JP7262034B2 - リソース取得手順 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2020年2月13日に出願された米国仮特許出願第62/975,909号の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
本開示では、さまざまな実施形態が、開示された技術がどのように実装され得るか、および/または開示された技術がどのように環境およびシナリオで実践され得るかの実施例として提示される。関連技術分野の当業者には、範囲から逸脱することなく、形態および詳細のさまざまな変更を行うことができることは明らかであろう。実際、明細書を読んだ後、代替的な実施形態を実装する方法が関連技術分野の当業者に明らかになるであろう。本実施形態は、例示的な実施形態のいずれによっても限定されるべきではない。本開示の実施形態は、添付図面を参照して説明される。開示された例示的実施形態からの制限、特徴、および/または要素が組み合わせられ、本開示の範囲内でさらなる実施形態を作成することができる。機能と利点を強調する図は、例としてのみ示される。開示されたアーキテクチャーは、示される以外の方式で利用することができるように、十分に柔軟で構成可能である。例えば、いかなるフローチャートにリストされたアクションも、いくつかの実施形態で再配列され、または任意選択としてのみ使用され得る。
実施形態は、必要に応じて動作するように構成され得る。開示された機構は、例えば、無線デバイス、基地局、無線環境、ネットワーク、上記の組み合わせなどで、特定の基準が満たされるときに実行され得る。例示的な基準は、例えば、無線デバイスまたはネットワークノード構成、トラフィック負荷、初期システム設定、パケットサイズ、トラフィック特性、上記の組み合わせなどに少なくとも部分的に基づいてもよい。一つまたは複数の基準が満たされると、さまざまな例示的実施形態が適用されることができる。従って、開示されたプロトコルを選択的に実装する例示的実施形態を実装することが可能であり得る。
基地局は、無線デバイスの混合と通信することができる。無線デバイスおよび/または基地局は、複数の技術、および/または同じ技術の複数のリリースをサポートすることができる。無線デバイスは、無線デバイスのカテゴリーおよび/または能力に応じて、いくつかの特定の能力を有し得る。本開示が複数の無線デバイスと通信する基地局に言及する場合、本開示は、カバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及することができる。本開示は、例えば、所定の能力を含み、基地局の所定のセクターにある、所定のLTEまたは5Gリリースの複数の無線デバイスに言及することができる。本開示における複数の無線デバイスは、選択された複数の無線デバイス、および/または開示された方法などに従って実行するカバレッジエリア内の全無線デバイスのサブセットに言及することができる。開示された方法に準拠し得ないカバレッジエリアに複数の基地局または複数の無線デバイスが存在し得る。例えば、それらの無線デバイスまたは基地局は、LTEまたは5G技術の古いリリースに基づき実行される。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
受信することであって、
リソース選択手順の、サイドリンクプリエンプションによるリソース選択のための、感知ウィンドウ、
前記リソース選択手順の、前記リソース選択のための、選択ウィンドウ、および
リソース予約のための一つまたは複数の予約期間、を示す一つまたは複数の構成パラメーターを無線デバイスで受信することと、
前記選択ウィンドウ内で、候補リソースを含む候補リソースセットを初期化することと、
除外することであって、
前記第一のリソースが、前記一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること、および
前記第二のリソースが前記感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットから第一のリソースを除外することと、
受信することであって、
前記第一のリソースのリソース予約、および
第一の優先度レベル、を示すサイドリンク制御情報(SCI)を受信することと、
送信することであって、前記第一のリソースを介して、
前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値より低いこと、および
前記第一の優先度レベルが、サイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも低いことに基づき、前記サイドリンク送信を送信することと、を含む、方法。
(項目2)
受信することであって、
リソース選択手順の感知ウィンドウ、
前記リソース選択手順の選択ウィンドウ、および
リソース予約のための一つまたは複数の予約期間、を示す一つまたは複数の構成パラメーターを無線デバイスで受信することと、
前記選択ウィンドウ内で、候補リソースを含む候補リソースセットを初期化することと、
除外することであって、
前記第一のリソースが、前記一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること、および
前記第二のリソースが前記感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットから第一のリソースを除外することと、
前記第一のリソースのリソース予約を示すサイドリンク制御情報(SCI)を受信することと、
前記第一のリソースを介して、および前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも低いことに基づき、サイドリンク送信を送信することと、を含む、方法。
(項目3)
前記リソース選択手順が、サイドリンクプリエンプションによるリソース選択のためのものである、項目2に記載の方法。
(項目4)
前記SCIが、第一の優先度レベルを示す、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記送信することが、前記第一の優先度レベルが前記サイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも低いことに基づき前記サイドリンク送信を送信することをさらに含む、項目4に記載の方法。
(項目6)
無線デバイスによって、リソース選択手順の選択ウィンドウ内の候補リソースを含む候補リソースセットを初期化することと、
除外することであって、
前記第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること、および
前記第二のリソースが前記リソース選択手順の感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットから第一のリソースを除外することと、
前記第一のリソースのリソース予約を示すサイドリンク制御情報(SCI)を受信することと、
前記第一のリソースを介して、および前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも低いことに基づき、サイドリンク送信を送信することと、を含む、方法。
(項目7)
受信することであって、
前記リソース選択手順の前記感知ウィンドウ、
前記リソース選択手順の前記選択ウィンドウ、および
リソース予約の前記一つまたは複数の予約期間、を示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することをさらに含む、項目6に記載の方法。
(項目8)
前記リソース選択手順が、サイドリンクプリエンプションによるリソース選択のためのものである、項目7に記載の方法。
(項目9)
前記SCIが、第一の優先度レベルを示す、項目8に記載の方法。
(項目10)
前記送信することが、前記第一の優先度レベルが前記サイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも低いことに基づき前記サイドリンク送信を送信することをさらに含む、項目9に記載の方法。
(項目11)
無線デバイスによって、候補リソースセットを初期化することと、
除外することであって、
前記第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること、および
前記第二のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットから第一のリソースを除外することと、
前記第一のリソースのリソース予約を示すサイドリンク制御情報(SCI)を受信することと、
前記第一のリソースを介して、サイドリンク送信を送信することと、を含む、方法。
(項目12)
前記候補リソースセットが、リソース選択手順の選択ウィンドウ内に候補リソースを含む、項目11に記載の方法。
(項目13)
前記感知ウィンドウが、前記リソース選択手順のものである、項目12に記載の方法。
(項目14)
受信することであって、
前記リソース選択手順の前記感知ウィンドウ、
前記リソース選択手順の前記選択ウィンドウ、および
リソース予約の前記一つまたは複数の予約期間、を示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することをさらに含む、項目13に記載の方法。
(項目15)
前記リソース選択手順が、サイドリンクプリエンプションによるリソース選択のためのものである、項目14に記載の方法。
(項目16)
前記SCIが、第一の優先度レベルを示す、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記送信することが、前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも低いことに基づき前記サイドリンク送信を送信することをさらに含む、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記送信することが、前記第一の優先度レベルが前記サイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも低いことに基づき前記サイドリンク送信を送信することをさらに含む、項目17に記載の方法。
(項目19)
前記SCIの前記受信に基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目18に記載の方法。
(項目20)
前記追加に基づき、前記候補リソースセットから前記第一のリソースを選択することをさらに含む、項目19に記載の方法。
(項目21)
前記サイドリンク送信の前記送信が、前記第一のリソースの前記選択に基づく、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記追加することが、前記第一のリソースのサイズが前記候補リソースの候補リソースのサイズと合致することに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記追加することが、前記第一のリソースの前記RSRPが前記RSRP閾値よりも低いことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目21~22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記追加することが、前記第一の優先度レベルが前記第二の優先度レベルよりも低いことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目21~23のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記追加することが、前記感知ウィンドウ内のチャネルビジー比(CBR)測定値が第一のCBR閾値よりも大きいことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目21~24のいずれか一項に記載の方法。
(項目26)
前記追加することが、前記感知ウィンドウ内のCBR測定値が第二のCBR閾値よりも低いことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目21~25のいずれか一項に記載の方法。
(項目27)
前記追加することが、前記候補リソースセット内の残りの候補リソース数が、前記第一のリソースを除外した後、前記選択ウィンドウ内の前記候補リソースの一部よりも少ないことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目21~26のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記追加することが、前記RSRP閾値が最大値よりも高いことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目21~27のいずれか一項に記載の方法。
(項目29)
前記候補リソースが、単一スロットリソースである、項目11に記載の方法。
(項目30)
受信することであって、
リソース選択手順の、サイドリンクプリエンプションによるリソース選択のための選択ウィンドウ、および
リソース予約のための一つまたは複数の予約期間、を示す一つまたは複数の構成パラメーターを無線デバイスで受信することと、
初期化することであって、
第一のリソースと、
第二のリソースと、を含む候補リソースセットを、前記選択ウィンドウ内で初期化することと、
除外することであって、
前記第一のリソースが前記一つまたは複数の予約期間によって第三のリソースからオフセットされること、および
前記第三のリソースが前記リソース選択手順の感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットから前記第一のリソースを除外することと、
決定することであって、
前記第一のリソースが前記除外に基づき、前記候補リソースセットのメンバーではないこと、
受信したサイドリンク制御情報(SCI)が、
前記第一のリソースのリソース予約、および
第一の優先度レベルを示すこと、
前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも高いこと、および
前記第一のリソースの第一の優先度レベルがサイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも高いことに基づき、前記サイドリンク送信のために前記除外された第一のリソースを使用しないと決定することと、
前記第二のリソースを介して、前記サイドリンク送信を送信することと、を含む、方法。
(項目31)
受信することであって、
リソース選択手順の選択ウィンドウ、および
リソース予約のための一つまたは複数の予約期間、を示す一つまたは複数の構成パラメーターを無線デバイスで受信することと、
初期化することであって、
第一のリソースと、
第二のリソースと、を含む候補リソースセットを、前記選択ウィンドウ内で初期化することと、
除外することであって、
前記第一のリソースが前記一つまたは複数の予約期間によって第三のリソースからオフセットされること、および
前記第三のリソースが前記リソース選択手順の感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットから前記第一のリソースを除外することと、
決定することであって、
前記第一のリソースが前記除外に基づき、前記候補リソースセットのメンバーではないこと、
受信したサイドリンク制御情報(SCI)が前記第一のリソースのリソース予約を示すこと、および
前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも高いことに基づき、サイドリンク送信のために前記除外された第一のリソースを使用しないと決定することと、
前記第二のリソースを介して、前記サイドリンク送信を送信することと、を含む、方法。
(項目32)
前記リソース選択手順が、サイドリンクプリエンプションによるリソース選択のためのものである、項目31に記載の方法。
(項目33)
前記SCIが、第一の優先度レベルを示す、項目32に記載の方法。
(項目34)
前記決定が、前記第一の優先度レベルが前記サイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも高いことに基づき、前記除外された第一のリソースを使用しないと決定することをさらに含む、項目33に記載の方法。
(項目35)
無線デバイスによって、
第一のリソースと、
第二のリソースと、を含む候補リソースセットを、初期化することと、
除外することであって、
前記第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第三のリソースからオフセットされること、および
前記第三のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットから前記第一のリソースを除外することと、
決定することであって、
前記第一のリソースが、前記除外に基づき、前記候補リソースセットのメンバーではないこと、および
受信したサイドリンク制御情報(SCI)が前記第一のリソースのリソース予約を示すことに基づき、サイドリンク送信のために前記除外された第一のリソースを使用しないと決定することと、
前記第二のリソースを介して、前記サイドリンク送信を送信することと、を含む、方法。
(項目36)
無線デバイスによって、
前記第一のリソースが、
前記第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第三のリソースからオフセットされること、および
前記第三のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、候補リソースセットのメンバーではないこと、および
受信したサイドリンク制御情報(SCI)が前記第一のリソースのリソース予約を示すことに応答して、サイドリンク送信に対する第一のリソースを使用しないと決定することと、
前記候補リソースセットの第二のリソースを介して、前記サイドリンク送信を送信することと、を含む、方法。
(項目37)
初期化することであって、
前記第一のリソースと、
前記第二のリソースとを含む、前記候補リソースセットを初期化することをさらに含む、項目36に記載の方法。
(項目38)
前記候補リソースセットが、リソース選択手順の選択ウィンドウ内に候補リソースを含む、項目36~37のいずれか一項に記載の方法。
(項目39)
前記感知ウィンドウが、リソース選択手順のものである、項目36~38のいずれか一項に記載の方法。
(項目40)
受信することであって、
リソース選択手順の前記感知ウィンドウ、
前記リソース選択手順の選択ウィンドウ、および
リソース予約の前記一つまたは複数の予約期間、を示す一つまたは複数の構成パラメーターを受信することをさらに含む、項目36~39のいずれか一項に記載の方法。
(項目41)
前記リソース選択手順が、サイドリンクプリエンプションによるリソース選択のためのものである、項目40に記載の方法。
(項目42)
前記SCIが、第一の優先度レベルを示す、項目41に記載の方法。
(項目43)
前記決定が、前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも高いことに基づき、前記第一のリソースを使用しないと決定することをさらに含む、項目42に記載の方法。
(項目44)
前記決定が、前記第一の優先度レベルが前記サイドリンク送信の前記第二の優先度レベルよりも高いことに基づき、前記第一のリソースを使用しないと決定することをさらに含む、項目43に記載の方法。
(項目45)
無線デバイスによって送信することであって、
前記第一のリソースが、
前記第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること、および
前記第二のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットのメンバーではないこと、および
受信したサイドリンク制御情報(SCI)が前記第一のリソースのリソース予約を示すことに応答して、候補リソースセットの第一のリソース以外のリソースを介して、サイドリンク送信を送信することを含む、方法。
(項目46)
前記受信したSCIに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目45に記載の方法。
(項目47)
前記追加に基づき、前記候補リソースセットから前記第一のリソースを選択することをさらに含む、項目46に記載の方法。
(項目48)
前記サイドリンク送信の前記送信が、前記第一のリソースの前記選択に基づく、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記追加することが、前記第一のリソースのサイズが候補リソースのサイズと合致することに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記追加することが、前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも低いことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目48~49のいずれか一項に記載の方法。
(項目51)
前記追加することが、第一の優先度レベルが第二の優先度レベルよりも低いことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目48~50のいずれか一項に記載の方法。
(項目52)
前記追加することが、前記感知ウィンドウ内のチャネルビジー比(CBR)測定値が第一のCBR閾値よりも大きいことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目48~51のいずれか一項に記載の方法。
(項目53)
前記追加することが、前記感知ウィンドウ内のCBR測定値が第二のCBR閾値よりも低いことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目48~52のいずれか一項に記載の方法。
(項目54)
前記追加することが、前記候補リソースセット内の候補リソースの残りの数が、選択ウィンドウ内の前記候補リソースの一部よりも少ないことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目48~53のいずれか一項に記載の方法。
(項目55)
前記追加することが、RSRP閾値が最大値よりも高いことに基づき、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、項目48~54のいずれか一項に記載の方法。
(項目56)
前記候補リソースセットの候補リソースが、単一スロットリソースである、項目45に記載の方法。
(項目57)
無線デバイスであって、
一つまたは複数のプロセッサーと、
前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記無線デバイスに項目1~56のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶するメモリーと、を含む、無線デバイス。
(項目58)
一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記一つまたは複数のプロセッサーに項目1~56のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を含む、非一時的コンピューター可読媒体。
(項目59)
システムであって、
第一の無線デバイスと、
第二の無線デバイスであって、
一つまたは複数のプロセッサーと、
前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記第二の無線デバイスに、
候補リソースセットを初期化することと、
除外することであって、
前記第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること、および
前記第二のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットから第一のリソースを除外することと、
前記第一のリソースのリソース予約を示すサイドリンク制御情報(SCI)を受信することと、および
前記第一のリソースを介して前記第一の無線デバイスに、サイドリンク送信を送信することと、を実行させる命令を記憶するメモリーとを含む、第二の無線デバイスと、を含む、システム。
(項目60)
システムであって、
第一の無線デバイスと、
第二の無線デバイスであって、
一つまたは複数のプロセッサーと、
前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されるとき、前記第二の無線デバイスに、
前記第一のリソースが、
前記第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること、および
前記第二のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、前記候補リソースセットのメンバーではないこと、および
受信したサイドリンク制御情報(SCI)が前記第一のリソースのリソース予約を示すことに応答して、候補リソースセットの第一のリソース以外のリソースを介してサイドリンク送信を第一の無線デバイスに送信することを実行させる、命令を格納するメモリーとを含む、第二の無線デバイスと、を含む、システム。
本開示のさまざまな実施形態のうちのいくつかの実施例が、図面を参照して本明細書に記載される。
図1Aおよび図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、移動体通信ネットワークの実施例を示す。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、新しい無線(NR)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコルスタックを示す。
図3は、図2AのNRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層間で提供されるサービスの実施例を示す。
図4Aは、図2AのNRユーザープレーンプロトコルスタックを通る例示的なダウンリンクデータフローを示す。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーのフォーマット例を示す。
図5Aおよび図5Bはそれぞれ、ダウンリンクとアップリンクの論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル間のマッピングを示す。
図6は、UEのRRC状態遷移を示す例示的な図である。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。
図8は、NRキャリアの時間および周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。
図9は、NRキャリアに対して三つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。
図10Aは、二つのコンポーネントキャリアを有する三つのキャリアアグリゲーション構成を示す。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように一つまたは複数のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。
図11Aは、SS/PBCHブロック構造および位置の実施例を示す。
図11Bは、時間および周波数ドメインにマッピングされたCSI-RSの実施例を示す。
図12Aおよび図12Bはそれぞれ、三つのダウンリンクおよびアップリンクビーム管理手順の実施例を示す。
図13A、図13B、および図13Cはそれぞれ、4ステップ競合ベースのランダムアクセス手順、2ステップ競合のないランダムアクセス手順、および別の2ステップランダムアクセス手順を示す。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。
図14Bは、CORESETおよびPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。
図15は、基地局と通信する無線デバイスの実施例を示す。
図16Aは、16B、16C、および図16Dは、アップリンクおよびダウンリンク送信のための例示的な構造を示す。
図17は、本開示の実施形態の態様による、デバイス間(D2D)通信の実施例である。
図18は、本開示の実施形態の態様による、サイドリンク動作のためのリソースプールの実施例である。
図19は、本開示の例示的実施形態の態様による、リソース選択手順のタイミングの実施例である。
図20は、本開示の例示的実施形態の態様による、第一のトランスポートブロック(TB)に対するリソース表示と、第二のTBに対するリソース予約の実施例である。
図21は、本開示の例示的実施形態の態様による、無線デバイスによるリソース選択手順のフローチャートである。
図22は、本開示の例示的実施形態の態様による、第一の除外の実施例である。
図23は、本開示の例示的実施形態の態様による、リソース取得手順のフローチャートである。
図24は、本開示の例示的実施形態の態様による、SCI復号化に基づく、リソース取得手順のフローチャートである。
図25は、本開示の例示的実施形態の態様による、サイドリンク送信の時間/周波数リソースとPSFCHリソースとの間の関連付けマッピングの実施例である。
図26は、本開示の例示的実施形態の態様による、PSFCH監視に基づく、リソース取得手順の一例である。
図27は、本開示の例示的実施形態の態様による、リソース取得手順のフローチャートである。
図28は、本開示の例示的実施形態の態様による、リソース取得手順のフローチャートである。
図29は、本開示の例示的実施形態の態様による、リソース取得手順のフローチャートである。
図30は、本開示の例示的実施形態の態様による、リソース取得手順のフローチャートである。
図31は、本開示の例示的実施形態の態様による、SCI復号化に基づくリソース取得手順の一例である。
図32は、本開示の例示的実施形態の態様のフロー図を示す。
図33は、本開示の例示的実施形態の態様のフロー図を示す。
図34は、本開示の例示的実施形態の態様のフロー図を示す。
図35は、本開示の例示的実施形態の態様のフロー図を示す。
(発明の詳細な説明)
本明細書では、「a」と「an」および同様の語句は「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈される。同様に、接尾辞「(s)」で終わる任意の用語は、「少なくとも一つ」および「一つまたは複数」として解釈されるべきである。本明細書では、用語「may」は「例えば、~であり得る」として解釈される。言い換えると、用語「may」は、用語「may」に続く語句が複数の適切な可能性の一つの実施例であり、種々の実施形態の一つまたは複数によって用いられても用いられなくてもよいことを示す。本明細書で使用される場合、用語「含む(comprises)」および「からなる(consists of)」は、記載される要素の一つまたは複数の構成要素を列挙する。用語「含む(comprises)」は、「含む(includes)」と互換性があり記載される要素に含まれる列挙されていない構成要素を除外しない。対照的に、「からなる(consists of)」は、記述される要素の一つまたは複数の構成要素の完全な列挙を提供する。本明細書で使用される場合、用語「に基づく」は、例えば、「のみに基づく」というよりも、むしろ「少なくとも部分的に基づく」と解釈されるべきである。本明細書で使用される場合、「および/または」という用語は、列挙された要素の任意の可能な組み合わせを表す。例えば、「A、B、および/またはC」は、A、B、C、AおよびB、AおよびC、BおよびC、またはA、B、およびCを表し得る。
AおよびBがセットであり、Aの全ての要素がBの要素でもある場合、AはBのサブセットと呼ばれる。本明細書では、非空集合およびサブセットのみが考慮される。例えば、B={セル1、セル2}の可能なサブセットは、{セル1}、{セル2}、および{セル1、セル2}である。「に基づき」(または同等に「に少なくとも基づき」)というフレーズは、用語「に基づき」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「に応答して」(または同等に「に少なくとも応答して」)というフレーズは、フレーズ「に応答して」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「に応じて」(または同等に「に少なくとも応じて」)というフレーズは、フレーズ「に応じて」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に用いられる場合と用いられない場合とがある多数の好適な可能性の一つの実施例であることを示す。「採用/使用」(または同等に「少なくとも採用/使用」)というフレーズは、フレーズ「採用/使用」に続くフレーズがさまざまな実施形態の一つまたは複数に使用される場合とされない場合とがある多数の適切な可能性の一つの実施例であることを示す。
用語「構成される」は、装置が動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、装置の容量に関連し得る。「構成される」とは、デバイスが動作状態にあるか非動作状態にあるかにかかわらず、デバイスの動作特性に影響するデバイスの特定の設定に言及することもできる。換言すれば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、レジスタ、メモリー値などは、デバイスが特定の特性を提供するために、デバイスが動作状態または非動作状態にあるかどうかにかかわらず、デバイス内で「構成され」得る。「装置において発生する制御メッセージ」などの用語は、装置が動作状態か非動作状態かにかかわらず、制御メッセージが装置における特定の特性を構成するために使用することができる、または装置における特定のアクションを実装するために使用することができるパラメーターを有することを意味し得る。
