JP7287370B2 - 電子機器、通信制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、電子機器、通信制御方法及びプログラムに関する。
近年、ユーザが利用する複数の電子機器の間で無線データ通信によるデータの送受信が行われている。特に、携帯型の電子機器などにおいて、ブルートゥース(登録商標)などにより直接通信接続を確立し、データのやり取りを行う場合がある。このような接続では、通信の同期をとる必要がしばしばあり、必要に応じて送受信のタイミングの制御が図られている(特許文献1)。
特開2009-118403号公報
このように電子機器と他の機器との間で直接通信接続を確立して通信を行う方式において、複数の機器と同時並列的に通信接続を確立することも可能になっている。しかしながら、一度に電子機器に対して接続される機器の数が多くなると、各機器との通信接続を各々維持するための制御通信量が機器の数に応じて増えていくので、負荷が重くなったり、レスポンスが遅くなったりする場合がある。特に、バッテリの寿命や動作の継続性維持などの問題からバッテリの容量や消費電力の増大が難しい腕時計型などの身体装着型機器では、できるだけ電力消費を抑えたいという要求がある。
この発明の目的は、身体装着型機器の電力消費をより低減させながら適切に必要なデータ通信を行うことのできる電子機器、通信制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
無線通信を行う通信部と、
第2制御部と無線通信が可能な第2通信部とを備える身体装着型機器であって前記第2通信部の通信接続を維持するための制御データを定期的に送受信しながら前記第2制御部の動作を停止させることが可能な身体装着型機器と通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、
前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信部に、前記通信接続が確立されている他の前記電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせる制御部と、
を備え
前記制御部は、
自機と前記身体装着型機器との通信接続が確立されている場合に、他の前記電子機器から受信した前記身体装着型機器への送信データの即時転送の要否を判別し、即時転送が必要ではない場合、かつ、前記第2制御部が動作していない場合には、他のデータが送信されるタイミングまで当該送信データの送信を保留する、
ことを特徴とする電子機器である。
本発明に従うと、身体装着型機器の電力消費をより低減させながら適切に必要なデータ通信を行うことができるという効果がある。
第1実施形態の通信システムを説明する図である。 腕装着型装置の機能構成を示すブロック図である。 電子機器の機能構成を示すブロック図である。 腕装着型装置と2台の電子機器との間での通信の流れを示すシーケンス図である。 電子機器で実行される接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 電子機器で実行される通信制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 腕装着型装置で実行される通信制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 電子機器における接続制御処理の変形例を示すフローチャートである。 電子機器における通信制御処理の変形例を示すフローチャートである。 第2実施形態の通信システムを説明する図である。 第2実施形態の通信システムにおいて、電子機器で実行される接続制御処理の制御手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の通信システムにおいて、電子機器で実行される通信制御処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態の通信システム1を説明する図である。通信システム1は、腕装着型装置2(身体装着型機器)と、複数台の電子機器3とを含む。
腕装着型装置2は、ここでは、スマートウォッチである。電子機器3は、特には限られず、また、全て同一種類である必要もないが、例えば、スマートフォンである。腕装着型装置2及び電子機器3は、それぞれ、ブルートゥース(登録商標)により通信が可能である。
通信システム1では、1台の電子機器3aが腕装着型装置2とブルートゥースによる通信接続が可能であり、他の電子機器3bは、直列に接続されて、電子機器3aを介して腕装着型装置2との間でデータの送受信がなされる。すなわち、3台の電子機器3と腕装着型装置2との間でやり取りされるデータは、全て電子機器3aにより腕装着型装置2と送受信される。電子機器3bの接続台数は、特に限られない。
電子機器3aは、腕装着型装置2に対して自機及び電子機器3bからのデータを送信し、腕装着型装置2から自機及び電子機器3bへのデータを受信する。
図2は、腕装着型装置2の機能構成を示すブロック図である。
腕装着型装置2は、CPU41(Central Processing Unit)(第2制御部)と、RAM42(Random Access Memory)と、発振回路45と、分周回路46と、計時回路47と、記憶部51と、通信部61(第2通信部)と、アンテナA2と、計測部62と、操作受付部63と、表示部64と、電力供給部70などを備える。
CPU41は、各種制御動作を行うハードウェアプロセッサである。CPU41は、演算処理を行い、腕装着型装置2の動作を統括制御する。
RAM42は、CPU41に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。RAM42には、接続機器情報421が記憶される。接続機器情報421は、腕装着型装置2と通信接続された各電子機器3とのボンディング/ペアリングに係るセキュリティ鍵(永久鍵)を含む。なお、RAM42への電力供給が停止される場合には、接続機器情報421は、記憶部51の不揮発性メモリに記憶されてもよい。
発振回路45は、発振素子を有し、所定の周波数信号を生成して出力する。
分周回路46は、発振回路から出力される周波数信号を腕装着型装置2で利用される適宜な周波数に変換して出力する。
計時回路47は、分周回路46から入力される周波数信号の一つを取得して時間の経過を計数し、現在の日時を出力する。計時回路47にはRTC(Real Time Clock)が含まれていてもよい。
記憶部51は、プログラムや各種設定データを記憶保持する。記憶部51は、不揮発性メモリやROM(Read Only Memory)などであり、CPU41により読み出されて利用される。
通信部61は、アンテナA2を介して外部の電子機器とブルートゥースによる通信を行う。ブルートゥースの通信規格は特に限定されないが、主に以下ではバージョン4以降に含まれているLow Energy規格(BLE)であるとの前提で説明する。通信部61は、CPU41とは独立に電力供給部70から電力の供給を受けて、CPU41が停止している状態であっても外部機器との間で確立されている通信の接続を最低限維持するための制御データを所定の間隔で定期的に送受信することができる。また、外部機器から通信接続の維持に係るデータ以外が受信された場合には、CPU41の動作を再開させる。
計測部62は、各種物理量などの計測を行う。計測部62が計測可能な対象は、特には限られないが、例えば、加速度や地磁気(方位)などの自機の状態、温度や照度などの周辺環境、腕装着型装置2を装着しているユーザの脈拍数などの生体情報のうち一部又は全部である。
操作受付部63は、ユーザなど外部からの操作を受け付けて、入力信号としてCPU41に出力する。操作受付部63は、例えば、押しボタンスイッチやタッチパネルなどを有する。タッチパネルは、表示部64の表示画面と重なって位置している。操作受付部63は、その他のスイッチやりゅうずなどを有していてもよい。
表示部64は、CPU41の制御に基づいて表示画面に各種表示を行う。表示画面は、例えば、液晶表示画面(LCD)などである。
電力供給部70は、腕装着型装置2の各部に電力を供給する。電力供給部70は、バッテリ71を有し、各部の動作電圧で電力供給が可能になっている。バッテリ71は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。あるいは、電力供給部70がバッテリ71を有さず、着脱交換が可能な電池(コイン型電池など)が取り付けられて電力の供給が行われるものであってもよい。
図3は、電子機器3の機能構成を示すブロック図である。図3(a)は、電子機器3aの機能構成を示すブロック図であり、図3(b)は、電子機器3bの機能構成を示すブロック図である。電子機器3bは、電子機器3aのうち、メモリ12に保留データ124が記憶されない点を除き同一である。ここでは、図3(a)に基づいて電子機器3aについての説明により、電子機器3の機能構成をまとめて説明する。
