JP7291920B1 - 交通費算出システム - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1記載の技術は、通勤交通費の変更申請があると給与システムと連携して給与の交通費支給額を算出する技術であって、会社の通勤手当の支給基準や算出方法に関する定義を作成し、通勤交通費の申請データが入力されると通勤手当定義に基づいて申請データを通勤手当データに変換し、給与の交通費支給額を精算する場合は通勤手当データを計算し直す更新処理を行う。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、往路と復路とが異なる経路である場合にそれぞれ個別に申請することができる交通費算出システムを提供することを目的としている。
また、本システムは、単一の装置、端末その他の機器として実現するようにしてもよいし、複数の装置、端末その他の機器を通信可能に接続したネットワークシステムとして実現するようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞれ通信可能に接続されていれば、複数の機器等のうちいずれに属していてもよい。
〔発明2〕 さらに、発明2の交通費算出システムは、発明1の交通費算出システムにおいて、前記交通費情報は、複数日にわたる期間の利用に係る交通費に関する第1交通費情報及び1日の利用に係る交通費に関する第2交通費情報を含み、前記第2交通費情報を適用する適用日の情報を取得する適用日取得手段と、前記第2交通費情報を適用する前記移動経路の片道又は往復のうち前記支給対象者が利用するものを示す利用方向種別の情報を取得する利用方向種別情報取得手段と、を備え、前記交通費算出手段は、前記第2交通費情報、前記適用日取得手段で取得した適用日の情報及び前記利用方向種別情報取得手段で取得した利用方向種別の情報に基づいて当該適用日の交通費を算出する。
ここで、第1交通費情報は、鉄道やバスなどの定期を利用した交通費に関する情報などが該当し、第2交通費情報は、切符を利用した交通費に関する情報、自動車を利用した1日の交通費(駐車場代がかかる場合は駐車場代を含む)に関する情報、自転車を利用した交通費(1日の駐輪場代等)に関する情報などが該当する。
〔発明4〕 さらに、発明4の交通費算出システムは、発明1乃至3のいずれか1の交通費算出システムにおいて、前記移動経路情報取得手段は、さらに前記支給対象者が勤務先への移動で利用し得る移動経路の距離に関する移動距離情報を取得し、前記交通費情報記憶手段は、前記交通費情報として、前記支給対象者が勤務先への移動に使用する乗物の燃料の所定量あたりの移動距離を示す燃費及び前記所定量あたりの燃料費の情報を記憶し、前記交通費算出手段は、乗物を使用した勤務先への移動の交通費を算出する場合に、当該乗物の燃費及び燃料費、並びに前記移動経路情報取得手段で取得した前記移動距離情報に基づいて交通費を算出する。
〔発明8〕 一方、上記目的を達成するために、発明8の交通費算出システムは、支給対象者が勤務先への移動で利用し得る移動経路に要する複数日にわたる期間の利用に係る交通費に関する第1交通費情報及び1日の利用に係る交通費に関する第2交通費情報を記憶する交通費情報記憶手段の前記第2交通費情報を適用する適用日の情報を取得する適用日取得手段と、前記第2交通費情報を適用する前記移動経路の片道又は往復のうち前記支給対象者が利用するものを示す利用方向種別の情報を取得する利用方向種別情報取得手段と、前記第2交通費情報、前記適用日取得手段で取得した適用日の情報及び前記利用方向種別情報取得手段で取得した利用方向種別の情報に基づいて当該適用日の交通費を算出する交通費算出手段とを備える。
さらに、発明2の交通費算出システムによれば、第2交通費情報を適用する移動経路の利用方向種別及び適用日の情報を取得し、第2交通費情報、取得した利用方向種別及び適用日の情報に基づいて適用日の交通費を算出することができる。これにより、交通費を日割で支給する場合に、日割を適用する適用日の交通費を容易に算出することができる。
さらに、発明4の交通費算出システムによれば、通勤に利用する乗物の燃費と燃料費と移動距離とを用いて乗物の利用による交通費を算出するようにしたので、乗物ごとに適切な交通費を算出することができる。
さらに、発明6の交通費算出システムによれば、運賃改定に係る一括処理又は交通費の給与連携に係る一括処理を簡易に所望のスケジュールで一括に処理することができる。その結果、夜中や休日に一括処理をするようにスケジュールを設定することで処理負荷を軽減することができる。
一方、発明8の交通費算出システムによれば、上記発明2と同等の作用及び効果が得られる。
また、発明9の交通費算出システムによれば、上記発明3と同等の作用及び効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1乃至図25は、本実施の形態を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明する。
図1は、本実施の形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
インターネット199には、図1に示すように、交通費の算出を支援するクラウドサービス(以下、「交通費算出サービス」と称す)を提供する交通費算出サーバ100と、交通費算出サービスを利用する企業の社員ごとに設置された社員端末200とが接続されている。
