JP7295778B2 - 波長変換部材、および、波長変換装置 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態の波長変換部材1および波長変換装置80の断面図である。図2は、本実施形態の波長変換部材1が備えるセラミック蛍光体10の模式図である。本実施形態の波長変換部材1は、外部の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)や半導体レーザー(LD:Laser Diode)などの光源が発した光L1が照射されると、光L1とは異なる波長の光L2を発生する。この波長変換部材1は、例えば、ヘッドランプ、照明、プロジェクタなどの各種光学機器において使用される。波長変換部材1は、セラミック蛍光体10と、反射膜20と、保護層30と、酸化防止膜35とを備える。波長変換装置80は、セラミック蛍光体10と、反射膜20と、保護層30と、放熱部材81と、接合層82を備える。なお、図1から図3における、セラミック蛍光体10と、反射膜20と、保護層30と、酸化防止膜35と、放熱部材81と、接合層82とのそれぞれの厚みの関係は、説明の便宜上、実際の厚みの関係とは異なるように図示されている。
元素A:Sc、Y、Ceを除くランタノイド(ただし、元素AとしてさらにGdを含んでいてもよい)
元素B:Al(ただし、元素BとしてさらにGdを含んでいてもよい)
セラミック蛍光体10として、セラミック焼結体を使用することで、蛍光相と透光相との界面で光が散乱し、光の色の角度依存性を減らすことができる。これにより、色の均質性を向上することができる。なお、セラミック蛍光体10の材料は、上述の材料に限定されない。
図5は、第2実施形態の波長変換部材2の断面図である。第2実施形態の波長変換部材2は、第1実施形態の波長変換部材1(図1)と比較すると、凹み部に密着膜が配置されている点が異なる。
図6は、第3実施形態の波長変換部材3の断面図である。第3実施形態の波長変換部材3は、第2実施形態の波長変換部材2(図5)と比較すると、密着膜が反射膜の側壁部にも配置されている点が異なる。
図7は、第4実施形態の波長変換部材4の断面図である。第4実施形態の波長変換部材4は、第1実施形態の波長変換部材1(図4)と比較すると、反射膜の厚みが異なる。
図8は、第5実施形態の波長変換部材5の断面図である。第5実施形態の波長変換部材5は、第1実施形態の波長変換部材1(図1)と比較すると、反射膜の厚みが異なる。
図9は、第6実施形態の波長変換部材6の模式図である。第6実施形態の波長変換部材6は、第1実施形態の波長変換部材1(図1)と比較すると、凹み部の形状が異なる。
図10は、第7実施形態の波長変換部材7の模式図である。第7実施形態の波長変換部材7は、第1実施形態の波長変換部材1(図1)と比較すると、凹み部の形状が異なる。
図11は、第8実施形態の波長変換部材の模式図である。第8実施形態の波長変換部材は、第1実施形態の波長変換部材1(図1)と比較すると、凹み部の形状が異なる。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上述の実施形態では、凹み部の形状は、セラミック蛍光体の裏面の平面視において、矩形状(第1実施形態)や、円形状(第6実施形態)であるとした。しかしながら、凹み部の形状はこれに限定されない。上述した実施形態のように、凹み部に、底面部とセラミック蛍光体の裏面とを接続する段差が形成されていることが望ましい。
第2実施形態および第3実施形態の波長変換部材が備える密着膜は、第4実施形態から第8実施形態の波長変換部材に適用されてもよい。
第2実施形態および第3実施形態の波長変換部材が備える密着膜は、光透過性を有する酸化ケイ素から形成されているとした。密着膜は、酸化アルミニウム(Al2O3)、酸化チタン(TiO2)、酸化ジルコニウム(ZrO2)、酸化タンタル(Ta2O3)、酸化錫(SnO2)、IZO(indium-zinc-oxide)、ITO(indium-tin-Oxide)などから形成されていてもよい。
上述の実施形態では、第3実施形態を除いて、反射膜の幅は、凹み部の幅と略同じであるとした。しかしながら、反射膜の幅は、これに限定されない。凹み部の内部に反射膜のみが配置される場合であっても反射膜の幅が凹み部の幅に対して、例えば、90%程度であれば、保護膜に段差ができてもクラックは形成されにくくなるため、反射膜の劣化による発光強度の低下を抑制することができる。
