JP7295526B2 - 梱包された敷物、敷物の梱包装置及び梱包方法 - Google Patents

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Description

本発明は、梱包された敷物、敷物の梱包装置及び梱包方法に関するものである。
昨今、マットレス等を運搬する費用が高騰しており、特に、所定寸法より大きいマットレス等に対しては、運搬自体を断られる場合もある。
そこで従来、マットレスを圧縮して内部に含まれる空気を脱気し、その周囲を気密性のある袋で密封するようにしたマットレスの圧縮包装方法や、圧縮マットレスが知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1の圧縮包装方法は、マットレスを前記気密性のある袋に入れた後、お互いの近接方向に付勢される一対のローラによって、袋の閉鎖部側から開口部側に向けて袋ごとマットレスを圧縮する工程と、内部のマットレスがローラを通過した後、袋の開口部付近をローラで挟み付けて袋内部を密封状態に保持する工程と、この間に袋の開口部付近を封止する工程を備えている。
又、特許文献1の圧縮マットレスは、気密性のある袋に入れられたマットレスがローラにより袋ごと圧縮され、その状態で袋の開口部が封止されている。
特開2004-010119号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたマットレスの圧縮包装方法や圧縮マットレスは、袋内部が密封状態に保持されていたため、密封する袋からマットレスを出して使用しようとしても、圧縮されたマットレスが圧縮前の状態に戻らず、マットレス本来の性能を発揮できない虞がある。
又、特許文献1の圧縮包装方法を行う装置は、袋内部を密封状態に保持したり、袋の開口部付近を封止する機能も必要であるため、装置が複雑化・大型化する問題がある。
本発明は、このような点に鑑み、ロール状に巻かれた敷物のロール周面を梱包シートで覆うものの、敷物のロール端面は梱包シートで覆わず露出させることによって、敷物の「運搬時等のコンパクト化」と「梱包前状態への戻り力向上」の両立や、「梱包装置の小型化」を実現できる梱包された敷物、敷物の梱包装置及び梱包方法を提供することを目的とする。
本発明に係る敷物1は、梱包された敷物であって、当該敷物はロール状に巻かれ、当該敷物のロール周面1aが、梱包シート2によって覆われ、当該敷物のロール端面1bが、前記梱包シート2には覆われず、露出し、当該敷物は、その最も上に積層されたパイル布帛11を有し、前記パイル布帛11は、基布11aと、前記基布11aから上方へ立毛するパイル11bを備え、ロール状に巻かれた当該敷物の少なくともロール周面1aにおいて、前記パイル11bがロール外方に立毛するように、当該敷物は、所定回折り畳まれた状態で、ロール状に巻かれていることを第1の特徴とする。
本発明に係る敷物1の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、当該敷物におけるロール中心部1cには、隙間3が設けられ、前記隙間3の大きさは、当該敷物が梱包された直後より小さくなっている点にある。
これらの特徴により、ロール状に巻かれた敷物1のロール周面1aを梱包シート2で覆うことによって、敷物1のサイズが小さくなり、運搬や保管等をし易くなり、運搬等の費用も低減できる。
これと同時に、敷物1のロール端面1bは梱包シート2で覆わず露出させることによって、特許文献1とは異なり、袋内部が密封状態に保持する等は必要なく、梱包状態を解いて敷物1を使用する際は、ロール端面1bが露出している分だけ敷物1は過度に圧縮されていないため、敷物1が梱包前の状態に戻り易く(謂わば、梱包前状態への戻り力が向上し)、敷物1本来の性能を発揮し易くなる。
従って、敷物1の「運搬時等のコンパクト化」と「梱包前状態への戻り力向上」の両立が実現できる。
これは、後述する敷物1の梱包装置20の小型化にも繋がる。
又、敷物1におけるロール中心部1cに隙間3を設けることによって、梱包された敷物1のコンパクトさは保ちながらも、隙間3を設けた分だけ、梱包後に敷物1がロール中心部1c方向へ膨らむ(戻る)ことが可能となり、梱包前状態への戻り力が更に向上するため、「運搬時等のコンパクト化」と「梱包前状態への戻り力向上」の更なる両立を図れる。
更に、敷物1を所定回折り畳まれた状態でロール状に巻くことによって、ロール状に巻く前から敷物1のサイズを小さく出来、更なる「運搬時等のコンパクト化」が実現できる。
本発明に係る敷物1の梱包装置20は、敷物1を梱包する梱包装置であって、前記敷物1をロール状に巻くロール巻部21と、前記敷物1のロール周面1aを梱包シート2によって覆い且つ前記敷物1のロール端面1bを前記梱包シート2によっては覆わず露出させるシート周覆部22とを有し、前記敷物1は、その最も上に積層されたパイル布帛11を有し、前記パイル布帛11は、基布11aと、前記基布11aから上方へ立毛するパイル11bを備え、前記ロール巻部21は、ロール状に巻かれた前記敷物1の少なくともロール周面1aにおいて、前記パイル11bがロール外方に立毛するように、前記敷物1を、所定回折り畳まれた状態で、ロール状に巻くことを第1の特徴とする。
本発明に係る敷物1の梱包装置20の第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、所定回折り畳まれた状態の前記敷物1を、その厚み方向に圧縮しながら搬送する圧縮搬送部24を有し、前記ロール巻部21は、前記圧縮搬送部24が圧縮しながら搬送した前記敷物1を、ロール状に巻く点にある。
れらの特徴により、敷物1をロール状に巻くロール巻部21と、敷物1のロール周面1aを梱包シート2で覆い且つ敷物1のロール端面1bを梱包シート2では覆わず露出させるシート周覆部22を有することによって、特許文献1とは異なり、袋内部を密封状態に保持したり、袋の開口部付近を封止する機能が必要ない分だけ、梱包装置20のサイズを小さく出来る(「梱包装置の小型化」)。
これと共に、この梱包装置20にて梱包した敷物1は、上述したように、「運搬時等のコンパクト化」と「梱包前状態への戻り力向上」の両立等も図れる。
本発明に係る敷物1の梱包方法は、敷物1を梱包する梱包方法であって、前記敷物1をロール状に巻くロール巻工程K1と、前記敷物1のロール周面1aを梱包シート2によって覆い且つ前記敷物1のロール端面1bを前記梱包シート2によっては覆わず露出させるシート周覆工程K2とを有し、前記敷物1は、その最も上に積層されたパイル布帛11を有し、前記パイル布帛11は、基布11aと、前記基布11aから上方へ立毛するパイル11bを備え、前記ロール巻工程K1では、ロール状に巻かれた前記敷物1の少なくともロール周面1aにおいて、前記パイル11bがロール外方に立毛するように、前記敷物1を、所定回折り畳まれた状態で、ロール状に巻くことを第1の特徴とする。
この特徴でも同様で、敷物1をロール状に巻くロール巻工程K1と、敷物1のロール周面1aを梱包シート2で覆い且つ敷物1のロール端面1bを梱包シート2では覆わず露出させるシート周覆工程K2を有することによって、特許文献1とは異なり、「梱包装置の小型化」が実現できると共に、この梱包方法にて梱包した敷物1は、上述したように、「運搬時等のコンパクト化」と「梱包前状態への戻り力向上」の両立等も図れる。
本発明に係る梱包された敷物、敷物の梱包装置及び梱包方法によると、ロール状に巻かれた敷物のロール周面を梱包シートで覆うものの、敷物のロール端面は梱包シートで覆わず露出させることにより、敷物の「運搬時等のコンパクト化」と「梱包前状態への戻り力向上」の両立や、「梱包装置の小型化」を実現できる。
本発明に係る梱包された敷物、敷物の梱包装置(特に、ロール巻部)及び梱包方法を示す斜視図の図面代用写真である。 本発明に係る梱包された敷物、敷物の梱包装置(特に、シート周覆部)及び梱包方法を示す斜視図の図面代用写真である。 本発明に係る梱包された敷物(特に、隙間)、敷物の梱包装置及び梱包方法を示す斜視図の図面代用写真である。 本発明に係る敷物の梱包装置(特に、押出部)及び梱包方法を示す斜視図の図面代用写真である。 ある敷物(ラグマット)を示す斜視図である。 ある敷物(ラグマット)の裏材側を示す斜視図である。 別の敷物(ラグマット)を示す斜視図の図面代用写真である。 別の敷物(ラグマット)の裏材側を示す斜視図の図面代用写真である。 敷物の梱包装置の全体を示す側面図である。 敷物の梱包装置のロール巻部を示す断面図である。 敷物の梱包装置のロール巻部における伝達切替部材(クラッチ部材)等を示す拡大断面図である。 敷物の梱包装置のロール巻部における巻芯部材(ロック部材)、挟持部を示す拡大側断面図であって、って、(a)は巻芯部材内に挟持した敷物の一方の端部が若干入った状態を示し、(b)は巻芯部材内に挟持した敷物の一方の端部が奥まで入った状態を示す。 敷物の梱包装置のロール巻部、押出部等を示す断面図である。 敷物の梱包装置における圧縮搬送部から挟持部、ロール巻部にかけてを示す側断面図である。 敷物の梱包方法の第1工程を示す側面図である。 敷物の梱包方法の第2工程を示す側面図である。 敷物の梱包方法の第2工程のロック部材等を示す拡大側面図であって、(a)は巻芯部材内に挟持した敷物の一方の端部が若干入った状態を示し、(b)は巻芯部材内に挟持した敷物の一方の端部が奥まで入った状態を示す。 敷物の梱包方法の第3工程を示す側面図である。 敷物の梱包方法の第3工程の巻芯部材(ロック部材)を示す拡大側面図であって、(a)は巻芯部材内に奥まで入った敷物の一方の端部から挟持部を離した状態を示し、(b)は巻芯部材内に奥まで入った敷物の一方の端部を、外芯材に対して内芯材を相対回転させることでロックした状態を示す。 敷物の梱包方法の第4工程(ロール巻工程とシート周覆工程)を示す側面図である。 敷物の梱包方法の第5工程を示す側面図である。 敷物の梱包方法の第4工程と第5工程における敷物のロール中心部の違いを示す拡大側面図であって、(a)は外芯材に対する内芯材の相対回転で、巻芯部材内に奥まで入った敷物の一方の端部をロックしている状態を示し、(b)は外芯材に対する内芯材の相対回転を戻して、巻芯部材内に奥まで入った敷物の一方の端部のロックを解除した状態を示す。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<敷物1>
