JP7287528B1 - 資材管理システム、資材管理方法、資材管理装置、及びプログラム - Google Patents

資材管理システム、資材管理方法、資材管理装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数が存在する製造利用資材のうちから製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定を行えるようにする。【解決手段】製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報を記憶する記憶部と、不良の発生した製品の分析により、前記製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部と、前記分析情報における不良状態と、前記記憶部が記憶する資材特質情報が示す特質とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部とを備えて資材管理システムを構成する。【選択図】図13

Description

本発明は、資材管理システム、資材管理方法、資材管理装置、及びプログラムに関する。
回転テーブルを利用して作業が行われた作業対象物の良/不良を判別し、作業対象物が不良と判別された場合、不良と判別された作業対象物を保持していた治具と関連させて、不良と判別された作業対象物を排出した履歴を記録し、記録された各治具の履歴を参照して、各治具の良/不良の状態を特定するようにされた技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002-297221号公報
治具や金型等のように製品を製造するのに使用される資材(製造利用資材)は、製品や工程に対して複数が存在する。このように複数が存在する製造利用資材のうちから製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定を行えるようにすることが好ましい。
本発明は、複数が存在する製造利用資材のうちから製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定を行えるようにすることを目的とする。
上述した課題を解決する本発明の一態様は、製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報を記憶する記憶部と、不良の発生した製品の分析により、前記製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部と、前記分析情報における不良状態と、前記記憶部が記憶する資材特質情報が示す特質とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部とを備える資材管理システムである。
本発明の一態様は、資材管理システムにおける資材管理方法であって、製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報を記憶部に記憶させる記憶ステップと、不良の発生した製品の分析により、前記製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得ステップと、前記分析情報における不良状態と、前記記憶部が記憶する資材特質情報が示す特質とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定ステップとを備える資材管理方法である。
本発明の一態様は、不良の発生した製品の分析により、製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部と、前記分析情報における不良状態と、記憶部が記憶する製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部とを備える資材管理装置である。
本発明の一態様は、資材管理システムにおいて備えられるコンピュータを、不良の発生した製品の分析により、製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部、前記分析情報における不良状態と、記憶部が記憶する製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、複数が存在する製造利用資材のうちから製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定を行えるようになるとの効果が得られる。
本実施形態に係る資材管理システムの全体的な構成例を示す図である。 本実施形態に係る資材管理サーバの構成例を示す図である。 本実施形態に係る資材受入情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る資材受入検査情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る資材使用位置情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る不良履歴情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る装置動作計測情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る製品実測情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る資材使用履歴情報の一例を示す図である。 本実施形態に係るメンテナンススケジュール情報の一例を示す図である。 本実施形態に係るメンテナンス履歴情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る工場における製造利用資材の管理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態に係る分析装置と資材管理サーバとが、製品の不良の発生要因となった製造利用資材の特定に対応して実行する処理手順例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る資材管理サーバが製造利用資材のメンテナンスの実施決定に関連して実行する処理手順例を示すフローチャートである。
