本開示では、さまざまな実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、および/または開示された技術がどのように環境およびシナリオで実践され得るかの例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態および詳細のさまざまな変更を行うことができることは明らかであろう。実際、上記の明細書を読んだ後、代替的な実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。従って、本実施形態は、上述の例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を参照して説明される。開示された例示的実施形態からの制限、特徴、および/または要素が組み合わせられ、本開示の範囲内でさらなる実施形態を作成することができる。さらに、機能と利点を強調するいかなる図も、例示のみを目的として提示される。開示されたアーキテクチャーは、示される以外の方式で利用することができるように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で順序付けされ、または任意選択としてのみ使用され得る。
実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示された機構は、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされるときに実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイスまたはネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システム設定、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づいてもよい。一つまたは複数の基準が満たされると、さまざまな例示的実施形態が適用されることができる。従って、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的実施形態を実装することが可能であり得る。
本明細書では、「a」と「an」および同様の語句は「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈されるべきである。本明細書では、用語「may」は「例えば、~であり得る」として解釈される。言い換えると、用語「may」は、用語「may」に続く語句が複数の適切な可能性の一つの例であり、種々の実施形態の一つまたは複数に対して用いられても用いられなくてもよいことを示す。本明細書で使用される場合、用語「含む」および「からなる」は、記載される要素の一つまたは複数の構成要素を列挙する。用語「含む(comprises)」は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていない構成要素を除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の一つまたは複数の構成要素の完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、用語「に基づく」は、例えば、「のみに基づく」というよりはむしろ、「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、および/またはC」は、A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはA、B、およびCを表し得る。
AおよびBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合およびサブセットのみが考慮される。例えば、B= {セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、および{セル1、セル2}である。「に基づいて」(または同等に「に少なくとも基づいて」)というフレーズは、用語「に基づいて」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの例であることを示す。「に応答して」(または同等に「に少なくとも応答して」)というフレーズは、フレーズ「に応答して」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの例であることを示す。「に応じて」(または同等に「に少なくとも応じて」)というフレーズは、フレーズ「に応じて」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの例であることを示す。「採用/使用」(または同等に「少なくとも採用/使用」)というフレーズは、フレーズ「採用/使用」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に使用される場合とされない場合とがある多数の適切な可能性の一つの例であることを示す。
用語「構成される」は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、装置の容量に関連し得る。「構成される」とは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定に言及することもできる。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリー値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態または非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用することができる、または装置における特定のアクションを実装するために使用することができるパラメーターを有することを意味し得る。
本開示では、パラメーター(または同等にフィールド、または情報要素:IEと呼ばれる)は、一つまたは複数の情報オブジェクトを含むことができ、情報オブジェクトは、一つまたは複数の他のオブジェクトを含むことができる。例えば、パラメーター(IE)Nがパラメーター(IE)Mを含み、パラメーター(IE)Mがパラメーター(IE)Kを含み、パラメーター(IE)Kがパラメーター(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的実施形態においては、一つまたは複数のメッセージが複数のパラメーターを含むとき、それは、複数のパラメーターのうちのパラメーターが一つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも一つに含まれるが、一つまたは複数のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
さらにまた、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用または括弧の使用により任意選択であるものとして説明される。簡潔さおよび読みやすさのために、本開示は、任意選択の特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。しかしながら、本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、三つの任意選択の特徴を有するものとして説明されたシステムは、七つの異なる方式、すなわち、三つの可能な特徴の一つのみ、三つの特徴のいずれか二つ、または三つの特徴の三つ全てによって具現化されることができる。
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェイスを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(すなわち、生物学的要素を有するハードウェア)、またはそれらの組み合わせで実装されてもよく、それらは、挙動的に等価とすることができる。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlabなど)もしくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、またはLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピューター言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリートまたはプログラム可能なアナログ、デジタル、および/または量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの例には、コンピューター、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)が含まれる。コンピューター、マイクロコントローラー、およびマイクロプロセッサーは、アセンブリー、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公共の土地移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、および無線デバイス106を含む。
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のデータネットワーク(DN)へのインターフェイスを提供し得る。インターフェイス機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
RAN104は、エアインターフェイス上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、および再送信プロトコルを提供し得る。エアインターフェイス上でRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェイス上で無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要または利用可能な任意のモバイルデバイスまたは固定(非携帯)デバイスを指し、および包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピューター、ラップトップ、センサー、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)装置、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、および/またはそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザー機器(UE)、ユーザー端末(UT)、アクセス端末(AT)、携帯ステーション、ハンドセット、無線送受信ユニット(WTRU)、および/または無線通信装置を含む、他の用語を包含する。
RAN104は、一つまたは複数の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTSおよび/または3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRAおよび/または4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、一つまたは複数のRRHに結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピーターノードまたは中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、生成ノードB(gNB、NRおよび/または5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFiまたはその他の適切な無線通信規格に関連している)、および/またはそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも一つのgNB 中央ユニット(gNB-CU)および少なくとも一つのgNB 分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアインターフェイス上で通信するためのアンテナの一つまたは複数のセットを含み得る。例えば、一つまたは複数の基地局は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、受信機(例えば、基地局受信機)が、セルで動作する送信機(例えば、無線デバイス送信機)から送信を首尾よく受信できる範囲によって決定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
三つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の一つまたは複数の基地局は、三つより多いまたはそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の一つまたは複数の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニットとして、および/またはドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータまたは中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理ユニットは、集中型またはクラウドRANアーキテクチャーの一部であってもよく、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、または仮想化されていてもよい。リピーターノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅および再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピーターノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号化して、無線信号を増幅および再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
RAN104は、類似のアンテナパターンおよび類似の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、小さなセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(またはいわゆるホットスポット)、またはマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、およびフェムトセル基地局またはホーム基地局が挙げられる。
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成された。現在までに、3GPPは、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第三世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第四世代(4G)ネットワーク、および5Gシステム(5GS)として知られる第五世代(5G)ネットワークという、3世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と呼ばれる、3GPP 5GネットワークのRANを参照して記載される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3Gおよび4GネットワークのRAN、およびまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP 6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術または非3GPP無線アクセス技術を含むその他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、およびUE156AおよびUE156B(総称してUE156)を含む。これらの構成要素は、図1Aに関して説明された対応する構成要素と同じまたは同様の方法で実装および動作することができる。
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のDNへのインターフェイスを提供する。インターフェイス機能の一部として、5G-CN152は、UE156と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP 4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャーであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャーが、他のネットワーク機能へのインターフェイスを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G‐CN152のネットワーク機能は、専用もしくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用もしくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、またはプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで一つの構成要素AMF/UPF158として示すように、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)158Aおよびユーザープレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と一つまたは複数のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティングおよび転送、パケット検査およびユーザープレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、一つまたは複数のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザープレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルターリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、およびアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、およびダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、一つまたは複数のDNに相互接続される外部プロトコル(またはパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、および/または分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPPアクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内およびシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、および/またはセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行できる。NASは、CNとUEの間で動作する機能を指してもよく、ASは、UEとRANの間で動作する機能を指し得る。
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない一つまたは複数の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、および/または認証サーバー機能(AUSF)のうちの一つまたは複数を含んでもよい。
NG-RAN154は、5G-CN 152を、エアインターフェイス上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160AおよびgNB160Bとして図示された一つまたは複数のgNB(まとめてgNBs160)および/またはng-eNB162Aおよびng-eNB162Bとして図示された一つまたは複数のng-eNB(まとめてng-eNBs162)を含み得る。gNBs160およびng-eNBs162は、より一般的に基地局と呼んでもよい。gNB160およびng-eNB162は、エアインターフェイス上でUE156と通信するためのアンテナの一つまたは複数のセットを含み得る。例えば、gNB160の一つまたは複数および/またはng-eNB162の一つまたは複数は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含んでもよい。合わせて、gNBs160およびng-eNBs162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
図1Bに示すように、gNB160および/またはng-eNB162は、NGインターフェイスによって5G-CN152に接続されてもよく、Xnインターフェイスによって他の基地局に接続され得る。NGおよびXnインターフェイスは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続および/または間接的な接続を使用して確立され得る。gNBs160および/またはng-eNBs162は、UuインターフェイスによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェイスによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、およびUuインターフェイスは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェイスに関連付けられるプロトコルスタックは、データおよびシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用されてもよく、ユーザープレーンおよび制御プレーンの二つのプレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
gNB160および/またはng-eNB162は、一つまたは複数のNGインターフェイスによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の一つまたは複数のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NGユーザープレーン(NG-U)インターフェイスによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェイスは、gNB160AとUPF158B間のユーザープレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証供給)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェイスを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェイスは、例えば、NGインターフェイス管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理および構成の転送および/または警告メッセージの送信を提供することができる。
gNB160は、Uuインターフェイス上のUE156に向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第一のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Aに向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNBs162は、Uuインターフェイス上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E‐UTRA)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供してもよく、E‐UTRAは3GPP 4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第二のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Bに向かってE‐UTRAユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
5G-CN152は、NRおよび4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、およびページング)を提供する(または少なくともサポートする)。一つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、一つのgNBまたはng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、および/または複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
論じるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェイス(例えば、Uu、Xn、およびNGインターフェイス)がデータおよびシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられてもよい。プロトコルスタックは、二つのプレーン、すなわち、ユーザープレーンおよび制御プレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理してもよく、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220の間にあるUuインターフェイス用のNRユーザープレーンおよびNR制御プレーンプロトコルスタックの例を示す。図2Aおよび図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェイスに使用されるものと同じまたは類似であり得る。
図2Aは、UE210およびgNB220に実装された五つの層を含むNRユーザープレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211および221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供してもよく、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211および221の上の次の四つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212および222、無線リンク制御層(RLC)213および223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214および224、ならびにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215および225を含む。合わせて、これらの四つのプロトコルは、OSIモデルの層2またはデータリンク層を構成し得る。
図3は、NRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。図2Aおよび図3の上からスタートして、SDAP215および225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、一つまたは複数のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データ速度、および/またはエラーレートに関して)に基づいて、PDUセッションの一つまたは複数のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215および225は、一つまたは複数のQoSフローと一つまたは複数のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって決定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピングまたは制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を決定することができる、QoSフローインジケーター(QFI)でマークし得る。
PDCP214およびPDCP224は、エアインターフェイス上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダー圧縮/解凍、エアインターフェイス上で送信されるデータの不正な復号化を防止するための暗号/暗号解除、および完全性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行ってもよい。PDCP214および224は、例えば、未送信のパケットの再送信、パケットのシーケンス内送達および再配列、ならびにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214および224は、受信されるパケットの可能性を改善し、受信機で、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
図3には示されていないが、PDCP214および224は、デュアル接続シナリオにおいて、分割無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。デュアル接続は、UEが二つのセル、またはより一般的には、マスターセルグループ(MCG)およびセカンダリーセルグループ(SCG)の二つのセルグループに接続することを可能にする技術である。分割ベアラは、SDAP215および225へのサービスとしてPDCP214および224によって提供される無線ベアラの一つなどの単一の無線ベアラが、デュアル接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214および224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
RLC213および223は、それぞれ、MAC212および222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動反復要求(ARQ)を通した再送信、および除去を実行し得る。RLC213および223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、および確認応答モード(AM)の三つの送信モードをサポートし得る。RLCが動作している送信モードに基づいて、RLCは、指摘された機能のうちの一つまたは複数を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジおよび/または送信時間間隔(TTI)持続時間に依存せずに論理チャネル毎とすることができる。図3に示すように、RLC213および223は、それぞれPDCP214および224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
MAC212およびMAC222は、論理チャネルの多重化/多重分離、および/または論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211および221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの一つまたは複数の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含んでもよい。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報報告、および優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンクおよびアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212および222は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに一つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先順位付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、および/またはパディングを行うように構成され得る。MAC212およびMAC222は、一つまたは複数のヌメロロジおよび/または送信タイミングをサポートし得る。一実施例では、論理チャネル優先度付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジおよび/または送信タイミングを使用することができるかを制御することができる。図3に示すように、MAC212および222は、サービスとしてRLC213および223に論理チャネルを提供し得る。
PHY211および221は、エアインターフェイス上で情報を送受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングおよびデジタルおよびアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタルおよびアナログ信号処理機能は、例えば、符号化/復号化および変調/復調を含み得る。PHY211および221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211および221は、サービスとして、MAC212および222に一つまたは複数のトランスポートチャネルを提供し得る。
図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの例を示す。図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通した三つのIPパケット(n、n+1、およびm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で二つのTBを生成する。NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、一つまたは複数のQoSフローから三つのIPパケットを受信し、三つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットnおよびn+1を第一の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第二の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダー(図4Aで「H」とラベル付けされている)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と呼ばれ、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と呼ばれる。図4Aに示すように、AP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダーを追加し、それぞれの出力を次の下層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダー圧縮および暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択で(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送することができる。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化してもよく、MACサブヘッダーをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダーはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダーはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダーが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間および関連遅延を低減し得る。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーのフォーマット例を示す。MACサブヘッダーには、MACサブヘッダーが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、および将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
図4Bはさらに、MAC223またはMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された二つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、およびアップリンク送信のためMAC PDUの終わりに挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの例としては、バッファ状態レポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、および事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、およびランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダーによって先行されてもよく、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル、ならびにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。一つまたは複数のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
図5Aおよび図5Bは、それぞれダウンリンクおよびアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、およびPHY間のチャネルを通して送信される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用することができ、NR制御プレーン内に制御および構成情報を伝達する制御チャネルとして、またはNRユーザープレーン内にデータを伝達するトラフィックチャネルとして分類することができる。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、または複数のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが運ぶ情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
- 位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを表示するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
- マスター情報ブロック(MIB)およびいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
- ランダムアクセスとともに制御メッセージを送信するための共通制御チャネル(CCCH)と、
- UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、
- ユーザーデータを特定のUEとの間で送信するための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層の間で使用され、それらが送信する情報をエアインターフェイス上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
- PCCHから発信されたページングメッセージを送信するためのページングチャネル(PCH)と、
- BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
- BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージの送信用のダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)と、
- アップリンクデータおよびシグナリングメッセージを送信するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
- 事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、一つまたは複数のトランスポートチャネルの情報を運ぶための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネルおよび物理的制御チャネルのセットは、例えば、
- BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
- DL-SCHからのダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージ、ならびにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
- ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、およびアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
- UL-SCHおよび以下に記載されるように、一部の例ではアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータおよびシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
- HARQ確認応答、チャネル品質インジケーター(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、ランクインジケーター(RI)、およびスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
- ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5Aおよび図5Bに示すよう、NRによって定義される物理層信号には、プライマリー同期信号(PSS)、セカンダリー同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMSR)、サウンディング基準信号(SRS)、および位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの例を示す。図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザープレーンプロトコルスタックの例と同じ/類似の第一の四つのプロトコル層を使用し得る。これら四つのプロトコル層には、PHY211および221、MAC212および222、RLC213および223、ならびにPDCP214および224が含まれる。NRユーザープレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215および225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216および226、ならびにNASプロトコル217および237を持つ。
NASプロトコル217および237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)の間、またはより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217および237は、NASメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230の間には、NASメッセージを送信できる直接経路はない。NASメッセージは、UuおよびNGインターフェイスのASを使用して送信され得る。NASプロトコル217および237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、およびセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
RRC216および226は、UE210とgNB220との間に、またはより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216および226は、RRCメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、および同一/類似のPDCP、RLC、MAC、およびPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で送信され得る。MACは、制御プレーンおよびユーザープレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216および226は、ASおよびNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CNまたはRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、およびリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラおよびデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、およびリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートとレポートの制御、無線リンク故障(RLF)の検出と回復、および/またはNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供できる。RRC接続の確立の一部として、RRC216および226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメーターの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
図6は、UEのRRC状態遷移を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2Aおよび図2Bに示すUE210、または本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一または類似であり得る。図6に示されるように、UEは、三つのRRC状態のうちの少なくとも一つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、およびRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも一つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる一つまたは複数の基地局の一つ、図1Bに示すgNB160またはng-eNB162の一つ、図2Aおよび図2Bに示すgNB220、または本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと呼ばれるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメーターを含んでもよい。これらのパラメーターには、例えば、一つまたは複数のASコンテキスト、一つまたは複数の無線リンク構成パラメーター、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、および/またはPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、および/またはPHY、MAC、RLC、PDCP、および/またはSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104またはNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセルおよび隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービス基地局は、報告された測定値に基づいて、隣接基地局の一つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、移行してもよく、または接続非アクティブ手順610を介してRRC非アクティブ606に移行し得る。
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有し得ない。RRCアイドル604中、UEは、ほとんどの時間の間、スリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、定期的に(例えば、不連続受信サイクル毎に1回)起動して、RANからのページングメッセージを監視することができる。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に論じるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UEおよび基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への遷移と比較して、シグナリングのオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速遷移が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、または接続リリース手順608と同一または類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられてもよい。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理機構は、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606のモビリティ管理機構は、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、そうすることができる。例えば、セルグループ化の粒度の三つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、および追跡エリアと呼ばれ、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102または5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEについては、UEにRAN通知エリアを割り当てることができる。RAN通知エリアは、一つまたは複数のセルアイデンティティ、RAIのリスト、またはTAIのリストを含み得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。一実施例では、セルは、一つまたは複数のRAN通知エリアに属することができる。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新することができる。
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、またはUEの最後のサービス基地局は、アンカー基地局と呼んでもよい。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアに留まっている時間の間、および/またはUEがRRRC非アクティブ606に留まっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
図1BのgNB160などのgNBは、二つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、および一つまたは複数の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェイスを使用して、一つまたは複数のgNB-DUに結合され得る。gNB‐CUは、RRC、PDCP、およびSDAPを含んでもよい。gNB-DUは、RLC、MAC、およびPHYを含んでもよい。
NRでは、物理信号および物理チャネル(図5Aおよび図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(またはトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと呼ばれ、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)またはM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから一つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の一つの振幅および位相を変調することができる。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一のOFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)およびアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数上でエアインターフェイス上で送信され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)であらかじめ符号化されたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理は、FFTブロックを使用して受信機でOFDMシンボル上で実行されて、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、一つのNRフレームは、持続時間が10ミリ秒(ms)であってもよく、持続時間が1ミリ秒である10個のサブフレームを含んでもよい。サブフレームは、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
スロットの持続時間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス持続時間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされてもよく、サイクリックプレフィックス持続時間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス持続時間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス持続時間の組み合わせを、用いてヌメロロジを定義する:15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、および240kHz/0.29μs。
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット持続時間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット持続時間およびサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンクおよびダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。低遅延をサポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット持続時間から分離され、任意のOFDMシンボルで始まり、送信に必要なだけ多くのシンボルで終わってもよい。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信またはサブスロット送信と呼んでもよい。
図8は、NRキャリアの時間および周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの一つのサブキャリアによって、時間ドメインの一つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RBまたは275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、および120kHzのそれぞれについて、50、100、200、および400MHzに制限してもよく、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づいて設定され得る。
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一のヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、キャリアの全帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一実施例では、電力消費量を低減するため、および/または他の目的のために、UEは、UEが受信を予定しているトラフィック量に基づいて、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と呼ばれる。
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり一つまたは複数のダウンリンクBWPおよび一つまたは複数のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大四つのダウンリンクBWPおよび最大四つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの一つまたは複数がアクティブであり得る。これらの一つまたは複数のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと呼んでもよい。サービングセルがセカンダリーアップリンクキャリアで構成されるとき、サービングセルは、アップリンクキャリアに一つまたは複数の第一のアクティブBWP、およびセカンダリーアップリンクキャリアに一つまたは複数の第二のアクティブBWPを有し得る。
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成済みダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成済みアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予想し得る。
プライマリーセル(PCell)上の構成済みダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも一つの検索空間に対してUEを、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間および周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有の検索空間または共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上またはプライマリーセカンダリーセル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成することができる。
構成済みアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、一つまたは複数のPUCCH送信のための一つまたは複数のリソースセットでUEを構成することができる。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス持続時間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCHまたはPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCHまたはPUSCH)を送信し得る。
一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケーターフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、一つまたは複数のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドの値は、一つまたは複数のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