図1~3、5~8には、本発明に係る敷物1が示されている。
この敷物1は、梱包された敷物1であって、この敷物1は、ロール状に巻かれ、そのロール周面(ロール状に巻かれた敷物の周面)1aが、後述する梱包シート2によって覆われ、そのロール端面(ロール状に巻かれた敷物の端面)1bが、梱包シート2には覆われず、露出している。
敷物1におけるロール中心部1c(ロール状に巻かれた敷物1の中心部)には、後述する隙間3が設けられていても良い。
梱包された敷物1は、所定回折り畳まれた状態で、ロール状に巻かれていても良い。
尚、本発明における「梱包」とは、包装であるとも言え、後述する梱包シート2で覆うことを意味する。
又、本発明における「ロール状に巻かれた敷物1」とは、敷物1における一方の端部1dから巻き始め、巻き終わった形状が略円柱状(ロール状とも言える)となった敷物1を意味する。略円柱状となった敷物1は、1つのロール周面1a(略円柱であれば、その1つの周面に相当する面)と、2つのロール端面1b(略円柱であれば、その2つの端面に相当する面)と、1つのロール中心部1c(略円柱であれば、その回転軸の近傍部分や、巻き始めの一方の端部1d及びその近傍部分に相当する部分)を有している。
更に、本発明における「所定回折り畳まれた状態」とは、例えば、1回折り畳まれた状態では、折り畳まれた敷物1の略1/2等ずつが重なり(つまり、敷物1は2枚重なり)、2回折り畳まれた状態では、折り畳まれた敷物1の略1/4等ずつが重なる(つまり、敷物1は4枚重なる)とも言え、従って、n(nは自然数)回折り畳まれた状態では、折り畳まれた敷物1の略1/2n 等ずつが重なる(つまり、敷物1は2n 枚重なる)とも言える。
尚、敷物1は、折り畳まれる部分が互いに略均等であったり、略均等でなくとも良く、例えば、1回折り畳まれた状態でも、折り畳まれた敷物1の一方が略1/4で、他方が略3/4等が重なるなどでも構わない。
以下、梱包される敷物1自体について述べる。
敷物1は、特に限定はないが、例えば、ラグマット1であっても良く、タフテッドカーペットであったり、ウィルトンやアキスミンスター、緞通などの織カーペットであったり、ボンデッドカーペットや編カーペット、ニードルパンチカーペットであったり、その他、玄関や台所、風呂場等のマットなど、シート状で、床等に敷ける物であれば、何れであっても構わない。
又、敷物1は、後述するパイル11bを有していたり、逆に、パイル11bを有していなくても良い。
以下、敷物1は、主にラグマット1であるとして詳解する。
ラグマット1は、表皮材11、中層材12、裏材13が順次上から積層されたシート状の敷物である場合でも良く、この場合、下からであれば、裏材13、中層材12、表皮材11の順に積層されることになり、その他、ラグマット1は、表皮材11、中層材12及び裏材13の端部(ラグマット1における周端部1d)を纏めて覆う被覆材14を有していても構わない。
又、ラグマット1は、中層材12を有さず、表皮材11、裏材13が順次上から積層されたシート状の敷物である場合でも良く、この場合、下からであれば、裏材13、表皮材11の順に積層されることになり、この場合も、ラグマット1は、表皮材11及び裏材13の端部(ラグマット1における周端部1d)を纏めて覆う被覆材14を有していても構わない。
ラグマット1は、何れの場所にて用いられても良く、例えば、フローリングされたリビングや台所などの部屋や、床暖房設備がある部屋で用いられても構わない。
更に、ラグマット1を、ホットカーペットの上に敷く等をしても良い。
ラグマット1の形状も、特に限定はないが、例えば、平面視で、略矩形状や略円形状であっても良く、その他、略三角形状や略六角形状であっても構わない。
尚、後述する表皮材11、中層材12(低反発層、高反発層など)、裏材13等の平面視での形状は、当然、ラグマット1の形状と同様である。
ラグマット1の大きさも、特に限定はないが、例えば、形状が略矩形状であるならば、330cm×330cmや、240cm×330cm、240cm×240cm、190cm×240cm、190cm×190cm、130cm×190cm、45×240cm、45×120cm、50cm×80cm、40cm×60cmであったり、50cm×100cmや、50cm×200cmであっても良い。
又、ラグマット1は、形状が略円形状であるならば、その半径も、何れの値でも良いが、例えば、35cm等であっても構わない。
ラグマット1の厚みも、何れの値でも良いが、例えば、表皮材の上面から裏材の下面まで、2.45cm(24.5mm)等であっても構わない。
<表皮材11>
図1~3、5、7に示したように、表皮材11は、中層材12等の上面を覆うシート状であれば、何れの構成でも良いが、例えば、立毛布帛(パイル布帛)11でも構わない。
立毛布帛11を例に詳解すれば、立毛布帛11は、基布11aと、この基布11aから上方(外方)へ立毛するパイル11bを備えている。
立毛布帛(パイル布帛)11は、しっとり柔らかで滑らかな手触りのフランネル等の編物や織物に起毛処理を施して毛羽立たせたものや、基布11aにパイル11bをタフト(植設)したもの、モケット、ウィルトン、アキスミンスター等の織カーペットなど、何れであっても構わない。
パイル布帛11のパイル11bは、基布11aから立毛しているのであれば、ループパイルやカットパイルを問わない。又、パイル11bは、マイクロファイバー糸(極細繊維)を使用していても良い。
パイル11bの立毛高さ(毛足)は、何れの値であっても良く、例えば、3.5mm等であっても良い。尚、この3.5mm等のように、立毛するパイル11bが短い場合、掃除等がし易い。
パイル布帛11の素材は、何れでも良く、又、基布11aとパイル11bの素材が同一であっても、異なっていても良い。
パイル布帛11の素材の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリトリメチレンテレフタレート(PTT)などのポリエステルや、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン、ポリアミド(ナイロン)等がある。
パイル布帛11の色も、何れであっても良く、基布11aとパイル11bの素材が同一であっても、異なっていても構わない。
又、パイル布帛11の具体的な色も、当然、特に限定はないが、例えば、アイボリー、ベージュ、サンドベージュ、カーキ、ブラウン、チョコブラウン、オリーブ、クローバーグリーン、ライムグリーン、セージグリーン、アプリコットオレンジ、マスタードイエロー、ミスティピンク、マルーン、パープル、ターコライズブルー、アクアスカイ、シルバー、チャコールグレー、ブラック等であっても構わない。
<中層材12>
図5、7に示した如く、中層材12は、表皮材11と裏材13の間に積層され且つ合成樹脂を発泡させた層状体であって、低反発層と、この低反発層より反発弾性が高い高反発層との2層や、反発弾性の略同じ2層を有していたり、低密度層と、この低密度層より密度が高い高密度層などの2層や、密度の略同じ2層を有していたり、1層のみであったり、3層以上であっても良い。
尚、本発明における「反発弾性」とは、JIS-K-6400-3:2011で規定される反発弾性である。
又、中層材12が低反発層と高反発層の2層を有していたり、低密度層と高密度層の2層を有している場合には、低反発層や低密度層より下方側(裏材13側)に高反発層や高密度層を位置させていたり、逆に、高反発層や高密度層より下方側(裏材13側)に低反発層や低密度層を位置させていても良い。
その他、上述したように、そもそも中層材12を有していなくとも良い。
中層材12を形成する発泡させた合成樹脂は、具体的には、何れの樹脂であっても良いが、例えば、ウレタンフォーム(ポリウレタン(PU)フォーム)や、ポリスチレン(PS)フォーム、ポリエチレン(PE)フォーム、ポリプロピレン (PP) フォームなどのポリオレフィンフォーム等である。
中層材12は、上述した表皮材11や、後述する裏材13とそれぞれ溶着、つまり、接着剤等の他の素材を介すことなく、互いに固着していても良い。
尚、上述した溶着は、表皮材11の下面と中層材12の上面(最上面)、及び、裏材13の上面と中層材12の下面(最下面)が、互いに固着されていれば、何れの方法・手段であっても良い。
又、溶着について、詳解すれば、例えば、超音波溶着や、振動溶着、誘導溶着、高周波溶着、レーザー溶着、熱溶着、スピン溶着など何れであっても良い。
尚、中層材12が有する各層は、互いを溶着したり、接着剤を介する等によって、固着されていても良いが、互いに固着されていなくとも構わない。
又、中層材12としての厚みは、当然、以下に述べる低反発層や高反発層などの各層の厚みを合計したものとなる。
低反発層と高反発層などの各厚みは、略同一であっても、一方が他方より分厚くとも、何れでも構わない。
中層材12は、低反発層と高反発層や、反発弾性の略同じ層など2層を少なくとも有していたり、低密度層と高密度層や、密度の略同じ2層を少なくとも有していれば、これらの層以外の層を有する場合でも構わないが、例えば、低反発層と高反発層だけから成ったり、低密度層と高密度層だけから成るものであっても良い。
