JP7297222B1 - 切羽面監視装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1においては、前記切羽の全面が計測ビームの照射範囲に含まれる位置にトンネルの左右の側壁にそれぞれ配置された振動可視化レーダーを用いたトンネル切羽安全監視システム及び方法が、特許文献2においては、レーザー距離計等を用いた切羽挙動把握手段によるトンネル切羽の押出量を監視システムにおいて、予め設定した管理基準値を超えたときにその計測点周辺のマーキングを行い、ウェアラブル端末にトンネル切羽のリアルタイムな変化状況を可視化させる切羽監視方法が、特許文献3にはレーザー距離計を水平、鉛直両方向に回動させながら掘進方向の押出量を監視する水平監視用計測装置及び方法が、特許文献4においては、NDフィルターを用いて近距離におけるレーザー距離計の光量を抑制する切羽面監視方法が、それぞれ示されている。
また、支保工にレーザー距離計を設置すると、レーザー距離計は切羽面に対してかなりの角度を持って斜めからレーザー光を照射することなるため、距離計の精度がでにくいという問題もあった。
また、切羽面のなかで押し出し量が最大になるのは一般的に切羽面の中央領域であると予想されるが、壁面近傍に設置されたレーザー距離計から切羽面の中央を測距しようとすると、工事用の重機に光が遮られることになり、切羽面の監視がおろそかになってしまうことがしばしば有り得た。
切羽面までの距離を連続的に計測する距離計と、
前記距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶部と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として予め設定された管理基準値を記憶する管理基準値設定部と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出部と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出部と、
前記切羽面変位算出部で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出部で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出部と、
警告判定部と、を備え、
前記警告判定部には、予め決められた警告発出時間が設定されており、
前記警告判定部は、
前記推定到達時間算出部で求められた前記推定到達時間と前記警告発出時間とを対比し、
前記推定到達時間が前記警告発出時間以下になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする。
前記距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶部と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として予め設定された管理基準値を記憶する管理基準値設定部と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出部と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出部と、
前記切羽面変位算出部で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出部で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出部と、
欠測判定部と、を備え、
当該欠測判定部は、
前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取った最新の距離計測値を直前の距離計測値と対比して、前記最新の距離計測値が前記直前の距離計測値から予め設定された欠測判定閾値以上に減少した場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとして当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶部から削除するかまたは欠測値としてのフラグを付し、かつ、当該直前の距離計測値を適正距離標準値として登録し、
当該欠測判定部は、前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取る最新の距離計測値が前記適正距離標準値から前記欠測判定閾値以上に減少している場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとし、
当該欠測判定部は、前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取る最新の距離計測値と前記適正距離標準値との差が前記欠測判定閾値未満になったとき、当該最新の距離計測値を正常値扱いとして、当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶部に残すかまたは正常値としてのフラグを付す
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
報知手段を備え、
前記報知手段は、
前記推定到達時間算出部で求められた前記推定到達時間を作業者に報知する
ことを特徴とする。
請求項2に記載の切羽面監視装置において、
報知手段を備え、
前記報知手段は、
前記欠測判定部によって最新の距離計測値が外れ値扱いとなった場合に、欠測が生じていることを作業者に報知する
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
前記距離計は、
穿孔機、支保工建込機、および、吹付機のうちの一つ以上の機能を有する作業車両の車体もしくは作業アームに設置される
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
前記距離計が複数設けられ、
監視対象である切羽面が複数の区域に仮想的に分割されて、区域ごとに一以上の計測点が設定され、
それぞれの前記距離計は、それぞれ対応付けられた前記計測点までの距離を計測する
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
前記距離計は、レーザー距離計またはデプスカメラである
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
警告判定部を備え、
前記警告判定部は、