図1は、本実施形態の資材管理システムの全体的な構成例を示している。同図の資材管理システムは、工場FCにおいて使用される製造利用資材MTの管理を行う。
製造利用資材MTは、工場FCにおいて製品を製造するにあたって所定の工程において使用される治具、金型等の資材である。このような製造利用資材MTは、工程において製品と接触することから、使用経過に応じて摩耗等の劣化が生じる。このような使用経過に応じた製造利用資材MTの劣化は、製品の不良の発生要因となる。
本実施形態の資材管理システムは、製品の不良が発生したことに応じて、工場FCにて使用される製造利用資材MTのうちから不良の発生要因となった製造利用資材MTを特定する。
また、本実施形態の資材管理システムは、製品の製造に関連する所定の結果を示す情報の経年変化に基づいて製造利用資材MTのメンテナンスの頻度を決定可能とされる。
図1に示される本実施形態の資材管理システムは、工場FCにおいて受入登録装置100、受入検査装置200、製造装置300、分析装置400、及び製造管理端末500を備える。また、本実施形態の資材管理システムは、資材管理サーバ600(資材管理装置の一例)を備える。
工場FCにおける各装置は、ゲートウェイGWからネットワークを経由して資材管理サーバ600と通信可能に接続される。
受入登録装置100は、工場FCにて新規に受け入れた製造利用資材MTの受入登録を行う。受入登録にあたっては、例えば担当者が受入対象の製造利用資材MTごとに資材IDを付与する。資材IDは、製造利用資材MTを一意に示す識別子である。
受入登録装置100は、例えば担当者の操作に応じて、新規に受け入れた製造利用資材MTに付与した資材IDを資材管理サーバ600に登録する。具体的に、受入登録装置100は、製造利用資材MTに付与した資材IDを含む資材受入情報を資材管理サーバ600に送信する。資材管理サーバ600は受信した資材受入情報(資材特質情報の一例)を記憶する。
受入検査装置200は、新規に受け入れた製造利用資材MTを対象として受入検査を行う装置である。受入検査装置200は、受入検査により製造利用資材MTの材質、形状等についての特徴を示す情報を含む資材受入検査情報(資材特質情報の一例)を資材管理サーバ600に登録する。
製造装置300は、製品の製造ラインにおいて例えば所定の工程に対応する製品の製造を行う装置である。製造装置300には、工程に応じた種別の治具または金型等としての製造利用資材MTが設置される。また、例えば或る1つの工程において同種または異種の製造利用資材MTが複数設置されてよい。複数の製造利用資材MTが1つの工程に対応して複数設置される場合には、設置される複数の製造利用資材MTのそれぞれに一意となるように資材IDが付与される。
分析装置400は、製品に不良が発生した場合に対応して、製品に発生した不良に関する分析を行う。分析装置400は、分析結果を示す分析情報を資材管理サーバ600に送信する。
製造管理端末500は、工場FCでの製造管理に用いられる端末である。本実施形態の製造管理端末500は、製品の不良の発生要因として特定された資材を示す情報や、メンテナンスの実施に関する情報等を例えば表示等により出力することができる。
資材管理サーバ600は、工場FCにおいて使用される製造利用資材の管理を行う。図1においては、1つの工場FCと接続された例が示されているが、資材管理サーバ600は、複数の工場FCと接続されることで、当該複数の工場FCのそれぞれにおける製造利用資材の管理が可能なようにされてよい。
資材管理サーバ600は、製造利用資材の管理として、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定し、特定した製造利用資材の情報を製造管理端末500に提供(送信)する。また、資材管理サーバ600は、製造利用資材の管理として、製造利用資材のメンテナンスの実施に関する決定を行い、決定結果を製造管理端末500に提供するようにされる。製造利用資材のメンテナンスの実施に関する決定は、具体的には製品の製造に関連した結果状況に応じたメンテナンス実施頻度、緊急メンテナンスの要否の決定等である。
図2は、資材管理サーバ600の構成例を示している。同図の資材管理サーバ600としての機能は、資材管理サーバ600としてのハードウェアが備えるコンピュータにプログラムを実行させることにより実現される。
同図の資材管理サーバ600は、通信部601、制御部602、及び記憶部603を備える。
通信部601は、ネットワーク経由で工場FCのゲートウェイGWと接続されることで、工場FC内の各装置と通信を行う。
制御部602は、資材管理サーバ600における各種制御を実行する。制御部602は、取得部621、資材特定部622、及び決定部623を備える。
取得部621は、工場FCにおける所定の装置から送信される情報を取得する。取得部621が取得する情報のうちには、分析装置400から送信された分析情報を含む。
資材特定部622は、分析情報を用いて製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する。
決定部623は、製造利用資材のメンテナンスの実施に関する決定を行う。
記憶部603は、資材管理サーバ600が対応する各種の情報を記憶する。記憶部603は、資材受入情報記憶部631、資材受入検査情報記憶部632、資材使用位置情報記憶部633、不良履歴情報記憶部634、装置動作計測情報記憶部635、製品実測情報記憶部636、資材使用履歴情報記憶部637、メンテナンススケジュール情報記憶部638、及びメンテナンス履歴情報記憶部639を備える。
資材受入情報記憶部631は、受入登録装置100が送信した資材受入情報を記憶する。
資材受入検査情報記憶部632は、受入検査装置200が送信した資材受入検査情報を記憶する。
資材使用位置情報記憶部633は、資材使用位置情報(資材特質情報の一例)を記憶する。資材使用位置情報は、製造利用資材MTのそれぞれが工場FCにて使用される位置を示す情報である。資材使用位置情報記憶部633が記憶する製造利用資材MTごとの資材使用位置情報は、例えば受入登録装置100または受入検査装置200から送信されてよい。
