JP7290678B2 - 運転評価装置および運転評価プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、運転評価装置、運転評価プログラムおよび報告データに関する。
例えば特許文献1には、ドライバの運転の良否をより正確に診断する運転診断システムが開示されている。具体的には、車載端末が車両情報およびダイアグ情報を取得して記録し、記録した車両情報およびダイアグ情報をサーバ装置に送信する。サーバ装置は、車両情報およびダイアグ情報をもとに、車両の不具合が検出されているときに検出された車両情報を除外して運転診断処理を行う。
また、特許文献2には、データの更新頻度が低い場合であっても車両同士の干渉を防止する運行管理システムが開示されている。具体的には、車載装置は、自車両や他車両が特殊な状態にあるか否かを判定し、自車両が特殊な状態にあると判定された場合には、自車両が特殊な状態にあることをセンタや他車両に送信し、所定の他車両が特殊な状態にあると判定された場合には、所定の他車両が特殊な状態にあることをセンタや所定の他車両とは異なる他車両に送信し、自車両と他車両との干渉のリスクを判定し、干渉のリスクがあると判定された場合、オペレータに対する警告情報を生成し、出力する。特殊な状態とは、通信が行えなくなった状態、または、通信が行えなくなる状態への遷移が推定される状態である。
特開2012-146195号公報 特開2018-49542号公報
一般的に、運送会社などのようにトラック等の業務用車両の運行業務を日常的に行う企業は、企業内で雇用している多数の乗務員を利用して様々な車両の運行業務を繰り返し行っている。また、各企業の管理者は、車両運行業務の安全を確保するために、車両を運行する各乗務員の労務管理を行ったり、各乗務員が実際に安全運転を行っているかどうかの評価を実施している。
例えば、企業は、デジタルタコグラフのような車載器を車両に搭載しておけば、運行業務を行っている時の乗務員の運転状況を記録した実績データを得られるので、この実績データを解析することにより該当する乗務員が安全な運転を行っているかどうかを評価することが可能である。具体例としては、企業が、急加減速を実施した回数や頻度、制限速度を超過した回数や頻度などを評価して数値化した結果を管理して、各乗務員が安全運転をしているかどうかを把握することが想定される。
ところで、企業内の管理者等が多数の乗務員のそれぞれについて安全運転などの運転特性を評価する場合には、全ての乗務員に対して公平な評価を行うことが重要である。しかしながら、公平な評価を行うことは非常に難しい。例えば、車両の運行中に何らかの原因で偶然発生した事象が実績データとして記録された場合には、該当する乗務員が通常の運転操作を行っているにもかかわらず、その評価が下がる可能性が高く、他の乗務員との間の公平性の観点から望ましくない。
具体的には、同じ配送先に荷物を配達するための運行業務を日常的に繰り返し行っているような熟練した乗務員は評価が高くなる傾向がある。しかし、そのような乗務員であっても、臨時に発生した新しい配送先へ荷物を配達するための特別な運行業務を指示される場合がある。その特別な運行業務を行う場合には、乗務員は、不慣れな道路を走行することになるため通常よりも大きめの加減速が発生する回数が増えたり、車両をバックさせる回数が増える可能性が高い。そして、その時の運行中に記録された実績データを評価すると、該当する乗務員の運転技術が悪化したわけではないのに評価が下がることが予想される。つまり、運行業務内容の変更指示が、指示を受けた乗務員の評価を下げることに繋がり、複数の乗務員の間で不公平な評価が発生する。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両の運行状況に変化が発生する場合でも複数の乗務員の間でより公平な評価が可能な運転評価装置および運転評価プログラム提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る運転評価装置および運転評価プログラム、下記(1)~()を特徴としている。
(1) 車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するための運転評価装置であって、
評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得するルート取得部と、
前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を当該運行記録データに付与する識別符号付与部と、
前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する評価値算出部と、
を備え
前記識別符号付与部は、前記識別符号を付与する条件として、前記運行記録データに含まれる車両情報、及び道路種別の少なくとも一方の違いを反映する、
運転評価装置。