切羽面の変位量が前記管理基準値以上になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
警告判定部を備え、
前記警告判定部は、
切羽面の前記平均変位量が前記管理基準値以上になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする。
請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
警告判定部を備え、
前記警告判定部は、前記切羽面移動速度算出部で求められた前記切羽面の前記移動速度の直近の所定数のデータ同士を対比し、
直近の所定数の前記移動速度が連続して増加している場合、前記警告判定部は、警告信号を発する
ことを特徴とする。
切羽面までの距離を連続的に計測する距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶工程と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として管理基準値を設定する管理基準値設定工程と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出工程と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出工程と、
前記切羽面変位算出工程で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出工程で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出工程と、を備え、
予め警告発出時間が設定されており、
前記推定到達時間算出工程で求められた前記推定到達時間と前記警告発出時間とを対比し、
前記推定到達時間が前記警告発出時間以下になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする。
切羽面までの距離を連続的に計測する距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶工程と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として管理基準値を設定する管理基準値設定工程と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出工程と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出工程と、
前記切羽面変位算出工程で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出工程で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出工程と、を備え、
前記距離計測値記憶工程において前記距離計から受け取った最新の距離計測値を直前の距離計測値と対比して、前記最新の距離計測値が前記直前の距離計測値から予め設定された欠測判定閾値以上に減少した場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとして当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶工程で蓄積した値から削除するかまたは欠測値としてのフラグを付し、かつ、当該直前の距離計測値を適正距離標準値として登録し、
前記距離計測値記憶工程において前記距離計から受け取る最新の距離計測値が前記適正距離標準値から前記欠測判定閾値以上に減少している場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとし、
前記距離計測値記憶工程において前記距離計から受け取る最新の距離計測値と前記適正距離標準値との差が前記欠測判定閾値未満になったとき、当該最新の距離計測値を正常値扱いとして、当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶工程において蓄積して残すかまたは正常値としてのフラグを付す
ことを特徴とする。
請求項11または請求項12に記載の切羽面監視方法において、
切羽面の変位量が前記管理基準値以上になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする。
請求項11または請求項12に記載の切羽面監視方法において、
切羽面の前記平均変位量が前記管理基準値以上になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする。
請求項11または請求項12に記載の切羽面監視方法において、
前記切羽面移動速度算出工程で求められた前記切羽面の前記移動速度の直近の所定数のデータ同士を対比し、
直近の所定数の前記移動速度が連続して増加している場合、警告信号を発する
ことを特徴とする。
切羽面までの距離を連続的に計測する距離計で取得される計測値を用いた演算処理によって切羽面の変位を監視する演算処理部にコンピュータを組み込んで、
前記コンピュータを、
前記距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶部と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として予め設定された管理基準値を記憶する管理基準値設定部と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出部と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出部と、
前記切羽面変位算出部で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出部で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出部と、
警告判定部と、して機能させる切羽面監視プログラムであって、
前記警告判定部には、予め決められた警告発出時間が設定されており、
前記警告判定部は、
前記推定到達時間算出部で求められた前記推定到達時間と前記警告発出時間とを対比し、
前記推定到達時間が前記警告発出時間以下になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする。
切羽面までの距離を連続的に計測する距離計で取得される計測値を用いた演算処理によって切羽面の変位を監視する演算処理部にコンピュータを組み込んで、
前記コンピュータを、
