JP7290492B2 - バッグインボックス用の外装箱およびバッグインボックス - Google Patents

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本発明は、内袋を収納するバッグインボックス用の外装箱およびバッグインボックスに関する。
特許文献1には、内容物を充填した口栓付き内袋と、内袋を収納する外装箱とからなるバッグインボックスが開示されている。外装箱は、底部、蓋部および側板からなるブランクを折り曲げて構成されていた。蓋部は口栓取出部を有し、側板は胴部を形成していた。外装箱は、バッグインボックス全体を水平面上に口栓取出部が横になるように載置した時に水平面と胴部との間に位置して、蓋部側に傾斜させる傾斜部材を有していた。このバッグインボックスでは、傾斜部材を備えることで、内袋に充填された内容物の注ぎ残しを低減していた。
特開2017-1728号公報
しかしながら、上記したバッグインボックスでは、傾斜した側板が、内袋(内容物)の重さで撓んだり折れたりして、水平面と略平行になる虞があった。すると、内袋を傾斜させることができないため、多くの内容物が内袋に残ることがあった。
また、口栓取出部から露出した内袋の口栓は水平面の近傍に配置されているため、口栓が水平面に接触してしまうことがあった。また、口栓と水平面との間に、内容物を注ぐための容器を配置するスペースが無かった。したがって、水平面に更に設置台等を配置し、その設置台等にバッグインボックスを配置し、口栓を水平面から離間させる必要があった。
本発明は、上記課題を解決するために、内袋に充填された内容物の注ぎ残しを低減することができるバッグインボックス用の外装箱およびバッグインボックスを提供する。
上記した目的を達成するため、本発明は、注出口を有した内袋を収納するバッグインボックス用の外装箱であって、第1方向に対向する一対の第1側壁と第1方向に交差する第2方向に対向する一対の第2側壁とを含んで筒状に形成された胴部と、一対の前記第1側壁の一端部に連設され、前記胴部の軸方向一方の開口部を閉塞する一対の第1フラップと、を備え、一対の前記第1フラップは、前記胴部の内側に折り返され、一対の前記第1側壁の内面に対向する一対の第1内壁部と、一対の前記第1内壁部の先端部から互いに接近するように延設され、前記開口部を閉塞する一対の第1蓋部と、一対の前記第1蓋部の先端部から軸方向一方に向かって延設され、互いに重なり合う一対の支持部と、を含み、第2方向一方の前記第2側壁は、前記注出口を露出させるための取出部を有し、一対の前記第1内壁部と一対の前記第1蓋部との境界線は、第2方向他方から一方に向かって軸方向一方に傾斜しており、前記胴部の軸方向一端を設置面に当接させて設置した状態で、一対の前記第1蓋部は、第2方向他方から一方に向かって下方に傾斜し、前記設置面から上方に離間した位置にて前記内袋を支持する傾斜底面部を形成し、前記取出部は、前記傾斜底面部よりも上方に設けられ、一対の前記支持部は、その先端を前記設置面に当接させて前記傾斜底面部を支持する。
この場合、一対の前記第1側壁と一対の前記第2側壁との他端部に連設され、前記胴部の軸方向他方の開口部を閉塞する複数の閉塞片を更に備え、前記支持部には把持穴が形成され、一対の前記支持部を上方に向けた姿勢において、一対の前記支持部は、運搬する際に把持される持ち手として機能することが好ましい。
この場合、一対の前記第1蓋部の先端部には、一対の係合片が突設されており、一方の前記第1蓋部の前記係合片は、他方の前記第1蓋部の裏側に重なり、他方の前記第1蓋部の前記係合片は、一方の前記第1蓋部の前記把持穴を貫通して表側に重なることが好ましい。
この場合、一対の前記第2側壁の一端部に連設された一対の第2フラップを更に備え、一対の前記第2フラップは、前記胴部の内側に折り返され、一対の前記第2側壁の内面に対向する一対の第2内壁部と、一対の前記第2内壁部の先端部から互いに交差するように延設された一対の第2蓋部と、を含み、一方の前記第2蓋部は、一対の前記支持部を避けながら前記開口部を閉塞した一対の前記第1蓋部に積層され、他方の前記第2蓋部は、一対の前記支持部を避けながら一方の前記第2蓋部に積層され、一方の前記第2内壁部には、一方の前記第2蓋部との境界に沿う位置にロック穴が形成され、他方の前記第2蓋部の先端部には、前記ロック穴に係合可能なロック凸部が突設されたことが好ましい。
この場合、一方の前記第2蓋部は、一対の前記支持部を挟み込むように二分割にされ、他方の前記第2蓋部は、一対の前記支持部を貫通させるスリットを有したことが好ましい。
上記した目的を達成するため、本発明に係るバッグインボックスは、注出口を有した内袋と、前記内袋を収納した上記のいずれかに記載のバッグインボックス用の外装箱と、を備えた。
本発明によれば、内袋に充填された内容物の注ぎ残しを低減することができる。
