JP7293192B2 - テンショナ - Google Patents

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Description

本開示は、テンショナに関する。
特開2005-344887号公報には、車両用エンジンのクランクシャフト及びカムシャフトに巻き掛けられるタイミングチェーンに張力を与えるリング式油圧テンショナが開示されている。このリング式油圧テンショナでは、ハウジング本体のプランジャ収容孔に、円柱状プランジャを挿入している。また、円柱状プランジャの外周には環状溝を形成して、該環状溝へC型リングを嵌合している。さらに、このC型リングはプランジャ収容孔の内周壁に向かって拡径するように付勢されている。これにより、例えばエンジン始動時にタイミングチェーンから円柱状プランジャへ衝撃的な負荷が作用しても、C型リングが緩衝性能を発揮して、円柱状プランジャの急激な後退移動が抑制される。
特開2005-344887号公報のリング式油圧テンショナにおいては、C型リングが、プランジャの前後移動に伴ってプランジャ収容孔の内周壁と摺動する。この摺動摩擦により、プランジャ収容孔の内周壁が摩耗する。この結果、プランジャ収容孔の内周壁とプランジャの外周面との間の隙間が増加する。また、C型リングの摩耗や熱へたりが生じて、C型リングの拡径力が低下する。これらの場合、C型リングの緩衝性能が低下する可能性がある。
本開示は、円筒形プランジャ(推進部材)の急激な移動を抑制するための緩衝性能が低下し難いテンショナを提供する。
第1態様のテンショナは、筒状の保持部材と、前記保持部材に軸方向へ摺動可能に装着された遊動部材と、前記遊動部材に相対移動可能に装着された推進部材と、前記遊動部材と前記推進部材との間に設けられ、前記推進部材を前記保持部材の軸方向外側へ付勢し、前記遊動部材を前記保持部材の軸方向内側へ付勢する付勢部材と、前記遊動部材と前記保持部材との間に当接した状態で形成され、前記推進部材が移動するとき、前記遊動部材を軸方向と交差する方向へ押圧して、前記推進部材と前記保持部材との摺動抵抗を大きくする摺動力増大手段と、を有する。
第1態様のテンショナでは、推進部材は付勢部材の付勢力により、保持部材の軸方向外側へ移動する。一方、遊動部材は、付勢部材の付勢力により、保持部材の軸方向内側へ移動する。このとき、遊動部材と保持部材との間に当接した状態で形成された摺動力増大手段が、遊動部材と共に推進部材を軸方向と交差する方向へ押圧する。このため推進部材と保持部材との摺動抵抗が大きくなる。これにより、推進部材の摺動速度が緩慢になり、緩衝機能が発揮される。
また、推進部材に、推進部材を保持部材の軸方向内側へ押し戻す方向の力が作用すると、推進部材は、付勢部材の付勢力に抗して遊動部材と共に保持部材の軸方向内側へ押し戻される。このときも遊動部材が保持部材の軸方向内側へ移動するため、摺動力増大手段が、遊動部材と共に推進部材を軸方向と交差する方向へ押圧する。このため推進部材と保持部材との摺動抵抗が大きくなる。これにより、推進部材の摺動速度が緩慢になり、緩衝機能が発揮される。
このように第1態様のテンショナでは、付勢部材、遊動部材、保持部材及び摺動力増大手段が相互に関連して緩衝性能が発揮される。このため特定の部材に負荷が集中し難く、緩衝性能が低下し難い。
これに対して、例えば推進部材の周囲にC型リング等を配置し、このC型リングのバネ荷重によって緩衝性能を発揮させる場合、緩衝性能はC型リングのみに依存する。このため、C型リングに物理的劣化が生じると、緩衝性能が低下しやすい。
第2態様のテンショナは、前記摺動力増大手段は、前記保持部材の内周面に形成され前記保持部材の軸方向内側から軸方向外側にかけて前記保持部材の径方向外側に向って拡径する拡径部と、前記遊動部材に形成され、前記拡径部と接するくさび部と、を有する。
第2態様のテンショナでは、保持部材の内周面に、拡径部が形成されている。拡径部は、保持部材の軸方向内側から軸方向外側にかけて保持部材の径方向外側に向って拡径している。遊動部材が付勢部材の付勢力により保持部材の軸方向内側へ移動すると、拡径部に接するくさび部が、拡径部から保持部材の軸方向と交差する方向へ押圧される。これにより推進部材と保持部材との摺動抵抗が大きくなる。
第3態様のテンショナは、前記拡径部及び前記拡径部と接する前記くさび部の少なくとも一方に、前記保持部材の軸方向内側から軸方向外側にかけて前記保持部材の径方向外側に向って漸次径変化する傾斜面が形成されている。