次に、交通費算出サーバ100の構成を説明する。
図2は、交通費算出サーバ100のハードウェア構成を示す図である。
交通費算出サーバ100は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演算及びシステム全体を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、所定領域に予めCPU30の制御プログラム等を格納しているROM(Read Only Memory)32と、ROM32等から読み出したデータやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAM(Random Access Memory)34と、外部装置に対してデータの入出力を媒介するI/F(InterFace)38とで構成されており、これらは、データを転送するための信号線であるバス39で相互に且つデータ授受可能に接続されている。
〔社員端末200のハードウェア構成〕
社員端末200は、上記交通費算出サーバ100のような据え置き型を想定した端末、または、スマートフォン、タブレットなどの携帯型の端末から構成されている。前者の場合、そのハードウェア構成は、上記交通費算出サーバ100と同様となる。一方、後者の場合、そのハードウェア構成は、CPUと、アプリケーションソフトなどのプログラムやプログラムを実行するためのデータ等を格納しているROMと、ROM等から読み出したデータやCPUの演算過程で必要な演算結果を格納するためのRAMと、付属の各種装置に対してデータの入出力を媒介するI/Fとで構成されている。これらは、データを転送するための信号線で相互に且つデータ授受可能に接続されている。
〔交通費算出サーバ100の機能について〕
次に、交通費算出サーバ100の機能について説明する。
交通費算出サーバ100は、CPU30において、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを実行することで実現される機能として、以下の機能を有している。
次に、社員端末200の機能について説明する。
社員端末200は、CPUにおいて、ROMの所定領域に格納されている所定のプログラムを実行することで実現される機能として、以下の機能を有している。
社員端末200は、交通費算出サーバ100の提供する通勤交通費の精算管理を支援するクラウドサービス(以下、「交通費算出サービス」と称す)にログインして、このサービスの提供する各種機能を利用することができる。具体的に、ログインアカウントごとに設定された権限レベル(社員、上位社員、人事)に応じた機能を利用することができる。
次に、記憶装置42に記憶されている各種テーブルについて説明する。
図3(a)~(f)は、企業マスタテーブル400、乗物別支給ルールマスタテーブル402、料金マスタ(自動車)テーブル404、勤務先マスタテーブル406、燃料単価マスタテーブル408及び燃費マスタテーブル409のデータ構造を示す図である。
記憶装置42には、図3(a)~(f)に示すように、企業情報を登録する企業マスタテーブル400と、乗り物別の交通費の支給ルールの情報を登録する乗物別支給ルールマスタテーブル402とが記憶されている。加えて、通勤交通費に係る料金の情報を登録する料金マスタ(自動車)テーブル404と、企業ごとの勤務先の情報を登録する勤務先マスタテーブル406とが記憶されている。さらに、通勤に使用する自動車やバイクの燃料単価の情報を登録する燃料単価マスタテーブル408と、通勤に使用する自動車やバイクの燃費の情報を登録する燃費マスタテーブル409とが記憶されている。
ここで、企業IDは、企業を識別するための情報であり、例えば、企業ごとに固有の番号(例えば数字のみ、文字や数字の組み合わせ)などから構成される。また、申請制御区分は、企業に属する従業員からの申請受付可否を設定する情報であり、社員グループ区分情報は、支給社員グループ、その他の社員グループの職系、事務所、所属等の区分を示す情報である。
ここで、支給ルールIDは、支給ルールを識別するための情報であり、例えば、支給ルールごとに固有の番号(例えば数字のみ、文字や数字の組み合わせ)などから構成される。また、支給ルールは、通勤交通費の支給に係るルールである。また、乗物IDは、鉄道、バス、自動車、徒歩、バイク、自転車等の通勤に使用する乗物を識別するための情報であり、例えば、乗物の種類ごとに固有の番号(例えば数字のみ、文字や数字の組み合わせ)などから構成される。また、支給サイクルは、1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、12ヵ月などの通勤交通費が支給されるサイクルを示す情報であり、支給基準金額月数は、1ヵ月、3ヵ月、6ヵ月、12ヵ月などの支給基準金額を決定する情報である。また、課税計算種類は、課税対象とするか否かを判定する情報であり、公共交通機関(法令に準拠した課税計算)、交通用具(法令に準拠した課税計算)、全額課税などの種類を示す情報である。また、料金種別番号は、乗物の種類や駐車施設の種類ごとに設定されている番号である。
