JP7291226B2 - イミダゾ[1,2-b]ピリダジンil-17a阻害剤 - Google Patents

イミダゾ[1,2-b]ピリダジンil-17a阻害剤 Download PDF

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Description

本発明は、特定のジフルオロシクロヘキシル-イミダゾピリダジニル-イミダゾリジノン化合物、その医薬組成物、および乾癬、脊椎関節炎、関節リウマチおよび多発性硬化症の治療におけるそれらの使用方法を提供する。
免疫機能は、恒常性の維持および疾患への効果的な反応にとって重要であり、異常な免疫反応は、自己免疫疾患の病態生理学への貢献者として確立されている。特定の疾患状態では、これらの異常な自己免疫反応に寄与する重要な経路のいくつかが、治療的介入の効果的なアプローチであることが発見されている。最近の1つの例は、インターロイキン(IL)-17阻害剤の開発である。IL-17Aは、慢性炎症において重要な役割を果たし、組織損傷の主要な原因となる、炎症誘発性サイトカインとして十分に確立されている。IL-17Aは、病原体に対する正常な免疫および炎症反応を誘導するが、乾癬、脊椎関節炎、関節リウマチおよび多発性硬化症などの慢性自己免疫疾患にも寄与する可能性がある。
IL-17ファミリーは、6つのサイトカイン(IL-17AからIL-17F)で構成されている。IL-17受容体(IL-17R)は、IL-17RAおよびIL-17RCサブユニットによって形成されるヘテロ二量体を指す。IL-17Aは、Th17細胞から分泌される主要な病理学的サイトカインであり、IL-17Rを介してシグナルを伝達するホモ二量体またはヘテロ二量体として機能する可能性がある(Isono,F.,et al.,Inhibiting RORgt/Th17 axis for autoimmune disorders,Drug Discovery Today(2014)Vol.19(8)1205-1211)。皮膚および関節内で、IL-17Aはケラチノサイト、内皮細胞、線維芽細胞、破骨細胞、軟骨細胞、骨芽細胞などの細胞標的に作用して、様々な抗菌ペプチド、ケモカイン、炎症誘発性および増殖性サイトカインの産生を刺激し、次いで組織の炎症および骨のリモデリングを促進する。乾癬性疾患の病因に対するIL-23/IL-17A軸の決定的な重要性は、これらのサイトカインを標的とする多くの新しい生物学的治療をもたらした。これらの生物製剤は、中等度から重度の乾癬および乾癬性関節炎の患者の皮膚および関節の症状を劇的に改善する。
現在、中等度から重度の乾癬に対する非常に有効な経口投与治療法はない。小分子IL-17A阻害剤は、乾癬および/または乾癬性関節炎などの他のIL-17A依存性疾患に対して抗IL-17A抗体に匹敵する有効性を提供する可能性がある。IL-17Aの阻害は、場合によっては日和見感染に対する感受性を高める可能性があるが、半減期が比較的短い経口的に利用可能な低分子阻害剤は、このリスクを管理するための改善された薬剤を提供する可能性がある。経口剤は、患者が薬の服用をやめることを可能にし、体内から阻害剤を迅速に取り除くことを可能にするため、感染に対する反応能力をより迅速に回復させることができる。さらに、抗IL-17A抗体に対する抗薬物抗体は、一部の患者で発生する可能性があり、IL-17Aに対する抗体の有効性を時間の経過とともに低下させる可能性がある。この不活性化経路は、小分子のIL-17A阻害剤では機能しない。
WO2014/066726は、IL-17活性のモジュレーターとして特定の化合物、および炎症性疾患および他のIL-17関連障害などの病状の治療におけるそれらの使用について言及している。
IL-17が介在する疾患の改善されたおよび/または経口的に利用可能な治療を提供するために、小分子IL-17A阻害剤が依然として必要とされている。本発明は、IL-17Aの阻害剤であり、例えばIL-17Aの強力な阻害および経口バイオアベイラビリティーなどの薬理学的特性の有利な組み合わせを示す、特定の新規化合物を提供する。したがって、本発明の化合物は、乾癬、関節リウマチおよび多発性硬化症の治療に有用であると考えられる。本発明の化合物は、そのような障害の代替治療を提供し得る。本発明の化合物は、特定の患者に対して、有効性、安全性、および/または認容性の改善された組み合わせを備えたIL-17Aの阻害剤を提供し得る。
本発明は、式IIの化合物、
Figure 0007291226000001
式中、
Xが、CH、またはNであり、
が、-CH、-CHF、-CHF、-CF、-CHCH3、-CHCF3、-CH(CH2、-CHCHF、-CHCHF、-CF(CH、-CFCH、-OCH
Figure 0007291226000002
Figure 0007291226000003
が、-Hまたは-CHOCHである、
またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明は、式Iの化合物、
Figure 0007291226000004
式中、
Xが、CH、またはNであり、
が、-CH、-CHF、-CHF、-CF、-CHCH3、-CHCF3、-CH(CH2、-CHCHF、-CHCHF、-CF(CH、-CFCH、-OCH
Figure 0007291226000005
Figure 0007291226000006
またはその薬学的に許容される塩を提供する。
式Iの特定の化合物は、式Iaの化合物、
Figure 0007291226000007
またはその薬学的に許容される塩であり、これは、N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドとも称される。
式Iの特定の化合物は、式Ibの化合物、
Figure 0007291226000008
またはその薬学的に許容される塩であり、これは、4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドとも称される。
式IIの特定の化合物は、式IIaの化合物、
Figure 0007291226000009
またはその薬学的に許容される塩であり、これは、N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドとも称される。
さらに、本発明は、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体、希釈剤または賦形剤を含む医薬組成物を提供する。
以下の特定の実施形態は、式IIの化合物および/または塩である。
本発明は、式IIの化合物であって、XがCHである化合物を提供する。
本発明は、式IIの化合物であって、XがNである化合物を提供する。
本発明は、式IIの化合物であって、Rが-CHOCHである化合物を提供する。以下の特定の実施形態は、式Iの化合物および/または塩である。
本発明は、式Iの化合物であって、XがCHである化合物を提供する。
本発明は、式Iの化合物であって、XがNである化合物を提供する。
本発明は、3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミドである化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明は、N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミドである化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明は、4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドである化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明は、N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドである化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
本発明は、N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドである化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
さらに、本発明は、以下:
3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-エチル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-メチル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1,1-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(フルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(2,2-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(2-フルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(トリフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-フルオロシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
3-[シクロプロピル(ジフルオロ)メチル]-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-メチルシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-イソプロピル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-エチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
4-イソプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メトキシ-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、および
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドからなる群から選択される化合物、
またはその薬学的に許容される塩を提供する。
さらに、本発明は、直前の上記リストの特定の実施形態のうちの1つの化合物および/または塩、ならびに薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤を提供する。
本発明の化合物は、IL-17Aの強力な阻害剤であり、それを必要とする患者に投与すると、IL-17抗体などの生物学的IL-17Aシグナル伝達アンタゴニストに関連する特定の問題を回避しながら治療上の利益を提供し得る。このように、本発明の化合物は、特定の免疫学液介在症状の緩和(relief)を含む、過剰なIL-17A介在シグナル伝達が役割を果たす状態、例えば、乾癬、関節リウマチ、脊椎関節炎および多発性硬化症の治療に有用であると考えられている。本発明の化合物は、乾癬、関節リウマチ、脊椎関節炎、多発性硬化症、乾癬性関節炎、軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、化膿性汗腺炎、全身性エリテマトーデス、掌蹠膿疱症(PPP)、アトピー性皮膚炎、喘息、および/またはCOPDにおける疾患症状の改善にも有用であると考えられる。
さらに、本発明は、療法において使用するための、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。さらに、本発明は、療法において使用するための、式Iaおよび/またはIIaの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
別の実施形態において、本発明は、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、および1つ以上の薬学的に許容される賦形剤、担体、または希釈剤を含む、医薬組成物を提供する。さらに、本発明のこの実施形態は、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、および1つ以上の薬学的に許容される賦形剤、担体、または希釈剤を含む、乾癬を治療するための医薬組成物を提供する。別の実施形態において、本発明は、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、および1つ以上の薬学的に許容される賦形剤、担体、または希釈剤を含む、関節リウマチを治療するための医薬組成物を提供する。別の実施形態において、本発明は、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、および1つ以上の薬学的に許容される賦形剤、担体、または希釈剤を含む、多発性硬化症を治療するための医薬組成物を提供する。
さらに、本発明は、乾癬、関節リウマチ、脊椎関節炎、多発性硬化症、乾癬性関節炎、軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、化膿性汗腺炎、全身性エリテマトーデス、掌蹠膿疱症(PPP)、アトピー性皮膚炎、喘息、および/またはCOPDからなる群から選択される疾患または障害を治療する方法であって、それを必要とする患者に有効量の式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。さらに、本発明は、乾癬を治療する方法であって、それを必要とする患者に有効量の式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。さらに、本発明は、関節リウマチを治療する方法であって、それを必要とする患者に有効量の式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。さらに、本発明は、多発性硬化症を治療する方法であって、それを必要とする患者に有効量の式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。さらに、本発明は、脊椎関節炎を治療する方法であって、それを必要とする患者に有効量の式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法を提供する。
1つの実施形態において、本発明は、乾癬の治療において使用するための、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。別の実施形態において、本発明は、関節リウマチの治療において使用するための、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。別の実施形態において、本発明は、多発性硬化症の治療において使用するための、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。別の実施形態において、本発明は、脊椎関節炎の治療において使用するための、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。別の特定の実施形態において、本発明は、乾癬、関節リウマチ、脊椎関節炎、多発性硬化症、乾癬性関節炎、軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、化膿性汗腺炎、全身性エリテマトーデス、掌蹠膿疱症(PPP)、アトピー性皮膚炎、喘息、および/またはCOPDからなる群から選択される疾患または障害の治療において使用するための、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩を提供する。
さらに別の実施形態において、本発明は、乾癬の治療のための薬剤の製造における、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。さらに別の実施形態において、本発明は、関節リウマチの治療のための薬剤の製造における、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。さらに別の実施形態において、本発明は、多発性硬化症の治療のための薬剤の製造における、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。さらに別の実施形態において、本発明は、脊椎関節炎の治療のための薬剤の製造における、式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
本発明の化合物または塩は、通常、有効成分として式Iおよび/またはIIの化合物、またはその薬学的に許容される塩、ならびに少なくとも1つの薬学的に許容される担体、希釈剤および/または賦形剤を含む医薬組成物の形態で投与される。これらの組成物は、経口、舌下、鼻、皮下、静脈内、および筋肉内を含む様々な経路で投与することができる。そのような医薬組成物およびそれらを調製するためのプロセスは、当該技術分野において周知である。例えば、Remington:The Science and Practice of Pharmacy(University of the Sciences in Philadelphia,ed.,21st ed.,Lippincott Williams&Wilkins Co.,2005)を参照されたい。
式I、および/またはIa、および/またはIb、および/またはII、および/またはIIaの化合物、またはその薬学的に許容される塩の組成物は、好ましくは、単位剤形で処方され、各剤形は約0.5~約800mgの有効成分を含む。「単位剤形」という用語は、ヒト対象および他の哺乳動物のための単位投薬量として好適な物理的に別個の単位を指し、各単位は、少なくとも1つの好適な薬学的に許容される担体、希釈剤、および/または賦形剤と関連して、所望の療法効果を生じるように計算された、予め決定された量の活性材料を含有する。実際に投与される化合物の量は、治療される状態、選択される投与経路、投与される実際の化合物、個々の患者の年齢、体重、および応答、ならびに患者の症状の重症度を含む、関連する状況に照らして、医師により決定されることが理解されるであろう。例えば、本発明の医薬組成物における本発明の化合物は、長期にわたる投与により乾癬、関節リウマチおよび/または多発性硬化症を治療するために使用されることが画される。
本明細書で使用される場合、「患者」という用語は、哺乳動物、好ましくはヒトを指す。本明細書で使用される場合、「治療」、「治療すること」、または「緩和すること(mitigating)」という用語は、すべてのプロセスを指すことを意図しており、ここで、既存の障害の遅延、中断、阻止、制御、もしくは停止、および/またはその症状の低減があり得るが、必ずしもすべての症状の完全な排除を示すとは限らない。本明細書で使用される場合、式I、および/またはIa、および/またはII、および/またはIIaの化合物の「有効量」という用語は、患者におけるIL-17A介在性応答を阻害するのに有効である量、すなわち投薬量を指す。好ましい「有効量」は、未治療の患者と比較して、患者の中程度から重度の乾癬の徴候および症状を治療または解消できる量として決定される。式Iおよび/またはIIの化合物の有効量または用量を決定する際に、投与される化合物およびその特定の配合;患者のサイズ、年齢、および一般的な健康状態;障害の関与の程度または重症度;個々の患者の応答;投与方法;ならびに他の関連する状況を含むがそれらに限定されない、いくつかの要因が考慮される。
「薬学的に許容される塩(複数可)」は、本発明の化合物の、比較的毒性のない無機および有機塩(複数可)を指す。本発明の化合物が塩を形成することができることは当業者により理解されるであろう。本発明の化合物は、塩基性複素環を含有し、したがって、多数の無機酸および有機酸のいずれかと反応して、薬学的に許容される酸付加塩を形成する。このような薬学的に許容される酸付加塩およびそれらを調製するための一般的な方法論は、当該技術分野において周知である。例えば、P.Stahl,et al.,HANDBOOK OF PHARMACEUTICAL SALTS:PROPERTIES,SELECTION AND USE,(VCHA/Wiley-VCH,2008)、S.M.Berge,et al.,“Pharmaceutical Salts”,Journal of Pharmaceutical Sciences,Vol66,No.1,January 1977を参照されたい。
特定の略語は以下のように定義される:「CDI」は、1,1’-カルボニルジイミダゾールを指し、「DAST」は、三フッ化ジエチルアミノ硫黄を指し、「DBU」は、1,8-ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ-7-エンを指し、「DCC」は、1,3-ジシクロヘキシルカルボジイミドを指し、「DCE」は、ジクロロエタンを指し、「DCM」は、ジクロロメタンを指し、「DIC」は、1,3-ジイソプロピルカルボジイミドを指し、「DIEA」は、N,N-ジイソプロピルエチルアミンを指し、「DMAP」は、4-ジメチルアミノピリジンを指し、「DMSO」は、ジメチルスルホキシドを指し、「DTBPF」は、1,1’-ビス(ジ-tert-ブチルホスフィノ)フェロセンを指し、「EDCI」は、1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩を指し、「EtOAc」は、酢酸エチルを指し、「EtOH」は、エタノールおよびエチルアルコールを指し、「HATU」は、(ジメチルアミノ)-N,N-ジメチル(3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-3-イルオキシ)メタニミニウムヘキサフルオロホスフェートを指し、「HBTU」は、(1H-ベンゾトリアゾール-1-イルオキシ)(ジメチルアミノ)-N,N-ジメチルメタニミニウムヘキサフルオロホスフェートを指し、「HEPES」は、4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸を指し、「HOAt」は、1-ヒドロキシ-7-アゾベンゾトリアゾールを指し、「HOBt」は、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物を指し、「IL-17A」は、インターロイキン17Aを指し、「IPA」は、イソプロパノールおよびイソプロピルアルコールを指し、「LDA」は、リチウムジイソプロピルアミドを指し、「MeOH」は、メタノールおよびメチルアルコールを指し、「MTBE」は、メチルtert-ブチルエーテルを指し、「NBS」は、N-ブロモスクシンイミドを指し、「NCS」は、N-クロロスクシンイミドを指し、「NMP」は、N-メチルピロリジノンを指し、「Pd(dba)」は、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)を指し、PdCl(dppf)は、[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)を指し、「PCC」は、クロロクロム酸ピリジニウムを指し、「PyBOP」は、(ベンゾトリアゾール-1-イル-オキシトリピロリジノホスホニウムヘキサフルオロホスフェート)を指し、「PyBrOP」は、ブロモ(トリピロリジニル)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェートを指し、「Rh-COD-[(S)-MaxPhos]-BF4」は、[((R)-tert-ブチルメチルホスフィノ)(ジ-tert-ブチルホスフィノ)アミン](1,5-シクロオクタジエン)ロジウム(I)テトラフルオロボレートを指し、「SCX」は、強陽イオン交換を指し、「SFC」は、超臨界流体クロマトグラフィーを指し、「TEA」は、トリエチルアミンを指し、「TFA」は、トリフルオロ酢酸を指し、「THF」は、テトラヒドロフランを指し、「キサントホス」は、4,5-ビス(ジフェニルホスフィノ)-9,9-ジメチルキサンテンを指す。
スキーム1
Figure 0007291226000010
スキーム1、ステップAでは、NMPなどの適切な溶媒中でDBUなどの適切な有機塩基を使用して、化合物(1)と化合物(2)の間で当該技術分野で周知の条件下でWittig-Horner反応を行い、化合物(3)を得ることができる。ステップBは、周囲温度でのTHFなどの適切な溶媒中のNaOH水溶液による化合物(3)上のエステルの塩基性加水分解が化合物(4)を与えることを示す。水素雰囲気下、MeOHなどの適切な溶媒中、Rh-COD-[(S)-MaxPhos]-BF4などの適切な触媒を使用して、化合物(4)の不斉水素化により、化合物(5)を得ることをステップCに示す。酢酸tert-ブチルを、THFなどの溶媒中、-78℃でLDAなどの適切な有機リチウム試薬で処理し、THF中、同様に-78℃でCDI活性化化合物(5)に加えて、ステップDに示すように化合物(6)を形成する。ステップEは、MeOHなどの適切な溶媒中、2,6-ジメチルピリジンなどの適切な有機塩基を使用する、NBSなどの適切な臭素化剤による化合物(6)の臭素化を示す。臭素化後、トルエンなどの溶媒中、TFAなどの適切な酸を使用して脱炭酸を行い、化合物(7)を得る。
スキーム2
Figure 0007291226000011