電子機器3aは、CPU11(制御部)と、メモリ12(記憶部)と、発振回路15と、分周回路16と、計時回路17と、操作受付部21と、表示部22と、計測部23と、通信部24及びアンテナA31と、電話通信部25及びアンテナA32と、衛星電波受信処理部26及びアンテナA33と、電力供給部30などを備える。
CPU11は、各種演算処理を行い、スマートフォンの動作を統括制御するハードウェアプロセッサである。
メモリ12は、RAMと不揮発性メモリなどを含む。RAMは、CPU11に作業用のメモリ空間を提供し、一時データを記憶する。不揮発性メモリは、プログラム121や設定データを記憶する。設定データには、識別リスト122(識別データ)及び接続情報123が含まれる。一時データには、保留データ124が含まれる。
プログラム121には、ブルートゥースによる腕装着型装置2との通信を制御するアプリケーションプログラムが含まれる。このアプリケーションプログラムやそのアップデートデータは、腕装着型装置2に関連するインターネット上のサイトなどから随時ダウンロードが可能であってよい。ダウンロードが電子機器3によって行われ、適宜ブルートゥースにより腕装着型装置2に転送されてもよいし、腕装着型装置2が無線LANによる通信も可能であり、直接ダウンロードしてもよい。
識別リスト122には、腕装着型装置2と通信接続可能な電子機器3の識別情報と接続順の情報(接続順データ)とがリスト化されて一覧記憶されている。識別情報は、ボンディング(ペアリング)に係るセキュリティ鍵(永久鍵)データを含み得る。接続情報123は、自機より腕装着型装置2の側(上流側)に直接接続されている電子機器3と、自機より腕装着型装置2とは反対側(下流側)に直接接続されている電子機器3の識別情報を各々記憶する。自機が最下流の電子機器である場合には、下流側の電子機器3の情報は保持されない。
保留データ124は、電子機器3aにおいて、電子機器3bから受信したデータを後述のように即座に腕装着型装置2へ転送しない場合に、送信を行うまで当該データを一時的に保持したものである。
発振回路15は、発振素子を有し、所定の周波数信号を生成して出力する。
分周回路16は、発振回路15から出力される周波数信号を電子機器3aで利用される適宜な周波数に変換して出力する。
計時回路17は、分周回路16から入力される周波数信号の一つを取得して時間の経過を計数し、現在の日時を出力する。計時回路17は、CPU11が計数する日時のデータを保持するものであってもよいし、計時回路17にはRTCが含まれていてもよい。
操作受付部21は、ユーザなど外部からの操作を受け付けて、入力信号としてCPU11に出力する。操作受付部21は、例えば、押しボタンスイッチやタッチパネルなどを有する。タッチパネルは、表示部22の表示画面と重なって位置している。操作受付部21は、その他のスライドスイッチなどを有していてもよい。
表示部22は、CPU11の制御に基づいて表示画面に各種表示を行う。表示画面は、例えば、液晶表示画面(LCD)などである。また、表示部22は、LED(Light Emitting Diode)などを有していてもよい。LEDは、動作状況や充電状態などの表示内容に応じて点灯又は点滅させたり、異なる色に点灯可能であったりしてもよい。
計測部23は、各種物理量などの計測を行う。計測部23が計測可能な対象は、特には限られないが、例えば、加速度や地磁気(方位)などの自機の状態、及び温度や照度などの周辺環境などが挙げられる。
通信部24は、アンテナA31を介してブルートゥースによる通信が可能である。ブルートゥースの送受信規格は、腕装着型装置2の通信部61と通信可能なものである。また、通信部24は、無線LAN(Local Area Network)などでの通信が可能であってもよい。
電話通信部25は、アンテナA32を介して基地局と通信接続し、電話通信を行う。
衛星電波受信処理部26は、アンテナA33を介し、GPS(Global Positioning System)などの衛星測位システムに係る測位衛星からの電波を受信して現在位置を算出する。
通信部24、電話通信部25及び衛星電波受信処理部26は、機内モードなどの設定時には、まとめて動作が停止されてよい。また、これらの各部24~26は、更に独立した設定に応じて各々動作が停止されたり、動作頻度が定められたりしてもよい。
電力供給部30は、電子機器3aの各部にバッテリ31から電力を供給する。バッテリ31は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池であり、接続端子に充電用配線が接続されることで充電可能である。バッテリ31は、着脱交換が可能であってもよい。また、接続端子に充電用配線が接続されている場合、バッテリ31の充電状態によらず、充電用配線から供給される電力を各部に供給してもよい。
次に、本実施形態の通信システム1における通信動作について説明する。
上述のように、通信システム1では、腕装着型装置2に直接接続される電子機器3は1台のみとされ、複数台の電子機器3と腕装着型装置2との間でデータの送受信を行う場合には、腕装着型装置2に直接接続される電子機器3aを介して他の電子機器3bとのデータの送受信が行われる。これにより、通信を維持するための制御データのやり取りは、電子機器3aの分のみとなり、データを送受信する電子機器3が増えても変化しない。
腕装着型装置2に直接通信接続される電子機器3aは、特定の電子機器3に限定されなくてよい。腕装着型装置2との間で通信接続が確立されている電子機器がない状態でいずれかの電子機器3(対象電子機器)と腕装着型装置2との間でデータの送受信がなされる場合には、その対象電子機器が電子機器3aとなる。識別リスト122に含まれている他の電子機器3と腕装着型装置2との間で既に通信接続が確立されている場合には、対象電子機器は、電子機器3bとなって、当該他の電子機器3を介して腕装着型装置2との間でデータの送受信を行う。
各電子機器3は、腕装着型装置2とのデータ送受信に関し、上流側の電子機器3と下流側の電子機器3とを1台ずつ設定して通信接続可能である。ある時点で腕装着型装置2とのデータ送受信が最後に可能となっている最下流の電子機器3は、適宜な間隔で、腕装着型装置2との間でデータの送受信が可能になっていない他の電子機器3(第3の電子機器)を探索し、見つかった場合には、その電子機器3との通信接続を確立して自機の下流側の電子機器3とする。第3の電子機器は、腕装着型装置2とのデータ送受信を開始する場合に、上記最下流の電子機器3(第2の電子機器)と通信接続を行う。腕装着型装置2に接続されている電子機器3a(第1の電子機器)に下流側の電子機器3がない場合には、そのときの第3の電子機器に対する第1の電子機器と第2の電子機器とが同一になる。3台以上の電子機器3が接続される場合、下流の電子機器3に係るデータは、上流の電子機器3全てを経由して腕装着型装置2と送受信される。すなわち、上流の電子機器3は、第3の電子機器を含む自機よりも下流側の電子機器3で送出、転送されたデータを更に上流側へ転送し、第3の電子機器を含む自機よりも下流側の電子機器3が受信、転送するデータを下流側へ転送する。電子機器3の数が多いと、データが最初に送信されてから最終的に到達するまでのタイムラグが若干生じる。また、上流の電子機器3であるほどデータを転送する頻度が高くなっていく。
腕装着型装置2とのデータ送受信を中止し、上下流の電子機器3(又は腕装着型装置2)との通信接続を解除した電子機器3(解除電子機器)が生じると、当該解除電子機器との通信接続が解除された上下流の電子機器3間で通信接続を行うことで、直列接続が維持される。解除電子機器が改めてデータ送受信を再開する場合には、その時点での第2の電子機器の下流側に接続されなおすことになる。
図4は、腕装着型装置2と2台の電子機器3との間での通信の流れを示すシーケンス図である。
腕装着型装置2及び電子機器3aの両方が通信可能状態となると、例えば、腕装着型装置2をスレイブ(ペリフェラル)、電子機器3aをマスタ(セントラル)として、腕装着型装置2のアドバタイズを電子機器3aが受信し、又は電子機器3aのリクエストを腕装着型装置2が受信、返答して通信接続がなされる。腕装着型装置2と電子機器3aとの間で通信接続が確立すると、腕装着型装置2と電子機器3aとの間では、所定間隔で通信が行われる。腕装着型装置2は、電子機器3aと通信接続が確立されている間、アドバタイズを行わず、他の電子機器3からの接続要求を受け付けない(通信接続を行わない)。
一方、電子機器3bがこれら腕装着型装置2及び電子機器3aと通信可能な状態になると、電子機器3bは、まず電子機器3aと通信接続を行い、電子機器3aが腕装着型装置2及び他のスマートフォンとの間で通信接続されているか否かを確認する。ここでは、電子機器3aは、腕装着型装置2との間でのみブルートゥースによる通信接続がなされているので、電子機器3bは、電子機器3aとの通信接続を維持し、電子機器3aを介して腕装着型装置2との間でのデータの送受信を行うように設定される。電子機器3の間での通信接続ではどちらがマスタ/スレイブであってもよいが、例えば、上流側の電子機器3がマスタとなるように定められてもよい。各電子機器3が腕装着型装置2とは関係なく他の外部機器と別途ブルートゥースによる通信接続がなされている場合でもこの点が考慮されなくてもよい。