本開示では、パラメーター(または同等にフィールド、または情報要素:IEと呼ばれる)は、一つまたは複数の情報オブジェクトを含むことができ、情報オブジェクトは、一つまたは複数の他のオブジェクトを含むことができる。例えば、パラメーター(IE)Nがパラメーター(IE)Mを含み、パラメーター(IE)Mがパラメーター(IE)Kを含み、パラメーター(IE)Kがパラメーター(情報要素)Jを含む場合、例えば、NはKを含み、NはJを含む。例示的実施形態においては、一つまたは複数のメッセージが複数のパラメーターを含むとき、それは、複数のパラメーターのうちのパラメーターが一つまたは複数のメッセージのうちの少なくとも一つに含まれるが、一つまたは複数のメッセージの各々に含まれる必要はないことを意味する。
さらにまた、上記で提示された多くの特徴は、「may」の使用または括弧の使用により任意選択であるものとして説明される。簡潔さおよび読みやすさのために、本開示は、任意選択の特徴のセットから選択することによって得られ得るありとあらゆる変更を明示的に記載していない。本開示は、そのような全ての変更を明示的に開示すと解釈されるべきである。例えば、三つの任意選択の特徴を有するものとして説明されたシステムは、七つの方式、すなわち、三つの可能な特徴の一つのみ、三つの特徴のいずれか二つ、または三つの特徴の三つによって具現化されることができる。
開示された実施形態で説明される要素の多くは、モジュールとして実装され得る。ここで、モジュールは、定義された機能を実行し、他の要素への定義されたインターフェイスを有する要素として定義される。本開示で説明されるモジュールは、ハードウェア、ハードウェアと組み合わせたソフトウェア、ファームウェア、ウェットウェア(例えば、生物学的要素を有するハードウェア)、またはそれらの組み合わせで実装されてもよく、それらは、挙動的に等価とすることができる。例えば、モジュールは、ハードウェアマシン(C、C++、Fortran、Java(登録商標)、Basic、Matlab(登録商標)など)もしくはSimulink、Stateflow、GNU Octave、またはLabVIEWMathScriptで実行されるように構成されるコンピューター言語で記述されたソフトウェアルーチンで実装され得る。ディスクリートまたはプログラム可能なアナログ、デジタル、および/または量子ハードウェアを組み込む物理ハードウェアを使用してモジュールを実装することも可能であり得る。プログラム可能なハードウェアの実施例には、コンピューター、マイクロコントローラー、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コンプレックスプログラマブル論理デバイス(CPLD)が含まれる。コンピューター、マイクロコントローラー、およびマイクロプロセッサーは、アセンブリー、C、C++などの言語を使用してプログラムされる。FPGA、ASIC、CPLDは、多くの場合、プログラマーブルデバイスの機能が少ない内部ハードウェアモジュール間の接続を構成するVHSICハードウェア記述言語(VHDL)またはVerilogなどのハードウェア記述言語(HDL)を使用してプログラムされる。機能モジュールの結果を達成するために、上記の技術がしばしば組み合わせて使用される。
図1Aは、本開示の実施形態が実装され得る移動体通信ネットワーク100の実施例を示す。移動体通信ネットワーク100は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行される公共の土地移動体ネットワーク(PLMN)であり得る。図1Aに示すように、移動体通信ネットワーク100は、コアネットワーク(CN)102、無線アクセスネットワーク(RAN)104、および無線デバイス106を含む。
CN102は、無線デバイス106に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のデータネットワーク(DN)へのインターフェイスを提供し得る。インターフェイス機能の一部として、CN102は、無線デバイス106と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、無線デバイス106を認証し、充電機能を提供し得る。
RAN104は、エアーインターフェイス上で無線通信を介して、CN102を無線デバイス106に接続し得る。無線通信の一部として、RAN104は、スケジューリング、無線リソース管理、および再送信プロトコルを提供し得る。エアーインターフェイス上でRAN104から無線デバイス106への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェイス上で無線デバイス106からRAN104への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、周波数分割二重化(FDD)、時間分割二重化(TDD)、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
無線デバイスという用語は、本開示全体を通して、無線通信が必要または利用可能な任意のモバイルデバイスまたは固定(非携帯)デバイスを指し、および包含するために使用され得る。例えば、無線デバイスは、電話、スマートフォン、タブレット、コンピューター、ラップトップ、センサー、メーター、ウェアラブルデバイス、モノのインターネット(IoT)装置、車両道路側ユニット(RSU)、中継ノード、自動車、および/またはそれらの任意の組み合わせであり得る。無線デバイスという用語は、ユーザー機器(UE)、ユーザー端末(UT)、アクセス端末(AT)、モバイルステーション、受話器、無線送受信ユニット(WTRU)、および/または無線通信装置を含む、他の用語を包含する。
RAN104は、一つまたは複数の基地局(図示せず)を含み得る。基地局という用語は、ノードB(UMTSおよび/または3G標準に関連付けられる)、進化したノードB(eNB、E-UTRAおよび/または4G規格と関連)、遠隔無線ヘッド(RRH)、一つまたは複数のRRHに結合されたベースバンド処理ユニット、ドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピーターノードまたは中継ノード、次世代進化ノードB(ng-eNB)、生成ノードB(gNB、NRおよび/または5G規格と関連)、アクセスポイント(AP、例えばWiFiまたはその他の適切な無線通信規格に関連している)、および/またはそれらの任意の組み合わせを指し、かつそれを包含するために、本開示全体を通して使用され得る。基地局は、少なくとも一つのgNB中央ユニット(gNB-CU)および少なくとも一つのgNB分散ユニット(gNB-DU)を含み得る。
RAN104に含まれる基地局は、無線デバイス106とエアーインターフェイス上で通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含み得る。例えば、一つまたは複数の基地局は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含み得る。セルのサイズは、受信機(例えば、基地局受信機)が、セルで動作する送信機(例えば、無線デバイス送信機)から送信を首尾よく受信できる範囲によって決定され得る。一緒に、基地局のセルは、無線デバイス可動性をサポートするために、広い地理的エリアにわたって無線デバイス106に無線カバレッジを提供し得る。
三つのセクターサイトに加えて、基地局の他の実装も可能である。例えば、RAN104の一つまたは複数の基地局は、三つより多いまたはそれ未満のセクターを有するセクターサイトとして実装され得る。RAN104の一つまたは複数の基地局は、アクセスポイントとして、複数の遠隔無線ヘッド(RRH)に結合されたベースバンド処理ユニットとして、および/またはドナーノードのカバレッジエリアを拡張するために使用されるリピータまたは中継ノードとして実装され得る。RRHに結合されたベースバンド処理ユニットは、集中型またはクラウドRANアーキテクチャーの一部であってもよく、ベースバンド処理ユニットは、ベースバンド処理ユニットのプール内に集中型であるか、または仮想化されていてもよい。リピーターノードは、ドナーノードから受信した無線信号を増幅および再ブロードキャストし得る。中継ノードは、リピーターノードと同じ/類似の機能を実行し得るが、ドナーノードから受信した無線信号を復号化して、無線信号を増幅および再ブロードキャストする前にノイズを除去し得る。
RAN104は、類似のアンテナパターンおよび類似の高レベル送信電力を有するマクロセル基地局の均質なネットワークとして展開され得る。RAN104は、異種ネットワークとして展開され得る。異種ネットワークでは、小さなセル基地局を使用して、例えば、マクロセル基地局によって提供される比較的大きなカバレッジエリアと重複するカバレッジエリアなど、小さなカバレッジエリアを提供することができる。小さなカバレッジエリアは、データトラフィックの多いエリア(またはいわゆるホットスポット)、またはマクロセルカバレッジが弱いエリアに提供され得る。スモールセル基地局の実施例としては、カバレッジエリアが縮小する順に、マイクロセル基地局、ピコセル基地局、およびフェムトセル基地局またはホーム基地局が挙げられる。
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))は、図1Aの移動体通信ネットワーク100と同様の移動体通信ネットワークの仕様のグローバル標準化を提供するために1998年に形成される。現在までに、3GPP(登録商標)は、ユニバーサルモバイル通信システム(UMTS)として知られる第三世代(3G)ネットワーク、ロング・ターム・エボリューション(LTE)として知られる第四世代(4G)ネットワーク、および5Gシステム(5GS)として知られる第五世代(5G)ネットワークという、三世代のモバイルネットワークの仕様を生産している。本開示の実施形態は、次世代RAN(NG-RAN)と呼ばれる、3GPP(登録商標) 5GネットワークのRANを参照して記載される。実施形態は、図1AのRAN104、以前の3Gおよび4GネットワークのRAN、およびまだ仕様化されていない将来のネットワーク(例えば、3GPP(登録商標) 6Gネットワーク)などの他の移動体通信ネットワークのRANに適用可能であり得る。NG-RANは、新しい無線(NR)として知られる5G無線アクセス技術を実装し、4G無線アクセス技術または非3GPP(登録商標)無線アクセス技術を含むその他の無線アクセス技術を実装するために供給され得る。
図1Bは、本開示の実施形態が実装され得る、別の実施例の移動体通信ネットワーク150を示す。移動体通信ネットワーク150は、例えば、ネットワークオペレーターによって実行されるPLMNであり得る。図1Bに示すように、移動体通信ネットワーク150は、5Gコアネットワーク(5G-CN)152、NG-RAN154、およびUE156AおよびUE156B(総称してUE156)を含む。これらの構成要素は、図1Aに関して説明された対応する構成要素と同じまたは同様の方法で実装および動作することができる。
5G-CN152は、UE156に、パブリックDN(例えば、インターネット)、プライベートDN、および/またはオペレーター内DNなどの一つまたは複数のDNへのインターフェイスを提供する。インターフェイス機能の一部として、5G-CN152は、UE156と一つまたは複数のDNとの間のエンドツーエンドの接続をセットアップし、UE156を認証し、充電機能を提供し得る。3GPP(登録商標) 4GネットワークのCNと比較して、5G-CN152のベースは、サービスベースのアーキテクチャーであり得る。これは、5G-CN152を構成するノードのアーキテクチャーが、他のネットワーク機能へのインターフェイスを介してサービスを提供するネットワーク機能として定義され得ることを意味する。5G‐CN152のネットワーク機能は、専用もしくは共有ハードウェア上のネットワーク要素として、専用もしくは共有ハードウェア上で動作するソフトウェアインスタンスとして、またはプラットフォーム(例えば、クラウドベースのプラットフォーム)上でインスタンス化された仮想化機能として、いくつかの方法で実装され得る。
図1Bに示すように、5G-CN152は、簡単に説明できるように、図1Bで一つの構成要素AMF/UPF158として示すように、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)158Aおよびユーザープレーン機能(UPF)158Bを含む。UPF158Bは、NG-RAN154と一つまたは複数のDNとの間のゲートウェイとして機能し得る。UPF158Bは、パケットルーティングおよび転送、パケット検査およびユーザープレーンポリシールールの施行、トラフィック利用の報告、一つまたは複数のDNへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類、ユーザープレーンに対するサービス品質(QoS)処理(例えば、パケットフィルターリング、ゲーティング、アップリンク/ダウンリンクレート実施、およびアップリンクトラフィック検証)、ダウンリンクパケットバッファリング、およびダウンリンクデータ通知トリガーなどの機能を実行し得る。UPF158Bは、イントラ/インター無線アクセス技術(RAT)モビリティのアンカーポイント、一つまたは複数のDNに相互接続される外部プロトコル(またはパケット)データユニット(PDU)セッションポイント、および/または分岐ポイントとして機能して、マルチホームPDUセッションをサポートし得る。UE156は、UEとDNとの間の論理接続である、PDUセッションを介してサービスを受信するように構成され得る。
AMF158Aは、非アクセス層(NAS)シグナリングの終了、NASシグナリングセキュリティ、アクセス層(AS)セキュリティ制御、3GPP(登録商標)アクセスネットワーク間のモビリティのためのCN間ノードシグナリング、アイドルモードUE到達可能性(例えば、ページング再送信の制御と実行)、登録エリア管理、システム内およびシステム間モビリティサポート、アクセス認証、ローミング権限のチェックを含むアクセス許可、モビリティ管理制御(サブスクリプションとポリシー)、ネットワークスライシングのサポート、および/またはセッション管理機能(SMF)の選択などの機能を実行できる。NASは、CNとUEの間で動作する機能を指してもよく、ASは、UEとRANの間で動作する機能を指し得る。
5G-CN152は、わかりやすくするために図1Bに示されていない一つまたは複数の追加のネットワーク機能を含み得る。例えば、5G-CN152は、セッション管理機能(SMF)、NRリポジトリ機能(NRF)、ポリシー制御機能(PCF)、ネットワーク露出機能(NEF)、統一データ管理(UDM)、アプリケーション機能(AF)、および/または認証サーバー機能(AUSF)のうちの一つまたは複数を含んでもよい。
NG-RAN154は、5G-CN 152を、エアーインターフェイス上で無線通信を介してUE156に接続し得る。NG-RAN154は、gNB160AおよびgNB160Bとして図示された一つまたは複数のgNB(まとめてgNB160)および/またはng-eNB162Aおよびng-eNB162Bとして図示された一つまたは複数のng-eNB(まとめてng-eNB162)を含み得る。gNB160およびng-eNB162は、より一般的に基地局と呼んでもよい。gNB160およびng-eNB162は、エアーインターフェイス上でUE156と通信するための一つまたは複数のアンテナのセットを含み得る。例えば、gNB160の一つまたは複数および/またはng-eNB162の一つまたは複数は、三つのセル(またはセクター)をそれぞれ制御するための三つのアンテナセットを含んでもよい。合わせて、gNB160およびng-eNB162のセルは、UEモビリティをサポートするために、広い地理的エリアにわたってUE156に無線カバレッジを提供し得る。
図1Bに示すように、gNB160および/またはng-eNB162は、NGインターフェイスによって5G-CN152に接続されてもよく、Xnインターフェイスによって他の基地局に接続され得る。NGおよびXnインターフェイスは、インターネットプロトコル(IP)トランスポートネットワークなどの基となるトランスポートネットワーク上に、直接的な物理的接続および/または間接的な接続を使用して確立され得る。gNB160および/またはng-eNB162は、UuインターフェイスによってUE156に接続され得る。例えば、図1Bに示すように、gNB160Aは、UuインターフェイスによってUE156Aに接続され得る。NG、Xn、およびUuインターフェイスは、プロトコルスタックに関連付けられている。インターフェイスに関連付けられるプロトコルスタックは、データおよびシグナリングメッセージを交換するため図1Bのネットワーク要素によって使用されてもよく、ユーザープレーンおよび制御プレーンの二つのプレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理し得る。制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
gNB160および/またはng-eNB162は、一つまたは複数のNGインターフェイスによって、AMF/UPF158など、5G-CN152の一つまたは複数のAMF/UPF機能に接続され得る。例えば、gNB160Aは、NGユーザープレーン(NG-U)インターフェイスによって、AMF/UPF158のUPF158Bに接続され得る。NG-Uインターフェイスは、gNB160AとUPF158B間のユーザープレーンPDUの供給を提供し得る(例えば、非保証送達)。gNB160Aは、NG制御プレーン(NG-C)インターフェイスを使用してAMF158Aに接続できる。NG-Cインターフェイスは、例えば、NGインターフェイス管理、UEコンテキスト管理、UEモビリティ管理、NASメッセージの転送、ページング、PDUセッション管理および構成転送および/または警告メッセージ送信を提供することができる。
gNB160は、Uuインターフェイス上のUE156に向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。例えば、gNB160Aは、第一のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Aに向かってNRユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。ng-eNB162は、Uuインターフェイス上のUE156に向かって、Evolved UMTS地上無線アクセス(E‐UTRA)ユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供してもよく、E‐UTRAは3GPP(登録商標) 4G無線アクセス技術を指す。例えば、ng-eNB162Bは、第二のプロトコルスタックに関連付けられるUuインターフェイス上で、UE156Bに向かってE‐UTRAユーザープレーンおよび制御プレーンプロトコル終端を提供し得る。
5G-CN152は、NRおよび4Gの無線アクセスを処理するように構成されると記述された。当業者であれば、NRが4Gコアネットワークに、「非スタンドアローン動作」として知られるモードで接続することが可能であり得ることを理解するであろう。非スタンドアローン動作では、4Gコアネットワークを使用して、制御プレーン機能(例えば、初期アクセス、モビリティ、およびページング)を提供する(または少なくともサポートする)。一つのAMF/UPF158のみが図1Bに示されるが、一つのgNBまたはng-eNBは、複数のAMF/UPFノードに接続されて、冗長性を提供し、および/または複数のAMF/UPFノードにわたって共有をロードし得る。
論じるように、図1Bにおいて、ネットワーク要素間のインターフェイス(例えば、Uu、Xn、およびNGインターフェイス)がデータおよびシグナリングメッセージを交換するためにネットワーク要素が使用するプロトコルスタックと関連付けられてもよい。プロトコルスタックは、二つのプレーン、すなわち、ユーザープレーンおよび制御プレーンを含み得る。ユーザープレーンは、ユーザーにとって関心対象のデータを処理してもよく、制御プレーンは、ネットワーク要素に対する関心対象のシグナリングメッセージを処理し得る。
図2Aおよび図2Bはそれぞれ、UE210とgNB220の間にあるUuインターフェイス用のNRユーザープレーンおよびNR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2Aおよび図2Bに示されるプロトコルスタックは、例えば、図1Bに示されるUE156AとgNB160Aとの間のUuインターフェイスに使用されるものと同じまたは類似であり得る。
図2Aは、UE210およびgNB220に実装された五つの層を含むNRユーザープレーンプロトコルスタックを示す。プロトコルスタックの底部で、物理層(PHYs)211および221は、プロトコルスタックの上位層にトランスポートサービスを提供してもよく、オープンシステム相互接続(OSI)モデルの層1に対応し得る。PHY211および221の上の次の四つのプロトコルは、メディアアクセス制御層(MAC)212および222、無線リンク制御層(RLC)213および223、パケットデータ収束プロトコル層(PDCP)214および224、ならびにサービスデータアプリケーションプロトコル層(SDAP)215および225を含む。合わせて、これらの四つのプロトコルは、OSIモデルの層2またはデータリンク層を構成し得る。
図3は、NRユーザープレーンプロトコルスタックのプロトコル層間に提供されるサービスの実施例を示す。図2Aおよび図3の上からスタートして、SDAP215および225は、QoSフロー処理を実行し得る。UE210は、UE210とDNとの間の論理接続であり得る、PDUセッションを介してサービスを受信し得る。PDUセッションは、一つまたは複数のQoSフローを有し得る。CNのUPF(例えば、UPF158B)は、QoS要件(例えば、遅延、データレート、および/またはエラーレートに関して)に基づき、PDUセッションの一つまたは複数のQoSフローにIPパケットをマッピングし得る。SDAP215および225は、一つまたは複数のQoSフローと一つまたは複数のデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除は、gNB220でSDAP225によって決定され得る。UE210でのSDAP215は、gNB220から受信した反射マッピングまたは制御シグナリングを介して、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピングについて通知され得る。反射マッピングについては、gNB220でのSDAP225は、ダウンリンクパケットを、UE210のSDAP215によって観察されて、QoSフローとデータ無線ベアラとの間のマッピング/マッピング解除を決定することができる、QoSフローインジケーター(QFI)でマークし得る。
PDCP214およびPDCP224は、エアーインターフェイス上で送信する必要のあるデータ量を低減するためのヘッダー圧縮/解凍、エアーインターフェイス上で送信されるデータの不正な復号化を防止するための暗号/暗号解除、および完全性保護(制御メッセージが意図されたソースから発信されることを確実にするため)を行ってもよい。PDCP214および224は、例えば、未送信のパケットの再送信、パケットのシーケンス内送達および再シーケンス、ならびにgNB内ハンドオーバーのために、重複して受信されたパケットの除去を実行し得る。PDCP214および224は、受信されるパケットの可能性を改善し、受信機で、任意の重複パケットを除去するために、パケット重複を実行し得る。パケット重複は、高信頼性を必要とするサービスに有用であり得る。
図3には示されていないが、PDCP214および224は、二重接続シナリオにおいて、分割無線ベアラとRLCチャネルとの間のマッピング/マッピング解除を実行し得る。二重接続は、UEが二つのセル、またはより一般的には、マスターセルグループ(MCG)およびセカンダリーセルグループ(SCG)の二つのセルグループに接続することを可能にする技術である。分割ベアラは、SDAP215および225へのサービスとしてPDCP214および224によって提供される無線ベアラの一つなどの単一無線ベアラが、二重接続でセルグループによって処理されるときである。PDCP214および224は、セルグループに属するRLCチャネル間で分割無線ベアラをマッピング/マッピング解除し得る。
RLC213および223は、それぞれ、MAC212および222から受信した複製データユニットのセグメンテーション、自動反復要求(ARQ)を通した再送信、および除去を実行し得る。RLC213および223は、トランスペアレントモード(TM)、未確認応答モード(UM)、および確認応答モード(AM)の三つの送信モードをサポートし得る。RLCが動作している送信モードに基づき、RLCは、指摘された機能のうちの一つまたは複数を実行し得る。このRLC構成は、ヌメロロジおよび/または送信時間間隔(TTI)期間に依存せずに論理チャネル毎とすることができる。図3に示すように、RLC213および223は、それぞれPDCP214および224にサービスとしてRLCチャネルを提供し得る。
MAC212およびMAC222は、論理チャネルの多重化/多重分離、および/または論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを実行し得る。多重化/多重分離は、PHY211および221へ/から送達されるトランスポートブロック(TB)へ/からの一つまたは複数の論理チャネルに属するデータユニットの多重化/多重分離を含んでもよい。MAC222は、動的スケジューリングによって、UE間の、スケジューリング、スケジューリング情報レポート、および優先度処理を行うように構成され得る。スケジューリングは、ダウンリンクおよびアップリンクのためにgNB220(MAC222にて)で実施され得る。MAC212および222は、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)(例えば、キャリアアグリゲーション(CA)の場合、キャリアごとに一つのHARQエンティティ)を通して、エラー訂正、論理チャネル優先順位付けによるUE210の論理チャネル間の優先度処理、および/またはパディングを行うように構成され得る。MAC212およびMAC222は、一つまたは複数のヌメロロジおよび/または送信タイミングをサポートし得る。一実施例では、論理チャネル優先順位付けにおけるマッピング制限により、論理チャネルがどのヌメロロジおよび/または送信タイミングを使用することができるかを制御することができる。図3に示すように、MAC212および222は、サービスとしてRLC213および223に論理チャネルを提供し得る。
PHY211および221は、エアーインターフェイス上で情報を送受信するために、物理チャネルへのトランスポートチャネルのマッピングおよびデジタルおよびアナログ信号処理機能を実行し得る。これらのデジタルおよびアナログ信号処理機能は、例えば、符号化/復号化および変調/復調を含み得る。PHY211および221は、マルチアンテナマッピングを実行し得る。図3に示すように、PHY211および221は、サービスとして、MAC212および222に一つまたは複数のトランスポートチャネルを提供し得る。
図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るダウンリンクデータフローの実施例を示す。図4Aは、NRユーザープレーンプロトコルスタックを通した三つのIPパケット(n、n+1、およびm)のダウンリンクデータフローを示し、gNB220で二つのTBを生成する。NRユーザープレーンプロトコルスタックを通るアップリンクデータフローは、図4Aに示すダウンリンクデータフローと類似し得る。
図4Aのダウンリンクデータフローは、SDAP225が、一つまたは複数のQoSフローから三つのIPパケットを受信し、三つのパケットを無線ベアラにマッピングしたときに開始する。図4Aでは、SDAP225は、IPパケットnおよびn+1を第一の無線ベアラ402にマッピングし、IPパケットmを第二の無線ベアラ404にマッピングする。SDAPヘッダー(図4Aで「H」とラベル付けされる)がIPパケットに追加される。より高いプロトコル層から/へのデータユニットは、より低いプロトコル層のサービスデータユニット(SDU)と呼ばれ、より低いプロトコル層へ/からのデータユニットは、より高いプロトコル層のプロトコルデータユニット(PDU)と呼ばれる。図4Aに示すように、AP225からのデータユニットは、より低いプロトコル層PDCP224のSDUであり、SDAP225のPDUである。
図4Aの残りのプロトコル層は、関連する機能(例えば、図3に関して)を実行し、対応するヘッダーを追加し、それぞれの出力を次の下層に転送し得る。例えば、PDCP224は、IPヘッダー圧縮および暗号化を実行し、その出力をRLC223に転送し得る。RLC223は、任意選択で(例えば、図4AのIPパケットmについて示されるように)セグメンテーションを実行し、その出力をMAC222に転送することができる。MAC222は、いくつかのRLC PDUを多重化してもよく、MACサブヘッダーをRLC PDUに取り付けてトランスポートブロックを形成し得る。NRでは、図4Aに示すように、MACサブヘッダーはMAC PDU全体に分散され得る。LTEでは、MACサブヘッダーはMAC PDUの先頭に完全に配置され得る。NR MAC PDU構造は、MAC PDUサブヘッダーが、完全なMAC PDUが組み立てられる前に計算され得るため、処理時間および関連遅延を低減し得る。
図4Bは、MAC PDUにおけるMACサブヘッダーのフォーマット例を示す。MACサブヘッダーには、MACサブヘッダーが対応しているMAC SDUの長さ(バイト単位など)を示すためのSDU長さフィールド、MAC SDUが多重分離プロセスを支援するために開始した論理チャネルを識別するための論理チャネル識別子(LCID)フィールド、SDU長さフィールドのサイズを示すためのフラグ(F)、および将来使用するための予約ビット(R)フィールドが含まれる。
図4Bはさらに、MAC223またはMAC222などのMACによってMAC PDUに挿入されるMAC制御要素(CE)を示す。例えば、図4Bは、MAC PDUに挿入された二つのMAC CEを示す。MAC CEは、ダウンリンク送信(図4Bに示されるように)のためMAC PDUの開始に、およびアップリンク送信のためMAC PDUの終わりに挿入され得る。MAC CEは、インバンド制御シグナリングに使用され得る。MAC CEの実施例としては、バッファ状態レポートや電力ヘッドルームレポートなどのスケジューリング関連MAC CE、PDCP重複検出の起動/停止、チャネル状態情報(CSI)レポート、サウンディング基準信号(SRS)送信、および事前構成済みコンポーネント、のためのものなどの起動/停止MAC CE、不連続受信(DRX)関連MAC CE、タイミング進行MAC CE、およびランダムアクセス関連MAC CEが挙げられる。MAC CEは、MAC SDUに説明されるのと類似したフォーマットのMACサブヘッダーによって先行されてもよく、MAC CEに含まれる制御情報のタイプを示すLCIDフィールドに予約値で識別され得る。
NR制御プレーンプロトコルスタックを説明する前に、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル、ならびにチャネルタイプ間のマッピングを最初に説明する。一つまたは複数のチャネルを使用して、後述するNR制御プレーンプロトコルスタックに関連する機能を実行し得る。
図5Aおよび図5Bは、それぞれダウンリンクおよびアップリンクについて、論理チャネル、トランスポートチャネル、および物理チャネル間のマッピングを示す。情報は、NRプロトコルスタックのRLC、MAC、およびPHY間のチャネルを通して送信される。論理チャネルは、RLCとMACとの間で使用することができ、NR制御プレーン内に制御および構成情報を伝達する制御チャネルとして、またはNRユーザープレーン内にデータを伝達するトラフィックチャネルとして分類することができる。論理チャネルは、特定のUE専用の専用論理チャネルとして、または複数のUEによって使用され得る共通の論理チャネルとして分類され得る。論理チャネルはまた、それが運ぶ情報のタイプによって定義され得る。NRによって定義される論理チャネルのセットには、例えば、
- 位置がセルレベルでネットワークに知られていないUEをページングするために使用されるページングメッセージを表示するためのページング制御チャネル(PCCH)と、
- マスター情報ブロック(MIB)およびいくつかのシステム情報ブロック(SIB)の形態でシステム情報メッセージを伝達するためのブロードキャスト制御チャネル(BCCH)であって、システム情報メッセージがUEによって使用されて、セルがどのように構成され、セル内でどのように動作するかについての情報を取得し得る、ブロードキャスト制御チャネルと、
- ランダムアクセスとともに制御メッセージを送信するための共通制御チャネル(CCCH)と、
- UEを構成するために、特定のUEとの間で制御メッセージを送信するための専用制御チャネル(DCCH)と、
- ユーザーデータを特定のUEとの間で送信するための専用トラフィックチャネル(DTCH)とを含む。
トランスポートチャネルは、MAC層とPHY層の間で使用され、それらが送信する情報をエアーインターフェイス上でどのように送信するかによって定義され得る。NRによって定義されるトランスポートチャネルのセットには、例えば、
- PCCHから発信されたページングメッセージを送信するためのページングチャネル(PCH)と、
- BCCHからMIBを運ぶためのブロードキャストチャネル(BCH)と、
- BCCHからのSIBを含む、ダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージの送信用のダウンリンク共有チャネル(DL-SCH)
