーブ円環部21aよりも機外側に突出する環状の突出部22aを有している。突出部22aの内周側には、円環状の回転密封環23が嵌合されている。回転密封環23の機外側の端面には、シール面23aが形成されている。回転密封環23の機内側の端面には、ピン溝23bが周方向に間隔をあけて複数(図1では1個のみ図示)形成されている。
各ピン溝23bには、ドライブリング22の突出部22aに固定されたピン27が挿入されている。これにより、回転密封環23は、ドライブリング22に対する相対回転が規制されている。なお、回転密封環23の外周面とドライブリング22の突出部22aの内周面との間は、Oリング28によりシールされている。
<シールケース>
メカニカルシール10のシールケース30は、ケーシング3に固定された円筒状の第1ケース体31と、第1ケース体31の機内側に固定された環状の第2ケース体32と、第1ケース体31の機外側に固定されたフランジ33及びリテーナ34と、を備えている。
第1ケース体31は、その機内側の側面をケーシング3の機外側の側面に当接させた状態で、ボルト35とナット36によりケーシング3に固定されている。第1ケース体31の内周には、機内側から機外側に向かって順に、大径部311、小径部312、及び中径部313が形成されている。大径部311の内径は、ケーシング3の内径よりも若干小さい。小径部312の内径は、大径部311の内径よりも小さい。中径部313の内径は、大径部311の内径よりも小さく、かつ小径部312の内径よりも大きい。
第2ケース体32は、径方向に延びる第1円環部321と、第1円環部321の径方向内端部から軸方向の機外側へ延びる第1円筒部322と、第1円筒部322の機外側端部から径方向内側へ延びる第2円環部323と、第2円環部323の径方向内端部から軸方向の機外側へ延びる第2円筒部324と、によって構成されている。
図2は、図1の要部拡大断面図である。図2において、第1円環部321の外周面は、大径部311の内周面に当接している。第2円環部323の機外側の側面323aは、小径部312における機内側の側面に当接している。第2円筒部324の外周面は、小径部312の内周面312aに対して径方向内側に所定の間隔をあけて対向して配置されている。第2ケース体32は、上記のように第1ケース体31に当接した状態で、止め輪37により第1ケース体31に固定されている。
図1において、フランジ33は、円環状に形成されており、その機内側の側面を第1ケース体31の機外側の側面に当接させた状態で、ボルト38により第1ケース体31に固定されている。リテーナ34は、円環状に形成されており、リテーナ34の外周面は、第1ケース体31の機外側の内周面に嵌合されている。フランジ33の機内側の側面には、ピン溝33aが周方向に間隔をあけて複数(図1では1個のみ図示)形成されている。各ピン溝33aには、リテーナ34の機外側の側面に突出して固定されたピン39が挿入されている。これにより、リテーナ34は、第1ケース体31に対する相対回転が規制されている。
<静止側ユニット>
メカニカルシール10の静止側ユニット40は、シールケース30に対して軸方向に移動可能に設けられている。本実施形態の静止側ユニット40は、リテーナ34に取り付けられたドライブカラー41と、ドライブカラー41に取り付けられた保持部材42と、保持部材42に取り付けられた静止密封環43と、を備えている。
ドライブカラー41は、リテーナ34の機内側に配置された状態で、接続部材(図示省略)を介してリテーナ34に対して軸方向へ移動可能に接続されている。
保持部材42は、円筒状に形成されており、小径筒部421と、小径筒部421の機内側に形成された大径筒部422と、を有している。小径筒部421の機外側端部は、ドライブカラー41の内周面に嵌合されている。小径筒部421の機外側端部には、ピン溝421aが周方向に所定間隔をあけて複数(図1では1個のみ図示)形成されている。各ピン溝421aには、ドライブカラー41の内周に固定されたピン44が挿入されている。
保持部材42の大径筒部422は、小径筒部421よりも大径に形成されており、大径筒部422の内周面には、円環状の静止密封環43が嵌合して固定されている。静止密封環43の機内側の端面には、回転密封環23のシール面23aが摺接するシール面43aが形成されている。リテーナ34とドライブカラー41との間には、ドライブカラー41を機内側へ押圧するスプリング45が周方向に所定間隔をあけて複数(図1では1個のみ図示)設けられている。
以上の構成により、静止側ユニット40は、スプリング45の付勢力により常に軸方向の機内側へ付勢されているので、静止密封環43のシール面43aは、スプリング45の付勢力により回転密封環23のシール面23aに押圧されながら摺接する。これにより、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分(シール面23a,43a)の径方向外側(機内側)の被密封流体が、当該摺接部分よりも径方向内側(機外側)へ漏洩するのを抑制している。