車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するための運転評価装置であって、
評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得するルート取得部と、
前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を当該運行記録データに付与する識別符号付与部と、
前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する評価値算出部と、
を備え、
前記ルート取得部は、処理対象候補となる第1の運行記録データから前記第1の運行ルート情報を取得し、前記第1の運行記録データ以前に過去の実績として記録された第2の運行記録データ、又は当日の配送予定から前記第2の運行ルート情報を取得する、
転評価装置。
) 前記評価値算出部は、前記運行記録データから所定期間の実績を表す短期実績データと、前記短期実績データよりも長い期間の実績を表す長期実績データとをそれぞれ生成すると共に、前記長期実績データを生成又は評価する際には、前記識別符号が付与された前記運行記録データを除外して集計する、
上記(1)又は)に記載の運転評価装置。
) 車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するコンピュータが実行可能な運転評価プログラムであって、
評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得する手順と、
前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を付与する手順と、
前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する手順と、
を含み、
前記識別符号を付与する手順は、前記識別符号を付与する条件として、前記運行記録データに含まれる車両情報、及び道路種別の少なくとも一方の違いを反映する、
運転評価プログラム。
車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するコンピュータが実行可能な運転評価プログラムであって、
評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得する手順と、
前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を付与する手順と、
前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する手順と、
を含み、
前記第1の運行ルート情報及び第2の運行ルート情報を取得する手順は、処理対象候補となる第1の運行記録データから前記第1の運行ルート情報を取得し、前記第1の運行記録データ以前に過去の実績として記録された第2の運行記録データ、又は当日の配送予定から前記第2の運行ルート情報を取得する、
運転評価プログラム。
上記(1)の構成の運転評価装置よれば、第1の運行ルート情報に対応する特別な運行業務が該当する乗務員の評価を不当に下げる可能性があるような場合に、この特別な運行業務の際に記録された運行記録データを評価対象から除外することができる。したがって、評価値算出部は識別符号に基づいて抽出された評価対象データだけを評価することにより、複数の乗務員の間で不公平な評価が発生しないように評価することができる。例えば、評価対象の乗務員が慣れていないルートの運行業務を行った際に記録された運行記録データを除外することで、不公平な評価を減らすことができる。
更に、上記()の構成の運転評価装置によれば、評価対象の乗務員にとって日常の運行業務とは異なる特別な運行業務の際に記録された運行記録データを評価対象から除外することができる。例えば、大型車/中型車/小型車などの車種の違いや、一般道路/高速道路などの道路種別の違いは、記録される運行記録データの内容に大きな影響をもたらす可能性が高いが、これらの違いが乗務員の評価に不当な影響を及ぼすのを回避できる。
上記()の構成の運転評価装置によれば、過去の実績として記録された第2の運行記録データは、該当する乗務員が日常的に行っている運行業務の内容を反映するので、この第2の運行記録データの運行ルートを基準にすることで、第1の運行記録データが処理対象候補として適切か否かを容易に識別できる。
上記()の構成の運転評価装置によれば、例えば日次データのように比較的短期間の実績と、月次データのように比較的長期間の実績とをそれぞれ区別して把握することが容易になる。しかも、長期実績データを生成又は評価する際には、識別符号が付与された運行記録データを除外して集計するので、日常的な運行業務に関連する実績だけを乗務員毎に把握することが容易になり、乗務員間で不公平な評価が生じる可能性を減らすことができる。