本発明の一実施形態に係るバッグインボックスを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るバッグインボックスを示す側方断面図である。 本発明の一実施形態に係るバッグインボックス用の外装箱のブランクを示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るバッグインボックス(外装箱)を組み立てる過程を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係るバッグインボックスの使用法を説明する斜視図である。 本発明の一実施形態に係るバッグインボックスの使用時を示す前方断面図である。 本発明の一実施形態に係るバッグインボックスの使用時を示す側方断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。なお、図面に示す「Fr」は「前」を示し、「Rr」は「後」を示し、「L」は「左」を示し、「R」は「右」を示し、「U」は「上」を示し、「D」は「下」を示している。前後方向(第2方向)は左右方向(第1方向)に直交し、上下方向(軸方向)は前後方向と左右方向とに直交している。本明細書では方向や位置を示す用語を用いるが、それらの用語は説明の便宜のために用いるものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[バッグインボックスの概要]
図1ないし図3を参照して、バッグインボックス1の構成について説明する。図1はバッグインボックス1を示す斜視図である。図2はバッグインボックス1を示す側方断面図である。図3はバッグインボックス1用の外装箱3のブランク5を示す平面図である。
図1に示すように、バッグインボックス1は、略直方体状に形成されている。図2に示すように、バッグインボックス1は、液体や粉体等の内容物100を収納した内袋2と、内袋2を収納した外装箱3と、を備えている。
<内袋>
内袋2は、例えば、合成樹脂製のフィルム(または合成樹脂層と金属被膜とを積層した複合フィルムでもよい。)によって形成された袋である。内袋2には注出部10が固定されており、注出部10は内容物100を外部に流出させるための注出口11を有している。また、注出部10には、注出口11を開閉する回動式の開閉栓12が設けられている。注出部10の根本部分には、段ボールシートが嵌合可能な隙間を挟んで2枚のフランジ部13が設けられている。
<外装箱>
バッグインボックス1用の外装箱3は、図3に示すブランク5を組み立てることで形成される。ブランク5は、例えば、波状の中しん9Aの表裏に表ライナ9Bと裏ライナ9C(図2参照)とを貼り付けた紙製の両面段ボールシートから形成されている。ブランク5は、例えば、一枚の段ボールシートを抜型等で打ち抜いて形成されている。なお、図2は、表ライナ9B側(外装箱3の外面側)を示している。本明細書では、段ボールの中しん9Aと平行な方向を「段方向」と呼び、段方向(中しん9A)に直交する方向を「流れ方向」と呼ぶこととする。図面に示す「X」は「段方向」を示し、「Y」は「流れ方向」を示している。また、本明細書では、方向や位置を示す用語は、外装箱3を組み立てた状態(組立状態)における方向や位置を指している。
[ブランク]
図3に示すように、ブランク5は、一対の第1側壁20と、一対の第2側壁21と、一対の第1フラップ22と、一対の第2フラップ23と、第1閉塞片24と、一対の第2閉塞片25と、第3閉塞片26と、を備えている。
<第1側壁、第2側壁>
一対の第1側壁20と一対の第2側壁21とは、第1折曲線L1を介して流れ方向の一方から他方に向かって交互に連設されている。第1側壁20と第2側壁21とは、略長方形状に形成されている。詳細には、第1側壁20は、第2側壁21よりも流れ方向に僅かに長い略長方形状に形成されている。第1側壁20の流れ方向の一端部には、第1折曲線L1を介して継代片27が連設されている。
一対の第1側壁20の間に設けられた第2側壁21には、外装箱3に収納した内袋2の注出部10(注出口11)を露出させるための取出部28が形成されている。取出部28は、第2側壁21の流れ方向の中央にて、第2側壁21の段方向一側(第2フラップ23側)に形成されている。取出部28は、略六角形状の切目によって区画された取出穴28Aと、取出穴28Aの段方向他方に隣接して設けられた一対の取出片28Bと、を有している。取出穴28Aは、切目に沿って第2側壁21の一部を切断することで開口する。一対の取出片28Bは、取出穴28Aから段方向他方に延びた3本の切目によって区画されている。一対の取出片28Bは、一対の取出折曲線28Cを介して第2側壁21に連設されている。
<第1フラップ>