<裏材13>
図6、8に示したように、裏材13は、中層材12の下面を覆うシート状物であれば、何れの構成でも良いが、例えば、合成樹脂繊維による不織布や、合成樹脂のシートやフィルム等でも構わない。
裏材13として用いる合成樹脂は、何れでも良いが、表皮材11と同様に、PET等であっても良い。
裏材13の厚みも、特に制限はないが、例えば、1.0mmなど、0.4mm以上2.0mm以下、好ましくは0.6mm以上1.5mm以下、更に好ましくは0.8mm以上1.2mm以下であっても良い。
更に、裏材13は、後述する突起部15も備えていても良い。
<突起部15>
図6に示した如く、突起部15は、裏材13の下面(外面)から下方突出状(外方突出状)に複数形成されている。
それぞれの突起部15の形状は、下方突出しているのであれば、特に限定はないが、例えば、平面視で、略円形状や、略楕円状、略矩形状であっても良い。
これら複数の突起部15は、所定間隔ごとに、所定数(例えば、9個)の突起部15によって、花柄等の模様を形成していても構わない。
又、突起部15は、このように突出しているのであれば、その素材は、特に限定されず、例えば、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)やブタジエンゴム(BR)、ウレタンゴム(U)、シリコンゴム等の合成ゴム、天然ゴムなどを用いていても良い。
<TPEシート13a、裏基材シート13b>
図7、8に示した如く、裏材13は、裏材13の下面で露出したTPEシート13aや、このTPEシート13aの上方に積層された裏基材シート13bを備えていても良い。
これら2つのシート13a、13bのうち、裏基材シート13bは、何れの構成でも良いが、例えば、合成樹脂繊維による不織布や、合成樹脂のシートやフィルム等でも構わない。
尚、裏基材シート13bとして用いる合成樹脂は、何れでも良いが、PET等であっても良く、裏基材シート13bの厚みも、特に制限はないが、例えば、1.0mmなど、0.4mm以上2.0mm以下、好ましくは0.6mm以上1.5mm以下、更に好ましくは0.8mm以上1.2mm以下であっても良い。
又、TPEシート13aは、その名の通り、熱可塑性エラストマ(Thermo-Plastic Elastomer)で構成されており、TPEシートの露出側(下面側)には、密着部(凹みを、その凹みの底(凹底)からの高さが略一定の凸周条で囲って構成された部分)が複数形成されていても良い。
TPEシート13aの厚みも、特に制限はないが、例えば、0.2mmなど、0.01mm以上2.00mm以下、好ましくは0.05mm以上1.00mm以下、更に好ましくは0.10mm以上0.80mm以下であっても良い。
<被覆材14>
図1~3、5~8に示したように、被覆材(縁テープとも言える)14は、上述してきた表皮材11の端部、中層材12の端部、裏材13の端部を纏めて覆う細巾のシート状物である。
この被覆材14は、ラグマット1の端部1d(表皮材11の端部、中層材12の端部、裏材13の端部)を1周しており、換言すれば、被覆材14は、ラグマット1の周端部1dを覆っている。
これにより、表皮材11、中層材12及び裏材13の端面が、露出することはなく、解れ等を防ぎ、耐久性の向上につながると共に、美観を向上させることも出来る。
被覆材14は、表皮材11、中層材12及び裏材13の各端部を覆うのであれば、何れの素材でも良いが、合成樹脂の繊維と用いた織物や編物などの布帛や、合成樹脂シートやフィルムであっても良い。
被覆材14で用いる合成樹脂も、何れでも良いが、表皮材11や裏材13と同様に、PET等であっても良い。
尚、被覆材14は、ラグマット1の端部1d(表皮材11の端部、中層材12の端部、裏材13の端部)に対して、縫製によって固定されているが、接着剤等による接着や溶着などであっても良い。
被覆材14の平面視における幅(テープ幅)は、例えば、7mmなど、2mm以上20mm以下、好ましくは3mm以上15mm以下、更に好ましくは5mm以上10mm以下であっても良い。
被覆材14の色も、何れであっても良く、上述した表皮材12と同一であっても、異なっていても構わない。
又、被覆材14の具体的な色も、当然、特に限定はないが、例えば、アイボリー、ベージュ、サンドベージュ、カーキ、ブラウン、チョコブラウン、オリーブ、クローバーグリーン、ライムグリーン、セージグリーン、アプリコットオレンジ、マスタードイエロー、ミスティピンク、マルーン、パープル、ターコライズブルー、アクアスカイ、シルバー、チャコールグレー、ブラック等であっても構わない。
<梱包シート2>
図1~3に示したように、梱包シート2は、ロール状に巻かれた敷物1(ラグマット1等)におけるロール周面1aを覆うシート状物であるが、当該敷物1のロール端面1bを覆わず、ロール端面1bは露出している。
尚、梱包シート2は、ロール周面1aを覆うことで、敷物1のロール状に巻かれた状態を保つことが出来るのであれば、ロール周面1aの全て(全面)を覆っていなくとも(つまり、梱包シート2は、ロール周面1aの少なくとも一部を覆っていれば)良く、又、梱包シート2は、ロール端面1bの全て(全面)を露出させていなくとも(つまり、梱包シート2は、ロール端面1bの少なくとも一部を露出させていれば(覆わないのであれば))良い。
梱包シート2は、ロール状に巻かれた敷物1(ラグマット1等)におけるロール周面1aを覆うのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、合成樹脂製のフィルム(ラップ状フィルム)や、包装紙などであっても良い。
梱包シート2が合成樹脂製である場合、その素材の具体例としては、ポリ塩化ビニル(PVC)や、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン、ポリメチルペンテン(PMP)等であったり、これらの組合せ(例えば、ポリエチレン/ポリプロピレンの多層)などであっても構わない。
梱包シート2の色も、特に限定はないが、例えば、透明(無色透明や有色透明、半透明等)であったり、透明でなく、茶系色や、白色、黒色、赤色、青色、黄色、緑色など何れの色であっても良い。
尚、ロール状に巻かれた敷物1を覆った後の梱包シート2は、当該梱包シート2自体が互いに付着することで、覆った状態を保っても良いし、覆った後の梱包シート2を、接着テープ(ビニールテープやガムテープなど)の固定素材にて梱包シート2を留めても構わない。
又、梱包シート2でロール状に巻いた敷物1のロール周面1aを覆ったものを、また別のシート状物(包装紙など)にて覆っていても良い。
<隙間3>
図3に示したように、ロール状に巻かれた敷物1(ラグマット1等)のロール中心部1cには、隙間3が設けられていても良い。
尚、この隙間3は、後述する巻芯部材(ロック部材)21aがロール中心部1cで占有していた空間であったり、敷物1における一方の端部1dから巻き始める時に、少し余して(少し空間を作った状態で)巻き始めたとも言える。
隙間3は、ロール中心部1cに設けられていれば、特に限定はないが、例えば、隙間3は、ロール状に巻かれた敷物1において、ロール中心軸(略円柱であれば、その回転軸に相当する軸)に略沿って、一方のロール端面1bから他方のロール端面1bまで貫通するように設けられていても良く、その他、隙間3は、ロール中心軸に略沿うものの、ロール中心軸方向における中途部のみに隙間3が設けられていたり、一方のロール端面1b及び/又は他方のロール端面1b寄りのみに隙間3が設けられていても(つまり、一方のロール端面1bから他方のロール端面1bまで、隙間3が貫通していなくとも)構わない。
隙間3の大きさも、特に限定はないが、隙間3がロール中心軸に略沿って設けられている場合、その直径(隙間3の開口形状を略円形とした場合)は、例えば、0.1cm以上10.0cm以下、好ましくは0.2cm以上8.0cm以下、更に好ましくは0.5cm以上5.0cm以下であっても良い。
隙間3がロール中心軸に略沿って設けられている場合、その長さも、特に限定はなく、例えば、ロール状に巻かれ及び/又は所定回折り畳まれた敷物1の幅と略同じ長さ(略円柱状であれば、その高さに相当する長さ)であっても良く、ロール状に巻かれ及び/又は所定回折り畳まれた敷物1の幅と略同じ長さより短くても(例えば、ロール状に巻かれ及び/又は所定回折り畳まれた敷物1の幅と略同じ長さの略1/2や略1/3、略1/4、略2/3や略3/4など)でも構わない。
尚、設けた隙間3の大きさ(直径等)は、敷物1を梱包した後、見かけ上、徐々に小さくなっても良く、これは、隙間3を設けた分だけ、梱包後に敷物1がロール中心部1c方向へ膨らむ(戻る)こととなる。
又、見かけ上、隙間3が非常に小さくなった場合も、例えば、人の指(人差し指等)や、直径1cmの棒(円柱)等が、ロール状に巻かれた敷物1のロール中心部1cに、ロール中心軸に略沿って挿入できるのであれば、それは、見かけ上、隙間3が小さくなっただけで、隙間3は設けられていると言える。
<敷物1の梱包装置20>
図1~4、9~22に示したように、上述した敷物1の梱包装置20は、後述するロール巻部21と、シート周覆部22を有している。
梱包装置20は、搬送部23や圧縮搬送部24、挟持部25、押出部26を有していたり、又、折畳部(図示せず)や、覆始部(図示せず)を有していても良い。
又、梱包装置20は、上述したロール巻部21やシート周覆部22等を支持する支持材27や移動輪28、ロール巻部21やシート周覆部22等を操作するコントロール部(図示せず)、ロール巻部21やシート周覆部22等を動作させる動力源(電源など、図示せず)も有していても良い。
