JP7287923B2 - 車両用除菌システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両内の除菌を行う車両用除菌システム、に関する。
従来、シートにアルコールなどの除菌剤を吹き付けることにより、車両内の除菌を行っていた。しかしながら、除菌剤の吹き付け作業が必要となり、手間がかかる、という問題があった。そこで、除菌イオンを車室内に吹き出す空気清浄装置が提案されている(特許文献1)が、上述した空気清浄装置は、定期的にフィルタの交換が必要であった。
特開2006-341759号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、手間なく簡単に車両内の除菌を行うことができる車両用除菌システムを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用除菌システムは、下記[1]~[]を特徴としている。
[1]
車両の複数個所各々搭載され、照射対象に紫外線を照射して除菌する複数の紫外線光源と、
前記紫外線光源を制御する制御部と、
前記複数の紫外線光源の各々に対応して前記車両の前記複数個所に各々搭載され、対応する前記紫外線光源の前記照射対象を照明するフルカラーLEDから構成される複数の照明用光源と、
乗員により前記照明用光源の点灯操作が行われる照明スイッチと、
乗員が前記車両に近づいてきたことを検知する第1検知部と、
前記車両のドアが開いたと判定することで乗員が前記車両に乗車する直前であることを検知する第3検知部と、を備え、
前記制御部が、前記照明スイッチの点灯操作に応じて前記照明用光源のみを点灯させ、
前記制御部が、前記紫外線光源の点灯中には前記照明用光源を除菌中である旨を示す色に点灯させ
前記制御部が、前記第1検知部による前記検知に応じて前記複数の紫外線光源及び前記複数の照明用光源を点灯し、且つ、前記第3検知部による前記検知に応じて前記複数の紫外線光源及び前記複数の照明用光源を消灯する、
車両用除菌システムであること。
[2]
[1]に記載の車両用除菌システムであって、
前記照明用光源を除菌中である旨を示す色は、青である、
車両用除菌システムであること。
[3]
[1]に記載の車両用除菌システムであって、
前記照射対象に、前記紫外線光源による紫外線の照射によって発光する蛍光体が設けられている、
車両用除菌システムであること。

[1]~[]何れか1項に記載の車両用除菌システムであって、
乗員が前記車両から降車したことを検知する第2検知部を備え、
前記制御部が、前記第2検知部による前記検知に応じて前記紫外線光源を点灯する、
車両用除菌システムであること。

[1]~[]何れか1項に記載の車両用除菌システムであって、
乗員により除菌操作が行われるスイッチを備え、
前記制御部が、前記スイッチの除菌操作に応じて前記紫外線光源を点灯させる、
車両用除菌システムであること。

[1]~[]何れか1項に記載の車両用除菌システムであって、
前記照射対象が前記車両内の座席であり、
前記座席への乗員の着席、離席を検知する第4検知部を備え、
前記制御部は、前記第4検知部による着座検知から離席検知への切り替わりに応じて、前記紫外線光源を点灯させる、
車両用除菌システムであること。
上記[1]及び[2]の構成の車両用除菌システムによれば、紫外線光源から紫外線を照射して照射対象を除菌する。これにより、紫外線光源を点灯するだけで、手間なく簡単に車両内の除菌を行うことができる。
更に、上記[1]及び[2]の構成の車両用除菌システムによれば、制御部が、紫外線光源の点灯時に、紫外線光源の照射対象を照明する照明用光源を点灯させる。これにより、紫外線による除菌が行われていることを乗員に伝えることができる。
更に、制御部が、第1検知部による、乗員が近づいてきたことの検知に応じて紫外線光源を点灯する。これにより、乗員が乗車する前に紫外線光源による除菌を行うことができる。
更に、制御部が、第3検知部による、乗員の乗車直前の検知に応じて紫外線光源を消灯する。これにより、乗員の乗車時には紫外線光源を消灯することができる。
上記[3]の構成の車両用除菌システムによれば、紫外線光源の点灯時に、照射対象に設けられた蛍光体が発光する。これにより、紫外線による除菌が行われていることを乗員に伝えることができる。
上記[]の構成の車両用除菌システムによれば、制御部が、第2検知部による、乗員が降車したことの検知に応じて紫外線光源を点灯する。これにより、乗員が降車した後に紫外線光源による除菌を行うことができる。
上記[]の構成の車両用除菌システムによれば、乗員がスイッチの操作により紫外線光源を点灯することができる。