ここで、料金種別IDは、料金種別を識別するための情報であり、例えば、料金種別ごとに固有の番号(例えば数字のみ、文字や数字の組み合わせ)などから構成される。また、料金マスタタイプは、料金のタイプ(料金名、距離、自動車)を示す情報であり、本テーブルでは、自動車となる。また、料金IDは、料金名の示す料金を識別するための情報であり、例えば、料金名ごとに固有の番号(例えば数字のみ、文字や数字の組み合わせ)などから構成される。また、金額計算式は、自動車等の私有車両の通勤交通費を計算するための計算式の情報であり、営業日数は、営業日数を示す情報であり、支給金額区分は、片道又は往復を示す情報である。
勤務先マスタテーブル406は、図3(d)に示すように、企業ID、勤務先ID及び適用開始日の組合せごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、企業ID、勤務先ID、勤務先名、通勤先住所、カレンダID、始業時刻、終業時刻、燃料単価種別ID、地図情報、適用開始日、適用終了日、最終更新日、最終更新者、その他の情報からなる主要情報が登録されている。
ここで、燃料単価区分は、燃料単価種別の種類(レギュラー、ハイオク、ディーゼル、EV、PHV、FCVなど)を区分する情報であり、燃料単価は、燃料単価区分に対応する単価の情報である。
ここで、燃費種別IDは、全車共通、ガソリン車(1500CC)、ガソリン車(2000CC)などの自動車の燃費に係る種別を識別するための情報であり、例えば、燃費種別ごとに固有の番号(例えば数字のみ、文字や数字の組み合わせ)などから構成される。また、燃費は、燃費種別IDに対応する燃費(km/L(リットル))を示す情報である。
記憶装置42には、図4(a)~(e)に示すように、社員の私有する乗物の情報を登録する私有車情報マスタテーブル410と、社員情報を登録する社員情報マスタテーブル412とが記憶されている。加えて、社員ごとの通勤経路の情報を登録する社員別経路情報テーブル414と、社員ごとの通勤交通費の支給情報を登録する社員別支給情報テーブル416とが記憶されている。さらに、社員ごとの日割交通費の支給情報を登録する社員別日割支給情報テーブル418が記憶されている。
ここで、日割IDは、日割情報を一意に特定するための情報であり、例えば、日割情報ごとに固有の番号(例えば数字のみ、文字や数字の組み合わせ)などから構成される。また、日割支給対象期間は、通勤交通費を日割で計算する対象期間を示す情報であり、支給対象日数は、支給対象期間のうち通勤交通費を日割りで支払う日数の情報であり、利用方向種別(片道/往復)は、支給対象期間に利用した経路方向種別を示す情報である。また、支払詳細情報は、運賃改定処理対象であるか否かを示す情報である。
記憶装置42には、図5(a)~(d)に示すように、所属部署ごとの承認者及び代理申請者の情報を登録する部署情報テーブル420と、バッチ処理(一括処理)の情報を登録するバッチ処理マスタテーブル422と、公共交通機関を利用した通勤交通費の非課税限度額の情報を登録する非課税限度額_公共交通機関マスタテーブル424とが記憶されている。加えて、交通用具を利用した通勤交通費の非課税限度額の情報を登録する非課税限度額_交通用具マスタテーブル426が記憶されている。
ここで、承認者IDは、所属部署IDの所属部署に所属する社員の通勤経路の申請について承認を行う権限を有する上司権限を有する社員の社員IDであり、代理申請者IDは、同じ所属部署に所属する他の社員について通勤経路の申請を代理で行うことができる権限を有する社員の社員IDである。
ここで、サービスIDは、バッチ処理のサービスを識別するための情報であり、例えば、サービス(処理内容)ごとに固有の番号(例えば数字のみ、文字や数字の組み合わせ)などから構成される。また、処理内容は、サービスIDに対応するバッチ処理の内容を示す情報であり、バッチ起動日区分は、バッチ処理を起動する起動日の区分を示す情報である。バッチ処理のサービスとしては、例えば、運賃が改定された場合の通勤交通費への反映を行うバッチ処理のサービス、運賃が改定された通勤交通費の給与との連携データを作成するバッチ処理のサービスなどがある。また、バッチ起動日区分としては、例えば、特定日、特定曜日、特定年月日などがある。
非課税限度額_公共交通機関マスタテーブル424には、図5(c)に示すように、適用開始日ごとに1つのレコードが登録されている。各レコードは、非課税限度額、変更理由、適用開始日、適用終了日、その他の情報を含む主要情報が登録されている。
非課税限度額は、公共交通機関を利用した場合の非課税となる通勤交通費の限度額を示す情報であり、変更理由は、非課税限度額を変更したときの理由を示す情報であり、例えば、「制度変更のため」などとなる。
ここで、自動車やバイク等の交通用具を利用した通勤交通費の非課税限度額は、距離下限及び距離上限の組み合わせごとに上記金額に設定されている。具体的に、距離下限が「0km」且つ距離上限が「2km」の場合、通勤に要する距離が「0km以上2km未満」を示し、非課税限度額は0円となる。同様に、距離下限が「2km」且つ距離上限が「10km」の場合、非課税限度額は4,200円となる。このように、距離下限と距離上限との範囲ごとに非課税限度額が決められており、距離下限が「55km」、すなわち通勤に要する距離が「55km以上」の場合、非課税限度額は最大の31,600円となる。
〔動作〕
次に、本実施の形態の動作を説明する。
〔社員情報登録処理〕
初めに、人事権限を有する社員が社員情報を登録する場合の交通費算出サーバ100の動作を説明する。