すなわち、電子機器3bから腕装着型装置2へ送信されるデータは、まず電子機器3bから電子機器3aに送られる。電子機器3aは、このデータを受信すると、適宜なタイミングで当該データを腕装着型装置2へ送信(転送)する第1転送動作を行う。
腕装着型装置2から電子機器3bへの送信(返信)データは、まず、腕装着型装置2から電子機器3aに送られる。電子機器3aは、このデータを受信すると、当該データを電子機器3bへ送信(転送)する第2転送動作を行う。電子機器3同士でのデータの送信は、遅滞なく行われてよい。
電子機器3bと腕装着型装置2との間でのデータ送受信を終了する場合には、単純に電子機器3a、3b間での通信接続が解除されればよく、その結果、単純に腕装着型装置2と電子機器3aとの間での1対1の通信に戻る。
一方、電子機器3aと腕装着型装置2との間でのデータの送受信を終了する場合には、電子機器3aは、腕装着型装置2との間の通信接続だけではなく、電子機器3bとの通信接続も解除する。電子機器3bは、腕装着型装置2との間で直接通信接続を確立させて、1対1での通信を開始する。
この状態で、再び電子機器3aが接続される場合には、電子機器3aは、電子機器3bとの間で通信接続を確立し、電子機器3bが腕装着型装置2や他の電子機器3と接続されているか否かを確認する。ここでは、電子機器3bが腕装着型装置2にのみ接続されているので、電子機器3aは、電子機器3bとの通信接続を維持して、電子機器3aを介して腕装着型装置2との間でのデータ送受信を行うように設定される。すなわち、電子機器3aから腕装着型装置2へ送信するデータは、まず電子機器3bへ送られ、電子機器3bが腕装着型装置2へ適宜なタイミングで送信する。腕装着型装置2から電子機器3aへの送信(返信)データは、まず電子機器3bへ送られ、電子機器3bから電子機器3aへ転送される。
すなわち、腕装着型装置2と直接接続される電子機器3は、状況に応じて変更され得る。なお、腕装着型装置2の通信動作が開始される際に、複数の電子機器3が同時に腕装着型装置2と通信可能となる場合には、原則的に、識別リスト122における接続順が上位の電子機器3が優先的に接続されるように、適宜な間隔で各電子機器3が腕装着型装置2及び他の電子機器3を探索するなどされてよい。
図5は、電子機器3で実行される接続制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。この接続制御処理は、上記腕装着型装置2との通信接続に係るアプリケーションプログラムが起動されることで開始される。アプリケーションプログラムは、例えば、電子機器3の動作が開始された場合、電子機器3の通信部24の動作が開始された場合、及び操作受付部21への入力操作などによりアプリケーションプログラムを指定して手動で起動された場合に開始される。
接続制御処理が開始されると、CPU11は、識別リスト122を取得して、腕装着型装置2に接続可能な登録数Nf、及び自機の接続順N0を設定する。また、変数Nの値を「1」に設定する(ステップS101)。
CPU11は、通信部24により接続順が変数Nの電子機器3との通信を行わせる。CPU11は、電子機器3と通信接続された場合には、当該電子機器3が腕装着型装置2(スマートウォッチ)と通信接続されているか否かについての情報を取得する(ステップS102)。
CPU11は、電子機器3との通信接続がなされ、かつ電子機器3が腕装着型装置2と通信接続されているか否かを判別する(ステップS103)。いずれの通信接続もなされていると判別された場合には(ステップS103で“YES”)、CPU11は、電子機器3から更に下流側に接続されている電子機器3の識別情報(接続順Nn)を取得する(ステップS104)。CPU11は、下流側に電子機器3が接続されているか否かを判別する(ステップS105)。接続されていると判別された場合には(ステップS105で“YES”)、CPU11は、現在の通信接続を解除し、変数NをNnに変更する(ステップS106)。CPU11は、接続順Nの電子機器3と通信接続する(ステップS107)。それから、CPU11の処理は、ステップS104に戻る。
ステップS105で下流側に電子機器3が接続されていないと判別された場合には(ステップS105で“NO”)、CPU11は、自機を電子機器3の下流側接続先として定め、現在の接続状態を維持する(ステップS108)。CPU11は、接続順を更新する(ステップS109)。CPU11は、現在の接続順の情報を上流側電子機器から取得してよい。自機の接続順は、接続されている上流側電子機器の次となる。この更新により、接続順は、現在腕装着型装置2から直列につながっている電子機器3の順番通りとなる。自機の接続により旧接続順から外れた電子機器3があった場合(すなわち、識別リスト122にもともと示された順番とは異なる順番で接続された場合)には、当該電子機器3の接続順は一番後ろ(少なくとも自機より下)に移動(複数台ある場合には旧接続順の順でまとめて一番後ろに移動、付加される)される。また、この接続順の情報は、上流側の各電子機器3に送信されてもよい。CPU11は、取得した接続順を識別リスト122に反映させる。また、CPU11は、接続情報123を更新する。そして、CPU11は、接続制御処理を終了する。
ステップS103の判別処理で、接続順Nの電子機器3と接続がなされなかったか、又は、接続された電子機器3が腕装着型装置2(スマートウォッチ)に接続されていないと判別された場合には(ステップS103で“NO”)、CPU11は、電子機器3との現在の接続を解除する(ステップS110)。
CPU11は、変数Nに1を加算する(ステップS111)。CPU11は、変数Nが自機の接続順N0と等しいか否かを判別する(ステップS112)。等しいと判別された場合には(ステップS112で“YES”)、CPU11は、処理をステップS111に戻して変数Nに更に1を加算する。
変数Nと自機の接続順N0とが等しくないと判別された場合には(ステップS112で“NO”)、CPU11は、変数Nが登録数Nfより大きいか否かを判別する(ステップS113)。登録数Nfより大きくない(登録数Nf以下である)と判別された場合には(ステップS113で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS102に戻る。
変数Nが登録数Nfより大きいと判別された場合には(ステップS113で“YES”)、CPU11は、通信部24により腕装着型装置2(スマートウォッチ)と直接通信接続させる(ステップS114)。CPU11は、接続の確立に成功したか(OKであるか)否かを判別する(ステップS115)。成功したと判別された場合には(ステップS115で“YES”)、CPU11の処理は、ステップS109へ移行する。成功していない(失敗した)と判別された場合には(ステップS115で“NO”)、CPU11は、接続に失敗したものとして(ステップS116)、接続制御処理を終了する。
図6は、電子機器3で実行される通信制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。この通信制御処理は、接続制御処理で他の電子機器3及び/又は腕装着型装置2との通信接続が確立された場合に引き続いて起動される。
通信制御処理が開始されると、CPU11は、上流側に接続されている機器との通信接続が維持されているか否かを判別する(ステップS201)。通信接続の維持に係る判断では、明示的な接続解除要求に応じて通信接続が解除されたか、又は所定の基準時間以上の継続した通信途絶によりタイムアウトで通信接続が解除されたか否かを判断し、一時的かつ短時間の通信切断などは考慮されなくてよい。維持されていないと判別された場合には(ステップS201で“NO”)、CPU11は、上流側機器が腕装着型装置2(スマートウォッチ)であるか否かを判別する(ステップS202)。腕装着型装置2であると判別された場合には(ステップS202で”YES”)、CPU11は、通信部24による下流側電子機器との接続も解除させ(ステップS225)、通信制御処理を終了する。
上流側機器が腕装着型装置2ではないと判別された場合には(ステップS202で“NO”)、CPU11は、上流側機器よりも接続順が更に1つ上位の機器との通信接続を行う(ステップS203)。CPU11は、接続順を更新する(ステップS204)。更新された接続順の情報(更新部分だけであってもよい)は、適宜上位及び下位の機器に送信されてよい。また、CPU11は、接続情報123を更新する。それから、CPU11の処理は、ステップS205へ移行する。
ステップS201の判別処理で、上流側機器との通信接続が維持されていると判別された場合には(ステップS201で“YES”)、CPU11は、下流側に接続されている電子機器3があるか否かを判別する(ステップS211)。あると判別された場合には(ステップS211で“YES”)、CPU11の処理は、ステップS205へ移行する。下流側に電子機器3が接続されていないと判別された場合には(ステップS211で“NO”)、CPU11は、他の電子機器3を探索し、電子機器3が検出された場合には、当該電子機器3との間で通信接続を確立させる(ステップS212)。同時に複数の電子機器3が検出された場合には、CPU11は、接続順が最も高い電子機器3を選択して、通信接続を確立させる。それから、CPU11の処理は、ステップS204へ移行する。電子機器3が検出されなかった場合には、CPU11は、ステップS204を省略して処理をステップS205へ移行させてよい。