第3態様のテンショナでは、拡径部又はくさび部に、漸次径変化する傾斜面が形成されている。このため、遊動部材が付勢部材の付勢力により保持部材の軸方向内側へ移動する際の、拡径部からくさび部に対する押圧力が、漸次大きくなる。これにより滑らかな緩衝性能を発揮できる。
第4態様のテンショナは、前記傾斜面は、前記拡径部及び前記拡径部と接する前記くさび部の双方に形成されている。
第4態様のテンショナでは、傾斜面が拡径部及び拡径部と接するくさび部の双方に形成されているため、遊動部材が保持部材の軸方向内側へ移動し易い。このため、緩衝性能を得やすい。
第5態様のテンショナは、前記傾斜面の傾斜角度が前記保持部材の軸方向に対して30°以上60°以下である。
第5態様のテンショナでは、傾斜面の傾斜角度が保持部材の軸方向に対して60°以下であるため、60°より大きい場合と比較して、付勢手段の付勢力が小さくてもくさび部は傾斜面と接しながら保持部材の軸方向内側へ移動し易い。また、傾斜面の傾斜角度が保持部材の軸方向に対して30°以上であるため、30°より小さい場合と比較して、付勢手段の付勢力や、推進部材を保持部材の内側へ押し戻す方向の力が大きくても、くさび部は傾斜面と接しながら保持部材の軸方向内側へ移動し難い。
第6態様のテンショナは、前記推進部材が軸方向内側へ移動することを抑制する移動抑制手段を備えている。
第6態様のテンショナによると、移動抑制手段により、推進部材が保持部材の内側へ移動することが抑制される。このため、推進部材が内側へ強く押圧された際にも、推進部材が内側に動くことを抑制できる。これにより緩衝効果を高めることができる。
第7態様のテンショナは、前記移動抑制手段は、前記くさび部と前記推進部材との当接面にそれぞれ設けられ、互いに係合する凹凸部である。
第7態様のテンショナによると、遊動部材のくさび部と推進部材との間に、互いに係合する凹凸部が設けられている。このためくさび部が保持部材から押圧されると、凹凸部が互いに噛み合う。これにより推進部材が内側に移動することを抑制できる。
本開示に係るテンショナによると、推進部材の急激な変位を抑制するための緩衝性能が低下し難い。
本開示の第1実施形態に係るテンショナがエンジンに固定された状態を示す立面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおいてコイルばねが縮んだ状態を示す断面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおいてコイルばねが伸びた状態を示す断面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおけるハウジングを示す断面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおけるハウジングを示す正面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおけるプランジャを示す断面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおけるプランジャを示す正面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおける遊動部材を示す断面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおける遊動部材を示す正面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナがチェーンガイドを押圧している状態を示した断面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナがチェーンガイドを押圧し、さらにチェーンガイドから押圧されている状態を示した断面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナのストローク特性を示すグラフである。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおいて、ハウジングの案内溝を切り欠いた変形例を示す断面図である。 本開示の第1実施形態に係るテンショナにおいて、遊動部材に突出部を形成した変形例を示す断面図である。 本開示の第2実施形態に係るテンショナを示す断面図である。 本開示の第3実施形態に係るテンショナを示す断面図である。 本開示の第3実施形態に係るテンショナを示す正面図である。 本開示の第4実施形態に係るテンショナを示す断面図である。