スキーム2、ステップAは、約0℃でアセトンなどの適切な溶媒中、トリフルオロ酢酸無水物を使用して化合物(8)に対して当該技術分野で周知のDakin-West反応を行い、化合物(9)を形成することを示す。ステップBは、化合物(9)を周囲温度で水で加水分解して、化合物(10)を得ることを示す。化合物(10)を、トルエンなどの溶媒中、105℃で(1S)-1-フェニルエタンアミンなどのアミンで処理して、ステップCに示すように化合物(11)を得る。ステップDでは、水素雰囲気下、t-アミルアルコールなどの適切な溶媒中、Rh-COD-[(S)-MaxPhos]-BF4などの適切な触媒を使用して化合物(11)に対して不斉水素化反応を行い、化合物(12)を得ることができる。ジオキサンおよび水などの適切な溶媒系中のHClによって95℃で化合物(12)を脱保護して化合物(13)を得ることをステップEに示す。
スキーム3
Figure 0007291226000012
スキーム3、ステップAは、DCMなどの溶媒中でDess-MartinペルヨージナンまたはPCCなどの適切な酸化剤を使用する、当該技術分野で十分に確立された条件による化合物(14)の酸化およびオキシム形成により、中間体アルデヒドを得ることを示す。次いで、当該中間体アルデヒドは、水およびMeOH中の炭酸水素ナトリウムおよびDCMまたは重炭酸カリウムなどの適切な塩基/溶媒系中でヒドロキシルアミン塩酸塩と反応して、化合物(15)を与える。ステップBは、DCMまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中、NBSまたはNCSなどの適切なハロゲン化剤で化合物(15)を最初に処理するワンポット変換により、ハロゲン化中間体を与えることを示す。次いで、当該中間体は、DCMまたはクロロホルムなどの適切な溶媒中でTEAなどの適切な有機塩基を使用して、(E)-3-(ジメチルアミノ)プロパ-2-エン酸エチルで処理し、環化化合物(16)を与えることができる。ステップCは、THF、MeOH、および水などの溶媒の適切な溶媒組み合わせ中で、NaOH水溶液などの適切な塩基を用いる、化合物(16)上のエステルの塩基性加水分解が化合物(17)を与えることを示す。
スキーム4
Figure 0007291226000013
スキーム4、ステップAは、化合物(18)を、水素化アルミニウムリチウムなどの適切な還元剤を用いて、-78℃で、ジエチルエーテルなどの溶媒中で部分還元して、化合物(19)を得ることを示す。ステップBでは、化合物(19)を、ヒドロキシルアミン塩酸塩および炭酸水素ナトリウムなどの適切な塩基に、水などの溶媒中、約0℃で加えて、オキシムである化合物(20)を形成することができる。ステップCにおける化合物(20)の化合物(21)への変換は、スキーム3、ステップBにおけるものと本質的に類似している。当業者は、例えば約0℃の温度で、ジエチルエーテルなどの溶媒中、水素化ジイソブチルアルミニウムなどの適切な還元剤を使用し、ステップDにおける化合物(21)を還元して、化合物(22)を得ることを認識するであろう。ステップEは、アセトンなどの適切な溶媒中、0℃から周囲温度までの温度で、硫酸および水を用いて三酸化クロムなどの適切な酸化剤を使用して化合物(22)を酸化して、化合物(23)を得ることを示す。
スキーム5
Figure 0007291226000014
スキーム5、ステップAは、ステップAにおける化合物(24)から化合物(25)への変換を示し、これは、スキーム3、ステップAにおけるものと本質的に類似している。ステップBにおける化合物(25)から化合物(26)への変換は、スキーム3、ステップBにおけるものと本質的に類似している。当業者は、ステップCに示すように、EtOHなどの適切な溶媒中、MeOH中のHClなどの適切な酸を用いて、化合物(26)から化合物(27)への脱保護を認識するであろう。ステップDは、Dess-Martinペルヨージナンなどの適切な酸化剤を使用して、DCMなどの溶媒中で化合物(27)を酸化して、化合物(28)を得ることを示す。化合物(28)のフッ素化はステップEに示され、DCMなどの適切な有機溶媒を使用してDASTなどの適切なフッ素化剤を用いて約-25℃で実施して、化合物(29)を得ることができる。ステップFにおける化合物(29)の化合物(30)への変換は、スキーム3、ステップCにおけるものと本質的に類似している。
スキーム6
Figure 0007291226000015
スキーム6、ステップAは、化合物(31)を、水素化アルミニウムリチウムなどの適切な還元剤を用いて、0℃で、ジエチルエーテルなどの溶媒中で還元して、化合物(32)を得ることを示す。ステップBにおける化合物(32)から化合物(33)への変換は、スキーム3、ステップAにおけるものと本質的に類似している。ステップCにおける化合物(33)から化合物(34)への変換は、スキーム3、ステップBにおけるものと本質的に類似している。ステップFにおける化合物(34)の化合物(35)への変換は、スキーム3、ステップCにおけるものと本質的に類似している。
スキーム7
Figure 0007291226000016
スキーム7、ステップAでは、化合物(36)を使用して、DMFなどの適切な溶媒中で炭酸カリウムなどの適切な塩基を使用して安息香酸をアルキル化して、化合物(37)を得る。化合物(37)をフッ素化して化合物(38)を得ることは、ステップBに示すようにDCEなどの適切な溶媒中でDASTなどのフッ素化剤を用いて行うことができる。ステップCは、NaOHなどの水性塩基による化合物(38)を脱保護して、化合物(39)を得ることを示す。ステップDにおける化合物(39)から化合物(40)への変換は、スキーム3、ステップAにおけるものと本質的に類似している。ステップEにおける化合物(40)から化合物(41)への変換は、スキーム3、ステップBにおけるものと本質的に類似している。ステップFにおける化合物(41)から化合物(42)への変換は、スキーム3、ステップCにおけるものと本質的に類似している。
スキーム8
Figure 0007291226000017
スキーム8、ステップAは、化合物(43)を、水素化アルミニウムリチウムなどの適切な還元剤を用いて、0℃で、ジエチルエーテルなどの溶媒中で還元して、化合物(44)を得ることを示す。ステップBにおける化合物(44)から化合物(45)への変換は、スキーム3、ステップAにおけるものと本質的に類似している。ステップCにおける化合物(45)から化合物(46)への変換は、スキーム3、ステップBにおけるものと本質的に類似している。ステップDにおける化合物(46)の化合物(47)への変換は、スキーム3、ステップCにおけるものと本質的に類似している。
スキーム9
Figure 0007291226000018
スキーム9、ステップAは、酢酸などの適切な溶媒中での化合物(48)と硝酸ナトリウム水溶液との反応により、化合物(49)を得ることを示す。ステップBは、酢酸ナトリウムなどの適切な塩基またはジオキサン中のHClなどの適切な酸溶液のいずれかを使用して、EtOHなどの適切な溶媒中で、約50~80℃の温度で化合物(49)とヒドロキシルアミン塩酸塩を反応させて、化合物(50)を得ることを示す。化合物(50)の化合物(51)への環化は、ステップCに示すように、THFなどの適切な溶媒中でCDIを用いて行うことができる。化合物(51)の加水分解は、ステップDに示すように、THFおよび水などの適切な溶媒系中で水酸化リチウムなどの塩基水溶液を使用して行い、化合物(52)を得ることができる。あるいは、化合物(51)の化合物(52)への加水分解は、ジオキサンおよび水などの適切な溶媒系中、約100℃でHCl水溶液を使用して行うことができる。
スキーム10
Figure 0007291226000019
スキーム10、ステップAは、化合物(53)およびメチルアミンなどの適切なアミン溶液をEtOHに加熱還流するアミド形成により、化合物(54)を得ることを示す。亜硝酸ナトリウムを、アセトニトリルおよび酢酸などの適切な溶媒系中のHCl中の化合物(54)および塩化リチウム溶液に加えると、ステップBに示すように、化合物(55)に見られる塩化物へのアミノ基の変換を与えるだろう。ステップCは、MeOHなどの適切な溶媒中でナトリウムメトキシドを使用して化合物(55)の塩素をメトキシドで置換して、化合物(56)を得ることを示す。当業者は、DMAPなどの適切な塩基の存在下でDCMなどの適切な溶媒中で二炭酸ジ-tert-ブチルを用いて化合物(56)を保護し、ステップDに示すように化合物(57)を得ることを認識するであろう。
スキーム11
Figure 0007291226000020
スキーム11、ステップA、Buchwaldカップリングは、Pd(dba)およびDTBPFなどの適切な触媒および配位子の組み合わせ、ならびにトルエンなどの溶媒中、約75℃で炭酸カリウムなどの適切な塩基を使用して、当該技術分野で周知の条件下で、t-ブチルカルバメートなどのアミンを用いて化合物(58)に対して実施され、化合物(59)を形成することができる。ステップBは、周囲温度でTHFなどの適切な溶媒中、化合物(59)上のエステルを、NaOH水溶液で塩基性加水分解して化合物(60)を得ることを示す。当業者は、クロロギ酸エチルなどの適切なクロロホルメートを使用した混合無水物の形成、続いてMeOHなどの溶媒中、-78℃~0℃の温度で、水素化ホウ素ナトリウムなどの適切な還元剤の添加による化合物(60)上のカルボン酸の還元によって、化合物(61)を形成することを示すステップCにおける変換を認識するであろう。化合物(61)の酸化は、DCMなどの溶媒中でDess-Martinペルヨージナンなどの適切な酸化剤を使用する、当該技術分野で十分に確立された条件を使用して実施し、ステップDに示すように化合物(62)を得ることができる。還元的アミノ化は、化合物(62)と化合物(13)の間の当該技術分野で周知の条件で実施することができ、イミンは、40℃で加熱しながら、TEAなどの有機塩基を使用して、DCMなどの適切な溶媒中で最初に形成される。得られたイミンは、ステップEに示すように、周囲温度でMeOHおよび酢酸とともにシアノ水素ホウ素ナトリウムなどの好適な還元剤の添加により還元されて化合物(63)を得る。CDIは、ステップFに示すように、THFなどの好適な溶媒中、化合物(63)を環化して化合物(64)を得るために使用することができる。ステップGでは、化合物(64)は、50℃でメタノールなどの溶媒中、1,4-ジオキサン中の4MのHClを使用するなどの当該技術分野で周知の酸性条件下で脱保護されて、化合物(65)を得ることができる。
スキーム12
Figure 0007291226000021
スキーム12、ステップAは、化合物(65)などの化合物を化合物(7)などのハロケトンでアルキル化し、続いて密閉容器内で80℃に加熱したTHFなどの好適な溶媒中、トリメチルボレートおよびDIEAなどの適切な有機塩基を用いて化合物(66)に環化することを示す。ステップBは、EtOHなどの適切な溶媒中、水素雰囲気下で10%Pd/Cなどの触媒を使用する、当該技術分野で周知の水素化条件によって化合物(66)を脱保護して、化合物(67)を得ることを示す。ステップCでは、THFまたはDMFなどの適切な溶媒中でDIEAなどの有機塩基およびHATUなどの適切なカップリング剤を使用して、化合物(67)および様々な置換複素環式カルボン酸を用いてアミドカップリングを実施して、式Iの化合物を得ることができる。当業者は、カルボン酸およびアミンの反応から生じるアミド形成にいくつかの適切な方法があることを認識するであろう。例えば、DIEAまたはTEAなどの有機塩基を含むまたは含まないカップリング試薬の存在下でのアミン化合物と適切なカルボン酸との反応は、ステップ4の化合物を提供することができる。カップリング試薬としては、DCC、DIC、EDCI、またはCDIなどのカルボニルジイミダゾールなどのカルボジイミドが挙げられる。HOBtおよびHOAtなどのアミドカップリング添加剤をまた使用して、反応を増強することができる。加えて、HBTU、PyBOP、およびPyBrOPなどの非求核性アニオンのウロニウムまたはホスホニウム塩を、より伝統的なカップリング試薬の代わりに使用することができる。DMAPなどの添加剤を使用して反応を増強し得る。あるいは、TEAまたはピリジンなどの塩基の存在下で適切な酸塩化物を使用して化合物(67)をアシル化して、式Iの化合物を得ることができる。式Iの化合物は、アセトニトリルなどの適切な溶媒中で、化合物(67)と活性化された複素環式アミドとの間のトランスアミデート化によって形成することもできる。
スキーム13
Figure 0007291226000022
スキーム13、ステップAは、1-メチル-2-ピロリジノンなどの適切な溶媒中、ピリジンなどの適切な塩基を使用して化合物(68)を塩化ピバロイルでアシル化して化合物(69)を得ることを示す。ステップBは、120℃でDMFなどの適切な溶媒中、化合物(69)と1,1-ジエトキシ-N,N-ジメチル-メタンアミンを反応させて、エナミン化合物(70)を得ることを示す。ステップCにおいて、エナミンのアルデヒドへの変換は、THFおよび水などの適切な溶媒系中で過ヨウ素酸ナトリウムで化合物(70)を処理して、化合物(71)を得ることを示す。当業者は、適切なGrignard試薬を化合物(71)に添加して、ステップDに示すように化合物(72)を得ることを認識するであろう。ステップEにおける化合物(72)から化合物(73)への変換は、スキーム11、ステップDにおけるものと本質的に類似している。ステップFにおける化合物(73)から化合物(74)への変換は、スキーム11、ステップEにおけるものと本質的に類似している。ステップGにおける化合物(74)から化合物(75)への変換は、スキーム11、ステップFにおけるものと本質的に類似している。ステップHは、化合物(75)を、MeOHなどの溶媒中、HClなどの適切な酸で酸性脱保護して、化合物(76)を得ることを示す。ステップIは、化合物(76)の化合物(13)によるアルキル化、および、それに続く、THFなどの適切な溶媒中、炭酸水素ナトリウムなどの適切な塩基を使用して70℃で環化して化合物(77)を得ることを示す。ステップJにおける化合物(77)の化合物(78)への脱保護は、スキーム12のステップBにおけるものと本質的に類似しており、ステップJはまた、この条件下で環塩素の損失を示している。ステップKに示す変換は、EtOAcなどの溶媒中、無水プロピルホスホン酸をTEAなどの適切な塩基とともに使用して、化合物(78)と適切なカルボン酸とのアミドカップリングによって実施し、式IIの化合物を得ることができる。あるいは、式IIの化合物は、DMAPなどの適切な塩基を使用し、MeOHなどの溶媒中、70℃で加熱しながら、化合物(78)の遊離塩基と適切なエステルとの反応により、形成することができる。当業者は、スキーム12、ステップCに記載されるようにカルボン酸およびアミンとの反応から生じるアミド形成のためのいくつかの適切な方法があることを認識するであろう。
スキーム14
Figure 0007291226000023
スキーム14、ステップAは、メタノールおよび過硫酸アンモニウムを使用して化合物(79)をMinisciヒドロキシメチル化して化合物(80)を得ることを示す。ステップBは、p-トルエンスルホン酸無水物およびTEAおよびDMAPなどの適切な塩基を使用して、アセトニトリルなどの適切な溶媒中で化合物(80)をトシル化して化合物(81)を得ることを示す。ステップCは、DMSOなどの適切な溶媒中でKPOなどの適切な塩基を使用して、化合物(81)上のトシレートを(2S)-3,3,3-トリフルオロプロパン-1,2-ジアミンで置換して化合物(82)を得ることを示す。DMSOなどの溶媒中で化合物(82)のCDIによる環化によって化合物(83)を得ることをステップDに示す。当業者は、ステップ(E)に示される化合物(83)を、MeOHなどの溶媒中の濃HClなどの適切な酸を用いて酸性脱保護して、化合物(84)を得ることを認識するであろう。ステップFにおける化合物(84)から化合物(85)への変換は、スキーム13、ステップIにおけるものと本質的に類似している。ステップGにおける化合物(85)から化合物(86)への変換は、スキーム13、ステップJにおけるものと本質的に類似している。
スキーム15
Figure 0007291226000024
スキーム15、ステップAは、THFおよびヘキサンなどの適切な溶媒系中でn-ブチルリチウムなどの適切な塩基を使用して化合物(87)をトリメチルシリル化し、続いてクロロトリメチルシランを添加して化合物(88)を得ることを示す。ステップBは、DMFなどの溶媒中でNCSなどの適切な試薬を用いて化合物(88)を塩素化して、化合物(89)を得ることを示す。ステップCは、ヨウ化ナトリウムおよびDIEAなどの適切な塩基を使用して、アセトニトリルなどの適切な溶媒中、化合物(89)上のアルキルクロリンを(2S)-3,3,3-トリフルオロプロパン-1,2-ジアミンで置換して、化合物(82)を得ることを示す。ステップDにおける化合物(82)の化合物(83)への変換は、スキーム11、ステップFにおけるものと本質的に類似している。
調製物1
2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシリデン)酢酸メチル
Figure 0007291226000025
スキーム1、ステップA:以下の反応を5回繰り返す:2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-2-ジメトキシホスホリル-酢酸メチル(882g、2.66mol)を、15℃でNMP(1.7L)を含むフラスコに加える。DBU(367g,2.41mol)を、温度を15℃近くに維持しながら撹拌しながら滴下し、その後、同じ温度で30分間保持する。4,4-ジフルオロシクロヘキサノン(340g,2.53mmol)をNMP(680mL)に溶解し、温度を20℃未満に保ちながら、エノレート溶液を濃厚な流れで加える。この溶液を10~20℃で12時間撹拌する。5つの反応からの粗反応混合物を合わせ、10~15℃の水(18L)に加え、真空下で濾過する。フィルターケーキを石油エーテル(15L)で洗浄し、乾燥させて白色の固体を得る。固体を15~20℃で1,4-ジオキサン(8L)に溶解し、水(8L)を加える。得られた懸濁液を濾過し、石油エーテル(15L)で洗浄し、風乾して、標題化合物を白色の固体(3.90kg、90%)として得る。ES/MS(m/z):340(M+H)。
調製物2
2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシリデン)酢酸
Figure 0007291226000026
スキーム1、ステップB:以下の手順を5回繰り返す:2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシリデン)酢酸メチル(500g、1.47mol)を、THF(1.5L)を含むフラスコに窒素下で15℃で加え、溶解するまで撹拌する。反応混合物を18℃未満に維持しながら、1.5MのNaOH水溶液(1.47L)を滴下する。完全に添加した後、反応混合物を12時間撹拌しながら25℃に加熱する。5つの粗反応混合物を合わせ、真空で濃縮して、ほとんどのTHFを除去する。得られた溶液をMTBE(1×5L、1×2.5L)で洗浄する。水相を5NのHSOでpH約1に調整し、15℃で10分間撹拌する。得られた混合物をEtOAc(1×5L、1×3L、1×2L)で抽出する。合わせた有機抽出物を飽和塩化ナトリウム水溶液(1×4L、1×2L)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、白色の固体を得る。固体を石油エーテル(8L)に懸濁し、濾過し、空気中で乾燥させて、標題化合物を白色の固体(2.0kg、84%)として得る。19F NMR(DMSO-d6),δ95.67。
調製物3
(2S)-2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)酢酸
Figure 0007291226000027
スキーム1、ステップC:以下の手順を2回繰り返す:2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシリデン)酢酸(350g、1.08mol)を、MeOH(1.4L)を含む5Lオートクレーブに15~20℃で加え、溶液を窒素で1時間飽和させる。グローブボックス内で、Rh-COD-[(S)-MaxPhos]-BF4(6.8g,10.76mmol)を反応混合物に加え、次に水素で3回パージする。反応混合物を、水素(100psi)下、30℃で22時間撹拌する。粗反応混合物を合わせ、真空で濃縮して、黄色の固体を得る。固体を水(6L)に懸濁し、pHが約13に達し、混合物が均一になるまで2NのNaOHを滴下する。溶液をMTBE(1×3L、1×2L)で洗浄する。水溶液のpHを5NのHClで約1に調整し、15℃で10分間撹拌する。溶液をEtOAc(1×4L、1×3L、1×2L)で抽出する。有機抽出物を合わせ、飽和塩化ナトリウム水溶液(1×2L、1×1L)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、ロジウムで汚染された標題化合物を白色の固体(630g、90%)として得た。この半純粋な物質は、同じ反応の別の実行からの追加の化合物と組み合わされ、さらに精製される。
以下の手順を4回繰り返す:(2S)-2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)酢酸(266g、813mmol)をEtOAc(2.66L)に加え、次にポリマーカプタール多分岐アルキルポリスルフィドプロピルシリカ(62.5g)を15~20℃で窒素下で加える。混合物を窒素下で15時間25℃に加熱する。反応物を合わせ、珪藻土で濾過し、真空で濃縮して、871ppmのロジウムで汚染された白色の固体(1040g、97%、98%ee)として標題化合物を得る。ES/MS(m/z):350(M+Na)。ee決定のためのキラルSFC方法:Chiralpak AD-3、3μM、0.46cm ID×15cmL、移動相A=CO、移動相B=2-プロパノール、勾配溶出2.5mL/分で6分間でA中10~40%B、220nM検出波長。主要なエナンチオマーは2.59分で溶出し、マイナーなエナンチオマーは2.97分で溶出する:98%ee。100mgの試料を5mLの濃硝酸で分解することによるロジウムの定量。溶液を1000倍に希釈し、ICP-MS:871ppmロジウムで分析する。
調製物4
tert-ブチル(4S)-4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-4-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-3-オキソ-ブタノエート
Figure 0007291226000028
スキーム1、ステップD:窒素雰囲気下で丸底フラスコに(2S)-2-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-2-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)酢酸(15g、48mmol)、THF(400mL)、およびCDI(7.8g、48mmol)を加える。溶液を室温で1.5時間撹拌し、次に-78℃に冷却する。別の丸底フラスコに窒素雰囲気下でTHF(150mL)およびDIEA(29mL,206mmol)を加える。溶液を0℃に冷却し、2.5Mのn-ブチルリチウムのヘキサン溶液(82mL,210mmol)を滴下する。10分後、溶液を-78℃に冷却し、酢酸tert-ブチル(27.8mL、206mmol)を滴下する。さらに1時間後、エノレート溶液をカニューレを介して上記の溶液に加える。1時間後、-78℃で飽和塩化アンモニウム水溶液300mLで反応をクエンチする。反応物を冷浴から取り出し、水1Lで希釈し、減圧下で溶媒量を300~400mL減らす。混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出する。有機層を合わせ、1NのHCl(2×100mL)、水(100mL)、および飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残留物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサンおよびEtOAcで溶出して、標題化合物を得る(19.5g,95%)。ES/MS(m/z):424(M-H)。
調製物5
N-[(1S)-3-ブロモ-1-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-2-オキソ-プロピル]カルバメートベンジル
Figure 0007291226000029
スキーム1、ステップE:tert-ブチル(4S)-4-(ベンジルオキシカルボニルアミノ)-4-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-3-オキソ-ブタノエート(19.5g、45.8mmol)およびMeOH(80mL)中の2,6-ジメチルピリジン(0.4mL、3.44mmol)の溶液にNBS(8.0g、44.5mmol)を加える。反応物を室温で2.5時間撹拌し、-20℃でさらに24時間保存する。反応物をEtOAc(600ml)で希釈し、飽和塩化ナトリウム水溶液(3×100mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(3×100mL)で洗浄する。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して粗中間体臭化物を得、次いでこれをトルエン(230mL)に溶解する。TFA(25mL)を溶液に加え、80℃に加熱する。80℃で2時間後、熱を取り除き、溶媒を真空中で除去する。残留物をトルエンおよびEtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、標記化合物(10.3g、56%)を得る。ES/MS m/z(79Br/81Br)404/406[M+H]、[α] 20=+22.5°(C=1.0,CHCl)。