上記[]の構成の車両用除菌システムによれば、乗員が離席すると、自動的にその座席に紫外線を照射して除菌することができる。
本発明によれば、手間なく簡単に車両内の除菌を行うことができる車両用除菌システムを提供することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、第1実施形態における本発明の車両用除菌システムとしての車両用照明システムを搭載した車両の概略図である。 図2は、図1に示す車両用照明システムの電気構成図の一例である。 図3は、図1に示す車両用照明システムの動作を説明するための説明図である。 図4は、第2実施形態における本発明の車両用除菌システムとしての車両用照明システムを搭載した車両の部分概略図である。 図5は、第2実施形態における本発明の車両用除菌システムとしての車両用照明システムを搭載した車両の部分概略図である。 図6は、図4及び図5に示す車両用照明システムの電気構成図の一例である。 図7は、図4及び図5に示す車両用照明システムの動作を説明するための説明図である。
(第1実施形態)
本発明に関する具体的な第1実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
上述した車両用照明システム1は、車両に搭載され、車室内を照明するシステムである。本実施形態では、車両は、図1に示すように、運転席SH1、助手席SH2、2列目右座席SH3、2列目左座席SH4、3列目右座席SH5、3列目左座席SH6(これらをまとめて「座席SH1~SH6」と称することもある)が搭載された3列シート車両を例に説明する。しかしながら、車両の座席数はこれに限定されるものではない。
車両用照明システム1は、パーソナルランプ11~16と、ドームランプ17、18と、ラゲージランプ19と、を備えている。これらランプ11~19は、車両の天井に設けられている。パーソナルランプ11~16は、座席SH1~SH6毎に設けられ、座席SH1~SH6を個別に照明する。ドームランプ17、18は、天井の幅方向の中央に配置され、車内全体を照明する。本実施形態では、ドームランプ17、18は、車両の前後方向に沿って並べて2つ設けられている。ラゲージランプ19は、天井の後部に配置され、ラゲージルームを照明する。
上記ランプ11~19は各々、図2に示すように、深紫外線LED20(紫外線光源)と、照明用LED21(照明用光源)と、を有している。深紫外線LED20は、紫外線の中でも波長が短い領域に属する深紫外線を照射する。深紫外線は、高い殺菌能力を持ち、照射対象を除菌する。本実施形態では、パーソナルランプ11~16の照射対象が、各座席SH1~SH6である。このため、各パーソナルランプ11~16の深紫外線LED20が、各座席SH1~SH6の除菌を行う。上記深紫外線は、可視光領域になく、人の目から視認することができない。
照明用LED21は、可視光線を照射し、照射対象を照明する。本実施形態では、照明用LED21は、フルカラーLEDから構成され、フルカラーで発光する。深紫外線LED20及び照明用LED21の照射対象(照射範囲)は、同じである。
車両用照明システム1は、システム全体の制御を司るマイクロコンピュータ(μCOM)30を備えている。μCOM30(制御部)は、周知のCPU、ROM、RAMを有し、CPUがROM内に格納されたプログラムに従って動作を行う。μCOM30には、上記ランプ11~19が接続され、μCOM30は、これらランプ11~19を個別に制御できると共に、ランプ11~19を構成する深紫外線LED20と、照明用LED21と、を個別に制御できる。
また、車両用照明システム1のμCOM30は、図2に示すように、スマートエントリシステム全体を制御するスマートエントリECU2と通信可能に設けられている。スマートエントリECU2は、スマートキーとの無線通信や、ドアハンドルに設けた操作部の操作状態などにより、ドアロック機構を制御するECUである。詳しく説明すると、スマートエントリECU2は、スマートキーとの無線通信により、スマートキーを所有する乗員が車外の車両周辺にいることを検知することができる。スマートエントリECU2は、この検知中に操作部のロック操作、ロック解除操作を検知すると、ドアロック機構を制御してドアのロック、ロック解除を行う。スマートエントリECU2は、μCOM30に対して、乗員が車外の車両周辺にいることを検知した情報や、ドアロックを行った旨の情報、ドアアンロックを行った旨の情報などを送信する。
また、μCOM30には、サイドドアの開閉に応じてオンオフするサイドドアスイッチ3、バックドアの開閉に応じてオンオフするバックドアスイッチ4が接続される。μCOM30は、これらスイッチ3、4のオンオフ状態を検知することにより、ドアの開閉状態を検知することができる。