[第1実施形態]
(テンショナ)
図1に示すように、本開示の第1実施形態に係るテンショナ10が取り付けられるエンジン100には、クランクシャフトに取り付けられた駆動側スプロケット102及びカムシャフトに取り付けられた被駆動側スプロケット104の間に、タイミングチェーン106が巻き掛けられている。
テンショナ10は、ハウジング20とプランジャ30とを備えている。ハウジング20はエンジン100にボルト12で固定されている。プランジャ30はハウジング20に挿入されている。そしてハウジング20から離れる方向に付勢されたプランジャ30が、支軸108を中心に回動するチェーンガイド110を推進力Pで押圧している。また、このチェーンガイド110が、タイミングチェーン106を押圧している。
図2A、図2Bに示すように、テンショナ10は、ハウジング20と、ハウジング20に挿入されハウジング20の軸方向に沿って移動可能なプランジャ30と、ハウジング20とプランジャ30との間に配置された遊動部材40と、を備えている。
(ハウジング)
図3A、図3Bに示すように、本開示における保持部材の一例としてのハウジング20は、有底の筒状部材である。ハウジング20は略円形状の挿入孔22と、挿入孔22に沿って挿入孔22の上部に形成された案内溝24と、挿入孔22の下部に形成された案内溝26と、を備えている。案内溝24の外側端部(すなわち後述するプランジャ30の出入り口の周縁部)には、挿入孔22の内側から外側に向かって傾斜面24Aが形成されている。傾斜面24Aは、挿入孔22の中心軸CLから離れる方向に漸次径変化している(換言すると、外側から内側にかけてハウジング20の径方向内側に向って漸次傾斜している)。傾斜面24Aの傾斜角度は、中心軸CLに対して角度θ1とする。なお、傾斜面24Aは、本開示における拡径部の一例である。
なお、上記の「上部」及び「下部」とは、図3の紙面上の方向を示すものであり、図1に示すエンジン100に取り付けた状態の方向を示すものではない。また、「内側」とは、挿入孔22の孔底22A側(軸方向内側、図3Aにおける矢印IN側)を示し、「外側」とは挿入孔22の開口端22B側(軸方向外側、図3Aにおける矢印OUT側)を示す。以下の説明において用いられる「上部」、「下部」、「内側」及び「外側」についても同様である。
ハウジング20の上部及び下部には、ボルト孔28Aが貫通したフランジ28が形成されている。このフランジ28が、図1に示すように、エンジン100へボルト12を用いて固定される。
また、図3Bに示すように、ハウジング20には、ハウジング20の外周面側から挿入孔22まで貫通するねじ孔29が形成されている。このねじ孔29に押さえねじ52をねじ込むことで、後述するプランジャ30を挿入孔22の内部に仮固定することができる。
(プランジャ)
図4A、図4Bに示すように、本開示における推進部材の一例としてのプランジャ30は有底の筒状部材である。プランジャ30は、円形状の挿入孔32と、案内突起34と、を備えている。案内突起34は、挿入孔32の開口端32B側に形成され、挿入孔32の径方向外側へ突出している。図2Aに示すように、プランジャ30は、挿入孔32の開口端32Bが、ハウジング20の挿入孔22の内側を向くようにして、かつ、案内突起34が、ハウジング20の案内溝26に嵌め込まれるようにして、ハウジング20の挿入孔22へ挿入される。プランジャ30の外径は、ハウジング20の挿入孔22に挿入する際に支障が生じない程度の寸法であり、挿入孔22の内径と略一致する寸法とされている。
(遊動部材)
図5A、図5Bに示すように、遊動部材40は断面視でL字形状に形成された部材であり、円形状の底部42と、底部42の外周端から底部42と略直交する方向へ延出された摺動部44と、を備えている。
摺動部44において、底部42と反対側の端部にはくさび部44Aが形成されている。くさび部44Aは、摺動部44の他の部分より肉厚に形成され、外周面が底部42から離れる方向へ傾斜した傾斜面44AEとされている。この傾斜面44AEの傾斜角度(すなわち摺動部44の延出方向に対する傾斜角度)は、上述したハウジング20の案内溝24に形成された傾斜面24Aの傾斜角度と等しく、角度θ1である。