調製物6
2-フェニル-4-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-4H-オキサゾール-5-オン
Figure 0007291226000030
スキーム2、ステップA:2-ベンズアミド酢酸(200g、1.116mol)およびアセトン(1L)を4Lのジャケット付き反応器に加えて、スラリーを得る。反応器を3℃に冷却し、無水トリフルオロ酢酸(500mL、3.56mol)を最初の25mL、次にゆっくりとした流れとして滴下し、反応温度が5℃を超えないようにする。反応混合物を一晩0℃で23時間撹拌する。反応を0℃で水(2L)をゆっくりと加えてクエンチし、最初の150mLを30分かけて加え、残りをさらに40分かけて加える。混合物を10分間撹拌し、濾過し、水(1L)ですすぎ、窒素プレスに20時間置いて、標題化合物を紫色の固体として得る(287g、88%)。ES/MS(m/z):258(M+H)。
調製物7
N-(3,3,3-トリフルオロ-2,2-ジヒドロキシ-プロピル)ベンズアミド
Figure 0007291226000031
スキーム2、ステップB:2-フェニル-4-(2,2,2-トリフルオロアセチル)-4H-オキサゾール-5-オン(252g、980mmol)を、オーバーヘッドスターラーを備えた4Lフラスコに加え、THF(1.6L)中でスラリー化する。反応温度を28℃未満に保ちながら、水を15分かけて加え、次に周囲温度で24時間撹拌する。水(0.5L)を加え、5NのNaOHでpHを7.5に調整する。MTBE(500mL)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(0.5L)、および飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)を加え、有機層を分離する。有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(200mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過する。固体が沈殿し始めるまで、濾液を真空中で部分的に濃縮する。ヘプタン(0.8L)を加え、500mLの溶液が残るまで真空で濃縮する。得られた固体を濾過し、ヘプタン(300mL)ですすぎ、窒素プレスに1時間置いて、黄色がかったオレンジ色(yellow-orange)の固体として標題化合物を得る(203.7g、83%)。ES/MS(m/z):250(M+H)。
調製物8
N-[(Z)-3,3,3-トリフルオロ-2-[[(1S)-1-フェニルエチル]アミノ]プロパ-1-エニル]ベンズアミド
Figure 0007291226000032
スキーム2、ステップC:N-(3,3,3-トリフルオロ-2,2-ジヒドロキシ-プロピル)ベンズアミド(203g、814.6mmol)を、窒素下で、オーバーヘッド撹拌機およびディーン・スタークトラップを備えた4Lフラスコに加えた。トルエン(2L)を加えてスラリーを作製し、次に(1S)-1-フェニルエタンアミン(120mL,930mmol)を加えた。反応混合物を撹拌しながら105℃に7.5時間加熱し、次いで22℃に16時間冷却する。この後、反応物を真空で濃縮する。残留物を、ヘプタン(1L)中20%MTBEで予備洗浄したシリカゲルで精製し、ヘプタン(6L)中20%MTBEで溶出する。溶出液を濃縮して粗生成物(204g)を得、これをEtOH(1L)に溶解し、続いて溶液が曇るまで水(410mL)を滴下する。種結晶(200mg)を加え、続いて水(290mL)を滴下する。この曇った溶液を10℃に冷却し、水(50mL)を滴下し、その後、溶液を5℃に10分間冷却し、生成物をさらに結晶化させる。得られた固体を濾過し、水(500mL)中の10%EtOH、次に水(50mL)ですすぐ。固体を窒素プレス上で一晩乾燥させて、標題化合物をオレンジ色の固体として得る(172g、63%)。ES/MS(m/z):335(M+H)。
調製物9
N-[(2S)-3,3,3-トリフルオロ-2-[[(1S)-1-フェニルエチル]アミノ]プロピル]ベンズアミド
Figure 0007291226000033
スキーム2、ステップD:以下の手順を4回繰り返す:N-[(Z)-3,3,3-トリフルオロ-2-[[(1S)-1-フェニルエチル]アミノ]プロパ-1-エニル]ベンズアミド(43g、128.6mmol)、Rh-COD-[(R)-MaxPhos]-BF4(700~2000mg、1.25~3.57mmol)、およびt-アミルアルコール(400mL)をグローブボックス内の600mLのオーバーヘッド撹拌オートクレーブに加える。次に、反応容器を密閉し、グローブボックスから取り出す。容器に水素(150psi)を充填し、3回排気した後、水素(150psi)を充填し、20~30℃で20~31時間撹拌する。容器をグローブボックスに移し、排気し、追加のRh-COD-[(R)-MaxPhos]-BF4(0~1000mg、0~1.78mmol)を加える。容器を密封し、グローブボックスから取り出し、水素(150psi)を充填し、3回排気する。容器に再び水素(150psi)を充填し、30℃で0~43時間撹拌する。反応容器を排気し、粗反応物をフラスコに移し、MeOH(100mL)ですすぐ。粗反応混合物を合わせ、真空で濃縮する。得られた残留物をシリカゲルで精製し、ヘプタン(6L)中の35%EtOAcで溶出し、半純粋な物質(H NMRによるジアステレオマーの比率94.5:5.5)を得る。物質をヘプタン(1.5L)に溶解し、20分かけて80℃に加熱し、次に22℃に1時間冷却する。得られた固体を濾過して、144gの化合物を得る。濾液をカラムからの不純な生成物含有画分と合わせ、真空で濃縮して粗生成物25gを得る。すべての生成物ロットを合わせ、ヘプタン(1.5L)中でスラリー化し、2時間かけて80℃に加熱する。熱を80℃で30分間保持し、その後4℃/時間で14時間かけてゆっくりと25℃まで冷却する。得られたスラリーを濾過して、19F NMRにより98:2のジアステレオマー比として標題化合物(133g、77%)を得る。ES/MS(m/z):337(M+H)。19F NMR(DMSO-d6)δ73.1(主要なジアステレオマー)、73.6(マイナーなジアステレオマー)。
調製物10
(2S)-3,3,3-トリフルオロプロパン-1,2-ジアミン二塩酸塩
Figure 0007291226000034
スキーム2、ステップE:N-[(2S)-3,3,3-トリフルオロ-2-[[(1S)-1-フェニルエチル]アミノ]プロピル]ベンズアミド(110g、327mmol)、1,4-ジオキサン(200mL)および水(500mL)を2Lフラスコに加える。濃HCl(12M,250mL)をゆっくりと加え、反応混合物を95℃で72時間加熱する。この後、反応混合物を22℃に冷却し、トルエン(2×400mL)で洗浄する。水溶液をn-ブチルアルコール(3×600mL)とともにロータリーエバポレーターによって共沸蒸留する。結晶性固体を含む残りの透明な黄色の母液をIPA(750mL)で希釈し、10℃で一晩冷却する。得られた固体を濾過し、IPA(400mL)ですすぎ、50℃の真空オーブンで1時間乾燥させて、標題化合物を白色の固体(63.5g、96.6%)として得る。ES/MS(m/z):129(M+H-2HCl)。
調製物11
(1E)-2,2-ジフルオロプロパナールオキシム
Figure 0007291226000035
スキーム3、ステップA:Dess-Martinペルヨージナン(11.6g、27.3mmol)を、DCM(130mL)中の2,2-ジフルオロプロパン-1-オール(2.5g、26.0mmol)に加え、22℃で30分激しく撹拌する。ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.42g,78.1mmol)および炭酸水素ナトリウム(10.9g,130mmol)を加え、反応混合物を22℃で2.5時間激しく撹拌する。反応混合物を水(50mL)中のチオ硫酸ナトリウム(12g、76mmol)の溶液でクエンチし、5分間激しく撹拌する。次に反応混合物をジエチルエーテル(200mL)で希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(3×30mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄する。有機物を無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、標題化合物を薄黄色の油として得る(3.30g,77%)。H NMR(CDCl)δ7.57(s,1H),7.55(t,1H,J=4.1Hz),1.82(t,3H,J=18.5Hz)。
調製物12
3-(1,1-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000036
スキーム3、ステップB:(1E)-2,2-ジフルオロプロパナールオキシム(3.3g、67質量%、20.0mmol)をクロロホルム(40mL)に溶解する。溶液を0℃に冷却し、NBS(3.55g、20.0mmol)を加え、溶液を15時間22℃に加温する。次いで、(E)-3-(ジメチルアミノ)プロパ-2-エン酸エチル(3.27mL、22mmol)を反応混合物に加え、続いてTEA(4.18mL、30mmol)を22℃で滴下する。反応混合物を22℃で5時間撹拌し、次に真空で濃縮する。残留物をシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製し、ヘキサンおよびEtOAcで溶出して、標題化合物を無色油状物として得る(2.21g,45%)。H NMR(CDCl)δ8.99(s,1H),4.38(q,2H,J=7.1Hz),2.17(t,3H,J=18.9Hz),1.39(t,3H,J=7.1Hz)。
調製物13
3-(フルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000037
スキーム3、ステップA~B:Dess-Martinペルヨージナン(11.0g、25.9mmol)を、DCM(100mL)中の2-フルオロエタノール(1.5g、23mmol)の溶液に加え、周囲温度で30分間撹拌する。この後、炭酸水素ナトリウム(12.2g、145mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(4.7g、68mmol)を加え、反応物を一晩撹拌する。得られた溶液を珪藻土で濾過し、DCM約20mLですすぎ洗いする。得られた溶液は、中間体オキシムへの100%の変換を想定してそのまま使用する。
得られた混合物に、4滴のピリジン、続いてNCS(2.9g、22mmol)を加える。混合物を周囲温度で6時間撹拌し、40℃で75分以上加熱する。反応混合物を冷却して周囲温度に戻し、次いで3-(ジメチルアミノ)プロパ-2-エン酸エチル(5.0mL,34mmol)で処理し、続いてTEA(5.0mL,36mmol)の一部で処理する。得られた混合物を45分間撹拌し、真空下で濃縮し、MTBEおよびヘキサンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を無色の揮発性油として得る(694mg、収率17%)。H NMR(CDCl)δ8.95(s,1H),5.70(d,2H,J=46Hz),4.38(q,2H,J=7.1Hz),1.39(t,3H,J=7.1Hz)。
調製物14
3-(1,1-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000038
スキーム3、ステップC:3-(1,1-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル(1.00g,4.09mmol)をTHF(2mL)およびMeOH(2mL)に溶解し、0℃に冷却する。5Nの水性NaOH(1.3mL、6.55mmol)を加え、反応混合物を15分間撹拌する。反応混合物を水で希釈し、EtOAcで洗浄する。水層を5NのHCl水溶液(1.3mL)で酸性化し、EtOAc(50mL)で抽出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、無色の油を得る。油を水(5mL)に懸濁し、超音波処理して、水に懸濁した濃い白色の沈殿物を得る。得られた懸濁液を凍結し、凍結乾燥して、標題化合物を白色の固体として得る(427mg、59%)。ES/MS(m/z)=176(M-H)。
調製物15
3-(フルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000039
スキーム3、ステップC:3-(フルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル(694mg、4.0mmol)のMeOH(4mL)、THF(4mL)および水(3mL)の溶液を氷浴で冷却する。次に、混合物を5MのNaOH水溶液(0.96mL、4.8mmol)で処理する。10分後、反応物を周囲温度で30分間撹拌し、5MのHCl水溶液1.2mLを加えて酸性化する。混合物を水で希釈し、EtOAcで2回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮して、標題化合物を白色の固体として得る(506mg、収率87%)。H NMR(DMSO-d)δ13.39(br s,1H),9.62(s,1H),5.60(d,2H,J=46Hz)。
調製物16
2,2-ジフルオロアセトアルデヒドオキシム
Figure 0007291226000040
スキーム4、ステップAおよびB:オーブンで乾燥させた1Lフラスコに、2,2-ジフルオロ酢酸エチル(25.4mL、242mmol)およびジエチルエーテル(40mL)を加え、混合物を-78℃に冷却する。混合物に水素化アルミニウムリチウム(THF中の1M溶液、61.0mL、61.0mmol)を滴下漏斗を介して25分かけて滴下する。滴下漏斗をさらにジエチルエーテル(5mL)で洗浄し、滴下する。2時間45分後、EtOH(6mL)をゆっくりと加えて反応をクエンチし、室温で20分間撹拌する。次に混合物を砕いた氷(200mL)中の濃硫酸(15mL)の混合物に注ぐ。5分間撹拌した後、混合物をジエチルエーテル(150mL)で希釈し、分液漏斗に注ぎ、層を分離する。水層をもう一度ジエチルエーテル(200mL)で抽出し、合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、45mLの体積の中間体1-エトキシ-2,2-ジフルオロエタノールを想定された定量的な収率で得る。
別の500mLの丸底フラスコで、ヒドロキシルアミン塩酸塩(19.32g、278.0mmol)および炭酸水素ナトリウム(23.4g、279mmol)を水(60mL)に溶解し、氷水浴で冷却する。急速に撹拌された溶液に、前述の1-エトキシ-2,2-ジフルオロエタノール(242mmol)の溶液を、シリンジを介して定常流で加える。混合物を室温で1時間50分撹拌し、その時点で水溶液をジエチルエーテル(2×50mL)で抽出し、合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過する。次に、大気圧での短経路蒸留によって揮発性物質の大部分を除去し、THFおよびエタノールで汚染された液体として標題化合物を得る(E/Z異性体の12.5:1混合物、17.35g、残留溶媒基準で40質量%で概算して30%)。H NMR(CDCl)主要な異性体δ8.52(s,1H),7.50(m,1H),6.16(dt,J=54.1Hz,6.4Hz,1H)。マイナーな異性体δ8.68(s,1H)、6.94(m,1H),6.75(dt,J=53.8Hz,5.3Hz,1H)。
調製物17
3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000041
スキーム4、ステップC:標題化合物は、2,2-ジフルオロアセトアルデヒドオキシムから、本質的に調製物12の方法と同様の方法で調製される(3.375g、32%)。H NMR(CDCl)δ9.01(s,1H),7.08(t,J=52.7Hz,1H),4.40(q,J=7.2Hz,2H),1.40(t,J=7.2Hz,3H)。
調製物18
3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000042
スキーム4、ステップDおよびE:3-ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル(1.98g、10.4mmol)のジエチルエーテル(50mL)溶液を氷水浴で冷却する。混合物に水素化ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液、22.8mL、22.8mmol)を加える。45分後、追加の水素化ジイソブチルアルミニウム(1.0Mヘキサン溶液,1.0mL,1.0mmol)を加える。混合物をさらに15分間撹拌し、次いで1MのHCl水溶液でクエンチする。得られた混合物を約15分間撹拌し、分液漏斗に移し、ジエチルエーテルで3回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。
得られた粗製の[3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-イル]メタノール(10.4mmolと推定)をアセトン(18mL)に溶解し、氷水浴で冷却する。この溶液に、濃硫酸(1.4mL)および水(4.2mL)の混合物中の三酸化クロム(1.53g,15.3mmol)の溶液を滴下して加える。得られた溶液を室温で4時間40分急速に撹拌する。この時点で、水を加え、混合物をEtOAcで3回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、十分に純粋な標題化合物を低融点の白色の固体として得る(1.426g、83%)。H NMR(d-DMSO)δ13.67(br s,1H),9.76(s,1H),7.40(t,J=52.3Hz,1H)。
調製物19
3-[2-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチル]イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000043
スキーム5、ステップAおよびB:3-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシプロパン-1-オール(5.0g、26.3mmol)のDCM(130mL)溶液に、Dess-Martinペルヨージナン(12.33g、28.2mmol)を加える。この混合物を室温で35分間撹拌する。次に反応物に炭酸水素ナトリウム(11.5g,137mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(5.5g,79mmol)を加える。3.5時間後、チオ硫酸ナトリウム(22g)および水(100mL)で反応をクエンチする。5分間撹拌した後、混合物を分液漏斗に移し、層を分離する。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。
得られた粗製オキシムをクロロホルム(80mL)に溶解し、4滴のピリジン、続いてNCS(3.35g、25.1mmol)を加える。反応物を45℃で1時間加熱し、次いで室温に冷却する。混合物に、3-(ジメチルアミノ)プロパ-2-エン酸エチル(4.6g,32mmol)のクロロホルム(4mL)溶液、続いてトリエチルアミン(5.50mL,39.5mmol)を加える。1時間25分後、混合物を真空で濃縮する。得られた残留物を、ヘキサンおよびMTBEで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を無色の油として得る。ES/MS(m/z):300.0(M+H)。
調製物20
3-(2,2-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000044
スキーム5、ステップC、D、およびE:3-[2-[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシエチル]イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル(2.72g、純度90%、8.18mmol)のEtOH(40mL)溶液に、4MのHClのMeOH(20mL,80mmol)溶液を加える。15分後、混合物を真空で濃縮し、EtOAcと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配する。水相をもう一度EtOAcで抽出し、DCMで1回抽出する。合わせた有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮して、得られた粗アルコールを得る。
次に粗アルコールをDCM(60mL)に溶解し、Dess-Martinペルヨージナン(3.77g、8.62mmol)で処理する。得られた混合物を周囲温度で35分間撹拌し、チオ硫酸ナトリウム(6.0g、38mmol)および50mLの水でクエンチする。この混合物をDCMで抽出する。有機物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物を、DCMおよびアセトンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製する。得られた物質をDCM(50mL)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で激しく撹拌する。混合物を相分離器に通して濾過し、有機層を真空で濃縮して、不純なアルデヒド生成物を含む淡黄色の油とする。
粗アルデヒド中間体をDCM(50mL)に溶解し、ドライアイス/アセトン浴中で-25℃に冷却する。DAST(2.50mL,18.9mmol)を滴下して撹拌し、冷却浴を徐々に温める。30分後、追加のDAST(0.8mL,6mmol)を加え、浴温は約-10℃とする。さらに40分間撹拌した後、反応混合物を-40℃に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で注意深くクエンチする。混合物を室温に温め、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、DCMで3回抽出する。合わせた有機物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でもう一度洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物を、ヘキサンおよびMTBEで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を無色の油状物として得る(479mg、全収率28%)。H NMR(CDCl)δ8.94(s,1H),6.28(tt,1H,J=56.2Hz,4.8Hz),4.37(q,2H,J=7.2Hz),3.57(td,2H,J=15.5Hz,4.8Hz),1.40(t,3H,J=7.2Hz)。
調製物21
3-(2,2-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000045
スキーム5、ステップF:標題化合物は、調製物15の方法と本質的に類似の方法で、3-(2,2-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチルから調製される。H NMR(DMSO-d)δ13.40(br s,1H),9.58(s,1H),6.43(tt,1H,J=56.0Hz,4.5Hz),3.54(td,2H,J=16.8Hz,4.5Hz)。
調製物22
3-(2-フルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000046
スキーム3、ステップAおよびB:標題化合物は、本質的に調製物13の方法と同様の方法で、3-フル、オロプロパン-1-オールから調製される。H NMR(CDCl)δ8.91(s,1H),4.82(dt,2H,J=46.6Hz,6.3Hz),4.36(q,2H,J=7.1Hz),3.40(dt,2H,J=22.0Hz,6.3Hz),1.39(t,3H,J=7.1Hz)。
調製物23
3-(2-フルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000047
スキーム3、ステップC:標題化合物は、調製物15の方法と本質的に類似の方法で、3-(2-フルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチルから調製される。H NMR(CDCl)δ9.01(s,1H),4.85(dt,2H,J=46.6Hz,6.3Hz),3.40(dt,2H,J=22.1Hz,6.3Hz)。
調製物24
3-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000048
