JP7295702B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信システムに関する。
ウェーハを切削ブレードで切削加工する切削装置は、クリーンルーム内に複数台設置されていて、作業者は、複数の切削装置を使用している。
切削装置では、複数のウェーハが収納されたカセットから、1枚ずつ、ウェーハが取り出されて、チャックテーブルに保持され、切削加工される。切削加工されたウェーハは、再びカセットに収納される。
カセットに収納されている未加工のウェーハがすべて切削されたら、シグナルタワーにおける切削加工が終了した旨を通知するランプが点灯する。これにより、切削加工が終了したことが、作業者に通知される。
また、切削装置は、切削ブレードが破損した事を検知するブレード破損検知手段を備えている。ブレード破損検知手段は、切削加工中に、切削ブレードが破損した事を検知した場合、切削加工を一時停止させ、シグナルタワーにおける異常停止ランプ(異常が発生したために一時停止している旨を通知するためのランプ)を点灯させる。これにより、切削装置が異常停止されたことが、作業者に通知される。
このような技術は、たとえば、特許文献1に開示されている。
特開2012-089853号公報
上記のように、切削装置では、加工が終了した後、また、異常が発生した後に、シグナルタワーのランプを用いて、その情報が作業者に通知される。このため、作業者は、切削装置の状態を把握するためには、シグナルタワーを確認する必要がある。そのため、作業者が、シグナルタワーに気づいて対処を施すまで、切削装置が待機状態となり、無駄が発生する。
本発明の目的は、シグナルタワーを用いるよりも明確に、切削装置等の加工装置の情報を作業者に伝達することにある。
本発明の通信システム(本システム)は、被加工物を加工具で加工する加工装置と、該加工装置と通信することによって該加工装置の状態を把握する通信端末とを備えた通信システムであって、該加工装置に備えられ、複数の被加工物を収容したカセットから1枚ずつ取り出された被加工物の加工中に、該カセットに収容されているすべての被加工物の加工が終了する前に、加工終了が間近であることを認識する第1認識部と該加工装置に備えられ、該第1認識部が認識する加工終了が間近であることを示す情報を該通信端末に送信する装置制御部と、該通信端末に備えられ、該加工装置から送信された該加工終了が間近であることを示す情報を表示部に表示する端末制御部と、を含み、該端末制御部は、該表示部に表示された該加工終了が間近であることを示す情報が選択されると、該情報を通知した加工装置に、該情報の詳細内容を求める詳細確認指令として、加工終了までにかかる時間を問う詳細確認指令を発信するとともに、該加工装置から送信された該加工終了までにかかる時間を含む詳細内容を該表示部に表示するように構成されており、該装置制御部は、該端末制御部からの該詳細確認指令に対応する該加工終了までにかかる時間を含む詳細内容を該通信端末に送信するように構成されている。
本発明の他の通信システム(本システム)は、被加工物を加工具で加工する加工装置と、該加工装置と通信することによって該加工装置の状態を把握する通信端末とを備えた通信システムであって、該加工装置に備えられ、該加工具の交換時期が間近であることを認識する第3認識部と、該加工装置に備えられ、該第3認識部が認識する該加工具の交換時期が間近であることを示す情報を該通信端末に送信する装置制御部と、該通信端末に備えられ、該加工装置から送信された該加工具の交換時期が間近であることを示す情報を表示部に表示する端末制御部と、を含み、該端末制御部は、該表示部に表示された該加工具の交換時期が間近であることを示す情報が選択されると、該情報を通知した加工装置に、該情報の詳細内容を求める詳細確認指令として、該加工具の状態を問う詳細確認指令を発信するとともに、該加工装置から送信された該加工具の状態を含む詳細内容を該表示部に表示するように構成されており、該装置制御部は、該端末制御部からの該詳細確認指令に対応する該加工具の状態を含む詳細内容を該通信端末に送信するように構成されている