不良履歴情報記憶部634は、不良履歴情報を記憶する。不良履歴情報は、製品について発生した不良と、不良の発生要因であるとして特定された製造利用資材とを示す情報である。
装置動作計測情報記憶部635は、装置動作計測情報を記憶する。装置動作計測情報は、製造装置300ごとについての所定の動作について計測した結果を示す情報である。一例として、或る製造装置300に対応する装置動作計測情報は、1つの製品の工程の開始から完了までに要した工程所要時間を計測した結果を含んでよい。
装置動作計測情報記憶部635は、或る1つの製造装置300における同じ動作についてこれまでに計測して得られた装置動作計測情報を蓄積するようにして記憶してよい。
製品実測情報記憶部636は、製品実測情報を記憶する。製品実測情報は、製造された製品、あるいは或る工程を完了した段階の製品を対象に所定項目について測定(実測)した結果を示す情報である。
製品実測情報記憶部636は、同じ製品における所定項目についてこれまでに計測して得られた製品実測情報を蓄積するようにして記憶してよい。
資材使用履歴情報記憶部637は、設置された製造利用資材MTごとの資材使用履歴情報を記憶する。1つの製造利用資材MTの資材使用履歴情報は、これまでに製品の製造のために使用された製造利用資材MTの使用履歴を示す。使用履歴としてはこれまでに使用された回数(使用回数)、これまでに使用された時間の累積(使用時間)、設置されてからこれまでの経過時間(設置経過時間)等であってよい。
メンテナンススケジュール情報記憶部638は、メンテナンススケジュール情報を記憶する。メンテナンススケジュール情報は、製造利用資材ごとのメンテナンスを実施するスケジュールを示す情報である。
メンテナンス履歴情報記憶部639は、メンテナンス履歴情報を記憶する。メンテナンス履歴情報は、製造利用資材ごとのメンテナンスの実施の履歴を示す情報である。
図3は、資材受入情報記憶部631が1つの製造利用資材MTに対応して記憶する資材受入情報の一例を示している。
同図の資材受入情報は、資材IDと受入日時との各領域を含む。資材IDの領域は、対応の製造利用資材MTに付与された資材IDを格納する。受入日時の領域は、対応の製造利用資材MTが工場FCに受け入れされた日時を示す。
図4は、資材受入検査情報記憶部632が1つの製造利用資材MTに対応して記憶する資材受入検査情報の一例を示している。
同図の資材受入検査情報は、資材ID、資材種別、材質情報、形状情報の各領域を含む。
資材IDの領域は、対応の製造利用資材MTに付与された資材IDを格納する。
資材種別の領域は、対応の製造利用資材MTの資材の種別を示す資材種別の情報を格納する。資材種別の情報は、対応の製造利用資材MTが治具と金型のいずれでありどのような工程でどのような製品の製造に用いられるものであるのかを示すようにされてよい。
材質情報の領域は、材質情報を格納する。材質情報は、対応の製造利用資材MTを構成する材料の材質を示す情報である。
形状情報の領域は、形状情報を格納する。形状情報は、対応の製造利用資材MTにおいて、製造に用いられる際に製品と接触する部位の形状を示す情報である。
図5は、資材使用位置情報記憶部633が、1つの製造利用資材MTに対応して記憶する資材使用位置情報の一例を示している。
同図の資材使用位置情報は、資材IDと使用位置情報との各領域を含む。
資材IDの領域は、対応の製造利用資材MTに付与された資材IDを格納する。
使用位置情報の領域は、使用位置情報を格納する。使用位置情報は、対応の製造利用資材MTが使用される位置(使用位置)を示す。使用位置は、例えば対応の工程(対応の製造装置300でもよい)と、対応の工程において製造利用資材MTが使用される位置の座標とを含む情報であってよい。製造利用資材MTが使用される位置の座標は、例えば対応の工程に複数の製造利用資材MTが配置される物理的領域において、所定位置の製造利用資材MTを原点として、配置された製造利用資材MTのそれぞれに対して定められるものであってよい。
図6は、不良履歴情報記憶部634が、或る製品の不良に対応して不良要因として特定された1つの製造利用資材MTに対応して記憶する不良履歴情報の一例を示している。
同図の不良履歴情報は、資材IDと製品不良情報の領域とを含む。
資材IDの領域は、製品不良情報が示す製品の不良の発生要因として特定された製造利用資材MTに付与された資材IDを格納する。
製品不良情報の領域は、対応の資材IDが示す製造利用資材MTが要因となって発生した製品の不良に関する製品不良情報を格納する。具体的に、製品不良情報は、不良が発生した日時、対応の製品に発生した不良の内容を示す情報等が格納されてよい。
図7は、装置動作計測情報記憶部635が、1つの製造装置300の1回の動作の計測に対応して記憶する装置動作計測情報の一例を示している。
同図の装置動作計測情報は、装置ID、対応資材情報、計測日時、及び計測情報との各領域を含む。
装置IDの領域は、対応の製造装置300に付与された識別子である装置IDを格納する。
対応資材情報の領域は、対応資材情報を格納する。対応資材情報は、対応の製造装置300にて使用される製造利用資材MTのリストを示す情報である。製造利用資材MTのリストにおけるリスト項目のそれぞれは、対応の製造利用資材MTの資材IDを格納してよい。
計測日時の領域は、対応の計測情報を得るための計測が行われた日時を示す計測日時を格納する。
計測情報の領域は、計測情報を格納する。計測情報は、対応の製造装置300が稼働しているときの所定の動作について計測した結果を示す。計測情報は、対応の製造装置300における複数の所定の動作ごとに計測した結果に応じて複数が格納されてよい。
図8は、製品実測情報記憶部636が、1つの製品の実測結果に応じて格納する製品実測情報の一例を示している。
同図の製品実測情報は、製品ID、計測日時、計測情報の各領域を含む。
製品IDの領域は、対応の製品を一意に識別する製品IDを格納する。なお、対応の製品がロットから無作為に測定用に抜き出されたものであるような場合には、製品IDとともにロット番号などのロットを特定可能な情報も格納されてよい。