スキーム6、ステップA、B、およびC:2-フルオロ-2-メチル-プロパン酸メチル(5.0mL、41.6mmol)を含む丸底フラスコに、ジエチルエーテル(100mL)を加える。フラスコを窒素下に置き、0℃の氷浴で冷却する。混合物に水素化アルミニウムリチウム(THF中2.0M、25mL、50mmol)を加える。1時間後、反応を水(1.9mL)、続いて5MのNaOH水溶液(1.9mL)、次に水(5.7mL)でクエンチし、得られた混合物を25分間撹拌する。硫酸マグネシウムを反応物に加え、混合物を珪藻土およびシリカゲルで濾過し、DCMで溶出する。得られた溶液を約50%濃縮し、2-フルオロ-2-メチル-プロパン-1-オールの定量的な収率を想定して(41.6mmolと推定)次のステップに直接使用する。
この溶液にDess-Martinペルヨージナン(18.54g,43.7mmol)を加え、得られた混合物を室温で30分間撹拌する。混合物に炭酸水素ナトリウム(17.48g、208.2mmol)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(8.68g、124.9mmol)を加える。混合物を一晩撹拌し、10%チオ硫酸ナトリウム水溶液を加えてクエンチする。混合物をジエチルエーテルで抽出する。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で3回洗浄し、次に飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗製オキシムの黄色溶液を得る。これは、定量的な収率を想定して次のステップで直接使用される。
粗製オキシムを含む丸底フラスコに、クロロホルム(41mL)および20滴のピリジン、続いてNCS(5.56g、41.6mmol)を加える。得られた薄緑色の溶液を45℃で90分間加熱する。混合物に、3-(ジメチルアミノ)プロパ-2-エン酸エチル(7.15mL,49.9mmol)のクロロホルム(43mL)溶液を一度に加える。次に、混合物にTEA(11.6mL、83.2mmol)を滴下し、オレンジ色の溶液を生成する。混合物を50℃で120分間加熱し、次いで周囲温度で一晩撹拌する。反応物を真空で濃縮し、粗物質の第2ロットと組み合わせる(同一経路で合成、8.33mmolの2-フルオロ-2-メチル-プロパノエートで開始)。粗物質を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で希釈し、DCMで2回抽出する。有機物を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物を、ヘキサンおよびMTBEで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、標題化合物を無色の油状物として得る(1.27g、全収率13%)。ES/MS(m/z):202.0(M+H)。
調製物25
3-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000049
スキーム6、ステップD:標題化合物は、調製物15の方法と本質的に類似の方法で、3-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチルから調製される。H NMR(DMSO-d)δ13.9(br s,1H),9.57(s,1H),1.80(d,6H,J=22Hz)。
調製物26
(2-シクロプロピル-2-オキソ-エチル)ベンゾエート
Figure 0007291226000050
スキーム7、ステップA:DMF(500mL)中の安息香酸(32.3g、262mmol)および炭酸カリウム(74g、524.7mmol)の混合物に、2-ブロモ-1-シクロプロピルエタノン(45g、262.2mmol)を滴下する。得られた混合物を周囲温度で20時間撹拌し、次に水で希釈する。混合物をジエチルエーテル(5×200mL)で抽出し、合わせた有機層を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。粗製残留物をジエチルエーテル(20mL)で希釈し、600mLのヘキサンで沈殿させ、濾過し、さらにヘキサンですすぎ、乾燥させる。得られた濾液を再び真空で濃縮し、ヘキサンで粉砕し、濾過する。得られた固体を合わせて、標題化合物をオフホワイトの固体として得る(43.6g、収率81%)。H NMR(CDCl)δ8.13(m,2H),7.61(m,1H),7.50(m,2H),5.08(s,2H),2.07(m,1H),1.20(m,2H),1.02(m,2H)。
調製物27
(2-シクロプロピル-2,2-ジフルオロ-エチル)ベンゾエート
Figure 0007291226000051
スキーム7、ステップB:DCE(250mL)中の(2-シクロプロピル-2-オキソ-エチル)ベンゾエート(43g、210.6mmol)の溶液に、DAST(104g、611mmol)を加える。混合物を窒素でパージし、次に75℃に加熱する。18時間後、反応物を周囲温度に冷却し、氷水浴中で10分間冷却する。次に、混合物を、0℃の飽和炭酸水素ナトリウム水溶液500mLに撹拌しながらゆっくりと注ぐ。さらに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)を加える。層を分離し、水層をDCMで3回抽出する。合わせた有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で3回、1NのHCl水溶液で1回、再び飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、最後に飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。粗物質を、DCMおよびヘキサンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物をオレンジ色の液体として得る(7.3g、収率16%)。H NMR(CDCl)δ8.12(m,2H),7.61(m,1H),7.50(m,2H),4.60(t,2H,J=12.2Hz),1.38(m,1H),0.77(m,2H),0.68(m,2H)。
調製物28
3-[シクロプロピル(ジフルオロ)メチル]イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000052
スキーム7、ステップC、D、およびE:(2-シクロプロピル-2,2-ジフルオロ-エチル)ベンゾエート(7.5g、33mmol)のMeOH(20mL)溶液に、5NのNaOH水溶液(13mL、65mmol)を加える。混合物を周囲温度で15分間撹拌し、その時点で水で希釈し、ジエチルエーテルで3回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、0℃で真空で濃縮して、粗2-シクロプロピル-2,2-ジフルオロ-エタノールを淡いオレンジ色の液体として得る。
得られた粗液体をDCM(100mL)に溶解し、Dess-Martinペルヨージナン(14.3g、32.7mmol)を少しずつ加える。混合物を窒素下、周囲温度で1時間撹拌する。混合物に炭酸水素ナトリウム(15.8g、186mmol)、続いてヒドロキシルアミン塩酸塩(6g、82.9mmol)および水(20mL)を加える。反応物をさらに50分間撹拌し、水で希釈し、飽和チオ硫酸ナトリウムで2回洗浄する。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、0℃で真空で濃縮して、粗2-シクロプロピル-2,2-ジフルオロアセトアルデヒドオキシムを淡いオレンジ色の液体として得る(3.1g、質量回収率に基づいて88%の収率を想定)
得られた物質をDMF(100mL)に溶解し、混合物にNCS(3.2g、23mmol)を加える。混合物を窒素下に置き、50℃で1.5時間加熱し、次に周囲温度で一晩撹拌する。次に混合物をジエチルエーテルで希釈し、10%LiCl水溶液で洗浄する。層を分離し、水層をジエチルエーテルでさらに2回抽出する。合わせた有機層を10%LiCl水溶液で3回、飽和塩化ナトリウム水溶液で1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、真空で濃縮して、粗2-シクロプロピル-2,2-ジフルオロ-N-ヒドロキシ-アセトイミドイルクロリドを得る。EtOAc(200mL)を加え、混合物にエチル3-(N,N-ジメチルアミノ)アクリレート(2.8mL,19mmol)を加え、続いて炭酸水素ナトリウム(2.8g,33mmol)を急速に撹拌しながら加える。この混合物を室温で3時間撹拌する。次に、混合物を1Nの重硫酸カリウム水溶液で2回、0.05Mの炭酸ナトリウム水溶液で2回、および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。残留物を、ヘキサンおよびMTBEで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を無色の液体として得る(1.82g,全体の収率24%)。H NMR(CDCl)δ8.99(s,1H),4.39(q,2H,J=7.1Hz),2.02(m,1H),1.39(t,3H,J=7.1Hz),0.91(m,2H),0.75(m,2H)。
調製物29
3-[シクロプロピル(ジフルオロ)メチル]イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000053
スキーム7、ステップF:標題化合物は、調製物15の方法と本質的に類似の方法で、3-[シクロプロピル(ジフルオロ)メチル]イソオキサゾール-4-カルボン酸エチルから調製される。H NMR(CDCl)δ9.11(s,1H),2.02(m,1H),0.93(m,2H),0.76(m,2H)。
調製物30
3-(1-メチルシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000054
スキーム3、ステップAおよびB:DCM(88mL)中のPCC(19.35g、87.1mmol)の懸濁液に、DCM(33mL)中の(1-メチルシクロプロピル)メタノール(6.76mL、69.6mmol)の溶液を加える。得られた黒色の溶液を周囲温度で2時間撹拌する。次に、反応混合物をシリカのパッドを通して濾過し、DCMですすぎ、1-メチルシクロプロパンカルバルデヒドの溶液を得、これを次のステップで直接使用する。
別のフラスコに炭酸カリウム(5.8g、41.8mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(5.3g、76.5mmol)、水(100mL)、およびMeOH(100mL)を加える。泡立ちが収まった後、反応混合物に上記の1-メチルシクロプロパンカルバルデヒドの粗溶液を加える。30分後、混合物を分液漏斗に移し、水で希釈する。混合物をジエチルエーテルで2回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して粗1-メチルシクロプロパンカルバルデヒドオキシムを得、これを定量的な収率を想定してさらに精製せずに使用する。
得られた粗製残留物をクロロホルム(70mL)に溶解し、混合物にNCS(9.31g,69.7mmol)を加える。次に、混合物を45℃まで2時間加熱する。次に反応物に、3-(ジメチルアミノ)プロパ-2-エン酸エチル(12mL,83.8mmol)のクロロホルム(69mL)溶液を加え、続いてTEA(19.5mL,140mmol)を滴下する。添加の完了時に、混合物を50℃まで2時間加熱し、室温まで冷却して、3日間撹拌する。反応混合物を真空で濃縮し、DCMに溶解する。この粗物質を、11.6mmolスケールで同じ経路で合成した別のロットと組み合わせる。合わせたロットをDCMと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配し、水層をDCMで3回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物を、ヘキサンおよびMTBEで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を無色の油として得る(4.94g,31%全収率)。ES/MS(m/z):196.0(M+H)。
調製物31
3-(1-メチルシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000055
スキーム3、ステップC:標題化合物は、調製物15の方法と本質的に類似の方法で、3-(1-メチルシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチルから調製される。H NMR(DMSO-d)δ13.03(s,1H),9.41(s,1H),1.40(s,3H),0.96(m,2H),0.73(m,2H)。
調製物32
3-(1-フルオロシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000056
スキーム8、ステップA、B、およびC:丸底フラスコで、1-フルオロシクロプロパンカルボン酸(5.5g、53mmol)をTHF(180mL)に溶解し、0℃に冷却し、水素化アルミニウムリチウム(THF中の2M、27mL、54mmol)で処理する。反応物を周囲温度まで温め、一晩撹拌する。反応を水(2.2mL)、続いて1NのNaOH水溶液(2.2mL)、最後に水(7mL)を滴下してクエンチする。硫酸マグネシウム(約5g)を加え、溶液を1時間撹拌する。次に混合物を珪藻土のパッドで濾過し、DCMで洗浄し、濾液を真空中で注意深く濃縮して粗(1-フルオロシクロプロピル)メタノールを得、これをさらに精製せずに使用する。
得られた粗物質をシリカゲル(11g、183mmol)を含むDCM(100mL)に溶解する。混合物をPCC(14.3g、64.4mmol)で処理し、混合物を2時間撹拌する。この時点で追加のPCC(5g,23.3mmol)を加え、反応物を一晩撹拌する。追加のPCC(3g,13.9mmol)を加え、混合物を5時間撹拌する。次に、混合物をDCMで希釈し、珪藻土およびシリカゲルのパッドで濾過して、1-フルオロシクロプロパンカルバルデヒドのDCM溶液を得、これを次のステップに直接使用する。
丸底フラスコ中で、ヒドロキシルアミン塩酸塩(3.6g、52mmol)および炭酸カリウム(4.6g、33mmol)を水(50mL)およびMeOH(50mL)に溶解する。泡立ちが収まった後、1-フルオロシクロプロパンカルバルデヒドの前述の溶液を加え、反応物を周囲温度で一晩撹拌する。次に、混合物を、4.80mmolの1-フルオロシクロプロパンカルボン酸から出発して、同じ経路で製造された別のロットの粗製オキシムと合わせる。合わせた混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで3回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、粗1-フルオロシクロプロパンカルバルデヒドオキシムを淡黄色の油として得、これをさらに精製せずに次のステップで使用する。
粗製オキシムをクロロホルム(50mL)に溶解し、ピリジン(0.3mL,4mmol)およびNCS(6.6g,49mmol)で処理する。混合物を窒素下で撹拌し、45℃で1.5時間加熱する。混合物に、3-(ジメチルアミノ)プロパ-2-エン酸エチル(7.9mL,55mmol)のクロロホルム(20mL)溶液を加え、続いてTEA(13mL,93.3mmol)を加える。混合物を50℃まで2時間加熱し、室温まで冷却して、3日間撹拌する。次に混合物を真空で濃縮し、飽和炭酸水素ナトリウムで希釈し、DCMで3回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物を、ヘキサンおよびMTBEで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、標題化合物を無色の液体として得る(3.4g、収率35%)。ES/MS(m/z):200.0(M+H)。
調製物33
3-(1-フルオロシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000057
スキーム8、ステップD:標題化合物は、調製物15の方法と本質的に類似の方法で、3-(1-フルオロシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボン酸エチルから調製される。H NMR(DMSO-d)δ13.28(br s,1H),9.61(s,1H),1.45(m,2H),1.26(m,2H)。
調製物34
3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸
Figure 0007291226000058
スキーム3、ステップA~D:標題化合物は、調製物30および15に見られる方法と本質的に類似の方法で、(3,3-ジフルオロシクロブチル)メタノールから調製される。H NMR(DMSO-d)δ13.24(br s,1H),9.52(s,1H),3.74(m,1H),2.83-3.08(m,4H)。
調製物35
3-シクロプロピル-2-ヒドロキシイミノ-3-オキソ-プロパン酸エチル
Figure 0007291226000059
スキーム9、ステップA:3-シクロプロピル-3-オキソ-プロパン酸エチル(4.78g、30.6mmol)を酢酸(30mL)に溶解し、溶液を8℃に冷却する。亜硝酸ナトリウム(3.17g,45.9mmol)の水(10mL)溶液を、温度を15℃未満に保ちながら滴下する。混合物を5℃に冷却し、周囲温度に温め、18時間撹拌する。粗反応混合物を、激しく撹拌したEtOAcおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の混合物に注ぐ。ガスの発生が止まった後、混合物を分離し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム、続いて飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、標題化合物を淡黄色の液体として得る(5.70g,100%)。ES/MS(m/z):186.0(M+H)。
調製物36
2-ヒドロキシイミノ-4-メチル-3-オキソ-ペンタン酸エチル
Figure 0007291226000060
スキーム9、ステップA:標題化合物は、調製物35に見られる方法と本質的に類似の方法でイソブチリル酢酸エチルから調製される。ES/MS m/z188.0(M+H)。
調製物37
2-ヒドロキシイミノ-3-オキソ-ペンタン酸メチル
Figure 0007291226000061
スキーム9、ステップA:標題化合物は、調製物35に見られる方法と本質的に類似の方法でメチル3-オキソバレレートから調製される。ES/MS m/z160.0(M+H)。
調製物38
4,4-ジフルオロ-2-ヒドロキシイミノ-3-オキソ-ブタン酸エチル
Figure 0007291226000062
スキーム9、ステップA:標題化合物は、調製物35に見られる方法と本質的に類似の方法で、4,4-ジフルオロ-3-オキソ-ブタン酸エチルから調製される。ES/MS m/z196.0(M+H)。
調製物39
3-シクロプロピル-2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)プロパン酸エチル
Figure 0007291226000063
スキーム9、ステップB:3-シクロプロピル-2-ヒドロキシイミノ-3-オキソ-プロパン酸エチル(2.65g、14.3mmol)をEtOH(70mL)およびヒドロキシルアミン塩酸塩(2.98g、42.9mmol)に溶解し、酢酸ナトリウム(2.35g、28.6mmol)を加える。混合物を80℃に18時間加熱し、次に周囲温度に冷却し、真空中で約10mLの体積に濃縮する。EtOAcおよび水を加える。層を分離し、有機層を水で4回、続いて飽和塩化ナトリウムで洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、標題化合物を黄色の粗油として得る(1.17g,41%)。ES/MS(m/z):201.0(M+H)。
調製物40
2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)-4-メチルペンタン酸エチル
Figure 0007291226000064
スキーム9、ステップB:標題化合物は、調製物39に見られる方法と本質的に類似の方法で、2-ヒドロキシイミノ-4-メチル-3-オキソ-ペンタン酸エチルから調製される。ES/MS m/z203.0(M+H)。
調製物41
2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)ペンタン酸メチル
Figure 0007291226000065
スキーム9、ステップB:標題化合物は、調製物39に見られる方法と本質的に類似の方法で、2-ヒドロキシイミノ-3-オキソ-ペンタン酸メチルから調製される。ES/MS m/z175.0(M+H)。
調製物42
4,4-ジフルオロ-2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)ブタン酸エチル
Figure 0007291226000066
スキーム9、ステップB代替手順:圧力ボトルに、4,4-ジフルオロ-2-ヒドロキシイミノ-3-オキソ-ブタン酸エチル(43g、132mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩(41g、584mmol)、EtOH(150mL)およびジオキサン中の4MのHCl(600mmol,150mL)を加える。ボトルを密閉し、出発物質が完全に消費されるまで混合物を50℃で撹拌する。室温まで冷却した後、過剰のヒドロキシルアミン塩酸塩を濾別し、ジエチルエーテルですすぐ。濾液を40℃で真空で濃縮する。残留物を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で注意深く中和し、ジエチルエーテルで抽出する。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過する。溶媒を減圧下で除去し、残留物をEtOAcおよびDCMで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、標題化合物を黄色の液体として得る(4.9g,18%)。ES/MS(m/z):211.0(M+H)。
調製物43
4,4,4-トリフルオロ-2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)ブタン酸エチル
Figure 0007291226000067
スキーム9、ステップA、B:亜硝酸ナトリウム(4.5g、64.6mmol)の水(27mL)溶液を、酢酸(36mL)中の4,4,4-トリフルオロアセト酢酸エチル(10.0g、53.8mmol)の0℃溶液に滴下する。反応物を周囲温度までゆっくりと温め、5時間撹拌する。混合物に水(100mL)を加え、混合物をジエチルエーテル(4×100mL)で抽出する。合わせた有機抽出物を飽和炭酸水素ナトリウム(5×50mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物をヘキサンおよびEtOAcで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製し、不純な生成物(10.13g)を得、これをさらに精製せずに次のステップに使用する。
得られた残留物をEtOH(240mL)に溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩(9.75g、140mmol)および酢酸ナトリウム(7.85g)を加える。混合物を80℃まで加熱する。5時間後、混合物を室温まで冷却し、濾過し、真空で濃縮する。残留物をジエチルエーテル(400mL)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(1×100mL)で洗浄する。水層をジエチルエーテル(100mL)で抽出し、合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。残留物を、ヘキサンおよびEtOAcで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製し、標題化合物を2つの異性体の混合物として赤みがかった油状物として得る(2.58g、全体収率24%)。H NMR(DMSO-d)δ13.46(s,1H),13.15(s,1H),4.25(q,2H,J=7.0),4.0(q,2H,J=7.1Hz),1.24(t,3H,J=7.1Hz),1.18(t,3H,J=7.1Hz)。
調製物44
4-シクロプロピル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000068