基地局は、PCellに関連付けられる構成済みダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPとすることができる。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づいて、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
基地局は、PCellのBWPイナクティビティタイマー値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWPイナクティビティタイマーを開始または再起動することができる。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出するときに、または(b)UEが、ペアでないスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWPまたはアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPまたはアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出するときに、UEがBWPイナクティビティタイマーを開始または再起動し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒または0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWPイナクティビティタイマーを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWPイナクティビティタイマー値まで増加させるか、またはBWPイナクティビティタイマー値からゼロへ減少させる)。BWPイナクティビティタイマーが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPに切り替えられてもよい。
一実施例では、基地局は、一つまたは複数のBWPを備えたUEを半静的に構成することができる。UEは、第二のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、および/またはBWPイナクティビティタイマーの満了に応答して(例えば、第二のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第一のBWPから第二のBWPに切り替えることができる。
ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブBWPでないへのスイッチングを指す)は、ペアのスペクトルで独立して行われてもよい。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチングを同時に実施し得る。構成されるBWP間の切り替えは、RRCシグナリング、DCI、BWPイナクティビティタイマーの満了、および/またはランダムアクセスの開始に基づいて発生し得る。
図9は、NRキャリアに対して三つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の例を示す。三つのBWPで構成されるUEは、切替点で、一つのBWPから別のBWPに切り替えてもよい。図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、および帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであってもよく、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切替点においてBWP間を切り替えることができる。図9の例では、UEは、切替点908でBWP902からBWP904に切り替えてもよい。切替点908での切り替えは、例えば、BWPイナクティビティタイマー(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、および/またはアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の適切な理由のために発生し得る。UEは、アクティブBWPとしてBWP906を示すDCIを受信する応答で、切替点910でアクティブBWP904からBWP906に切り替えてもよい。UEは、BWPイナクティビティタイマーの満了に応答して、および/またはBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切替点912でアクティブBWP906からBWP904に切り替えてもよい。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信する応答で、切替点914でアクティブBWP904からBWP902に切り替えてもよい。
UEが、構成済みダウンリンクBWPのセットとタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPでセカンダリーセルに対して構成される場合、セカンダリーセル上のBWPを切り替えるためのUE手順は、プライマリーセル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEがプライマリーセルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、セカンダリーセルに対してタイマー値およびデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
より大きなデータ速度を提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、二つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信することができる。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と呼んでもよい。CAを使用する場合、UE用のサービングセルは多数あり、CC用のセルは一つである。CCは、周波数ドメイン内に三つの構成を有し得る。
図10Aは、二つのCCを有する三つのCA構成を示す。帯域内、連続的な構成1002において、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。帯域内、連続しない構成1004では、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。帯域内構成1006では、二つのCCは、周波数帯(周波数帯Aおよび周波数帯B)に位置する。
一実施例では、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションCCは、同じまたは異なる帯域幅、サブキャリア間隔、および/または二重化スキーム(TDDまたはFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDについて、一つまたは複数のアップリンクCCは、任意選択で、サービングセル用に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの一つを、プライマリーセル(PCell)と呼んでもよい。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、および/またはハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリーCC(DL PCC)と呼んでもよい。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリーCC(UL PCC)と呼んでもよい。UEのその他のアグリゲーションセルは、セカンダリーセル(SCell)と呼んでもよい。一実施例では、SCellは、PCellがUEに対して構成される後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリーCC(DL SCC)と呼んでもよい。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンクセカンダリーCC(UL SCC)と呼んでもよい。
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィックおよびチャネル条件に基づいて起動および停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCHおよびPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、およびCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されたSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用して起動および停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCellあたり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動または停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマー(例えば、SCell当たり一つのSCell停止タイマー)の満了に応答して停止され得る。
セルのスケジューリング割り当ておよびスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当ておよび許可に対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で送信され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、および/またはRIなどのHARQ確認応答およびチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で送信され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になるかもしれない。セルは、複数のPUCCHグループに分けられてもよい。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように一つまたは複数のPUCCH群に構成され得るかの例を示す。PUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050は、それぞれ一つまたは複数のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの実施例において、UCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、およびSCell1013の三つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本実施例において、PCell1051、SCell1052、およびSCell1053の三つのダウンリンクCCを含む。一つまたは複数のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、およびSCell1023として構成され得る。一つまたは複数の他のアップリンクCCは、プライマリーSセル(PSCell)1061、SCell1062、およびSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、およびUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで送信され得る。UCI1071、UCI1072、およびUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例では、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一のアップリンクPCellおよびPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
ダウンリンクキャリアとオプションのアップリンクキャリアを含むセルには、物理セルIDとセルインデックスを割り当てることができる。物理セルIDまたはセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリアおよび/またはアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信される同期信号を使用して決定することができる。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して判定することができる。本開示において、物理セルIDは、キャリアIDと呼ばれることがある。セルインデックスは、キャリアインデックスと呼ばれることがある。例えば、本開示が第一のダウンリンクキャリアに対する第一の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第一の物理セルIDが、第一のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味することができる。同じ概念は、例えば、キャリアの起動に適用し得る。本開示が第一のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第一のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロックおよびトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの一つまたは複数の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、および/またはPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、および/またはブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、一つまたは複数のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、および/またはSRS)に送信することができる。PSSおよびSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化することができる。PSSおよびSSSは、PSS、SSS、およびPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを定期的に送信し得る。
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造および位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、4つのSS/PBCHブロック)を含んでもよい。バーストは、定期的に送信され得る(例えば、2フレーム毎または20ミリ秒毎)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、持続時間5ミリ秒を有する第一のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一例であり、これらのパラメーター(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジまたはサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、または任意の他の適切な要因に基づいて構成され得ることが理解されよう。一実施例では、UEは、監視されるキャリア周波数に基づいてSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、図11Aの例に示されるような4つのOFDMシンボル)にわたってもよく、周波数ドメインの一つまたは複数のサブキャリア(例えば、240個の連続したサブキャリア)にわたってもよい。PSS、SSS、およびPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信されてもよく、例えば、1つのOFDMシンボルおよび127個のサブキャリアにわたってもよい。SSSは、PSSの後に送信されてもよく(例えば、後の二つのシンボル)、1OFDMシンボルおよび127サブキャリアにわたってもよい。PBCHは、PSSの後に送信されてもよく(例えば、次の3つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたってもよい。
時間および周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEに知られ得ない(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間および周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づいて、SSSおよびPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例では、プライマリーセルは、CD-SSBと関連付けられてもよい。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一実施例では、セル選択/検索および/または再選択は、CD-SSBに基づいてもよい。
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの一つまたは複数のパラメーターを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSSおよびSSSのシーケンスそれぞれに基づいて、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づいて、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示してもよく、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
PBCHは、QPSK変調を使用してもよく、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、極性コーディングを使用し得る。PBCHによってスパンされる一つまたは複数のシンボルは、PBCHの復調のために一つまたは複数のDMRSを運んでもよい。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)および/またはSS/PBCHブロックタイミングインデックスの表示を含み得る。これらのパラメーターは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに一つまたは複数のパラメーターを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含んでもよい。MIBは、UEによって使用され、セルに関連付けられる残りの最小システム情報(RSSI)を見つけることができる。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含んでもよい。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジュールするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの一つまたは複数のパラメーターを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメーターを使用して復号化され得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づいて、UEは周波数を指し示し得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された一つまたは複数のSS/PBCHブロックが、準同じ位置に配置される(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間Rxパラメーターを持つ)と想定することができる。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例では、第一のSS/PBCHブロックは、第一のビームを使用して第一の空間方向に送信されてもよく、第二のSS/PBCHブロックは、第二のビームを使用して第二の空間方向に送信され得る。
一実施例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例では、複数のSS/PBCHブロックの第一のSS/PBCHブロックの第一のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第二のSS/PBCHブロックの第二のPCIとは異なってもよい。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なってもよく、または同一であり得る。
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定またはその他の任意の適切な目的のために、一つまたは複数のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの一つまたは複数でUEを構成し得る。UEは、一つまたは複数のCSI-RSを測定することができる。UEは、一つまたは複数のダウンリンクCSI-RSの測定に基づいて、ダウンリンクチャネル状態を推定し、および/またはCSIレポートを生成することができる。UEは、CSIレポートを基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
基地局は、一つまたは複数のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間および周波数ドメイン内の位置および周期性と関連付けられてもよい。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動および/または停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動および/または停止されることをUEに示し得る。
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、定期的に、不定期に、または半永続的にCSIレポートを提供するようにUEを構成し得る。定期的なCSIレポートのために、UEは、複数のCSIレポートのタイミングおよび/または周期性で構成され得る。不定期のCSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するようにコマンドし得る。半永続的CSIレポートについては、基地局は、定期レポートを定期的に送信し、選択的に起動または停止するようUEを構成することができる。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセットおよびCSIレポートでUEを構成し得る。
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す一つまたは複数のパラメーターを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信されてもよく、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、一つまたは複数のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために一つまたは複数の可変および/または構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも一つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートすることができる。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、一つまたは複数のDMRSポートをサポートし得る。例えば、シングルユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大八つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UEあたり最大4つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートできる。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、および/またはスクランブリングシーケンスは、同じであっても異なっていてもよい。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMSおよび対応するPDSCHを送信し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために一つまたは複数のダウンリンクDMRを使用し得る。
一実施例では、送信機(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、送信機は、第一の帯域幅に第一のプリコーダマトリックスを、第二の帯域幅に第二のプリコーダマトリックスを使用し得る。第一のプリコーダマトリックスおよび第二のプリコーダマトリックスは、第一の帯域幅が第二の帯域幅とは異なることに基づいて異なってもよい。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
PDSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよい。UEは、DMSを有する少なくとも一つのシンボルが、PDSCHの一つまたは複数の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大3つのDMRSを構成し得る。
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信されてもよく、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、および/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調および符号化スキーム(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターとの関連付けを使用して、UE固有ベースに構成できる。構成される場合、ダウンリンクPT-RSの動的な存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けることができる。NRネットワークは、時間および/または周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートすることができる。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポートの数は、スケジュールされたリソース内のDM-RSポート数よりも少ない場合がある。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限される場合がある。ダウンリンクPT-RSは、受信機での相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、一つまたは複数のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCHおよび/またはPUCCHでアップリンクDMRを送信し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたってもよい。基地局は、一つまたは複数のアップリンクDMRS構成でUEを構成することができる。少なくとも一つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。一つまたは複数のアップリンクDMRSは、PUSCHおよび/またはPUCCHの一つまたは複数のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRSおよび/または二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCHおよび/またはPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)を支持してもよく、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、および/またはDMRSのスクランブルシーケンスは、同一であっても異なってもよい。
PUSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよく、UEは、PUSCHの一つまたは複数の層の層上に存在するDMSを有する少なくとも一つのシンボルを送信し得る。一実施例では、上位層は、PUSCHに対して最大三つのDMRSを構成し得る。
アップリンクPT-RS(位相トラッキングおよび/または位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在し得るか、または存在しなくてもよい。アップリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングおよび/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、Modulation and Coding Scheme(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターの組み合わせによってUE固有ベースに構成できる。構成される場合、アップリンクPT-RSの動的な存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けることができる。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートすることができる。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポートの数は、スケジュールされたリソース内のDM-RSポート数よりも少ない場合がある。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよび/またはリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって送信されるSRSは、基地局が一つまたは複数の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH送信のために一つまたは複数のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、一つまたは複数のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成することができる。SRSリソースセットの場合、基地局は、一つまたは複数のSRSリソースを用いてUEを構成することができる。SRSリソースセットの適用可能性は、上位層(例えば、RRC)のパラメーターによって構成されることができる。例えば、上位層パラメーターがビーム管理を示す場合、一つまたは複数のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、および/または同種のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)送信され得る。UEは、SRSリソースセット内の一つまたは複数のSRSリソースを送信することができる。NRネットワークは、非周期的、周期的、および/または半持続的SRS送信をサポートし得る。UEは、一つまたは複数のトリガータイプに基づいてSRSリソースを送信してもよく、一つまたは複数のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)および/または一つまたは複数のDCIフォーマットを含んでもよい。一実施例では、少なくとも一つのDCIフォーマットが、UEに対して用いられて、一つまたは複数の構成されるSRSリソースセットのうちの少なくとも一つを選択し得る。SRSトリガータイプ0は、上位層のシグナリングに基づいてトリガーされたSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、一つまたは複数のDCIフォーマットに基づいてトリガーされたSRSを指すことができる。例では、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCHおよび対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
基地局は、以下のうちの少なくとも一つを示す一つまたは複数のSRS構成パラメーターを用いてUEを準統計学的に構成することができる。SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、または非周期的SRSの表示)、スロット、ミニスロット、および/またはサブフレームレベル周期性、周期的および/または非周期的SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、サイクリックシフト、および/またはSRSシーケンスID。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第一のシンボルおよび第二のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、受信機は、アンテナポート上の第一のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第二のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、および/または同種のもの)を推測し得る。第一のアンテナポートおよび第二のアンテナポートは、第一のアンテナポート上の第一のシンボルが伝達されるチャネルの一つまたは複数の大規模な特性が、第二のアンテナポートの第二のシンボルが送信される、チャネルから推測され得る場合、準同じ位置に配置される(QCLされる)と呼ばれてもよい。一つまたは複数の大規模プロパティは、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間受信(Rx)パラメーターの少なくとも一つを含んでもよい。
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、およびビーム表示を含み得る。ビームは、一つまたは複数の基準信号と関連付けられてもよい。例えば、ビームは、一つまたは複数のビーム形成基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づいてダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。UEは、RRC接続が基地局でセットアップされた後、ダウンリンクビーム測定手順を実施することができる。
図11Bは、時間および周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたってもよい。基地局は、一つまたは複数のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信できる。次のパラメーターの一つまたは複数は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層のシグナリング(例えば、RRCおよび/またはMACシグナリング)によって設定できる。つまり、CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボルおよびリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、および無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメーター、CSI-RSシーケンスパラメーター、符号分割多重(CDM)タイプパラメーター、周波数密度、送信コーム、準同一位置(QCL)パラメーター(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、および/または他の無線リソースパラメーター。
図11Bに示す三つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。三つのビームを図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、およびビーム#3)、それより多い、またはそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第一のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第二のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第三のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
図11B示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、一つまたは複数の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定することができる。基地局は、レポート構成を用いてUEを構成してもよく、UEは、レポート構成に基づいて、RSRP測定値をネットワークに(例えば、一つまたは複数の基地局を介して)報告し得る。一実施例では、基地局は、報告された測定結果に基づいて、いくつかの基準信号を含む一つまたは複数の送信構成表示(TCI)状態を決定し得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、および/またはDCIを介して)。UEは、一つまたは複数のTCI状態に基づいて決定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク送信を受信し得る。一実施例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有してもよく、または有しなくてもよい。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルターに基づいて、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づいて、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される一つまたは複数のSRSリソースの測定値に基づいて、UE用のアップリンクビームを選択し、表示し得る。
ビーム管理手順において、UEは、一つまたは複数のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、およびUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づいて、UEは、例えば、一つまたは複数のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、または類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、チャネル品質インジケーター(CQI)、および/またはランクインジケーター(RI)を含む、一つまたは複数のビームペア品質パラメーターを示すビーム測定レポートを送信し得る。
図12Aは、三つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、およびP3の例を示す。手順P1は、例えば、一つまたは複数の基地局Txビームおよび/またはUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として表示される)の選択をサポートするために、送信受信点(TRP)(または複数のTRP)の送信(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示されている)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に示されるように、楕円は破線の矢印で示される時計回りの方向に回転している)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にすることができる。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示されている)。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実施することができる。これは、ビームリファインメントと呼んでもよい。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施することができる。
図12Bは、三つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、およびU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、一つまたは複数のUE Txビームおよび/または基地局Rxビーム(U1の最上行および最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行できるようにし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示される時計回りに回転した楕円として示されている)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示されている)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実施することができる。これは、ビームリファインメントと呼んでもよい。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実施することができる。
UEは、ビーム故障の検出に基づいて、ビーム故障回復(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づいて、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、および/または同種のもの)を送信し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号電力閾値より低い受信信号電力、タイマーの満了、および/または類似のものを有する)という判定に基づいて、ビーム故障を検出し得る。
UEは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック、一つまたは複数のCSI-RSリソース、および/または一つまたは複数の復調基準信号(DMRS)を含む一つまたは複数の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、および/またはRSリソースで測定されるCSI値の一つまたは複数に基づいてもよい。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、および/または類似のもの)の一つまたは複数のDM-RSと準同じ位置に配置される(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソースおよび一つまたは複数のDMRSは、RSリソースを介してUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメーター、フェード、および/または同種のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似または同一であるとき、QCL化され得る。
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNBおよび/またはng-eNB)および/またはUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUEおよび/またはRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク送信のために)、および/またはアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を取得することができる。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、一つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、および/または類似のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム故障回復要求のためのランダムアクセス手順を開始することができる。ネットワークは、ハンドオーバーのための、および/またはSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、およびMsg4 1314の四つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(またはランダムアクセスプリアンブル)を含んでもよく、および/またはプリアンブルと呼んでもよい。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を含んでもよく、および/またはランダムアクセス応答(RAR)と呼んでもよい。
構成メッセージ1310は、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージを使用して送信され得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、UEへの一つまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメーターを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のランダムアクセス手順に対する一般パラメーター(例えば、RACH-configGeneral)、セル特有のパラメーター(例えば、RACH-ConfigCommon)、および/または専用パラメーター(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。基地局は、一つまたは複数のRRCメッセージを一つまたは複数のUEにブロードキャストまたはマルチキャストすることができる。一つまたは複数のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態および/またはRRC_INACTIVE状態において、UEに送信される専用RRCメッセージ)。UEは、一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、Msg1 1311および/またはMsg3 1313の送信のための時間周波数リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、UEは、Msg2 1312およびMsg4 1314を受信するための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターは、Msg1 1311の送信に利用可能な一つまたは複数の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。一つまたは複数のPRACH機会は、事前に定義されていてもよい。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のPRACH機会の一つまたは複数の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のPRACH機会と、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のプリアンブルと、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数の基準信号は、SS/PBCHブロックおよび/またはCSI-RSであり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、および/またはSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブル送信用の基準電力(例えば、受信したターゲット電力および/またはプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターによって示される一つまたは複数の電力オフセットがあり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、電力ランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311とMsg3 1313の送信間の電力オフセット、および/またはプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、UEが少なくとも一つの基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)および/またはアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリアおよび/または補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、一つまたは複数の閾値を示し得る。
Msg1 1311は、一つまたは複数のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信および一つまたは複数のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよび/またはグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、一つまたは複数のプリアンブルを含んでもよい。UEは、経路損失測定および/またはMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルグループを決定し得る。UEは、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSBおよび/またはrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも一つの基準信号を決定し得る。UEは、例えば、一つまたは複数のプリアンブルと少なくとも一つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、一つまたは複数の基準信号および/または選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも一つのプリアンブルを選択し得る。
UEは、構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターに基づいて、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、経路損失測定、RSRP測定、および/またはMsg3 1313のサイズに基づいて、プリアンブルを決定し得る。別の実施例として、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル送信の最大数、および/または一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよびグループB)を決定するための一つまたは複数の閾値を示し得る。基地局は、一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、一つまたは複数のプリアンブルと一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づいて、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを決定し得る。Msg1 1311は、一つまたは複数のPRACH機会を介して基地局に送信され得る。UEは、プリアンブルの選択およびPRACH機会の決定のために、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を使用し得る。一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndexおよび/またはra-OccasionList)は、PRACH機会と一つまたは複数の基準信号との間の関連付けを示し得る。
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再送信のためにアップリンク送信電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、経路損失測定および/またはターゲット受信プリアンブル電力に基づいて、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再送信することを決定してもよく、アップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再送信のランピングステップを示す一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル送信と同じ基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を決定する場合、UEはアップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル送信および/または再送信の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_STATEER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含んでもよい。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含んでもよい。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後またはそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの送信タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3 1313の送信のためのスケジューリング許可、および/または一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。プリアンブルを送信した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。UEは、UEがプリアンブルを送信するために使用するPRACH機会に基づいて、いつ時間ウィンドウを開始するかを決定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの一つまたは複数のシンボルの後に(例えば、プリアンブル送信の終わりからの第一のPDCCH機会に)、時間ウィンドウを開始し得る。一つまたは複数のシンボルは、ヌメロロジに基づいて決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づいてRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する一つまたは複数のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを送信するPRACH機会と関連付けられてもよい。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、および/またはPRACH機会のULキャリアインジケーターに基づいて、RA-RNTIを決定し得る。RA-RNTIの例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第一のOFDMシンボルのインデックスであってもよく(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第一のスロットのインデックスであってもよく(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであってもよく(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信してもよく、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生する可能性がある。競合解決(例えば、Msg3 1313およびMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させてもよい。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、および/または任意の他の適切な識別子)を含んでもよい。
Msg4 1314は、Msg3 1313の送信の後、またはそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと判定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、またはそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが成功裏に復号化され、MAC PDUが、メッセージ3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティEtOAc CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定することができる、および/またはUEは、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリアおよび正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、二つの別個のRACH構成、すなわち、一つはSULキャリア用、もう一つはNULキャリア用であるUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスについて、ネットワークは、どのキャリア(NULまたはSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、一つまたは複数の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311および/またはMsg3 1313)のアップリンク送信は、選択されたキャリア上にとどまることができる。UEは、一つまたは複数の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313の間)中にアップリンクキャリアを切り替えることができる。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、話す前に聞く)に基づいて、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定および/または切り替え得る。
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信することができる。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、Msg1 1321およびMsg2 1322の二つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321およびMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311およびMsg2 1312に類似し得る。図13Aおよび13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313および/またはMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム故障回復、他のSI要求、SCell追加、および/またはハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに表示または割り当ててもよい。UEは、PDCCHおよび/またはRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム故障回復要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウおよび/または別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)にアドレス付けられたPDCCH送信に対し監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信および対応するMsg2 1322の受信の後、またはそれに応答して、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス付けられた場合に、ランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、および/またはRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、成功裏に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する確認の指標として決定し得る。