なお、上記のように、新たに電子機器3が直列に接続された場合には、その上流側の電子機器3へ順に接続順の情報が送信されてくるので、CPU11は、この情報に応じて識別リスト122を更新すればよい。
ステップS205の処理へ移行すると、CPU11は、自機から腕装着型装置2への送信データがあるか否かを判別する(ステップS205)。送信データがあると判別された場合には(ステップS205で“YES”)、CPU11は、通信部24により接続されている上流側機器へ当該送信データを送信させる(ステップS206)。それから、CPU11の処理は、ステップS207へ移行する。送信データがないと判別された場合には(ステップS205で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS207へ移行する。
ステップS207の処理へ移行すると、CPU11は、通信部24による受信データがあるか否かを判別する(ステップS207)。受信データがないと判別された場合には(ステップS207で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS201へ戻る。
受信データがあると判別された場合には(ステップS207で“YES”)、CPU11は、受信データの送信元が下流側の電子機器(電子機器3b)であるか否かを判別する(ステップS208)。下流側の電子機器3(電子機器3b)であると判別された場合には(ステップS208で“YES”)、CPU11は、受信したデータを上流側機器へ転送する(ステップS209)。それから、CPU11の処理は、ステップS201へ戻る。
ステップS208の判別処理で、受信データの送信元が下流側の電子機器(電子機器3b)ではないと判別された場合には(ステップS208で“NO”)、CPU11は、受信データが自機宛のものであるか否かを判別する(ステップS221)。自機宛のものではないと判別された場合には(ステップS221で“NO”)、CPU11は、受信データを下流側電子機器(電子機器3b)へ転送する(ステップS222)。それから、CPU11の処理は、ステップS201へ戻る。
ステップS221の判別処理で、受信データが自機宛のものであると判別された場合には(ステップS221で“YES”)、CPU11は、受信したデータを取得し(ステップS223)、受信したデータの内容に応じて適切な処理プログラムに引き渡す(ステップS224)。そして、CPU11の処理は、ステップS201に戻る。
図7は、腕装着型装置2で実行される通信制御処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。この通信制御処理は、腕装着型装置2の動作が開始されたとき、通信動作の禁止が解除されたときやユーザなど外部から明示的に開始命令が取得された場合などに開始される。
通信制御処理が開始されると、CPU41は、通信部61にアドバタイズを実行させ、接続可能な電子機器3から検出可能とさせる(ステップS401)。BLEではない場合には、CPU41は、通信部61をリクエストの検出が可能な状態として待機すればよい。CPU41は、電子機器3から接続要求があったか否かを判別する(ステップS402)。接続要求がないと判別された場合には(ステップS402で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS401に戻る。ステップS401の処理は、連続的ではなく、適宜な間隔を置いて間欠的に実行されてもよい。
電子機器3から接続要求があったと判別された場合には(ステップS402で“YES”)、CPU41は、電子機器3との間で通信接続を確立させる(ステップS403)。
CPU41は、電子機器3からの受信データがあるか否かを判別する(ステップS404)。受信データがあると判別された場合には(ステップS404で“YES”)、CPU41は、受信データの内容を取得し、取得内容に応じた処理に引き渡す(ステップS405)。それから、CPU41の処理は、ステップS406へ移行する。受信データがないと判別された場合には(ステップS404で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS406へ移行する。
ステップS406の処理へ移行すると、CPU41は、電子機器3への送信データがあるか否かを判別する(ステップS406)。送信データがあると判別された場合には(ステップS406で“YES”)、CPU41は、送信データに最終送信先を特定する識別情報を付加して接続されている電子機器3へ送信する(ステップS407)。それから、CPU41の処理は、ステップS408へ移行する。ステップS406の判別処理で、送信データがないと判別された場合には(ステップS406で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS408へ移行する。
ステップS408の処理へ移行すると、CPU41は、接続先の電子機器3から接続解除要求があったか否かを判別する(ステップS408)、接続解除要求がないと判別された場合には(ステップS408で“NO”)、CPU41の処理は、ステップS404へ戻る。接続解除要求があったと判別された場合には(ステップS408で“YES”)、CPU41は、電子機器3との通信接続を解除し(ステップS409)、それから、処理をステップS401へ戻す。
通信制御処理は、バッテリ71の容量不足による省電力動作モードへの移行、機内モードへの移行、ユーザにより明示的に終了命令が取得された場合などには、割込み動作により通信接続を解除して終了される。
[変形例]
次に、各処理の変形例について説明する。
図8は、電子機器3における接続制御処理の変形例を示すフローチャートである。
図6の通信制御処理で示したように、最下流の電子機器3のみが他の電子機器3の探索を行う場合には、新たに接続しようとする電子機器3では、最下流の電子機器3を順番に探す必要はなく、接続制御が容易になる。この変形例の接続制御処理において、ステップS109、S114~S116の処理は、上記実施形態の接続制御処理の処理内容と同一であるので、同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
CPU11は、通信部24によりアドバタイズを行わせる(BLEでなければリクエストの検知を可能とする)(ステップS151)。CPU11は、他の電子機器からの接続要求があったか否かを判別する(ステップS152)。接続要求がないと判別された場合には(ステップS152で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS114に移行し、CPU11は、通信部24により腕装着型装置2(スマートウォッチ)を探索させ、見つかった場合には通信接続を行わせる(ステップS114)。
他の電子機器3(すなわち、最下流の電子機器3)から通信接続要求があったと判別された場合には(ステップS152で“YES”)、CPU11は、その電子機器3との通信接続を確立させる(ステップS153)。CPU11は、通信接続された上流側電子機器3から接続順のデータを取得し、自機を最後に追加、更新して、識別リスト122に反映させる(ステップS154)。そして、CPU11は、接続制御処理を終了する。
ステップS152、S153の処理が本実施形態の通信制御方法の制御ステップ(プログラム121の制御手段)を構成する。
上記実施の形態の通信制御処理では、上流側の電子機器3は単に下流側の電子機器3の送受信データを転送するだけであったが、最上流の電子機器3では、転送の可否やタイミングを調整(即時転送の要否の判別)することが可能であってもよい。
図9は、図6に示した電子機器3における通信制御処理の変形例を示すフローチャートである。
この変形例の通信制御処理は、上記実施形態の通信制御処理に対し、ステップS231、S232、S241~S246の処理が追加されている。その他の処理は同一であり、同一の処理内容には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
ステップS205の判別処理で“YES”に分岐すると、CPU11は、自機が最上位電子機器(すなわち、腕装着型装置2に直接通信接続されている)であって、かつ保留データ124があるか否かを判別する(ステップS231)。最上位電子機器ではないか、又は保留データ124がないと判別された場合には(ステップS231で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS206へ移行する。最上位電子機器であり、かつ保留データ124があると判別された場合には(ステップS231で“YES”)、CPU11は、適宜なタイミングで保留データとともに送信データを上流側機器へ送信する(ステップS232)。それから、CPU41の処理は、ステップS207へ移行する。