スキーム9、ステップC:3-シクロプロピル-2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)プロパン酸エチル(1.17g、5.84mmol)をTHF(23mL)に溶解し、CDI(1.42g、8.77mmol)を加える。混合物を周囲温度で2時間撹拌する。混合物を真空で濃縮し、次にヘキサンおよびEtOAcで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、標題化合物を無色の油として得る(90mg、8%)。H NMR(CDCl3)δ4.50(q,J=7.0Hz,2H),2.36-2.45(m,1H),1.45(t,J=7.2Hz,3H),1.14-1.19(m,2H),1.08-1.13(m,1H)。13C NMR(CDCl3)δ158.8,158.3,147.1,62.8,14.1,11.9,10.2,4.7。
調製物45
4-イソプロピル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000069
スキーム9、ステップC:標題化合物は、調製物44に見られる方法と本質的に類似の方法で、2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)-4-メチル-ペンタン酸エチルから調製される。H NMR(CDCl3)δ4.50(q,J=7.1Hz,2H),3.47-3.54(m,1H),1.45(t,J=7.2Hz,3H),1.41(s,3H),1.39(s,3H)。
調製物46
4-エチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸メチル
Figure 0007291226000070
スキーム9、ステップC:標題化合物は、調製物44に見られる方法と本質的に類似の方法で、2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)ペンタン酸メチルから調製される。H NMR(d6-DMSO)δ3.95(s,3H),2.96(q,J=7.5Hz,2H),1.29(t,J=7.4Hz,3H)。13C NMR(d6-DMSO)δ159,157,148,54,18,12。
調製物47
4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000071
スキーム9、ステップC:標題化合物は、調製物44に見られる方法と本質的に類似の方法で、4,4-ジフルオロ-2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)ブタン酸エチルから調製される。H NMR(d6-DMSO)δ7.47(t,J=51.71Hz,1H),4.46(q,J=7.1 Hz,2H),1.37(t,J=7.1Hz,3H)。13C NMR(d6-DMSO)δ156,151,147,110,108,105,63,14。
調製物48
4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000072
スキーム9、ステップC:標題化合物は、調製物44に見られる方法と本質的に類似の方法で、4,4,4-トリフルオロ-2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)ブタン酸エチルから調製される。H NMR(d6-DMSO)δ4.46(q,J=7.1Hz,2H),1.35(t,J=7.1Hz,3H)。19F NMR(d6-DMSO)δ60.46(3F)。
調製物49
4-エチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸
Figure 0007291226000073
スキーム9、ステップD:THF(10mL)および水(10mL)中の4-エチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸メチル(438mg、2.81mmol)の混合物に、水(3.5mL,3.5mmol)中の2MのLiOHを加える。混合物を室温で20分間撹拌し、真空で濃縮する。残留物を水で希釈し、ジエチルエーテルで洗浄する。水層を1NのHCl水溶液で酸性化し、ジエチルエーテルで抽出する。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、静置すると固化する油として標題化合物を得る(382mg、96%)。H NMR(DMSO-d6)δ2.96(q,J=7.5Hz,2H),1.27(t,J=7.5Hz,3H)。
調製物50
4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸
Figure 0007291226000074
スキーム9、ステップD、代替手順:マイクロ波バイアルで、エチル4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸(400mg、2.08mmol)を水(5mL)および1,4-ジオキサン(5mL)に溶解する。混合物に濃HCl水溶液(12M、2mL)を加える。バイアルを密閉し、混合物を100℃で約3.5時間撹拌する。室温まで冷却した後、混合物を水で希釈し、ジエチルエーテルで抽出する。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、40%の1,4-ジオキサンを含む標題化合物(365mg、64%)を得る。H NMR(DMSO-d6)δ7.12-6.86(t.J=53Hz,1H)。
調製物51
4-アミノ-N-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000075
スキーム10、ステップA:4-アミノ-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル(2.00g、12.5mmol)にメチルアミン(EtOH中33%、30mL、241mmol)を加える。混合物を10分間加熱還流し、室温で2時間撹拌する。粗反応混合物を、300mg規模で同様に実施した別の反応と合わせ、溶液を真空で濃縮する。得られた暗褐色の固体をMeOHで粉砕して着色不純物を除去する。固体を濾過し、1:1MeOH:ジエチルエーテルで洗浄する。固体を真空オーブン内で乾燥させ、標題化合物を得る(2.01g、収率99%)。H NMR(MeOD)δ2.92(s,3H)。
調製物52
4-クロロ-N-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000076
スキーム10、ステップB:4-アミノ-N-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド(1.00g、7.04mmol)の0℃のアセトニトリル(25mL)溶液に、酢酸(25mL、436mmol)、続いて濃HCl(12M、18.1mL)中のLiCl(895mg、21.1mmol)の溶液を加える。混合物に、亜硝酸ナトリウム(728mg、10.55mmol)の水(1.2mL)溶液を滴下して加える。2時間後、反応物を飽和塩化アンモニウム水溶液(100mL)で希釈する。混合物をEtOAc(3×100mL)で抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で、次に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回、次に飽和塩化ナトリウム水溶液でもう一度洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。得られた粗油をDCM(60mL)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液でもう一度洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空で濃縮して、標題化合物を白色の固体として得る(774mg、収率68%)。H NMR(CDCl)δ6.76(br s,1H),3.07(d,3H,J=5.1Hz)。
調製物53
4-メトキシ-N-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000077
スキーム10、ステップC:4-クロロ-N-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド(333mg、2.06mmol)のMeOH(2mL)を含むフラスコに、ナトリウムメトキシド(MeOH中0.5M、10mL、5mmol)を加える。混合物を50℃で2時間加熱し、反応混合物を濃縮する。粗製残留物をDCMに溶解し、飽和塩化アンモニウム水溶液で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、標題化合物を白色の固体として得る(309mg、収率95%)。ES/MS(m/z)158.0(M+H)。
調製物54
tert-ブチルN-(4-メトキシ-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボニル)-N-メチル-カルバメート
Figure 0007291226000078
スキーム10、ステップD:DCM(5mL)中の4-メトキシ-N-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド(300mg、1.91mmol)の溶液に、DMAP(25mg、0.21mmol)および二炭酸ジ-tert-ブチル(630mg、2.88mmol)を加える。混合物を室温で一晩撹拌する。得られた溶液を真空で濃縮し、DCMおよびヘキサンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を無色の油として得る(420mg、収率82%)。ES/MS(m/z)280.0(M+Na)。
調製物55
6-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピリダジン-4-カルボン酸メチル
Figure 0007291226000079
スキーム11、ステップA:オーブンで乾燥させたフラスコに、6-クロロピリダジン-4-カルボン酸メチル(25.0g、142mmol)、炭酸カリウム(42.0g、303.8mmol)、カルバミン酸tert-ブチル(35.0g、292.7mmol)、Pd(dba)(3.40g、3.71mmol)、およびDTBPF(3.70g、7.72mmol)を加える。フラスコを排気して窒素を再充填し、シリンジでトルエン(270mL)を加える。次に、フラスコの排気、再充填および窒素による排気を3回行い、最後に排気およびアルゴンでの再充填を行う。得られた混合物を75℃で6時間加熱する。この後、反応物を、珪藻土の層で覆われたシリカゲルのプラグを通して濾過し、EtOAcで溶出する。濾液を真空で濃縮して、標題化合物を得る(35.95g,100%)。ES/MS(m/z):254(M+H)。
調製物56
6-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピリダジン-4-カルボン酸
Figure 0007291226000080
スキーム11、ステップB:5NのNaOH水溶液(32.0mL、160mmol)を、6-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピリダジン-4-カルボン酸メチル(35.95g、142mmol)のMeOH(300mL)および水(130mL)を含むフラスコに加え、溶液を10分間撹拌する。この後、回転蒸発によりMeOHを除去する。得られた混合物を水(70mL)で希釈し、DCM(250mL,3×50mL)で洗浄する。水相を丸底フラスコに移し、5NのHCl水溶液(33mL、165mmol)を2分かけて撹拌しながら加えると、濃厚な白色の沈殿物が形成される。沈殿物を真空濾過し、氷冷水(100mL)で洗浄し、吸引下で風乾する。得られた固体をフラスコに移し、アセトン/MeOH(1:1)で共蒸発させ、トルエンで共蒸発させる。得られた薄褐色の固体を40℃の真空オーブンで20時間乾燥させて、標題化合物(28.48g、83%)を得る。ES/MS(m/z):240.0(M+H)。
調製物57
tert-ブチルN-[5-(ヒドロキシメチル)ピリダジン-3-イル]カルバメート
Figure 0007291226000081
スキーム11、ステップC:フラスコ中で、6-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)ピリダジン-4-カルボン酸(13.38g、55.9mmol)をTHF(400mL)およびTEA(9.80mL、70mmol)に溶解する。反応物を排気し、窒素下に置き、0℃に冷却する。クロロギ酸エチル(6.70mL,70mmol)を1.5分かけて加え、続いて15分間撹拌する。次に、反応混合物を-60℃に冷却し、10分間撹拌する。この後、水素化ホウ素ナトリウム(5.91g、156mmol)を加え、続いてMeOH(400mL、20分間-78℃のドライアイス/アセトン浴で冷却)を加える。混合物を30分かけて-30℃まで加温し、その時点で反応を0℃にする。80分後、得られた混合物をアセトン(50mL)でクエンチする。粗混合物を真空で濃縮し、EtOAcおよび飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に分配する。水層をEtOAcでもう一度抽出する。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物を、ヘキサンおよびアセトンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を許容可能な純度の淡黄色固体として得る(7.90g、59%)。ES/MS(m/z):226.0(M+H)。
調製物58
tert-ブチルN-(5-ホルミルピリダジン-3-イル)カルバメート
Figure 0007291226000082
スキーム11、ステップD:tert-ブチルN-[5-(ヒドロキシメチル)ピリダジン-3-イル]カルバメート(7.90g、33.0mmol)のDCM(165mL)中の懸濁液に、Dess-Martinペルヨージナン(16.8g、39.6mmol)、続いて追加のDCM(70mL)を加える。反応混合物を2時間50分撹拌し、その時点で追加のDess-Martinペルヨージナン(1.80g、4.2mmol)を加える。混合物をさらに5分間撹拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(150mL)およびチオ硫酸ナトリウム(29.0g、183.5mmol)でクエンチする。混合物を30分間急速に撹拌し、その後層を分離する。水層をDCMでもう一度抽出する。合わせた有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮して、粗製の標題化合物を得、これをさらに精製せずに使用する(7.36g,100%)。ES/MS(m/z):222.0(M-H)。
調製物59
tert-ブチルN-[5-[[[(2S)-2-アミノ-3,3,3-トリフルオロ-プロピル]アミノ]メチル]ピリダジン-3-イル]カルバメート
Figure 0007291226000083
スキーム11、ステップE:tert-ブチルN-(5-ホルミルピリダジン-3-イル)カルバメート(7.36g、33.0mmol)をDCM(245mL)に溶解する。(2S)-3,3,3-トリフルオロプロパン-1,2-ジアミン二塩酸塩(6.63g,33.0mmol)を加え、続いてTEA(10.1mL,72.4mmol)を加える。得られた混合物を室温で10分間撹拌し、続いて40℃で40分間加熱する。この後、反応物を室温に冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(7.25g、115mmol)、MeOH(30mL)、および酢酸(9.5mL、170mmol)を加える。混合物を20分間撹拌し、次に真空で濃縮する。得られた残留物をDCM(100mL)に溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(100mL)とともに急速に撹拌する。層を分離し、水相をDCM(2×100mL)で抽出する。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮して、標題化合物をオレンジ色の油として得、これをさらに精製せずに使用する(11.1g,100%)。ES/MS(m/z):336.0(M+H)。
調製物60
tert-ブチルN-[5-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]ピリダジン-3-イル]カルバメート
Figure 0007291226000084
スキーム11、ステップF:tert-ブチルN-[5-[[[(2S)-2-アミノ-3,3,3-トリフルオロ-プロピル]アミノ]メチル]ピリダジン-3-イル]カルバメート(11.1g,33.0mmol)をTHF(300mL)に溶解し、65℃で5分間加熱する。次に、CDI(16.1g,99.3mmol)を加え、反応物を50分間撹拌する。この後、熱を取り除き、反応を1NのNaOH(80mL)で注意深くクエンチする。溶媒の約2/3を真空中で除去する。混合物をEtOAcおよび水で希釈し、層を分離し、水層をEtOAcでもう一度抽出する。合わせた有機層を水および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物を、DCMおよびアセトンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を淡黄色の固体として得る(6.88g,58%)。ES/MS(m/z):362.0(M+H)。
調製物61
(4S)-1-[(6-アミノピリダジン-4-イル)メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン塩酸塩
Figure 0007291226000085
スキーム11、ステップG:ジオキサン(200mL、800mmol)中の4MのHClを、MeOH(70mL)中のtert-ブチルN-[5-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]ピリダジン-3-イル]カルバメート(6.88g、19.0mmol)の懸濁液に加え、混合物を50℃に加熱する。80分後、混合物を真空で濃縮し、MeOHに溶解し、再び真空で濃縮する。得られた残留物をMeOH/ヘプタン(2:1)の混合物に溶解し、真空で濃縮する。得られた泡状物を再びMeOHに溶解し、真空で濃縮して、標題化合物を無色の吸湿性粉末として得る(5.44g、96%)。ES/MS(m/z):262.0(M+H)。
調製物62
ベンジルN-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]カルバメート
Figure 0007291226000086
スキーム12、ステップA:3つの反応を並行して設定する。バイアルに、(4S)-1-[(6-アミノピリダジン-4-イル)メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン塩酸塩(700mg、2.35mmol)およびベンジル(S)-(3-ブロモ-1-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-2-オキソプロピル)カルバメート(1.25g、3.1mmol)を加える。次に、THF(14mL)、ホウ酸トリメチル(1.30mL、11.4mmol)、およびDIEA(1.70mL、9.75mmol)を加える。反応バイアルを密閉し、80℃で7.5時間加熱する。3つの反応物を周囲温度に冷却し、合わせ、真空で濃縮する。得られた残留物を、DCMおよびアセトンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーで精製して、標題化合物を淡いオレンジ色の固体として得る(1.70g、42%)。ES/MS(m/z):468.2(M+H)。
調製物63
(4S)-1-[[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン
Figure 0007291226000087
スキーム12、ステップB:水素化容器に、ベンジルN-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]カルバメート(580mg、1.0mmol)、EtOH(15mL)、および10%Pd/C(560mg、0.53mmol)を加える。容器を密閉し、減圧下で排気し、水素を10psiまで充填する。10psiで水素を再び充填する前に、脱気手順を3回繰り返する。室温で1.5時間撹拌した後、混合物を珪藻土のパッドに通し、溶媒を真空で濃縮して、十分な純度の標題化合物(377mg、81%)を得る。ES/MS(m/z):433.2(M+H)。
調製物64
5,5,5-トリフルオロ-2-ヒドロキシイミノ-3-オキソ-ペンタン酸エチル
Figure 0007291226000088
スキーム9、ステップA:標題化合物は、調製物35に見られる方法と本質的に類似の方法で、5,5,5-トリフルオロ-3-オキソ-ペンタン酸エチルから調製される。ES/MS(m/z):228.0(M+H)。
調製物65
5,5,5-トリフルオロ-2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)ペンタン酸エチル
Figure 0007291226000089
スキーム9、ステップB:標題化合物は、調製物39に見られる方法と本質的に類似の方法で、5,5,5-トリフルオロ-2-ヒドロキシイミノ-3-オキソ-ペンタン酸エチルから調製される。ES/MS(m/z):243.0(M+H)。
調製物66
4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル
Figure 0007291226000090
スキーム9、ステップC:標題化合物は、調製物44に見られる方法と本質的に類似の方法で、5,5,5-トリフルオロ-2,3-ビス(ヒドロキシイミノ)ペンタン酸エチルから調製される。H NMR(d6-DMSO)δ4.54(q,J=7.2Hz,2H),4.01(q,J=9.7Hz,2H),1.48(t,J=7.1Hz,3H)。
調製物67
N-(6-クロロ-5-メチル-ピリダジン-3-イル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000091
スキーム13、ステップA:オーバーヘッド撹拌機、内部温度プローブ、および窒素ブランケットを備えた4Lのジャケット付き固定反応器に、6-クロロ-5-メチル-ピリダジン-3-アミン(250g、1.74mol)を固体として加える。反応器に1-メチル-2-ピロリジノン(1.0L)を加え、続いてピリジン(280mL、3.46mol)を加える。混合物を内部温度15℃に冷却し、塩化ピバロイル(280mL、2.29mol)をゆっくりとした流れで加えると、発熱が10~15分かけて35℃に達する。1時間後、混合物をさらに30分間35℃に加温し、次いで15℃に戻す。混合物に水(1.5L)を滴下し、その後混合物を5℃で1時間撹拌する。得られた濃厚なスラリーを濾過して固体を集め、冷水(1L)で洗浄する。固体を窒素圧下で24時間乾燥させて、標題化合物を白色の固体として得る(365g、92%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)228.0/230.0[M+H]
調製物68
N-[6-クロロ-5-[(E)-2-(ジメチルアミノ)ビニル]ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000092
スキーム13、ステップB:N-(6-クロロ-5-メチル-ピリダジン-3-イル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド(34.0g、149mmol)を含むフラスコに、1,1-ジエトキシ-N,N-ジメチル-メタンアミン(100mL、583mmol)およびDMF(13mL)を加える。次に、混合物を窒素雰囲気下で撹拌しながら120℃に加熱する。5時間後、撹拌を止め、混合物を室温で1時間50分放置する。この間、大きな黄色の結晶がフラスコの底に堆積する。得られた固体を濾過し、ジエチルエーテル(150mL)ですすぎ、45℃の真空オーブンで一晩乾燥させて、標題化合物を黄色の結晶固体(25.68g、61%)として得る。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)283.0/285.0[M+H]
調製物69
N-(6-クロロ-5-ホルミル-ピリダジン-3-イル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000093
スキーム13、ステップC:N-[6-クロロ-5-[(E)-2-(ジメチルアミノ)ビニル]ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド(25.58g、90.45mmol)THF(150mL)および水(150mL)の懸濁液に過ヨウ素酸ナトリウム(67.5g,316mmol)を加えると、数分以内に濃厚な白色の沈殿物が形成される。混合物を45分間激しく撹拌する。この後、固体を濾過し、EtOAcですすぐ。得られた濾液を分液漏斗に移し、EtOAcで2回抽出する。合わせた有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で2回洗浄し、MgSOで乾燥させ、真空で濃縮する。得られた残留物を、ヘキサンおよびEtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、標題化合物を薄黄色の固体として得る(19.28g、82%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)242.0/244.0[M+H]