上記(及び(5)の構成の運転評価プログラムによれば、第1の運行ルート情報に対応する特別な運行業務が該当する乗務員の評価を不当に下げる可能性があるような場合に、この特別な運行業務の際に記録された運行記録データを評価対象から除外することができる。したがって、評価値算出部は、識別符号に基づいて抽出された評価対象データだけを評価することにより、複数の乗務員の間で不公平な評価が発生しないように評価することができる。例えば、評価対象の乗務員が慣れていないルートの運行業務を行った際に記録された運行記録データを除外することで、不公平な評価を減らすことができる。
本発明の運転評価装置および運転評価プログラムよれば、車両の運行状況に変化が発生する場合でも複数の乗務員の間で不公平な評価が発生するのを抑制することが可能である。つまり、第1の運行ルート情報に対応する特別な運行業務が該当する乗務員の評価を不当に下げる可能性があるような場合に、この特別な運行業務の際に記録された運行記録データを評価対象から除外することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る運転評価装置を含むシステムの構成例を示すブロック図である。 図2は、運転評価装置におけるデータ処理の例を示すフローチャートである。 図3は、運転評価装置におけるデータ処理の変形例を示すフローチャートである。 図4は、運転評価装置における運転評価処理の例を示すフローチャートである。 図5は、月報一覧テーブルの構成例を示す模式図である。 図6は、月別一覧テーブルの構成例を示す模式図である。 図7は、日報一覧テーブルの構成例を示す模式図である。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
<システムの構成>
図1は、本発明の実施形態に係る運転評価装置を含むシステムの構成例を示すブロック図である。
図1に示したシステムは、例えば運送会社などの企業において、輸送用トラックなどの業務用車両を運転し荷物等の配送を行う多数の乗務員の運行状況を管理するために利用される。このような企業では、各乗務員は、通常は事前に決められた1つ又は複数の配送先に荷物を配送するために、事前に決められた1種類又は複数種類の配送ルートのいずれかを通過するように車両を運行する。
そして、例えば突発的な事情により、事前に決めた配送先以外の新たな配送先に対しても荷物を配送するために、通常とは異なる新たな配送ルートを利用して車両の運行を実施する場合もありうる。また、状況に応じて、高速道路と一般道とを使い分けるように異なる配送ルートを利用して車両の運行を実施する場合もある。更に、例えば荷物の大きさや量の違いに応じて、小型車、中型車、大型車のような異なる車種の車両を使い分けて運行を実施する場合もある。
図1に示すサーバシステム10は、運転評価装置に相当する機能を搭載している。すなわち、サーバシステム10は、トラックなどの車両を運行する様々な乗務員のそれぞれの運転状況のデータを日報や月報などの形式で把握すると共に、各乗務員が安全な運転を行っているかどうかなどの優劣についての評価を自動的に実施して、その結果を表示することができる。なお、サーバシステム10は、車両および乗務員を管理する各企業内に設置してもよいし、所定のデータセンタ内に設置してもよい。
車載器20は、管理対象の多数の乗務員が運転する可能性のある全ての車両にそれぞれ搭載される。車載器20の代表例としては、デジタルタコグラフのような運行記録計が想定される。また、車載器20は、車両の運行中に記録したデータを外部に送信できるように無線通信モジュールを搭載している。
車載器20が車両の運行中に収集するデータの代表例としては、乗務員ID、出庫時刻、入庫時刻、運行時間、運行距離、最高速度、スピード超過回数、回転超過回数、急加速回数、急減速回数、アイドリング超過時間、走行履歴などが想定される。
図1に示すように、サーバシステム10と各車両に搭載された車載器20とは、無線通信設備30を介して無線接続することができる。例えば、無線通信設備30が狭域無線通信を行う場合には、各車両の出庫時や入庫時に車両を所定の場所に停車させた状態で無線接続しデータ通信を行う。また、無線通信設備30が広域無線通信を行う場合には、各車両が運行している任意のタイミングで無線接続を確立し、必要に応じてデータ通信を行うようになっている。
サーバシステム10は、データ受信部11、データ処理部12、運転評価部13、表示処理部14、運行実績DB(データベース、以下同様)15、及び運転評価DB16の各機能を備えている。これらの各機能は、サーバシステム10の中枢を構成するコンピュータが予め用意された運転評価プログラムを含むアプリケーションソフトウェアを実行することにより実現される。
データ受信部11は、各車両に搭載された車載器20が送信する電文のデータを無線通信設備30を介して受信し取得して、所定の内部記憶装置に保存する。車載器20が送信する電文のデータは、例えば車両が当日の配送を終了し入庫した時に一括して送信される日次の運行実績データであってもよく、あるいは、車両の運行中に任意のタイミングで逐次、或いは定期的に送信される個別の運行実績データであってもよい。いずれの場合も、車載器20が送信する電文のデータは、該当する車両を運転している特定の乗務員を表す乗務員IDの情報を含んでいる。したがって、データ受信部11は、受信した各データを乗務員に対応付けて管理することができる。
