JP7294640B2 - ボールペンチップ、ボールペンレフィル、チップ後端加工装置及びチップ後端加工方法 - Google Patents
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前記基端側の前記凸条部の外径方向の先端を通る円の径は、前記スプリング挿入ピンが挿入されるスプリングの内径よりも大きく且つ前記凹条部が形成される前の前記ボールペンチップの後端の径よりも小さく、前記基端側の先端は、前記複数の前記ローラよりも先端側に位置していてもよい。
(ボールペンの構成の説明)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1はボールペンレフィル1Aの先端のボールペンチップ1部分のペン先を上向きにした状態の断面図である。図2はボールペンチップ1の先端部分の拡大断面図である。
ボールペンレフィル1Aは、筆記ボール11、及び、筆記ボール11をその一部が先端より突出した状態で回転自在に保持するチップ本体12を有するボールペンチップ1と、筆記ボール11へ送られるインクを収容するとともに、ボールペンチップ1よりも後端側に設けられたインク収容管3と、インク収容管3とボールペンチップ1とを連結する継手4と、を備える。
以下、ボールペンチップ1のチップ軸線L方向(長手方向)における、筆記ボール11が配置されている側を先端側、逆側を後端側として説明する。
ボールペンチップ1のチップ本体12は、例えば、ステンレス製のブランク材で製造されている。筆記ボール11は、例えば、タングステンカーバイド製である。ただし、チップ本体12の材料や筆記ボール11の材料はこれらに限定されるものではない。
チップ本体12は、円筒形の中央部12aと、中央部12aの先端側に設けられ且つ中央部12aから徐々に外径が小さくなる先端部12bと、中央部12aよりも後側に設けられ、中央部12aよりも外径が小さい円筒形の接続部12cとを備える。
ボール抱持室13の先端は内側にかしめられ、かしめ部16が形成されている。筆記ボール11は、先端がボール抱持室13の先端縁より突出した状態で、ボール抱持室13内に回転自在に抱持されている。
インク収容管3は、例えば油性インクを収容する筒部材である。
継手4は、先端側から、互いに径が異なる、前部41と、フランジ部42と、後部43と、を備える。後部43は前部41より小径で、フランジ部42は前部41及び後部43より大径である。
継手4の内部には、前部41から後部43まで貫通する貫通孔5が設けられている。貫通孔5は、先端側から順に、チップ固定孔51と、弁座部52と、小径孔53と、大径孔54とを有し、これらは互いに連通している。
ボールペンチップ1の接続部12cは、継手4のチップ固定孔51に圧入されて固定されている。そして、インク収容管3からバック孔14を経て筆記ボール11へとインクが流動するインク流路が形成されている。
実施形態で弁座部52の断面形状は多角形であり、すなわち、弁座部52は、多角錐の上端(実施形態では後側となる)が切り取られた多角錐台状である。なお、図示する弁座部52の形状は八角錐台状である。
弁体6は球状で、直径は小径孔53の内径よりも大きいので、弁座部52の後端の開口(小径孔53の入口)から後端側への挿通は不能である。また、後述するが、バック孔14の後端は、弁体6がバック孔14の後端に当接しても、バック孔14内に進入せず且つバック孔14の後端側を完全にふさぐことがない形状に変形されている。
なお、逆流とは、ボールペンレフィル1Aを上向きで放置したときに、先端から空気が流入し、この流入した空気がインク収容管3に流入し、インクがインク収容管3後端から漏れ出す現象である。
次に、ボールペンチップ1の加工方法の概略について説明する。図3、4、6はボールペンチップ1の加工ステップを説明する図であり、図5、7、8は、ボールペンチップ1の後端を変形するチップ後端加工装置を説明する図である。