前記距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶部と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として予め設定された管理基準値を記憶する管理基準値設定部と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出部と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出部と、
前記切羽面変位算出部で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出部で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出部と、
欠測判定部と、して機能させる切羽面監視プログラムであって、
当該欠測判定部は、
前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取った最新の距離計測値を直前の距離計測値と対比して、前記最新の距離計測値が前記直前の距離計測値から予め設定された欠測判定閾値以上に減少した場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとして当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶部から削除するかまたは欠測値としてのフラグを付し、かつ、当該直前の距離計測値を適正距離標準値として登録し、
当該欠測判定部は、前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取る最新の距離計測値が前記適正距離標準値から前記欠測判定閾値以上に減少している場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとし、
当該欠測判定部は、前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取る最新の距離計測値と前記適正距離標準値との差が前記欠測判定閾値未満になったとき、当該最新の距離計測値を正常値扱いとして、当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶部に残すかまたは正常値としてのフラグを付す
ことを特徴とする。
(第1実施形態)
本発明の切羽面監視装置に係る第1実施形態について説明する。
トンネル施工工事の一サイクルというのは、一般的に、
発破あるいは掘削機械を使ってのトンネル断面の掘削、
掘削した土砂や岩石を移送し(ズリ出し)、
切羽観察
一次吹き付け、
支保工建て込み、
二次吹き付け、
トンネル内から地山に向かってのロックボルト打設、
である。
さらに、発破工法の場合については、
装薬穴の穿孔、
装薬、
の作業が次のサイクルの発破の前に追加される。
また、掘り進める施工サイクルとは別に、防水シートをトンネル内に取り付け、型枠を組み、コンクリートを打設してコンクリート覆工を行い、トンネルを仕上げていくことになる。
トンネル坑内の施工工事現場の他に、トンネル坑外に現地事務所(詰所)20が設けられている。トンネル坑内において、掘進方向の先端に切羽(切羽面)30がある。トンネル坑内において、坑口側から切羽面30に向かって工事用車両10がアプローチして、トンネル施工工事を進める。ここでは、工事用車両10は、コンクリート吹き付け(一次吹き付け、二次吹き付け)、支保工建て込み、ロックボルト穿孔、の三つの作業を行う機能を持ったものであり、一サイクルのなかで工事用車両10は移動せずにこの三つの作業を行うことができるものとする。すなわち、工事用車両10(例えば油圧ジャンボ)は、各機能に応じた複数のアーム12を有し、それぞれのアーム12には機能に応じた工具が設けられている。
この点、本実施形態のように、工事用車両10にレーザー距離計200を設置することにより、計器セッティング工程(ST200)をサイクルごとに行う必要があるものの、レーザー距離計200のサイクルごとの設置は容易になる。また、先行技術のように支保工にレーザー距離計を設置した場合に生じる、数十mおきに架台ごと盛替える(撤去設置を繰り返す)作業は発生しない。さらに、工事用車両10にレーザー距離計200を設置することにより、レーザー距離計200は切羽に対してほぼ正面からレーザー測距することができる。
図4は、制御ユニット部300の機能ブロック図である。
制御ユニット部300は、入力手段、出力手段と、演算処理部400と、を有する。
入力手段は、制御ユニット部300の筐体に設けられた入力ボタンや、表示モニタを兼ねたタッチパネル、あるいは、無線または有線で接続されたタブレット端末などである。
出力手段は、制御ユニット部300の筐体に設けられた表示モニタ、音として欠測および警告を知らせるためのスピーカ、色や点滅で欠測および警告を知らせる警告灯であり、これらは、報知手段480の役割と警報手段490の両方の機能を有している。
なお、作業員が身に付けるスマートフォン端末機、タブレット端末機、スマートウォッチ、インカムも入力手段あるいは出力手段(報知手段480および警告手段490)として使用できる。
これらの各機能部の動作についてはフローチャートを参照しながら後述する。
切羽面監視方法は、事前設定工程(ST100)と、計器セッティング工程(ST200)と、切羽監視工程(ST300)と、撤収工程(ST400)と、備える。
この図5の全体工程は、トンネル施工工事の一サイクルごとに実行されるものであり、トンネル施工工事の一サイクル内で断面掘削(発破、機械掘削)およびずり出しを完了した後、切羽面監視方法を開始し、次のサイクルが始まるまで切羽面監視を続ける。
事前設定工程(ST100)では、まず、適切な管理基準値を設定し、管理基準値を管理基準値設定部410に設定入力する(ST110)。管理基準値は施工サイクルごとに担当作業者が設定して管理基準値設定部410に設定入力する。あるいは、地山の地質が変わらないのであれば、地山に応じて一度設定した管理基準値を上書きしないで、そのまま次のサイクルでも継続して使用するようにしてもよい。管理基準値は、例えば、切羽面30の押し出し量として作業員の即時退避が必要と判断される値であり、例えば20mmとする。これは、A計測の管理基準値を準用した値でもある。もちろん、A計測の管理基準値の他、先に掘削したときの切羽面30の変形量や地質調査資料にもとづくFEM(有限要素法)解析を参考にし、さらには、経験に基づく安全な余裕を見込んだうえで管理基準値を設定してもよい。