梱包装置20の大きさは、上述した敷物1が梱包できれば、特に制限はないが、少なくともその各部の幅が、所定回折り畳まれた敷物1の幅以上であるとも言える。
<ロール巻部21>
図1~4、9~22に示したように、ロール巻部21は、上述した敷物1をロール状に巻く部分である。
ロール巻部21は、敷物1をロール状に巻くのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、ロール巻部21は、敷物1が巻き付く巻芯部材21aと、この巻芯部材21aを回転させる動力部材21bと、この動力部材21bから巻芯部材21aへの回転力の伝わり方(伝達の仕方)を切り替える伝達切替部材(クラッチ部材)21cを有していても構わない。
<巻芯部材(ロック部材)21a>
図1~4、9~22に示したように、巻芯部材21aは、略筒状で周面の一部が軸心方向に開口した(謂わば、断面略C字状の)外芯材21a1と、この外芯材21a1の内側に嵌っている略筒状で周面の一部が軸心方向に開口した(謂わば、断面略C字状の)内芯材21a2とを有している。
これら外芯材21a1と内芯材21a2の断面形状は略相似であり、内芯材21a2は、外芯材21a1の内側で、これら芯材21a1、21a2の軸心回りに回動可能(内芯材21a2は、外芯材21a1に対して、相対位置(相対角度)が変更可能)となっている)。
このように、内芯材21a2の外芯材21a1に対する相対角度を変更させる(例えば、内芯材21a2を外芯材21a1に対して略60~90°回転させる)ことで、後述するように、内芯材21a2の内側に入った敷物1の一方の端部1dをロックする(把持する)ことから、巻芯部材21aはロック部材であるとも言える(図19(a)、(b)や、図22(a)、(b)参照)。
尚、外芯材21a1と内芯材21a2それぞれの開口は、内芯材21a2の内側に敷物の一方の端部1dが入るのであれば、何れの開口長さや開口幅でも良いが、特に開口長さは、当該外芯材21a1や内芯材21a2と同じ長さであっても良い。
巻芯部材21aの大きさも、敷物1が巻き付ければ、特に限定はないが、例えば、その長さは、敷物1の幅より長かったり、又、その太さは、例えば、1.0cm以上8.0cm以下、好ましくは1.5cm以上6.0cm以下、更に好ましくは2.0cm以上5.0cm以下であっても良い。
又、外芯材21a1と内芯材21a2の厚さも、内芯材21a2が外芯材21a1内側で回動可能であれば、特に限定はないが、それぞれの厚さが、例えば、0.5mm以上10.0mm以下、好ましくは1.0mm以上8.0mm以下、更に好ましくは1.5mm以上5.0mm以下であっても良い。
<動力部材21b>
図10、13に示したように、動力部材21bは、上述した巻芯部材21aを回転させる動力(回転力)を生み出す動力源21b1を少なくとも有している。
その他、動力部材21bは、上述した動力源21b1から生み出された動力を所定の割合で減速させる減速機21b2を有していても良い。
動力源21b1は、巻芯部材21aを回転させる動力(回転力)を生み出せるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、サーボモータやステッピングモータなどのモータ(電動機)の他、ガソリンや軽油等を燃料とするエンジン(内燃機関)、油圧モータや空気エンジン、水車、風車などであっても良い。
以下、動力源21b1は、主にサーボモータであるとして述べる。
尚、動力源21b1がモータ(電動機)である場合には、その電力は、コンセント(商用電力)や、蓄電池などから受電しても良い。
減速機21b2も、上述した動力源21b1から生み出された動力を所定の割合で減速させるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、歯車(ギア)を用いたギア減速機や、プーリーを用いたプーリー減速機などの減速比(歯数比やプーリー比)などを有していても良い。
減速機21b2の減速比は、動力部材21bで回転させる巻芯部材21aに敷物1が巻き付く(必要なトルクや回転速度を生じさせる)のであれば、特に限定はないが、例えば、1以上50以下、好ましくは1以上20以下、更に好ましくは1以上10以下であっても良い。
尚、例えば、減速比が10とは、「動力源21b1から減速機21b2への入力(減速機21b2中の入力ギア等)が10回転する際に、減速機21b2から巻芯部材21aへの出力(減速機21b2中の出力ギア等や、巻芯部材21aそのもの)が1回転する」ことを意味する。
このような動力部材21bによって、ロール巻部21が敷物1をロール状に巻く際の巻きテンション(巻き張力、又は、巻きトルク)や、速度(巻き速度)、その他、巻き初めてから巻芯部材21aが1回転した以降における巻きテンションの増加率(つまり、徐々に巻きテンションを上げて巻く(徐々にきつめに巻くか等)を調整できるとも言える。
その他、ロール巻部21(巻芯部材21a)によって梱包シート2が敷物1と一緒に巻き取られる場合は、敷物1のロール周面1aを巻く梱包シート2の長さや、梱包シート2を何回転分巻くか等は、動力部材21bによって調整できるとも言える。
<伝達切替部材(クラッチ部材)21c>
図10、11、13に示したように、伝達切替部材21cは、上述した動力部材21bから巻芯部材21aへの回転力の伝わり方を切り替えられるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、上述した動力部材21bから生じた回転力を巻芯部材21a(少なくとも内芯材21a2)に伝える連結器21c’と、この連結器21c’から外芯材21a1への回転力の伝達を切り替える(切ったり繋いだりする)クラッチ21c”を有していても良い。
連結器21c’は、上述した動力部材21b(例えば、減速機21b2)から出力された回転力を、内芯材21a2には直接伝えるものである。
連結器21c’は、減速機21b2等からの回転力を内芯材21a2に直接伝えるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、略円柱状であって、連結器21c’の先端側が、内芯材21a2の一端(基端)側と、同軸心で一緒に回転可能に直結し(更に詳解すれば、連結器21c’の先端側の穴に、内芯材21a2の一端(基端)側が嵌合し)ていても良い。
一方、連結器21c’の基端側は、上述した動力部材21b(減速機21b2)の出力軸と、同軸心で一緒に回転可能に直結し(更に詳解すれば、連結器21c’の基端側の穴に、動力部材21b(減速機21b2)の出力軸が嵌合し)ていても良い。
尚、連結器21c’は、ロール巻部21の外装の一部である外筒材21’で、回動可能に囲まれていても良く、この外筒材21’は、同じくロール巻部21の外装の一部である支持板21”に取り付けられていても構わない。
又、内芯材21a2は、支持板21”にあるベアリング(軸受け)と、外芯材21a1の基端側の略筒状の経大部分の内側にあるベアリングによって、回動自在に支持されており、外芯材21a1は、支持板21”における外筒材21’とは反対側に取り付けられ且つ外芯材21a1の経大部分を囲む略筒状部材の先端内側にあるベアリングによって、回動自在に支持されている。
クラッチ21c”は、連結器21c’から外芯材21a1への回転力の伝達を切り替えられるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、電磁クラッチであったり、噛み合いクラッチ(カムクラッチ)などの機械クラッチや、液体クラッチ等でも構わない。
以下、クラッチ21c”は、主に電磁クラッチ21c”であるとして述べる。
電磁クラッチ21c”は、当該電磁クラッチ21c”への電流(電源)のON/OFF(電流を流したり、流さなかったりすること)で、連結器21c’から外芯材21a1への回転力の伝達を切ったり繋いだりするクラッチである。
電磁クラッチ21c”も、連結器21c’から外芯材21a1への回転力の伝達を切り替えられるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、電源がOFFの時に当該回転力の伝達を繋ぐ無励磁作動式や、逆に、電源がONの時に当該回転力の伝達を繋ぐ励磁作動式であったり、摩擦形や噛み合い形、空隙形、スプリング形などでも構わない。
以下、電磁クラッチ21c”は、主に無励磁作動式の摩擦形であるとして述べる。
無励磁作動式の摩擦形の電磁クラッチ21c”は、電流が流れることで磁界を発生させるコイル21c1と、このコイル21c1を保持するステータ(保持材)21c2と、このステータ21c2越しに発生するコイル21c1の磁界でステータ21c2側に引き寄せられるアーマチュア(armature、電機子)21c3と、このアーマチュア21c3やステータ21c2には連結しておらず内芯材21a2と一緒に回転するロータ21c4と、このロータ21c4とステータ21c2との間でアーマチュア21c3を移動可能とする隙間21c5と、アーマチュア21c3とロータ21c4を外芯材21a1の基端側に押し付けるトルクスプリング(図示せず)を有していても良い。
無励磁作動式の摩擦形の電磁クラッチ21c”において、ステータ21c2は、ロール巻部21の外装の一部である支持板21”(詳解すれば、上述した外筒材21’とは反対側)に取り付けられ、当然、内芯材21a2や外芯材21a1とは異なり回転しない。
一方、ロータ21c4は、内芯材21a2の基端中途部にフランジ状に形成されており、当然、内芯材21a2と常に一緒に回転する。
無励磁作動式の摩擦形の電磁クラッチ21c”において、アーマチュア21c3は、略平板リング状であり、ステータ21c2とロータ21c4間の隙間21c5で、内芯材21a2にその軸心方向に移動可能に外嵌している。