計測日時の領域は、対応の計測情報を得るための計測が行われた日時を示す計測日時を格納する。
計測情報の領域は、計測情報を格納する。計測情報は、対応の製品の所定項目について計測した結果を示す。計測情報は、対応の製品に関する複数の所定項目ごとに計測した結果に応じて複数が格納されてよい。計測情報は、例えば製品の所定箇所の寸法、製品の強度試験等の試験のもとで計測された値等であってよい。
図9は、資材使用履歴情報記憶部637が1つの製造利用資材MTに対応して記憶する資材使用履歴情報の一例を示している。
同図の資材使用履歴情報は、資材IDと使用履歴情報との各領域を含む。
資材IDの領域は、対応の製造利用資材MTに付与された資材IDを格納する。
使用履歴情報の領域は、対応の製造利用資材MTについての使用履歴情報(使用回数、使用時間、設置経過時間等)を格納する。
図10は、メンテナンススケジュール情報記憶部638が1つの製造利用資材MTに対応して記憶するメンテナンススケジュール情報の一例を示している。
同図のメンテナンススケジュール情報は、資材IDとメンテナンススケジュールとの各領域を含む。
資材IDの領域は、対応の製造利用資材MTに付与された資材IDを格納する。
スケジュールの領域は、スケジュールの情報を格納する。スケジュールは、対応の製造利用資材MTについて定められたメンテナンスの実施に関する情報である。具体的に、スケジュールの情報は、例えば定期的に実施するものとして定めたメンテナンスの期間間隔と、期間間隔に基づいて定まる次のメンテナンスの実施日等を示してよい。
図11は、メンテナンス履歴情報記憶部639が1つの製造利用資材MTに対応して記憶するメンテナンス履歴情報の一例を示している。
同図のメンテナンス履歴情報は、資材IDとメンテナンス履歴との各領域を含む。
資材IDの領域は、対応の製造利用資材MTに付与された資材IDを格納する。
メンテナンス履歴の領域は、対応の製造利用資材MTを対象に実施されたメンテナンスの履歴に関する情報を含む。メンテナンス履歴は、例えばメンテナンスが実施された日時と、実施されたメンテナンスの内容(整備内容、修理内容、廃棄(交換))を示してよい。なお、製造利用資材MTの廃棄の要否の判断は、資材使用履歴情報記憶部637が記憶する資材使用履歴情報において示される使用履歴に基づいて行われてよい。
例えばメンテナンス履歴情報は、工場FCにて担当者の操作等に応じて製造管理端末500に入力されてよい。製造管理端末500は、入力されたメンテナンス履歴情報を資材管理サーバ600に送信するようにされてよい。
図12のフローチャートを参照して、工場FCにおける製造利用資材MTの管理の流れについて説明する。ここで、工場FCにて行われる手順については工場FCが主体であるとして説明を行う。工場FCとしての主体は、実体的には工場FCにおける担当者、もしくは工場FCにて備えられる装置であってよい。
ステップS100:工場FCは、搬入された製造利用資材MTの受け入れを行う。製造利用資材MTの受け入れにあたり、工場FCの担当者は、受入登録装置100を用いて受け入れの登録を行う。これにより、受入登録装置100から送信された資材受入情報が資材管理サーバ600の資材受入情報記憶部631に記憶される。
ステップS102:工場FCは、ステップS100により受け入れた製造利用資材MTの受入検査を実施する。受入検査の実施により、受入検査装置200は、受け入れの行われた製造利用資材MTの資材受入検査情報を資材管理サーバ600に送信する。資材管理サーバ600は、受信した資材受入検査情報を資材受入検査情報記憶部632に記憶させる。
ステップS104:工場FCは、受入検査を経た製造利用資材MTの設置を行う。工場FCでは、製造利用資材MTを設置したことに応じて、製造利用資材MTが設置された位置を示す資材使用位置を、例えば受入検査装置200(製造管理端末500等でもよい)により資材管理サーバ600に送信させる。資材管理サーバ600は、受信した資材使用位置情報を資材使用位置情報記憶部633に記憶させる。
ステップS106:工場FCは、ステップS104に対応して設置された製造利用資材MTを使用しての製品の製造のための稼働(生産稼働)を行う。
ステップS108:工場FCは、製品に不良が発生したか否かを判定する。ここで判定の対象となる製品は、製造が完了した製品であってもよいし、製造途中において或る工程を完了した段階の製品であってもよい。
製品に不良が発生したか否かの判定は、担当者による検査の結果に基づいてもよいし、製造装置300による不良発生の検出結果に基づいてもよい。
ステップS110:ステップS108により製品に不良の発生したことが判定された場合、工場FCは、製品に発生した不良についての分析を分析装置400に実行させる。分析によって、製品における不良の発生位置、製品の不良発生箇所について製造利用資材MTが接触した形跡の形状、製品の不良の発生に対応する付着物の材質等の情報のうちの少なくとも一部が分析結果として得られる。分析装置400は、分析結果を示す分析情報を資材管理サーバ600に送信する。
ステップS112:資材管理サーバ600において資材特定部622は、ステップS110に対応して分析情報を受信したことに応じて、製品の不良発生要因となった製造利用資材MT(不良誘発資材)を特定する。資材特定部622が実行する不良誘発資材の特定のための処理については後述する。
資材特定部622は、不良誘発資材として特定した製造利用資材MTを示す情報(不良誘発資材情報)を工場FCの製造管理端末500に送信する。
また、資材特定部622は、不良誘発資材として特定した製造利用資材MTの資材IDと、特定に用いた分析情報が示す製品の不良に関する製品不良情報とを対応付けた不良履歴情報を、不良履歴情報記憶部634に記憶させる。
ステップS114:工場FCにおいて、製造管理端末500は、ステップS112により資材管理サーバ600から送信された不良誘発資材情報を表示等により出力する。工場FCにおいて担当者等は、出力された不良誘発資材情報により製品の不良発生の要因となった製造利用資材MTを把握し、例えば不良発生の要因が解消されるように不良対応の作業を行う。不良対応の作業は、製造利用資材MTの修理、交換等である。製造利用資材MTが交換される場合には、交換に際して、新たに設置する製造利用資材MTを対象に、ステップS100~S104の手順が行われる。