本システムでは、作業者は、加工装置から離れ見えないところにいても、加工終了、異常停止あるいは加工具の交換に関する加工装置の状態を、通信端末を介して把握することができる。このため、作業者は、加工装置に備えられているシグナルタワーを用いるよりも早くかつ明確に、加工装置の状態を把握することができる。
また、作業者は、加工装置の状態を把握するために、作業を中断して加工装置に近づく必要がないとともに、加工装置のシグナルタワーを確認する必要もない。これにより、作業者は、作業を継続すること、および、加工装置の状態に応じて、次の加工のための準備を実施することができる。その結果、生産性を高めることができる。
また、本システムに複数の加工装置が含まれている場合、作業者は、各加工装置の状態を、各加工装置のそれぞれに足を運ぶことなく、把握することができる。これにより、加工装置の状態把握に関する効率を、大幅に高めることができる。
また、本システムでは、通信端末の端末制御部は、上記のように、加工装置に、情報の詳細内容を求める詳細確認指令を発信し、加工装置から送信された詳細内容を表示部に表示してもよい。これにより、作業者は、情報の詳細内容を、容易に把握することが可能となる。また、作業者は、情報の詳細内容を確認した上で、作業の優先順位を決定することができる。
本実施形態にかかる通信システムに関する加工装置および通信端末を示す説明図である。 加工装置から送信される加工装置情報の表示例を示す説明図である。 加工装置から送信される詳細内容の表示例を示す説明図である。 通信端末からの詳細確認指令と、この詳細確認指令に応じた加工装置からの詳細内容の表示例を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる通信システム1は、被加工物であるウェーハWを加工する加工装置3、および、加工装置3と通信することにより加工装置3の状態を把握する通信端末5を備えている。通信システム1では、加工装置3と通信端末5との間の通信が実現される。
なお、図1には1台の加工装置3が示されているけれども、通信システム1は、複数台の加工装置3を含むことが可能であり、この場合、通信端末5は、複数の加工装置3と通信する。
加工対象となるウェーハWは、概略円形状を有し、表面に格子状の分割予定ラインLが形成されている。分割予定ラインLによって区画された各領域には、各種デバイス(図示せず)が形成されている。
ウェーハWの裏面には、ダイシングテープTが貼着されている。ダイシングテープTの外周には、リングフレームFが貼着されている。このように、ウェーハWは、ダイシングテープTを介してリングフレームFに支持されたワークセットW1の状態で、加工装置3において加工される。また、ワークセットW1は、図示しないカセットに収容されて、加工装置3に搬入される。
以下に、加工装置3および通信端末5の構成について説明する。
加工装置3は、ワークセットW1(ウェーハW)をフルオート加工することが可能なものである。加工装置3は、支持台10、支持台10に立設された直方体状の筐体12、筐体12に内蔵され、加工装置3の各部材を制御する装置制御部14、および、筐体12の前面に備えられたアンテナ15を有している。アンテナ15は、加工装置3と通信端末5などの外部装置との通信に使用される。
また、アンテナ15は、加工装置3に備えられなくても良く、加工装置3と有線接続された通信機器(ルータ)19に配設されていても良い。また、通信機器19を複数配置してもよい。
支持台10の一端側には、複数のワークセットW1を保持するカセット(図示せず)が載置されるカセットステージ16が設けられている。
カセットステージ16と保持テーブル20との間には、ワークセットW1を搬送するプッシュプル手段17が設けられている。また、保持テーブル20の筐体12側には、ワークセットW1を仮置きする仮置き手段18が設けられている。プッシュプル手段17は、カセットステージ16上のカセットから仮置き手段18に、加工前のワークセットW1を搬送および載置する。仮置き手段18は、ワークセットW1のX軸方向の位置決めを実施する。