運行実績DB15は、データ受信部11が受信した乗務員毎の日次の運行実績データをデータ処理部12を経由して入力し、保存して管理する。
データ処理部12は、データ受信部11が受信したデータに基づいて、乗務員の評価対象から除外すべき「特別な状況での運行」の有無を識別する。そして、データ処理部12は、特別な状況での運行を検知すると、運行実績DB15上の該当する運行実績データに対して除外フラグを付与する。詳細については後述するが、「特別な状況での運行」は車両の運行ルートなどが通常とは異なる場合などに相当し、乗務員毎に異なる条件で識別され処理される。
運転評価部13は、運行実績DB15上の日次の運行実績データや、それを集計して得られる月次の運行実績データなどを利用して、乗務員毎に運転の評価を実施する。評価の結果は、運転評価DB16に保存され管理される。また、詳細については後述するが運転評価部13はボーナスポイント制度を導入した運転評価を実施する。
表示処理部14は、運転評価DB16上の評価結果に基づいて、複数の乗務員の評価点に関する月次の改善率が高いランキングの順番で、その一覧を月報として出力し所定の表示画面に表示する。
<データ処理の手順>
図2は、運転評価装置におけるデータ処理の例を示すフローチャートである。図1に示したサーバシステム10のコンピュータは、図2のデータ処理の手順を実行することにより、データ処理部12の機能を実現する。
データ処理部12は、図2に示した配送予定DB41、当日運行実績DB42、過去運行実績DB43、日報DB44、及び月報DB45にアクセスすることができる。
配送予定DB41は、事前に定めた乗務員毎の1日毎の配送予定を表すデータを管理している。このデータは、配送予定ルート、運行する車両の種類(大型車、中型車、小型車等の区分)、及び配送予定ルートの各区間毎の道路の種別(高速道路、一般道等の区分)を含んでいる。
当日運行実績DB42は、当日の車両入庫時に確定する当日の運行実績データをデータ受信部11から取得して乗務員毎に保存し管理するものである。この運行実績データは、実際の運行で走行した配送ルート、運行した車両の種類(大型車、中型車、小型車等の区分)、及び配送ルートの各区間毎の道路の種別(高速道路、一般道等の区分)を含んでいる。
過去運行実績DB43は、当日以前の過去に運行した実績を表す乗務員毎の日次のデータ、すなわち過去運行実績データを保存し管理している。このデータは、当日の運行実績データと同様に、実際の運行で走行した配送ルート、運行した車両の種類(大型車、中型車、小型車等の区分)、及び配送ルートの各区間毎の道路の種別(高速道路、一般道等の区分)を含んでいる。
日報DB44は、各乗務員の1日毎の運行状況や評価を企業の管理者が把握するのに適した形式の報告書、すなわち日報のデータを保持し管理する。
月報DB45は、各乗務員の1月毎の運行状況や評価を企業の管理者が把握するのに適した形式の報告書、すなわち月報のデータを保持し管理する。
データ処理部12は、最初に当日運行実績DB42から乗務員毎の当日の運行実績データを取得する(S11)。また、この当日の運行実績データの中から運行条件D1を取得する(S12)。この運行条件D1は、実際の運行で走行した配送ルート、運行した車両の種類、及び配送ルートの各区間毎の道路の種別などを表すものである。
次に、データ処理部12は配送予定DB41を参照し、該当する乗務員の当日配送予定の中から運行条件D2を取得する(S13)。この運行条件D2は、配送予定ルート、運行する車両の種類、及び配送予定ルートの各区間毎の道路の種別などを表すものである。
次に、データ処理部12は過去運行実績DB43から該当する乗務員の過去の運行実績を参照し、運行条件D3を取得する(S14)。この運行条件D3は、過去の実際の運行で走行した配送ルート、運行した車両の種類、及び配送ルートの各区間毎の道路の種別などを表すものである。
データ処理部12は、実績の運行条件D1のルート上にある幹線道路が、配送予定の運行条件D2と一致するか否かを比較し(S15)、一致する場合はS18に進み、一致しない場合はS16に進む。
また、データ処理部12は、実績の運行条件D1のルート上にある幹線道路が、過去の実績を表す運行条件D3上に存在しないかどうかを比較し(S16)、存在しない場合はS17に進み、存在する場合はS18に進む。
つまり、該当する乗務員が当日実際に運行したルートにおける幹線道路が、配送予定と異なり、しかも過去に日常的に運行したルートと異なっている場合には、データ処理部12はS17に進む。そして、データ処理部12は、S17で該当する乗務員の当日の日報に対して除外フラグを付与する。