図2Aに示すように、遊動部材40は底部42がプランジャ30の内側に配置され、かつ、摺動部44がハウジング20の案内溝24に嵌め込まれるようにして、ハウジング20の挿入孔22へ挿入される。また、遊動部材40は、摺動部44の外側端部がハウジング20(案内溝24)の外側へ突出し、くさび部44Aの傾斜面44AEが案内溝24の傾斜面24Aと当接するようにして、挿入孔22の内部へ配置される。このとき、くさび部44Aは、傾斜面24Aに対して、ハウジング20における挿入孔22の径方向内側、かつ、挿入孔22の軸方向外側に配置されている。なお、くさび部44A及び案内溝24の傾斜面24Aは、本開示における摺動力増大手段の一例である。
遊動部材40の摺動部44の内周面44Bは、プランジャ30の外周面30Aと同じ曲率の凹面とされている。内周面44Bと外周面30Aとは、互いに面接触するように配置される。また、遊動部材40の底部42は、ハウジング20の挿入孔22の孔底22Aと隙間(空間V)を空けて形成され、遊動部材40が内側へ移動できる。
(コイルばね)
図2Aに示すように、プランジャ30と遊動部材40の底部42との間には、プランジャ30を外側へ付勢し、遊動部材40を内側へ付勢するコイルばね50が配置されている。コイルばね50は、本開示における付勢部材の一例であり、プランジャ30の挿入孔32に挿入されている。コイルばね50は、挿入孔32の孔底32Aと、遊動部材40の底部42との間で、自由高さ(すなわち無荷重時の高さ)より縮められた状態で配置されている。
図2Bに示すように、プランジャ30は、コイルばね50の付勢力により外側へ移動する。このとき、プランジャ30の案内突起34がハウジング20の案内溝26に沿って移動する。案内溝26の先端には、抜け止め部材60が係止されている。案内突起34が抜け止め部材60に当接することで、プランジャ30の移動が止まる。
(作用・効果)
第1実施形態のテンショナ10においては、図6に示すように、プランジャ30は、コイルばね50から外側へ向かう付勢力P1を受ける(P1はバネ荷重)。同様に遊動部材40が、コイルばね50から内側へ向かう付勢力P1を受ける。この付勢力P1により、遊動部材40は挿入孔22の内側へ引き込まれる。そして、遊動部材40の摺動部44に形成されたくさび部44Aが、ハウジング20の案内溝24に形成された傾斜面24Aを押圧する。
これにより、くさび部44Aは、ハウジング20の傾斜面24Aから、くさび部44Aの傾斜面44AEの法線方向に沿った反力Pbを受ける。さらに、この反力Pbは遊動部材40の内部を伝わり、プランジャ30の外周面に押圧力Paとして作用する。押圧力Paは、反力Pbを、プランジャ30の「軸方向に沿う方向の力」と「軸方向と直交する方向の力」に分けた分力のうち、「軸方向と直交する方向の力」に相当する力である。
またさらに、押圧力Paはプランジャ30の内部を伝わり、挿入孔22の内周面22Cを押圧する。これにより、プランジャ30の外周面は、挿入孔22の内周面22Cから、反力としての押圧力Paを受ける。
ここで、遊動部材40とプランジャ30との摩擦係数、プランジャ30とハウジング20との摩擦係数を何れもμとすると、プランジャ30は、遊動部材40およびハウジング20の各々から、摺動抵抗力Ps=(2×Pa×μ)を受ける。これにより、プランジャ30は、チェーンガイド110を推進荷重PF1=(P1-Ps)で押圧する。
エンジン100(図1参照)を駆動させると、カムトルク変動に伴ってタイミングチェーン106に張力が作用する。そして、図7に示すようにプランジャ30がチェーンガイド110から押圧力P2を受ける。この押圧力P2は、コイルばね50を介して遊動部材40へ伝達される。
したがって、プランジャ30がチェーンガイド110から押圧力P2を受けない場合と比較して、遊動部材40のくさび部44Aがハウジング20の傾斜面24Aを押圧する押圧力が大きくなる。このため、くさび部44Aが傾斜面24Aから受ける反力PB、プランジャ30の外周面に作用する押圧力PA並びにプランジャ30が遊動部材40及びハウジング20から受ける摺動抵抗力PSが、それぞれ上述した反力Pb、押圧力Pa、摺動抵抗力Psより大きくなる。このため、プランジャ30がチェーンガイド110を押圧する推進荷重PF2=(P1-PS)は、推進荷重PF1=(P1-Ps)より小さくなる。