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13Aおよび13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信することができる。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310および/または構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、二つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331およびMsg B 1332の送信を含む。
Msg A 1331は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の一つまたは複数の送信および/またはトランスポートブロック1342の一つまたは複数の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるメッセージ3 1313の内容物と類似および/または同等である内容物を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、および/または類似のもの)を含んでもよい。UEは、Msg A 1331の送信の後、またはそれに応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13Aおよび13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、および/または図13Aに示されるメッセージ4 1314の内容物と類似および/または同等である内容物を含み得る。
UEは、認可されたスペクトルおよび/または認可されていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始することができる。UEは、一つまたは複数の要因に基づいて、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。一つまたは複数の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、および/または同種のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、認可された対認可されていない)、および/または任意の他の適切な要因であり得る。
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメーターに基づいて、プリアンブル1341および/またはMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメーターは、変調および符号化スキーム(MCS)、時間周波数リソース、および/またはプリアンブル1341および/またはトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソースおよびトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、および/またはCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメーターは、UEが、Msg B 1332の監視および/または受信のための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、および/またはデバイス情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を送信し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当ておよび/またはMCS)、競合解決のためのUE識別子、および/またはRNTI(例えば、C-RNTIまたはTC-RNTI)のうちの少なくとも一つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに合致し、および/またはMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に合致した場合に、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了されると決定し得る。
UEおよび基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと呼ばれてもよく、PHY層(例えば、層1)および/またはMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリングおよび/またはUEから基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソースおよび/またはトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、および/またはその他の任意の適切なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって送信されるペイロード内のダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で送信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれてもよい。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、一つまたは複数の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(またはUEのグループ)に対して意図される場合、基地局は、UEの識別子(またはUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値およびCRCパリティビットのModulo-2追加(または排他的OR演算)を含んでもよい。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含んでもよい。
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報および/またはシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信および/またはPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI(CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI(TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI(INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI(SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI (SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI(MCS-C-RNTI)、および/または類似のものを含む。
DCIの目的および/または内容に応じて、基地局は、一つまたは複数のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEがUEへの送信を意図していないと想定する物理リソースブロックおよび/またはOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCHまたはPUSCH用の送信電力制御(TPC)コマンドの送信に使用され得る。DCIフォーマット2_3は、一つまたは複数のUEによるSRS送信用のTPCコマンドのグループの送信に使用され得る。新機能のDCIフォーマットは、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、または同じDCIサイズを共有し得る。
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネル符号化(例えば、極性コーディング)、レートマッチング、スクランブルおよび/またはQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用および/または構成されるリソース要素上に、符号化および変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズおよび/または基地局のカバレッジに基づいて、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信し得る。連続するCCEの数(集計レベルと呼ばれる)は、1、2、4、8、16、および/または任意の他の適切な数であり得る。CCEは、リソース-要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含んでもよい。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを含んでもよい。リソース要素上の符号化および変調されたDCIのマッピングは、CCEおよびREGのマッピング(例えば、CCE-to-REGマッピング)に基づいてもよい。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが一つまたは複数の検索空間を使用してDCIを復号化しようとする時間周波数リソースを含んでもよい。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの実施例において、第一のCORESET1401および第二のCORESET1402は、スロット内の第一のシンボルで生じる。第一のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第二のCORESET1402と重複する。第三のCORESET1403は、スロット内の第三のシンボルで生じる。第四のCORESET1404は、スロットの第七のシンボルで生じる。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
図14Bは、CORESETおよびPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE-REGマッピングの実施例を示す。CCE-to-REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)または非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整および/または制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なるまたは同一のCCE-to-REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE-REGマッピングと関連付けられてもよい。CORESETは、アンテナポート準同一位置(QCL)パラメーターで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメーターは、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
基地局は、一つまたは複数のCORESETおよび一つまたは複数の検索空間セットの構成パラメーターを含むRRCメッセージをUEに送信することができる。構成パラメーターは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与の集計レベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含んでもよい。構成パラメーターは、集計レベルごとに監視されるPDCCH候補の数、PDCCH監視周期およびPDCCH監視パターン、UEによって監視される一つまたは複数のDCIフォーマット、および/または検索空間セットが、共通検索空間セットまたはUE固有の検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前に定義され、UEに既知であり得る。UE固有の検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づいて構成され得る。
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメーターに基づいて、CORESETに対するCCE-REGマッピング(例えば、インターリーブまたは非インターリーブ、および/またはマッピングパラメーター)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づいて、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を決定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメーターに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、一つまたは複数のDCIを検出するために、一つまたは複数のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの一つまたは複数のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(または構成される)PDCCH位置、可能な(または構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、および/またはUE固有の検索空間におけるPDCCH候補の数)、および可能な(または構成される)DCIフォーマットを有する一つまたは複数のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインド復号化と呼んでもよい。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを決定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、および/または同種のもの)を処理し得る。
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動反復要求(HARQ)確認応答を含んでもよい。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に送信し得る。基地局は、受信したCSIに基づいて、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメーター(例えば、マルチアンテナおよびビーム形成スキームを含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含んでもよい。UEは、アップリンクデータが基地局に送信可能であることを示すSRを送信し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの一つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
五つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数およびUCIビットの数)に基づいてPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、一つまたは二つのOFDMシンボルの長さを有してもよく、2以下のビットを含んでもよい。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超えており、正または負のSRを有するHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースでUCIを送信することができる。PUCCHフォーマット1は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2以下のビットを含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、一つまたは二つのOFDMシンボルを占有してもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超え、UCIビットの数が二つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメーターをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大四つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、および/またはUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの一つを使用して送信することができるUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、および/またはCSI)の合計ビット長に基づいて、複数のPUCCHリソースセットのうちの一つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第一のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第一の設定された値以下の場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第二のPUCCHリソースセットを選択することができる。UCI情報ビットの合計ビット長が第一の設定された値より大きく、第二の設定された値以下の場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第三のPUCCHリソースセットを選択することができる。UCI情報ビットの合計ビット長が第二の設定された値より大きく、第三の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第四のPUCCHリソースセットを選択することができる。」。
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、および/またはSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケーターに基づいて、PUCCHリソースを決定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケーターは、PUCCHリソースセット内の八つのPUCCHリソースの一つを示し得る。PUCCHリソースインジケーターに基づいて、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケーターによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI (HARQ-ACK、CSIおよび/またはSR)を送信することができる。
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502および基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、またはその他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、一つの無線デバイス1502および一つの基地局1504のみが示されている。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じまたは同様の構成を有する、複数のUEおよび/または複数の基地局を含み得ることが理解されよう。
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアインターフェイス(または無線インターフェイス)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアインターフェイス1506上で基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアインターフェイス上で無線デバイス1502から基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508および処理システム1518は、層3および層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A、図2B、図3、および図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、およびMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510および送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)またはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502では、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。受信処理システム1512および受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMOまたはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
図15に示すように、無線デバイス1502および基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザーMIMOまたは複数ユーザーMIMO)、送信/受信多様性、および/またはビームフォーミングなどの一つまたは複数のMIMOまたはマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の実施例では、無線デバイス1502および/または基地局1504は、単一のアンテナを有し得る。
処理システム1508および処理システム1518は、それぞれメモリー1514およびメモリー1524と関連付けられてもよい。メモリー1514およびメモリー1524(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)は、本出願で論じる一つまたは複数の機能を実施するために、処理システム1508および/または処理システム1518によって実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを記憶し得る。図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、および/または受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの一つまたは複数を実行するために実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納するメモリー(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)に結合され得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーを含んでもよい。一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーは、例えば、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、マイクロコントローラー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/またはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートおよび/またはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または無線デバイス1502および基地局1504がワイヤレス環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちの少なくとも一つを実行し得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526に接続され得る。一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526は、特徴および/または機能を提供するソフトウェアおよび/またはハードウェア、例えばスピーカー、マイク、キーパッド、表示装置、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、車両用)、および/または一つまたは複数のセンサー(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサー、レーダーセンサー、ライダーセンサー、超音波センサー、光センサー、カメラ、および/または類似のもの)を含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数の周辺装置1516および/または一つまたは複数の周辺装置1526からユーザー入力データを受信し、および/またはユーザー出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、および/または無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成することができる。電源は、一つまたは複数の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502および基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行することができる。この一つまたは複数の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、一つまたはいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間領域単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)またはCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、および/または同様のもの、のうちの少なくとも一つを含むことができる。一実施例では、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効でない場合は、図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成されることができる。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装することができることが予想される。
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMAまたはCP-OFDMベースバンド信号および/または複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行できる。この一つまたは複数の機能は、物理チャネル上で送信されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの一つまたはいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポート毎の複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、および/または同様のものを含むことができる。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装することができることが予想される。
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための別の実施例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
無線デバイスは、複数のセル(例えば、プライマリーセル、セカンダリーセル)の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも一つの基地局(例えば、デュアル接続の二つ以上の基地局)と通信し得る。一つまたは複数のメッセージ(例えば、構成パラメーターの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層のパラメーターを含んでもよい。例えば、構成パラメーターは、物理層およびMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメーターを含み得る。例えば、構成パラメーターは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、および/または通信チャネル用のタイマーの値を示すパラメーターを含んでもよい。
タイマーが開始されると実行を開始し、停止するまで、または満了するまで、実行を継続し得る。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマーは、値と関連付けられてもよい(例えば、タイマーは、ある値から開始または再開されてもよく、またはゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの持続時間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、または満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの期間/ウィンドウを測定することができる。本明細書が、一つまたは複数のタイマーに関連する実装および手順を指す場合、一つまたは複数のタイマーを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマーを実施するための複数の方法のうちの一つまたは複数が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーの開始および満了の代わりに、二つのタイムスタンプ間の時間差を使用し得る。タイマーが再開されると、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再開され得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
2ステップRA手順の場合、無線デバイスは、基地局から、2ステップRACH構成パラメーター1330を含む一つまたは複数のRRCメッセージを受信することができる。一つまたは複数のRRCメッセージは、無線デバイスに(例えば、システム情報ブロードキャストメッセージを介して)ブロードキャスト、マルチキャスト(例えば、システム情報ブロードキャストメッセージを介して)、および/またはユニキャスト(例えば、専用RRCメッセージおよび/またはPDCCHなどの下層制御信号を介して)送信し得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、無線デバイス固有のメッセージであり得、例えば、RRC INACTIVE 604またはRRC CONNECTED 602を用いて無線デバイスに送信される専用RRCメッセージであり得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、Msg A 1331を送信するために必要なパラメーターを含み得る。例えば、パラメーターは、以下のうちの少なくとも一つを示し得る。一つまたは複数のトランスポートブロック送信に対するPRACHリソース割り当て、プリアンブルフォーマット、SSB情報(例えば、SSBの総数)、SSB送信のダウンリンクリソース割り当て、SSB送信の送信電力、アップリンク無線リソース(時間周波数無線リソース、DMRS、MCSなど)、および/またはPRACHリソース割り当てとアップリンク無線リソースとの間の関連付け(またはアップリンク無線リソースとダウンリンク基準信号との間の関連付け)。
2ステップRA手順のUL送信(例えば、Msg A 1331)では、無線デバイスは、例えば、基地局に、少なくとも一つのランダムアクセスプリアンブル(RAP)(例えば、プリアンブル1341)および/または一つまたは複数のトランスポートブロック(例えば、トランスポートブロック1342)を送信し得る。例えば、一つまたは複数のトランスポートブロックは、データ、セキュリティ情報、IMSI/TMSIなどのデバイス情報、および/または他の情報のうちの少なくとも一つを含み得る。例えば、一つまたは複数のトランスポートブロックは、競合解決に使用され得る無線デバイス識別子(ID)を含み得る。2ステップRA手順のDL送信では、基地局は、TA値を示すタイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、UL許可(例えば、無線リソース割り当て、および/またはMCS)、競合解決の識別子、RNTI(例えば、C-RNTIまたはTC-RNTI)、および/またはその他の情報の少なくとも一つを含むことができるMsg B 1332(例えば、MsgA 1331に対応するランダムアクセス応答)を送信できる。Msg B 1332は、プリアンブル1341に対応するプリアンブル識別子、一つまたは複数のトランスポートブロック1342の受信の肯定または否定応答、一つまたは複数のトランスポートブロック1342の成功した復号化の黙示的および/または明示的な表示、非2ステップRA手順に対するフォールバックの表示、(例えば、図13Aの競合ベースのRA手順、または図13Bの競合のないRA手順)、および/またはそれらの任意の組み合わせの少なくとも一つを含むことができる。
無線デバイスは、2ステップRA手順を開始し得る。無線デバイスは、少なくとも一つのプリアンブルおよび/または少なくとも一つのトランスポートブロックを含むMsg Aを送信し得る。少なくとも一つのトランスポートブロックは、無線デバイスが競合解決に使用する識別子を含んでもよい。識別子は、無線デバイスが生成するシーケンスおよび/または番号であり得る(例えば、C-RNTIが基地局によって無線デバイスに割り当てられていない場合)。無線デバイスは、識別子をランダムに生成してもよく、および/または加入者に基づいて、無線デバイスのデバイス情報(例えば、IMSI/TMSI)、および/または基地局によって無線デバイスに割り当てられる再開識別子を生成し得る。例えば、識別子は、無線デバイスの拡張および/または切断された加入者および/またはデバイス情報(例えば、IMSI/TMSI)であり得る。例えば、識別子は、C-RNTI(例えば、RRC接続の無線デバイス用)である。無線デバイスは、C-RNTIを、事前に定義された特定のメッセージフォーマットに基づいて、基地局に示し得る。例えば、少なくとも一つのトランスポートブロックは、C-RNTI MAC CEを含む(例えば、16ビットフィールドは、C-RNTIを示す)。無線デバイスは、C-RNTI MAC CEに対応するサブヘッダーのLCIDを用いて、C-RNTI MAC CEを送信し得る。例えば、LCIDは、無線デバイスから送信された受信信号またはメッセージ(例えば、MAC PDU)からC-RNTI MAC CEを識別する(検出、解析、および/または復号化する)ために基地局に使用され得る。
無線デバイスは、例えば、Msg Aの送信の後、またはそれに応答して、Msg Aに対応するMsg Bのダウンリンク制御チャネルを監視し始めてもよく、ダウンリンク制御チャネルを監視するための制御リソースセットおよび/または検索空間を、例えば、基地局によって送信されるブロードキャストRRCメッセージおよび/または無線デバイス固有のRRCメッセージによって表示および/または構成し得る。Msg Bは、特定のRNTIによってスクランブルされ得る。無線デバイスは、特定のRNTIとして基地局によって割り当てられたRNTI(例えば、C-RNTI)を使用し得る。無線デバイスは、以下の少なくとも一つに基づいて特定のRNTIを決定し得る。少なくとも一つのプリアンブルが送信されるPRACH機会の時間リソースインデックス(例えば、第一のOFDMシンボルのインデックスおよび/または第一のスロットのインデックス)少なくとも一つのプリアンブルが送信されるPRACH機会の周波数リソースインデックス、少なくとも一つのトランスポートブロックが送信されるPUSCH機会の時間リソースインデックス(例えば、第一のOFDMシンボルのインデックスおよび/または第一のスロットのインデックス)、少なくとも一つのトランスポートブロックが送信されるPUSCH機会の周波数リソースインデックス、Msg Aが送信されるアップリンクキャリアのインジケーター(0または1など)。無線デバイスは、2ステップRA手順が、一つまたは複数の条件に基づいて成功裏に完了したと決定(または考慮)し得る。一つまたは複数の条件の少なくとも一つは、Msg Bが、無線デバイスが基地局に送信する少なくとも一つのプリアンブルに合致するプリアンブルインデックス(または識別子)を含むことである場合であり得る。一つまたは複数の条件のうちの少なくとも一つは、Msg Bが、無線デバイスが、競合解決のために基地局に送信する識別子に合致した競合解決識別子を含む、および/または示すことである場合であり得る。実施例では、無線デバイスは、少なくとも一つのトランスポートブロックの再送信を示すMsg Bを受信し得る。例えば、少なくとも一つのトランスポートブロックの再送信を示すMsg Bは、少なくとも一つのトランスポートブロックの再送信に使用されるアップリンクリソースを示すUL許可を含む。
2ステップRA手順のUL送信では、無線デバイスは、セルを介して、基地局に、少なくとも一つのRAPおよび一つまたは複数のTBを送信することができる。無線デバイスは、例えば、図13のステップ1330で、2ステップRA手順のUL送信のための一つまたは複数の構成パラメーターのメッセージを受信することができる。例えば、一つまたは複数の構成パラメーターは、PRACH機会、プリアンブルフォーマット、送信SSBの数、SSBの送信のダウンリンクリソース、SSB送信の送信電力、一つまたは複数のTB送信に対する、各PRACH機会と各SSB、PUSCHリソース間の関連付け(時間、周波数、コード/シーケンス/署名の観点から)、各PRACH機会と各PUSCHリソース間の関連付け、および/または一つまたは複数のTB送信の電力制御パラメーターの少なくとも一つを示し得る。一つまたは複数のTB送信の電力制御パラメーターは、受信したターゲット電力の決定に使用されるセルおよび/またはUE固有の電力調整のための電力パラメーター値、経路損失測定のスケーリングファクター(例えば、セル間干渉制御パラメーター)、経路損失測定を決定するために使用される基準信号電力、プリアンブル送信の電力に対する電力オフセット、および/または一つまたは複数の電力オフセット、のうちの少なくとも一つを含み得る。例えば、無線デバイスは、基地局が送信する一つまたは複数のSSBの受信した信号電力(例えば、RSRP)および/または品質(例えば、RSRQ)を測定する。無線デバイスは、測定値に基づいて少なくとも一つのSSBを選択し、少なくとも一つのSSBに関連付けられる少なくとも一つのPRACH機会、および/または少なくとも一つのPRACH機会に関連付けられる、および/または少なくとも一つのSSBに関連付けられる、少なくとも一つのPUSCHリソースを決定することができる(この関連付けは、少なくとも一つのSSBおよび少なくとも一つのPRACH機会との間の第一の関連付け、および少なくとも一つのPRACH機会および少なくとも一つのPUSCHリソースとの間の第二の関連付けを通して、メッセージによって明示的に、および/または黙示的に構成され得る)。無線デバイスは、少なくとも一つのPRACH機会を介して少なくとも一つのRAPを送信してもよく、および/または少なくとも一つのPUSCHリソースを介して少なくとも一つのTBを送信し得る。無線デバイスは、メッセージによって示される構成パラメーターに基づいて、少なくとも一つのRAPおよび/または少なくとも一つのTBの送信電力を決定し得る。例えば、構成パラメーターは、基地局に対する受信されたターゲット電力、一つまたは複数の電力オフセット、電力ランピングステップ、電力ランピングカウンター、再送信カウンター、経路損失基準信号インデックス(またはインデックス)、経路損失基準信号基準電力のうちの少なくとも一つを含む、アップリンク送信電力制御パラメーターを示す。アップリンク送信電力制御パラメーターの少なくとも一つは、少なくとも一つのRAPに対するアップリンク送信電力と少なくとも一つのTBに対するアップリンク送信電力との間で共有され得る。例えば、アップリンク送信電力制御パラメーターの少なくとも一つを共有することは、メッセージのサイズを減少し得る(例えば、少なくとも一つのアップリンク送信電力制御パラメーターが、少なくとも一つのRAPおよびメッセージの少なくとも一つのTBに対して繰り返される場合と比較する)。アップリンク送信電力制御パラメーターのいずれも、少なくとも一つのRAPに対するアップリンク送信電力と少なくとも1TBに対するアップリンク送信電力との間で共有されなくてもよい。メッセージのメッセージ構造は、基地局が、アップリンク送信電力制御パラメーターのうちの少なくとも一つ(または一つもしくは複数)が、少なくとも一つのRAPに対するアップリンク送信電力と、少なくとも一つのTBに対するアップリンク送信電力との間で共有され得るかどうかを無線デバイスに表示するように、柔軟であり得る。例えば、無線デバイスは、メッセージのメッセージ構造に基づいて、アップリンク送信電力制御パラメーターのうちの少なくとも一つ(またはどれ一つまたは複数)が、少なくとも一つのRAPに対するアップリンク送信電力と少なくとも一つのTBに対するアップリンク送信電力との間で共有され得るかを決定する。
無線デバイスが、2ステップRA手順に使用され得る一つまたは複数の候補プリアンブルを生成する一つまたは複数の方法があり得る。例えば、2ステップRACH構成は、RAP生成パラメーター(例えば、ルートシーケンス)を含み、それに基づいて、無線デバイスは、一つまたは複数の候補プリアンブルを生成する。無線デバイスは、(例えば、ランダムに)、プリアンブル1341の送信に使用されるRAPとして、一つまたは複数の候補プリアンブルのうちの一つを選択し得る。RAP生成パラメーターは、DL基準信号(例えば、SSBまたはCSI-RS)特異的、細胞特異的、および/または無線デバイス固有であり得る。例えば、第一のDL基準信号に対するRAP生成パラメーターは、第二のDL基準信号に対するRAP生成パラメーターとは異なる。例えば、RAP生成パラメーターは、無線デバイスが2ステップRA手順を開始するセルの一つまたは複数のDL基準信号に対して共通である。例えば、無線デバイスは、無線デバイスの2ステップRA手順に使用される一つまたは複数のRAPの一つまたは複数のプリアンブルインデックスを示す制御メッセージ(例えば、SIBメッセージ、無線デバイス専用のRRCメッセージ、および/またはセカンダリーセル追加のためのPDCCH順序)を、基地局から受信する。一つまたは複数の候補プリアンブルは、一つまたは複数のグループに分類され得る。例えば、各グループは、送信のための特定の量のデータと関連付けられる。例えば、データの量は、無線デバイスが送信する一つまたは複数のトランスポートブロックのサイズを示し、および/またはバッファに残るアップリンクデータのサイズを示す。一つまたは複数のグループの各々は、データサイズの範囲と関連付けられ得る。例えば、一つまたは複数の群のうちの第一のグループは、2ステップRA手順中にトランスポートブロックの小さなデータ送信を示すRAPを含み、第二のグループは、2ステップRA手順中により大きなトランスポートブロックのデータ送信を示すRAPを含み得る。基地局は、無線デバイスが、無線デバイスがRAPのどのグループを選択したかを決定し得る、一つまたは複数の閾値を含むRRCメッセージを送信し得る。例えば、一つまたは複数の閾値は、一つまたは複数のグループを決定する一つまたは複数のデータサイズを示す。無線デバイスが潜在的に送信するアップリンクデータのサイズに基づいて、無線デバイスは、アップリンクデータのサイズを一つまたは複数のデータサイズと比較し、一つまたは複数のグループから特定のグループを決定する。特定のグループから選択されるRAPを送信することによって、無線デバイスは、基地局に対して、無線デバイスが送信するアップリンクデータの(例えば、推定された)サイズを、基地局に示し得る。アップリンクデータのサイズの表示は、基地局がアップリンクデータの(再)送信のためのアップリンク無線リソースの適切なサイズを決定するために使用され得る。
2ステップRA手順では、無線デバイスは、2ステップRACH構成によって示されるPRACH機会を介してRAPを送信することができる。無線デバイスは、2ステップRACH構成によって示されるUL無線リソースを介して一つまたは複数のTBを送信することができる。RAPの第一の送信および一つまたは複数のTBの第二の送信は、TDM(時間分割多重化)様式、FDM(周波数分割多重化)様式、CDM(符号分割多重化)様式、および/またはそれらの任意の組み合わせでスケジュールされ得る。RAPの第一の送信は、一つまたは複数のTBの第二の送信と(部分的または全体的に)時間的に重複し得る。2ステップRACH構成は、RAPと一つまたは複数のTB送信の間の無線リソースの重複の(例えば、周波数ドメインおよび/または時間ドメインにおける)一部を示し得る。RAPの第一の送信は、異なる周波数(例えば、PRB)または同じ周波数(例えば、PRB)における一つまたは複数のTBの第二の送信と重複することなくTDM化され得る。2ステップRACH構成は、一つまたは複数のRAP(またはRAPグループ)および/またはPRACH機会に関連する一つまたは複数のUL無線リソースを示し得る。例えば、一つまたは複数のダウンリンク基準信号(SSBまたはCSI-RS)の各々は、一つまたは複数のPRACH機会および/または一つまたは複数のRAPと関連付けられる。無線デバイスは、一つまたは複数のPRACH機会、および/または一つまたは複数のRAPの中で少なくとも一つのRAPの中で、少なくとも一つのPRACH機会を決定し得る。例えば、無線デバイスは、一つまたは複数のダウンリンク基準信号のRSRPおよび/またはRSRQを測定し、一つまたは複数のダウンリンク基準信号から第一のダウンリンク基準信号を選択する。例えば、第一のダウンリンク基準信号のRSRPは、(例えば、制御メッセージまたは信号を介して基地局によって示される)閾値よりも大きい。無線デバイスは、第一のダウンリンク基準信号に関連付けられる少なくとも一つのRAPおよび/または少なくとも一つのPRACH機会を、プリアンブル1341の無線リソースとして選択し得る。少なくとも一つのRAPおよび/または少なくとも一つのPRACH機会の選択に基づいて、無線デバイスは、無線デバイスが2ステップRACH手順の一部として一つまたは複数のTBを送信する、少なくとも一つのUL無線リソース(例えば、PUSCH機会)を決定し得る。無線デバイスは、例えば、制御メッセージおよび/または無線デバイスが基地局から受信する制御信号が、一つまたは複数のUL無線リソース(例えば、PUSCH機会)と一つまたは複数のダウンリンク基準信号との間の関連付けを示す場合、第一のダウンリンク基準信号に基づいて、少なくとも一つのUL無線リソース(例えば、PUSCH機会)を決定し得る。
一つまたは複数のUL無線リソースは、図7のフレーム構造、および/または図8のOFDM無線構造に基づき示され得る。例えば、一つまたは複数のUL無線リソースの時間ドメインリソースは、特定のSFN(SFN=0)、スロット番号、OFDMシンボル番号、および/またはそれらの組み合わせに関して示される。例えば、一つまたは複数のUL無線リソースの時間ドメインリソースは、サブキャリア番号、リソース要素の数、リソースブロックの数、RBG数、周波数ドメイン無線リソースの周波数インデックス、および/またはそれらの組み合わせに関して示される。例えば、一つまたは複数のUL無線リソースは、選択されたRAPの一つまたは複数のPRACH機会に関する時間オフセットおよび/または周波数オフセットに基づいて示され得る。UL送信は、例えば、同じスロット(またはサブフレーム)および/または異なるスロット、例えば、連続するスロット(またはサブフレーム)で発生し得る。例えば、一つまたは複数のUL無線リソース(例えば、PUSCH機会)は、定期的に、例えば、構成済み許可タイプ1またはタイプ2の定期的なリソースなどに、構成され得る。
2ステップRA手順のPUSCH機会は、2ステップRA手順のMsgA 1331のPRACHプリアンブルに関連付けられるトランスポートブロック1342(例えば、ペイロード)送信用のアップリンク無線リソースであり得る。PUSCH機会のリソース割り当ての一つまたは複数の例は、PUSCH機会がPRACH機会から別々に構成され得る(ただし、これらに限定されない)。例えば、PUSCH機会については、構成済み許可(例えば、構成済み許可タイプ1/タイプ2および/またはSPS)によって示される定期的なリソースに基づいて決定され得る。無線デバイスは、msgA送信のためのPRACHとPUSCHとの間の関連付けに基づいて、PUSCH機会をさらに決定し得る。例えば、無線デバイスは、基地局から、以下のうちの少なくとも一つを示す構成パラメーターを受信し得る。変調および符号化スキーム、トランスポートブロックサイズ、FDMed PUSCH機会の数(FDMed PUSCH機会は、例えば、存在する場合、ガードバンドおよび/またはガード期間を含んでもよい、および同一のMsg A PUSCH構成におけるFDMed PUSCH機会は、周波数ドメインにおいて連続的であり得る)、PUSCH機会当たりのPRBの数、PUSCH機会当たりのDMSRシンボル/ポート/シーケンスの数、Msg A PUSCH(トランスポートブロック1342)送信に対する反復数、PRBレベルの保護バンドの帯域幅、ガード時間の期間、トランスポートブロック1342のPUSCHマッピングタイプ、周期性(例えば、MsgA PUSCH構成期間)、オフセット(例えば、シンボル、スロット、サブフレーム、および/またはSFNのうちの少なくとも一つのうちの任意の組み合わせに関して)、時間ドメインリソース割り当て(例えば、MsgA PUSCHのスロット内:開始シンボル、PUSCH機会当たりのシンボルの数、時間ドメインPUSCH機会の数)、周波数出発点。
PUSCH機会のリソース割り当ての一つまたは複数の例は、基地局が、PRACH機会に関するPUSCH機会の相対的な位置(例えば、時間および/または周波数)を構成し得る(しかし、これに限定されない)。例えば、PRACH機会とPUSCH機会におけるPRACHプリアンブルの間の時間および/または周波数の関係は、単一仕様の固定値とし得る。例えば、PRACH機会からPUSCH機会における各PRACHプリアンブルの間の時間および/または周波数の関係は、単一仕様の固定値である。例えば、異なるPRACH機会で異なるプリアンブルが異なる値を持つ。例えば、PRACH機会とPUSCH機会におけるPRACHプリアンブルの間の時間および/または周波数の関係は、単一の半静的に設定された値である。例えば、PRACH機会における各PRACHプリアンブルとPUSCH機会との間の時間および/または周波数の関係は、半静的に設定された値である。例えば、異なるPRACH機会で異なるプリアンブルが異なる値を持つ。例えば、上記の例の任意の組み合わせが実装/構成されてもよく、時間と周波数の関係は、同じ代替である必要はない。例えば、無線デバイスは、基地局から以下のうちの少なくとも一つを示す構成パラメーターを受信し得る。変調および符号化スキーム、トランスポートブロックサイズ、FDMed PUSCH機会の数(FDMed PUSCH機会は、例えば、存在する場合、ガードバンドおよび/またはガード期間を含んでもよい、および同一のMsg A PUSCH構成におけるFDMed PUSCH機会は、周波数ドメインにおいて連続的であり得る)、PUSCH機会当たりのPRBの数、PUSCH機会当たりのDMSRシンボル/ポート/シーケンスの数、Msg A PUSCH(トランスポートブロック1342)送信に対する反復数、PRBレベルの保護バンドの帯域幅、ガード時間の期間、トランスポートブロック1342のPUSCHマッピングタイプ、基準点(例えば、特定のSFN、関連するPRACH機会および/または関連するPRACHスロットの開始または終了)に関する時間オフセット(スロットレベルおよびシンボルレベル指示の組み合わせ)、PUSCH機会の1回あたりのシンボルの数、TDMedPUSCH機会の数。
2ステップRA手順については、PUSCH機会におけるペイロード送信のためのリソース割り当ては、事前に定義されてもよく、かつ/または構成され得る。例えば、PUSCH機会におけるリソースのサイズは、事前に定義され、かつ/または構成され得る。リソースは、連続的または非連続的であり得る(例えば、基地局は、リソースを柔軟に構成し得る)。リソースは、複数のリソースグループに分割され得る。例えば、PUSCH機会内の各リソースグループのサイズは、同一であっても異なっていてもよい(例えば、2ステップRA手順の構成に応じて)。各リソースグループインデックスは、一つまたは複数のプリアンブルインデックスにマッピングされ得る。
例えば、基地局は、PUSCH機会の開始時点および/周波数、リソースグループの数、ならびに各リソースグループのサイズを示す、一つまたは複数のパラメーターを有する無線デバイスを構成し得る。各リソースグループのインデックスは、プリアンブルインデックス(例えば、特定のプリアンブル)および/または特定のPPRACH機会にマッピングされ得る。無線デバイスは、少なくとも、プリアンブルインデックス(例えば、ROおよびPUSCH機会が1対1のマッピングである場合)に基づいて、および/またはROのインデックスおよびプリアンブルインデックス(例えば、複数のROが一つのPUSCH機会に関連付けられている場合)に基づいて、リソースグループの各位置を決定し得る。
無線デバイスは、基地局から、PUSCH機会の開始時点/周波数および/またはPUSCHリソースの連続基本ユニットのセットを示す構成パラメーターを受信し得る。リソースユニットのサイズは同一であってもよく、基本ユニットの総数は事前構成され得る。無線デバイスは、ペイロードサイズに応じて、MsgA 1331送信用に一つまたは複数のリソースユニットを使用し得る。開始リソースユニットインデックスは、プリアンブルインデックスにマッピングされてもよく、占有されたPUSCHリソースの長さ(リソースユニットの数として)は、プリアンブルインデックスにマッピングされるか、または明示的に示され得る(例えば、UCIで)。
リソースグループの数、および/またはプリアンブル、リソースグループ、およびDRMSポート間の詳細なマッピングは、例えば、複数のプリアンブルが同一のリソースグループにマッピングされるときに、基地局からのブラインド検出を回避するために、事前に定義および/または半静的に構成(および/またはDCIによって動的に表示)され得る。
2ステップRA手順におけるPUSCHC機会を介したペイロード送信について、無線デバイスは、基地局から、ペイロードの送信について一つまたは複数のMCSおよび一つまたは複数のリソースサイズを示す構成パラメーターを受信し得る。MCSおよびリソースサイズは、ペイロードのサイズに関連し得る。例えば、無線デバイスによって受信される構成パラメーターは、ペイロード、MCS、およびリソースサイズのサイズの一つまたは複数の組み合わせ(および/または関連付け)を示し得る。例えば、一つまたは複数の特定の変調タイプ(例えば、pi/2-BPSK、BPSK、QPSK)は、小さなサイズのペイロードと関連付けられてもよい。例えば、一つまたは複数の特定の変調タイプ(例えば、QPSK)が、特定のRRC状態(例えば、RRC IDLEおよび/またはRRC INACTIVE)を有する無線デバイスに使用され得る。例えば、無線デバイスによって受信される構成パラメーターは、UL BWP全体および/またはUL BWPの一部にわたってペイロード送信に使用されるPRBの数を示し得る(例えば、これは、事前定義および/またはRRCによって半静的に構成され得る)。無線デバイスによって受信される構成パラメーターは、トランスポートブロック1342(例えば、ペイロード)の一つまたは複数の繰り返しを示し得る。例えば、ペイロードの送信のカバレッジ強化のために、繰返しの数が事前に定義され、半静的に構成され、および/または一つまたは複数の条件(例えば、ダウンリンク基準信号のRSRP、および/または特定のRRC状態、および/または無線デバイスのタイプ、例えば、静止、IoTなど)に基づいてトリガーされる。
無線デバイスは、基地局から、トランスポートブロック1342(例えば、ペイロード)送信用の一つまたは複数の2ステップRA構成を受信し得る。一つまたは複数の2ステップRA構成は、ペイロードサイズ、MCS、および/またはリソースサイズの一つまたは複数の組み合わせを示し得る。一つまたは複数の2ステップRA構成の各々に対する一つまたは複数の2ステップRA構成の数、および一つまたは複数のパラメーター値(例えば、ペイロードサイズ、MCS、および/またはリソースサイズ)は、無線デバイスのMsgAおよび/またはRRC状態の内容に依存し得る。
構成される2ステップRA構成パラメーターに基づいて、無線デバイスは、例えば、PRACH機会を介して少なくとも一つのプリアンブル、および/またはPUSCH機会を介してトランスポートブロック1342(例えば、ペイロード)を含むMsgAを、基地局に送信し得る。MsgAは、競合解決の識別子を含んでもよい。例えば、無線デバイスは、複数のビット(例えば、56および/または72ビット)を有するmsgAペイロードとしてMACヘッダーを構築し得る。例えば、MsgAは、BSR、PHR、RRCメッセージ、接続要求などを含んでもよい。例えば、MsgAはUCIを含んでもよい。MsgAのUCIは、例えば、MsgAがUCIを含む場合、MCS表示、HARQ-ACK/NACTおよび/またはCSIレポートのうちの少なくとも一つを含んでもよい。MsgAに対するHARQは、Msg.Aの初期送信とMsg.A PUSCHの一つまたは複数の再送信とを組み合わせることができる。例えば、MsgAは、MsgAのPUSCHにおけるMsgAの送信時間を示し得る。msgAのサイズは、使用ケースに依存し得る。
無線デバイスが、基地局から、2ステップRAと4ステップRAの間の異なる(または独立した)PRACH機会を示す構成パラメーターを受信し得る。異なる(または独立した)PRACH機会は、受信機の不確実性を低減し、および/またはアクセス遅延を低減し得る。基地局は、基地局が受信したプリアンブルを受信するPRACH機会に基づいて、受信したプリアンブルが2ステップRAまたは4ステップRAのために無線デバイスによって送信されるかどうかを基地局が識別するように、異なる(または独立した)PRACHリソースを有する無線デバイスを構成し得る。基地局は、2ステップRAと4ステップRA手順の間で、共有されたPRACH機会を構成するか、またはPRACH機会を分離するかを柔軟に決定し得る。無線デバイスは、基地局から、RRCメッセージおよび/またはDCIを受信して、2ステップRAと4ステップRA手順の間で、共有されたPRACH機会を構成するか、またはPRACH機会を分離するかの明示的または黙示的な表示を示し得る。基地局が、2ステップRAと4ステップRAの間で共有される一つまたは複数のPRACH機会、および2ステップRAと4ステップRAに対して分割されたプリアンブルを設定し得る。
図17A、図17B、および図17Cはそれぞれ、時間オフセット、周波数オフセット、および時間オフセットと周波数オフセットの組み合わせに基づく、PRACHリソースおよび一つまたは複数の関連するUL無線リソースの無線リソース割り当ての例である。例えば、MsgA 1331のためのPRACH機会および一つまたは複数の関連するUL無線リソース(例えば、PUSCH機会)は、例えば、RRCメッセージによって提供される(RACH構成の一部として)および/または事前定義される(例えば、マッピングテーブルとして)時間オフセットおよび/または周波数オフセットで割り当てられ得る。図17Aは、UL無線リソース(例えば、PUSCH機会)でTDMされたPRACH機会の例である。図17Bは、UL無線リソース(例えば、PUSCH機会)でTDMされたPRACH機会の一例である。図17Cは、UL無線リソース(例えば、PUSCH機会)でTDMされたおよびFDMされたPRACH機会の例である。