また、車両用照明システム1は、パーソナルランプ11~16を構成する深紫外線LED20のオンオフ操作(除菌操作)を行うための除菌スイッチSW11~SW16(スイッチ)と、パーソナルランプ11~16、ドームランプ17、18を構成する照明用LED21のオンオフ操作を行うための照明スイッチSW21~SW28と、を備えている。除菌スイッチSW11~SW16は、各パーソナルランプ11~16に対応して設けられ、各パーソナルランプ11~16を構成する深紫外線LED20を独立してオンオフすることができる。照明スイッチSW21~SW28は、各パーソナルランプ11~16、ドームランプ17、18に対応して設けられ、各パーソナルランプ11~16、ドームランプ17、18を構成する照明用LED21を独立してオンオフすることができる。
また、μCOM30には、各座席SH1~SH6上にそれぞれ設けられ、座席SH1~SH6への乗員の着席、離席に応じてオンオフする着座スイッチSW31~SW36が接続される。μCOM30は、これらスイッチSW31~SW36のオンオフ状態を検知することにより、座席SH1~SH6への乗員の着席、離席を検知することができる。
次に、上述した構成の車両用照明システム1の動作について、図3を参照して説明する。μCOM30は、乗員が降車してだれも乗車していない停車中は、全てのランプ11~16の深紫外線LED20、照明用LED21を消灯する。μCOM30は、第1検知部として機能し、乗員が車両に近づいてきたことを検知すると、全てのランプ11~19の深紫外線LED20、照明用LED21を点灯させる。このとき、μCOM30は、照明用LED21を除菌中である旨を示す色(例えば青色)に点灯させる。この照明用LED21の点灯により、乗員は、乗車前に除菌が行われていることを知ることができる。
本実施形態では、μCOM30は、スマートエントリECU2からの情報に基づいて、乗員が乗車のために車両に近づいてきたことを検知する。具体的には、μCOM30は、スマートエントリECU2からの情報に基づいてロック中であると判定している間に、スマートエントリECU2からの情報に基づいて乗員が車外の車両周辺にいることを検知すると、乗員が車両に近づいてきたことを検知する。
その後、μCOM30は、第3検知部として機能し、乗員が車両に乗車すること、即ち乗車直前であることを検知すると、全てのランプ11~19の深紫外線LED20、照明用LED21を消灯させる。
本実施形態では、μCOM30は、乗員が車両に近づいてきたことの検知に応じてランプ11~19を点灯させた後、例えば、ドアスイッチ3、4のオンオフ状態に基づいてドアが開いたと判定したとき、乗車直前を検知する。μCOM30は、スマートエントリECU2からの情報に基づいて乗員がドアハンドルのロック解除操作を行ったと判定したとき、乗車直前を検知するようにしてもよい。これにより、乗員が車両に近づくとランプ11~19の点灯が開始し、乗車するためにドアを開くとランプ11~19が消灯し、紫外線が乗員に照射される恐れを低減することができる。
乗車中に乗員が照明スイッチSW21~SW28をオンオフ操作すると、μCOM30は、操作された照明スイッチSW21~SW28に対応するランプ11~18の照明用LED21のみを点灯、消灯する。また、乗員が空いている座席SH1~SH6に対応して設けられた除菌スイッチSW11~SW16をオンオフ操作すると、μCOM30は、操作された除菌スイッチSW11~SW16に対応するランプ11~16の深紫外線LED20及び照明用LED21の双方を点灯、消灯する。深紫外線LED20の点灯時、μCOM30は、照明用LED21を除菌中である旨を示す色(例えば青色)に点灯させる。また、μCOM30は、バックドアスイッチ4のオンオフ状態に基いてバックドアが開いたことを検知したとき、ラゲージランプ19の照明用LED21のみを点灯する。
また、乗車中は、μCOM30は、着座スイッチSW31~SW36のオンオフ状態を監視し、第4検知部として機能し、座席SH1~SH6への着座検知から離席検知への切り替わりに応じて、対応するランプ11~19を一定期間のみ点灯させるタイマー点灯を行う。これにより、例えば、タクシー車両の賃走が終了して、顧客を降車させた場合、その顧客が座っていた座席SH2~SH6に対して自動的に除菌を行うことができる。