なお、プッシュプル手段17は、カセットから1枚ずつ取り出されたウェーハW(ワークセットW1)の加工中に、カセット内のすべてのウェーハWに対する加工の終了が間近であるか否かを監視している。そして、加工終了が間近となったときに、プッシュプル手段17は、カセットに収容されているすべてのウェーハWの加工が終了する前に、加工装置3の状態として、加工終了が間近となったことを認識する。プッシュプル手段17は、第1認識部の一例に相当する。
たとえば、プッシュプル手段17は、カセットに残った最後の1枚のワークセットW1を取り出して仮置き手段18に載置したときに、加工終了が間近であることを認識する。
仮置き手段18上のワークセットW1は、図示しない搬送手段によって、保持テーブル20に搬送および載置される。
保持テーブル20は、移動板21上に固定されている。移動板21は、蛇腹状の防水カバーCとともに、支持台10の上面中央の開口を覆っている。移動板21および防水カバーCの下方には、移動板21および保持テーブル20をX軸方向に移動させる、たとえばボールねじ式の切削送り機構(図示せず)が設けられている。
保持テーブル20は、ポーラスセラミック材からなる保持面を有している。この保持面に生じる負圧によって、ワークセットW1のウェーハWが吸引保持される。保持テーブル20の周囲には、4つのクランプ22が設けられている。各クランプ22によって、ワークセットW1のリングフレームFが、四方から挟持固定される。
保持テーブル20の上方における筐体12の前面には、保持テーブル20に保持されているワークセットW1のウェーハWを切削加工する切削機構30が備えられている。切削機構30は、互いに同様の構造を有する第1切削装置31および第2切削装置33、ならびに、第1切削装置31および第2切削装置33をY軸方向に沿ってインデックス送りするためのY軸方向移動手段35を備えている。
第1切削装置31および第2切削装置33は、それぞれの下端に、切削ブレードを有する切削部37を備えており、切削部37をZ軸方向に沿って移動させることが可能である。
このような構成を有する切削機構30では、第1切削装置31、第2切削装置33およびY軸方向移動手段35によって、切削部37のYZ面内での位置が調整される。そして、切削部37の切削ブレードによって、X軸方向に切削送り(加工送り)される保持テーブル20に保持されたワークセットW1におけるウェーハWが、分割予定ラインLに沿って切削加工される。
なお、切削部37には、切削ブレードの状態を検出するブレード状態検出部38が備えられている。切削ブレードは、加工具の一例である。切削ブレードの状態とは、たとえば、切削ブレードの磨耗状況である。そして、ブレード状態検出部38は、加工装置3の状態として、切削ブレードの交換時期が間近であることを認識する。ブレード状態検出部38は、第3認識部の一例に相当する。たとえば、ブレード状態検出部38は、切削ブレードの磨耗量を検出し、磨耗量が所定値を超えたときに、切削ブレードの交換時期が間近であることを認識する。
切削加工後、ワークセットW1は、図示しない搬送手段によって、保持テーブル20から、保持テーブル20の奥側のスピンナ洗浄手段24に送られる。スピンナ洗浄手段24は、高速回転されたワークセットW1に向けて洗浄水を噴射してワークセットW1を洗浄した後、乾燥エアを噴射してワークセットW1を乾燥させる。
また、筐体12の側面には、タッチパネル40が設置されている。タッチパネル40には、加工装置3に関する加工条件等の各種情報が表示される。また、タッチパネル40は、加工条件等の各種情報を設定するためにも用いられる。このように、タッチパネル40は、情報を入力するための入力手段として機能するとともに、入力された情報を表示するための表示手段としても機能する。
装置制御部14は、各種の処理を実行し、加工装置3の各構成要素を統括制御する。たとえば、装置制御部14には、各種検出器(図示せず)からの検出結果が入力される。また、装置制御部14は、切削送り機構、第1切削装置31、第2切削装置33およびY軸方向移動手段35を制御して、ワークセットW1のウェーハWに対する切削部37による切削加工を実施する。