無線デバイスは、基地局から、一つまたは複数のダウンリンク基準信号(例えば、SSBまたはCSI-RS)を受信してもよく、一つまたは複数のダウンリンク基準信号の各々は、2ステップRACH構成によって提供される一つまたは複数のRACHリソース(例えば、PRACH機会)および/または一つまたは複数のUL無線リソース(例えば、PUSCH機会)と関連付けられてもよい。無線デバイスは、一つまたは複数のダウンリンク基準信号を測定してもよく、測定される受信信号強度および/または品質に基づいて(または他の選択ルールに基づいて)、一つまたは複数のダウンリンク基準信号の中から少なくとも一つのダウンリンク基準信号を選択し得る。無線デバイスはそれぞれ、少なくとも一つのダウンリンク基準信号に関連付けられるPRACH機会を介して、および/またはPRACH機会に関連付けられるおよび/または少なくとも一つのダウンリンク基準信号に関連付けられるUL無線リソース(例えば、PUSCH機会)を介して、RAP(例えば、プリアンブル1341)および一つまたは複数のTB(例えば、トランスポートブロック1342)を送信し得る。
一例では、基地局は、無線デバイスからのRAP受信を使用して、セル内の無線デバイスの一つまたは複数のTBのUL送信タイミングを調整し、および/または一つまたは複数のTBのULチャネル推定を支援し得る。2ステップRACH手順における一つまたは複数のTBのUL送信の一部は、例えば、無線デバイスID、C-RNTI、バッファ状態レポート(例えば、バッファ状態レポート)(BSR)などのサービス要求、一つまたは複数のユーザーデータパケット、および/またはその他の情報を含み得る。例えば、RRC CONNECTED602状態の無線デバイスは、無線デバイス(例えば、無線デバイスID)の識別子としてC-RNTIを使用することができる。RRC INACTIVE604状態の無線デバイスは、無線デバイスの識別子として、C-RNTI(利用可能な場合)、再開ID、または短いMAC-IDを使用することができる。例えば、RRC IDLE 606状態の無線デバイスは、C-RNTI(使用可能な場合)、再開ID、短いMAC-ID、IMSI(国際モバイル加入者識別子)、T-IMSI(Temporary-IMSI)、および/または乱数(例えば、無線デバイスによって生成される)を無線デバイスの識別子として使用できる。
2ステップRA手順では、無線デバイスは、Msg Aに対応する二つの別々の応答、RAP(プリアンブル1342など)送信の第一の応答、および一つまたは複数のTBの送信に対する第二の応答(例えば、トランスポートブロック1342)を受信し得る。無線デバイスは、PDCCH(例えば、共通検索空間および/または無線デバイス固有の検索空間)を監視して、無線デバイスがRAPを送信するPRACHリソースの時間および/または周波数インデックスに基づいて生成されたランダムアクセスRNTIで第一の応答を検出することができる。無線デバイスは、共通検索空間および/または無線デバイス固有の検索空間を監視して、第二の応答を検出することができる。無線デバイスは、第二の応答を検出するために第二のRNTIを採用し得る。例えば、第二のRNTIは、構成される場合、C-RNTIであり、無線デバイスがRAPを送信するPRACH機会の時間および/または周波数のインデックスに基づいて生成されるランダムアクセスRNTI、または無線デバイスが一つまたはより多くのTBを送信するPUSCHリソースの時間および/または周波数インデックス(および/またはDM-RS ID)に基づいて生成されるRNTIである。無線デバイス固有の検索空間は、基地局から受信されたRRCメッセージによって事前定義および/または構成され得る。
無線デバイスは、2ステップランダムアクセス手順の一つまたは複数の条件(例えば、イベント)に基づいて、トリガー(および/または開始)し得る。例えば、一つまたは複数の条件(イベントなど)は、RRC_IDLEからの初期アクセス、RRC接続の再確立手順、ハンドオーバー、UL同期ステータスが同期されていない場合のRRC_CONNECTED602中のDLまたはULデータの到着、RRC INACTIVE 604からの移行、ビーム故障回復手順、および/または他のシステム情報の要求の少なくとも一つであり得る。例えば、無線デバイスのPDCCH順序、MACエンティティ、および/またはビーム故障表示により、ランダムアクセス手順を開始させることができる。
無線デバイスは、例えば、送信されるデータのサービス(例えば、URLLCなどの機密データの遅延)および/または無線条件に応じて、特定の状態で2ステップRA手順を開始し得る。例えば、基地局は、例えば、セルが小さい場合(例えば、TAの必要がない)、および/または固定無線デバイスの場合(例えば、TA更新の必要がない)、2ステップRA手順で一つまたは複数の無線デバイスを構成し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のRRCメッセージ(例えば、MIB、システム情報ブロック、マルチキャストおよび/またはユニキャストRRCシグナリング)を介して、および/または2ステップRA手順を開始するために使用されるL1制御シグナリング(例えば、PDCCH順序)を介して構成を取得することができる。
例えば、マクロカバレッジエリアにおいて、無線デバイスは、記憶および/または持続されたTA値、例えば、センサータイプの無線デバイスなどの静止またはほぼ静止の無線デバイスを有し得る。この場合、2ステップRA手順を開始することができる。マクロカバレッジを有する基地局は、ブロードキャストおよび/または専用シグナリングを使用して、カバレッジの下で記憶および/または持続されたTA値を有する一つまたは複数の無線デバイスで2ステップRA手順を構成することができる。
RRC CONNECTED 602状態の無線デバイスは、2ステップRA手順を実行することができる。例えば、2ステップRA手順は、無線デバイスがハンドオーバー(例えば、ネットワーク開始ハンドオーバー)を実行するとき、および/または無線デバイスが遅延に敏感なデータの送信のためにUL許可を必要または要求し、かつスケジューリング要求を送信するために利用可能な物理層アップリンク制御チャネルリソースがないときに開始され得る。RRC INACTIVE604状態にある無線デバイスは、例えば、RRC INACTIVE604状態に留まっている間の小さなデータ送信のために、または接続を再開するために、2ステップRA手順を実行することができる。無線デバイスは、例えば、無線リンクの確立、無線リンクの再確立、ハンドオーバー、UL同期の確立、および/またはUL許可がない場合のスケジューリング要求などの初期アクセスのために、2ステップRA手順を開始することができる。
以下の説明は、RA手順の一つまたは複数の例を示す。以下に説明する手順および/またはパラメーターは、特定のRA手順に限定しなくてもよい。以下に説明する手順および/またはパラメーターは、4ステップRA手順および/または2ステップRA手順に適用され得る。例えば、RA手順は、以下の説明において、4ステップRA手順および/または2ステップRA手順を指し得る。
無線デバイスは、セル検索を実行し得る。例えば、無線デバイスは、セルとの時間と周波数の同期を取得し、セル検索手順中にセルの第一の物理層セルIDを検出し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、一つまたは複数の同期信号(SS)、例えば、プライマリー同期信号(PSS)およびセカンダリー同期信号(SSS)を受信したとき、セル検索を実行し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、PSS、およびSSSの受信機会が連続したシンボルであり、例えば、SS/PBCHブロック(SSB)を形成すると想定し得る。例えば、無線デバイスは、SSS、PBCH復調基準信号(DM-RS)、およびPBCHデータが、リソース要素当たり同じエネルギー(EPRE)を有すると仮定し得る。例えば、無線デバイスは、SS/PBCHブロックにおけるPSS EPREとSSS EPREとの比が、特定の値(例えば、0dBまたは3dBのいずれか)であると仮定し得る。例えば、無線デバイスは、PDCCH DM-RS EPREとSSS EPREとの比が、例えば、無線デバイスが、例えば、RRCメッセージによって半静的に構成される専用の上位層パラメーターを提供されていない場合、特定の範囲(例えば、-8dB~8dB)内にあると決定し得る。
無線デバイスは、一つまたは複数の候補SS/PBCHブロックに対する第一のシンボルインデックスを決定し得る。例えば、SS/PBCHブロックを有するハーフフレームについて、一つまたは複数の候補SS/PBCHブロックに対する第一のシンボルインデックスは、SS/PBCHブロックのサブキャリア間隔に従って決定され得る。例えば、インデックス0は、ハーフフレーム内の第一のスロットの第一のシンボルに対応する。例として、一つまたは複数の候補SS/PBCHブロックの第一のシンボルは、15kHzのサブキャリア間隔に対して、インデックス{2,8}+14・nを有してもよく、例えば、3GHz以下のキャリア周波数に対してn=0,1、および例えば、3GHz超かつ6GHz以下のキャリア周波数に対してn=0,1,2、3。ハーフフレーム内の一つまたは複数の候補SS/PBCHブロックは、例えば、0からL-1までの昇順でインデックス付けされ得る。無線デバイスは、例えば、PBCHで送信されたDM-RSシーケンスの一つまたは複数のインデックスを有する一対一のマッピングから、ハーフフレーム当たりのSS/PBCHブロックインデックスのいくつかのビット(例えばL=1に対して二つの最下位ビット(LSB)、L>4に対して三つのLSBビット)を決定し得る。
ランダムアクセス手順の開始前に、基地局は、例えば、4ステップRA手順、2ステップRA手順、および/または4ステップRA手順および2ステップRA手順の両方に対して、RACH構成の一つまたは複数のパラメーターを有する無線デバイスを構成するために、一つまたは複数のRRCメッセージを送信し得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、一つまたは複数の無線デバイスにブロードキャストまたはマルチキャストすることができる。一つまたは複数のRRCメッセージは、無線デバイス固有のメッセージであり得、例えば、RRC INACTIVE 1520またはRRC CONNECTED 1530を用いて無線デバイスに送信される専用RRCメッセージであり得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、一つまたは複数のランダムアクセスリソースを介して少なくとも一つのプリアンブルを送信するために必要な一つまたは複数のパラメーターを含み得る。例えば、一つまたは複数のパラメーターは、以下のうちの少なくとも一つを示し得る。PRACHリソース割り当て(例えば、一つまたは複数のPRACH機会のリソース割り当て)、プリアンブルフォーマット、SSB情報(例えば、SSBの総数、SSB送信のダウンリンクリソース割り当て、SSB送信の送信電力、一つまたは複数のRRCメッセージおよび/または他の情報を送信するビームに対応するSSBインデックス)、および/または一つまたは複数のトランスポートブロック送信のためのアップリンク無線リソース。
基地局は、一つまたは複数のダウンリンク基準信号を、さらに送信し得る。例えば、一つまたは複数のダウンリンク基準信号は、一つまたは複数のディスカバリー基準信号を含み得る。無線デバイスは、一つまたは複数のダウンリンク基準信号の中から第一のダウンリンク基準信号を選択し得る。例えば、第一のダウンリンク基準信号は、一つまたは複数の同期信号および物理ブロードキャストチャネル(SS/PBCH)を含み得る。例えば、無線デバイスは、一つまたは複数の同期信号に基づいて、ダウンリンク同期を調整し得る。例えば、一つまたは複数のダウンリンク基準信号は、一つまたは複数のチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を含み得る。
一つまたは複数のRRCメッセージは、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネル、例えば、PDDCHを示す一つまたは複数のパラメーターをさらに含み得る。一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの各々は、一つまたは複数のダウンリンク基準信号の少なくとも一つと関連付けられてもよい。例えば、第一のダウンリンク基準信号は、一つまたは複数のシステム情報(例えば、マスター情報ブロック(MIB)および/またはシステム情報ブロック(SIB))を含み得る。基地局は、例えば、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、および/または物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で、一つまたは複数のシステム情報を含むメッセージを送信し得る。
一つまたは複数のシステム情報は、少なくとも一つの情報要素(例えば、PDCCH-Config、PDCCH-ConfigSIB1、PDCCH-ConfigCommon、および/またはそれらの任意の組み合わせ)を含み得る。少なくとも一つの情報要素は、例えば、無線デバイスに、一つまたは複数の制御パラメーターを示すために、基地局から送信され得る。一つまたは複数の制御パラメーターは、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)を示し得る。例えば、一つまたは複数の制御パラメーターは、第一の共通CORESET#0(例えば、controlSourceSetZero)、および/または第二の共通CORESET(例えば、commonControlSourceSet)を示すパラメーターを含む。一つまたは複数の制御パラメーターは、一つまたは複数の検索空間セットをさらに含み得る。例えば、一つまたは複数の制御パラメーターは、システム情報ブロック(例えば、searchSpaceSIB1)に対する第一の検索空間、および/または第一の共通検索空間#0(例えば、searchSpaceZero)、および/または第一のランダムアクセス検索空間(例えば、ra-SearchSpace)、および/または第一のページング検索空間(例えば、ページングSearchSpace)のパラメーターを含む。無線デバイスは、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを取得、構成、および/または監視するために、一つまたは複数の制御パラメーターを使用し得る。
無線デバイスは、一つまたは複数の制御リソースセット内の一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルに対する、一つまたは複数の候補のセットを監視し得る。一つまたは複数の制御リソースセットは、第一のアクティブダウンリンク周波数帯、例えば、アクティブ帯域幅部分(BWP)で、第一のアクティブ化サービングセル上に定義され得る。例えば、第一のアクティブ化サービングセルは、ネットワークによって、一つまたは複数の検索空間セットを有する無線デバイスに構成される。例えば、無線デバイスは、第一のダウンリンク制御情報(DCI)の第一のフォーマットに従って、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの候補セットの一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの各々を復号化する。一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルに対する候補のセットは、一つまたは複数の検索空間セットの観点から定義され得る。例えば、一つまたは複数の検索空間セットは、一つまたは複数の共通検索空間セット(例えば、Type0-PDCCH、Type0A-PDCCH、Type1-PDCCH、Type2-PDCCH、および/またはタイプ3-PDCCH)、一つまたは複数の無線デバイスデバイス固有の検索空間セット、および/またはそれらの任意の組み合わせである。
例えば、無線デバイスは、Type0-PDCCH共通検索空間セット内の一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルに対する候補セットを監視し得る。例えば、Type0-PDCCH共通検索空間セットは、少なくとも一つの情報要素、例えば、MIB内のPDCCH-ConfigSIB1によって構成され得る。例えば、Type0-PDCCH共通検索空間セットは、一つまたは複数の検索空間セット、例えば、PDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceSIB1、またはPDCCH-ConfigCommon内のsearchSpaceZeroによって構成され得る。例えば、Type0-PDCCH共通検索空間セットは、特定の無線ネットワーク一時識別子、例えば、システム情報無線ネットワーク一時識別子(SI-RNTI)によってスクランブルされる第一のダウンリンク制御情報の第一のフォーマットのために構成され得る。
例えば、無線デバイスは、Type1-PDCCH共通検索空間セット内の一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルに対する候補セットを監視し得る。例えば、Type1-PDCCH共通検索空間セットは、一つまたは複数の検索空間セット、例えば、PDCCH-ConfigCommonのra-searchSpaceによって構成され得る。例えば、Type1-PDCCH共通検索空間セットは、第二の無線ネットワーク一時識別子、例えば、ランダムアクセス-無線ネットワーク一時識別子(RA-RNTI)、一時セル-無線ネットワーク一時識別子(TC-RNTI)、C-RNTI、および/または2ステップRA手順に基づき無線デバイスによって生成されたRNTI、例えばMsgB-RNTIによってスクランブル化された第二のダウンリンク制御情報の第二のフォーマットに対して構成され得る。
無線デバイスは、例えば、セル検索中に、第一の共通検索空間(例えば、Type0-PDCCH)に対する第一の制御リソースセットが存在すると決定し得る。第一の制御リソースセットは、一つまたは複数のリソースブロックおよび一つまたは複数のシンボルを含んでもよい。一つまたは複数のRRCメッセージは、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの一つまたは複数の監視機会を示す、一つまたは複数のパラメーターを含み得る。例えば、無線デバイスは、第一の共通検索空間の第一の制御リソースセットに対して、連続したリソースブロックの数および連続したシンボルの数を決定する。例えば、少なくとも一つの情報要素(例えば、PDCCH-ConfigSIB1)の一つまたは複数のビット(例えば、四つの最上位ビット)は、連続的なリソースブロックの数および連続的なシンボルの数を示す。無線デバイスは、少なくとも一つの情報要素(例えば、PDCCH-ConfigSIB1)の一つまたは複数のビット(例えば、四つの最下位ビット)から、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの一つまたは複数の監視機会を決定し得る。例えば、第一のダウンリンク基準信号(例えば、SSBまたはCSI-RS)に関連付けられる一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの一つまたは複数の監視機会は、第一の制御リソースセットの一つまたは複数のシステムフレーム番号および一つまたは複数のスロットインデックスに基づいて決定される。例えば、第一のインデックスを有する第一のダウンリンク基準信号は、第一のフレーム番号および第一のスロットインデックスと時間的に重複する。
無線デバイスは、第一のダウンリンク基準信号(例えば、SSBまたはCSI-RS)に基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルから特定のダウンリンクチャネルを選択(または決定)し得る。例えば、無線デバイスは、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルと一つまたは複数のダウンリンク基準信号との間の関連を示すメッセージを受信する。無線デバイスは、例えば、第一のダウンリンク基準信号のRSRPに基づいて、第一の値よりも大きい、一つまたは複数のダウンリンク基準信号から第一のダウンリンク基準信号(例えば、SSBまたはCSI-RS)を選択し得る。関連付けに基づいて、無線デバイスは、第一のダウンリンク基準信号に関連付けられる特定のダウンリンクチャネルを決定する。無線デバイスは、第一のダウンリンクチャネルの受信に関連付けられる復調基準信号アンテナポートが、第一のダウンリンク基準信号と準同じ位置に配置される(QCL)と決定し得る。例えば、第一のダウンリンクチャネルの受信と第一のダウンリンク基準信号(例えば、対応するSS/PBCHブロック)と関連付けられる復調基準信号アンテナポートは、平均利得、QCL-タイプA、および/またはQCL-タイプDのうちの少なくとも一つに対して準同じ位置に配置され得る。
無線デバイスは、基地局から、一つまたは複数のランダムアクセスパラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを受信することができる。例えば、一つまたは複数のRRCメッセージが、共通(または汎用)ランダムアクセス構成メッセージ(例えば、RACH-ConfigCommonおよび/またはRACH-ConfigGeneric)、の少なくとも一つを示す、ランダムアクセスプリアンブルの合計数(例えば、TotalNumberOfRA-Preambles)、一つまたは複数のPRACH構成インデックス(例えば、prach-ConfigurationIndex)、時間インスタンス(例えば、msg1-FDM)における、周波数ドメイン(FDMed)において多重化し得るPRACH機会の数、第一のリソースブロック(例えば、msg1-FrequencyStart)に関する周波数ドメインにおける最低PRACH機会のオフセット、PRACHに対する電力ランピングステップ(例えば、powerRampingStep)、ネットワーク受信機側でのターゲット電力レベル(PreambleReceivedTargetPower)、実行され得るランダムアクセスプリアンブル送信の最大数(例えば、preambleTransMax)、ランダムアクセス応答に対するウィンドウ長さ(すなわち、RAR、例えば、Msg2)(例えば、ra-ResponseWindow)、ランダムアクセスチャネル(RACH)機会当たりのSSBの数、およびSSB当たりの競合ベースのプリアンブルの数(例えば、ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB)。例えば、ランダムアクセスプリアンブルの総数は、RACH機会当たりのSSB数の倍数であり得る。一例では、RARに対するウィンドウ長さは、スロットの数であり得る。例えば、専用のランダムアクセス構成メッセージ(例えば、RACH-ConfigDedicated)は、競合なしのランダムアクセス(例えば、機会)に対する一つまたは複数のRACH機会、およびランダムアクセスリソース選択に対する一つまたは複数のPRACHマスクインデックス(例えば、ra-ssb-OccasionMASKIndex)を含み得る。
一つまたは複数のランダムアクセスパラメーター(例えば、ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB)は、第一のPRACH機会と関連付けられ得る一つまたは複数のダウンリンク基準信号(例えば、SS/PBCHブロック)の第一の番号(例えば、N)を示し得る。一つまたは複数のランダムアクセスパラメーター(例えば、ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB)は、第一のダウンリンク基準信号および第一のPRACH機会に対する一つまたは複数のランダムアクセスプリアンブルの第二の番号(例えば、R)を示し得る。一つまたは複数のランダムアクセスプリアンブルは、競合ベースのプリアンブルであり得る。第一のダウンリンク基準信号は、第一のSS/PBCHブロックであり得る。例えば、第一の番号(例えば、場合N<1)は、第一のSS/PBCHブロックが、少なくとも一つの(例えば、1/N)連続的な有効なPRACH機会にマッピングされ得ることを示す。例えば、第二の番号(例えば、R)は、第一のSS/PBCHブロックに関連付けられる連続するインデックスを有する少なくとも一つのプリアンブルが、第一の有効なPRACH機会に対する第一のプリアンブルインデックスから開始され得ることを示す。
例えば、一つまたは複数のPRACH構成インデックス(例えば、prach-ConfigurationIndex)は、プリアンブルフォーマット、一つまたは複数のPRACH時間リソースに対する周期性、一つまたは複数のPRACHサブフレーム番号、一つまたは複数のPRACHサブフレーム内のPRACHスロットの数、PRACH開始シンボル番号、および/またはPRACHスロット内の時間ドメインPRACH機会の数を示し得る。
一つまたは複数のランダムアクセスパラメーターは、一つまたは複数のSS/PBCHブロックを一つまたは複数のPRACH機会にマッピングするための関連付け期間をさらに含んでもよい。例えば、一つまたは複数のSS/PBCHブロックインデックスは、順序に基づいて一つまたは複数のPRACH機会にマッピングされる。順序の例は、第一のPRACH機会における少なくとも一つのプリアンブルインデックスが増加していく順、一つまたは複数の周波数リソースのインデックスが増加していく順、(例えば、周波数多重PRACH機会の場合)、一つまたは複数の時間リソースのインデックスが増加していく順、(例えば、時間多重PRACH機会の場合)、および/または第一のPRACHスロットのインデックスが増加していく順である。
RA手順を開始する制御順序(例えば、SCell追加および/またはTA更新用)は、少なくとも一つのPRACHマスクインデックスを含み得る。少なくともPRACHマスクインデックスは、一つまたは複数のダウンリンク基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)に関連する一つまたは複数のPRACH機会を示し得る。図18は、制御順序によって示され得るPRACHマスクインデックス値の実施例を示す。無線デバイスは、制御順序(例えば、PDCCH順序)によって示されるPRACHマスクインデックス値に基づいて、特定のダウンリンク基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)の一つまたは複数のPRACH機会を識別し得る。制御順序(例えば、PDCCH)は、特定のSSB(またはCSI-RS)を示すフィールドを含み得る。例えば、図18で許容されるPRACH機会は、特定のSSBのインデックスに対して(例えば、連続的に)マッピングされ得る。無線デバイスは、第一の関連付け期間中の特定のSSBに対する第一のPRACHマスクインデックス値によって示される第一のPRACH機会を選択し得る。第一の関連付け期間は、第一のマッピングサイクルとすることができる。無線デバイスは、第一のマッピングサイクルに対して、一つまたは複数のPRACH機会の一つまたは複数のインデックスをリセットし得る。
無線デバイスは、基地局から、図13Aおよび/または図13Bランダムアクセス手順および/または図13Cの2ステップランダムアクセス手順、のランダムアクセスパラメーターを示す一つまたは複数のメッセージを受信することができる。例えば、一つまたは複数のメッセージは、ブロードキャストRRCメッセージ、無線デバイス固有のRRCメッセージ、および/またはそれらの組み合わせであり得る。例えば、一つまたは複数のメッセージは、ランダムアクセス共通構成(例えば、RACH-ConfigCommon)、ランダムアクセス汎用構成(例えば、RACH-ConfigGeneric)、および/または無線デバイス(例えば、RACH-ConfigDedicated)専用のランダムアクセス構成のうちの少なくとも一つを含む。例えば、競合ベース(4ステップおよび/または2ステップ)のランダムアクセス手順の場合、無線デバイスは基地局から少なくともRACH-ConfigCommonおよびRACH-ConfigGenericを受信することができる。例えば、競合なし(4ステップおよび/または2ステップ)のランダムアクセス手順の場合、無線デバイスは基地局からRACH-ConfigCommonおよび/またはRACH-ConfigGenericとともに少なくともRACH-ConfigDedicatedを受信することができる。SCellでのランダムアクセス手順は、第一のインデックス(例えば0b000000など、事前定義または構成されていてもよい)とは異なるra-PreambleIndexを有するPDCCH順序によって開始することができる。
無線デバイスは、RACH-ConfigCommon、RACH-ConfigGeneric、およびRACH-ConfigDedicatedのうちの少なくとも一つに構成されるパラメーターに基づいて、少なくともランダムアクセス手順を開始し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、無線デバイスのMACエンティティによって、および/または無線デバイスのRRCによって、基地局からPDCCH順序を受信の後、またはそれに応答して、ランダムアクセス手順を開始する。無線デバイスは、一つまたは複数のランダムアクセス手順を開始する必要がある、一つまたは複数の条件であり得る。例えば、MACエンティティには任意の時点で進行中のランダムアクセス手順が一つある。例えば、無線デバイスのMACエンティティがランダムアクセス手順の要求を受信したときに、別のものがMACエンティティにおいて進行中の場合、無線デバイスは、進行中の手順を続行するか、新しい手順(例えば、SI要求のため)を開始することができる。
ランダムアクセス共通構成の例(例えば、RACH-ConfigCommon)は、以下であり得る。
例えば、メッセージPowerOffsetGroupBは、プリアンブル選択の閾値を示す。メッセージPowerOffsetGroupBの値は、dBでもよい。例えば、RACH-ConfigCommonにおけるマイナス無限大は、無限大に相当する。値dB0は、0dBに対応してもよく、dB5は、5dBなどに対応し得る。RACH-ConfigCommon内のmsg1-SubcarrierSpacingは、PRACHのサブキャリア間隔を示し得る。一つまたは複数の値、例えば、15または30kHz(<6GHz)、60または120kHz(>6GHz)が適用可能である。msg1-SubcarrierSpacingに対応する層1パラメーター(例えば、’prach-Msg1SubcarrierSpacing)があり得る。無線デバイスは、例えば、このパラメーターが存在しない場合、RACH-ConfigGenericのprach-ConfigurationIndexから導出されたSCSを適用し得る。基地局は、msg3-transformPrecodingdingを使用して、変換プリコーディングがデータ送信のために有効になっているかどうかを無線デバイスに示し得る(4ステップRA手順におけるMsg3、および/または2ステップRA手順における一つまたは複数のTB送信)。msg3-transfromPrecodingが存在しないことは、それが無効化されることを示し得る。numberOfRA-PreamblesGroupAは、グループAのSSB当たりの競合ベース(CB)プリアンブルの数を示し得る。これは、黙示的に、グループBで利用可能なSSB当たりのCBプリアンブルの数を決定することができる。設定は、ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB praceqsのインデックスのパラメーターの設定と一致し得る。prach-RootSequenceIndexはPRACHルートシーケンスを示し得る。ssb-perRACH-OccasionAndCB-プリアンブルPerSSBに対応する層1パラメーター(例えば、‘PRACHRootSequenceIndex’)があり得る。値範囲は、プリアンブルのサイズ、例えば、プリアンブル長さ(L)がL=839またはL=139であるかどうかに依存し得る。ra-ContentionResolutionTimerは、競合解決タイマーの初期値を示し得る。例えば、RACH-ConfigCommon内の値ms8は、8msを示してもよく、値ms16は、16msを示してもよく、などとすることができる。ra-Msg3SizeGroupAは、トランスポートブロックサイズ閾値をビットで示し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックサイズがra-Msg3SizeGroupAを下回るとき、グループAの競合ベースのRAプリアンブルを採用し得る。rach-ConfigGenericは、RACH-ConfigGenericの一つまたは複数の汎用RACHパラメーターを示し得る。restrictedSetConfigは、制限されたセットの構成または制限されたセットの二つのタイプの一つを示し得る。rsrp-ThresholdSSBは、SSブロック選択に対する閾値を示し得る。例えば、無線デバイスは、閾値を満たすSSブロックに基づいて、経路損失推定推定および(再)送信のためのSSブロックおよび対応するPRACHリソースを選択し得る。rsrp-ThresholdSSB-SULは、アップリンクキャリア選択の閾値を示し得る。例えば、無線デバイスは、この閾値に基づいてランダムアクセスを実施するために、補完的アップリンク(SUL)キャリアを選択し得る。ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSBは、RACH機会当たりのSSBの数と、SSB当たりの競合に基づくプリアンブルの数を示し得る。ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSBに対応する層1の一つまたは複数のパラメーター(例えば、‘SSB-per-rach-occasion’および/または‘CB-Preambles-per-SSB’)があり得る。例えば、RACH機会におけるCBプリアンブルの総数は、CB-Preambles-per-SSB*max(1,SSB-per-rach-occasion)によって与えられてもよい。totalNumberOfRA-Preamblesは、競合ベースおよび競合なしのランダムアクセスに使用されるプリアンブルの総数を示し得る。例えば、totalNumberOfRA-Preamblesは、他の目的(例えば、SI要求のために)のために採用された一つまたは複数のプリアンブルを含まなくてもよい。無線デバイスは、例えば、フィールドがない場合、RAに対して64個のプリアンブルのうちの一つまたは複数を使用し得る。
RACH-ConfigGenericのランダムアクセス共通構成の例は、以下の通りであり得る。
例えば、msg1-FDMは、1回のインスタンスでFDM化されるPRACH送信機会の数を示し得る。msg1-FDMに対応する層1パラメーター(例えば、‘prach-FDM’)があり得る。msg1-FrequencyStartは、特定のPRB(例えば、PRB0)に対する周波数ドメインにおけるPRACH送信機会(例えば、最も低いPRACH送信機会)のオフセットを示し得る。基地局は、対応するRACHリソースがUL BWPの帯域幅内にあるように、msg1-FrequencyStartの値を構成し得る。msg1-FreqencyStartに対応する層1パラメーター(例えば、‘prach-frequency-start’)があり得る。powerRampingStepは、PRACHに対する電力ランピングステップを示し得る。prach-ConfigurationIndexは、PRACH構成インデックスを示し得る。例えば、無線アクセス技術(例えば、LTE、および/またはNR)は、一つまたは複数のPRACH構成をあらかじめ定義してもよく、prach-ConfigurationIndexは、一つまたは複数のPRACH構成のうちの一つを示し得る。prach-ConfigurationIndexに対応する層1パラメーター(例えば、‘PRACHConfigurationIndex’)があってもよく、preambleReceivedTargetPowerは、ネットワーク受信機側でターゲット電力レベルを示し得る。例えば、特定の値の倍数(例えば、単位は、Gb)が選択され得る。RACH-ConfigGenericは、2ギガバイトの倍数(例えば、-202、-200、-198...)が選択された例を示す。preambleTransMaxは、故障を宣言する前に実行されたRAプリアンブル送信の数を示し得る。例えば、preambleTransMaxは、故障を宣言する前に実行されたRAプリアンブル送信の最大数を示し得る。ra-ResponseWindowは、スロット(またはサブフレーム、ミニスロット、および/またはシンボル)の数でRARウィンドウ長さを示し得る。基地局は、特定の値(例えば、10ミリ秒)以下の値を構成し得る。値は、特定の値(例えば、10ミリ秒)よりも大きくてもよい。zeroCorrelationZoneConfigは、プリアンブルシーケンス生成構成(例えば、N-CS構成)のインデックスを示し得る。無線アクセス技術(例えば、LTEおよび/またはNR)は、一つまたは複数のプリアンブルシーケンス生成構成をあらかじめ定義してもよく、およびzeroCorrelationZoneConfigは、一つまたは複数のプリアンブルシーケンス生成構成のうちの一つを示し得る。例えば、無線デバイスは、zeroCorrelationZoneConfigに基づいて、プリアンブルシーケンスのサイクリックシフトを決定し得る。zeroCorrelationZoneConfigは、ランダムアクセスプリアンブル(例えば、ゼロ相関ゾーン)の特性を決定し得る。
ランダムアクセス専用構成の例(例えば、RACH-ConfigDedicated)は、以下であり得る。
例えば、CSI-RSは、無線デバイスに対して、このサービングセルに関連付けられる測定オブジェクト内に定義されたCSI-RSリソースの識別子(例えば、ID)によって示される。ra-OccasionListは、一つまたは複数のRA機会を示し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、CSI-RSによって識別される候補ビームを選択する際に、競合なしランダムアクセス(CFRA)手順を実行するとき、一つまたは複数のRA機会を採用し得る。ra-PreambleIndexは、このCSI-RSに関連付けられるRA機会で使用するRAプリアンブルインデックスを示し得る。ra-ssb-OccasionMaskIndexは、RAリソース選択のためのPRACHマスクインデックスを示し得る。マスクは、ssb-ResourceListで信号が発せられた一つまたは複数のSSBリソースに対して有効であり得る。rach-ConfigGenericは、CFRA手順に対する競合なしのランダムアクセスの機会の構成を示し得る。ssb-perRACH-Occasionは、RACH機会当たりのSSBの数を示し得る。ra-PreambleIndexは、本SSBによって識別される候補ビームを選択する際に、CFRAを実施する際に無線デバイスが採用し得るプリアンブルインデックスを示し得る。RACH-ConfigDedicatedのssbは、このサービングセルによって送信されるSSBの識別子(例えば、ID)を示し得る。RACH-ConfigDedicatedのcfraは、所与の標的セルへの競合なしのランダムアクセスのための一つまたは複数のパラメーターを示し得る。無線デバイスは、例えば、フィールド(例えば、cfra)が存在しない場合に、競合ベースのランダムアクセスを実行し得る。ra-pritizationは、所与の標的セルに対する優先的なランダムアクセス手順に適用される一つまたは複数のパラメーターを示し得る。RACH-ConfigDedicatedのフィールドSSB-CFRAは、例えば、CFRAのフィールドリソースがssbに設定される場合、存在してもよく、存在しなくてもよい。
無線デバイスは、基地局から、
ランダムアクセスプリアンブルの送信に対してPRACH機会の利用可能なセット(例えば、prach-ConfigIndex)、初期ランダムアクセスプリアンブル電力(例えば、PreambleReceivedTargetPower)、SSBおよび対応するランダムアクセスプリアンブルおよび/またはPRACH機会を選択するためのRSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSB、rsrp-ThresholdSSBは、ビーム故障回復構成、例えば、ビーム故障回復のためにランダムアクセス手順が開始された場合、BeamFailureRecoveryConfig IEなどで構成できる)、CSI-RSおよび対応するランダムアクセスプリアンブルおよび/またはPRACH機会を選択するためのRSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdCSI-RS、rsrp-ThresholdCSI-RSは、例えば、rsrp-ThresholdSSBにpowerControlOffsetを掛けることによってrsrp-ThresholdSSBとオフセット値に基づいて計算された値に設定できる)、NULキャリアとSULキャリアの間の選択のためのRSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSB-SUL)、ランダムアクセス手順がビーム故障回復のために開始されたとき、使用するrsrp-ThresholdSSBとrsrp-ThresholdCSI-RS間の電力オフセット(例えば、powerControlOffset)、
電力ランピングファクター(例えば、powerRampingStep)、差別化されたランダムアクセス手順の場合の電力ランピングファクター(例えば、powerRampingStepHighPriority)、ランダムアクセスプリアンブルのインデックス(例えば、ra-PreambleIndex)、MACエンティティがランダムアクセスプリアンブルを送信することができるSSBに関連するPRACH機会を示すインデックス(例えば、ra-ssb-OccasionMaskIndex)(例えば、図18はra-ssb-OccasionMaskIndex値の例を示す)、MACエンティティがランダムアクセスプリアンブルを送信することができるCSI-RSに関連するPRACH機会(例えば、ra-OccasionList)、ランダムアクセスプリアンブル送信の最大数(例えば、PreambleTransMax)、各PRACH機会にマッピングされたSSBの数と、各SSBにマッピングされたランダムアクセスプリアンブルの数(例えば、ssb-perRACH-OccasionAndCB-PreamblesPerSSB)、RA応答を監視するための時間ウィンドウ(期間、および/または間隔)(例えば、ra-ResponseWindow)および/または競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)の少なくとも一つを示す一つまたは複数のRRCメッセージを受信することができる。
一実施例では、無線デバイスは、ビーム故障検出および回復のためのRA手順を開始する。例えば、無線デバイスは、ビーム故障回復手順のために、基地局からRRCメッセージを受信する。無線デバイスは、ビーム故障回復手順に基づいて、サービス基地局に、無線デバイスが、一つまたは複数のサービス提供SSB/CSI-RS間のビーム故障を検出するSSBまたはCSI-RSを示し得る。ビーム故障は、無線デバイスの下層からMACエンティティへの一つまたは複数のビーム故障インスタンス表示をカウントすることによって検出することができる。例えば、無線デバイスは基地局から、次の少なくとも一つを示すRRCメッセージ(例えば、BeamFailureRecoveryConfigなどのビーム故障回復構成を含む)を受信する。ビーム故障検出用のbeamFailureInstanceMaxCount、ビーム故障検出用のbeamFailureDetectionTimer、ビーム故障回復手順のためのbeamFailureRecoveryTimer、ビーム故障回復用のRSRP閾値のrsrp-ThresholdSSB、ビーム故障回復用のpowerRampingStep、preambleReceivedTargetPower、ビーム故障回復用のpreambleReceivedTargetPower、ビーム故障回復用のpreambleTransMax、競合なしのランダムアクセスプリアンブルを使用して、ビーム故障回復の応答を監視するための時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)、ビーム故障回復用のprach-ConfigIndex、ビーム故障回復用のra-ssb-OccasionMaskIndex、ビーム故障回復用のra-OccasionList。
無線デバイスは、ランダムアクセス手順のために一つまたは複数のパラメーター(または変数)を採用(または使用または維持)し得る。例えば、一つまたは複数のパラメーター(または変数)は、PREAMBLE_INDEX、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER、PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP、PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWER、PREAMBLE_BACKOFF、PCMAX、SCALING_FACTOR_BI、およびTEMPORARY_C-RNTIの少なくとも一つを含む。
無線デバイスは、一つまたは複数のプリアンブルおよび一つまたは複数のPRACH機会(または時間、周波数、および/またはコードを含むリソース)を選択するためのランダムアクセスリソース選択を実行することができる。例えば、ビーム故障回復のためにランダムアクセス手順を開始することができる、および/またはbeamFailureRecoveryTimerが実行されているか、構成されていない、および/またはSSBおよび/またはCSI-RSのいずれかに関連付けられたビーム故障回復要求のための競合のないランダムアクセスリソースがRRCによって明示的に提供される、および/またはcandidateBeamRSListのSSBの中でrsrp-ThresholdSSBを超えるSS-RSRPを有するSSB、またはcandidateBeamRSListのCSI-RSの中でrsrp-ThresholdCSI-RSを超えるCSI-RSRPを有するCSI-RSの少なくとも一つという一つまたは複数のケースがある。この場合、無線デバイスは、candidateBeamRSList内のSSBの中のrsrp-ThresholdSSBを超える対応する一つまたは複数のSS-RSRP値を有する一つまたは複数のSSB、またはCandidateBeamRSListのCSI-RSの中のrsrp-ThresholdCSI-RSを超える対応する一つまたは複数のCSI-RSRP値を有する一つまたは複数のCSI-RSを選択できる。例えば、無線デバイスは少なくとも一つのCSI-RSを選択し、例えば、少なくとも一つのCSI-RSに関連付けられたra-PreambleIndexがない場合、PREAMBLE_INDEXを無線デバイスによって選択された少なくとも一つのCSI-RSと準併置されるcandidateBeamRSListのSSBに対応するra-PreambleIndexに設定することができる。そうでなければ、無線デバイスはPREAMBLE_INDEXを、ビーム故障回復要求のランダムアクセスプリアンブルのセットから選択されたSSBまたはCSI-RSに対応するra-PreambleIndexに設定することができる。
無線デバイスは、PDCCHまたはRRCを介して、特定のプリアンブルインデックスではないra-PreambleIndexを受信し得る(例えば、0b000000など、事前に定義または構成されていてもよい)。この場合、無線デバイスはPREAMBLE_INDEXをシグナリングされたra-PreambleIndexに設定することができる。
SSBに関連付けられた競合のないランダムアクセスリソースが、RRCを介して無線デバイスに明示的に提供され、関連付けられたSSBの中で、rsrp-ThresholdSSBを超えるSS-RSRPを有する少なくとも一つのSSBが利用できる場合が一つまたは複数あり得る。この場合、無線デバイスは、関連付けられるSSBの中でrsrp-ThresholdSSBを超えるSS-RSRPを有するSSBを選択することができる。例えば、無線デバイスは、PREAMBLE_INDEXを、選択されたSSBに対応するra-PreambleIndexに設定することができる。
CSI-RSに関連付けられた競合のないランダムアクセスリソースが、RRCを介して無線デバイスに明示的に提供され、関連するCSI-RSの中でrsrp-ThresholdCSI-RSを超えるCSI-RSRSRPを有する少なくとも一つのCSI-RSが利用できる場合が一つまたは複数あり得る。この場合、無線デバイスは、関連付けられたCSI-RSの中からrsrp-ThresholdCSI-RSを超えるCSI-RSRPを有するCSI-RSを選択できる。例えば、無線デバイスはPREAMBLE_INDEXを選択したCSI-RSに対応するra-PreambleIndexに設定する。
rsrp-ThresholdSSBを超えるSS-RSRPを有するSSBの少なくとも一つが使用可能である場合が一つまたは複数あり得る。この場合、例えば、無線デバイスはrsrp-ThresholdSSBを超えるSS-RSRPを有するSSBを選択できる。無線デバイスは、例えば、rsrp-ThresholdSSBを超えるSS-RSRPを有するSSBのいずれも利用可能でない場合、任意のSSBを選択し得る。例えば、ランダムアクセスリソース選択が、例えば、Msg1 1311、Msg3 1313、MsgA 1331、および/またはトランスポートブロック1342の再送信時に実施される。無線デバイスは、Msg1 1311、Msg3 1313、MsgA 1331、および/またはトランスポートブロック1342の第一の送信に対応するランダムアクセスプリアンブル送信の試みのために用いられたのと同じランダムアクセスプリアンブルのグループを選択し得る。無線デバイスは、例えば、ランダムアクセスプリアンブルとSSB間の関連付けが構成されている場合、選択されたSSBおよび選択されたランダムアクセスプリアンブルグループに関連付けられたランダムアクセスプリアンブルから、等しい確率でランダムにra-PreambleIndexを選択する。例えば、無線デバイスは、ランダムアクセスプリアンブルとSSB間の関連付けが構成されていない場合、選択されたランダムアクセスプリアンブルグループ内のランダムアクセスプリアンブルから、等しい確率でランダムにra-PreambleIndexを選択する。無線デバイスは、PREAMBLE_INDEXを、選択されたra-PreambleIndexに設定することができる。
一例では、SSBが上記のように選択され、かつPRACH機会とSSBとの関連付けが構成される場合、無線デバイスは、構成される場合のra-ssb-OccasionMaskIndexによって与えられた制限によって許可された選択されたSSBに対応するPRACH機会から次に利用可能なPRACH機会を判定することができる(無線デバイスのMACエンティティは、選択されたSSBに対応する、同時に発生するが異なるサブキャリアで発生するPRACH機会の中でPRACH機会(例えば、等しい確率でランダムに)を選択することができる。MACエンティティは、選択されたSSBに対応する次に利用可能なPRACH機会を判定するときに、測定ギャップの発生の可能性を考慮に入れてもよい)。
一例では、CSI-RSが上記のように選択され、PRACH機会とCSI-RSとの関連付けが構成される場合、無線デバイスは、選択されたCSI-RSに対応するra-OccasionList内のPRACH機会から次に利用可能なPRACH機会を判定することができる(例えば、無線デバイスのMACエンティティは、選択されたCSI-RSに対応する、同時に発生するが異なるサブキャリアで発生するPRACH機会の中で、PRACH機会を等しい確率でランダムに選択し得る。MACエンティティは、選択されたCSI-RSに対応する次に利用可能なPRACH機会を判定するときに、測定ギャップの発生の可能性を考慮に入れてもよい)。
CSI-RSが上記で選択されていて、選択されたCSI-RSに関連付けられた競合のないランダムアクセスリソースがない場合、無線デバイスは、選択したCSI-RSと準併置されているcandidateBeamRSListのSSBに対応する、例えば、設定されている場合のra-ssb-OccasionMaskIndex(例えば、ra-ssb-OccasionMaskIndexは、どのPRACH機会が利用可能かを許可する制限を示し得る)によって示される、PRACH機会から次に利用可能なPRACH機会を決定し得る(例えば、無線デバイスのMACエンティティは、選択されたCSI-RSと準併置されているSSBに対応する次の利用可能なPRACH機会を決定するときに、測定ギャップの発生の可能性を考慮に入れてもよい)。
無線デバイスは、次に利用可能なPRACH機会を決定し得る。例えば、無線デバイスのMACエンティティは、同時に異なるサブキャリアで発生するPRACH機会の中で、PRACH機会(例えば、均等な確率でランダムに)を選択する。MACエンティティは、測定ギャップの発生の可能性に基づいて(例えば、考慮することによって)、次に利用可能なPRACH機会を決定し得る。
無線デバイスは、選択されたPREABLE INDEXおよびPRACH機会に基づいて、ランダムアクセスプリアンブル送信を実行することができる。例えば、電力ランピングカウンターを停止する通知が下層(例えば、物理層)から受信されていない場合、および/または選択されたSSBおよび/またはCSI-RSが変更されていない場合(例えば、前のランダムアクセスプリアンブル送信と同じ)、無線デバイスは、PREAMBLE_POWER_RAMPING_PAREを、例えば、一つまたは次の値に(例えば、カウンターステップサイズはあらかじめ定義されおよびまたは準静的に設定され得る)増加させてもよい。例えば、無線デバイスは、基地局によって事前に定義された、および/または半静的に構成され得るDELTA_PREAMBLEの値を選択し、PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWERをpreambleReceivedTargetPower+DELTA_PREAMBLE+(PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTER-1)×PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEPに設定する。
無線デバイスのMACエンティティは、選択されたPRACH、対応するRA-RNTI(例えば、利用可能な場合)、PREAMBLE_INDEX、およびPREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWERを使用してランダムアクセスプリアンブルを送信するように物理層に指示できる。例えば、無線デバイスは、ランダムアクセスプリアンブルが送信されるPRACH機会に関連するRA-RNTIを決定する。実施例では、RA-RNTIは、指定されたPRACHの第一のOFDMシンボルのインデックス、システムフレーム内の指定されたPRACHの第一のスロットのインデックス、周波数ドメイン内の指定されたPRACHのインデックス、および/またはアップリンクキャリアインジケーターの観点から決定され得る。例えば、指定されたPRACHは、無線デバイスがランダムアクセスプリアンブルを送信するPRACHである。RA-RNTIの例は、以下のように決定される。
RA-RNTI = 1 + s_id + 14×t_id + 14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、指定されたPRACHの第一のOFDMシンボルのインデックスであってもよく(0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内の指定されたPRACHの第一のスロットのインデックスであってもよく(0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインで指定されたPRACHのインデックスであってもよく(0≦f_id<8)、ul_carrier_id(NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1、またはその逆)は、Msg1 1311送信またはプリアンブル1341に使用されるULキャリアであり得る。認可されていないバンドでは、RA-RNTIは、SFNおよび/またはRARウィンドウサイズに基づいてさらに決定され得る。例えば、RA-RNTIは、RARウィンドウサイズ(例えば、SFNモジュロRARウィンドウサイズ)によるSFNの分割後の残りの部分に基づいてさらに決定され得る。認可されていないバンドにおけるRA-RNTI決定の例は
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id×14×80×8×2×(SFNモジュロRARウィンドウサイズ)であり得る、
ここで、SFNは、第一のスロットのシステムフレーム番号であり、RARウィンドウサイズは、上位層パラメーター、例えばRACH-ConfigGenericのra-ResponseWindowによって構成される。例えば、実装に応じて、(SFNモジュロRARウィンドウサイズ)は、RA-RNTI計算式の構成要素、s_id、14×t_id、14×80×f_id、および/または14×80×8×ul_carrier_idのいずれかの前に位置し得る。
ランダムアクセスプリアンブルを送信した無線デバイスは、ランダムアクセスプリアンブルに対応するランダムアクセス応答に対してダウンリンク制御チャネルの監視を開始することができる。2ステップRA手順については、無線デバイスは、例えば、PRACHを介したRAPの送信の後、またはそれに応答して、またはPUSCHを介した一つまたは複数のTBの送信の後、またはそれに応答してダウンリンク制御チャネルを監視し始めてもよい。測定ギャップが発生する可能性があるため、無線デバイスがダウンリンク制御チャネルの監視を開始するタイミングが判定されない場合がある。
無線デバイスが、例えば、無線デバイスがビーム故障回復要求に対して競合のないランダムアクセス手順を実行する場合、ランダムアクセスプリアンブル送信(例えば、4ステップRA手順の場合はMsg1 1311またはMsg1 1321)の終了から、または一つまたは複数のTBの送信(例えば、2ステップRA手順の場合のトランスポートブロック1342)の終了から第一のダウンリンク制御チャネル(PDCCHなど)機会で、ビーム管理構成パラメーター(例えば、BeamFailureRecoveryConfig)で構成される、ランダムアクセスウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。無線デバイスは、ランダムアクセスウィンドウの実行中、特定のRNTI(例えば、RA-RNTIまたはC-RNTI)によって識別されたビーム故障回復要求への応答についてSpCellの第一のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。
無線デバイスが、例えば、無線デバイスが、故障回復要求をビームするための競合のないランダムアクセス手順を実行しない場合、ランダムアクセスプリアンブル送信(例えば、4ステップRA手順の場合はMsg1 1311またはMsg1 1321)の終了から、または一つまたは複数のTB送信(例えば、2ステップRA手順の場合のトランスポートブロック1342)の終了から、第一のダウンリンク制御チャネル機会で、ランダムアクセス構成パラメーター(例えば、RACH-ConfigCommon)で構成される、ランダムアクセスウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。無線デバイスは、ランダムアクセス応答ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)が実行中である間に、特定のRNTI(例えば、RA-RNTIまたはC-RNTI)によって識別されたランダムアクセス応答に対して、SpCellの第一のダウンリンク制御チャネル機会を監視することができる。