ここでは切羽面30を五つの区域31に区割りし、各区域31に計測点を一つ設定する。地山の状態がずっと同質でかつ良好であるならば、施工サイクルごとに区割りを変更する必要はないが、例えば、地山に亀裂がある場合や、不均質で弱い部分があるような場合には、そのような部分を細かく区割りして監視を強化するようにしてもよい。
計器セッティング工程(ST200)は、レーザー距離計200のセッティングを行う工程である。工事用車両10を切羽面30にアプローチしていき、所定の位置で工事用車両10を止めてアウトリガーで動かないように固定する。各レーザー距離計200の向きを調整し、各レーザー距離計200のレーザー光が狙った計測点に当たるように調整する。制御ユニット部300を起動し、各レーザー距離計200で測距できていること、報知手段および警告手段が正常に通信接続できていることを確認する。例えば、切羽面30によってはレーザー光の反射が十分に得られない場合、計測点に反射塗料(再帰反射塗料)を塗布してもよい。そして、各レーザー距離計200の計測値を初期値として基点設定しておく。
切羽監視工程(ST300)の各工程を図7、図8のフローチャートを参照しながら順に説明する。
切羽面30の監視を開始すると、レーザー距離計200から計測値が順に制御ユニット部300に送られてくる。レーザー測距の計測値は、チャンネルごとに、時刻順に、距離計測値記憶部420に蓄積されていく(ST301)。
欠測判定部430は、アーム12や作業員がレーザー光を横切ったりしてレーザー測距が正常に行われなかったデータを外れ値として外す。(この欠測判定処理はチャンネルごとに実行されるものである。)欠測判定部430には欠測を判定する判定閾値として欠測判定閾値が設定されている。ここでは、例えば、欠測判定閾値が2mに設定されているとする。
そこで、欠測判定部430は、最新の距離計測値が直前の距離計測値から欠測判定閾値(2m)以上減少した場合(ST303:YES)、この最新の距離計測値を欠測とし、距離計測値記憶部420から削除する(あるいはマスクしたりフラグを付けたりしてもよい)。それと同時に、欠測判定部430は、データを欠測処理した場合、報知手段(モニタ表示やスピーカによる警告、および3色回転灯の場合黄色の回転灯の点灯、等)480により、作業員に欠測が生じていることを知らせる(ST313)。作業員としては、レーザー光を遮らないように、アーム12や作業員の位置を変更するようにする。
欠測でもない最新の計測値が管理基準値以上になっていれば、切羽の押し出しが管理基準値に達しているということであるから、これは即時退避が必要である。
図9は、最新の計測値が急に変動して管理基準値に達したケースを例示した図である。
警告判定部470は、いずれかのチャンネルで得られた最新計測値に基づく切羽の変位量(初期値-最新計測値)が管理基準値以上となっている場合(ST304:YES)、警告信号を発し、警告信号を受けた警告手段(警告灯またはスピーカの少なくとも一つ)490から警告が発せられる(ST314)。
なお、ここでは、一区域(一チャンネル)で移動速度が連続して複数回(例えば3回)増加している場合(ST308)に警告を発することを想定している。ただし、変形例として、例えば、移動速度が連続して複数回(例えば3回)増加している区域(チャンネル)が所定数(2以上や3以上)ある場合に警告を発するとしてもよい。多数のレーザー距離計200で0.1秒間隔で計測を行っていると、(切迫した危険でなくても)偶然一つの区域(チャンネル)で連続して移動速度が増加する現象も有り得るかもしれないし、誤計測ということもあるかもしれないが、やはり、複数の箇所(区域、チャンネル)で連続して移動速度が増しているとなると、切迫した危険が迫っていると判断できる。
この場合、推定到達時間算出部460は、切羽面30が管理基準値に到達するまでの予測時間を求める。既に求められている切羽面30の平均変位と、移動速度と、に基づいて、切羽面30が管理基準値に達するまでの推定到達時間は算出される。推定到達時間は、チャンネルごとに算出され、報知手段480としてのモニタに表示される。
図13は、モニタ表示の例を示す図である。
図13において、レーザー距離計200ごと(チャンネルごと)に、(累積)変位量(平均変位量)、移動速度、推定到達時間が表示されている。
上記第一実施形態では、一つの工事用車両10によって、吹き付け、支保工建て込み、ロックボルト打設まで行う場合を例に説明した。一の工事用車両10で全ての工程を実行することができない場合は、工程ごとに工事用車両を入れ替えながらトンネル施工を進めることになる。この場合でも、各工事用車両(の運転席の屋根)にレーザー距離計200を据え付け設置しておけば、工事用車両の入れ替えがあっても切羽面30の監視を簡単に開始することができる。一の工事用車両に五つのレーザー距離計200を設置するのが高価であれば、一つの工事用車両10あたりのレーザー距離計200の数は減らしてもよい。
12 アーム
100 切羽面監視装置
200 レーザー距離計(距離計)
300 制御ユニット部
400 演算処理部
410 管理基準値設定部
420 距離計測値記憶部
430 欠測判定部
440 切羽面変位算出部
450 切羽面移動速度算出部
460 推定到達時間算出部
470 警告判定部
480 表示モニタ
490 警告灯
20 現地事務所
30 切羽面
31 区域
Claims (17)
- 切羽面までの距離を連続的に計測する距離計と、
前記距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶部と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として予め設定された管理基準値を記憶する管理基準値設定部と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出部と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出部と、
前記切羽面変位算出部で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出部で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出部と、
警告判定部と、を備え、
前記警告判定部には、予め決められた警告発出時間が設定されており、
前記警告判定部は、
前記推定到達時間算出部で求められた前記推定到達時間と前記警告発出時間とを対比し、
前記推定到達時間が前記警告発出時間以下になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 切羽面までの距離を連続的に計測する距離計と、