さらに、装置制御部14は、ウェーハWの加工中に、何らかの異常が生じた場合、必要に応じて、加工装置3による加工を一時停止する。すなわち、装置制御部14は、ウェーハWの加工中に、加工装置3の状態として、何らかの異常(エラー)によって加工が一時停止されていることを認識する第2認識部としても機能する。
また、装置制御部14は、通信端末5と通信するための通信制御部としても機能する。
通信端末5は、たとえばスマートフォンあるいはタブレットなどの携帯可能な端末装置であり、加工装置3の作業者に携帯される。図1に示すように、通信端末5は、筐体51、タッチパネル53、および、筐体51に内蔵され、通信端末5の各部材を制御する端末制御部55を備えている。
通信端末5のタッチパネル53は、加工装置3のタッチパネル40と同様に、作業者に情報を表示する表示部として、および、作業者による情報の入力のための入力部として機能する。
端末制御部55は、各種の処理を実行し、通信端末5の各構成要素を統括制御する。
次に、加工装置3と通信端末5との間の通信について説明する。
装置制御部14は、装置制御部14自身、プッシュプル手段17およびブレード状態検出部38のいずれかが認識した加工装置3の状態、すなわち、加工が一時停止されていること、加工終了が間近であること、あるいは切削ブレードの交換時期が間近であることを、加工装置3の状態を示す情報(加工装置情報)として、アンテナ15を介して通信端末5に送信する。
端末制御部55は、加工装置3から送信された加工装置情報を、表示部であるタッチパネル53に表示する。
なお、通信システム1が複数の加工装置3を含んでいる場合、端末制御部55は、全てのあるいは一部の加工装置3からの加工装置情報をタッチパネル53に表示する。
図2に、加工装置情報の表示例を示す。この図に示す例では、通信端末5は、8台の加工装置3(DICER-1~DICER-8)と通信しており、これらから加工装置情報を受信している。
この画面の右上に表示されている「LANG」ボタンは、表示される文字の言語を切り換えるためのものである。また、画面の下方には、「時刻順」、「名前順」、および「優先度順」という3つのボタンが並んでいる。これらは、各加工装置3から送信された加工装置情報における表示順序を定めるためのものである。
「時刻順」ボタンが選択されると、各加工装置情報の表示順序が、通信端末5に送信された時刻に応じた順序となる。「装置名称」ボタンが選択されると、各加工装置情報の表示順序が、それらを送信した加工装置3の名称(DICER-1~DICER-8のいずれか)に応じた順序となる。また、「優先度順」ボタンが選択されると、加工装置情報の表示順序が、それらの優先度に応じた順序となる。
さらに、「優先度順」の右隣の領域に、「↓」というボタンが表示されている。この領域は、決定された表示順序における並び方向(昇順/降順)を定めるためのものである。
図2に示す例では、「優先度順」および「降順(↓)」選択されている。したがって、優先度の高い加工装置情報であるほど上方に示されている。なお、「昇順」が選択された場合、「↓」に代えて「↑」が表示される。
そして、この図に示す例では、DICER-1およびDICER5~8がエラー停止していること、すなわち、DICER-1およびDICER5~8では、何らかのエラーによって加工が一時停止されていることを示す加工装置情報が、優先度の高い情報として、画面の上方に表示されている。
さらに、その下方には、DICER-4のブレード交換時期が間近であることを示す加工装置情報、および、DICER-3のフルオート加工の終了が間近であることを示す加工装置情報が、この順で表示されている。
作業者は、タッチパネル53に表示されている複数の加工装置情報のなかから、1つの加工装置情報を、それに触れることにより選択することができる。通信端末5の端末制御部55(図1参照)は、タッチパネル53に表示された加工装置情報が選択されると、選択された加工装置情報を通知した加工装置3に、この加工装置情報の詳細内容を求める詳細確認指令を発信する。