当該ステップS114による不良対応が行われた後は、ステップS106の手順に戻って生産稼働が再開される。
ステップS116:工場FCにおいて、例えば製造管理端末500は、資材管理サーバ600においてメンテナンススケジュール情報記憶部638が記憶するメンテナンススケジュール情報を表示等により出力することができる。工場FCの担当者は、製造管理端末500により出力されるメンテナンススケジュール情報により、製造利用資材MTの定期メンテナンスを実施するタイミング(時期)に至っているか否かを判断できる。
ステップS118:資材管理サーバ600における決定部623は、工場FCにおける生産稼働の状況を監視している。決定部623は、監視の結果、製造利用資材MTについて緊急にメンテナンスが必要であると判定した場合には、例えば工場FCの製造管理端末500に、緊急メンテナンスが必要であることの通知(緊急メンテナンス通知)を送信する。製造管理端末500は、受信された緊急メンテナンス通知を表示等により出力する。工場FCの担当者は、製造管理端末500にて緊急メンテナンス通知が出力されているか否かを確認するようにしている。
緊急メンテナンス通知が出力されていない場合には、ステップS106に手順が戻されることで、これまでの生産稼働が継続される。
ステップS120:ステップS116にて定期メンテナンスのタイミングであると判定した場合、あるいは、ステップS118にて緊急メンテナンスが必要と判定した場合、工場FCの担当者は、対象の製造利用資材MTのメンテナンスを実施する。
ステップS122:メンテナンスを実施した担当者は、例えば製造管理端末500に、今回の定期メンテナンスもしくは緊急メンテナンスの実施に関するメンテナンス実施情報を入力する。製造管理端末500は入力されたメンテナンス実施情報を資材管理サーバ600に送信する。資材管理サーバ600は、受信したメンテナンス実施情報を、メンテナンス履歴情報としてメンテナンス履歴情報記憶部639に記憶させる。
ステップS122の手順の後は、ステップS106に手順が戻される。
図13のフローチャートを参照して、本実施形態の分析装置400と資材管理サーバ600とが、製品の不良の発生要因となった製造利用資材MT(不良誘発資材)の特定に対応して実行する処理手順例について説明する。
まず、分析装置400が実行する処理手順例について説明する。
ステップS200:分析装置400は、製品に発生した不良についての分析(不良分析)を実行する。当該ステップS200は、図12のステップS110の手順に対応する。
ステップS202:分析装置400は、ステップS200による不良分析の結果を示す分析情報を資材管理サーバ600に送信する。
次に、資材管理サーバ600が実行する処理手順例について説明する。
ステップS300:資材管理サーバ600において取得部621は、ステップS202により分析装置400から送信された分析情報を取得する。
ステップS302:資材管理サーバ600の資材特定部622は、ステップS300により取得された分析情報において示される製品の不良発生位置と、資材使用位置情報記憶部633が記憶する資材位置情報が示す製造利用資材MTごとの資材位置情報とを照合する。
ステップS304:また、資材特定部622は、取得された分析情報において示される製品の不良の発生に対応する付着物の材質と、資材受入検査情報記憶部632が記憶する資材受入検査情報において示される製造利用資材MTごとの材質情報が示す材質とを照合する。
なお、不良の発生した製品に付着物が付着していない場合には、分析情報において付着物の材質を示す情報は格納されていない。この場合、資材特定部622は、ステップS304の処理を実行しなくともよい。
ステップS306:また、資材特定部622は、取得された分析情報において示される製品の不良発生箇所について製造利用資材MTが接触した形跡の形状と、資材受入検査情報において示される製造利用資材MTごとの形状情報が示す形状とを照合する。
なお、ステップS302、S304、S306の実行順は適宜変更されてよい。
ステップS308:資材特定部622は、ステップS302、S304、S306により照合した結果に基づいて、製品の不良発生の要因となった製造利用資材MT(不良誘発資材)を特定する。
この場合において、不良誘発資材は、ステップS302、S304、S306のうちのいずれか1つの照合結果によって特定される場合があってもよいし、ステップS302、S304、S306のうちの2以上の照合結果により絞り込みを行って特定される場合があってもよい。
当該ステップS308の処理によっては、例えば或る1つの工程において複数の製造利用資材MTが製造に使用される場合には、これら複数の製造利用資材MTのうちから、1または複数の不良誘発資材が特定可能となる。
ステップS310:資材特定部622は、ステップS308による不良誘発資材の特定結果を示す不良誘発資材情報を工場FCの製造管理端末500に送信する。不良誘発資材情報を受信した製造管理端末500は、図12のステップS114により説明したように、受信した不良誘発資材情報を表示等により出力する。
ステップS312:資材特定部622は、ステップS308により不良誘発資材として特定された製造利用資材MTの資材IDと、ステップS300により取得した分析情報に基づく製品不良情報とを対応付けた不良履歴情報を、不良履歴情報記憶部634に記憶させる。
図14のフローチャートを参照して、資材管理サーバ600が製造利用資材MTのメンテナンスの実施決定に関連して実行する処理手順例について説明する。同図の処理は、工場FCにて設置される製造利用資材MTのうちの所定の工程に対応して設置された特定の製造利用資材MTを対象として行われる。
ステップS400:資材管理サーバ600において決定部623は、装置動作計測情報記憶部635が記憶する装置動作計測情報(製造関連結果情報の一例)のうち、対象の製造利用資材MTに対応する製造装置300について計測して得られた装置動作計測情報を参照する。