例えば、管理部門から乗務員への急な予定変更指示により、配送予定DB41の配送予定には変更が反映されておらず、しかもそれまでに運行経験がないような新たな配送先へ荷物を配送するための運行を当日行ったような場合に、データ処理部12はS17を実行する。その場合、例えば熟練した乗務員であっても、通常の車両運行とは異なりそのルートでの運転に慣れていないので、急加減速の回数が増えたり、バック走行する回数が増えることが一般的に予想される。このような運転操作は、該当する乗務員の評価を下げる要因になるため、同じルートだけで日常的に配送を行っている他の乗務員と比べて不公平な評価が行われる可能性がある。そこで、ルート変更のような特別な状況での運行を検知した場合には、該当する日報に除外フラグを付与し、該当する乗務員の評価対象からこの実績データを除外する。
データ処理部12は、各乗務員の当日運行実績から、報告データとして日報のデータを乗務員毎に作成し、日報DB44に保存する(S18)。乗務員の評価対象から除外すべき日報については、S17で付与した除外フラグが付いている。
また、データ処理部12は、乗務員毎の日報のうち、除外フラグがないもののみを月単位で集計することにより、報告データとして月報のデータをそれぞれの乗務員に対して作成し、月報DB45に保存する(S19)。
<データ処理の変形例>
図3は、運転評価装置におけるデータ処理の変形例を示すフローチャートである。図3のデータ処理は、図2のデータ処理の変形例であり、各ステップS21、S22が追加された点のみが異なっている。
図3のデータ処理においては、データ処理部12は、当日運行実績における運行条件D1のルートが日常的なルートである場合に、ステップS15又はS16からS21の処理に進む。そして、運行車両の種類について、当日運行実績の運行条件D1と配送予定の運行条件D2とをS21で比較する。
運行車両の種類が一致する場合は、データ処理部12はS21からS18の処理に進む。また、一致しない場合は、データ処理部12はS22に進み、過去運行実績の運行条件D3を参照し、運行条件D1の運行車両と同じ種類の車両の運行実績があるかどうかを識別する。同じ種類の車両の運行実績がある場合はS22からS18に進み、ない場合はS17に進む。
例えば、日常的に小型車又は中型車の運行だけしか行っていない乗務員が、当日は大型車を運行して配送を実施したような場合には、慣れているルートで配送した場合であっても車両の大きさに慣れていないので、評価を下げるような運転を行う可能性が高い。そこで、データ処理部12は、そのような運行実績についても特別な状況での運行とみなし、S17で該当する日報に除外フラグを付与する。これにより、運転評価装置は、複数の乗務員の間でより公平な評価を行うことが可能になる。
<運転評価処理の手順>
図4は、運転評価装置における運転評価処理の例を示すフローチャートである。図1に示したサーバシステム10のコンピュータは、図4の運転評価処理の手順を実行することにより、運転評価部13の機能を実現する。
運転評価部13は、例えば図2に示した日報DB44上の日報における運行実績データや、月報DB45上の月報における運行実績データを対象として図4の運転評価処理を実行することにより、乗務員毎の評価値を1日単位の数値や1月単位の数値として自動的に算出することができる。但し、特別な状況で運行した時の運行実績には除外フラグが付与されているので、運転評価部13は除外フラグのある運行実績データを評価対象から除外する。図4の運転評価処理について以下に説明する。
運転評価部13は、評価対象の日報の運行実績データから、実際に運行した車両の種類(車種)の情報を取得してそれをS31で識別し、乗務員の評価に必要な各種パラメータをそれぞれの車種に適した内容に決定する(S31a、S31b、S31c)。
運転評価部13は、評価対象の日報の運行実績データから、実際の運行ルートの情報及びルート上の幹線道路における道路の種類をS32で識別し、乗務員の評価に必要な各種パラメータをそれぞれの道路の種類に適した内容に決定する(S32a、S32b)。
運転評価部13は、様々な評価項目を順次に選択すると共に、選択した評価項目の評価に必要なパラメータをそれぞれ取得する(S33、S33a~S33e)。例えば、「最高速度」、「スピード超過回数」、「回転超過回数」、「急加減速回数」、「アイドリング超過時間」のそれぞれの評価項目について、閾値や重み付けなどのパラメータを適切に決定する。
運転評価部13は、選択したそれぞれの評価項目について、該当する乗務員に対する評価の点数を、取得した各種パラメータと日報における運行実績データとに基づいてS34で算出する。ここで算出する点数は0~100の範囲内とする。更に、運転評価部13は、全ての評価項目を集計することにより、総合評価の点数を算出する。更に、運転評価部13は、日報に対する総合評価を集計することにより、月報における総合評価の点数を算出する。
また、総合評価の点数については、例えば以下に示すようにA~Jのランク分けを実施する。
「ランク:点数の範囲」