次いで、図3(b)に示すように、ブランク材1aの側面を切削して、中央部12aの後端側に接続部12cを形成するとともに、ブランク材1aの先端側の側面を切削してテーパ状の先端部12bを形成する。
そして、図3(c)に示すように、接続部12cの後端面より、切削工具として、徐々に径が小さくなる複数のドリルを順次用いて、チップ軸線Lに沿って延び、且つ後端側から徐々に径が小さくなるように多段のバック孔14を形成する。
次いで、先端部22の先端側より、同様に切削工具としてドリルを用いて、チップ軸線Lに沿って延び、且つ先端側から径が小さくなるボール抱持室13とインク誘導孔15とを形成し、インク誘導孔15とバック孔14とを貫通させる。
そして、図3(d)に示すブローチ加工を行う。ブローチ加工は、ボール抱持室13の底面を上から棒状押圧部材71によって押し込んで、インク誘導孔15の内側面に最先端のバック孔14の底面まで貫通するインク誘導溝15a(図2に図示)を形成する。
次いで、図4(a)に示すように筆記ボール11をボール抱持室13に挿入し、ブランク材1aの後端を、先端よりハンマー73で殴打し、筆記ボール11を後端側に押圧する。そうすると、ボール抱持室13の中央部に筆記ボール11の球面に沿って凹んだ当接面13a(図2に図示)が形成される。
そして図4(b)に示すように、スピナー74を用いて、ボール抱持室13の先端部を内側にかしめてかしめ部16を形成する。
続いて行われる、チップ後端変形ステップの前に、チップ後端変形ステップを行うチップ後端加工装置100について説明する。図5はチップ後端加工装置100の分解斜視図である。図6は、ボールペンチップ1の後端を変形するチップ後端変形ステップを説明する図である。
ホルダ部101は、後述するチップ後端加工装置100の装置軸線O1を中心とした円柱部材で、このホルダ部101の一端面である前面には、3つのローラ102を保持する凹部101aが設けられている。凹部101aは、ホルダ部101を装置軸線O1方向に見た状態において、装置軸線O1から径方向外側に等間隔で3本延びており、互いの間の角度θ1は、約120度である(図8に図示)。
また、それぞれの凹部101aにおける、装置軸線O1と所定の距離はなれた部分から、径方向と直交する方向に延びる溝部101bが設けられている。
ホルダ部101の前面における、凹部101aよりも外周側には、互いに均等な3か所にねじ穴101cが設けられている。
3つのローラ102は、装置軸線O1を中心として配置され、装置軸線O1に対して垂直な回転軸O2を有する。ローラ102は、それぞれ、軸部102aと、軸部102aのほぼ中央部に設けられたローラ部102bとを有する。ローラ部102bはホルダ部101の凹部101aに配置され、軸部102aは、ホルダ部101の溝部101bに配置される。
ローラ部102bは、軸部102aの回転軸O2に沿った断面において(図8参照)、回転軸O2を中心とした径方向外側に向かって尖った山形の形状である。山形の角度θ2は、約120度である。
なお、実施形態では、ローラ部102bの軸部102aの回転軸O2に沿った断面は、径方向外側に向かって尖った山形の形状であるが、これに限定されず、頂部は、なだらかな山形や、平坦面であってもよい。
山形の頂点を通る稜線qは、図8に示す前側から見た平面視において、装置軸線O1から径方向に延びる直線上の線分で表され、ローラ部102bはホルダ部101の凹部101aに配置されているので、それぞれの稜線qの間の角度は、凹部101a間の角度と同じく、約120度となる。
なお、本実施形態のローラ102のローラ部102bは、軸部102aに対して回転可能に、玉軸受、ローラ軸受、すべり軸受等を介して軸部102aに連結されていてもよい。
カバー部103は、ホルダ部101の前側に配置される円板部材である。カバー部103には、ホルダ部101の凹部101aに対応する位置にローラ用開口103aが設けられている。また、ホルダ部101のねじ穴101cに対応する箇所にねじ用開口103cが設けられている。