ステップS208の判別処理で“YES”に分岐すると、CPU11は、自機が最上位電子機器であるか否かを判別する(ステップS241)。最上位電子機器ではないと判別された場合には(ステップS241で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS209へ移行する。
最上位電子機器である(自機と腕装着型装置2との通信接続が確立されている)と判別された場合には(ステップS241で“YES”)、CPU11は、受信した送信データの内容を解析し、転送不要なデータであるか否か(送信要否)を判別する(ステップS242)。転送不要なデータとしては、例えば、自機などから別途送信されるデータと同一内容であって複数回送信する意味のないものや、時刻の同期をとるデータなどのように直接通信接続をされていない場合には意味をなさないものなどが挙げられる。これらの転送不要データのリストは、あらかじめメモリ12に記憶保持されていてよい。転送不要であると判別された場合には(ステップS242で“YES”)、CPU11は、受信データを(送信せずに)消去して(ステップS243)、処理をステップS201へ戻す。なお、電子機器3bと腕装着型装置2との間で直接同期をとる必要がない代わりに、電子機器3bと電子機器3aとの間で同期をとる必要がある場合には、CPU11は、必要なデータを適宜なタイミングで電子機器3bに返信してもよい。また、自機から別途送信されるデータとの重複により送信データが消去された場合、ステップS224の処理などにより、自機から送信したデータに応じて腕装着型装置2から受信されたデータを送信元の電子機器3bへ送信することとしてもよい。
受信データの転送が不要ではないと判別された場合には(ステップS242で“NO”)、CPU11は、受信データの即時転送が必要(可能)か否かを判別する(ステップS244)。ここでは、即時転送は、腕装着型装置2のCPU41が通常動作(身体装着型装置の動作状況に応じて)しているか、又は電話の着信通知などの即時性が重要な内容である場合に行われる。CPU41の動作モードについての情報は、CPU41の動作が停止する場合及び動作を再開する場合に通信により取得されてよい。即時通知が必要(可能)な場合には(ステップS244で“YES”)、CPU11は、保留データ124がある場合にはその内容とともに、受信データを上流側の機器、すなわち、腕装着型装置2へ転送する(ステップS246)。転送された保留データ124は削除される。それから、CPU11の処理は、ステップS201へ戻る。
即時転送が必要(可能)ではない場合、すなわち、腕装着型装置2が省電力動作モードなどでCPU41が停止又は間欠動作などをしていて、かつ、内容がメール着信の通知や腕装着型装置2にインストールされているアプリケーションプログラムの更新通知など、即座に通知する必要がないと判別された場合には(ステップS244で“NO”)、CPU11は、受信データを保留データ124として一時保持、送信を保留する(ステップS245)。既に他の保留データが存在する場合には、新たな受信データはこの保留データに追加される。それから、CPU11の処理は、ステップS201に戻る。
以上のように、本実施形態の電子機器3は、ブルートゥースによる通信を行う通信部24と、腕装着型装置2と通信部24により通信可能な電子機器3を識別リスト122に含んで記憶するメモリ12と、識別リスト122に含まれる電子機器3のうちいずれかと腕装着型装置2との間で通信接続が確立されている場合には、この通信接続が確立されている他の電子機器3を介して腕装着型装置2との間でデータの送受信を行わせるCPU11と、を備える。
このように、腕装着型装置2と複数台の電子機器とがデータのやり取りをおこなう場合でも、実際に腕装着型装置2に接続されるのは1台の電子機器3のみとなるので、腕装着型装置2の通信負荷を上げない。よって、腕装着型装置2の電力消費をより低減させながら適切に腕装着型装置2との間で必要なデータ通信を行うことができる。
また、自機が腕装着型装置2との間で直接通信接続が確立されている場合に、CPU11は、識別リスト122に含まれる他の電子機器3bとの間で通信接続を確立し、他の電子機器3bから腕装着型装置2への送信データを他の電子機器3bから受信して腕装着型装置2へ送信する第1転送動作と、腕装着型装置2から他の電子機器3への送信データを腕装着型装置2から受信して他の電子機器3bへ送信する第2転送動作と、を行う。すなわち、腕装着型装置2に直接接続されている電子機器3aは、他の電子機器3bと腕装着型装置2との間で送受信されるデータを転送させる。このように一台の電子機器3aが腕装着型装置2と電子機器3とのデータのやり取りを制御するので、腕装着型装置2との通信が簡便に制御されて行われる。
また、CPU11は、識別リスト122に含まれる自機以外の第1の電子機器3aと腕装着型装置2との間で通信接続が確立されている場合には、識別リスト122に含まれる電子機器3のうち最後に第1の電子機器3aを介して腕装着型装置2との間でデータの送受信が可能となっている第2の電子機器3b(第1の電子機器3aと同一であってもよい)との間で通信接続を確立して、第2の電子機器3b及び第1の電子機器3aを介して腕装着型装置2との間でデータ送受信を行う。また、CPU11は、腕装着型装置2との間でデータの送受信が可能となっておらず、かつ通信接続が可能な状態の第3の電子機器3bと通信接続を確立し、第3の電子機器3bに対する第1転送動作及び第2転送動作を行う。
このように、各電子機器3がそれぞれ下流側に他の電子機器3bとの通信接続を可能として、直列に接続されることで、各電子機器3は、単純に下流側から/下流側へのデータを転送しさえすればよいので、各電子機器3の負荷を大きく上昇させない。
また、第1転送動作及び第2転送動作には、第3の電子機器が行う第1転送動作により第3の電子機器から受信したデータの送受信及び第3の電子機器により第2転送動作の対象とされる第1の電子機器から受信されたデータの送受信が含まれる。すなわち、3台以上の電子機器3が直列に接続されていてもよく、何台接続されても原理上は同じ転送動作で容易に複数の電子機器3と腕装着型装置2との間でデータの送受信を行うことができる。
また、識別リスト122には、他の電子機器3の腕装着型装置2との通信接続に係る接続順データが含まれ、CPU11は、自機と他の電子機器3又は腕装着型装置2との間で通信接続が確立された場合に、識別リスト122を更新する。識別リスト122を保持しておくことで、直列接続順が変更される場合などに容易に変更先を知得することができる。また、接続が変更された電子機器3自身で更新を行い、更新データを他の電子機器3に送ることで、自機が接続されている間は更新データが確実に得られる。
また、変形例に示したように、自機と腕装着型装置2との通信接続が確立されている場合に、CPU11は、他の電子機器3bから受信した腕装着型装置2への送信データの即時転送の要否を判別し、即時転送が必要ではない場合には、他のデータが送信されるタイミングまで当該送信データの送信を保留してもよい。ブルートゥースで送信されるデータは、電話の着信通知といった即時性を要するものと、そうでないものとが混在する。即時性を有さないデータについては、他のデータと一括して送ったほうが、腕装着型装置2への実体データ(通信接続の維持に係る制御データ以外のデータ)の送信頻度を低下させることができる。
特に、CPU11は、腕装着型装置2の動作状況に応じ、即時転送の要否の判別に応じた送信データの送信の保留の要否を定める。即時転送を行うか否かは、腕装着型装置2への送信データの即時性だけではなく、腕装着型装置2でデータの受信が逐次なされても問題ない状況であるか否かに応じて定められてもよい。腕装着型装置2の動作状況に応じて切り替えがなされることで、必要以上にデータ送信を遅らせない。
特に、本実施形態の腕装着型装置2は、CPU41と、ブルートゥースによる通信が可能な通信部61と、を備え、通信部61による通信部24との通信接続を維持するための制御データを定期的に送受信しながらCPU41の動作を停止させることが可能であり、CPU41が動作していない場合に、上記のような送信の保留を行う。
このように、CPU41の動作を間欠的に停止させることのできる装置では、CPU41の動作を頻繁に何度も再開させる処理を行うことは効率が悪い。したがって、CPU41の動作が停止している場合には、上記のような即時性の低いデータをまとめて送信することで、一度のCPU41の起動で一括処理をさせることができ、動作効率を向上させて腕装着型装置2の電力消費を低減させることができる。
また、自機と腕装着型装置2との通信接続が確立されている場合に、CPU11は、他の電子機器3bから受信した腕装着型装置2への送信データの当該腕装着型装置2への送信要否を判別し、不要と判別した場合には、当該送信データを腕装着型装置2へ送信しない。
同一ユーザの複数の電子機器3と腕装着型装置2との間でデータ送受信を行う場合、電子機器3aが送信内容を解析して重複を排除したり、直接腕装着型装置2とは通信接続されていない電子機器3bから要求しても意味のない内容を排除したりすることで、腕装着型装置2に不要な処理を行わせずにその動作を効率化し、負荷を低減させることができてもよい。