前記距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶部と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として予め設定された管理基準値を記憶する管理基準値設定部と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出部と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出部と、
前記切羽面変位算出部で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出部で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出部と、
欠測判定部と、を備え、
当該欠測判定部は、
前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取った最新の距離計測値を直前の距離計測値と対比して、前記最新の距離計測値が前記直前の距離計測値から予め設定された欠測判定閾値以上に減少した場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとして当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶部から削除するかまたは欠測値としてのフラグを付し、かつ、当該直前の距離計測値を適正距離標準値として登録し、
当該欠測判定部は、前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取る最新の距離計測値が前記適正距離標準値から前記欠測判定閾値以上に減少している場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとし、
当該欠測判定部は、前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取る最新の距離計測値と前記適正距離標準値との差が前記欠測判定閾値未満になったとき、当該最新の距離計測値を正常値扱いとして、当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶部に残すかまたは正常値としてのフラグを付す
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
報知手段を備え、
前記報知手段は、
前記推定到達時間算出部で求められた前記推定到達時間を作業者に報知する
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 請求項2に記載の切羽面監視装置において、
報知手段を備え、
前記報知手段は、
前記欠測判定部によって最新の距離計測値が外れ値扱いとなった場合に、欠測が生じていることを作業者に報知する
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
前記距離計は、
穿孔機、支保工建込機、および、吹付機のうちの一つ以上の機能を有する作業車両の車体もしくは作業アームに設置される
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
前記距離計が複数設けられ、
監視対象である切羽面が複数の区域に仮想的に分割されて、区域ごとに一以上の計測点が設定され、
それぞれの前記距離計は、それぞれ対応付けられた前記計測点までの距離を計測する
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
前記距離計は、レーザー距離計またはデプスカメラである
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
警告判定部を備え、
前記警告判定部は、
切羽面の変位量が前記管理基準値以上になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
警告判定部を備え、
前記警告判定部は、
切羽面の前記平均変位量が前記管理基準値以上になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 請求項1または請求項2に記載の切羽面監視装置において、
警告判定部を備え、
前記警告判定部は、前記切羽面移動速度算出部で求められた前記切羽面の前記移動速度の直近の所定数のデータ同士を対比し、
直近の所定数の前記移動速度が連続して増加している場合、前記警告判定部は、警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視装置。 - 切羽面までの距離を連続的に計測する距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶工程と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として管理基準値を設定する管理基準値設定工程と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出工程と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出工程と、
前記切羽面変位算出工程で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出工程で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出工程と、を備え、
予め警告発出時間が設定されており、
前記推定到達時間算出工程で求められた前記推定到達時間と前記警告発出時間とを対比し、
前記推定到達時間が前記警告発出時間以下になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視方法。 - 切羽面までの距離を連続的に計測する距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶工程と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として管理基準値を設定する管理基準値設定工程と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出工程と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出工程と、