一対の第1フラップ22は、一対の第1側壁20の段方向一端部に連設されている。一対の第1フラップ22は、第2側壁21を対称軸として概ね線対称に形成されている。一対の第1フラップ22は、それぞれ、第1内壁部30と、第1蓋部31と、支持部32と、を含んでいる。
(第1内壁部)
一対の第1内壁部30は、第2折曲線L2を介して一対の第1側壁20に連設されている。一対の第1内壁部30の先端(後述する第1逆折線L11)は、流れ方向両外端から互いに接近する方向に向かって基端側(第2折曲線L2に接近する方向)に傾斜している。したがって、一対の第1内壁部30では、流れ方向両内側の高さ(段方向の寸法)が流れ方向両外側の高さよりも低く(短く)設定されており、第1内壁部30は略台形状に形成されている。
(第1蓋部)
一対の第1蓋部31は、第1逆折線L11を介して一対の第1内壁部30の先端部に連設されている。第1蓋部31は、略長方形状に形成されている。一対の第1蓋部31の流れ方向両外端は、それぞれ、傾斜した第1逆折線L11に対して略直角を成している。つまり、一対の第1蓋部31の流れ方向両外端は、基端から先端に向かって互いに接近する方向に傾斜している。なお、一対の第1蓋部31の流れ方向両内端は、一対の第1内壁部30の流れ方向両内端(第1折曲線L1)と略平行に形成されている。したがって、一対の第1蓋部31の流れ方向両内端は、それぞれ、傾斜した第1逆折線L11に対して鋭角を成している。
(支持部)
一対の支持部32は、支持折曲線L12を介して一対の第1蓋部31の先端部に連設されている。支持部32は、第1蓋部31よりも流れ方向に幅狭い略長方形状に形成されている。支持部32の基端側には把持穴32Aが形成されており、支持部32は(倒立した)略U字に形成されている。一対の支持部32の先端は、流れ方向両外側から内側に向かって基端側に傾斜しており、その傾斜角度(第2折曲線L2に対する角度)は、第1逆折線L11の傾斜角度よりも大きく設定されている。したがって、一対の支持部32では、流れ方向両内側の高さ(段方向の寸法)が、流れ方向両外側の高さ(段方向の寸法)よりも低く(短く)設定されている。
また、先に説明した一対の第1内壁部30の先端部には、一対の支持部32の把持穴32Aの一部を埋めるように、一対の係合片31Aが突設されている。なお、一対の係合片31Aには支持折曲線L12は形成されていない。また、継代片27の側の係合片31Aの先端部には、略三角形状の切欠きが凹設されているが、この切欠きは省略(削除)されてもよい。
<第2フラップ>
一対の第2フラップ23は、一対の第2側壁21の段方向他端部に連設されている。一対の第2フラップ23は、概ね同じ大きさの略長方形状に形成されている。一対の第2フラップ23は、それぞれ、第2内壁部33と、第2蓋部34と、を含んでいる。なお、一対の第2フラップ23は互いに形状が異なっているため、以下の説明では、取出部28を有した第2側壁21に連設された第2フラップ23およびその構成には符号「(1)」を付加し、他方の第2フラップ23およびその構成には符号「(2)」を付加し、両者に共通する説明では算用数字のみを符号に用いる。
(第2内壁部)
一対の第2内壁部33は、2本の第3折曲線L3を介して一対の第2側壁21に連設されている。2本の第3折曲線L3は互いに近接して平行に形成され、2本の第3折曲線L3の間には額縁部33Aが形成されている。額縁部33Aは、第2内壁部33よりも流れ方向に僅かに長い略長方形状に形成されている。第2内壁部33は略長方形状に形成されており、第2内壁部33(1)の段方向の寸法は、第1内壁部30の高さが低い部分と略同一であり、第2内壁部33(2)の段方向の寸法は、第1内壁部30の高さが高い部分と略同一である。
(第2蓋部)
一対の第2蓋部34は、第2逆折線L13を介して一対の第2内壁部33の先端部に連設されている。第2内壁部33は、略長方形状に形成されている。第2蓋部34(1)の段方向の寸法は、第1側壁20の流れ方向の寸法よりも僅かに短く設定されている。第2内壁部33(2)が第2内壁部33(1)よりも段方向に長いため、第2蓋部34(2)は第2蓋部34(1)よりも段方向に短く形成されている。
第2蓋部34(1)の流れ方向中央には、段方向に沿ってスリット35が形成されている。スリット35は、第2蓋部34(1)の先端近傍から第2逆折線L13(1)を超えて額縁部33A(1)の近傍まで延設されている。第2蓋部34(1)の先端部の流れ方向中央部には、ロック凸部36が突設されている。
第2フラップ23(2)は、段方向に沿って第2蓋部34(2)の先端から額縁部33A(2)まで延設された切断線CLによって二等分に分割されている。なお、本明細書では、第2内壁部33(2)および額縁部33A(2)が二分割にされた部分を一対の第2内壁片37と呼び、第2蓋部34(2)が二分割にされた部分を一対の第2蓋片38と呼ぶこととする。