<二次シール部材>
図2において、第1ケース体31の小径部312には、径方向内側に突出する環状の突起部314が形成されている。小径部312の内周面312aと、突起部314の機内側の側面(固定壁面)314aと、保持部材42の小径筒部421の外周面421bと、第2円筒部324の機外側の側面(固定壁面)324aと、によって囲まれた環状の空間は、シール空間Sとされている。
シール空間Sには、小径部312の内周面312aと小径筒部421の外周面421bとの間をシールする二次シール部材50が装着されている。二次シール部材50は、例えばゴム製のOリングからなる。二次シール部材50は、小径部312の内周面312a、突起部314の側面314a、及び小径筒部421の外周面421bにそれぞれ当接している。この二次シール部材50により、機内側の被密封流体が、小径部312の内周面312aと小径筒部421の外周面421bとの間から機外側へ漏洩するのを抑制することができる。
<フラッシング流路>
図1において、シールケース30は、フラッシング流体が流れるフラッシング流路60を有する。フラッシング流体は、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分を冷却する流体であり、例えば被密封流体と同じ流体からなる。フラッシング流路60は、第1ケース体31に形成された入口流路61と、第1ケース体31と第2ケース体32とによって形成された環状流路62と、第2ケース体32に形成された出口流路63と、を有している。
図3は、第1ケース体31を機内側から見た側面図である。図1及び図3において、入口流路61は、第1ケース体31の外周面における周方向の一箇所から径方向内側に延びて形成されている。環状流路62は、入口流路61の径方向内端と連通するように、シールケース30の周方向に環状に形成された流路である。本実施形態の環状流路62は、第1ケース体31における大径部311の内周面及び小径部312の機内側の側面に形成された環状溝315と、環状溝315の開口を塞ぐ第2ケース体32における第1円環部321の機外側の側面及び第1円筒部322の外周面とによって、断面矩形状に構成されている。
出口流路63は、環状流路62と機内側の領域とを連通する流路であり、第2ケース体32の周方向に間隔をあけて複数(図1では1個のみ図示)形成されている。各出口流路63は、機内側の領域における回転密封環23と静止密封環43との摺接部分に向けてフラッシング流体が供給されるように、第1円環部321と第1円筒部322との接続部分において、環状流路62から軸方向の機内側かつ径方向内側に向かって傾斜するように形成されている。
以上の構成により、フラッシング流路60の入口流路61に流れ込んだフラッシング流体は、環状流路62を介して複数の出口流路63から、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分に向けて供給される。これにより、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分は、フラッシング流体により冷却される。
<導入流路>
図1及び図2に示すように、シール空間Sは、機内側の領域の奥まった位置に形成されているで、機内側の被密封流体がシール空間Sに滞留しやすい。このため、メカニカルシール10を長期間使用すると、被密封流体に含まれる微粒子がシール空間S(特に二次シール部材50の周辺)に堆積する場合がある。このように微粒子が堆積すると、シールケース30に対する静止側ユニット40の軸方向の移動が阻害され、回転密封環23に対する静止密封環43の追従性が低下する。そうすると、シール面23a,43a同士の接触面圧が不足し、メカニカルシール10のシール性能が低下することになる。このため、本実施形態のメカニカルシール10は、シール空間Sに微粒子が堆積するのを抑制するために、フラッシング流体の一部をシール空間Sに導入する導入流路64をさらに有している。
図2及び図3において、導入流路64は、シールケース30の周方向に間隔をあけて複数(図3では6個)形成され、環状流路62とシール空間Sとを連通している。各導入流路64は、環状流路62から径方向内側に延びる径方向流路部65と、径方向流路部65の径方向内端から軸方向の機外側に延びてシール空間Sと連通する軸方向流路部66と、を有している。
径方向流路部65は、第1ケース体31の小径部312における機内側の側面において径方向に延びて形成されたスリット溝65aと、スリット溝65aの機内側の開口を塞ぐ第2ケース体32の第2円環部323の側面323aと、によって構成されている。
軸方向流路部66は、第1ケース体31の小径部312の内周面312aにおける機内側端部と、第2ケース体32の第2円環部323の側面323aにおける径方向内端部と、第2ケース体32の第2円筒部324の外周面と、によって構成されている。