前記切羽面変位算出工程で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出工程で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出工程と、を備え、
前記距離計測値記憶工程において前記距離計から受け取った最新の距離計測値を直前の距離計測値と対比して、前記最新の距離計測値が前記直前の距離計測値から予め設定された欠測判定閾値以上に減少した場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとして当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶工程で蓄積した値から削除するかまたは欠測値としてのフラグを付し、かつ、当該直前の距離計測値を適正距離標準値として登録し、
前記距離計測値記憶工程において前記距離計から受け取る最新の距離計測値が前記適正距離標準値から前記欠測判定閾値以上に減少している場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとし、
前記距離計測値記憶工程において前記距離計から受け取る最新の距離計測値と前記適正距離標準値との差が前記欠測判定閾値未満になったとき、当該最新の距離計測値を正常値扱いとして、当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶工程において蓄積して残すかまたは正常値としてのフラグを付す
ことを特徴とする切羽面監視方法。 - 請求項11または請求項12に記載の切羽面監視方法において、
切羽面の変位量が前記管理基準値以上になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視方法。 - 請求項11または請求項12に記載の切羽面監視方法において、
切羽面の前記平均変位量が前記管理基準値以上になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視方法。 - 請求項11または請求項12に記載の切羽面監視方法において、
前記切羽面移動速度算出工程で求められた前記切羽面の前記移動速度の直近の所定数のデータ同士を対比し、
直近の所定数の前記移動速度が連続して増加している場合、警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視方法。 - 切羽面までの距離を連続的に計測する距離計で取得される計測値を用いた演算処理によって切羽面の変位を監視する演算処理部にコンピュータを組み込んで、
前記コンピュータを、
前記距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶部と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として予め設定された管理基準値を記憶する管理基準値設定部と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出部と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出部と、
前記切羽面変位算出部で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出部で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出部と、
警告判定部と、して機能させる切羽面監視プログラムであって、
前記警告判定部には、予め決められた警告発出時間が設定されており、
前記警告判定部は、
前記推定到達時間算出部で求められた前記推定到達時間と前記警告発出時間とを対比し、
前記推定到達時間が前記警告発出時間以下になったときに警告信号を発する
ことを特徴とする切羽面監視プログラム。 - 切羽面までの距離を連続的に計測する距離計で取得される計測値を用いた演算処理によって切羽面の変位を監視する演算処理部にコンピュータを組み込んで、
前記コンピュータを、
前記距離計からの距離計測値を受け取って各距離計測値が取得されたそれぞれの時刻順に前記距離計測値を蓄積していく距離計測値記憶部と、
切羽面の押し出し変化量の判定閾値として予め設定された管理基準値を記憶する管理基準値設定部と、
現時刻から所定時間範囲での前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の平均変位量を求める切羽面変位算出部と、
前記距離計測値の移動平均値に基づいて切羽面の移動速度を算出する切羽面移動速度算出部と、
前記切羽面変位算出部で求められた切羽面の平均変位量と、前記切羽面移動速度算出部で求められた切羽面の前記移動速度と、に基づいて、切羽面が前記管理基準値に達するまでの推定到達時間を算出する推定到達時間算出部と、
欠測判定部と、して機能させる切羽面監視プログラムであって、
当該欠測判定部は、
前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取った最新の距離計測値を直前の距離計測値と対比して、前記最新の距離計測値が前記直前の距離計測値から予め設定された欠測判定閾値以上に減少した場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとして当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶部から削除するかまたは欠測値としてのフラグを付し、かつ、当該直前の距離計測値を適正距離標準値として登録し、
当該欠測判定部は、前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取る最新の距離計測値が前記適正距離標準値から前記欠測判定閾値以上に減少している場合には、当該最新の距離計測値を外れ値扱いとし、
当該欠測判定部は、前記距離計測値記憶部が前記距離計から受け取る最新の距離計測値と前記適正距離標準値との差が前記欠測判定閾値未満になったとき、当該最新の距離計測値を正常値扱いとして、当該最新の距離計測値を前記距離計測値記憶部に残すかまたは正常値としてのフラグを付す
ことを特徴とする切羽面監視プログラム。
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2022
- 2022-05-30 JP JP2022088095A patent/JP7297222B1/ja active Active
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