一対の第2内壁片37の基端側は、切断線CLを介して突き合せられている。また、一対の第2蓋片38の段方向中間部は、切断線CLを介して突き合せられている。なお、本明細書では、一対の第2蓋片38の段方向中間部の突き合せ部を一対の係合凸部38Aと呼ぶこととする。これらの突き合せ部以外、すなわち、一対の第2内壁片37の先端側から一対の第2蓋片38の基端側までの部分、および一対の第2蓋片38の先端側には、それぞれ、切断部分に沿って隙間Sが形成されている。
また、第2内壁部33(2)には、第2蓋部34との境界に沿う位置にロック穴39が形成されている。ロック穴39は、第2逆折線L13(2)から一対の第2内壁片37に向かって突出した後、隙間Sまで第2逆折線L13(2)と平行に延びた一対の切目線によって形成されている。
<第1閉塞片>
第1閉塞片24は、第4折曲線L4を介して一対の第2側壁21に挟まれた第1側壁20の段方向他端部に連設されている。第1閉塞片24は概ね略長方形状に形成され、その段方向の寸法(延出寸法)は第2側壁21の流れ方向の寸法の半分よりも長く設定されている。第1閉塞片24の先端部の流れ方向中央には、略長方形状の嵌合凹部24Aが凹設されている。
<第2閉塞片>
一対の第2閉塞片25は、第4折曲線L4を介して一対の第2側壁21の段方向他端部に連設されている。第2閉塞片25は、第1閉塞片24側に略台形状の切欠きを有し、第1閉塞片24とは反対側に相対的に突き出した突片25Aを有する複雑な形状を成している。取出部28を有した第2閉塞片25に連設された第2閉塞片25は、他方の第2閉塞片25よりも段方向に短く形成されている。他方の第2閉塞片25の段方向の最大寸法は、第1閉塞片24の延出寸法と略同一である。
<第3閉塞片>
第3閉塞片26は、第4折曲線L4を介して継代片27に隣接した第1側壁20の段方向他端部に連設されている。第3閉塞片26は概ね略台形状に形成され、その段方向の寸法(延出寸法)は第1閉塞片24の延出寸法と略同一である。第3閉塞片26の先端部は、第1閉塞片24の嵌合凹部24Aと相補的な形状となる嵌合凸部26Aが突設されている。
なお、第1~第4折曲線L1~L4、支持折曲線L12および取出折曲線28Cは、段ボールシートを裏ライナ9C側から厚み方向に直線状に潰した汎用罫線である。また、第1~第2逆折線L11,L13は、汎用罫線上に複数の切目を所定間隔に形成したリード罫線である。これらの第1折曲線L1等は、汎用罫線やリード罫線に限らず、ミシン刃線等、段ボールシートを折り曲げるための線であれば如何なるものでもよい。
[バッグインボックスの組立]
次に、図1、図2および図4を参照して、バッグインボックス1の組立手順について説明する。図4はバッグインボックス1(外装箱3)を組み立てる過程を説明する斜視図である。なお、組立前の初期状態として、ブランク5の流れ方向の両外側に位置する第1側壁20と第2側壁21とが第1折曲線L1で折り曲げられ、継代片27が第2側壁21の内面に接着され、バッグインボックス用の外装箱3は二重に折り畳まれていることとする。
まず、作業者は、一対の第1側壁20と一対の第2側壁21とを第1折曲線L1に沿って略直角に折り曲げる。一対の第1側壁20は左右方向(第1方向)に対向し、一対の第2側壁21は前後方向(第2方向)に対向する。そして、略角筒状の胴部3Wが形成される(図4参照)。なお、取出部28を有する第2側壁21が胴部3Wの前面となる。
続いて、作業者は、第1閉塞片24を第4折曲線L4に沿って内側に折り曲げた後、一対の第2閉塞片25を第4折曲線L4に沿って内側に折り曲げる。次に、作業者は、第3閉塞片26を第4折曲線L4に沿って内側に折り曲げ、一対の第2閉塞片25を挟んで第1閉塞片24を押し込みながら嵌合凸部26Aを嵌合凹部24Aに差し込む(後述する図5参照)。以上によって、第1~第3閉塞片24~26によって胴部3Wの軸方向他方(図1、図2、図4では下方)の開口部3Bが閉塞される。第1~第3閉塞片24~26は、いわゆる地獄底(またはアメリカンロック)と呼ばれる組み上げ式の閉塞面を構成する。詳細は後述するが、第1~第3閉塞片24~26により組み上げられた閉塞面は、運搬時におけるバッグインボックス1の底面となる。
次に、作業者は、胴部3Wの軸方向一方(図2、図4では上方)の開口部3Aから内袋2を胴部3Wの内部に挿入する。内袋2は注出部10を胴部3Wの前面に向けた姿勢で胴部3W内に挿入され、注出部10は取出部28の近傍に配置される(図2参照)。
次に、作業者は、一対の第1フラップ22と一対の第2フラップ23とによって胴部3Wの軸方向一方の開口部3Aを閉塞する。具体的には、図4に示すように、作業者は、一対の第1内壁部30を第2折曲線L2に沿って胴部3Wの内側に折り返し、一対の第1蓋部31を第1逆折線L11で逆折りし(表ライナ9Bを内側に向けるように折り)、一対の支持部32を支持折曲線L12で逆折りする。