以上の構成により、図2の2点鎖線で示すように、フラッシング流路60の入口流路61から環状流路62に流れ込んだフラッシング流体の一部は、複数の導入流路64の径方向流路部65に流れ込む。これらの径方向流路部65に流れ込んだフラッシング流体は、各導入流路64の軸方向流路部66における機外側の開口から、シール空間S内の二次シール部材50に向けて導入された後、小径筒部421と第2円筒部324との隙間を通過して機内側に向かって流れる。これにより、フラッシング流体の一部はシール空間S内を流動するため、被密封流体に含まれる微粒子が、シール空間S(特に二次シール部材50の周辺)に堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体により洗い流すことができる。また、小径筒部421と第2円筒部324との隙間を通過したフラッシング流体は、出口流路63から機内側に流れ出たフラッシング流体と合流することで、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分を冷却することもできる。
<作用効果>
第1実施形態のメカニカルシール10によれば、フラッシング流路60の導入流路64により、二次シール部材50が装着されたシール空間Sにフラッシング流体が導入されるので、被密封流体に含まれる微粒子がシール空間Sに堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体で洗い流すことができる。これにより、シール空間Sにおける微粒子の堆積が低減されるので、回転密封環23に対する静止密封環43の追従性が低下するのを抑制することができる。その結果、メカニカルシール10のシール性能が低下するのを抑制することができる。
また、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分の冷却用のフラッシング流体が流れるフラッシング流路60を備えたメカニカルシールであれば、フラッシング流路60に導入流路64を設けることによって本発明を採用することができる。このため、本発明のメカニカルシール10は、従来の軟質ゴム製のOリングを用いる場合に比べて汎用性に優れている。
シール空間Sにおいて被密封流体に含まれる微粒子は、二次シール部材50の周辺に堆積し易い。本実施形態では、導入流路64の軸方向流路部66から二次シール部材50に向けてフラッシング流体が導入されるので、二次シール部材50の周辺に堆積した微粒子が洗い流され易くなる。これにより、シール空間Sに微粒子が堆積するのをさらに低減することができる。
また、フラッシング流路60の環状流路62から、その周方向に間隔をあけて形成された複数の導入流路64を介してシール空間Sにフラッシング流体が導入されるので、被密封流体に含まれる微粒子がシール空間Sの周方向に沿って堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体で洗い流すことができる。これにより、シール空間Sに微粒子が堆積するのをさらに低減することができる。
また、導入流路64の径方向流路部65は、シールケース30に形成されたスリット溝65aを用いて構成されているので、シールケース30に孔を形成して径方向流路部65を構成する場合に比べて、径方向流路部65を容易に構成することができる。
[第2実施形態]
図4は、本発明の第2実施形態に係るメカニカルシールを示す拡大断面図である。図4において、本実施形態のメカニカルシール10は、第1実施形態の変形例であり、第2ケース体32、保持部材42、及び導入流路64の各構成が第1実施形態と相違する。
本実施形態の第2ケース体32は、径方向に延びる第1円環部321と、第1円環部321の径方向内端部から軸方向の機外側へ延びる第1円筒部322と、第1円筒部322の機外側端部から径方向内側へ延びる第2円環部323と、によって構成されている。第2円環部323の内周面は、第1ケース体31における小径部312の内周面312aと面一に形成されている。
本実施形態の保持部材42は、機外側から機内側に向かって順に、小径筒部421、中径筒部423、及び大径筒部422を有している。中径筒部423の外径は、小径筒部421の外径よりも大きく、かつ大径筒部422の外径よりも小さい。中径筒部423の外周面は、第2ケース体32の第2円環部323の内周面に対して隙間をあけて対向して配置されている。
小径部312の内周面312aと、突起部314の機内側の側面(固定壁面)314aと、小径筒部421の外周面421bと、中径筒部423の機外側の側面(可動壁面)423aと、によって囲まれた環状の空間は、二次シール部材50が装着されるシール空間Sとされている。