ステップS402:決定部623は、ステップS400により装置動作計測情報を参照した結果に基づいて、対応の製造装置300の装置動作状況として、「安定」、「変動」、「緊急」のいずれに該当するのかを判定する。
「安定」の装置動作状況は、例えば対応の製造装置300の所定の動作についての計測値が、安定して動作しているとして扱われる許容値の範囲内にある状況である。
「変動」の装置動作状況は、例えば対応の製造装置300の所定の動作についての計測値が、許容値の範囲に対して一定以下の変動幅で外れている状況である。
「緊急」の装置動作状況は、例えば対応の製造装置300の所定の動作についての計測値が、許容値の範囲に対して一定より大きい変動幅で外れている状況である。
一具体例として、装置動作計測情報が、対応の製造装置300についての所定の工程に応じた一連の動作に要する時間(所要時間)である場合、決定部623は、所要時間が許容範囲内であれば「安定」に該当すると判定する。また、決定部623は、所要時間が許容範囲に対して一定以内の誤差率で遅延もしくは短縮するように外れている状態であれば、「変動」に該当すると判定する。また、決定部623は、所要時間が許容範囲に対して一定を越える誤差率で遅延もしくは短縮するように外れている状態であれば、「緊急」に該当すると判定する。
ステップS404:ステップS402にて装置動作状況が「安定」であると判定した場合、決定部623は、さらに不良履歴情報記憶部634に記憶される不良履歴情報(製造関連結果情報の一例)のうちから、対象の製造利用資材MTを要因として発生し得る製品の不良に関する不良履歴情報を参照する。
ステップS406:決定部623は、ステップS404により不良履歴情報を参照した結果に基づいて、対象の製造利用資材MTに対応する製品の不良発生状況が「安定」、「変動」、「緊急」のいずれに該当するのかを判定する。
「安定」の不良発生状況は、例えば対象の製造利用資材MTに対応する製品の不良の発生頻度が許容範囲内にある状況である。
「変動」の不良発生状況は、例えば対象の製造利用資材MTに対応する製品の不良の発生頻度が、許容範囲に対して一定以下の変動幅で外れている状況である。
「緊急」の不良発生状況は、例えば対象の製造利用資材MTに対応する製品の不良の発生頻度が、許容範囲に対して一定より大きい変動幅で外れている状況である。
ステップS408:ステップS406にて不良発生状況が「安定」であると判定した場合、決定部623は、さらに製品実測情報記憶部636が記憶する製品実測情報(製造関連結果情報の一例)のうちで、対象の製造利用資材MTが用いられる工程が対応する項目を測定した製品実測情報を参照する。
ステップS410:決定部623は、ステップS408により製品実測情報を参照した結果に基づいて、対象の製造利用資材MTが用いられる工程が対応する製品の品質(製品品質状況)が「安定」、「変動」、「緊急」のいずれに該当するのかを判定する。
「安定」の製品品質状況は、例えば対象の製造利用資材MTに対応する製品の項目についての測定値(実測値)が、許容範囲内にある状況である。
「変動」の製品品質状況は、例えば対象の製造利用資材MTに対応する製品の項目についての測定値(実測値)が、許容範囲に対して一定以内の誤差率で外れている状況である。
「緊急」の製品品質状況は、例えば対象の製造利用資材MTに対応する製品の項目についての測定値(実測値)が、許容範囲に対して一定より大きい誤差率で外れている状況である。
ステップS412:ステップS410にて製品品質状況が「安定」であると判定された場合には、装置動作状況、不良発生状況、及び製品品質状況のいずれもが「安定」であることになる。この場合には、対象の製造利用資材MTは良好な状態であることが推定される。そこで、この場合の決定部623は、対象の製造利用資材MTについての定期メンテナンスの実施頻度を標準よりも減少するように設定する。この際、決定部623は、対象の製造利用資材MTの定期メンテナンスの実施間隔が標準よりも長くなるように、メンテナンススケジュール情報記憶部638が記憶するメンテナンススケジュール情報を更新する。
なお、装置動作状況、不良発生状況、及び製品品質状況のいずれもが「安定」である場合には、定期メンテナンスの頻度を標準のまま変更しないようにしてもよい。
ステップS414:ステップS402、S406、S410のいずれかにより「変動」であると判定された場合には、装置動作状況、不良発生状況、及び製品品質状況のいずれかが「変動」に該当すると判定されたことになる。この場合には、対象の製造利用資材MTについて或る程度の劣化が進行している状態であることが推定される。
そこで、この場合の決定部623は、対象の製造利用資材MTについての定期メンテナンスの実施頻度を標準よりも増加させるように設定する。この際、決定部623は、対象の製造利用資材MTの定期メンテナンスの実施間隔が標準よりも短くなるように、メンテナンススケジュール情報記憶部638が記憶するメンテナンススケジュール情報を更新する。
ステップS416:ステップS402、S406、S410のいずれかにより「緊急」であると判定された場合には、装置動作状況、不良発生状況、及び製品品質状況のいずれかが「緊急」に該当すると判定されたことになる。この場合には、対象の製造利用資材MTについて製品の製造に支障がある程度に劣化が進行している状態であることが推定される。
そこで、この場合の決定部623は、対象の製造利用資材MTについて緊急にメンテナンスの要請をすべきであると判定する。この場合、決定部623は、対象の製造利用資材MTの緊急メンテナンスの実施を要請する通知(緊急メンテナンス実施通知)を、工場FCの製造管理端末500に送信するようにされる。
工場FCおいて製造管理端末500は、緊急メンテナンス実施通知を受信すると、緊急メンテナンスの実施を要請する報知を行うようにされる。製造管理端末500は、緊急メンテナンスの実施を要請する報知について、例えば表示によって行うようにしてもよいし、例えば警告灯などの警告のために設けられた装置にて、緊急メンテナンスの実施を要請する態様による警告が行われるように製造管理端末500が制御を行ってよい。
なお、ステップS412において、決定部623は、例えば「安定」と判定された許容範囲内での標準値に対する誤差の度合いに応じて、メンテナンス頻度を減少させる度合いを変更してもよい。