ここで、図8には、コイルばね50による付勢力P1と、チェーンガイド110から押圧力P2を受けない場合の摺動抵抗力Psと、チェーンガイド110から押圧力P2を受ける場合の摺動抵抗力PSを考慮した、プランジャ30のストローク特性が実線で示されている。また、コイルばね50単体のストローク特性が2点鎖線で示されている。コイルばね50は、自由高さからのストローク(すなわち縮み量)が大きいほうがバネ荷重は大きくなり、ストロークが小さいほうがバネ荷重は小さくなる。
図8に示すように、プランジャ30が推進時(すなわち挿入孔22の外側へ移動する時)にチェーンガイド110を押圧する推進荷重PF1=(P1-Ps)に対して、後退時(すなわち挿入孔22の内側へ移動する時)に「必要な」プランジャ30に対する後退荷重PF3=(P1+PS)は、摺動抵抗力Ps、PSの合計値(Ps+PS)分だけ大きい。この結果、プランジャ30のストロークと荷重との関係にヒステリシス特性が生じ、タイミングチェーン106及びチェーンガイド110の振動を効果的に減衰できる。
すなわち、第1実施形態のテンショナ10は、遊動部材40を用いているため、コイルばね50を単体で用いた場合と比較して、プランジャ30の推進時には、プランジャ30の急激な推進を抑制する。また、テンショナ10は、チェーンガイド110を緩慢に押圧してタイミングチェーン106のばたつきを抑制する。また、エンジン100が駆動してタイミングチェーン106のばたつきが大きくなった際には、テンショナ10は大きな抵抗力を発揮してプランジャ30の後退を抑制し、ばたつきを抑制できる。
また、テンショナ10は、コイルばね50を単体で用いた場合と比較して、小さな推進力によってチェーンガイド110を押圧する。このため、チェーンガイド110とタイミングチェーン106との摺動摩擦を低減できる。これにより、メカロスの発生を抑制できる。
また、テンショナ10では、プランジャ30の外径が、挿入孔22の内径と略一致する寸法とされている。さらに、遊動部材40の内周面44Bは、プランジャ30の外周面30Aと互いに面接触している。このため、プランジャ30には、押圧力Paが面的に作用する。このためプランジャ30に摩耗が生じ難く、テンショナ10の緩衝性能が低下し難い。
また、テンショナ10では、遊動部材40のくさび部44Aが、ハウジング20の案内溝24に形成された傾斜面24Aを押圧する。これによりプランジャ30に摺動抵抗力が作用する。このくさび部44Aが図2に傾斜面44AEとして破線で示すように摩耗した場合、遊動部材40は矢印Mで示すように、摩耗した分だけ挿入孔22の内側に配置される。このため摩耗による摺動抵抗力の低減が発生し難い。なお、傾斜面24Aが摩耗した場合も同様である。
また、テンショナ10では、プランジャ30の後退時、強い摺動抵抗力PSが発生する。この摺動抵抗力PSは、プランジャ30がチェーンガイド110から受ける押圧力P2によって変化する。つまり、押圧力P2が大きいほど、摺動抵抗力PSは大きくなる。このため、押圧力P2の大きさに応じて高い摺動抵抗力PSを発揮できる。
これに対して、遊動部材40を用いず、例えばプランジャ30の外周面30Aと挿入孔22の内周面22Cとの間に拡径するように付勢されたC型リング等を配設した場合(本開示と異なる構成にした場合)、「一定の大きさ」の摺動抵抗力を得ることはできるが、押圧力P2の大きさに応じた摺動抵抗力を得ることは難しい。
また、C型リング等を用いる場合は、C型リングの劣化に伴いバネ荷重が低下すると、摺動抵抗力も低下する。これに対して本開示の第1実施形態に係るテンショナ10においては、摺動抵抗力Psを発生させるためにコイルばね50を使用している。コイルばね50はC型リングと比較して軸方向の長さが長く、ばね定数が低いため荷重が低下し難い。このため得られる摺動抵抗力Psも変動し難い。これによりテンショナ10は、安定した緩衝性能を発揮できる。さらに、テンショナ10においては、緩衝性能を得るためにC型リングのような小さな部品を必要としないためメンテナンスも容易である。
なお、テンショナ10では、遊動部材40のくさび部44Aにおける傾斜面44AEの傾斜角度は、ハウジング20の案内溝24に形成された傾斜面24Aの傾斜角度と等しく、角度θ1である。この角度θ1は、摩擦角度の2倍以上とする。テンショナ10では、遊動部材40及びハウジング20は鋼製(静止摩擦係数μ=約0.12)とされており、この場合、摩擦角度ρ=tan-1μ=6.8°と算出される。したがって、θ1>13.6°とする。傾斜面44AEの傾斜角度θ1を、摩擦角度の2倍以上とすることで、2倍より小さい場合と比較して、遊動部材40が挿入孔22の内側に入り込み難いため、プランジャ30に過剰な押圧力が作用してプランジャ30の推進が阻害されることを抑制できる。