アーマチュア21c3は、電源がOFFの時には、トルクスプリングにより、ロータ21c4側に押し付けられることにより、ロータ21c4が外芯材21a1の基端側に押し付けられ、その結果、外芯材21a1にも連結器21c’からの回転力が伝わり(当該回転力の伝達が繋がり)、内芯材21a2と外芯材21a1が一緒に回転する(アーマチュア21c3とロータ21c4の間の摩擦力、及び、ロータ21c4と外芯材21a1の基端側との摩擦力で、内芯材21a2と外芯材21a1が連れ回る)。
一方、アーマチュア21c3は、電源がONの時には、コイル21c1で発生される磁界により、ステータ21c2側に引き付けられることにより、ロータ21c4から離れるため、ロータ21c4が外芯材21a1の基端側に押し付けられなくなり、その結果、外芯材21a1には連結器21c’からの回転力が伝わらず(当該回転力の伝達が切られて)、内芯材21a2のみを回転させる(連結器21c’からの回転力が内芯材21a2のみに伝わる)ことが可能となる。
このように、電磁クラッチ21c”及び連結器21c’を有した伝達切替部材21cは、電源をON/OFFすることで、連結器21c’から外芯材21a1への回転力の伝達を切ったり繋いだりすることから、伝達切替部材21cは、クラッチ部材であるとも言える。
尚、この電源がONの時(連結器21c’から外芯材21a1への回転力の伝達を切っている時)には、動力部材21b(減速機21b2)及び連結器21c’からの回転力で、内芯材21a2の外芯材21a1に対する相対角度を変更させる(例えば、内芯材21a2を外芯材21a1に対して略60~90°回転させる)ことが可能となる。
ここまで述べた巻芯部材21aと動力部材21bと伝達切替部材21cを有したロール巻部21は、内芯材21a2の内側に敷物1の一方の端部1dが入った際に、伝達切替部材21cへの電源をONにすることで、内芯材21a2の外芯材21a1に対する相対角度を変更して当該敷物1の一方の端部1dをロックし、このロックした状態のまま(内芯材21a2と外芯材21a1の相対角度を維持したまま)、伝達切替部材21cへの電源をOFFにして、動力部材21bで内芯材21a2と外芯材21a1を一緒に回転させることで、巻芯部材21a(外芯材21a1)に敷物1が巻き付く(敷物1をロール状に巻く)こととなる。
ロール巻部21は、後述する挟持部25に、所定回折り畳まれた敷物1の一方の端部1dが挟み持たれた際に、当該一方の端部1dに近接又は離間するように、ロール巻部21全体が移動可能であっても良く、特に、ロール巻部21全体が敷物1の一方の端部1dに近接するように移動した場合には、当該一方の端部1dが、上述した巻芯部材21a(内芯材21a2)内に入るように構成しても良い。
<シート周覆部22>
図1~4、9に示したように、シート周覆部22は、ロール状に巻かれた敷物1のロール周面1aを梱包シート2によって覆い、且つ、敷物1のロール端面1bを梱包シート2によっては覆わず露出させる部分である。
尚、シート周覆部22は、梱包シート2で、ロール周面1aの全てを覆っていなくとも良く、又、ロール端面1bの一部を覆っていても良い(例えば、敷物1の巻き終わり手前などで、巻かれて重なった敷物1同士の間に梱包シート2の端部を差し込み、その状態で敷物1と一緒に梱包シート2も巻いた際に、最初に挿し込んだ梱包シート2の一部が、ロール端面1bから露出する等であっても良い)。
尚、巻かれて重なった敷物1同士の間に梱包シート2の端部を差し込んだ後は、巻芯部材21aを回転させることで、敷物1と一緒に梱包シート2も巻かれていき、先に敷物1を巻き終えても、更に巻芯部材21aを回転させることで、梱包シート2が、巻き終わった敷物1のロール周面1aに更に巻き付くことで、当該ロール周面1aを覆うこととなる。
シート周覆部22は、敷物1のロール周面1aを梱包シート2によって覆い、且つ、敷物1のロール端面1bを梱包シート2によっては覆わないのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、シート周覆部22は、梱包シート2を送り出すシート送出部材22aや、敷物1のロール周面1aを覆い終えた梱包シート2を切断するシート切断部材22bを有していても構わない。
ここで、敷物1のロール周面1aを覆う前の梱包シート2の構成は、特に限定はないが、長尺状や、長尺状の梱包シート2がロール状に巻かれたもの(梱包シートロール2’)であったり、少なくともロール状に巻いた敷物1を覆える広さに切断されていても良い。
以下、梱包シート2は、主に長尺状の梱包シート2がロール状に巻かれた梱包シートロール2’であるとして述べる。
<シート送出部材22a>
図1~4、9に示したように、シート送出部材22aは、上述した敷物1と一緒に梱包シート2も巻かれた分だけ梱包シート2を送り出すこととなる。
シート送出部材22aは、梱包シート2を送り出せるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、梱包シートロール2’を回転可能に支える送出ロール22a1と、この送出ロール22a1から送り出された梱包シート2の送出方向を変える方向変更材22a2を有していても良い。
送出ロール22a1は、上述したロール巻部21の外装の一部である支持板21”における上下方向中途部が外方突出して、その両端が支持されている。
送出ロール22a1は、梱包シート2と敷物1を一緒にロール巻部21に巻き取られる力によって、梱包シート2を送り出すロール(自ら駆動しないロールなど)でも良いが、その他、送出ロール22a1自らが駆動して梱包シート2を送り出す駆動ロールであったり、自らが駆動して送り出さずとも、ロール巻部21に巻き取られる際の梱包シート2にかかる梱包テンション(梱包張力)を調整するように駆動するロールが、送出ロール22a1であっても良い。その他、梱包テンションは、梱包シートロール2’を左右から抑える抑部材によって回転し難くしたり、回転し易くすることで調整しても良い。
尚、敷物1のロール周面1aを巻く梱包シート2の長さや、梱包シート2を何回転分巻くか等は、送出ロール22a1で調整しても良いが、梱包シート2がロール巻部21(巻芯部材21a)によって敷物1と一緒に巻き取られる場合は、ロール巻部21の動力部材21bで調整する構成としても良い。
方向変更材22a2は、送出ロール22a1から送り出された梱包シート2の送出方向を変えるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、略棒材であったり、回転可能なロール材であっても構わない。以下、方向変更材22a2は、略棒材であるとして述べる。
上述したシート送出部材22a(送出ロール22a1)に回転可能に支えられた長尺状の梱包シート2は、方向変更材22a2を介して、敷物1のロール周面1aを覆えるのであれば、その幅等に特に限定はないが、例えば、所定回折り畳まれた敷物1の幅と略同じか、より幅広であっても良く、25cm以上330cm以下などであっても構わない。
<シート切断部材22b>
図1~4、9に示したように、シート切断部材22bは、敷物1のロール周面1aを覆い終えた梱包シート2を切断できるのであれば、何れの構成でも良いが、例えば、上述した方向変更材22a2(略棒材)に、その軸心方向に沿って設けられた溝(シート切溝)22a3であっても良い。
このシート切溝22a3は、方向変更材22a2の外方側(送り出す梱包シート2に接触している側)に設けられており、ロール状に巻いた敷物1のロール周面1aを梱包シート2で覆い終えた際に、このシート切溝22a3に、カッター等の切断具を沿わしながら当該梱包シート2を切断することとなる。
尚、シート切溝22a3に切断具を沿わせるのは、作業者であっても良いし、装置によってでも良く、この場合、略棒材である方向変更材22a2自体がシート切断部材22bであるとも言える。
その他、シート切断部材22bは、シート切溝22a3を有さず、切断具を有した装置によって、敷物1のロール周面1aを覆い終えた梱包シート2を切断しても良い。
<搬送部23>
図9に示したように、搬送部23は、所定回折り畳んだ敷物1を、後述する圧縮搬送部24まで搬送する部分である。
搬送部23は、所定回折り畳んだ敷物1を圧縮搬送部24まで搬送できるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、ベルトコンベア23であっても良く、このベルトコンベア23は、無端ベルト23aと、この無端ベルト23aを回転させるロール23bを有していても構わない。
無端ベルト23aの平面視における大きさ(幅や長さ等)は、特に限定はないが、例えば、その幅が、所定回折り畳まれた敷物1の平面視における幅と略同じか、より幅広であっても良く、25cm以上330cm以下などであっても構わない。
又、無端ベルト23aの平面視における長さも、特に限定はないが、例えば、所定回折り畳まれた敷物1の平面視における長さと略同じか、より長くても良い。
ロール23bの数は、搬送する距離によるが、少なくとも無端ベルト23aの両端それぞれに配置されたロール23bは、少なくとも一方が、自ら回転駆動する駆動ロールであり、これら両端のロール23bの間に別のロール(自ら駆動しないキャリアロールなど)23bを有していても良い。
その他、搬送部23は、ベルトコンベア23ではなく、レールに沿って移動可能なスライダであったり、ロボットアームなどであっても良い。
<圧縮搬送部24>
図9、14~21に示したように、圧縮搬送部24は、上述した搬送部23から搬送され且つ所定回数折り畳まれた敷物1を、その厚み方向に圧縮しながら、後述する挟持部25まで搬送する部分である。