そうすると、ローラ部102bはローラ用開口103aの内部に配置されるが、軸部102aはホルダ部101により押さえられた状態で、ローラ102がホルダ部101とカバー部103との間に保持され、ローラ102は回転軸O2を中心として回転可能となる。なお、ローラ102の軸部102aは、グリス、油等で潤滑状態にされている。
次に、チップ後端加工装置100を用いたチップ後端変形ステップについて説明する。図9はチップ後端のバック孔の後端部の状態を示した図で、(a)は変形前、(b)は変形後を示す。
そうすると、ローラ部102bの山形の稜線qに、図9(a)に示す、ボールペンチップ1の後端における、バック孔14の外周上の3か所の当接箇所P1,P2,P3が当接する。
図7において稜線qの中点Sを通り、且つ装置軸線O1を中心とする円Tの径は、図9(a)に示す折り曲げられる前(変形前)のボールペンチップの後端の円周の径rより大きい。
すなわち、当接箇所P1,P2,P3が当接するローラ102の稜線q上の位置は、図7に示す中点Sよりも装置軸線O1側の領域である。
この状態でチップ後端加工装置100をボールペンチップ1側に押圧すると、当接箇所P1,P2,P3によってローラ102の稜線q部分が押される。
そうすると、ローラ部102bには外側から内側に向かって回転する回転モーメントが加わり、ローラ部102bが回転する。
そして、図9(b)に示すようにボールペンチップ1を後端側から見たときに、ボールペンチップ1の後端は変形し、ボールペンチップ1のチップ軸線Lから径方向に互いの間が約120度の均等な3方向に延びる開口部以外が、変形した当接箇所P1、P2、P3の部分によって覆われる。
このとき、弁体6のバック孔14への流入を防止するように、当接箇所P1、P2、P3を通る円(当接箇所P1、P2、P3よりもチップ軸線L側の領域に形成される円)Uの径が弁体6の径より小さくなるまで変形される。
なお、凹条部mは、ボールペンチップのサイズや形状に合わせて複数箇所設ければよいが、2~4箇所であることが好ましく、本実施形態のように3箇所とすることが最も好ましい。
例えば、折れ線が形成されずに底部がRを有する形状であってもよく、また凹条部mの断面が台形や矩形であってもよい。
(1)図11は、実施形態の効果を説明する図で、(a),(b)は実施形態、(c)、(d)は比較形態である。
比較形態のチップ後端加工装置100´は、ローラを用いずに、例えばチップ後端加工装置100´の前面に設けられた円錐型の開口を有する押圧部の内面101´をボールペンチップ1の後端部の当接箇所P´に押し付けることにより、後端部が変形される。
すなわち、チップ軸線Lを通る断面上で当接箇所P´に当接する押圧部の内面101´は、図(c)、(d)に示すように、直線状である。そして、押圧部はローラではないので、回転せずにチップ軸線L方向に移動する。
そうすると、ボールペンチップ1の後端部は円弧状ではなく、チップ軸線Lを通る断面上において直線的に角度θ3´で折れ曲がり、(d)に示すように、インクの流れが開口部近傍で乱れる可能性が高い。
図12は第2実施形態のボールペンチップ201のチップ軸線Lに沿った断面図である。ボールペンチップ201は、バック孔14に、筆記ボール11を押圧するスプリング200が挿入されている点が第1実施形態と異なる。
図13は第2実施形態のチップ後端加工装置300の分解斜視図である。第2実施形態のチップ後端加工装置300は、スプリング挿入ピン220を、ローラ102とホルダ部101との間に備える点が第1実施形態と異なる。なお、第1実施形態と同様の部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
図14はチップ後端加工装置300からカバー部を取り外した状態の斜視図である。