この詳細確認指令を受けた加工装置3の装置制御部14は、端末制御部55からの詳細確認指令に対応する詳細内容を、通信端末5に送信する。
さらに、詳細確認指令を発信した通信端末5の端末制御部55は、加工装置3から送信された詳細内容を、タッチパネル53に表示する。
たとえば、作業者が、通信端末5のタッチパネル53を用いて、図2に示す例における最上段にある、DICER-1のエラー停止に関する加工装置情報に触れるとする。この場合、通信端末5の端末制御部55は、DICER-1としての加工装置3に、エラー停止に関する詳細内容を求める詳細確認指令を発信する。
これに応じて、DICER-1としての加工装置3の装置制御部14は、エラー停止に関する詳細内容を、加工装置3に送信する。そして、通信端末5の端末制御部55は、加工装置3から送信された詳細内容を、図3に示すように、タッチパネル53に表示する。
図3に示す詳細内容は、DICER-1としての加工装置3に、「V0193 ワークバキュームエラー」、「E0567 ウェーハ洗浄水が異常です」、および、「K0039 カーフチェック:オフセンターエラー」という3つのエラーが生じていることを示す文字列を含んでいる。また、この詳細内容は、オフセンターエラーが生じていることを示す画像G1も含んでいる。
あるいは、作業者が、通信端末5のタッチパネル53を用いて、図2に示す例における下から2段目にある、DICER-4のブレード交換時期に関する加工装置情報に触れるとする。この場合、端末制御部55は、DICER-4としての加工装置3に、ブレード交換時期に関する詳細内容を求める詳細確認指令を発信する。
本実施形態では、この場合、図4に示すように、通信端末5の端末制御部55は、詳細確認指令として、「ブレード磨耗量(%)」を問う詳細確認指令を発信する。また、この場合には、端末制御部55は、この詳細確認指令を含む加工装置3との間での送受信内容を、送受信の時刻とともにタッチパネル53にタイムライン表示する。
この詳細確認指令に応じて、DICER-4としての加工装置3の装置制御部14は、ブレード交換時期に関する詳細内容を、通信端末5に送信する。そして、通信端末5の端末制御部55は、加工装置3から送信された詳細内容を、図4に示すようにタッチパネル53に表示する。
図4に示す詳細内容では、図1に示した2つの切削部37の切削ブレードのそれぞれが、Z1およびZ2として区別されている。そして、この詳細内容は、Z1の切削ブレードの型番「27HEED」および磨耗量「33%」と、Z2の切削ブレードの型番「27HEED」および磨耗量「67%」とを含んでいる。
以上のように、本実施形態の通信システム1では、加工装置3は、加工終了が間近であることを認識する第1認識部としてのプッシュプル手段17と、何らかの異常によってウェーハWの加工が一時停止されていることを認識する第2認識部としての装置制御部14と、切削ブレードの交換時期が間近であることを認識する第3認識部としてのブレード状態検出部38とを備えている。
さらに、加工装置3では、装置制御部14が、いずれかの認識部が認識する加工装置3の状態を示す加工装置情報を、通信端末5に送信する。そして、通信端末5の端末制御部55が、加工装置3から送信された加工装置情報を、タッチパネル53に表示する。
このように、通信システム1では、加工装置3の作業者は、加工装置3から離れたところにいても、加工終了、エラー停止あるいは切削ブレードの交換に関する加工装置3の状態を、自身の携帯する通信端末5を介して把握することができる。このため、シグナルタワーを用いるよりも早くかつ明確に、作業者は、加工装置3の状態を把握することができる。また、作業者は、加工装置3の前に行ってタッチパネル40を見なくとも、加工装置3の状態を把握することができる。
また、作業者は、加工装置3の状態を把握するために、作業を中断して加工装置3に近づく必要がないとともに、加工装置3のシグナルタワーを確認する必要もない。これにより、作業者は、作業を継続すること、および、加工装置3の状態に応じて、次の加工のための準備を実施することができる。その結果、生産性を高めることができる。