その後、μCOM30は、第2検知部として機能し、車両から乗員が全員降車したことを検知すると、ランプ11~19を一定期間のみ点灯させるタイマー点灯を行う。μCOM30は、イグニッションスイッチがオフ状態で、ドアが開いた後にドアが閉まり、その後、ドアロックされたときに降車を検知するようにしてもよい。また、μCOM30は、着座スイッチSW31~SW36のオンオフ状態に基いて、降車を検知するようにしてもよい。これにより、全員が降車した後、自動的に一定期間だけ除菌を行うことができる。なお、μCOM30は、タイマー点灯中であっても、乗車を検知すると、ランプ11~19の点灯を消灯する。
上述した実施形態によれば、深紫外線LED20を照射して照射対象を除菌する。これにより、深紫外線LED20を点灯するだけで、手間なく簡単に車両内の除菌を行うことができる。特に、一日に不特定多数が利用する車(カーシェアリング車)であっても、清潔な状態を保持できる。
また、上述した実施形態によれば、μCOM30が、深紫外線LED20の点灯時に、深紫外線LED20の照射対象を照明する照明用LED21を点灯させる。これにより、紫外線による除菌が行われていることを乗員に伝えることができる。
また、上述した実施形態によれば、μCOM30が、乗員が車両に近づいてことの検知に応じて紫外線LED20及び照明用LED21を点灯する。これにより、除菌機能付きというおもてなし照明を行うことができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。図4に示すように、第2実施形態では、車両用照明システム1は、上述したランプ11~19に加えて、インサイドハンドルランプ101と、間接照明用ランプ102と、ドアポケットランプ103と、をさらに備えている。これらランプ101~103は、ドアの内側を構成するドアトリム5に設けられている。インサイドハンドルランプ101は、インサイドハンドル51を照明する。間接照明用ランプ102は、ドアトリム5に設けたひじ掛け部52を間接照明する。ドアポケットランプ103は、ドアトリム5に設けたドアポケット53内を照明する。
また、図5に示すように、第2実施形態では、車両用照明システム1は、アウトサイドハンドルランプ104と、ダウンライトランプ105と、を備えている。アウトサイドハンドル104は、ドアの外側を構成するドア本体6の外側に設けられ、アウトサイドハンドル61を照明する。ダウンライトランプ105は、ドアミラー7の下側に設けられ、ドアミラー7の下側を照明する。
上記ランプ101~105は各々、図6に示すように、第1実施形態と同様に、深紫外線LED20と、照明用LED21と、を有している。また、ランプ101~105は、μCOM30に接続される。μCOM30は、これらランプ101~105を個別に制御できると共に、ランプ101~105を構成する深紫外線LED20と、照明用LED21と、を個別に制御できる。
また、車両用照明システム1は、車室内に設置されたランプ101~103を構成する深紫外線LED20のオンオフ操作(除菌操作)を行うための除菌スイッチSW101~SW103(スイッチ)と、ランプ101~103を構成する照明用LED21のオンオフ操作を行うための照明スイッチSW201~SW203と、を備えている。除菌スイッチSW101~SW103は、各ランプ101~103に対応して設けられ、各ランプ101~103を構成する深紫外線LED20を独立してオンオフすることができる。照明スイッチSW201~SW203は、ランプ101~103に対応して設けられ、ランプ101~103を構成する照明用LED21を独立してオンオフすることができる。
次に、上述したμCOM30の上記ランプ101~105の制御について、図7を参照して説明する。μCOM30は、乗員が降車してだれも乗車していない停車中は、ランプ101~105の深紫外線LED20、照明用LED21を消灯させる。また、μCOM30は、スマートエントリECU2からの情報に基づいて、乗員が乗車のために車両に近づいてきたことを検出すると、ダウンライトランプ105の深紫外線LED20、照明用LED20を一定期間だけ点灯させるタイマー点灯を行う。これにより、乗員は、ドアミラー7の下に手をかざすことにより、乗車前に手の除菌を行うことができる。
μCOM30は、スマートエントリECU2からの情報に基づいてドアのロック解除を検出し、乗車直前であることを検出すると、ランプ101~104の深紫外線LED20、照明用LED21を一定期間のみ点灯させるタイマー点灯を行う。これにより、乗車直前に、乗員が手で触るインサイドハンドル51、アウトサイドハンドル61やひじ掛け部52、ドアポケット53を除菌することができる。