CPU30は、MPU(Micro-Processing Unit)等からなり、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図6のフローチャートに示す社員情報登録処理を実行する。
社員情報登録処理は、CPU30において実行されると、図6に示すように、まず、ステップS100に移行する。
ステップS100では、社員端末200からの社員情報の新規登録要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(YES)は、ステップS102に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、一連の処理を終了し元の処理に復帰する。
ここで、交通費算出サービスの提供ページに人事権限を有するアカウントでログインすると、人事権限を有する社員(以下、「人事社員」と称す)の社員端末200の表示装置には、サービスのトップページが表示される。このトップページには、図示省略するが、「申請」「社員情報」「一括処理」「業務マスタ」などのメインメニューボタンが表示されている。なお、図示省略するが、これらメインメニューボタンは常に画面上部に表示されており、トップページ以外のページからでも選択することが可能となっている。そして、人事権限を有する社員が、社員端末200を介して「社員情報」のメニューボタンを選択(マウスによる押下又は指によるタッチ等を)することで、表示装置には、図7に示す社員情報一覧画面500が表示される。引き続き、社員情報一覧画面500にて、右下にある登録ボタン50を選択することで、社員情報の新規登録要求が交通費算出サーバ100に送信される。
図8は、社員情報新規登録画面501を示す図である。
ここで、社員情報入力処理が実行されると、まず、人事社員の社員端末200に対して、社員情報の入力画面情報を送信する。これにより、人事社員の社員端末200の表示装置には、図8に示す社員情報新規登録画面501が表示される。人事社員は、この画面において、社員情報マスタテーブル412に登録する情報を入力する。
ステップS104では、社員端末200からの登録申請を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(YES)は、ステップS106に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS108に移行する。
ステップS106では、入力された社員情報の内容を確認し、必須の記入欄への記入漏れが無いと判定した場合に、入力された社員情報を社員情報マスタテーブル412に登録する。その後、一連の処理を終了して元の処理に復帰する。
一方、ステップS108に移行した場合は、社員情報の登録処理がキャンセルされたか否かを判定し、キャンセルされと判定した場合(YES)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS104に移行する。
〔通勤経路情報新規申請処理〕
次に、社員が通勤経路情報を新規に申請する場合の交通費算出サーバ100の動作について説明する。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図9のフローチャートに示す通勤経路情報新規申請処理を実行する。
通勤経路情報新規申請処理は、CPU30において実行されると、図9に示すように、まず、ステップS200に移行する。
ステップS200では、社員端末からの新規申請要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(YES)は、ステップS202に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、受信するまで判定処理を繰り返す。
なお、通勤経路報の新規申請は、例えば、新入社員が初めて通勤経路情報を登録する場合、又は引っ越しをして通勤経路が変わった場合などに行われる。
図10は、申請情報入力画面600を示す図である。
ここで、申請情報入力処理が実行されると、まず、社員端末200に対して、申請情報の入力画面情報を送信する。これにより、社員端末200の表示装置には、図10に示す申請情報入力画面600が表示される。社員は、社員端末200を介して、図10に示す申請情報入力画面600等に、申請する通勤経路情報を入力する。具体的に、社員別経路情報テーブル414、社員別支給情報テーブル416及び社員別日割支給情報テーブル418に登録する情報の入力を受け付ける処理となる。なお、図10に例示した画面は、最初に表示される画面であって、申請情報入力画面600の右下に表示された次へボタン61を選択することで次の入力画面に切り替わる。すなわち、申請情報の入力処理は複数画面に亘って行われる。
ステップS206に移行した場合は、社員情報マスタテーブル412から、申請者の所属部署の情報(所属部署ID)を取得するとともに、部署情報テーブル420から、取得した所属部署IDに対応する承認先情報(承認権限を有する社員の社員ID)を取得して、ステップS208に移行する。
ここで、所属部署IDは、ワークフロー専用の識別情報であり、異なる複数の実組織間で所属社員が同一の所属部署IDを有するように設定することが可能である。例えば、図11(a)に示す例では、実組織である総務部に所属する社員A~Dと、実組織である営業部に所属する社員F~Iに対して、同一の所属部署IDである「B1」が設定されている。なお、実組織については、社員情報マスタテーブル412の社員グループIDにて登録される。