- アップリンクデータおよびシグナリングメッセージを送信するためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)と、
- 事前スケジューリングなしに、UEがネットワークに接続できるようにするランダムアクセスチャネル(RACH)と、を含む。
PHYは、物理チャネルを使用して、PHYの処理レベル間で情報を渡すことができる。物理チャネルは、一つまたは複数のトランスポートチャネルの情報を運ぶための時間周波数リソースの関連セットを有し得る。PHYは、制御情報を生成して、PHYの低レベル動作をサポートし、L1/L2制御チャネルとして知られる物理制御チャネルを介して、PHYの低レベルへ制御情報を提供し得る。NRによって定義される物理チャネルおよび物理制御チャネルのセットは、例えば、
- BCHからMIBを運ぶための物理ブロードキャストチャネル(PBCH)と、
- DL-SCHからのダウンリンクデータおよびシグナリングメッセージ、ならびにPCHからのページングメッセージを運ぶための物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)と、
- ダウンリンクスケジューリングコマンド、アップリンクスケジューリング許可、およびアップリンク電力制御コマンドを含み得る、ダウンリンク制御情報(DCI)を運ぶための物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)と、
- UL-SCHおよび以下に記載されるように、一部の例ではアップリンク制御情報(UCI)からアップリンクデータおよびシグナリングメッセージを運ぶための物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)と、
- HARQ確認応答、チャネル品質インジケーター(CQI)、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、ランクインジケーター(RI)、およびスケジューリング要求(SR)を含み得る、UCIを運ぶための物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)と、
- ランダムアクセスのための物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)と、を含む。
物理制御チャネルと同様に、物理層は、物理層の低レベル動作をサポートするために物理信号を生成する。図5Aおよび図5Bに示すよう、NRによって定義される物理層信号には、プライマリー同期信号(PSS)、セカンダリー同期信号(SSS)、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)、復調基準信号(DMRS)、サウンディング基準信号(SRS)、および位相トラッキング基準信号(PT-RS)が含まれる。これらの物理層信号は、以下でより詳細に説明される。
図2Bは、NR制御プレーンプロトコルスタックの実施例を示す。図2Bにおいて、NR制御プレーンプロトコルスタックは、NRユーザープレーンプロトコルスタックの実施例と同じ/類似の第一の四つのプロトコル層を使用し得る。これら四つのプロトコル層には、PHY211および221、MAC212および222、RLC213および223、ならびにPDCP214および224が含まれる。NRユーザープレーンプロトコルスタックのように、スタックの上部にSDAP215および225を有する代わりに、NR制御プレーンスタックは、NR制御プレーンプロトコルスタックの上部に無線リソース制御(RRC)216および226、ならびにNASプロトコル217および237を持つ。
NASプロトコル217および237は、UE210とAMF230(例えば、AMF158A)の間、またはより一般的には、UE210とCNとの間に制御プレーン機能を提供し得る。NASプロトコル217および237は、NASメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、UE210とAMF230との間に制御プレーン機能を提供し得る。UE210とAMF230の間には、NASメッセージを送信できる直接経路はない。NASメッセージは、UuおよびNGインターフェイスのASを使用して送信され得る。NASプロトコル217および237は、認証、セキュリティ、接続セットアップ、モビリティ管理、およびセッション管理などの制御プレーン機能を提供し得る。
RRC216および226は、UE210とgNB220との間に、またはより一般的には、UE210とRANとの間に制御プレーン機能を提供し得る。RRC216および226は、RRCメッセージと呼ばれるシグナリングメッセージを介して、UE210とgNB220との間に制御プレーン機能を提供し得る。RRCメッセージは、シグナリング無線ベアラ、および同一/類似のPDCP、RLC、MAC、およびPHYプロトコル層を使用して、UE210とRANとの間で送信され得る。MACは、制御プレーンおよびユーザープレーンデータを、同じトランスポートブロック(TB)内に多重化し得る。RRC216および226は、ASおよびNASに関連するシステム情報のブロードキャスト、CNまたはRANによって開始されたページング、UE210とRANとの間のRRC接続の確立、メンテナンス、およびリリース、キー管理を含むセキュリティ機能、シグナリング無線ベアラおよびデータ無線ベアラの確立、構成、メンテナンス、およびリリース、モビリティ機能、QoS管理機能、UE測定レポートとレポートの制御、無線リンク障害(RLF)の検出と回復、および/またはNASメッセージ転送のような制御プレーン機能を提供できる。RRC接続の確立の一部として、RRC216および226は、UE210とRANとの間の通信のためのパラメーターの設定を伴い得る、RRCコンテキストを確立し得る。
図6は、UEのRRC状態遷移を示す例示的な図である。UEは、図1Aに示す無線デバイス106、図2Aおよび図2Bに示すUE210、または本開示に記載される任意の他の無線デバイス、と同一または類似であり得る。図6に示されるように、UEは、三つのRRC状態のうちの少なくとも一つにあり得る。つまり、RRC接続602(例えば、RRC_CONNECTED)、RRCアイドル604(例えば、RRC_IDLE)、およびRRC非アクティブ606(例えば、RRC_INACTIVE)。
RRC接続602では、UEは確立されたRRCコンテキストを有し、基地局と少なくとも一つのRRC接続を有し得る。基地局は、図1Aに示すRAN104に含まれる一つまたは複数の基地局の一つ、図1Bに示すgNB160またはng-eNB162の一つ、図2Aおよび図2Bに示すgNB220、または本開示に記載される任意の他の基地局に類似であり得る。UEが接続される基地局には、UEのRRCコンテキストがあり得る。UEコンテキストと呼ばれるRRCコンテキストは、UEと基地局との間の通信のためのパラメーターを含んでもよい。これらのパラメーターには、例えば、一つまたは複数のASコンテキスト、一つまたは複数の無線リンク構成パラメーター、ベアラ構成情報(例えば、データ無線ベアラ、シグナリング無線ベアラ、論理チャネル、QoSフロー、および/またはPDUセッションに関連する)、セキュリティ情報、および/またはPHY、MAC、RLC、PDCP、および/またはSDAP層構成情報が含まれ得る。RRC接続602では、UEのモビリティはRAN(例えば、RAN104またはNG-RAN154)によって管理され得る。UEは、サービングセルおよび隣接セルからの信号レベル(例えば、基準信号レベル)を測定し、これらの測定値を現在UEにサービスを提供している基地局に報告し得る。UEのサービング基地局は、報告された測定値に基づき、隣接基地局の一つのセルへのハンドオーバーを要求し得る。RRC状態は、RRC接続602から、接続リリース手順608を介して、RRCアイドル604に、移行してもよく、または接続非アクティブ化手順610を介してRRC非アクティブ606に移行し得る。
RRCアイドル604では、RRCコンテキストはUEに対して確立され得ない。RRCアイドル604では、UEは基地局とのRRC接続を有し得ない。RRCアイドル604中、UEは、ほとんどの時間の間、スリープ状態であり得る(例えば、バッテリー電力を節約するため)。UEは、周期的に(例えば、不連続受信サイクル毎に1回)起動して、RANからのページングメッセージを監視することができる。UEのモビリティは、セル再選択として知られる手順を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、以下でより詳細に論じるようにランダムアクセス手順を伴い得る接続確立手順612を介して、RRCアイドル604からRRC接続602に移行し得る。
RRC非アクティブ606では、以前に確立されたRRCコンテキストは、UEおよび基地局で維持される。これにより、RRCアイドル604からRRC接続602への遷移と比較して、シグナリングオーバーヘッドが低減されて、RRC接続602への高速遷移が可能となる。RRC非アクティブ606では、UEはスリープ状態にあり、UEのモビリティは、セル再選択を通してUEによって管理され得る。RRC状態は、RRC非アクティブ606から、接続再開手順614によって、RRC接続602に、または接続リリース手順608と同一または類似の接続リリース手順616を介して、RRCアイドル604に移行し得る。
RRC状態は、モビリティ管理機構と関連付けられてもよい。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606では、モビリティは、セル再選択を通してUEによって管理される。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606におけるモビリティ管理の目的は、ネットワークが、移動体通信ネットワーク全体にわたりページングメッセージをブロードキャストすることなく、ページングメッセージを介してイベントをUEに通知できるようにすることである。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606で使用されるモビリティ管理機構は、ページングメッセージが、移動体通信ネットワーク全体の代わりにUEが現在存在するセルグループのセル上にブロードキャストされ得るように、ネットワークがセルグループレベル上でUEを追跡することを可能にし得る。RRCアイドル604およびRRC非アクティブ606のモビリティ管理機構は、セルグループレベル上でUEを追跡する。それらは、異なる粒度のグループ化を使用して、そうすることができる。例えば、セルグループ化の粒度の三つのレベル、すなわち、個々のセル、RANエリア識別子(RAI)によって識別されるRANエリア内のセル、および追跡エリアと呼ばれ、追跡エリア識別子(TAI)によって識別されるRANエリアのグループ内のセル、であり得る。
追跡エリアは、CNレベルでUEを追跡するために使用され得る。CN(例えば、CN102または5G-CN152)は、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストをUEに提供し得る。UEが、セル再選択を通して、UE登録エリアに関連付けられるTAIのリストに含まれないTAIに関連付けられているセルに移動した場合、UEは、CNがUEの位置を更新できるようにCNで登録更新を行い、UEに新しいUE登録エリアを提供し得る。
RANエリアは、RANレベルでUEを追跡するために使用され得る。RRC非アクティブ606状態のUEについては、UEにRAN通知エリアを割り当てることができる。RAN通知エリアは、一つまたは複数のセルアイデンティティ、RAIのリスト、またはTAIのリストを含み得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のRAN通知エリアに属し得る。一実施例では、セルは、一つまたは複数のRAN通知エリアに属することができる。UEがセル再選択を通して、UEに割り当てられたRAN通知エリアに含まれないセルに移動した場合、UEは、RANで通知エリアの更新を実行し、UEのRAN通知エリアを更新することができる。
UEに対するRRCコンテキストを格納する基地局、またはUEの最後のサービング基地局は、アンカー基地局と呼んでもよい。アンカー基地局は、少なくとも、UEがアンカー基地局のRAN通知エリアに留まっている時間の間、および/またはUEがRRRC非アクティブ606に留まっている時間の間に、UEに対するRRCコンテキストを維持し得る。
図1BのgNB160などのgNBは、二つの部分、つまり中央ユニット(gNB-CU)、および一つまたは複数の分散ユニット(gNB-DU)に分割できる。gNB-CUは、F1インターフェイスを使用して、一つまたは複数のgNB-DUに結合され得る。gNB‐CUは、RRC、PDCP、およびSDAPを含んでもよい。gNB-DUは、RLC、MAC、およびPHYを含んでもよい。
NRでは、物理信号および物理チャネル(図5Aおよび図5B)を直交周波数分割多重化(OFDM)シンボル上にマッピングし得る。OFDMは、F直交サブキャリア(またはトーン)上でデータを送信するマルチキャリア通信方式である。送信前に、データは、ソースシンボルと呼ばれ、F平行シンボルストリームに分割される、一連の複雑なシンボル(例えば、M直交振幅変調(M-QAM)またはM相シフトキーイング(M-PSK)シンボル)にマッピングされ得る。F平行シンボルストリームは、それらが周波数ドメイン内にあるかのように扱われ、それらを時間ドメインに変換する逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックへの入力として使用され得る。IFFTブロックは、F平行シンボルストリームのそれぞれから一つを、Fソースシンボルに一度に取り込み、各ソースシンボルを使用して、F直交サブキャリアに対応するF正弦波基底関数の一つの振幅および位相を変調することができる。IFFTブロックの出力は、F直交サブキャリアの総和を表すF時間ドメインサンプルであり得る。F時間ドメインサンプルは、単一OFDMシンボルを形成し得る。いくつかの処理(例えば、サイクリックプレフィックスの追加)およびアップコンバージョンの後、IFFTブロックによって提供されるOFDMシンボルは、キャリア周波数上でエアーインターフェイス上で送信され得る。F平行シンボルストリームは、IFFTブロックによって処理される前に、FFTブロックを使用して混合され得る。この処理は、ディスクリートフーリエ変換(DFT)であらかじめ符号化されたOFDMシンボルを生成し、アップリンク内のUEにより使用され、ピーク対平均電力比(PAPR)を減少させることができる。逆処理は、FFTブロックを使用して受信機でOFDMシンボル上で実行されて、ソースシンボルにマッピングされたデータを復元し得る。
図7は、OFDMシンボルがグループ化されたNRフレームの構成例を示す。NRフレームは、システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。SFNは、1024フレームの期間で繰り返し得る。図示するように、一つのNRフレームは、期間が10ミリ秒(ms)であってもよく、期間が1ミリ秒である10個のサブフレームを含んでもよい。サブフレームは、例えば、スロット当たり14個のOFDMシンボルを含むスロットに分割され得る。
スロットの期間は、スロットのOFDMシンボルに使用されるヌメロロジに依存し得る。NRでは、異なるセル展開(例えば、最大mm波の範囲のキャリア周波数のセルまでのキャリア周波数が1GHz未満のセル)を収容するために、柔軟なヌメロロジがサポートされる。ヌメロロジは、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス期間に関して定義され得る。NRにおけるヌメロロジについては、サブキャリア間隔は、15kHzのベースラインサブキャリア間隔から2の累乗によってスケールアップされてもよく、サイクリックプレフィックス期間は、4.7μsのベースラインサイクリックプレフィックス期間から2の累乗によってスケールダウンされ得る。例えば、NRは、以下のサブキャリア間隔/サイクリックプレフィックス期間の組み合わせを、用いてヌメロロジを定義する:15kHz/4.7μs、30kHz/2.3μs、60kHz/1.2μs、120kHz/0.59μs、および240kHz/0.29μs。
スロットは、固定数のOFDMシンボル(例えば、14個のOFDMシンボル)を有し得る。より高いサブキャリア間隔を有するヌメロロジは、スロット期間が短く、それに応じて、サブフレーム当たりのスロット数が多い。図7は、このヌメロロジ依存性スロット期間およびサブフレーム当たりのスロット送信構造を示す(図示を容易にするために、240kHzのサブキャリア間隔を有するヌメロロジは図7には示されていない)。NR内のサブフレームは、ヌメロロジ非依存時間基準として使用され得るが、スロットは、アップリンクおよびダウンリンク送信がスケジュールされるユニットとして使用され得る。低遅延サポートするために、NRでのスケジューリングは、スロット期間から分離され、任意のOFDMシンボルで始まり、送信に必要なだけ多くのシンボルで終わってもよい。これらの部分スロット送信は、ミニスロット送信またはサブスロット送信と呼んでもよい。
図8は、NRキャリアの時間および周波数ドメインにおけるスロットの構成例を示す。スロットには、リソース要素(RE)とリソースブロック(RB)が含まれる。REは、NRの中で最小の物理リソースである。REは、図8に示されるように、周波数ドメインの一つのサブキャリアによって、時間ドメインの一つのOFDMシンボルにわたる。RBは、図8に示されるように、周波数ドメインで12個の連続するREにわたる。NRキャリアは、275RBまたは275×12=3300サブキャリアの幅に制限され得る。こうした制限は、使用される場合、NRキャリアをサブキャリア間隔が15、30、60、および120kHzのそれぞれについて、50、100、200、および400MHzに制限してもよく、400MHzの帯域幅が、キャリア帯域幅制限当たり400MHzに基づき設定され得る。
図8は、NRキャリアの全帯域幅にわたって使用される単一ヌメロロジを示す。他の例示的な構成では、複数のヌメロロジが、同じキャリア上でサポートされ得る。
NRは、広範なキャリア帯域幅(例えば、120kHzのサブキャリア間隔に対して最大400MHz)をサポートし得る。全てのUEが、全キャリア帯域幅を受信できるとは限らない(例えば、ハードウェアの制限など)。また、全キャリア帯域幅を受信することは、UEの電力消費量の観点からは禁止され得る。一実施例では、電力消費量を低減するため、および/または他の目的のために、UEは、UEが受信をスケジュールしているトラフィック量に基づき、UEの受信帯域幅のサイズを適合させ得る。これは帯域幅適応と呼ばれる。
NRは、全キャリア帯域幅を受信できないUEをサポートし、帯域幅適応をサポートする帯域幅部分(BWP)を定義する。一実施例では、BWPは、キャリア上の連続RBのサブセットによって定義され得る。UEは、サービングセル当たり一つまたは複数のダウンリンクBWPおよび一つまたは複数のアップリンクBWP(例えば、サービングセル当たり最大四つのダウンリンクBWPおよび最大四つのアップリンクBWP)で(例えば、RRC層を介して)で構成され得る。所与の時間で、サービングセルに対して構成されるBWPのうちの一つまたは複数がアクティブであり得る。これらの一つまたは複数のBWPは、サービングセルのアクティブBWPと呼んでもよい。サービングセルがセカンダリーアップリンクキャリアで構成されるとき、サービングセルは、アップリンクキャリアに一つまたは複数の第一のアクティブBWP、およびセカンダリーアップリンクキャリアに一つまたは複数の第二のアクティブBWPを有し得る。
ペアでないスペクトルについては、ダウンリンクBWPのダウンリンクBWPインデックスとアップリンクBWPのアップリンクBWPインデックスが同じ場合、構成済みダウンリンクBWPのセットからのダウンリンクBWPを、構成済みアップリンクBWPのセットからのアップリンクBWPとリンクし得る。ペアでないスペクトルについては、UEは、ダウンリンクBWPの中心周波数がアップリンクBWPの中心周波数と同じであると予想し得る。
プライマリーセル(PCell)上の構成済みダウンリンクBWPのセット内のダウンリンクBWPについて、基地局は、少なくとも一つの検索空間に対してUEを、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)で構成し得る。検索空間は、UEが制御情報を見つけることができる、時間および周波数ドメイン内の位置のセットである。検索空間は、UE固有検索空間または共通検索空間(複数のUEによって潜在的に使用可能)であり得る。例えば、基地局は、アクティブダウンリンクBWPにおいて、PCell上またはプライマリーセカンダリーセル(PSCell)上に、共通検索空間でUEを構成することができる。
構成済みアップリンクBWPのセット内のアップリンクBWPの場合、BSは、一つまたは複数のPUCCH送信のための一つまたは複数のリソースセットでUEを構成することができる。UEは、ダウンリンクBWPに対して、構成されるヌメロロジ(例えば、サブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス期間)に従って、ダウンリンクBWP内のダウンリンク受信(例えば、PDCCHまたはPDSCH)を受信し得る。UEは、構成されるヌメロロジ(例えば、アップリンクBWPのサブキャリア間隔およびサイクリックプレフィックス長)に従って、アップリンクBWP内のアップリンク送信(例えば、PUCCHまたはPUSCH)を送信し得る。
一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドは、ダウンリンク制御情報(DCI)に提供され得る。BWPインジケーターフィールドの値は、構成されるBWPのセットのどのBWPが、一つまたは複数のダウンリンク受信に対するアクティブダウンリンクBWPであるかを示し得る。一つまたは複数のBWPインジケーターフィールドの値は、一つまたは複数のアップリンク送信に対するアクティブアップリンクBWPを示し得る。
基地局は、PCellに関連付けられる構成済みダウンリンクBWPのセット内のデフォルトダウンリンクBWPで、UEを半静的に構成し得る。基地局が、UEに対するデフォルトダウンリンクBWPを提供していない場合、デフォルトダウンリンクBWPは、初期アクティブダウンリンクBWPとすることができる。UEは、PBCHを使用して取得されたCORESET構成に基づき、どのBWPが初期アクティブダウンリンクBWPであるかを決定し得る。
基地局は、PCellのBWP非アクティブタイマー値でUEを構成できる。UEは、適切な任意の時点でBWP非アクティブタイマーを開始または再開始することができる。例えば、(a)UEが、対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPを示すDCIを検出するときに、または(b)UEが、非対のスペクトル動作に対するデフォルトダウンリンクBWPまたはアップリンクBWP以外のアクティブダウンリンクBWPまたはアクティブアップリンクBWPを示すDCIを検出するときに、UEがBWP非アクティブタイマーを開始または再開始し得る。UEが一定期間(例えば、1ミリ秒または0.5ミリ秒)DCIを検出しない場合、UEは、BWP非アクティブタイマーを満了に向かって実行し得る(例えば、ゼロからBWP非アクティブタイマー値まで増加させるか、またはBWP非アクティブタイマー値からゼロへ減少させる)。BWP非アクティブタイマーが満了になると、UEはアクティブダウンリンクBWPからデフォルトダウンリンクBWPにスイッチングし得る。
一実施例では、基地局は、一つまたは複数のBWPを有するUEを半静的に構成することができる。UEは、第二のBWPをアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、および/またはBWP非アクティブタイマーの満了に応答して(例えば、第二のBWPがデフォルトBWPである場合)、アクティブBWPを第一のBWPから第二のBWPにスイッチングすることができる。
ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチング(BWPスイッチングが、現在アクティブBWPから、現在アクティブBWPでないへのスイッチングを指す)は、ペアのスペクトルで独立して行われてもよい。ペアでないスペクトルでは、ダウンリンクおよびアップリンクBWPスイッチングを同時に実施し得る。構成されるBWP間のスイッチングは、RRCシグナリング、DCI、BWP非アクティブタイマーの満了、および/またはランダムアクセスの開始に基づき発生し得る。
図9は、NRキャリアに対して三つの構成されるBWPを使用した帯域幅適応の実施例を示す。三つのBWPで構成されるUEは、切替点で、一つのBWPから別のBWPにスイッチングし得る。図9に示される例では、BWPに、帯域幅が40MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP902、帯域幅が10MHz、サブキャリア間隔が15kHzのBWP904、および帯域幅が20MHz、サブキャリア間隔が60kHzのBWP906が含まれる。BWP902は、初期アクティブBWPであってもよく、BWP904は、デフォルトBWPであり得る。UEは、切替点においてBWP間をスイッチングすることができる。図9の実施例では、UEは、切替点908でBWP902からBWP904にスイッチングし得る。切替点908でのスイッチングは、例えば、BWP非アクティブタイマー(デフォルトBWPへのスイッチングを示す)の満了に応答して、および/またはアクティブBWPとしてBWP904を示すDCIを受信することに応答して、任意の適切な理由のために発生し得る。UEは、アクティブBWPとしてBWP906を示すDCIを受信することに応答して、切替点910でアクティブBWP904からBWP906にスイッチングし得る。UEは、BWP非アクティブタイマーの満了に応答して、および/またはBWP904をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切替点912でアクティブBWP906からBWP904にスイッチングし得る。UEは、BWP902をアクティブBWPとして示すDCIを受信することに応答して、切替点914でアクティブBWP904からBWP902にスイッチングし得る。
UEが、構成済みダウンリンクBWPのセットとタイマー値におけるデフォルトダウンリンクBWPでセカンダリーセルに対して構成される場合、セカンダリーセル上のBWPをスイッチングするためのUE手順は、プライマリーセル上のものと同一/類似であり得る。例えば、UEは、UEがプライマリーセルに対してこれらの値を使用するのと同じ/同様の様式で、セカンダリーセルに対してタイマー値およびデフォルトダウンリンクBWPを使用し得る。
より大きなデータレートを提供するために、キャリアアグリゲーション(CA)を使用して、二つ以上のキャリアをアグリゲーションし、同じUEとの間で同時に送信することができる。CAのアグリゲーションキャリアは、コンポーネントキャリア(CC)と呼んでもよい。CAを使用する場合、UE用のサービングセルは多数あり、CC用のセルは一つである。CCは、周波数ドメイン内に三つの構成を有し得る。
図10Aは、二つのCCを有する三つのCA構成を示す。バンド内、連続的な構成1002において、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、周波数帯内で互いに直接隣接して配置される。バンド内、連続しない構成1004では、二つのCCは、同じ周波数帯(周波数帯A)にアグリゲーションされ、ギャップによって周波数帯に分離される。バンド内構成1006では、二つのCCは、周波数帯(周波数帯Aおよび周波数帯B)に位置する。
一実施例では、最大32個のCCがアグリゲーションされ得る。アグリゲーションCCは、同じまたは異なる帯域幅、サブキャリア間隔、および/または二重化スキーム(TDDまたはFDD)を有し得る。CAを使用するUEのサービングセルは、ダウンリンクCCを有し得る。FDDについて、一つまたは複数のアップリンクCCは、任意選択で、サービングセル用に構成され得る。アップリンクキャリアよりも多くのダウンリンクキャリアをアグリゲーションすることができることは、例えば、UEがアップリンクよりもダウンリンクにおいてより多くのデータトラフィックを有する場合に有用であり得る。
CAを使用する場合、UEのアグリゲーションセルの一つを、プライマリーセル(PCell)と呼んでもよい。PCellは、UEが最初にRRC接続確立、再確立、および/またはハンドオーバーで接続するサービングセルであり得る。PCellは、UEにNASモビリティ情報とセキュリティ入力を提供し得る。UEは異なるPCellを有し得る。ダウンリンクでは、PCellに対応するキャリアは、ダウンリンクプライマリーCC(DL PCC)と呼んでもよい。アップリンクでは、PCellに対応するキャリアは、アップリンクプライマリーCC(UL PCC)と呼んでもよい。UEのその他のアグリゲーションセルは、セカンダリーセル(SCell)と呼んでもよい。一実施例では、SCellは、PCellがUEに対して構成される後に構成され得る。例えば、SCellは、RRC接続再構成手順を介して構成され得る。ダウンリンクでは、SCellに対応するキャリアは、ダウンリンクセカンダリーCC(DL SCC)と呼んでもよい。アップリンクでは、SCellに対応するキャリアは、アップリンクセカンダリーCC(UL SCC)と呼んでもよい。
UEに対して構成されるSCellは、例えば、トラフィックおよびチャネル条件に基づき起動および停止され得る。SCellの停止は、SCell上のPDCCHおよびPDSCH受信が停止され、SCell上のPUSCH、SRS、およびCQI送信が停止されることを意味し得る。構成されるSCellは、図4Bに関して、MAC CEを使用して起動および停止され得る。例えば、MAC CEは、ビットマップ(例えば、SCellあたり1ビット)を使用して、UEに対するどのSCell(例えば、構成されるSCellのサブセットの中)が起動または停止されるかを示し得る。構成されるSCellは、SCell停止タイマー(例えば、SCell当たり一つのSCell停止タイマー)の満了に応答して停止され得る。
セルのスケジューリング割り当ておよびスケジューリング許可などのダウンリンク制御情報は、自己スケジューリングとして知られる、割り当ておよび許可に対応するセル上で送信され得る。セルに対するDCIは、クロスキャリアスケジューリングとして知られる別のセル上で送信され得る。アグリゲーションセルに対するアップリンク制御情報(例えば、CQI、PMI、および/またはRIなどのHARQ確認応答およびチャネル状態フィードバック)は、PCellのPUCCH上で送信され得る。アグリゲーションされたダウンリンクCCの数が多いと、PCellのPUCCHが過負荷になるかもしれない。セルは、複数のPUCCHグループに分けられてもよい。
図10Bは、アグリゲーションセルがどのように一つまたは複数のPUCCHグループに構成され得るかの実施例を示す。PUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050は、それぞれ一つまたは複数のダウンリンクCCを含み得る。図10Bの実施例において、PUCCHグループ1010は、PCell1011、SCell1012、およびSCell1013の三つのダウンリンクCCを含む。PUCCHグループ1050は、本実施例において、PCell1051、SCell1052、およびSCell1053の三つのダウンリンクCCを含む。一つまたは複数のアップリンクCCは、PCell1021、SCell1022、およびSCell1023として構成され得る。一つまたは複数の他のアップリンクCCは、プライマリーSCell(PSCell)1061、SCell1062、およびSCell1063として構成され得る。UCI1031、UCI1032、およびUCI1033として示されるPUCCHグループ1010のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PCell1021のアップリンクで送信され得る。UCI1071、UCI1072、およびUCI1073として示されるPUCCHグループ1050のダウンリンクCCに関連するアップリンク制御情報(UCI)は、PSCell1061のアップリンクで送信され得る。一実施例では、図10Bに描写されるアグリゲーションセルがPUCCHグループ1010およびPUCCHグループ1050に分割されていない場合、ダウンリンクCCに関連するUCIを送信するための単一アップリンクPCellおよびPCellは、過負荷状態になり得る。UCIの送信をPCell1021とPSCell1061の間で分割することによって、過負荷を防止し得る。
ダウンリンクキャリアとオプションのアップリンクキャリアを含むセルには、物理セルIDとセルインデックスを割り当てることができる。物理セルIDまたはセルインデックスは、例えば、物理セルIDが使用される、コンテキストに応じて、セルのダウンリンクキャリアおよび/またはアップリンクキャリアを識別し得る。物理セルIDは、ダウンリンクコンポーネントキャリア上で送信される同期信号を使用して決定することができる。セルインデックスは、RRCメッセージを使用して決定することができる。本開示において、物理セルIDは、キャリアIDと呼ばれることがある。セルインデックスは、キャリアインデックスと呼ばれることがある。例えば、本開示が第一のダウンリンクキャリアに対する第一の物理セルIDに言及する場合、本開示は、第一の物理セルIDが、第一のダウンリンクキャリアを含むセルに対するものであることを意味することができる。同じ概念は、例えば、キャリアの起動に適用し得る。本開示が第一のキャリアが起動されることを示す場合、本明細書は、第一のキャリアを含むセルが起動されることを意味し得る。
CAでは、PHYのマルチキャリアの性質がMACに曝露され得る。一実施例では、HARQエンティティは、サービングセル上で動作し得る。トランスポートブロックは、サービングセル当たりの割り当て/許可当たりに生成され得る。トランスポートブロックおよびトランスポートブロックの潜在的なHARQ再送信は、サービングセルにマッピングされ得る。