「A:90~100」、「B:80~90」、「C:70~80」、「D:60~70」、「E:50~60」、「F:40~50」、「G:30~40」、「H:20~30」、「I:10~20」、「J:0~10」
運転評価部13は、乗務員毎に月報の複数月における総合評価の点数をS35、S36で比較する。そして、「先月及び先々月の得点が連続で60点未満」の条件を満たし、且つ「今月の得点が先月より2ランク以上向上」の条件を満たす場合に次のS37の処理に進む。その場合、運転評価部13は、運転技術が向上したことを表すコメントを付与し、更にボーナスポイントとして30%加点とするように今月の総合評価を更新する(S37)。
例えば、特定の乗務員における7月、8月、9月(今月)の総合評価がそれぞれ50点、55点、75点の場合には、S35、S36の両方の条件を満たすので、9月の75点にその30%を加点し、97.5点を最終的な総合評価とする。
なお、運転評価部13は、更新後の点数が最大値の満点(100)を超えたことをS38で認識した場合には、その点数をS39で満点に修正する。
<月報一覧テーブルの構成>
図5は、月報一覧テーブル50の構成例を示す模式図である。
図5に示した月報一覧テーブル50は、図1の表示処理部14が多数の乗務員について月次評価点の改善率をランキング形式で表示するために必要なデータ一覧の具体例を表している。つまり、表示処理部14が多数の乗務員について月報を集計することにより、図5のような月報一覧テーブル50の内容を生成し表示することができる。
図5の月報一覧テーブル50は、多数の項目50a~50oのデータをランキングが高い順に行方向に並べた状態で構成してある。各項目50a~50oは、それぞれランキングの順位、乗務員名、総合評価、グレード、改善率(%)、日報、運行時間(時、分、秒)、運行距離(km)、最高速度(km/h)、スピード超過回数、回転超過回数、急加速回数、急減速回数、アイドリング超過時間(時、分、秒)、及び全国順位を表している。
また、日報の項目50fの中には、日報一覧テーブル70にアクセスするための日報リンク52がある。また、該当する日報一覧テーブル70の中に1つ以上の除外フラグ71が含まれている場合には、除外フラグ51が日報の項目50fの中に表示される。
図5の例では、ランキング順位が1番の乗務員「Driver A」は総合評価の項目50cが83点、改善率の項目50eが18.5%である。また、ランキング順位が2番の乗務員「Driver B」は総合評価の項目50cが85点、改善率の項目50eが10.5%である。したがって、改善率がより大きい乗務員「Driver A」のランキング順位は乗務員「Driver B」よりも高い。
表示処理部14は、図5の月報一覧テーブル50を表示している状態で、例えば管理者のマウス操作などによる入力操作を受け付けることができる。例えば、項目50bの乗務員名の「Driver A」の箇所が管理者により選択されると、表示処理部14は、図6のような月別一覧テーブル60を表示することができる。
<月別一覧テーブルの構成>
図6は、月別一覧テーブル60の構成例を示す模式図である。この月別一覧テーブル60は、選択された特定の乗務員に関する複数月の月報の内容を容易に対比できるように並べて配置したものである。したがって、管理者は、該当する乗務員の当月の実績と、過去月の実績とを対比することができる。
図6の月別一覧テーブル60は多数の項目60a、60b、60c、60d、・・・を含んでいる。図6は月別一覧テーブル60の一部分だけを表しており、実際には項目60d以降に、月報一覧テーブル50の各項目50j~50nと同じようにスピード超過回数、回転超過回数、急加速回数、急減速回数、及びアイドリング超過時間の各項目がある。
図6の月別一覧テーブル60においては、項目60aは日付(年/月)、項目60bは総合評価の点数、グレード、及び改善率を含み、項目60cは最高速度の実績、評価点数、改善率、及びコメントを含んでいる。
図6の例では、日付の項目60aの「2020/8」の行において、最高速度の項目60cにおける改善率(36.4%)が大きいため、ボーナスポイントの「22.5点」が評価点数に加算され、更にその状況を理解しやすい文章がコメント欄に自動的に書き込まれている。
<日報一覧テーブルの構成>
図7は、日報一覧テーブル70の構成例を示す模式図である。
図5の月報一覧テーブル50を表示している状態で、管理者の入力操作によりランキング順位が2番の日報リンク52が選択されると、表示処理部14は図7のような日報一覧テーブル70を表示する。
図5の日報一覧テーブル70においては、複数の日付の日報の内容一覧が行方向に順番に並べて配置してある。日報一覧テーブル70の各項目70a~70nは、それぞれ乗務員名、出庫時刻、入庫時刻、運行時間、運行距離、総合評価、グレード、最高速度、スピード超過回数、回転超過回数、急加速回数、急減速回数、アイドリング超過時間、及び走行履歴を表している。