図9に戻って、ステップS208では、取得した承認先情報に基づいて、承認ルートを構築し、構築した承認ルートに基づいてルート先の各承認者宛てに申請情報の承認要求を送信して、一連の処理を終了し、元の処理に復帰する。
すなわち、承認ルートは、図12(b)に例示したように、まず「社員A及びF」となり、社員Aが承認後は「社員A→人事社員J~L」となり、社員Fが承認後は、「社員F→人事社員J~L」となる。すなわち、承認は社員A及びFのいずれか一方が行えばよく双方共の承認は必要ない。また、承認後の点検は、所属部署B1を担当している人事社員J~Lの3人となり、点検についても人事社員J~Lのうちのいずれか一人が行えばよい。
一方、ステップS204において、登録申請を受信せずにステップS210に移行した場合は、社員端末200からのキャンセル要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定した場合(YES)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS204に移行する。
〔私有車両通勤交通費計算処理〕
次に、私有車両の通勤交通費の計算処理について説明する。
通勤経路情報の新規申請時に交通手段として自動車やバイクが選択された場合に、通勤距離と、私有車両の燃費及び燃料単価とを用いて私有車両の通勤交通費を計算する処理を実行する。この処理は、上記通勤経路情報新規申請処理で新規申請を行った時点で行われる処理となる。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図13のフローチャートに示す私有車両通勤交通費計算処理を実行する。
私有車両通勤交通費計算処理は、CPU30において実行されると、図13に示すように、まず、ステップS300に移行する。
ステップS300では、申請者の企業ID及び社員IDに基づいて、社員情報マスタテーブル412から支給ルールIDを取得し、図10の通勤手段選択欄66で選択された通勤手段に紐づく乗物IDを取得する。そして、取得した支給ルールID及び乗物IDに基づいて、乗物別支給ルールマスタテーブル402から料金種別IDを取得して、ステップS302に移行する。
ここで、金額計算式は、例えば、「(通勤距離/燃費)×燃料単価」となる。なお、金額計算式は企業ごとに任意の計算式を設定できるようになっている。例えば、上記計算式に、任意の係数(例えば、1.7など)を乗算する計算式などを設定するようにしてもよい。
図14(a)は、申請情報入力画面601の一部を示す図であり、図14(b)は、私有車情報マスタテーブル410に登録された基本情報の表示画面700を示す図であり、図14(c)は、燃費マスタテーブル409に登録された基本情報の表示画面701を示す図である。
図14(a)の申請情報入力画面601の一部に例示するように、自宅住所の表示欄63には、社員情報マスタテーブル412に予め登録された申請者の住所が表示され、勤務先住所の表示欄64には、図10の勤務先選択欄67で選択された勤務先の住所が表示されるようになっており、これらの住所から通勤距離(片道距離)が自動で計算されるようになっている。自動計算された通勤距離は、通勤距離の表示欄65に表示されるとともに、承認後に社員別経路情報テーブル414に登録される。
すなわち、私有車情報マスタテーブル410には、図14(b)の基準情報の表示画面700に例示するように、申請者の所属する企業ID「KN10000」及び社員ID「SN00031」に紐づけて、燃料種別IDの表示欄70に表示された燃料種別ID「NGP1004」が登録されている。
すなわち、燃費マスタテーブル409には、図14(c)の基準情報の表示画面701に例示するように、申請者の企業ID「KN10000」及び燃料種別ID「NGP1004」に紐づけて、燃費表示欄72に表示された燃費「9.5km/L」が登録されている。
すなわち、私有車情報マスタテーブル410には、図14(b)の基準情報の表示画面700に例示するように、申請者の所属する企業ID「KN10000」及び社員ID「SN00031」に紐づけて、燃料単価区分の表示欄71に表示された燃料単価区分「2:ガソリン」が登録されている。
ステップS314では、申請者の企業ID、申請者の勤務先の燃料単価種別ID及び申請者の私有車の燃料単価区分に基づいて、燃料単価マスタテーブル408から、燃料単価を取得して、ステップS316に移行する。
すなわち、図15の表示画面702に例示するように、申請者の企業ID「KN10000」、申請者の勤務先の燃料単価種別ID「GAS1001」及び申請者の私有車の燃料単価区分「2:ガソリン」に紐づけて、燃料単価の表示欄73に表示された燃料単価「122円」が登録されている。
図13に戻って、ステップS316では、ステップS300で取得した料金種別IDに基づいて、料金マスタ(自動車)テーブル406から、支給金額区分(片道/往復)及び営業日数を取得して、ステップS318に移行する。
すなわち、私有車両の通勤交通費(月額)は、「通勤交通費(月額)=(通勤距離(片道)/燃費)×燃料単価×支給金額区分×営業日数」となる。