圧縮搬送部24は、所定回折り畳んだ敷物1を圧縮しながら挟持部25まで搬送できるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、上下一対に設けられたベルトコンベア(上ベルトコンベア24’及び下ベルトコンベア24”)と、これらのベルトコンベア24’、24”の少なくとも一方を他方側へ押圧する押圧部材(図示せず)を有していても良い。
上下ベルトコンベア24’、24”それぞれは、上述した搬送部23のように、無端ベルト24a’、24a”と、これらの無端ベルト24a’、24a”を回転させるロール24b’、24b”と、を有していても良い。
これらの無端ベルト24a’、24a”の平面視における大きさ(幅や長さ等)も、特に限定はないが、例えば、その幅が、所定回折り畳まれた敷物1の平面視における幅と略同じか、より幅広であっても良く、25cm以上330cm以下などであっても構わない。
無端ベルト24a’、24a”の平面視における長さも、特に限定はないが、例えば、所定回折り畳まれた敷物1の平面視における長さと略同じか、より長くても良い。
ロール24b’、24b”の数は、搬送する距離によるが、少なくとも無端ベルト24a’、24a”の両端それぞれに配置されたロール24b’、24b”は、少なくとも一方が、自ら回転駆動する駆動ロールであり、これら両端のロール24b’、24b”の間に別のロール(自ら駆動しないキャリアロールなど)24b’、24b”を有していても良い。
押圧部材は、上下ベルトコンベア24’、24”の少なくとも一方を他方側へ押圧できるのであれば、何れの構成でも良く、例えば、エアシリンダや油圧シリンダなどであっても良い。
押圧部材は、一方のベルトコンベア(例えば、上ベルトコンベア24’)を他方のベルトコンベア(例えば、下ベルトコンベア24”)側へ押圧したり、両方が互いに向かって押圧する(上ベルトコンベア24’を下ベルトコンベア24”側へ押圧すると同時に、下ベルトコンベア24”を上ベルトコンベア24’側へ押圧する)ものとしても構わない。
その他、圧縮搬送部24は、上下ベルトコンベア24’、24”ではなく、上述した搬送部23から搬送され且つ所定回数折り畳まれた敷物1をその厚み方向に圧縮した状態のまま、レールに沿って移動可能なスライダであったり、ロボットアームなどであっても良い。
又、所定回数折り畳まれた敷物1を圧縮しながら搬送する速度(搬送速度)は、圧縮搬送部24において自ら駆動する駆動ロール24b’、24b”によって調整できるとも言える。
<挟持部25>
図1~4、9、12、14~21に示したように、挟持部25は、上述した圧縮搬送部24に圧縮されながら搬送され且つ所定回数折り畳まれた敷物1における一方の端部1dを、上下から挟み持つ部分である。
挟持部25は、所定回折り畳んだ敷物1の一方の端部1dを上下から挟み持てるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、上下一対に設けられた挟持板材(上挟持板材25a及び下挟持板材25b)と、これらの上下挟持板材25a、25bそれぞれを回動させ且つ上下一対に設けられた回動材(上回動材(図示せず)及び下回動材(図示せず))と、上下挟持板材25a、25bそれぞれの先端に取り付けられ且つ上述した巻芯部材21aに当接する先端材(上先端材25c及び下先端材25d)を有していても良い。
上下挟持板材25a、25bそれぞれは、2枚の板(各当接板25a1、25b1を含む)が側面視略L字状に組み合わさった部材であって、上下回動材によって上下に回動可能に設けられている。
上挟持板材25aは、下方に回動して上当接板25a1が、敷物1の一方の端部1dを上方から押圧すると共に、下挟持板材25bは、上方に回動して下当接板25b1が、敷物1の一方の端部1dを下方から押圧することとなる。
尚、所定回数折り畳まれた敷物1の一方の端部1dを挟み持つ力(トルク)は、上下回動材によって調整できるとも言える。
又、挟持部25が挟み持つ敷物1の一方の端部1dの長さ(換言すれば、上述した圧縮搬送部24から当該一方の端部1dが突出する長さ)は、圧縮搬送部24における圧縮しながらの搬送速度や、挟持部25が挟み持つタイミング(つまり、上下回動材が上下挟持板材25a、25bを回動させるタイミング)によって調整できたり、その他、圧縮搬送部24から当該一方の端部1dが突出する長さが、所定長さになった際に圧縮搬送部24の圧縮搬送を停止するセンサや制御によって調整できるとも言える。
上下先端材25c、25dは、上述した上下挟持板材25a、25b(特に、上下当接板25a1、25b1)の先端側で、当該上下当接板25a1、25b1に対して、上下当接板25a1、25b1の表面に略沿って、相対移動可能に取り付けられている。
図17(a)に示したように、上下先端材25c、25dから、敷物1の一方の端部1dが若干外方へ突出する位置で、挟持部25は当該一方の端部1dを上下から挟み持ち、この若干外方へ突出した当該一方の端部1dが、上述したロール巻部21の巻芯部材21a(内芯材21a2)内に入った際には、その巻芯部材21aの開口側が、上下先端材25c、25dに当接する。
図17(b)に示したように、巻芯部材21aは開口側が上下先端材25c、25dに当接した状態で、当該上下先端材25c、25dと一緒に、敷物1側へより近接するように移動して、当該一方の端部1dをより深く巻芯部材21a(内芯材21a2)内に入れることとなる。
ここまで述べた挟持部25が、所定回折り畳まれた敷物1の一方の端部1dを挟み持つことによって、当該一方の端部1dを、上述した内芯材21a2内に入れ易くなると言える。
<押出部26>
図3、4、9、13に示したように、押出部26は、敷物1を巻き終え且つ梱包シート2でロール周面1aを覆い終わった敷物1を巻芯部材21aから押し出す部分である。
押出部26は、梱包シート2でロール周面1aを覆い終わった敷物1を巻芯部材21aから押し出せるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、梱包シート2でロール周面1aを覆い終わった敷物1を押すために所定方向に沿って移動する押出板26aと、この押出板26aを所定方向に沿って移動させる移動力源26bと、押出板26aを所定方向に沿わせて移動させるガイド材26cと、押された敷物1を巻芯部材21aから抜取可能とし且つ巻芯部材21aを支持する支持部材26dを有していても良い。
押出板26aは、略矩形状の板材の上端部における左右方向中央が、略U字状に切り欠かれていて、この切欠き内に、上述した巻芯部材21aが位置するように、配置されている。
押出板26aは、敷物1の巻始めから、梱包シート2でのロール周面1aの覆終りまで、巻芯部材21aの基端(クラッチ部材21c)寄りに位置しているが、当該ロール周面1aの覆終りの後は、移動力源26bによって、巻芯部材21aの先端(支持部材26d)寄りまで移動される。
この押出板26aの移動により、ロール周面1aを覆い終わった敷物1が、巻芯部材21aの先端(支持部材26d)寄りまで移動し、当該敷物1を巻芯部材21aから押し出せる(抜き取れる)。
移動力源26bは、上述した押出板26aを、巻芯部材21aの軸心方向に略沿って移動させる動力源であれば、何れの構成であっても良いが、例えば、マグネット式やスリット式などのロッドレスシリンダや、ロッドを有したシリンダ(エアシリンダ、油圧シリンダ)などであっても良い。
以下、移動力源26bは、主にロッドレスシリンダ26bであるとして述べる。
ロッドレスシリンダ26bは、レール26b1と、このレール26b1に沿って移動させるスライダ26b2を有している。
レール26b1は、上述した巻芯部材21aの軸心方向と略平行に、且つ、巻芯部材21aの下方に配置されている。
スライダ26b2の一端側(巻芯部材21aの先端側)には、上述した押出板26aが立設するように取り付けられている。
ガイド部材26cは、ガイドシャフト26c1と、このガイドシャフト26c1に沿って移動するガイドベアリング26c2を有している。
ガイドシャフト26c1は、上述した巻芯部材21aやレール26b1の軸心方向と略平行に且つレール26b1の下方に、上下に2本配置されている。
ガイドベアリング26c2は、上述した2本のガイドシャフト26c1それぞれに、その軸心方向に沿って移動可能に外嵌しており、これら2つのガイドベアリング26c2それぞれは、上述した押出板26aとスライダ26b2と連結している。
支持部材26dは、敷物1を巻いていたり、梱包シート2でロール周面1aを覆っている際には、上述した巻芯部材21aの先端側を回動自在に支持しているが、敷物1を巻き終え且つ梱包シート2でロール周面1aを覆い終わり、敷物1を巻芯部材21aから押し出す際には、下方に回動して、巻芯部材21aの先端から離反する(図4参照)。
このような支持部材26dの離反で、敷物1を巻き終え且つ梱包シート2でロール周面1aを覆い終わった敷物1を、巻芯部材21aの先端側から抜き取ることが可能となる。
尚、支持部材26dには、巻芯部材21aの先端側を回動自在に支持している際に、当該巻芯部材21a(内芯材21a2)の先端側内に嵌る内嵌部材と、この内嵌部材をベアリングを介して回動自在に支持する略筒状の支持筒材が設けられていても良い。
<折畳部>
梱包装置20は、折畳部を有していても良く、この折畳部は、敷物1を所定回折り畳む部分である。
折畳部は、敷物1を所定回折り畳めるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、ロボットアームや、棒材などを有した装置であっても構わない。
折畳部による所定回の折畳みは、上述したように、例えば、1回の折畳みで、折り畳まれた敷物1の略1/2等ずつが重なり(つまり、敷物1は2枚重なり)、2回の折畳みでは、折り畳まれた敷物1の略1/4等ずつが重なる(つまり、敷物1は4枚重なる)とも言え、従って、n(nは自然数)回の折畳みでは、折り畳まれた敷物1の略1/2n 等ずつが重なる(つまり、敷物1は2n 枚重なる)とも言える。