ダウンリンクでは、基地局が、UEへの一つまたは複数の基準信号(RS)(例えば、図5Aに示されるように、PSS、SSS、CSI-RS、DMRS、および/またはPT-RS)を送信(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト、および/またはブロードキャスト)し得る。アップリンクでは、UEは、一つまたは複数のRSを基地局(例えば、図5Bに示されるように、DMRS、PT-RS、および/またはSRS)に送信することができる。PSSおよびSSSは、基地局によって送信され、UEによって使用され、UEを基地局に同期化することができる。PSSおよびSSSは、PSS、SSS、およびPBCHを含む同期信号(SS)/物理ブロードキャストチャネル(PBCH)ブロック内に提供され得る。基地局は、SS/PBCHブロックのバーストを周期的に送信し得る。
図11Aは、SS/PBCHブロックの構造および位置の実施例を示す。SS/PBCHブロックのバーストは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック(例えば、図11Aに示すように、四つのSS/PBCHブロック)を含んでもよい。バーストは、周期的に送信され得る(例えば、2フレーム毎または20ミリ秒毎)。バーストは、ハーフフレーム(例えば、期間5ミリ秒を有する第一のハーフフレーム)に制限され得る。図11Aは一例であり、これらのパラメーター(バースト当たりのSS/PBCHブロックの数、バーストの周期性、フレーム内のバーストの位置)は、例えば、SS/PBCHブロックが送信されるセルのキャリア周波数、セルのヌメロロジまたはサブキャリア間隔、ネットワークによる構成(例えば、RRCシグナリングを使用する)、または任意の他の適切な要因に基づき構成され得ることが理解されよう。一実施例では、UEは、キャリア周波数が監視されることに基づきSS/PBCHブロックに対するサブキャリア間隔を想定し得る。ただし、無線ネットワークが、異なるサブキャリア間隔を想定するようUEを構成している場合はこの限りではない。
SS/PBCHブロックは、時間ドメイン内の一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、図11Aの実施例に示されるような四つのOFDMシンボル)にわたってもよく、周波数ドメインの一つまたは複数のサブキャリア(例えば、240個の連続サブキャリア)にわたってもよい。PSS、SSS、およびPBCHは、共通中心周波数を有し得る。PSSは、最初に送信されてもよく、例えば、一つのOFDMシンボルおよび127個のサブキャリアにわたってもよい。SSSは、PSSの後に送信されてもよく(例えば、二つのシンボル後)、1OFDMシンボルおよび127サブキャリアにわたってもよい。PBCHは、PSSの後に送信されてもよく(例えば、次の三つのOFDMシンボルにわたって)、240個のサブキャリアにわたってもよい。
時間および周波数ドメインにおけるSS/PBCHブロックの位置は、UEに知られ得ない(例えば、UEがセルを検索している場合)。セルを見つけて選択するために、UEはPSSのキャリアを監視し得る。例えば、UEは、キャリア内の周波数位置を監視し得る。ある特定の期間(例えば、20ミリ秒)後にPSSが見つからない場合、UEは、同期ラスタによって示されるように、キャリア内の異なる周波数位置でPSSを検索し得る。PSSが時間および周波数ドメイン内の位置に見られる場合、UEは、SS/PBCHブロックの既知の構造に基づき、SSSおよびPBCHの位置をそれぞれ決定し得る。SS/PBCHブロックは、セル定義SSブロック(CD-SSB)であり得る。一実施例では、プライマリーセルは、CD-SSBと関連付けられてもよい。CD-SSBは、同期ラスタ上に配置され得る。一実施例では、セル選択/検索および/または再選択は、CD-SSBに基づいてもよい。
SS/PBCHブロックは、UEによってセルの一つまたは複数のパラメーターを決定するのに使用され得る。例えば、UEは、PSSおよびSSSのシーケンスそれぞれに基づき、セルの物理セル識別子(PCI)を決定し得る。UEは、SS/PBCHブロックの位置に基づき、セルのフレーム境界の位置を決定し得る。例えば、SS/PBCHブロックは、送信パターンに従って送信されたことを示してもよく、送信パターン中のSS/PBCHブロックは、フレーム境界から既知の距離である。
PBCHは、QPSK変調を使用してもよく、順方向エラー訂正(FEC)を使用し得る。FECは、極性符号化を使用し得る。PBCHによってスパンされる一つまたは複数のシンボルは、PBCHの復調のために一つまたは複数のDMRSを運んでもよい。PBCHは、セルの現在のシステムフレーム番号(SFN)および/またはSS/PBCHブロックタイミングインデックスの表示を含み得る。これらのパラメーターは、UEの基地局への時間同期を容易にし得る。PBCHは、UEに一つまたは複数のパラメーターを提供するために使用されるマスター情報ブロック(MIB)を含んでもよい。MIBは、UEによって使用され、セルに関連付けられる残りの最小システム情報(RSSI)を見つけることができる。RMSIは、システム情報ブロックタイプ1(SIB1)を含んでもよい。SIB1は、UEがセルにアクセスするために必要な情報を含み得る。UEは、PDSCHをスケジュールするために使用され得る、PDCCHを監視するためにMIBの一つまたは複数のパラメーターを使用し得る。PDSCHは、SIB1を含み得る。SIB1は、MIBに提供されたパラメーターを使用して復号化され得る。PBCHは、SIB1の不在を示し得る。SIB1が存在しないことを示すPBCHに基づき、UEは周波数を指し示し得る。UEは、UEが指される周波数でSS/PBCHブロックを検索し得る。
UEは、同じSS/PBCHブロックインデックスで送信された一つまたは複数のSS/PBCHブロックが、疑似コロケーションされる(QCLされる)(例えば、同じ/類似のドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間Rxパラメーターを持つ)と想定することができる。UEは、SS/PBCHブロック送信に対してQCLが異なるSS/PBCHブロックインデックスを有することを想定し得ない。
SS/PBCHブロック(例えば、半フレーム内にあるブロック)は、空間方向(例えば、セルのカバレッジエリアにわたる異なるビームを使用して)に送信され得る。一実施例では、第一のSS/PBCHブロックは、第一のビームを使用して第一の空間方向に送信されてもよく、第二のSS/PBCHブロックは、第二のビームを使用して第二の空間方向に送信され得る。
一実施例では、キャリアの周波数スパン内で、基地局は、複数のSS/PBCHブロックを送信し得る。一実施例では、複数のSS/PBCHブロックの第一のSS/PBCHブロックの第一のPCIは、複数のSS/PBCHブロックの第二のSS/PBCHブロックの第二のPCIとは異なってもよい。異なる周波数位置で送信されるSS/PBCHブロックのPCIは、異なってもよく、または同一であり得る。
CSI-RSは、基地局によって送信され、UEによってチャネル状態情報(CSI)を取得するために使用され得る。基地局は、チャネル推定またはその他の任意の適切な目的のために、一つまたは複数のCSI-RSでUEを構成し得る。基地局は、同一/類似のCSI-RSのうちの一つまたは複数でUEを構成し得る。UEは、一つまたは複数のCSI-RSを測定することができる。UEは、一つまたは複数のダウンリンクCSI-RSの測定に基づき、ダウンリンクチャネル状態を推定し、および/またはCSIレポートを生成することができる。UEは、CSIレポートを基地局に提供し得る。基地局は、UEによって提供されるフィードバック(例えば、推定されたダウンリンクチャネル状態)を使用して、リンク適合を実行し得る。
基地局は、一つまたは複数のCSI-RSリソースセットでUEを半静的に構成できる。CSI-RSリソースは、時間および周波数ドメイン内の位置および周期性と関連付けられてもよい。基地局は、CSI-RSリソースを選択的に起動および/または停止し得る。基地局は、CSI-RSリソースセット内のCSI-RSリソースが起動および/または停止されることをUEに示し得る。
基地局は、CSI測定値を報告するようにUEを構成し得る。基地局は、周期的に、非周期的に、または半永続的にCSIレポートを提供するようにUEを構成し得る。周期的なCSIレポートのために、UEは、複数のCSIレポートのタイミングおよび/または周期性で構成され得る。非周期CSIレポートについては、基地局がCSIレポートを要求し得る。例えば、基地局は、UEに、構成されるCSI-RSリソースを測定し、測定値に関するCSIレポートを提供するように命令し得る。半持続性CSIレポートについては、基地局は、定期レポートを周期的に送信し、選択的に起動または停止するようUEを構成することができる。基地局は、RRCシグナリングを使用して、CSI-RSリソースセットおよびCSIレポートでUEを構成し得る。
CSI-RS構成は、例えば、最大32個のアンテナポートを示す一つまたは複数のパラメーターを含み得る。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびCORESETが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がCORESET用に構成される物理リソースブロック(PRB)の外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSと制御リソースセット(CORESET)に同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。UEは、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックが空間的にQCLされ、ダウンリンクCSI-RSに関連付けられるリソース要素がSS/PBCHブロック用に構成されるPRBの外部にある場合、ダウンリンクCSI-RSおよびSS/PBCHブロックに同じOFDMシンボルを使用するように構成できる。
ダウンリンクDMRSは、基地局によって送信されてもよく、UEによってチャネル推定のために使用され得る。例えば、ダウンリンクDMRSは、一つまたは複数のダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)のコヒーレント復調に使用され得る。NRネットワークは、データ復調のために一つまたは複数の可変および/または構成可能なDMRSパターンをサポートし得る。少なくとも一つのダウンリンクDMRS構成は、フロントロードされたDMRSパターンをサポートすることができる。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。基地局は、PDSCHのフロントロードされたDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を使用してUEを半静的に構成できる。DMRS構成は、一つまたは複数のDMRSポートをサポートし得る。例えば、単一ユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UE当たり最大八つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートし得る。マルチユーザーMIMOの場合、DMRS構成は、UEあたり最大四つの直交ダウンリンクDMRSポートをサポートできる。無線ネットワークは、ダウンリンクとアップリンクの一般的なDMRS構造を(例えば、少なくともCP-OFDMに対し)サポートできる。DMRS位置、DMRSパターン、および/またはスクランブルシーケンスは、同じであっても異なっていてもよい。基地局は、同じプリコーディングマトリックスを使用して、ダウンリンクDMRSおよび対応するPDSCHを送信し得る。UEは、PDSCHのコヒーレント復調/チャネル推定のために一つまたは複数のダウンリンクDMRSを使用し得る。
一実施例では、送信機(例えば、基地局)は、送信帯域幅の一部に対してプリコーダマトリックスを使用し得る。例えば、送信機は、第一の帯域幅に第一のプリコーダマトリックスを、第二の帯域幅に第二のプリコーダマトリックスを使用し得る。第一のプリコーダマトリックスおよび第二のプリコーダマトリックスは、第一の帯域幅が第二の帯域幅とは異なることに基づき異なってもよい。UEは、同じプリコーディングマトリックスが、PRBのセットにわたって使用されると仮定し得る。PRBのセットは、プリコーディングリソースブロックグループ(PRG)として示され得る。
PDSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよい。UEは、DMRSを有する少なくとも一つのシンボルが、PDSCHの一つまたは複数の層の層上に存在すると仮定し得る。上位層は、PDSCHに対して最大三つのDMRSを構成し得る。
ダウンリンクPT-RSは、基地局によって送信されてもよく、位相雑音補償のためにUEによって使用され得る。ダウンリンクPT-RSが存在するかどうかは、RRC構成によって異なる。ダウンリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングの組み合わせ、および/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調および符号化スキーム(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターとの関連付けを使用して、UE固有ベースに構成できる。構成される場合、ダウンリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けることができる。NRネットワークは、時間および/または周波数ドメインで定義された複数のPT-RS密度をサポートすることができる。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくてもよい。ダウンリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。ダウンリンクPT-RSは、受信機での位相追跡を容易にするためにシンボル上で送信され得る。
UEは、アップリンクDMRSを基地局に送信してチャネル推定を行うことができる。例えば、基地局は、一つまたは複数のアップリンク物理チャネルのコヒーレント復調のためにアップリンクDMRSを使用し得る。例えば、UEは、PUSCHおよび/またはPUCCHでアップリンクDMRSを送信し得る。アップリンクDM-RSは、対応する物理チャネルに関連付けられる周波数の範囲に類似する周波数の範囲にわたってもよい。基地局は、一つまたは複数のアップリンクDMRS構成でUEを構成することができる。少なくとも一つのDMRS構成が、フロントロードされたDMRSパターンをサポートし得る。フロントロードされたDMRSは、一つまたは複数のOFDMシンボル(例えば、一つまたは二つの隣接するOFDMシンボル)にマッピングできる。一つまたは複数のアップリンクDMRSは、PUSCHおよび/またはPUCCHの一つまたは複数のシンボルで送信するように構成され得る。基地局は、UEが、単一シンボルDMRSおよび/または二重シンボルDMRSをスケジュールするために使用し得る、PUSCHおよび/またはPUCCH用のフロントロードDMRSシンボルの数(例えば、最大数)を用いて、UEを半静的に構成し得る。NRネットワークは、ダウンリンクおよびアップリンク用の共通DMRS構造(例えば、サイクリックプレフィックス直交周波数分割多重化(CP-OFDM)のために)をサポートしてもよく、ここで、DMRS位置、DMRSパターン、および/またはDMRSのスクランブルシーケンスは、同一であっても異なってもよい。
PUSCHは、一つまたは複数の層を含んでもよく、UEは、PUSCHの一つまたは複数の層の層上に存在するDMRSを有する少なくとも一つのシンボルを送信し得る。一実施例では、上位層は、PUSCHに対して最大三つのDMRSを構成し得る。
アップリンクPT-RS(位相追跡および/または位相雑音補償のために基地局によって使用され得る)は、UEのRRC構成に応じて存在し得るか、または存在しなくてもよい。アップリンクPT-RSの存在および/またはパターンは、RRCシグナリングおよび/またはDCIによって示され得る、他の目的(例えば、変調および符号化スキーム(MCS))に使用される一つまたは複数のパラメーターの組み合わせによってUE固有ベースに構成できる。構成される場合、アップリンクPT-RSの動的存在は、少なくともMCSを含む一つまたは複数のDCIパラメーターに関連付けることができる。無線ネットワークは、時間/周波数ドメインで画定される複数のアップリンクPT-RS密度をサポートすることができる。周波数ドメイン密度は、それが存在する場合、スケジュールされた帯域幅の少なくとも一つの構成に関連付けられることができる。UEは、DMRSポートおよびPT-RSポートのための同じプリコーディングを想定し得る。PT-RSポート数は、スケジュールされたリソース内のDMRSポート数よりも少なくてもよい。例えば、アップリンクPT-RSは、UEのスケジュールされた時間/周波数期間に制限され得る。
SRSは、アップリンクチャネル依存スケジューリングおよび/またはリンク適合をサポートするために、チャネル状態推定のためにUEによって基地局に送信され得る。UEによって送信されるSRSは、基地局が一つまたは複数の周波数でアップリンクチャネル状態を推定することを可能にし得る。基地局のスケジューラは、推定されたアップリンクチャネル状態を使用して、UEからのアップリンクPUSCH送信のために一つまたは複数のリソースブロックを割り当てることができる。基地局は、一つまたは複数のSRSリソースセットを用いてUEを半静的に構成することができる。SRSリソースセットの場合、基地局は、一つまたは複数のSRSリソースを用いてUEを構成することができる。SRSリソースセット適用性は、上位層(例えば、RRC)のパラメーターによって構成されることができる。例えば、上位層パラメーターがビーム管理を示す場合、一つまたは複数のSRSリソースセット(例えば、同一/類似の時間ドメイン挙動、周期性、非周期性、および/または同種のものを有する)のSRSリソースセット内のSRSリソースが、瞬時に(例えば、同時に)送信され得る。UEは、SRSリソースセット内の一つまたは複数のSRSリソースを送信することができる。NRネットワークは、非周期的、周期的、および/または半持続的SRS送信をサポートし得る。UEは、一つまたは複数のトリガータイプに基づきSRSリソースを送信してもよく、一つまたは複数のトリガータイプは、上位層シグナリング(例えば、RRC)および/または一つまたは複数のDCIフォーマットを含んでもよい。一実施例では、少なくとも一つのDCIフォーマットが、UEに対して用いられて、一つまたは複数の構成されるSRSリソースセットのうちの少なくとも一つを選択し得る。SRSトリガータイプ0は、上位層シグナリングに基づきトリガーされたSRSを指し得る。SRSトリガータイプ1は、一つまたは複数のDCIフォーマットに基づきトリガーされたSRSを指すことができる。一実施例では、PUSCHとSRSが同じスロットで送信される場合、UEは、PUSCHおよび対応するアップリンクDMRSの送信の後にSRSを送信するように構成され得る。
基地局は、SRSリソース構成識別子、SRSポートの数、SRSリソース構成の時間ドメイン挙動(例えば、周期的、半永続的、または非周期SRSの表示)、スロット、ミニスロット、および/またはサブフレームレベル周期性、周期的および/または非周期SRSリソースのためのオフセット、SRSリソース内のOFDMシンボルの数、SRSリソースの開始OFDMシンボル、SRS帯域幅、周波数ホッピング帯域幅、周期シフト、および/またはSRSシーケンスIDの少なくとも一つを示す一つまたは複数のSRS構成パラメーターを用いてUEを準統計学的に構成することができる。
アンテナポートは、アンテナポート上のシンボルが搬送されるチャネルが、同じアンテナポート上の別のシンボルが搬送されるチャネルから推測され得るように画定される。第一のシンボルおよび第二のシンボルが同じアンテナポート上に送信される場合、受信機は、アンテナポート上の第一のシンボルを搬送するためのチャネルから、アンテナポート上の第二のシンボルを搬送するためのチャネル(例えば、フェードゲイン、マルチパス遅延、および/または同種のもの)を推測し得る。第一のアンテナポートおよび第二のアンテナポートは、第一のアンテナポート上の第一のシンボルが伝達されるチャネルの一つまたは複数の大規模特性が、第二のアンテナポートの第二のシンボルが送信される、チャネルから推測され得る場合、疑似コロケーションされる(QCLされる)と呼ばれてもよい。一つまたは複数の大規模特性は、遅延拡散、ドップラー拡散、ドップラーシフト、平均利得、平均遅延、および/または空間受信(Rx)パラメーターの少なくとも一つを含んでもよい。
ビームフォーミングを使用するチャネルでは、ビーム管理が必要である。ビーム管理は、ビーム測定、ビーム選択、およびビーム表示を含み得る。ビームは、一つまたは複数の基準信号と関連付けられてもよい。例えば、ビームは、一つまたは複数のビーム形成基準信号によって識別され得る。UEは、ダウンリンク基準信号(例えば、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS))に基づきダウンリンクビーム測定を実行し、ビーム測定レポートを生成し得る。UEは、RRC接続が基地局でセットアップされた後、ダウンリンクビーム測定手順を実施することができる。
図11Bは、時間および周波数ドメインにマッピングされるチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)の実施例を示す。図11Bに示される正方形は、セルの帯域幅内のリソースブロック(RB)にわたってもよい。基地局は、一つまたは複数のCSI-RSを示すCSI-RSリソース構成パラメーターを含む一つまたは複数のRRCメッセージを送信できる。次のパラメーターの一つまたは複数は、CSI-RSリソース構成に対する、上位層シグナリング(例えば、RRCおよび/またはMACシグナリング)によって設定できる。CSI-RSリソース構成アイデンティティ、CSI-RSポートの数、CSI-RS構成(例えば、サブフレーム内のシンボルおよびリソース要素(RE)の位置)、CSI-RSサブフレーム構成(例えば、サブフレーム位置、オフセット、および無線フレームの周期性)、CSI-RS電力パラメーター、CSI-RSシーケンスパラメーター、符号分割多重(CDM)タイプパラメーター、周波数密度、送信コーム、疑似コロケーション(QCL)パラメーター(例えば、QCL-scramblingidentity、crs-portscount、mbsfn-subframeconfiglist、csi-rs-configZPid、qcl-csi-rs-configNZPid)、および/または他の無線リソースパラメーター。
図11Bに示す三つのビームは、UE固有の構成のUEに対して構成され得る。三つのビームを図11Bに示し(ビーム#1、ビーム#2、およびビーム#3)、それより多い、またはそれより少ないビームを構成し得る。ビーム#1は、第一のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1101で割り当てられ得る。ビーム#2は、第二のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1102で割り当てられ得る。ビーム#3は、第三のシンボルのRB内の一つまたは複数のサブキャリアで送信され得るCSI-RS1103で割り当てられ得る。周波数分割多重化(FDM)を使用することにより、基地局は、同じRB内の他のサブキャリア(例えば、CSI-RS1101を送信するために使用されないもの)を使用して、別のUEのビームに関連付けられる別のCSI-RSを送信し得る。時間ドメイン多重化(TDM)を使用することで、UEに使用されるビームは、UEのビームが他のUEのビームからのシンボルを使用するように構成され得る。
図11B示されるCSI-RS(例えば、CSI-RS1101、1102、1103)は、基地局によって送信され、一つまたは複数の測定のためにUEによって使用され得る。例えば、UEは、構成されるCSI-RSリソースの基準信号受信電力(RSRP)を測定することができる。基地局は、レポート構成を用いてUEを構成してもよく、UEは、レポート構成に基づき、RSRP測定値をネットワークに(例えば、一つまたは複数の基地局を介して)報告し得る。一実施例では、基地局は、報告された測定結果に基づき、いくつかの基準信号を含む一つまたは複数の送信構成表示(TCI)状態を決定し得る。一実施例では、基地局は、一つまたは複数のTCI状態をUEに示し得る(例えば、RRCシグナリング、MAC CE、および/またはDCIを介して)。UEは、一つまたは複数のTCI状態に基づき決定される受信(Rx)ビームを有するダウンリンク送信を受信し得る。一実施例では、UEは、ビームコレスポンデンス能力を有してもよく、または有しなくてもよい。UEがビームコレスポンデンス能力を有する場合、UEは、コレスポンデンスするRxビームの空間ドメインフィルターに基づき、送信(Tx)ビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEがビームコレスポンデンス能力を有していない場合、UEは、アップリンクビーム選択手順を実行して、Txビームの空間ドメインフィルターを決定し得る。UEは、基地局によってUEに構成される一つまたは複数のサウンディング基準信号(SRS)リソースに基づき、アップリンクビーム選択手順を実行し得る。基地局は、UEによって送信される一つまたは複数のSRSリソースの測定値に基づき、UE用のアップリンクビームを選択し、表示し得る。
ビーム管理手順において、UEは、一つまたは複数のビームペアリンク、基地局によって送信される送信ビーム、およびUEによって受信される受信ビームを含むビームペアリンクのチャネル品質を評価(例えば、測定)し得る。評価に基づき、UEは、例えば、一つまたは複数のビーム識別(例えば、ビームインデックス、基準信号インデックス、または類似のもの)、RSRP、プリコーディングマトリックスインジケーター(PMI)、チャネル品質インジケーター(CQI)、および/またはランクインジケーター(RI)を含む、一つまたは複数のビームペア品質パラメーターを示すビーム測定レポートを送信し得る。
図12Aは、三つのダウンリンクビーム管理手順、P1、P2、およびP3の例を示す。手順P1は、例えば、一つまたは複数の基地局Txビームおよび/またはUE Rxビーム(P1の一番上の行と一番下の行にそれぞれ楕円として表示される)の選択をサポートするために、送信受信点(TRP)(または複数のTRP)の送信(Tx)ビームでのUE測定を可能にし得る。TRPでのビームフォーミングは、ビームのセットのTxビームスイープを含み得る(P1とP2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UEでのビームフォーミングは、ビームのセットのためのRxビームスイープを含み得る(P1とP3の下の行に示されるように、楕円は破線の矢印で示されるとき計回りの方向に回転している)。手順P2を使用して、TRPのTxビームでUE測定を有効にすることができる。(P2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順P2を実施することができる。これは、ビームリファインメントと呼んでもよい。UEは、基地局で同じTxビームを使用し、UEでRxビームをスイープすることによって、Rxビーム決定のための手順P3を実施することができる。
図12Bは、三つのアップリンクビーム管理手順、U1、U2、およびU3の例を示す。手順U1を使用して、例えば、一つまたは複数のUE Txビームおよび/または基地局Rxビーム(U1の最上行および最下行にそれぞれ楕円として示される)の選択をサポートするために、UEのTxビームに対して基地局が測定を実行できるようにし得る。UEでのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのTxビームスイープを含み得る。(U1とU3の下の行に、破線の矢印で示されるとき計回りに回転した楕円として示される)。基地局でのビームフォーミングは、例えば、ビームのセットからのRxビームスイープを含み得る。(U1とU2の一番上の行に、破線の矢印で示されるように、楕円が反時計回りに回転しているように示される)。手順U2を使用して、UEが固定Txビームを使用するときに基地局がそのRxビームを調整できるようにし得る。UEおよび/または基地局は、手順P1で使用されるよりも小さなビームのセットを使用して、または手順P1で使用されるビームよりも狭いビームを使用して、手順U2を実施することができる。これは、ビームリファインメントと呼んでもよい。UEは、基地局が固定Rxビームを使用するときに、そのTxビームを調整する手順U3を実施することができる。
UEは、ビーム障害の検出に基づき、ビーム障害復旧(BFR)手順を開始し得る。UEは、BFR手順の開始に基づき、BFR要求(例えば、プリアンブル、UCI、SR、MAC CE、および/または同種のもの)を送信し得る。UEは、関連する制御チャネルのビームペアリンクの品質が満足のいかない(例えば、エラーレート閾値よりも高いエラーレート、受信信号パワー閾値より低い受信信号パワー、タイマーの満了、および/または類似のものを有する)という決定に基づき、ビーム障害を検出し得る。
UEは、一つまたは複数のSS/PBCHブロック、一つまたは複数のCSI-RSリソース、および/または一つまたは複数の復調基準信号(DMRS)を含む一つまたは複数の基準信号(RS)を使用して、ビームペアリンクの品質を測定し得る。ビームペアリンクの品質は、ブロックエラーレート(BLER)、RSRP値、信号対干渉プラスノイズ比(SINR)値、基準信号受信品質(RSRQ)値、および/またはRSリソースで測定されるCSI値の一つまたは複数に基づいてもよい。基地局は、RSリソースが、チャネル(例えば、制御チャネル、共有データチャネル、および/または類似のもの)の一つまたは複数のDM-RSと疑似コロケーションされる(QCLされる)ことを示し得る。チャネルのRSリソースおよび一つまたは複数のDMRSは、RSリソースを介してUEへの送信からのチャネル特性(例えば、ドップラーシフト、ドップラー拡散、平均遅延、遅延拡散、空間Rxパラメーター、フェード、および/または同種のもの)が、チャネルを介してUEへの送信からのチャネル特性と類似または同一であるとき、QCL化され得る。
ネットワーク(例えば、ネットワークのgNBおよび/またはng-eNB)および/またはUEは、ランダムアクセス手順を開始し得る。RRC_IDLE状態のUEおよび/またはRRC_INACTIVE状態のUEは、ランダムアクセス手順を開始して、ネットワークへの接続セットアップを要求し得る。UEは、RRC_CONNECTED状態からランダムアクセス手順を開始し得る。UEは、ランダムアクセス手順を開始して、アップリンクリソースを要求し(例えば、利用可能なPUCCHリソースがない場合にSRのアップリンク送信のために)、および/またはアップリンクタイミング(例えば、アップリンク同期状態が同期されていない場合)を取得することができる。UEは、ランダムアクセス手順を開始し、一つまたは複数のシステム情報ブロック(SIB)(例えば、SIB2、SIB3、および/または類似のものなどの他のシステム情報)を要求し得る。UEは、ビーム障害復旧要求のためのランダムアクセス手順を開始することができる。ネットワークは、ハンドオーバーのための、および/またはSCell追加のための時間アライメントを確立するためのランダムアクセス手順を開始し得る。
図13Aは、4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順を示す。手順の開始前に、基地局は、構成メッセージ1310をUEに送信し得る。図13Aは、Msg1 1311、Msg2 1312、Msg3 1313、およびMsg4 1314の四つのメッセージの送信を含む。Msg1 1311は、プリアンブル(またはランダムアクセスプリアンブル)を含んでもよく、および/またはプリアンブルと呼んでもよい。Msg2 1312は、ランダムアクセス応答(RAR)を含んでもよく、および/またはランダムアクセス応答(RAR)と呼んでもよい。
構成メッセージ1310は、例えば、一つまたは複数のRRCメッセージを使用して送信され得る。一つまたは複数のRRCメッセージは、UEへの一つまたは複数のランダムアクセスチャネル(RACH)パラメーターを示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のランダムアクセス手順に対する一般的なパラメーター(例えば、RACH-configGeneral)、セル特有のパラメーター(例えば、RACH-ConfigCommon)、および/または専用パラメーター(例えば、RACH-configDedicated)のうちの少なくとも一つを含んでもよい。基地局は、一つまたは複数のRRCメッセージを一つまたは複数のUEにブロードキャストまたはマルチキャストすることができる。一つまたは複数のRRCメッセージは、UE固有であり得る(例えば、RRC_CONNECTED状態および/またはRRC_INACTIVE状態において、UEに送信される専用RRCメッセージ)。UEは、一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、Msg1 1311および/またはMsg3 1313の送信のための時間周波数リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、UEは、Msg2 1312およびMsg4 1314を受信するための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターは、Msg1 1311の送信に利用可能な一つまたは複数の物理RACH(PRACH)機会を示し得る。一つまたは複数のPRACH機会は、事前に定義されていてもよい。一つまたは複数のRACHパラメーターは、一つまたは複数のPRACH機会の一つまたは複数の利用可能なセットを示し得る(例えば、prach-ConfigIndex)。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のPRACH機会と、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、(a)一つまたは複数のプリアンブルと、(b)一つまたは複数の基準信号との間の関連を示し得る。一つまたは複数の基準信号は、SS/PBCHブロックおよび/またはCSI-RSであり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、PRACH機会にマッピングされたSS/PBCHブロックの数、および/またはSS/PBCHブロックにマッピングされたプリアンブルの数を示し得る。