通勤交通費(月額)=(17/9.5)×122×2×20=8,732円
〔支給情報追加・修正処理〕
次に、人事社員が、社員別支給情報テーブル416及び社員別日割支給情報テーブル418に登録された支給情報の追加及び修正を行う場合の動作を説明する。
CPU30は、ROM32の所定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラムに従って、図16のフローチャートに示す支給情報追加・修正処理を実行する。
支給情報追加・修正処理は、CPU30において実行されると、図16に示すように、まず、ステップS400に移行する。
図16に戻って、ステップS402に移行した場合は、社員端末200からの情報に基づいて、支給情報一覧画面801にて、追加ボタン82が選択されたか否かを判定する。そして、選択されたと判定した場合(YES)は、支給情報設定画面の画面情報を社員端末200に送信して、ステップS404に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、ステップS406に移行する。
ここでは、支給情報追加処理として、図19に示す日割支給情報設定画面802において、人事社員が入力した情報に基づいて、支給情報を追加する場合の処理について説明する。
人事社員は、社員端末200を介して、日割支給情報設定画面802にて必要な情報を入力する。具体的に、日割支給対象期間、支給対象日数、利用方向種別(片道/往復)を入力する。日割支給情報は、例えば、入社日が中途半端な日で、月の途中から出勤するような場合に、その月の出勤日だけ通勤交通費を日割で支給するような場合に設定される情報である。または、例えば感染症の蔓延などによって在宅勤務を行う必要があり、週に2日だけ出勤するといった場合に出勤日だけ通勤交通費を日割で支給するような場合に設定される情報である。従って、日割対象の期間を日割支給対象期間として設定する。
また、日割支給情報の入力後に、図19に示す日割支給情報設定画面802の右下にあるOKボタン86が選択されることで日割支給情報の入力が完了したと判定して、図18に示す支給情報一覧画面801に戻る。そして、支給情報一覧画面801には、新たに入力された日割支給情報が一覧に追加され、右下の確定ボタンが選択されることで、新たな日割支給情報が、社員別日割支給情報テーブル418に追加される。
ステップS408に移行した場合は、支給情報修正処理を実行して、一連の処理を終了し元の処理に復帰する。
ここで、支給情報修正処理は、日割支給情報設定画面802にて既に入力された情報を修正する処理であり、支給情報追加処理と比較して、新たに入力するか既に入力された情報を変更(修正)するかの違いのみで同様の処理となるので説明を省略する。
ステップS412に移行した場合は、選択された他のボタンに対応する処理を実行して、一連の処理を終了し元の処理に復帰する。
〔日割支給金額計算処理〕
次に、人事社員が日割支給金額を追加・修正した場合の日割支給金額の算出処理の動作を説明する。この処理は、上記ステップS404やS408で行われる処理となる。
ステップS404又はS408において、日割支給金額計算処理が実行されると、図22に示すように、まず、ステップS500に移行する。
ステップS500では、社員端末200からの情報に基づいて、再検索ボタン88が選択されたか否かを判定し、選択されたと判定した場合(YES)は、ステップS502に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、選択されるまで判定処理を繰り返す。
図23は、利用方向種別として全て往復を選択した場合の日割支給金額計算後の画面を示す図である。図23に示す例では、10個のチェックボックスがチェックされているので、支給日数は10日となる。
ステップS504では、往復運賃(片道運賃×2)にステップS502で計数された往復の支給日数を乗算し、片道運賃にステップS502で計数された片道の支給日数を乗算し、これら乗算結果を足し合わせることで、日割支給金額を計算する。その後、ステップS506に移行する。
一方、図21の例では、往復に対応する日付のチェックボックス及び片道に対応するチェックボックスがそれぞれ1つずつチェックされているので、日割支給金額は、1,036×1+518×1=1,554円となる。
ステップS506では、ステップS504で計算した日割支給金額を日割支給詳細入力欄85の支給金額の表示欄850に表示して、一連の処理を終了し元の処理に復帰する。
〔一括処理のスケジュール実行処理〕
次に、人事社員が設定した一括処理のスケジュールに基づく一括処理の実行処理の動作を説明する。
図24は、一括処理のスケジュール実行処理を示すフローチャートである。
一括処理のスケジュール実行処理は、人事社員によってスケジュールされた一括処理についてスケジュール実行する処理となる。ここで、一括処理としては、例えば、運賃改定時の対応する各テーブルへの反映を一括で行う一括処理、通勤交通費を給与と連携させる給与連携データの作成を一括で行う一括処理などがある。
一括処理のスケジュール実行処理は、CPU30において実行されると、図24に示すように、まず、ステップS600に移行する。
ステップS600では、一括処理のスケジュールが設定されているか否かを判定し、設定されていると判定した場合(YES)は、ステップS602に移行し、そうでないと判定した場合(NO)は、スケジュールが設定されるまで判定処理を繰り返す。