無線デバイスは、RA-RNTIに基づいてPDCCHを受信し得る。PDCCHは、無線デバイスがMAC PDUを含む一つまたは複数のTBを受信しダウンリンク割り当てを示し得る。例えば、MAC PDUは無線デバイスが基地局に送信するプリアンブルに合致するランダムアクセスプリアンブル識別子(例えば、RAPID)を含む、対応するサブヘッダーを備えた少なくとも一つのMAC subPDUを含む。この場合、無線デバイスは、このランダムアクセス応答の受信が成功し得ると決定することができる。例えば、少なくとも一つのMAC subPDUは、例えば、無線デバイスがシステム情報要求に対して開始するランダムアクセス手順に対し、ランダムアクセスプリアンブル識別子(例えば、RAPID)のみを含む。
RA手順では、無線デバイスは、基地局から、Msg1 1313、Msg1 1321、またはMsgA 1331の応答として少なくとも一つのRAR(例えば、Msg2 1312、Msg2 1322、またはMsgB 1332)を受信することができる。無線デバイスは、第一のダウンリンク制御情報(例えば、DCIフォーマット1_0)について、検索空間セット(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)を監視し得る。第一のダウンリンク制御情報は、特定の無線ネットワーク一時識別子(例えば、RA-RNTI、C-RNTI、またはmsgB-RNTI)によってスクランブルされ得る。第一のダウンリンク制御情報は、少なくとも一つのRARを含むPDSCHのスケジューリングを示すダウンリンク割り当てを含み得る。無線デバイスは、ダウンリンク割り当てを使用して、PDSCHの復号化/検出に必要なパラメーターを識別し得る。例えば、ダウンリンク割り当ては、PDSCHの時間と周波数リソース割り当て、PDSCHのサイズ、MCSなどのうちの少なくとも一つを示す。無線デバイスは、パラメーターに基づいて、少なくとも一つのRARを含むPDSCHを受信し得る。
無線デバイスは、時間ウィンドウ中に第一のダウンリンク制御情報(例えば、DCIフォーマット1_0)を監視し得る。時間ウィンドウは、一つまたは複数のRRCメッセージによって示され得る。例えば、時間ウィンドウは、第一の制御リソースセットの特定のシンボル(例えば、第一または最後のシンボル)で始まる。無線デバイスは、ネットワークまたは基地局から、第一の制御リソースセット上の第一のダウンリンク制御情報を受信するために必要な一つまたは複数のパラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを受信し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のパラメーター(例えば、ra-ResponseWindow)に基づいて、時間ウィンドウの長さを決定し得る。時間ウィンドウの長さは、スロットの数、OFDMシンボル、および/またはそれらの任意の組み合わせの観点から定義され得る。この場合、長さは、ヌメロロジに基づいて決定され得るスロットおよび/またはOFDMシンボルの期間に依存し得る。時間ウィンドウの長さは、例えば、ミリ秒の観点で、絶対時間持続時間に基づいて定義され得る。
無線デバイスは、例えば、成功したと判定される一つまたは複数のランダムアクセス応答の受信の後、またはそれに応答して、時間ウィンドウを停止し得る。一つまたは複数のランダムアクセス応答の受信は、例えば、一つまたは複数のランダムアクセス応答が、無線デバイスが基地局に送信するプリアンブルに対応するプリアンブルインデックス(例えば、ランダムアクセスプリアンブルID:RAPID)を含むとき、成功として判定され得る。例えば、RAPIDは、PRACH送信と関連付けられてもよい。一つまたは複数のランダムアクセス応答は、無線デバイスに対して許可される一つまたは複数のアップリンクリソースを示すアップリンク許可を含み得る。無線デバイスは、一つまたは複数のアップリンクリソースを介して、一つまたは複数のトランスポートブロック(例えば、Msg 3 1313)を送信し得る。
RARは、一つまたは複数のMAC subPDUとオプションでパディングを含むMAC PDUの形式にすることができる。図19Aは、RARの例である。MACサブヘッダーはオクテットで位置合わせすることができる。各MAC subPDUは、バックオフインジケーターのみを有するMACサブヘッダー、RAPIDのみのMACサブヘッダー(つまり、SI要求の確認応答)、RAPIDおよびMAC RARを有するMACサブヘッダーのうちの少なくとも一つを含み得る。図19Bは、バックオフインジケーターを有するMACサブヘッダーの例である。例えば、バックオフインジケーターを有するMACサブヘッダーは、一つまたは複数のヘッダーフィールド、例えば、図19Bに記載されるようなE/T/R/R/BIを含む。バックオフインジケーターを備えたMAC subPDUは、例えば、MAC subPDUがバックオフインジケーターを含む場合、MAC PDUの先頭に配置され得る。RAPIDのみを有するMAC subPDU、ならびにRAPIDおよびMAC RARを有するMAC subPDUは、図19Aに記載されるようにパディングの前に存在する場合、バックオフインジケーターを有するMAC subPDUの後のどこにでも置くことができる。RAPIDを有するMACサブヘッダーは、一つまたは複数のヘッダーフィールド、例えば、図19Cに記載されるようなE/T/RAPIDを含み得る。パディングは、存在する場合、MAC PDUの最後に置くことができる。パディングの存在と長さは、TBサイズ、MAC subPDUのサイズに基づいて黙示的に示され得る。
一例では、MACサブヘッダー内の一つまたは複数のヘッダーフィールドは次のように示すことができる。Eフィールドは、このMACサブヘッダーを含むMAC subPDUがMAC PDUの最後のMAC subPDUであるかどうか、またはMAC PDUにはないかどうかを示すフラグであり得る拡張フィールドを示すことができる。Eフィールドを「1」に設定して、少なくとも別のMAC subPDUが続くことを示すことができる。Eフィールドを「0」に設定して、このMACサブヘッダーを含むMAC subPDUがMAC PDU内の最後のMAC subPDUであることを示すことができる。Tフィールドは、MACサブヘッダーにランダムアクセスプリアンブルIDまたはバックオフインジケーターが含まれているかどうかを示すフラグであり得る(一つまたは複数のバックオフ値が事前定義され得、BIがバックオフ値の一つを示し得る)。Tフィールドを「0」に設定して、サブヘッダー(BI)にバックオフインジケーターフィールドが存在することを示すことができる。Tフィールドを「1」に設定して、サブヘッダー(RAPID)にランダムアクセスプリアンブルIDフィールドが存在することを示すことができる。Rフィールドは、「0」に設定し得る予約ビットを示すことができる。BIフィールドは、セルの過負荷状態を識別するバックオフインジケーターフィールドであり得る。BIフィールドのサイズは、4ビットである。RAPIDフィールドは、送信されたランダムアクセスプリアンブルを識別することができるランダムアクセスプリアンブル識別子フィールドであり得る。MAC subPDUは、例えばMAC subPDUのMACサブヘッダー内のRAPIDが、SI要求のために構成されるランダムアクセスプリアンブルのうちの一つに対応している場合、MAC RARを含まなくてもよい。
一つまたは複数のMAC RAR形式が存在し得る。以下のMAC RARフォーマットのうちの少なくとも一つは、4ステップまたは2ステップRA手順で使用することができる。例えば、図20は、MAC RAR形式のうちの一つの例である。MAC RARは図20に示すように固定サイズであり得、次のフィールドのうちの少なくとも一つを含み得る。「0」、または「1」に設定された予約ビットを示すことができるRフィールド、タイミング調整の量を制御するために使用されるインデックス値TAを示すことができるタイミングアドバンスコマンドフィールド、アップリンクで使用されるリソースを示すUL許可フィールド、ランダムアクセス中に使用されるアイデンティティを示すことができるRNTIフィールド(例えば、一時的なC-RNTIおよび/またはC-RNTI)。例えば、2ステップRA手順の場合、RARは、以下のうちの少なくとも一つを含み得る。UE競合解決アイデンティティ、一つまたは複数のTBの再送信用のRV ID、一つまたは複数のTB送信の復号化成功または故障インジケーター、および図20に示される一つまたは複数のフィールド。
基地局が、MAC PDUにおいて、2ステップおよび4ステップRA手順のためのRARを多重化することができる場合があり得る。例えば、2ステップおよび4ステップRA手順のためのRARのサイズが同じである場合、無線デバイスは、RAR長さインジケーターフィールドを必要としない可能性がありおよび/または無線デバイスは、事前に判定されたRARサイズ情報に基づいてMAC PDU内の各RARの境界を判定することができる。例えば、図21は、2ステップおよびRARの4ステップRA手順のためのRARを多重化するMAC PDUで用いられ得る、例示的なRARフォーマットである。図21に示すように、RARは、2ステップおよび4ステップRA手順に対して同じフォーマットを使用する固定サイズにすることができる。無線デバイスは、RA手順のタイプに応じて、図21のUE競合解決アイデンティティについて、フィールドのビットストリング(例えば、6オクテット)を異なる方法で使用(分析、解釈、または決定)し得る。例えば、2ステップRA手順を開始する無線デバイスは、例えば、競合解決識別子をU競合解決アイデンティティのフィールドのビットストリング(例えば、6オクテット)と比較することによって、競合解決が成功したか(例えば、解決または作製された)どうか、またはビットストリングに基づいていないかを識別する。例えば、4ステップRA手順を開始する無線デバイスは、ビットストリング(例えば、6オクテット)を、例えば、競合解決の目的以外の異なる方法で使用する(分析、解釈、または決定する)。例えば、この場合、ビットストリングは、追加の一つまたは複数のMsg3 1313送信機会、パディングビットなどに対する別のUL許可を示し得る。
一例では、2ステップRA手順のためのRARは、4ステップRA手順のためのRARとは異なる形式、サイズ、および/またはフィールドを有し得る。例えば、図22A、および図22Bは、2ステップRA手順に採用され得るRAR形式の例である。RARは、例えば、一つまたは複数のRAR(例えば、2ステップおよび4ステップRA手順のRAR)がMAC PDUに多重化され、RARが、多重化RARの間(例えば、2ステップRA手順の間および/または2ステップおよび4ステップRA手順の間)で異なるフォーマットを有する場合、RARのタイプまたはRARの長さを示すフィールド(図21、図22A、および図22Bに示すように、予約された「R」フィールド)を含んでもよい。RARタイプ(または長さ)を示すためのフィールドは、サブヘッダー(MACサブヘッダーなど)の中、MAC RARの中、またはRAR内の別個のMAC subPDUの中であり得る(例えば、図19AのMAC subPDU 1および/またはMAC subPDU 2のように、RARタイプ(または長さ)を示す別のMAC subPDUがあり得る)。RARは、サブヘッダーまたはRARの黙示的および/または明示的なインジケーターに対応するさまざまなタイプのフィールドを含むことができる。無線デバイスは、一つまたは複数のインジケーターに基づいて、MAC PDU内の一つまたは複数のRARの境界を判定することができる。
無線デバイスが、無線デバイスから受信したプリアンブルへの応答として基地局から送信されたランダムアクセス応答について、ダウンリンク制御チャネルを監視し得るランダムアクセス応答ウィンドウがあり得る。例えば、基地局は、RARウィンドウの値を含むメッセージを送信し得る。例えば、メッセージ中のセル共通または無線デバイス固有のランダムアクセス構成パラメーター(例えば、RACH-ConfigGeneric、RACH-ConfigCommon、RACH-ConfigDedicated、またはServingCellConfig)は、RARウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)の値を示す。例えば、RARウィンドウの値は、例えば、10ミリ秒または他の時間値に固定される。例えば、RARウィンドウの値は、RACH-ConfigGenericに示すように、スロットの数の観点から定義される。無線デバイスは、ランダムアクセス手順のために構成されるヌメロロジに基づいて、RARウィンドウのサイズ(例えば、絶対時間持続時間、および/または長さ)を識別(または決定)し得る。例えば、ヌメロロジは、サブキャリア間隔、スロット持続時間、サイクリックプレフィックスサイズ、スロット当たりのOFDMシンボルの数、フレーム当たりのスロットの数、サブフレーム当たりのスロットの数、物理リソースブロックの最小数、および/または物理リソースブロックの最大数などの一つまたは複数のシステムパラメーターを定義する。例えば、ヌメロロジに関連付けられる一つまたは複数のシステムパラメーターは、異なるサブキャリア間隔、スロット持続時間、および/またはサイクリックプレフィックスサイズで事前に定義され得る。例えば、無線デバイスは、ヌメロロジμ=0に対してサブキャリア間隔15kHz、通常のサイクリックプレフィックス、スロット当たり14個のシンボル、フレーム当たり10個のスロット、および/またはサブフレーム当たり1個のスロットを識別し得る。例えば、無線デバイスは、ヌメロロジμ=1に対してサブキャリア間隔30kHz、通常のサイクリックプレフィックス、スロット当たり14個のシンボル、フレーム当たり20個のスロット、および/または2個のスロットを識別し得る。例えば、無線デバイスは、通常のサイクリックプレフィックスを用いて、ヌメロロジμ=2に対して、サブキャリア間隔60kHz、スロット当たり14個のシンボル、フレーム当たり40個のスロット、および/またはサブフレーム当たり4個のスロットを識別することができる。例えば、無線デバイスは、拡張サイクリックプレフィックスを用いて、ヌメロロジμ=2に対して、サブキャリア間隔60kHz、スロット当たり12個のシンボル、フレーム当たり40個のスロット、および/またはサブフレーム当たり4個のスロットを識別し得る。例えば、無線デバイスは、ヌメロロジμ=3に対してサブキャリア間隔120kHz、通常のサイクリックプレフィックス、スロット当たり14個のシンボル、フレーム当たり80個のスロット、および/またはサブフレーム当たり8個のスロットを識別し得る。例えば、無線デバイスは、ヌメロロジμ=4に対してサブキャリア間隔240kHz、通常のサイクリックプレフィックス、スロット当たり14個のシンボル、フレーム当たり160個のスロット、および/またはサブフレーム当たり16個のスロットを識別し得る。
無線デバイスは、構成されるRARウィンドウ値およびヌメロロジに基づいて、RARウィンドウのサイズ(例えば、長さまたは長さ)を決定(または識別)し得る。例えば、RARウィンドウは、例えば、構成されるRARウィンドウ値がsl20(例えば、20スロット)であり、ヌメロロジμ=0(例えば、マイクロ=0のスロット持続時間が1ミリ秒)である場合、20ミリ秒の期間を有する。一実施例では、RRCメッセージ(例えば、ブロードキャストおよび/または無線特有のユニキャスト)によって構成される特定のRARウィンドウ値(例えば、ra-ResponseWindow)は、特定のヌメロロジと関連付けられてもよい。例えば、RACH-ConfigGenericでは、sl10、sl20、sl40、およびsl80はそれぞれ、ヌメロロジμ=0、μ=1、μ=2、およびμ=3に対するra-ResponseWindowの値であり得る。一実施例では、基地局は、無線デバイスに、ヌメロロジとは無関係に特定のRARウィンドウ値を設定する。認可されたバンドでは、RARウィンドウのサイズ(例えば、期間または長さ)は、10ミリ秒(および/またはPRACH機会の周期性)を超えてはならない。認可されていないバンドでは、RARウィンドウの持続時間(例えば、サイズまたは長さ)は、10ミリ秒(および/またはPRACH機会の周期性)よりも長くてもよい。
無線デバイスは、ランダムアクセス手順(例えば、2ステップRA手順および/または4ステップRA手順)の間に、一つまたは複数のプリアンブルの一つまたは複数の再送信を実行し得る。一つまたは複数のプリアンブルの一つまたは複数の再送信を無線デバイスが決定することに少なくも基づく、一つまたは複数の条件があり得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスがランダムアクセス応答受信が成功していないと判定するとき、一つまたは複数のプリアンブルの一つまたは複数の再送信を決定し得る。無線デバイスは、例えば、RARウィンドウ(例えば、RACH-ConfigCommon IEなどのRRCによって構成されるra-ResponseWindow)が満了になるまで、送信されたPREAMBLE_INDEXに合致する一つまたは複数のランダムアクセスプリアンブル識別子を含む、少なくとも一つのランダムアクセス応答が受信されていない場合、ランダムアクセス応答受信が成功していないと判定し得る。無線デバイスは、例えば、ビーム故障回復手順のためのRARウィンドウ(例えば、BeamFailureRecoveryConfigに構成されるra-ResponseWindow)が満了になるまで、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHが、プリアンブルが送信されるサービングセル上で受信されない場合、ランダムアクセス応答受信が成功していないと判定し得る。
無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、例えば、競合解決が成功していないと判定するとき、一つまたは複数のプリアンブルの一つまたは複数の再送信を決定し得る。例えば、無線デバイスは、4ステップRA手順に対するMsg 3 1313および/または2ステップRA手順に対するMsgB 1332に基づいて、競合解決が成功したかどうかを判定し得る。
例えば、無線デバイスのMACエンティティは、競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)を起動してもよく、例えば、無線デバイスがMsg3 1313を基地局に送信すると、基準シンボル(例えば、Msg3送信の終了後の第一のシンボル)で各HARQ再送信で競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)を再起動し得る。無線デバイスは、例えば、競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)が実行中である間に、無線デバイスが競合解決の表示を受信しない場合、競合解決が成功していないと判定し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、競合解決の表示が、競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)が満了になるまで受信されない場合、競合解決が成功していないと判定し得る。無線デバイスは、競合解決タイマーの満了の後、またはそれに応答して(および/または競合解決の決定が不成功であったことに応答して)、Msg2 1312(またはMsg B 1332)によって示されるTEMPRARY_C-RNTIを破棄し得る。無線デバイスが、競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)が実行中である間に競合解決が成功したと決定した場合、無線デバイスは、競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)を停止し得る。無線デバイスは、競合解決タイマーが実行中である間に検出されたC-RNTI(Msg1 1211またはMsgA 1331を介して送信)にアドレス付けられたPDCCHに基づいて、競合解決が成功したと決定し得る。無線デバイスは、競合解決タイマーが実行中である間に検出された無線デバイス識別子(Msg3 1213またはMsgA 1331を介して送信される)に合致した競合解決識別子を受信することに基づいて、競合解決が成功したと決定し得る。
2ステップRA手順については、無線デバイスは、例えば、無線デバイスの競合解決識別子を含むトランスポートブロック1342を送信の後、またはそれに応答して、タイマー(例えば、RARウィンドウ、MsgBウィンドウ、または競合解決タイマー)を起動し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが送信する競合解決識別子を含む少なくとも一つのMsg Bがタイマーが満期になるまで受信されていない場合、MsgA 1331(例えば、プリアンブル 1341および/またはトランスポートブロック1342)の一つまたは複数の再送信を決定し得る。例えば、2ステップRA手順については、無線デバイスは、MsgBの明示的および/または黙示的な兆候に基づいて、4ステップRA手順にフォールバックし得る。例えば、無線デバイスによって受信されるMsgBが、このような明示的な表示を含み、および/またはMsgBをスケジューリングするPDCCHを検出するために使用されるRNTIが特定のRNTI(例えば、RA-RNTIまたはmsgB RNTI)である場合、無線デバイスは、4ステップRA手順にフォールバックするように決定し得る。無線デバイスは、例えば、Msg BでUL許可によって示されるリソースを介して、4ステップRA手順へのフォールバックを決定の後、またはそれに応答して、Msg3を送信し得る。この場合、無線デバイスは、4ステップRA手順、例えば、競合解決タイマーを開始すること、および/または競合解決が成功したかどうかを判定すること、に従ってもよい。無線デバイスは、競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)が実行中である間、PDCCHを監視し得る。無線デバイスは、Msg3送信の終了後に、第一のシンボルで各HARQ再送信で競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)を再起動し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、競合解決の表示が、競合解決タイマー(例えば、ra-ContentionResolutionTimer)が満了になるまで受信されない場合、競合解決が成功していないと判定し得る。無線デバイスは、競合解決タイマーの満了の後、またはそれに応答して(および/または競合解決の決定が不成功であったことに応答して)、Msg2 1312(またはMsg B 1332)によって示されるTEMPRARY_C-RNTIを破棄し得る。4ステップRA手順が2ステップRA手順から戻る間に再送信を決定する無線デバイスは、MsgA1331の再送信を実行し得る。4ステップRA手順が2ステップRA手順から戻る間に再送信を決定する無線デバイスは、Msg1 1311の再送信を実行し得る。無線デバイスは、例えば、セル(例えば、SpCell)のPDCCH送信の受信の通知が下層から受信された場合、競合解決タイマーを停止し、競合解決が成功したと判定してもよく、無線デバイスは、PDCCH送信が、無線デバイスが行ったMsg3送信(またはMsgB送信)に対応する競合解決の表示であると識別する。
無線デバイスは、例えば、ランダムアクセス応答受信が失敗した後またはそれに応答して、および/または競合解決が失敗した後またはそれに応答して、カウンターステップの値(例えば、1だけ)によって、プリアンブル送信の数を計数するカウンター(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)を維持(例えば、増加)し得る。無線デバイスは、ランダムアクセス手順が成功しなかったと判定してもよく、および/または無線デバイスのMACエンティティは、例えば、プリアンブル送信の数が、事前に定義された値または半静的に設定された値に到達し得る場合(例えば、PREAMBLE_TRANSMUTH_PARNSMISSION_USERER=preambleTransMax+1の場合、ここでpreambleTransMaxは事前に定義された値または半静的に設定された値)、上層へのランダムアクセスの問題を示し得る。無線デバイスは、例えば、プリアンブル送信の数が、事前に定義された、または半静的に設定された値に到達しない場合(例えば、PREAMBLE_TRANSMUISSION_PARE<preambleTransMax +1の場合)、ランダムアクセス手順が完了されていない、および/または一つまたは複数のMsg1 1311、Msg1 1321、またはMsgA 1331の一つまたは複数の再送信が、行われてもよいと決定し得る。
無線デバイスは、一つまたは複数のMsg1 1311、Msg1 1321、またはMsgA 1331の再送信を行うための特定の期間(例えば、バックオフ時間)を遅延させ得る。例えば、無線デバイスは、例えば、ランダムアクセス手順が開始されるときに、バックオフ時間を0ミリ秒に設定し得る。無線デバイスは、MAC subPDUのBIフィールド(例えば、図19BのBIフィールド)の値によって決定されるPREAMBLE_BACKOFFに基づいてバックオフ時間を設定(または更新)し得る。BIフィールド内の値(またはビットストリング)は、事前に定義されたまたは半静的に構成されるテーブル内の特定のバックオフ時間を示し得る。例えば、無線デバイスは、PREAMBLE_BACKOFFを事前定義されたまたは半静的に構成されるテーブルを使用して、MAC subPDUのBIフィールドによって示される値に設定し得る。例えば、無線デバイスが、インデックス3を示すBI(またはビットストリング中の0010)を受信する場合、無線デバイスは、PREAMBLE_BACKOFFを、事前に定義されたまたは半静的に構成されるテーブル内の行インデックス3の値に設定し得る。例えば、図19Bにおいて、例示的なフォーマットは、BIフィールドに4ビットが割り当てられていることを示す。この場合、事前に定義されたまたは半静的に構成される表の中に16個の値(例えば、16個の値の各々は、特定の行インデックスによって識別される)があり得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、基地局から、スケーリングファクターを示す一つまたは複数のRRCメッセージを受信する場合、PREAMBLE_BACKOFFをスケーリングファクター(例えば、SCALING_FACTOR_BI)を乗じたMAC subPDUのBIフィールドによって示される値に設定し得る。無線デバイスは、例えば、ダウンリンク割り当てがRA-RNTIのPDCCH上に受信され、受信したTBが成功裏に復号化された場合、および/またはランダムアクセス応答がバックオフインジケーター(図19BのBI)を有するMAC subPDUを含む場合、PREMABLE_BACKOFFをBIフィールドに基づいて設定(または更新)することができる。無線デバイスは、例えば、RA-RNTIのPDCCH上でダウンリンク割り当てが受信されていない、および/または受信したTBが成功裏に復号化できない場合、および/またはランダムアクセス応答がバックオフインジケーター(図20BのBI)を有するMAC subPDUを含まない場合、PREAMBLE_BACKOFFを0ミリ秒に設定し得る。
無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、ランダムアクセス応答が成功しない、および/または競合解決が成功しないと決定する場合、バックオフ時間を決定し得る。無線デバイスは、バックオフ時間を決定するために、特定の選択機構を採用し得る。例えば、無線デバイスは、0とPREAMBLE_BACKOFFとの間の一様な分布に基づいて、バックオフ時間を決定し得る。無線デバイスは、PREAMBLE_BACKOFFに基づいてバックオフ時間を選択するために、任意のタイプの分布を採用し得る。無線デバイスは、PREAMBLE_BACKOFF(例えば、図20BのBIの値)を無視し得る、および/またはバックオフ時間を有しなくてもよい。例えば、無線デバイスは、ランダムアクセス手順を開始するイベントタイプ(例えば、ビーム故障回復要求、ハンドオーバーなど)および/またはランダムアクセス手順のタイプ(例えば、4ステップまたは2ステップRAおよび/またはCBRAもしくはCFRA)に基づいて、少なくとも一つのプリアンブルの再送信にバックオフ時間を適用するかどうかを決定し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、ランダムアクセス手順がCBRA(例えば、無線デバイスのMACエンティティによってプリアンブルが選択される場合)である場合、および/または無線デバイスが、ランダムアクセス応答受信が失敗したことに基づいて、ランダムアクセス手順が完了されていないと判定する場合に、バックオフ時間を再送信に適用し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、競合解決が不成功であったことに基づいてランダムアクセス手順が完了されていないと判定する場合、バックオフ時間を再送信に適用し得る。
無線デバイスは、例えば、ランダムアクセス手順が完了されていない場合、ランダムアクセスリソース選択手順(例えば、少なくとも一つのSSBまたはCSI-RSを選択し、および/または無線デバイスによって選択される少なくとも一つのSSBまたはCSI-RSに対応するPRACHを選択)を実行し得る。無線デバイスは、後続するランダムアクセスプリアンブル送信を、バックオフ時間だけ遅延させてもよい(例えば、ランダムアクセスリソース選択手順を実施するために遅延させてもよい)。
無線アクセス技術によって、無線デバイスがチャネル(アップリンクキャリア、BWP、および/またはサブバンド)を変化(切り替え)させて、再送信のために少なくとも一つのプリアンブルを送信することができる。これにより、認可されていないバンドにおけるプリアンブル送信の機会の数が増加することができる。例えば、基地局は、一つまたは複数のPRACHが構成される一つまたは複数のチャネル(例えば、アップリンクキャリア、BWP、および/またはサブバンド)の構成を示す一つまたは複数のメッセージ(ブロードキャストメッセージ、および/またはRRCメッセージ)を、無線デバイスに送信し得る。無線デバイスは、チャネル(例えば、アップリンクキャリア、BWP、および/またはサブバンド)として、一つまたは複数のチャネル(例えば、BWP、および/またはサブバンド)のうちの一つを選択して、少なくとも一つの第一のプリアンブルを送信し得る。無線デバイスは、LBT結果に基づいてチャネル(例えば、アップリンクキャリア、BWP、および/またはサブバンド)を選択し得る。例えば、無線デバイスは、一つまたは複数のチャネル上で一つまたは複数のLBTを実行し、アイドルとして感知されるチャネルの中からチャネルを選択する。無線デバイスは、例えば、ランダムな選択に基づいて、アイドルとして感知されるチャネルのうちの一つを選択し得る。再送信用のチャネルを切り替えることは許可されていない場合がある(例えば、この表示は事前に定義されていても、半静的に通知されていてもよい)。
無線デバイスは、少なくとも一つのプリアンブル(またはMsgA)ベースのPREAMBLE_POWER_RAMPING_PARTERの再送信の送信電力を決定し得る。例えば、無線デバイスは、ランダムアクセス手順の初期化として、PREAMBLE_POWER_RAMPING_PARTERを初期値(例えば、1)に設定し得る。無線デバイスのMACエンティティは、例えば、各ランダムアクセスプリアンブルに対して、および/または送信される少なくとも一つのプリアンブルの各送信に対して、例えば、ランダムアクセス受信が不成功であったか、および/または競合解決が不成功であったかを判定した後、またはそれに応答して、基地局によって事前に定義されたまたは半静的に構成されるカウンターステップの値だけ、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STATEERを増分し得る。例えば、無線デバイスのMACエンティティは、例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTERが1より大きい場合、電力ランピングカウンターを停止する通知が下層から受信されていない場合(例えば、LBT故障のためにプリアンブル送信がドロップされたことに応じて、および/または空間フィルターが変更されたことに応じて、通知が受信される)、および/または選択されたSSBまたはCSI-RSが、最後のランダムアクセスプリアンブル送信での選択から変更されていない場合、PREAMBLE_POWER_RAMPING_COUNTERを一つ増加させてもよい。無線デバイスは、ランダムアクセス手順のために選択されたプリアンブルフォーマットおよび/またはヌメロロジに基づいて、DELTA_PREAMBLEの値を決定し得る(例えば、DELTA_PREAMBLEの一つまたは複数の値は、一つまたは複数のプリアンブルフォーマットおよび/またはヌメロロジと関連付けられ事前に定義されたものである。所与のプリアンブルフォーマットおよびヌメロロジについて、無線デバイスは、一つまたは複数の値から、DELTA_PREAMBLEの特定の値を選択し得る。)無線デバイスは、PREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWERを、preambleReceivedTargetPower+DELTA_PREAMBLE+(PREAMBLE_POWER_RAMPING_STATER-1)×PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEPに決定し得る。無線デバイスのMAC層は、選択されたPRACH機会、対応するRA-RNTI(利用可能な場合)、PREAMBLE_INDEX、および/またはPREAMBLE_RECEIVED_TARGET_POWERに基づいて、ランダムアクセスプリアンブルを送信するように物理層に指示することができる。
2ステップRA手順については、MsgA(またはトランスポートブロック)は、共通制御チャネル(CCCH)SDUを含んでもよい。例えば、トランスポートブロックの送信は、CCCH論理チャネルに対して行われる。例えば、無線デバイスは、CCCHを介して基地局に、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求を送信し得る。無線デバイスは、第一のRNTI(例えば、msgB RNTI)を用いて、ダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)を監視することを開始し得る。ダウンリンク制御チャネルを介して受信されたPDCCHは、MsgBを含むPDSCH(例えば、MAC PDU)のダウンリンク割り当てを示す。この場合、無線デバイスがダウンリンク割り当てに基づいて受信するMsgB(例えば、MAC PDU)は、無線ベアラ(SRB(s))RRCメッセージを信号化することを含んでもよい。SRD RRCメッセージには、RRC(再)確立、RRCセットアップ、および/またはRRC再開を、それぞれ、無線デバイスがMsgA(またはトランスポートブロック)を介して送信するRRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求の応答として含むことができる。
MsgA(またはトランスポートブロック)が共通制御チャネル(CCCH)SDUを含む場合、MAC PDU(またはPDSCH)は、一つまたは複数の無線デバイスに対して一つまたは複数のMsgBを多重化し得る。MAC PDUは、MsgAのみの成功を示す一つまたは複数のMsgBを多重化し得る。MAC PDUは、MsgAのみの故障(例えば、フォールバック応答)を示す一つまたは複数のMsgBを多重化し得る。MAC PDUは、MsgAの成功を示す一つまたは複数の応答および/またはMsgAの故障を示す一つまたは複数の応答(例えば、フォールバックRAR)を含む複数のMsgBを多重化し得る。MAC PDUは、少なくとも一つのバックオフ表示を含み得る。MsgAの成功を示すMsgBについて、MsgBは、競合解決識別子(無線デバイスがMsgAを介して送信する識別子と合致する)、C-RNTI、および/またはTAコマンドのうちの少なくとも一つを含み得る。MsgA(例えば、フォールバックRAR)の故障を示すMsgBについて、MsgBは、RAPID、UL許可(例えば、MsgAペイロードを再送する)、TC-RNTI、および/またはTAコマンドのうちの少なくとも一つを含み得る。例えば、MsgAの故障(例えば、フォールバックRAR)を示すMsgBを受信すると、無線デバイスは4ステップRACH手順のMsg3送信に進んでもよい(例えば、図13A)。例えば、無線デバイスがフォールバック手順の一部として送信するMsg3は、MsgAを介して送信されるCCCH SDUを含む。MsgAの成功を示すMsgBを含むMAC PDUは、4ステップRACH RAR(例えば、Msg2)で多重化されなくてもよい。
2ステップRA手順について、無線デバイスは、少なくともC-RNTIに基づいて、競合解決が成功したかどうか、および/またはMsg Bが成功したかどうかを判定し得る。無線デバイスは、例えば、存在する場合、C-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含むMsgAを基地局に送信し得る。例えば、無線デバイスは、基地局から、MsgAの送信の以前または前に、C-RNTIを含むメッセージを受信する。MsgA(またはMsg Aのトランスポートブロック)は、C-RNTIを示すC-RNTI MAC CEを含んでもよい。無線デバイスは、例えば、MsgAを送信した(またはMsg Aのトランスポートブロックを送信した)後、またはそれに応答して、MsgAに対応するMsgBのダウンリンク制御チャネルを、一つまたは複数のRNTIで監視し始めることができる。例えば、無線デバイスは、C-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を示すMsgAの送信の後、またはそれに応答して、一つまたは複数のRNTIでダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)を監視し得る。一つまたは複数のRNTIは、C-RNTIを含む。一つまたは複数のRNTIは、Msg A送信に使用されるアップリンク無線リソースに基づいて決定(または計算)され得る第一のRNTI(例えば、msgB-RNTI)を含む。例えば、第一のRNTIはRA-RNTIである。例えば、第一のRNTIは、プリアンブルおよび/またはトランスポートブロックに使用されるアップリンク無線リソースに基づいて決定されるものである。例えば、アップリンク無線リソースは、PRACH機会(プリアンブル送信用)の時間(例えば、OFDMシンボル、スロット番号、サブフレーム番号、および/またはSFNの任意の組み合わせに関して)および/または周波数インデックス、プリアンブルのプリアンブル識別子、PUSCH機会(トランスポートブロック送信用)の時間(例えば、OFDMシンボル、スロット番号、サブフレーム番号、SFN、および/または関連するPRACH機会に関する時間オフセットの任意の組み合わせに関して)および/または周波数インデックス、および/またはPUSCH機会(トランスポートブロック送信用)のDMRSインデックス(例えば、DMRSポート識別子)を含む。例えば、無線デバイスは、MsgAの成功応答についてC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを監視し、MsgAの故障(またはフォールバック)応答について第一のRNTI(例えば、msgB-RNTI)にアドレス付けられたPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、タイマー(例えば、競合解決タイマー)を起動してもよく、および/またはタイマーが実行中である間にダウンリンク制御チャネルを監視し得る。例えば、タイマーは、無線デバイスが、MsgAを送信した後、またはそれに応答して、基地局から、MsgAに対応する(例えば、成功応答および/またはフォールバック応答)MsgBを受信するためのダウンリンク制御チャネルをどのくらいの期間(例えば、特定の時間間隔または期間)監視するかを決定することができる。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、少なくとも一つの応答、例えば、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHおよび/または第一のRNTIまたはRA-RNTIC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信する場合、ダウンリンクチャネルの監視を停止し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の条件に基づいて、競合解決が成功すると決定し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、検出されるC-RNTI(すなわち、MsgAに含まれるC-RNTI)にアドレス付けられたPDCCH、および/またはPDCCH(例えば、DCIのダウンリンク割り当て)によって示されるPDSCHが成功裏に復号化される場合、競合解決が成功したと判定する。PDSCHは、TAコマンド(例えば、タイミングアドバンスコマンドを示す一つまたは複数のビットを含むMAC CE)および/またはUL許可のうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、例えば、競合解決が成功したと判定した後またはその判定に応答して、PDCCHの監視を停止し得る。C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを検出することは、成功応答(例えば、MsgB)の表示であり得る。C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを検出すること、および/またはPDCCHによって示されるPDSCHを復号化すること(例えば、PDCCHのDCIのダウンリンク割り当て)は、成功応答(例えば、MsgB)の表示であり得る。例えば、無線デバイスは、例えば、無線デバイスがフォールバック応答(例えば、RAR)を受信する場合、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHの監視を停止する。この場合、競合解決は成功せず、無線デバイスは、4ステップRA手順のMsg3送信にフォールバックし得る。無線デバイスは、第一のRNTI(例えば、msgB RNTIまたはRA-RNTI)にアドレス付けられたPDCCHに基づいてフォールバック応答を識別し得る。例えば、無線デバイスがPDCCHを監視する間、無線デバイスは、第一のRNTI(例えば、msgB RNTIまたはRA-RNTI)にアドレス付けられたPDCCHを検出する。第一のRNTIにアドレス付けられたPDCCHは、無線デバイスがフォールバック応答を含むPDSCHを受信する、それに基づくダウンリンク割り当てを含み得る。フォールバック応答を含むPDSCHは、一つまたは複数の応答を含み得る。無線デバイスは、一つまたは複数の識別子に基づいて、一つまたは複数の応答からの対応する応答(例えば、成功応答、フォールバック応答、および/またはMsgB)を識別する。例えば、無線デバイスは、例えば、対応する応答によって示される識別子が、無線デバイスが送信するプリアンブルのプリアンブルインデックスに合致される場合、一つまたは複数の応答からの対応する応答を識別する。対応する応答は、対応する応答が成功応答であるかフォールバック応答であるかを黙示的にまたは明示的に示すフィールドを含み得る。対応する応答は、無線デバイスがフォールバック動作に基づいてMsg3を送信するアップリンク無線リソースを示すUL許可を含み得る。図19A(例えば、図19Bおよび図19C)は、第一のRNTIに基づいて受信されたPDSCHのPDUの例示的なフォーマットである。例えば、図19CのRAPIDは、無線デバイスがフォールバック応答のために対応する応答(例えば、図19AのMACRAR)を識別する識別子の例である。無線デバイスは、例えば、フォールバック応答もPDCCHアドレス付きC-RNTIもタイマー(例えば、競合解決タイマー)内で検出されない場合、MsgB受信(または競合解決またはMsgA送信の試み)が失敗していると決定し得る。この場合、無線デバイスは、例えば、MsgBで受信した場合、バックオフインジケーター(例えば、図19B)に基づいてバックオフ動作を行うことができる。
図23は、2ステップRA手順を示す例示的な図である。無線デバイスは、基地局から、C-RNTIを含むメッセージを受信し得る。C-RNTIを有する無線デバイスは、2ステップRA手順中にMsgAを介して、基地局に、C-RNTI(例えば、C-RNTIを示すC-RNTI MAC CE)を送信し得る。例えば、2ステップRA手順の間、無線デバイスは、プリアンブルの第一の送信およびトランスポートブロックの第二の送信を含むMsgAを送信し得る。トランスポートブロックは、C-RNTI(例えば、C-RNTIを示すC-RNTI MAC CE)を含んでもよい。MsgAを介して(またはトランスポートブロックを介して)C-RNTI(例えば、C-RNTIを示すC-RNTI MAC CE)を送信する無線デバイスは、一つまたは複数のRNTIでダウンリンク制御チャネルを監視し始めることができる。一つまたは複数のRNTIは、C-RNTIを含んでもよい。一つまたは複数のRNTIは、msgB-RNTIを含んでもよい。一つまたは複数のRNTIは、RA-RNTIを含んでもよい。無線デバイスは、第一の送信および/または第二の送信に使用される無線リソース(例えば、時間(例えば、OFDMシンボル、スロット、サブフレーム、および/またはSFN番号)および/または周波数指数の面で)に基づいて、msgB-RNTIおよび/またはRA-RNTIを決定し得る。第二の送信に使用されるプリアンブルインデックスおよび/またはDMRSインデックス(例えば、ポートまたはシーケンスインデックス)は、無線デバイスに使用され、msgB-RNTIおよび/またはRA-RNTIを決定することができる。無線デバイスは、例えば、MsgA(またはトランスポートブロック)の送信の後またはそれに応答して、MsgB RARウィンドウ(またはタイマー)を起動し得る。無線デバイスは、MsgBRARウィンドウ中またはタイマーの実行中、制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、ダウンリンク制御チャネルを介して、およびmsgB RARウィンドウの間、またはタイマーが実行中である間に、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられた少なくとも一つのPDCCHを受信し得る場合、監視を停止し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、ダウンリンク制御チャネルを介して、およびmsgB RARウィンドウの間、またはタイマーが実行中である間に、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられた少なくとも一つのPDCCHを受信し得る場合、および/または少なくとも一つのPDCCHのダウンリンク割り当てに基づいて受信されたPDSCHが成功裏に復号化される場合、監視を停止し得る。
図24Aおよび図24Bは、2ステップRA手順の例示的な図である。C-RNTIを有する無線デバイスは、2ステップRA手順中にMsgAを介して、基地局に、C-RNTI(例えば、C-RNTIを示すC-RNTI MAC CE)を送信し得る。無線デバイスは、MsgA(またはトランスポートブロック)の送信の後、またはそれに応答して、MsgB RARウィンドウ(またはタイマー)を起動し得る。無線デバイスは、MsgBRARウィンドウ中またはタイマーの実行中、制御チャネルを監視し得る。MsgAを介してC-RNTI(例えば、C-RNTIを示すC-RNTI MAC CE)を送信する無線デバイスは、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)でダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、MsgB RARウィンドウの間またはタイマーが実行中である間に、少なくとも一つの応答(例えば、成功応答またはフォールバック応答)を受信する場合、ダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。例えば、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHの検出は、成功応答であり得る。例えば、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHの検出、および/またはC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHによって示されるPDSCHの受信(例えば、成功復号化)は、成功応答であり得る。例えば、受信
図24Aは、無線デバイスが、ダウンリンク制御チャネルを介して、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信することを示す例示的な図である。MsgAを介してC-RNTI(例えば、C-RNTIを示すC-RNTI MAC CE)を送信する無線デバイスは、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)でダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信した(および/または検出する)の後、またはそれに応答して、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)でダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。この場合、無線デバイスは、検出されたPDCCHに基づいて、2ステップRA手順が成功裏に完了し、MsgBの受信が成功し、および/または競合解決が成功裏に完了すると決定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、ダウンリンク制御チャネルを介して、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられたPDCCHを受信できる(および/または検出できる)場合、および/またはPDCCHのダウンリンク割り当てに基づいて受信されたPDSCHが成功裏に復号化される場合、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)でダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。一例では、検出されたPDCCHは、ダウンリンク割り当てを含むDCIを含むことができる。無線デバイスは、ダウンリンク割り当てに基づいて、PDSCH(例えば、MAC PDU)を受信し得る。受信されたPDSCH(またはMAC PDU)は、TAコマンド(例えば、TAコマンドMAC CE)を含んでもよい。無線デバイスは、例えば、C-RNTIおよび/またはTAコマンド(例えば、TAコマンドMAC CE)を含む対応するPDSCH(またはMAC PDU)にアドレス付けられたPDCCHの受信の後、またはそれに応答して、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)でダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。この場合、無線デバイスは、検出されたPDCCHおよび/または成功裏に復号化されたPDSCH(例えば、MAC PDU)に基づいて、2ステップRA手順が成功裏に完了し、MsgBの受信が成功し、および/または競合解決が成功裏に完了したと決定し得る。
図24Bは、無線デバイスが、ダウンリンク制御チャネルを介して、msgB-RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられたPDCCHを受信することを示す一例である。MsgAを介してC-RNTI(例えば、C-RNTIを示すC-RNTI MAC CE)を送信する無線デバイスは、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)でダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、msgB-RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられたPDCCHの受信の後、またはそれに応答して、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)でダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。msgB-RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられた検出されたPDCCHは、PDSCH(例えば、MAC PDU)のダウンリンク割り当てを示すDCIを含んでもよい。無線デバイスは、ダウンリンク割り当てに基づいて、PDSCH(例えば、MAC PDU)を受信し得る。受信したPDSCH(例えば、MAC PDU)は、一つまたは複数の応答(例えば、一つまたは複数のMsgB)を含んでもよい。無線デバイスは、例えば、C-RNTIおよび/またはPDCCHのダウンリンク割り当てに基づいて受信されたPDCCH(例えば、MAC PDU)にアドレス付けられたPDCCHの受信の後、またはそれに応答して、C-RNTIおよび/またはmsgB-RNTI(またはRA-RNTI)でダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。PDSCHは、MsgAのRAR(例えば、フォールバック応答)を含んでもよい。無線デバイスは、プリアンブルに合致したプリアンブル識別子に基づいて、MsgAに対応するRAR(例えば、MsgB)を識別し得る。例えば、RAR(例えば、MsgB)は、少なくとも一つのプリアンブル識別子を含んでもよい。無線デバイスは、PDSCH(またはMAC PDU)中のRAR(例えば、MsgB)が、例えば、少なくとも、無線デバイスがMsgAを介して基地局に送信するプリアンブルに合致したRAR(例えば、MsgB)のプリアンブル識別子に基づいて、MsgAに対応すると判定し得る。RARは、(例えば、黙示的または明示的な表示/フィールドに基づいて)4ステップRA手順のMsg3送信へのフォールバックを示し得る。例えば、RARは、UL許可および/またはTAコマンドを含んでもよい。無線デバイスは、UL許可によって示される無線リソースを介して、TAコマンドに基づいて調整されたUL送信タイミングを用いてMsg3を送信し得る。Msg3は、トランスポートブロックの少なくとも一部分を含んでもよい。例えば、Msg3およびMsgAのトランスポートブロックは、同一であり得る。例えば、Msg3は、C-RNTIを含んでもよい。
図25は、2ステップRA手順を示す例示的な図である。無線デバイスは、プリアンブルの第一の送信およびトランスポートブロックの第二の送信を含むMsgAを送信し得る。トランスポートブロックは、CCCH SDUを含んでもよい。CCCH SDUは、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求を含んでもよい。MsgAを介してCCCH SDUを送信する無線デバイスは、MsgAを送信する前に基地局からC-RNTIを受信できなくてもよい。無線デバイスは、特定のRNTIでダウンリンク制御チャネルを監視し始めることができる。無線デバイスは、例えば、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信の後、またはそれに応答して、MsgB RARウィンドウまたはタイマーを起動し得る。無線デバイスは、MsgBRARウィンドウ中またはタイマーの実行中、制御チャネルを監視し得る。特定のRNTIは、msgB-RNTIまたはRA-RNTIと呼んでもよい。無線デバイスは、第一の送信(例えば、プリアンブルについて)および/または第二の送信(例えば、トランスポートブロックについて)の無線リソース(例えば、時間(例えば、OFDMシンボル、スロット、サブフレーム、および/またはSFN番号)および/または周波数指数)に基づいて、特定のRNTIを決定し得る。プリアンブルインデックスおよび/またはDMRSインデックス(例えば、DMRSシーケンスおよび/またはポートインデックス)は、特定のRNTIを決定するために無線デバイスに使用され得る。無線デバイスは、MsgB RARウィンドウの間(またはタイマーが実行中である間)、特定のRNTIにアドレス付けられたPDCCHを検出および/または受信し得る。PDCCHを介して受信されるDCIは、PDSCHを受信するためのダウンリンク割り当てを含み得る。DCIは、そのフォーマットが事前に定義された特定のDCIであり得る。例えば、DCIは、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1である。無線デバイスは、ダウンリンク割り当てに基づいてPDSCHを受信および/または復号化し得る。無線デバイスのMACエンティティは、無線デバイスの物理層からMAC PDU(例えば、PDSCHから解析される)を受信し得る。物理層は、PDSCHを復号化し、PDSCHから復号化および/または解析されたデータ(例えば、MAC PDU)をMACエンティティに送信し得る。無線デバイスは、MAC PDUからのMsgAの応答(例えば、MsgB)を識別し得る。例えば、応答は、無線デバイスがMsgAを介して基地局に送信するプリアンブルに合致したプリアンブル識別子を含んでもよい。応答は、成功RARであり得る。応答は、フォールバックRARであり得る。無線デバイスが受信/識別された応答が、成功RARかフォールバックRARかを識別する明示的または黙示的なインジケーターがあり得る。例えば、RARのタイプ(成功またはフォールバック)を示すフィールド(例えば、明示的インジケーター)がある。例えば、無線デバイスは、受信したRARのフォーマットに基づいて、RARのタイプ(成功RARまたはフォールバックRAR)を識別し得る。例えば、成功RARおよび/またはフォールバックRARは、一つまたは複数のフィールドの異なるタイプおよび/または異なるサイズを含んでもよい。例えば、応答(成功RARまたはフォールバックRAR)は、応答の長さ(またはサイズ)を示す第二のフィールドを含み得る。無線デバイスは、第二のフィールドに基づいて、RARのタイプ(成功RARまたはフォールバックRAR)を識別し得る。
一実施例では、無線デバイスは、2ステップRA手順のためにMsgAのプリアンブルおよびトランスポートブロックを送信し得る。トランスポートブロックは、RRC要求(例えば、CCCH SDU)を含んでもよい。RRC要求(例えば、CCCH SDU)は、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求を含んでもよい。MsgAを介してRRC要求(例えば、CCCH SDU)を送信する無線デバイスは、MsgAを送信する前に基地局からC-RNTIを受信できなくてもよい。トランスポートブロック(および/またはRRC要求)は、競合解決に使用され得る無線デバイス識別子を含んでもよい。無線デバイスは、MsgAの成功応答またはフォールバック応答として、MsgB(PDSCH)を受信し得る。MsgBは、例えば、MsgBがMsgAの成功応答である場合、RRC要求(例えば、CCCH SDU)の応答を含み得る。例えば、RRC要求(例えば、CCCH SDU)の応答は、RRCメッセージ(例えば、SRB RRCメッセージ)を含む。RRCメッセージ(例えば、SRB RRCメッセージ)は、無線デバイスがMsgA(またはトランスポートブロック)を介して送信する、RRC(再)確立メッセージ(または構成)、RRCセットアップメッセージ(または構成)、および/またはRRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求の応答として、RRC再開メッセージ(または構成)をそれぞれ含んでもよい。
一実施例では、RRCメッセージ(例えば、SRB RRCメッセージ)は、送信するために大きなサイズのメッセージビットを必要とする。基地局は、例えば、MsgBがRRCメッセージ(例えば、SRB RRCメッセージ)を含む場合、一つまたは複数の無線デバイスに対して一つまたは複数のMsgBを多重化しなくてもよい(または限定数だけ多重化し得る)。例えば、MsgAの応答(例えば、成功応答として)として基地局から無線デバイスによって受信されるMsgBは、複数のMsgBに分割され得る。複数のMsgBの少なくとも一つは、一つまたは複数のMsgB(例えば、他の無線デバイスのMsgB)と多重化され得る。複数のMsgBのうちの少なくとも一つは、無線デバイス固有のメッセージであり得る(例えば、他の無線デバイスの分割MsgBと多重化されない)。