すると、一対の第1内壁部30は、一対の第1側壁20の内面(裏ライナ9C)に重なり、二重壁を構成する(後述する図6参照)。一対の第1蓋部31は、一対の第1内壁部30の先端部から互いに接近するように延設され、開口部3Aを閉塞する(図2も参照)。詳細は後述するが、開口部3Aを閉塞した一対の第1蓋部31は、使用時(内容物100の注出時)におけるバッグインボックス1の底面(以下、「傾斜底面部31S」ともいう。)となる。一対の支持部32は、一対の第1蓋部31の先端部から軸方向一方に向かって延設され、一対の把持穴32A一致させるように互いに重なり合う。一対の支持部32の先端は、胴部3Wの軸方向一端(第2折曲線L2や第3折曲線L3)と略同じ高さに位置している(図2参照)。なお、一対の支持部32が逆折りされると、一対の第1蓋部31の係合片31Aは把持穴32Aから抜け出す。一方の第1蓋部31の係合片31Aは、他方の第1蓋部31の裏側に重なり(図2参照)、他方の第1蓋部31の係合片31Aは、一方の第1蓋部31の把持穴32Aを貫通して表側に重なる(図4参照)。
図4に示すように、第1内壁部30と第1蓋部31と支持部32とは、正面から見て略コ字状(U字状)に屈曲して胴部3Wの内部に落ち込んでいる。一対の第1フラップ22全体としては、正面から見て略E字状に屈曲して胴部3Wの内部に嵌り込んでいる。一対の第1内壁部30と一対の第1蓋部31との境界線としての第1逆折線L11は、後方から前方(第2方向他方から一方)に向かって軸方向一方(図4では上方)に傾斜しているため、開口部3Aを閉塞した一対の第1蓋部31(傾斜底面部31S)も第1逆折線L11と同様に傾斜している(図2参照)。
次に、図2および図4に示すように、作業者は、一対の第2内壁片37(額縁部33A(2)および第2内壁部33(2))を2本の第3折曲線L3(2)に沿って胴部3Wの内側に折り返し、一対の第2蓋片38(第2蓋部34(2))を第2逆折線L13(2)で逆折りする。なお、第2内壁部33(2)および第2蓋部34(2)は、二分割にされ、切断部分に隙間Sを有しているため、起立姿勢となった一対の支持部32に接触しながら折り曲げられる。
すると、図2に示すように、第2内壁部33(2)(一対の第2内壁片37)は、第2側壁21の内面に僅かな隙間を挟んで(または軽く接触して)対向し、二重壁を構成する。第2蓋部34(2)(一対の第2蓋片38)は、第2内壁部33(2)(一対の第2内壁片37)の先端から前方に延設され、一対の支持部32を避けながら開口部3Aを閉塞した一対の第1蓋部31に積層される。一対の第2蓋片38は一対の支持部32を挟み込み、一対の係合凸部38Aは一対の支持部32の把持穴32Aに嵌合して突き合わされている(図1参照)。なお、一対の第2蓋片38が逆折りされると、第2内壁部33(2)のロック穴39が開口する(図1、図2参照)。
次に、図2および図4に示すように、作業者は、額縁部33A(1)および第2内壁部33(1)を2本の第3折曲線L3(1)に沿って胴部3Wの内側に折り返し、第2蓋部34(1)を第2逆折線L13(1)で逆折りする。起立姿勢となった一対の支持部32は第2蓋部34(1)のスリット35を貫通するため、第2内壁部33(1)および第2蓋部34(1)を折り曲げることができる。
すると、図2に示すように、第2内壁部33(1)は、第2側壁21の内面に僅かな隙間を挟んで(または軽く接触して)対向し、二重壁を構成する。第2蓋部34(1)は、第2内壁部33(1)の先端から後方に延設され、一対の支持部32を避けながら第2蓋部34(2)に積層される。また、第2蓋部34(1)のロック凸部36は、第2内壁部33(2)に開口したロック穴39に係合する(図1、図2参照)。これにより、第2蓋部34(1)が容易に展開されることが無くなり、一対の第2蓋部34が一対の第2内壁部33の先端部から互いに交差するように延設された状態を保持される。
以上によって、バッグインボックス1の組立が完了する(図1参照)。
[バッグインボックスの運搬]
図1および図2に示すように、一対の支持部32を上方に向けた姿勢において、一対の支持部32は、運搬する際に(ユーザによって)把持される持ち手として機能する。すなわち、ユーザは、一対の把持穴32Aに手を入れ、起立姿勢で重ねられた一対の支持部32を把持してバッグインボックス1を持ち運ぶ。なお、バッグインボックス1を運搬時には、第1~第3閉塞片24~26により組み上げられた閉塞面は内袋2を支持する底面となる。