スプリング挿入ピン220は、図13に示すように、基端部220aと、基端部220aの先端側の先端部220cとを備える。基端部220aの後端側は円柱形状220bとなっており、先端側と先端部220cとには、装置軸線O1を中心とした径方向外側に延びる凸条部221が設けられている。凸条部221は、等間隔で3本延びており、互いの間隔は約120度である。先端部220cの凸条部221aは、基端部220aの凸条部221bに比べて径方向の長さが短く、すなわち、径方向の突出量が少ない。このため、先端部220cの凸条部221aと基端部220aの凸条部221bとの間には段部222が設けられている。
そして、段部222の外径方向の先端(基端部220aの先端における凸条部221bの外径方向の先端)を通る円の径は、スプリング200の内径よりも大きく且つ折り曲げ形状となる前のボールペンチップ201の後端の内径よりも小さい。
図14に示すように、スプリング挿入ピン220は、先端部220cの凸条部221aの全体と基端部220aの凸条部221bの一部とが、ローラ102の間からローラ102の先端よりも先端側に位置し、基端部220aの凸条部221bがローラ102間の隙間に入るようにして、チップ後端加工装置300に取り付けられている。
ここで、スプリング挿入ピン220の先端部220cの3本の凸条部221aの径方向の端部(径方向の先端)を通る円(外接円)の径は、スプリング200の後端の内径よりも小さい。したがって、先端部220cの凸条部221aは、スプリング200の後端部よりスプリング200内に挿入可能である。ゆえに、ボールペンチップ201のチップ軸線Lと、チップ後端加工装置300の装置軸線O1とを一致させて、チップ後端加工装置300をボールペンチップ201に近づけることにより、スプリング挿入ピン220の先端部220cが、スプリング200の後端部よりスプリング200内に挿入される。
さらにチップ後端加工装置300がボールペンチップ201側に移動すると、スプリング200の後端が段部222に押されるので、スプリング200は縮み、段部222がバック孔14内まで侵入すると、スプリング200の後端も、バック孔14内に入る。
この状態でチップ後端加工装置300をボールペンチップ201から引き離すと、スプリング挿入ピン220は、バック孔14から引き抜かれるが、ボールペンチップ201の後端は当接箇所P1、P2、P3を通る円が、スプリング200の後端径よりも小さくなるまで変形されているので、スプリング200はバック孔14内に保持される。
また、本実施形態のボールペンチップ201は、スプリング200で筆記ボール11が押圧されているので、筆記先端から空気が流入しにくい。したがって、流入した空気がインク収容管に流入し、インクがインク収容管後端から漏れ出す逆流現象は生じにくい。ゆえに、第2実施形態においては、第1実施形態のような逆流防止機能を有さなくてもよい。
O1 装置軸線
O2 回転軸
P 当接箇所
S 中点
T 円
m 凹条部
q 稜線
1 ボールペンチップ
1A ボールペンレフィル
3 インク収容管
4 継手
6 弁体
10 逆流防止機構
11 筆記ボール
12 チップ本体
13 ボール抱持室
14 バック孔
15 インク誘導孔
15a インク誘導溝
16 かしめ部
52 弁座部
100 チップ後端加工装置
101 ホルダ部
101a 凹部
101b 溝部
101c ねじ穴
102 ローラ
102a 軸部
102b ローラ部
103 カバー部
103a ローラ用開口
103c ねじ用開口
200 スプリング
201 ボールペンチップ
220 スプリング挿入ピン
220a 基端部
220c 先端部
221 凸条部
221a 凸条部
221b 凸条部
222 段部
300 チップ後端加工装置
Claims (11)
- 後端から先端側に向かってチップ軸線に沿って延びるバック孔が設けられた筒状のチップ本体を有するボールペンチップであって、
前記チップ本体の後端部は、後端側の縁部に向かって延び且つ前記縁部に向かうにつれて徐々に深くなり、前記縁部が最も深い凹条部を有し、
前記チップ軸線に沿った断面において、前記凹条部の底部は、前記チップ軸線に近づく方向に撓んだ曲線状に形成されている、
ボールペンチップ。 - 前記底部は、円弧状に形成されている、