なお、角度θ1は、30°以上60°以下にすることが好ましい。このようにすることで、角度θ1が30°より小さい場合と比較して、コイルばね50の付勢力や、プランジャ30をハウジング20の内側へ押し戻す方向の力が大きくても、くさび部44Aは傾斜面24Aと接しながらハウジング20の軸方向内側へ移動し難い。このため、プランジャ30の推進力を得やすい。また、θ1が60°より大きい場合と比較して、コイルばね50の付勢力が小さくてもくさび部44Aは傾斜面24Aと接しながらハウジング20の軸方向内側へ移動し易い。このため、プランジャ30に対する押圧力を得やすい。
なお、テンショナ10では、遊動部材40におけるくさび部44Aの傾斜面44AEと、ハウジング20の案内溝24に形成された傾斜面24Aとが面接触するように、それぞれの傾斜角度θ1が等しく形成されているが、本開示の実施形態はこれに限らない。例えば、くさび部44Aの傾斜面44AEの傾斜角度θ1を、ハウジング20の傾斜面24Aより大きくしてもよいし、小さくしてもよい。
また、例えば図9に示すように、案内溝24には傾斜面24Aに代えて段状の切り欠き部24Bを形成してもよい。この切り欠き部24Bに、遊動部材40のくさび部44Aが入り込むことで、押圧力Peを得ることができる。なお、切り欠き部24Bは、本開示における拡径部の一例である。
さらに、切り欠き部24Bは一段の段状に形成されているが、拡径部は、複数段の段状に形成した切り欠き部としてもよい。切り欠き部を複数段で形成することで、プランジャ30に対する押圧力を段階的に得ることができる。
またさらに、拡径部は、円や楕円の弧に沿うような曲面形状としてもよい。曲面形状とすることで、拡径部と、案内溝24における拡径部以外の部分との境界部分をなだらかな形状にできる。これにより耐磨耗性を高くすることができる。
また、例えば図10に示すように、遊動部材40にはくさび部44Aに代えて、円弧状に突出した突出部44Cを形成してもよい。この突出部44Cが、案内溝24の傾斜面24Aに入り込むことで、押圧力Pfを得ることができる。さらに、この円弧状の突出部44Cと、上述した切り欠き部24Bや、複数段の切り欠き部、曲面形状の切り欠き部とを組み合わせて使用してもよい。
また、本実施形態においては、ハウジング20における案内溝24の外側端部で、かつ、プランジャ30の出入り口の周縁部に傾斜面24Aを形成しているが、本開示の実施形態はこれに限らない。例えば傾斜面24Aは、案内溝24におけるプランジャ30の出入り口より内側部分の任意の場所に形成することができる。この場合、傾斜面24Aは、プランジャ30の出入り口の周縁部とは異なる位置に形成される。また、プランジャ30における傾斜面44AEは、傾斜面24Aと接する位置に形成する。
(ハウジング)
図3A、図3Bに示すように、本開示における保持部材の一例としてのハウジング20は、有底の筒状部材である。ハウジング29は、略円形状の挿入孔22と、挿入孔22に沿って挿入孔22の上部に形成された案内溝24と、挿入孔22の下部に形成された案内溝26と、を備えている。案内溝24の外側端部(すなわち後述するプランジャ30の出入り口の周縁部)には、内側から外側に向かって挿入孔22の中心軸CLから離れる方向に傾斜した傾斜面24Aが形成されている。傾斜面24Aの傾斜角度は、中心軸CLに対して角度θ1とする。
[第2実施形態]
第2実施形態のテンショナ70について説明する。なお、テンショナ70において第1実施形態のテンショナ10と等しい構成については同一の符号で示し、説明は省略する。第2実施形態のテンショナ70は、図11に示すように、遊動部材40におけるくさび部44Aの形状が、第1実施形態のテンショナ10と異なっている。テンショナ70では、くさび部44Aにおけるプランジャ30と対向する面に凹部44Dが形成されている。
この凹部44Dは、壁部44Eが、くさび部44Aの傾斜面44AE及び案内溝24の傾斜面24Aと平行に形成されている。さらに凹部44Dには、断面視で略三角形状の係合部材72が取り付けられている。係合部材72は、本開示における移動抑制手段の一例である。係合部材72の外周面(外側を向いた端面)72Aと、凹部44Dの内周面(内側を向いた端面)44Fとの間には、コイルばね74が取り付けられている。コイルばね74は、係合部材72を内側へ付勢している。