また、評価から除外すべき特別な状況での運行であった日付の日報については、走行履歴の項目70n内に除外フラグ71が表示されている。図5の日報一覧テーブル70を表示している状態で、表示処理部14は管理者からの入力操作を受け付けることができる。そして、入力操作により例えば走行履歴の項目70nが選択されると、表示処理部14はその走行履歴の詳細な内容を表示する。
<運転評価装置の利点>
上述の運転評価装置においては、図2、図3のようなデータ処理により特別な状況での運行を検知して運行実績に除外フラグを付与するので、複数の乗務員の間で公平な運行評価を行うことが容易になる。すなわち、個別の運行ルートに関する乗務員毎の経験度に配慮した公平な運行評価が可能になる。更に、運行した車種の違いや道路の種類も考慮することで、より公平な評価が可能になる。
また、月次の評価点を計算する際には、除外フラグがある日報を除外して集計した月報のデータに基づいて計算できるので、管理者は各乗務員の公平な評価値を容易に把握できる。
また、運転評価装置は、図4のような処理により評価点の改善率が大きい乗務員に対して自動的にボーナスポイントを付与することができる。これにより、各乗務員が自ら運転技術の向上に励むように意識を改善させることが期待できる。特に、各乗務員の個人的な運転くせの影響で評価が低い項目について、その評価が大きく改善されたことを条件としてボーナスポイントを付与することで、各乗務員に対し自発的に運転くせを修正するよう意識を改善させることが期待できる。
また、図5の月報一覧テーブル50のようなランキング形式で各乗務員の評価を一覧表示することにより、管理者は、複数の乗務員の運転技術改善状況を容易に把握可能になる。また、図6のような月別一覧テーブル60の内容を一覧表示することで、管理者はそれぞれの乗務員についての運転技術改善状況を容易に把握可能になる。また、図7の日報一覧テーブル70のように特別な状況での運行があった日報に除外フラグ71で目印を付けて表示することにより、管理者は乗務員毎の実際の運行状況を容易に把握可能になる。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る運転評価装置、運転評価プログラムおよび報告データの特徴をそれぞれ以下[1]~[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するための運転評価装置であって、
評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報(運行条件D1)と、第2の運行ルート情報(運行条件D2,D3)とを取得するルート取得部(データ処理部12、S11~S14)と、
前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を当該運行記録データに付与する識別符号付与部(データ処理部12、S15~S17)と、
前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する評価値算出部(運転評価部13)と、
を備えた運転評価装置(サーバシステム10)。
[2] 前記識別符号付与部は、前記識別符号を付与する条件として、前記運行記録データに含まれる車両情報、及び道路種別の少なくとも一方の違いを反映する(S15、S16、S21、S22)、
上記[1]に記載の運転評価装置。
[3] 前記ルート取得部は、処理対象候補となる第1の運行記録データから前記第1の運行ルート情報(運行条件D1)を取得し、前記第1の運行記録データ以前に過去の実績として記録された第2の運行記録データ(運行条件D3)、又は当日の配送予定(運行条件D2)から前記第2の運行ルート情報を取得する、
上記[1]又は[2]に記載の運転評価装置。
[4] 前記評価値算出部は、前記運行記録データから所定期間の実績を表す短期実績データ(日報DB44)と、前記短期実績データよりも長い期間の実績を表す長期実績データ(月報DB45)とをそれぞれ生成すると共に、前記長期実績データを生成又は評価する際には、前記識別符号が付与された前記運行記録データを除外して集計する(S19)、
上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の運転評価装置。
[5] 車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するコンピュータが実行可能な運転評価プログラムであって、
評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得する手順(S11~S14)と、
前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を付与する手順(S15~S17)と、
前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する手順(S31~S34)と、
を含む運転評価プログラム。
[6] 上記[1]に記載の運転評価装置によって生成された報告データ。