なお、ステップS414において、決定部623は、例えば「変動」と判定された範囲内での誤差の度合いに応じて、メンテナンス頻度を増加させる度合いを変更してもよい。
なお、決定部623は、装置動作状況、不良発生状況、及び製品品質状況のそれぞれを示す測定値や頻度値などを統合してメンテナンスの実施に関する決定(メンテナンス頻度の変更、緊急メンテナンスの要否判定等)を行うようにされてもよい。この場合、決定部623は、装置動作計測情報、不良履歴情報、及び製品実測情報の各種組み合わせとメンテナンスの実施内容とをセットする学習データにより学習器を学習させて構築される学習モデルを用いて、メンテナンスの実施に関する決定を行うように構成されてよい。
なお、決定部523は、メンテナンスの実施に関する決定にあたり、さらに資材使用履歴情報記憶部637が記憶する資材使用履歴情報が示す対象の製造利用資材MTの使用履歴も利用してよい。
なお、本実施形態の資材管理システムは、資材管理サーバ600としての機能が複数のサーバに分散されてもよい。また、本実施形態の資材管理システムは、資材管理サーバ600としての機能を有する装置が工場FCにおいて設けられた構成であってもよい。
なお、上述の工場FCにおける各種装置や資材管理サーバ600等としての機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上述の工場FCにおける各種装置や資材管理サーバ600等としての処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク、SSD等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 受入登録装置、200 受入検査装置、300 製造装置、400 分析装置、500 製造管理端末、523 決定部、600 資材管理サーバ、601 通信部、602 制御部、603 記憶部、621 取得部、622 資材特定部、623 決定部、631 資材受入情報記憶部、632 資材受入検査情報記憶部、633 資材使用位置情報記憶部、634 不良履歴情報記憶部、635 装置動作計測情報記憶部、636 製品実測情報記憶部、637 資材使用履歴情報記憶部、638 メンテナンススケジュール情報記憶部、639 メンテナンス履歴情報記憶部、FC 工場、GW ゲートウェイ、MT 製造利用資材

Claims (16)

  1. 製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報を記憶する記憶部と、
    不良の発生した製品の分析により、前記製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部と、
    前記分析情報における不良状態と、前記記憶部が記憶する資材特質情報が示す特質とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部とを備え、
    前記資材特質情報は、前記製造利用資材ごとの所定部位の形状を前記特質として示し、
    前記資材特定部は、前記分析情報が製品の不良状態として示す不良が発生した商品に付された形状と、前記資材特質情報が示す形状とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    資材管理システム。
  2. 製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報を記憶する記憶部と、
    不良の発生した製品の分析により、前記製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部と、
    前記分析情報における不良状態と、前記記憶部が記憶する資材特質情報が示す特質とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部とを備え、
    前記資材特質情報は、前記製造利用資材ごとの製品への付着要素を前記特質として示し、
    前記資材特定部は、前記分析情報が製品の不良状態として示す付着要素の付着状態と、前記資材特質情報が示す付着要素とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    資材管理システム。
  3. 前記資材特質情報は、製造における1の工程または1の製造装置において製造利用資材のそれぞれが使用される位置を座標により示す使用位置を前記特質として示し、
    前記資材特定部は、前記分析情報が製品の不良状態として示す不良の発生位置と、前記資材特質情報が示す使用位置とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    請求項1または2に記載の資材管理システム。
  4. 前記使用位置は、前記1の工程または前記1の製造装置において製造利用資材が配置される物理的領域に対して定めた原点を基準とする座標である
    請求項3に記載の資材管理システム。
  5. 製品の製造に関連して得られる所定の結果を示す製造関連結果情報を取得し、取得した製造関連結果情報に基づいて、製造利用資材のメンテナンスの実施に関しての決定を行う決定部をさらに備える
    請求項1から4のいずれか一項に記載の資材管理システム。
  6. 前記決定部は、前記製造関連結果情報として、製品の製造に用いられる装置の所定の動作について計測した結果を示す装置動作計測情報を取得し、取得した装置動作計測情報に基づいて、製造利用資材のメンテナンスの実施に関しての決定を行う
    請求項5に記載の資材管理システム。
  7. 前記決定部は、前記製造関連結果情報として、製品の不良の発生状況を示す不良発生状況情報を取得し、取得した不良発生状況情報に基づいて製造利用資材のメンテナンスの実施に関しての決定を行う
    請求項5または6に記載の資材管理システム。
  8. 前記決定部は、前記製造関連結果情報として、製造された製品の所定の規格項目に対応する実測値を示す製品実測情報を取得し、取得した製品実測情報に基づいて製造利用資材のメンテナンスの実施に関しての決定を行う