乗車中は、乗員が照明スイッチSW201~SW203をオンオフ操作すると、μCOM30は、操作された照明スイッチSW201~SW203に対応するランプ101~103の照明用LED21のみを点灯、消灯する。また、乗員が、除菌スイッチSW101~SW103をオンオフ操作すると、μCOM30は、操作された除菌スイッチSW101~SW103に対応するランプ101~103の深紫外線LED20及び照明用LED21の双方を点灯、消灯する。
その後、μCOM30は、第1実施形態と同様の手法により、車両から乗員が降車したことを検知すると、ランプ101~104を一定期間のみ点灯させるタイマー点灯を行う。
上述した実施形態によれば、μCOM30が、乗員の乗車検知に応じてドアに設けたランプ101~104の深紫外線LED20を点灯しドアを除菌する。これにより、乗員の乗車時にドアを除菌することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上述した実施形態では、照明用LED21は、フルカラーLEDから構成されていたが、これに限ったものではない。照明用LED21としては、可視光線を照射するものであればよく、単色で発光するLEDから構成してもよい。
上述した実施形態では、深紫外線LED20を点灯時には常に照明用LED21を点灯していたが、これに限ったものではない。深紫外線LED20のみを点灯させるようにしてもよいし、乗員が照明用LED21を点灯させるか否かを選択できるようにしてもよい。
また、照射対象に蛍光塗料を塗布するなど蛍光体を設けて、深紫外線LED20を照射したときに蛍光体が発光して、除菌されていることが視認できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、スマートキーを所有する乗員がドアハンドルに設けた操作部を操作したとき、ドアのロック、ロック解除が行われるスマートエントリシステムが採用された車両に、車両用照明システム1と搭載する例について説明していたが、これに限ったものではない。スマートエントリシステムの中には、ドアのロック時にスマートキーが車両に近づいただけで、ロック解除し、ドアのアンロック時にスマートキーが車両から離れただけでロックするものもある。このようなスマートエントリシステムが採用した車両に、車両用照明システム1を搭載するようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、乗員が車両に近づいてきたことを検知するために、μCOM30とスマートエントリECU2とを通信可能にしていたが、これに限ったものではない。キーレスエントリを採用した車両においては、キーレスエントリECUとμCOM30とを通信可能にして、乗員が車両に近づいてきたことを検知するようにしてもよい。キーレスECUは、キーレスキーと無線通信を行い、キーレスキーのロック操作、ロック解除操作を検知すると、ドアのロック、ロック解除を行う。μCOM30は、キーレスECUとの通信により、キーレスキーのロック解除操作が行われたと判定したときに、乗員が車両に近づいてきたことを検知するようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、紫外線光源として、深紫外線を照射する深紫外線LED20を用いていた。しかしながら、紫外線光源としては、紫外線を照射するものであればよく、深紫外線を照射するものに限定されるものではない。
ここで、上述した本発明に係る車両用除菌システムの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[9]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
車両に搭載され、照射対象に紫外線を照射して除菌する紫外線光源(20)と、
前記紫外線光源(20)を制御する制御部(30)と、を備えた、
車両用除菌システム(1)。
[2]
[1]に記載の車両用除菌システム(1)であって、
前記紫外線光源(20)の前記照射対象を照明する照明用光源(21)をさらに備え、
前記制御部(30)が、前記紫外線光源(20)の点灯中に前記照明用光源(21)を点灯させる、
車両用除菌システム(1)。
[3]
[1]に記載の車両用除菌システム(1)であって、
前記照射対象に、前記紫外線光源(20)による紫外線の照射によって発光する蛍光体が設けられている、
車両用除菌システム(1)。
[4]
[1]~[3]何れか1項に記載の車両用除菌システム(1)であって、
乗員が前記車両に近づいてきたことを検知する第1検知部(30)と、
前記制御部(30)が、前記第1検知部(30)による前記検知に応じて前記紫外線光源(20)を点灯する、
車両用除菌システム(1)。
[5]