このバッグインボックス1によれば、ユーザは一対の支持部32を確りと握ることができるため、バッグインボックス1を容易に持ち運ぶことができる。また、一対の第1内壁部30が、胴部3Wの内側に折り返されて一対の第1側壁20と二重壁を構成し、一対の第1蓋部31を胴部3Wの内側に押さえ込む構成とした。この構成によれば、ユーザが一対の支持部32を把持してバッグインボックス1を持ち上げた際に、一対の第1蓋部31の撓みを抑えることができる。これにより、運搬時において一対の支持部32の上下方向の揺れを抑えることができ、安定した持ち手を構成することができる。
[バッグインボックスの使用法]
次に、図5ないし図7を参照して、バッグインボックス1の使用法、具体的には、内容物100を注出口11から外部の容器101に注ぐ方法について説明する。図5はバッグインボックス1の使用法を説明する斜視図である。図6はバッグインボックス1の使用時を示す前方断面図である。図7はバッグインボックス1の使用時を示す側方断面図である。
図5ないし図7に示すように、ユーザは、バッグインボックス1を使用する場合、一対の支持部32を下方に向けた姿勢で、胴部3Wの軸方向一端(第2折曲線L2での折目部や額縁部33A)を設置面Gに当接させて設置する。つまり、バッグインボックス1は、運搬時とは天地を逆さまにした姿勢で使用される。
一対の第1逆折線L11は胴部3Wの軸方向一端(第2および第3折曲線L2,L3)に対して傾斜しているため(図3参照)、図7に示すように、バッグインボックス1を設置面Gに設置した状態で、一対の第1蓋部31は、後方から前方(第2方向他方から一方)に向かって下方に傾斜した傾斜底面部31Sを形成する。
また、図6および図7に示すように、一対の第1蓋部31は、胴部3Wの内側に入り込んでいるため、設置面Gよりも上方に設けられている。したがって、傾斜底面部31Sは、設置面Gから上方に離間した位置にて内袋2を支持する。また、一対の支持部32は、その先端を設置面Gに当接させて傾斜底面部31Sを支持している。さらに、胴部3Wの前面(第2側壁21)に形成された取出部28は、傾斜底面部31Sよりも上方に設けられている。このように、傾斜底面部31Sは、一対の第1内壁部30、一対の第2内壁部33および一対の支持部32によって、傾斜した姿勢で、設置面Gから上方に離れた位置に支持されている。
次に、ユーザは、取出穴28Aを区画する部分を指で押し込み、取出穴28Aを開口させる。また、ユーザは、取出穴28Aに指を入れて一対の取出片28Bを取出折曲線28Cに沿って外側に折り曲げ、一対の取出片28Bを折り曲げてできた開口から内袋2の注出部10を引っ張り出す。図5および図7に示すように、ユーザは、注出部10の2枚のフランジ部13の間に取出穴28Aの周縁部を嵌合させて注出部10を固定し、一対の取出片28Bを元に戻す。この際、ユーザは、注出口11を下方に向けて注出部10を固定する。以上によって、注出部10が、胴部3Wの前面(第2側壁21)に露出した状態になる。
次に、図7に示すように、ユーザは、容器101を注出口11の下方に配置し、開閉栓12を開き、注出口11から内容物を容器101に注ぐ。
以上説明した本実施形態に係るバッグインボックス1(外装箱3)が、一対の支持部32を下方に向けた姿勢で設置面Gに載置されると、傾斜底面部31Sが後方から前方に向かって下り勾配となり、二重壁構造で起立姿勢となった一対の支持部32の先端が設置面Gに当接した。この構成によれば、内容物100が充填された内袋2の重量を、一対の第1内壁部30および一対の第2内壁部33に加えて、一対の支持部32によっても支えることができる。一対の支持部32が最も撓みやすい傾斜底面部31Sの中央付近を支持するため、傾斜底面部31Sの下り勾配を維持することができる。これにより、内袋2に充填された内容物100が傾斜底面部31Sの下り勾配によって注出口11から流出するため、内袋2に充填された内容物100の注ぎ残しを低減することができる。
また、本実施形態に係るバッグインボックス1(外装箱3)では、傾斜底面部31Sが設置面Gから上方に離間して設けられ、取出部28が傾斜底面部31Sよりも上方に設けられていた。この構成によれば、取出部28から露出させた注出口11が設置面Gに接触することが防止される。また、注出口11と設置面Gとの間に、容器101を配置するスペースを形成することができる。これにより、注出口11が設置面Gに接触することを防止するために設置面Gに更に設置台を配置する必要が無くなり、バッグインボックス1の設置場所を自由に選択することができる。
また、本実施形態に係る外装箱3によれば、一方の係合片31Aが他方の第1蓋部31に裏側に重なり、他方の係合片31Aが一方の第1蓋部31に表側に重なるため、一対の第1蓋部31を互いに係合させることができる(図2、図4参照)。これにより、運搬時において一対の支持部32の上下方向の揺れを有効に抑制することができる。
また、本実施形態に係る外装箱3では、後方の第2蓋部34(2)が一対の第1蓋部31に積層され、前方の第2蓋部34(1)が後方の第2蓋部34(2)に積層され、一対の第2蓋部34が互いにロックされる構成とした(図1、図2参照)。この構成によれば、一対の支持部32を確りと固定することができる。