また、電子機器3aのCPU11は、腕装着型装置2への送信を不要と判別した送信データと同一内容の送信データを腕装着型装置2へ送信した場合に、当該送信に応じた腕装着型装置2からの受信データを送信不要と判別された送信データの送信元の電子機器3bへ送信する。すなわち、上記のように重複送信が理由で排除されたデータの送信元に対して、同一内容の送信データに対する返信データを電子機器3aが送信する制御を行うことで、腕装着型装置2と電子機器3aとの間を効率化しつつ、電子機器3bには適切な情報を返すことができる。
また、本実施形態の腕装着型装置2は、ブルートゥースにより外部の電子機器3との通信が可能な通信部61と、いずれかの電子機器3aとの通信接続が確立されている場合には、他の電子機器3bとの通信接続を行わないCPU41と、を備える。CPU41は、通信部61により外部の電子機器3aへデータを送信する場合に、最終的な送信先の電子機器3を特定する識別情報を当該データに含める。本実施形態の通信システム1では、腕装着型装置2から送信するデータの宛先は電子機器3aに限定されるが、実際にデータの返信を要求している電子機器3はこの電子機器3aと異なる場合があるので、この最終的な返信先を返信データのペイロードに含めておくことで、容易に各電子機器3が自機宛のデータであるのか、更に転送動作を行うのかを判別することができる。
また、本実施形態の通信システム1は、上記電子機器3と腕装着型装置2とを有する。このような組み合わせにより、腕装着型装置2とデータの送受信を行う電子機器3の数が複数台となっても、腕装着型装置2が通信を維持する必要のある電子機器3aが1台に限定されるので、腕装着型装置2における通信維持動作が容易かつ低負荷となる。
また、本実施形態の電子機器3の通信制御方法は、腕装着型装置2との間で通信部24によるデータの送受信を開始する場合に、識別リスト122に含まれる電子機器3のうちいずれかと腕装着型装置2との間で通信接続が確立されている場合には、通信接続が確立されている他の電子機器3aを介して腕装着型装置2との間でデータの送受信を行わせる制御ステップを含む。このように、2台目以降の電子機器3を直接腕装着型装置2に通信接続させないことで、腕装着型装置2による通信制御動作を電子機器3aの1台分のみに抑えることができ、通信負荷を低減させることができる。
また、上記の通信制御方法に係るプログラム121をインストールして通信接続先及び通信動作を制御することで、通常のハードウェア構成のまま、腕装着型装置2の通信負荷の上昇を抑制しながら複数の電子機器3との間で効率よくデータの送受信を行うことができる。特に、複数の電子機器3に共通のプログラム121をインストールして動作させさえすればよいので、低コストかつ容易に通信の制御方法をそろえることができる。
[第2実施形態]
図10は、第2実施形態の通信システム1aを説明する図である。
通信システム1aをなす腕装着型装置2及び電子機器3は、上記第1実施形態の通信システム1と同一である。この通信システム1aでは、腕装着型装置2に直接接続される電子機器3aに対して複数の電子機器3bが各々接続される。
腕装着型装置2及び電子機器3の機能構成は、図2、図3に示したものと同一であるので、以下では同一の符号を用いるものとして説明を省略する。
通信システム1aにおける通信動作について説明する。
この通信システム1aでは、新たに腕装着型装置2とデータの送受信を行う電子機器3が生じた場合、この電子機器3では、腕装着型装置2と直接接続されている電子機器3aが検出されればよい。すなわち、電子機器3aに接続されている電子機器3bの有無やその識別情報などは不要である。
図11は、第2実施形態の通信システム1aにおいて、電子機器3で実行される接続制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。
この接続制御処理は、第1実施形態の通信システム1において電子機器3で実行される接続制御処理(図5)の処理からステップS104~S108が削除されている。その他の処理は同一であり、同一の符号で示している。
この接続制御処理では、ステップS103の判別処理において、接続順がN番目の電子機器3との接続に成功し、当該電子機器3が腕装着型装置2(スマートウォッチ)と通信接続されていると判別された場合には(ステップS103で“YES”)、CPU11は、そのまま通信接続を維持し、処理をステップS109へ移行させる。
なお、図8に示した変形例の接続制御処理と同様に、電子機器3が積極的に最上流の電子機器3aを探さずに(BLEではアドバタイズを行って)、電子機器3aからの接続要求を待つのみであってもよい。
図12は、第2実施形態の通信システム1aにおいて、電子機器3で実行される通信制御処理のCPU11による制御手順を示すフローチャートである。
この通信制御処理は、第1実施形態の通信システム1において電子機器3で実行される通信制御処理(図6)におけるステップS203、S211の処理が削除され、ステップS261、S262、S271、S272の処理が追加されている。また、ステップS222の処理がステップS222aの処理に置き換えられている。その他の処理は同一であるので、同一の処理内容を同一の符号により示す。
ステップS201の判別処理で、上流側機器との接続が維持されていると判別されて“YES”に分岐すると、CPU11は、自機の上流側に腕装着型装置2(スマートウォッチ)が接続されているか否かを判別する(ステップS271)。上流側機器が腕装着型装置2ではないと判別された場合には(ステップS271で“NO”)、CPU11の処理は、ステップS204へ移行する。
上流側機器が腕装着型装置2であると判別された場合には(ステップS271で“YES”)、CPU11の処理は、ステップS212へ移行する。
上流側機器との接続が切れた状況で、ステップS202の判別処理で上流側機器が腕装着型装置2ではないと判別されて“NO”に分岐すると、CPU11は、自機の接続順が2番目であるか否かを判別する(ステップS261)。2番目ではないと判別された場合には(ステップS261で“NO”)、CPU11は、通信部24により接続順が2番目の電子機器3との通信接続を行わせる(ステップS262)。そして、CPU11の処理は、ステップS204へ移行する。
ステップS261の判別処理で、自機の接続順が2番目であると判別された場合には(ステップS261で“YES”)、CPU11は、通信部24により腕装着型装置2と通信接続を確立させる(ステップS272)。それから、CPU11の処理は、ステップS212へ移行する。
ステップS221の判別処理で、受信したデータが下流側電子機器からではない(腕装着型装置2からである)と判別されて“NO”に分岐すると、CPU11は、受信データを当該受信データの最終送信先に対応する下流側電子機器に対して転送する(ステップS222a)。それから、CPU11の処理は、ステップS201へ戻る。
このように、第2実施形態の通信システム1aでは、識別リスト122に含まれる自機以外の第1の電子機器3aと腕装着型装置2との間で通信接続が確立されている場合には、CPU41は、当該第1の電子機器3aとの間で通信接続を確立して、第1の電子機器3aを介して腕装着型装置2との間でデータの送受信を行う。すなわち、腕装着型装置2との間で直接通信接続が確立されている電子機器3aに他の電子機器3bとの間での全ての転送動作を行わせるので、転送回数が一度で済み、データの転送遅延時間を低減することができる。また、電子機器3a以外は2台以上の電子機器3と接続が不要であり、接続順の調整も不要であるので、制御が容易である。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、最初に腕装着型装置2と接続された電子機器3aに対し直列に又は集中的に他の電子機器3bが接続されるものとして説明したが、一部の電子機器3a、3bに対して複数の電子機器3bが接続してツリー状の接続となってもよい。この場合には、上流側の電子機器3が確実に最新の接続順データを保持して、転送先を選択するか、全ての転送先に一斉転送するかとなる。
また、上記実施の形態では、腕装着型装置2とのデータ送受信の開始順に電子機器3が接続されるものとして説明したが、各電子機器3に優先度などを設定して、後からデータ送受信が開始された場合でも上流側に設定されるよう接続順が変更されるものが含まれてもよい。短期間しかデータの送受信を行わない電子機器3が上流側に位置すると、当該電子機器3のデータ送受信が終了するごとに毎回上流で接続順が変更されて転送が中断されるので、特に電子機器3の台数が多い時には、優先度に応じて最初に接続順を変更し、接続順の変更が下流側になりやすいように調整してもよい。
また、上記実施の形態では、腕装着型装置2のCPU41が通信部61とは別個に動作を一時停止させることができるものとして説明したが、このような構成ではなくてもよい。また、CPU41をメインCPUとして、その他の軽微な処理を行うサブCPUを有する装置であってもよい。
また、電子機器3aは、即時転送の要否と、転送要否の判定のうちいずれか一方のみを行うものであってもよい。また、即時転送不要の場合に、どのようなデータとともに転送されてよいかが指定されてもよい。また、転送不要として削除された場合に、同一内容の送信に対する応答は、内容などに応じて必ずしも送信元に送られなくてもよい。