請求項1に記載のボールペンチップ。 - 前記凹条部は2~4箇所設けられている、
請求項1または2に記載のボールペンチップ。 - 前記バック孔の内部には、前記チップ軸線に沿って延びるスプリングが挿入され、
前記スプリングの後端の径は、前記凹条部の底部を通る円の径より大径である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のボールペンチップ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のボールペンチップと
前記ボールペンチップへ送られるインクを収容するとともに、前記ボールペンチップよりも後端側に設けられたインク収容管と、
前記インク収容管から前記ボールペンチップへ延びるインク流路に設けられ、先端に向かうに従い、前記ボールペンチップの前記チップ軸線と直交する方向の弁座開口の面積が漸次増加する弁座部と、
前記弁座開口の後端を挿通不能な径を有し、前記弁座部における前記弁座開口よりも先端側の所定範囲を前記チップ軸線の方向に移動可能な弁体と、を備え、
前記弁体は、前記ボールペンチップの後端における、前記凹条部の前記底部を通る円の径より大径であるボールペンレフィル。 - 後端から先端側に向かってチップ軸線に沿って延びるバック孔が設けられた筒状のチップ本体を有するボールペンチップに後端側から当接し、前記ボールペンチップの後端を押圧することにより、前記チップ本体の後端部に、後端側の縁部に向かって延び且つ前記縁部に向かうにつれて徐々に深くなり、前記チップ軸線に沿った断面において、底部が前記チップ軸線に近づく方向に撓んだ曲線状に形成されている凹条部を形成するチップ後端加工装置であって、
前記チップ後端加工装置の移動方向に延びる装置軸線を中心として配置され、前記装置軸線に対して垂直な回転軸を有する複数のローラを備え、
前記複数のローラは、前記回転軸に沿った断面において、前記回転軸の径方向外側に突出した形状で、
突出した部分は、前記装置軸線の方向から見た平面視において、前記装置軸線から径方向に直線状に延びる、
チップ後端加工装置。 - 前記装置軸線の方向から見た平面視において、前記突出した部分の中点を通り、且つ前記装置軸線を中心とする円の径が、前記凹条部が形成される前の前記ボールペンチップの後端の径より大きい、
請求項6に記載のチップ後端加工装置。 - 前記複数のローラの数は2~4である、
請求項6または7に記載のチップ後端加工装置。 - 前記装置軸線に沿って延びる、スプリング挿入ピンが挿入されている、
請求項6から8のいずれか1項に記載のチップ後端加工装置。 - 前記スプリング挿入ピンの基端側には、前記装置軸線の外径方向に延びる凸条部が設けられ、
前記基端側の前記凸条部の外径方向の先端を通る円の径は、前記スプリング挿入ピンが挿入されるスプリングの内径よりも大きく且つ前記凹条部が形成される前の前記ボールペンチップの後端の径よりも小さく、
前記基端側の先端は、前記複数の前記ローラよりも先端側に位置している、
請求項9に記載のチップ後端加工装置。 - 装置軸線を中心として配置され、前記装置軸線に対して垂直な回転軸を有する複数のローラを備え、前記複数のローラは、前記回転軸に沿った断面において、前記回転軸の径方向外側に突出した形状で、突出した部分は、前記装置軸線の方向から見た平面視において、前記装置軸線から径方向に直線状に延びるチップ後端加工装置を、
後端から先端側に向かってチップ軸線に沿って延びるバック孔が設けられた筒状のチップ本体を有するボールペンチップに後端側から当接させ、
さらに先端側へ移動することにより、前記チップ本体の後端部に、後端側の縁部に向かって延び且つ前記縁部に向かうにつれて徐々に深くなり、前記チップ軸線に沿った断面において、底部が前記チップ軸線に近づく方向に撓んだ曲線状に形成されている凹条部を形成する、ボールペンチップのチップ後端加工方法。
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