調製物70
N-[6-クロロ-5-(1-ヒドロキシ-2-メトキシ-エチル)ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000094
スキーム13、ステップD:THF(200mL)中のマグネシウム削り屑(12.7g、522mmol)の懸濁液を窒素ガスでパージする。削りくずに1,2-ジブロモエタン(3mL、34.5mmol)を加え、泡立つまで混合物をヒートガンで穏やかに温める。開始時に、追加の1,2-ジブロモエタン(1mL、2.18mmol)を加える。混合物を約20分かけて周囲温度に到達させ、さらに10分間撹拌する。次に混合物に塩化第二水銀(700mg,2.57mmol)を加えると、濁った懸濁液が生じ、これを30分間撹拌し、-15℃のドライアイス/アセトン浴で冷却する。THF(100mL)中のメチルクロロメチルエーテル(35mL,453mmol)の溶液を30分かけて滴下すると、温度が-8℃に上昇する。添加完了後、反応物を-25℃に冷却し、2時間撹拌し、温度を-6℃に上昇させる。別のフラスコで、N-(6-クロロ-5-ホルミル-ピリダジン-3-イル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド(21g、86.9mmol)をTHF(100mL)に溶解し、窒素下に置き、-78℃に冷却する。カニューレを介して前述のグリニャール試薬溶液を加えると、沈殿物が形成される。添加後、冷却浴を取り除き、反応物を周囲温度で20分間撹拌する。飽和NHCl水溶液を加えて反応をクエンチし、EtOAcで2回抽出する。合わせた有機層を飽和NHCl水溶液、続いて飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSO4で乾燥させ、真空で濃縮する。粗物質をEtOAc(150mL)およびヘキサン(200mL)で粉砕し、固体を濾過により集める。濾液を濃縮し、ヘキサンおよびEtOAcで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製する。精製した物質および最初に集めた固体を合わせて、標題化合物(13.66g、55%)を得る。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)288.0/290.0[M+H]
調製物71
N-[6-クロロ-5-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000095
スキーム13、ステップE~G:DCM(500mL)中のN-[6-クロロ-5-(1-ヒドロキシ-2-メトキシ-エチル)ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド(13.66g、47.47mmol)の溶液に、Dess-Martinペルヨージナン(27.0g,61.7mmol)を加える。混合物を窒素下、周囲温度で撹拌する。3時間後、チオ硫酸ナトリウム(31g、193mmol)、続いて飽和NaHCO水溶液で反応をクエンチし、1時間撹拌する。層を分離し、有機層を飽和水性Na、飽和NaHCO水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄する。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。得られたケトンをさらに精製せずに使用する。ES/MS(m/z):286.0(M+H)。
粗ケトンおよび(2S)-3,3,3-トリフルオロプロパン-1,2-ジアミン二塩酸塩(14.6g,72.6mmol)をイソプロピルアルコール(150mL)に懸濁する。トリエチルアミン(21mL、149mmol)を加え、混合物を75℃で2時間撹拌し、次に周囲温度で一晩撹拌する。混合物を真空で濃縮し、MeOH(250mL)に溶解する。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(17.8g、269mmol)を少しずつ加えると、ガスが発生する。得られた懸濁液を5分間撹拌し、酢酸(20mL、346mmol)を加える。反応物を撹拌しながら40℃で30分間加熱し、その時点で冷却し、真空で濃縮する。残留物をDCM(200mL)で希釈し、激しく撹拌しながら飽和NaHCO水溶液で中和する。層を分離し、水層をDCM(2×50mL)で抽出する。合わせた有機層を飽和NaHCO水溶液(50mL)および飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。得られたジアミンをさらに精製せずに使用する。ES/MS(m/z):398.0(M+H)。
粗ジアミンをTHF(150mL)に溶解し、60℃に加熱する。混合物に、1,1’-カルボニルジイミダゾール(19.4g,116mmol)を少しずつ加える。反応物をこの温度で1時間撹拌し、その時点で反応物を周囲温度に冷却する。5Nの水酸化ナトリウム(25mL、125mmol)を加え、混合物を2分間撹拌する。反応物をEtOAcで希釈し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液で3回洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。残留物を、ヘキサンおよびアセトンで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、2番目に溶出するジアステレオマーを収集して、標題化合物を得る(7.74g、38%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)424.0/426.0[M+H]
調製物72
ベンジルN-[(S)-[6-クロロ-7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]カルバメート
Figure 0007291226000096
スキーム13、ステップHおよびI:還流冷却器を備えた2首丸底フラスコ中の、N-[6-クロロ-5-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド(7.7g、18mmol)のMeOH(20mL)溶液に、5Mの塩酸水溶液(70mL、350mmol)を加える。混合物を110℃で30分間加熱する。冷却後、反応混合物を真空で濃縮し、次にMeOHで1回共蒸発させる。次に残留物を最小量のMeOHに溶解し、EtOAcで希釈する。混合物を5NのNaOHの添加により塩基性化し、次いでEtOAcで3回抽出する。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、粗製アミンを得、これを精製せずに次のステップで使用する。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)340.0/342.0[M+H]
粗アミンを、ベンジルN-[(1S)-3-ブロモ-1-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-2-オキソ-プロピル]カルバメート(7.71g、19.1mmol)および炭酸水素ナトリウム(4.1g、48mmol)と一緒にTHF(100mL)に溶解する。得られた混合物を70℃に加熱し、窒素下で一晩撹拌する。混合物を室温に冷却し、得られた固体を反応物から濾別し、DCMで洗浄する。濾液を真空で濃縮し、得られた残留物をDCMおよびMeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、標題化合物を得る(9.04g,77%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)645.2/647.2[M+H]
調製物73
(4S)-1-[(1S)-1-[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]-2-メトキシ-エチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン塩酸塩
Figure 0007291226000097
スキーム13、ステップJ:圧力ボトルに5%パラジウム炭素(2.1g,0.99mmol)を加える。触媒に、ベンジルN-[(S)-[6-クロロ-7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]カルバメート(9.0g、13.12mmol)を窒素下で冷却したMeOH(100mL)中の溶液として加える。ボトルを窒素でパージし、水素ガス(20psi)を充填し、周囲温度で一晩撹拌する。この後、反応混合物を珪藻土で濾過し、さらにMeOHですすぐ。濾液を真空で濃縮する。粗生成物に2-プロパノール(50mL)を加え、混合物を周囲温度で10分間撹拌する。得られた懸濁液を-78℃に10分間冷却し、濾過し、固体を1:1のヘキサン/エーテル(200mL)ですすぎ、次にヘキサンでさらに洗浄する。得られた白色の固体を窒素圧下で乾燥させて、標題化合物を白色の固体として得る(5.86g,87%)。ES/MS(m/z):477.2(M+H)。
調製物74
[3-クロロ-6-(2,2-ジメチルプロパノイルアミノ)ピリダジン-4-イル]メチル4-メチルベンゼンスルホネート
Figure 0007291226000098
スキーム14、ステップA~B:N-(6-クロロピリダジン-3-イル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド(42.1g、197mmol)およびMeOH(0.50L)を3つ口フラスコに加え、溶液を80℃に加熱する。反応混合物に水(250mL)を25分かけてゆっくりと加え、混合物を15分間撹拌する。別に、過硫酸アンモニウム(67g、293.6mmol)の水(250mL)溶液を調製し、周囲温度まで温めた後、添加漏斗を介して約35分間かけて反応物に加える。次に反応物をさらに45分間撹拌し、熱から取り除く。反応物に、亜硫酸ナトリウム(50g、396.7mmol)の水(250mL)溶液を10分間かけて細い流れで加える。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌する。次に混合物を濾過し、固体を2:1MeOH/水(100mL)、続いて水(100mL)で洗浄する。次に濾液を分液漏斗に移し、酢酸イソプロピル(300mL、次に200mL)で抽出する。水層を捨て、合わせた有機抽出物を2MのKCO水溶液と飽和塩化ナトリウム水溶液の1:1溶液(100mL)で洗浄する。合わせた有機物を濾過し、アセトニトリル(2×250mL)と共蒸発させてオレンジ色の油を得る。得られた粗油を周囲温度で撹拌し、水(25mL)を滴下する。混合物に固体生成物を種付けし、さらに100mLの水を加える。さらに10分間撹拌した後、追加の水(100mL)を10分間かけて加え、混合物を一晩撹拌する。得られた固体を濾過により集め、水(100mL)で洗浄する。濾液をもう一度濾過し、得られた固体を最初に集めた固体のロットと合わせ、真空下(10mbar、40℃)で4日間乾燥させる。得られた粗固体をさらに精製することなく次のステップで使用する(12.53g、純度約80質量%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)244.0/246.0[M+H]
得られた固体(12.45g,40.9mmol,純度80質量%)をアセトニトリル(60mL)中でスラリー化し、周囲温度で撹拌する。混合物にTEA(9mL,64.6mmol)およびDMAP(250mg,2.0mmol)を加えると、茶色の溶液が得られる。反応物を氷浴で冷却し、パラ-トルエンスルホン酸無水物(15.2g、45.2mmol)を4等分して加える。約35分後、前に作った製品の少量を種結晶として加える。2Mの硫酸水素カリウム水溶液(40mL,80mmol)を水(120mL)で希釈し、細い流れで加える。得られたスラリーを2時間20分、周囲温度で撹拌する。固体を濾過により収集し、25%水性アセトニトリル(100mL)で、次に水(100mL)ですすぐ。固体を真空オーブン(40℃、10mbar)で一晩乾燥させて、標題化合物を白色の固体として得る(16.97g、2ステップで20%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)398.0/400.0[M+H]
調製物75
N-[6-クロロ-5-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000099
スキーム14、ステップC~D:メカニカルスターラー、温度プローブ、および窒素入口を備えた1Lフラスコに、(2S)-3,3,3-トリフルオロプロパン-1,2-ジアミン二塩酸塩(26.3g、131mmol)およびリン酸三カリウム(69g、325mmol)を加える。固体にDMSO(220mL)を加え、混合物を周囲温度の水浴に入れて、内部温度を24℃に維持する。混合物に、[3-クロロ-6-(2,2-ジメチルプロパノイルアミノ)ピリダジン-4-イル]メチル4-メチルベンゼンスルホネート(43.9g,108mmol)を加え、続いて追加のDMSO(25mL)を加えてフラスコの壁をすすぐ。反応物を一晩撹拌する。混合物を氷水浴中で約10℃に冷却し、CDI(45g、272mmol)を約10分の間隔で4等分して加える。添加完了後、混合物を35分間撹拌し、その後、追加のCDI(5g,30.2mmol)を加える。反応物をさらに5分間撹拌し、水(50mL)を加え、混合物を1時間撹拌する。溶液に水酸化ナトリウム(5N水溶液,50mL,250mmol)を加え、混合物を2.5時間撹拌する。得られた溶液に、添加漏斗から水(440mL)を10分かけて加えると、添加中に白色の固体が分散する。得られた懸濁液を1時間撹拌し、固体を濾過により集め、25%DMSO水溶液(400mL)、続いて水(600mL)で洗浄する。粗固体を真空下で乾燥させて、不純な生成物を得る。次に固体を1Lフラスコに加え、シクロペンチルメチルエーテル(650mL)中でスラリー化する。凝縮器を取り付け、混合物を110℃で4.5時間加熱する。加熱を止め、混合物を4時間40分撹拌しながら冷却する。得られた固体を濾過により集め、シクロペンチルメチルエーテル(100mL)で洗浄する。固体を真空オーブンで一晩(50℃、10mbar)乾燥させて、標題化合物を白色粉末として得る(30.2g、71%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)380.1/382.1[M+H]
調製物76
(4S)-1-[(6-アミノ-3-クロロ-ピリダジン-4-イル)メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン
Figure 0007291226000100
スキーム14、ステップE:MeOH(75mL)中のN-[6-クロロ-5-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチルプロパンアミド(30.0g,77.4mmol)の懸濁液を濃塩酸(75mL,873.2mmol)の水(75mL)で希釈した溶液に加える。混合物を撹拌しながら70℃で7時間加熱し、次に室温でさらに9.5時間撹拌する。混合物に水酸化アンモニウム(28%水溶液、150mL、1100mmol)を10分かけて加えると、沈殿物が形成される。混合物を5.5時間撹拌し、固体を濾過により集め、水(150mL)ですすぐ。固体を風乾し、真空オーブン(10mbar、50℃)でさらに乾燥させて、標題化合物(20.2g、87%)を得る。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)296.0/298.0[M+H]
調製物77
ベンジルN-[(S)-[6-クロロ-7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]カルバメート
Figure 0007291226000101
スキーム14、ステップF:フラスコに、(4S)-1-[(6-アミノ-3-クロロ-ピリダジン-4-イル)メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン(23.88g、80.8mmol)、ベンジルN-[(1S)-3-ブロモ-1-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-2-オキソ-プロピル]カルバメート(38.0g、94.0mmol)、THF(400mL)、および炭酸水素ナトリウム(23.0g、273.8mmol)を加える。混合物を65℃に加熱する。6.25時間後、追加のベンジルN-[(1S)-3-ブロモ-1-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-2-オキソ-プロピル]カルバメート(2.0g,4.9mmol)を加える。反応混合物をさらに16時間加熱し、次に周囲温度に冷却する。得られた固体を濾過し、DCMですすぐ。次に、得られた濾液を、93.6mmolスケールで実施した第2の反応混合物と合わせる。合わせた濾液を真空で濃縮し、2~5%MeOHおよびDCMで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製する。精製した物質をn-ヘプタンと共蒸発させて、標題化合物を淡いオレンジ色の固体として得る(97g,91%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)601.0/603.0[M+H]
調製物78
(4S)-1-[[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン塩酸塩
Figure 0007291226000102
スキーム14、ステップG:ベンジルN-[(S)-[6-クロロ-7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]カルバメート(15.1g,23.4mmol)および10%パラジウム炭素(6.49g,3.05mmol)を含むフラスコに、窒素雰囲気下でMeOH(140mL)を加える。フラスコを排気し、バルーンから水素ガスを再充填する。次に、バルーンから水素を溶液に約10分間吹き込み、混合物をバルーン水素圧下で一晩撹拌する。得られた混合物を珪藻土で濾過し、フィルターケーキを通してEtOH(300mL)、続いてDCM(100mL)ですすぐ。濾液を減圧下で濃縮してオレンジ色の泡状物を得る。残留物に2-プロパノール(400mL)を加え、物質がほぼ均質になるまで加熱還流する。次に、得られた溶液を周囲温度に冷却し、-20℃の冷凍庫に一晩置く。得られたスラリーを濾過し、固体を1:1ジエチルエーテル:n-ヘプタン(125mL)で洗浄する。固体を風乾し、次いで容器に移し、真空オーブンでさらに乾燥させて、標題化合物を白色の固体として得る(8.98g、82%)。LCMS(m/z):ES/MS(m/z):433.0(M+H)。
調製物79
N-[6-クロロ-5-(トリメチルシリルメチル)ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000103
スキーム15、ステップA:オーバーヘッド撹拌機、内部温度プローブ、および窒素ブランケットを備えた4Lのジャケット付き固定反応器に、DIEA(195mL、1.39mol)およびTHF(500mL)を加える。ドライアイス/アセトン浴を使用して溶液を-30℃に冷却し、内部温度を-20℃~-15℃に維持しながら、n-ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、500mL、1.30mol)を滴下する。混合物を10分間撹拌し、次にN-(6-クロロ-5-メチル-ピリダジン-3-イル)-2,2-ジメチル-プロパンアミド(125.0g、549mmol)のTHF(500mL)溶液を、内温を-20℃~-15℃に保ちながら、約30分かけて滴下する。得られた暗赤色の混合物をさらに10分間撹拌する。内部温度を-20℃未満に維持しながらクロロトリメチルシラン(80mL、629mmol)を加える。30分後、反応物を30分かけて0℃に温め、その時点で反応混合物を飽和NHCl水溶液(1L)にゆっくりと注ぎ、温度を10℃未満に保ちながら氷浴で冷却する。混合物を10分間激しく撹拌し、相を分離する。水層を捨て、有機層を飽和NHCl水溶液(2×1L)で、続いて飽和塩化ナトリウム水溶液(500mL)で洗浄する。次に、有機層をNaSOで乾燥させ、濾過し、真空中で最小体積まで濃縮する。粗製残留物をn-ヘプタン(500mL)で希釈し、真空で濃縮して、ほとんどのヘキサンおよびTHFを除去する。得られた懸濁液を室温で一晩撹拌する。次に、スラリーをヘプタン約1体積(総重量250g)に濃縮し、氷浴に入れ、2時間撹拌する。次にスラリーを濾過し、固体を冷n-ヘプタン(100mL)ですすぎ、窒素圧下で真空吸引して乾燥させて、標題化合物を白色の固体(91.3g、56%)として得る。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)300.0/302.0[M+H]
調製物80
N-[6-クロロ-5-(クロロメチル)ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000104
スキーム15、ステップB:N-[6-クロロ-5-(トリメチルシリルメチル)ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド(37.1g,124mmol)の2-プロパノール(500mL)溶液に、NCS(17.26g,129.3mmol)を加え、続いてDMF(100mL)を加える。混合物を周囲温度で1.5時間撹拌し、その間に混合物は均質になる。反応物を、氷水(2L)および飽和NaHCO水溶液(500mL)を含むフラスコにゆっくりと注ぎ、白色の沈殿物が形成される。混合物を激しく撹拌しながら、さらに1Lの脱イオン水を加える。得られた固体を濾過により集め、水(3×500mL)で洗浄する。固体を窒素圧下で乾燥させ、真空オーブン(40℃、10mbar)でさらに乾燥させて、標題化合物を白色粉末として得る(27.6g、85%)。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)262.0/264.0[M+H]
調製物81
N-[6-クロロ-5-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド
Figure 0007291226000105
スキーム15、ステップC~D:N-[6-クロロ-5-(クロロメチル)ピリダジン-3-イル]-2,2-ジメチル-プロパンアミド(28.6g、109.1mmol)のアセトニトリル(720mL)溶液に、(2S)-3,3,3-トリフルオロプロパン-1,2-ジアミン二塩酸塩(24.1g、120.0mmol)、続いてDIEA(76mL、436mmol)およびヨウ化ナトリウム(16.4g)を加える。反応物を周囲温度で2.25時間撹拌し、その時点で追加の(2S)-3,3,3-トリフルオロプロパン-1,2-ジアミン二塩酸塩(2.5g,12.4mmol)およびDIEA(5mL,28.6mmol)を加える。反応物を一晩撹拌し、次いで真空で濃縮して総体積を約100mLにする。混合物に飽和NaHCO水溶液を加え、次いでDCMで3回抽出する。合わせた有機層を1:1飽和NaHCO水溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮してオレンジ色の固体を得、これをさらに精製せずに使用する。
得られた残留物をTHF(400mL)に懸濁し、65℃に加熱する。反応物にCDI(45.0g、277.5mmol)を少しずつ加える。15分後、反応混合物を熱から取り除き、水(50mL)を少しずつ加えて注意深くクエンチする。ガスの発生が収まったら、混合物を65℃に加熱し、20分間撹拌する。反応混合物を真空で濃縮して約150mLの溶媒を除去し、次いで混合物を氷水(2L)を含む4Lフラスコに急速に撹拌しながらゆっくりと注ぎ、黄褐色(tan)の沈殿物を形成させる。混合物を水(700mL)でさらに希釈し、10分間撹拌する。冷たい懸濁液を濾過し、固体を水(約500mL)で洗浄する。固体を風乾し、ジエチルエーテル(200mL、次に50mL)で洗浄する。得られた白色粉末を真空吸引しながら窒素圧下で乾燥させ、次に真空オーブンでさらに乾燥させて、標題化合物(34.26g、82%)を得る。ES/MS m/z(35Cl/37Cl)380.0/382.0[M+H]
実施例1
3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2]-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000106
スキーム12、ステップC:バイアルに、HATU(151mg、0.395mmol)、3-シクロプロピルイソオキサゾール-4-カルボン酸(64mg、0.397mmol)、およびTHF(5mL)を加える。スラリーを5分間撹拌し、DIEA(172μL、0.99mmol)を加える。さらに10分後、(4S)-1-[[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン(151mg、0.396mmol)を加え、反応物を周囲温度で1時間撹拌する。溶媒を真空で除去し、粗物質を逆相精製により精製する[カラム:86g C18、溶離液:10mM重炭酸アンモニウム溶液w/5%MeOH(pH10.0)中の35%~45%のアセトニトリルの勾配]により、標題化合物(150mg、70%)を得る。ES/MS(m/z):568.2(M+H)。