10 サーバシステム
11 データ受信部
12 データ処理部
13 運転評価部
14 表示処理部
15 運行実績DB
16 運転評価DB
20 車載器
30 無線通信設備
41 配送予定DB
42 当日運行実績DB
43 過去運行実績DB
44 日報DB
45 月報DB
50 月報一覧テーブル
50a~50o 項目
51 除外フラグ
52 日報リンク
60 月別一覧テーブル
60a~60d 項目
70 日報一覧テーブル
70a~70n 項目
71 除外フラグ
D1,D2,D3 運行条件

Claims (5)

  1. 車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するための運転評価装置であって、
    評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得するルート取得部と、
    前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を当該運行記録データに付与する識別符号付与部と、
    前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する評価値算出部と、
    を備え
    前記識別符号付与部は、前記識別符号を付与する条件として、前記運行記録データに含まれる車両情報、及び道路種別の少なくとも一方の違いを反映する、
    運転評価装置。
  2. 車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するための運転評価装置であって、
    評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得するルート取得部と、
    前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を当該運行記録データに付与する識別符号付与部と、
    前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する評価値算出部と、
    を備え、
    前記ルート取得部は、処理対象候補となる第1の運行記録データから前記第1の運行ルート情報を取得し、前記第1の運行記録データ以前に過去の実績として記録された第2の運行記録データ、又は当日の配送予定から前記第2の運行ルート情報を取得する、
    転評価装置。
  3. 前記評価値算出部は、前記運行記録データから所定期間の実績を表す短期実績データと、前記短期実績データよりも長い期間の実績を表す長期実績データとをそれぞれ生成すると共に、前記長期実績データを生成又は評価する際には、前記識別符号が付与された前記運行記録データを除外して集計する、
    請求項1又は請求項に記載の運転評価装置。
  4. 車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するコンピュータが実行可能な運転評価プログラムであって、
    評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得する手順と、
    前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を付与する手順と、
    前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する手順と、
    を含み、
    前記識別符号を付与する手順は、前記識別符号を付与する条件として、前記運行記録データに含まれる車両情報、及び道路種別の少なくとも一方の違いを反映する、
    運転評価プログラム。
  5. 車両を運行する各乗務員の運行状況を検出して得られた運行記録データに基づいて、各乗務員の運行状況を評価するコンピュータが実行可能な運転評価プログラムであって、
    評価対象の乗務員に対する第1の運行ルート情報と、第2の運行ルート情報とを取得する手順と、
    前記第1の運行ルート情報と前記第2の運行ルート情報とを比較し、比較結果が所定の条件を満たす場合には、対応する特定の運行記録データを評価対象から除外するための識別符号を付与する手順と、
    前記識別符号に基づき前記運行記録データの中から前記第2の運行ルート情報と関連する評価対象データを抽出し、抽出された前記評価対象データを乗務員毎に評価して集計した評価値を出力する手順と、
    を含み、
    前記第1の運行ルート情報及び第2の運行ルート情報を取得する手順は、処理対象候補となる第1の運行記録データから前記第1の運行ルート情報を取得し、前記第1の運行記録データ以前に過去の実績として記録された第2の運行記録データ、又は当日の配送予定から前記第2の運行ルート情報を取得する、
    運転評価プログラム。
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