第4実施形態では、反射膜23は、厚みD23が130nmであり、凹み部13の深さD13に対して厚みが薄くなっているとした。また、第5実施形態では、反射膜24は、厚みD24が180nmであり、凹み部13の深さD13に対して厚みが厚くなっているとした。しかしながら、凹み部の深さに対する反射膜の厚みは、これに限定されない。反射膜の厚みは、凹み部の深さに対して、例えば、50%程度であれば、保護膜に段差ができてもクラックは形成されにくくなるため、反射膜の劣化による発光強度の低下を抑制することができる。
第8実施形態および第9実施形態では、反射膜は、アルミニウムから形成されるとした。反射膜は、銀から形成されてもよいが、第8実施形態および第9実施形態では、反射膜の一部が露出するため、内部酸化が起こりにくいアルミニウムの方が好ましい。
10,10a,40,50,60…セラミック蛍光体
10b…表面
11,41,51…入射面
12,42,52,62…裏面
13,43,53,63…凹み部
13a,43a…内壁部
13b,53b…底面部
14,44…凹み部の外周
15,45…セラミック蛍光体の裏面の外周
20,21,22,23,24…反射膜
20a,21a,22a,23a,24a…側壁部
20b,21b,22b,23b,24b…反射面
20c,21c,22c,23c,24c…裏面
27,29…密着膜
27a,29a…密着膜上部
27a,27b,29a,29b,29c…密着膜下部
29c…密着膜側部
27c,29d…端面
30…保護層
31…第1保護膜
32…第2保護膜
35…酸化防止膜
54,64…側面部
80…波長変換装置
81…放熱部材
82…接合層
D13…凹み部の深さ
D20,D21,D22,D23,D24…反射膜の厚み
L1,L2…光
S4,S5…段差
W13…凹み部の幅
W20,W21,W22,W23,W24…反射膜の幅
Claims (6)
- 波長変換部材であって、
光が入射する入射面と、前記入射面の反対側に位置する裏面とを有し、前記裏面に凹み部が形成されているセラミック蛍光体と、
前記凹み部に配置される反射膜と、
前記セラミック蛍光体の前記裏面に接触し、前記反射膜に対向して配置される保護膜と、を備える、
ことを特徴とする波長変換部材。 - 請求項1に記載の波長変換部材であって、
前記凹み部の外周は、前記セラミック蛍光体の前記裏面の平面視において、前記セラミック蛍光体の外周の内側にあり、
前記凹み部は、外周全体に、前記裏面に接続する内壁部を有しており、
前記反射膜は、全周において、少なくとも一部が前記内壁部に対向している、
ことを特徴とする波長変換部材。 - 請求項1または請求項2に記載の波長変換部材であって、
前記反射膜は、全体が前記凹み部の内部に配置されている、
ことを特徴とする波長変換部材。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の波長変換部材であって、
前記凹み部は、底面部を有しており、
前記反射膜は、前記底面部に対向する側に光を反射する反射面を有しており、
前記波長変換部材は、さらに、
前記底面部と前記反射面との間に配置され、光透過性を有する密着膜を備える、
ことを特徴とする波長変換部材。 - 請求項4に記載の波長変換部材であって、
前記凹み部は、前記底面部と前記裏面との間に内壁部を有しており、
前記密着膜は、さらに、前記内壁部と前記反射膜との間に形成されている、
ことを特徴とする波長変換部材。 - 波長変換装置であって、
請求項1から請求項5のいずれか一項の記載の波長変換部材と、
前記波長変換部材の熱を外部に放出する放熱部材と、
前記波長変換部材と前記放熱部材を接合する接合層と、を備える、
波長変換装置。
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JP2016192295A (ja) | 2015-03-31 | 2016-11-10 | ウシオ電機株式会社 | 蛍光光源装置 |
JP2019174572A (ja) | 2018-03-27 | 2019-10-10 | セイコーエプソン株式会社 | 光源装置及びプロジェクター |
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