構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンク送信電力を決定し得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブル送信用の基準電力(例えば、受信したターゲット電力および/またはプリアンブル送信の初期電力)を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターによって示される一つまたは複数の電力オフセットがあり得る。例えば、一つまたは複数のRACHパラメーターは、パワーランピングステップ、SSBとCSI-RSとの間の電力オフセット、Msg1 1311とMsg3 1313の送信間の電力オフセット、および/またはプリアンブルグループ間の電力オフセット値を示し得る。一つまたは複数のRACHパラメーターは、UEが少なくとも一つの基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)および/またはアップリンクキャリア(例えば、正常アップリンク(NUL)キャリアおよび/または補完的アップリンク(SUL)キャリア)を決定し得るための、一つまたは複数の閾値を示し得る。
Msg1 1311は、一つまたは複数のプリアンブル送信(例えば、プリアンブル送信および一つまたは複数のプリアンブル再送信)を含み得る。RRCメッセージは、一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよび/またはグループB)を構成するために使用され得る。プリアンブルグループは、一つまたは複数のプリアンブルを含んでもよい。UEは、経路損失測定および/またはMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルグループを決定し得る。UEは、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)のRSRPを測定し、RSRP閾値(例えば、rsrp-ThresholdSSBおよび/またはrsrp-ThresholdCSI-RS)を超えるRSRPを有する少なくとも一つの基準信号を決定し得る。UEは、例えば、一つまたは複数のプリアンブルと少なくとも一つの基準信号との間の関連付けがRRCメッセージによって構成される場合、一つまたは複数の基準信号および/または選択されたプリアンブルグループに関連付けられる少なくとも一つのプリアンブルを選択し得る。
UEは、構成メッセージ1310に提供される一つまたは複数のRACHパラメーターに基づき、プリアンブルを決定し得る。例えば、UEは、経路損失測定、RSRP測定、および/またはMsg3 1313のサイズに基づき、プリアンブルを決定し得る。別の実施例として、一つまたは複数のRACHパラメーターは、プリアンブルフォーマット、プリアンブル送信の最大数、および/または一つまたは複数のプリアンブルグループ(例えば、グループAおよびグループB)を決定するための一つまたは複数の閾値を示し得る。基地局は、一つまたは複数のRACHパラメーターを使用して、一つまたは複数のプリアンブルと一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)との間の関連付けでUEを構成し得る。関連付けが構成される場合、UEは、関連付けに基づき、Msg1 1311に含めるようにプリアンブルを決定し得る。Msg1 1311は、一つまたは複数のPRACH機会を介して基地局に送信され得る。UEは、プリアンブルの選択およびPRACH機会の決定のために、一つまたは複数の基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を使用し得る。一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、ra-ssb-OccasionMskIndexおよび/またはra-OccasionList)は、PRACH機会と一つまたは複数の基準信号との間の関連付けを示し得る。
UEは、プリアンブル送信後に応答が受信されない場合、プリアンブル再送信を実行し得る。UEは、プリアンブル再送信のためにアップリンク送信電力を増加させ得る。UEは、ネットワークによって構成される、経路損失測定および/またはターゲット受信プリアンブル電力に基づき、初期プリアンブル送信電力を選択し得る。UEは、プリアンブルを再送信することを決定してもよく、アップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル再送信のランピングステップを示す一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、PREAMBLE_POWER_RAMPING_STEP)を受信し得る。ランピングステップは、再送信のためのアップリンク送信電力の増分増加の量であり得る。UEが、前のプリアンブル送信と同じ基準信号(例えば、SSBおよび/またはCSI-RS)を決定する場合、UEはアップリンク送信電力をランプアップし得る。UEは、プリアンブル送信および/または再送信の数を数えることができる(例えば、PREAMBLE_TRANSMISSION_COUNTER)。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、プリアンブル送信の数が、一つまたは複数のRACHパラメーター(例えば、preambleTransMax)によって構成される閾値を超える場合、失敗して完了したと決定し得る。
UEが受信するMsg2 1312は、RARを含んでもよい。一部のシナリオでは、Msg2 1312は、複数のUEに対応する複数のRARを含んでもよい。Msg2 1312は、Msg1 1311の送信の後またはそれに応答して受信され得る。Msg2 1312は、DL-SCH上でスケジュールされ、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用してPDCCH上で表示され得る。Msg2 1312は、Msg1 1311が基地局によって受信されたことを示し得る。Msg2 1312は、UEがUEの送信タイミングを調整するために使用し得る時間アライメントコマンド、Msg3 1313の送信のためのスケジューリング許可、および/または一時セルRNTI(TC-RNTI)を含み得る。プリアンブルを送信した後、UEは、Msg2 1312のPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。UEは、UEがプリアンブルを送信するために使用するPRACH機会に基づき、いつ時間ウィンドウを開始するかを決定し得る。例えば、UEは、プリアンブルの最後のシンボルの一つまたは複数のシンボルの後に(例えば、プリアンブル送信の終わりからの第一のPDCCH機会に)、時間ウィンドウを開始し得る。一つまたは複数のシンボルは、ヌメロロジに基づき決定され得る。PDCCHは、RRCメッセージによって構成される共通検索空間(例えば、Type1-PDCCH共通検索空間)の中にあり得る。UEは、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)に基づきRARを識別し得る。RNTIは、ランダムアクセス手順を開始する一つまたは複数のイベントに応じて使用され得る。UEは、ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)を使用し得る。RA-RNTIは、UEがプリアンブルを送信するPRACH機会と関連付けられてもよい。例えば、UEは、OFDMシンボルインデックス、スロットインデックス、周波数ドメインインデックス、および/またはPRACH機会のULキャリアインジケーターに基づき、RA-RNTIを決定し得る。RA-RNTIの実施例は、以下の通りであり得る。
RA-RNTI=1+s_id+14×t_id+14×80×f_id+14×80×8×ul_carrier_id
ここで、s_idは、PRACH機会の第一のOFDMシンボルのインデックスであってもよく(例えば、0≦s_id<14)、t_idは、システムフレーム内のPRACH機会の第一のスロットのインデックスであってもよく(例えば、0≦t_id<80)、f_idは、周波数ドメインでのPRACH機会のインデックスであってもよく(例えば、0≦f_id<8)、ul_carrier_idは、プリアンブル送信に使用されるULキャリアであり得る(例えば、NULキャリアの場合は0、SULキャリアの場合は1)。
UEは、Msg2 1312の受信成功に応答して(例えば、Msg2 1312で識別されたリソースを使用して)、Msg3 1313を送信し得る。Msg3 1313は、例えば、図13Aに示される競合ベースのランダムアクセス手順における競合解決のために使用され得る。一部のシナリオでは、複数のUEが、同じプリアンブルを基地局に送信してもよく、基地局は、UEに対応するRARを提供し得る。複数のUEが、RARをそれ自体に対応するものとして解釈する場合、不一致が発生し得る。競合解決(例えば、Msg3 1313およびMsg4 1314の使用)を使用して、UEが別のUEのアイデンティティを誤って使用しない可能性を増大させてもよい。競合解決を実施するために、UEは、Msg3 1313にデバイス識別子(例えば、割り当てられた場合、C-RNTI、Msg2 1312に含まれるTC-RNTI、および/または任意の他の適切な識別子)を含んでもよい。
Msg4 1314は、Msg3 1313の送信の後、またはそれに応答して受信され得る。C-RNTIがMsg3 1313に含まれていた場合、基地局は、C-RNTIを使用してPDCCH上のUEに対処する。UEの固有のC-RNTIがPDCCH上で検出された場合、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定される。TC-RNTIがMsg3 1313に含まれる場合(例えば、UEがRRC_IDLE状態であるか、またはそうでなければ基地局に接続されていない場合)、Msg4 1314は、TC-RNTIに関連付けられるDL-SCHを使用して受信される。MAC PDUが正常に復号化され、MAC PDUが、Msg3 1313で送信された(例えば、送信された)CCCH SDUと一致するか、そうでなければ対応するUE競合解決アイデンティティEtOAc CEを含む場合、UEは、競合解決が成功したと決定することができる、および/またはUEは、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。
UEは、補完的アップリンク(SUL)キャリアおよび正常アップリンク(NUL)キャリアで構成され得る。初期アクセス(例えば、ランダムアクセス手順)は、アップリンクキャリアでサポートされ得る。例えば、基地局は、二つの別個のRACH構成、すなわち、一つはSULキャリア用、もう一つはNULキャリア用であるUEを構成し得る。SULキャリアで構成されるセル内のランダムアクセスについて、ネットワークは、どのキャリア(NULまたはSUL)を使用するかを示し得る。UEは、例えば、一つまたは複数の基準信号の測定品質がブロードキャスト閾値よりも低い場合、SULキャリアを決定し得る。ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311および/またはMsg3 1313)のアップリンク送信は、選択されたキャリア上にとどまることができる。UEは、一つまたは複数の事例において、ランダムアクセス手順(例えば、Msg1 1311とMsg3 1313の間)中にアップリンクキャリアをスイッチングすることができる。例えば、UEは、チャネルクリアアセスメント(例えば、リッスンビフォアトーク)に基づき、Msg1 1311および/またはMsg3 1313のアップリンクキャリアを決定および/またはスイッチング得る。
図13Bは、2ステップの競合のないランダムアクセス手順を示す。図13Aに示される4ステップの競合ベースのランダムアクセス手順と同様、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1320をUEに送信することができる。構成メッセージ1320は、構成メッセージ1310に対して一部の点で類似し得る。図13Bは、Msg1 1321およびMsg2 1322の二つのメッセージの送信を含む。Msg1 1321およびMsg2 1322は、いくつかの点で、図13Aそれぞれに示されるMsg1 1311およびMsg2 1312に類似し得る。図13Aおよび13Bから理解されるように、競合のないランダムアクセス手順は、Msg3 1313および/またはMsg4 1314に類似したメッセージを含み得ない。
図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順は、ビーム障害復旧、他のSI要求、SCell追加、および/またはハンドオーバーのために開始され得る。例えば、基地局は、Msg1 1321に使用されるプリアンブルをUEに表示または割り当ててもよい。UEは、PDCCHおよび/またはRRCを介して基地局から、プリアンブル(例えば、ra-PreambleIndex)の表示を受信し得る。
プリアンブルを送信した後、UEは、RARのPDCCHを監視する時間ウィンドウ(例えば、ra-ResponseWindow)を開始し得る。ビーム障害復旧要求の場合、基地局は、RRCメッセージ(例えば、recoverySearchSpaceId)によって示される検索空間内に別個の時間ウィンドウおよび/または別個のPDCCHでUEを構成し得る。UEは、検索空間上のCell RNTI(C-RNTI)にアドレス指定されるPDCCH送信に対し監視し得る。図13Bに示す競合のないランダムアクセス手順において、UEは、Msg1 1321の送信および対応するMsg2 1322の受信の後、またはこれに応答して、ランダムアクセス手順が成功裏に完了したと決定し得る。UEは、例えば、PDCCH送信がC-RNTIにアドレス指定される場合に、ランダムアクセス手順が成功裏に完了すると決定し得る。UEは、ランダムアクセス手順が、例えば、UEが、UEによって送信されるプリアンブルに対応するプリアンブル識別子を含むRARを受信した場合、および/またはRARが、プリアンブル識別子を含むMACサブPDUを含む場合、成功裏に完了すると決定し得る。UEは、応答をSI要求に対する確認の指標として決定し得る。
図13Cは、別の2ステップランダムアクセス手順を示す。図13Aおよび13Bに示されるランダムアクセス手順と同様に、基地局は、手順の開始前に、構成メッセージ1330をUEに送信することができる。構成メッセージ1330は、構成メッセージ1310および/または構成メッセージ1320に対して一部の点で類似し得る。図13Cは、二つのメッセージ、すなわち、Msg A 1331およびMsg B 1332の送信を含む。
Msg A 1331は、UEによってアップリンク送信で送信され得る。Msg A 1331は、プリアンブル1341の一つまたは複数の送信および/またはトランスポートブロック1342の一つまたは複数の送信を含み得る。トランスポートブロック1342は、図13Aに示されるMsg3 1313の内容と類似および/または同等である内容を含み得る。トランスポートブロック1342は、UCI(例えば、SR、HARQ ACK/NACK、および/または類似のもの)を含んでもよい。UEは、Msg A 1331の送信の後、またはその送信に応答して、Msg B 1332を受信し得る。Msg B 1332は、図13Aおよび13B示されるMsg 2 1312(例えば、RAR)、および/または図13Aに示されるMsg4 1314の内容と類似および/または同等である内容を含み得る。
UEは、ライセンスされたスペクトルおよび/またはライセンスされていないスペクトルに対し、図13Cの2ステップランダムアクセス手順を開始することができる。UEは、一つまたは複数の要因に基づき、2ステップランダムアクセス手順を開始するかどうかを決定し得る。一つまたは複数の要因は、使用中の無線アクセス技術(例えば、LTE、NR、および/または同種のもの)、UEが有効なTAを有するかどうか、セルサイズ、UEのRRC状態、スペクトルのタイプ(例えば、ライセンス供与された対ライセンス供与されていない)、および/または任意の他の適切な要因であり得る。
UEは、構成メッセージ1330に含まれる2ステップのRACHパラメーターに基づき、プリアンブル1341および/またはMsg A 1331に含まれるトランスポートブロック1342に対する無線リソースおよび/またはアップリンク送信電力を決定し得る。RACHパラメーターは、変調および符号化スキーム(MCS)、時間周波数リソース、および/またはプリアンブル1341および/またはトランスポートブロック1342に対する電力制御を示し得る。プリアンブル1341(例えば、PRACH)の送信のための時間周波数リソースおよびトランスポートブロック1342(例えば、PUSCH)の送信のための時間周波数リソースは、FDM、TDM、および/またはCDMを使用して多重化され得る。RACHパラメーターは、UEが、Msg B 1332の監視および/または受信のための受信タイミングおよびダウンリンクチャネルを決定することを可能にし得る。
トランスポートブロック1342は、データ(例えば、遅延に敏感なデータ)、UEの識別子、セキュリティ情報、および/またはデバイス情報(例えば、International Mobile Subscriber Identity(IMSI))を含み得る。基地局は、Msg A 1331に対する応答としてMsg B 1332を送信し得る。Msg B 1332は、プリアンブル識別子、タイミングアドバンスコマンド、電力制御コマンド、アップリンク許可(例えば、無線リソース割り当ておよび/またはMCS)、競合解決のためのUE識別子、および/またはRNTI(例えば、C-RNTIまたはTC-RNTI)のうちの少なくとも一つを含み得る。UEは、Msg B 1332のプリアンブル識別子がUEによって送信されるプリアンブルに一致し、および/またはMsg B 1332のUEの識別子がMsg A 1331のUEの識別子(例えば、トランスポートブロック1342)に一致した場合に、2ステップランダムアクセス手順が成功裏に完了されると決定し得る。
UEおよび基地局は、制御シグナリングを交換し得る。制御シグナリングは、L1/L2制御シグナリングと呼ばれてもよく、PHY層(例えば、層1)および/またはMAC層(例えば、層2)に由来し得る。制御シグナリングは、基地局からUEに送信されるダウンリンク制御シグナリングおよび/またはUEから基地局に送信されるアップリンク制御シグナリングを含み得る。
ダウンリンク制御シグナリングは、ダウンリンクスケジューリング割り当て、アップリンク無線リソースおよび/またはトランスポートフォーマットを示すアップリンクスケジューリング許可、スロットフォーマット情報、プリエンプション表示、電力制御コマンド、および/またはその他の任意の適切なシグナリングを含み得る。UEは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上の基地局によって送信されるペイロード内のダウンリンク制御シグナリングを受信し得る。PDCCH上で送信されるペイロードは、ダウンリンク制御情報(DCI)と呼ばれてもよい。一部のシナリオでは、PDCCHは、UEのグループに共通なグループ共通PDCCH(GC-PDCCH)であり得る。
基地局は、送信エラーの検出を容易にするために、一つまたは複数の巡回冗長検査(CRC)パリティビットをDCIに取り付け得る。DCIがUE(またはUEのグループ)に対して意図される場合、基地局は、UEの識別子(またはUEのグループの識別子)でCRCパリティビットをスクランブルし得る。識別子を用いてCRCパリティビットをスクランブルすることは、識別子値およびCRCパリティビットのModulo-2追加(または排他的OR演算)を含んでもよい。識別子は、16ビットの値の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)を含んでもよい。
DCIは、異なる目的に使用され得る。目的は、CRCパリティビットをスクランブルするために使用されるRNTIのタイプによって示され得る。例えば、ページングRNTI(P-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ページング情報および/またはシステム情報変更通知を示し得る。P-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。システム情報RNTI(SI-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、システム情報のブロードキャスト送信を示し得る。SI-RNTIは、16進数で「FFFE」として事前に定義され得る。ランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、ランダムアクセス応答(RAR)を示し得る。セルRNTI(C-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、動的スケジュールのユニキャスト送信および/またはPDCCH順序のランダムアクセスのトリガーを示し得る。一時セルRNTI(TC-RNTI)でスクランブルされたCRCパリティビットを有するDCIは、競合解決を示し得る(例えば、図13Aに示されるMsg3 1313に類似するMsg3)。基地局によってUEに構成される他のRNTIの符号化は、Configured Scheduling RNTI(CS-RNTI)、Transmit Power Control-PUCCH RNTI (TPC-PUCCH-RNTI)、Transmit Power Control-PUSCH RNTI(TPC-PUSCH-RNTI)、Transmit Power Control-SRS RNTI(TPC-SRS-RNTI)、Interruption RNTI(INT-RNTI)、Slot Format Indication RNTI (SFI-RNTI)、Semi-Persistent CSI RNTI(SP-CSI-RNTI)、Modulation and Coding Scheme Cell RNTI(MCS-C-RNTI)、および/または類似のものを含む。
DCIの目的および/または内容に応じて、基地局は、一つまたは複数のDCIフォーマットでDCIを送信し得る。例えば、DCIフォーマット0_0は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット0_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット0_1は、セル内のPUSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット0_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_0は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用できる。DCIフォーマット1_0は、フォールバックDCIフォーマットであり得る(例えば、コンパクトなDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット1_1は、セル内のPDSCHのスケジューリングに使用され得る(例えば、DCIフォーマット1_0よりも多くのDCIペイロードを有する)。DCIフォーマット2_0は、UEのグループにスロットフォーマット表示を提供するために使用され得る。DCIフォーマット2_1は、UEがUEへの送信を意図していないと想定する物理リソースブロックおよび/またはOFDMシンボルをUEのグループに通知するために使用され得る。DCIフォーマット2_2は、PUCCHまたはPUSCH用の送信電力制御(TPC)コマンドの送信に使用され得る。DCIフォーマット2_3は、一つまたは複数のUEによるSRS送信用のTPCコマンドのグループの送信に使用され得る。新機能のDCIフォーマットは、今後のリリースで定義され得る。DCIフォーマットは、異なるDCIサイズを有するか、または同じDCIサイズを共有し得る。
RNTIでDCIをスクランブルした後、基地局は、チャネル符号化(例えば、極性符号化)、レートマッチング、スクランブルおよび/またはQPSK変調を用いてDCIを処理し得る。基地局は、PDCCHのために使用および/または構成されるリソース要素上に、符号化および変調されたDCIをマッピングし得る。DCIのペイロードサイズおよび/または基地局のカバレッジに基づき、基地局は、いくつかの連続制御チャネル要素(CCE)を占有するPDCCHを介してDCIを送信し得る。連続するCCEの数(アグリゲーションレベルと呼ばれる)は、1、2、4、8、16、および/または任意の他の適切な数であり得る。CCEは、リソース要素グループ(REG)の数(例えば、6)を含んでもよい。REGは、OFDMシンボル内のリソースブロックを含んでもよい。リソース要素上の符号化および変調されたDCIのマッピングは、CCEおよびREGのマッピング(例えば、CCE~REGマッピング)に基づいてもよい。
図14Aは、帯域幅部分に対するCORESET構成の実施例を示す。基地局は、一つまたは複数の制御リソースセット(CORESET)上のPDCCHを介してDCIを送信し得る。CORESETは、UEが一つまたは複数の検索空間を使用してDCIを復号化しようとする時間周波数リソースを含んでもよい。基地局は、時間周波数ドメイン内にCORESETを構成し得る。図14Aの実施例において、第一のCORESET1401および第二のCORESET1402は、スロット内の第一のシンボルで生じる。第一のCORESET1401は、周波数ドメイン内の第二のCORESET1402と重複する。第三のCORESET1403は、スロット内の第三のシンボルで生じる。第四のCORESET1404は、スロットの第七のシンボルで生じる。CORESETは、周波数ドメイン内に異なる数のリソースブロックを有し得る。
図14Bは、CORESETおよびPDCCH処理上のDCI送信に対するCCE~REGマッピングの実施例を示す。CCE~REGマッピングは、インターリーブマッピング(例えば、周波数多様性を提供する目的で)または非インターリーブマッピング(例えば、干渉調整および/または制御チャネルの周波数選択送信を促進する目的で)であり得る。基地局は、異なるまたは同一のCCE~REGマッピングを異なるCORESET上で実行し得る。CORESETは、RRC構成によるCCE~REGマッピングと関連付けられてもよい。CORESETは、アンテナポート疑似コロケーション(QCL)パラメーターで構成され得る。アンテナポートのQCLパラメーターは、CORESET内のPDCCH受信用の復調基準信号(DMRS)のQCL情報を示し得る。
基地局は、一つまたは複数のCORESETおよび一つまたは複数の検索空間セットの構成パラメーターを含むRRCメッセージをUEに送信することができる。構成パラメーターは、検索空間セットとCORESETとの間の関連を示し得る。検索空間セットは、所与のアグリゲーションレベルでCCEによって形成されるPDCCH候補のセットを含んでもよい。構成パラメーターは、アグリゲーションレベルごとに監視されるPDCCH候補の数、PDCCH監視周期性およびPDCCH監視パターン、UEによって監視される一つまたは複数のDCIフォーマット、および/または検索空間セットが、共通検索空間セットまたはUE固有検索空間セットであるかどうかを示し得る。共通検索空間セット内のCCEのセットは、事前に定義され、UEに既知であり得る。UE固有検索空間セット内のCCEのセットは、UEのアイデンティティ(例えば、C-RNTI)に基づき構成され得る。
図14Bに示すように、UEは、RRCメッセージに基づき、CORESETの時間周波数リソースを決定し得る。UEは、CORESETの構成パラメーターに基づき、CORESETに対するCCE~REGマッピング(例えば、インターリーブまたは非インターリーブ、および/またはマッピングパラメーター)を決定し得る。UEは、RRCメッセージに基づき、CORESET上に構成される検索空間セットの数(例えば、最大で10)を決定し得る。UEは、検索空間セットの構成パラメーターに従って、PDCCH候補のセットを監視し得る。UEは、一つまたは複数のDCIを検出するために、一つまたは複数のCORESET内のPDCCH候補のセットを監視し得る。監視は、監視されたDCIフォーマットに従って、PDCCH候補のセットの一つまたは複数のPDCCH候補を復号化することを含み得る。監視は、可能な(または構成される)PDCCH位置、可能な(または構成される)PDCCHフォーマット(例えば、共通検索空間におけるCCEの数、PDCCH候補の数、および/またはUE固有検索空間におけるPDCCH候補の数)、および可能な(または構成される)DCIフォーマットを有する一つまたは複数のPDCCH候補のDCI内容を復号化することを含み得る。復号化は、ブラインドブラインド複合化ブラインド復号化と呼んでもよい。UEは、CRCチェック(例えば、RNTI値に一致するDCIのCRCパリティビットに対するスクランブルビット)に応答して、UEに対して有効なDCIを決定し得る。UEは、DCIに含まれる情報(例えば、スケジューリング割り当て、アップリンク許可、電力制御、スロットフォーマット表示、ダウンリンクプリエンプション、および/または同種のもの)を処理し得る。
UEは、アップリンク制御シグナリング(例えば、アップリンク制御情報(UCI))を基地局に送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、受信したDL-SCHトランスポートブロックに対するハイブリッド自動反復要求(HARQ)確認応答を含んでもよい。UEは、DL-SCHトランスポートブロックを受信した後、HARQ確認応答を送信し得る。アップリンク制御シグナリングは、物理ダウンリンクチャネルのチャネル品質を示すチャネル状態情報(CSI)を含み得る。UEは、CSIを基地局に送信し得る。基地局は、受信したCSIに基づき、ダウンリンク送信のための送信フォーマットパラメーター(例えば、マルチアンテナおよびビーム形成スキームを含む)を決定し得る。アップリンク制御シグナリングは、スケジューリング要求(SR)を含んでもよい。UEは、アップリンクデータが基地局に送信可能であることを示すSRを送信し得る。UEは、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して、UCI(例えば、HARQ確認応答(HARQ-ACK)、CSIレポート、SRなど)を送信し得る。UEは、いくつかのPUCCHフォーマットのうちの一つを使用して、PUCCHを介してアップリンク制御シグナリングを送信し得る。
五つのPUCCHフォーマットがあり得、UEは、UCIのサイズ(例えば、UCI送信のアップリンクシンボルの数およびUCIビットの数)に基づきPUCCHフォーマットを決定し得る。PUCCHフォーマット0は、一つまたは二つのOFDMシンボルの長さを有してもよく、2以下のビットを含んでもよい。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超えており、正または負のSRを持つHARQ-ACK情報ビットの数(HARQ-ACK/SRビット)が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット0を使用して、PUCCHリソースでUCIを送信することができる。PUCCHフォーマット1は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2以下のビットを含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、HARQ-ACK/SRビットの数が一つまたは二つである場合、PUCCHフォーマット1を使用し得る。PUCCHフォーマット2は、一つまたは二つのOFDMシンボルを占有してもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が一つまたは二つのシンボルを超え、UCIビットの数が二つ以上である場合、PUCCHフォーマット2を使用し得る。PUCCHフォーマット3は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含まない場合、PUCCHフォーマット3を使用し得る。PUCCHフォーマット4は、4~14個のOFDMシンボルの間の数を占めてもよく、2ビット超を含んでもよい。UEは、送信が四つ以上のシンボルであり、UCIビットの数が二つ以上であり、PUCCHリソースが直交カバーコードを含む場合、PUCCHフォーマット4を使用し得る。