係合部材72においてプランジャ30と対向する面には、歯切り加工された凹凸部72Bが設けられている。また、プランジャ30において係合部材72と対向する面にも、歯切り加工された凹凸部30Bが設けられている。係合部材72の凹凸部72Bと、プランジャ30の凹凸部30Bとは互いに係合する形状に形成されている。
第2実施形態のテンショナ70によると、プランジャ30の凹凸部30Bが係合部材72の凹凸部72Bに係合している。このため、プランジャ30が外側に推進すると、係合部材72も外側へ動く。一方で、係合部材72はコイルばね74によって内側に付勢されている。このため、係合部材72の凹凸部72Bとプランジャ30の凹凸部30Bとの係合が一旦解除され、係合部材72は壁部44Eに当接するまで内側に移動する。そして、再び係合部材72の凹凸部72Bと、外側に推進した状態のプランジャ30の凹凸部30Bとが係合する。
ここで、プランジャ30の凹凸部30Bが係合部材72の凹凸部72Bに係合しているため、プランジャ30が内側へ退行しようとした場合、係合部材72も内側へ動く。この時、係合部材72は壁部44Eから押圧力Pcを受ける。この押圧力Pcが係合部材72によって伝達され、押圧力Pdでプランジャ30を押圧する。これにより、係合部材72の凹凸部72Bとプランジャ30の凹凸部30Bとが強固に係合される。このため、プランジャ30の内側への移動が抑制される。これにより、テンショナ70は、チェーンガイド110(図6等参照)から強い押圧力を受けても、タイミングチェーン106に対して張力を与え続けることができる。
なお、本実施形態においては係合部材72に凹凸部72Bを設けているが、本開示の実施形態はこれに限らない。例えばくさび部44Aに凹部44Dを形成せず係合部材72を省略し、くさび部44Aにおいてプランジャ30と対向する面に直接凹凸部を設けてもよい。このようにすることで、部品点数を減らすことができる。
[第3実施形態]
第3実施形態のテンショナ80は、図12Aに示すように、ハウジング82における挿入孔82Aの内部に、棒状の回転部材84が配置されている。回転部材84の周囲には、回転部材84を囲繞するねじりばね85が巻き締められた状態で配置されている。ねじりばね85の一方の端部85Aはハウジング82に固定され、他方の端部85Bは回転部材84に固定されている。これにより、回転部材84には回転トルクが付与されている。
回転部材84において、ねじりばね85が固定された部分より外側部分には雄ネジ84Aが形成されている。この雄ネジ84Aには、プランジャ86の内側に形成された雌ネジ86Aが係合している。
プランジャ86は、図12Bに示すように、ハウジング82の軸方向から見た外形が二面取り形状とされている。また、ハウジング82における挿入孔82Aの開口端には、プレート状の回転抑止部材88が固定されている。回転抑止部材88は、プランジャ86の外形状と略一致する貫通孔88Aを備えている。プランジャ86は、この貫通孔88Aを挿通することにより、回転が規制されている。
これにより、プランジャ86は図12Aに示す回転部材84の回転トルクが付与されても回転せず、挿入孔82Aの外側へ推進する付勢力が与えられている。
また、ハウジング82には、案内溝82Bと傾斜部82Cが形成されている。この案内溝82B及び傾斜部82Cは、第1実施形態のハウジング20における案内溝24及び傾斜面24Aと同様の構成である。案内溝82Bには、遊動部材90の摺動部90Aが配置されている。摺動部90Aの内側端部には、回転部材84が挿通された底部90Bが形成されている。また、摺動部90Aの外側端部には、外側に向かって拡径する傾斜部90Cが形成されている。
プランジャ86と、遊動部材90の底部90Bとの間には、コイルばね92が配置されている。このコイルばね92は、プランジャ86を外側へ付勢し、遊動部材90を内側へ付勢している。
第3実施形態のテンショナ80によると、プランジャ86の外側への推進力が、ねじりばね85と、コイルばね92から得られる。一方で、遊動部材90の内側への付勢力は、コイルばね92のみから得られる。これにより、例えばねじりばね85の回転トルクを、コイルばね92の付勢力に対して相対的に大きくすることで、チェーンガイド110(図6等参照)に対する押圧力を大きくする一方、遊動部材90から受ける摺動抵抗力を小さくできる。あるいは、例えば、コイルばね92の付勢力をねじりばね85の回転トルクに対して相対的に大きくすると、遊動部材90から受ける摺動抵抗力を相対的に大きくすることができる。