[1]~[4]何れか1項に記載の車両用除菌システム(1)であって、
乗員が前記車両から降車したことを検知する第2検知部(30)を備え、
前記制御部(30)が、前記第2検知部(30)による前記検知に応じて前記紫外線光源(20)を点灯する、
車両用除菌システム(1)。
[6]
[4]又は[5]に記載の車両用除菌システム(1)であって、
乗員が前記車両に乗車することを検知する第3検知部(30)を備え、
前記制御部(30)が、前記第3検知部(30)による前記検知に応じて前記紫外線光源(20)を消灯する、
車両用除菌システム(1)。
[7]
[1]~[6]何れか1項に記載の車両用除菌システム(1)であって、
乗員により除菌操作が行われるスイッチ(SW11~SW16)を備え、
前記制御部(30)が、前記スイッチ(SW11~SW16)の除菌操作に応じて前記紫外線光源(20)を点灯させる、
車両用除菌システム(1)。
[8]
[1]~[7]何れか1項に記載の車両用除菌システム(1)であって、
前記照射対象が前記車両内の座席であり、
前記座席への乗員の着席、離席を検知する第4検知部(30)を備え、
前記制御部(30)は、前記第4検知部(30)による着座検知から離席検知への切り替わりに応じて、前記紫外線光源(20)を点灯させる、
車両用除菌システム(1)。
[9]
[1]~[3]何れか1項に記載の車両用除菌システム(1)であり、
前記照明対象が、ドアであり、
乗員が前記車両に乗車することを検知する第3検知部(30)を備え、
前記制御部(30)が、前記第3検知部(30)による前記検知に応じて前記紫外線光源(20)を一定期間のみ点灯する、
車両用除菌システム(1)。
1 車両用照明システム(車両用除菌システム)
5 ドアトリム(ドア)
6 ドア本体(ドア)
20 深紫外線LED(紫外線光源)
21 照明用LED(照明用光源)
30 μCOM(制御部、第1検知部、第2検知部、第3検知部、第4検知部)
SW11~SW16 除菌スイッチ(スイッチ)
SW101~SW103 除菌スイッチ(スイッチ)
SH1~SH6 座席

Claims (6)

  1. 車両の複数個所各々搭載され、照射対象に紫外線を照射して除菌する複数の紫外線光源と、
    前記紫外線光源を制御する制御部と、
    前記複数の紫外線光源の各々に対応して前記車両の前記複数個所に各々搭載され、対応する前記紫外線光源の前記照射対象を照明するフルカラーLEDから構成される複数の照明用光源と、
    乗員により前記照明用光源の点灯操作が行われる照明スイッチと、
    乗員が前記車両に近づいてきたことを検知する第1検知部と、
    前記車両のドアが開いたと判定することで乗員が前記車両に乗車する直前であることを検知する第3検知部と、を備え、
    前記制御部が、前記照明スイッチの点灯操作に応じて前記照明用光源のみを点灯させ、
    前記制御部が、前記紫外線光源の点灯中には前記照明用光源を除菌中である旨を示す色に点灯させ
    前記制御部が、前記第1検知部による前記検知に応じて前記複数の紫外線光源及び前記複数の照明用光源を点灯し、且つ、前記第3検知部による前記検知に応じて前記複数の紫外線光源及び前記複数の照明用光源を消灯する、
    車両用除菌システム。
  2. 請求項1に記載の車両用除菌システムであって、
    前記照明用光源を除菌中である旨を示す色は、青である、
    車両用除菌システム。
  3. 請求項1に記載の車両用除菌システムであって、
    前記照射対象に、前記紫外線光源による紫外線の照射によって発光する蛍光体が設けられている、
    車両用除菌システム。
  4. 請求項1~何れか1項に記載の車両用除菌システムであって、
    乗員が前記車両から降車したことを検知する第2検知部を備え、
    前記制御部が、前記第2検知部による前記検知に応じて前記紫外線光源を点灯する、
    車両用除菌システム。
  5. 請求項1~何れか1項に記載の車両用除菌システムであって、
    乗員により除菌操作が行われるスイッチを備え、
    前記制御部が、前記スイッチの除菌操作に応じて前記紫外線光源を点灯させる、
    車両用除菌システム。
  6. 請求項1~何れか1項に記載の車両用除菌システムであって、
    前記照射対象が前記車両内の座席であり、
    前記座席への乗員の着席、離席を検知する第4検知部を備え、
    前記制御部は、前記第4検知部による着座検知から離席検知への切り替わりに応じて、前記紫外線光源を点灯させる、
    車両用除菌システム。
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