折畳部で折り畳まれる敷物1は、折り畳まれる部分が互いに略均等であったり、略均等でなくとも良く、例えば、1回折り畳まれた状態でも、折り畳まれた敷物1の一方が略1/4で、他方が略3/4等が重なるなどでも構わない。
尚、梱包装置20は折畳部を有さず、この折畳部の代わりに、作業者が、敷物1を所定回折り畳んでも良い。
<覆始部>
梱包装置20は、覆始部を有していても良く、この覆始部は、ロール状に巻かれた敷物1のロール周面1aを、梱包シート2で覆い始める部分である。
ここで、覆始部による覆始めとは、上述したシート周覆部22のシート送出部材22aから送り出される梱包シート2と、ロール状に巻き終わり手前又は巻き終わった敷物1との間に距離がある場合、梱包シート2を、ロール状に巻き終わり手前などの敷物1のロール周面1aまで送り出すこと等を意味する。
尚、「巻き終わる手前」とは、巻芯部材21aがあと約1~2回転すれば、敷物1を巻き終わる時を意味する。
又、敷物1を巻き始める時などに、梱包シート2を敷物1のロール周面1aまで送り出し、敷物1と梱包シート2を一緒に巻くことも可能ではあるが、早く梱包シート2を敷物1のロール周面1aまで送り出すほど、ロール周面1aを覆う以外に余分に梱包シート2をシート送出部材22aから送り出すこととなるとも言える。
覆始部は、上述したよう覆始めを行えるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、ロボットアームや、棒材などを有した装置であっても構わない。
尚、梱包装置20は覆始部を有さず、この覆始部の代わりに、作業者が、ロール状に巻かれた敷物1のロール周面1aを、梱包シート2で覆い始めても良い。
<支持材27、移動輪28>
図1、8に示したように、支持材27は、梱包装置20において、上述したロール巻部21やシート周覆部22、搬送部23、圧縮搬送部24、挟持部25、押出部26などを支持するものである。
支持材27は、ロール巻部21等を支持できるのであれば、何れの構成であっても良いが、例えば、フレーム枠などであっても良い。
又、支持材27は、上述したロール巻部21の外装の一部である外筒材21’や支持板21”を、更に支えていても良い。
図8に示したように、移動輪28は、上述した支持材27の下部に設けられており、キャスタなどであっても良い。
<敷物1の梱包方法>
図1~4、15~22に示したように、上述した敷物1の梱包方法は、後述するロール巻工程K1と、シート周覆工程K2を有している。
梱包方法は、圧縮搬送工程K3や、挟持工程K4、押出工程K5を有していたり、その他、折畳工程(図示せず)や、搬送工程(図示せず)、覆始工程(図示せず)を有していても良い。
<ロール巻工程K1>
図1~3、18~20に示したように、ロール巻工程K1は、上述した敷物1(所定回折り畳まれた敷物1、又は、折り畳まれていない敷物1)をロール状に巻く工程である。
ロール巻工程K1は、上述したロール巻部21を有した梱包装置20にて行われても良いが、ロール巻部21の一部(例えば、巻芯部材21a)のみを有する装置や器具、その他の異なる装置や器具によって行われたり、作業者が手や道具を用いて行われるなどでも構わない。
特に、図18の上図と、図19(a)で示すように、上述したロール巻部21にてロール巻工程K1を行う場合には、巻芯部材21a内に奥まで入った敷物1の一方の端部1dから挟持部25(上挟持板材25a)を離した後、図18の下図と、図19(b)で示すように、巻芯部材21a内に奥まで入った敷物1の一方の端部1dを、外芯材21a1に対して内芯材21a2を相対回転させることでロックする。
又、図20の上図で示すように、上述したロール巻部21や挟持部25にてロール巻工程K1を行う場合には、ロール巻部21にて巻かれる敷物1のロール径(ロール状に巻かれる敷物1の直径)が大きくなるにつれて、下挟持板材25bは、敷物1を下方から支えながら下方に回動していく。
更に、図20の下図で示すように、上述したロール巻部21や挟持部25にてロール巻工程K1を行う場合には、ロール巻部21にて敷物1がロール状に巻き終えられた際には、下挟持板材25bは、更に下方へ回動して敷物1から離間する。
尚、ロール巻工程K1では、敷物1をロール状に巻く際の巻きテンション(巻き張力、又は、巻きトルク)や、速度(巻き速度)、その他、巻き初めてから1回転した以降における巻きテンションの増加率(つまり、徐々に巻きテンションを上げて巻く(徐々にきつめに巻くか等)を調整しながら、敷物1をロール状に巻いても良い。
<シート周覆工程K2>
図1~3、18~20に示したように、シート周覆工程K2は、上述した敷物1のロール周面1aを梱包シート2によって覆い、且つ、敷物1のロール端面1bを梱包シート2によっては覆わず露出させる工程である。
シート周覆工程K2は、上述したシート周覆部22を有した梱包装置20にて行われても良いが、シート周覆部22の一部(例えば、シート送出部材22a)のみを有する装置や器具、その他の異なる装置や器具によって行われたり、作業者が手や道具を用いて行われるなどでも構わない。
尚、シート周覆工程K2では、敷物1のロール周面1aを巻く梱包シート2の長さや、梱包シート2を何回転分巻くか等を調整しながら、敷物1のロール周面1aを梱包シート2によって覆っても良い。
<圧縮搬送工程K3>
図1~3、15、16、18、20に示したように、圧縮搬送工程K3は、所定回数折り畳まれた敷物1を、その厚み方向に圧縮しながら搬送する工程である。
圧縮搬送工程K3は、上述した圧縮搬送部24を有した梱包装置20にて行われても良いが、その他の異なる装置や器具によって行われたり、作業者が手や道具を用いて行われるなどでも構わない。
尚、圧縮搬送工程K3では、所定回数折り畳まれた敷物1を圧縮しながら搬送する速度(搬送速度)を調整しながら、敷物1を圧縮しながら搬送しても良い。
<挟持工程K4>
図15~17に示したように、挟持工程K5は、圧縮搬送工程K3で圧縮されながら搬送され且つ所定回数折り畳まれた敷物1における一方の端部1dを、上下から挟み持つ工程である。
挟持工程K4は、上述した挟持部25を有した梱包装置20にて行われても良いが、挟持部25の一部(例えば、上下挟持板材25a、25b)のみを有する装置や器具、その他の異なる装置や器具によって行われたり、作業者が手や道具を用いて行われるなどでも構わない。
特に、図15の上図から、その下図にかけて示したように、上述し挟持部25にて挟持工程K4を行う場合には、まず下挟持板材25b(下当接板25b1)が上方に回動して敷物1の一方の端部1dを下方から押圧した(支えた)後、上挟持板材25a(上当接板25a1)が下方に回動して敷物1の一方の端部1dを上方から押圧する。
また特に、図14の上図と、図15(a)で示すように、上述した挟持部25にて挟持工程K4を行う場合には、挟持部25で上下から挟持した敷物1の一方の端部1dが、巻芯部材21a内に若干入った後、図14の下図と、図15(b)で示すように、挟持部25で上下から挟持した敷物1の一方の端部1dが、挟持部25における上下先端材25c、25dに巻芯部材21aの開口側が当接した状態で、当該上下先端材25c、25dと一緒に、敷物1側へより近接するように移動して、巻芯部材21a内に敷物の一方の端部が奥まで入る。
尚、挟持工程K4では、所定回数折り畳まれた敷物1の一方の端部1dを挟み持つ力(トルク)を調整しながら、敷物1の一方の端部1dを上下から挟み持っても良い。
又、挟持工程K4では、挟み持つ敷物1の一方の端部1dの突出長さを圧縮搬送工程K3における圧縮しながらの搬送速度や、挟み持つタイミングによって調整したり、その他、当該一方の端部1dの突出長さが所定長さになった際に圧縮搬送を停止して調整しながら、敷物1の一方の端部1dを上下から挟み持っても良い。
<押出工程K5>
図3、4、20~22に示したように、押出工程K5は、敷物1を巻き終え且つ梱包シート2でロール周面1aを覆い終わった敷物1を、巻芯部材21a等の部材から押し出す工程である。
押出工程K5は、上述した押出部26を有した梱包装置20にて行われても良いが、押出部26の一部(例えば、押出板26a)のみを有する装置や器具、その他の異なる装置や器具によって行われたり、作業者が手や道具を用いて行われるなどでも構わない。
特に、図20の下図と、図22(a)で示すように、上述したロール巻部21と挟持部25と押出部26にて押出工程K5を行う場合には、巻芯部材21aにおける外芯材21a1に対する内芯材21a2の相対回転で、巻芯部材21a内に奥まで入った敷物1の一方の端部1dをロックしている状態から、図21と、図22(b)で示すように、外芯材21a1に対する内芯材21a2の相対回転を戻して(外芯材21a1及び内芯材21a2の開口を揃えて)、巻芯部材21a内に奥まで入った敷物1の一方の端部1dのロックを解除する。尚、このロックを解除する際、挟持部25の上挟持板材25aは上方に回動して上当接板25a1が、敷物1から離間しても良い。
上述したロックを解除した後、図3、4で示すように、押出部26の支持部材26dが下方に回動して巻芯部材21aの先端から離反させ、押出部26の押出板26aによって巻き終えた敷物1を巻芯部材21aの先端(支持部材26d)寄りまで押し出す。
<折畳工程>
梱包方法では、折畳工程を有していても良く、この折畳工程は、敷物1を所定回折り畳む工程である。
折畳工程は、上述した折畳部を有した装置や器具にて行われても良いが、作業者が手や道具を用いて行われるなどでも構わない。