一括処理設定画面900は、図25に示すように、一括処理のサービスIDを入力するサービスID入力欄90と、サービスID入力欄90に入力したサービスIDに対応する一括処理のスケジュール情報を入力するスケジュール入力欄91と、登録ボタン92と、登録された一括処理の一覧情報を表示する一覧情報表示欄93とを含んでいる。
人事社員は、社員端末200の表示装置に表示された一括処理設定画面900にて、企業IDを入力するとともに、サービスID入力欄90に実行する一括処理のサービスIDを入力する。その後、このサービスIDに対応する一括処理のスケジュールをスケジュール入力欄91に入力する。具体的に、バッチ起動日区分(特定日/特定曜日/特定年月日)、起動日/起動曜日/起動年月日、起動時刻の情報を入力する。
ステップS602に移行した場合は、取得した一括処理の情報から実行時刻(起動日/起動曜日/起動年月日及び起動時刻)の情報を取得し、交通費算出サーバ100の時計ICから現在時刻(年月日曜日時刻)の情報を取得して、ステップS604に移行する。
ステップS606に移行した場合は、一括処理を実行して、ステップS608に移行する。
ステップS608では、一括処理が完了したか否かを判定し、完了したと判定した場合(YES)は、一連の処理を終了して元の処理に復帰し、そうでないと判定した場合(NO)は、一括処理が完了するまで判定処理を繰り返す。
次に、本実施の形態の効果を説明する。
本実施の形態では、通勤経路を含む通勤経路情報に係る申請情報の入力において、申請情報入力画面600の経路方向種別のドロップダウンリスト60にて、往路又は復路のいずれか一方を選択することで、往路の通勤経路と復路の通勤経路とを個別に申請できるようにした。
このような構成であれば、例えば、往路と復路とのいずれか一方しか利用しない場合や往路と復路とで通勤経路が異なる場合などに、容易に個別申請することができるとともに、往路と復路の通勤交通費を容易に、個別に算出することができる。
このような構成であれば、支給対象日の設定を容易に行うことができるとともに、支給対象日の通勤交通費を簡易に算出することができる。
このような構成であれば、各支給対象日で片道のみの利用と往復での利用とが混在する場合に、支給対象日ごとに適切な情報(利用方向種別、運賃等)を容易に設定することができるとともに、容易に通勤交通費を計算することができる。
このような構成であれば、私有車ごとに適切な通勤交通費を計算することができる。
さらに、本実施の形態では、ワークフロー専用の所属部署ごとに承認先(承認権限を有する上司)が登録された部署情報テーブル420から、申請情報に対応する社員の所属部署に対応する承認先を取得し、取得した承認先によって構築される承認ルートで申請情報の登録についての承認要求を各承認者宛てに送信するようにした。
さらに、本実施の形態では、ワークフロー専用の所属部署ごとに代理申請者の権限を有する社員を登録して、同じ所属部署に所属する他の社員の通勤経路の申請を代理で行うことができるようにした。
さらに、本実施の形態では、バッチ処理マスタテーブル422に登録された運賃改定に係るバッチ処理又は通勤交通費の給与連携に係るバッチ処理に対応するサービスIDのなかから実行するバッチ処理の内容に対応するサービスIDを選択し、選択したサービスIDに対応するバッチ処理について実行スケジュールを設定できるようにした。
さらに、本実施の形態では、公共交通機関を利用した通勤交通費の非課税限度額が登録された非課税限度額_公共交通機関マスタテーブル424と、自動車等の交通用具を利用した通勤交通費の非課税限度額が登録された非課税限度額_交通用具マスタテーブル426とについて、本システムを利用する全ての企業に共通で1つを設けるようにした。そして、本システムの管理者のみがこれらのテーブルについて情報の登録・編集をできるようにした。このような構成であれば、例えば、各企業の人事部の社員の処理負荷を軽減するとともに、誤って間違った情報を登録するといったことを防ぐことができる。
本実施の形態において、通勤経路は、発明1、2、4、5、8及び9の移動経路に対応し、経路方向種別は、発明1の往復種別に対応し、利用方向種別は、発明2、3、8及び9の利用方向種別に対応し、記憶装置42は、発明1、4、7及び8の交通費情報記憶手段、発明5の承認先情報記憶手段、発明7の法律関連交通費情報記憶手段に対応している。
また、本実施の形態において、ステップS202は、発明1及び4の移動経路情報取得手段に対応し、ステップS318及びS504は、発明1乃至4、8及び9の交通費算出手段に対応している。
〔変形例〕
なお、上記実施の形態においては、通勤経路が往路と復路とで異なる場合に、往路と復路とでそれぞれ別々に申請を行う構成としたが、この構成に限らず、一度の申請で往路の通勤経路と復路の通勤経路とを申請できる構成としてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、異なる2つの実組織(総務部、営業部)に所属する社員に対して、ワークフロー専用の共通の所属部署ID(B1)を設定する構成としたが、この構成に限らない。例えば、3つ以上の実組織に所属する社員に対して共通の所属部署IDを設定する構成としてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、交通費算出サーバ100の記憶装置42に各種テーブルデータを記憶する構成としたが、この構成に限らず、別途データベースサーバを通信可能に接続して、データベースサーバの記憶装置に各種テーブルデータを記憶する構成としてもよい。