本実施形態の導入流路64は、シールケース30の周方向に間隔をあけて複数(図4では1個のみ図示)形成され、各導入流路64は、環状流路62から径方向内側に延びる径方向流路部65のみからなる。径方向流路部65は、環状流路62とシール空間Sとを連通している。本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一の符号を付し、その説明を省略する。
以上の構成により、図4の2点鎖線で示すように、フラッシング流路60の入口流路61から環状流路62に流れ込んだフラッシング流体の一部は、複数の導入流路64(径方向流路部65)に流れ込む。これらの導入流路64に流れ込んだフラッシング流体は、各導入流路64の径方向内側の開口からシール空間Sに向けて導入された後、中径筒部423と第2円環部323との隙間を通過して機内側に向かって流れる。これにより、フラッシング流体の一部はシール空間S内を流動するため、被密封流体に含まれる微粒子が、シール空間Sに堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体により洗い流すことができる。また、中径筒部423と第2円環部323との隙間を通過したフラッシング流体は、出口流路63から機内側に流れ出たフラッシング流体と合流することで、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分を冷却することもできる。
第2実施形態のメカニカルシール10においても、フラッシング流路60の導入流路64により、二次シール部材50が装着されたシール空間Sにフラッシング流体が導入されるので、被密封流体に含まれる微粒子がシール空間Sに堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体で洗い流すことができる。これにより、シール空間Sにおける微粒子の堆積が低減されるので、回転密封環23に対する静止密封環43の追従性が低下するのを抑制することができる。その結果、メカニカルシール10のシール性能が低下するのを抑制することができる。
また、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分の冷却用のフラッシング流体が流れるフラッシング流路60を備えたメカニカルシールであれば、フラッシング流路60に導入流路64を設けることによって本発明を採用することができる。このため、本発明のメカニカルシール10は、従来の軟質ゴム製のOリングを用いる場合に比べて汎用性に優れている。
また、フラッシング流路60の環状流路62から、その周方向に間隔をあけて形成された複数の導入流路64を介してシール空間Sにフラッシング流体が導入されるので、被密封流体に含まれる微粒子がシール空間Sの周方向に沿って堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体で洗い流すことができる。これにより、シール空間Sに微粒子が堆積するのをさらに低減することができる。
また、導入流路64(径方向流路部65)は、シールケース30に形成されたスリット溝65aを用いて構成されているので、シールケース30に孔を形成して導入流路64を構成する場合に比べて、導入流路64を容易に構成することができる。
[第3実施形態]
<全体構成>
図5は、本発明の第3実施形態に係るメカニカルシールを示す断面図である。図5において、本実施形態のメカニカルシール10は、第1実施形態と同様に、ポンプ、撹拌機等の回転機器1に設けられている。また、本実施形態のメカニカルシール10は、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分の径方向内側が機内側の領域となり、当該摺接部分の径方向外側が機外側の領域となる、いわゆるアウトサイド型のメカニカルシールである。
<回転側ユニット>
メカニカルシール10の回転側ユニット20は、回転軸2の機外側の外周に嵌合されたリテーナ29と、リテーナ29の機内側の外周に嵌合された回転密封環23と、を備えている。リテーナ29の内周面と回転軸2の外周面との間は、Oリング71によりシールされている。リテーナ29の機内側の外周面と回転密封環23の内周面との間は、Oリング72によりシールされている。
<シールケース>
メカニカルシール10のシールケース30は、環状の第1ケース体301と、環状の第2ケース体302と、を備えている。第2ケース体302は、その機内側の側面をケーシング3の機外側の側面に当接させた状態でケーシング3に固定されている。第1ケース体301は、その機内側の側面を第2ケース体302の機外側の側面に当接させた状態で第2ケース体302に固定されている。
ケーシング3の機外側の側面と第1ケース体301の機内側の側面との間は、Oリング73によりシールされている。第1ケース体301の機外側の側面と第2ケース体302の機内側の側面との間は、Oリング74によりシールされている。第1ケース体301の内周には、径方向内側に突出する環状の突起部303が形成されている。