例えば、無線デバイスは、基地局から、MsgAの応答(例えば、成功応答として)としてMsgBを受信し得る。MsgBは、成功RAR(例えば、本明細書においてMsgB1と称される)およびRRCメッセージ(例えば、本明細書においてMsgB2と称される)を含み得る。MsgB2(例えば、MsgBのRRCメッセージ)は、RRC(再)確立メッセージ(または構成)、RRCセットアップメッセージ(または構成)、および/またはRRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求の応答としてRRC再開メッセージ(または構成)を、それぞれ含んでもよい。MsgB1(例えば、MsgBの成功RAR)は、プリアンブルの識別子、UL許可、DL割り当て、TAコマンド、および/または競合解決識別子のうちの少なくとも一つを示す、一つまたは複数のフィールドを含み得る。MsgB1(例えば、MsgBの成功RAR)および/またはMsgB2(例えば、MsgBのRRCメッセージ)は、MsgAの応答として無線デバイスによって受信されるMAC PDUに多重化され得る。例えば、MsgB1およびMsgB2は、MAC PDUに多重化される。無線デバイスは、別個のPDSCHからMsgB1およびMsgB2を受信し得る。例えば、MsgB1およびMsgB2は、MAC PDUに多重化されない。例えば、無線デバイスは、MsgB1および他の無線デバイスのRAR(例えば、Msg2、MsgB1s、および/またはMsgB)を多重化する第一のPDSCH(例えば、第一のMAC PDU)を受信し得る。例えば、無線デバイスは、MsgB2を含む第二のPDSCH(例えば、第二のMAC PDU)を受信し得る。第二のPDSCHは、無線デバイス用の無線デバイス固有のメッセージであり得る。
無線デバイスは、RRC要求(例えば、CCCH SDU)を含むMsgAを送信し得る。無線デバイスは、MsgAの応答として、異なるPDSCHを介してMsgB1およびMsgB2を受信し得る。MsgB1は、ランダムアクセスプリアンブル識別子(RAPID)、競合解決識別子、C-RNTI、TAコマンド、UL許可、および/またはダウンリンク割り当てのうちの少なくとも一つを含み得る。MsgB2は、RRCメッセージ(例えば、SRB RRCメッセージ)を含んでもよい。MsgB2は、MsgB1が示さない(または含むまない)一つまたは複数の情報をさらに含み得る。例えば、MsgB2は、RAPID、競合解決識別子、C-RNTI、TAコマンド、UL許可、および/またはダウンリンク割り当てのうちの少なくとも一つを含んでもよい。例えば、無線デバイスは、少なくとも一つのMsgB1(例えば、MACsubPDU)を多重化するMAC PDUを含む第一のPDSCHを受信し得る。MsgB1sは、RAPID、TAコマンド、および/またはC-RNTIのうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、MsgB1(またはMacsubPDU)を、例えば、無線デバイスがMsgAを介して送信するプリアンブルに合致したMsgB1(例えば、MACsubPDU)のRAPIDに基づいて、MsgAに対応する応答として識別し得る。無線デバイスは、基地局から、MsgB2を含む第二のPDSCHを受信し得る。MsgB2は、例えば、他の無線デバイス応答と多重化されない、無線デバイス固有のメッセージであり得る。MsgB2は、RRC要求(例えば、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、またはRRC再開要求)の応答であり得るRRCメッセージ(例えば、RRC(再)確立メッセージ、RRCセットアップメッセージ、またはRRC再開メッセージ)を含み得る。無線デバイスは、競合解決が、MsgB1の競合解決識別子がMsgAを介して送信される無線デバイス識別子(ID)と合致することに基づいて、競合解決が成功裏に完了されることを決定し得る。
無線デバイスがMsgB1(例えば、MsgBの成功RAR)および/またはMsgB2(例えば、MsgBのRRAメッセージ)を受信する一つまたは複数の方法があり得る。無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロック(例えば、無線デバイス識別子を含み得る)を含むMsgAを基地局に送信し得る。無線デバイスは、第一のPDSCHの第一のダウンリンク割り当てを示すDCI(PDCCHを介して)を受信し得る。無線デバイスは、第一のダウンリンク割り当てによって示される時間/周波数リソース割り当てに基づいて、第一のPDSCHを受信し得る。受信した第一のPDSCHは、一つまたは複数のMsgB1sを含むMAC PDUを含んでもよい。例えば、MAC PDUは、一つまたは複数のフォールバック応答をさらに含み得る。例えば、無線デバイスは、プリアンブルに合致したRAPIDに基づいて、MAC PDUからMsgAに対応するMsgB1を識別する。例えば、MAC PDU中のMsgB1(例えば、MACsubPDU)は、特定のRAPIDを示すフィールド(例えば、MsgB1のサブヘッダー)を含む。特定のRAPIDが、MsgAを介して送信されるプリアンブルに合致される場合、無線デバイスは、MsgB1がMsgAの応答であると決定し得る。MsgB1は、競合解決識別子をさらに含み得る。この場合、無線デバイスは、RAPIDおよび/または競合解決識別子に基づいて、MAC PDUからMsgAに対応するMsgB1を識別し得る。例えば、RAPIDおよび/または競合解決識別子が、それぞれ、プリアンブルおよび/または無線デバイス識別子と合致する場合、無線デバイスは、MsgB1がMsgAの応答であると決定し得る。この場合、無線デバイスは、無線デバイス識別子と合致する競合解決識別子に基づいて、競合解決が成功裏に完了したと判定し得る。MsgB1は、MsgB2を含み得る第二のPDSCHの第二のダウンリンク割り当てを含んでもよい。例えば、第二のダウンリンク割り当ては、制御信号(例えば、PDCCHおよび/またはDCI)によって示されない。例えば、msgB1(例えば、MAC PDU内で多重化される)は、第二のダウンリンク割り当てを示し得る。この場合、無線デバイスのMACエンティティは、無線デバイスの物理層が第二のPDSCHを受信するように、第二のダウンリンク割り当てを無線デバイスの物理層に通知し得る。無線デバイスは、第二のダウンリンク割り当てに基づいて、第二のPDSCHを受信し得る。第二のPDSCHは、CCCH SDU(例えば、それぞれ、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、またはRRC再開要求)の応答であり得るRRCメッセージ(例えば、RRC(再)確立、RRCセットアップ、またはRRC再開)を含むMsgB2を含み得る。
図26は、2ステップRA手順の例である。2ステップRA手順を開始する無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むMsgAを送信し得る。トランスポートブロックは、RRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を含み得る。例えば、RRC要求メッセージは、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求のうちの一つを含む。無線デバイスは、例えば、MsgAの送信の後、またはそれに応答して、MsgB1およびMsgB2のダウンリンク制御チャネルを監視し始めることができる。トランスポートブロック(またはRRC要求メッセージ)は、競合解決に使用され得る無線デバイス識別子を含んでもよい。無線デバイスは、ウィンドウ(またはタイマー)を、例えば、MsgAの送信の後、またはそれに応答して起動し得る。無線デバイスは、ウィンドウの間(またはタイマーが実行中である間)、第一のPDSCHをスケジューリングするDCIを含むPDCCHを受信し得る。PDCCHは、特定のRNTIにアドレス付けられてもよい(例えば、スクランブルでされる)。例えば、無線デバイスは、プリアンブルおよび/またはトランスポートブロックの送信に使用される時間および/または周波数の無線リソースに基づいて、特定のRNTIを決定し得る。無線デバイスは、トランスポートブロックのプリアンブルおよび/またはDMRS情報(例えば、ポート番号、シーケンス番号など)のRAPIDに基づいて、特定のRNTIをさらに決定し得る。第一のPDSCHは、MsgB1を含むMAC PDUを含んでもよい。MAC PDUには、複数のMsgB1sが存在し得る。無線デバイスは、RAPIDに基づいて、MAC PDUからMsgB1を識別し得る。例えば、無線デバイスは、MsgB1のフィールド(例えば、サブヘッダー)によって示されるRAPIDが、プリアンブルの識別子と合致する場合に、MsgAの応答としてMsgB1を決定する。MsgB1は、競合解決識別子をさらに含み得る。この場合、無線デバイスは、RAPIDおよび/または無線デバイス識別子に基づいて、MAC PDUからMsgB1を識別し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、MsgB1の第一のフィールド(例えば、サブヘッダー)によって示されるRAPIDが、プリアンブルの識別子と合致し、および/またはMsgB1の第二のフィールドによって示される競合解決識別子が、トランスポートブロック(またはRRC要求メッセージ)を介して基地局に送信される無線デバイス識別子と合致する場合、MsgAの応答としてMsgB1を決定する。MsgB1はさらに、DL割り当てをさらに含んでもよい。DL割り当ては、DLスケジューリング情報を含んでもよい。無線デバイスは、DLスケジューリング情報に基づいて、第二のPDSCHを受信し得る。例えば、DLスケジューリング情報は、第二のPDSCHのDL送信の時間および/または周波数の無線リソース表示(例えば、時間および/または周波数インデックスの観点で)、第二のPDSCHを介して送信されるトランスポートブロック(またはパケット、またはメッセージ)のサイズ(または長さ)、および/または第二のPDSCHの変調および符号化スキームのうちの少なくとも一つを示す。無線デバイスが基地局から受信する第二のPDSCHは、MsgB2を含んでもよい。MsgB2は、トランスポートブロックを介して送信されるRRC要求メッセージの応答を含んでもよい。例えば、MsgB2は、それぞれ、CCCH SDU(RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、またはRRC再開要求)の応答であり得るRRC(再)確立メッセージ、RRCセットアップメッセージ、またはRRC再開メッセージ)のうちの少なくとも一つを含む。
無線デバイスがMsgB1およびMsgB2を受信する方法は一つまたは複数ある場合がある。無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むMsgAを基地局に送信し得る。トランスポートブロックは、無線デバイス識別子を含んでもよい。無線デバイスは、第一のPDSCHの第一のダウンリンク割り当てを示す第一のDCIを(第一のPDCCHを介して)受信し得る。無線デバイスは、第一のダウンリンク割り当てによって示される時間/周波数リソース割り当てに基づいて、第一のPDSCHを受信し得る。受信された第一のPDSCHは、一つまたは複数のMACsubPDUを含むMAC PDUを含み得る(または解析される)。例えば、一つまたは複数のMACsubPDUのうちの少なくとも一つは、MsgB1を含んでもよい。例えば、無線デバイスは、プリアンブルの識別子に基づいて、および一つまたは複数のMACsubPDUから、一つまたは複数のMACsubPDUの少なくとも一つを、MsgAに対応するMsMsgB1として識別する。MsgB1は、競合解決識別子をさらに含み得る。この場合、無線デバイスは、プリアンブルの識別子に一致するRAPIDおよび/または無線デバイス識別子に合致するMsgB1の競合解決識別子に基づいて、MsgAに対応するMsgB1を一つまたは複数のMACsubPDUから識別し得る。MsgB1は、C-RNTIをさらに含み得る。無線デバイスは、C-RNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して、第二のDCIを含む第二のPDCCHを受信し得る。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ得る(またはスクランブルされる)。第二のDCIは、第二のPDSCHの第二のダウンリンク割り当てを含み得る。第二のPDSCHは、MsgB2を含んでもよい。無線デバイスは、第二のダウンリンク割り当てに基づいて、第二のPDSCHを受信し得る。第二のPDSCHは、CCCH SDU(例えば、それぞれ、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、またはRRC再開要求)の応答であり得るRRCメッセージ(例えば、RRC(再)確立、RRCセットアップ、またはRRC再開)を含むMsgB2を含み得る。
図27は、2ステップRA手順の例である。2ステップRA手順を開始する無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むMsgAを送信し得る。トランスポートブロックは、RRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を含み得る。例えば、RRCメッセージは、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求のうちの一つを含む。無線デバイスは、例えば、MsgAの送信の後、またはそれに応答して、MsgB1およびMsgB2のダウンリンク制御チャネルを監視し始めることができる。トランスポートブロック(またはRRCメッセージ)は、競合解決に使用され得る無線デバイス識別子を含み得る。無線デバイスは、ウィンドウ(またはタイマー)を、例えば、MsgAの送信の後、またはそれに応答して起動し得る。無線デバイスは、ウィンドウの間(またはタイマーが実行中である間)、第一のPDSCHをスケジューリングする第一のDCIを含む第一のPDCCHを受信し得る。第一のPDCCHは、特定のRNTIにアドレス付けられてもよい(例えば、スクランブルされる)。例えば、無線デバイスは、プリアンブルおよび/またはトランスポートブロックの送信に使用される時間および/または周波数の無線リソースに基づいて、特定のRNTIを決定し得る。無線デバイスは、トランスポートブロックのプリアンブルおよび/またはDMRS情報(例えば、ポート番号、シーケンス番号など)のRAPIDに基づいて、特定のRNTIをさらに決定し得る。第一のDCIは、第一のPDSCHのダウンリンク受信をスケジュールする第一のダウンリンク割り当てを含み得る。無線デバイスは、第一のダウンリンク割り当てに基づいて、第一のPDSCHを受信し得る。第一のPDSCHは、MsgB1を含むMAC PDUを含んでもよい。一実施例では、MAC PDUは、一つまたは複数のMACsubPDUを含み得る。例えば、一つまたは複数のMACsubPDUのうちの少なくとも一つは、MsgB1を含んでもよい。無線デバイスは、プリアンブルの識別子に基づいて、一つまたは複数のMACsubPDUからMsgB1を識別し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、MsgB1のフィールド(例えば、サブヘッダーの中にあるフィールド)によって示されるRAPIDが、Presambleの識別子と合致する場合、一つまたは複数のMACsubPDUの中で、一つまたは複数のMACsubPDUの少なくとも一つを、MsgB1(例えば、MsgAの応答として)として、決定する。MsgB1は、競合解決識別子をさらに含み得る。この場合、無線デバイスは、プリアンブルの識別子および/または無線デバイス識別子に基づいて、一つまたは複数のMACsubPDUからMsgB1を識別し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、MsgB1中の第一のフィールドによって示されるRAPIDが、プリアンブルの識別子と合致し、および/またはMsgB1中の第二のフィールドによって示される競合解決識別子が、トランスポートブロック(または、RRC要求メッセージ)を介して基地局に送信される無線デバイス識別子に合致する場合、一つまたは複数のMACsubPDUの中で、一つまたは複数のMACsubPDUの少なくとも一つを、MsgB1として(例えば、MsgAの応答として)、決定する。MsgB1は、特定のRNTI(例えば、図27のRNTI)をさらに含むことができる。例えば、特定のRNTIはC-RNTIである。無線デバイスは、特定のRNTIに基づいて、第二のPDSCHのダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、特定のRNTI(例えば、C-RNTI)にアドレス付けられた(またはスクランブルされる)第二のPDCCHを検出し得る。第二のPDCCHは、第二のDCIを含んでもよい。第二のDCIは、第二のPDSCHの第二のダウンリンク割り当てを含み得る。第二のダウンリンク割り当ては、DLスケジューリング情報を含み得る。無線デバイスは、DLスケジューリング情報に基づいて、第二のPDSCHを受信し得る。例えば、DLスケジューリング情報は、第二のPDSCHのDL送信の時間および/または周波数の無線リソース表示(例えば、時間および/または周波数インデックスの観点で)、第二のPDSCHを介して送信されるトランスポートブロック(またはパケット、またはメッセージ)のサイズ(または長さ)、および/または第二のPDSCHの変調および符号化スキームのうちの少なくとも一つを示す。無線デバイスが基地局から受信する第二のPDSCHは、MsgB2を含んでもよい。MsgB2は、トランスポートブロックを介して送信されるRRC要求メッセージの応答を含んでもよい。例えば、MsgB2は、それぞれ、CCCH SDU(RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、またはRRC再開要求)の応答であり得るRRC(再)確立メッセージ、RRCセットアップメッセージ、またはRRC再開メッセージ)のうちの少なくとも一つを含む。
2ステップRA手順では、MsgBは、MsgB1およびMsgB2の二つの応答を含み得る。無線デバイスは、MsgB1およびMsgB2を含む単一のPDSCH(例えば、単一のMAC PDU)を受信し得る。無線デバイスは、異なる(または別個の)PDSCH(例えば、第一のPDSCHおよび第二のPDSCH)を介して、MsgB1およびMsgB1を受信し得る。MsgB1は、競合解決識別子を含んでもよい。無線デバイスは、競合解決識別子に基づいて、競合解決が成功したかどうかを判定し得る。例えば、無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むMsgAを送信し得る。トランスポートブロックは、無線デバイスの無線デバイス識別子を含んでもよい。無線デバイスは、受信したMsgB1の競合解決識別子が無線デバイス識別子と合致する場合、競合解決が成功すると判定し得る。無線デバイスは、成功と判定された競合解決の後、またはそれに応答して、MsgB2を受信しようとし得る。無線デバイスは、MsgB1を受信し(例えば、MsgB1の復号化が成功した)、および/または競合解決が成功として決定された後、またはそれに応答して、MsgB2を受信し得る。MsgB2は、トランスポートブロックを介して送信されるRRC要求の応答を含んでもよい。例えば、無線デバイスは、MsgB2を受信し得るが、MsgB2を復号化できない。例えば、無線デバイスは、無線デバイスがMsgB2を復号化できない場合、無線ベアラ(例えば、SRBおよび/またはデータ無線ベアラ、DRB)をネットワーク(または基地局)にセットアップしなくてもよい。無線デバイスは、無線デバイスがRRC要求(例えば、RRC(再)確立、RRCセットアップ、またはRRC再開)の応答を受信しない場合、無線ベアラ(例えば、SRBおよび/またはDRB)をネットワーク(または基地局)を用いてセットアップしない場合がある。これは、無線デバイスが、競合解決が成功したと判定し得るが、無線デバイスが、ネットワーク(または基地局)を用いて無線ベアラ(例えば、SRBおよび/またはDRB)をセットアップ、(再)確立、再開しない場合がある。
無線デバイスは、無線デバイスがMsgB2sを復号化できない場合、別の一つまたは複数のMsgB2を受信しようとし得る。2ステップRA手順は、MsgB2を受信するためのHARQプロセスをサポートし得る。無線デバイスは、第二のMsgB2を成功裏に復号化し得る。無線デバイスは、第二のMsgB2を成功裏に復号化した後、または復号化に応答して、ACKインジケーター(例えば、PUCCHを介してACKインジケーターを含むUCI)を基地局に送信し得る。
例えば、無線デバイスがMsgB2(例えば、MsgB2の初期送信)を復号化できない場合、無線デバイスは、基地局にNACKインジケーターを送信し得る。例えば、無線デバイスは、PUCCHを介して、NACKインジケーターを含む、UCIを基地局に送信する。MsgB2(例えば、MsgB2の初期送信)の受信をスケジュールするDCIは、PUCCHの無線リソースを示し得る。無線デバイスは、NACKインジケーターの送信の後、またはそれに応答して、第二のMsgB2(例えば、MsgB2の再送信)を受信しようとし得る。無線デバイスが第二のMsgB2を復号化できない場合、無線デバイスは、第二のPUCCHを介して第二のNACKインジケーターを(例えば、UCIを使用して)送信し得る。第二のMsgB2(例えば、MsgB2の第二の送信)の受信をスケジュールする第二のDCIは、第二のPUCCHの無線リソースを示し得る。無線デバイスは、第二のNACKインジケーターの送信の後、またはそれに応答して、第三のMsgB2(例えば、MsgB2の再送信)を受信しようとし得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、MsgB2のN回の再送に基づいてMsgB2を成功裏に復号化するまで、このプロセスをN回繰り返し得る。
無線デバイスは、(例えば、各スロットおよび/または各シンボルにおいて)定期的な様式でダウンリンク制御シグナリングを監視し、アップリンク許可および/またはダウンリンク割り当てを受信し得る。ダウンリンク制御シグナリングを定期的に監視することは、例えば、無線デバイスがトラフィック挙動の変化に反応し得るという点で有益であり得る。この利点は、電力消費量の観点からコストがかかる可能性がある。例えば、パケットデータトラフィックはバーストである場合がある。例えば、パケットデータトラフィックは、送信活動の不定期の周期とそれに続く長時間の沈黙の周期であり得る。無線デバイスの電力消費量を低減するために、無線技術(例えば、Wifi、LTEおよび/またはNR)は、不連続受信(DRX)のための機構を採用し得る。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスのDRX動作のための複数の時間、持続時間、時間間隔。複数の時間、持続時間、時間間隔は、一つまたは複数の異なる方法または名称と呼んでもよく、およびそれらと互換性があり得る。例えば、DRX動作で使用される持続期間は、持続期間、DRX動作の持続期間、DRX持続期間および/または類似のものと呼ばれ得る。例えば、DRX動作で使用されるアクティブ時間は、アクティブ時間、DRX動作のアクティブ時間、DRXアクティブ時間、および/または同種のものと呼ばれ得る。無線デバイスがDRX動作のアクティブ時間として決定しない時間(例えば、持続時間および/または時間間隔)は、イナクティブ時間(DRX動作の)、非アクティブ時間(DRX動作の)、DRXイナクティブ時間、非DRXアクティブ時間、および/または類似のものと呼ばれ得る。例えば、DRX動作で使用されるイナクティビティタイマーは、非活動性(または不活動性)タイマー、DRX動作の非活動性(または不活動性)タイマー、DRX非活動性(または不活動性)タイマー、および/または同種のものと呼ばれ得る。
一例では、無線デバイスは、DRXサイクルでダウンリンクチャネル(例えば、ダウンリンク制御チャネル)を監視することができる。DRXサイクルは、事前に定義され、かつ/または構成可能である。無線デバイスは、DRXサイクルに基づいて、第一の時間間隔(例えば、持続期間および/またはアクティブ時間)の間にダウンリンク制御シグナリングのためのダウンリンク制御チャネルを監視し得る。例えば、第一の時間間隔は、DLおよび/またはUL送信に基づいて、構成可能であってもよく、および/または調整可能(例えば、拡張)であり得る。例えば、無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、アップリンク許可(例えば、新しい送信および/または再送信のための)および/またはダウンリンク割り当てを受信する場合、第一の時間間隔を調整(例えば、延長)し得る。無線デバイスは、第二の時間間隔の間、ダウンリンク制御チャネルを監視しなくてもよい(例えば、受信機回路のスイッチオフ)。例えば、第二の時間間隔は、第一の時間間隔と重複しなくてもよい。例えば、第二の時間間隔は、第一の時間間隔を除いた、時間(例えば、連続的、非連続的、および/またはそれらの組み合わせ)であり得る。無線デバイスは、特定の時間間隔(例えば、第一の時間間隔)の間のダウンリンク制御チャネルの監視に基づいて、電力消費量を減少させ得る。例えば、サイクルが長いほど、電力消費量が低くなる。基地局は、本明細書に記述される一つまたは複数のパラメーターに基づいて、サイクルを制御/構成し得る。
無線デバイスは、例えば、基地局から、制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ、MAC CE、DCI、および/またはそれらの組み合わせ)を受信して、データの受信および/または送信をスケジュールし得る。この場合、無線デバイスは、別の受信および/またはデータの送信をスケジュールされ得る。一実施例では、無線デバイスは、データの再送信および/またはHARQフィードバックの送信のためにスケジュールされ得る。実施例では、無線デバイスは、それに基づいて、無線デバイスが、一つのスケジューリング機会を使用して、バッファ内のある量のデータを送信し得るUL許可を受信し得る。例えば、無線デバイスは、一つのスケジューリング機会を使用して、バッファ内の全てのデータを送信できない。追加のUL許可(例えば、スケジュールされた送信機会)は、バッファ内の残りのデータを送信するために要求され得る。
DRX動作中の無線デバイスは、例えば、追加の機会が現在の活動期間にスケジュールされていない場合、次の活動期間まで待機し得る。これにより遅延が生じる場合がある。無線デバイスは、スケジュール設定された後、特定の時間(例えば、設定可能な時間)の間、アクティブ状態のままであり得る。例えば、無線デバイスは、例えば、無線デバイスがスケジューリング情報(例えば、DL割り当ておよび/またはUL許可)を受信するときに、タイマー(例えば、イナクティビティタイマー)を(再)起動させてもよい。タイマー(例えば、イナクティビティタイマー)を(再)起動する無線デバイスは、タイマーが満了になるまで、ダウンリンク制御チャネルを監視し続けることができる(例えば、アクティブのまま)。
無線デバイスは、一つまたは複数のタイマーに基づいて、DRX動作を実行し得る。一つまたは複数のタイマーは、drx-onDurationTimer、drx-InactivityTimer,drx-RetransmissionTimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、drx-ShortCycleTimer、drx-HARQ-RTT-TimerDLおよび/またはdrx-HARQ-RTT-TimerULのうちの少なくとも一つであり得る。一つまたは複数のタイマーの各々のタイマー値は、TTIの数、例えば、OFDMシンボルの数、スロットの数、サブフレームの数、システムフレームの数、および/または同種のものの観点から定義され得る。一つまたは複数のタイマーの各々のタイマー値は、時間値、例えば、ミリ秒、マイクロ秒、秒、および/または同種のものの観点から定義され得る。
図28は、本開示の一実施形態の一態様による、DRX動作の例である。無線デバイスは、構成パラメーターを含むメッセージを受信することができる。構成パラメーターは、長いDRXサイクルおよび/または短いDRXサイクルの期間を示し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のPDCCH監視機会を介して、第一の時間間隔(例えば、DRX持続期間および/またはDRXアクティブ時間の間)の間、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、構成パラメーターに基づいて、一つまたは複数のPDCCH監視機会を決定し得る。例えば、無線デバイスは、DRXサイクル(例えば、長いDRXサイクルおよび/または短いDRXサイクル)の開始における第一の時間間隔を決定する。例えば、構成パラメーターは、第一のタイマーの第一のタイマー値を含むことができる。無線デバイスは、第一のタイマーが満了する(例えば、第一のタイマーが第一のタイマー値に到達した)ことに応答して、第一の時間間隔を開始し得る。無線デバイスは、例えば、第一の時間間隔中にPDCCHが受信されていない場合、監視を停止し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、監視の停止に基づいて、受信機回路をオフにする。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが第一の時間間隔中にPDCCHを受信する場合、ダウンリンク制御チャネルを監視し続けることができる。例えば、無線デバイスは、第一の時間間隔中にPDCCHを受信することに応答して、第二のタイマー値(例えば、構成パラメーターによって示される)で第二のタイマー(例えば、イナクティビティタイマー)を(再)起動し得る。無線デバイスは、第二のタイマーが実行中である間(例えば、追加のPDCCH監視機会)、ダウンリンク制御チャネルを監視し続けることができる。無線デバイスは、例えば、第二のタイマーが実行中である間に無線デバイスがPDCCHを受信する場合、第二のタイマー(例えば、イナクティビティタイマー)を(再)起動し得る。無線デバイスは、例えば、PDCCHが受信されていない場合、例えば、第二のタイマーが満了である場合、監視を停止し得る。無線デバイスが構成する一つまたは複数のDRXサイクルがあり得る。例えば、一つまたは複数のDRXサイクルは、第一のDRXサイクルおよび/または第二のDRXサイクルを含む。第一のDRXサイクル(例えば、長いDRXサイクル)は、第二のDRXサイクル(例えば、短いDRXサイクル)よりも長くてもよい。第一の時間間隔は、第一のDRXサイクルおよび/または第二のDRXサイクルで構成され得る。第二のDRXサイクルは、定期的なトラフィックパターン(例えば、ボイスオーバーインターネットプロトコルサービス)に使用され得る。第二のDRXサイクルでのDRX動作は、任意であり得る。構成パラメーターは、第二のDRXサイクルが起動および/または構成されるかを示し得る。例えば、構成パラメーター中の第二のDRXサイクルのパラメーターセットの存在(例えば、起動/構成)および/または不在(例えば、停止/非構成)は、第二のDRXサイクルが起動および/または構成されるかどうかの表示であり得る。無線デバイスは、制御メッセージ(例えば、DRX Command MAC CE)の受信に応答して、ダウンリンク制御チャネルを監視を開始(例えば、第一の時間間隔の開始)し得る。無線デバイスは、制御メッセージ(例えば、DRX Command MAC CE)の受信に応答して、ダウンリンク制御チャネルの監視を停止(例えば、第一の時間間隔の間)し得る。
無線デバイスは、一つまたは複数のDRX構成パラメーターを示す制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。無線デバイスは、制御メッセージに基づいて、DRX(例えば、DRX機能および/またはDRX動作)を構成し得る。DRX(例えば、DRX機能および/またはDRX動作)は、無線デバイスのPDCCH監視活動を制御し得る。無線デバイスのPDCCH監視活動は、基地局から受信された無線デバイスの一つまたは複数のRNTIに対するものであり得る。一つまたは複数のRNTIは、事前に定義されていてもよい。例えば、一つまたは複数のRNTIは、C-RNTI、CS-RNTI、INT-RNTI、SFI-RNTI、SP-CSI-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、および/またはTPC-SRS-RNTIの少なくとも一つを含む。無線デバイスは、例えば、DRXが構成される場合、一つまたは複数のRNTIおよび/または一つまたは複数のDRX構成パラメーターを使用して、断続的にダウンリンク制御チャネル(例えば、PDCCH)を監視し得る。
無線デバイスは、一つまたは複数のDRX構成パラメーターを示す制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)を受信し得る。一つまたは複数のDRX構成パラメーターは、以下のうちの少なくとも一つを示し得る。DRXサイクルの開始時の期間(例えば、drx-onDurationTimer)、drx-onDurationTimerを開始する前の遅延(例えば、drx-SlotOffset)、PDCCHがMACエンティティの新しいULまたはDL送信を示す、PDCCH機会の後の期間(例えば、drx-InactivityTimer)、DL再送信が受信されるまでの期間(例えば、最大期間)(例えば、例えば、ブロードキャストプロセスを除くDL HARQプロセスごとに構成される、drx-RetransmissionTimerDL)、UL再送信の許可を受け取るまでの期間(例えば、最大期間)(例えば、例えば、UL HARQプロセスごとに構成される、drx-RetransmissionTimerUL)、短いDRXサイクルまたは短いDRXサイクルの期間(例えば、drx-ShortCycle、例えば、オプションで構成される)、無線デバイスが短いDRXサイクルに従う、期間(例えば、drx-ShortCycleTimer、例えば、オプションで構成される)、HARQ再送信のDL割り当てがMACエンティティによって予期される前の期間(例えば、最小期間)(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDL、例えば、ブロードキャストプロセスを除くDL HARQプロセスごとに構成される)、および/またはULHARQ再送信許可がMACエンティティによって期待される前の期間(例えば、最小期間)(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerUL、例えば、UL HARQプロセスごとに構成される)。一つまたは複数のDRX構成パラメーターは、長いDRXサイクル(例えば、長いDRXサイクルの持続時間)をさらに示し得る。一つまたは複数のDRX構成パラメーターは、無線デバイスが、長いおよび短いDRXサイクルが開始するTTI(例えば、スロット、サブフレーム、またはシステムフレーム)を決定する、開始オフセット(例えば、drx-StartOffset)をさらに示し得る。例えば、長いDRXサイクルおよび開始オフセットは、単一のパラメーター、例えば、drx-LongCycleStartOffsetまたは複数のパラメーター、例えば、長いDRXサイクルの持続時間に対するdrx-LongCycleおよび開始オフセットに対するdrx-StartOffsetによって示され得る。
一実施例では、制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ)は、DRX構成情報要素(IE)、例えば、DRX-Configを含んでもよい。DRX構成IE(例えば、DRX-Config)は、一つまたは複数のDRX構成パラメーターを示し得る。DRX構成IE(例えば、DRX-Config)の例は、以下の通りである。
上のDRX構成IE(例えば、DRX-Config)の例では、drx-HARQ-RTT-TimerDLは、トランスポートブロックが受信されたBWPのシンボル数におけるダウンリンクに対するDRX HARQラウンドトリップタイマーの値を示し得る。例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDLは、HARQ再送信に対するDL割り当てが無線デバイスのMACエンティティによって予期される前の期間(例えば、最小期間)を示す。drx-HARQ-RTT-TimerDLは、DL HARQプロセスに従って構成され得る。DL HARQプロセスには、ブロードキャスト送信/シグナリングのためのHARQプロセスが含まれなくてもよい。drx-HARQ-RTT-TimerULは、トランスポートブロックが送信されたBWPのシンボル数におけるアップリンクに対するDRX HARQラウンドトリップタイマーの値を示し得る。例えば、drx-HARQ-RTT-TimerULは、UL HARQ再送信許可が無線デバイスのMACエンティティによって予期される前の期間(例えば、最小期間)を示す。drx-HARQ-RTT-TimerULは、UL HARQプロセスに従って構成され得る。drx-InactivityTimerは、PDCCHがMACエンティティに対する新しいULまたはDL送信を示すPDCCH機会後の期間を示すことができる。例えば、drx-InactivityTimerは、1ミリ秒の複数の整数で値を示す。ms0は、0に対応し、ms1は、1ミリ秒に対応し、ms2は、2ミリ秒に対応する。drx-LongCycleStartOffsetは、無線デバイスが、長いおよび短いDRXサイクルが開始するTTI(例えば、スロット、サブフレーム、またはシステムフレーム)を決定する、長いDRXサイクル(例えば、drx-LongCycle)の期間と、開始オフセット(例えば、drx-StartOffset)をと示すことができる。drx-LongCycleの値は、ミリ秒でもよい。drx-StartOffsetの値は、1ミリ秒の倍数でもよい。drx-ShortCycleが設定される場合、drx-LongCycleの値はdrx-ShortCycle値の倍数とすることができる。例えば、上の例の[ms10 INTEGER(0...9)]の選択肢に基づいて、ms10はdrx-LongCycleに対応し、INTEGER(0...9)はdrx-StartOffsetに対応する。drx-onDurationTimerは、DRXサイクルの開始時に期間を示し得る。drx-onDurationTimerは、1/32ミリ秒の倍数(例えば、サブミリ秒またはミリ秒)での値であり得る。例えば、値ms1が1msに対応し、値ms2が2msに対応し、以下同様である。drx-RetransmissionTimerDLは、DL再送信を受信するまでの期間(例えば、最長時間)を示し得る。drx-RetransmissionTimerDLは、ブロードキャストプロセスを除き、DL HARQプロセスごとに構成できる。drx-RetransmissionTimerDLは、トランスポートブロックが受信されたBWPのスロット長の数の値であり得る。値sl0は0スロットに対応し、sl1は1スロットに対応し、sl2は2スロットに対応し、以下同様である。drx-RetransmissionTimerULは、UL再送に対する許可を受領するまでの期間(例えば、最長期間)を示し得る。drx-RetransmissionTimerULは、UL HARQプロセスに従って構成され得る。drx-RetransmissionTimerULは、トランスポートブロックが送信されたBWPのスロット長の数の値であり得る。sl0は0スロットに対応し、sl1は1スロットに対応し、sl2は2スロットに対応し、以下同様である。drx-ShortCycleTimerは、無線デバイスが短いDRXサイクルに従う期間を示し得る。drx-ShortCycleTimerは、任意で構成され得る。drx-ShortCycleTimerは、drx-ShortCycleの倍数での値であり得る。1の値はdrx-ShortCycleに対応し、2の値は2*drx-ShortCycleに対応し、以下同様である。drx-ShortCycleは、短いDRXサイクルまたは短いDRXサイクルの期間を示し得る。drx-ShortCycleは、任意で構成され得る。drx-ShortCycleは、ミリ秒単位の値であり得る。ms1は、1ミリ秒に対応し、ms2は、2ミリ秒に対応し、以下同様である。drx-SlotOffsetはdrx-onDurationTimerを開始する前の遅延を示し得る。drx-SlotOffsetは1/32ミリ秒であり得る。値0は0ミリ秒に対応し、値1は1/32ミリ秒に対応し、値2は2/32ミリ秒に対応し、以下同様である。
一実施例では、DRXサイクル(例えば、長いDRXサイクルおよび/または短いDRXサイクル)が構成されるとき、アクティブ時間が、drx-onDurationTimerまたはdrx-InactivityTimerまたはdrx-RetransmissionTimerDLまたはdrx-RetransmissionTimerULまたはra-ContentionResolutionTimerが実行中である、またはスケジューリング要求がPUCCHで送信され、保留中である、または無線デバイスのC-RNTIにアドレス付けられた新しい送信を示すPDCCHが、競合ベースのランダムアクセスプリアンブルの間で無線デバイスによって選択されていないランダムアクセスプリアンブルに対するランダムアクセス応答の成功裏の受信後に受信されていない、時間(例えば、持続時間)を含む。上述の一つまたは複数の条件の評価に基づいて、無線デバイスは、アクティブ時間を決定し得る。
実施例では、無線デバイスは、例えば、MAC PDUが、構成されるダウンリンク割り当てで受信される場合、基準シンボル(例えば、DL HARQフィードバックを運ぶ対応する送信の終了後の第一のシンボル)で、対応するHARQプロセスに対してdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し得る。無線デバイスは、例えば、MAC PDUが構成されるダウンリンク割り当てで受信された場合、対応するHARQプロセスのdrx-RetransmissionTimerDLを停止し得る。
実施例では、無線デバイスは、例えば、MAC PDUが、構成されたアップリンク許可で送信される場合に、基準シンボル(例えば、対応するPUSCH送信の第一の繰り返しの終了後の第一のシンボル)において、対応するHARQプロセスに対してdrx-HARQ-RTT-TimerULを開始し得る。無線デバイスは、例えば、MAC PDUが構成されたアップリンク許可で送信される場合、対応するHARQプロセスに対してdrx-RetransmissionTimerULを停止し得る。
無線デバイスは、対応するHARQプロセスについて、基準シンボル(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDLの満了後の第一のシンボル)でdrx-RetransmissionTimerDLを起動し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDが満了である場合、および/または対応するHARQプロセスのデータが成功裏に復号化されていない場合、基準シンボル(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerDLの満了後の第一のシンボル)における対応するHARQプロセスに対してdrx-RetransmissionTimerDLを開始する。
無線デバイスは、対応するHARQプロセスについて、基準シンボル(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerULの満了後の第一のシンボル)でdrx-RetransmissionTimerULを起動し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、drx-HARQ-RTT-TimerULが満了する場合、基準シンボル(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerULの満了後の第一のシンボル)において、対応するHARQプロセスについて、drx-RetransmissionTimerULを開始する。
無線デバイスは、drx-onDurationTimerを停止し、および/またはdrx-InactivityTimerを停止し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、DRX Command MAC CEまたはLong DRX Command MAC CEが受信された場合、drx-onDurationTimerを停止し、および/またはdrx-InactivityTimerを停止する。
無線デバイスは、第一の基準シンボル(例えば、drx-InactivityTimerの満了後の第一のシンボル)または第二の基準シンボル(例えば、DRX Command MAC CE受信の終了後の第一のシンボル)で、drx-ShortCycleTimerを起動(または再起動)し、短いDRXサイクルを採用(例えば、使用)し得る。例えば、短いDRXサイクルが構成される場合、無線デバイスは、例えば、drx-InactivityTimerが満了またはDRX Command MAC CEが受信された場合に、第一の基準シンボルまたは第二の基準シンボルでdrx-ShortCycleTimerを起動(または再起動)し、短いDRXサイクルを採用(例えば、使用)し得る。例えば、短いDRXサイクルが構成されていない場合、無線デバイスは、長いDRXサイクルを採用(例えば、使用)し得る。例えば、短いDRXサイクルが構成される場合、無線デバイスは、例えば、drx-InactivityTimerが満了しない、および/またはDRX Command MAC CEが受信されない場合、長いDRXサイクルを採用(例えば、使用)し得る。
無線デバイスは、例えば、drx-ShortCycleTimerが満了になった場合、長いDRXサイクルを採用(例えば、使用)し得る。無線デバイスは、例えば、Long DRX Command MAC CEが受信された場合に、drx-ShortCycleTimerを停止してもよく、および/または長いDRXサイクルを採用(例えば、使用)し得る。
無線デバイスは、基準サブフレームの始まりからdrx-slotOffsetの後、またはそれに応答して、drx-onDurationTimerを起動し得る。無線デバイスは、所定の式に基づいて、および/または基準サブフレームを示す受信したパラメーターに基づいて、基準サブフレームを決定し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、[(SFN×10)+サブフレーム番号]modulo(drx-ShortCycle)=(drx-StartOffset)modulo(drx-ShortCycle)に基づき、基準サブフレームを決定してもよく、ここで、サブフレーム番号は、短いDRXサイクルが使用される場合、基準サブフレームを示す。例えば、無線デバイスは、例えば、[(SFN×10)+サブフレーム番号]modulo(drx-LongCycle)=drx-StartOffsetに基づき、基準サブフレームを決定してもよく、ここで、サブフレーム番号が、長いDRXサイクルが使用される場合、基準サブフレームを示す。
無線デバイスは、例えば、無線デバイスがアクティブ時間内にある場合、PDCCHを監視し得る。無線デバイスは、PDCCHがDL送信またはUL送信を示すかに基づいて、および/またはPDCCHが新しい送信を示すかに基づいて、異なるタイマーを開始および/または停止し得る。例えば、PDCCHがDL送信を示す場合、無線デバイスは、対応するHARQプロセスについて、基準シンボル(例えば、DL HARQフィードバックを保有する対応する送信の終了後の第一のシンボル)でdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始し、対応するHARQプロセスについてdrx-RetransmissionTimerDLを停止する。例えば、PDCCHがUL送信を示す場合、無線デバイスは、基準シンボル(例えば、対応するPUSCH送信の第一の繰り返しの終了後の第一のシンボル)で対応するHARQプロセスに対してdrx-HARQ-RTT-TimerULを起動してもよく、および/または対応するHARQプロセスに対してdrx-RetransmissionTimerULを停止し得る。例えば、PDCCHが新しい送信(DLまたはUL)を示す場合、無線デバイスは、基準シンボル(例えば、PDCCH受信の終了後の第一のシンボル)でdrx-InactivityTimerを起動または再起動する。PDCCHは、完全なPDCCH機会でなくてもよい。不完全なPDCCH機会のこのようなPDCCHを監視するかどうかは、実施とすることができる。例えば、無線デバイスは、例えば、アクティブ時間がPDCCH機会の真ん中で開始または終了する場合、PDCCH機会のPDCCHを監視しない。例えば、無線デバイスは、例えば、アクティブ時間がPDCCH機会の真ん中で開始または終了する場合、PDCCH機会のPDCCHを監視する。
無線デバイスは、DRX動作中にSRSを送信しなくてもよい。例えば、SRSは、非周期的SRS、周期的SRS、および/または半持続的SRSであり得る。例えば、無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、本明細書に記載されるアクティブ時間を決定する一つまたは複数の条件を評価する際に、シンボルn以前の期間(例えば、4ミリ秒)まで、受信されたDLまたはUL許可/割り当て/DRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CEおよび/または送信されたスケジューリング要求を考慮して、アクティブ時間内にない場合、シンボルnを介してSRSを送信しない。
無線デバイスは、DRX動作中にPUCCHを介してCSIを送信(または報告)しなくてもよい。例えば、CSIは、PUCCHを介して送信される、非周期性CSI、周期性CSI、および/または半持続性CSIであり得る。例えば、CSIは、PUSCHを介して送信される、非周期性CSI、周期性CSI、および/または半持続性CSIであり得る。例えば、無線デバイスは、drx-onDurationTimerが、例えば、シンボルnにおいて、本明細書に記述されるアクティブ時間を決定する一つまたは複数の条件を評価する際に、シンボルn以前の期間(例えば、4ミリ秒)まで受信された許可/割り当て/DRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CEを考慮して実行されない場合、CSIを送信(または報告)しない。例えば、無線デバイスは、例えば、CSIマスキング(csi-Maskなど)が上層(例えば、RRCパラメータによる)によって構成されている場合、および/またはシンボルnで、drx-onDurationTimerが、この仕様で説明されているように、アクティブ時間を決定する一つまたは複数の条件を評価するとき、シンボルn以前の、時間期間(例えば、4ミリ秒)まで受信された、許可/割り当て/DRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CEを考慮して実行されない場合、CSIを送信(または報告)しない。例えば、無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、本明細書に記載されるアクティブ時間を決定する一つまたは複数の条件を評価する際に、シンボルn以前の期間(例えば、4ミリ秒)まで、受信された許可/割り当て/DRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CEおよび/または送信されたスケジューリング要求を考慮して、アクティブ時間内にない場合、シンボルnにおいてCSIを送信しない。例えば、無線デバイスは、例えば、CSIマスキング(csi-Maskなど)が上層(例えば、RRCパラメータによる)によって構成されている場合、および/またはシンボルnで、無線デバイスが、この仕様で説明されているように、アクティブ時間を決定する一つまたは複数の条件を評価するとき、シンボルn以前の、時間期間(例えば、4ミリ秒)まで受信された許可/割り当て/DRX Command MAC CE/Long DRX Command MAC CEおよび/または送信されたスケジューリング要求を考慮してアクティブ時間内にない場合、CSIを送信(または報告)しない。無線デバイスは、DRX動作中に特定の信号を基地局に送信し得る。特定の信号は、HARQフィードバック、PUSCH上の非周期性CSI、および/または非周期的SRSを含んでもよい。例えば、無線デバイスは、無線デバイスがPDCCHを監視しているか否かにかかわらず(例えば、無線デバイスがアクティブ時間内にあるか否かにかかわらず)、HARQフィードバック、PUSCH上の非周期性CSI、および/または非周期的SRSを送信し得る。
無線デバイスは、RA手順を実施する間にDRX動作を実施することができる。既存の技術では、無線デバイス(例えば、長いDRXサイクルおよび/または短いDRXサイクルで構成される)は、DRX動作のアクティブ時間として、一つまたは複数の持続時間を決定し得る。例えば、一つまたは複数の持続時間は、4ステップRA手順に対してra-ContentionResolutionTimerが実行中である間の持続時間を含む。例えば、一つまたは複数の持続時間は、第一の時間と第二の時間との間の第二の時間持続時間を含む。例えば、第一の時間は、プリアンブルに対するランダムアクセス応答の成功裏の受信後、またはそれに応答している。例えば、プリアンブルは、競合ベースのランダムアクセスプリアンブルの中で、無線デバイスのMAC層エンティティによって選択されない。例えば、無線デバイスは、図13Bの競合のないRA手順のためのプリアンブルを送信(または選択)することができる。例えば、プリアンブルは、基地局によって送信される制御メッセージ(例えば、PDCCH順序、および/またはRRCメッセージ、ハンドオーバーコマンド)によって示されるプリアンブルの識別子に基づいて選択される。例えば、第二の時間は、PDCCHが無線デバイスのC-RNTIにアドレス付けられた新しい送信が、競合ベースのランダムアクセスプリアンブルの中で無線デバイスのMAC層エンティティによって選択されていないプリアンブルに対するランダムアクセス応答の成功裏の受信後に受信されていないことを示す場合またはその応答である。第二の持続時間は、無線デバイスが、無線デバイスのC-RNTIにアドレス付けられた新しい送信を示すPDCCHを受信するまで、競合のないRA手順(例えば、図13B)のために送信されたプリアンブルのランダムアクセス応答の成功裏の受信の決定の後、またはそれに応答して開始する持続時間であり得る。
図29Aは、DRX動作のアクティブ時間の一例である。無線デバイスは、4ステップRA手順を開始し得る。4ステップRA手順は、競合ベースの4ステップRA手順(例えば、図13A)であり得る。無線デバイスは、基地局に、Msg1(例えば、プリアンブル)を送信し得る。無線デバイスは、RA-RNTIに基づいて、RARウィンドウ中にMsg2(例えば、RAR)のダウンリンク制御チャネルを監視し始めてもよい。無線デバイスは、RARウィンドウ中にPDSCHのDL割り当てを示すPDCCH(RA-RNTIにアドレス付けられた)を受信し得る。無線デバイスは、DL割り当てに基づいて、PDSCHを受信し得る。無線デバイスは、PDSCHから、プリアンブルの識別子に合致したRAPIDを示すフィールド(例えば、サブヘッダーのフィールド)に基づいて、Msg2を識別し得る。Msg2は、Msg3送信に対するUL許可を含んでもよい。Msg2は、Msg4受信(またはMsg3送信の応答を受信する)用のTC RANTIを含んでもよい。無線デバイスは、UL許可に基づいて、Msg3を送信し得る。無線デバイスは、Msg3の送信の後、またはそれに応答して、競合解決タイマーを起動し得る。無線デバイスは、競合解決タイマーが実行中である間の時間をアクティブ時間として決定し得る。無線デバイスは、競合解決タイマーが実行中である間、Msg4受信(またはMsg3送信の応答を受信するため)について、TC-RNTIを用いてPDCCHを監視し得る。無線デバイスは、アクティブ時間の間(例えば、競合解決タイマーが実行中である間)、DRX動作のために一つまたは複数のRNTIでPDCCHを監視し得る。一つまたは複数のRNTIは、無線デバイスが一つまたは複数のRNTIを受信(例えば、構成/割り当て)する場合、C-RNTI、CS-RNTI、INT-RNTI、SFI-RNTI、SP-CSI-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、および/またはTPC-SRS-RNTIの少なくとも一つを含む。無線デバイスは、TC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信し得る。PDCCHは、Msg4を受信するためのDL割り当てを含んでもよい。無線デバイスは、DL割り当てに基づいてMsg4を受信し得る。無線デバイスは、例えば、Msg4が、Msg3を介して送信される無線デバイス識別子に合致した競合解決識別子を含む場合、競合解決タイマーを停止し得る。無線デバイスは、Msg3を介してC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を送信し得る。この場合、無線デバイスは、例えば、無線デバイスがC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信する場合、競合解決が成功したと判定し得る。無線デバイスは、例えば、無線デバイスが、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信する場合、および/または無線デバイスが、競合解決が成功したと判定する場合、競合解決タイマーを停止し得る。
図29Bは、DRX動作のアクティブ時間の例である。無線デバイスは、Msg1送信およびMsg2受信(例えば、図13B)を含む競合なしのRA手順を開始し得る。無線デバイスは、競合のないRA手順を開始する制御メッセージ(例えば、RRCメッセージ、またはPDCCH順序またはハンドオーバーコマンド)を受信し得る。制御メッセージは、Msg1送信のプリアンブルの識別子を示し得る。無線デバイスは、プリアンブルを、Msg1送信を介して送信し得る。無線デバイスは、特定のRNTIに基づいて、RARウィンドウ中にMsg2受信(例えば、RAR受信)用のダウンリンク制御チャネルを監視し始めることができる。例えば、特定のRNTIは、RA-RNTIおよび/またはC-RNTIであり得る。無線デバイスは、RARウィンドウ中にPDSCHのDL割り当てを示すPDCCH(例えば、特定のRNTIにアドレス付けられた)を受信し得る。無線デバイスは、DL割り当てに基づいて、PDSCHを受信し得る。無線デバイスは、PDSCHから、プリアンブルの識別子に合致したRAPIDを示すフィールドに基づいて、Msg2を識別し得る。無線デバイスは、Msg2(例えば、RAR)受信が、プリアンブルの識別子に合致したRAPIDに基づいて成功したと判定し得る。無線デバイスは、競合のないRA手順が、Msg2(例えば、RAR)受信が成功していることに基づいて成功裏に完了したと判定し得る。無線デバイスは、無線デバイスのC-RNTIにアドレス付けられた新しい送信を示すPDCCHが、競合ベースのランダムアクセスプリアンブル(または制御メッセージによって示されるプリアンブル)の中で無線デバイスによって選択されていないプリアンブルについて、RARを成功裏に受信した後、受信されていない間の時間をアクティブ時間として決定し得る。無線デバイスは、アクティブ時間中にDRX動作のために、一つまたは複数のRNTIでPDCCHを監視し得る。一つまたは複数のRNTIは、無線デバイスが一つまたは複数のRNTIを受信(例えば、構成/割り当て)する場合、C-RNTI、CS-RNTI、INT-RNTI、SFI-RNTI、SP-CSI-RNTI、TPC-PUCCH-RNTI、TPC-PUSCH-RNTI、および/またはTPC-SRS-RNTIの少なくとも一つを含む。
既存のDRX技術では、無線デバイスは、無線デバイスが競合ベースのRA手順(例えば、図13A)または競合のないRA手順(例えば、図13B)を実行するかどうかに基づいて、アクティブ時間を異なって決定し得る。例えば、無線デバイスは、無線デバイスのDRX動作のアクティブ時間として、競合ベースのRA手順に対してra-ContentionResolutionTimerが実行中である間の時間(例えば、持続時間)を決定する。例えば、無線デバイスは、競合のないRA手順のためのアクティブ時間として、無線デバイスのC-RNTIにアドレス付けられた新しい送信を示すPDCCHが、競合ベースのランダムアクセスプリアンブルの中で無線デバイスによって選択されていないランダムアクセスプリアンブルに対するランダムアクセス応答の受信が成功した後に受信されていない間の時間(例えば、持続時間)を決定する。これは、競合ベースのRA手順の送信および受信の数が、競合のないRA手順のものと異なっているためであり得る。例えば、競合ベースのRA手順は、少なくとも二つの送信(例えば、Msg1およびMsg3)と、少なくとも二つの受信(例えば、Msg2およびMsg4)とを含む。例えば、競合のないRA手順は、少なくとも一つの受信(例えば、Msg2)に対するHARQプロセスをサポートせずに、少なくとも一つの送信(例えば、Msg1)および少なくとも一つの受信(例えば、Msg2)を含む。