基地局は、例えば、RRCメッセージを使用して、複数のPUCCHリソースセットの構成パラメーターをUEに送信し得る。複数のPUCCHリソースセット(例えば、最大四つのセット)は、セルのアップリンクBWP上に構成され得る。PUCCHリソースセットは、PUCCHリソースセットインデックス、PUCCHリソース識別子(例えば、pucch-Resourceid)によって識別されるPUCCHリソースを有する複数のPUCCHリソース、および/またはUEが、PUCCHリソースセット内の複数のPUCCHリソースのうちの一つを使用して送信することができるUCI情報ビットの数(例えば、最大数)で構成され得る。複数のPUCCHリソースセットで構成する場合、UEは、UCI情報ビット(例えば、HARQ-ACK、SR、および/またはCSI)の合計ビット長に基づき、複数のPUCCHリソースセットのうちの一つを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2以下である場合、UEは、PUCCHリソースセットのインデックスが「0」に等しい第一のPUCCHリソースセットを選択し得る。UCI情報ビットの合計ビット長が2より大きく、第一の構成値以下の場合、UEは、「1」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第二のPUCCHリソースセットを選択することができる。UCI情報ビットの合計ビット長が第一の構成値より大きく、第二の構成値以下の場合、UEは、「2」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第三のPUCCHリソースセットを選択することができる。UCI情報ビットの合計ビット長が第二の構成値より大きく、第三の値(例えば、1406)以下である場合、UEは、「3」に等しいPUCCHリソースセットインデックスを有する第四のPUCCHリソースセットを選択することができる。
複数のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースセットを決定した後、UEは、UCI(HARQ-ACK、CSI、および/またはSR)送信用のPUCCHリソースセットからPUCCHリソースを決定し得る。UEは、PDCCH上で受信されたDCI(例えば、DCIフォーマット1_0またはDCIフォーマット1_1)内のPUCCHリソースインジケーターに基づき、PUCCHリソースを決定し得る。DCIの3ビットPUCCHリソースインジケーターは、PUCCHリソースセット内の八つのPUCCHリソースの一つを示し得る。PUCCHリソースインジケーターに基づき、UEは、DCI内のPUCCHリソースインジケーターによって示されるPUCCHリソースを使用してUCI(HARQ-ACK、CSIおよび/またはSR)を送信することができる。
図15は、本開示の実施形態による基地局1504と通信する無線デバイス1502の実施例を示す。無線デバイス1502および基地局1504は、図1Aに示される移動体通信ネットワーク100、図1Bに示される移動体通信ネットワーク150、またはその他の通信ネットワークなどの移動体通信ネットワークの一部であり得る。図15には、一つの無線デバイス1502および一つの基地局1504のみが示される。しかし、移動体通信ネットワークは、図15に示されるものと同じまたは同様の構成を有する、複数のUEおよび/または複数の基地局を含み得ることが理解されよう。
基地局1504は、無線デバイス1502を、エアーインターフェイス(または無線インターフェイス)1506上で無線通信を介してコアネットワーク(図示せず)に接続し得る。エアーインターフェイス1506上で基地局1504から無線デバイス1502への通信方向は、ダウンリンクとして知られ、エアーインターフェイス上で無線デバイス1502から基地局1504への通信方向は、アップリンクとして知られる。ダウンリンク送信は、FDD、TDD、および/または二つの二重化技術のいくつかの組み合わせを使用して、アップリンク送信から分離され得る。
ダウンリンクでは、基地局1504から無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の処理システム1508に提供され得る。データは、例えば、コアネットワークによって処理システム1508に提供され得る。アップリンクでは、無線デバイス1502から基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の処理システム1518に提供され得る。処理システム1508および処理システム1518は、層3および層2のOSI機能を実装して、送信のためにデータを処理し得る。層2は、例えば、図2A、図2B、図3、および図4Aに関して、SDAP層、PDCP層、RLC層、およびMAC層を含み得る。層3は、図2Bに関してRRC層を含み得る。
処理システム1508によって処理された後、無線デバイス1502に送信されるデータは、基地局1504の送信処理システム1510に提供され得る。同様に、処理システム1518によって処理された後、基地局1504に送信されるデータは、無線デバイス1502の送信処理システム1520に提供され得る。送信処理システム1510および送信処理システム1520は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。送信処理のために、PHY層は、例えば、トランスポートチャネルの順方向エラー訂正符号化、インターリーブ、レートマッチング、トランスポートチャネルの物理チャネルへのマッピング、物理チャネルの変調、多重入力多重出力(MIMO)またはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
基地局1504で、受信処理システム1512は、無線デバイス1502からアップリンク送信を受信し得る。無線デバイス1502では、受信処理システム1522は、基地局1504からダウンリンク送信を受信し得る。受信処理システム1512および受信処理システム1522は、層1のOSI機能を実装し得る。層1は、図2A、図2B、図3、および図4Aに関してPHY層を含み得る。受信処理のために、PHY層は、例えば、エラー検出、順方向エラー訂正復号化、デインターリーブ、物理チャネルへのトランスポートチャネルのデマッピング、物理チャネルの復調、MIMOまたはマルチアンテナ処理、および/または同種のものを実行し得る。
図15に示すように、無線デバイス1502および基地局1504は、複数のアンテナを含み得る。複数のアンテナは、空間多重化(例えば、単一ユーザーMIMOまたはマルチユーザーMIMO)、送信/受信多様性、および/またはビームフォーミングなどの一つまたは複数のMIMOまたはマルチアンテナ技術を実施するために使用され得る。他の実施例では、無線デバイス1502および/または基地局1504は、単一アンテナを有し得る。
処理システム1508および処理システム1518は、それぞれメモリー1514およびメモリー1524と関連付けられてもよい。メモリー1514およびメモリー1524(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)は、本出願で論じる一つまたは複数の機能を実施するために、処理システム1508および/または処理システム1518によって実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを記憶し得る。図15には示されていないが、送信処理システム1510、送信処理システム1520、受信処理システム1512、および/または受信処理システム1522は、それらのそれぞれの機能のうちの一つまたは複数を実行するために実行され得るコンピュータープログラム命令またはコードを格納するメモリー(例えば、一つまたは複数の非一時的コンピューター可読媒体)に結合され得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーを含んでもよい。一つまたは複数のコントローラーおよび/または一つまたは複数のプロセッサーは、例えば、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(DSP)、マイクロコントローラー、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/またはその他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲートおよび/またはトランジスターロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、オンボードユニット、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、信号符号化/処理、データ処理、電力制御、入出力処理、および/または無線デバイス1502および基地局1504がワイヤレス環境で動作するのを可能にし得る他の任意の機能のうちの少なくとも一つを実行し得る。
処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526に接続され得る。一つまたは複数の周辺装置1516および一つまたは複数の周辺装置1526は、特徴および/または機能を提供するソフトウェアおよび/またはハードウェア、例えばスピーカー、マイク、キーパッド、表示装置、タッチパッド、電源、衛星トランシーバー、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、ハンズフリーヘッドセット、周波数変調(FM)無線ユニット、メディアプレーヤー、インターネットブラウザ、電子制御ユニット(例えば、自動車両)、および/または一つまたは複数のセンサー(例えば、加速度計、ジャイロスコープ、温度センサー、レーダーセンサー、ライダーセンサー、超音波センサー、光センサー、カメラ、および/または類似のもの)を含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、一つまたは複数の周辺装置1516および/または一つまたは複数の周辺装置1526からユーザー入力データを受信し、および/またはユーザー出力データを提供し得る。無線デバイス1502内の処理システム1518は、電源から電力を受け取ることができ、および/または無線デバイス1502内の他のコンポーネントに電力を分配するように構成することができる。電源は、一つまたは複数の電源、例えば、バッテリー、太陽電池、燃料電池、またはそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。処理システム1508および/または処理システム1518は、それぞれ、GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527に接続され得る。GPSチップセット1517およびGPSチップセット1527は、それぞれ、無線デバイス1502および基地局1504の地理的位置情報を提供するように構成され得る。
図16Aは、アップリンク送信のための例示的な構造を示す。物理アップリンク共有チャネルを代表するベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行することができる。この一つまたは複数の機能は、スクランブリング、複素数値シンボルを生成するためのスクランブルビットの変調、一つまたはいくつかの送信層上への複素数値変調シンボルのマッピング、複素数値シンボルを生成するための変換プリコーディング、複素数値シンボルのプリコーディング、プリコーディングされた複素数値シンボルのリソース要素へのマッピング、複素数値時間ドメイン単一キャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA)またはCP-OFDM信号のアンテナポートへの生成、および/または同様のものの少なくとも一つを含むことができる。一実施例では、変換プリコーディングが有効である場合は、アップリンク送信のためのSC-FDMA信号が生成され得る。一実施例では、変換プリコーディングが有効でない場合は、図16Aによって、アップリンク送信のためのCP-OFDM信号が生成されることができる。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装することができることが予想される。
図16Bは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポートに対する、複素数値SC-FDMAまたはCP-OFDMベースバンド信号および/または複素数値物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)ベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
図16Cは、ダウンリンク送信の例示的な構造を示す。物理ダウンリンクチャネルを表すベースバンド信号は、一つまたは複数の機能を実行できる。この一つまたは複数の機能は、物理チャネル上で送信されるべきコードワード内の符号化されたビットのスクランブリング、複素数値変調シンボルを生成するためのスクランブルされたビットの変調、複素数値変調シンボルの一つまたはいくつかの送信層上へのマッピング、アンテナポート上での送信のための層上にある複素数値変調シンボルのプリコーディング、アンテナポートの複素数値変調シンボルのリソース要素へのマッピング、アンテナポート毎の複素数値時間ドメインOFDM信号の生成、および/または同様のものを含むことができる。これらの機能は、例として示されており、さまざまな実施形態で他の機構を実装することができることが予想される。
図16Dは、ベースバンド信号のキャリア周波数への変調およびアップコンバージョンのための別の実施例示的な構造を示す。ベースバンド信号は、アンテナポート用の複素数値OFDMベースバンド信号であり得る。送信前にフィルターリングを用いることができる。
無線デバイスは、複数のセル(例えば、プライマリーセル、セカンダリーセル)の構成パラメーターを含む一つまたは複数のメッセージ(例えば、RRCメッセージ)を基地局から受信し得る。無線デバイスは、複数のセルを介して、少なくとも一つの基地局(例えば、二重接続の二つ以上の基地局)と通信し得る。一つまたは複数のメッセージ(例えば、構成パラメーターの一部として)は、無線デバイスを構成するための物理的、MAC、RLC、PCDP、SDAP、RRC層のパラメーターを含んでもよい。例えば、構成パラメーターは、物理層およびMAC層チャネル、ベアラなどを構成するためのパラメーターを含み得る。例えば、構成パラメーターは、物理層、MAC層、RLC層、PCDP層、SDAP層、RRC層、および/または通信チャネル用のタイマーの値を示すパラメーターを含んでもよい。
タイマーが開始されると実行を開始し、停止するまで、または満了するまで、実行を継続し得る。タイマーは、動いていない場合に開始され得るか、動いている場合に再起動され得る。タイマーは、値と関連付けられてもよい(例えば、タイマーは、ある値から開始または再開されてもよく、またはゼロから開始され、値に到達したら満了し得る)。タイマーの期間は、(例えば、BWPスイッチングにより)タイマーが停止するか、または満了するまで更新され得ない。タイマーを使用して、プロセスの期間/ウィンドウを測定することができる。本明細書が、一つまたは複数のタイマーに関連する実装および手順を指す場合、一つまたは複数のタイマーを実装する複数の方法があることが理解されよう。例えば、タイマーを実施するための複数の方法のうちの一つまたは複数が、手順の期間/ウィンドウを測定するために使用され得ることが理解されよう。例えば、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーは、ランダムアクセス応答を受信するためのウィンドウ時間を測定するために使用され得る。一実施例では、ランダムアクセス応答ウィンドウタイマーの開始および満了の代わりに、二つのタイムスタンプ間の時間差を使用し得る。タイマーが再開されると、時間ウィンドウの測定のためのプロセスが再開され得る。他の例示的実施は、時間ウィンドウの測定を再開するために提供され得る。
図17は、無線デバイス間の直接通信がある、デバイス間(D2D)通信の実施例を示す。一実施例では、D2D通信は、サイドリンク(SL)を介して行われてもよい。無線デバイスは、サイドリンクインターフェイス(例えば、PC5インターフェイス)を介してサイドリンク通信を交換し得る。サイドリンクは、アップリンク(無線デバイスが基地局と通信する)およびダウンリンク(基地局が無線デバイスと通信する)とは異なる。無線デバイスおよび基地局は、ユーザープレーンインターフェイス(例えば、Uuインターフェイス)を介して、アップリンクおよび/またはダウンリンク通信を交換し得る。
図に示すように、無線デバイス#1および無線デバイス#2は、基地局#1のカバレッジエリア内にあり得る。例えば、無線デバイス#1および無線デバイス#2の両方が、Uuインターフェイスを介して基地局#1と通信し得る。無線デバイス#3は、基地局#2のカバレッジエリアにあり得る。基地局#1および基地局#2は、ネットワークを共有してもよく、ネットワークカバレッジエリアを共同で提供し得る。無線デバイス#4および無線デバイス#5は、ネットワークカバレッジエリアの外側であり得る。
カバレッジ内D2D通信は、二つの無線デバイスがネットワークカバレッジエリアを共有するときに行われてもよい。無線デバイス#1および無線デバイス#2は両方とも、基地局#1のカバレッジエリアにある。従って、それらは、サイドリンクAとして標識された、イン・カバレッジのセル内D2D通信を実行し得る。無線デバイス#2および無線デバイス#3は、異なる基地局のカバレッジエリア内にあるが、同じネットワークカバレッジエリアを共有する。従って、それらは、サイドリンクBとして標識された、イン・カバレッジのセル内D2D通信を実行し得る。一方の無線デバイスがネットワークカバレッジエリア内にあり、他方の無線デバイスがネットワークカバレッジエリアの外側にある時に、部分カバレッジD2D通信を実行し得る。無線デバイス#3および無線デバイス#4は、サイドリンクCとして標識された部分バレッジD2D通信を実行し得る。カバレッジ外D2D通信は、両方の無線デバイスがネットワークカバレッジエリアの外側にあるときに実行され得る。無線デバイス#4および無線デバイス#5は、サイドリンクDと標識された、カバレッジ外D2D通信を実行し得る。
サイドリンク通信は、物理チャネル、例えば、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)、物理サイドリンクディスカバリーチャネル(PSDCH)、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、および/または物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)を使用して構成され得る。PSBCHは、第一の無線デバイスによって、ブロードキャスト情報を第二の無線デバイスに送信するために使用され得る。PSBCHは、一部の点においてPBCHと類似し得る。ブロードキャスト情報は、例えば、スロットフォーマット表示、リソースプール情報、サイドリンクシステムフレーム番号、または任意の他の適切なブロードキャスト情報を含み得る。PSFCHは、第一の無線デバイスによって、フィードバック情報を第二の無線デバイスに送信するために使用され得る。フィードバック情報は、例えば、HARQフィードバック情報を含み得る。PSDCHは、第一の無線デバイスによって、ディスカバリー情報を第二の無線デバイスに送信するために使用され得る。ディスカバリー情報は、その存在および/またはサービスの可用性を、そのエリア内の他の無線デバイスに信号を送るために、無線デバイスによって使用され得る。PSCCHは、第一の無線デバイスによって、サイドリンク制御情報(SCI)を第二の無線デバイスに送信するために使用され得る。PSCCHは、PDCCHおよび/またはPUCCHといくつかの点で類似し得る。制御情報は、例えば、時間/周波数リソース割り当て情報(RBサイズ、再送信数など)、復調関連情報(DMRS、MCS、RVなど)、送信無線デバイスおよび/または受信無線デバイス、プロセス識別子(HARQなど)の識別情報、または任意の他の適切な制御情報を含み得る。PSCCHは、サイドリンク送信のためにサイドリンクリソースを割り当て、優先順位を付け、および/または確保するために使用され得る。PSSCHは、データおよび/またはネットワーク情報を第二の無線デバイスに送信および/または中継するために、第一の無線デバイスによって使用され得る。PSSCHは、一部の点において、PDSCHおよび/またはPUSCHに類似し得る。サイドリンクチャネルの各々は、一つまたは複数の復調基準信号と関連付けられてもよい。サイドリンク動作は、サイドリンク同期信号を利用して、サイドリンク動作のタイミングを確立し得る。サイドリンク動作のために構成される無線デバイスは、例えば、PSBCHでサイドリンク同期信号を送信し得る。サイドリンク同期信号は、プライマリーサイドリンク同期信号(PSSS)およびセカンダリーサイドリンク同期信号(SSSS)を含み得る。
サイドリンクリソースは、任意の適切な様式で無線デバイスに構成され得る。無線デバイスは、サイドリンク用に事前構成されてもよく、例えば、サイドリンクリソース情報で事前構成され得る。追加的または代替的に、ネットワークは、サイドリンク用のリソースプールに関連するシステム情報をブロードキャストし得る。追加的または代替的に、ネットワークは、専用サイドリンク構成を有する特定の無線デバイスを構成し得る。構成は、サイドリンク動作(例えば、サイドリンクバンドの組み合わせを構成する)に使用されるサイドリンクリソースを識別し得る。
無線デバイスは、異なるモード、例えば、支援モード(モード1と呼んでもよい)または自律モード(モード2と呼んでもよい)で動作し得る。モード選択は、無線デバイスのカバレッジステータス、無線デバイスの無線リソース制御ステータス、ネットワークからの情報および/または命令、および/またはその他の任意の適切な要因に基づいてもよい。例えば、無線デバイスがアイドルまたは非アクティブである場合、または無線デバイスがネットワークカバレッジの範囲外である場合、無線デバイスは、自律モードで動作するように選択し得る。例えば、無線デバイスが接続されるモード(例えば、基地局に接続される)にある場合、無線デバイスは、支援モードで動作するよう(または基地局によって動作するよう命令される)選択し得る。例えば、ネットワーク(例えば、基地局)は、接続される無線デバイスに、特定のモードで動作するよう指示し得る。
支援モードでは、無線デバイスは、ネットワークからスケジューリングを要求し得る。例えば、無線デバイスは、スケジューリング要求をネットワークに送信してもよく、ネットワークは、無線デバイスにサイドリンクリソースを割り当ててもよい。支援モードは、ネットワーク支援モード、gNB支援モード、または基地局支援モードと呼んでもよい。自律モードでは、無線デバイスは、一つまたは複数のリソースプール(例えば、事前構成またはネットワーク割り当てのリソースプール)内の測定値に基づきサイドリンクリソースを選択し、サイドリンクリソース選択は他の無線デバイスによってなされ、および/または他の無線デバイスのサイドリンクリソース使用を選択し得る。
サイドリンクリソースを選択するために、無線デバイスは、感知ウィンドウおよび選択ウィンドウを観察し得る。感知ウィンドウの間、無線デバイスは、サイドリンクリソースプールを使用して、他の無線デバイスによって送信されたSCIを観察し得る。SCIは、サイドリンク送信に対し使用および/または確保され得るリソースを識別し得る。SCIで識別されたリソースに基づき、無線デバイスは、選択ウィンドウ内のリソース(例えば、SCIで識別されたリソースとは異なるリソース)を選択し得る。無線デバイスは、選択されたサイドリンクリソースを使用して送信し得る。
図18は、サイドリンク動作のためのリソースプールの実施例を示す。無線デバイスは、一つまたは複数のサイドリンクセルを使用して動作し得る。サイドリンクセルは、一つまたは複数のリソースプールを含み得る。各リソースプールは、特定のモード(例えば、支援または自律)に従って動作するよう構成され得る。リソースプールは、リソースユニットに分割され得る。周波数ドメインでは、各リソースユニットは、例えば、サブチャネルと呼んでもよい一つまたは複数のリソースブロックを含んでもよい。時間ドメインで、各リソースユニットは、例えば、一つまたは複数のスロット、一つまたは複数のサブフレーム、および/または一つまたは複数のOFDMシンボルを含み得る。リソースプールは、周波数ドメインおよび/または時間ドメインにおいて連続的または非連続的であり得る(例えば、連続的リソースユニットまたは非連続的リソースユニットを含む)。リソースプールは、繰り返しリソースプール部分に分割され得る。リソースプールは、一つまたは複数の無線デバイス間で共有され得る。各無線デバイスは、例えば、衝突を避けるために、異なるリソースユニットを使用して送信を試みることができる。
サイドリンクリソースプールは、任意の適切な様式で配置され得る。図では、例示的なリソースプールは、時間ドメイン内で非連続であり、単一サイドリンクBWPに限定される。リソースプールの実施例では、周波数リソースは、単位時間当たりNfリソースユニットに分割され、ゼロからNf‐1まで番号付けされる。例示的なリソースプールは、k単位時間ごとに繰り返される複数の部分(この実施例では非連続)を含んでもよい。この図では、時間リソースにはn、n+1,...,n+k、n+k+1,...,などの番号が付けられている。
無線デバイスは、リソースプールから一つまたは複数のリソースユニットを送信するために選択し得る。例示的なリソースプールでは、無線デバイスはサイドリンク送信用のリソースユニット(n,0)を選択する。無線デバイスは、リソースプールの後の部分、例えば、リソースユニット(n+k,0)、リソースユニット(n+2k,0)、リソースユニット(n+3k,0)などの定期的なリソースユニットをさらに選択し得る。選択は、例えば、リソースユニット(n、0)を使用する通信が、サイドリンクリソースプールを共有する無線デバイスのサイドリンク送信と衝突しない(または衝突する可能性が低い)という決定に基づいてもよい。決定は、例えば、リソースプールを共有する他の無線デバイスの挙動に基づいてもよい。例えば、リソースユニット(n-k、0)でサイドリンク送信が検出されない場合、無線デバイスは、リソースユニット(n、0)、リソース(n+k、0)などを選択し得る。例えば、別の無線デバイスからのサイドリンク送信がリソースユニット(n-k、1)で検出される場合、無線デバイスは、リソースユニット(n、1)、リソース(n+k、1)などの選択を回避し得る。
異なるサイドリンク物理チャネルでは、異なるリソースプールを使用し得る。例えば、PSCCHは第一のリソースプールを使用し、PSSCHは第二のリソースプールを使用し得る。異なるリソース優先順位は、異なるリソースプールと関連付けられてもよい。例えば、第一のQoS、サービス、優先度、および/またはその他の特性に関連付けられるデータは、第一のリソースプールを使用し、第二のQoS、サービス、優先度、および/またはその他の特性に関連付けられるデータは、第二のリソースプールを使用し得る。例えば、ネットワーク(例えば、基地局)は、各リソースプールの優先度レベル、各リソースプールに対してサポートされるサービスなどを構成し得る。例えば、ネットワーク(例えば、基地局)は、ユニキャストUEが使用するための第一のリソースプール、グループキャストUEが使用するための第二のリソースプールなどを構成し得る。例えば、ネットワーク(例えば、基地局)は、サイドリンクデータの送信用の第一のリソースプール、ディスカバリーメッセージの送信用の第二のリソースプールなどを構成し得る。
図19は、リソース選択手順のタイミングの実施例を示す。無線デバイスは、サイドリンク送信用の無線リソースを選択するためのリソース選択手順を実行し得る。図19に示すように、リソース選択手順の感知ウィンドウは、時刻(n-T0)に開始され得る。感知ウィンドウは、時刻(n-Tproc,0)に終了し得る。無線デバイスは、時刻(n-Tproc,0)にサイドリンク送信のための新しいデータを受信し得る。期間Tproc,0は、リソース選択手順をトリガーするように決定するための無線デバイスの処理遅延であり得る。無線デバイスは、時刻nにリソース選択手順をトリガーして、時刻(n-Tproc,0)に到着した新しいデータのための無線リソースを選択することを決定し得る。無線デバイスは、時刻(n+T1)にリソース選択手順を完了し得る。無線デバイスは、無線デバイスの能力に基づき、パラメーターT1を決定し得る。無線デバイスの能力は、無線デバイスのプロセッサーの処理遅延であり得る。リソース選択手順の選択ウィンドウは、時刻(n+T1)に開始され得る。選択ウィンドウは、時刻(n+T2)に終了し得る。時刻(n+T2)は、選択ウィンドウの終了を定義することができる。一実施例では、無線デバイスは、パラメーターT2をT2min≦T2≦PDBとなるよう決定してもよく、PDB(パケット遅延バジェット)は、サイドリンク送信を介して新しいデータを送信するための最大許容遅延(例えば、遅延バジェット)であり得る。無線デバイスは、サイドリンク送信の優先度に対応する値にパラメーターT2minを設定し得る。一実施例では、無線デバイスは、パラメーターがT2min>PDBである場合に、パラメーターT2=PDBを設定し得る。
図20は、第一のトランスポートブロック(TB)のリソース表示と、第二のTBのリソース予約の実施例を示す。サイドリンク送信は、サイドリンク制御情報(SCI)を含んでもよい。サイドリンク送信は、TBをさらに含み得る。SCIは、第一のTBの送信および/または再送信のための、一つまたは複数の第一の時間および周波数(T/F)リソースを示す、一つまたは複数の第一のパラメーターを含み得る。SCIは、第二のTBの送信および/または再送信のための、一つまたは複数の第二のT/Fリソースの予約期間を示す、一つまたは複数の第二のパラメーターをさらに含み得る。
リソース選択手順(例えば、図19で上述したように)のトリガーに応答して、無線デバイスは、第一のTBの送信および/または再送信のための、一つまたは複数の第一のT/Fリソースを選択し得る。図20に示すように、無線デバイスは、第一のTBを送信するための三つのリソースを選択し得る。無線デバイスは、三つのリソースの第一のリソースを介して、第一のTBの初期送信(図20の第一のTBの初期Tx)を送信し得る。無線デバイスは、三つのソースの第二のリソースを介して、第一のTBの第一の再送信(図20の第1の再Tx)を送信し得る。無線デバイスは、三つのリソースの第三のリソースを介して、第一のTBの第二の再送信(図20の第2の再Tx)を送信し得る。第一のTBの初期送信の開始時間から第一のTBの第二の再送信までの時間は、32のサイドリンクスロット以下であり得る(例えば、図20 T≦32スロット)。第一のSCIは、第一のTBの初期送信と関連付けられてもよい。第一のSCIは、第一のTBの初期送信、第一のTBの第一の再送信、および第一のTBの第二の再送信に対する第一のT/Fリソース表示を示し得る。第一のSCIはさらに、第二のTBに対するリソース予約の予約期間を示し得る。第二のSCIは、第一のTBの第一の再送信と関連付けられてもよい。第二のSCIは、第一のTBの第一の再送信および第一のTBの第二の再送信に対する第二のT/Fリソース表示を示し得る。第二のSCIは、第二のTBに対するリソース予約の予約期間をさらに示し得る。第三のSCIは、第一のTBの第二の再送信と関連付けられてもよい。第三のSCIは、第一のTBの第二の再送信に対する第三のT/Fリソース表示を示し得る。第三のSCIはさらに、第二のTBに対するリソース予約の予約期間を示し得る。
図21は、サイドリンク送信用の無線デバイスによるリソース選択手順の例のフローチャートを示す。無線デバイスは、サイドリンク送信の候補リソースセットを初期化して、選択ウィンドウ内の候補リソースの和集合にすることができる(例えば、図19に示される選択ウィンドウ)。サイドリンク送信用の候補リソースは、サイドリンク送信にサイズを一致させたT/Fリソースであり得る。一実施例では、サイドリンク送信にサイズを一致させた候補リソースは、候補リソースが、サイドリンク送信のデータを伝達するのに十分な数のサブチャネルを含む場合を示し得る。一実施例では、候補リソースは、単一サブフレームリソースであり得る。一実施例では、候補リソースは、単一スロットリソースであり得る。
無線デバイスは、第一のリソースおよび一つまたは複数の予約期間に基づき、候補リソースセットから第二のリソースを除外するための第一の除外を実行し得る。一実施例では、無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを監視しえない。一実施例では、一つまたは複数の予約期間は、第二のリソースのリソースプールと構成/関連付けられ得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の予約期間に基づき、第一のリソースを介して送信される送信によって予約され得る、選択ウィンドウ内の第二のリソースを決定し得る。
無線デバイスは、候補リソースセットから第三のリソースを除外するための第二の除外を実行し得る。一実施例では、SCIは、第三のリソースのリソース予約を示し得る。SCIはさらに、優先度値を示し得る。無線デバイスは、第三のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも高いことに基づき、第三のリソースを候補リソースセットから除外し得る。RSRP閾値は、無線デバイスに構成される、および/または事前に構成される優先度値へのRSRP閾値のマッピングリストに基づき、優先度値に関連し得る。一実施例では、基地局は、マッピングリストを構成するために、無線デバイスにメッセージを送信し得る。メッセージはRRCメッセージであり得る。一例では、マッピングリストは、無線デバイスに対して事前に構成され得る。無線デバイスのメモリーは、マッピングリストを記憶し得る。
第一の除外および第二の除外を行った後、無線デバイスは、候補リソースセットの残りのリソースが、条件に基づきサイドリンク送信および/または再送信のためのリソースを選択するのに十分かどうかを判定し得る。一例では、条件は、第一の除外および第二の除外を実施する前に、候補リソースセット内の候補リソースXパーセントを超える、候補リソースセット内の残りの無線リソースの合計量とし得る。条件が満たされていない場合、無線デバイスは、値Yを有する第三のリソースを除外するために使用されたRSRP閾値を増加させ、条件が満たされるまで初期化、第一の除外、および第二の除外を繰り返し再実行し得る。無線デバイスは、サイドリンク送信および/または再送信のために、候補リソースセットの残りの候補リソースから第四のリソースを選択し得る。