図6は、図5の要部拡大断面図である。図5及び図6において、第2ケース体302の機外側の側面には、機外側に突出する環状の第1突出部304と、第1突出部304の径方向内側において第1突出部304よりも機外側に突出する環状の第2突出部305と、が形成されている。第1突出部304の機外側の側面304aは、第1ケース体301における突起部303の機内側の側面に当接している。第2突出部305の外周面は、突起部303の内周面303aに対して径方向内側に所定の間隔をあけて対向して配置されている。
<静止側ユニット>
メカニカルシール10の静止側ユニット40は、第1ケース体301の内周側において回転密封環23の機内側に配置された静止密封環43を備えている。静止密封環43は、環状の本体部431と、本体部431から機内側に延びる円筒部432と、を有している。
本体部431は、第1ケース体301の突起部303の内周面303aに嵌合されており、接続部材(図示省略)を介して突起部303に対して軸方向に移動可能に取り付けられている。本体部431の機外側の端面には、回転密封環23のシール面23aが摺接するシール面43aが形成されている。円筒部432の外周面432aの機内側端部は、第2ケース体302の第2突出部305の内周面に対して径方向内側に隙間をあけて対向して配置されている。
静止密封環43は、図示しないスプリングの付勢力により常に軸方向の機外側へ付勢されている。静止密封環43のシール面43aは、スプリング45の付勢力により回転密封環23のシール面23aに押圧されながら摺接する。これにより、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分(シール面23a,43a)の径方向内側(機内側)の被密封流体が、当該摺接部分よりも径方向外側(機外側)へ漏洩するのを抑制している。
<二次シール部材>
図6において、第1ケース体301の突起部303の内周面303aと、静止密封環43の本体部431における機内側の側面(可動壁面)431aと、静止密封環43の円筒部432の外周面432aと、第2ケース体302の第2突出部305における機外側の側面(固定壁面)305aと、によって囲まれた環状の空間は、シール空間Sとされている。
シール空間Sには、突起部303の内周面303aと円筒部432の外周面432aとの間をシールする二次シール部材50が装着されている。二次シール部材50は、例えばゴム製のOリングからなる。二次シール部材50は、突起部303の内周面303a、本体部431の側面431a、及び円筒部432の外周面432aにそれぞれ当接している。この二次シール部材50により、機内側の被密封流体が、突起部303の内周面303aと円筒部432の外周面432aとの間から機外側へ漏洩するのを抑制することができる。
<フラッシング流路と導入流路>
図5において、シールケース30のフラッシング流路60は、第1ケース体301に形成された入口流路61と、第1ケース体301と第2ケース体302とによって形成された環状流路62と、第1ケース体301と第2ケース体302とに形成された出口流路63と、を有している。
図7は、第1ケース体301を機内側から見た側面図である。図6及び図7において、入口流路61は、第1ケース体301の外周面における周方向の一箇所から径方向内側に延びて形成されている。環状流路62は、入口流路61の径方向内端と連通するように、シールケース30の周方向に環状に形成された流路である。本実施形態の環状流路62は、第1ケース体301における突起部303の機内側の側面に形成された環状溝306と、環状溝306の開口を塞ぐ第2ケース体302における第1突出部304の機外側の側面とによって、断面矩形状に構成されている。
出口流路63は、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分を冷却するフラッシング流体を機内側の領域に供給するとともに、フラッシング流体をシール空間Sに導入する導入流路64を兼ねている。このため、本実施形態の出口流路63は、環状流路62と、機内側の領域であるシール空間Sとを連通しており、シールケース30の周方向に間隔をあけて複数(図7では6個)形成されている。各出口流路63は、環状流路62から径方向内側に延びる径方向流路部65と、径方向流路部65の径方向内端から軸方向の機外側に延びてシール空間Sと連通する軸方向流路部66と、を有している。
径方向流路部65は、第1ケース体301の突起部303における機内側の側面において径方向に延びるスリット溝65aと、スリット溝65aの機内側の開口を塞ぐ第2ケース体302の第1突出部304の側面304aと、によって構成されている。