電子機器3aによる即時転送の要否や転送要否などの判定に係る送信データの解析の諾否は、操作受付部21による入力操作などに応じて設定の切り替えが可能であってもよい。解析の諾否に応じて各種判定の可否が決定されてもよい。
また、腕装着型装置2と電子機器3aとの間での通信接続に係る通信間隔などの設定は、電子機器3の間での通信接続に係る設定とは異なっていてもよい。また、電子機器3の間での通信は、腕装着型装置2との間でやりとりされるデータの転送だけでなく、必要に応じて、例えば、タイミング同期をとるためのデータの送受信など、腕装着型装置2へ送られない独自のデータが含まれていてよい。
また、上記実施の形態では、身体装着型機器としてスマートウォッチなどの腕装着型装置2を例に挙げて説明したが、これに限られない。長時間バッテリ駆動され、発熱を十分に抑える必要のある各種生体情報の計測装置であって、例えば、頭部、頸部、胴体、上腕や脚部などに装着されるものであってもよい。また、腕に装着されるものであっても、スマートウォッチ以外のアクティビティトラッカーや電子腕時計などであってもよい。
また、上記第1、第2実施形態及び変形例で示した各構成や制御手順は、互いに相反しない限りにおいて任意に組み合わせが可能である。
また、以上の説明では、本発明の通信制御に係るプログラム121を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体としてHDD、SSD、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリなどからなるメモリ12を例に挙げて説明したが、これらに限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、MRAMなどの他の不揮発性メモリや、CD-ROM、DVDディスクなどの可搬型記憶媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)も本発明に適用される。
その他、上記実施の形態で示した具体的な構成、処理動作の内容及び手順などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
ブルートゥースによる通信を行う通信部と、
身体装着型機器と前記通信部により通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、
前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信接続が確立されている他の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせる制御部と、
を備えることを特徴とする電子機器。
<請求項2>
自機が前記身体装着型機器との間で直接通信接続が確立されている場合に、前記制御部は、前記識別データに含まれる他の電子機器との間で通信接続を確立し、前記他の電子機器から前記身体装着型機器への送信データを前記他の電子機器から受信して前記身体装着型機器へ送信する第1転送動作と、前記身体装着型機器から前記他の電子機器への送信データを前記身体装着型機器から受信して前記他の電子機器へ送信する第2転送動作と、を行うことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
<請求項3>
前記制御部は、
前記識別データに含まれる自機以外の第1の電子機器と前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記識別データに含まれる前記電子機器のうち最後に前記第1の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信が可能となっている第2の電子機器との間で通信接続を確立して、前記第2の電子機器及び前記第1の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータ送受信を行い、
前記身体装着型機器との間でデータの送受信が可能となっておらず、かつ通信接続が可能な状態の第3の電子機器と通信接続を確立し、前記第3の電子機器に対する前記第1転送動作及び前記第2転送動作を行う
ことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
<請求項4>
前記第1転送動作及び前記第2転送動作には、前記第3の電子機器が行う前記第1転送動作により前記第3の電子機器から受信したデータの送受信及び前記第3の電子機器により前記第2転送動作の対象とされる前記第1の電子機器から受信されたデータの送受信が含まれることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
<請求項5>
前記識別データに含まれる自機以外の第1の電子機器と前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、
前記制御部は、当該第1の電子機器との間で通信接続を確立して、前記第1の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行う
ことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
<請求項6>
前記識別データには、前記他の電子機器の前記身体装着型機器との通信接続に係る接続順データが含まれ、
前記制御部は、自機と他の電子機器又は前記身体装着型機器との間で通信接続が確立された場合に、当該通信接続の順番に前記接続順データを更新する
ことを特徴とする請求項3又は4記載の電子機器。
<請求項7>
自機と前記身体装着型機器との通信接続が確立されている場合に、前記制御部は、前記他の電子機器から受信した前記身体装着型機器への送信データの即時転送の要否を判別し、即時転送が必要ではない場合には、他のデータが送信されるタイミングまで当該送信データの送信を保留することを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項8>
前記制御部は、前記身体装着型機器の動作状況に応じ、前記即時転送の要否の判別に応じた前記送信データの送信の保留の要否を定める
ことを特徴とする請求項7記載の電子機器。
<請求項9>
前記身体装着型機器は、第2制御部と、ブルートゥースによる通信が可能な第2通信部と、を備え、前記第2通信部の通信接続を維持するための制御データを定期的に送受信しながら前記第2制御部の動作を停止させることが可能であり、
前記第2制御部が動作していない場合に、前記送信の保留を行う
ことを特徴とする請求項8記載の電子機器。
<請求項10>
自機と前記身体装着型機器との通信接続が確立されている場合に、前記制御部は、前記他の電子機器から受信した前記身体装着型機器への送信データの前記身体装着型機器への送信要否を判別し、不要と判別した場合には、当該送信データを前記身体装着型機器へ送信しないことを特徴とする請求項1~9のいずれか一項に記載の電子機器。
<請求項11>
前記制御部は、送信不要と判別した前記送信データと同一内容の送信データを前記身体装着型機器へ送信した場合に、当該送信に応じた前記身体装着型機器からの受信データを前記送信不要と判別された前記送信データの送信元電子機器へ送信することを特徴とする請求項10記載の電子機器。
<請求項12>
ブルートゥースにより外部の電子機器との通信が可能な第2通信部と、
いずれかの電子機器との通信接続が確立されている場合には、他の電子機器との通信接続を行わない第2制御部と、
を備え、
前記第2制御部は、前記第2通信部により外部の電子機器へデータを送信する場合に、最終的な送信先の電子機器を特定する識別情報を当該データに含める
ことを特徴とする身体装着型機器。
<請求項13>
ブルートゥースによる通信を行う通信部と、
身体装着型機器と前記通信部により通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、
前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信接続が確立されている他の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせる制御部と、
を備える電子機器と、
ブルートゥースにより外部の電子機器との通信が可能な第2通信部と、
いずれかの電子機器との通信接続が確立されている場合には、他の電子機器との通信接続を行わない第2制御部と、
を備え、
前記第2制御部は、前記第2通信部により外部の電子機器へデータを送信する場合に、最終的な送信先の電子機器を特定する識別情報を当該データに含める
身体装着型機器と、
を有することを特徴とする通信システム。
<請求項14>
ブルートゥースによる通信を行う通信部と、身体装着型機器と前記通信部により通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、を備える電子機器の通信制御方法であって、