また、通信システム1に複数の加工装置3が含まれている場合、作業者は、各加工装置3の状態を、各加工装置3のそれぞれに足を運ぶことなく、把握することができる。これにより、加工装置3の状態把握に関する効率を、大幅に高めることができる。
また、本実施形態の通信システム1では、通信端末5の端末制御部55は、タッチパネル53に表示された加工装置情報が選択されると、この情報を通知した加工装置3に、この情報の詳細内容を求める詳細確認指令を発信する。さらに、端末制御部55は、加工装置3から送信された詳細内容を、タッチパネル53に表示する。
これにより、作業者は、加工装置情報の詳細内容を、容易に把握することが可能となる。また、作業者は、加工装置情報の詳細内容を確認した上で、各加工装置情報に関する作業の優先順位を決定することができる。
なお、作業者が、タッチパネル53を用いて、図2に示す例における最下段にある、DICER-3のフルオート加工の終了に関する加工装置情報に触れるとする。この場合、端末制御部55は、DICER-3としての加工装置3に、フルオート加工の終了に関する詳細内容を求める詳細確認指令を発信する。
この場合、端末制御部55は、たとえば、「終了するまでにかかる時間」を問う詳細確認指令を発信する。この詳細確認指令に応じて、DICER-3としての加工装置3の装置制御部14は、終了するまでにかかる時間を算出して、この時間を含む詳細内容を通信端末5に送信する。そして、通信端末5の端末制御部55は、加工装置3から送信された詳細内容を、タッチパネル53に表示する。
すなわち、加工装置3の装置制御部14は、ウェーハWのサイズ、インデックス送りの量、および、加工送りの速度から、1枚のウェーハWの切削加工にかかる時間を、予め計算して取得している。つまり、装置制御部14は、カセットから保持テーブル20にウェーハWを搬送する時間、ウェーハWを切削加工する時間、保持テーブル20からスピンナ洗浄手段24にウェーハWを搬送する時間、スピンナ洗浄の時間、および、スピンナ洗浄手段24からウェーハWを搬送してカセットに収納する時間、を予め取得している。装置制御部14は、これらの時間と、詳細確認指令の受信のタイミングとに基づいて、終了するまでにかかる時間を算出して、詳細内容として通信端末5に送信する。
たとえば、装置制御部14は、最後のウェーハWがスピンナ洗浄中であるときに通信端末5から詳細確認指令を受信した場合、スピンナ洗浄の残り時間と、スピンナ洗浄手段24からウェーハWを搬送してカセットに収納する時間との合計の時間を、終了するまでにかかる時間として、通信端末5に送信する。通信端末5の端末制御部55は、この時間を、タッチパネル53に表示する。
これに関し、ある加工装置3の加工が終了間近であるという加工装置情報を加工装置3が受信した場合、作業者は、これにすぐに対応することができないこともある。本実施形態では、このような場合でも、作業者に、終了するまでにかかる時間を知らせることが可能である。これにより、作業者の作業効率を高めることができる。
また、本実施形態では、加工装置3が、第1認識部としてのプッシュプル手段17と、第2認識部としての装置制御部14と、ブレード状態検出部38とを備えている。これに代えて、加工装置3は、第1認識部、第2認識部および第3認識部として機能するセンサーを、別途に備えていてもよい。また、加工装置3は、第1認識部、第2認識部および第3認識部の全てを備えなくてもよく、少なくともいずれか1つの認識部を備えていればよい。
また、本実施形態では、通信端末5の端末制御部55が、加工終了が間近であること、エラー停止が生じたこと、およびブレードの交換時期が間近であることを示す加工装置情報が加工装置3から送信されたとき、その加工装置情報をタッチパネル53に表示する。これに加えて、端末制御部55は、たとえばエラー停止に関する加工装置情報を受信したときに、通信端末5を音や振動をさせるように設定されていてもよい。これにより、作業者に対して、より強く注意を喚起することができる。
また、本実施形態では、通信端末5は、作業者によって携帯可能な端末装置である。これに代えて、通信端末5は、デスクトップ型のコンピュータなどの、作業者の作業場所に据え置かれた端末装置であってもよい。