図22は、サイドリンク送信のためのリソース選択手順のトリガーに応答して、無線デバイスによって実行される、候補リソースセットからの候補リソースの第一の除外の実施例を示す。図22に示すように、無線デバイスは、感知ウィンドウ内のスロット1を監視しえない。スロット1が無線デバイスによって監視されないため、無線デバイスは、SCIが、スロット1のサブチャネルを介して送信され、および図22に示すように、スロット2、スロット3、およびスロット4であり得る、SCIに対する全ての可能な予約期間に対してリソースを予約したと想定し得る。一実施例では、無線デバイスは、リソースプールに構成される予約期間を、リソースプールを介したサイドリンク送信の可能な予約期間として決定し得る。無線デバイスは、無線デバイスのサイドリンク送信とSCIによって示される可能性のあるサイドリンク送信との間の衝突を避けるために、スロット2、スロット3、およびスロット4を候補リソースセットから除外し得る。実際には、図22にさらに示すように、SCIは、スロット1のサブチャネルnを介して送信されたかもしれない、スロット3およびスロット4のその他の可能な予約期間のリソースではなく、スロット2のサブチャネルnのリソースを予約するための予約期間1を示したかもしれない。スロット1のSCIが、全ての可能なリソースに対してスロット2、スロット3、およびスロット4のサブチャネルのリソース予約を示すと仮定することに基づき、スロット2、スロット3、およびスロット4のサブチャネルに対して、全てのリソース予約の可能性を除外することは、リソースが効率的でない可能性がある。
既存の技術では、リソース選択手順のトリガーに応答して、無線デバイスは、第一のリソースおよび一つまたは複数の候補予約期間に基づき、候補リソースセットから第二のリソースを除外するための、図21の第一の除外と類似した、第一の除外を実装し得る。一つまたは複数の候補予約期間は、第一のリソースおよび第二のリソースのリソースプールと構成/関連付けられ得る。無線デバイスは、無線デバイスが、リソース選択手順の感知ウィンドウの間に、第一のリソースとオーバーラップするスロット上の信号を受信(例えば、監視)したかどうかに基づき、第一のリソースを決定し得る。既存の第一の除外を実装することは、第一のリソースによって予約される全ての可能なリソース(例えば、一つまたは複数の第二のリソース)が一つまたは複数の候補予約期間に基づき除外されるため、リソース効率的ではあり得ない。一実施例では、第二の無線デバイスは、第一のリソースを介したサイドリンク送信によって、一つまたは複数の候補予約期間の単一予約期間のみを有する予約されたリソースを有し得る。無線デバイスは、第二の無線デバイスによって選択される単一予約期間を知らないで、全ての可能な予約期間(すなわち、一つまたは複数の候補予約期間)を除外し得る。広範な予約期間およびかなりの数の予約期間値を、リソースプールに構成/関連付け、既存のメカニズムは、多すぎるリソースを除外し、無線デバイスのためのリソース選択手順において、リソース可用性の低下をもたらし得る。さらに、既存の第一の除外の実装は、第二の無線デバイスが第一のリソースを介して非周期性送信をスケジュールした(例えば、周期的リソースの予約をしない)場合がある場合、効率が悪くあり得る。サイドリンク動作のための多様なアプリケーションでは、全てのサイドリンク送信が周期的である代わりに、非周期的なトラフィックが発生する可能性がかなり高い。
例示的実施形態は、リソース選択手順の第一の除外および/または第二の除外を伴う、またはその後に、リソース取得手順を実施する。無線デバイスは、第一の除外によって除外される、候補リソースセットから第二の候補リソースを取り出し得る。無線デバイスは、取得される第二の候補リソースを候補リソースセットに再び追加し得る。
本開示の例示的実施形態では、無線デバイスは、SCIが、第二の候補リソースのリソース予約を示し得る、感知ウィンドウ内のSCI復号化に基づき第二の候補リソースを特定し得る。無線デバイスは、SCIに基づき第二の候補リソースを取得することを決定し得る。本開示の例示的実施形態では、無線デバイスは、PSFCHリソースを介して送信されるフィードバック情報が、第二の候補リソースと関連付けられる、感知ウィンドウ内のPSFCHの監視に基づき第二の候補リソースを決定し得る。無線デバイスは、フィードバック情報に基づき第二の候補リソースを取得することを決定し得る。
本開示の例示的実施形態では、無線デバイスは、第一の除外の後に第一の候補リソースから第二の候補リソースを取得するためのリソース取得手順をトリガーし得る。本開示の例示的実施形態では、無線デバイスは、第一の除外および第二の除外の後に、第一の候補リソースから第二の候補リソースを取得するためのリソース取得手順をトリガーし得る。無線デバイスは、第一の除外および第二の除外が、第一の除外および第二の除外の前に、候補リソースセットの候補リソースのパーセンテージ値未満である後、候補リソースセットの残りの候補リソースに基づき、リソース取得手順をトリガーすることを決定し得る。本開示の例示的実施形態では、無線デバイスは、第一の除外および第二の除外の後に、第一の候補リソースから第二の候補リソースを取得するためのリソース取得手順をトリガーし得る。無線デバイスは、RSRP閾値が値よりも高いことに基づき、リソース取得手順をトリガーするように決定し得る。
本開示のリソース取得手順を実施することは、リソース除外後のリソース効率の改善に役立つ。本開示のリソース取得手順を実装することは、リソース選択の処理待ち時間を低減するのに役立つ。
既存の技術では、二つのサイドリンク送信の間にサイドリンクプリエンプションが発生し得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のサイドリンク送信を送信するための第一のリソースを選択し得る。第一のサイドリンク送信は、第一の優先度レベルを有し得る。第一のサイドリンク送信の前に、無線デバイスは、第一のリソースを再評価するための既存のリソース選択手順(例えば、図21のリソース選択手順)を実装し得る。無線デバイスは、リソース選択手順の感知ウィンドウにおける感知結果に基づき、第一のリソースを再評価し得る。無線デバイスは、第二のサイドリンク送信のための第一のリソースのリソース予約を示すSCIを感知ウィンドウで受信し得る。無線デバイスは、SCIの受信に基づき、第一のリソースのRSRPを決定し得る。無線デバイスは、第二のサイドリンク送信に対するSCIに基づき、第二の優先度レベルを決定し得る。無線デバイスは、第一のリソースのRSRPがRSRP閾値よりも高いことに基づき、第一のサイドリンク送信のために第一のリソースを使用しない(例えば、第一のリソースのサイドリンクプリエンプションがトリガーされ得る)と決定し得る。無線デバイスは、高い第二の優先度レベルが第一の優先度レベルよりも高いことに基づき、第一のサイドリンク送信のために第一のリソースを使用しない(例えば、第一のリソースのサイドリンクプリエンプションがトリガーされ得る)と決定し得る。無線デバイスは、第一のサイドリンク送信に対する既存のリソース選択手順に基づき、第一のリソース以外の第二のリソースを選択し得る。一実施例では、より小さなサイドリンク優先度値は、より高いサイドリンク優先度レベルを示し得る。例えば、第一のサイドリンク送信は、第一の優先度値を有してもよく、第二のサイドリンク送信は、第二の優先度値を有し得る。第一の優先度値によって示される第一の優先度レベルが、第二の優先度値によって示される第二の優先度レベルよりも高い場合、第一の優先度値が第二の優先度値よりも小さくてもよい。
サイドリンクプリエンプションのためにリソースを再評価する図21のような既存のリソース選択手順を実施することは、十分ではなく、サイドリンクプリエンプションをトリガーできないことがある。例えば、第一のリソースを介して第一のサイドリンク送信を送信する前に、無線デバイスは、第二のサイドリンク送信のための第一のリソースのリソース予約を示すSCIを受信し得る。無線デバイスは、SCIに基づき第一のリソースのサイドリンクプリエンプションをトリガーするかどうかを決定し得る。既存のリソース選択手順を実施するとき、無線デバイスは、既存のリソース選択手順の第一の除外(例えば、感知ウィンドウ内の監視されていないリソースに基づく除外)における第一のリソースを除外し得る。既存のリソース選択手順の実装は、第一のリソースが第一の除外で除外される場合、第一のリソースを予約するSCIを無視し得る。SCIが無視されたため、無線デバイスが第一のリソースのサイドリンクプリエンプションをトリガーできないことがある。サイドリンクプリエンプションに対して既存のリソース選択手順を実装すると、第一のサイドリンク送信と第二のサイドリンク送信との間の衝突の確率が上昇し、サイドリンクプリエンプションをトリガーしないことによってリンクの堅牢性/信頼性が劣化し得る。
本開示の例示的実施形態では、無線デバイスは、リソース選択手順の第一の除外に基づき、第一のリソースを候補リソースセットから除外し得る。無線デバイスは、リソース選択手順の感知ウィンドウ内の第一のリソースのリソース予約を示すSCIを受信し得る。無線デバイスは、SCIに基づきサイドリンク送信を送信するために、除外された第一のリソースを使用するかどうかを決定することができる。一実施例では、SCIに基づき除外された第一のリソースを使用するかどうかを決定することは、除外された第一のリソースがサイドリンク送信のために選択され得るため、サイドリンクリソース効率を増加させ得る。これにより、サイドリンク無線リンクの効率、スループット、およびサイドリンク送信の堅牢性が増大し得る。
例示的実施形態では、無線デバイスは、リソース選択手順の選択ウィンドウ内に、候補リソースを含む候補リソースセットを初期化し得る。無線デバイスは、第一のリソースを候補リソースセットから除外し得る。例えば、無線デバイスは、リソース選択手順の第一の除外に基づき、第一のリソースを候補リソースセットから除外し得る。例えば、無線デバイスは、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされる第一のリソースに基づき、第一のリソースを候補リソースセットから除外し得る。無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第二のリソースを監視(例えば、受信)しえない。無線デバイスは、第一のリソースのリソース予約を示すSCIを受信し得る。無線デバイスは、SCIに基づき、除外された第一のリソースのRSRPを決定することができる。無線デバイスは、除外された第一のリソースのRSRPをRSRP閾値(例えば、リソース選択手順の第二の除外を介して)と比較し得る。無線デバイスは、SCIに基づき第二の優先度レベルを決定し得る。無線デバイスは、第二の優先度レベルをサイドリンク送信の第一の優先度レベルと比較し得る。無線デバイスは、RSRPがRSRP閾値よりも高いことに基づき、サイドリンク送信を送信するために第一のリソースを使用しないと決定し得る。無線デバイスは、第二の優先度レベルが第一の優先度レベルよりも高いことに基づき、サイドリンク送信を送信するために第一のリソースを使用しないと決定し得る。無線デバイスは、RSRPがRSRP閾値よりも低いことに基づき、第一のリソースを介してサイドリンク送信を送信し得る。無線デバイスは、第二の優先度レベルが第一の優先度レベルよりも低いことに基づき、第一のリソースを介してサイドリンク送信を送信し得る。本開示の実施形態を実施することは、既存のリソース選択手順の第一の除外により、サイドリンクプリエンプションをトリガーできないという問題を解決するのに役立つ。例えば、除外されたリソースのサイドリンクプリエンプションは、第一のリソースを予約するSCIが無視されないため、トリガーされる。SCIに基づくRSRPおよび/または優先度レベルの比較は、実装されてもよく、従って第一のリソースのサイドリンクプリエンプションをトリガーする。これにより、サイドリンクの信頼性が高まり、衝突確率が低下し得る。
図23は、リソース取得手順のフローチャートの実施例を示す。無線デバイスは、サイドリンク送信用のリソースを選択するためのリソース選択手順をトリガーし得る。一実施例では、無線デバイスは、サイドリンク送信を送信するための無線デバイスに利用可能な十分なリソースがないと決定することに応答して、リソース選択手順をトリガーし得る。一実施例では、無線デバイスは、送信数カウントのためのカウンタに基づき、リソース選択手順をトリガーし得る。無線デバイスは、カウンタの値を第一の値に設定し得る。カウンタの値は、複数の送信のうち一つの送信の後に一つ減少され得る。無線デバイスは、カウンタの値がゼロに到達したのに応答して、ある確率でリソース選択手順をトリガーし得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のサイドリンク送信用のサイドリンクリソースを選択し得る。無線デバイスは、第一のサイドリンク送信と第二のサイドリンク送信との間のサイドリンクリソースを介して衝突を決定し得る。無線デバイスは、第一のサイドリンク送信をサイドリンクリソースを介して送信する前に、衝突を判定することに応答して、リソース選択手順をトリガーし得る。
無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、感知ウィンドウを決定し得る。一例では、基地局は、感知ウィンドウを定義する一つまたは複数のパラメーターを無線デバイスに設定することができる。一実施例では、第二の無線デバイスは、無線デバイスに対して感知ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターを構成し得る。一実施例では、感知ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターは、無線デバイスに事前構成され得る。無線デバイス内のメモリーは、感知ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターを記憶し得る。一実施例では、感知ウィンドウは、リソース選択用であり得る。一実施例では、感知ウィンドウは、サイドリンクプリエンプションによるリソース衝突を決定した後のリソース再選択のためのものであり得る。
無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、選択ウィンドウを決定し得る。一例では、基地局は、選択ウィンドウを定義する一つまたは複数のパラメーターを無線デバイスに設定することができる。一実施例では、第二の無線デバイスは、無線デバイスに対して選択ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターを構成し得る。一実施例では、選択ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターは、無線デバイスに事前構成され得る。無線デバイスのメモリーは、選択ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターを記憶し得る。一実施例では、選択ウィンドウは、リソース選択のためのものであり得る。一実施例では、選択ウィンドウは、サイドリンクプリエンプションによるリソース衝突を決定した後のリソース再選択のためのウィンドウであり得る。
無線デバイスは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を決定し得る。一例では、一つまたは複数の予約期間は、リソースプールに対して構成され得る。一例では、基地局は、無線デバイスに対して一つまたは複数の予約期間を構成することができる。一実施例では、第二の無線デバイスは、一つまたは複数の予約期間を無線デバイスに構成し得る。一実施例では、一つまたは複数の予約期間は、無線デバイスに事前構成され得る。無線デバイスのメモリーは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を記憶し得る。
無線デバイスは、候補リソースセットを、候補リソースのセットとして初期化し得る。一実施例では、候補リソースセットは、選択ウィンドウ内に候補リソースを含んでもよい。一実施例では、候補リソースは、単一スロットT/Fリソースであり得る。候補リソースは、時間ドメイン内にスロット、および周波数ドメイン内に一つまたは複数のサブチャネルを含んでもよい。一実施例では、候補リソースは、単一サブフレームT/Fリソースであり得る。候補リソースは、時間ドメイン内にサブフレーム、および周波数ドメイン内に一つまたは複数のサブチャネルを含んでもよい。
無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを決定し得る。無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを監視しえない。一実施例では、第一のリソースは、第一のサイドリンクスロットであり得る。無線デバイスは、第一のリソースの期間中、無線デバイスが送信し得るため、感知ウィンドウ内の第一のリソースを監視することができえない。無線デバイスは、第一のリソースの期間中、無線デバイスが同時に送受信できないように、半二重能力を有し得る。
無線デバイスは、第一のリソースおよびリソース予約の一つまたは複数の予約期間に基づき、第二のリソースを候補リソースセットから除外し得る。一実施例では、無線デバイスは、候補リソースセットから第二のリソースを除外するための第一の除外を実行し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の予約期間に基づき、第一のリソースを介して送信される送信によって予約された、選択ウィンドウ内の第二のリソースを決定し得る。
無線デバイスは、制御情報および/またはフィードバック情報に基づき、第二のリソースから第三のリソースを取得し得る。一実施例では、制御情報は、SCIであり得る。無線デバイスは、SCIが第三のリソースのリソース予約を示し得る、感知ウィンドウでSCIを復号化することに基づき第三のリソースを決定し得る。無線デバイスは、SCIに基づき第三のリソースを取得することを決定し得る。一実施例では、フィードバック情報は、PSFCHを介して送信され得る。無線デバイスは、一つまたは複数のPSFCHリソースを介して送信されるフィードバック情報が、第三のリソースと関連付けられ得る、感知ウィンドウ内のPSFCHの監視に基づき第三のリソースを決定し得る。一実施例では、関連付けマッピングは、PSFCHリソースと、サイドリンク送信に使用されるリソースとの間に存在し得る。無線デバイスは、フィードバック情報に基づき第三のリソースを取得することを決定し得る。
無線デバイスは、第三のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。
図24は、SCI復号化に基づくリソース取得手順の実施例を示す。第一の無線デバイスは、感知ウィンドウ内のスロット1を監視しえない(例えば、第一の無線デバイスの半二重能力による)。スロット1は第一の無線デバイスによって監視されないため、第一の無線デバイスは、第二の無線デバイスがスロット1の第一のSCIを送信すると想定し得る。一実施例では、第一のSCIは、予約期間1に基づき、スロット2の第一のサイドリンク送信の第一のリソースを示し得る。一実施例では、第一のSCIは、予約期間2に基づき、スロット3の第一のサイドリンク送信の第一のリソースを示し得る。一実施例では、第一のSCIは、予約期間3に基づき、スロット4の第一のサイドリンク送信の第一のリソースを示し得る。第一の無線デバイスは、スロット1および可能な予約期間(例えば、図24の予約期間1、予約期間2、予約期間3)に基づき第一の除外を実行することができる。一実施例では、第一の無線デバイスは、リソースプールを介するサイドリンク送信の可能な予約期間として、リソースプールに対して構成される予約期間を決定し得る。第一の無線デバイスは、第一の無線デバイスによって送信される第一のサイドリンク送信と第二のサイドリンク送信との間の衝突を避けるために、スロット1および可能な予約期間に基づき、スロット2、スロット3、およびスロット4を候補リソースセットから除外し得る。一実施例では、第一の無線デバイスは、感知ウィンドウ内で一つまたは複数の第二のSCI(例えば、図24の第二のSCI)を受信し得る。一つまたは複数の第二のSCIは、一つまたは複数の第三のサイドリンク送信の第二のリソースを示し得る(例えば、図24のSCIによって示される検出されたリソース予約)。第二のリソースは、スロット2、スロット3、および/またはスロット4内にあり得る。図24の実施例では、一つまたは複数の第三のサイドリンク送信がスロット3にある。
第一の無線デバイスは、スロット2、スロット3、および/またはスロット4から第二のリソースを取得するように決定し得る。一実施例では、第一の無線デバイスは、第二のリソースのサイズが候補リソースセット内の候補リソースのサイズ以上であることに基づき、スロット2、スロット3、および/またはスロット4から第二のリソースを取得するように決定し得る。第一の無線デバイスは、第二のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。
一実施例では、第一の無線デバイスは、第二のリソースのRSRPがRSRP閾値未満であることに基づき、第二のリソースをスロット2、スロット3、および/またはスロット4から取得することを決定し得る。一実施例では、第一の無線デバイスは、一つまたは複数の第三のサイドリンク送信の第二のリソースの優先度レベルが第一の無線デバイスによって送信される第二のサイドリンク送信の優先度レベルよりも少ないことに基づき、スロット2、スロット3、および/またはスロット4から第二のリソースを取得するように決定し得る。
リソースプールは、時間ドメインに一つまたは複数のスロットを含み、周波数ドメインに一つまたは複数の周波数リソースを含むことができる。時間ドメインでは、一つまたは複数のスロットのスロットは、複数のシンボルを含み得る。周波数ドメインでは、一つまたは複数の周波数リソースの周波数リソースはサブチャネルであり得る。サブチャネルは、一つまたは複数の物理リソースブロック(PRB)を含むことができ、一つまたは複数のPRBのPRBは、複数のサブキャリアを含むことができる。一実施例では、PSFCHは、リソースプールで構成され得る。スロット内の複数のシンボルの最後のシンボルは、時間ドメイン内のPSFCHとして使用され得る。最後のシンボルの一つまたは複数の周波数リソース(例えば、一つまたは複数のPRB)の全てまたは一部のサブセットを、周波数ドメインの候補PSFCHリソースとして使用し得る。候補PSFCHリソースのPSFCHリソースは、HARQメッセージを送信するために使用され得る。PSFCHリソースは、時間ドメイン内の一つのシンボル長であり得る。PSFCHリソースは、周波数ドメイン内に一つまたは複数のPRBを含んでもよい。異なる時間/周波数リソースを介して送信されるサイドリンク送信は、重複していない候補PSFCHリソースと関連付けられ得る。
図25は、サイドリンク送信の時間/周波数リソースとPSFCHリソースとの間の関連付けマッピングの実施例を示す。リソースプールは、周波数ドメインで四つのサブチャネルを含むことができる。リソースプールは、時間ドメイン内にnスロットを含んでもよい。PSFCHは、リソースプールを用いて構成され得る。スロットnの最後のシンボルはPSFCHであり得る。PSFCHは、16の候補PSFCHリソースを含んでもよい。関連付けマッピングは、リソースプールに対して構成/事前構成され得る。実施例では、関連付けマッピングは、サブチャネルのリソースを介して送信されるサイドリンク送信に対応するHARQフィードバックが候補PSFCHリソースを介して送信されるように、サブチャネルのリソースが候補PSFCHリソースと関連付けられることを示し得る。実施例では、関連付けマッピングは、スロット1のサブチャネル1の第一のリソースが、候補PSFCHリソース2と関連付けられることを示し得る。実施例では、関連付けマッピングは、スロット1のサブチャネル2の第二のリソースが、候補PSFCHリソース6に関連付けられていることを示し得る。実施例では、関連付けマッピングは、スロット1のサブチャネル3の第三のリソースが、候補PSFCHリソース10と関連付けられることを示し得る。実施例では、関連付けマッピングは、スロット1のサブチャネル4の第四のリソースが、候補PSFCHリソース14と関連付けられることを示し得る。
一実施例では、第一のサイドリンク送信は、スロット1のサブチャネル1の第一のリソースを介して送信され得る。第一のサイドリンク送信に対応する第一のHARQフィードバックは、候補PSFCHリソース2を介して送信され得る。第二のサイドリンク送信は、スロット1のサブチャネル4の第四のリソースを介して送信され得る。第二のサイドリンク送信に対応する第二のHARQフィードバックは、第二の候補PSFCHリソース14を介して送信され得る。図25では、第一のサイドリンク送信および第二のサイドリンク送信は、異なるリソースを介して送信される。第一のサイドリンク送信に関連付けられる候補PSFCHリソース2は、第二のサイドリンク送信に関連付けられる候補PSFCHリソース14と重複しない。
図26は、PSFCH監視に基づくリソース取得手順の実施例を示す。図25の実施例と同様に、リソースプールは、周波数ドメイン内に四つのサブチャネルを含んでもよい。PSFCHは、リソースプールを用いて構成され得る。PSFCHは、16の候補PSFCHリソースを含んでもよい。関連付けマッピング(例えば、図25で上述したように)は、リソースプールに対して構成/事前構成され得る。一実施例では、スロット1のサブチャネル1の第一のリソースは、候補PSFCHリソース2と関連付けられ得る。スロット1のサブチャネル2の第二のリソースは、候補PSFCHリソース6と関連付けられ得る。スロット1のサブチャネル3の第三のリソースは、候補PSFCHリソース10と関連付けられ得る。スロット1のサブチャネル4の第四のリソースは、候補PSFCHリソース14と関連付けられ得る。一実施例では、第一のサイドリンク送信は、スロット1のサブチャネル1の第一のリソースを介して送信され得る。第一のサイドリンク送信に対応する第一のHARQフィードバックは、候補PSFCHリソース2を介して送信され得る。第二のサイドリンク送信は、スロット1のサブチャネル4の第四のリソースを介して送信され得る。第二のサイドリンク送信に対応する第二のHARQフィードバックは、第二の候補PSFCHリソース14を介して送信され得る。
無線デバイスは、感知ウィンドウ内のスロット1を監視しえない。スロット1は無線デバイスによって監視されないため、無線デバイスは、スロット1と可能な予約期間(例えば、図26の予約期間1、予約期間2、予約期間3)に基づき第一の除外を実行し得る。一実施例では、無線デバイスは、リソースプールに構成される予約期間を、リソースプールを介したサイドリンク送信の可能な予約期間として決定し得る。無線デバイスは、衝突を避けるために、スロット1および可能性のある予約期間に基づき、スロット2、スロット3、およびスロット4を候補リソースセットから除外し得る。一実施例では、無線デバイスは、感知ウィンドウ内のスロット1に関連付けられるPSFCHを監視し得る。一実施例では、無線デバイスは、候補PSFCHリソース2を介して送信される第一のHARQフィードバックに基づき、スロット1のサブチャネル1の第一のリソースを取得しないことを決定し得る。無線デバイスは、候補PSFCHリソース6が使用されていないことに基づき、スロット1のサブチャネル2の第二のリソースを取得することを決定し得る。無線デバイスは、候補PSFCHリソース10が使用されていないことに基づき、スロット1のサブチャネル3の第三のリソースを取得するように決定し得る。無線デバイスは、候補PSFCHリソース14を介して送信される第二のHARQフィードバックに基づき、スロット1のサブチャネル4の第一のリソースを取得しないことを決定し得る。実施例では、リソースが使用されていないことは、リソースを介して送信されるフィードバック情報がないことを示し得る。
無線は、スロット2、スロット3、および/またはスロット4のサブチャネル2のリソースおよびサブチャネル3のリソースを取得するように決定し得る。一実施例では、無線は、スロット2、スロット3、および/またはスロット4のサブチャネル2のリソースおよびサブチャネル3のリソースのサイズが、候補リソースセットの候補リソースのサイズより大きいか、またはそれに等しい場合、スロット2、スロット3、および/またはスロット4のサブチャネル2のリソースおよびサブチャネル3のリソースを取得するように決定し得る。無線デバイスは、スロット2、スロット3、および/またはスロット4のサブチャネル2のリソースおよびサブチャネル3のリソースを、候補リソースセットに追加し得る。
一実施例では、無線は、スロット2、スロット3、およびスロット4から一つまたは複数のスロットを決定し、スロット2、スロット3、およびスロット4から一つまたは複数のスロットをランダムに選択することによって、サブチャネル2のリソースおよびサブチャネル3のリソースを取得し得る。一実施例では、無線は、スロット2、スロット3、およびスロット4のそれぞれに対応する確率に基づき、スロット2、スロット3、およびスロット4から一つまたは複数のスロットを選択することによって、サブチャネル2のリソースおよびサブチャネル3のリソースを取得するために、スロット2、スロット3、およびスロット4から一つまたは複数のスロットを決定し得る。一実施例では、無線は、一つまたは複数のスロットに対応する予約期間が、期間の閾値より短い場合、サブチャネル2のリソースおよびサブチャネル3のリソースを取得するために、スロット2、スロット3、およびスロット4から一つまたは複数のスロットを決定し得る。
図27は、リソース取得手順のフローチャートの実施例を示す。
無線デバイスは、サイドリンク送信用のリソースを選択するためのリソース選択手順をトリガーし得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、感知ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、選択ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を決定し得る。無線デバイスは、候補リソースセットを、候補リソースのセットとして初期化し得る。
無線デバイスは、第一の除外を実行し得る。無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを決定してもよく、無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを監視しえない。無線デバイスは、第一のリソースおよび一つまたは複数の予約期間に基づき、第二のリソースを候補リソースセットから除外し得る。
無線デバイスは、感知ウィンドウ内のチャネルビジー比(CBR)測定に基づき、リソース取得手順を実施するかどうかを決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、CBRが第一の閾値よりも大きいことに基づき、リソース取得手順を実施するように決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、CBRが第二の閾値未満であることに基づき、リソース取得手順を実施するように決定し得る。無線デバイスは、リソース取得手順を実行し得る。無線デバイスは、制御情報の復号化および/またはフィードバックチャネル監視に基づき、第二のリソースから第四のリソースを取得し得る。一実施例では、制御情報はSCIであり得る。無線デバイスは、SCIが第四のリソースのリソース予約を示し得る、感知ウィンドウ内のSCI復号化に基づき第四のリソースを決定し得る。無線デバイスは、SCIに基づき第四のリソースを取得することを決定し得る。一実施例では、フィードバックチャネルはPSFCHであり得る。無線デバイスは、一つまたは複数のPSFCHリソースを介して送信されるフィードバック情報が、第四のリソースと関連付けられ得る、感知ウィンドウ内のPSFCHの監視に基づき第四のリソースを決定し得る。無線デバイスは、フィードバック情報に基づき、第四のリソースを取得することを決定し得る。無線デバイスは、第四のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。
無線デバイスは、第二の除外を実行し得る。一実施例では、SCIは、第三のリソースのリソース予約を示し得る。SCIはさらに、優先度値を示し得る。無線デバイスは、第三のリソースのRSRPがRSRP閾値よりも大きいことに基づき、第三のリソースを候補リソースセットから除外し得る。RSRP閾値は、無線デバイスに構成される、および/または事前に構成される優先度値へのRSRP閾値のマッピングリストに基づき、優先度値に関連し得る。一実施例では、基地局は、マッピングリストを構成するために、無線デバイスにメッセージを送信し得る。メッセージはRRCメッセージであり得る。一例では、マッピングリストは、無線デバイスに対して事前に構成され得る。無線デバイスのメモリーは、マッピングリストを記憶し得る。
無線デバイスは、候補リソースセットの残りのリソースが、条件に基づきサイドリンク送信用のリソースを選択するのに十分かどうかを判定し得る。一例では、条件は、候補リソースセット内の残りの無線リソースの合計量が、候補リソースのセットとして初期化される、候補リソースセット内の候補リソースのXパーセント超であり得る。条件が満たされていない場合、無線デバイスは、値Yを有する第三のリソースを除外するために使用されたRSRP閾値を増加させ、条件が満たされるまで初期化、第一の除外、リソース取得手順、および第二の除外を繰り返し再実行し得る。無線デバイスは、サイドリンク送信のために、第五のリソースを候補リソースセットの残りの候補リソースから選択し得る。
図28は、リソース取得手順のフローチャートの実施例を示す。
無線デバイスは、サイドリンク送信用のリソースを選択するためのリソース選択手順をトリガーし得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、感知ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、選択ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を決定し得る。無線デバイスは、候補リソースセットを、候補リソースのセットとして初期化し得る。