軸方向流路部66は、第1ケース体301の突起部303の内周面303aにおける機内側端部と、第2ケース体302の第1突出部304の側面304aにおける径方向内端部と、第2ケース体302の第2突出部305の外周面と、によって構成されている。
以上の構成により、図6の2点鎖線で示すように、フラッシング流路60の入口流路61から環状流路62に流れ込んだフラッシング流体は、複数の出口流路63の径方向流路部65に流れ込む。これらの径方向流路部65に流れ込んだフラッシング流体は、各導入流路64の軸方向流路部66における機外側の開口から、シール空間S内の二次シール部材50に向けて導入された後、円筒部432と第2突出部305との隙間を通過して機内側に向かって流れる。これにより、フラッシング流体はシール空間S内を流動するため、被密封流体に含まれる微粒子が、シール空間S(特に二次シール部材50の周辺)に堆積しても、その堆積した微粒子をフラッシング流体により洗い流すことができる。
また、円筒部432と第2突出部305との隙間を通過したフラッシング流体の一部は、静止密封環43と回転軸2との隙間を通過し、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分に供給される。これにより、回転密封環23と静止密封環43との摺接部分は、フラッシング流体により冷却される。
本実施形態の他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一の符号を付し、その説明を省略する。
<作用効果>
第3実施形態のメカニカルシール10によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。さらに、第3実施形態では、フラッシング流路60の出口流路63が、フラッシング流体をシール空間Sに導入する導入流路64を兼ねているので、フラッシング流路60が設けられるシールケース30の構成を簡素化することができる。
[その他]
上記各実施形態のフラッシング流路60は環状流路62を備えているが、環状流路62を省略して入口流路61に出口流路63と導入流路64を直接接続してもよい。
上記第1及び第3実施形態の導入流路64は、径方向流路部65と軸方向流路部66とによって構成されているが、径方向流路部65のみで構成されていてもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。例えば、第1~第3の各実施形態で例示される構成の全部または一部を組み合わせてもよい。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 回転機器
2 回転軸
3 ケーシング
10 メカニカルシール
20 回転側ユニット
23 回転密封環
30 シールケース
40 静止側ユニット
43 静止密封環
50 二次シール部材
60 フラッシング流路
62 環状流路
64 導入流路
65a スリット溝
S シール空間

Claims (4)

  1. 回転機器の機内側の被密封流体が機外側へ漏洩するのを抑制するメカニカルシールであって、
    前記回転機器の回転軸に一体回転可能に設けられ、回転密封環を有する回転側ユニットと、
    前記回転密封環が摺接する静止密封環を有する静止側ユニットと、
    前記静止側ユニットが前記回転軸の軸方向に移動可能に取り付けられるシールケースと、
    前記静止側ユニットの外周と前記シールケースの内周との間をシールするために、これらの間に形成された環状のシール空間に装着された二次シール部材と、を備え、
    前記シールケースは、前記回転密封環と前記静止密封環との摺接部分を冷却するフラッシング流体が流れるフラッシング流路を有し、
    前記フラッシング流路は、前記シールケース内に形成されて前記シール空間にフラッシング流体を導入する導入流路を有
    前記シール空間よりも前記機内側における前記静止側ユニットの外周と前記シールケースの内周との間には、前記シール空間に導入されたフラッシング流体が前記機内側に向かって流れる隙間が形成されている、メカニカルシール。
  2. 前記導入流路は、前記シール空間に装着された前記二次シール部材に向けてフラッシング流体を導入するように形成されている、請求項1に記載のメカニカルシール。
  3. 前記フラッシング流路は、
    前記シールケースの周方向に環状に形成された環状流路と、
    前記シールケースの周方向に間隔をあけて形成され、前記環状流路と前記シール空間とを連通する複数の前記導入流路と、を有する、請求項1又は請求項2に記載のメカニカルシール。
  4. 前記導入流路の少なくとも一部が、前記シールケースに形成されたスリット溝を用いて構成されている、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のメカニカルシール。
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