このように、テンショナ80によると、プランジャ86によるチェーンガイド110に対する押圧力と、プランジャ86が遊動部材90から受ける摺動抵抗力の大小関係を、任意に設定できる。すなわち、タイミングチェーン106のばたつきに対する細かな制御ができる。
なお、第3実施形態におけるねじりばね85は、プランジャ86を外側へ付勢している。このためプランジャ86が内側に移動することを抑制している。すなわち、ねじりばね85は本開示における移動抑制手段の一例である。プランジャ86が内側に移動することを抑制する移動抑制手段としては、上述した係合部材72やねじりばね85のほか、オイルダンパやラチェット機構などを適宜用いてもよい。
[第4実施形態]
第4実施形態に係るテンショナ120は、図13に示すように、ハウジング112と、プランジャ114と、遊動部材116と、コイルばね118と、を備えている。
ハウジング112は、図2Aに示す第1実施形態のハウジング20におけるフランジ28を省略したものである。また、プランジャ114は、第1実施形態のプランジャ30における外側端部に雄ネジ114Aを形成したものである。この雄ネジ114Aが、エンジン100に形成された雌ネジ100Aに捩じ込まれることで、テンショナ120がエンジン100へ固定される。
第4実施形態のテンショナ120においては、ハウジング112が、コイルばね118の付勢力によって推進する。このため、ハウジング112の先端部で、チェーンガイド110(図6等参照)を押圧する。テンショナ120によって得られる緩衝効果は、第1実施形態のテンショナ10によって得られる緩衝効果と同様であり、詳細の説明は省略する。以上説明したように、本開示に係るテンショナは、様々な態様で実施することができる。
2018年3月22日に出願された日本国特許出願2018-054023号の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載されたすべての文献、特許出願、および技術規格は、個々の文献、特許出願、および技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。

Claims (6)

  1. 筒状の保持部材と、
    前記保持部材に軸方向へ摺動可能に装着された遊動部材と、
    前記遊動部材に相対移動可能に装着された推進部材と、
    前記遊動部材と前記推進部材との間に設けられ、前記推進部材を前記保持部材の軸方向外側へ付勢し、前記遊動部材を前記保持部材の軸方向内側へ付勢する付勢部材と、
    前記遊動部材と前記保持部材との間に当接した状態で形成され、前記推進部材が移動するとき、前記遊動部材を軸方向と交差する方向へ押圧して、前記推進部材と前記保持部材との摺動抵抗を大きくする摺動力増大手段と、
    を有し、
    前記摺動力増大手段は、
    前記保持部材の内周面に形成され前記保持部材の軸方向内側から軸方向外側にかけて前記保持部材の径方向外側に向って拡径する拡径部と、
    前記遊動部材に、前記遊動部材の他の部分より肉厚に形成され、前記拡径部と接する肉厚部と、
    を有するテンショナ。
  2. 前記拡径部及び前記拡径部と接する前記肉厚部の少なくとも一方に、前記保持部材の軸方向内側から軸方向外側にかけて前記保持部材の径方向外側に向って漸次径変化する傾斜面が形成されている、請求項1に記載のテンショナ。
  3. 前記傾斜面は、前記拡径部及び前記拡径部と接する前記肉厚部の双方に形成されている、請求項2に記載のテンショナ。
  4. 前記傾斜面の傾斜角度が前記保持部材の軸方向に対して30°以上60°以下である、請求項2又は請求項3に記載のテンショナ。
  5. 前記推進部材が前記保持部材の内側へ移動することを抑制する移動抑制手段を備えた、請求項1~4の何れか1項に記載のテンショナ。
  6. 前記肉厚部は、前記遊動部材における前記拡径部と接する傾斜部と、前記傾斜部の前記推進部材側の凹部に配置された係合部材と、で形成され、
    前記移動抑制手段は、前記係合部材と前記推進部材との当接面にそれぞれ設けられ、互いに係合する凹凸部である、請求項5に記載のテンショナ。
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