2ステップRA手順(例えば、図13B)において、送信および受信の数、競合ベースの2ステップRA手順および競合のない2ステップRA手順に対して同一であり得る。例えば、2ステップRA手順は、少なくとも一つの送信(例えば、MsgA)および少なくとも一つの受信(例えば、MsgB)を含み得る。2ステップRA手順は、どんな情報がMsgAのトランスポートブロックによって示されるに基づいて、および/またはどんな情報がMsgAの応答としてMsgBによって示されるかに基づいて、異なる数の送信および/または受信であり得る。例えば、無線デバイスがMsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)を介してC-RNTIを送信する場合、無線デバイスは、MsgB RARウィンドウ中に、MsgBのダウンリンク制御チャネルを監視し得る。例えば、無線デバイスがRRC要求メッセージをMsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)を介して送信する場合、無線デバイスは、MsgB RARウィンドウ中に、MsgBのダウンリンク制御チャネルを監視し得る。MsgBは、MsgB1およびMsgB2を含んでもよい。無線デバイスは、同じMAC PDUを介してMsgB1およびMsgB2を受信し得る。無線デバイスは、異なるMAC PDU(例えば、異なるPDSCH)を介して、MsgB1およびMsgB2を受信し得る。無線デバイスは、無線デバイスが、MsgB1を含む第一のMAC PDU(例えば、第一のPDSCH)を受信する前または受信するまで、同じMAC PDUを介して、または異なるMAC PDU(例えば、異なるPDSCH)を介して、無線デバイスが、MsgB1およびMsgBMsgB2を受信するかを決定しなくてもよい。無線デバイスは、MsgB1および/または第一のMAC PDUの一つまたは複数のインジケーターに基づいて、MsgB2が第一のMAC PDUの中にあるか、または無線デバイスが第一のMAC PDUの受信の後、またはそれに応答して受信する第二のMAC PDUの中にあるかを決定し得る。
2ステップランダムアクセス手順の既存の実施では、無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロック(例えば、図13C)を含むメッセージ(例えば、MsgA)を送信し得る。実施例では、無線デバイスは、DRXアクティブ時間内でない間にメッセージ(例えば、MsgA)を送信し得る。無線デバイスは、メッセージの送信の後、またはそれに応答して、MsgB RARウィンドウを起動し得る。無線デバイスは、DRX動作のイナクティブ時間が、MsgB RARウィンドウが実行中である間の時間を含み得る(DRX動作のアクティブ時間は含まなくてもよい)と決定し得る。例えば、無線デバイスは、MsgB RARウィンドウ中にイナクティブ時間を維持し得る。例えば、無線デバイスは、MsgB RARウィンドウの開始に応答して、DRX動作のイナクティブ時間(アクティブ時間ではない)に移行し得る。
2ステップランダムアクセス手順の問題が、無線デバイスがアクティブ時間でない間、MsgB RARウィンドウ中に、無線デバイスがメッセージ(例えば、MsgA)に対する応答を受信するときに発生する。この場合、無線デバイスは、応答の受信に応答して、ダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。例えば、無線デバイスは、応答の受信に応答して、MsgB RARウィンドウを停止し得る。例えば、無線デバイスは、応答の受信に応答して、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。応答の受信に応答してダウンリンク制御チャネルの監視を停止すると、ULデータまたはDLデータの送信遅延または通信故障を引き起こす場合がある。例えば、メッセージに対する応答は、PUSCHに対するUL許可またはPDSCHに対するDL割り当てを含み得る。PUSCHまたはPDSCHは、一つまたは複数の再送信を必要とし得る。無線デバイスは、ULデータまたはDLデータをバッファから(例えば、遅延制約により)破棄(またはドロップ)するか、またはDRX動作の次の持続期間の機会まで待ってもよい。これにより、パケットドロップ(または損失)率、および/またはULおよび/またはDL送信の遅延が増加する。URLLC、およびV2Xシグナリングなどの高優先度、低遅延トラフィックの送信には、2ステップランダムアクセス手順を実装し得る。この問題は、ランダムアクセス応答がそれほど重要ではなく、遅延耐性がないとき、4ステップランダムアクセス手順には適用されない。実施例では、無線デバイスは、ランダムアクセスプリアンブルが送信される間または後に、DRXイナクティブ時間または状態(例えば、無線デバイスがダウンリンク制御チャネルを監視しない間)に入り得る(または移行)。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、DRX動作のアクティブ時間が、2ステップRA手順中に開始する一つまたは複数の時間間隔(または持続時間)を含むと決定し得る。例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、2ステップRA手順におけるMsgAの送信に基づいて、アクティブ時間を決定し得る。例えば、無線デバイスは、MsgAの送信に応答してアクティブ時間を開始することができる。例えば、無線デバイスは、MsgAの送信に応答して、アクティブ時間内に留まり得る。例えば、無線デバイスは、MsgAに対する応答について無線デバイスがPDCCHを監視する間の時間を、アクティブ時間として決定し得る。例えば、無線デバイスは、アクティブ時間がMsgB RARウィンドウが実行中である間の時間を含むと決定し得る。この場合、無線デバイスは、2ステップRA手順の間または後に、一つまたは複数のDRXタイマーを開始(またはトリガー)し得る。例えば、一つまたは複数のDRXタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerULまたはdrx-HARQ-RTT-TimerDL、drx-RetransmissionTimerUL、drx-RetransmissionTimerDL、drx-inactivity timer、drx-onDurationTimer、および/またはdrx-shortcycletimerを含んでもよい。例えば、例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、例えば、無線デバイスがDRXアクティブ時間中に応答を受信する場合、UL許可またはDL割り当てを含む応答に応答して、drx-HARQ-RTT-TimerDLまたはdrx-HARQ-RTT-TimerDLを開始する。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、drx-HARQ-RTT-TimerULの満了に応答して、drx-RetransmissionTimerULを起動し得る。例えば、無線デバイスは、drx-HARQ-RTT-TimerDLの満了に応答して、drx-RetransmissionTimerDLを起動し得る。無線デバイスは、DRX動作のアクティブタイマーとして、drx-RetransmissionTimerULおよび/またはdrx-RetransmissionTimerULが動作している間の時間を決定し得る。無線デバイスは、アクティブ時間中に一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視することができる。無線デバイスは、アクティブ時間中に一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを介して一つまたは複数の再送信に対する許可(例えば、UL許可またはDL割り当て)を受信し得る。
無線デバイスは、一つまたは複数のDRXタイマーに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し、応答によってスケジュールされたPUSCHまたはPDSCHの一つまたは複数の再送信をスケジュールする許可(例えば、UL許可またはDL許可)を受信し得る。例えば、無線デバイスは、DL割り当てによって示される無線リソースを介して、構成パラメーター(例えば、ビーム管理、URLCCおよび/またはV2Xトラフィックのためのパラメーター)を受信し得る。実施形態の例は、基地局が、MsgAへの応答によってスケジュールされるPUSCHまたはPDSCHの(再)送信のために、UL許可またはDL割り当てを無線デバイスに提供することを可能にする。実施形態の例は、既存の2ステップランダムアクセス手順および既存のDRX動作(手順、技術および/またはプロセス)のパケット送信遅延の問題を低減する。例示的実施形態は、無線デバイスに対するバッテリーの電力消費および処理要件を増加させ得るが、2ステップランダムアクセス手順に対するパケット送信遅延を低減する。例えば、実施形態の例は、URLCCおよびV2Xトラフィックの遅延およびパケット損失を低減し得る。例えば、例示的な実施形態によれば、例示的な実施形態における無線デバイスは、次のDRX持続期間の機会を待たずに、2ステップRA手順後の(再)送信のために、UL許可またはDL許可を受信し得る。この結果、高い遅延によるパケット損失が低減される。実施例では、DRXタイマー(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerULおよび/またはdrx-HARQ-RTT-TimerDL)は、2ステップランダムアクセス手順の間に開始され得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルの監視を継続してもよく、および/または一つまたは複数の再送信をスケジュールする許可(例えば、UL許可またはDL許可)を首尾よく受信し得る。例示的な実施形態では、無線デバイスは、4ステップランダムアクセス手順のために既存のDRX動作を維持し得る。一実施例では、無線デバイスは、4ステップランダムアクセス手順のためのRARウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)が実行中である間、DRXイナクティブ時間内であり得る。4ステップランダムアクセス手順に対する既存のDRX動作により、バッテリーの電力消費が低減される。無線デバイスは、必要に応じて、例えば、無線デバイスがDRXアクティブ時間内にある時に、ランダムアクセス手順(例えば、2ステップランダムアクセス手順または4ステップランダムアクセス手順)を再開始し得る。
例示的な実施形態では、無線デバイスは、DRXアクティブ時間中に一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを介して、2ステップランダムアクセス手順(例えば、図13C)のMsgAに応答(例えば、MsgB)を受信し得る。無線デバイスは、DRX動作が、MsgAのトランスポートブロック(例えば、URLLC、V2Xパケット)の送信の成功を確認し得る応答の受信に応答して、アクティブ時間内ではないと判定することに基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。無線デバイスは、応答の受信に応答して、DRXイナクティブ時間に移行し得る。この強化されたDRX手順は、無線デバイスが応答の受信に応答してDRXイナクティブ時間に移行するにつれて、バッター電力消費を低減する一方で、無線デバイスがMsgB RARウィンドウ中にDRXアクティブ時間に留まるにつれて、パケット送信遅延および損失を低減し得る。例示的な実施形態における無線デバイスは、一つまたは複数のDRXタイマー(例えば、drx-HARQ-RTT-TimerULまたはdrx-HARQ-RTT-TimerUL)を開始し得る。無線デバイスは、一つまたは複数のDRXタイマーの起動に基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視する適切なタイミングまたは時間間隔(持続時間)を決定し得る。例えば、無線デバイスは、例えば、一つまたは複数のDRXタイマーが動作している間、バッター電力を保存するために、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視しなくてもよい。無線デバイスは、一つまたは複数のDRXタイマーの満了に応答して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視し始めることができる。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、アクティブ時間として、msgB RARウィンドウ中の時間を決定し得る。例えば、無線デバイスは、競合ベースの2ステップRA手順に対する第一の時間オフセットで、msgB RARウィンドウを開始し得る。例えば、無線デバイスは、競合のない2ステップRA手順のための第一の時間オフセットで、msgB RARウィンドウを開始し得る。例えば、無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信の後、またはそれに応答して、msgB RARウィンドウを起動し得る。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、プリアンブルのプリアンブル送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、トランスポートブロック(および/またはMsgA)のトランスポートブロック(および/またはMsgA)送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。MsgAは、RRC要求メッセージを含んでもよい。MsgAは、C-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含んでもよい。無線デバイスは、MsgAの応答(例えば、MsgBを含むPDSCH)の受信に応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、DL割り当てを含むPDCCHを受信することに応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、DL割り当てに基づいて、MsgAの応答(例えば、MsgBを含むPDSCH)を受信し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、msgB RARウィンドウの間の時間を決定し得る。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、msgB RARウィンドウとは関係なく、2ステップRA手順中にアクティブ時間を決定し得る。例えば、2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順である。例えば、2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順である。無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信の後、または送信に応答して、アクティブ時間の期間を開始し得る。MsgAは、RRC要求メッセージを含んでもよい。MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)は、競合解決用の無線デバイス識別子を含んでもよい。MsgAは、C-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含んでもよい。無線デバイスは、MsgAの応答(例えば、MsgBを含むPDSCH)を受信するまで(例えば、応答してアクティブ時間を停止するまで)アクティブ時間を決定し得る。無線デバイスは、DL割り当てを含むPDCCHを受信するまで、またはそれに応答して、アクティブ時間を決定(および/またはアクティブ時間を停止)し得る。無線デバイスは、DL割り当てに基づいて、MsgAの応答(例えば、MsgBを含むPDSCH)を受信し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、第一の時間と第二の時間との間の持続時間を決定し得る。第一の時間は、MsgAの送信の後、またはそれに応答し得る。第二の時間は、MsgAの応答(例えば、MsgBを含むPDSCH)の受信に応答し得る。第二の時間は、DL割り当てを含むPDCCHの受信に応答し得る。無線デバイスは、DL割り当てに基づいて、MsgAの応答(例えば、MsgBを含むPDSCH)を受信し得る。
図30Aは、DRX動作の一例である。無線デバイスは、2ステップRA手順を開始し得る。2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順であり得る。例えば、競合ベースの2ステップRA手順について、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択される。2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順であり得る。例えば、競合のない2ステップRA手順については、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択されない。無線デバイスは、MsgAの送信として、プリアンブルおよびトランスポートブロックを送信し得る。無線デバイスは、MsgAの応答についてダウンリンク制御チャネルの監視を開始し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含む場合、C-RNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を含む場合(および/またはトランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含まない場合)、msgB RNTI(またはRA-RNTI)に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して第一のPDCCHを受信し得る。無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して開始するmsgB RARウィンドウ中に第一のPDCCHを受信し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、PDSCH(例えば、MsgB)を受信するためのDL割り当てを示し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがMsgAを介してC-RNTIを送信する場合、C-RNTIにアドレス付けられてもよい。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を送信する場合、MsgB RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられてもよい。無線デバイスは、DL割り当てに基づいて、PDSCHを受信し得る。PDSCHは、MsgB、MsgAの応答を含んでもよい。無線デバイスは、MsgBの受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDCCHを受信する(例えば、MsgAに対応するMsgBを含むPDSCHを示す)ことに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、PDSCHを受信する(例えば、MsgAに対応するMsgBを含む)ことに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、(例えば、RAPIDおよび/または競合解決識別子に基づいて)本明細書に記述される実施形態の例に基づいて、PDSCH(例えば、MAC PDU)からのMsgAの応答として、MsgBを識別し得る。無線デバイスは、2ステップRA手順が成功裏に完了した後、またはそれに応答して、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、2ステップRA手順が成功裏に完了した後、またはそれ応答して、ダウンリンク制御チャネルを介して第二のPDCCHを受信し得る。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHであってもよく、および/または2ステップRA手順が成功裏に完了した後、またはそれに応答して最初に受信され得る。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられたDLまたはUL送信(例えば、新しいDLまたはUL送信)を示すPDCCHであり得る。例えば、無線デバイスは、PDSCHの受信と第二のPDCCHの受信との間でC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信しない。例えば、無線デバイスは、MsgAを送信する前に、基地局からC-RNTIを受信する(例えば、無線デバイスはRRC接続状態である)。例えば、無線デバイスは、基地局から、MsgBを介してC-RNTIを受信する。
図30Aでは、無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)を送信することに応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、プリアンブルのプリアンブル送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、トランスポートブロック(および/またはMsgA)のトランスポートブロック(および/またはMsgA)送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第一のPDCCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスがPDSCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、無線デバイスは、アクティブ時間として、msgB RARウィンドウが満了または停止するまでの時間を決定し得る。無線デバイスは、第一のPDCCHの受信に応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、PDSCHの受信に応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。
図30Aは、MsgAのトランスポートブロックを介してC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を送信する無線デバイスのための例であり得る。例えば、無線デバイスは、msgB RARウィンドウの間、ダウンリンク制御チャネルを監視する。無線デバイスは、MsgAの送信に応答してmsg BRARウィンドウを開始し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して、C-RNTIにアドレス付けられた第一のPDCCHを受信することができる。第一のPDCCHは、PDSCHの受信を示すDL割り当てを含んでもよい。PDSCHは、TAコマンド、UL許可、DL割り当てのうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、C-RNTIにアドレス付けられた第一のPDCCHを受信することに基づいて、2ステップRA手順が成功裏に完了した(および/または競合解決が成功した)と決定し得る。無線デバイスは、第一のPDCCHのDL割り当てに基づいて、PDSCHを受信(および/または成功裏に復号化)することに基づいて、2ステップRA手順が成功裏に完了した(および/または競合解決が成功した)と決定し得る。無線デバイスは、Msg A(および/またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して、アクティブ時間を開始することを決定し得る。無線デバイスは、第一のPDCCHの受信に応答して、アクティブ時間を停止し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、トランスポートブロックが送信される第一の時間と、第一のPDCCHが受信される第二の時間との間における第二の期間を含む。無線デバイスは、Msg A(および/またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して、アクティブ時間を開始することを決定し得る。無線デバイスは、2ステップRA手順が競争に成功している(および/または競合解決が成功する)と決定することに応答して、アクティブ時間を停止し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、トランスポートブロックが送信される第一の時間と、PDSCHが受信される第二の時間との間における第二の期間を含む。無線デバイスは、Msg A(および/またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して、アクティブ時間を開始することを決定し得る。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に応答してアクティブ時間を停止し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、トランスポートブロックが送信される第一の時間と、第二のPDCCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。msgB RARウィンドウは、C-RNTIにアドレス付けられた第一のPDCCHを受信することに基づいて停止し得る。msgB RARウィンドウは、PDSCHの受信に基づいて停止し得る。例えば、無線デバイスは、C-RNTIにアドレス付けられた第一のPDCCHのDL割り当てに基づいて、PDSCHを受信する。
図30Bは、DRX動作の一例である。無線デバイスは、2ステップRA手順を開始し得る。2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順であり得る。例えば、競合ベースの2ステップRA手順について、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択される。2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順であり得る。例えば、競合のない2ステップRA手順については、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択されない。無線デバイスは、MsgAの送信として、プリアンブルおよびトランスポートブロックを送信し得る。無線デバイスは、MsgAの応答についてダウンリンク制御チャネルの監視を開始し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含む場合、C-RNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を含む場合(および/またはトランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含まない場合)、msgB RNTI(またはRA-RNTI)に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して第一のPDCCHを受信し得る。無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して開始するmsgB RARウィンドウ中に第一のPDCCHを受信し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、PDSCH(例えば、MsgB)を受信するためのDL割り当てを示し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがMsgAを介してC-RNTIを送信する場合、C-RNTIにアドレス付けられてもよい。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を送信する場合、MsgB RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられてもよい。無線デバイスは、DL割り当てに基づいて、PDSCHを受信し得る。PDSCHは、MsgB、MsgAの応答を含んでもよい。無線デバイスは、MsgBの受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDCCHを受信する(例えば、MsgAに対応するMsgBを含むPDSCHを示す)ことに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、PDSCHを受信する(例えば、MsgAに対応するMsgBを含む)ことに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、(例えば、RAPIDおよび/または競合解決識別子に基づいて)本明細書に記述される実施形態の例に基づいて、PDSCH(例えば、MAC PDU)からのMsgAの応答として、MsgBを識別し得る。無線デバイスは、2ステップRA手順が成功裏に完了した後、またはそれに応答して、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、2ステップRA手順が成功裏に完了した後、またはそれ応答して、ダウンリンク制御チャネルを介して第二のPDCCHを受信し得る。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられたPDCCHであってもよく、および/または2ステップRA手順が成功裏に完了した後、またはそれに応答して最初に受信され得る。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられたDLまたはUL送信(例えば、新しいDLまたはUL送信)を示すPDCCHであり得る。例えば、無線デバイスは、PDSCHの受信と第二のPDCCHの受信との間でC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信しない。例えば、無線デバイスは、MsgAを送信する前に、基地局からC-RNTIを受信する(例えば、無線デバイスはRRC接続状態である)。例えば、無線デバイスは、基地局から、C-RNTI(または2ステップRA手順が成功裏に完了したことに応答して、C-RNTIに昇格したTC-RNTI)を含むMsgBを受信する。
図30Bで、無線デバイスは、第一のPDCCHの受信に応答して第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し、PDSCHの受信に応答してアクティブ時間を停止し得る。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、第一のPDCCHを受信した後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、第一のPDCCHが受信される一つまたは複数のシンボルを含む、最も早いCORESETである。
図30Bでは、無線デバイスは、第一のPDCCHを受信するのに応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでアクティブ時間を決定し得る(および/または第二のPDCCHを受信するのに応答してアクティブ時間を停止し得る)。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、第一のPDCCHを受信した後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、第一のPDCCHが受信される一つまたは複数のシンボルを含む、最も早いCORESETである。
図30Bで、無線デバイスは、PDSCHを受信することに応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでの時間を決定し得る。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、第一のPDCCHを受信した後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、第一のPDCCHが受信される一つまたは複数のシンボルを含む、最も早いCORESETである。
図30Bは、MsgAのトランスポートブロックを介してC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を送信する無線デバイスの例であり得る。例えば、無線デバイスは、msgB RARウィンドウの間、ダウンリンク制御チャネルを監視する。例えば、無線デバイスは、MsgAを送信することに応答して、msgB RARウィンドウを起動し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して、C-RNTIにアドレス付けられた第一のPDCCHを受信し得る。第一のPDCCHは、PDSCHの受信を示すDL割り当てを含んでもよい。PDSCHは、TAコマンド、UL許可、DL割り当てのうちの少なくとも一つを含んでもよい。無線デバイスは、C-RNTIにアドレス付けられた第一のPDCCHを受信することに基づいて、2ステップRA手順が成功裏に完了した(および/または競合解決が成功した)と決定し得る。無線デバイスは、第一のPDCCHのDL割り当てに基づいて、PDSCHを受信(および/または成功裏に復号化)することに基づいて、2ステップRA手順が成功裏に完了した(および/または競合解決が成功した)と決定し得る。図30Bで、無線デバイスは、第一のPDCCHを受信するのに応答してアクティブ時間を開始することを決定し得る。無線デバイスは、PDSCHの受信に応答してアクティブ時間を停止し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDCCHが受信された第一の時間と、PDSCHが受信された第二の時間との間の第二の期間を含む。図30Bで、無線デバイスは、2ステップRA手順が競争に成功している(および/または競合解決に成功している)と決定することに応答してアクティブ時間を開始し、および第二のPDCCHの受信に応答してアクティブ時間を停止すると決定し得る。無線デバイスは、第一のPDCCH(例えば、C-RNTIにアドレス付けられた)を受信することに応答して、2ステップRA手順が競争に成功している(および/または競合解決に成功している)と決定し得る。例えば、無線デバイスは、第一のPDCCH(例えば、C-RNTIにアドレス付けられた)を受信することに応答して、アクティブ時間を開始する。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に応答して、アクティブ時間を停止し得る。この場合、アクティブ時間の期間は、第一のPDCCHの第一の受信時間と第二のPDCCHの第二の受信時間との間の第二の期間を含む。図30Bで、無線デバイスは、2ステップRA手順が競争に成功している(および/または競合解決に成功している)と決定することに応答してアクティブ時間を開始し、および第二のPDCCHの受信に応答してアクティブ時間を停止すると決定し得る。無線デバイスは、PDSCHを受信する(例えば、PDSCHを成功裏に復号化することに応答して)ことに応答して、2ステップRA手順が競争に成功している(および/または競合解決に成功している)と決定し得る。例えば、無線デバイスは、PDSCHの受信に応答してアクティブ時間を開始する(例えば、および/またはPDSCHを成功裏に復号化することに応答して)。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に応答してアクティブ時間を停止し得る。この場合、アクティブ時間の期間は、PDSCHの第一の受信時間と第二のPDCCHの第二の受信時間との間の第二の期間を含む。msgB RARウィンドウは、C-RNTIにアドレス付けられた第一のPDCCHを受信することに基づいて停止し得る。msgB RARウィンドウは、PDSCHの受信に基づいて停止し得る。例えば、無線デバイスは、C-RNTIにアドレス付けられた第一のPDCCHのDL割り当てに基づいて、PDSCHを受信する。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、msgB RARウィンドウとは関係なく、2ステップRA手順中にアクティブ時間を決定し得る。例えば、2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順である。例えば、2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順である。無線デバイスは、MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)を送信した後、またはそれに応答して、アクティブ時間の期間を開始し得る。MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)は、RRC要求メッセージを含んでもよい。RRC要求メッセージは、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求のうちの少なくとも一つであり得る。MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)は、競合解決用の無線デバイス識別子を含んでもよい。MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)は、C-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含んでもよい。MsgAの応答は、MsgB1(例えば、TAコマンド、UL許可、DL割り当て、および/または競合解決識別子のうちの少なくとも一つを含む成功RAR)およびMsgB2(例えば、RRC(再)確立、RRCセットアップ、および/またはRRC再開のうちの少なくとも一つを含むRRCメッセージ)であり得る。無線デバイスは、MsMsgB1sMsgB2を含むPDSCHを受信し得る。無線デバイスは、異なるPDSCHを介してMsgB1およびMsgB2を受信し得る。例えば、無線デバイスは、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)を介してMsgB1を受信し、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を介してMsgB2を受信する。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、無線デバイスが、同じPDSCHでMsgB1およびMsgB2を受信するかどうかに基づいて、アクティブ時間の持続時間を決定し得る。一実施例では、図30Aおよび図30Bは、MsgB1およびMsgB2を含む。例えば、図30Aおよび図30Bは、無線デバイスが、同じPDSCH(例えば、図30BのPDSCH)におけるMsgBとしてMsgB1およびMsgB2を受信する例である。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、PDSCHのMAC PDUにおける明示的または黙示的な表示に基づいて、識別し得る。例えば、無線デバイスは、MsgAを送信し、PDSCHを受信する。PDSCHのMAC PDUは、一つまたは複数の応答を含んでもよい。例えば、一つまたは複数の応答のうちの一つは、成功RAR(例えば、MsgB1)であり得る。例えば、一つまたは複数の応答のうちの一つは、RRCメッセージ(例えば、MsgB2)であり得る。例えば、一つまたは複数の応答のうちの一つは、フォールバックRARであり得る。例えば、一つまたは複数の応答は、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含む応答を含み得る。MAC PDUは、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)が同じ応答内にあるかどうかを示す(例えば、第一のフィールドを示す)第一の表示を含み得る。例えば、MAC PDUはMACsubPDUを含む。MACsubPDUは、成功RAR(例えば、MsgB1)および/またはRRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含み得る。例えば、MACsubPDUは、第一の表示(例えば、第一のフィールド)を含む。第一の表示(または第一のフィールド)は、本明細書において第一のMsgB2表示と呼んでもよい。無線デバイスは、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)が同じ応答(例えば、MACsubPDU)にあるかどうかを判定し得る。例えば、一つまたは複数の応答は、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含む単一応答を含み得る。一つまたは複数の応答は、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)に対する単一応答に応答する単一応答を含み得る。MAC PDUは、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)が同じ応答にあるかどうかを示す(例えば、第二のフィールドを示す)第二の表示を含み得る。第二の表示(または第二のフィールド)は、本明細書では第二のMsgB2表示と呼んでもよい。第二の表示(例えば、第二のフィールド)は、一つまたは複数の応答が、単一応答(例えば、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含む)を含むかを示し得る。例えば、第二の表示(または第二のフィールド)が、一つまたは複数の応答が単一応答を含むことを示し、および/または応答内のRAPIDフィールド値が、無線デバイスがMsgAを介して送信するプリアンブルの識別子に合致しない場合、無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを監視(例えば、監視に戻る、および/または監視し続ける)し得る。例えば、第二の表示(または第二のフィールド)が、一つまたは複数の応答が単一応答を含むことを示し、および/または応答内のRAPIDフィールド値が、無線デバイスがMsgAを介して送信するプリアンブルの識別子に合致される場合、無線デバイスは、応答を解析し続けることができる。例えば、無線デバイスは、競合解決識別子(例えば、MsgB1またはMsgB2によって示される)が無線デバイス識別子(例えば、MsgAのトランスポートブロックを介して送信される)と合致するかどうかを判定し得る。
図31は、DRX動作の例である。無線デバイスは、2ステップRA手順の実行を開始することができる。2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順であり得る。例えば、競合ベースの2ステップRA手順について、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択される。2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順であり得る。例えば、競合のない2ステップRA手順については、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択されない。無線デバイスは、MsgAの送信として、プリアンブルおよびトランスポートブロックを送信し得る。無線デバイスは、MsgAの応答についてダウンリンク制御チャネルの監視を開始し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含む場合、C-RNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を含む場合(および/またはトランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含まない場合)、msgB RNTI(またはRA-RNTI)に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して第一のPDCCHを受信し得る。無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して開始するmsgB RARウィンドウ中に第一のPDCCHを受信し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、第一のPDSCH(例えば、MsgB1)を受信するための第一のDL割り当てを示し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがMsgAを介してC-RNTIを送信する場合、C-RNTIにアドレス付けられてもよい。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を送信する場合に、msgB RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられてもよい。無線デバイスは、第一のDL割り当てに基づいて、第一のPDSCHを受信し得る。第一のPDSCHは、MsgB1、MsgAの応答を含んでもよい。例えば、MsgB1は、TAコマンド、UL許可、第二のDL割り当て、および/または競合解決識別子のうちの少なくとも一つを含む。無線デバイスは、MsgB1の受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)を受信することに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、(例えば、RAPIDおよび/または競合解決識別子に基づいて)本明細書に記述される例示的実施形態に基づいて、第一のPDSCH(例えば、MAC PDU)からのMsgAの応答として、MsgB1を識別し得る。例えば、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)は、インジケーター(例えば、第一のMsgB2表示および/または第二のMsgB2表示)を含む。無線デバイスは、インジケーターに基づいて、MsgB2が第一のPDSCHにないと決定する。無線デバイスは、MsgB1が第一のPDSCHにない、および/またはMsgB1がMsgAの応答であると決定することに基づいて、MsgB2の受信の後、またはそれに応答して、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、特定のRNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。特定のRNTIは、C-RNTIまたはTC-RNTIであり得る。MsgB1は、特定のRNTIを含んでもよい。無線デバイスは、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)を受信した後、またはそれに応答して、ダウンリンク制御チャネルを介して第二のPDCCHを受信し得る。第二のPDCCHは、第三のDL割り当てを含んでもよい。無線デバイスは、第三のDL割り当てに基づいて、第二のPDSCHを受信し得る。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、および/または2ステップRA手順が成功裏に完了したの後、またはそれに応答して最初に受信されるPDCCHである。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、および/または第一のPDSCHの受信の後、またはそれに応答して最初に受信される。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられたDLまたはUL送信(例えば、新しいDLまたはUL送信)を示すPDCCHであり得る。例えば、無線デバイスは、第一のPDSCHの受信と第二のPDCCHの受信との間でC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信しない。無線デバイスは、第三のDL割り当てに基づいて、第二のPDSCHを受信し得る。第二のPDSCHは、RRCメッセージを含んでもよい。例えば、RRCメッセージは、RRC(再)確立メッセージ、RRCセットアップメッセージ、および/またはRRC再開メッセージのうちの一つであり得る。無線デバイスは、MsgB2の受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信することに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDSCHの受信に応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、第二のPDSCHを受信することに応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。
図31では、無線デバイスは、MsgAの送信に応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し、第一のPDSCHの受信に応答して、アクティブ時間を停止し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、MsgAが第一の時間オフセットで送信される第一の時間と、第一のPDSCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、プリアンブルのプリアンブル送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、トランスポートブロック(および/またはMsgA)のトランスポートブロック(および/またはMsgA)送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。
図31では、無線デバイスは、MsgAの送信に応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでアクティブ時間を決定し得る(および/または第二のPDCCHを受信するのに応答してアクティブ時間を停止し得る)。例えば、アクティブ時間の期間は、MsgAが第一の時間オフセットで送信される第一の時間と第二のPDCCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、プリアンブルのプリアンブル送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、トランスポートブロック(および/またはMsgA)のトランスポートブロック(および/またはMsgA)送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に基づいて、および/または本明細書に記述されるDRX動作に基づいて、一つまたは複数の第一のタイマーを(再)起動してもよく、および/または一つまたは複数の第二のタイマーを停止し得る。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHはDL割り当てを含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerULを含む(例えば、第二のPDCCHはUL許可を含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-InactivityTimer(例えば、新しい送信(DLまたはUL)を示す第二のPDCCH)を含む。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHは、DL割り当てを含む)。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerULを含む(例えば、第二のPDCCHは、UL許可を含む)。
図31では、無線デバイスは、MsgAの送信に応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDSCHを受信するまでの時間を決定し得る(および/または第二のPDSCHを受信するのに応答してアクティブ時間を停止し得る)。例えば、アクティブ時間の期間は、MsgAが第一の時間オフセットで送信される第一の時間と第二のPDSCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、プリアンブルのプリアンブル送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、トランスポートブロック(および/またはMsgA)のトランスポートブロック(および/またはMsgA)送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。
図32は、DRX動作の一例である。無線デバイスは、2ステップRA手順の実行を開始することができる。2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順であり得る。例えば、競合ベースの2ステップRA手順について、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択される。2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順であり得る。例えば、競合のない2ステップRA手順については、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択されない。無線デバイスは、MsgAの送信として、プリアンブルおよびトランスポートブロックを送信し得る。無線デバイスは、MsgAの応答についてダウンリンク制御チャネルの監視を開始し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含む場合、C-RNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を含む場合(および/またはトランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含まない場合)、msgB RNTI(またはRA-RNTI)に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して第一のPDCCHを受信し得る。無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して開始するmsgB RARウィンドウ中に第一のPDCCHを受信し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、第一のPDSCH(例えば、MsgB1)を受信するための第一のDL割り当てを示し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがMsgAを介してC-RNTIを送信する場合、C-RNTIにアドレス付けられてもよい。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を送信する場合に、msgB RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられてもよい。無線デバイスは、第一のDL割り当てに基づいて、第一のPDSCHを受信し得る。第一のPDSCHは、MsgB1、MsgAの応答を含んでもよい。例えば、MsgB1は、TAコマンド、UL許可、第二のDL割り当て、および/または競合解決識別子のうちの少なくとも一つを含む。無線デバイスは、MsgB1の受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)を受信することに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、(例えば、RAPIDおよび/または競合解決識別子に基づいて)本明細書に記述される例示的実施形態に基づいて、第一のPDSCH(例えば、MAC PDU)からのMsgAの応答として、MsgB1を識別し得る。例えば、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)は、インジケーター(例えば、第一のMsgB2表示および/または第二のMsgB2表示)を含む。無線デバイスは、インジケーターに基づいて、MsgB2が第一のPDSCHにないと決定する。無線デバイスは、MsgB1が第一のPDSCHにない、および/またはMsgB1がMsgAの応答であると決定することに基づいて、MsgB2の受信の後、またはそれに応答して、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、特定のRNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。特定のRNTIは、C-RNTIまたはTC-RNTIであり得る。MsgB1は、特定のRNTIを含んでもよい。無線デバイスは、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)を受信した後、またはそれに応答して、ダウンリンク制御チャネルを介して第二のPDCCHを受信し得る。第二のPDCCHは、第三のDL割り当てを含んでもよい。無線デバイスは、第三のDL割り当てに基づいて、第二のPDSCHを受信し得る。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、および/または2ステップRA手順が成功裏に完了したの後、またはそれに応答して最初に受信されるPDCCHである。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、および/または第一のPDSCHの受信の後、またはそれに応答して最初に受信される。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられたDLまたはUL送信(例えば、新しいDLまたはUL送信)を示すPDCCHであり得る。例えば、無線デバイスは、第一のPDSCHの受信と第二のPDCCHの受信との間でC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信しない。無線デバイスは、第三のDL割り当てに基づいて、第二のPDSCHを受信し得る。第二のPDSCHは、RRCメッセージを含んでもよい。例えば、RRCメッセージは、RRC(再)確立メッセージ、RRCセットアップメッセージ、および/またはRRC再開メッセージのうちの一つであり得る。無線デバイスは、MsgB2の受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信することに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDSCHの受信に応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、第二のPDSCHを受信することに応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。
図32では、無線デバイスは、第一のPDCCHを受信することに応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に応答してアクティブ時間を停止し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDCCHが第一の時間オフセットで受信された第一の時間と、第二のPDCCHが受信された第二の時間との間の第二の期間を含む。例えば、第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、第一のPDCCHを受信した後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、第一のPDCCHが受信される一つまたは複数のシンボルを含む、最も早いCORESETである。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に基づいて、および/または本明細書に記述されるDRX動作に基づいて、一つまたは複数の第一のタイマーを(再)起動してもよく、および/または一つまたは複数の第二のタイマーを停止し得る。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHはDL割り当てを含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerULを含む(例えば、第二のPDCCHはUL許可を含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-InactivityTimer(例えば、新しい送信(DLまたはUL)を示す第二のPDCCH)を含む。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHは、DL割り当てを含む)。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerULを含む(例えば、第二のPDCCHは、UL許可を含む)。