また、本実施形態では、加工装置3の装置制御部14と通信端末5の端末制御部55とが、アンテナ15およびアンテナ57を介した無線通信を実施している。これに代えて、加工装置3の装置制御部14と通信端末5の端末制御部55とが、有線通信を実施してもよい。
また、加工装置3と通信端末5とは、無線あるいは有線によって直接的に通信してもよいし、インターネットあるいはイントラネットなどのネットワークを介して通信してもよい。この場合、作業者は、加工装置3の設置場所とは別の施設などの遠隔地にいる場合でも、加工装置3および通信端末5をネットワークに接続することにより、加工装置3の状態を把握することができる。
また、本実施形態では、被加工物を加工する加工装置として、ウェーハWを切削加工する加工装置3を例示している。これに代えて、本実施形態の通信システム1が適用される加工装置は、たとえば、被加工物を研削加工する研削装置、被加工物をレーザー光によって加工するレーザー加工装置、被加工物をバイト切削するバイト切削装置、被加工物を洗浄および乾燥する洗浄装置、被加工物をチップに分割するためのエキスパンド装置、あるいは、被加工物にテープを取り付けるテープマウンタであってもよい。
1:通信システム、
3:加工装置、15:アンテナ、37:切削部、
40:タッチパネル、14:装置制御部、
5:通信端末、53:タッチパネル、57:アンテナ、55:端末制御部

Claims (2)

  1. 被加工物を加工具で加工する加工装置と、該加工装置と通信することによって該加工装置の状態を把握する通信端末とを備えた通信システムであって、
    該加工装置に備えられ、複数の被加工物を収容したカセットから1枚ずつ取り出された被加工物の加工中に、該カセットに収容されているすべての被加工物の加工が終了する前に、加工終了が間近であることを認識する第1認識部と
    該加工装置に備えられ、該第1認識部が認識する加工終了が間近であることを示す情報を該通信端末に送信する装置制御部と、
    該通信端末に備えられ、該加工装置から送信された該加工終了が間近であることを示す情報を表示部に表示する端末制御部と、を含み、
    該端末制御部は、該表示部に表示された該加工終了が間近であることを示す情報が選択されると、該情報を通知した加工装置に、該情報の詳細内容を求める詳細確認指令として、加工終了までにかかる時間を問う詳細確認指令を発信するとともに、該加工装置から送信された該加工終了までにかかる時間を含む詳細内容を該表示部に表示するように構成されており、
    該装置制御部は、該端末制御部からの該詳細確認指令に対応する該加工終了までにかかる時間を含む詳細内容を該通信端末に送信するように構成されている、
    通信システム。
  2. 被加工物を加工具で加工する加工装置と、該加工装置と通信することによって該加工装置の状態を把握する通信端末とを備えた通信システムであって、
    該加工装置に備えられ、該加工具の交換時期が間近であることを認識する第3認識部と、
    該加工装置に備えられ、該第3認識部が認識する該加工具の交換時期が間近であることを示す情報を該通信端末に送信する装置制御部と、
    該通信端末に備えられ、該加工装置から送信された該加工具の交換時期が間近であることを示す情報を表示部に表示する端末制御部と、を含み、
    該端末制御部は、該表示部に表示された該加工具の交換時期が間近であることを示す情報が選択されると、該情報を通知した加工装置に、該情報の詳細内容を求める詳細確認指令として、該加工具の状態を問う詳細確認指令を発信するとともに、該加工装置から送信された該加工具の状態を含む詳細内容を該表示部に表示するように構成されており、
    該装置制御部は、該端末制御部からの該詳細確認指令に対応する該加工具の状態を含む詳細内容を該通信端末に送信するように構成されている、
    通信システム。
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