また、本実施形態に係る外装箱3によれば、後方の第2蓋部34(2)等が二分割にされているため、後方の第2蓋部34(2)を一対の第1蓋部31に積層する作業を円滑に行うことができる。また、一対の支持部32を前方の第2蓋部34(1)のスリット35に通すことで、前方の第2蓋部34(1)を後方の第2蓋部34(2)に積層することができる。このように、一対の支持部32との干渉を避けながら一対の第2蓋部34を閉じる作業を容易に行うことができる。
なお、本実施形態に係る外装箱3では、一対の第1フラップ22に一対の第2フラップ23を重ねていたが、本発明はこれに限定されない。一対の第2フラップ23のいずれか一方または両方を省略(削除)してもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る外装箱3では、一対の支持部32は、運搬する際に把持される持ち手となっていたが、これに限らず、把持穴32Aは省略されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る外装箱3では、一対の支持部32の先端が胴部3Wの軸方向一端(第2折曲線L2や第3折曲線L3)と略同じ高さに位置していたが(図2参照)、本発明はこれに限定されない。例えば、一対の支持部32の先端が胴部3Wの軸方向一端よりも僅かに(例えば5mm程度)下方(軸方向内側)に位置していてもよい(図示せず)。この場合、バッグインボックス1の使用時には、傾斜底面部31Sが僅かに下がって一対の支持部32によって支持される。他にも、例えば、一対の支持部32の先端が胴部3Wの軸方向一端よりも上方(軸方向外側)に位置していてもよい(図示せず)。この場合、バッグインボックス1の使用時には、一対の支持部32が湾曲したり折れ曲がったりして高さが調整され、湾曲したり折れ曲がったりした一対の支持部32によって傾斜底面部31Sが支持される。
また、本実施形態に係る外装箱3では、後方の第2フラップ23(2)全体(第2内壁部33(2)や第2蓋部34(2))が二分割にされ、前方の第2内壁部33(1)や第2蓋部34(1)が一枚で形成されていたが、これに限らず、前方の第2内壁部33(1)や第2蓋部34(1)が二分割にされ、後方の第2内壁部33(2)や第2蓋部34(2)が一枚で形成されてもよい(図示せず)。また、本実施形態に係る外装箱3では、折り返し時に第2内壁部33が支持部32に干渉しないように、第2フラップ23(2)全体が二分割にされていたが、本発明はこれに限定されない。第2フラップ23(2)全体のうち、少なくとも第2蓋部34(2)が二分割にされていればよい。また、本実施形態に係る外装箱3では、折り返し時に第2内壁部33(1)が支持部32に干渉しないように、スリット35が第2蓋部34(1)から第2内壁部33(1)まで延設されていたが、本発明はこれに限定されない。スリット35は、少なくとも第2蓋部34(1)に形成されていればよい。
また、本実施形態に係る外装箱3では、第1内壁部30が第1側壁20の内面に重なっていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2内壁部33と同様に、額縁部(図示せず)を介して第1内壁部30を第1側壁20に連設し、第1内壁部30を第1側壁20の内面に僅かな隙間を挟んで対向させてもよい。また、第2内壁部33が第2側壁21の内面に隙間を挟んで対向していたが、第1内壁部30と同様に、第2内壁部33が第2側壁21の内面に重なってもよい(接触してもよい)。
また、本実施形態に係る外装箱3では、運搬時におけるバッグインボックス1の底面が、第1~第3閉塞片24~26を組み上げる地獄底であったが、本発明はこれに限定されない。例えば、いわゆるA式箱のように、一対の内フラップの表面に一対の外フラップを固定して胴部3Wの開口部3Bを閉塞してもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る外装箱3は、略直方体に形成されていたが、例えば、直方体の四面の角を面取りして略八角柱状に形成されてもよい(図示せず)。
また、本実施形態に係る外装箱3は、紙製の両面段ボールシートで形成されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、段ボールシートは、中しん9Aの片面にライナを貼り付けた片面段ボールシートでもよいし、片面段ボールシートと両面段ボールシートを積層した複両面段ボールシートであってもよい。また、例えば、外装箱3は、紙製の段ボールシートに代えて、厚紙や樹脂製の板等で形成されていてもよい。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係るバッグインボックス用の外装箱およびバッグインボックスにおける一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施形態に限定されるものではない。