また、上記実施の形態及びその変形例においては、インターネット199からなるネットワークシステムに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、インターネット199と同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適用してもよい。もちろん、インターネット199と同一方式により通信を行うネットワークに限らず、任意の通信方式のネットワークに適用することができる。
Claims (7)
- 支給対象者が自宅と勤務先との間の移動で利用し得る1又は複数の移動経路及び前記支給対象者が利用を申請する前記移動経路の往路、復路又は往復を示す往復種別を含む移動経路情報を取得する移動経路情報取得手段と、
前記1の移動経路の片道若しくは往復のうち前記支給対象者が利用するものを示す利用方向種別の情報、又は、前記複数の移動経路のうち前記支給対象者が利用を申請する1の移動経路の片道若しくは往復のうち前記支給対象者が利用するものを示す利用方向種別の情報を取得する利用方向種別情報取得手段と、
前記移動経路で勤務先への移動に要する交通費に関する交通費情報を記憶する交通費情報記憶手段の前記交通費情報、前記移動経路情報取得手段で取得した移動経路情報及び前記利用方向種別情報取得手段で取得した利用方向種別の情報に基づいて、前記移動経路の往路、復路又は往復のうち前記支給対象者が利用を申請するものについて前記移動経路で移動した場合の交通費を算出する交通費算出手段とを備えることを特徴とする交通費算出システム。 - 請求項1において、
前記交通費情報は、前記移動経路での移動に要する交通機関の第1運賃に関する第1交通費情報及び当該第1運賃よりも割安な第2運賃に関する第2交通費情報を含み、
前記支給対象者が利用を申請する1の前記移動経路について前記第1交通費情報を適用する適用日の情報を取得する適用日取得手段を備え、
前記交通費算出手段は、前記第1交通費情報、前記適用日取得手段で取得した適用日の情報及び前記利用方向種別情報取得手段で取得した利用方向種別の情報に基づいて当該適用日の交通費を算出することを特徴とする交通費算出システム。 - 請求項2において、
前記利用方向種別情報取得手段は、前記第1交通費情報を適用する複数の適用日のそれぞれについて前記利用方向種別の情報を取得し、
前記交通費算出手段は、前記第1交通費情報、前記適用日取得手段で取得した適用日の情報及び前記利用方向種別情報取得手段で取得した適用日ごとの利用方向種別の情報に基づいて当該複数の適用日の交通費を算出することを特徴とする交通費算出システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項において、
前記移動経路情報取得手段は、さらに前記支給対象者が自宅と勤務先との間の移動で利用し得る1又は複数の移動経路の距離に関する移動距離情報を取得し、
前記交通費情報記憶手段は、前記交通費情報として、前記支給対象者が勤務先への移動に使用する乗物の燃料の所定量あたりの移動距離を示す燃費及び前記所定量あたりの燃料費の情報を記憶し、
前記交通費算出手段は、乗物を使用した前記移動経路の移動に要した交通費を算出する場合に、当該乗物の燃費及び燃料費、並びに前記移動経路情報取得手段で取得した前記移動距離情報に基づいて交通費を算出することを特徴とする交通費算出システム。 - 請求項1乃至4のいずれか1項において、
前記支給対象者の所属する被承認グループの識別情報であるグループ識別情報を、当該支給対象者の識別情報である対象者識別情報と対応づけて記憶するグループ識別情報記憶手段から、前記移動経路又は交通費の申請を行った前記支給対象者の対象者識別情報に対応するグループ識別情報を取得するグループ識別情報取得手段と、
実在する複数の部署で共通の承認先を含む、前記申請に対する複数の承認先の情報を前記グループ識別情報と対応づけて記憶する承認先情報記憶手段から、前記グループ識別情報取得手段で取得したグループ識別情報に対応する承認先の情報を取得する承認先情報取得手段と、
前記承認先情報取得手段で取得した承認先の情報に基づいて各承認先に承認処理要求を送信する承認処理要求送信手段とを備えることを特徴とする交通費算出システム。 - 請求項1乃至5のいずれか1項において、
運賃改定に係る一括処理又は交通費の給与連携に係る一括処理のうち実行する一括処理の情報を取得する一括処理情報取得手段と、
前記一括処理情報取得手段で取得した情報に対応する一括処理の実行スケジュール情報を取得するスケジュール情報取得手段と、
前記スケジュール情報取得手段で取得した実行スケジュール情報に基づいて、前記一括処理情報取得手段で取得した情報に対応する一括処理を実行する一括処理実行手段とを備えることを特徴とする交通費算出システム。 - 請求項1乃至6のいずれか1項において、
法律で定められる交通費に係る情報を登録する法律関連交通費情報記憶手段を当該交通費算出システムを利用する全企業に共通で備えることを特徴とする交通費算出システム。
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