前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信接続が確立されている他の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせる制御ステップ
を含むことを特徴とする通信制御方法。
<請求項15>
ブルートゥースによる通信を行う通信部と、身体装着型機器と前記通信部により通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、を備える電子機器のコンピュータを、
前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信接続が確立されている他の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせる制御手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
1、1a 通信システム
2 腕装着型装置
11 CPU
12 メモリ
121 プログラム
122 識別リスト
123 接続情報
124 保留データ
15 発振回路
16 分周回路
17 計時回路
21 操作受付部
22 表示部
23 計測部
24 通信部
25 電話通信部
26 衛星電波受信処理部
30 電力供給部
31 バッテリ
3、3a、3b 電子機器
41 CPU
42 RAM
421 接続機器情報
45 発振回路
46 分周回路
47 計時回路
51 記憶部
61 通信部
62 計測部
63 操作受付部
64 表示部
70 電力供給部
71 バッテリ
A2、A31~A33 アンテナ

Claims (9)

  1. 無線通信を行う通信部と、
    第2制御部と無線通信が可能な第2通信部とを備える身体装着型機器であって前記第2通信部の通信接続を維持するための制御データを定期的に送受信しながら前記第2制御部の動作を停止させることが可能な身体装着型機器と通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、
    前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信部に、前記通信接続が確立されている他の前記電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    自機と前記身体装着型機器との通信接続が確立されている場合に、他の前記電子機器から受信した前記身体装着型機器への送信データの即時転送の要否を判別し、即時転送が必要ではない場合、かつ、前記第2制御部が動作していない場合には、他のデータが送信されるタイミングまで当該送信データの送信を保留する、
    ことを特徴とする電子機器。
  2. 自機が前記身体装着型機器との間で直接通信接続が確立されている場合に、前記制御部は、前記識別データに含まれる他の電子機器との間で通信接続を確立し、前記他の電子機器から前記身体装着型機器への送信データを前記他の電子機器から受信して前記身体装着型機器へ送信する第1転送動作と、前記身体装着型機器から前記他の電子機器への送信データを前記身体装着型機器から受信して前記他の電子機器へ送信する第2転送動作と、を行うことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記制御部は、
    前記識別データに含まれる自機以外の第1の電子機器と前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記識別データに含まれる前記電子機器のうち最後に前記第1の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信が可能となっている第2の電子機器との間で通信接続を確立して、前記第2の電子機器及び前記第1の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータ送受信を行い、
    前記身体装着型機器との間でデータの送受信が可能となっておらず、かつ通信接続が可能な状態の第3の電子機器と通信接続を確立し、前記第3の電子機器に対する前記第1転送動作及び前記第2転送動作を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  4. 前記第1転送動作及び前記第2転送動作には、前記第3の電子機器が行う前記第1転送動作により前記第3の電子機器から受信したデータの送受信及び前記第3の電子機器により前記第2転送動作の対象とされる前記第1の電子機器から受信されたデータの送受信が含まれることを特徴とする請求項3記載の電子機器。
  5. 前記識別データに含まれる自機以外の第1の電子機器と前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、
    前記制御部は、当該第1の電子機器との間で通信接続を確立して、前記第1の電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の電子機器。
  6. 前記識別データには、前記他の電子機器の前記身体装着型機器との通信接続に係る接続順データが含まれ、
    前記制御部は、自機と他の電子機器又は前記身体装着型機器との間で通信接続が確立された場合に、当該通信接続の順番に前記接続順データを更新する
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の電子機器。
  7. 無線通信を行う通信部と、
    身体装着型機器と通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、
    前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信部に、前記通信接続が確立されている他の前記電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせる制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    自機と前記身体装着型機器との通信接続が確立されている場合に、前記他の電子機器から受信した前記身体装着型機器への送信データの前記身体装着型機器への送信要否を判別し、不要と判別した場合には、当該送信データを前記身体装着型機器へ送信せず、
    送信不要と判別した前記送信データと同一内容の送信データを前記身体装着型機器へ送信した場合に、当該送信に応じた前記身体装着型機器からの受信データを前記送信不要と判別された前記送信データの送信元電子機器へ送信する、
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 無線通信を行う通信部と、第2制御部と無線通信が可能な第2通信部とを備える身体装着型機器であって前記第2通信部の通信接続を維持するための制御データを定期的に送受信しながら前記第2制御部の動作を停止させることが可能な身体装着型機器と通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、を備える電子機器の通信制御方法であって、
    前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信部に、前記通信接続が確立されている他の前記電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせ、前記電子機器と前記身体装着型機器との通信接続が確立されている場合に、他の前記電子機器から受信した前記身体装着型機器への送信データの即時転送の要否を判別し、即時転送が必要ではない場合、かつ、前記第2制御部が動作していない場合には、他のデータが送信されるタイミングまで当該送信データの送信を保留する制御ステップ
    を含むことを特徴とする通信制御方法。
  9. 無線通信を行う通信部と、第2制御部と無線通信が可能な第2通信部とを備える身体装着型機器であって前記第2通信部の通信接続を維持するための制御データを定期的に送受信しながら前記第2制御部の動作を停止させることが可能な身体装着型機器と通信可能な電子機器の識別データを記憶する記憶部と、を備える電子機器のコンピュータを、
    前記識別データに含まれる電子機器のうちいずれかと前記身体装着型機器との間で通信接続が確立されている場合には、前記通信部に、前記通信接続が確立されている他の前記電子機器を介して前記身体装着型機器との間でデータの送受信を行わせ、前記電子機器と前記身体装着型機器との通信接続が確立されている場合に、他の前記電子機器から受信した前記身体装着型機器への送信データの即時転送の要否を判別し、即時転送が必要ではない場合、かつ、前記第2制御部が動作していない場合には、他のデータが送信されるタイミングまで当該送信データの送信を保留する制御手段
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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