1 バッグインボックス
2 内袋
3 外装箱
3A 開口部
3B 開口部
3W 胴部
11 注出口
20 第1側壁
21 第2側壁
22 第1フラップ
23 第2フラップ
24 第1閉塞片
25 第2閉塞片
26 第3閉塞片
28 取出部
30 第1内壁部
31 第1蓋部
31A 係合片
31S 傾斜底面部
32 支持部
32A 把持穴
33 第2内壁部
34 第2蓋部
35 スリット
36 ロック凸部
39 ロック穴
G 設置面
L11 第1逆折線(境界線)

Claims (6)

  1. 注出口(11)を有した内袋(2)を収納するバッグインボックス(1)用の外装箱(3)であって、
    第1方向に対向する一対の第1側壁(20)と第1方向に交差する第2方向に対向する一対の第2側壁(21)とを含んで筒状に形成された胴部(3W)と、
    一対の前記第1側壁の一端部に連設され、前記胴部の軸方向一方の開口部(3A)を閉塞する一対の第1フラップ(22)と、を備え、
    一対の前記第1フラップは、
    前記胴部の内側に折り返され、一対の前記第1側壁の内面に対向する一対の第1内壁部(30)と、
    一対の前記第1内壁部の先端部から互いに接近するように延設され、前記開口部を閉塞する一対の第1蓋部(31)と、
    一対の前記第1蓋部の先端部から軸方向一方に向かって延設され、互いに重なり合う一対の支持部(32)と、を含み、
    第2方向一方の前記第2側壁は、前記注出口を露出させるための取出部(28)を有し、
    一対の前記第1内壁部と一対の前記第1蓋部との境界線(L11)は、第2方向他方から一方に向かって軸方向一方に傾斜しており、
    前記胴部の軸方向一端を設置面(G)に当接させて設置した状態で、一対の前記第1蓋部は、第2方向他方から一方に向かって下方に傾斜し、前記設置面から上方に離間した位置にて前記内袋を支持する傾斜底面部(31S)を形成し、前記取出部は、前記傾斜底面部よりも上方に設けられ、一対の前記支持部は、その先端を前記設置面に当接させて前記傾斜底面部を支持することを特徴とするバッグインボックス用の外装箱。
  2. 一対の前記第1側壁と一対の前記第2側壁との他端部に連設され、前記胴部の軸方向他方の開口部(3B)を閉塞する複数の閉塞片(24~26)を更に備え、
    前記支持部には把持穴(32A)が形成され、
    一対の前記支持部を上方に向けた姿勢において、一対の前記支持部は、運搬する際に把持される持ち手として機能することを特徴とする請求項1に記載のバッグインボックス用の外装箱。
  3. 一対の前記第1蓋部の先端部には、一対の係合片(31A)が突設されており、
    一方の前記第1蓋部の前記係合片は、他方の前記第1蓋部の裏側に重なり、
    他方の前記第1蓋部の前記係合片は、一方の前記第1蓋部の前記把持穴を貫通して表側に重なることを特徴とする請求項2に記載のバッグインボックス用の外装箱。
  4. 一対の前記第2側壁の一端部に連設された一対の第2フラップ(23)を更に備え、
    一対の前記第2フラップは、
    前記胴部の内側に折り返され、一対の前記第2側壁の内面に対向する一対の第2内壁部(33)と、
    一対の前記第2内壁部の先端部から互いに交差するように延設された一対の第2蓋部(34)と、を含み、
    一方の前記第2蓋部は、一対の前記支持部を避けながら前記開口部を閉塞した一対の前記第1蓋部に積層され、
    他方の前記第2蓋部は、一対の前記支持部を避けながら一方の前記第2蓋部に積層され、
    一方の前記第2内壁部には、一方の前記第2蓋部との境界に沿う位置にロック穴(39)が形成され、
    他方の前記第2蓋部の先端部には、前記ロック穴に係合可能なロック凸部(36)が突設されたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のバッグインボックス用の外装箱。
  5. 一方の前記第2蓋部は、一対の前記支持部を挟み込むように二分割にされ、
    他方の前記第2蓋部は、一対の前記支持部を貫通させるスリット(35)を有したことを特徴とする請求項4に記載のバッグインボックス用の外装箱。
  6. 注出口(11)を有した内袋(2)と、
    前記内袋を収納した請求項1ないし5のいずれかに記載のバッグインボックス用の外装箱と、を備えたことを特徴とするバッグインボックス。
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