折畳工程における所定回の折畳みは、上述と同様で、例えば、1回の折畳みで、折り畳まれた敷物1の略1/2等ずつが重なり、2回の折畳みでは、折り畳まれた敷物1の略1/4等ずつが重なるとも言え、従って、n(nは自然数)回の折畳みでは、折り畳まれた敷物1の略1/2n 等ずつが重なるとも言える。
折畳工程において折り畳まれる敷物1は、折り畳まれる部分が互いに略均等であったり、略均等でなくとも良く、例えば、1回折り畳まれた状態でも、折り畳まれた敷物1の一方が略1/4で、他方が略3/4等が重なるなどでも構わない。
<搬送工程>
梱包方法では、搬送工程を有していても良く、この搬送工程は、所定回折り畳んだ敷物1を、上述した圧縮搬送工程K3を行う場所まで搬送する工程である。
搬送工程は、上述した搬送部23を有した梱包装置20にて行われても良いが、搬送部23の一部のみを有する装置や器具、その他の異なる装置や器具によって行われたり、作業者が手や道具を用いて行われるなどでも構わない。
<覆始工程>
梱包方法では、覆始工程を有していても良く、この覆始工程は、ロール状に巻かれた敷物1のロール周面1aを、梱包シート2で覆い始める工程である。
覆始工程は、上述した覆始部を有した装置や器具にて行われても良いが、作業者が手や道具を用いて行われるなどでも構わない。
ここで、覆始工程における覆始めとは、上述した覆始部とロール巻部21とシート周覆部22にて覆始工程を行う場合には、シート周覆部22のシート送出部材22aから送り出される梱包シート2と、ロール状に巻き終わり手前又は巻き終わった敷物1との間に距離があれば、梱包シート2を、ロール状に巻き終わり手前などの敷物1のロール周面1aまで送り出すこと等を意味する。
又、敷物1を巻き始める時などに、梱包シート2を敷物1のロール周面1aまで送り出し、敷物1と梱包シート2を一緒に巻くことも可能ではあるが、早く梱包シート2を敷物1のロール周面1aまで送り出すほど、ロール周面1aを覆う以外に余分に梱包シート2をシート送出部材22aから送り出すこととなるとも言える。
<第1~5工程との対応等>
ここで、上述したロール巻工程K1、シート周覆工程K2、圧縮搬送工程K3、挟持工程K4、押出工程K5、折畳工程、搬送工程、覆始工程に対して、上述した梱包装置20を用いた第1~5工程(図15~22参照)との対応等について述べる。
図15で示した第1工程は、圧縮搬送工程K3及び挟持工程K4(特に、上下挟持板材25a、25bで敷物1の一方の端部1dを上下から挟み持つまで)に相当する。
図16、17で示した第2工程は、挟持工程K4(特に、上下先端材25c、25dを移動させて敷物1の一方の端部1dをより深く巻芯部材21a(内芯材21a2)内に入れるまで)に相当する。
図18、19で示した第3工程は、ロール巻工程K1(特に、巻芯部材21a内に奥まで入った敷物1の一方の端部1dを、外芯材21a1に対して内芯材21a2を相対回転させることでロックするまで)に相当する。
図20、22(a)で示した第4工程は、ロール巻工程K1及びシート周覆工程K2(特に、敷物1の一方の端部1dを外芯材21a1に対する内芯材21a2の相対回転でロックしながら、ロール巻部21にて巻かれる敷物1のロール径が大きくなり、敷物1をロール状に巻き終え且つ梱包シート2でロール周面1aを覆い終えた際には、挟持部25の下挟持板材25bが更に下方へ回動して敷物1から離間するまで)に相当する。
図21、22(b)で示した第5工程は、押出工程K5(特に、外芯材21a1に対する内芯材21a2の相対回転を戻して、巻芯部材21a内に奥まで入った敷物1の一方の端部1dのロックを解除した後、押出部26の支持部材26dが下方に回動して巻芯部材21aの先端から離反させ、押出部26の押出板26aによって巻き終えた敷物1を巻芯部材21aの先端寄りまで押し出すまで)に相当する。
尚、梱包方法は、第1~5工程は関係なく、圧縮搬送工程K3→挟持工程K4→ロール巻工程K1→シート周覆工程K2→押出工程K5の順に行っても良い。
尚、梱包方法が、折畳工程、搬送工程及び覆始工程の少なくとも1つを有している場合、これら3つの工程は、上述した第1~5工程の何れにも相当しないが、上述した第1~5の工程と関連付けることも出来ると言える。
例えば、折畳工程及び搬送工程は、上述した第1工程(圧縮搬送工程K3及び挟持工程K4)の前に、折畳工程や搬送工程を行っても良く、例えば、折畳工程→搬送工程→第1工程の順に行ったり、折搬送工程→第1工程の順や、折畳工程→第1工程の順に行っても構わない。
その他、例えば、覆始工程は、上述した第3工程と第4工程の間に行っても良い(つまり、第3工程→覆始工程→第4工程の順に行っても良い)。
又、梱包方法は、上述した第1~5工程は関係なく、折畳工程→搬送工程→圧縮搬送工程K3→挟持工程K4→ロール巻工程K1→覆始工程→シート周覆工程K2→押出工程K5の順に行っても良い。
<その他>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。敷物1や梱包装置20、梱包方法等の各構成又は全体の構造、形状、寸法などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することが出来る。
表皮材11は、中層材12の上面を覆うのであれば、パイルを有さない織編物や不織布等の布帛や、合成樹脂のシート、皮革など、立毛布帛でなくとも良い。
裏材13は、床に対して、両面が粘着する両面テープ等によって付けられていても良く、その他、裏基材シート13bを有さず、TPEシート13aだけを有していたり、逆に、TPEシート13aを有さず、裏基材シート13bだけを有していても構わない。
被覆材14は、必ずしも有さなくとも良い。
梱包装置20は、敷物1を連続的に梱包しても良く、例えば、ある敷物1をロール巻部21にてロール状に巻きながら、別の敷物1を圧縮搬送部24にて圧縮搬送したり、また別の敷物1を搬送部23にて搬送していても良い。
梱包装置20は、所定回折り畳まれた敷物1以外に、折り畳まれていない敷物1を梱包しても良い。
ロール巻部21全体及びシート周覆部22全体は、一緒に、梱包装置20の支持材27に対して、近接又は離間する構成であっても良い。
挟持部25は、上下先端材25c、25dを有していなくとも良い。
本発明に係る敷物1は、リビングなどの部屋だけでなく、上述した台所にてキッチンマットとして、風呂場(脱衣所)にてバスマットとして、玄関にて玄関マットとして用いられていても構わず、その他、廊下など、屋内やベランダ等であれば、何れの場所でも利用できる。
1 敷物
1a 敷物のロール周面
1b 敷物のロール端面
1c 敷物のロール中心部
2 梱包シート
3 隙間
20 梱包装置
21 ロール巻部
22 シート周覆部
K1 ロール巻工程
K2 シート周覆工程

Claims (5)

  1. 梱包された敷物であって、
    当該敷物はロール状に巻かれ、
    当該敷物のロール周面(1a)が、梱包シート(2)によって覆われ、
    当該敷物のロール端面(1b)が、前記梱包シート(2)には覆われず露出し
    当該敷物は、その最も上に積層されたパイル布帛(11)を有し、
    前記パイル布帛(11)は、基布(11a)と、前記基布(11a)から上方へ立毛するパイル(11b)を備え、
    ロール状に巻かれた当該敷物の少なくともロール周面(1a)において、前記パイル(11b)がロール外方に立毛するように、当該敷物は、所定回折り畳まれた状態で、ロール状に巻かれていることを特徴とする敷物。
  2. 当該敷物におけるロール中心部(1c)には、隙間(3)が設けられ
    前記隙間(3)の大きさは、当該敷物が梱包された直後より小さくなっていることを特徴とする請求項1に記載の敷物。
  3. 敷物(1)を梱包する梱包装置であって、
    前記敷物(1)をロール状に巻くロール巻部(21)と、
    前記敷物(1)のロール周面(1a)を梱包シート(2)によって覆い且つ前記敷物(1)のロール端面(1b)を前記梱包シート(2)によっては覆わず露出させるシート周覆部(22)とを有し
    前記敷物(1)は、その最も上に積層されたパイル布帛(11)を有し、
    前記パイル布帛(11)は、基布(11a)と、前記基布(11a)から上方へ立毛するパイル(11b)を備え、
    前記ロール巻部(21)は、ロール状に巻かれた前記敷物(1)の少なくともロール周面(1a)において、前記パイル(11b)がロール外方に立毛するように、前記敷物(1)を、所定回折り畳まれた状態で、ロール状に巻くことを特徴とする梱包装置。
  4. 所定回折り畳まれた状態の前記敷物(1)を、その厚み方向に圧縮しながら搬送する圧縮搬送部(24)を有し、
    前記ロール巻部(21)は、前記圧縮搬送部(24)が圧縮しながら搬送した前記敷物(1)を、ロール状に巻くことを特徴とする請求項3に記載の梱包装置。
  5. 敷物(1)を梱包する梱包方法であって、
    前記敷物(1)をロール状に巻くロール巻工程(K1)と、
    前記敷物(1)のロール周面(1a)を梱包シート(2)によって覆い且つ前記敷物(1)のロール端面(1b)を前記梱包シート(2)によっては覆わず露出させるシート周覆工程(K2)とを有し、
    前記敷物(1)は、その最も上に積層されたパイル布帛(11)を有し、
    前記パイル布帛(11)は、基布(11a)と、前記基布(11a)から上方へ立毛するパイル(11b)を備え、
    前記ロール巻工程(K1)では、ロール状に巻かれた前記敷物(1)の少なくともロール周面(1a)において、前記パイル(11b)がロール外方に立毛するように、前記敷物(1)を、所定回折り畳まれた状態で、ロール状に巻くことを特徴とする梱包方法。
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