実施例2
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ¥[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-エチル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド。
Figure 0007291226000107
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-エチルイソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):556.2(M+H)。
実施例3
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-メチル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000108
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似した方法で、3-メチルイソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):542.2(M+H)。
実施例4
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ¥[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000109
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する(この酸の調製は、Eur.J.Org.Chem.2017,3935-3940に記載されている)が挙げられる。ES/MS(m/z):578.0(M+H)。
実施例5
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1,1-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000110
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似した方法で、3-(1,1-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):592.0(M+H)。
実施例6
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000111
スキーム12、ステップC:バイアル中で、4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸(490mg、3.825mmol)およびHATU(1.30g、3.42mmol)をDMF(10mL)に溶解し、-40℃のドライアイス/アセトン浴で冷却する。混合物にTEA(850uL,6.10mmol)を加え、混合物を2分間撹拌する。この時点で、反応内容物は、シリンジを介して、(4S)-1-[[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン(988mg、2.28mmol)を含むフラスコに移し、反応物を周囲温度で撹拌する。約50分後、混合物をEtOAc(150mL)で希釈し、分液漏斗に移し、飽和塩化ナトリウム水溶液と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液の1:1溶液で洗浄し、飽和塩化ナトリウム水溶液でさらに1回洗浄する。水層をEtOAcで1回逆抽出する。合わせた有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過する。溶媒を真空中で除去し、粗物質を逆相精製により精製する[カラム:275g C18、溶離液:10mM重炭酸アンモニウム溶液中の35%~60%のアセトニトリルの勾配]により、標題化合物(710mg、57%)を得る。ES/MS(m/z):543.1(M+H)。
実施例7
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(フルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000112
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似した方法で、3-(フルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):560.2(M+H)。
実施例8
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(2,2-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000113
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-(2,2-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):592.2(M+H)。
実施例9
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ¥[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(2-フルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000114
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-(2-フルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):574.2(M+H)。
実施例10
3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000115
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):618.1(M+H)。
実施例11
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(トリフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000116
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-(トリフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):596.1(M+H)。
実施例12
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-フルオロシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000117
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-(1-フルオロシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):586.2(M+H)。
実施例13
3-[シクロプロピル(ジフルオロ)メチル]-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000118
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-[シクロプロピル(ジフルオロ)メチル]イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):618.3(M+H)。
実施例14
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-メチルシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000119
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-(1-メチルシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):582.2(M+H)。
実施例15
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000120
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)イソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):588.2(M+H)。
実施例16
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-イソプロピル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000121
スキーム12、ステップC:実施例1の方法と本質的に類似の方法で、3-イソプロピルイソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):570.2(M+H)。
実施例17
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-エチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000122
スキーム12、ステップC:実施例6の方法と本質的に類似の方法で、4-エチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS m/z557.2(M+H)。
実施例18
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000123
スキーム12、ステップC:実施例6の方法と本質的に類似した方法で、4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS m/z579.0(M+H)。
実施例19
4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2]-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000124
スキーム12、ステップC:4-シクロプロピル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル(75mg、0.41mmol)をTHF(4.0mL)および水(2.0mL)に溶解し、次にLiOH(1.0M、0.45mL、0.45mmol)を加える。混合物を周囲温度で4時間撹拌し、追加のLiOH水溶液(1.0M、0.25mL、0.25mmol)を加える。周囲温度で1時間撹拌した後、混合物を真空で濃縮する。トルエンを加え、真空で濃縮する。残留物をDMF(1.6mL)に溶解し、アセトニトリル/ドライアイス浴中で-30℃に冷却する。HATU(0.31g,0.84mmol)を添加し、混合物を-30℃で5分間撹拌し、浴を外す。0℃に達した時、(4S)-1-[[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン(175mg,0.41mmol)を加え、反応物を周囲温度まで加温する。1時間後、混合物をEtOAcで希釈し、分液漏斗に移し、1:1の水/飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、続いて飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄する。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。粗物質を、アセトンおよびヘキサンで溶出するシリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標題化合物を得る(130mg、56%)。ES/MS(m/z)569.2(M+H)。
実施例19a
4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2]-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドエタンスルホン酸の調製
4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドのエシレート塩は、4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド(1.8g、3.166mmol)(実施例19)をEtOAc(10mL)中に、透明な黄色がかった溶液にまで、周囲温度で800rpmで撹拌しながら、溶解することによって調製する。この溶液を、0.45μmのシリンジフィルターで濾過して、新しいきれいなバイアルに入れる。この溶液に95%エタンスルホン酸(300μL、3.473mmol)を加えると、透明な溶液が持続する。溶液は数分以内に濁り始める。1時間後、白い固体の濃厚なスラリーが形成され、さらに10mLのEtOAcを加えて、スラリーをわずかに薄める。このスラリーを800rpmで一晩撹拌する。明るい白色の固体の濃厚なスラリーが生じる。白色の固体を、ワットマン紙フィルターで真空下で分離する。明るい白色の固体のケーキを窒素気流下で15分間その場で乾燥させ、次に70℃の真空オーブンに一晩保持して、標題化合物(1.283g、59.7%)を得る。
結晶形態のX線粉末回折
結晶性固体のXRPDパターンは、CuKα源およびVantec検出器を備えた、35kVおよび50mAで動作しているBruker D4 Endeavor X線粉末回折計で得られる。試料は、0.008の2θ°のステップサイズおよび0.5秒/ステップの走査速度で、1.0mmの発散スリット、6.6mmの固定散乱防止スリット、および11.3mm検出スリットを用いて、4~40の2θ°で走査される。乾燥粉末を石英試料ホルダーに充填し、ガラススライドを使用して滑らかな表面を得る。結晶形態の回折パターンを周囲温度および相対湿度で収集する。8.853および26.774の2θ°にピークを有する内部NIST675標準に基づいて、パターン全体をシフトした後、MDI-Jadeの結晶ピーク位置を決定する。結晶学分野では、任意の所与の結晶形態(crystal form)に関して、結晶形態(crystal morphology)および晶癖などの要因から生じる好ましい配向に起因して、回折ピークの相対強度が変化し得ることは周知である。好ましい配向の効果が存在する場合、ピーク強度は変化するが、多形体の特徴的なピーク位置は変化しない(例えば、The United States Pharmacopeia#23,National Formulary#18,pages 1843-1844,1995を参照)。さらに、結晶学分野では、任意の所与の結晶形態に関して、ピークの角度位置が若干変化し得ることもまた周知である。例えば、ピーク位置は、試料が分析される温度の変動、試料の変位、または内部標準の有無に起因して変動し得る。本発明の場合、±0.2の2θ°のピーク位置の変動は、示された結晶形態の明確な同定を妨げることなくこれらの潜在的な変動を考慮すると推定される。結晶形態の確認は、顕著なピークの任意の固有の組み合わせに基づいて行うことができる。
結晶性4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドエタンスルホン酸の粉末X線回折
実施例19aで調製された結晶性試料4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドエタンスルホン酸は、以下の表Aに記載されるように、回折ピーク(2シータ値)、特に19.7、6.5および8.4からなる群から選択されるピークのうちの1つ以上と組み合わせて19.2にピークを有するような、CuKα放射線を使用した粉末X線回折パターンを特徴とし、回折角の許容誤差が0.2度である。
Figure 0007291226000125
実施例20
4-イソプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2]-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000126
スキーム12、ステップC:実施例19の方法と本質的に類似の方法で、4-イソプロピル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチルから標題化合物を調製する。ES/MS(m/z)571.2(M+H)。
実施例21
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000127
スキーム12、ステップC:4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル(61mg、0.29mmol)および(4S)-1-[[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン(55.7mg,0.129mmol)のアセトニトリル(0.17mL)混合物を密閉バイアル内で90°Cに加熱する。16時間撹拌した後、反応物を冷却し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサンおよびアセトンで溶出して、不純な生成物を得る。次に、得られた残留物を逆相HPLC[アセトニトリル/10mM(NHCO(pH10)]で精製して、標題化合物を白色の固体(22mg、29%)として得る。ES/MS(m/z)597.2(M+H)。
実施例22
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メトキシ-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000128
スキーム12、ステップC:tert-ブチルN-(4-メトキシ-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボニル)-N-メチル-カルバメート(65mg、0.25mmol)に、(4S)-1-[[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン(100mg,0.23mmol)のアセトニトリル(2mL)溶液を加える。混合物を60℃に40分間加熱し、次いで80℃に18時間加熱する。混合物を真空で濃縮し、シリカゲルフラッシュクロマトグラフィーにより精製し、MeOH中7NのアンモニアおよびDCMで溶出して、標題化合物を黄色の泡状物として得る(94mg、収率73%)。ES/MS(m/z)559.2(M+H)。
実施例23
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000129
スキーム12、ステップC:実施例19の方法と本質的に類似の方法で、4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチルから標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):611.2(M+H)。
実施例24
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000130
スキーム13、ステップK:(4S)-1-[(1S)-1-[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]-2-メトキシ-エチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン塩酸塩(7.5g、15mmol)のEtOAc(150mL)懸濁液に、トリエチルアミン(8.2mL、58mmol)を加える。5分間撹拌した後、4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸(2.2g、17mmol)、続いてプロピルホスホン酸無水物(1.67MのEtOAc溶液、26mL、43.4mmol)を加える。周囲温度で1時間撹拌した後、追加の4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸(640mg、5mmol)、トリエチルアミン(0.70mL、5mmol)および無水プロピルホスホン酸(1.67M溶液EtOAc、3mL、5mmol)を加える。さらに1時間撹拌した後、反応を水、続いて飽和NaHCO水溶液でクエンチする。混合物を5分間撹拌し、分液漏斗に移し、層を分離する。水層をEtOAcでさらに2回抽出し、合わせた有機層を飽和NaHCO水溶液、続いて飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄する。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮する。粗物質を、DCMおよびMeOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで精製して、不純な生成物を得、これを、DCMおよびEtOHで溶出するシリカゲルクロマトグラフィーで再精製して、標題化合物を白色の固体として得る(6.61g、77%)。ES/MS(m/z):587.2(M+H)。
実施例24a
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドヘミ-エタン-1,2-ジスルホン酸の調製
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン]-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドのヘミエジシル酸塩は、N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド(2.92g、4.98mmol)(実施例24を参照)をアセトニトリル(10mL)に、透明な黄色溶液にまで溶解することによって調製し、次に、0.45μmのシリンジフィルターで濾過し、新しいきれいなバイアルに入れる。1,2-エタンジスルホン酸二水和物(580mg,2.513mmol)を80℃でアセトニトリル(20mL)に溶解する。800rpm、60℃で撹拌しながら、この透明な無色のエタンジスルホン酸溶液を素早く加え、0.45μmのシリンジフィルターを通して熱濾過して、化合物の透明な黄色の溶液とする。透明な黄色の溶液は、黄色の上澄みの下で急速に白濁したスラリーに変わる。酸を完全に加えると、黄色の上澄みに白色の固体の濃厚なスラリーができる。このスラリーを800rpm/60℃で30分間撹拌する。加熱を止め、試料を300rpmで撹拌しながら、室温まで冷却する。黄色の上澄みの下に明るい白色の固体の厚い層が生じる。白色の固体を、ワットマン紙フィルターで真空下で分離する。明るい白色の固体のケーキを窒素気流下で15分間、次に70℃の真空オーブンで1時間乾燥させて、化合物(3.03g、89.3%)を得る。
結晶性N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)]イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドヘミ-エタン-1,2-ジスルホン酸(実施例24a)の粉末X線回折
結晶性固体のXRPDパターンは、実施例19aに記載されているようにして得られる。実施例24aで調製された結晶性試料N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)]イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドヘミ-エタン-1,2-ジスルホン酸は、以下の表Bに記載されるように、回折ピーク(2シータ値)、特に7.6.19.4および10.7からなる群から選択されるピークのうちの1つ以上と組み合わせて17.1にピークを有するような、CuKα放射線を使用したXRDパターンを特徴とし、回折角の許容誤差が0.2度である。
Figure 0007291226000131
実施例25
4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000132
スキーム13、ステップK:実施例24の方法と本質的に類似した方法で、4-シクロプロピル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):613.2(M+H)
実施例26
3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド
Figure 0007291226000133
スキーム13、ステップK:実施例24の方法と本質的に類似した方法で、3-シクロプロピルイソオキサゾール-4-カルボン酸から標題化合物を調製する。ES/MS(m/z):612.2(M+H)
実施例27
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000134