図32では、無線デバイスは、第一のPDCCHを受信することに応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、無線デバイスが第二のPDSCHを受信するまでアクティブ時間を決定し得る(および/または第二のPDSCHを受信するのに応答してアクティブ時間を停止し得る)。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDCCHが第一の時間オフセットで受信された第一の時間と、第二のPDSCHが受信された第二の時間との間の第二の期間を含む。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、第一のPDCCHを受信した後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、第一のPDCCHが受信される一つまたは複数のシンボルを含む、最も早いCORESETである。
図32では、無線デバイスは、第一のPDSCHを受信するのに応答して、アクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDSCHが受信される第一の時間と第二のPDCCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に基づいて、および/または本明細書に記述されるDRX動作に基づいて、一つまたは複数の第一のタイマーを(再)起動してもよく、および/または一つまたは複数の第二のタイマーを停止し得る。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHはDL割り当てを含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerULを含む(例えば、第二のPDCCHはUL許可を含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-InactivityTimer(例えば、新しい送信(DLまたはUL)を示す第二のPDCCH)を含む。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHは、DL割り当てを含む)。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerULを含む(例えば、第二のPDCCHは、UL許可を含む)。
図32では、無線デバイスは、第一のPDSCHを受信するのに応答して、アクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDSCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDSCHが受信される第一の時間と第二のPDSCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。図32では、無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に応答して、アクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDSCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第二のPDCCHが受信される第一の時間と第二のPDSCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、msgB RARウィンドウとは関係なく、2ステップRA手順中にアクティブ時間を決定し得る。例えば、2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順である。例えば、2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順である。無線デバイスは、MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)を送信した後、またはそれに応答して、アクティブ時間の期間を開始し得る。MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)は、RRC要求メッセージを含んでもよい。RRC要求メッセージは、RRC(再)確立要求、RRCセットアップ要求、および/またはRRC再開要求のうちの少なくとも一つであり得る。MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)は、競合解決用の無線デバイス識別子を含んでもよい。MsgA(例えば、MsgAのトランスポートブロック)は、C-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含んでもよい。MsgAの応答は、MsgB1(例えば、TAコマンド、UL許可、DL割り当て、および/または競合解決識別子のうちの少なくとも一つを含む成功RAR)およびMsgB2(例えば、RRC(再)確立、RRCセットアップ、および/またはRRC再開のうちの少なくとも一つを含むRRCメッセージ)であり得る。無線デバイスは、MsMsgB1sMsgB2を含むPDSCHを受信し得る。無線デバイスは、異なるPDSCHを介してMsgB1およびMsgB2を受信し得る。例えば、無線デバイスは、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)を介してMsgB1を受信する。第一のPDSCHは、DL割り当てを含んでもよい。無線デバイスは、DL割り当てに基づいて、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信し得る。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、無線デバイスが、同じPDSCHでMsgB1およびMsgB2を受信するかどうかに基づいて、アクティブ時間の持続時間を決定し得る。一実施例では、図30Aおよび図30Bは、MsgB1およびMsgB2を含む。例えば、図30Aおよび図30Bは、無線デバイスが、同じPDSCH(例えば、図30BのPDSCH)におけるMsgBとしてMsgB1およびMsgB2を受信する例である。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、PDSCHのMAC PDUにおける明示的または黙示的な表示に基づいて、識別し得る。例えば、無線デバイスは、MsgAを送信し、PDSCHを受信する。PDSCHのMAC PDUは、一つまたは複数の応答を含んでもよい。例えば、一つまたは複数の応答のうちの一つは、成功RAR(例えば、MsgB1)であり得る。例えば、一つまたは複数の応答のうちの一つは、RRCメッセージ(例えば、MsgB2)であり得る。例えば、一つまたは複数の応答のうちの一つは、フォールバックRARであり得る。例えば、一つまたは複数の応答は、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含む応答を含み得る。MAC PDUは、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)が同じ応答内にあるかどうかを示す(例えば、第一のフィールドを示す)第一の表示を含み得る。例えば、MAC PDUはMACsubPDUを含む。MACsubPDUは、成功RAR(例えば、MsgB1)および/またはRRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含み得る。例えば、MACsubPDUは、第一の表示(例えば、第一のフィールド)を含む。第一の表示(または第一のフィールド)は、本明細書において第一のMsgB2表示と呼んでもよい。無線デバイスは、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)が同じ応答(例えば、MACsubPDU)にあるかどうかを判定し得る。例えば、一つまたは複数の応答は、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含む単一応答を含み得る。一つまたは複数の応答は、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)に対する単一応答に応答する単一応答を含み得る。MAC PDUは、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)が同じ応答にあるかどうかを示す(例えば、第二のフィールドを示す)第二の表示を含み得る。第二の表示(または第二のフィールド)は、本明細書では第二のMsgB2表示と呼んでもよい。第二の表示(例えば、第二のフィールド)は、一つまたは複数の応答が、単一応答(例えば、成功RAR(例えば、MsgB1)およびRRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含む)を含むかを示し得る。例えば、第二の表示(または第二のフィールド)が、一つまたは複数の応答が単一応答を含むことを示し、および/または応答内のRAPIDフィールド値が、無線デバイスがMsgAを介して送信するプリアンブルの識別子に合致しない場合、無線デバイスは、RRCメッセージ(例えば、MsgB2)を受信しようとし得る。この場合、MsgB1は、DL割り当てを含んでもよい。DL割り当ては、第二のPDSCHのDLスケジューリング情報を示し得る。第二のPDSCHは、RRCメッセージ(例えば、MsgB2)を含み得る。例えば、第二の表示(または第二のフィールド)が、一つまたは複数の応答が単一応答を含むことを示し、および/または応答内のRAPIDフィールド値が、無線デバイスがMsgAを介して送信するプリアンブルの識別子に合致される場合、無線デバイスは、応答を解析し続けることができる。例えば、無線デバイスは、競合解決識別子(例えば、MsgB1またはMsgB2によって示される)が無線デバイス識別子(例えば、MsgAのトランスポートブロックを介して送信される)と合致するかどうかを判定し得る。
図33は、DRX動作の一例である。無線デバイスは、2ステップRA手順の実行を開始することができる。2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順であり得る。例えば、競合ベースの2ステップRA手順について、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択される。2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順であり得る。例えば、競合のない2ステップRA手順については、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択されない。無線デバイスは、MsgAの送信として、プリアンブルおよびトランスポートブロックを送信し得る。無線デバイスは、MsgAの応答についてダウンリンク制御チャネルの監視を開始し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含む場合、C-RNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を含む場合(および/またはトランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含まない場合)、msgB RNTI(またはRA-RNTI)に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して第一のPDCCHを受信し得る。無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して開始するmsgB RARウィンドウ中に第一のPDCCHを受信し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、第一のPDSCH(例えば、MsgB1)を受信するための第一のDL割り当てを示し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがMsgAを介してC-RNTIを送信する場合、C-RNTIにアドレス付けられてもよい。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を送信する場合に、msgB RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられてもよい。無線デバイスは、第一のDL割り当てに基づいて、第一のPDSCHを受信し得る。第一のPDSCHは、MsgB1、MsgAの応答を含んでもよい。例えば、MsgB1は、TAコマンド、UL許可、および/または競合解決識別子のうちの少なくとも一つを含む。無線デバイスは、MsgB1の受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)を受信することに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、(例えば、RAPIDおよび/または競合解決識別子に基づいて)本明細書に記述される例示的実施形態に基づいて、第一のPDSCH(例えば、MAC PDU)からのMsgAの応答として、MsgB1を識別し得る。例えば、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)は、インジケーター(例えば、第一のMsgB2表示および/または第二のMsgB2表示)を含む。無線デバイスは、インジケーターに基づいて、MsgB2が第一のPDSCHにないと決定する。MsgB2は、第二のDL割り当てをさらに含み得る。第二のDL割り当ては、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信するために必要なDLスケジューリング情報を示し得る。無線デバイスは、第二のDL割り当てに基づいて、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信し得る。無線デバイスは、第二のDL割り当てに基づいて、MsgB2が第一のPDSCHにない、および/またはMsgB1がMsgAの応答であると決定することに基づいて、第二のPDSCHを受信しようとし得る。第二のDL割り当ては、一つまたは複数のDL送信パラメーター、例えば、受信タイミング、受信周波数、PDSCHのサイズなどを示し得る。第二のPDSCHは、RRCメッセージを含んでもよい。例えば、RRCメッセージは、RRC(再)確立メッセージ、RRCセットアップメッセージ、および/またはRRC再開メッセージのうちの一つであり得る。無線デバイスは、MsgB2の受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信することに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDSCHの受信に応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、第二のPDSCHを受信することに応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、例えば、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)の受信の後、またはそれに応答して、特定のRNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し始めることができる。特定のRNTIは、C-RNTIまたはTC-RNTIであり得る。MsgB1は、特定のRNTIを含んでもよい。無線デバイスは、第二のPDSCHを受信した(例えば、MsgB2を含む)後、またはそれに応答して、ダウンリンク制御チャネルを介して第二のPDCCHを受信し得る。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、および/または第一のPDSCHの受信の後、またはそれに応答して最初に受信される。例えば、無線デバイスは、第一のPDSCHの受信と第二のPDCCHの受信との間でC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信しない。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、かつ/または第二のPDSCHの受信の後、またはそれに応答して最初に受信されるPDCCHである。例えば、無線デバイスは、第二のPDSCHの受信と第二のPDCCHの受信との間でC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信しない。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、および/または2ステップRA手順が成功裏に完了した後、またはそれに応答して最初に受信されるPDCCHである。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられたDLまたはUL送信(例えば、新しいDLまたはUL送信)を示すPDCCHであり得る。
図33では、無線デバイスは、MsgAの送信に応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し、第一のPDSCHの受信に応答して、アクティブ時間を停止し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、MsgAが第一の時間オフセットで送信される第一の時間と、第一のPDSCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、プリアンブルのプリアンブル送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、トランスポートブロック(および/またはMsgA)のトランスポートブロック(および/またはMsgA)送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。
図33では、無線デバイスは、MsgAの送信に応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、無線デバイスが第二のPDSCHを受信するまでアクティブ時間を決定し得る(および/または第二のPDSCHを受信するのに応答してアクティブ時間を停止し得る)。例えば、アクティブ時間の期間は、MsgAが第一の時間オフセットで送信される第一の時間と第二のPDSCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、プリアンブルのプリアンブル送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、トランスポートブロック(および/またはMsgA)のトランスポートブロック(および/またはMsgA)送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。
図33では、無線デバイスは、MsgAの送信に応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでの時間を決定し得る(および/または第二のPDCCHを受信するのに応答してアクティブ時間を停止し得る)。例えば、アクティブ時間の期間は、MsgAが第一の時間オフセットで送信される第一の時間と第二のPDCCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、プリアンブルのプリアンブル送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、トランスポートブロック(および/またはMsgA)のトランスポートブロック(および/またはMsgA)送信機会の最後のシンボルの後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に基づいて、および/または本明細書に記述されるDRX動作に基づいて、一つまたは複数の第一のタイマーを(再)起動してもよく、および/または一つまたは複数の第二のタイマーを停止し得る。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHはDL割り当てを含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerULを含む(例えば、第二のPDCCHはUL許可を含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-InactivityTimer(例えば、新しい送信(DLまたはUL)を示す第二のPDCCH)を含む。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHは、DL割り当てを含む)。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerULを含む(例えば、第二のPDCCHは、UL許可を含む)。
図34は、DRX動作の一例である。無線デバイスは、2ステップRA手順の実行を開始することができる。2ステップRA手順は、競合ベースの2ステップRA手順であり得る。例えば、競合ベースの2ステップRA手順について、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択される。2ステップRA手順は、競合のない2ステップRA手順であり得る。例えば、競合のない2ステップRA手順については、MsgAを介して無線デバイスによって送信されるプリアンブルは、競合ベースの2ステップRA手順に対して割り当てられた(または構成または割り当てられた)一つまたは複数のプリアンブルの中から無線デバイスのMAC層によって選択されない。無線デバイスは、MsgAの送信として、プリアンブルおよびトランスポートブロックを送信し得る。無線デバイスは、MsgAの応答についてダウンリンク制御チャネルの監視を開始し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含む場合、C-RNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、例えば、トランスポートブロックがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を含む場合(および/またはトランスポートブロックがC-RNTI(例えば、C-RNTI MAC CE)を含まない場合)、msgB RNTI(またはRA-RNTI)に基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを介して第一のPDCCHを受信し得る。無線デバイスは、MsgA(またはMsgAのトランスポートブロック)の送信に応答して開始するmsgB RARウィンドウ中に第一のPDCCHを受信し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、第一のPDSCH(例えば、MsgB1)を受信するための第一のDL割り当てを示し得る。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがMsgAを介してC-RNTIを送信する場合、C-RNTIにアドレス付けられてもよい。第一のPDCCH(例えば、DCI)は、例えば、無線デバイスがRRC要求メッセージ(例えば、CCCH SDU)を送信する場合に、msgB RNTI(またはRA-RNTI)にアドレス付けられてもよい。無線デバイスは、第一のDL割り当てに基づいて、第一のPDSCHを受信し得る。第一のPDSCHは、MsgB1、MsgAの応答を含んでもよい。例えば、MsgB1は、TAコマンド、UL許可、および/または競合解決識別子のうちの少なくとも一つを含む。無線デバイスは、MsgB1の受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)を受信することに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、(例えば、RAPIDおよび/または競合解決識別子に基づいて)本明細書に記述される例示的実施形態に基づいて、第一のPDSCH(例えば、MAC PDU)からのMsgAの応答として、MsgB1を識別し得る。例えば、第一のPDSCH(例えば、MsgB1を含む)は、インジケーター(例えば、第一のMsgB2表示および/または第二のMsgB2表示)を含む。無線デバイスは、インジケーターに基づいて、MsgB2が第一のPDSCHにないと決定する。MsgB2は、第二のDL割り当てをさらに含み得る。第二のDL割り当ては、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信するために必要なDLスケジューリング情報を示し得る。無線デバイスは、第二のDL割り当てに基づいて、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信し得る。無線デバイスは、第二のDL割り当てに基づいて、MsgB2が第一のPDSCHにない、および/またはMsgB1がMsgAの応答であると決定することに基づいて、第二のPDSCHを受信しようとし得る。第二のDL割り当ては、一つまたは複数のDL送信パラメーター、例えば、受信タイミング、受信周波数、PDSCHのサイズなどを示し得る。第二のPDSCHは、RRCメッセージを含んでもよい。例えば、RRCメッセージは、RRC(再)確立メッセージ、RRCセットアップメッセージ、および/またはRRC再開メッセージのうちの一つであり得る。無線デバイスは、MsgB2の受信に応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)を受信することに応答して、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定し得る。無線デバイスは、第一のPDSCHの受信に応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、第二のPDSCHを受信することに応答して、msgB RARウィンドウを停止し得る。無線デバイスは、例えば、第二のPDSCH(例えば、MsgB2を含む)の受信の後、またはそれに応答して、特定のRNTIに基づいて、ダウンリンク制御チャネルを監視し始めることができる。特定のRNTIは、C-RNTIまたはTC-RNTIであり得る。MsgB1は、特定のRNTIを含んでもよい。無線デバイスは、第二のPDSCHを受信した(例えば、MsgB2を含む)後、またはそれに応答して、ダウンリンク制御チャネルを介して第二のPDCCHを受信し得る。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、および/または第一のPDSCHの受信の後、またはそれに応答して最初に受信される。例えば、無線デバイスは、第一のPDSCHの受信と第二のPDCCHの受信との間でC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信しない。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、かつ/または第二のPDSCHの受信の後、またはそれに応答して最初に受信されるPDCCHである。例えば、無線デバイスは、第二のPDSCHの受信と第二のPDCCHの受信との間でC-RNTIにアドレス付けられたPDCCHを受信しない。例えば、第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられ、および/または2ステップRA手順が成功裏に完了した後、またはそれに応答して最初に受信されるPDCCHである。第二のPDCCHは、C-RNTIにアドレス付けられたDLまたはUL送信(例えば、新しいDLまたはUL送信)を示すPDCCHであり得る。
図34では、無線デバイスは、第一のPDCCHの受信に応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、第二のPDSCHの受信に応答してアクティブ時間を停止し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDCCHが第一の時間オフセットで受信された第一の時間と、第二のPDSCHが受信された第二の時間との間の第二の期間を含む。例えば、第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、第一のPDCCHを受信した後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、第一のPDCCHが受信される一つまたは複数のシンボルを含む、最も早いCORESETである。
図34では、無線デバイスは、第一のPDCCHの受信に応答して、第一の時間オフセットでアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでアクティブ時間を決定し得る(および/または第二のPDCCHを受信するのに応答してアクティブ時間を停止し得る)。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDCCHが第一の時間オフセットで受信された第一の時間と、第二のPDCCHが受信された第二の時間との間の第二の期間を含む。第一の時間オフセットは、第一の値(例えば、ゼロ)として事前に定義され得る。例えば、第一の時間オフセットは、CORESETの基準シンボル(例えば、第一のシンボルまたは時間内に最初に位置するシンボル)であり得る。例えば、CORESETは、第一のPDCCHを受信した後の少なくとも一つまたは複数のシンボル(例えば、少なくとも一つのシンボル)である、最も早いCORESETである。例えば、CORESETは、第一のPDCCHが受信される一つまたは複数のシンボルを含む、最も早いCORESETである。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に基づいて、および/または本明細書に記述されるDRX動作に基づいて、一つまたは複数の第一のタイマーを(再)起動してもよく、および/または一つまたは複数の第二のタイマーを停止し得る。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHはDL割り当てを含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerULを含む(例えば、第二のPDCCHはUL許可を含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-InactivityTimer(例えば、新しい送信(DLまたはUL)を示す第二のPDCCH)を含む。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHは、DL割り当てを含む)。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerULを含む(例えば、第二のPDCCHは、UL許可を含む)。
図34では、無線デバイスは、第一のPDSCHを受信するのに応答して、アクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDSCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDSCHが受信される第一の時間と第二のPDSCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。
図34では、無線デバイスは、第一のPDSCHを受信するのに応答して、アクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、MsgB1の受信(および/または、MsgB1が、本明細書に記述される例示的実施形態に基づいて、MsgAの応答であると決定すること)に応答してアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、MsgB1の受信(および/またはMsgB1の受信に基づいて、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定すること)に応答してアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、MsgB1の受信(および/またはMsgB1の受信に基づいて、MsgAの応答の受信が成功していると決定すること)に応答してアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第一のPDSCH(例えば、MsgB1)が受信される第一の時間と第二のPDCCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に基づいて、および/または本明細書に記述されるDRX動作に基づいて、一つまたは複数の第一のタイマーを(再)起動してもよく、および/または一つまたは複数の第二のタイマーを停止し得る。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHはDL割り当てを含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerULを含む(例えば、第二のPDCCHはUL許可を含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-InactivityTimer(例えば、新しい送信(DLまたはUL)を示す第二のPDCCH)を含む。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHは、DL割り当てを含む)。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerULを含む(例えば、第二のPDCCHは、UL許可を含む)。
図34では、無線デバイスは、第二のPDSCHの受信に応答して、アクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、MsgB2の受信(および/または、MsgB2が、本明細書に記述される例示的実施形態に基づいて、MsgAの応答であると決定すること)に応答してアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、MsgB2の受信(および/またはMsgB2の受信に基づいて、2ステップRA手順が成功裏に完了したと決定すること)に応答してアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、MsgB2の受信(および/またはMsgB2の受信に基づいて、MsgAの応答の受信が成功したと判定すること)に応答してアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間として、無線デバイスが第二のPDCCHを受信するまでの時間を決定し得る。例えば、アクティブ時間の期間は、第二のPDSCHが受信される第一の時間と第二のPDCCHが受信される第二の時間との間の第二の期間を含む。無線デバイスは、第二のPDCCHの受信に基づいて、および/または本明細書に記述されるDRX動作に基づいて、一つまたは複数の第一のタイマーを(再)起動してもよく、および/または一つまたは複数の第二のタイマーを停止し得る。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHはDL割り当てを含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-HARQ-RTT-TimerULを含む(例えば、第二のPDCCHはUL許可を含む)。例えば、一つまたは複数の第一のタイマーは、drx-InactivityTimer(例えば、新しい送信(DLまたはUL)を示す第二のPDCCH)を含む。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerDLを含む(例えば、第二のPDCCHは、DL割り当てを含む)。一つまたは複数の第二のタイマーは、drx-RetransmissionTimerULを含む(例えば、第二のPDCCHは、UL許可を含む)。
実施形態によれば、無線デバイスは、第一のプリアンブルと、無線デバイスアイデンティティを含む第一のトランスポートブロックとを含む第一のメッセージを送信し得る。無線デバイスは、第一のメッセージの送信に応答して開始する時間間隔の間に、第一の応答を受信し得る。無線デバイスは、無線デバイスアイデンティティを含む第一の応答に応答して、不連続受信動作のアクティブ時間として時間間隔の一部を決定し得る。無線デバイスは、時間間隔の一部分に基づいて、不連続受信動作に使用される一つまたは複数のネットワーク識別子に基づく制御チャネルを監視(または監視を開始)し得る。無線デバイスは、アクティブ時間中に受信した第二の応答の復号化成功に応答して、アップリンク制御信号を送信し得る。例えば、第二の時間間隔は、無線デバイスアイデンティティを含む第一の応答に応答して開始し得る。例えば、時間間隔は、無線デバイスアイデンティティを含む第一の応答に応答して再開する。例えば、無線デバイスは、時間間隔内に第二の応答を受信する。例えば、アクティブ時間の部分は、第一の応答の受信に応答して開始する。例えば、第一のトランスポートブロックは、無線リソース制御メッセージ要求をさらに含む。例えば、無線リソース制御メッセージ要求は、無線リソース制御(再)確立要求、無線リソース制御セットアップ要求、および/または無線リソース制御再開要求のうちの少なくとも一つを含む。例えば、第二の応答は、無線リソース制御メッセージを含む。例えば、無線リソース制御メッセージは、無線リソース制御(再)確立メッセージ、無線リソース制御セットアップメッセージ、および/または無線リソース制御再開メッセージのうちの少なくとも一つを含む。例えば、無線デバイスは、第一のネットワーク識別子に基づいて、第一のダウンリンク制御情報を受信し、第一のダウンリンク制御情報は、第一の応答を受信するために使用されるダウンリンク割り当てを示す。例えば、一つまたは複数のネットワーク識別子は、第一のネットワーク識別子を含まない。例えば、第一のネットワーク識別子は、2ステップランダムアクセス手順に使用されるランダムアクセスネットワーク識別子である。例えば、一つまたは複数のネットワーク識別子は、セルネットワーク識別子を含む。例えば、無線デバイスは、第一の応答を受信するのに応答して、第一の時間間隔を停止する。例えば、無線デバイスは、第二の応答を受信することに応答して第一の時間間隔を停止する。例えば、第一の応答は、第二の応答を受信するためのダウンリンク割り当てをさらに含む。例えば、無線デバイスは、ダウンリンク割り当てに基づいて、第二の応答を受信する。例えば、無線デバイスは、第一の応答を受信することに応答して、アクティブ時間の終了を決定する。例えば、無線デバイスは、第二の応答を受信することに応答して、アクティブ時間の終了を決定する。例えば、無線デバイスは、第二の応答をスケジューリングするダウンリンク制御情報の受信に応答して、アクティブ時間の終了を決定する。例えば、無線デバイスは、2ステップランダムアクセス手順のための第一のメッセージを送信する。例えば、2ステップランダムアクセス手順は、競合ベースの2ステップランダムアクセス手順である。一例では、2ステップランダムアクセス手順は、競合のない2ステップランダムアクセス手順である。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、第一のプリアンブルと、無線デバイスアイデンティティを含む第一のトランスポートブロックとを含む第一のメッセージを送信し得る。無線デバイスは、第一のメッセージの送信に応答して開始する時間間隔の間に第一の応答を受信し得る。無線デバイスは、無線デバイスアイデンティティを示す第一の応答に応答して、不連続受信動作のアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間に基づいて、不連続受信動作に使用される一つまたは複数のネットワーク識別子に基づく制御チャネルを監視(または監視を開始)し得る。無線デバイスは、アクティブ時間中に受信した第二の応答の復号化成功に応答して、アップリンク制御信号を送信し得る。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、第一のプリアンブルを含む第一のメッセージおよび/または無線デバイスアイデンティティを含む第一のトランスポートブロックを送信し得る。無線デバイスは、第一のメッセージの送信に応答して開始する時間間隔の間に、第一のメッセージの第一の応答を受信し得る。無線デバイスは、第一の応答によって示されるダウンリンク割り当てに基づいて、第一のメッセージの第二の応答を受信し得る。無線デバイスは、第二の応答を受信することに応答して、不連続受信動作のアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間に基づいて、不連続受信動作に使用される一つまたは複数のネットワーク識別子に基づく制御チャネルを監視し始めることができる。例えば、無線デバイスは、第一の応答の受信に応答して、第一の時間間隔を停止すると決定し得る。例えば、無線デバイスは、第二の応答を受信するのに応答して、第一の時間間隔を停止すると決定し得る。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、第一のプリアンブルを含む第一のメッセージおよび/または無線デバイスアイデンティティを含む第一のトランスポートブロックを送信し得る。無線デバイスは、第一のメッセージの送信に応答して、時間間隔を開始することができる。無線デバイスは、第一のメッセージの送信に応答して、不連続受信動作のアクティブ時間を開始し得る。無線デバイスは、アクティブ時間の間に、不連続受信動作に使用される一つまたは複数のネットワーク識別子に基づいて、制御チャネルを監視し始めることができる。無線デバイスは、時間間隔の間に無線デバイスアイデンティティを示す第一の応答を受信し得る。
図35は、本開示の例示的な実施形態の一態様に基づくフロー図である。3510で、無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むメッセージを送信し得る。トランスポートブロックは、無線デバイスの無線デバイスアイデンティティを示し得る。トランスポートブロックは送信機会を介して送信され得る。3520で、無線デバイスは、無線デバイスの不連続受信(DRX)動作が、時間ウィンドウの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内にあると決定し得る。時間ウィンドウは送信機会の後に少なくとも一つのシンボルである無線デバイスの制御リソースセットの第一のシンボルで開始され得る。3530で、無線デバイスは、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを介して、メッセージに対する応答を受信し得る。無線デバイスは、DRX動作がDRXアクティブ時間内にあるという決定に基づいて、応答を受信し得る。3540で、無線デバイスは、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。無線デバイスは、応答の受信に応答して、DRX動作がDRXアクティブ時間内にないという判定に基づいて、監視を停止し得る。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、2ステップランダムアクセス手順のメッセージを送信し得る。無線デバイスは、DRX動作を構成するDRX構成パラメーターを受信し得る。無線デバイスは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)送信機会を介して、プリアンブルを送信し得る。送信機会は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信機会であり得る。無線デバイスは、応答のために、メッセージB無線ネットワーク一時識別子(MSGB-RNTI)を使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、PRACH送信機会および/またはPUSCH送信機会の無線リソースパラメーターに基づいて、MSGB-RNTIを決定し得る。無線デバイスは、DRX動作がDRXアクティブ時間内にあるという判定に基づいて、DRX動作に使用される一つまたは複数のネットワーク識別子を使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、応答を受信することに応答して、時間ウィンドウを停止し得る。DRX動作がDRXアクティブ時間内にないという決定は、時間ウィンドウの停止に応答し得る。DRX動作は、時間ウィンドウが実行中である間、DRXアクティブ時間内であり得る。トランスポートブロックは、無線デバイスのC-RNTIを示すセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)を含み得る。C-RNTIは、無線デバイスアイデンティティを示し得る。無線デバイスは、応答のために、C-RNTI MAC CEを含むトランスポートブロックに基づいて、C-RNTIを使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。応答は、C-RNTIにアドレス付けられたダウンリンク制御情報(DCI)であり得る。無線デバイスは、応答がC-RNTIにアドレス付けられたDCIであること応答して、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。DCIは、送信に対する許可を含んでもよい。許可はアップリンク許可とすることができる。許可は、ダウンリンク割り当てとすることができる。無線デバイスは、送信が新しい送信であることに応答して、DRXイナクティビティタイマーを起動し得る。無線デバイスは、DRXイナクティビティタイマーが実行中である間に、DRX動作がアクティブ時間内にあると決定し得る。無線デバイスは、アクティブ時間の間に、送信の再送信のための第二の許可を含む第二のDCIを受信し得る。無線デバイスは、第二のDCIに応答して、DRXハイブリッド自動反復要求(HARQ)ラウンドトリップ時間(RTT)タイマーを開始し得る。無線デバイスは、DRX HARQ RTTタイマーの満了に応答してDRX再送信タイマーを起動してもよく、DRX動作は、DRX再送信タイマーの実行に基づいてDRXアクティブ時間内にある。
無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むメッセージを送信し得る。トランスポートブロックは、無線デバイスの無線デバイスアイデンティティを示し得る。トランスポートブロックは送信機会を介して送信され得る。無線デバイスは、無線デバイスの不連続受信(DRX)動作が、時間ウィンドウの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内にあると決定してもよく、時間ウィンドウは送信機会後に少なくとも一つのシンボルである無線デバイスの制御リソースセットの第一のシンボルで始まる。無線デバイスは、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを介して、決定に基づいて、メッセージに対する応答を受信し得る。DRX動作は、応答に応答してDRXアクティブ時間内になくてもよい。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、DRX動作がDRXアクティブ時間ではないことに基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。無線デバイスは、応答を受信することに応答して、時間ウィンドウを停止し得る。DRX動作がDRXアクティブ時間内にないという決定は、時間ウィンドウの停止に応答し得る。DRX動作は、時間ウィンドウが実行中である間、DRXアクティブ時間内であり得る。
無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むメッセージを送信し得る。無線デバイスは、不連続受信(DRX)アクティブ時間の間に、メッセージに対する応答を受信し得る。DRXアクティブ時間は、トランスポートブロックの送信機会の後に少なくとも一つのシンボルを開始する時間ウィンドウに基づいてもよい。
例示的な実施形態によれば、トランスポートブロックは、無線デバイスアイデンティティを示し得る。トランスポートブロックは送信機会を介して送信され得る。無線デバイスは、無線デバイスのDRX動作が、時間ウィンドウの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内にあると決定し得る。無線デバイスは、DRX動作が応答の受信に応答してDRXアクティブ時間内にないという決定に基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。時間ウィンドウは送信機会後の少なくとも一つのシンボルである無線デバイスの制御リソースセットの第一のシンボルから開始され得る。
無線デバイスは、不連続受信(DRX)アクティブ時間の間に、メッセージに対する応答を受信し得る。メッセージは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含み得る。DRXアクティブ時間は、トランスポートブロックの送信機会の後に少なくとも一つのシンボルを開始する時間ウィンドウに基づいて決定され得る。
例示的な実施形態によれば、無線デバイスは、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むメッセージを送信し得る。無線デバイスは、2ステップランダムアクセス手順のためにメッセージを送信し得る。トランスポートブロックは送信機会を介して送信され得る。時間ウィンドウは送信機会後の少なくとも一つのシンボルである無線デバイスの制御リソースセットの第一のシンボルから開始され得る。無線デバイスは、無線デバイスのDRX動作が、時間ウィンドウの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内にあると決定し得る。無線デバイスは、DRX動作が応答の受信に応答してDRXアクティブ時間内にないという決定に基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルの監視を停止し得る。無線デバイスは、応答のために、メッセージB無線ネットワーク一時識別子(MSGB-RNTI)を使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、DRX動作がDRXアクティブ時間内にあるという判定に基づいて、DRX動作に使用される一つまたは複数のネットワーク識別子を使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。無線デバイスは、応答を受信することに応答して、時間ウィンドウを停止し得る。DRX動作は、時間ウィンドウが実行中である間、DRXアクティブ時間内であり得る。トランスポートブロックは、無線デバイスのC-RNTIを示すセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)を含み得る。C-RNTIは、無線デバイスアイデンティティを示し得る。無線デバイスは、応答のために、C-RNTI MAC CEを含むトランスポートブロックに基づいて、C-RNTIを使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視し得る。応答は、C-RNTIにアドレス付けられたダウンリンク制御情報(DCI)であり得る。無線デバイスは、応答がC-RNTIにアドレス付けられたDCIであること応答して、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。DCIは、送信に対する許可を含んでもよい。許可はアップリンク許可とすることができる。許可は、ダウンリンク割り当てとすることができる。無線デバイスは、送信が新しい送信であることに応答して、DRXイナクティビティタイマーを起動し得る。無線デバイスは、DRXイナクティビティタイマーが実行中である間に、DRX動作がアクティブ時間内にあると決定し得る。無線デバイスは、アクティブ時間の間に、送信の再送信のための第二の許可を含む第二のDCIを受信し得る。無線デバイスは、第二のDCIに応答して、DRXハイブリッド自動反復要求(HARQ)ラウンドトリップ時間(RTT)タイマーを開始し得る。無線デバイスは、DRX HARQ RTTタイマーの満了に応答して、DRX再送信タイマーを起動し得る。DRX動作は、DRX再送信タイマーの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内であり得る。
図36は、本開示の例示的な実施形態の一態様に基づくフロー図である。3610で、基地局は、無線デバイスから、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むメッセージを受信し得る。トランスポートブロックは、無線デバイスアイデンティティを示し得る。トランスポートブロックは送信機会を介して送信され得る。3620で、基地局は、無線デバイスの不連続受信(DRX)動作が、時間ウィンドウの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内にあると決定し得る。時間ウィンドウは送信機会の後に少なくとも一つのシンボルである無線デバイスの制御リソースセットの第一のシンボルで開始され得る。3630で、基地局は、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを介して、およびDRX動作がDRXアクティブ時間内にあるという決定に基づいて、メッセージへの応答を送信し得る。DRX動作は、応答の送信に応答してDRXアクティブ時間内になくてもよい。
例示的な実施形態によれば、メッセージは、2ステップランダムアクセス手順のためのものであり得る。基地局は、DRX動作を構成するDRX構成パラメーターを送信し得る。基地局は、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)送信機会を介して、プリアンブルを受信し得る。送信機会は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信機会であり得る。基地局は、無線デバイスが、応答のために、メッセージB無線ネットワーク一時識別子(MSGB-RNTI)を使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視していると決定し得る。基地局は、DRX動作がDRXアクティブ時間内にあるという判定に基づいて、DRX動作に使用される一つまたは複数のネットワーク識別子を使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを無線デバイスが監視すると決定し得る。基地局は、応答の送信に応答して、時間ウィンドウを停止し得る。DRX動作がDRXアクティブ時間内にないという決定は、時間ウィンドウの停止に応答し得る。DRX動作は、時間ウィンドウが実行中である間、DRXアクティブ時間内であり得る。トランスポートブロックは、無線デバイスのC-RNTIを示すセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)を含み得る。基地局は、無線デバイスが、C-RNTIを使用して、C-RNTI MAC CEを含むトランスポートブロックに基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視していると決定し得る。C-RNTIは、無線デバイスアイデンティティを示し得る。応答は、C-RNTIにアドレス付けられたダウンリンク制御情報(DCI)であり得る。基地局は、応答がC-RNTIにアドレス付けられたDCIであることに応答して、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。DCIは、送信に対する許可を含んでもよい。許可はアップリンク許可とすることができる。許可は、ダウンリンク割り当てとすることができる。基地局は、送信が新しい送信であることに応答して、DRXイナクティビティタイマーを開始し得る。基地局は、DRX動作が、DRXイナクティビティタイマーが実行中である、アクティブ時間内にあると決定し得る。基地局は、アクティブ時間の間、送信の再送信のための第二の許可を含む第二のDCIを送信し得る。基地局は、第二のDCIに応答して、DRXハイブリッド自動反復要求(HARQ)ラウンドトリップ時間(RTT)タイマーを開始し得る。基地局は、DRX HARQ RTTタイマーの満了に応答して、DRX再送信タイマーを起動し得る。DRX動作は、DRX再送信タイマーの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内であり得る。
基地局は、無線デバイスに、かつ不連続受信(DRX)アクティブ時間の間に、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むメッセージへの応答を送信してもよく、DRXアクティブ時間は、トランスポートブロックの送信機会の後に少なくとも一つのシンボルを開始する時間ウィンドウに基づいて決定される。
例示的な実施形態によれば、基地局は、プリアンブルおよびトランスポートブロックを含むメッセージを受信し得る。基地局は、2ステップランダムアクセス手順のためのメッセージを受信し得る。基地局は、送信機会を介してトランスポートブロックを受信し得る。時間ウィンドウは送信機会後の少なくとも一つのシンボルである無線デバイスの制御リソースセットの第一のシンボルから開始され得る。基地局は、無線デバイスのDRX動作が、時間ウィンドウの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内にあると決定し得る。DRX動作は、応答の受信に応答してDRXアクティブ時間内になくてもよい。基地局は、無線デバイスが、応答のために、メッセージB無線ネットワーク一時識別子(MSGB-RNTI)を使用して、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視していると決定し得る。基地局は、DRX動作に使用される一つまたは複数のネットワーク識別子を使用して、決定に基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを、無線デバイスが監視することを決定し得る。基地局は、応答の送信に応答して、時間ウィンドウを停止し得る。DRX動作は、時間ウィンドウが実行中である間、DRXアクティブ時間内であり得る。トランスポートブロックは、無線デバイスのC-RNTIを示すセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)媒体アクセス制御制御要素(MAC CE)を含み得る。C-RNTIは、無線デバイスアイデンティティを示し得る。基地局は、無線デバイスが、C-RNTIを使用して、C-RNTI MAC CEを含むトランスポートブロックに基づいて、一つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを監視していると決定し得る。応答は、C-RNTIにアドレス付けられたダウンリンク制御情報(DCI)であり得る。基地局は、応答がC-RNTIにアドレス付けられたDCIであることに応答して、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。DCIは、送信に対する許可を含んでもよい。許可はアップリンク許可とすることができる。許可は、ダウンリンク割り当てとすることができる。基地局は、送信が新しい送信であることに応答して、DRXイナクティビティタイマーを開始し得る。基地局は、DRX動作が、DRXイナクティビティタイマーが実行中である、アクティブ時間内にあると決定し得る。基地局は、アクティブ時間の間、送信の再送信のための第二の許可を含む第二のDCIを送信し得る。基地局は、第二のDCIに応答して、DRXハイブリッド自動反復要求(HARQ)ラウンドトリップ時間(RTT)タイマーを開始し得る。基地局は、DRX HARQ RTTタイマーの満了に応答して、DRX再送信タイマーを起動し得る。DRX動作は、DRX再送信タイマーの実行に基づいて、DRXアクティブ時間内であり得る。