    請求項5から7のいずれか一項に記載の資材管理システム。
  9. 前記決定部は、前記製造利用資材のメンテナンスの実施に関しての決定として、定期メンテナンスの頻度の決定を行う
    請求項5から8のいずれか一項に記載の資材管理システム。
  10. 前記決定部は、前記製造利用資材のメンテナンスの実施に関しての決定として、緊急のメンテナンスの要否の決定を行う
    請求項5から9のいずれか一項に記載の資材管理システム。
  11. 資材管理システムにおける資材管理方法であって、
    製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報を記憶部に記憶させる記憶ステップと、
    不良の発生した製品の分析により、前記製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得ステップと、
    前記分析情報における不良状態と、前記記憶部が記憶する資材特質情報が示す特質とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定ステップとを備え、
    前記資材特質情報は、前記製造利用資材ごとの所定部位の形状を前記特質として示し、
    前記資材特定ステップは、前記分析情報が製品の不良状態として示す不良が発生した商品に付された形状と、前記資材特質情報が示す形状とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    資材管理方法。
  12. 資材管理システムにおける資材管理方法であって、
    製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報を記憶部に記憶させる記憶ステップと、
    不良の発生した製品の分析により、前記製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得ステップと、
    前記分析情報における不良状態と、前記記憶部が記憶する資材特質情報が示す特質とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定ステップとを備え、
    前記資材特質情報は、前記製造利用資材ごとの製品への付着要素を前記特質として示し、
    前記資材特定ステップは、前記分析情報が製品の不良状態として示す付着要素の付着状態と、前記資材特質情報が示す付着要素とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    資材管理方法。
  13. 不良の発生した製品の分析により、製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部と、
    前記分析情報における不良状態と、記憶部が記憶する製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部とを備え、
    前記資材特質情報は、前記製造利用資材ごとの所定部位の形状を前記特質として示し、
    前記資材特定部は、前記分析情報が製品の不良状態として示す不良が発生した商品に付された形状と、前記資材特質情報が示す形状とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    資材管理装置。
  14. 不良の発生した製品の分析により、製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部と、
    前記分析情報における不良状態と、記憶部が記憶する製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部とを備え、
    前記資材特質情報は、前記製造利用資材ごとの製品への付着要素を前記特質として示し、
    前記資材特定部は、前記分析情報が製品の不良状態として示す付着要素の付着状態と、前記資材特質情報が示す付着要素とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    資材管理装置。
  15. 資材管理システムにおいて備えられるコンピュータを、
    不良の発生した製品の分析により、製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部、
    前記分析情報における不良状態と、記憶部が記憶する製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部として機能させるためのプログラムであって、
    前記資材特質情報は、前記製造利用資材ごとの所定部位の形状を前記特質として示し、
    前記資材特定部は、前記分析情報が製品の不良状態として示す不良が発生した商品に付された形状と、前記資材特質情報が示す形状とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    プログラム。
  16. 資材管理システムにおいて備えられるコンピュータを、
    不良の発生した製品の分析により、製品の製造のため所定の工程において製品に接触するようにして使用される製造利用資材の特質に対応する製品の不良状態を特定した結果を示す分析情報を取得する取得部、
    前記分析情報における不良状態と、記憶部が記憶する製造利用資材ごとに定まる所定の特質を示す資材特質情報とを照合することにより、製品の不良発生要因となった製造利用資材を特定する資材特定部として機能させるためのプログラムであって、
    前記資材特質情報は、前記製造利用資材ごとの製品への付着要素を前記特質として示し、
    前記資材特定部は、前記分析情報が製品の不良状態として示す付着要素の付着状態と、前記資材特質情報が示す付着要素とを照合した結果を、製品の不良発生要因となった製造利用資材の特定に用いる
    プログラム。
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