スキーム13、ステップK:分液漏斗に、(4S)-1-[(1S)-1-[2-[(S)-アミノ-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-7-イル]-2-メトキシ-エチル]-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-2-オン塩酸塩(質量純度80%、1.0g、1.56mmol)の酢酸エチル溶液を、飽和NaHCO水溶液で2回洗浄する。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、対応する遊離塩基を得、これをさらに精製せずに使用する。ES/MS(m/z):477.2(M+H)。
得られたアミンと4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチル(750mg、3.12mmol)をバイアル中で合わせ、MeOH(10mL)および4-ジメチルアミノピリジン(400mg、3.24mmol)を加える。バイアルを密封し、混合物を70℃で9時間撹拌し、次いで周囲温度で一晩撹拌し続ける。粗反応混合物を濃縮し、逆相クロマトグラフィー(360g C18カラム、溶媒A:0.1%HCOH水溶液、溶媒B:アセトニトリル、39分間で30~100%の溶媒B))で精製する。生成物含有画分を真空で濃縮して揮発性物質を除去し、得られた水性混合物を飽和水性NaHCOで中和する。混合物をEtOAcで3回抽出し、合わせた有機層をMgSO4で乾燥させ、濾過し、真空で濃縮して、黄褐色の固体として標題化合物を得る(113mg、12%)。ES/MS(m/z):623.2(M+H)。
実施例28
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド
Figure 0007291226000135
スキーム13、ステップK:実施例27の方法と本質的に類似した方法で、4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボン酸エチルから標題化合物を調製する(121mg、82%)。ES/MS(m/z):641.2(M+H)。
IL-17A:IL-17RA AlphaLISA
IL-17AのIL-17RAへの結合を阻害する化合物の能力は、AlphaLISAアッセイで評価することができる。alphaLISA用のタンパク質試薬IL17AおよびIL17RAの発現および精製は、基本的に以下のように行うことができる。サイトカインIL-17A(参照配列NP_002181)の残基1~155にC末端AVIタグがあり、その後にHisタグが続く構造は、インビボビオチン化のためにBirAとともに昆虫細胞で発現される。受容体IL-17RA(NP_055154)の残基1~317に変異N206D/N265Dがあり、C末端トロンビン切断部位とそれに続くFLAGタグを持つ昆虫細胞で発現する。IL-17AおよびIL-17RAをそれぞれPCR増幅し、TOPOをカスタムTOPO適合pFastBacベクター(Thermo Fisher Scientific.Carlsbad,CA)。
Figure 0007291226000136
Bac to Bacシステムプロトコル(Thermo Fisher Scientific.Carlsbad,CA)DH10EMBacYバクミド(ジュネーブバイオテック、ジュネーブ、スイス)と組み合わせて、ウイルスを生成するために使用される。Sf9細胞におけるIL-17AおよびIL-17RAの発酵時間は72時間である。得られたタンパク質は遠心分離によって回収され、上澄みは精製のために移される。IL-17Aは、ニッケルアフィニティークロマトグラフィーによって上澄みから分離され、サイズ排除クロマトグラフィーによってさらに精製される。IL-17RAは、FLAGアフィニティークロマトグラフィーによって上澄みから分離され、サイズ排除クロマトグラフィーによってさらに精製される。
本発明の化合物をアッセイするために、0.1μLの試験化合物ストックを、384ウェルプロキシプレート(Perkin Elmer)中のEcho Acoustic Liquid Handler(LabCyte Sunnydale、CA)を使用して、100%DMSOで連続希釈する。IL-17RA-FLAG 5μLをプレートに加え、続いてAviタグ付きIL-17A-His 5μLを加えて、それぞれIL-17RAおよびIL-17Aの最終濃度を2nMにする。アッセイは、20mMのHEPES、150mMのNaCl、0.05%Tween-20、0.1%ヒト血清アルブミン、pH7および1%DMSO中で行われる。アッセイ混合物を室温で2時間インキュベートする。2時間のインキュベーション後、ストレプトアビジンドナービーズ(最終20μg/ml)および抗FLAGアクセプタービーズ(最終20μg/ml)10μLをプレートに加える。プレートを室温で1時間インキュベートし、Envision(Perkin Elmer)で読み取る。相対的なIC50値は、式1に示すように、4つのパラメーターの当てはめを使用して決定される。この式では、ボトムおよびトップは曲線のプラトーとして定義され、Hはヒルスロープである。0.1%DMSOのみの添加では阻害効果は見られない。
式1
Figure 0007291226000137
表2の実施例1~28について提供されるIC50値は、IL-17Aに応答するIL-17受容体介在シグナル伝達の阻害を示し、IL-17AのIL-17RAへの結合の阻害剤として、したがって、IL-17Aを介したシグナル伝達の阻害剤としての請求項1の化合物の活性を示す。
細胞ベースのヒトIL-17A中和アッセイ
IL-17Aの活性を中和する化合物の能力は、本質的に以下のように行われる細胞ベースのヒトIL-17A中和アッセイで評価することができる。HT-29細胞(#HTB-38、ATCC)を96ウェルプレート(#3596、Costar)に、10%FBSを添加したMcCoy’s5A(改変)培地(#16600-082、Gibco)のウェルあたり20,000細胞で播種する。指示された濃度の阻害剤の存在下で、細胞を90ng/mLのヒトIL-17A(#317-ILB、R&D Systems)で処理する。0.06nM~16,000nMの線量範囲を評価する。48時間後、培地中のCXCL1/GROαを市販のELISAキット(#DY275;R&D Systems)を使用して測定する。CXCL1/GROαの基礎レベルを評価するために、すべての実験に培地のみの処理が含まれている。阻害率は、以下の式を使用して計算される。
Figure 0007291226000138
表2の実施例1~28に提供されるIC50値は、HT-29細胞におけるヒトIL-17A介在シグナル伝達の中和を示し、IL-17Aの阻害剤としての請求項1の化合物の活性を示す。
Figure 0007291226000139
マウス経口生物学的利用能
本発明の化合物の経口バイオアベイラビリティー(%F)は、本質的に以下のように行われる静脈内および経口投与後の8時間血漿AUC(nMhr)の決定によって、マウスにおいて決定され得る。雄マウス(n=3)に静脈内(IV)ボーラス(1mg/kg)または経口(3mg/kg)を介して化合物を投与する。静脈内投与の場合、5mL/kgの体積でpH2に調整されたNaPOバッファー(25mM)中の20%w/vカプシトールのビヒクルを使用する。経口投与の場合、HEC/P80/AF/PW(プローブを超音波処理して均一な懸濁液を得る)のビヒクルを10mL/kgの体積で使用する。血液は、抗凝固剤としてK2 EDTAを使用して伏在出血によってサンプリングする。約20μL(または1スポットに十分)の血液を毛細管で採取し、乾燥血液スポットとしてカードに移す。カードは、分析のために出荷する前に、少なくとも2時間乾燥させる。各マウスの化合物の血中濃度は、液体クロマトグラフィー/タンデム質量分析によって、0.08(IVのみ)、0.25、0.5、0.75、2、4、および8時間の時点で測定する。経口バイオアベイラビリティ(%F)は、以下の式:[%F=(AUC/投与量)PO/(AUC/投与量)IV]によって決定される。実施例化合物1~7、9、11、19、24および25の経口バイオアベイラビリティーの結果は、以下の表に%Fとして提供される。これらのデータは、本発明の様々な化合物の薬理学的に有利な経口利用可能性を示している。
Figure 0007291226000140
本発明の化合物は、IL-17A介在シグナル伝達の新規阻害剤を提供し、IL-17受容体へのIL-17A結合およびIL-17受容体を介したシグナル伝達の強力な阻害、経口バイオアベイラビリティー、および4日間のラット研究での一般的に好ましい毒物学的プロファイルなどの薬理学的特性の有利な組み合わせを示す。このように、本発明の化合物、特に式Iの化合物、および本明細書に提供される実施例は、乾癬、関節リウマチ、脊椎関節炎、多発性硬化症、乾癬性関節炎、軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、脊椎炎、強直性脊椎炎、全身性エリテマトーデス、掌蹠膿疱症(PPP)、アトピー性皮膚炎、喘息、および/またはCOPDの治療において有用であると考えられる。
アミノ酸およびヌクレオチド配列
<配列番号:1;PRT1;人工配列>IL17A残基1~155+AVIタグ+Hisタグ
MTPGKTSLVSLLLLLSLEAIVKAGITIPRNPGCPNSEDKNFPRTVMVNLNIHNRNTNTNPKRSSDYYNRSTSPWNLHRNEDPERYPSVIWEAKCRHLGCINADGNVDYHMNSVPIQQEILVLRREPPHCPNSFRLEKILVSVGCTCVTPIVHHVAGLNDIFEAQKIEWHEHHHHHH

<配列番号:2;PRT1;人工配列>BirA
MALKDNTVPLKLIALLANGEFHSGEQLGETLGMSRAAINKHIQTLRDWGVDVFTVPGKGYSLPEPIQLLNAKQILGQLDGGSVAVLPVIDSTNQYLLDRIGELKSGDACIAEYQQAGRGRRGRKWFSPFGANLYLSMFWRLEQGPAAAIGLSLVIGIVMAEVLRKLGADKVRVKWPNDLYLQDRKLAGILVELTGKTGDAAQIVIGAGINMAMRRVEESVVNQGWITLQEAGINLDRNTLAAMLIRELRAALELFEQEGLAPYLSRWEKLDNFINRPVKLIIGDKEIFGISRGIDKQGALLLEQDGIIKPWMGGEISLRSAEK
<配列番号:3;PRT1;人工配列>変異N206D、N265D+トロンビン切断部位+FLAGタグを持つIL17RA残基1~317
MGAARSPPSAVPGPLLGLLLLLLGVLAPGGASLRLLDHRALVCSQPGLNCTVKNSTCLDDSWIHPRNLTPSSPKDLQIQLHFAHTQQGDLFPVAHIEWTLQTDASILYLEGAELSVLQLNTNERLCVRFEFLSKLRHHHRRWRFTFSHFVVDPDQEYEVTVHHLPKPIPDGDPNHQSKNFLVPDCEHARMKVTTPCMSSGSLWDPDITVETLEAHQLRVSFTLWNESTHYQILLTSFPHMENHSCFEHMHHIPAPRPEEFHQRSDVTLTLRNLKGCCRHQVQIQPFFSSCLNDCLRHSATVSCPEMPDTPEPIPDYMLVPRGSDYKDDDDK
本発明は以下の態様を含みうる。
[1]以下の式:
Figure 0007291226000141
(式中、
Xが、CH、またはNであり、
が、-CH 、-CH F、-CHF 、-CF 、-CH CH 3、 -CH CF 3、 -CH(CH 2、 -CH CHF 、-CH CH F、-CF(CH 、-CF CH 、-OCH
Figure 0007291226000142
Figure 0007291226000143
が、-Hまたは-CH OCH である)
の化合物またはその薬学的に許容される塩。
[2]XがCHである、上記[1]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[3]XがNである、上記[1]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[4]R が、-CH OCH である、上記[2]または[3]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[5]以下の式:
Figure 0007291226000144
の上記[3]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[6]結晶性4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドエタンスルホン酸である、上記[5]に記載の化合物。
[7]回折角2シータで19.2の回折ピークを、19.7、6.5、および8.4からなる群から選択された前記ピークのうちの1つ以上と組み合わせて有するCuKα放射線を使用したX線粉末回折パターンを特徴とし、前記回折角の許容誤差が0.2度である、結晶性4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドエタンスルホン酸である、上記[6]に記載の化合物。
[8]以下の式:
Figure 0007291226000145
の上記[4]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[9]結晶性N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドヘミ-エタン-1,2-ジスルホン酸である、上記[8]に記載の化合物。
[10]回折角2シータで17.1の回折ピークを、7.6、19.4および10.7からなる群から選択された前記ピークのうちの1つ以上と組み合わせて有するCuKα放射線を使用したX線粉末回折パターンを特徴とし、前記回折角の許容誤差が0.2度である、結晶性N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドヘミ-エタン-1,2-ジスルホン酸である、上記[9]に記載の化合物。
[11]3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-エチル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-メチル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1,1-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(フルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(2,2-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(2-フルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(トリフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-フルオロシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
3-[シクロプロピル(ジフルオロ)メチル]-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-メチルシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-イソプロピル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-エチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
4-イソプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メトキシ-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、および
N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドからなる群から選択される、上記[1]に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[12]上記[1]~[11]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤を含む、医薬組成物。
[13]乾癬を治療する方法であって、それを必要とする患者に、有効量の上記[1]~[11]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
[14]上記[13]に記載の乾癬を治療する方法であって、それを必要とする患者に、有効量のN-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
[15]療法において使用するための、上記[1]~[11]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[16]乾癬、関節リウマチ、脊椎関節炎、多発性硬化症、乾癬性関節炎、軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、化膿性汗腺炎、全身性エリテマトーデス、掌蹠膿疱症(PPP)、アトピー性皮膚炎、喘息、および/またはCOPDからなる群から選択される疾患または障害の治療において使用するための、上記[1]~[11]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[17]乾癬の治療において使用するための、上記[1]~[11]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[18]乾癬を治療するための薬剤の製造のための、上記[1]~[11]のいずれかに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用。

Claims (15)

  1. 以下の式:
    Figure 0007291226000146
    (式中、
    Xが、CH、またはNであり、
    が、-CH、-CHF、-CHF、-CF、-CHCH3、-CHCF3、-CH(CH2、-CHCHF、-CHCHF、-CF(CH、-CFCH、-OCH
    Figure 0007291226000147
    であり、
    が、-Hまたは-CHOCHである)
    の化合物またはその薬学的に許容される塩。
  2. XがCHである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  3. XがNである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  4. が、-CHOCHである、請求項2または3に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  5. 以下の式:
    Figure 0007291226000148
    の請求項3に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  6. -シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドエタンスルホン酸の結晶
  7. 回折角2シータで19.2の回折ピークを、19.7、6.5、および8.4からなる群から選択された前記ピークのうちの1つ以上と組み合わせて有するCuKα放射線を使用したX線粉末回折パターンを特徴とし、前記回折角の許容誤差が0.2度である、請求項6に記載の結晶
  8. 以下の式:
    Figure 0007291226000149
    の請求項4に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  9. -[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドヘミ-エタン-1,2-ジスルホン酸の結晶
  10. 回折角2シータで17.1の回折ピークを、7.6、19.4および10.7からなる群から選択された前記ピークのうちの1つ以上と組み合わせて有するCuKα放射線を使用したX線粉末回折パターンを特徴とし、前記回折角の許容誤差が0.2度である、請求項9に記載の結晶
  11. 3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-エチル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-メチル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(ジフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1,1-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(フルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(2,2-ジフルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(2-フルオロエチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    3-(3,3-ジフルオロシクロブチル)-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(トリフルオロメチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-フルオロシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    3-[シクロプロピル(ジフルオロ)メチル]-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-メチルシクロプロピル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-(1-フルオロ-1-メチル-エチル)イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-3-イソプロピル-イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-エチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
    4-イソプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メトキシ-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]メチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(2,2,2-トリフルオロエチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
    4-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、
    3-シクロプロピル-N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]イソオキサゾール-4-カルボキサミド、
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(ジフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、および
    N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-(トリフルオロメチル)-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミドからなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
  12. 請求項1~5、8、および11のいずれか1項に記載の化合物もしくはその薬学的に許容される塩または請求項6~7、9~10のいずれか1項に記載の結晶、および薬学的に許容される担体、希釈剤、または賦形剤を含む、医薬組成物。
  13. 乾癬、関節リウマチ、脊椎関節炎、多発性硬化症、乾癬性関節炎、軸性脊椎関節炎、強直性脊椎炎、化膿性汗腺炎、全身性エリテマトーデス、掌蹠膿疱症(PPP)、アトピー性皮膚炎、喘息、および/またはCOPDからなる群から選択される疾患または障害の治療において使用するための、請求項12に記載の組成物。
  14. 乾癬の治療において使用するための、請求項12に記載の組成物。
  15. N-[(S)-(4,4-ジフルオロシクロヘキシル)-[7-[(1S)-2-メトキシ-1-[(4S)-2-オキソ-4-(トリフルオロメチル)イミダゾリジン-1-イル]エチル]イミダゾ[1,2-b]ピリダジン-2-イル]メチル]-4-メチル-1,2,5-オキサジアゾール-3-カルボキサミド、またはその薬学的に許容される塩を含む、請求項12~14のいずれか1項に記載の組成物。
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