無線デバイスは、第一の除外を実行し得る。無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを決定してもよく、無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを監視しえない。無線デバイスは、第一のリソースおよび一つまたは複数の予約期間に基づき、第二のリソースを候補リソースセットから除外し得る。
無線デバイスは、第二の除外を実行し得る。一実施例では、SCIは、第三のリソースのリソース予約を示し得る。SCIはさらに、優先度値を示し得る。無線デバイスは、第三のリソースのRSRPがRSRP閾値よりも大きいことに基づき、第三のリソースを候補リソースセットから除外し得る。RSRP閾値は、無線デバイスに構成される、および/または事前に構成される優先度値へのRSRP閾値のマッピングリストに基づき、優先度値に関連し得る。一実施例では、基地局は、マッピングリストを構成するために、無線デバイスにメッセージを送信し得る。メッセージはRRCメッセージであり得る。一例では、マッピングリストは、無線デバイスに対して事前に構成され得る。無線デバイスのメモリーは、マッピングリストを記憶し得る。
無線デバイスは、候補リソースセット内の残りのリソースの合計量に基づき、リソース取得手順を実行するかどうかを決定し得る。一実施例では、候補リソースセット中の残りの無線リソースの合計量が、候補リソースのセット中の候補リソースセット中の候補リソースのZパーセント未満であることに基づき、無線デバイスは、制御情報復号化および/またはフィードバックチャネル監視に基づき、第二のリソースから第四のリソースを取得するように決定し得る。一実施例では、制御情報はSCIであり得る。無線デバイスは、SCIは第四のリソースのリソース予約を示し得る、感知ウィンドウ内のSCI復号化に基づき第四のリソースを決定し得る。無線デバイスは、SCIに基づき第四のリソースを取得することを決定し得る。一実施例では、フィードバックチャネルはPSFCHであり得る。無線デバイスは、一つまたは複数のPSFCHリソースを介して送信されるフィードバック情報が、第四のリソースと関連付けられ得る、感知ウィンドウ内のPSFCHの監視に基づき第四のリソースを決定し得る。無線デバイスは、フィードバック情報に基づき、第四のリソースを取得することを決定し得る。無線デバイスは、第四のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。
無線デバイスは、候補リソースセットの残りのリソースが、条件に基づきサイドリンク送信用のリソースを選択するのに十分かどうかを判定し得る。一例では、条件は、候補リソースセット内の残りの無線リソースの合計量が、候補リソースのセットとして初期化される、候補リソースセット内の候補リソースのXパーセント超であり得る。条件が満たされていない場合、無線デバイスは、値Yを有する第三のリソースを除外するために使用されたRSRP閾値を増加させ、条件が満たされるまで初期化、第一の除外、第二の除外、およびリソース取得手順を繰り返し実行し得る。無線デバイスは、サイドリンク送信のために、第五のリソースを候補リソースセットの残りの候補リソースから選択し得る。
図29は、リソース取得手順のフローチャートの実施例を示す。
無線デバイスは、サイドリンク送信用のリソースを選択するためのリソース選択手順をトリガーし得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、感知ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、選択ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を決定し得る。無線デバイスは、候補リソースセットを、候補リソースのセットとして初期化し得る。
無線デバイスは、第一の除外を実行し得る。無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを決定してもよく、無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを監視しえない。無線デバイスは、第一のリソースおよび一つまたは複数の予約期間に基づき、第二のリソースを候補リソースセットから除外し得る。
無線デバイスは、第二の除外を実行し得る。一実施例では、SCIは、第三のリソースのリソース予約を示し得る。SCIはさらに、優先度値を示し得る。無線デバイスは、第三のリソースのRSRPがRSRP閾値よりも大きいことに基づき、第三のリソースを候補リソースセットから除外し得る。RSRP閾値は、無線デバイスに構成される、および/または事前に構成される優先度値へのRSRP閾値のマッピングリストに基づき、優先度値に関連し得る。一実施例では、基地局は、マッピングリストを構成するために、無線デバイスにメッセージを送信し得る。メッセージはRRCメッセージであり得る。一例では、マッピングリストは、無線デバイスに対して事前に構成され得る。無線デバイスのメモリーは、マッピングリストを記憶し得る。
無線デバイスは、候補リソースセットの残りのリソースが、条件に基づきサイドリンク送信用のリソースを選択するのに十分かどうかを判定し得る。一例では、条件は、候補リソースセット内の残りの無線リソースの合計量が、候補リソースのセットとして初期化される、候補リソースセット内の候補リソースのXパーセント超であり得る。条件が満たされない場合、無線デバイスは、値を有する第三のリソースを除外するために使用されたRSRP閾値を増加させ、RSRP閾値が値よりも大きいまで初期化、第一の除外、および第二の除外Yを繰り返し再実行し得る。
無線デバイスは、候補リソースセットの残りのリソースの合計量およびRSRP閾値に基づき、リソース取得手順を実行するかどうかを決定し得る。一実施例では、RSRP閾値が値より大きく、候補リソースセット内の残りの無線リソースの総量が、候補リソースのセットとして初期化された候補リソースセット内の候補リソースのXパーセント未満である場合、無線デバイスは、制御情報復号化および/またはフィードバックチャネル監視に基づき、第四のリソースを第二のリソースから取得することを決定し得る。一実施例では、制御情報はSCIであり得る。無線デバイスは、SCIは第四のリソースのリソース予約を示し得る、感知ウィンドウ内のSCI復号化に基づき第四のリソースを決定し得る。無線デバイスは、SCIに基づき第四のリソースを取得することを決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、SCIがRSRP閾値が値よりも大きいときに、第四のリソースのRSRPがRSRP閾値以下であることを示すことに基づき、第四のリソースを取得することを決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、SCIがRSRP閾値が値よりも大きいときに、第四のリソースのRSRPがRSRP閾値-Y以下であることを示すことに基づき、第四のリソースを取得することを決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、SCIがRSRP閾値が値よりも大きいときに、第四のリソースのRSRPが値以下であることを示すことに基づき、第四のリソースを取得することを決定し得る。一実施例では、フィードバックチャネルはPSFCHであり得る。無線デバイスは、一つまたは複数のPSFCHリソースを介して送信されるフィードバック情報が、第四のリソースと関連付けられ得る、感知ウィンドウ内のPSFCH監視に基づき第四のリソースを決定し得る。無線デバイスは、フィードバック情報に基づき、第四のリソースを取得することを決定し得る。無線デバイスは、第四のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。
無線デバイスは、サイドリンク送信のために、第五のリソースを候補リソースセットの残りの候補リソースから選択し得る。
図30は、リソース取得手順のフローチャートの実施例を示す。
無線デバイスは、サイドリンク送信用のリソースを選択するためのリソース選択手順をトリガーし得る。一実施例では、無線デバイスは、サイドリンク送信を送信するための無線デバイスに十分な利用可能なリソースがないと判定することに応答して、リソース選択手順をトリガーし得る。一実施例では、無線デバイスは、送信数カウントのためのカウンタに基づき、リソース選択手順をトリガーし得る。無線デバイスは、カウンタの値を第一の値に設定し得る。カウンタの値は、複数の送信のうち一つの送信の後に一つ減少され得る。無線デバイスは、カウンタの値がゼロに到達したのに応答して、ある確率でリソース選択手順をトリガーし得る。一実施例では、無線デバイスは、第一のサイドリンク送信用のサイドリンクリソースを選択し得る。無線デバイスは、第一のサイドリンク送信と第二のサイドリンク送信との間のサイドリンクリソースを介して衝突を決定し得る。無線デバイスは、第一のサイドリンク送信をサイドリンクリソースを介して送信する前に、衝突を判定することに応答して、リソース選択手順をトリガーし得る。
無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、感知ウィンドウを決定し得る。一例では、基地局は、感知ウィンドウを定義する一つまたは複数のパラメーターを無線デバイスに設定することができる。一実施例では、第二の無線デバイスは、無線デバイスに対して感知ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターを構成し得る。一実施例では、感知ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターは、無線デバイスに事前構成され得る。無線デバイス内のメモリーは、感知ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターを記憶し得る。一実施例では、感知ウィンドウは、リソース選択用であり得る。一実施例では、感知ウィンドウは、サイドリンクプリエンプションによるリソース衝突を決定した後のリソース再選択のためのものであり得る。
無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、選択ウィンドウを決定し得る。一例では、基地局は、選択ウィンドウを定義する一つまたは複数のパラメーターを無線デバイスに設定することができる。一実施例では、第二の無線デバイスは、無線デバイスに対して選択ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターを構成し得る。一実施例では、選択ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターは、無線デバイスに事前構成され得る。無線デバイスのメモリーは、選択ウィンドウを画定する一つまたは複数のパラメーターを記憶し得る。一実施例では、選択ウィンドウは、リソース選択のためのものであり得る。一実施例では、選択ウィンドウは、サイドリンクプリエンプションによるリソース衝突を決定した後のリソース再選択のためのウィンドウであり得る。
無線デバイスは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を決定し得る。一例では、一つまたは複数の予約期間は、リソースプールに対して構成され得る。一例では、基地局は、無線デバイスに対して一つまたは複数の予約期間を構成することができる。一実施例では、第二の無線デバイスは、一つまたは複数の予約期間を無線デバイスに構成し得る。一実施例では、一つまたは複数の予約期間は、無線デバイスに事前構成され得る。無線デバイスのメモリーは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を記憶し得る。
無線デバイスは、候補リソースセットを、候補リソースのセットであると初期化し得る。一実施例では、候補リソースセットは、選択ウィンドウ内に全ての候補リソースを含んでもよい。一実施例では、候補リソースは、単一スロットT/Fリソースであり得る。候補リソースは、時間ドメイン内にスロット、および周波数ドメイン内に一つまたは複数のサブチャネルを含んでもよい。一実施例では、候補リソースは、単一サブフレームT/Fリソースであり得る。候補リソースは、時間ドメイン内にサブフレーム、および周波数ドメイン内に一つまたは複数のサブチャネルを含んでもよい。
無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを決定し得る。無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第一のリソースを監視しえない。一実施例では、第一のリソースは、第一のサイドリンクスロットであり得る。無線デバイスは、無線デバイスが第一のリソースの期間中に送信し得るため、感知ウィンドウ内の第一のリソースを監視することができえない。無線デバイスは、第一のリソースの期間中、無線デバイスが同時に送受信できない半二重能力を有し得る。
無線デバイスは、第一のリソースから第二のリソースを決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、第二のリソースの時間/周波数リソース割り当てを示す(例えば、スケジューリング情報を通して)一つまたは複数の制御情報を受信することに基づき、第二のリソースを第一のリソースから決定し得る。一つまたは複数の制御情報は、SCIであり得る。
無線デバイスは、第一のリソース、第二のリソース、およびリソース予約のための一つまたは複数の予約期間に基づき、第三のリソースを候補リソースセットから除外し得る。一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の制御情報に基づき、一つまたは複数の予約期間の予約期間を決定し得る。無線デバイスは、一つまたは複数の予約期間の決定された予約期間に対応する選択ウィンドウ内の候補リソースセットから第三のリソースを除外し得る。
図31は、SCI復号化に基づくリソース取得手順の実施例を示す。無線デバイスは、感知ウィンドウ内のスロット0の第一のSCIを受信し得る。第一のSCIは、スロット1の第一のリソースのリソース予約を示し得る。実施例(例えば、図20の実施例に類似)では、第一のSCIは、スロット1の第一のリソースのリソース予約を示すための一つまたは複数の第一のパラメーターを含んでもよく、一つまたは複数の第一のパラメーターは、第一のTBの送信および/または再送信のためのT/Fリソースを示すために使用される。第一のSCIはさらに、予約期間1を示し得る。実施例(例えば、図20の実施例に類似)では、第一のSCIは、一つまたは複数の第二のパラメーターは、第二のTBの送信および/または再送信のための表示T/Fリソースに使用される、予約期間1を示すための一つまたは複数の第二のパラメーターを含んでもよい。無線デバイスは、感知ウィンドウ内のスロット1を監視しえない。予約期間1の第一のSCI表示に基づき、無線デバイスは、スロット1の第一のリソースを介して第二のSCIが送信されると決定し得る。無線デバイスは、予約期間1に基づき、第二のSCIがスロット2内の第二のリソースのリソース予約を示すことを決定し得る。無線デバイスは、スロット1および可能な予約期間(例えば、図31の予約期間1、予約期間2、予約期間3)に基づき第一の除外を実行することができる。無線デバイスは、第一の除外を実行することによって、スロット2、スロット3、およびスロット4を候補リソースセットから除外し得る。一実施例では、無線デバイスは、第一の除外を実行することによって、スロット2の第二のリソースを候補リソースセットから除外し得ない。
一実施例では、無線デバイスは、第二のリソースのサイズが候補リソースセット内の候補リソースのサイズ以上であることに基づき、スロット2内の第二のリソースを候補リソースセットから除外し得ない。一実施例では、無線デバイスは、第二のリソースのRSRPがRSRP閾値よりも小さいことに基づき、スロット2の第二のリソースを、候補リソースセットから除外し得ない。一実施例では、無線デバイスは、第二のリソースの優先度レベルが無線デバイスによって送信されるサイドリンク送信の優先度レベルよりも低いことに基づき、スロット2内の第二のリソースを、候補リソースセットから除外し得ない。
一実施例では、無線デバイスは、リソース選択手順をトリガーし得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、感知ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、選択ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を決定し得る。無線デバイスは、選択ウィンドウ内に候補リソースを含む候補リソースセットを初期化し得る。無線デバイスは、第一のリソースが無線デバイスによって監視されていない、感知ウィンドウ内の第一のリソースを決定し得る。無線デバイスは、第一のリソースおよびリソース予約の一つまたは複数の予約期間に基づき、第二のリソースを候補リソースセットから除外し得る。無線デバイスは、第三のリソースをスケジュールする一つまたは複数の制御情報を受信すること、および/または第一のリソースのフィードバック情報を受信することに基づき、第二のリソースから第三のリソースを取得し得る。無線デバイスは、第三のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。
一実施例では、無線デバイスは、第三のリソースのサイズが候補リソースのサイズと合致する場合、第三のリソースをスケジュールする一つまたは複数の制御情報の受信に基づき、第二のリソースから第三のリソースを取得し得る。
一実施例では、無線デバイスは、第三のリソースのRSRPがRSRP閾値より低い場合、第三のリソースをスケジュールする一つまたは複数の制御情報の受信に基づき、第二のリソースから第三のリソースを取得すると決定し得る。
一実施例では、無線デバイスは、第三のリソースを介した一つまたは複数の第一のサイドリンク送信の第一の優先度レベルが第二のサイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも低い場合、第三のリソースをスケジューリングする一つまたは複数の制御情報を受信すると決定してもよく、無線デバイスは第二のサイドリンク送信を送信する。
一実施例では、無線デバイスは、フィードバック情報が一つまたは複数のPSFCHリソースを介して送信されていない場合、第一のリソースからのフィードバック情報の受信に基づき、第二のリソースから第三のリソースを取得することを決定してもよく、一つまたは複数のPSFCHリソースは、第一のリソースと関連付けられる。
一実施例では、無線デバイスは、条件に基づき、一つまたは複数の予約期間から一つまたは複数の第二の予約期間を選択し得る。一実施例では、条件は、一つまたは複数の予約期間から、一つまたは複数の第二の予約期間の各々をランダムに選択することができる。一実施例では、条件は、一つまたは複数の予約期間から、一つまたは複数の第二の予約期間の各々を選択する確率であり得る。一例では、条件は、一つまたは複数の第二の予約期間のそれぞれの持続時間が閾値よりも短くてもよい。
一実施例では、無線デバイスは、一つまたは複数の第二の予約期間に基づき、第二のリソースを候補リソースセットから除外し得る。
一実施例では、無線デバイスは、CBR測定に基づき第二のリソースから第三のリソースを取得すると決定してもよく、CBRは第一の閾値よりも高い。
一実施例では、無線デバイスは、CBR測定に基づき第二のリソースから第三のリソースを取得すると決定してもよく、CBRは第二の閾値よりも低い。
一実施例では、無線デバイスは、第四のリソースのRSRPがRSRP閾値よりも高い場合、第二のリソースを候補リソースセットから除外することに応答して、第四のリソースを候補セットから除外し得る。一実施例では、無線デバイスは、候補リソースセット内の残りの候補リソースが、選択ウィンドウ内の候補リソースの一部よりも少ない場合、候補リソースセットから第四のリソースを除外することに応答して、第二のリソースから第三のリソースを取得することを決定し得る。一実施例では、無線デバイスは、RSRP閾値が値よりも高い場合に、第二のリソースから第三のリソースを取得するように決定し得る。
実施例では、無線デバイスは、第三のリソースのRSRPが、RSRP閾値が値よりも高いときに、RSRP閾値よりも低いか、またはそれに等しい場合、第三のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。実施例では、無線デバイスは、第三のリソースのRSRPが、RSRP閾値が値よりも高いときに、(RSRP閾値-Y)よりも低いか、またはそれに等しい場合、第三のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。実施例では、無線デバイスは、第三のリソースのRSRPが、RSRP閾値が値よりも高いとき、値よりも低いか、またはそれに等しい場合、第三のリソースを候補リソースセットに再び追加し得る。
一実施例では、無線デバイスは、リソース選択手順をトリガーし得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、感知ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、選択ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を決定し得る。無線デバイスは、選択ウィンドウ内に候補リソースを含む候補リソースセットを初期化し得る。無線デバイスは、第一のリソースが無線デバイスによって監視されていない、感知ウィンドウ内の第一のリソースを決定し得る。無線デバイスは、第二のリソースをスケジュールする一つまたは複数の制御情報を受信することに基づき、第一のリソースから第二のリソースを決定し得る。無線デバイスは、第一のリソース、第二のリソース、およびリソース予約のための一つまたは複数の予約期間に基づき、第三のリソースを候補リソースセットから除外し得る。
一実施例では、無線デバイスは、リソース選択手順をトリガーし得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、感知ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース選択手順のトリガーに基づき、選択ウィンドウを決定し得る。無線デバイスは、リソース予約のための一つまたは複数の予約期間を決定し得る。無線デバイスは、選択ウィンドウ内に候補リソースを含む候補リソースセットを初期化し得る。無線デバイスは、第一のリソースが無線デバイスによって監視されていない、感知ウィンドウ内の第一のリソースを決定し得る。無線デバイスは、第一のリソースおよびリソース予約のための一つまたは複数の予約期間に基づき、第二のリソースを決定し得る。無線デバイスは、第三のリソースをスケジュールする一つまたは複数の制御情報を受信すること、および/または第一のリソースの一つまたは複数のフィードバック情報を受信することに基づき、第二のリソースから第三のリソースを決定し得る。無線デバイスは、第二のリソースおよび第三のリソースに基づき、第四のリソースを候補リソースセットから除外し得る。
図32は、本開示の例示的実施形態の態様のフロー図を示す。3210で、無線デバイスは、候補リソースセットを初期化し得る。3220で、無線デバイスは、第一のリソースを候補リソースセットから除外し得る。無線デバイスは、第一のリソースが一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされることに基づき、第一のリソースを候補リソースセットから除外し得る。無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第二のリソースを監視(例えば、受信)しえない。3230で、無線デバイスは、第一のリソースのリソース予約を示すSCIを受信し得る。3240で、無線デバイスは、第一のリソースを介してサイドリンク送信を送信し得る。
図33は、本開示の例示的実施形態の態様のフロー図を示す。3310で、無線デバイスは、候補リソースセットを初期化し得る。候補リソースセットは、第一のリソースおよび第二のリソースを含んでもよい。3320で、無線デバイスは、第一のリソースを候補リソースセットから除外し得る。無線デバイスは、第一のリソースが一つまたは複数の予約期間によって第三のリソースからオフセットされることに基づき、第一のリソースを候補リソースセットから除外し得る。無線デバイスは、感知ウィンドウ内の第三のリソースを監視(例えば、受信)しえない。3330で、無線デバイスは、サイドリンク送信のために除外された第一のリソースを使用しないと決定し得る。無線デバイスは、第一のリソースが除外に応答して、候補リソースセットのメンバーではないことおよび受信されたSCIが第一のリソースのリソース予約を示すことに基づき、除外された第一のリソースをサイドリンク送信に使用しないと決定し得る。3340で、無線デバイスは、第二のリソースを介してサイドリンク送信を送信し得る。
図34は、本開示の例示的実施形態の態様のフロー図を示す。3410で、無線デバイスは、第一のリソースが候補リソースセットのメンバーではないこと、および受信されたSCIが第一のリソースのリソース予約を示すことに応答して、第一のリソースをサイドリンク送信に使用しないと決定し得る。無線デバイスは、第一のリソースが一つまたは複数の予約期間によって第三のリソースからオフセットされること、および第三のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、第一のリソースが候補リソースセットのメンバーではないと決定し得る。3420で、無線デバイスは、候補リソースセットの第二のリソースを介してサイドリンク送信を送信し得る。
図35は、本開示の例示的実施形態の態様のフロー図を示す。3510で、無線デバイスは、第一のリソースが候補リソースセットのメンバーではないこと、および受信したSCIが第一のリソースのリソース予約を示すことに応答して、候補リソースの第一のリソース以外のリソースを介してサイドリンク送信を送信し得る。無線デバイスは、第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること、および第二のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことに基づき、第一のリソースが候補リソースセットのメンバーではないと決定し得る。

Claims (20)

  1. 方法であって、
    無線デバイスサイドリンクプリエンプションのために、サイドリンク送信に関する候補リソースセットを初期化することと
    一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされること
    前記第二のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないこと
    に基づいて、前記候補リソースセットから前記第一のリソースを除外することと、
    前記除外された第一のリソースのリソース予約を示すサイドリンク制御情報(SCI)を受信することと、
    前記除外された第一のリソースを介して、前記サイドリンク送信を送信すること
    を含む、方法。
  2. 前記候補リソースセット前記サイドリンクプリエンプションによるリソース選択手順の選択ウィンドウ内に候補リソースを含む、請求項に記載の方法。
  3. 前記感知ウィンドウ、前記リソース選択手順のものである、請求項に記載の方法。
  4. 一つまたは複数の構成パラメーターを受信することをさらに含み、前記一つまたは複数の構成パラメーターは、
    前記リソース選択手順の前記感知ウィンドウ
    前記リソース選択手順の前記選択ウィンドウと、
    リソース予約の前記一つまたは複数の予約期間
    を示す請求項に記載の方法。
  5. 前記送信すること、前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも低いことに基づいて、前記サイドリンク送信を送信することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  6. 前記RSRP閾値は、最終値まで増加させられる、請求項5に記載の方法。
  7. 前記SCIの前記受信に基づいて、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することをさらに含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記SCIは、第一の優先度レベルを示す、請求項1に記載の方法。
  9. 前記送信することは、前記第一の優先度レベルが前記サイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも低いことに基づいて、前記サイドリンク送信を送信することをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第一の優先度レベルを示す第一の優先度値は、前記第二の優先度レベルを示す第二の優先度値よりも大きい、請求項9に記載の方法。
  11. 無線デバイスであって、
    一つまたは複数のプロセッサーと、
    命令を記憶するメモリーと
    を備え、
    前記命令は、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、
    無線デバイスが、サイドリンクプリエンプションのために、サイドリンク送信に関する候補リソースセットを初期化することと、
    第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされることと
    前記第二のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことと
    に基づいて、前記候補リソースセットから前記第一のリソースを除外することと、
    前記除外された第一のリソースのリソース予約を示すサイドリンク制御情報(SCI)を受信することと、
    前記除外された第一のリソースを介して、前記サイドリンク送信を送信することと
    を前記無線デバイスに行わせる、無線デバイス。
  12. 前記候補リソースセットは、前記サイドリンクプリエンプションによるリソース選択手順の選択ウィンドウ内に候補リソースを含む、請求項11に記載の無線デバイス。
  13. 前記命令は、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、一つまたは複数の構成パラメーターを受信することを前記無線デバイスにさらに行わせ、前記一つまたは複数の構成パラメーターは、
    前記リソース選択手順の前記感知ウィンドウと、
    前記リソース選択手順の前記選択ウィンドウと、
    リソース予約の前記一つまたは複数の予約期間と
    を示す、請求項12に記載の無線デバイス。
  14. 前記命令は、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、前記第一のリソースの基準信号受信電力(RSRP)がRSRP閾値よりも低いことに基づいて、前記サイドリンク送信を送信することを前記無線デバイスにさらに行わせる、請求項11に記載の無線デバイス。
  15. 前記RSRP閾値は、最終値まで増加させられる、請求項14に記載の無線デバイス。
  16. 前記命令は、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、前記SCIの前記受信に基づいて、前記第一のリソースを前記候補リソースセットに再び追加することを前記無線デバイスにさらに行わせる、請求項11に記載の無線デバイス。
  17. 前記SCIは、第一の優先度レベルを示す、請求項11に記載の無線デバイス。
  18. 前記命令は、前記一つまたは複数のプロセッサーによって実行されると、前記第一の優先度レベルが前記サイドリンク送信の第二の優先度レベルよりも低いことに基づいて、前記サイドリンク送信を送信することを前記無線デバイスにさらに行わせる、請求項17に記載の無線デバイス。
  19. 前記第一の優先度レベルを示す第一の優先度値は、前記第二の優先度レベルを示す第二の優先度値よりも大きい、請求項18に記載の無線デバイス。
  20. システムであって、
    第一の無線デバイスであって、前記第一の無線デバイスは、一つまたは複数の第一のプロセッサーと、第一の命令を記憶する第一のメモリーとを備え、前記第一の命令は、前記一つまたは複数の第一のプロセッサーによって実行されると、
    サイドリンクプリエンプションのために、サイドリンク送信に関する候補リソースセットを初期化することと、
    第一のリソースが、一つまたは複数の予約期間によって第二のリソースからオフセットされることと
    前記第二のリソースが感知ウィンドウ内で監視されていないことと
    に基づいて、前記候補リソースセットから前記第一のリソースを除外することと、
    前記除外された第一のリソースのリソース予約を示すサイドリンク制御情報(SCI)を受信することと、
    前記除外された第一のリソースを介して、前記サイドリンク送信を送信することと
    を前記第一の無線デバイスに行わせる、第一の無線デバイスと、
    第二の無線デバイスであって、前記第二の無線デバイスは、一つまたは複数の第二のプロセッサーと、第二の命令を記憶する第二のメモリーとを備え、前記第二の命令は、前記一つまたは複数の第二のプロセッサーによって実行されると、
    前記除外された第一のリソースを介して、前記サイドリンク送信を受信すること
    を前記第二の無線デバイスに行わせる、第二の無線デバイスと、
    を備える、システム。
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